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2011年10月1期懐かしニュース帝銀事件5 TOP カテ一覧 スレ一覧 削除依頼

帝銀事件5


1 :11/03/16 〜 最終レス :11/11/23
帝銀事件 - Wikipedia
帝銀事件(ていぎんじけん)とは、1948年(昭和23年)1月26日に東京都豊島区の
帝国銀行(後の三井銀行。現在の三井住友銀行)椎名町支店で発生した毒物人事件。
戦後の混乱期、GHQの占領下で起きた事件であり、未だに多くの謎が解明されていない。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B8%9D%E9%8A%80%E4%BA%8B%E4%BB%B6
前スレ
帝銀事件4
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/archives/1260590390/
過去スレ
帝銀事件3
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/archives/1249798952/
帝銀事件2
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/archives/1234868073/
帝銀事件
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/archives/1139836966/

2 :
平沢冤罪説を称える方に感動を与えた本の一つに「ドキュメント帝銀事件」がある。
その元になったものが佐伯氏の考え方である。
 佐伯氏の基本的な考えは、毒物がアセトンシアンヒドリン、犯人は特務機関員
歯科医Nというものである。
 そして、そこには、ある種の精神病を患った人の考え方というものがある。
 次にその考え方というものを文献から紹介する。
1.普通の人がなにも気にすることが無いことに対して注意が向く。
2.一つずつ見ると、あまり間違っていないようであるが、それが少しずつ積み重
なり、最後の考えでは、まるでおかしなものとなる。
 佐伯氏の次の考えは、「普通の人がなにも気にすることが無いことに対して注意が
向く」というものがある。
1.帝銀事件の話をしたら、歯科医Nの顔にかげりがあった。なにか怪しい。
2.茶碗に注がれたお茶を飲まなかった。これは指紋を採られないようにするため
である。彼は、特務機関員だ。(しかし、紅茶は飲んでいるが・・・。)
3.歯科医Nの建物の造りも怪しい。
4.歯科大学の名簿(古い名簿)では、歯科医Nは行方不明者となっていた。これは、
特務機関員だからだ。(しかし、新しい名簿には歯科医Nの名前は載っている。)
これらは、普通の人には気にするようなものではないと考える。
また、「一つずつ見ると、あまり間違っていないようであるが、それが少しずつ積
み重なり、最後の考えでは、まるでおかしなものとなる」というものには、次のよう
なものがある。
1.歯科医Nは、保健所への届け出は、昭和24年に戦災のため新潟へ疎開と届け出をし
ているが、実際には終戦2,3日前の昭和20年8月に新潟に移り住んでいた。そして、
東京へは変装してきていた。
 土楢や湯沢などの狭い土地に、昭和20年の戦災以来、29年まで約8年もいながら、
歯科医Nが上京していることを誰も知らないということは、彼が変装術に長けていた
ためと思われる。
2.帝銀事件のとき、犯行時間に間に合うために、米軍の協力を得て仮駅を作り列車
をそこに止め、そこから東京に来た。
3.平沢は、1時20分頃船舶運営会を出ても、真っ直ぐ帝銀椎名町支店に行ったわけ
ではない。東京駅から上野に行って、いったん下車している。(略)私は、平沢はただ
漠然と上野に行ったのではなく、おそらく岩原ロッジ方面に帰る歯科医Nを上野へ
見送りに行ったのだと思う。(略)真犯人たちが平沢のアリバイを崩す方法として
もっともよいのは、平沢を犯行時間に現場近くにおびき出すことである。
4.平沢は、銀行の外で見張りをし、歯科医Nが銀行内で犯行を行った。
5.平沢はよく携帯ラジオを持ち歩いていた。彼は、ラジオを用いて、信号に雑音を
使って、あらかじめモールス信号のように音の意味を決めておき、歯科医Nと連絡
をとっていたのではないか。平沢は、歯科医Nとそのようなことをしていたのでは
ないかと、私の脳裏に疑問が生まれた。
6.ロッジの支配人柿畑誠一は、昭和29年1月、上越線楢曾駅で汽車から転落している。
酔っ払った上の事故死となっている。(略)誠一は用便のためズボンがずり落ち足がま
といつかれて、列車から落ちたように言われているが、ズボンをおろしたのは、
歯科医N特有の小細工だと私は思っている。
7.取り調べで、平沢は虎のつく名前をあげていた。彼は虎の絵を描いたに違い
ない。彼は虎の金屏風を描いてお金を得たのだ。
8.(帝銀事件では相田方の)患者は、無理に仕立てたような感じもする。患者
発生から進駐軍の査察を含めて、何か裏で画策がなくては、こう巧く行かないよ
うな感じがする。

3 :
 また、次のようなものは佐伯氏の考え方に問題があることを直接示している。
1.昭和30年4月に、歯科医Nが犯人だと直感で判断した。しかし、そのときのこと
を忘れ、そして、昭和33年暮れ、歯科医の処に訪れ、その帰り、昭和30年4月の
出来事を思い出た。
2.義理の父および精神科医により、精神病院に半年間入院させられた。
電気ショック療法、インシュリン療法、持続催眠療法を受けていた。
 佐伯氏・探偵が調べたように、当時、歯科医Nは東京にいなく、疎開して新潟
にいたからである。
 だから、古い名簿では、行方不明者になっているのである。東京にあまり行った
ことがないので、調べても東京に行ったということが出てこないのである。
変装して、誰からも分からないようにして、東京に行ったというのではない。
 歯科医Nは警察の取り調べを受けたと言うが、それは、モンタージュに似ている
からであり、あまり取り調べを受けずに帰されたのは、事件に関係ないからと考える。
 私は、捜査本部が言う「三つの現場に現れた男に一貫するのは、水害地、銀行付近
に集団赤痢、進駐軍の中尉の命令で消毒に来た、現送という言葉を使っている。予防
薬を飲んでもらう、と言い、飲むとき琺瑯質の話をして、模範を示している。所持品
は薬瓶、スポイト、救急袋みたいなカバンなど、15項目にわたって似通っている点
で、全く同じ人物と思われ、そこから匂う犯人の体臭は、医療関係につながりがある
もの、しかも1,2回の失敗の経験をいかしているようである」というものと同じ考えである。
 歯科医Nがロッジ支配人柿畑誠一を害し、酔っ払い用便をしたように見せるため
ズボンを下ろしたという、佐伯氏のすばらしい推理力に、平沢冤罪・歯科医N犯人説の方々が感動したのだろうか?
しかし、上越線の各駅を降り、虎の金屏風を探し求めた行為には敬服する。

4 :
上の法解釈ならばたしかに包装氏が言う「自動的に逆転無罪」となる
のだろうが、これだけの大事件のうえ、「犯人」とされた平沢をはじめ当事者
の多くが鬼籍に入っていることを考えるに、単純に法解釈で論じるだけでなく、
帝銀事件を戦後史上の負の歴史としてとらえ、解明されていない空白
を埋めるという視点が最も必要であると思う(法律的アプローチが全く
無意味というわけではない)。
「まず、事実に対して謙虚であること」
帝銀事件の再検証には、当然ともいうべきこの姿勢が最も肝要だと思う。
イデオロギーや情実から一歩身を引いて、事実関係を丹念に追っていけば、
事件の真の背景が必ず見えてくるはず。
このスレによく出没する「どうしても平沢が単独犯でなければ困る(本が
売れない?)人物」の無茶苦茶論法は論外としても、
「平沢が事件とは100%無関係な冤罪被害者でなければならない」という
呪縛的教義(?)を持つ故に、肝心の平沢の家族からは疎まれた存在の
「救う会」のような組織では、真相解明はおろか彼らの願う目標(再審開始)
の達成さえ困難だろう。
気の毒だが、武彦氏は実の父親が作ったこの「教義」の最大の犠牲者と
いえるかもしれない。
事件解明の鍵は米国にある。
その鍵をこじ開けなければ暗黒の空白は晴れることはないだろう。
民主党オバマ政権の今がチャンスといえるのだが…

5 :
飛行機の中でOccupied City読了しました。この本は平沢氏冤罪、731です。
英国人ですから関連文書は編集者の方が翻訳したそうで、どうやらこのスレは
ご覧になっていなかった。「こんなところ」は無視されて当然でしょうか(笑)
武彦さんの話があって以来、やはり、平沢単独説の矛盾は先ずきっちりしておくべき、
と思えてきましたので、暫く気合を入れて科学捜査さんに反論します。科学捜査さん
の本とOccupied Cityがこの事件に関して書かれた最新の2冊で、この二つの間
(平沢氏単独vs平沢氏無関係)のいずれかが真実とされて終了ではあまりに空しい。
言い方を変えれば、この二つの中間に、あるいは二つの間で合理性を見出そうとすれば
共犯におちつくのですが。
>>2, >>3
どうしても論点がずれてしまうようです。
冤罪派は和多田氏の本に感動などしていません。救う会のHome Pageにもない。
私は共犯説と取っていますが、和多田氏、佐伯氏、双方の著書に感動していないし、
全面的依拠もしていません。それから和多田氏の本は独自の調査もされているし、ある
程度佐伯氏の考えそのものにも取るべき距離は取っているように思います。(全て
採用しているわけではない)
佐伯氏が直感的に歯科医が怪しいと思ったのは、平沢氏の友人であったこと、
モンタージュに似ていた事(これは科学捜査さん好みではないですか?
私はあまり意味がないと思っていますが)、当初から歯科医(全般)
が疑われていたこと、などを考えれば極めて自然。
また、3年間歯科医にかかって疑念が再発したというのも
(その間忘れていたのも)、普段の生活がある市井の人としては自然。

6 :
前のスレッド最後のアリバイに関する私の質問にお答え頂ければ幸いです。
平沢氏は帝銀に来ていませんよ。なのに未遂、及び事件後の金の動きは
平沢氏関与を強く疑わせる、だからこの事件は難しい。しかし、
そうすると殆どの事に説明がつく。場合によっては731関与(あったとしても間接)も。
歯科医、いやこの話はやめておきましょう。また堂々巡りするから。
とにかくアリバイです。目撃証言については、モンタージュのほうが
写真、更に実物より重要かつ本人をよくあらわしているという、奇妙な
論理の反論しかいただけないのがわかったので。
>>4が仰る米国云々は恐らく731、GHQ絡みだと思います。現時点ではっきり
しているのは、GHQも731も検察(GHQから圧力を受けていたのは確実)も、ぼ〜とした
平沢氏が全部一人でやったということになってくれるのが一番よかったでしょう。
さてそのぼ〜っとした平沢氏が1948年1月26日に限ってやってのけた
超人的な活躍を以下にもう一度列記します。

7 :
時間は当然(〜頃)です。
丸の内着13:45、娘婿とタバコ2本吸う時間話す、平沢氏は腰を上げる様子
はなく、娘婿が巣鴨の家によってタドンを持って帰ってくださいと促す、
2時10分(早くて)丸の内出発、徒歩で東京駅、電車で池袋、徒歩で椎名町(ここまでずっと毒薬、しかも仕掛けつき、
恐らく上澄み液、を運ぶ)、相田宅に回って(通りからは見えない、科学捜査
さんがいう前日下見をしたなら:銀行強盗が銀行が休みの日に下見?、なお更
見ます、それが人間の行動パターン)帝銀へ、16人を見事に納得させる
口上の後、自分も毒薬を飲んで見せ(少なくとも飲んだようには見せ、自分
は全く被害なし、荏原でも飲んだが、これは薬そのものが無害だった)、
16人害、銀行を出て巣鴨へ(ここからは約1600枚紙幣を持って)、娘に会い
タドンを受け取り、近々大金が入るという余計な事を言うくらいには
話をした後、東中野に日没前に戻り、米軍軍曹と下手な英語で会話しながら
夜9時までトランプに興じる。
この時平沢氏56歳、できますか。科学捜査さんはこの順路で歩いた事が
ありますか。長靴を履いていても奇異にはうつらない天候、道路事情の
日に。そして想像してください、その間に知能犯かつ説得力のある人間
でなければ為しえない大量強盗人を犯して。
平沢氏が罹っていたとされる、そして科学捜査さんが度々持ち出す、
コルサコフ病患者のVideoを再度Upします。(48歳、2分30秒位からのインタビュー)
有り得るとお思いですか?
http://www.youtube.com/watch?v=wDcyBXJAZNM

8 :
>>4
>「まず、事実に対して謙虚であること」
まさにそうだと思います。
帝銀事件は世間的にはリアルタイムな問題ではなく歴史となってしまってます。
過去にも何度か出ていましたが、法廷論だけではなく真相論としての
アプローチも求められるのではと思えます。
帝銀事件という歴史の1ピースに、本当の形を与え、まっとうに評価するぐらいしか
もはや犯人に与えることのできる罰は残されていないかもしれませんから。
救う会の活動は立派だし、真似のできることではないですが
平沢氏が存命中の状況ならまだしも、今現時点においては
その活動に意味はあるのでしょうか。
本当に救うべきは誰なのか?そう思ってしまうのです。
しかし包装紙様は忍耐強い・・・職業柄なんでしょうか・・

9 :
陰謀論・冤罪説派−「秘録帝銀事件」森川哲郎著
「小説帝銀事件」/「日本の黒い霧」松本清張著
平沢派−「刑事一代 - 平塚八兵衛の昭和事件史」佐々木嘉信著
「科学捜査論文『帝銀事件』― 法医学、精神分析学、脳科学、化学からの推理 ―」中村正明著
これ以外に良い本はありますか?

10 :
すみません。震災後に発生した私事があまりにもヘビーすぎて
なかなかここに来れませんでした。
>>9
それだけ読めばもう十分かもしれませんが私的に文献渉猟した感触でいうと、
平沢冤罪説(ならびに、平沢<帝銀だけはやってない>説)の最も手強い再批判は、
60年前に出版された『帝銀事件における検事の論告』だと思います(これは未だに)。
加えて、『検事聴取書 全62回』。
これも熟読すればするほど興味深い。
ある意味、この事件をもっと仔細に調査したのは、
佐伯氏でも森川氏もなく、言うまでも無く警察(検察)です。
当然といえば当然ですが。
(包装紙さんと科学捜査さんの前スレの私に対する質問は明日以降に対応します)

11 :
>>4
仰る通りだと思います。ただ、平沢氏はこれだけで無罪、と書いたのは、
武彦さんの話が出たからです。無罪であるべきという運動に間違いはないという意味で。
特に平沢氏生前は執行からの緊急避難という意味がありましたから。
>>9 あと和多田氏の本もバランスが取れていてよいと思います。面通しの
ドラマ仕立ては割り引いて考えるにせよ。科学捜査さんの本も入っていて
なによりです(皮肉でもなんでもなく)
>>10 私への返答はゆっくりでよいのであまりご無理なさらぬように。
「検事の論告」はどの辺りが再批判になっているとお考えでしょうか。
特に椎名町帝銀(当日)絡みで。金は平沢氏に渡った、平沢氏が貰った松井名刺は
荏原で使われた、荏原供述は自然、それら以外でですね。
サトーさんにそれを指摘してもらって、それに反論するというのは有効かも
しれません。法廷論ではなく真相論としてします。検事聴取書は和多田氏も共著(編)者
(再審弁護団の竹澤弁護人と)になっています。
私は、「平沢氏は帝銀だけはやっていない」というより、
「帝銀にはこなかった」という風に考えています。いやちょっと違うか、
「帝銀に来たのは(意外にも)平沢氏ではなかった」という感じでしょうか。
目を瞑って、1月26日以前と27日以降に起きたこと(平沢氏の困窮、名刺、
金の入り:出ではなくて入り)を見ると、やはりこの事(1月26日)は意外
なのですね。この意外性にやられてしまったのではないかと思うのです。
共犯説が答えなければならないのは、もし私の推測どおりだったとして、
平沢氏は帝銀実行を(当日)知っていたのか、ということです。
正直私もわからない。当日の動きが共犯者としてはのんびりとしすぎている。
丸の内、巣鴨、中井で落ち合ってから徒歩で東中野と考えたこともありましたが、タドンが重すぎる。
それから>>>>7、>16人害は12人の間違い(被害者16人、生存者4人)でした。すいません。

12 :
帝銀本件当日の平沢の行動を、何か不自然に感じるのは自分だけだろうか?
当日のアリバイを作るための意図的行動ではないか、と思えてならない。
本件の「真犯人」が平沢を「嵌めた」のなら、平沢は帝銀の「見張り役」と、
真犯人のアリバイ確保の役目を担っているのではなかろうか?
米軍ジープについて平沢が供述したという「あれ(ジープ)を見ろ、という知らせだな」。
あたかも「共犯者」から「ジープが来ているかどうか確認せよ」と「命令」されていたとも
とれる内容の不可解な自供も、平沢が帝銀本件の「見張り役」だったことを窺わせる。
それと、さらに不可解なのは事件後の平沢の行動。
出所を明らかにできない大金を所持していただけでなく、逃げるように小樽に行ったり、
刑事がしつらえた「宴会」での「記念写真」で表情を変えたり。
単純に「真犯人グループから嵌められた可哀相な画家」という図式では納得できない。
単に「嵌められた」だけなら、金の出所や「悪い仲間」の存在を吐いたのではないか?
「帝展無鑑査の大画家というプライドから、春画の報酬ということが白状できなかった」
という「救う会」の言い分など、子供の言い訳じみた作り話としか思えない。
平沢は、未遂事件だけでなく帝銀本件に対しても、積極的共犯者だったはずで、
それを話せば確実に死刑が執行されることを誰よりもよく知っていた。
彼が命を永らえる方法。
「平沢は100%無実の気の毒な冤罪被害者」という主張の「救う会」に乗っかり、
死刑執行をできるだけ引き伸ばすこと。
平沢は獄中でこれだけを考えていたはず。
真実を話せば「救う会」や世間から見放され、死刑台に上がることになる。
仮に再審が認められ、無罪となり出所したところで、シャバに出れば「悪い仲間」
たちが黙っていないだろう。
平沢の生きる道は、特別待遇の拘置所の中で絵を描きながら一生過ごすしか
なかったはずで、平沢が生涯つき通した「ウソ」に騙された人々の手によって、
それは実現できた。
平沢の「ウソ」に結果的に加担して戦後最大の凶悪事件の真相解明を不透明
にしてしまった「救う会」をはじめとする平沢の「支援者」たちの罪は重いと言わ
ざるを得ない。
正義感から「平沢の養子」となった武彦氏には酷な言い方だが、彼もまた
犠牲者であったことは言うまでもなく、彼を責める気にはなれない。
幸い、武彦氏の自は未遂に終わったと聞く。
ならば、武彦さん。
死んだ気になって「実の父」である森川哲郎氏の主張と、「養父」の平沢貞通
の言動を、いま一度疑ってみてはどうですか?
すべての可能性を否定せず、事実の積み重ねのよって得られた結果が
「平沢の100%無罪」ならば、あなたの気持ちも晴れるだろうし、仮に「救う会」
のこれまでの主張と異なる結果であったとしても、あなたの英断を非難する
人は少ないでしょう。

13 :
前スレが落ちていたので慌てましたが、新スレありがとうございます。>>1
私も身の回りが慌ただしいので、一段落したら復帰します。

14 :
余震うんざりなんで久々にカキコ 科草さんまた沈黙になっちゃたね・・
>>11
共犯だと思い始めたきっかけは何でしたか
薬屋さんの私の場合、これ平沢にできるかなあと先ず思った
青酸が今より簡単に手に入ったにしても
死んでやる!と一気飲みするのと 
致死量測って10何人分注ぎ分けるのじゃ全然違う
未遂の時はどうにか注ぎ分けたんですよね 平沢が
できるかなあ
て事で平沢は全く噛んでないないてのもありなんじゃないかと

15 :
アクセス規制で参加できませんでした。
また、来月から忙しくなるので、ほとんど書き込みが出来なくなるかもしれません。
とりあえず、2点ほど。
ひとつは、繰り返しで申し訳ないですが、ピペットの使い方です。
どうやら、中1の理科程度のようです。
中学校の第1分野「身の回りの物質」では, 物質には固有の性質と共通の性
質があることを見いだすとともに,実験器具の操作, 記録の仕方などの技能
を身に付ける。また, 気体の種類による特性を見いだすとともに気体を発生
させる方法や捕集法などの技能を身に付ける。すなわち,実験の技能を習得
させること及び物質の性質に基づいて分類したり分離する能力を育てること
が主なねらいである。実験の基本操作は,上皿てんびんやガスバーナーの使
い方, 気体の調べ方, 発生方法及び捕集方法, ろ過の仕方, メスシリンダー
や駒込ピペットの使い方などが出ている。いくつかは, 小学校で学習した内
容が再び出ており,小学校の復習をすることになる。
ネット上に握り方もありました。
平沢がコルサコフ病の後遺症のため、証言に問題があると述べたのは、
弁護士よりの精神科医です。
しかし、コルサコフ病はなおることのない病気です。
Wikipediaにもそのような記載がありますし、また「臨床精神医学」(笠松章著、
中外医学社)にもあります。
また、「錯乱」という症状は記載されていません。特別な例のようです。
知能については、わずかに落ちるとの記載が主流です。錯乱状態では知能が
どうのこうのというものではありません。

16 :
冤罪説の方は特別変わった考えをお持ちのようです。
先に、平沢が顔を変えたと言ったら、物まね芸人コロッケの顔しか浮かばないとは。
私が述べている変装とは、なにも顔をコロッケが行うようなおもしろおかしいものでは
ありません。そのように考えるとは・・・。
居木井刑事と警官が言っている「平沢が顎を突きだした」という程度のものです。
これが、刑事のウソ??
それではなぜ、妻マキに聞いたのでしょうか?
彼女(妻マサ)に小樽で撮った写真を見せると、「彼女は、あら、まるで顔が
違いますね」と言ったことは、確かであり、これが「顔を変えた(変装)」と
言うものである。

17 :
平沢が相沢宅下見に行ったのは、アーレンの指示により、英医師と保健所職員が
予防接種に出かけた日だと考えています。
アーレンの指示により二人が相沢宅に行ったことは、「謎の毒薬」を
よく読めば分かります。
アーレンは、帝銀事件当日、英医師、保健所職員らと行ったことは確かです。
そして、帝銀事件当日は、発生現場付近に行ったが、ジープにとどまり、英医師と
保健所職員らが聞き込み(確認?)をしたことを見ていただけだと考えます。
確信は持てませんが、このアーレンの指示で、英医師らが行った時、ジープを
用いたのかも知れません。
簡易テーブルぐらいは、ジープで一緒に運んだのかも知れません。
英医師は2度ほど、現場に行っています。

18 :
包装紙さんへ
いま、資料を引っくり返して確認する余裕がないので、
細かいところは間違っているかもしれませんが、前スレの回答になります。
>サトーさん、
>>ただ、例の『刑事一代』(平塚八兵衛氏)の扇子のいきさつ、
>>これは私見では平塚氏の言ってることは怪しい(説明不足だ)と思ってます。
>>まったくのウソではないが他の文献と付き合せると辻褄が合わない部分がある。
>これどういうことでしょうか?
平塚八兵衛氏の著作に拠ると、
この扇子は、某薪炭屋が得意先に配っていた50本中の1本、
そして、その同じものが平沢の次女宅に配られていた、と。
ただ、よく読むと、「次女宅の扇子=交番に届けた扇子」とまでは書いていません。
さらに、検事聴取書ならびにその他文献を見たところ、
警察は、平沢が交番に届けた扇子の持ち主を特定しています。
(*平沢とはまったく無関係の人で、扇子は電車で盗まれたということです)
(*典拠を忘れましたが、確か、新聞で情報を募った結果、名乗り出られたとか)
では、平塚氏のいう次女宅の件との整合性をどう考えればいいか?
以下は、完全な推測になります。
1.次女宅に同じ扇子があったのも事実だった。
2.しかしそれを平沢が持ち出したわけではなかった。
3。ただし、結果的に平沢をさらに深堀りして調べる端緒になった(ので平塚は思い出として語った)。
と、私は考えております。

19 :
科学捜査様へ
前スレならびに>>16の回答です。
>教えていただきたいことがあります。
>「秘録帝銀事件)(森川哲郎著)にある小樽あるで撮影された平沢の写真は、
>「刑事一代」P.115にある平沢の写真と同じ人物の写真に見えますか?
(前スレ639)
ストレートに答えれば、「よく分からない」ですね。
ただ、こういうのは質問の仕方にもよると思います。
例えば、その二つの写真を見せられ、
「別人だと思いますか?」と聞かれれば私はむしろ仔細にチェックした結果、
「一見似ていないがよく見ると同じ人物かもしれないですね」と言うかもしれません。
しかし、科学捜査様はなぜ、この写真の件にこだわるのでしょう?
論点はそこにはないと思うのです。
「小樽の写真」と「逮捕後の写真」が似ていようが似ていまいがどちらもよいのです。
また、同様に、平沢が小樽撮影時に顔を変形させたかどうか?
さらに、平沢の奥さんのコメントが本当かどうか? それらすべてがどちらでもよい。そこに論点はない。
むろん、当時の捜査本部内の平沢クロ説派にとって、
この「小樽の写真」のデキがいま一つだった(自説強化に繋がらなかった)のは事実でしょう。
ゆえに、I警部補が平沢の妻に会って「似ていないですよね!?」という言質を取りに走ったのも頷けます。
つまり、「小樽の写真」は平沢を逮捕するための手段として(のみ)重要だったわけです。
―― それ以上の意味はないと思います。
あとは、包装紙さんと同じ意見です。

20 :
おはです。科草さんからレス!トンだけど、ちょっと緊張w
50過ぎの平沢が小中の復習はちときついのでは?
このスレの平均歳は分からないけど、メスシリンダー上皿天秤イメージできて
ピペット使え、致死量ささと分けられる←ここポイント 人って居る?
これって中高卒業イコル英語の学習目標を全部マスターできてるてことじゃ?
なら皆英語ぺらぺらなはず。でも違う、
理科実験みたいなマイナー科目なんて授業終わったらすぐ忘れてる。
私と科草さんの歳の差はたぶん>30かな
直示天秤がもう普通。上皿天秤ていうと昔なつかしのがつく。
平沢って明治生まれですよね。小中に習ったのと同じ器具だったかなあ
それなりに進歩があったろうし、誰にも教わらないでついてけたかな

21 :
科学捜査さん、サトーさんお忙しい所ご返答有難うございました。では順番に
>>14
荏原では薬の配分に時間がかかったのではないかと推測しています。自分の机で
飲んだ人も、あるいは飲まなかった人もいたようです。吐き出したりとかですね。
少なくとも帝銀の時のようには掌握できていなかった。但し、前述した通り、
帝銀では支店長の早退(下痢などの赤痢を思わせる症状による)という犯人にとって追い風が
あった事は付記しておきます。
>>15>>16>>17
焦点を絞った方がよいようです。
1.写真より実物の方が確かではないですか。
2. 雑談中に面通しをしています。この間も表情を巧みに変え続けたのでしょうか。
  また、サトーさんの指摘/質問、何故その表情を変えたのが、帝銀の人
  だけには効いて、中井、荏原の人には効かなかったかという件はどうですか。
3. 前日下見は引き下げて(自説を微調整して、これは一向に構いませんが)
  前週の営業日(水曜日になるのか、手元に資料がないのではっきりしません)
  下見に言ったら、偶然ジープがあったということですね。いずれにしても
  下見をしたら、当日もなお更そこに行きたいと思うはずです。そうなると 
  益々時間がなくなります。これはどうお考えでしょうか?
それから、このお説だと協力者が居ないと本当に無理ではないですか?誰が
その日帝銀周辺にジープが来ることを教えたのでしょう。パーカー、ほーネット
などの実在者(に近い)名前も平沢氏が独自、単独で調べたのでしょうか?
前週の水曜日(不確か、木曜日か)下見だと中井失敗の翌々日です。
協力者(薄い共犯者)が居るはずがないという根拠を知りたいです。
4.冤罪弁護団が証言の証拠能力を問う為にK病を持ち出すのと、私が
  成功した帝銀実行犯の犯人適格性を問う為に同病を持ち出すのはなんら
  矛盾しないと考えますが、如何でしょうか。
>>18
なるほど。それはうっかりしてました。同じく今手元に調書綴りがないので
分かりませんが、そうだったかもしれません。妙な偶然がここで一つ
あったのですね。刑事さんは往々にして自分の有利なほうに持っていきます。最終的には検事と
いうフィルターを通るから、起訴するのは検事だからというのがあります。
偶然といえば、同日に旅館で青酸カリ自をした人が居ますね。
これは帝銀に触発されたといえば、そうなんでしょうが。ミステリアスな
事件ですね。私はずっと以前、この人すら何らかの共犯だったのでは、と疑った
事があります。(刑事も疑ったのですが)関係ないようですね。

22 :
>>14
ご質問に答えるのを忘れてました。順番に私の思考経路/帝銀史を振り返ってみます。
1.ある法曹人と歯科医が関与した誘拐人の話をしていて、帝銀だってそうだった
んだよと言われた。(この方は事件とは無関係で話はそれだけ)
2.本屋でふとこの話を思い出し清張さんの本を購入。読後これは苦しいな、犯人は平沢氏
だろうと思った。つまり清張氏には同意できず。(歯科医のことは忘れていた)ただ、アリバイは気になった。
3.坂口安吾全集を家で引っ張り出して再読した。なにかこの事件に心を動かされた。
4.ある方から、帝銀M、A証人の、(平沢氏は)違うものは違うわよねえ、という話を聞いた。
  この方、1の法曹者とは別人、も事件に無関係で嘘をつく必要はない。
5.資料、調書を読み始める。共犯者が居たのではないかと思った。
きっかけはGHQの動きが分かっているようだったから、名前も含め。
一人の犯行ではないのではないかと思い始めた。−平沢氏は無実という考えは
持たなかった。状況証拠が黒過ぎる。
6.丸の内ー帝銀ー巣鴨ー東中野を歩いてみた。平沢氏は1月26に来なかった
とほぼ確信した。が、ならばいつどのように事件を知り(具体的に共謀し)
金を分配したのかという疑問が残った。(これは今でも解決していない)
7、佐伯氏、和多田氏、吉永氏、平塚氏、救う会の本などなどを読んだ。
  まだNetがなかった。1.の歯科医の話を思い出した。
(6,7は入り組んでいます)
ですから、質問に直接お答えすると、4,6がきっかけでしょうか。
強調したいのは(特に科学捜査さんに)、歯科医の件はあまり眼中に
なかったのです。今もある意味で決定的ではない。むしろ、未遂も
平沢氏か?ということのほうです。未遂:平沢氏、帝銀:別の共犯者、
というのが平沢氏の状況の黒さ、未遂での黒さ、帝銀の白さというより
空白、を説明するのに一番というより、ほぼ唯一の、筋道ではないか、
と考えています。

23 :
最後の一つを忘れていました。
8.ずっと後年、科学捜査さんの本を読み、Reviewを見ようと思ったらこのスレッドに
ヒットし、生まれて始めて2chに書き込みというものをし、非常に勉強になった。

24 :
>「小樽の写真」は平沢を逮捕するための手段として(のみ)重要だったわけです
私が、言っているのは、刑事達が言っている「平沢が、写真を撮られる時、顎を突き出したり
、視線をそらしたりして、顔を変えている」という意見は、間違いかどうかです。
ひとつ、おかしな矛盾があります。
・平沢はモンタージュに似ている。(本人、妻意見9
・小樽での写真は、モンタージュに似ていない。(捜査本部意見)
>中高卒業イコル英語の学習目標を全部マスターできてるてことじゃ?
なら皆英語ぺらぺらなはず。
全部マスターとは、言っていません。しかし、中学1年で習う英語 dog,cat,
bed程度は覚えているのではないでしょうか。
私は、平沢が科学を好きだったと考えています。
聴取を受けている時、「昆虫採取」という言葉を使っていますし、看守は
平沢が天気予報をよく当てていることを語っています。
これらは、小学・中学程度の科学が好きな人がよくやることです。
私は、帝銀事件を調べる前から、ピペットの使い方を知っていましたし、
「昆虫採取」・「天気予報」にも小学生時代行っていました。この「昆虫採取」・「天気予報」
は、理科好きの子供には、必修なものです。
まあ、それらを別として、今後、平沢冤罪派の著書は、「犯人は、中学時代に習う
ピペットの使い方を覚えているので、731部隊関係者か医療関係者と考えられる」と
正確に記載するべきです。
>致死量ささと分けられる
荏原で失敗しています。次は、もっと考えるはずです。
医療関係者でも、駒込ピペットを用いて、おおよそ5cc取ることは
あまりしません。駒込ピペットはメスピペットと違い、あまり分量を
分けることには用いません。
80cc〜100ccを16人に約5ccずつ分けるのは、駒込ピペットの握りと、
ピペット吸い込み量をあらかじめ把握出来ている人だけです。
あと、平沢見張り説の方に
平沢は、帝銀犯行時刻には間に合わなかったのでしょうか?
遅刻して、外で見張りをしていたのでしょうか?
>約1600枚紙幣
私は、家内と一緒に買い物をした時、重いものは私が持ちます。
牛1パック、調整豆1パック、ヨーグルト1パック・・・これだけで
約3kgになります。それに、野菜、肉が加わります。
そして、駅前のスーパーから約1.3Kmとい近い(帝銀から池袋・目白より
近い)が、家内と話しながら帰ります。
紙幣約1600枚なら、約1.5Kg以下です。
私なら、買い物荷物と一緒に、

25 :
<続きです>
るんるんとした気分で持ち運ぶことが出来ます。
平沢は、目白から中井を通って自宅まで歩いて中井の下見をしたことを語っています。
また、よく出歩くこともあります。
上野の展覧会では、上野駅ではなく、御徒町駅まで歩いて行きます。
池袋から帝銀まで、相沢宅によらなければ悠々出来るはずです。
事件当日は、まっすぐに帝銀に行くはずです。これがアリバイ作りだからです。
もちろん、事件当日、上野に寄るということはあるはずはありません。
なお、4月より約6ヶ月間は私用のためあまり参加できませんことをあらかじめ
お断りしておきます。

26 :
科捜という人は、専門知識をひけらかして自説をもっともらしく
見せかけようとしているが、こういう子供だましのインチキ論法では、
何も知らない小中学生は騙せても、帝銀事件の真相を真剣に
考えている者を煙に巻くことはできないだろう。
ピペットの使い方は中学生で習うから平沢でも可能だった?
ふざけるのもいい加減にして欲しい。
十数名の人間を面前にして、致死量ぎりぎりの猛毒を落ち着き
払って正確に注ぎ分けるという、普通の人間ではまず絶対に
不可能と思える行為を、かかる経験などまったく無い一介の
画家が、本当にやってのけることができたのか―
という根本的疑念を問題としているのに、中学生の理科の実験
でピペットは使うからとか、昆虫採集や天気予報が好きだから
どうのこうのという馬鹿話を持ち出すこの人の頭の構造がどう
なっているのか、決して皮肉ではなく興味がある。
肝心な疑問点や矛盾には一切触れないか知らんぷりなのに
どうでもいい「学識」をひけらかしながらひとり悦に入って著作を
売りさばこうとするよこしまな人物に、戦後最大級の凶悪事件の
真相を語る資格は無い。
このスレで科捜サンが珍説を開陳すればするほど墓穴を掘って
本が売れなくなるということが分からないのだろうか?
事件に興味がある人は「帝銀」の活字を見ると、とりあえずどんな
本でも買ってみようと思うはず。
ならば、無知な読者には売れる可能性があるわけだから、どうしても
本を売りたいのなら、黙っていた方が利口なのではなかろうか?
老婆心ながら忠告したいが、まあ聞く耳はないだろうね。

27 :
1.毒物が青酸カリだと主張した本はあまりないようですが、私の本が最初に
科学的に証明しています。平沢冤罪説の方には、毒物がアセトンシアンヒドリン
であると言う説がありますが、東大、慶大、警視庁の鑑識の方が青酸カリと
言っていますが、これに関して聞く耳を持たない方もいるようです。
毒物が青酸カリということに関しては、また、繰りかえし述べてもよいのですが、
先に進まなくなりますので・・・。
ただし、決して鑑識が青酸カリと言っているから、青酸カリだと述べているわけでは
ありません。
2.分かりにくいようですが、荏原事件での毒物はオキシフルにより無毒化され
たことも主張していますが、これは荏原事件が予行演習説よりまともだと考えます。
これにより、第1液の着色(薄めたお茶のような色)というのも説明がつきます。
オキシフルを傷口に塗ると泡立つので、飲むと歯を痛めると思うのもうなづける
はずです。だから、犯人は舌を丸め歯を覆うようにして薬を飲めと言ったのです。
この犯人の言葉も納得できるはずです。
>十数名の人間を面前にして、致死量ぎりぎりの猛毒を落ち着き払って正確に
注ぎ分けるという、普通の人間ではまず絶対に不可能と思える行為
震えずに、子供もせるという残忍な心理というものが、脳の異常による
ものだと言っているのです。
たとえばこの帝銀事件とは異なりますが、連続人を犯す人は、脳に異常があ
ると言うことも現在では言われていることです。
これらが決しておかしなものでないはずです。
荏原、中井の事件と同じような台詞を帝銀でも言って、さらに帝銀では、モン
タージュに似た犯人が銀行内で犯行を行い、外でモンタージュに似た平沢が
見張りをしていたという考えのほうがおかしなものと考えます。

28 :
(スレの流れとは関係ない書き込みです)
前スレに歯科医が工作員云々という話がありましたが、今日買って読んでいる
学研新書 斎藤充功さんという方の「陸軍中野学校極秘計画」という本に
こんなのがありました。
中野卒業という方の娘さんがいまだに父の本名に疑問を抱いているそうです。
(本の中には名前が書かれていましたが取りあえず伏せます)
理由は(遺品の?)満ソ国境を偵察した際のスケッチに日本国民の戸籍剥奪さる、
と書いてあるそうです。(スケッチの写真が載っていますが、はく奪という
文言は写っていないようにみえます)
またこの名前は中野学校の名簿にもなく、軍人恩給も受給していなかった、と
あります。
自分の父親の本名が偽名だとしたら、自分の性も・・・複雑な心境ですね。
参考になるかわかりませんが、工作員の実例ということで載せときます。

29 :
>>26
>十数名の人間を面前にして、致死量ぎりぎりの猛毒を
思いつきですが、青酸カリ+平沢氏の組み合わせと百歩譲って仮定して
素人だから生存者がでた、という可能性はありませんか?
致死量といっても大人、子供、男女、体格差などあるので無理やりですが。
逆に平沢氏でないとしても、毒を飲ませる以外にすことに対して何の保険も
かけていない。犯人はなぜこの方法で全員せると考えていたのかな。
そこまでこの手段を信頼できた理由はなんなのだろう。
素顔を晒している以上、生きていた時のリスクは考えるはず。
極端にいえば、倒れている全員の頭を鈍器で殴っておくとかすれば生存者はいなかった。
ただ犯行現場の滞在が伸びるリスクはあるけど。

30 :
夫婦で買い物、いいですね。ここでこのように議論が活発になるのは
科学捜査さんの本の売上に私も微力ながら貢献していると自負しております。
ここに居る方は批判精神が旺盛で、どんな本でも、勿論私の書き込みも
眉に唾をつけながら読んでいるのでしょう。>>26さんのような舌鋒鋭い方も
きっと読んでいると思います。読んだ上で仰ってる。
なのでもう少しお付き合いをお願いします。あまり時間が残されていないよう
なので、重点的にいきます。
>ひとつ、おかしな矛盾があります。
・平沢はモンタージュに似ている。(本人、妻意見9
・小樽での写真は、モンタージュに似ていない。(捜査本部意見)
これは矛盾ではなくて単なる見解の相違ではないですか。意見を出している人が
違うわけですから。それより、写真より実物ではないですか等、
>>21の1.2.にお答え頂ければ有り難いです。
>まあ、それらを別として、今後、平沢冤罪派の著書は、
「犯人は、中学時代に習う ピペットの使い方を覚えているので、
731部隊関係者か医療関係者と考えられる」と 正確に記載するべきです。
これは理不尽まつ幼稚な(失礼)揚げ足取りになってしまっている。
私は冤罪派でも731派でもないですが、彼等が主張するのは
第1薬、2薬という飲ませ方、ACHという毒物(私は可能性が低いと思って
いますが)などを総合して言っているのでしょう。「昆虫採集」、私がこの事件を
調べ始めて20余年、初めて文献を読んで笑うことができました。

31 :
>80cc〜100ccを16人に約5ccずつ分けるのは、駒込ピペットの握りと、
>ピペット吸い込み量をあらかじめ把握出来ている人だけです。
ここで科学捜査さんご自身がこの薬の配分をかなり難しいと言ってしまって
いますよ。平沢氏は荏原の失敗後、一所懸命練習して把握したと、そういう
ことでしょうか。そうなりますと、英語の比喩でいうと、>>14さんの言う
ぺらぺらに近いのではないですが。3ヶ月でぺらぺらになったと。
>紙幣約1600枚なら、約1.5Kg以下です。
私なら、買い物荷物と一緒に、
るんるんとした気分で持ち運ぶことが出来ます。
距離は倍の3kmです。(池袋まで戻ったとして)
それからタドンはどうでしょう。1.5kgなんてものではない。
それより、タドンリレーはあったとお思いですか。

32 :
>池袋から帝銀まで、相沢宅によらなければ悠々出来るはずです。
>事件当日は、まっすぐに帝銀に行くはずです。これがアリバイ作りだからです。
意地悪だと思わないでください。科学捜査さんは私の罠にはまってしまっている。
どの位の時間がこれで節約できると思いますか?そんな僅かな時間の節約の
為に分刻みで動く犯人が平沢氏ですか。完治しないK病を患った。違いますよ。
犯人はジープが居る時間に下見、準備をしていてはっきりと時間的余裕を持って
見たのです。それには平沢氏は絶対に間に合わない。ミゾレ混じりだった当日、
電車のダイヤも今ほど正確ではない当時、そんな緻密に考える犯人は、
何故船舶会で腰を上げようとしなかったのでしょうか。遅れてしまったら
(現金を仕舞われてしまったら)どうしようもないのです。下見をしていて
しかも相田宅に目もくれなかったとしたら、それは時間が間に合わなかった
から、それ以外の理由はない。私が科学捜査さんだったら、単に、
時間がなかったから、と答えます。

33 :
そろそろ結論を。私も科学捜査さんと同じく帝銀事件総体は平沢氏のものだった
と思っています。お金を一番欲し、キックオフし、未遂を失敗した者として。
しかし。技術的には、また適格性において彼の能力を超えている。
だから未遂で失敗した。明らかに科学捜査さんの論述は1月26日帝銀については破綻しています。
恐らく破綻していないと思っているのご本人だけではないでしょうか。
本当に科学捜査さんは全て平沢氏が構想し(特に薬の飲ませ方)、
情報を仕入れ(特にGHQ関連)、中井の二、三日後に帝銀を下見し、
偶然ジープを見かけるという偶然に遭遇し、それでも僅かな時間
(原判決では全く無視される程度の)の節約の為に先週自分が見た
防疫現場がそのままであることを確認する人間としては当然の誘惑を
アリバイ工作(なっていませんが)の為に鉄の意志をもって断ち切り、
毒薬と1600枚の紙幣とタドンを持って、丸の内、池袋、椎名町、
巣鴨、東中野を半日で電車、徒歩で動ききった。しかも、途中で16人の人間
を説得教化の上害(12名)し。そして、生き残り証人4人に違うと言わせる程の表情の
変化を取り調べの合間の雑談中に行えた、しかし、未遂現場の人だけには通用し
なかった、とお考えでしょうか。
それよりは、薬の飲ませ方やGHQの動き、腕章のアイデアを出し
(平沢氏もその内のいくつかの情報をもっていたか、アイデアを出した
かもしれませんが)、という形で参加していた人間が居たとしても
不思議はないとお思いにはなりませんか。共犯者は居なかったと断定する
根拠はなんでしょうか。もし百歩譲って帝銀に平沢氏が現れていたのだとしても
上記のような協力者が居てもおかしくはないとお思いになりませんか?
そして未遂失敗後、その協力者が実行者として躍り出てきた可能性がある
とはお考えになりませんか。可能性としてです。その方がその後の目撃者証言の
帝銀に顕著な違うという証言、金の出(平沢氏への入りではなく平沢氏からの出)、
タドンリレー(E軍曹が嘘をついていなければ、完成です)
全てに合理的説明がつくとお思いになりませんか。何がいいたいかというと、
考えられる可能性を根拠なく除外しない事が科学だと思うからです。終わります。

34 :

(いまは、科学捜査様の回答待ち)

35 :
火葬サンは>15で逃げ道を作っているから当分出てこないのでは?
まぁ出てきても脳内天然コルサコフお花畑状態の文章だろうけど。
いなきゃいないであの笑えるカキコ読めないのはちょっと淋しいかなw

36 :
>21の1.2.にお答え頂ければ有り難いです。
1.写真より実物の方が確かではないですか。
2. 雑談中に面通しをしています。この間も表情を巧みに変え続けたのでしょうか。
  また、サトーさんの指摘/質問、何故その表情を変えたのが、帝銀の人
  だけには効いて、中井、荏原の人には効かなかったかという件はどうですか。
回答
における人相の証言には、3つの銀行員達の証言には、やや似ているという
ものが多くあります。なぜ、やや似ているというものになったかは、
1.まず、3つの銀行員達が見たのは、犯人という認識で見たのではなく、都の
衛生職員という認識です。そして、事件後、未遂の銀行員達がモンタージュの
作製に関与したのは、少し日にちが経ってからです。大変な事件の犯人という認識は、
帝銀事件後です。あまり、はっきり覚えていなかった可能性があります。
2,帝銀の銀行員が、モンタージュ作製に関与したのは、この事件のあと比較的
すぐです。そして、通常の人相書きとモンタージュから、最終的に選んだのは
帝銀の人たち(2人?)です。
3.平沢が逮捕されたのは事件後しばらく経ってからです。帝銀の人たちは、
人相について、それまで、あまり多くの写真を見せられ、また、面通しも行ったので、
犯人の人相があやふやになっていると述べています。
4.推測ですが、帝銀の人たちも、小樽での写真も見せられたと思います。
そのときの結論は、犯人とは違うという考えが起きたはずです。「平沢は、
犯人に似ていない!」・・・これが、この時の結論だったと考えます。
5.さらに、これについては批判が多いものですが、逮捕直後の面通しのとき、
やはり、多少顔を変えたと考えます。
これらから、帝銀の銀行員だけではなく、面通しを行った多くの銀行員の意見に、
「犯人に間違いない!」というものが、なかったと考えます。
続きは、翌日書き込みます。

37 :
アリバイの前に。
☆37.9/24 (検事)「(青酸カリは)どういう風に使ったか。」
(平沢)「荏原で使ったときには分量が分からぬのでどれ位入れてよいか分か
らず耳かき一つ位を茶色のオキシフルの瓶に入れて水を一杯入れて行ったのです。
その瓶の中に何か色が付くものがあったのでしょう、薄い茶色になりました。
少なすぎて利かなかったのです。」
(検事)「帝銀では青酸カリはどういう風にして使ったか 。」
(平沢)「梅干し2つ分ぐらいを全部オキシフルの瓶1杯の水に溶かして持って
行きました。」
☆39.9/25 平沢「長崎神社に飛び込みその境内で腕章を外し草むらの中へ、
ゴミも少しありましたかそこへああこんなもんと思いながら青酸カリの入れて
あった、オキシフルの瓶をぽんと投げ出し・・・。」
(コメント:平沢はここでもオキシフルの瓶と言っている)
☆☆9/27 長崎神社境内より毒瓶が発見される。生存者の証言によって瓶は
犯人が使用した毒瓶であることが確認された☆☆
☆52.9/30 (検事)「薬の方はどうか。(中井について)」
(平沢)「日曜日では皆が休んで家に居るので作れないと思い確か銀行に行く2日前
の土曜日の午前中妻の留守に家で作ったと思います。その時全部薬を入れて作ったのです。」
(検事)「この前は椎名町の帝銀の前の土曜につくった様に言うたがそれは間違いか。」
(平沢)「間違いました。中井の前に作って帝銀のときは持って帰ったのを取って
おいて使ったのです。(略)中井へ行くときも、もうこれが最後だと思って全部溶かしま
したのです。」
☆聴.10/5(検事)「この瓶の名称はなんと言いますか」
(この時検事は長崎神社境内の捜査の結果、同境内埋め立てたるゴミ捨て場
より発掘せしめたる褐色の約100cc入り中口瓶を示したるに)
(鑑識)「それは褐色窯焼き丸剤50入り中口瓶と申します。水を一杯入れれば100cc
入ります。普通はコルクの栓か木の栓を使います。」
(検事はこの瓶がどのようなものか分からないようである。)

38 :
☆57.10/5 (検事)「荏原の銀行へ青酸カリを入れていったのはオキシフルの空瓶に違いないか。」
(平沢)「オキシフル、オキシドールの小瓶の空瓶に間違いありませぬ。
120cc位入る瓶で、きっと私が絵の具か何か前に溶かして色がついて残ってい
たのだと思います。」
(検事)「水を入れた瓶は」
(平沢)「この前見せて頂いたうがい瓶の小さい方と同じ方のやつです。両方
ともその時の便は捨ててしまって中井では新しい瓶を使いました。」
(コメント:平沢は、荏原で用いたオキシフルの瓶は捨てたと言っている。)
(検事)「中井で青酸カリを入れた瓶はこれと違うか。」
(このとき検事は長崎神社境内ゴミ捨て場より発掘したる褐色中口100cc入り
瓶を示したるに)
(平沢)「ええこれです。これに間違いありませぬ。こういう風に口が短くて
少し広い色のついたやつでした。」
(検事)「お前の所にあったとすれば何の空瓶か」
(平沢)「皆でのんでいた丸の肝油の空瓶ですね。」
(コメント:平沢は、肝油の瓶と言っている。)
☆聴.10/7(塚田静)「私が子供らのために使う薬はズルファミン剤備薬咳止
のちみつしん(?)などでオキシフルはあまり使いませぬ。肝油なども服ませ
ておりませんぬ。」
(検事)「この瓶は何の瓶と思うか」(この時検事は長崎境内より発見したる
褐色中口瓶を示したるに)
(塚田静)「何か錠剤を入れていたものではないでしょうか。私はそのような
瓶の薬は子供らには使っておりませんぬ。ありふれた瓶ですから」
(コメント:高木検事は、オキシフルの瓶か肝油瓶かを塚田静に聞いたようである。
つまり、検事はこの瓶がどのようなものか分からないようである。)
☆62.10/9(平沢)「中井銀行の2日前に薬を作りました。青酸カリの入って
いる瓶を取り出してこれを全部肝油などの入っている口の大きな薄黄色の瓶に
入れました。その方法は青酸カリの入っている小瓶の方にまず水を入れて瓶
を振った上で大きい方の瓶にそれを移しました。それから台所の棚にあった
うがい瓶に水を入れキルクの栓をしてよく振って溶かしました。」
(コメント:帝銀で用いた瓶は、肝油などの入っている口の大きな薄黄色の瓶?)
☆追公.10/12(検事)「荏原銀行ではオキシフルの古瓶様の空瓶に・・・」
(検事)「中井銀行では約100cc入り中口瓶に・・・」
(ここでも、高木検事は帝銀で使われた、そしてこれは中井で使われたという瓶
がオキシフルの瓶と気づいていない。)
・・・・・・・・
これらは、平沢が曖昧なことを言っていたため、高木検事は帝銀での瓶がオキ
シフルの瓶と気づいていないのである。平沢に混乱があるので、高木検事も
混乱している。
帝銀で、「オキシフルの瓶・・・」と言ったのは平沢であり、そして、後に
この瓶がオキシフルの瓶と分かった。
つまり、長崎神社境内に捨てられた瓶はオキシフルの瓶であり、その瓶を
オキシフルの瓶と言ったのは平沢である。

39 :
科草さん放送さん レストンです。
>>37 & >>38
ちょ。始め耳かき1杯で失敗したんで次は100ccに梅干2個分って。
飲めないし鼻つまんで飲んだら一気にむせて倒れて氏ぬ。
>青酸カリの入っている瓶を取り出してこれを全部肝油などの入っている
>口の大きな薄黄色の瓶に入れました。その方法は青酸カリの入っている小瓶の
>方にまず水を入れて瓶を振った上で大きい方の瓶にそれを移しました。
>それから台所の棚にあった
>うがい瓶に水を入れキルクの栓をしてよく振って溶かしました。」
何ぞこれw昆虫取り・天気予報以上のギャグ。基○外博士なりきりごっこ?
こんなテキトーデタラメ人が致死量スレスレ図れるかいな
致死量スレスレであったのは間違いない。だって生き残った4人も
一時意識は失った。こういうのを致死量スレスレと言う。 
酸化の問題は考えないですか。置くなら油膜を作る。
自分で飲んだトリックはこれかも。それには全然触れず梅干2つってw
神社の瓶は青酸反応でたの?いくらなんでもメチャクチャ

40 :
テスト

41 :
書き込めるんですね。このスレはとてもディープだ。
まず書き込みが長い。それなのに長文ウザイなどの煽りもない。
それだけ真剣ということか。震災ものともせずというのもすごい。
半年近くRomってました。初カキコみで長文に挑戦!
僕は在米です。Occupied Cityは包装さんよりかなり前に読んでました。
ひどい悪文で苦労した。翻訳はたぶんもっと苦労してるでしょう。
実名で、竹内記者と村田正子さんの馴れ初めみたいなものもある。
(とても綺麗な人だったらしい<村田さん)
この部分を読むと、帝銀は平沢じゃないんだなというのがよくわかる。
最初の面通しの感想を聞かれて、違う。もっと若い、あんな四角顔じゃない。
自未遂を訊かされて、あの人じゃないのになんで?
自供開始を聞いて、やってないのになんで?こんな感じ。
前スレで村田さんが違うと言ったのは竹内さんの影響があったのでは
という疑問提示があったが、むしろ逆、竹内さんが影響されたと思いますよ。
この本は悪文だけど流れが分かりやすい。平沢逮捕、面通しで白、人権問題、
検察謝る、釈放間近、詐欺事件で証人が平沢だと言う、途端に検察強気、
自白、、有罪の流れが新聞報道を通してよく分かる。
(続く

42 :
表情を変えたとかいうレベルじゃない<平沢じゃないの証言。
そこで一つ問題提起をしたいです。
詐欺事件は4人とも平沢だと言った。平沢も素直に自供。自供内容も合ってる。
帝銀は同じく4人の証人で今度は違うと。事件からの経過時間はほぼ一緒。
中井銀行支店長は平沢で間違いないと言ったと、確か包装さんが書いてたが、
これが勘違い、詐欺事件発覚後そう思うようになったと考えると
平沢が未遂はやったという、平沢だという証言もなくなるわけですよね。
本スレでは全然出てこない平沢完全冤罪というのは本当にないのか。
これを、ここのディープなお歴々に投げかけたいです。
自分はこの説を強く主張するわけではないです。救う会とも無関係。
可能性としての話です。ずっとこれが主流だったわけだから
まずこれを否定しないと。
科学さんへ、
僕の投稿は無視してください。話がこんがらがるから。読んでいると、
随所に平沢冤罪論はおかしいと出てきて、でも実態は誰もそれを言って
いない。モンタージュに似てるというのだって、共犯説は未遂もやってる
というのだから似ていて当然で、まともな論戦になっていない気がする。
科学さんがはぐらかしている印象がある。
そうではなくて共犯説の人、包装さんなど、にききたいです。
未遂も平沢は来なかったのではないかと。
余談’平沢は新聞報道によると10人の女性に違法堕胎を施してた
とされているというのをこの本で始めて知りました。家族が
見放した、離婚された、救う会を含め事件に関わりたくないと思った、
というのは、こういうことも影響したのではないでしょうか。

43 :
これは、事件聴取内容を転記したものです。
言われるように、まるでめちゃくちゃです。
「始め耳かき1杯で失敗したんで」ということは、絶対ありません。
青酸カリが梅干し2個大があれば、当然、全量、あるいは半量を使うはずです。
しかし、事件が3件あり、平沢の「これが最後」という言葉から、3件の事件
で、梅干し2個大約16gを3等分したと考えました。
それでは、なぜ最初の事件荏原では、死ななかったのかということを推理したのです。
平沢が言った、「オキシフルの瓶」、「この薬は強いから歯を痛める」という
言葉から、もしかしたら青酸カリ16gの1/3をオキシフルで溶かしたのでは
ないだろうかと推理したのです。
そうすると、これから次のことについて理由がつきました。
1.青酸カリ約5gはオキシフル約90mLで計算上ちょうど無毒化される。
そして、この液は苦い。(荏原銀行員の証言)
2.犯人は、中井では消毒薬を持っていた。オキシフルは消毒薬でもある。
犯人は、第1薬を薬らしくするため味付けにオキシフルを使用した。オキシフルは、
傷口にぬると多量の泡が出る。もし、この液を飲むと歯が溶けるような気がする。
このため、犯人は「舌を出し、歯を隠すようにして飲む。第2液で、中和して歯を
守る」というようなことを言った。
3.中井では、エタノールが小切手に消毒として振りかけられた。(鑑識証言)
オキシフルがなくなれば、次に使うものは消毒用エタノールである。
4.当時の工業用青酸カリは鉄を不純物として多く含んでいた。これが、
オキシフルにより酸化され薄茶色になった。これが荏原事件で思量された
第1液が薄茶色の理由である。
つまり、「始め耳かき1杯で失敗した」、「瓶に絵の具を溶かした残りがあり、
薄茶色(黄色)になった」というのは、間違いと考えます。
また、帝銀では約5gを水80−100mLで溶かし、一人あたり約300mgが
投与されたというものですたと言うのが私の意見です。
1.当時は食糧事情が悪く胃液のpHが高い人が多かった。
2.このpHの違いにより、青酸カリの反応が異なった。
3.pHの低い人(塩酸が多い人)は、青酸カリが塩酸と反応して青酸ガスが発生し、
青酸ガスによるショック死に近い状態が出る。これが赤色の死体です。pHが高い人
(低酸症、無酸症の人)は、青酸カリが分解せず、そのままの状態で徐々に腸から
吸収されたのです。そうすると、窒息死に近い状態が出ます。そして、死体は窒息死
と同じように黒い死体となります。帝銀での生き残りの証言に、「息が出来なかった」
というものも分かります。また、生き残りの人の胃内容物を調べたらアルカリ性
だったということの理由も分かります。これが、東大と慶大の異なった検死結果の
理由です。
なお、青酸カリは放置すると炭酸カリだけしか残りません。鑑識は、この瓶を検査しましたが、
カリウムだけしか検出されませんでした。
梅干し2個大約16グラムを16人に飲ませたら、青酸の代謝速度を考えても、
全員死ぬと考えます。
薄い褐色瓶で、薄い油膜だけを吸い取り、それを飲むと言うことは危険すぎて
出来ません。平沢の自供の通り、脇に置いてあった水入りの瓶から、水を吸い取って
飲んだというほうが、正しいような気がします。

44 :
お久しぶりです。
少し時間ができたので復帰しますが、引用をして長く書き込む時間が無いので、
気づいた事を少しだけ。
帝銀というと未遂を含む帝銀事件全般をさす場合があるので、現場名称は支店名
にします。
>科捜さん
前スレで、未遂犯と椎名町実行犯が異なるなら、椎名町証人がモンタージュ作成の
時点で分かる筈だという書き込みがありましたが、
「歯科医Nと平沢は日水会の絵画展で、警備員がNと平沢を間違えてしまうほど似ていた。」
「椎名町のM証人が歯科医の面通しを行った後、今まで見た容疑者の中で一番犯人に似ている。
 平沢にも似ている。」
という証言があり、共犯説では(現時点での適格性では)Nと平沢という上述の似ている二人のモンタージュ
なのですから、モンタージュ作成時点では未遂犯と椎名町実行犯を明確に区別がつかないのは止むを
得ないでしょう。
包装氏さんの言うように、モンタージュより現実の人を前にした時の反応の方がリアルに正しいのは
当然です。

45 :
>包装紙さん
包装紙さんは、以前より検察が主張する平沢の椎名町犯行当日の足取りや他の件も含め、
むちゃくちゃですと何度も書かれていて、私も平沢の椎名町の足取り等は特に無理
があると思いますが、私達は現在、佐伯説をベースに事件を合理的に理解できる
ようになっていますが、当時は佐伯氏の提唱する複数犯説(未遂と椎名町の犯人交代説)
が具体的に公になってなかったのと、捜査が731に向かう事ができない事情も
あり、証拠はないけど平沢の事件関与に疑念の余地はないようなので、むちゃくちゃ
な論理でも平沢単独犯行にまとめこんでを起訴せざるを得なかったのだと思います。

46 :
>未遂も平沢は来なかったのではないかと。
これだと、平沢完全無実を主張する救う会の論拠に近くなるでしょうけど、
平沢には荏原、中井、椎名町の3件にアリバイが無い。偽名刺を作成
した名刺屋の証言(顔の老人斑)。
平沢は松井名刺の受領者であり、盗難届で虚偽の申告をしている。
事件2〜3日後に、被害金額に近い大金を隠し預金に入金していて、その
金額の出所を明らかにできず、包装氏さんがおっしゃるように、平沢は一旦
犯行を認めて自供しているにも係らず、椎名町から奪った金額から隠し口座
に入金する前に減額した金の使い道を説明できていないなどから、>>42さんの
ご指摘にそって中井支店長証言は省いても平沢完全無実は破たんしていると思います。

47 :
>>42さん
平沢完全無実を主張する救う会の論拠は、アリバイ以外では、薬品に関して
素人の平沢が、何故特殊な青酸化合物の知識や取扱いを把握し、椎名町の
M証人が、
「犯人が薬品を取り扱う手際の良さは水際立っていました。私たちは誰一人と
して、犯人が本物の医師だという事に疑いを持ちませんでした」
という証言をする、犯人は医療関係者としか思えないような手際の良さを平沢がもって
いるのは不可能だという事だと思うのですが、そこを歯科医N共犯説が合理的に説明つけて
いるので、共犯説派は平沢完全無実はやはり破たんしていると言わざるを得ないと思います。

48 :
>表情を変えたとかいうレベルじゃない
二人の警官が真剣に言っています。
これは、では全く関係ない事項です。これで、平沢黒説が補強されるものでは
ありません。
しかし、居木井刑事は真剣に取り組んでいます。そして、平沢の妻にも確かめています。
あまり評判のよくない井射義夫検事の調書(第60回)があります。
そこには、平沢の長い自供があります。
そのなかに、「記念写真を撮る時はそれでも口を歪めて人相が違うようにしました」
とあります。
これも、出射検事の創作???
なんのための創作???

49 :
閑話休題
科学捜査さんが復帰されて、包装紙さんと息もつかせぬような
論争がなされているので、コーヒーブレイク。。
包装紙さんの文章って、昭和40年代の香りがするんです。
昭和40年代って巨人のV9時代で長嶋と王が大人気で、
ミスター長嶋とか、バーゲン品をいつも買いに行く人を
ミスターバーゲン、カレーをいつも食べる人をミスターカレー
とか言ったり、お菓子のホームラン王とか言うのが流行ってた
と思います。
包装紙さんは平沢をミスター未遂って言ったり、アリバイは無実の
ホームラン王ですとか、平成の人はまず使わない表現をしていて、
読んでてほっこりします。

50 :
>表情を変えたとかいうレベルじゃない
二人の警官が真剣に言っています。
これは、では全く関係ない事項です。これで、平沢黒説が補強されるものでは
ありません。
しかし、居木井刑事は真剣に取り組んでいます。そして、平沢の妻にも確かめています。
あまり評判のよくない井射義夫検事の調書(第60回)があります。
そこには、平沢の長い自供があります。
そのなかに、「記念写真を撮る時はそれでも口を歪めて人相が違うようにしました」
とあります。
これも、出射検事の創作???
なんのための創作???

51 :
ホームページで 中学2年理科「生物」というものを見つけました。
ここでは、付録となっていますが・・・。
付録:歯
・ 成人の歯は、8本×4=32本
・ 8本の内訳は、第1、第2切歯・犬歯・第1、第2小臼歯・第1、第2、第3大臼歯
・ 第3大臼歯は『親知らず』と呼ばれ、生えてこない人もいる
・ この8つの名称は、上下左右とも同じ
・ 歯の数は、5本×4=20本
・ 歯には、3本の大臼歯にあたる歯がない
・ 歯は、『エナメル質』『象牙質』『歯髄(神経と血管)』の3層構造
ここで、私が覚えているのは臼歯、エナメル質、象牙質だけです。しかし、
私が習った時には、歯の断面図が掲載されていたことを覚えています。
「ピペットの握り方」、「琺瑯質」という言葉は、731部隊関係者、または医師との
強い結びつきを示したものではないと考えます。

52 :
二重に書き込んで申し訳ない。来客があったため中断してミスをしてしまいました。

53 :
>「椎名町のM証人が歯科医の面通しを行った後、今まで見た容疑者の中で一番犯人に似ている。
 平沢にも似ている。」
という証言があり、共犯説では(現時点での適格性では)Nと平沢という上述の似ている二人のモンタージュ
なのですから、モンタージュ作成時点では未遂犯と椎名町実行犯を明確に区別がつかないのは止むを
得ないでしょう。
それは、歯科医Nが犯人なら確かにそうです。しかし、私が強く主張しているのは歯科医N
は犯人ではないと言うことです。
平沢冤罪派は、平沢を無実にするため、罪のない歯科医Nを犯人に仕立て上げている
ようなものです。
佐伯氏が歯科医Nを疑った理由はすべて崩れているはずです。

54 :
>佐伯氏が歯科医Nを疑った理由はすべて崩れているはずです。
それは佐伯氏が精神病を病んでいて、N犯人説は論拠無き直観から始まり、
妄想が拡大したという事ですよね。
確かに佐伯本の冒頭と結論は尋常ではない展開を示していますが、帝銀事件
犯人が松井名刺を未遂で使った事と事件後の平沢の大金所有と中井支店長証言等から
平沢の事件関与は疑いなく、平沢の周辺の中から本件の適格性を考えると歯科医N
を疑う理由は疑うは総て崩れているとは言えないでしょう。

55 :
修正
疑う理由は総て崩れているとは言えないでしょう。

56 :
それでは、事件当日の歯科医Nの行動を教えて下さい。
佐伯氏は、当日、上野駅で平沢と会ったのだろうと言っていますが。
また、当日は新潟より列車で来たと言っていますが。

57 :
>それでは、事件当日の歯科医Nの行動を教えて下さい。
それを教えれる人がいるのならば教えてください。
帝銀内に入り込んだ犯人の行動なら、Mさん達生存者が語っています。
その前後の事は、私には分かりません。
包装紙さんは、犯人たちのアジトについて推測されてはいます。
Nが犯人だとするのなら、新潟から上京し、アジトで着替えて準備をし、
現場近辺を再確認し、帝銀閉店間際に椎名町支店の脇の通用口から行内
に入り込んだのではないですか。
犯人らしき人物が帝銀から出てくるところは目撃されています。

58 :
下層という奴は、すでに論破されつくしている点」をシレっと何事も
なかったように蒸し返してどうでもいい内容の文で本質をはぐらかす
ところは、天下一品だね。
こういう人間は死んで火葬にしてもツラの皮だけは残るんじゃないか?

59 :
>包装紙さんは、犯人たちのアジトについて推測されてはいます。
Nが犯人だとするのなら、新潟から上京し、アジトで着替えて準備をし、
現場近辺を再確認し、帝銀閉店間際に椎名町支店の脇の通用口から行内
に入り込んだのではないですか。
犯人らしき人物が帝銀から出てくるところは目撃されています。
包装紙さん どうやら、今では歯科医Nを犯人説の中心人物は包装紙さんのようです。
>新潟から上京し、アジトで着替えて
という根拠を教えて下さい。

60 :
>新潟から上京し、アジトで着替えて
という根拠を教えて下さい。
佐伯説ではNは米軍の協力により新潟から上京した事になってますが、
米軍の協力が無くても電車で上京できるし、そこから先の事に根拠
はありません。
推理と呼ぶほどでもなく、Nが犯人なら普通に考えてこういう行動を
とったのではないかなという程度の話です。

61 :
ちょっと整理しますね。
いまの議論の争点は、
「平沢氏が椎名町支店に来た(≒帝銀事件の害者)」説が成り立つかどうかです。
で、復習ですが、そのさらに細分化された争点として以下の3つがあります。
1)平沢の面通し結果の解釈について(特に逮捕後のそれ)
2)「椎名町の事件」における平沢のアリバイ解釈について(タドンリレー)
3)「椎名町の事件」における平沢の「秘密の暴露」の有無について
とにかく、今はこれに絞って議論しましょう。
(この段階で、「N歯科医関与説」は論議する必要はない筈です)
科学捜査様へ。
上記、1)、2)、3)の争点に立ち戻って頂きまして、
改めて持論を整理頂き、もし説明が足りないと思われる部分があれば追加をお願い致します。
(*とくに、2)のアリバイについては、まだ何も書かれていない気がします)

62 :
>>11
>「検事の論告」はどの辺りが再批判になっているとお考えでしょうか。
>特に椎名町帝銀(当日)絡みで。金は平沢氏に渡った、平沢氏が貰った松井名刺は
>荏原で使われた、荏原供述は自然、それら以外でですね。
>サトーさんにそれを指摘してもらって、それに反論するというのは有効かもしれません。
『検事の論告』はかなり昔に通読し、今回はそのときの印象をベースにコメントした次第です。
実は、いま、ようやく押入れの奥から本を発掘しましたので(笑)、
念のため、再読した後に回答致します。
いまは、何よりも「科学捜査様 vs 包装紙様」の論戦の行く末の方が大事かと思いますし(笑)。
(というか、科学捜査様もこの文献に目を通されていると思うんですけどね……)

63 :
>>41です。ほんとこのスレはすごい。デイープだ
>>47 早速有難うございました。大体納得しました。
て納得するのが早すぎるかw 状況証拠的にはわかったと言う意味。
ただですね、平沢には出来ないというならずっとできない
つまり荏原では一応毒物を飲んでみせる 飲ませるまでは
できたわけですね。
>>43
>脇に置いてあった水入りの瓶から、水を吸い取って
>飲んだというほうが、正しいような気がします。
これは荏原もですか。そんな瓶があったのか、第2薬のことか。
こんなふざけた手が二度も通用するのか。
やっぱりプロしかできないなにかの仕掛けがあったのではないか
と思ってしまう。

64 :
>>63
>つまり荏原では一応毒物を飲んでみせる 飲ませるまでは
>できたわけですね。
私は逆に荏原で犯行を行えた事の方がすごいというか、尋常じゃないと
いうか、常軌を逸していると思いますよ。
犯行直前に犯人は、呼ばれて駆けつけた警察官と顔をあわせて会話までしてる
のに、警察官が退席した後に平然と犯行を行っている。
それ故、多くの場合、荏原では平沢は警官が銀行に来たので、行員に
水でも飲ませたんだろうと、意無しと理解されてきたと思います。
このスレでは、荏原で平沢に意有りと思われていますが。

65 :
>こんなふざけた手が二度も通用するのか。
やっぱりプロしかできないなにかの仕掛けがあったのではないかと思ってしまう。
ここでは、荏原事件は平沢としている人が多いはずです。
荏原でうまくいった方法、つまりトリックとでもいえる方法を用いたからこそ
出来たのです。この方法が出来たからこそ、帝銀でもうまくいったのです。
第1液上層に無色透明な油分を入れ、下層に無色透明な青酸カリ溶液が入っているなら、
これは、数ミリの厚さのはずです。これを薄褐色の瓶から、駒込ピペットを用いて、
この上層の液約5mLだけを取ることは、不可能に近いはずです。
>とくに、2)のアリバイについては、まだ何も書かれていない気がします。
今月中には、間に合いません。6ヶ月後となります。
>というか、科学捜査様もこの文献に目を通されていると思うんですけどね……)
残念ながら絶版ですので入手していません。
>佐伯説ではNは米軍の協力により新潟から上京した事になってますが、
米軍の協力が無くても電車で上京できるし、そこから先の事に根拠
はありません。
歯科医Nは、佐伯氏が調べたところ、事件当時は新潟にいたはずです。また、
毎日、早く出かけていると言っています。誰も、東京に行ったことを見ていないので、
変装して出かけたとしています。
しかし、帝銀事件では、当日、事件に間に合う列車はなかったことを調べています。
そのため、米軍の協力を得て仮駅を作り、そこに列車を止めて東京に来たとしています。
今まで、平沢冤罪派の方は、これ以外に何名かを犯人扱いしています。この
歯科医Nは、その最後の人です。佐伯氏が歯科医Nを犯人扱いしたのには、数多くの
理由があります。ヒ素でされそうになった、卒業名簿に名前がない、つまり
731部隊の人間だ、毒物はアセトンシアンヒドリンだ、それ以外に数多くの
理由をあげています。
今では、ただ犯人に似ていると言うことだけす。これで、歯科医Nを犯人扱いをするなら、
平沢を救うために、犯人に仕立てているようなものです。これこそ、犯罪に近い
ものかも知れません。
>この段階で、「N歯科医関与説」は論議する必要はない筈です
私は、そのようには考えていません。しっかり、一歩、一歩進めないと、
また、ぶり返しです。
ここでは、毒物がアセトンシアンヒドリンでないことを、自分の言葉で説明できる
人は少ないと考えています。
包装氏が毒物を青酸カリだと認めたから、多くの人は毒物は青酸カリでよいと
考えているだけです。
歯科医Nが犯人でないとすると、帝銀事件の人相適格者は平沢だけです。ただし、
間違える人が多いようなので、念のため付け加えますが、人相適格者と言うことだけで
平沢が帝銀事件の犯人だとは言っていませんので。


66 :
科学捜査様。
4月からお忙しいとのことですので貴方様が「回答」できるのは、
実質的に今日の一日だけになるかと思います。
というわけで、再度、整理致します。
現時点での争点として以下の3つがあります。
> 1)平沢の面通し結果の解釈について(特に逮捕後のそれ)
> 2)「椎名町の事件」における平沢のアリバイ解釈について(タドンリレー)
> 3)「椎名町の事件」における平沢の「秘密の暴露」の有無について
そして、上記の争点に対する貴方様の現時点の回答は以下になるかと思います。
1)は、平沢が面通しで巧みに顔の表情を変えたから椎名町支店の行員を欺けた(だからその結果は信憑性無し)。
2)は、ノーアイデア(少なくとも6ヵ月の猶予がほしい)。
3)は、「帝銀椎名町支店近くの神社から「発掘」された茶褐色のビン」
いかがでしょうか。もし、上記に私の整理に対して疑義があればコメントお願い致します。

67 :
(以下、自分用メモ)
■第一薬のビンの色について
・荏原/中井の目撃者 → 茶褐色
・椎名町の目撃者     → ( ? ) 
(コメント)「もし、上記の( ? )が違う色であったらどうなるのか。」
■長崎神社から見付かった茶褐色のビンについて
この証拠性について平沢弁護側(弁護士+支援団)はどういう見解を取っているのか。
■第二薬の飲み方について(舌の形状)
・荏原・中井 → アッカンベー
・椎名町    → (  ?  ) 
■平沢の「脳の異常」(by科学捜査様)について
・脳に異常のある人であれば、必ず「震えずに、子供もせる」ものなのか?

68 :
科学捜査さんが暫くお休みされるということなので、早起きしました。
>>59
>包装紙さん どうやら、今では歯科医Nを犯人説の中心人物は包装紙さんのようです。>新潟から上京し、アジトで着替えて
という根拠を教えて下さい。
私は歯科医N犯人説ではありません。強いて言えば、平沢氏は椎名町帝銀には
来なかった説です。平沢氏冤罪説でもありません。平沢氏が未遂を
実行したと思っています。それ以外は193さんやサトーさんが答えてくれた、
あるいは提示した、のと同じです。考え方の道筋が同じだという意味です。
これ(考え方)については以下に詳説いたします。
>>45 同意します。私達は事件を俯瞰していますから。初期報道では複数犯説が多かったのに残念です。
>>49 お褒め頂いて(多分)恐縮です。ところでほっこりって何ですか?

69 :
>>37
>☆☆9/27 長崎神社境内より毒瓶が発見される。生存者の証言によって瓶は
犯人が使用した毒瓶であることが確認された☆☆
こんな証言は成立しません。同じ形(式)の瓶のように見えた、というだけです。
聴取書に載っていても間違いです。これが成り立つのは世界にオキシフルの瓶が
一つしかない場合だけです。それから、帝銀生き残り証人のこういう証言を信じるなら(同じ形
)、>>41さんが言ってる顔の形【輪郭】がそもそも違うという証言もそのまま取るべきでしょう。
そうなると以下のような事になってしまいます。ここが大事です。
前者(瓶の形が同じ)は何も意味しない、しかし後者は、
平沢氏は帝銀に来た犯人ではないことを即座に完璧に意味してしまいます。
だったら終わりです。科学捜査さんのような方が検事だったらとても楽です。
神社の瓶はとにかく全く意味がないです。もし仮にそれが犯行に使われた物だったとしても、
平沢氏が実行犯だったことを全く意味しません。それを意味するのは、
その瓶に@平沢氏の指紋がついていた時か、A平沢氏が神社のどこそこに捨てたと供述し、
その通りの場所にあった時だけです。平沢氏は自供全体を検事の誘導だと言っていますから、
Aも厳密にはダメです。

70 :
ここからが私が提起したい事です。この事件は以下の5つの可能性しかない
はずで、どれが真相であるかが問われているのだと思います。>>15さんが、
初めて平沢氏完全無関係説を上げてくれたので(厳密には完全かどうかは、
>>15の書き込みだけではわからないのですが)、それを使わせてもらいます。
>>15 大体、>>46>>47で言われている事に賛成なのですが、帝銀のアリバイは私は固いと思ってます。
大体と断るのはそれ以外に以下のような考えを私が持っているからです。
私がほぼ確信しているのは、帝銀実行犯は平沢氏ではなかった。この一点です。
そうするともう一点が自動的に導かれます。それは、平沢氏単独犯は有得ないということです。
これは自明で議論の余地がない。同じ事を別の言い方でいっているだけ。
問題は、平沢氏は共犯者の一人であったか、全く無関係かということですが、
実は、この二つの間にもう一つの可能性があるんですね。
それは、未遂も含め3件とも実行犯は平沢氏ではないが(板橋はこの際除外、野次馬の可能性があるので)、
平沢氏は共犯者の一人である、という可能性です。具体的には、平沢氏は松井名刺の提供者であり、
協力者であり、金を一旦手にしてあとで差配したものである、ということです。
これは金の問題と平沢氏が真実をいえなかった事を、ある程度は、説明します。
以下に5つのケースとして整理します。こんどは私が有得ないと思っている順番で。
(最後の5はそうではないか、と思っているという意味です)

71 :
1.平沢氏は未遂2件及び帝銀の実行犯であり、単独犯である。
(多くの事に説明がつかない。こんな偶然は普通ない。@帝銀アリバイ、A帝銀証人証言、
B犯人適格性、C東北大学)
2.平沢氏は未遂2件及び帝銀の実行犯であるが、共犯者、協力者が居た。
(板橋、東北病院、及び薬指導)上記のうちCは説明がつく、
Bはどうにか、かろうじて説明がつく。中井の後、更に指導したということで。
3.平沢氏は全く無関係。(金の出入り、及びそれについて真相を言わないことを説明できない。
>>42さんが仰る中井の支店長の証言が勘違いだったとしても)厳密には、この場合でも、
3a.単独犯か3b.複数犯かという議論は当然ある。私はどちらかと問われれば複数犯を取る。
理由は東北大病院。これが偶然でなければ、いかなる場合=1から5すべての場合で、
単独犯は成立しない。なので、この場合は731部隊の下級者、周辺者の共謀が考えられる。
Occupied Cityはこの線。
4.平沢氏は未遂2件、帝銀、3件とも実行者ではないが、共犯者の一人ではある。
(中井支店長は勘違いだとしないと成立しない。が、名刺、金、などはある程度説明がつく。
例の歯医者さんのブログはこの線でしょうか。つまり、金を貰っていたから言えなかった。
しかし、この場合、帝銀後=平沢氏逮捕前、実行者から、お前が捕まって俺の事を言っても通用しないぞ
=実行者による周到なアリバイ工作など、という念を強く押されている必要がある。
そうでなければ、共犯者というより、実行者にそこまで平沢氏が義理立てする必要が考えられない。
論としても、この程度なら死刑はない。平沢氏がそこまで考えられたかどうか不明であるにせよ。
5.未遂2件平沢氏、帝銀:共犯者の実行。(東北大を含めて全て、未遂と帝銀における目撃証言のばらつきも
、に説明がつく。

72 :
3.(>>15さんが提起した平沢氏完全無関係)が4の上に来る
(可能性が4より薄い)のは、やはり松井名刺です。(それに中井支店長証言)
平沢氏以外に16名、名刺紛失者がいるから、平沢氏が犯人とは言えない(罪を問えない)
というのは論。真相論としては、この16人の中に、平沢氏と同程度に
証言者から似ていると言わせる者がいないといけない。
年齢、体格、アリバイでかなりの人間がはねられる。そしてこれは推測だが、
I刑事達が絞り込んだ結果、平沢氏しか居なかったと思えるほどの熱心さを見せており、
これから類推すると、これら16名の大半は外されたはず。残りの少数のものが、
犯人に似ているというのは、殆ど有得ないといえる偶然。
さて、上の5つで全てのケースがカバーされています。
原判決、科学捜査さんは1.で私は5.です。
しかし、私と科学捜査さんの違いは1か5かではないと思うのです。
私は順番として5,4,3,2,1ではないかと言う考え方の筋道を
立てるのですが、科学捜査さんは1だ、絶対に1だ、というのですね。
実は科学捜査さんが2.の可能性を否定する根拠(科学捜査さんが好きな言葉
但し他人には厳しく問いかけるが、自説は脳の異常が根拠となってしまう)
はないのです。これは論理的にない。xxは共犯者ではないという事は言えるが、
この犯罪に共犯者が居ない事を根拠を持って語るのは不可能です。
私が科学捜査さんにお願いしたいのは、この程度の(1.か2.のどちらか)
柔軟性を持っていただきたいということです。
私は1の可能性だってなくはないと思ってます。
非常に低い、まず有得ないといっていいレベルとは思いますが。
3b以降はあってもおかしくないと思ってます。例えば>>42さんは4だ
(3ではなく4)といえば、193さんが提示している疑義に答えられる。
名刺屋に現れたのが平沢氏でもいいし、金が平沢氏に実行者から一旦渡って、
また出て行ってもいいのですから。犯人適格性に対する>>42さんの疑問も解消される。
じゃあ、何故私は4よりも5だという結論に達したかというと、状況証拠の度合い
の問題と中井証言と検事の強引さ(調書偽造を含む)です。

73 :
すいません。
>>70の3段目の中段近くの、
>問題は、平沢氏は共犯者の一人であったか、全く無関係かということですが、
は、
>問題は、平沢氏は未遂実行者であったか、全く無関係かということですが、
の間違いでした。

74 :
@>それは、未遂も含め3件とも実行犯は平沢氏ではないが(板橋はこの際除外、野次馬の可能性があるので)、
 >平沢氏は共犯者の一人である、という可能性です。
これは私も>>42の質問にレスしようとした時に考えましたが、平沢未遂犯説の重要な拠り所である中井支店長
証言を考えると、事件関与に疑念が無い平沢が犯行に一度も来ていないとは仮定でも考えにくいので、言及し
ませんでした。
それから、>>42で指摘された様に中井支店長証言を省いた前提で@の可能性を検討すると、未遂事件の複数の
証言では、(中井支店長証言を省いても)犯人は平沢に似ていたという証言があるので、平沢の仲間の中に
Nとは別の、もう一人か二人の平沢に似た人物が必要になってしまうので、やはり無理だと自分の中では確定
しました。

75 :
>>47で書いたように、平沢には椎名町の犯行の適格性が無いというのは、
よく言われるところですが、逆に未遂事件の適格性という点において考えると、
@荏原
>>64で書いたように、
>犯行直前に犯人は、呼ばれて駆けつけた警察官と顔をあわせて会話までしてる
>のに、警察官が退席した後に平然と犯行を行っている。
@この非常識を通り越して常軌を逸した行動は、コルサコフ症候群を病んでいた平沢
の病的な状態に依るところ。
A松井名刺を既に渡してしまったので、当初は松井名刺を置いてきても731に捜査
の目を向けさせられるという考えがあったが、やはり名刺から足がつく事を急に恐れて
心配になり、全員に薬を飲ませて昏倒させ、松井名刺を回収すること一点に気が向かい、
警官に顔を見られて会話したことも、瞬間考えから抜け落ちた。(これもコルサコフ症候群
の影響大とも言えるでしょうけど)
という解釈も有かなと思っているのですが、どう思われますか?>包装紙さん

76 :
包装紙さん
ほっこりって普通使いませんか?
過去レスの昭和の香りのする言語は、懐かしく、ほのぼのとした
気持ちになることがありますという意味です。

77 :
始めにお断りしなければならないのは、私はここでは検事として振る舞っている
わけではありません。強いて言えば、鑑識の立場で参加しているようなものです。
>ノーアイデア(少なくとも6ヵ月の猶予がほしい
アリバイについては、確実な証明となるものはなく、見方により意見の分かれる
ものです。アリバイについては、特に変わったものはありません。
6ヶ月間参加できないのは、忙しいことが増えるからです。
>私は歯科医N犯人説ではありません。強いて言えば、平沢氏は椎名町帝銀には
来なかった説です。平沢氏冤罪説でもありません。平沢氏が未遂を実行したと
思っています。
申し訳ありません。てっきり、包装紙さんは歯科医N犯人説だと思っていました。
正確に言うと、歯科医Nが犯人ではないと考えながら、歯科医Nがあたかも犯人
であるように主張しているものだと思っていました。
「強いて言えば、平沢氏は椎名町帝銀には来なかった説です。平沢氏冤罪説でもありませ
ん。平沢氏が未遂を実行したと思っています」なら、ここから話を進めることと
していただけるとありがたいのですが。なぜなら、名刺、人相、お金、青酸カリの
溶かし方などから考え、はじめの2件は実行したはずですから。今まで、包装紙さん
もこれに基づき話を進めていたわけですから。
また、歯科医Nが疑わしいと言い出さないようにお願いしたいのですが。
そうしないと、またはじめからスタートするように感じるからです。
>・椎名町の目撃者     → ( ? )
帝銀の目撃者は、当初、はっきりしたことを述べていなかったはずです。
警察本部の「犯人捜査必携」には、帝銀で使われた瓶は、第1薬が無色透明良質
ガラス瓶、第2薬が着色(褐色??)ボンド瓶とされている。ただ、コメントに
生存者の記憶にあるものであるが多少の違いがあるかもしれないとある。
帝銀の生き残りの人が、長崎境内より掘り起こされた瓶を見て、これに間違いない
と認めているが、これは第1薬の瓶をどれを指しているかは分かりません。
瓶については、こんなところからも、検事は混乱したのだと思います。
鑑識も単に、「褐色窯焼き丸剤50入り中口瓶」としか言っていません。
さらに、最後に平沢は、「皆でのんでいた丸の肝油の空瓶ですね」と言っているわけです
から。
この瓶が、オキシフルの瓶と言われたのは、だいぶ経ってからのでです。
当初、誰もオキシフルの瓶とは言っていません。ただ、始めに平沢が「オキシフルの瓶に・・・」
と言っているが、検事はこれを平沢が荏原事件の瓶と混乱して話していると
考えたようです。
このオキシフルの瓶は、平沢が瓶は長崎神社境内に捨てたと言って、見つけ出されたものです。
この瓶は、平沢の指紋が付いているわけではありません。当然、他の人が捨て
たのかも知れません。しかし、カリウムが検出されたのです。
検事が、証拠偽造するなら、無色透明良質ガラス瓶にすると考えませんか?
>私が科学捜査さんにお願いしたいのは、この程度の(1.か2.のどちらか)
柔軟性を持っていただきたいということです
私の考えは、平沢単独犯ですが、これに関して今のところ主張しているのは、
歯科医Nは事件に関係ないと言うことだけです。
また、事件の背後に、数名の共犯がいるかも知れないと言われても、これを
否定することは非常に難しいと考えています。
しかし、次にはGHQは事件に関係ないと言うことも主張していくつもりです。
話は変わりますが、当初、東大の検死結果と慶応の検死結果が異なることから、
東大は国家権力陰謀に荷担したという意見があったが、この検死結果は事件後
数日で出たはずです。検察らが事件直後から、アメリカがこの事件に関与した
と考えなければ、このような死体の色を欺き、検死結果を偽造することは出来ない
はずです。それも、東大だけに手を回すと言うのは、どう考えてもおかしなものです。
これは、事件全体を眺めず、一部だけにこだわった結果です。一部と全体を同時に
見なければおかしなものとなります。

78 :
6ヶ月といわず6万年くらい休んでていいよ。あんたは。
このヒトの面白いところは、他人を批判する時に挙げる
その理由が、そっくりそのまま自分に当てはまるという点。
これほど見事な「芸風」もまた珍しい。

79 :
>非常識を通り越して常軌を逸した行動は、コルサコフ症候群を病んでいた平沢
の病的な状態
コルサコフ病そのものにこのような症状は書かれていません。
ただ、「コルサコフ病により犯罪を・・・」と書かれたものは見たことがあります。
脳の眼窩前頭皮質に障害があると、「衝動的行動」、「抑制のきかない行動」、
「大胆な行動(無謀な行動)」、及び「感情反応がない行動」が起きます。
これらは、「眼窩前頭皮質」の障害から起きるものを何種類かの文献から寄せ集めた
ものです。
平沢の「春画を制作して稼いだ」、「浮気をして妻子と別居した」、「町会長
の偽印を作り、封鎖貯金をおろした」、「テンペラ画会会費60,000円〜
70,000円を使い込んだ」、「三越で万引きした」、「三菱銀行丸の内支店で、落ちていた
番号札を用いて預金通帳と現金10,000円を詐取した」、「詐取した預金通帳を利用して、
金融業者より100,000円を詐取しようとして失敗した」、「詐取した預金通帳の
金額を変造し、これを担保に金融業者より200,000円の小切手を詐取した」、
「詐取した200,000円の小切手を利用して宝石、時計などを詐取しようとして
失敗した」・・・これらは戦後の短期間に行われたものであり、「抑制のきかない
行動」、「大胆な行動(無謀な行動)」である。
荏原事件、帝銀事件では、「大胆な行動(無謀な行動)」、「感情反応がない行動」が
ある。
これらはともに同じ脳の部分、眼窩前頭皮質の障害により起きるものである。
しかし、これらは包装紙さんが以前言われたように証拠となるものではないことも
とは確かである。しかし、帝銀事件では平沢の脳障害について何人もの精神分析医が
論じていることからも全く事件に関係ないものとは言えない。

80 :
科学捜査様。
書き込みありがとうございます。
その返答については、包装紙様からなされることでしょうから、私は別件を。
まず、本日よりお忙しくなるとのこと、
余裕があるときで結構ですので、気軽にこのスレッドにお越し下さいませ。
また、以前おっしゃていた、元刑事の方からご入手された文献については、
もし、可能であれば限定的なかたちで結構ですので、
我々、帝銀事件けのマニア?にも公開して下さると幸いです。
もしスキャナが面倒であれば、ハードコピーして私まで送って下さると幸いです。
連絡先は、まず下記アドレスにご一報下さればお教え致します。
その際は、これまで科学捜査様がお使いのトリップ(◆OFa0FInsIU)のキーを添えて下さい。
それにより本人確認が可能となりますので。(返信時に私のトリップを記載します)
satohachi@livedoor.com
それでは、今後もよろしくお願い致します。

81 :
>>75
193様。
以下は、推論の域を出ないコメントです。
私は、犯人が松井名刺を犯罪利用しようと考えた理由として、
193様の説(「731」というキーワード)よりも「防疫」、「予防」のほうが
妥当ではないかと考えています。
理由。
一つ目は、まず、松井氏の軍歴(防疫給水部隊)が
そこまで一般化していたかどうかという疑問があります。
(*細菌戦史家(常石氏など)の近年の研究によると「松井氏の部隊=731部隊」ではないようです)
二つ目は、もし犯人が、そこまで(「731」への捜査誘導という)撹乱効果に拘っていたのであれば、
中井支店にて使った名刺も松井氏の名前(もしくは「731」に繋がる肩書き)で偽造するのではないか。
そういう疑問があります。
(ちなみに中井のときの名刺の肩書きは「東京都防疫課」)
(続く)

82 :
>>81の続き)
最後に、これは自戒を込めての意見になりますが、
193様の松井名刺を巡る見立ては、この事件の経過やその後の研究の成果を
後年に俯瞰的に知っているがゆえにに、陥ってしまう典型的な推理だと思うのです。
(とくに、犯人心理。これを過度に計画性のあるものとして解釈してしまいがち)
あえて大胆な意見をいえば、私自身は、俗に言う「GHQ圧力説」も実はあまり信じておりません。
これは、警察がどこかの段階で平沢単独犯説に一本化していった理由を
それまでの旧軍関係者(731や九研)への捜査をGHQから阻止されたから――だとする説です。
たしかに米国との取引が成立したという時期と平沢の容疑が浮上した時期、
このタイミングは、恐ろしいほど合ってます。見事なほどに。
しかし、逆にいえば、タイミングだけなんですね。それ以上の根拠はありません。
この手の歴史的な未解決事件の謎は往々にして奥深く、その解明までの道のりが手強いため、
どうしても、人はその謎の向こうに巨大な存在(陰謀、謀略…etc)がいると考えがちですが、
私はそういう小説のようなことはほとんどない、と思っています。
(続く)

83 :
>>82の続き)
本題に戻ります。
犯人が松井名刺を事件に利用するに至った理由ですが、
私の説では、「防疫」、「予防」というキーワードの方を採ります。
さらにいえば、実際に荏原支店の事件でも犯人が「口上」として使ったように
キャサリン台風との関係を重視しています。
Wikipedia(カスリーン台風)にも載っている時系列によると
この台風発生期間は1947年9月8日〜17日となっております(荏原事件は同年10月14日)。
私見では、犯人はこの甚大な被害を起こした台風のときに各地で行われた防疫活動に
何かしらのかたちでヒントを得て(もしくは防疫従事者との接点があり)、
のちに帝銀事件へと結実する、犯行計画を立てていったのではないかと考えています。
(これは、平沢氏関与の有無を問わず)
(結果として、犯人が旧軍関係者だったとしても)
さらに、この説を平沢氏関与説に当て嵌めてみた場合、
氏が松井名刺入りのサイフを盗まれたと交番に届けた日は
台風の前になりますので、その行為自体、特に犯行計画の一部(開始行為)という説は成り立ちません。
(つまり、いつもの平沢得意の「その場しのぎのウソ」に過ぎないと考えるほうがいいと私は思います)

84 :
科学捜査さん こういう気軽な場所なので、時間の空いた時に書き込んで頂ければ十分です。
科学捜査さんがよし書き込んでやるぞという気になるように、今回は敢えて
挑発的な事を書いてみます。(しかしサトーさんの言われていることが論点で
あることはお忘れなくお願いします)
>私は歯科医N犯人説ではありません。
と私が書いたのは、歯科医Nが実行犯であるという事を論拠にあるいは起点に
(起点という言い方が一番いいかもせれません)論を立てているのではない
という意味です。1、平沢氏は意外にも帝銀実行犯ではない、2.しかし未遂は
平沢氏が実行した、この2点が正しいならば、帝銀実行犯は歯科医だったのでは
ないかと私は疑っています。しかし、<ここが大事>、歯科医は起点ではないのです。
別の言い方で表現すると
平沢氏が未遂をやっていて、帝銀はやっていないとすると、科学捜査さんが何故か
一番嫌うというかそうではないと言いたくて本を著した(奇妙な動機だと思いますが)という
歯科医Nが帝銀実行犯の蓋然性が高くなってしまうのです。何故か、これもまた科学捜査さんが
よくおっしゃるそんな似た人間が何人もいるものか、という理屈です。具体的には3人という意味。
以下のように言ったら争点がもっとはっきりすると思います。
「未遂は平沢氏だった」は私と科学捜査さんで一致しているので両者間で議論の必要なし。
「帝銀に平沢氏は来なかった」になると科学捜査さんが忌み嫌う結論になって
しまいますよ、だから、アリバイについて考えた方がいいですよ。何故なら
アリバイというのは決定的だからです。アリバイがなくて(不明で)も犯人であることを
意味しませんが、あったら犯人(厳密には実行犯)ではなかった事を意味してしまうから。
歯科医犯人説が起点の論はおかしいし、科学捜査さんがいう
>私の考えは、平沢単独犯ですが、これに関して今のところ主張しているのは、
>歯科医Nは事件に関係ないと言うことだけです。
これは全く意味不明です。単独犯だったら、誰だって無関係です。「私の考え
は平沢単独犯説なので、歯科医は無関係」というのならわかります。しかし、
同時に科学捜査さんは、すぐその上に
>また、事件の背後に、数名の共犯がいるかも知れないと言われても、これを
>否定することは非常に難しいと考えています。
と書かれています。自身で平沢氏に共犯者が居た事をアプリオリに否定するのは難しいと
認めている。だから、帝銀に現れたのが平沢氏だったかどうか、
について考えないと意味がないといっているのです。<とりあえずは>歯科医は
関係ないです。そこから論は始まらない。歯科医は帰結(すべき点)であって、
起点ではない。何故か;彼がちゃんとした取調べ(面通しを含む)を受けていない、
あるいは受けていても(受けています)その情報がないからです。情報が
ないものを、実行犯である、ないというのは不毛でしょう。一番似ていた、
はじめ見た時は帝銀犯人が現れたと思ったと、ずっと後年、帝銀M証人に言わせたのが
彼だったということだけ、<とりあえず>抑えておけばいいのです。
それで帝銀に平沢氏が現れなかった事が分かれば、皮肉なことに、冤罪派
ではなく、科学捜査さんが、自分の一番嫌う結論(歯科医が犯人)を、
自分の論法(そんなに似た人間が何人もいるはずがない)によって導きだして
しまうのです。冤罪論は平沢氏無関係ですから、歯科医もとりあえずは無関係。

85 :
>>77
>歯科医Nが犯人ではないと考えながら、歯科医Nがあたかも犯人
>であるように主張しているものだと思っていました。
私はそんなひねくれた考えは持っていません。私の推測が正しければ
(平沢氏が未遂を実行し、彼の仲間が帝銀を実行した)歯科医が帝銀実行者
である可能性が高いと思っています。
>このオキシフルの瓶は、平沢が瓶は長崎神社境内に捨てたと言って、見つけ出されたものです。
違います。正確には、平沢氏はそう言ったという事実自体を認めていません。周縁を言うと、
もしそれが事実だったら、も論争も終わりです。検察がそんな好機を逃す筈がない。
検事調書が全部事実なのだ、というなら議論の余地がないでしょう。
その中では平沢氏は自分がやったといっているわけですから。筋は全く通っていませんが。
お前が言っているのはこの瓶か?と、言って瓶を取り出す?冗談も休み休み
言ってもらいたいです。検事調書の署名捺印が翌日になっている事もありますね。
検事と事務官のやりたい放題だったわけです。瓶も持ってくる、瓶に話を持っていく、
だろだろ、という、ええまあ、そうかな、でこれか、あ、これです。証人もそれだ
という。証人は全員揃ってPhotogenic Memoryの持ち主ですか?だったら、平沢氏
は違う、これも信じなければならない。 それで終わり。無罪放免。Next Case。

86 :
平沢氏が帰りかけた時、犯人に似てますねと言ってやった所、
平沢氏は二歩程私の方に戻ってきて(*1)
「大丈夫ですよ。あの犯人は47,8で私と10違いますから」(*2)
と言った事があります。
平沢氏に土地を斡旋し絵をかって上げていたO氏の証言。
(*1)平沢氏は自信がある時は顔や体を近づけるのですね。帝銀Y支店長代理
の面通しの時もそうでした。M証人もしっかりと見返したそうです。Y、M証人
とも新聞に写真が載った。それを平沢氏も見たでしょう。食い入るように。
画家として造形(顔や自然)には敏感だったでしょうから、帝銀証人の顔は
覚えていても不思議ではない。見ろよ、俺じゃないだろう、と。実物を見せる
時に顎も引かなければ、俯きもしないのです。
(*2)犯人は47,48という狭い見方の報道はなかった。45〜55という幅で
(帝銀のY支店長とM証人は若く見ている)報道されていた。これは平沢氏
逮捕前の発言です。あの犯人は10違うと。実際には12ですが、会社、
事務所の人の年、私と10位違う、と覚えていませんか。
私はこれをよんだ時に、ざわざわとしました。あの犯人(あいつ)は10違う。。。
だから大丈夫。。(捕まっても大丈夫)そしてM証人;犯人はもっと若かった。。
思惑通り釈放寸前まで行った。しかし詐欺でお縄。自未遂。
なぜ?未遂はやっているから。今まで書かなかったのですが(絶対ではないので)
今日は思い切り挑発してみました。
>>75
それは和多田氏達も指摘していますね。適格性というより、ダメさ度。これを
帝銀では支店長の病欠(下痢)という追い風だけで帳消しにできるかですね。

87 :
上記の証言は検事聴取で記録に残っているものです。(マスコミは発表ではない)
>>79
平沢の「春画を制作して稼いだ」、「浮気をして妻子と別居した」、
この程度がK病に起因する脳の異常を持ったものにしか見られないなら、私の周り
はK病オンパレードです。放火犯に蓄膿症が多い、というよく言われる事を考えてみたら
よい。そういう病気を持った人でも放火はします。蓄膿症患者=放火犯ではないのです。
蓄膿症の方が脳の異常より、熱ですっとするという直接(肉体的)、即応的因果関係がある分、
まだ根拠があるといっていい位、脳の異常があったから帝銀犯人は根拠がない。
もっと重要な事。あんな残虐な事ができるのは脳の異常を持った人間だけであり、
そんな人間は何百万人に1人である、よって共犯者は居ないという論理は通用しない。
複数犯による残虐事件が実際にある事によってあっさりと否定されてしまう。
もう一つ。そんな悪い奴が二人も身近に居る事(そういう偶然)はまず有り得ない、
というありそうな反論については、あります。むしろそれは偶然ではなくある種の
必然です(類は友を呼ぶという意味で)。女子高生を陵辱害しコンクリートに
詰めした少年達。同じ学校であったり近かったり。同じ傾きを持つ人間がだんだん
その匂いとでもいうべきものにお互いが反応し、悪事を考え出すと高揚してきて、
すぐ近くに居て同じ事を計画している人間が居ると罪の意識が希薄化され、
という流れです。戦後の混乱期、トラックに死体を投げ込むのを見てきた人間達、
同じ画会に同じ匂いを嗅ぎ取って、待合で遊び、トランプをし、コーヒーを飲み、
毒薬実験の話を聞き(平沢氏が3件全てをやったにせよ、誰かから聞いたのです、
1薬、2薬のトリックを)、高揚していったとしても不思議はないのです。
少なくとも、こんな残虐な事をする人間が二人と居るはずがない、と言って
可能性を除外するのは間違い。終わります。

88 :
(マスコミは発表ではない) は(マスコミ報道ではない)、の誤り、また、
そういう病気を持った人でも放火はします。

そういう病気を持っていない人でも放火はします。の誤りです。
すいません。

89 :
>サトウハチロー様
>犯行直前に犯人は、呼ばれて駆けつけた警察官と顔をあわせて会話までしてる
>のに、警察官が退席した後に平然と犯行を行っている。
上記の理由は深読みせずに、平沢がコルサコフ症を病んでいて、呆けた状態にあった
位に考えた方が妥当化もしれませんね。真相は不明ですが・・
>一つ目は、まず、松井氏の軍歴(防疫給水部隊)が
>そこまで一般化していたかどうかという疑問があります。
それについては以前書きましたが、平沢の周辺に松井博士の旧軍での経歴を知る立場に
あった人物がいて、その人物から「この名刺は使える」というサジェッションがあった
のではないかという事です。
もしそれが事実なら、平沢周辺に特殊部隊に関与していた人物がいたという推理は
俄然信ぴょう性が高くなると思います。
その人物により、平沢に特殊な薬物の知識、取扱い、犯行手口が教示されたという
推理も成り立つと思えるので。

90 :
続き
犯人が731に捜査の目を向ける意図があったとしても、
中井で松井博士の名前を再度使用しなかったのは、
既に荏原で松井名刺を遺してきているので、銀行間で、
「松井博士の名刺を持った人物が、防疫と称して現れた」
という様な注意が回覧されているかもしれないので、用心の
ために名前を変えたからでしょう。
731に関連するような所属名の名刺を使わず、東京都の名刺
を使用したのも、旧軍特殊部隊に関与するような名称では
特殊すぎて一般の人に馴染みがなく、信用度に欠けるからでし
ょう。

91 :
>>90
193様
松井名刺を使って731へのミスリード、というのは深読みしすぎでは?
この一連の事件は本来、犯人にとって荏原で終わるはずだった事件です。
成功する自信もあったからこその犯行でしょう(その後も同じ手口ですし)。
失敗したらもう一度やればいい、という安易な考えは(結果ありましたが)
その時点ではなかったと考えます。
帝銀がそうであったように荏原でも成功したら名刺は回収したでしょう。
それ以降は別の名刺を使っておりミスリードさせる計画性が感じられないと思います。
731関与と目を向けさせるのならやはり731関係者を匂わせる名刺を作るのではないでしょうか。
作為的ではあっても捜査は731方面にも行かざるを得ないはずですから。
>中井で松井博士の名前を再度使用しなかったのは、
>既に荏原で松井名刺を遺してきているので、銀行間で、
>「松井博士の名刺を持った人物が、防疫と称して現れた」
>という様な注意が回覧されているかもしれないので
そうであるならば、どんな名刺を使ったとしても、回覧を知っている以上、
手口は同じなので来訪者の身元を確認するなり怪しむはずです。
犯人は、荏原、中井の件の通達や回覧はなかった、と踏んだと思えます。
犯人は薬を飲ませることに集中していたはずですから、この名刺に求めたことは
きちんと相手をだませること(これは間違いないと思います)で、
それ以上言うには現時点では材料が足らないように思えます。

92 :
>>91
科学捜査さんですよね。違っていたらすいません。
>帝銀がそうであったように荏原でも成功したら名刺は回収したでしょう。
これは前スレで書きましたが、
@成功したら、松井名刺は回収して証拠たる名刺は残さない。
A失敗しても、遺された松井名刺により捜査の目を731に向けられる。
補足すると、犯行に成功した場合よりも、犯行に失敗した場合は現場に目撃者や名刺が残るので、
自分たちに捜査が及ばない様に捜査攪乱する必要性が増し、そのためにどうせ遺すなら松井名刺を
遺す事により捜査を731に誘導する事を犯人は選んだのではないかと、私は思っています。

93 :
>それ以降は別の名刺を使っておりミスリードさせる計画性が感じられないと思います。
>731関与と目を向けさせるのならやはり731関係者を匂わせる名刺を作るのではないでしょうか。
これは>>90に書いた通りです。
731に関連するような所属名の名刺を使わず、東京都の名刺
を使用したのも、旧軍特殊部隊に関与するような名称では
特殊すぎて一般の人に馴染みがなく、信用度に欠けるからでし
ょう。

94 :
>犯人は、荏原、中井の件の通達や回覧はなかった、と踏んだと思えます。
実際、銀行間に注意喚起するような回覧の有無は犯行前には確認できず、
次の犯行の中井や椎名町で口上を述べた時の行員の対応を見るまで分からない
ので、犯人は安全策をとって荏原の時とは名刺の名前や所属を一般的で行員たちに
信用を得やすいものに変更したのではないかと、私は思います。

95 :
>それ以降は別の名刺を使っておりミスリードさせる計画性が感じられないと思います。
>731関与と目を向けさせるのならやはり731関係者を匂わせる名刺を作るのではないでしょうか。
それから、もう一つ。
これも前スレで書きましたが、荏原の次に捜査をミスリードさせるためとも思われる行動を、
犯人はとっています。東北大学です。
青酸カリを再度入手するためなら、近くの工場や復員軍人等で探せば良いものを、
わざわざ東北大まで足を運んでいる事に、松井博士の名前にこだわっている
恣意的な様子が、私には見てとれます。

96 :
193様。
メール頂きましてありがとうございます。
私はこのスレッドで事件の推理を巡って遣り取りさせて頂いた方とは、
帝銀事件研究の同好の士(笑)として、
今後も継続的に連絡を取れるような関係を維持したいと思っております。
そこで、レアな資料の共有などもできるかと思います。
そういう趣旨で193様からまずメールを頂戴しました。
もし、科学捜査様、包装紙様もそういう趣旨での
お付き合いをして頂けるのであればご一報頂くと幸いです。
むろん、メールアドレスもまずはフリーのもので結構ですので。
satohachi@livedoor.com

97 :
193様。
>>89で「平沢の周辺に松井博士の旧軍での経歴を知る立場にあった人物がいて」
という前提を置かれているわけですから、
なおさら、捜査撹乱説は成り立たないのではないでしょうか。
つまり、松井博士の旧軍経歴のほうへ捜査が向いてしまっては、
それを知る立場にあった人物(=共犯者?)の身が危なくなるわけですから。
それとも、この共犯者の心理においては、
「松井氏の軍歴方面へ捜査が及んでも<自分のところ>までには来ない」
という目論見があった、という想定をされているのでしょうか。
うーん、いずれにせよこれは相当にアクロバットな推理ですね。
この共犯者の属性(旧軍との関連度合い)をブラックボックス化したまま、
その心理を根拠として推論を進めておられるわけですから。
もうひとつ。
「松井名刺→旧軍(731)」という方向と
「松井名刺→平沢(含めた名刺交換者)」という方向、
この2つのうちどちらが捜査として正当なのかという問題があります。
これ、私はあんまり変わらないのでは?と思います。
事実、警察は旧軍関係も名刺交換関係もともに捜査しているわけです。
つまり、結果的に、捜査撹乱になっていないのではないか、と思います。
むろん、「犯人(の心理で)はそういう狙いだった」というのであれば、
それ以上は反論できませんが……。

98 :
「731へのミスリード」として松井名刺を使ったという説については、
結局のところ、犯人心理を巡る議論にになるかと思います。
これは「帝銀」に限らない話ですがこの手の歴史的な未解決事件に対して、
遺留品などの犯行の痕跡を「犯人がそう見せかけるための罠」と解釈される方がいます。
こういう捜査撹乱説はなぜか必ず出てくる。「下山」しかり「狭山」しかり……。
しかも、推理として「面白い」んですね。これもまた常に。
例えば三億円事件では各現場に多数の証拠品が遺されましたが、
これを「捜査を混乱させるためにあえて大量に残したんだよ」という方がいます。
たしかに、犯罪のなかには捜査撹乱的な行為もあります。
痴情のもつれから人を犯した者が通りすがりの強盗人に擬装するために
部屋を荒らすようなケースなどもそうでしょう。
しかし、私自身は、こういう説の立て方は可能な限り保留すべきだと思っております。
なぜなら、この手の捜査撹乱説はどこまでいっても犯人心理の問題ですので、
原理的にいえば、その正否が直接犯人に聞くより他に証明できない(笑)。
理由の二つ目は、この論法がなんにでも当て嵌まる万能理論的な性格があるからです。
例えば、「なぜ帝銀犯人は警察に捕まる危険を冒してまで手形を換金しにきたか?」。
こういう謎を捜査撹乱説を使って説明するとすれば、
「”カネ欲しさに事件を起こした”というイメージを捜査側に植えつけるため」
(だから犯人の真の目的は人体実験だったんだ!!)という回答もできます。
今回の193様の説が的を得ているかどうかは分かりません(可能性は否定できない)。
しかしこういう捜査撹乱説という論法の厄介さについては、
強調してもしすぎることはない――ということを私はお伝えしたいわけです。

99 :
>>92
まずはじめに、私は科学捜査様ではないです。
全然別人です。平沢単独犯は信じていません。
すでにサトーハチロー様がおっしゃられていますが、歯科医の経歴が
確定したうえでの議論になるのかな、と思うのです。
だから材料が足らないのですが、そうなるとどうしても推論の上に推論することに
なってしまいます。
193様の説が成立するには
@松井博士は731関係者(南方で防疫給水部にいた)
A松井名刺を犯人が持っていた
B松井博士の素性を犯人が知っていた
とう条件が必要になりますが、このBが判然としないです。

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