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2011年10月1期漫画サロンサンジ×ナミを萌え語るスレ
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サンジ×ナミを萌え語るスレ
- 1 :11/04/22 〜 最終レス :12/01/04
- いつの間にかスレがなくなっていたので復活させてみました。
このカップリングが好きな人で語り合いましょう。
・公式や非公式等の議論はNG
・他のスレに迷惑かけるのは駄目
・アンチ行為は禁止
・荒らしはスルー
・サンジ×ナミ以外の組み合わせが好きな人は別の所で
・まったり語ろう
- 2 :
- スレ立てついでに何枚か
ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org1556427.jpg
ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org1556433.jpg
ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org1556441.jpg
ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org1556437.jpg
ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org1556450.jpg
ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org1556445.jpg
ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org1556469.jpg
ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org1556464.jpg
- 3 :
- サンナミ好きだよサンナミ
もっと2人の絡みがが欲しい
- 4 :
- くら寿司でキャンペーン中のポスタカードがすごくサンナミしている
- 5 :
- くら寿司の
ナミに嬉しそうに寿司を差し出すサンジと
それを美味しそうに頬張るナミ
ttp://nagamochi.info/src/up64781.jpg
- 6 :
- サンナミスレ復活してる嬉しいわ
- 7 :
- 同じく復活嬉しいw
>>5
可愛すぎる…!
- 8 :
- ポスターカードちらしでは並びがバラバラでサンナミだとは気付かなかったw
サンジもナミも幸せそうな笑顔で並び合ってるってのがすっごくいい!
- 9 :
- サ:ナミさーーーーーん、愛情たっぷり握りこんだ特製寿司ですvv
ナ:んん、ありがとうサンジ君。………おいっしぃ〜♪
サ:あぁ〜幸せだーv
って感じだよね、まんまw
- 10 :
- サンジがさん付けするねはナミだけ、
ナミが君付けするなはサンジだけ
というのがいい
- 11 :
- サンジがナミをナミちゃーんと呼んだり、ナミがサンジを呼び捨てしたりする姿は想像つかないなw
- 12 :
- このサンジとナミいい
並ぶと絵になりそう
ttp://iup.2ch-library.com/i/i0290995-1303632052.jpg
http://iup.2ch-library.com/i/i0290996-1303632052.jp
- 13 :
- 下の貼り間違えた
ttp://iup.2ch-library.com/i/i0290996-1303632052.jpg
- 14 :
- サンジとナミってどっちもオシャレそうだからそういう面でも気が合いそう
- 15 :
- >>12
このシリーズのサンジとナミをコラってみた
ttp://uproda55.2ch-library.com/010306QpO/gogo010306.jpg
- 16 :
- なんつー美男美女カップル
- 17 :
- サンジスレでナミが前にサンジを呼び捨てにした事があったという情報が出ていたけど
一体どういう心境だったのだろうか…w
- 18 :
- サンジの着ているシャツがナミの髪色と一緒
ttp://up3.viploader.net/pic2d/src/viploader2d685630.jpg
- 19 :
- 服を買う時に(この服の色ナミさんの髪色みたいだ〜v)なんて思いながら選んでたりするといい
- 20 :
- イエローとオレンジってやっぱ相性いい色合わせだよなあ…と
- 21 :
- >>15
ナイスコラ!
>>18
これサンジがナミの方向に向かって歩いているように見えるw
- 22 :
- メロリン状態ではなく落ち着いた雰囲気で並に接するサンジもいいねw
- 23 :
- サンジは普段めろりんなのにいざって時はびしっと格好良い
そんなサンジにナミは内心ドキドキしまくったりしているといい
- 24 :
- 自分に対してナミさーん好きだーだのめろりーんだのしょっちゅうやっているのに
他の子に対しても似たような調子のサンジを見かけるたびに
実はモヤモヤやきもきしているナミとかもいいなあ
- 25 :
- サンジが今の髪が伸びたナミの姿をどう思っているのかが気になる
- 26 :
- >>24
空島でサンジがコニスを口説こうとしてナミに耳引っ張られて「あああああ」ってなってる所良かったw
- 27 :
- >>25
髪の長さが変わったとかそういうのを意識しているどころではなかったからなあw
>>26
同じくw
ナミこれってヤキモチか?ってニヤニヤしたw
- 28 :
- サンジのメロリンシーン集※ニコニコ注意
何気にサンナミ的なシーン多いw
ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm11368896
- 29 :
- フォクシー海賊団に「あんたらの子供云々がフォクシー海賊団に忠誠を尽くさなければならない」と言われた時に
子供って言葉に反応して、ナミそっくりの子供に「パパ〜」と呼ばれるのを妄想して「はーい何でちゅか〜」とメロリンしているサンジに吹いたw
ナミと結婚する気まんまんw
- 30 :
- 妄想してんだろうな
- 31 :
- 子供ってキーワードに反応して咄嗟にナミ激似の子供にパパーって呼ばれる姿が思い浮かんだだけだから
そういう事に関してまでは頭が回ってないように思うw
ただ今のサンジはそういう妄想しようとしたら鼻血吹いて倒れそうだ
- 32 :
- 男をまるで知らん乙女みたいなこと言うなお前
- 33 :
- メロリンサンジはある意味乙女w
- 34 :
- >>28
サンジいいキャラすぎるw
アニメオリジナルも結構美味しいシーンあったんだなあ…
- 35 :
- >>29
ナミとの間に子供を設ける妄想をしたなら、
今日は母の日って事でナミと自分の子どもが
ナミにカーネーションを贈る妄想とかをサンジはしてもいいはずだ
- 36 :
- 今度カプスレたてる時はPinkにたてろ
- 37 :
- サンジがカリブーに対してうちの美女航海士をなんて目で見とるんじゃあ!ってキレてるけど、
前はナミをじろって見る男がいただけでそんな風なリアクションしてたっけ?
直接手を出されそうになった訳でもなく、ただナミをそうやって見られるだけでキレるサンジが何か良かったw
- 38 :
- その後「ナミさんもう大丈ブーッ」ってなってたなw
- 39 :
- コミック派だからまだ鼻血吹くサンジしか知らないけど、
雑誌ではもう通常サンジに戻っているらしいね
せっかくの2年ぶりの再会なのにろくに見つめ合う事も触れる事もできなかったわけだから
その分をサンジとナミは存分に補充してほしい
- 40 :
- キャラは戻ったけど顔はまだそのまんまだよ
メロリンすると不審者に見えるので口髭は剃ってくれw
- 41 :
- >>19とか>>23みたいな「〜するといい」という言い方、優しいね
皆も使うといい
- 42 :
- 不審者みたいなメロリンサンジの事も内心可愛くて仕方ない感じのナミとかあるかもしれない
何気に心の底ではナミの方がサンジにメロリン状態(とナミ本人は思っている。でも表面には絶対に出さない)とかを
個人的に希望するw
- 43 :
- ※既に両想い設定注意※
「…サンジ君」
「ナミさん…」
「ヒゲ、伸びたね」
「あー…うん」
「なんか…チクチクする」
「ナミさんの髪も伸びたね」
「伸ばしたのよ」
「長いのもよく似合ってるよv」
「………それだけ?」
「ん?」
「2年ぶりなのに…サンジ君、リアクション薄い」
「いや、それは…」
「キスしても抱きしめてこないし…すぐ目逸らすし」
「それは〜その〜…」
「ほらそうやって。ねえ、再会してから、まだ1度も私とマトモに目合わせてないよね?」
「そ、そうだったかな…ははは」
「誤魔化さないで」
「ナミさん…」
「抱きしめてよ、サンジ君」
「………………無理です」
「じゃあ私のこと、ちゃんと見て」
「…勘弁して下さい、ナミさん」
「何でよ」ムッ
「ほ、ほら、俺今、レディへの耐性がかなりやばい事になってるから」
- 44 :
- 「だから?」
「ナ、ナミさんに鼻血かけちゃうと悪いし…」
「いいわよ別に。血には慣れてるわ」
「慣れてるって…;」
「私はサンジ君と、ちゃんと目合わせたいの」
「………………」
「こうやって近くにいるのに、なんかそういう…よそよそしい感じなの………ヤダ」
「……ハァ〜………………、ナミさんが悪いんだからな…」
「…私がぁ?」
「──あまりにも綺麗になりすぎてて…心臓に悪い………」
「何よそれ」
「髪、伸びてて…ますます麗しく…、女性らしくなってて…」
「………はぁ…」
「遠目にだったらいけるんだけど、こうすぐ目の前にいると…今の俺には眩しすぎるんだ」
「……まったく…バカなんだから」
「あぁーでも2年ぶりのナミさん…幸せだぁ〜」
「…とにかく私はこのままじゃ嫌だからね、サンジ君。リハビリがんがんしていくつもりだから。よろしく」
「リハビリ…例えば?」
「これから暫く、一日最低一回は私とキスして。その後最低1分は見つめ合うこと。それから3分間は私を抱きしめること。」
「そ、それは………!」
「破ったら1万ベリーよ♪」
「………………了解です、ナミさん///」
- 45 :
- ヘタレてるサンジ可愛いなw
- 46 :
- ナミにはサンジの髭よりもぐる眉をつっこんでほしいw
- 47 :
- サンジは何で片方ずつしか顔を見せないのだろうかw
- 48 :
- ナミが「サンジ君、隠れている方の目も見せて」と頼むと
「いくらナミさんの頼みでもそれだけは聞けません」と頑なに拒むサンジとかありそう
- 49 :
- 右目が見えている時は絶対左目は見せようとしない
左目が見えている時は絶対に右目を見せようとしない
そんなサンジに好奇心旺盛なナミは…
- 50 :
- 片方だけ視力が落ちてきたから今度はもう片方ww
- 51 :
- まさかの視力調整w
- 52 :
- とはいえ子供の頃からずっと片方隠れっぱなしだったサンジが
今からもう片方と同じくらいにしようとするのは容易じゃないだろうな
- 53 :
- たまには両目とも出してみればいいのに
ナミだけは両目を出したサンジとかを見た事があったりするといいな
- 54 :
- 両目出したサンジはナミが独り占め
だったりするといい
- 55 :
- 「ナミさん、もう大丈ブーー!!」の時、ナミ普通に笑ってるな
- 56 :
- もうサンジ君ったら、うふふ
みたいな穏やかな笑いだなw
- 57 :
- またスリラーバーク編みたいなサンナミ神回が来るといいな
- 58 :
- 今度はナミがサンジを助けだす展開とかw
- 59 :
- ナミが助ける場合は敵との戦闘とかではなく捕まっているサンジをこっそり救い出す的な展開かな
- 60 :
- 「サンジ君助けに来たわよ!」
「あぁぁぁあぁぁあぁナミさあーーーーーーーーん!メロリーン!!」
どうやってもギャグにしかならない気がするw
- 61 :
- 「サンジ君、助けに来たわよ!」
「ああああナミさああああああん!」
「遅くなってごめん、今縄を解くわね」
「あぁ〜ナミさんい迎えに来て貰えるなんて幸せだーvvでもナミさん、どうせなら…」
「何?」
「“お待たせサンジ君。あなたの女神よv”って言ってください」メロリン
「さあ敵が来る前に早くここを脱出するわよ」スルー
- 62 :
- このスレのテンションおもしろいwwww
- 63 :
- アニワンだったら助けに来たナミにサンジが思いっきり抱きつくくらいの事はするな
- 64 :
- サンジがナミを押し倒してる夢見たわ
完全にサンナミ中毒だ
- 65 :
- 普段だったらナミに簡単にあしらわれるサンジだけど、それはサンジの優しさ故
もしサンジが本気で押し倒したらナミは抵抗しようがない
一度それをナミが実感するような事があるはずとこのサンナミ脳は勝手に思っている
- 66 :
- 関係性の反転する瞬間ですね
萌えるわ
- 67 :
- シャボンディでブルック、ウソップに続きサンジまでくまに飛ばされた時にナミが「あぁっ!!」って叫ぶところが、サンジが消えたからってわけじゃなくて仲間がどんどん消えていくからだろうと分かりつつもサンナミに見えてしまうあたしはなんか色々大丈夫かしら。
初めて書き込みました。
宜しくお願いします。
- 68 :
- >>65の図を勝手な妄想で描かせて貰いました
※拙絵注意
ttp://sakuraweb.homeip.net/uploader/upload.cgi?mode=dl&file=147959
余裕ないバージョン
ttp://sakuraweb.homeip.net/uploader/upload.cgi?mode=dl&file=147957
パス「sn」
>>67
同じくサンナミに見えてしまうw
ナミがサンジの事を心配そうに叫ぶシーンっていい!
- 69 :
- >>68
萌え死んだ。絵めっちゃ上手ですね!!
あと空島編でウソップとナミを助ける為にエネルの攻撃を受けた後、ウソップに助けられて落ちてきた時に駆け寄るナミとか。
あんな本気で心配そうなのって珍しいですよね!
- 70 :
- >>68
普段が普段なだけにサンジ優勢の図ってすごい萌えるwありがとうGJ
>>69
普段はサンジのメロリンに対してナミは「あーハイハイ」って感じだから
たまにああいうシリアスな場面でサンジの事を強く意識するナミとかおいしいと思うw
- 71 :
- >>70
あのシーンって意識したとかじゃなくて結局サンジじゃなくても同じように駆け寄ったと思うから、あたしは普段がそうなだけに、サンジもちゃんと他の仲間と同じように思ってもらえてるんだなっていうのが珍しく露骨に表現されてて良いなと思いましたw
文章下手でごめんなさい、言いたいこと通じたかな?
- 72 :
- >>71
分かるよw
サンジの事はいつも適当にあしらっているように見えるもんねw
でも自分はサンナミ脳がいきすぎて、人前でベタベタしたがるサンジに
そういうのが苦手なナミは照れ隠しであえて冷たい態度になってしまうという風に脳内変換されるw
- 73 :
- >>72
おおお///
そういう見方も楽しいですね!エニエスロビーの惚れ直した問答の時はもう公式でそう見えちゃうあたしがいますwww
- 74 :
- むしろどうやってもそういう風にしか見えない、同じくサンナミ脳全開な自分w
- 75 :
- あまり期待し過ぎちゃ駄目だと思ってなるべく普通の考え方で読んでるんですけど、やっぱりサンナミシーンは素通り出来ないですwww
- 76 :
- 正直サンジとナミが並んで立っているだけでも萌えてしまうw
- 77 :
- 分かるw
並んだ姿がめっちゃお似合いな二人だと思う
- 78 :
- 上の方のサンジに押し倒されるナミ云々で暴走してSSを書いてしまいました。
サンジとナミのイメージが違うかもしれません。苦手な方はスルーしてください。
■ □ ■ □ ■ □ ■
気がついたらシーツに沈みこまされていた自分の体。
いつもよりずっと近い煙草の香り。
そして、上に伸し掛り含みのある笑顔で見下ろしてくるぐるぐる眉毛。
…どうしてこんな事になっているのだろうか。
今日はロビンが見張り当番の日で、私は部屋で一人航海日誌をつけていた。
そこにサンジ君が部屋におやつを運んできて…と、普段と変わり映えのない日常のはずだった。
普段と違ったのは、おやつを置いてすぐに帰らずに、何故かそのまま部屋に居座るサンジ君。
背中に視線を感じて、妙な居心地の悪さを覚えた。
だから私は振り向いて「見てないで、部屋から出てって」っと言ったと思う。
そのあとちょっとしたやり取りがあって…。
とりあえず今、自分がベットの上に押し倒されている事は理解した。
ならば私が取るべき行動は1つだけ。
「…どいてよ、サンジ君」
「ダーメ♪」
言葉と、体を捩りながら抵抗を試みたものの、あっさり撃沈。
押し戻そうと胸元を手でぐっと押してもびくともしない。
こんな状態になって始めて実感した、彼との体格差。
いつもだったら子犬のようにじゃれついてこようとするのを、もっと軽く流してしまえるのに。
気がつくと傍にいて、気がつくと視界の中にいるサンジ君だけど、こんなに逞しかったんだと思う。
- 79 :
- 「放して」
「嫌です、ナミさん」
「…酔ってるの?」
「俺、今日は飲んでませんよ」
抗議の眼差しを送っても、返ってくるのは揶揄するような愉しげな声。
纏う雰囲気はふざけた感じなのに、加えられる力は相当強い。
私が痛くならない程度に、でもけして反撃ができないようしっかり抑えつけている。
にやついた締まりのない表情が状況とはあまりにも不釣合いで。
一体この先どうするつもりなのか。どこまで本気なのか分からない。
ただ1つ言えるのは、私のお願いをいとも簡単に拒否する彼があまりにも珍しいという事。
「ねえ、重いんだけど」
「軽くしたら、ナミさん逃げちゃうでしょ」
…本当に、どこまで本気なのだろう。
予想だにしなかったイレギュラーな事態をどう対処すればいいのか分らない。
これに比べたら、グランドラインの難しい天候を読む方がよっぽど楽にさえ思える。
彼がこのまま強引に事を及ぶとは思えない。
これでも仲間として彼の事を信頼している。
けど、一向に緩まない力に徐々に不安感が募っていくのを抑えられない。
全身が強張っていくのを、否が応でも実感させられる。
「怒るわよ?」
なんて必死に凄んでみても、こんな状態じゃ全然格好つかない。
心なしか声が上ずってしまった気がする。
元々にやついていたサンジ君が、さらにその口元を歪める。
- 80 :
- …なんだろう。
さっきから、私の中で燻った何かが、モヤモヤと渦を巻いて膨らんでいく。
こんな風にサンジ君を見上げる事が普段ないためだろうか。
今の自分の感情を示す、ぴったりな単語が見つからない。
「ナミさん」
「何よ」
「俺、実はナミさんに怒られるの好きv」
「は?」
「なんていうか、それも結構快感っつーか」
あ。なんか、今ちょっとだけ気が抜けたかも。
見慣れたサンジ君のふにゃりとした笑顔に、お馬鹿な発言。
「サンジ君、そういうの何て言うか知ってる?」
「そりゃもちろん、恋の…」
「マゾっていうのよ、マゾって」
「…う〜ん…、俺はマゾじゃないと思うんですけどねえ」
「あら。それ以外で怒られて気持ち良くなる人なんているのかしら」
「ナミさんその言い方なんかやらし〜」
「ハイハイ」
冗談交じりの応酬に、少しだけほっとし緊張が和らいだ。
細身なのに、実は結構がっちりと鍛え上げられた身体に覆いかぶさられて、動揺してしまったけど。
ほら、よく考えてみたら。相手はサンジ君なのよ?
大型犬に乗っかられてじゃれられているようなものよ。
いつもと少しだけじゃれ方が違うだけ。
そう思うと、サンジ君に犬耳と尻尾が生えているように見えてきて、ちょっとふき出しそうになってしまう。
「でも、俺マジでマゾじゃないっすよ。てゆーか…」
- 81 :
- 安心しかけた所で、サンジ君の顔つきが急に変わった。
緩みっぱなしだっただらしない笑顔から、冷めた薄い笑いに。
まるで私の事を嘲笑っているかのように見えた。
心臓がぎくりと脈を打つ。
それからスローモーションのようにサンジ君の顔が下がってきて。
真っすぐ私の顔に向けて近づいてくる気配に、思わず目をぎゅっと瞑ってしまう。
無意識に硬く結んだ唇を通り過ぎ、耳にかかる熱い息。
てっきり彼のそれで塞がれると思っていた場所に、何のアクションもなかった事には少し拍子抜けだった。
だけど。
「それはむしろナミさんの方じゃないですか?」
耳元で、今まで聞いたことのないような低く、艶のある甘い声。
途端にぞくりと背中に旋律が走った。
今サンジ君はなんて言った?
それはナミさんの方。…私の………。
何よそれ。
「わ、私のどこが…」
なんなの。この情けない声は。
誤魔化しきれないくらいに震えて、掠れている。
これじゃサンジ君の言葉を、肯定しているみたいじゃない。
- 82 :
- 「ナミさん、俺にキスされると思ったでしょ」
「…!」
瞬間的に、ぼっと頬が熱を帯びた。
そして襲ってくる羞恥心。
「して欲しかった?」
「そ…、そんな訳ないでしょ!」
「そっか」
「そーよ」
そんな訳ない。
あるはずがない。
おかしい。
こんなの違う。
私とサンジ君の関係性は、こんなんじゃない。
私が怒ればすぐにぺこぺこ謝ってくるサンジ君。
いつもいつも何でも私の言うことを聞いてくれて、へらへらしてて。
メロリーンとか言いながらハートを散らして懐いてきて。
…私以外の女の子にもしょっちゅうデレデレしているけど…。
だから私に対するパフォーマンスも女好き故のものだと思っていたけど…。
女の子に、こういう態度を取るサンジ君を私は知らない。
相変わらず、その口元は弧を描いたままなのに。
口調はまるでからかっているような雰囲気なのに。
金の髪の隙間から射抜く瞳の鋭さが、私を捉えて目を逸らすのも許してくれない。
「でもさ、ナミさん」
至近距離で囁かれる溜め息交じりの低音に、肩がぴくんと反応してしまう。
- 83 :
-
「ナミさん、自分が今どんな顔しているか分ってる…?」
どんな顔…?
問いかけたつもりが、私の喉は音を発しなかった。
黙っている時や、戦闘の時、それから料理をしている時。
真剣な表情や、笑顔でも鼻の下を伸ばしていない時は割とかっこいいのにとか、前々からよく思ったりもした。
でも…………私の上に乗っかったままのサンジ君は、まるで始めて見る人みたいで…。
──怖い。
…怖い…?
そうか、私今、サンジ君に…怯えているんだ。
当然よ。
仲間だと思っていた相手に急に組み敷かれて、なかなか解放して貰えなかったら、きっと誰だって…。
「ナミさん、今…」
私は今、サンジ君から見てすごく情けない顔をしているに違いない。
「すっげー物欲しそうな顔、してる」
すとんと、何かが胸に落ちてくる。
──嘘よ!そんな顔していない!───って、通常時なら反論できただろう。
だけどこうしてサンジ君の熱と、煙草の匂いに包みこまれていると、頭がくらくらしてしまう。
そうして思考がまともに働かなくなっていく。
胸から下が密着し、顔が近いせいで抱きしめられているような錯覚にさえ陥ってしまい、もうどうしようもない。
- 84 :
- 船の上ではみんな性別を超えた存在で、男クルーの事を異性として強く意識する事なんてなかった。
それは彼も例外ではなかったはずなのに。
彼は結局は一人の男であって。
私も結局はただの女であって。
広い肩幅の中にすっぽりと納められている自分が酷くちっぽけに感じてしまう。
サンジ君と私って、別々の生き物なんだなぁ…。
どうして今更こんな事を考えているのだろう…。
……………ああ、分った。
私はサンジ君に怯えていた訳じゃない。
今まで気付かないふりをしていた感情の扉を、抉じ開けられてしまう事を恐れていたんだ。
何と答えていいのかも分らずに呆然とサンジ君を見詰める私に、再び問う誘惑の声。
「ナミさん、どうして欲しい?俺は君が望むものをあげるよ」
──答えは分っているよ、ナミさん。
そう言いたげな意地悪い顔でにやりと嗤う。
やっぱり、私はマゾかもしれない。
私の中にあった名前のなかった感情に、今実はとってもサドスティックなラブコックが色をつけようとしている。
痛いくらいに鳴り響く鼓動の音は、彼には全部伝わっているだろう。
ならば私の取るべき行動は──。
「キス…して」
あとは甘美な世界に、どこまでもあなたと堕ちていくだけ。
■ □ ■ □ ■ □ ■
- 85 :
- 彼女はとても頭の回転が早い。
勘も良く、機転も効いて、俺はいつも彼女の咄嗟の行動だったり、航海術だったり感心させられてばかりだ。
だからそれに気づいた時は、正直驚いた。
いや、それ以上に嬉しくて可笑しくて。
昂揚とする感情を解放する機会を今か今かと伺っていた。
その日はロビンちゃんが見張りをする日で、女部屋には彼女しかいない事を分っていた。
机におやつを置くと背中を向けたまま「ありがとう」と一言。
視線は相変わらず手元のノートにあって、俺の方を振り向きもしない後ろ姿をしばらく眺めていた。
最初はなんでもない風なのに、徐々にそわそわし始める小さな背中。
甲板とか、他に仲間がいる時はそうでもないのに、今は特別。
閉鎖された空間で俺と二人きり。──それを、痛いくらいに意識している。
しきりにペンを動かしてはいるけれど、手の位置が全く移動していない。
日誌を書くことすらまともにできずにいるの、バレバレだよ。ナミさん。
ククっと、喉が鳴りそうになるのを、必死に堪える。
まだ駄目だ。
こんなところで彼女に気づかせてしまっては、面白くない。
ふいに意味無く左右に揺れていたペンの動きがぴたっと止まる。
お。そろそろかな?
「見てないで、部屋から出てって」
くるりとこちらを向いたその顔は、どこか不貞腐れたような、恥ずかしそうな感じだった。
無遠慮に視線を投げつけ続けていたこちらに非があるというのに。
何故かナミさんの方が怒られた子供のような顔している。
その様子は本当に…。
- 86 :
- 「クソ可愛いな、ナミさんはv」
おっと。
思わず声に出ちまった。
ま、本当の事だからいいか。
「何よそれ、馬鹿にしてるの?」
何がそんなに気に食わなかったのか、椅子から降りてつかつかと歩み寄ってくる。
可愛いなんて、日頃から散々言っているし、彼女も散々流している言葉だってのに。
「…なんか、小さな子供に言うような感じだった」
なるほど。
それが気に障ったのか。
たしかに、いつもは女王様みたいな態度で俺に接する彼女に俺は下僕のように従っている。
勘のいい彼女はすぐに気付いたのだろう。
俺の声のトーンが、麗しきレディに対してというよりも、愛くるしい小動物に向けたようなものだったというのを。
でもそれを受け流してしまえない理由は彼女の中にある。
「そんな事ないですよ」
「いーえ、そんな事ありました!」
「俺は正直に、思った事そのままを言葉にしただけです」
「へーえ。つまりサンジ君は私を、そうやって子供扱いしていたって事なのね」
「してないって、マジで」
「でも、だってなんか雰囲気が…」
「俺はいつもナミさんを、女の子として見ているよ」
「おんなのこ、なのね。ほらやっぱり、子供じゃない」
子供扱いされていると思いムキになって、ますます子供のような怒り方をする。
どうしてそんな事をこんなにも気にするのか。
- 87 :
- 俺が、じゃなくて。
分っていないのが本人だという事実に少しだけ苦笑する。
それに何の誤解をしたのか、さらにむくれるナミさん。
「じゃあ証明してあげようか?」
「え…?」
その細い手をそっと掴みぐいっと引き寄せる。
彼女に抵抗の暇を与える前にすぐそこにあるベットにまで引っ張っていき───。
「サンジ君?…な…?!」
押し倒した。
いつも勝気な彼女だけど、身体的な力はどう考えても俺の方が上で。
俺は本気を出す事もなく彼女を押さえつけるのは容易な事。
今まではする気がなかっただけで、しようと思えばいつでもできた。
綺麗なオレンジ色の髪が白いシーツの上で鮮やかに主張する。
本当に子供扱いしていたらけしてありえない体勢。
困惑しながらも俺を見あげてくる表情に、心臓がぎゅっと鷲掴みにされた。
ああ、もう何度も見てきたあの瞳だ。
少し熱っぽくて、切なげに潤んでいて。
だけど自身で自覚していないだけに戸惑いの色も強く、危うい幼さがある。
なまじ頭の回転が早く、自分自身の欲望には本当はとても抑制的な性格故か。
こういう事にばかり鈍いなんて、反則だ。
- 88 :
-
───気がつくと、いつも感じる彼女からの熱い視線。
目が合いそうになると慌てて逸らされる。
そういう時には必ずほんのりと染まっている頬。
偶然手が触れると小さくびくつく。
俺が他のレディに声をかけていると、いつもより少しだけ表情や声に元気がなくなる。
彼女の無茶ぶりに俺の食い付きが悪いと、その瞳に不安の色が微かに混じる。
仲間としての距離を頑なに守ろうとしながらも、子供扱いを嫌がり。
俺に1人の女として見られたがっていたナミさん。
彼女自身ですら気づいていない彼女の気持ち。
気のせいだとか、思いこみかもしれないとか、何度も振り払ってきたのは俺。
その度に、俺が感じた事への辻褄合わせを彼女の方からしていって。
全ての女性が大好きな俺は、特定の誰かに恋をする自分の姿なんて思い描いた事などなく。
だからナミさんが俺の言葉を真面目に取る事がなくても気にした事はなかった。
でも、ナミさんから寄せられる想いを知った瞬間から、何かが変わった。
言葉だけではなく本当の気持ちまで封印してしまおうとする不器用な彼女。
彼女の気持ちを受けて始めて本物の気持ちを育てたゲンキンな俺。
追いかけているようで追いかけられている。
追いかけられているようで追いかけている。
このクソ曖昧で、どこまで行っても境界線に隔てられた関係性。
それも今日で終わらせる。
さて、この状況をどう料理するか。
今から少し先の展開を考え、腕の中に納まる甘い香りに俺は酔いしれていた。
■ □ ■ □ ■ □ ■
- 89 :
- 以上です。
長々としたレスでスレを使わせて貰っちゃってすみません。
時系列的にはサンジside→ナミsideですがあえてナミsideを先に投下させて頂きました
- 90 :
- GJですw
ナミよりサンジが上手っていうのも新鮮な感じでいいなw
- 91 :
- >>89
GJ!
Sサンジもそれはそれでいいものだw
この後どうなるのかも気になるw
サンジがナミを押し倒すという話で
「ナミさん好きだぁぁぁぁぁぁ」とサンジがルパンダイブしようとして不二子ちゃんっぽいナミにさっと避けられるとか
そんなんしか浮かばない自分は駄目だと思いました…
- 92 :
- サンジは何だかんだでナミより一枚上手なイメージがあるw
- 93 :
- 一見ナミがサンジを翻弄しているように見えて
いったんサンジがナミをを押し倒してしまえばあとは(ry というわけですねw
- 94 :
- 1度ナミがサンジに惚れたらもうナミの負けだと思う
あっちの方面ではw
- 95 :
- あっちってどっちだw
- 96 :
- そりゃお前・・・そっちだろw
- 97 :
- そっちの方面ではサンジに敵わないのに
自分がリードしようと必死になるナミ
必死になればなるほど結局はサンジの方にしてやられる
- 98 :
- かと思えば何気ない仕草や行動発言でサンジを翻弄したりもしそうだw
- 99 :
- ナミ「すわんじくぅぅぅん好きよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」
サン「はいはい、ありがとうありがとう」
ナミ「あああ、何て素晴らしい包丁さばき!しなやかな手!まるでまな板の上で白鳥が舞っているようだわ…!」
サン「ナミさん、料理の邪魔」
ナミ「そっけないサンジくんも素敵ぃぃぃ!めろりーーーーん」
ゾロ「………………一体、どうなってやがんだ?あいつら…」
ウソ「どうやらチョッパーが薬の配合間違えたみたいでな…」
チョパ「その薬をサンジとナミが知らずに飲んじゃって、人格が入れ替わっちゃったんだ…!俺のせいで…俺のせいで…えぐっえぐっ」
何故か突然こんなどうでもいいような展開が思い浮かんだ
誰得ネタすぎる
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