2011年10月1期美術鑑賞会田誠
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会田誠
- 1 :11/11/17 〜 最終レス :11/11/23
- 会田 誠(あいだ まこと、1965年10月4日 - )は、日本の現代美術家である。
武蔵野美術大学非常勤講師。
アーティストグループ『昭和40年会』に参加したり、
若手の芸術家や学生をまとめ、自宅で『西荻ビエンナーレ』を開催するなど、
幅広い活動をしている。平面作品に限らず、
映像作品の監督・出演、またフィギュアなどの制作もしている。
- 2 :
- ここ数日の出来事。
テーマ:その他
友人達の誘いを受け、現代美術家のA.M氏の展示に参加した。
美術館全体を使い、1階、2階、3階と、コンセプトを分け、それぞれのグループで展示をする、という内容だ。
私が参加しているのは、1階で、友人がリーダーをやっていた。
友人がセレクトした20人ほどの女の子達で、部屋を飾り付け、可愛い女の子の空間にするという展示である。
一般公開開始から1週間は公開制作となり、女の子達が部屋を飾り付ける様子を見学出来る様になっていた。
- 3 :
- 公開制作も終盤に差し掛かったある日、アート系雑誌の取材が来た。
主に今回の展示に関してのA氏への取材である。
A氏は1階の展示室で、取材に答えていたため、数人の女の子達と、そして私もそのインタビューを聞いていた。
記者は、A氏に様々な内容の質問を投げかけていたが、その中に『男性器をモチーフにしたアート作品をどう思うか。』という質問があった。
その質問に対し、A氏は色々答えていた。
そしてその回答中で、『男性器は"健全"なイメージがするが、女性器は"不健全"なイメージだ。』という表現があった。
私は女性なので、女性器に対し"不健全"などという表現を使われたのが腑に落ちなかった。
私は直ぐさま、A氏に『男性器は"健全"であるのに対して、なぜ女性器は"不健全"なのか。』と質問した。
それに対し、A氏は『たとえば、男性器を神輿に担いであがめるのは"健全"な感じがする。しかし女性器を神輿に担いであがめるのは”不健全"な感じがする。』と答えた。
その答えを受け、私は『しかし、それは完全に男性側からの物の見方です。女性側からしたら、全く違います。』と伝えた。
それに対しA氏は『昔、ある男性作家が外でバーンと作品の制作、展示をしていたのに対し、ある女性作家は洞窟のような空間で作品を制作、
公開していたのを見た。』『男性器は太陽の下でサンサンと光を浴びる”健全"なイメージ。女性器は暗い洞窟のような場所で、おどろおどろしいような、やはり”不健全”なイメージである。』と答えた。
私は、もうその場ではそれ以上何も言わなかった。
しかし、男性が、女性器に対して”不健全”などという、ある種差別的とも思える表現を、軽々しく使うのが許せなかった。
- 4 :
- しかも、1階の展示室は制作をする女性でひしめいている。
A氏と記者の男性以外は、この部屋にいるのは全員女性である。
その女性達の前で、”不健全”などという、マイナスなイメージしかない表現を使うのは、あまりにも配慮がなさ過ぎると感じた。
女性達が気持ちよく聞いているとでも思ったのだろうか。
また『男性器は太陽の下でサンサンと光を浴びる”健全"なイメージ。女性器は暗い洞窟のような場所で、おどろおどろしいような、
”不健全”なイメージである。』という表現は、ある種の女性差別、男性優位主義と捉えられても、おかしくない。
私は、その場で自分のツイッターで、A氏の言葉をツイートした。
そして、私はその表現を認めないとも書いた。
また、女性作家が洞窟の様な場所で展示しているのを見たという、A氏の体験をうけ、『女性を奥の空間(主に家の中など)に追いやったのは男性である。』
と、長い間女性達に圧力をかけ、抑え付けてきた男性社会を批判した。
そして、これから来るといわれている女性性の解放の時代と、それについての希望を書きひとまず終了させた。
- 5 :
- その数時間後になるのか、A氏は私のツイートを読んだ様で、私について自分のツイッターで発言をしていた。
A氏は私のフォロワーではないし、私もA氏をフォローしてない。
それでも私のツイートを読んだ理由は、A氏はかなりの頻度で自分の名前をネット検索しているかららしい。
そして、私のツイートを読んだ後は、直ぐさま何千人という自分のフォロワーの前で吊るし上げていた。
A氏のツイートの内容は『一緒にいたフェミニストがツイッターで、自分を批判した。悲しい気持ちになった。雑誌の取材で、
性器の差異について回答したら誤解された。』『自分は性器の判断価値についてなど語っていない。彼女の脳の中で、そう変換されたようだ。どちらが偉いとか、
そんな初歩的なバカバカしすぎることを語るわけが無い。直接会い誤解を解く。』などで、3度に渡って発言をしていた。
まず、A氏のツイートに『悲しい気持ちになった』とあるが、女性達の前で軽々しく、女性を傷つけかねない表現を使い、それを批判されたからと言って”悲しい気持ち”というのは理解に苦しむ。
あまりにも身勝手な感情ではないか。
そして、私について『誤解している』とあるが、私は誤解していない。
私はA氏がどのような表情で、話をしていたのかを見ている。
A氏が、『女性器は男性器よりも劣っている』等の話をしていたのでは無いことは知っている。
私が問題視し、批判していたのは、A氏が、特に女性達を前にしているにもかかわらず、差別的とも取れる表現を簡単に使ってしまっていた事、
そしてそれをさも当然の様に繰り返し、さらには何事も無かったかの様に許してきた男性社会である。
A氏は、私が何に対して批判をしているのか理解していない。
むしろ誤解しているのはA氏である。
- 6 :
- また、これは余談だが、私のツイートはA氏のフルネームを入れてはいない。
そして私のフォロワーは30人ほどしかおらず、その中で私のそのツイートを読み、さらにA氏の特定など、内容まで理解した人間は、
一緒に展示に参加した友人を含めおそらく5〜6人のごく近しい知人だけであろう。
それを、素早くエゴサーチで見つけ出し、直ぐさま数千人の大衆の前に吊るし上げたA氏に私は唖然とした。
ちなにみ、私がA氏のツイッター上での発言を知ったのは、その2日後、A氏をフォローしている友人にその旨を聞いたからである。
その翌日、A氏は、展示会場で作業をしていた私の友人達の1人を呼び出した。
A氏は、私のツイートを、私ではなくその友人がした物だと誤解していたのだ。
私のツイートの内容を"誤解"し、さらにはその発信元も"誤解"。
それで、”誤解された”などと私を吊るし上げたA氏に、再び唖然とした。
友人は人違いである事を伝えたが、友人もまたA氏の雑誌取材での言葉や、昨夜のA氏のツイートに対し疑問を持っていたので、そのままA氏と話をする事にした。
A氏はまず『自分は女性を差別する意味で話をしていたのではない。』『誤解されたくない。』と、友人に伝えたそうだ。
しかし、あの時、A氏が回答をしていたのは、雑誌の取材である。
公の目に触れるものだ。
それこそ、様々な思想の持ち主が見るであろう。
それを踏まえた上で、さらに”誤解されたくない”というのであれば、もっと言葉を選ぶべきではないだろうか。
読み手は取材時のA氏の様子(表情、口調など)を知らないので、それは文章から読み取るしかないのである。
- 7 :
- また、友人はA氏に昨夜のツイッター上での吊るし上げ行為などは、少し大人げ無いのではないかと伝えたらしい。
するとA氏は『僕は君たちと同じ立場、立ち位置で発言をしている。』と答えたらしい。
これには三たび唖然とさせられた。
A氏は知名度のある、現代美術家である。
対して私は、A氏の立ち位置から比較すると、ただの素人の小娘も同然だ。
社会的知名度、はたまた影響力などは、私とA氏では雲泥の差がある。
A氏もそれは、十二分に解っているはずである。
それを承知の上で、『同じ立場』などと言う表現を使うのは、あまりにも見え透いている、もしくは卑怯であると感じた。
A氏と友人は様々な視点から話し合いをしたが、平行線をたどった。
そして最終的にA氏が出した結論は『そちらの”過剰反応”だ。』であった。
”過剰反応”。こちらからすれば、これほど卑劣に感じる言葉は無い。
こちらの抗議を一方的にはねつけ、話を強制終了させようとする言葉だ。
また、これは、女性やその人権と真剣に向き合おうとしない、女性に対して抑圧的であり、さらには暴力的な男性社会が好んで使ってきた言葉でもある。
権力でもって女性達を抑えつけ、自分達は、自由に行動し、発言をしてきた男性達。
そして、女性がそれについて抗議をすれば”過剰反応だ”と言って、女性の主張を受け付けず、さらには簡単に自分達を許してきた。
- 8 :
- もう、発言してしまった事については、今となってはしかたが無い。
その発言を口に戻す事は出来ない。
A氏もそれこそ何も考えずに、感覚的に使ってしまったのかもしれない。
しかし、それを指摘すると、"過剰反応だ”などと言って、反省もしないどころか、論点を逸らし、問題から逸脱しようとするA氏。
そのあまりにも身勝手な態度を、私は許せない。
最後に、A氏はツイッターで『自分は「○○イスト」の教条的な言語の使用法、思想と断固対決するために芸術家をやっている。』とも発言していた。
今回私は芸術に関しての議論をしている訳ではないので、これについての言及はしない。
しかしながら、自分以外の事柄に関してあまりにも想像力を働かせず、奔放に振る舞い過ぎる"芸術家"。
身勝手に振る舞い周囲を傷つける事が"芸術家"の姿勢なのであれば、その様な姿勢は、少なくとも私は参考にしたくない。
それは芸術に関する事だけではなく、人生の営みにおける全ての事柄においてである。
- 9 :
- 2011-11-16 16:10:03
- 10 :
- なんかいろんな投影うけちゃうのがアーティストならば本当に身体はってんだなぁって思う。
フェミの女性作家だってこんないいがかりつけないわ。
傷つけることなんて不可能、自分でブーメランくらってるだけだ。女だってこんなんばっかりじゃないが。
芸術に対して「差別だ、差別じゃない」として制限をかけるのは(PTAのよう)迷惑。
神話でも昔話でも夫婦生活でも男を持ち上げるのは人類の知恵であり、間違えると火傷をおうんだよ。
- 11 :
- 私達より社会的にもずっと上の立場なのに、「僕は君達と同じ立場で発言してるつもりだ」なんて全く見え透いてる。
それとも本気で自覚が足りないのかな。きっとどっちもね!!
- 12 :
- 仮にそういうつもりじゃなかったとしても健全、不健全で分けて言うのは本当によろしくない…
- 13 :
- 明日フェミ本買ってこよう。心無い男達に本気で負けたくない。上からあーだこーだ言われて丸めこまれたくない。フェミニズムについてちゃんと勉強したい。
おどろおどろしいというのは、私は分かる気もするけど不健全って…マイナスイメージそのもの。言われて気分良いわけがない、、、
私の前世、男尊女卑に苦しめられた女性が1人いた事は、間違いない。。
でもこれからは、世界的に「女性の英知が開く時代」って言われてる!!!女性達が外で、今まで以上に堂々と活動出来る時代がくる!!!マヤ暦も終わったしね☆
「奥さん」って言葉にもあるように、女は家の奥に引っ込んで、いや、押し込まれて生きるしかなかった。「奥さん」って絶対男共が作った言葉だよね。男共が女性に押し付けた言葉。
男性はバーンと外で作品作って見せて、女性は洞窟みたいな所にこもって、人を引き込む感じ。ちょっとおどろおどろしい感じがすると言ってた。でもそれって昔の話。
昔の女性達は男達に追い込まれ、奥にこもって自分の世界をつくるしかなかった。
- 14 :
- さっきまで一緒だった「フェミニスト」の方がツイッターで僕を「disって」いるのを発見して、悲しい気持ちになりました。
Rとの大雑把な象徴性の差異について、エロ雑誌のインタビューのために答えましたが、その時に誤解されました。
価値判断なんてこれっぽちも語っていないのに、彼女の脳の中でそう変換されたようです。Rとのどちらが偉いとか美しいとか優れてるとか、
僕がそんな初歩的にもバカバカしすぎることを言うわけがありません。直接会って誤解を解きたいと思います。
僕は「ーーイスト」の教条的な言語の使用法=思考法と断固対決するために芸術家をやっています。
- 15 :
- ちょ、「エロ雑誌」ってさすが会田さんwww
このフェミはラブピースクラブあたりのお姉さん関係なん?両方すきなんだけどなぁ
- 16 :
- つりぼりはじめて」まで読んだ
- 17 :
- フェミを扱う現代作家さんに(オノヨーコさん、やなぎみわさん等)にインタビューすればいい。
でも芸術家にインタビューしといて「今回私は芸術に関しての議論をしている訳ではないので」はないだろ。
マスコミと芸術家のどっちが奔放かね。ただの素人の小娘のほうが最強だよな。
- 18 :
- 会田誠という人物は、
特定の社会的アイデンティティ(この場合は「アーティスト」)に、自らを「嵌め込む」という論理でアーティストたり得ていると言えます。
そのためインタビューなどに答える際の発言は、より嵌め込まれ、パフォーマティブになる。これは仕方がないことだと思います。
勿論その都度考えて発言しているのでしょうが、これは台本どおりに台詞を読んでいるのに近く、会田誠は彼自身を「演じている」のだと言えるでしょう(自明ですね)。
また、発言が本心であるかどうかについては、おそらく本人さえ明瞭に答えられない程「アーティストとしての会田誠」は彼自身の日常を侵しているように推察できます。
今回の一件でも、性に関する対立が生じてすぐに、オートマティックに相手(あなた)を所謂「フェミニスト」に「嵌め込む」という論理が作動したと考えられます。
彼から見て次世代にあたる私達の使命は、フェミニストになることでもアーティストになることでもなく、
そういう複数のアイデンティティを生きるために、自分あるいは他者を特定の何かに「嵌め込まない」やり方を考えることであり、
そこから何かが見えてくるのではないでしょうか。
- 19 :
- 「嵌め込む」という論理のところまでは理解できるけど6行目からすっ飛んでるように見える。
どうつながってるんだ?
なぜ、彼から見て次世代がちがうやり方をすべきなのか、彼のやり方になにか不満でもあるのか、それはどっからでたものなのか。
- 20 :
- フェミ対アーティスト等
「僕は「ーーイスト」の教条的な言語の使用法=思考法と断固対決するために芸術家をやっています。 」
レッテル張りはよくないぜよ!ってこと?
次世代には期待するけど自分はこのスタイルでやる!ってのならそれは何故?
- 21 :
- 便所のらくがきに本物のアーティストが手をいれたらどうなるか。
それは価値があるのか掃除のおばさんに怒られるのか。後者だよな。
- 22 :
- 上のほうの書き込みを読んで思ったんですが、
とまむまむって、
どっちのほうが偉いんですかぁ?
- 23 :
- かぁちゃんにきいてこい
- 24 :11/11/23
- 大阪の国際美術館に「滝の絵」が収蔵されて、「中之島コレクション」にいくと観られるよ。
国際美術館のニュースに詳細な解説が載っててこれまた面白い。
それにしても大阪市は中之島に近代美術館を作るのをやめるべき。
いろいろ利権がからんでいて、いまさら中止にできないんだろうけど、
天保山のサントリーを活用すれば、いますぐオープンできるじゃん。
活用すべきだよ。
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