2011年10月1期演劇・舞台役者別役氏と成井氏どっちが正しいか?
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別役氏と成井氏どっちが正しいか?
- 1 :11/09/25 〜 最終レス :11/10/01
- 別役実さんの意見
「駄目な演出と駄目な脚本で役者だけ良い場合も、駄目な演出と駄目な役者で脚本だけ良い場合も舞台として成立しないが、脚本と役者が駄目でも演出が良ければそこそこ舞台として成立してしまう。 」
成井豊さんの意見
「映画は監督、ドラマは脚本、舞台は役者」
それぞれのもっとも重要なファクターをあらわしてるんですけど、
1カット1カットを監督がチェックしながら、
1台のカメラで何カットにもわけて1シーンを撮る映画は監督の力量で出来が決まります。
それにくらべると、ドラマはそんなに時間をかけて撮影してはいられません。
ですから、何台ものカメラを使って、一気にシーンを撮る、
そんな場合は脚本段階でよしあしが決まってしまいます。
じゃあ、舞台は?というと、お客さんの前で演じる役者にかかっています。
乱暴な言い方をすると、役者に圧倒的な華があって、
それだけでお客さんを魅了できる場合は、
脚本がどうであってもそれだけでお客さんを満足させてしまうことができます。
生で行われる舞台にはそんな魔法が存在します。
- 2 :
- 成井氏に一票。ダメ脚本、ダメ演出でも役者が良ければ何とか観られる。
逆に、演出が幾ら良くても脚本と役者がダメなどうにもならない。
- 3 :
- 俺は別役さんに一票。
俳優なんて駒だ。
- 4 :
- 別役さんがどういう舞台を想定して発言したのか分からないけど、
少なくとも現在上演されている大多数の舞台作品に観客が期待しているものは、
役者を見る部分が大きいのではないかと思う。
下らない芝居でもキャスティングがよければ高いチケット代を払って見に来るお客さんは多いし、
そういう人は作品の内容よりも自分が好きな、もしくは有名な役者さんが
「目の前の舞台で演じていること」にお金を払っていると思う。
特に商業演劇については。
なので、作り手側としての意見はともかくとして、チケット代を払う側としては成井さんの意見に賛成する。
- 5 :
- >>4
別役さんは内容面での成功に就いて意見を述べているのに、君は数字面での成功に就いて意見を述べている。
そんなことも分からない君は常識がない。
ちなみに俺は脚本が最も重要だと思う。
- 6 :
- >>5
「いい作品」「内容面での成功」の捉え方はいろいろあるのに、
そういうことに思い至らずに一面的なものの見方しかできない人の方がよっぽと頭が悪いと思う。
作り手が出来がいいとするものと観客が出来がいいとするものに違いがあるのは当然。
別役さん、成井さんくらいに職業としての作者としてのキャリアがある人にとっては、
むしろそれは当然踏まえた上での発言だとは思うけど。
それを踏まえた上での意見でないとしたら、非常に片手落ちで稚拙な意見に過ぎないと思う。
「演劇」とひとくくりにして語られることが多いけど、この板のスレの一覧を一度眺めてみたらいい。
演劇の作劇の多様性とか観客との関係性の多彩さとか、そういうのを感じ取れないかな?
具体的な理由を全く述べずに、自分の感想だけを表明する態度は不誠実だと思うけど。
- 7 :
- と、書いた後で改めて>>1を読み返したけど、
別役さんもただ自分の意見を表明してるだけど理由については説明してないなあ・・
もともと、おふたりの発言がどういうシチュエーションや文脈でされたものか分からないけど、
この文章だけを読み比べると成井さんのほうに説得力がある気がしてしまう・・
- 8 :
- と書いた後で改めて考えたんだけど、
これは二人の演出家としての資質や作劇上のポリシーや手法の問題であって、
別にどっちが正しくてどっちが間違ってるっていう話ではない気がしてきた。
もともと>>1の発言ってそれぞれの考え方を語ってるだけで、二人が論争してるわけではないよね。
(少なくともググった限りはこういう論争があったことは出てこなかった)
確かに、別役さんの作品(そんなにたくさんは見てないけど)は役者がよくても演出がダメだとグタグタになって、
客は置いてけぼりにされてよく分からなくなる気はする。
一方で、成井さんの作品は役者に魅力がなかったら、ただの学芸会になってなにも伝わらない気がする。
- 9 :
- >>6でちょっと書いたけど今や「演劇」という言葉でひとくくりにしてはいけないんじゃないかと思うほど、
演劇というものの表現の仕方や作品の傾向、演出のテクニックって幅広くなってきてる気がする。
人によって「演劇」という言葉から連想するイメージもかなり違うんだろうと思った。
「演劇」「芝居」と聞いて大衆演劇を思う人もいれば歌舞伎みたいなものを思う人もいる。
吉本新喜劇が一番身近な舞台だという人がいる一方でシェイクスピアが好きな人もいる。
大劇場で演じられるきらびやかな作品もあれば、小劇場でほとんど素舞台で演じられる作品もある。
そう考えるとその全てにあてはまる理論とかはないんじゃないか、そんな気がする。
- 10 :
- 音楽や映画みたいな他の作品と違って演劇は作品と時間や空間を共有しないことには
作品の本質がつかめないという至って不便なジャンルだと思う。
そういうジャンルとしての特徴から考えると、普通の人はおろか、演劇業界の中の人であっても、
そういう様々なジャンルの作品にリアルタイムに触れて、その全てについて語るのは不可能なのではないかと思う。
例えば、ぼくはキャラメルボックスの作品は十本ほど見ている。
また、成井さんがキャラメル以外の役者で自分の脚本を演出したものも数本見ている。
ちなみにビデオとかではなく劇場で(本番ではなくリハーサルを見たものあるけど)
一方で別役さんが演出した作品を見たことはなく、別役さん脚本の芝居を数本見たことがあるくらいだ。
あと戯曲は何本か読んだことはあるけど。
となると、ぼくが成井さんについて発言する内容にはそれなりに妥当な部分もあるかもしれないが、
ぼくが自分の貧弱な観劇内容から別役さんについて語ることは果たして意味があるのかすごく疑問な気はする。
- 11 :
- さらに言うと、この別役さんと成井さんのどちらの発言にシンパシーを感じるかという話も、
ぼくに近い観劇歴の人ならその多くは成井さんに近い感覚を持つだろうし、
別役さんの作品を見たことが多かったり好きな人は別役さんの意見にうなづく人が多いだろう。
演劇を見るという行為は演劇そのものの特徴からして、極めて個人的な体験に分類されるものという気がしてきた。
だとすると、もともとの前提が大きく違っている人たちの間でこういう議論をしても、
全ての会話はすれ違うだけで意味のある結論は絶対に生まれないのではないか、そんな気がする。
- 12 :
- 以上、スレ潰しでした
- 13 :
- 別役さんにも成井さんにも賛成出来ない。
演劇で一番大切なのは脚本(戯曲)だと思われ。
- 14 :
- >>6
挙げ足取るようで悪いけど「片手落ち」って言葉は良くないね。
放送禁止用語だよ?
不適切な表現についてちゃんと詫びるように。
- 15 :
- 俳優は大根でも演出家が優れていれば誤魔化せる。
演出家は無能でも俳優が優れていれば誤魔化せる。
しかし、つまらない脚本はどうしても誤魔化せない。
- 16 :
- >>14
俺は>>6じゃないけど、放送禁止も何もなんかしてないしそもそも2ちゃんでなにいってんの?
放送禁止用語はテレビでだろ?ここは違うんだよ
こういうやつがどこへいってもマナーと称して自分ルールを押し付けてくる奴なんだろうな
- 17 :
- >>6 だけど
>>16 がだいたい言いたいこといってくれたからいいや
- 18 :
- >>14
>片手落ち
そもそもこの場合の「手」は仕事を意味し
「片(方)」の「手落ち(仕事がおろそか)」である。
現在放送不適切用語になっているのは事実だとして
どっかのバカがTV局にねじ込んだいちゃもんを根拠に
不適切表現と詰るのはいかがなものか?
- 19 :
- 内容面の成功には登場人物に魅力がある事が大事。
数字面の成功には役者に魅力がある事が大事。
- 20 :
- どちらも誤りである
別役は「そこそこ成立する」ので満足しているが、観客の俺様は満足しない。
成井は「役者・・客を魅了できるなら」と言ってるが、これなら漫才でも観に行くよ。
- 21 :
- >>20
人を引きつける魅力が漫才以下の芝居だっていっぱいあるんじゃないの?
- 22 :
- >>20
でも、どっちの意見がマシかって云うと別役さんの方じゃないかい?
- 23 :
- >>21
>>20の何処をどう読めばそんなレスが附くのだろうか?
- 24 :
- 成井の詭弁の所為で日本は俳優共がでかい面するようになった。
- 25 :
- しかし、現在の日本は、
映画もTVも舞台さえもキャスティング最優先。
芝居の上手い下手じゃなく有名で人気があるか否か。
客は自分の知らない名前ばかり並んでいると金払わないからな。
これは成井豊のせいじゃない。
- 26 :
- >>24
別に成井さんが言い始めたことじゃないんじゃないの。
昔からこの手の意見はあったでしょ。
というか成井さんにそこまでの影響力はない気がする。
- 27 :
- >>20
別役さんはそこそこで満足するなんて一言も言ってない
- 28 :11/10/01
- 別役さんに同意。
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