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2011年10月1期懐かし洋画【イタリア映画】自転車泥棒【1948年】
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【イタリア映画】自転車泥棒【1948年】
- 1 :05/02/13 〜 最終レス :11/05/29
- 第2次世界大戦後イタリアは、ぶつけようのない怒りや悲しみ、将来への不安に満ちていた。
社会の混乱のなかで懸命に生きる労働者たち。主人公リッチは妻と息子の3人家族。
2年の極貧生活ののち、ようやく手に入れた仕事には自転車が必要だった。
ありったけのシーツを質に入れ、自転車を手に入れるが、無情にも自転車泥棒に遭ってしまう。
唯一の商売道具である自転車を探しに街へ出かける父子。
その姿をとおして監督ビットリオ・デ・シーカは、88分という短い時間のなかで戦後イタリアの混沌の姿をリアルに描きだす。
すべては衝撃のラストシーンの伏線であり、それは観る人たちの心に複雑な感情をもたらす。
48年、アカデミー外国語映画賞受賞。主演の父子はまったくの素人を起用し、ネオ・レアリスモの存在を全世界に知らしめた。
- 2 :
- 明日BSで放映されます。
- 3 :
- 真に力がある映画は貧しい国からしか出てこない
という真理を証明する傑作
- 4 :
- >>3
あなたの言う通りです。
あの映画を初めて見た時に泣いた。
- 5 :
- しかしあの父親役をケーリー・グラントにやらせようとしたやつは
何を考えているんだろうな、どう見てもミスキャストだろうに。
- 6 :
- 子供をオーディションに連れてきたオヤジが気に入られたらしいね。
- 7 :
- >>5
ケーリー・グラントじゃなくてよかった。
当時のイタリア映画は素人を主役に使う事が多かったんですよね?
- 8 :
- デ・シーカがこの映画を作るときに、アメリカの某メジャーに資金
援助をお願いしたら、交換条件として主演にケーリー・グラントを
使えというのが返ってきた答えだったという話。
- 9 :
- IMdbで古いアメリカ版の予告編をかなり前に見たけど、
マーロン・ブランドが同時代の外国映画のベストに選んでたらしい。
- 10 :
- >>8
それはそれで興味があるけどなあ。スターのグラントがネオ・リアリズモに
馴染んだか、それともただのスター映画になってしまったか?
- 11 :
- このスレの人達は詳しそうですが、「靴みがき」はいい作品ですか?
- 12 :
- 靴みがき、自転車泥もいいんだけど
オレ的にはやっぱミラノの奇蹟だな。
魔法で黒人を白人に変えたりするシーンや
全員で箒に跨り明後日の方向に飛んでいくラストは
吹き出さずにはいられない・・・
- 13 :
- 「自転車泥棒」昨夜BSで録画した。
今から見るよ。
- 14 :
- 今日のBSは「道」だね、なんだか最近散々イタリア映画に泣かされた
青春時代思い出すよ。
- 15 :
- 「自転車泥棒」の主人公を演じた人、80代で大往生したよね?
毎年大晦日にその年に亡くなった有名人の名前の一覧表が載るけど、彼の名前が載っていた。
もう随分前の事だけどね。彼自身は良い人生を送ったのかな?
- 16 :
- >>5
あの父親役をケーリー・グラントにやらせようとしたやつ→MGMの重鎮、デビッド・O・セルズニック
デ・シーカはせめてヘンリー・フォンダ(彼は庶民の役がよく似合うと思う)にと頼んだが断られた。
- 17 :
- BSで観たよ感動した
- 18 :
- 「自転車泥棒」はまさに時代が生んだ名作だと思う。
- 19 :
- しかし、イタリアが「自転車泥棒」を生み出すには
ファシスト党の独裁と戦乱による荒廃を経ねばならなかった。
それが幸福なことだったとは口が裂けても言えまい。
- 20 :
- しかし、1948年の映画だけど、その頃の日本ほど貧しさは感じないね。
車はビュンビュン走ってるし、貧乏人でも入れるレストランがあるし。
- 21 :
- イタリアは戦敗国でもあり、戦勝国でもあるからな。
- 22 :
- この映画は2回感動しています。
1回目は幼稚園の頃に見たとき。2回目は大人になってからみたとき。
ただ、印象的なシーンが違っていた。
子供の頃は、レストランのシーン。金持ちと比較して、貧乏を実感するシーン。
親を責めるわけにもいかない。あの子供の気持ち、、ものすごくしみた。
大人になってからは、自転車を盗んで、開放されて子供と歩くところ。
おとなのせつなさをジーンと感じた。
暗くて地味だけど、自分にとってはすごく大事な映画です。
- 23 :
- 見たのは2度目。10数年振りくらい。
初めて見たときの衝撃はなかったけれど、やっぱり感動した。
いい映画だね。
- 24 :
- 最近テレビでやったので、何度目かな、また見てまた感動。
全員素人使ってねー、よくあそこまで。
盗まれた現場のトンネル、この間ローマに行って確認してきた。
- 25 :
- たった1台の自転車を取ったり取られたりする話。
ものすごくちゃっちいのに、感動の名作になってる。
「何百億円使いました」「ハリウッドの大作」みたいな作品群は、
なにか映画として重要なものを忘れてやしないかと、ふと思う。
- 26 :
- ハリウッドの映画なんて糞食らえだ!
ハッピーエンドにすればいいってもんじゃないよ。
- 27 :
- >>24
行ったんだ?すげぇ
- 28 :
- >>24
俺も一度行きたいよ。
あの映画の中に「セリエA」が出てくるね。名前だけ。
- 29 :
- つげ義春が生涯のベスト1に挙げていますた。
- 30 :
- アンドレ・バザン、ブレッソン、ブニュエルがベスト10に入れてた。
- 31 :
- あの映画から影響を受けてできた映画ってたくさんあるんですよね?
- 32 :
- あのお父さんの、苦みばしった雰囲気がたとえようもなくこの映画を決めてるような
気がする。なんていうか、生活苦で自直前のようなマイナスのオーラを感じる。
- 33 :
- 太っていて、あまり美人とは言えないお母さんもいい味出してる。
- 34 :
- 子供が立ちションしようとしている時に親父に呼ばれて
ビクッとする場面が面白かった
- 35 :
- 映画評論家の故猪俣勝人氏曰く
「何と言う悲しい映画だろう。」
- 36 :
- 貴族趣味、もといっ、貴族階級のデ・シーカの作品というのが
- 37 :
- >>35なんとあたたかい論評だろう
- 38 :
- >>37
同意
- 39 :
- 息子役って、その後何本か映画に出たんだよね?
大人になってからも出たのかな?
- 40 :
- 東京みたいに空襲にやられなかったんだね。
ローマは。復興も早かった?
- 41 :
- 「ローマの休日」で観光客の呼び込みに成功
- 42 :
- ローマ。行きたい。
- 43 :
- こんな悲しい映画は見た事がない(涙)。
- 44 :
- 自転車を盗まれたときは、みんな知らんぷりなのに
盗んだときは、なんであんなに大勢に追いかけられるんだ
- 45 :
- 現行犯と、そうでないものの差でしょ
- 46 :
- >>44
ああ、確かにっ。
- 47 :
- お父さん役、ケイリー・グラントが予定されていたんですね。
あと、別な監督ですがフェリーニの「道」もジェルソミーナ役は
プロデューサー(ディノ・デ・ラウレンティス)の奥さんの
シルバーナ・マンガーノが予定されていたそうだ。
でも、フェリーニは他人の嫁なんか使えるか、と自分の妻の
ジュリエッタ・マシーナを起用。 えらい。
- 48 :
- >>47
それで名作になったのかも。
渾身の力をこめて美しくなるように撮ったんだと思う。
撮影しながら、これが君への愛情だみたいな。
で、奥さんも、尊敬するご主人のために誠心誠意やって、っで、できたのが不朽の名作。
ちょっといい話かも。
- 49 :
- お父さん役の人って、これ一作だけ?
- 50 :
- ほかにも出たけど大根でだめだったといううわさを聞いたことアリというひとりごと
- 51 :
- マフマルバフの奥さんのマルズィエ・メシュキニの映画でも
使われてた。
- 52 :
- >>51
タイトル及び具体的な内容を教えていただけますか?
- 53 :
- 下着を盗んだり盗まれたりって映画ないの?
- 54 :
- 自転車アビられたんだけど・・・
- 55 :
- アビるキター
- 56 :
- 名画。
- 57 :
- あの頃のイタリアって自転車に鍵をかける習慣がなかったのか?
- 58 :
- >>57
それを言ったらおしまいよ!
- 59 :
- いまの日本は鍵かけても盗まれるけどね
- 60 :
- >>59
あっはっはっ!
笑い事じゃないか・・・・・・。
- 61 :
- >>51
タイトルはStray Dogs。
アフガニスタンでたくましく生きる兄妹たちの話。
監獄に入っているお母さんに会いたいと思い、
「そうだ、なんか犯罪すればイイ!!」と思いつく。
映画館でたまたまかかってた自転車泥棒を神妙な顔をして
その後同じアングルで再現、見事兄ちゃんがタイーホ
というものでした。
たしか今年日本国内で公開のはず。
東京フィルメックスで見ました。
- 62 :
- >>61
ほう。興味深い内容ですな。
- 63 :
- ラストで自転車を盗んだ父親が、寛大な持ち主に許してもらえたのはせめてもの救いだ。
- 64 :
- 息子のおかげだ。
- 65 :
- あのラストは、ほんと、胸が締め付けられる余韻が残る。
たかが自転車、されど自転車。。。。深いなあ。
- 66 :
- 北朝鮮への輸出目的で自転車を盗んだとして4人が逮捕された事件で、
広島西署は5日、新たに窃盗容疑で鳥取県境港市の丸政商事社長、
往西俊吉容疑者(50)=境港市上道町=と同県米子市蚊屋、
自動車修理業、椎木正人容疑者(46)を逮捕した。
調べでは、往西容疑者らは10月26日午前7時ごろ、
同社社員、山根吉文容疑者(30)=窃盗容疑で逮捕=らと共謀し、
広島市西区の市営駐輪場で、市が撤去のため管理していた放置自転車30数台を
トラックに積んで盗んだ疑い。
同署は北朝鮮と取引がある境港市内の水産物輸入会社に売り渡すため、
会社ぐるみで自転車を盗んだとみて追及する。
- 67 :
- >>65
あの頃の自転車は、今の日本で言えば中古の軽自動車ぐらいの価値かな?
- 68 :
- 主人公。かわいそう。
- 69 :
- >>67 あの家庭にとってはセルシオ位でしょ
- 70 :
- 自家所有の工場くらいかもしれない。
他と差別化する労働の付加価値の源泉だから。
- 71 :
- >>69
セルシオ並みかw
- 72 :
- 涙
- 73 :
- 自転車はしょせん自転車。
それを盗まれて、大の大人が右往左往しなければ
ならないほど、貧乏なのがみじめなんだろう。
- 74 :
- 三戻
- 75 :
- だけどさあ。
イタリアは、敗戦国とは言っても終戦直後の日本ほど惨めではないんだよな。
原爆を落とされたわけじゃないし。
この映画で金持ちたちは車に乗ってビュンビュン走ってる。
1948年の日本じゃあ無理。
- 76 :
- イエローモンキーを原爆でしても平気な国。アメリカ。
- 77 :
- この映画は世界映画史に残る名作と言っても過言ではない。
- 78 :
- あのオヤジの貧乏臭い顔がいいね。
- 79 :
- 貧乏人の自転車を盗む奴が憎い。
- 80 :
- 貧乏人は常に貧乏くじを引く。
俺がそうだよw
- 81 :
- ネオ・レアリスモの存在。
一体何だろう?
- 82 :
- >>75
映画と関係ない話だけど、イタリアは第二次世界大戦の戦勝国だよ。
途中でドイツを裏切って連合国側についた。きちんと教育を受けた
人間にとっては常識だよ。
- 83 :
- 非常識でごめん・・・・。
- 84 :
- 自転車を盗んだ若者。
主人公のオヤジに追い詰められて癲癇を起こす。
あれは癲癇を起こしたふりなのか?
- 85 :
- >>82
とうしてイタリアが戦勝国なんだ、敗戦国に決まっているじゃないか。
イタリア自身が裏切りによって戦勝国のように錯覚していたということ
はあったかもしれないが、まわりはそんなことは認めないよ。
裏切り者でも勝ち組の仲間に入れますなんてこといったら、誰も最初から
旗色を鮮明にして本気モードで動こうなんてしないだろう。
のらりくらりとどっち付かずで引き伸ばして、勝負の帰趨があるていど
決したところで勝つほうに付けばいいんだから。
だいたい実際の戦争に限らず戦いというものはいかに多くの仲間を集め、
いかにまじめにやるかということが大きなポイントだけど、それに反する
状態になるだろうということは常識以前の問題として容易に推察できる
と思うが。
- 86 :
- 日独伊は敗戦国と言うイメージが強いね。
- 87 :
- 癲癇。
- 88 :
- ヨーロッパの映画っていいなあ。
- 89 :
- うん。
最初観た時、なんて情けない映画なんだ、と思った。
これほめ言葉。
アメリカ映画には出せない情けなさ。
自転車盗んで見つかって、おおぜいにつかまって、しかもそれを息子に見られてる。
アメリカ映画によくある強いパパじゃなくて、弱さのある父親像。
ほんとにすばらしいです。
- 90 :
- >>5>>7>>47
おそレスですが、ケーリー・グラントの予定だったんですか。
う〜む。
まあ、「道」もそのパターンで、「米国のスターを使え」と言われて、フェリーニはしぶしぶアンソニー・クインを使ったんですよね。
そちらの場合は、幸運にも大成功だったわけですが。
- 91 :
- この映画を最初に見たのは、子供の頃で、しかも途中から。
たかが、自転車1台を必死で探す親子の姿にあきれはて、ラストの大勢で
主人公を追っかけるシーンでは、おかしくてワラタ。
2回目に見たのは大人になってから、勿論最初からちゃんと。
さめざめと泣いた。
俺的ベスト5にはいる傑作。
- 92 :
- >>89
>>91
いい事言いますねえ!うれしいです。
- 93 :
- 母親がいいというので見ました。正直退屈でつまらなかったです。
イタリア映画独特の暗い雰囲気、救われない悲劇的な結末がやっぱり苦手。
泣けるどころかまだるっこい展開に終始イライラしてしまいました。
でも名作らしいので、もっと歳をとったら良さがわかるかもしれませんね。
- 94 :
- 500円DVDで出るようですが。
- 95 :
- >>94
あの名作がたった500円で買える。
うれしいねえ!
- 96 :
- イタリアの映画っていいねえ。
- 97 :
- >>93
いや、あの映画はあなたにとっては一生駄作だろうからやめておいたほうがいい。
駄作に時間を費やすのは人生の時間の無駄。
だから駄作をもう一度見るくらいなら名作を見ることに時間をかけるほうがいいと思う。
たとえばのびたの大冒険とかアンパンマン対バイキンマン。
- 98 :
- そのうちわかる時が来るさ。
- 99 :
- いい映画の価値がわかるのは中年になってからだ。
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