2011年10月1期文学【グレート・ギャツビー】フィッツジェラルド
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【グレート・ギャツビー】フィッツジェラルド
1 :11/05/16 〜 最終レス :11/11/25 立てておく
2 : ああ、俺の好きな作家だ
3 : フィッツジェラルドの作品というのは俺の読んだ限りどれも定型があって 金を持った(または、一つの幸せをつかんでいた)一市民が己の性格の自堕落さや運命のために悲しみの中で凋落する それはペルエボックを生きた彼自身の生き方を投影するものでもあった
4 : ごめん、ベルエポックな
5 : フィッツジェラルドといえば「ジャズ・エイジ」じゃないの? あるいは“失われた世代”、または The Roaring Twenties。 ベル・エポックは定義からして、19世紀末から第一次大戦が始まる前まで(1914年)の、 パリを始めとするヨーロッパ社会が爛熟して文化が栄えた時期。 イメージとしてはプルーストの『失われた時を求めて』に描かれている社交界の雰囲気だな。 作家・フィッツジェラルドにとって第一次大戦が残していった爪痕というのは大きい。はず。
6 : ああ、ごめん 知ったか入った誤認をしてたわ ラス一行は無しな
7 : ちなみに>>4 =6な
8 : えらく素直な人やなw
9 : 『ギャツビー』みたいな小説他にない
10 : 「グレート・ギャツビー」原書で読んだけどこれどう評価すればいいの? 表現の難しい作家だった ストーリーは簡単 ドストエフスキーみたいな思想を語るわけでもない 文章を読む作家なのかな?
11 : やたら表現が難しいんだよねこの作品 それ美味い比喩か?って突っ込みたくなるとこもあるんだけど as if he were related to one of those intricate machines that register earthquakes ten thousand miles away とか 直訳すると 「彼はまるで何千マイルも離れた地震を記録する複雑な機械の一つと関係があるようだった」 ギャツビーの敏感さを喩えるのに分かりずらいよ 全体的に簡単なことをやたら複雑な比喩や抽象的な言い回しで語っていて どうなんだ?と思ったんだけど
12 : 1 文章を味わう作家 2 テーマがすごい作家 3 ストーリーテリングがすごい作品 どれ? 結局1の作品ということでいいの?
13 : カテゴライズするのもどうかと思うけど私的には 4 世界観を味わう作家だと思うぞ
14 : 文学作品の価値とはなにか? たとえば『伊豆の踊り子』は文学として名作だと言われているけれど、 ストーリーは大したことが起こるわけじゃない。 旅芸人の一座の踊り子と、東京から来た一高生との心の交流がテーマ。 この交流によって一高生は「自分の性質が孤児根性で歪んでいる」ことを乗り越えて、 ようやく初めて社会や他人との和解・融和を成し遂げていく。 一高生が、最後に踊り子たちと別れたあとに流す涙は、単に別れによる寂しさではなく 「清々しい満足」の中にあることに注目すべきだろう。 こうした文学作品に現れる一つ一つの感情や情景の描写がなにかしら“人生の真実”を写し取っていると感じられるとき、 文学作品は「価値がある」と判断されるのじゃないかな。 いくら文章の技巧がすぐれていても、ストーリーテリングが上手くても、 そこに“真実らしさ”がなければ文学としての価値はないと思う
15 : 普通の文章で書いたらギャツビーも平凡な作品でしょう やはり文体の作家かなあ 貧乏人の金持ちの女性に対する憧れとか結構平凡じゃない? テーマとしては パーティを開いて女性を待っているという設定は秀逸だが
16 : 印象批評と曖昧感情論だけの劣った女性脳民族倭 きょうもかね勘定となりすまし風説の流布、風俗壊乱に余念がありません
17 : 勿論ほかの大作家と比べれば、雰囲気、主張等劣っているけど、あの時代の若者の生き方、雰囲気を甘美な文体で上手く表現してる小説は、他にないんじゃないの? あと分別のあるニックに三人称で語らせてある所とか読者の共感を誘って、構成に工夫がしてある。
18 : What foul dust floated in the wake of his dreams that temporalily closed out my interest in the abortive sorrows and short winded elations of men こういう表現とか異常に抽象的で分かりずらい
19 : 幸せな生活に忍び込んで来る静かな闇が次第に人生を浸食して行くという類いの話が好きなんですよね。 「マイロストシティ」は本当に良く出来た小説だと思います。 村上春樹の約で読みました。私は村上という人を信用してなかったんですが、美しい訳だったので見直しました。
20 : >>5 アメリカの作家なのに第一次大戦の爪痕が大きいとか、普通はありえません。 第一次大戦を契機にアメリカの黄金時代が始まるという意味での影響ならわかりますが。
21 : 文章がヘタすぎてつまらん
22 : 金持の御曹司読んだ。 メリケンの金持ちは半端ないな
23 : ラストタイクーンを読むといい
24 : 今夜はやさし読んでる。 フィッツジェラルドの主人公って リア充のモテ男が多いな
25 : >>24 添削 今、「夜はやさし」を読んでる。
26 : >>23 ラストタイクーンおもろい?
27 : 「グレート・ギャツビー」もせいぜい3回読んだら飽きる程度の作品だった
28 : 野崎訳の短篇集ってどう? 村上訳とどっちを買おうか迷ってる
29 : 俺は野崎訳のほうが好きだよ でも、好みはそれぞれだし どっちも書店にあるだろうから その場でちょっと冒頭くらいは読み比べてみたらどうかな
30 : そうなんだ 一応読み比べてみたけれど、どちらもこなれた文章で読みやすいだけに、ちょっと迷ちゃったんだよね でも野崎訳のほうは装幀がイカしてると思うからまあこっちしてみようかな
31 : このレスを見た人はめっちゃA幸運です○ えっと、このレスを、違う掲示板3つに貼り付けてください! そうすると下記のよぅなことが起きますヨ♪ ◆好きな人に告られる!! ◆告ったらOKもらえる!! ◆彼カノがいるコゎめっちゃLOVEAになれる!! ◆勉強、学年トップ!! ◆男女にモテる!! ◆5キロ痩せる!! ◆お小遣いが上がる!! 上記のことが起きます。 あたしの友達Mが、これをやったら、上記全て起きて、今は彼氏とめっちゃラブ×2です♡; 先生からも好かれ、男子に8人から告られました。 女子も友達がたっくさんいます!! この魔法のようなパヮーを信じて、貼り付けてください!! コレを信じなくて、貼り付けなかったKは、3日後に彼氏にフられて、5日後に告ったらフられて、一週 間後に家族が死にました。 そして一ヵ月後にはKが死んで、クラス全員でお葬式に出ています。 さぁ、あなたはMかKかどちらになりたいですか? 信じるか、信じないかは、あなた次第です。
32 : In my younger and more vulnerable years my father gave me some advice that I've been turning over in my mind ever since. "Whenever you feel like criticizing any one," he told me, "just remember that all the people in this world haven't had the advantages that you've had."
33 : >>11 直訳すると1万マイルじゃね
34 : >>11 いい比喩だ
35 : >>14 君がいう「真実らしさ」を俺は「文学的リアリティ」と呼ぶ。 まさにそれを感じるかどうかが評価基準となる。
36 : 今ギャツビーの冒頭部分を読んだけど美しい。
37 : >>36 同感。
38 : 冒頭部分は抽象的で分かりにくい 英語で呼んだけど
39 : >>38 じゃあ、しょうがないね
40 : 冒頭とラストくらいだな、何度も読み返してるのは
41 : リッチボーイの最初と最後も美しいよな でもやっぱギャツビーは至高 あんなんよく思いつくよなー
42 : 美しいのはどっちの訳? それとも原書?
43 : 文章が美しければ内容がスカスカでもいいのか? 全然グレイトじゃないみじめなギャツビー。学歴詐称まがいもチープな詐欺師みたい。 デイジーがちっとも魅力的に描かれていないから、ギャツビーがこれほどデイジーを愛する動機に感情移入できない。 高値の花のお嬢様であるという点で、ギャツビーが憧れ渇望した世界の象徴でしかなかったのか? その点でも嵐が丘のヒースクリフに比べてギャツビーは俗物。 これで、ニックについても人間の弱さやずるさが描かれていたならまだ納得できる。 しかし最後までニックは「みんな冷たい!」なんて自分だけ損得で動かない良い人のままで、 ひとりギャツビーの葬式を執り行う。 だいたい富豪だったギャツビーの葬式に誰も来なかったなんて設定自体リアリティがない。 この小説は発表当時、評価されなかったらしいが、今、なぜにこんなに高評価なのか疑問。 村上春樹の影響なのかとも思う。 村上春樹が他にも翻訳した思い入れが強い小説に「ライ麦畑・・・」があるらしい。 やっぱり「みんなずるくて汚くて大嫌い」な主人公。 あまりに評判がいいので読んでみたが駄目だった。 そこまでこの小説に思い入れる理由を教えてほしい。
44 : ライ麦の翻訳は原作を舐めてるとしか思えない
45 : >>43 俗人同士のギャツビーとデイジーだから俺は好きだな 俗人にも夢や理想があるわけだし、だから最後の部分が美しいと感じる あと評価の高さは本国でもスバ抜けてるよ、例えばこれ↓ http://en.wikipedia.org/wiki/Modern_Library_100_Best_Novels
46 : 春樹文体は実は好きなんだなあ。軽薄だとは思うんだけど口当たりがいい。
47 : ギャツビーが名作とかw 最初に誰かが名作って言い出したんで何となく同意してたら いつの間にかみんな引っ込みつかなくなっただけだろw
48 : >>47 ばか、おまえが読めてねーだけだよ だいたいこういうやつの言い草ってテメーのちっこい脳みそで理解できないものをクサすだけ ばか特大まるだし
49 : 文章は凝っていて名文といえば名文だろうし、読みにくいといえば読みにくい ヘンリー ジェイムズのくどいしつこい文章を名文という人もいるんだし でも物語り自体は正直、3回読めば飽きた 世間も結局4人ぐらいの人間間の話で狭い 世紀の名作というともう少し大きい世界を読みたいと思ったけど これも趣味の問題かな?
50 : でもこの人は大きい世界を書いたら、良さがなくなりそう。 まぁ、書きたくても書けなかったのかもしれない。 この人の限界といえば限界だけどね。
51 : イアン・マキューアンの「アムステルダム」なんかもブッカー受賞して 意図的に「室内楽的」狭い話で マキューアンの作品と言われなきゃ面白いと思えないjじゃないか
52 : 「アムステルダム」はオレも読んだが あまりのつまらなさにトラウマになった。
53 : 大きいは小さい 小さいは大きい
54 : マキューアンは一作だけ読んで好感触だったな。 川上未映子がおすすめだというので読んでみたけど。
55 : アムステルダム、つまらんね。本速攻で捨てたわww
56 : フィッツジェラルドいいね 軽いのに暗い、けど輝いてる こんなことを言うのはとても恥ずかしいが言わせてくれ モーツァルトみたい
57 : 「夜はやさし」(オリ版)、第一巻はわくわくしながら読んだ。 南仏のリゾート地、美人女優、きらびやかな印象で素敵だった。 だけど視点の変わる第二巻以降は、 主人公にシンパシーも感じられず、 退屈だった。 あと全編を通じて、「ギャツビー」なんかと比べると、 話の進行が緩慢で、文章は間延びしている感があった。 執筆が長期に渡ったせいか、推敲をし過ぎたか。
58 : ヘミングウェイもはじめ酷評して後でいい作品だと思ったみたい 確かにバランスいいとは言えないけど 心に染み込む重みが文章にあると個人的に思います
59 : 小谷野敦 グレート・ギャッツビーについて 「全体的に不自然な話だし、事故で引くのが知り合いの妻とかご都合主義だし けっさくじゃないだろう」
60 : 小学生でももう少しまともな批評ができそうなもんだ
61 : ワックスかと思ってきたらなんだこの過疎スレはwwwwwwwwwww
62 : 大昔の作家スレだもん
63 : >>59 小谷野さんの評価って偏ってない?極端というか。 ふつうに面白いよ、このほん。
64 : 小谷野敦はキチガイ。
65 : ウィキペディアで小谷野さんと軽く編集合戦になったことがある。
66 : w kwsk!
67 : 田中和生ってへっぽこ評論家がいるんだけど、田中のウィキでのこと。 田中が過去に笙野頼子に徹底的にボコられたことがウィキに載ってなかったので書いたら、 小谷野さんが来てもっと過激に田中を野次る様な書きかたをして、私もつられてもっと情けない田中像を書いて、 みたいな感じで、記述をいかに過激にするかみたいな編集合戦になった。 そのあと他の人に消されちゃったんだけどね。
68 : 笙野頼子から罵倒され、2008年冬号『三田文学』に「文学閉塞の現状--笙野頼子氏に尋ねる」を載せて、 気に入らないと罵倒するのはおかしいではないかとしたが、笙野は翌春号に「徹底検証![三田文学]前号田中 怪文書の謎」を載せて、『群像』の覇権争いの内情を書いて田中を罵倒、以後田中のブログは約二年間の間 停止していた。その後一度書いた。田中は笙野からの罵倒については沈黙を保ったまま、ブログで新たに作家 津原泰水の起こした係争に言及した。しかしこれが評論家で作家の小谷野敦の目に止まり、「ありえない」 と批判された。ブログはそのままの状態で、続いてはいない。 これが小谷野さんとの合作なんだけど、消されちゃったんだよ。おかしいよね。
69 : おお!丁寧な説明ありがとうございます。 Wikiもそういう記述消すんですね。 記述内容も含め勉強になりました。
70 : どーもー。
71 :11/11/25 ラストタイクーン結構おもろい
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