2011年10月1期日本史妖怪と幽霊☆怪異の日本史
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妖怪と幽霊☆怪異の日本史
- 1 :10/11/03 〜 最終レス :11/09/25
- 妖怪、怪異、幽霊などを歴史的に語ってみませんか。
- 2 :
- 記紀に書かれている怪異は基本的に神が起こしているものなのでしょうか?
- 3 :
- 人智を超えた自然現象を神異として書いてるんだろ。
- 4 :
- >>2
さあ、どうだろうね。記紀は8世紀台に完成したものだから古い時代の思想がどれほど汲み入れ
られているかはわからない。
日本書紀の記述だと、「然も彼の地に、多に蛍火の光く神、及び蠅声す邪しき神あり。復た草木咸くに能く言語あり。」
古事記だと、「ここを以ちて悪ぶる神の音なひ、狭蝿なす皆満ち、萬の物の妖、悉に発りき。」
この「さばえなす」というのは多くの神(高天原系から見ての悪神)があちこちで声を上げている
状況をさす。つまり汎神論の世界だったと言えるだろうね。また、記紀に登場する「鬼」も悪神を
さしている場合が多いだろう。
- 5 :
- 自然災害や病気などが悪い精霊の働きとして捉えられていた、ということですか。
- 6 :
- 考古学的にはどうなんだろう。死者の埋葬というのはいつ頃から始まったんでしょうか?
- 7 :
- >>6
確実なのは縄文時代からだろう。土坑墓に屈葬というのが多いようだ。縄文時代は長いが、後期には
身分差による墓の規模の違いなども出てくる。
ただし、埋葬と同時に宗教的な祭祀が行われるようになった起源ははっきりしないんじゃないか。
- 8 :
- >>7
一説にはネアンデルタール人が死者に花を手向けていた可能性があるとも言われてるからな。
>>4
この辺の記述が中国の古典の影響を受けてる可能性はどうなんだろう?
>>5
害をなすのは悪神ばかりでは無い。三輪山の大物主とか力のある神は祟り神でもある。
- 9 :
- 縄文時代だろうが、旧石器だろうが、肉親の遺骸が野生動物などに荒らされるのを
放置しておくのはしのびないという情の部分はあったんじゃないか
それと宗教的な祭祀とはまた違ったものだろう
- 10 :
- >>9
それじゃ、宗教的概念、死者の魂やあの世などの概念が生まれたのは
いつごろからなんでしょう。記紀には黄泉の国、根の国なども登場しますが。
- 11 :
- 日本史板に変なスレを立てたので、来てみませんか?
http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/history/1288788419/
- 12 :
- >>11
誤爆です。
- 13 :
- 「お支度を」
「ひっ!」
「いやだー!わしは死にたくない!腹を斬るなど真っ平じゃー!死にたくないよおー!わしは侍ではない!侍ではない!」
- 14 :
- 遺体といえば野ざらしが基本でしょー。まあ臭うから出来たら埋めたいわ
- 15 :
- 石器時代などなら、遺体はある特定の場所に運んで野ざらしにしておくという習慣が
あったかもしれない。
- 16 :
- しかし平安時代、河原にポイ捨てとか色々テキトーそうでない?
- 17 :
- 八幡太郎義家が弓の弦を鳴らしただけで追い払い
源三位頼政が弓で射って組討でやっとしとめた ヌエという怪物が気になる
- 18 :
- 鵺の鳴く夜は恐ろしい
- 19 :
- http://www.youtube.com/watch?v=RzBkL4lRQzc
これは平安の連中が怖がるのも頷ける
日が傾いて肌寒くなったとき、明かりもない当時はさぞかし恐ろしかったろうに
- 20 :
- 質問があります。
@奈良時代の長岡京への遷都は、大仏造像のための水銀中毒蔓延だったという説は本当ですか・
また、水銀中毒者が魑魅魍魎と呼ばれたのでしょうか?
A平安時代、810年藤原仲成が薬子の乱で死刑になってから、1156年保元の乱で源為義らが
斬首されるまでの346年間、死刑が執行されなかった、とものの本で読みましたが、これは本当
ですか?また、仏教の生戒の他に、怨霊化を怖れたことが原因でしょうか?
B方違え・ 物忌みなどは実際に信じられ、実施されていたのでしょうか? また、道教の導入が国禁
- 21 :
- カキコ失敗しました。(汗)
B方違え・ 物忌みなどは実際に信じられ、実施されていたのでしょうか? また、道教の導入が国禁
とされていた、というのは本当ですか?天文や暦など、実用的なことは陰陽道として別扱いされ、
道教の神々や道観の導入は止められていた、とものの本にあったのですが。
- 22 :
- 長岡京遷都は水銀の害もあったかもだけど当時にしてみりゃまず水とか下水じゃないかい?
ルイ12世は宮殿があまりに臭くてルーブル宮殿からベルサイユ宮殿に引っ越したって話があるし
- 23 :
- 公衆衛生は今の最貧国以下だしね
- 24 :
- >>6
>>9
>>16
風葬は室町時代まで盛んでしたし、江戸初期の九州でも貧民は風葬でした。
沖縄県や高知県では、明治まで続いた様です。
どうも、遺骸が犬烏に食われることに一種の救済を見ていた節もある。
土葬=その場に魂を留めるというので、屋敷墓は基本的に土葬。
その代わり、火葬や風葬でないと死者は娑婆を離れることが出来ない。
中世前期までの庶民が風葬であったのには、死穢が嫌われ、基本的に葬送に
参加するのが家族だけであったことも影響しています。
地域ごとの共同体が協力して葬送を行う様になるのは、室町時代以降。
萌芽はともかく、寺院の境内墓地が普及するのもこの時代です。
>>17
「暗闇で小鳥(鵺=トラツグミ)を射した腕を誉めた話に尾ひれがついた
だけだよ、馬鹿馬鹿しい。」by伊勢貞丈
宮中で試しに狐を射させたという話もあります(狐の鳴き声が不吉とされた
こともある)。
鴇も含めて、不吉とされた動物は多かったですが、夜鳴く虎鶫も同様に見な
された可能性がありますね。
- 25 :
- 風葬かぁ
- 26 :
- 何か用かい?
- 27 :
- みんなモノノケ大好き。源氏物語に出て来るくらいだし
- 28 :
- http://www.youtube.com/watch?v=ZAml9lCggdc
日本妖怪
- 29 :
- Z. あ 妖 う
フ あ 怪 ゎ
< ぁ だ あ
> ! あ
Z_, -─- 、 あ
/ / 、ヽ !
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- 30 :
- こっち見んなw
- 31 :
- 白泉社文庫パタリロ!選集・4波多利郎の巻を読んだんだけど
触ったものはぬめぬめになる、塩を怖がる設定でぬらりひょんがでて来てるんだけど
ぬらりひょんってナメクジの妖怪だったの?
- 32 :
- 岡山ではタコの妖怪
- 33 :
- 九尾の狐が鑑真の遣唐使船の帰りに同乗して日本にきたとかいう説は面白くないか?
- 34 :
- 九尾の狐って何で絶世の美女に変身するのかねー?妲己とか
- 35 :
- 狸は人間を馬鹿にする為に化けるが、狐は人間を誘惑する為に化けるからだとか
- 36 :
- たぬきつね
- 37 :
- 日本霊異記のスレかと思た。
- 38 :
- >>31
ぬらりひょんは人型妖怪だからナメクジではないんじゃない
- 39 :
- >>32
「えんこ」か?
下津井じゃ、えんこは後白河法皇らが平家討伐を画策した、とされる
鹿ヶ谷事件で、ここに流刑となった新大納言・藤原成親が、浮かばれずに、
京に帰れない怨念を残した妖怪、って聞いてる。タコかどうかは知らん。
水木しげるの河童の解説によれば、どうやら「えんこう」のことで、河童の仲間
らしいから、タコじゃなかろうがのう、と思うが。
- 40 :
- おーん
- 41 :
- 大奥にあった宇治の間とか(笑)
黒い着物を着た老女の霊がよく出たとか
- 42 :
- 幽霊に足が無いのは応挙のせいだって、ほんと?
- 43 :
- 異様さを出すために足を書かないようにして幽霊絵を書いたら大当たりして、それがスタンダードになったらしい。
今の日本人が思い浮かぶ妖怪のイメージが水木しげるが広めたのベースなのと同じような物。
- 44 :
- ようわからん
- 45 :
- そいじゃ、水木絵じゃないバックベアードを思い浮かべてみろい
- 46 :
- http://livedoor.r.blogimg.jp/himasoku123/imgs/5/f/5f92de5f.jpg
- 47 :
- 妖怪の歴史を研究した香川雅信によると、中世以来、恐怖と忌避の対象だった妖怪が、
いわゆるキャラクター化したのは享保年間頃かららしい。
- 48 :
- 大坂城京橋口の定番屋敷「化物屋敷」ってのもあるな。
享保年間に戸田大隅守に退治されたらしいが
- 49 :
- おもろいな
- 50 :
- 妖怪と幽霊の違いは?
- 51 :
- 阿部怪異
- 52 :
- 鬼太郎
- 53 :
- 幽霊は死んで成仏しない人の魂。
妖怪は人間と違いもとから生息する精霊ってかんじ?
- 54 :
- >>53
成仏しなければ生まれ変わるから幽霊にならないんじゃないの?
- 55 :
- 生まれ変わろうとしない、この世に未練がある奴なんじゃない?
- 56 :
- 成仏しない限り輪廻転生は逃れられない。
- 57 :
- >>53
九尾の狐は元は普通の狐だったと言われてるし、付喪神もある。元から精霊って言うとちょっと違う。
- 58 :
- 人間がば幽霊になり、それ以外が妖怪だ。
人間も生きたまま妖怪になることがある。
- 59 :
- >>58 >>39をひもとくと、
藤原成親は源平合戦の萌芽がみられるころ、吉備路で崖下の地面に剣を立てた所
に突き落とされる、という無残なかたちでされた。
下津井の民はむごいされ方に安心する(ここは平氏の牙城でもあった)と同時
に、土地に恨みがやってくることを「おそれ」たんだろう。
妖怪とは、「おそれ」だと思う。成親は、死んで妖怪化したんだから。
神格化するには、禍々しすぎるものも含めて。
- 60 :
- 日本の妖怪話って、水木しげるがこうだ!と言い切るとそれが定説になっちゃうのが良くないと思う。
水木先生だって妖怪図鑑とかで古典から紹介してる時と、鬼太郎に出す時でぜんぜん違う特徴
つけてるのがよくあるのに、一般的には鬼太郎に出たときの印象になってしまう。
水木先生がいなければ失われていた妖怪の伝承が多々あるとは思うけど、逆に変質してしまっている
妖怪話も多いんだろうな。
ぬらりひょんなんて元々特にいわれがあるわけでも何でもないのに、水木先生が妖怪の総大将なんて
キャラ付けしたおかげでジャンプで主人公はってるし。
- 61 :
- 水木さんが元ネタにした古典も、それ以前のもっと昔の人々からしたら悪改かもしれないしね
- 62 :
- 水木さんは妖怪モノの司馬遼太郎だな。
- 63 :
- 話って尾ヒレが付いていくうちに面白くなるパターンもあるし(逆もある)。元ネタは詰まらない話かもよ?
- 64 :
- これは結局、石橋や久本の話題なんですか?
チャットモンチーや島田伸介の話なんですか?
- 65 :
- ナマハゲは神なのかな?
- 66 :
- >>65
マレビト神
- 67 :
- ま、水木しげるの評価は難しいけど
あと数百年もしたら鳥山石燕と並び称されているかもしれないし。
- 68 :
- 7/1付けの東スポに、日本で写した三人の妖精の映ってる写真と解説の記事
が大々的に一面に掲載されていたな。本物だったら凄いね。
コテングリーの妖精写真はインチキだという話だが、これの関係者の一人
は、その中の「一枚だけは本物よ」と強く言っていたらしい。
- 69 :
- 水木しげるは絵がいい
今見ても何やら恐い絵風
- 70 :
- ttp://kaiigakkai.org/
怪異を学問の立場で研究している学会らしい
- 71 :
- 知ってるか?
妖怪を描く上で大切なのは音
ソースは柳田國男
- 72 :
- 音といえば、TVゲゲゲの鬼太郎初期作品のBGMは秀逸だな
- 73 :
- やっぱり日本の歴史に一番影響を与えているのは
大魔王たる崇徳院だと思う。
- 74 :
- 「祟り」と「崇める」の字が似てるのは、崇めるから祟らないで〜って事なのかねー?
- 75 :
- 政(まつりごと)とは偉大な神霊を祭ること。偉大な神霊とは大いなる祟り神なので、
そういう事で良いんじゃね。
- 76 :
- 和魂と荒魂ですね
- 77 :
- 崇神天皇・・・神のたたりにより疫病が起きた
崇峻天皇・・・蘇我馬子の手により暗
崇道天皇・・・怨霊化した早良親王の追称
崇徳天皇・・・保元の乱から讃岐に配流され怨霊になったとされる
- 78 :11/09/25
- 伊沢信者の臭いがする
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