2011年10月1期独身男性肺に穴があいたことがある毒男 TOP カテ一覧 スレ一覧 削除依頼
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【自治厨集まれ!】独身男性板ID化議論スレッド


肺に穴があいたことがある毒男


1 :11/10/12 〜 最終レス :11/12/07
結構いるだろ
一緒に雑談しようず

2 :
どんなん?見せて
穴をふさいだの?

3 :
>>2
肺に開いた穴そのものは見せようがないけど
穴は手術でふさいだよ

4 :
気胸?

5 :
>>4
そそ、自然気胸ってやつ
結構、これにかかる人が多いって聞いたよ

6 :
俺看護師だから胸腔ドレナージでドクターが胸に管ブッ挿す処置の介助を
時々するんだけどあれってやっぱ痛い?

7 :
雑談ってついてないの?

8 :
>>6
注射で局所麻酔をしたから痛くはなかったな
ただ、ドリルみたいなものでベコってされる感触はあって
あれって、皮膚→筋肉→胸膜っていう感じでぶち抜いてるんだよね
その感触は怖かった
あと、管をスルスル突っ込まれたときの胸の内側の感覚は
特に痛みも何もなかったよ
>>7
初めてスレ立てしたのでスレタイに雑談を付け忘れた
スマソ

9 :
>>8
騙されるな
スレタイに「雑談」付けたら最後
スレタイに関係無いキモヲタどもの気持ち悪い雑談でスレが潰されちまう

10 :
水ブクブクしてて夜眠れたか?
安静のため尿道カテーテル突っ込まれなかった?

11 :
>>9
実質的に雑談スレだけどスレタイに雑談ってつけてないスレも結構多いよね

12 :
>>11
カテゴリ雑談の毒男板なんだから「雑談」付けなくても雑談でおk
むしろ付けたらお終い

13 :
>>10
水ブクブクって酸素マスクの先っちょについてたやつのことかな?
結局、入院から2週間くらいたって内科から胸部外科に移って
全身麻酔で手術を受けたんだけど
その日の夜は麻酔が抜けなくて意識が朦朧としてたから
ブクブクしてても眠れたよ(あれを眠れたと言っていいかどうか微妙だけど)
尿道カテーテルは外科手術の前に突っ込まれたよ
あれはものすごい恥ずかしいしスゲー痛かった

14 :
高校のとき野球部だったけど練習中に急に胸が痛くなって早退させてもらって病院いったら
気胸で入院するハメになったうえ、医者から運動全部禁止されて部活もやめちまったなあ

15 :
入院した時は肺がかなり潰れちゃってたけどドレーンだけでなんとか治して手術はしないで済んだ

16 :
>>14>>15
ドレーンだけで治ってよかったね
俺はドレーンで空気を抜いて、肺が膨らんできて
もう大丈夫だろって管を抜いたら、その日の夜に
胸に激痛が走って、翌日レントゲンを撮ったら肺が
半分くらいに潰れてて、胸部外科送りになった
やっぱり手術ってやつはツライね

17 :
肺に穴が開いたんじゃなくて気胸になったんだろ?
まったく毒雑以外のスレはIQが低くて困るわ

18 :
>>17
どう違うの?

19 :
気胸って書いてあるじゃねーか読めよハゲ

20 :
これだから毒雑の屑は・・・

21 :
あれ?
でも主治医の説明だと、肺の上の方に小さい膨らみが何個もできて
それが破裂して穴が開いて、そこから漏れた空気が肺を圧迫して
どんどん肺が押しつぶされるのが自然気胸だって話だったから
肺に穴が開いたという表現で間違ってはいないと思うんだが

22 :
間違ってないよ
>>17は毒雑の阿呆だからスルーで

23 :
こういうの(ブラ:嚢胞)が出来るんだよ
http://blog-imgs-18.fc2.com/b/r/e/breakl/kikyou.jpg

24 :
尿道カテーテルを全身麻酔をしてもらった後にやられたのは俺だけなのかな
気胸って肺の病気なのにやたらやケツの穴をさらした記憶しかない
入院時に股の付け根から血液を採取してもらい
手術前に看護師さんに浣腸してもらい
術後の晩は痛み止めの注射が使えなかったから座薬してもらい
翌日には尿道の管をとられるっていう

25 :
>>23
写真は初めて見るなぁ
主治医から言われたのは、こういうのが何個もできてて
安静にしてて自然治癒で穴がふさがっても、また別のが破裂して
その繰り返しになるから、完治するには外科手術で全部
切除するしかないってことだったよ
>>24
思い出した。浣腸もされたよ
年配の看護師さんにやってもらったけど恥ずかしかったなぁ
尿道カテーテルは1週間くらい挿しっぱなしで
これが抜くときも結構な痛みだったよ
さて、晩御飯にしよう

26 :
>>25
年配の人にやってもらったならいいじゃない。
オレなんてさんざ同い年のきれいめ看護師と世間話をした後に
看護師「それじゃ管をとりましょうか」
オレ「えっ」
って感じだった

27 :
>>26
同い年の看護師さんで思い出したけど、手術が終わってなかなか
高熱が下がらなくて、結局、若い看護師さんに座薬を入れて
もらったんだよね。あれも恥ずかしかった
やっぱり外科手術ってやつはイヤだねぇ

28 :
>>27
俺も座薬入れられたことあるから覚えてるけど
術後の夜、体に管が刺さったままで身動き取れなくて
しんどい時に座薬を入れられたんだが
金玉をクイっと片手で持ち上げられたまま穴にズボっと座薬を入れられたときは
恥ずかしいやら情けないやらだったな
やっぱ健康が一番だよな

29 :
>>28
金玉をクイってことは仰向けだね。
俺はうつぶせになってお尻を上げろと言われたからバック
若い看護師さんの目の前にバックスタイルで肛門丸出し
そこに座薬をムギュっとw
あー昔のこととは言え、イヤだイヤだww

30 :
んー、このスレ伸びないなw
自然気胸をやった人は結構多いと思ったんだが。
しかたがないので、sage進行で密かに俺の
自然気胸闘病記スレにするとしよう
では発症から少しずつ書いていく
今にして思えばあれが始まりだったんだな
ある日、鎖骨のところに突き上げるような激しい痛みがはしって
どうにも痛くて眠れないから鎮痛剤を飲んで横になったんだ

31 :
んじゃ男看護師の俺が医療サイドからときどき口出しするわ

32 :
>>31
おお!ビックリしたw
読んでくれてる人がいたんだな
ちょっとホッとしたよ
ボチボチ書いていくからよろしくね
えーと続き
1時間くらいして薬が効いてきて痛みは治まったんだが、ここからがおかしかった
呼吸がどんどん荒くなった
ベッドに横になってるわけだから、別に運動をしたわけでも何でもないのに
まるで全力疾走で100メートルを走り終えた直後にゼェゼェハァハァって
なってるような感じになった。普通に考えたら明らかに異常事態。
でも、そのときはタバコを吸ってたから、単純にタバコの吸いすぎかなと思って
目をつぶって我慢してたら、そのまま眠ってしまって一夜をあかしたんだが
そのとき早く病院に行ってればよかったんだけど、バカだったね
今日はここまで

33 :
俺の周囲では2人いる。
なんか薄平べったい体形の人がなりやすいとか聞いたけど1人は円柱形だったな。
チン子に管突っ込まれる話も聞いた。バックスタイルの話は痔主さんから聞いた。
ところでケツ毛って処理するものなのか?

34 :
>>33
俺はまさにその薄平べったい体形www
太った人やガッチリした人は自然気胸にはならないって話だね
さて前回の続き
翌日目を覚ました瞬間に違和感を感じたね
明らかに息が苦しい
でも、ゼェゼェハァハァというんじゃないんだな
何かこう、1割2割くらい空気が足りない感じ
でも痛みとかが全くないから甘く見ちゃった
タバコを吸いすぎたらこんな症状が出るのかなぁ???とか
思いながら学校に行った
その当時は大学2年生の5月くらいだったと思う
今日はこのくらいにしておこう

35 :
>>33
あ、ケツ毛の件でレスをするのを忘れてた
俺の時はケツ毛は何もしなかったね
そのまんま座薬を入れられた
て言うか、そもそもケツ毛の処理ってどうするんだよw
抜くの?切るの?
手術で陰毛を剃られたって話は聞くけど、病院で
座薬を入れるのにケツ毛をピンセットでむしり取られたとか
聞いたことないよww

36 :
いや、病院の話じゃなくてセルフでの話>ケツ毛処理
ケツ穴公開するんだから、みだしなみとして必要ないのかな?と思って

37 :
>>36
正直、あの頃は自分のケツ毛の身だしなみっていう
感覚がなかったなぁ
浣腸は確か年配の師長さんがしてくれたんだが
おばさんだからケツを見られてもまぁいいっかって感じ
手術直後に高熱が出て座薬を若い看護師さんに入れて
もらったときは、もう意識が朦朧としてて恥ずかしいと
思う余裕もなかったなぁ
何やら俺ともう一人の男看護師さんの、二人の秘密の
スレになりつつあるが、なかなかいい感じだw

38 :
で、続きなんだが
大学の教養課程にいたころだから授業に体育もあって
今にして思えば、肺に穴が開いた状態でサッカーとか
やってたわけだよ。ホント無茶をやったと思う。
で、授業が終わって夜になれば、酒を飲んでタバコを吸って
マージャンを打ってと、不健康極まりない日々を送っていた。
そんな有様だから、タバコの吸いすぎで息苦しいんだろうという
思い込みもあって、起きてる間は息苦しさを忘れてた。
と言うかその状態に慣れちゃってたんだな。
そんな風に、朝目が覚めて明らかに不自然な息苦しさに気づくんだけど
学校に行ってる間に忘れてしまって、そのまま眠りについて
で、翌日、変だなぁと思いながら学校に行くという、非常に能天気な状態で
1週間くらい過ごした。

39 :
この辺りから、息苦しさに加えて、体が異常にだるいという症状が出てきた。
もうね、とにかく疲れ方が半端じゃない
学校が終わって家に帰ってきたら、そのままベッドに倒れこんで
グッタリとなってしまう
俺は高校の頃に陸上競技をやってて、それなりに体力には
自信があったんだけど、バカだから
「歳をとって疲れやすくなるってこういうことなのか・・・」って思ったわけだよ
19歳の大学生が加齢による体力不足で家に帰った途端に身動きできなく
なるくらい体が弱るとか普通に考えたらありえないのにな
こうして「医者に行け!」っていう身体からのサインをいくつも見過ごしてしまった
今日はここまで

40 :
そんな感じで2週間くらい経ったある日、学校に行ったら同じ学科の友達が
「おまえ顔色がおかしい。顔色が悪いを通り越して明らかにおかしい」って言うんだよ。
おかしいって具体的にどういうことよ?って俺が聞いたら、ちょっと言いにくそうに
「ゾンビみたい」とか言いやがったw
あ、これは顔色が悪いのをネタにされてるなと思って
「失敬なことを言うヤツだなwおまいはwww」とか言い返して俺もネタ扱いしたんだが
今思えば、これもまずかったなぁ。

41 :
やっぱり明らかに異常な顔色をしていたんだろうと思う。
でも当の本人がヘラヘラ笑ってるもんだから、周りも安心しちゃったんだろうな。
ちなみに自分では顔色はまったくおかしいとは思わなかった。
自分自身の顔色がいいか悪いかなんて分からんもんだよ。
で、翌日から学校に行って友達と顔を合わせるたびに
「顔が白いw」とか「死人みたいw」と言われて、「失敬だなチミたちは!w」
みたいな会話が交わされるようになったw

42 :
そんな風に表面的にはネタな日々が続いていたんだが
症状はおかしなことになっていった。
呼吸がどんどん浅くセカセカしたものになっていったんだ
何と言うか、とにかく空気が明らかに足りてないんだけど
大きく息を吸い込もうとすると咳が出るから、7割くらいしか
吸い込まない短い呼吸をたくさん繰り返して空気を補充してる感じ。
明らかに異常な状況ではあるんだ。
でもなぁ、悪いことに痛みとかが全くないんだよ。
息苦しいこと以外には痛くもかゆくもない。
だから、タバコの吸いすぎでこうなったのかなぁみたいに思い込んでて
放置してしまったんだ。
今日はここまで

43 :
そういう状態を1ヶ月くらい続けた。
振り返ってみると、その頃には体がおかしくなる前の
半分くらいしか息を吸い込めなくなっていた。
すごく浅い呼吸をとにかくセカセカ繰り返してる感じ
若さって怖いよな
息が吸い込めなくなる度合いも一足飛びに少なくなるんじゃなくて
徐々に減っていったのでそれに慣れてしまっていたし
タバコの吸いすぎでたまたま息苦しいだけだという思い込みも
あったから、悪い意味で症状に順応しちゃってたんだな
顔色については、自分でも何だか変だなという思いはあったけど
あまり気にしなかった。
実家を離れてアパートで一人暮らしをしていたのも悪い方向に作用したと思う
ネタじゃなくて本気で顔色の悪さを心配してくれる家族がそばにいなかったわけだしな
そうこうしているうちに夏休みがきて実家に帰ることになった

44 :
実家に帰ったときは、特に顔色のことは言われなかったけど
あとで親に聞いたら、妙に綺麗な青白い顔色になっているのが
気にはなっていたそうだ
美人薄命というのは、結核とかで肺を病んだ人の顔色が
透き通った青白い感じになって美人に見えるところから来たらしいが
俺の顔もそんな感じになってたらしい
で、実家に帰って1週間くらい経った日に異変が起きた
体の左側を下にして寝ると咳が止まらなくなった
仰向けや右側を下にして寝てるときはなんともないのに
左側を下にしたときだけ咳が止まらない
さすがにこれは変だと思ったね
肺に関する何かの病気にかかったに違いないと思った
ちょっと怖くなったから、実家に置いてある家庭の医学を引っ張り出して読んだ
そして俺が出した結論は、気管支喘息
まぁ、かかりつけの内科に行って薬でも出してもらえばいいやと思って
親にそのことを伝えて病院に行った
ここから事態は急変するwww
今日はここまで

45 :
俺の知り合いは空いて即日、気分悪くなって病院に駆け込んでたな

46 :
>>45
お、読んでてくれたんだ
ちょっとホッとしたw
うーん、気分が悪くなって病院に駆け込んだのか
酸欠になって吐き気がしたりしたのかなぁ
そういう自覚症状があったら俺ももっと早めに
病院に行ったんだがなあ
後で書くけど、医者から、普通はこんなに酷くなる前に
病院に来るし、これは身動きができなくなって救急車で
担ぎ込まれててもおかしくないレベルって言われたww

47 :
実家でかかりつけみたいにしてた内科の個人病院があったので
そこに軽い気持ちで行った。
症状を聞かれたので、左側を下にして寝たときだけ咳が止まらなくなると
説明したら、まずはレントゲンを撮りましょうってことになった。
さくっと撮った後にレントゲン写真の現像が終わるまで診察室の外で
10分くらい待たされたかな。
名前を呼ばれたんでドアを開けて部屋に入ったときに「んんん?」ってなったね。
病院に行ったら大体医者の机の前にレントゲン写真を見るための
蛍光灯の台みたいなものがあるだろ?
そこに俺の胸のレントゲン写真がセットしてあって、それを見ながら
椅子に近づいたんだが、明らかに写真に写ってるものがおかしいw
素人の俺が見てもはっきり分かるくらいおかしいwww
今日はここまで

48 :
健康診断を一度でも受けた人なら分かるが
胸のレントゲン写真って白いモヤモヤっとしたものが
胸全体に写るよな
俺のレントゲン写真の胸の片方には、そのモヤモヤが
まったく写っていなかった
もうね、真っ黒け
なんか申し訳程度に胸の中央左付近にモヤモヤの小さい固まり
みたいなものが写っていたけど、その周りはキレイに真っ黒けw
「んんん???」とか思いながら椅子に座ったら医者が開口一番
「これは今すぐに入院せんといかんよ!」と
俺としてはまさに寝耳に水
「は???」みたいな感じ
今日はここまで

49 :
俺が「???」みたいになってるので医者が説明を始めた。
これは自然気胸という病気であること。
肺から漏れた空気がたまって肺を圧迫して、今は左側の肺が
握りこぶし大にクシャクシャに押し潰されてしまっていること。
胸のレントゲン写真の、白いモヤモヤがあるべき所が
真っ黒けになっているのは、本来なら左の肺がある部分が
完全に隙間が空いて空洞になっているからであること。
そして左側の肺がまったく機能していないこと。
で、医者は言った
こんなひどい気胸は見たことがない。今すぐに入院しないといけない。
それも専門の胸部外科がある大きな病院でないといけない。
紹介状を今すぐ書くから、とにかく一刻も早く入院しないといけない、と
事の重大さを知って俺はビビってしまった。
恐ろしくなって、なぜか一度家に逃げ帰ろうと思ってしまったんだなw
とりあえず家に帰って親と相談させてくれと言ったら、医者が怖い顔をして言った。
大学生だから一旦家に帰すが、これが高校生くらいだったら
今すぐに救急車を呼んで問答無用で病院に担ぎ込まなければいけないくらい
大変な状況だということ
そして家に帰って親に報告したら必ず連絡をよこす事を約束させられた。
かくして俺は家に逃げ帰ったのだったw
今日はここまで

50 :
家に着いたのがちょうど昼飯時だった。
母親から「どうだった?」と聞かれたんだが、俺は医者から言われたことを
口にするのが怖くなったので、「とりあえずご飯を食べよう」とか言って
昼飯を作ってもらった。
そして昼飯が出来上がったので、テレビの番組について母親と適当に
雑談しながら食べ始めて5分くらい経った頃に、何気なく切り出した。
「そういや、入院しろって言われたよ」と。
母親の箸が止まった。
「どういうこと?」と聞かれたので、どうやら肺に穴が開いたらしいこととか
胸部外科がある大きな病院に今すぐ入院しないといけないらしいとか、
「何だか怖いことを言われちゃったよ、ハッハー」みたいに言ったら
「あんた、何やっとるんね!ご飯食べとる場合じゃないでしょうが!!」と
ものすごい怖い顔で怒鳴られた。
「あああ、そう言えば電話をかけろとか言われたから、ひょっとしたら
ちょっとだけ大変なことになってるかも・・・」と言ったら
母親がものすごい勢いで病院に電話をかけて説明を受け始めた。
ここに至って、これはひょっとしたら大ごとなのかなぁと思い始めた。
今日はここまで

51 :
電話での話が終わって、母親が再び怒った。
「あんた何やっとるんね!!!」と。
そして母親が運転する車に乗って、30分くらい前までいた病院に逆戻り。
診察室で医者と母親が真剣な顔つきで話をするのを
俺は「何だかエライことになってきちゃったなぁ」とか思いながら
ぼんやり見てた。
医者がちょっと離れたところにある総合病院への紹介状を書いてくれて
とりあえずそこに行くことになった。
医者からも電話をしてくれるということだったが
「行ったらすぐに緊急手術になると思いますから、私の方からも電話しておきます」
という医者の言葉は怖いので俺は聞こえなかったふりをした。
で、また母親が運転する車に乗って、1時間弱くらいたって総合病院に到着。
このときが午後2時くらいだったかなぁ。
思いもよらない展開になって、ここから入院生活が始まった。
今日はここまで。
まだ誰か読んでくれてるのかなw

52 :
読んでるから毎日書いて

53 :
>>52
ありがとう。
頑張って続けていくよ。
寂しくなるから、ときどき書き込んでね(はぁと)
では続き
総合病院に着いたら看護師さんが出迎えてくれた。
これから急患がやって来るという連絡があったので、待っていたとのことだった。
お昼の2時くらいだから当然外来の診察は終わってるわけで
照明も半分くらいに落とされてて、薄暗い中を診察室まで案内されたんだが
何だか薄気味悪くて、やな感じだなぁと思った。
診察室に入ったら若い男性の医者がいた。
名札を見ると内科の医者だった。
たぶん30代くらいじゃなかったかと思うんだが、けっこう若い先生だったね。
自分の症状のことや、かかりつけの病院に行ったら入院しないといけないと
言われたことを話した。
で、母親がかかりつけの病院を俺と一緒に出るときに、そこの医者から渡された
大きな茶封筒を先生に渡した。レントゲン写真が入っていた。
先生はそれを一通り見たあと、聴診器で胸の音をいろいろ確認して「処置室に行きましょう」と言った。
この処置室っていう言葉を聞いた瞬間、かかりつけの病院を出るときに医者が言ってた
「行ったらすぐに緊急手術になると思いますから」という言葉を思い出した。
「はぁ・・・いよいよ大ごとになってきちゃったなぁ(トホホ・・・)」と暗い気持ちになった。
今日はここまで

54 :
ワッフルワッフル

55 :
>>54
ありがとうw
で、椅子から立ち上がって先生の後に着いて行こうとしたら先生が
「いや、車椅子に乗ってきてください」と俺の後ろを指差して言うんだな。
振り返ったら看護師さんが車椅子を用意してて、これ見た瞬間に
「え? 俺って本来なら歩けないのが当たり前って言うか、歩いてる方がおかしいって言うか
車椅子で運ばれないといけないようなヤバイ状況なの???」
っていう心境になったね。
改めて自分が置かれてる状況のヤバさを実感した。
ちょっとの沈黙のあと、小声で「分かりました」と答えて車椅子に座ったら看護師さんが押してくれた。
診察室から出て、先生が前を行き、その後に俺が座っている車椅子と看護師さん、
その横に母親が並ぶという形で、照明が半分落ちた暗い廊下を進んで行った。
あのときの心境を何て説明すればいいんだろう。
まぁ、助けてもらってるわけなんだが、俺の心持ちとしては、悪の組織に連れ去られて
これから改造手術を受ける主人公みたいな感じw
廊下を歩く間、先生と看護師さんが無言なのは当然なんだろうが、俺も母親も無言w
何とも言えない緊張感だったね。
今日はここまで

56 :
結構、このスレも落ちてきたな。
DAT落ちは悲しいから、ここらで連投するか
休日だしなw
廊下を歩いて、大きな扉の前に着いた。
先生が扉を開けて中に入り、俺と看護師さんも続いた。
中にもう一人若い男性がいた。今思えばその人は
レントゲン技師の人だったんだろうな。
母親は先生から外で待つように言われていたので中には
入らなかった。
先生は俺に、服を脱いで検査着(手術着だったかもしれない)に
着替えて待つよう言った。そして先生は、これから手術の内容について
母親に説明をしてくると言って看護師さんと一緒に部屋の外に出て行った。
部屋に残った若い男性が、部屋の隅にあるついたてを指差して、その裏に
カゴがあるので、一丁になってカゴの中にある青い服に着替えるよう言った。
部屋の中には、処置台と言えばいいんだろうか。長細い卓球台みたいなものがあって
天井にはカメラみたいなものがあった。
「緊急手術」という言葉が頭に蘇ってきて、ついたての陰でかなりイヤな気分で着替え始めた。

57 :
着替え終わって、ついたての陰から出ていったら、男性から
処置台の上に上がって仰向けに寝るよう言われた。
何かもう、まな板の鯉ってこういう状況なのかと思いながら
俺は台の上に仰向けになった。
処置室は、その奥が、もう一つ別の部屋になっていて、男性はそこに
入っていった。
シーンと静まり返った処置室の中で、俺は独りぼっちで処置台の上に
寝ていたわけで、天井を見上げながら、ものすごい不安な気分に
なっていた。
しばらく経って先生が処置室に戻ってきた。
そして、これから行う手術について説明を始めた。
肺から漏れた空気が肺を圧迫していて、それが少しぐらいのことなら
安静にして空気が体内に吸収されるのを待てばいいのだが
今は左側の肺が完全に押し潰されていて全く機能しておらず
さらに漏れた空気が心臓に負担をかけているかもしれないこと
この状況で、もし右側の肺にも穴が開いたら非常に危険で命にかかわること
だから一刻も早く胸の中の空気を外に出さなければいけないこと
そのために胸に穴を開けて管を入れて、中にたまった空気を外に出す装置を
取り付けなければいけないこと

58 :
マジかよ・・・って思ったけど、まな板の鯉状態なんだから
もう「分かりました」って言うしかないよなw
言ったよ「はい。分かりました」ってw
ただ、「分かりました」って言いはしたけどさ、胸に穴を開けるってことは
素人にしたらただ事じゃないわけよ。
そのとき俺の脳裏に浮かんだのは、テレビのドラマに出てくる手術シーンだ。
滅菌された大きな部屋の中で、全身麻酔で眠ってる患者のまわりに
手術着姿の医者が何人もいて、心拍数とか血圧を表示する機械が
ピコーンピコーンってなってるみたいな
どう考えても今置かれてる状況とは大違いだよ。
俺、全身麻酔とかされてないし、医者だって二人しかいない。
ピコーンピコーンってなるような機械もない。
何より大手術をしても大丈夫なような滅菌とか絶対にしてない。
当時、俺は大学で化学系の学科にいて、実験で雑菌が入らないようにするための
クリーンベンチを使ったことがあるから、通常の空気の雑菌汚染のこととか知ってるわけよ。
「こんな状況で胸に穴を開けるとかヤバイじゃん!」って思った。
ひょっとして、本来ならものすごい準備をして行わなきゃいけない手術が
人はいねぇわ、機械はないわ、滅菌消毒もしてねぇわのメチャメチャ雑な状況で
行われようとしているのかと思った。
「ひょっとして緊急手術の緊急って、こういう意味もあるの!?」と俺は焦った。
今日はここまで

59 :
いろいろ言いたいことはあったんだが、その瞬間、頭を精一杯フル稼働させて
とりあえず口にした言葉が
「あの・・・全身麻酔とかするんですよね?」だった。
言外にいろいろな含み(大手術なんですよね?)を込めて言ったつもりだったんだが
先生から返ってきた答えはシンプルだった。
「いえ、簡単な手術だから局所麻酔でやります」と。
え!?か、簡単!?!?!?
思わずこう言ったよ。
「でも、簡単と言っても胸をメスで切り開くんですよね?」
これも言外にいろいろな含み(大手術なんですよね?)を持たせたつもりだったが
返ってきた言葉は
「メスも使いますけど、医療用ドリルで穴を開けますから簡単です」
ド、ド、ド、ドリル!?!?!?!
俺はビックリしたよ。
人間の体に、しかも胸にドリルで穴を開けるとか、俺にしたらそんなの
ギャグ漫画かホラー小説の拷問シーンくらいしか思いつかないよ。
先生は続けて言った。
「一刻も早く手術を始めないといけませんが、いいですか?」と。
心の準備はいいか?ってことなんだろうけど、この状況でいいも悪いもないわなw
今日はここまで

60 :
観念して「はい・・・」と答えた。
そしたら先生が慌しく準備を始めた。
俺は処置台の上に仰向けに寝ていて、先生は俺の足元の方で作業を
していたので医療用ドリル持ってくるところは見えなかった。
怖かったので見ないようにしていたせいもあるけどw
先生が俺の検査着の前をはだけて、「じゃあ麻酔を注射します」と言った。
左胸のわき腹の辺りにチクっとした痛みがはしった。
麻酔が効いてくるまで2、3分待っただろうか。
注射したところを先生が爪の先でちょっときつめに突っついて、痛くないか聞いてきた。
何も感覚が無いことを伝えると、先生が「じゃあこれから切開します」と言った。
そのころには奥の部屋にいたもう一人の男性も出てきて先生の横に立っていた。
先生がメスで切って、出てきた血を男性がガーゼで拭いていたみたいだったから
看護師さんの役目も果たしていたのかなと思う。
そして医療用ドリルの登場。
怖くて見ないようにしてたから、はっきりと形は覚えてないけど筒みたいな感じ。
ただ、ドリルと言いながら、工作用の電動ドリルみたいな回転刃が回るギュイーンという
音は聞こえなかった。
それが胸に押し当てられて、何度かベキっという音がした。俺は素人だからよく分からないけど
皮膚の下に筋肉があって、胸の場合はさらに胸膜というものがあるんでしょ?
それを一気にブチ抜いて肋骨の隙間に穴を開ける処理をしたんだと思う。
で、穴が開いたところに先生がチューブを入れ始めた。
怖いから見ないようにしてたんだけど、視野の端に何となく映ってるわけだが
このチューブがね、5、6センチ入れるとかそんなんじゃないんだよ。
もうね、先生がどんどん入れるのw
どんどん俺の体の中に入っていくのwww
今日はここまで

61 :
いくら肺がしぼんでポッカリと隙間ができてると言ってもね
30センチくらいスルスルとチューブが胸の中に入っていったのを見ると
「さすがにそれは入れすぎなんじゃねーの、大丈夫かこれ!?」ってビビったねw
そのチューブの先には筒がついてて、先生が言うには
内部が弁みたいな構造になってて、胸の中の空気を外に逃がしてなおかつ
外から空気がは入ってこないようにするものだということだった。
で、先生が俺のわき腹に聴診器を当てて、深呼吸しろって言うから
しばらく続けた。先生はじっと聴診器の音を聞いていたんだが
眉をしかめて今度は咳をするように言った。
ゲホゲホっと咳をすることを何回か繰り返したんだが、先生の
表情は変わらなかった。
先生の説明だと、本来なら胸の中にたまった空気が
外に逃げてるから肺が膨らんでこないといけないんだが
一向に左の肺の音が聞こえてこないということだった。
そして先生が、隣の男性に「内視鏡を持ってきてください」と言った。
え!!と思ったね。
そのときの俺の認識では内視鏡と言うのは胃カメラのことだと思ってたんだが
この状況で胃の中なんて見てもしょうがないから、これはひょっとしたら
胃カメラを食道を通して胃の中に入れるんじゃなくて、気道を通して
肺に入れるんじゃないかと思った。
メチャメチャ苦しそうじゃねーか!と思って、俺は気が遠くなったよ。
正直、逃げたかったけど、胸に穴が開いてて、チューブとか入ってるこの状況じゃ
逃げようがないからさ、改めて「エライことになったなぁ・・・」と思った。
今日はここまで

62 :
男性が奥の部屋から持ってきたのはモニターが乗った台車のようなものだった。
俺が最初にこの処置室に入ってきたときは緊張してて気がつかなかったんだが
自分が仰向けに寝てる処置台の横からアームみたいなものが上に伸びてて
その先にテレビカメラみたいなものがついていた。
男性がそのカメラみたいなものを引っ張って俺の体に向けて何かセッティングしたと思ったら
先生と男性は何か相談して奥の部屋に入って行った。
二人が戻ってきたときは、体の前に分厚いエプロンみたいなものを着けていた。
俺が想像した胃カメラみたいなものは一向に登場しないので何が始まったのか
ぜんぜん分からなかったんだが、男性がスイッチを入れるような動作をしたら
モニターに何かが映った。
何て説明したらいいんだろう。
リアルタイムで動くレントゲン写真と言うか、とにかく俺の胸の中身が映っていた。
たまにテレビで出てくるよな。何かを食べたりしたときに、胃が動く様子が
レントゲン写真の動画みたいな感じで映るやつ。アレだよ。
とりあえず胃カメラを飲み込んで肺に突っ込むという恐ろしいことにはならなかったので
俺としてはホッとした。
今日はここまで。
男看護師さん見てるかな。
これって、要するにX線を浴び続けるリアルタイムなレントゲン写真みたいなもんだよね?

63 :
>>1文章うまい。
面白がって悪いみたいなんだけど語り口に魅力がある

64 :
てs

65 :
>>63
ありがとうw
俺も面白がってネタにしてるからな〜w
>>64
スレがかなり下がってたから、どこかでアゲないといけないかなと
思ってたのでちょうど良かったですw

66 :
内視鏡と言う言葉に恐れおののいてたら、モニターに自分の胸の中の
リアルタイム映像が映し出されたわけで、まぁ体の中が覗ければ
胃カメラみたいに飲み込むやつも、こんなふうに透視するやつも
医師にしてみれば同じことだから、先生は内視鏡という
言い方をしたのかなとなのかなと思った。
で、胸腔って言うの?胸の中が見えてるんだが、かかりつけの内科で見た
レントゲン写真そのまんまで、肺がクシャクシャに縮んでてぽっかりと隙間が
空いてしまっているのが非常によく分かった。
医学の進歩ってすげーなと、ちょっと感動したけど、次の瞬間、肺が縮んでできた隙間の
部分に変なものが映っていることにも気づいた。
さっき先生が俺の胸の中にスルスル入れてたドレーンの影だった。
それが何だかとぐろを巻いたみたいになってて
「おいおいおいおい、いいのかこれ!?やっぱり入れすぎじゃないのか!?」って
かなりイヤな気分になった。
なんかね、自分の体の中に異物が入り込んでて、しかもそれが変なことになってるのを
第三者の視点でリアルタイムで見るってのはね、イヤなもんだよ。ホントに。
まぁ、それはそれとして、とりあえず問題になっているのは胸の中にたまった空気が
外に出ているにも関わらず肺が膨らんでこないということで、確かにおかしな話だよなぁと
俺もモニターを見ながら素人なりに思った。
そして俺は恐ろしい可能性に気づいた。
肺って血管がいっぱい通ってる臓器だよな。それがこんなふうに押し縮められているということは
血が通わなくなってるわけで、「まさか、俺の左の肺、壊死したのか?」と。
このときは、ひょっとしたら俺は死ぬかもしれないなと思った。
そして、なんで早く病院に行かなかったんだろうと後悔した。
今日はここまで

67 :
まぁ、さすがに壊死というところまで先生が考えたかどうかは分からないが
モニターに映し出された肺を見ながら(俺は怖くなって見ないようにして
いたんだが)の作業になった。
とにかく深呼吸をする、咳をするの繰り返し。
あの状況では肺に刺激を与え続けるしか手がなかったんだろうと思う。
それを10分くらい続けただろうか。
男性が声をあげた。
「あ、膨らんできましたね」と。
先生もちょっと間を置いて応えた。
「うん、やっと動き出しましたね」と。
俺も「おお!俺の肺、腐ってなかったんだ!」とホッとしてモニターを見た。
それからしばらくみんなでモニターを見てたんだが、半分くらい肺が膨らんだところで
先生が、「もう大丈夫だと思います。ここまで元に戻ったら、もう途中で膨らむのが
止まることはないと思いますから、もう少し待ちましょう」と言った。
先生も安心したんだろうな。そこからはモニターを横目で見ながらの雑談みたいになった。
かかりつけの個人病院で言われたように、先生もまた、こんなひどい自然気胸は
見たことがないと言った。そして、普通はもっと初期の段階で息苦しくなって病院に来るし
3分の1くらいにでも肺が縮んだら、動けなくなって救急車で担ぎこまれてくることも
珍しくない、だから、こんな風に片方の肺がまったく機能しなくなるまで酷くなって自分の足で
病院に歩いてきたというのが信じられないとも言った。
で、かなり苦笑いしながら「よく我慢できたね。苦しくなかったの?」と聞いてきたw
俺も苦笑いしながら「はぁ、息が苦しくて変だなとはずっと思ってたんですが、タバコの
吸いすぎだと思って何となく過ごしてたら、こんなことになりましたw」と答えた。
先生の隣の男性も、先生と顔を見合わせながら「うーん(笑)」と苦笑いw
ちょっとした、ほのぼのタイムが続いたw
今日はここまで。

68 :
そうこうしているうちに肺が7割くらいまで膨らんだ。
先生が「ここまできたらもう心配はないと思います。あとは安静にして肺が自然に
元に戻るのを待って、肺に開いた穴がふさがれば大丈夫です」と言った。
改めて自分の胸を見ると、胸に開けられた穴からドレーンが伸びて
その先に筒がついていて、その筒からも10センチくらいドレーンが伸びていた。
先生は筒をテープで俺のみぞおちのあたりに固定して、筒の先に伸びている
ドレーンの先にはガーゼをくくりつけて、これもテープで俺の腹に固定した。
ドレーンの先からは胸の中の空気だけじゃなくて、血とかいろいろ分泌液も出てくるので
それを見てもビックリしないようにという説明があった。
以下、俺と先生の会話。
俺:「やっぱり入院になるんですか?」
先生:「入院しないとダメです。しばらく帰れません」
俺:「どのくらい入院しないとダメなんですか?」
先生:「最低でも1週間。まぁ2週間はかからないと思います」
俺:「そうですか・・・」
先生は俺の母親に入院手続きの説明をしてくると言って部屋を出て行った。
男性はモニターとかいろいろ片付けて奥の部屋に引っ込んで行った。
俺は「はぁ・・・エライことになったなぁ(トホホ)」と思いながら、起き上がって
はだけられていた検査着を体の前で合わせて整えた。
しばらくして先生と、処置室に入るまで車椅子を押してくれた看護師さんが一緒に
部屋に入ってきて、これから入院患者用の病棟に行くので車椅子に座るよう言った。
そして、処置室に来るときと同じ感じで、先頭に先生、その後に車椅子に乗った俺と
後ろから押してくれる看護師さん、横には母親という並びで病棟に向かった。
ここまでが闘病記というか入院生活のプロローグみたいなものかな。
まだまだ続くぜw 結局、1週間どころか2ヶ月近く帰れなかったからなww
男看護師さん見てるかな。他の読んでる人がいたら嬉しいけど何か質問とかあるかな?

69 :
>>68
>他の読んでる人がいたら嬉しいけど何か質問とかあるかな?
誤字を訂正w
他にも読んでくれてる人がいたら嬉しいけど何か質問とかあるかな?

70 :
タバコ吸ってて肺変色してなかった?

71 :
>>7
モニターに映っていたのは白黒画像だったから
肺が変色していたかどうかは分からなかったなぁ。
まぁでも、そのたときはタバコを吸いはじめて
一年くらいだったから、肺の色が変わるくらい
汚れてたってことはなかったと思うよ。

72 :
病室に着いたら、そこはベッドが8つくらい入りそうな大部屋だった。
埋まってるベッドは部屋の奥の窓側にある二つのうちの一つだけで
お爺さんが寝ていた。ベッドのそばの椅子には付き添いのお婆さんが座っていた。
俺と母親はその二人に会釈した。向こうも挨拶を返してきた。
俺は窓側のもう一つのベッドに寝かされた。
お爺さんのベッドとは、俺から見て窓を右手側にして向かい合わせになる配置だった。
看護師さんが何やら機械を持ってきた。そこからコードが延びていて、その先には
吸盤みたいなものがついていた。その吸盤みたいなものを胸につけられて
機械からピッ、ピッと音が鳴り始めた。俺は「よくドラマに出てくる、死んで心臓が
止まったら、ピーーーーってなるやつだな」と思った。
そして酸素マスクもつけられた。
随分大げさだなぁと思ったが、外科手術をして入院した人は初日は必ず
こういう形になるのだと看護師さんが説明してくれた。
このときが夕方の4時か5時くらいだったと思う。
軽い気持ちでかかりつけの個人病院に行ったと思ったら、その2、3時間後には
総合病院のベッドに入院患者として寝てるわけで、本当に急転直下な展開だった。
今日はここまで

73 :
心拍モニターとか酸素マスクとか大げさなことになったなぁと思ったら
今度は看護師さんが点滴台を持ってきた。
先生から、胸の中に異物が入りっぱなしになるので抗生物質を
点滴するのだという説明があった。
胸からは心拍モニターにコードが伸びてて、口からは酸素マスクの
チューブが枕もとの壁に伸びてて、腕からは点滴のチューブが
伸びてるわけで、こりゃ身動きが取れなくて、トイレとかどうするんだろうと
思ってそれを先生に言ったら、絶対安静なので動き回るのはダメ。
トイレに行くのも風呂もダメと言われた。とにかく、このあと許可が出るまで
絶対にベッドから降りてはならんということだった。
で、看護師さんが尿瓶とおまるを持ってきてベッドの横に置いてくれた。
オシッコのときは尿瓶を使って、済んだらベッドの横の箱に置いて
のときは、おまるをベッドの上に置くので、そこでやれと。
「おいおいおいおい、マジかよこれは」と思った。
まったく同じ場所から動かずに、メシ食ってしてとか、そんなん
赤ん坊の頃以来だろって思ったね。
少なくともあと1週間はこんな状態での生活を我慢しないといけないのかと
思うとかなりウンザリした。
先生は、これで、とりあえず、今日の段階でのひととおりの処置は終わったので、
何かあったらナースコールのボタンで呼ぶように言って、看護師さんと一緒に
部屋から出ていった。
俺と母親は、その姿を見送りながら、フーっとため息をついた。
今日はここまで

74 :
仕事が終わったあとに書き込んでるんで、このところ忙しくて
ちょっと書き込みがお留守になってしまった。
さて、続きを書こう。
男看護師さん、まだ見てくれてるかな?
あまりにもあっという間に入院ということになっちゃったので
何にも準備ができてなかった。
想像してみて欲しい。
どこかに泊りがけで旅行するとなったら何を持っていく?
着替えのとかシャツがいるだろ?
パジャマもいるよな?
歯磨きセットもいるよな?
よほどヒゲが薄いのでなければ、シェーバーもいるだろ?
退屈しのぎの雑誌とか漫画もいるよな?
入院ってことは、ぶっちゃけ泊りがけの旅行みたいなもんだし
それ相応の準備が求められるものなんだよ。
しかし、この時点では、まったく何にも準備ができてねぇんだ、これがw
どうすんだよこれ?みたいなww
で、母親が必要なものを取りに帰ってくれることになった。
このとき既に夕方になってたかな。
病院での食事が出る時間になってて、看護師さんがワゴンを押して
廊下を歩いてた。
俺のところにも食事を持ってきてくれたんだが、病院食なんか食べるのは
始めてだから割とドン引きな感じになってたんだが、そんな俺を置いて
母親は家に帰って行った。
今日はここまで

75 :
看護師じゃないけど毎日読んでる
ちょっと心配してたよ

76 :
>>75
いやー嬉しいなぁ。
読んでくれててありがとう。
いつもそんなに間をあけずに書き込んでくれてるけど
にちゃんねるのスレもRSSみたいな仕組みがあるのかな。
テンポが遅いって言われそうだけど、仕事の合間をぬって
当時のことを思い出しながら頭の中でまとめて書いてるので
こんな書き方になってます。
まだまだ続くよ。
って言うか、まだまだ入院生活が続いたんだけどね(苦笑)

77 :
俺も看護師じゃないけど毎回読んでる

78 :
やれやれ、休日出勤が終わった。
師走ってこともあって最近どうも忙しい。
>>77
レスが遅くなってごめんね。
ちょいちょい書き込んでくれると嬉しいです。
さて続き。
えーと、バタバタしてて何だかわけが分からないうちに
夕食が運ばれてきたんだが、俺の場合、内臓とかに
問題があって入院するわけじゃないので一切食事制限はないわけで
普通の献立だった。
ただ、トレイ、ごはん茶碗、味噌汁茶碗、おかずのお皿、諸々の食器が全部
清潔感あふれる真っ白のプラスチックで、見るからに栄養バランスの
良さそうな献立の内容とあいまって、「これぞ病院食!」みたいな感じで
「俺、入院しちゃったんだなぁ」っていうのを、また痛感した。
で、複雑な思いで食べ終わったら、俺のその食器を、向かい側のベッドの
付き添いのお婆さんが、お爺さんの分と一緒に廊下のワゴンまで持っていってくれた。
戻ってきたお婆さんが、俺に話しかけてきて、そこから雑談みたいになった。
自己紹介も兼ねて、俺が肺に穴が開いて入院するはめになったことや
さっきまで一緒にいた女性が俺の母親で、いろいろ荷物を取りに家に帰っていることを話した。
そのあと、お爺さんとお婆さんの話になって、見た目どおり夫婦だということだったんだが
そのあとにお婆さんの口から出てきた言葉がすごかった。
「この人、胃ガンなのよ。もうね、末期なの、オホホ」と。
いきなりすごいことを言われて俺はビックリ仰天した。
今日はここまで

79 :
雑談が始まったときは、しばらく同じ部屋で過ごすことになるかも
しれないから、やっぱり愛想よくしとこうと思って、にこやかに
振舞ってたんだが、お婆さんがベッドに寝てるお爺さんを指差して
「この人末期のガンなのよ」って言ったもんだから
こっちは笑顔が凍りついたよ。
ああいうときって、なんて答えたらいいんだろうね。
「それは大変ですね」とか言っとくしかないんだろうけど
世間知らずの大学生がこんな不意打ちをくらったら
普通は気の利いたアドリブなんて出てこないよね。
で、お爺さんもお爺さんで淡々とした顔でこっちを見てるもんだから
なおのことリアクションに困ってしまって、俺がやっと搾り出した言葉が
「そう・・・なんですか・・・」だった。
俺はかなり困ったような顔をしていたんじゃないかと思う。
そしたら、お婆さんがニコニコしながらまたすごいことを言った。
「いいのよ、もう年寄りだからね、死んでもいいの」と。
ホントすごいこと言うよな。
自分の夫を指差して死んでもいいのとか、普通は言わないよ。
まぁ多分、ガンのことでいろいろあって腹が据わった結果として
お婆さんはネタにしてるし、お爺さんも全てを受け入れる覚悟ができてるんだろうけど
こっちはどう振舞ったらいいか分からなくて、ホント困ったね。
今日はここまで

80 :
恐ろしいことにお婆さんはニコニコ笑いながら同意まで求めてきた。
「ね?もうこんなに長生きしてるんだから、死んでもいいわよね、オホホホホ」と。
お爺さんは相変わらず淡々とした表情でこっちを見ている。
俺は目上の人の話にとりあえず適当に相槌をうって話を盛り上げるのは得意な方だったが
これは本当に困った。
「そうですよね、ばいいんですよね〜ハハハ〜(笑)」とは絶対に言えない、言っていいわけがない。
かと言って、淡々とした表情のお爺さんを見てると、もういろいろ覚悟ができてるみたいだから
「そんなことないですよ。絶対ガンは治りますよ!」とか言うのは、その覚悟に水を差すみたいで
ものすごい無責任なことみたいに思えたので、これまた言えない。
今思えば、これはその病室での恒例の挨拶みたいなものだったのかもしれない。
あとでまた書くことになるけど、この病室は手術直後にそのまま入院とか、24時間監視して
おかないといけない人を置いておくための暫定的な病室だったみたいで、俺は数日後に別の病室に
移ることになるんだが、この老夫婦はそのままで移る気配はなかった。
俺より前にその病室にいたわけだから、俺が移った後もその部屋にとどまるのは
本来ならおかしな話なんだが、考えてみれば、もういつ容態が急変してもおかしくない状態だから
その部屋にずっと留め置かれていて、主みたいになってたんだろうと思う。
だからその部屋に新しい入院患者が入ってきては別の部屋に去っていくのを見送っていく日々を
続けていたんじゃないかと思う。そしてそのたびに自己紹介をすることになって、そうこうするうちに
いろいろ吹っ切れて、自分の方から現状をネタにするようになったんじゃないかとも思う。
ま、今だからこそ、こういうことにあれこれ考えを巡らせることができるんだが、そのときは本当に
困ったね。
えーと、このスレを見てくれてる人は、男看護師さんと、看護師じゃないけど見てくれてる人とかいたと
思うけど、こんな経験はあるかな?
今日はここまで。

81 :
幸か不幸か、入院経験が無いからなぁ。
でもその立場になったらどう答えるだろうか。
「治りますよ」とは言わないにしても、「そんなことないですよ。云々」は
言うだろうなぁ。云々の内容は今すぐには思いつかないけど。

82 :
>>81
まぁそうだよな。「そんなことないですよ。云々」くらいは言えばよかったな。
ただ、ガチの不治の病の人が自らをネタにしてる状況をリアルで目の前にすると
なかなか機転が回らないけどな〜w
さて続き
もうどんなリアクションをとったらいいのか分からなくなったので
俺は無理やり話をそらす作戦に出た。
今度はこっちが自分をネタにしてやろうと思って、今日一日がどんなに慌しかったか
今までこのスレに書いてきたようなことを話し始めた。
しばらく俺が話を続けてお婆さんがふんふんと相槌をうつ状況が続いていたんだが
お婆さんも空気を読んでくれたのかな。
肺を悪くして入院したばっかりなのに、そんなにしゃべったら体に良くないからと
話をするのをやめて横になるよう言ってくれた。
正直、「助かった」と思ったね。これで重い会話から逃げられると。
恐縮するような振りをしつつ、内心ほっとしてベッドに横になった。
そのまま少しウトウトしてたら、誰かにゆすられて起こされた。
親父がベッドの脇に立っていた。
母親が主治医から手術の説明を聞いたあと、俺が手術を受けている間に
親父の会社に電話をかけて連絡してくれていたようだった。
このときが夕方の7時くらいだったと思う。
今日はここまで。

83 :
親父は仕事が終わってすぐに病院に来てくれたみたいだった。
で、開口一番「気胸ならそう心配することはないから大丈夫だ」と言った。
親父によれば、知り合いにこの病気をやった人が何人かいて
それほど危険な病気ではないと聞いているから、怖がることはないということだった。
ただ、そうは言いながら、やっぱり不安は感じているみたいで
主治医の説明を聞いてくると言って部屋を出て行った。
それと入れ違いになるように母親が帰ってきた。
いろいろ荷物を持ってきてくれた。
パジャマ、着替えの下着、タオル、コップ、水筒、歯ブラシ、洗面器・・・
母親は10年位前に入院したことがあって、そのときの経験で
とりあえず必要そうなものをかき集めてきたと言った。
母親から言われて、俺はとりあえず検査着からパジャマに着替えることにした。
点滴のチューブが邪魔だなと思って、点滴台を見上げると
点滴はもう終わってカラになってた。
針を抜いてもらおうと思い、ナースコールのボタンを押したら
天井のスピーカーから応答の声が聞こえたので
点滴が終わったことを伝えて看護師さんに来てもらった。
今日はここまで

84 :
看護師さんが来てくれて、点滴の針を抜いてくれた。
俺は点滴を打ってもらったのは今回が初めてだったが
これは針を刺すときより抜くときの方が痛いと分かった。
このときは痛いか痛くないかは看護師さんの腕次第なのかなと思ったが
入院中、違う看護師さんに何度となく点滴の針を刺したり
抜いたりしてもらったが、何回やってもらっても抜くほうが痛かったので
まぁ、点滴というやつは、こんなものなんだろうと思う。
点滴のチューブがなくなって腕が自由になったので、母親が持って
きてくれたパジャマに着替え始めた。
一丁になって、改めて胸から出てるチューブと筒を見た。
我ながら痛々しいと言うか、着替えるときに袖が引っかかったりしたら
マジで痛そうだったので引っ掛けないように注意しながらパジャマに着替えた。
着替え終わったところで、母親から歯を磨くように言われた。
まだそんなに遅い時間にはなっていなかったが、母親が言うには
安静を命じられてベッドから降りられない状況では、手洗い場に歯を
磨きに行くこともできないし、コップに水を汲んでうがいをすることもできない。
コップに水を汲んできてあげるから、歯を磨いたあとの口の中にある歯磨き粉や
うがいをするときに水は洗面器の中に吐き出せば、自分が手洗い場に捨てに行く。
今日は泊り込みで付き添う準備はしてないし、そこまで危険な状況ではないので
もう少ししたら家に帰るから、自分がここにいる間に歯磨きとかいろいろ済ませて
おいたほうがいいよ、と。
なるほど、と思った。さすがに入院経験のある人はそこらへんに知恵がまわるんだなと
思って、俺は歯磨きを始めた。
今日はここまで。

85 :11/12/07
そんなわけで、歯を磨いてコップに汲んできてもらった水でうがいをした。
洗面器に吐き出した水を母親が捨てに行ってくれた。
歯を磨いている最中に親父が戻ってきていたのだが
終わったところで主治医との話を聞かせてくれた。
親父の予想通りの内容だったらしく、改めて「大丈夫だから心配することはない」と言った。
まぁ、とにかく安静にして、肺が膨らんで穴が完全にふさがるのを待つしかないと
こういうわけだな。
このときに、もう夜の8時くらいにはなっていたかな。
病院の夜は早くて、夜の9時には消灯になって電灯が消されてしまう。
一般の見舞い客はそれまでに引き上げないといけないので、両親は家に帰ることになった。
ベッドの周りのカーテンを閉めてリラックスできるようにしてくれて、親父と母親は帰って行った。
俺は何だか疲れたので、横になって目を閉じた。
今日はここまで。
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