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2011年10月1期ポケモンアーケオス「僕は鳥じゃないの?」 TOP カテ一覧 スレ一覧 削除依頼
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アーケオス「僕は鳥じゃないの?」


1 :11/01/06 〜 最終レス :12/01/02
アーケオス「新しく住む家が決まったんだ♪」
アバゴーラ「そりゃよかったな」
アーケオス「赤羽バードタワーっていう大きな家だよ。僕も入れて10匹の鳥ポケモンがルームシェアするんだって」
アバゴーラ「そうか。ところでお前は鳥なのか?」
アーケオス「僕は鳥だよ。しかもすべての鳥の祖先!もしかしたら皆から尊敬されちゃうかもね♪」
アバゴーラ「まぁあんまり調子に乗るなよ。弱気発動したらお前ってヘタレそのものだし」
アーケオス「可愛い女の子がいるといいなぁ♪」
アバゴーラ「聞いちゃいねえ……」

陽気で弱気な彼はまだ知らなかった。
赤羽バードタワーで彼を待ち受けている試練に……

2 :
アーケオス「えっと、確か地図ではこの辺なんだけど……」
?????「おいそこのトカゲ!あたしと勝負だぁ!」
アーケオス「え?ちょ、待って!まだ心の準備が……」
エアームド「問答無用!はがねのつばさ!!!」
アーケオス「ぴぎゃあああ!!!」
エアームド「もういっちょう!」
アーケオス「待って!たんま!降参!」
エアームド「えー、まだ終わってないよ。あんたまだHP残ってるじゃん」
アーケオス「やめたげてよぉ!」
エアームド「ププッ、情けない奴〜……あぁ、そういえば特性弱気だっけ?
      しょうがないね。じゃあ木の実くれたら見逃してあげる♪酸っぱい木の実持ってる?」
アーケオス「甘いのしか持ってないです……」
エアームド「はぁ、じゃあ甘いのでいいよ」
アーケオス「き、木の実を渡せば本当に見逃してくれるんですね?」
エアームド「う〜んどうしようかな〜。あたしが本当に欲しい味じゃないし……」シャキーン
アーケオス「ひぃ!」
エアームド「ふふ、そうビビんないでよ。ま、もし次会った時は倒れるまでバトルだからね!」バサバサバサ……

アーケオス(……今の子がバードタワーの住人じゃありませんように!)

3 :
アーケオス(タワーっていう通り塔のてっぺんにあるんだね。じゃあここからひとっ飛びだ!)バサ……
?????「すみません……」
アーケオス「あ、はい。何ですか?」
エンペルト「赤羽バードタワーってここで合ってますか……?」
アーケオス「合ってると思いますけど……」
エンペルト「あそこまでどうやって行ったらいいんでしょう……」
アーケオス「あ……」
エンペルト「入居条件が鳥ポケモンということだったんですけど……やっぱり私みたいに飛べない鳥は鳥じゃないんですか……」(涙目)
アーケオス「だ、大丈夫ですよ!ほら僕の背中に乗って下さい!」
エンペルト「ほ、本当にいいんですか?」
アーケオス「大丈夫です!」
エンペルト「よいしょ……」
アーケオス(お……重っ)
エンペルト「あの……大丈夫ですか?」
エアームド「なにやってんのあんたたち」
アーケオス「んぎゃっ!?」
エアームド「ほらエレベーターあるよ。一緒に乗ってこ?」
エンペルト「た、助かりました……」

4 :
Cしとく

5 :
アバゴーラ再登場キボンヌ

6 :
〜亀会議〜
アバゴーラ「お茶でも飲んで……話でもしようや……」
コータス「アバ茶ですねわかります」
アバゴーラ「ちげえから!」
ドダイトス「で、心配事は何じゃの?」
アバゴーラ「アーケオスだよ。あいつ本当に大丈夫なのか?いじめられたりしないかな?」
コータス「まぁ大丈夫なんじゃないですか?なんといっても567族ですし」
アバゴーラ「弱気込みだぞ」
ドダイトス「何事も経験じゃよ」
アバゴーラ「ところでカメックスはどうした」
ドダイトス「未だに自分の部屋から一歩も出られないようじゃ」
コータス「せめて殻を破るを覚えられればよかったんですけどねー」

7 :
期待してるからageとく

8 :
アーケオス「ここかぁ……」
エンペルト「うわぁ、いい眺めですね!」
エアームド「鳥だったら割と見慣れた景色じゃない?」
エンペルト「私は鳥と言ってもペンギンなんで……」
エアームド「ああっ!ごめんね、あたし無神経なこと言ったね……」
アーケオス(さっきの僕に対する態度と180度態度が違う……)
エンペルト「いえ気にしないで下さい。でもこんな家で暮らせるなんて夢みたいです!」
エアームド「うん、あたしもすごくいい気分!」
エアームド「あれ?あっちの部屋から物音が聞こえない?」
アーケオス「なんだか誰かがバトルしてるっぽいね」
エアームド「よーし、観戦してやるぞ!」
ガチャ
オオスバメ「バシャーモさん!!!おおお、俺と付き合って下さい!!!」
バシャーモ「近づくんじゃねえよ糞が!」
オオスバメ「ぐはぁ!も、もっと……もっと燃やして下さい!俺のハートが灰になるまで!!!」
バシャーモ「気色悪いわ!このっ!このっ!」げしげし
バタン……
アーケオス「なにやってたんですかあのひとたち」
エアームド「あのツバメ焼かれたり蹴られたりしながら悦んでたね」
エンペルト「オオスバメさんの特性って確かこんじょうでしたよね……」
エアームド「あぁ、なるほど!」
アーケオス「なんで納得するの!?」

9 :
アーケオス「まだ全員は来てないみたいですね。じゃあ僕はちょっとその辺を散飛に行ってきます。この辺の地理とか知っておいた方が良いし」
エンペルト「私も一緒に行っていいでしょうか?」
アーケオス「あー……ええとね、散歩じゃなくて散飛。空をあてもなく飛ぶんだ……」
エンペルト「そうですか……残念です」
アーケオス「……分かった。じゃあ予定変更!僕と地面の上を散歩しよ♪」
エンペルト「は、はいっ。わざわざすみません」
エアームド「あたしはさっきのバトルもっと観戦してよっと♪」
アーケオス(ふぅ、助かった……)
アーケオス(こうして二匹で歩いてると恋人同士みたいだなぁ……うわっ何か来た)
不良A「よう姉ちゃん。俺達と一緒に遊ばない?」
不良B「そんな品のないトカゲなんか放っといてさぁ」
エンペルト「はわわ……」
アーケオス「ぼ、僕はトカゲじゃないぞ!始祖鳥だっ!」
不良A「どうした?弱気君w」
アーケオス「お前ら、この子を連れて行くなら僕にバトルで勝ってからにしろ!」
不良B「言ったな?あとで後悔すんなよ」
アーケオス「……すいません本当調子こいてすいませんでした。トカゲだろうとゴミだろうとなんとでも罵って下さい。
      あ、でもエンペルトさんは連れて行かないで下さいそれはマジでお願いします。
      あぁやめてください!技はもう当てないで下さい!もう僕HP真っ赤ですよ!」
不良A「こいつどうする?」
不良B「放っとこうぜ。さあ姉ちゃん俺達と一緒に来いよ」
エンペルト「うっ……」
?????「待ちなさい!」

10 :
不良A「誰だお前?」
ムクホーク「通りすがりの猛禽です。今すぐその子を離しなさい!」
不良B「お前もなかなか可愛い子だな。俺達と一緒に来るか?」
ムクホーク「その前に私と勝負です!」
不良A「お、なんだ?やる気か?」
不良B「さっさと勝って、二匹まとめてお持ち帰りだぜ!」
不良達「」
アーケオス「すごい……一瞬で勝っちゃった」
ムクホーク「私は今からこいつらをポケセンまで連れて行って、そのあと説教してきます。あなた方も気をつけてお帰りください」
エンペルト「ほ、本当にありがとうございました」
ムクホーク「礼には及びません。では失礼します」バサッ
アーケオス「あ、待って!……行っちゃった」
エンペルト「……かっこいい……」
アーケオス(うう、それに比べて僕は……)
エンペルト「あ、その、そんなに気にしないで下さい。アーケオスさんだって私のために勇気を出してくれました」
アーケオス「でも勝たなきゃ意味ないでしょ……」
エンペルト「とりあえずアーケオスさんもポケセンに行った方がいいと思います。HP真っ赤なんですよね?」
アーケオス「あ、はい……」

11 :
アーケオス(回復したはいいけど……完全に道に迷った……)
エンペルト「あの、アーケオスさん……もしかして私たち、ま、迷子……ですか?」
アーケオス「ええと……その、うん、タブンネ……」
エンペルト「うぅ……どうしましょう……」
アーケオス(うわあさっきから僕最悪だ……不良にやられるわ道に迷うわ……)
?????「うふふ、もしかしてバードタワーを探しているのかな?」
アーケオス「はい?」
バルジーナ「あたしもそこに行くところなんだ。案内してあげよっか?」
アーケオス「あ、すみません、お願いします……」
エンペルト「ありがとうございます」
バルジーナ「いいのいいの。困ってるポケモンがいたら助けるのは当たり前!」
アーケオス(悪タイプなのにいいポケモンだなぁ……というか今日は女性に助けられてばかりの一日だね)

12 :
保守

13 :
アバゴーラがコーラを飲む

14 :
面白いと思ってるの?

15 :
は?
俺、自分で言うのもなんだがダウンタウンよりずっと面白いんだけど

16 :
アーケオス以外♀?

17 :
不良はどのポケモンだったんだろう

18 :
ズルズキンでいいんじゃないか?

19 :
続きはまだか

20 :
まだー?

21 :
エアームドかわいい

22 :
バルジーナ「さっ、ついたよ」
アーケオス「ど、どうもすいません……」
バルジーナ「いいのいいのこれ位当然の事だから」
アーケオス「本当にありがとうございました。このご恩はいつか必ず……
       さっ、エンペルトさん、外は寒いし早く中に入ろう!」
エンペルト「はい!」
バルジーナ「あっ、ちょっと待って」
アーケオス「?」
バルジーナ「案内料。おおきなしんじゅで勘弁してあげるよ」
アーケオス「ええ!? ど、道具取るんですか!?」
バルジーナ「当たり前じゃない。世の中ギブ&テイク。タダで物事済むと思ったら大間違いよ」
アーケオス「そ、そんな……僕そんな高価な物持ってないし……
       エ、エンペルトさんは……?」
エンペルト「私も残念ながら……」
バルジーナ「なあに?案内料払えない訳?このあたしにタダ働きさせようなんていい度胸じゃない」
アーケオス「うう、すいません……」
バルジーナ「全く、しょうがないわね……まあいいわ。それならこっちにも考えがあるから。
        ……ふふん、アンタ中々いい身体してるわね」
アーケオス「え?」
バルジーナ「道具が払えないなら、身体で払って貰おうじゃないの。ちょっとこっちについておいで!」
アーケオス「ちょ、ちょっと待て下さい!身体でなんてそんな……」
バルジーナ「いいからついておいで!うふふ、存分に可愛がってあげるわ」
アーケオス「ひ、ひぃ〜!!」(どうしよう、やっぱりこの方も悪ポケモンだったんだ!)
バルジ ーナ「あ〜そこそこ、もうちょい強めで。あ〜そうそう!いい感じ!
        いや〜長距離飛行してると翼がこっちゃってね〜。あ〜極楽極楽」
エンペルト「身体で払うって……マッサージの事だったんですね」
アーケオス「う、うん……」(でも思ったより悪いポケモンじゃなくて良かった……)

23 :
カモネギ「ふむ、ここが“ばーどたわー”か。なんとも面妖な……
     剣術の修行を続け往く年月、各地を旅して数十年、これ程奇妙な造物は未だ目にした事がござらん。
     果たしてここに住む兵達と友好を深める事が出来るのだろうか……むっ、ここが入り口だな」
(ウィーン)
カモネギ「な、なんと奇天烈な!扉が勝手に開いたぞ!?
     うむむ、この地には驚かされてばかりだのぅ。さて、私の寝倉は何処にあるのだろうか……」
「………」
「……!」
カモネギ「むっ、この部屋から何やら話声が聞こえるな。
     丁度良い。ここは挨拶も兼ねて一つ道案内を……」
「ああん……そうそう……もっと強く……ああっ!」
カモネギ「こ、これは――!?
     な、なんとふしだらな!白昼堂々に健全な男女がこのような行為を――!!
     ……いかんいかん、ここは冷静にならねば。この程度で心を乱してはならん。冷静に冷静に……」
「あぁん!そうそう!いいよいいよ!もっと激しく突いて!ああっ!」
カモネギ「――っ!!お、おのれ拙者を惑わす悪霊共め!
    もはやもう我慢ならん!この手で成敗してくれるっ!」

24 :
バルジーナ「ああん!そうそこ……ああん!」
アーケオス「ちょっとバルジーナさん、変な声出さないで下さいよ……」
バルジーナ「いや〜ごめんごめん、あんまり気持ち良かった物だからついね。
       それにしてもアンタ、中々いい腕してるじゃない。マッサージ士としての才能あるかもよ?」
アーケオス「い、いえ、それ程でも……
       いたた、ちょっと翼が疲れてきちゃった……」
エンペルト「あの、そろそろ私が代わりましょうか?」
アーケオス「いいよ、女の子に力仕事任せちゃわるi」
カモネギ「キエエエェェェッッーーーーーー!!!!!」
カモネギの リーフブレード! ▼
アーケオス「へなぶっ!」
エンペルト「アーケオスさん!」
カモネギ「貴様らか!白昼堂々と良からぬ行為を企む輩共は―!
     そこに直れ!拙者が直々成敗してくれるわ!」
アーケオス「ひいいぃっ!!すいません!なんかよく分からないけどすいません!!」
カモネギ「謝って済む問題ではござらんわ!
     貴様のその腐った根性叩き直してくれるっ!」
エンペルト「ちょ、ちょっと待って下さい!いきなりなんなんですか貴方は!」
カモネギ「なんだかんだと聞かれたら、答えてあげるが余の情け!
     拙者新しくこの地に移り住む事になったカモネギと申す!
     暫し待って下され。今この者に制裁を……」
バルジーナ「なんか壮絶に勘違いしてるみたいだけど……
       あたし、彼にマッサージしてもらってただけだよ?」
カモネギ「は?」

25 :
カモネギ「いや〜なんとなんとそうであったのか!
     いやはや拙者とした事がとんだ勘違いを……」
バルジーナ「いきなり奇声上げて上がりこんで来るから何事かと思ったよ」
エンペルト「大丈夫ですか?アーケオスさん……」
アーケオス「うぅ…殴られ損……」
カモネギ「真に申し訳ないっっ!
     何の罪も無い者に刀を振り上げるとは……拙者一生の不覚!
     かくなる上はその罪を償うべく切腹を――!!」
アーケオス「わあああ!いいですから!僕もう大丈夫ですから!」
カモネギ「止めてくれるな!この事が知れ渡れば拙者末代までの恥!
     どうかここは潔く――!!」
アーケオス「だ、駄目ですって!落ち着いて下さーい!!」
バルジーナ「……な〜んか、随分個性的な子が入って来たわね」
エンペルト「まあ悪い方でもなさそうですし……ってあれ?その言い回し、ひょっとしてバルジーナさんもここに?」
バルジーナ「あれ?言ってなかったっけ?
       そうそう、あたしも今日からここに住むことになったの。同じ鳥ポケモン同士宜しくね」
エンペルト「いえ、こちらこそ宜しくお願いします……」
バルジーナ「あはは、宜しくね」
アーケオス「ちょっと二人共!和やかに会話してないでカモネギさん止めるの手伝って下さいよ!」
カモネギ「離して下され!拙者は…拙者は……!!」
バルジーナ「ああ、ごめんごめん。さっ、エンペルトちゃん行くわよ」
エンペルト「は、はい!」

26 :
新作キター

27 :
ポケモン王国の糞小説よりこっちのが全然オモロイわ

28 :
杉田かおる「鳥と聞いて」

29 :
プテラ「俺とお前の何が違うってんだよぉ」

30 :
鱗か羽毛かだろうなぁ

31 :
アーケオスは始祖鳥、プテラは(たぶん)恐竜

32 :
翼竜は恐竜じゃねえっ

33 :
【夜】

アーケオス「ふわぁ……やっと夜か。今日は大変な一日だったな〜。
       いきなりバトルはしかけられるし、道には迷う。挙句の果てに勘違いされて叩かれるなんて……
       なんだか気の強い子も多いみたいだし、僕ちゃんとここになじめるのかなぁ……」
アーケオス「おっといけないけない。HPが減っても無いのに弱気になっちゃったや。
       大丈夫大丈夫!なんたって僕はすべての鳥の祖先!ここのポケモン達にだってきっとすぐ馴染めるさ!
       今日はゆっくり休んで明日から頑張ろっと♪」
(コンコン……)
アーケオス「ん?誰だろ?こんな時間に……」
(コンコンコンコン)
アーケオス「はいはい、すぐ行くよ。全く、折角寝ようと思ってた所なのに……」
(ガチャ)
エアームド「ハロー♪」
アーケオス「……」(パタン…
エアームド「ちょっと!なんで閉める訳!?早く開けてよ!!」
アーケオス「ババババトルならお断りしま〜すっ!!」
エアームド「違うって馬鹿!会合よ会合!皆大広間に集まってるからあんたも早く来なさい!」
アーケオス「へ?会合……?」
エアームド「そうよ!折角これから一緒に暮らすんだから挨拶位しておくべきでしょ?
       あたしはただあんたを呼びに来ただけ!」
アーケオス「そ、そうなんだ。良かった……」
エアームド「全く、男の癖にナヨナヨして情けないったらありゃしない。
      ほら早く支度して。皆待ってるんだから」
アーケオス「う、うん……」

34 :
バシャーモ「遅い!一体何時まで待たせるつもりだい!?」
オオスバメ「まあまあバシャーモさん、そんなに怒られては折角のお美しい顔が台無しですよ?
       ほら、もっと俺の傍に来て笑って……」
バシャーモ「うっさい!近寄るなこのゴミが!!」(げしげし
オオスバメ「ぐはぁ!い……いい!その愛をもっともっと俺に!!」
バシャーモ「うっさいこのっ!このっ!!」
エンペルト「……(汗)」
カモネギ「むっ、アーケオス殿が来たようだぞ」
アーケオス「ど、どうも遅くなってすいません……」
バルジーナ「随分遅かったじゃないの。ひょっとして寝てたんじゃないだろうね?」
アーケオス「い、いえそんな事は……」(寝ようとはしてたけど……)
エアームド「とりあえずこれで全員みたいだね。
       まだここに到着してないポケモンもいるけど、
       ずっと待ってても仕方ないし、今日はこのメンバーだけで楽しみましょ!
       それじゃあ今日巡り合えた奇跡に……かんぱ〜い!」
一同「かんぱ〜い!!」

35 :
アーケオス「ちょっと挨拶するだけだと思ってたのになんだか凄い用意だね。
       食べ物が一杯……」
エアームド「驚いた?あ ん た が 寝 て る 間 に 皆で用意したの。
       ちゃんと味わって食べてよね?」
アーケオス「め、面目無い……」
エアームド「ささっ、みんな!折角こうして会えたんだからまずは自己紹介から初めていこうよ!
      あたしはエアームド!好きな事はバトル!嫌いな物はかみなり!
      腕に自慢のある奴はじゃんじゃんかかって来て!返り討ちにしてやるから♪」
カモネギ「拙者はカモネギと申す。剣術修行を続け十数年。
      そろそろ一つの地に羽を休めようと思い、ここに参った。
      以後、お見知り置きを……」
エンペルト「あ、あの……エンペルトです。皆さんみたいに飛べませんけど精一杯頑張りますんで宜しくお願いします……」
バルジーナ「あたしはバルジーナ。ちょっと訳ありでここに移る事になってね。
       まっ、ここは一つ宜しく頼むよ」
オオスバメ「おおおお俺はオオスバメ!俺のハートに火を付けてくれる素敵なポケモンを求めてここに来た!
      そう!そこにいるバシャーモさんのようななお方に――!!!
      ババババシャーモさん!何度でも言います!おおおお俺と付き合って――」
バシャーモ「うっさい!!気持ち悪いんだよてめぇは!!
      あっ、ごめんごめんアタイはバシャーモ。高い所が好きでね。何時かこんな素敵な家の“てっぺん”に住むのが夢だったんだ。宜しくね。
      おら!近寄るんじゃねぇ!!」
オオスバメ「ああ!そうです!もっともっと燃やして下さい!!
      貴方が燃やせば燃やすほど俺はいっそう熱くなる!!」
アーケオス(だ……)
バルジーナ(だね……)
エンペルト(です……)
エアームド(……でもバトルは強そう……)
カモネギ(なんと強い信念を持ったお方だ―!!)
バシャーモ「あ〜もう!うっとおしいっ!!」
オオスバメ「ハグァ!!」

36 :
エアームド「あ…え〜と、自己紹介はみんなもう済んだよね?それじゃあ後は適当に……」
アーケオス「ちょ、ちょっと!僕がまだだってば!」
エアームド「あっ、ごめんごめん。うっかり忘れてたや」
アーケオス「うぅ、酷い……
       コホンッ!は、初めまして!僕の名前はアーケオス!
       こう見えても全鳥ポケモンの先祖となる由緒正しき種族なのさ!
       何か困った事があったらじゃじゃん頼って来てよ!パワーとスピードには自信があるよ!!」
エアームド「弱気のあんたに頼る位なら自分でなんとかするってば」
アーケオス「あぅ……」
カモネギ「アーケオス殿、落ち込むでないぞ?
      例え“弱気”でも芯を強く持てば何事も道は開かれる!
      そう!“弱気”で“どうしようも無いへこたれ虫”でも何時かきっと光は射すはずだ!
      だからもっと自分に自信を持つのだ!」
アーケオス「う、うん……」(フォローしてくれてるつもりなんだろうけど、なんか逆に落ち込む……)
エアームド「さっ、自己紹介も済んだことだし後は適当に飲んで騒いで存分に楽しみましょ!」
一同「おっー!!」
?????「すいませ〜ん」
エアームド「あら?誰か来たみたい。はいはい今行きますよ〜」
(ガチャ)
エアームド「どうもどうも、騒がしくてすいません。何か御用でしょうか?」
?????「あの、赤羽バードタワーはここで宜しいのでしょうか?」
エアームド「うん、そうだけど……君ってひょっとして新しくここに来る子?」
ムクホーク「はい、どうも初めまして。私ムクホークと申します。
       本日は夜分遅くに訪ねる事になり真に申し訳ございません」ぺこり
エアームド「あ、こりゃどうもご丁寧に」ぺこり

37 :
エンペルト「ア、アーケオスさん、この方って―!」
アーケオス「あ!本当だ!!」
ムクホーク「あら?貴方達もここの住人だったのですか?奇遇ですね」
エアームド「知り合い?」
アーケオス「うん、不良に絡まれてる所を助けてもらったんだ」
エアームド「ふ〜ん……フツー逆じゃない?こういうのって」
アーケオス「あぅ……」
エンペルト「あの時は本当にどうもありがとうございました。改めてお礼を言わせて頂きます」
ムクホーク「いえいえそんな、礼には及びませんよ」
エンペルト「それにしても……随分遅くに来られましたね。
       あの後何かご用事でも……?」
ムクホーク「いえ、貴方達に絡んできた輩に説教をしていた所、何時の間にやらこんな時間になってしまいまして……
      全く、これでは私自身も悔い改め無ければいけませんね」
アーケオス「え……」
エンペルト(あの時ってまだお昼でしたよね…)ひそひそ
アーケオス(う、うん……一体どんな説教したらこんな時間になるだろう……)ひそひそ
ムクホーク「あの……何か?」
アーケオス「い、いえ!な、なんでもないですよはい!!」
ムクホーク「本当ですか?」
アーケオス「本当本当!嘘の反対!」
エアームド「まあまあ、こんな入り口で話しててもしょうがないし、ムクホークちゃんも早く中に入ろ!」
ムクホーク「あ、はい……」
アーケオス(ほっ……なんとか誤魔化せた……)

38 :
オオスバメ「一番オオスバメ!!ああああ愛の歌を歌います!
      お〜我が愛しきバシャーモさんよ〜あなたの為なら例え火の中水の中草の中〜♪」
バシャーモ「下手糞!ひっこめーー!!!」
カモネギ「おお!?地球がぐるぐる回っておるでござる〜」
エアームド「カモネギ君!落ち着いて!回ってるのは貴方よ!」
バルジーナ「あの時のあたしァ若かったモンだよ。だから色々馬鹿やっちまってさ……ひっく!
       ちょっとそこのアンタ!ちゃんと聞いてるんだろうね!?」
ムクバード「はい、伝説の秘宝を求めてリュウラセンのとうに登った所まで聞きました」
バルジーナ「そうそう。それでだねェ……」
アーケオス「なんか……皆随分酔っちゃてるみたい……」
エンペルト「そうですね。アーケオスさんは大丈夫なんですか?」
アーケオス「うん、僕はあんまり飲んでないから……
      それにしても、これじゃあ後片付けが大変だなぁ……」
エンペルト「はい。でも……楽しいです」
アーケオス「うん……そうだね」
――こうして夜は更けていくのであった――

39 :
保守上げ

40 :
スワンナとかシンボラーもでてくるかな

41 :
カモネギがかっこいいんだがどういうことだ?

42 :
ポリゴンって鳥?
っぽいけど…

43 :
エンペルト「アーケオスさん、アーケオスさん、起きて下さい!」
アーケオス「むにゃむにゃ……う〜ん、もう食べられないよ……」
エンペルト「アーケオスさんってば!」
アーケオス「ふぁ?ああ、エンペルトさんおはよ……」
エンペルト「おはようございますアーケオスさん。
       折角お休みの所起こしてしまってごめんなさい。
       でも……そんな所で寝てたら風邪引きますよ?」
アーケオス「へ……?」
キョロキョロ
アーケオス「あれ……?ここ外じゃないか」
エンペルト「ええ、お部屋に戻られて無かったから心配になって探してみたらこんな所で寝ていて……
       お身体の方は大丈夫ですか?」
アーケオス「うん、大丈夫……
       でもなんでこんな所で寝てたんだろ……?」
エンペルト「分かりません……でも、昨晩随分飲んでいましたからひょっとすると……」
アーケオス「う〜ん……」
       (そういえば昨日あれからバルジーナさんが絡んで来て随分飲まされたような……)
エンペルト「あっ、そうそう。実はお食事の準備がもう出来てるんです。
       良かったら今から一緒にどうですか?」
アーケオス「え?そうなの?喜んで!」

44 :
エンペルト「ムクホークさん!アーケオスさんいましたよ!」
ムクホーク「そうですか。ご無事でなによりです」
アーケオス「あっ、ムクホークさんおはようございます。
       ……あれ?昨日あんなに散らかってたのにもう片付いてる……」
ムクホーク「片付けの方は僭越ながら私がさせて頂きました。
       皆さん昨晩は随分お楽しみになられたようですので」
エンペルト(ムクホークさん凄いですよ。私が起きた頃にはもう全部終わらせていましたし……)ひそひそ
アーケオス(そうなんだ。彼女も結構飲んでたはずなのに……凄いね)ひそひそ
ムクホーク「さっ、そんな所にいないで早くこちらでお食事にしましょう。
       お身体の方は大丈夫ですね?」
アーケオス「あっ、はい。大丈夫です」

45 :
アーケオス「うわぁ!このモモンのソテー美味しい!」
ムクホーク「ふふ、ありがとうございます」
アーケオス「あっ、これムクホークさんが作ったんだ。こんな美味しい料理できるなんて凄いよ!」
ムクホーク「いえいえそれ程でもありませんよ」
アーケオス「いやいや、本当に美味しいよこれ!
       ……あれ?このソテーだけは随分形が崩れてるみたいだけど……」
エンペルト「すいません。それ……私です……」
アーケオス「あ……ご、ごめん!」
エンペルト「いえ、いいんです……私、ムクホークさんみたいに器用じゃありませんし……」
アーケオス「え…いや……でも美味しいよ!」
エンペルト「ありがとうございます……」
アーケオス「……」
エンペルト「……」
アーケオス(く、空気が重い―!!)
      「あ……え〜と、他の皆はどうしてるの?ひょっとしてまだ寝てるとか?」
ムクホーク「エアームドさんは早朝トレーニングだと言われ、朝早くから出掛けて行かれました。
       カモネギさんとバルジーナさんはどうも今朝から体調がすぐれないようでして」
アーケオス「あ〜あの二羽随分飲んでたからね」
カモネギ「ぐ…な、なんたる不覚……あ、頭が…割れる……」
バルジーナ「痛たた……昔はこれ位の酒なんてどうって事なかったはずなのに……」
ムクホーク「一応二日酔いの薬をお渡ししておきましたが、
       あのご様子ですと今日の活動は難しそうですね」
アーケオス「そうなんだ……あ、そういえばバシャーモさんとオオスバメ君は?
       二人も結構飲んでたよね?」
エンペルト「あっ、あのお二人は……」
アーケオス「どうかしたの?」
エンペルト「いえ、どうにも起こすに起こせない状況だったので……」

46 :
バシャーモ「う〜ん……う〜ん……」
パチッ
バシャーモ「あれ?なんだい。もう朝じゃないか。
       イタタ……アタイとした事が調子に乗って飲みすぎちまったみたいだよ……
       とりあえず早く起きないとね。よっと……ってなんだい、やけに重―」
オオスバメ「う〜んむにゃむにゃ……バシャーモさぁん……」
バシャーモ「――!?
       なななんでこいつがアタイの隣で寝てるんだい!?」
オオスバメ「う〜ん……バシャーモさん……愛していますぅ……」
バシャーモ「き、気持ち悪いんだよこの糞が!起きろ!!」げしっ
オオスバメ「ふぎゃ!
       ……ん?おおバシャーモさん!愛しの貴方が何故ここに!?」
バシャーモ「それはアタイの台詞だ!!」
オオスバメ「ここここれはひょっとしてモーニングコール!?モーニングコールですか!?
       愛する俺の為にわざわざここまで!?」
バシャーモ「そんな訳ねぇだろ!!さっさと離れろ!!」
オオスバメ「ああ……バシャーモさんが俺の為に来てくれるなんて……俺はなんて幸せ者なんだ……
       待って下さい。俺もその愛に答えるべく、今おはようのキスを……」
バシャーモ「ね……寝言は寝てから言えこのクソがあああああああ!!!!」
エアームド「いや〜いい汗かいた♪
       これで今日も元気一杯!張り切ってバトルするぞ〜!
       ……って、ん?何かがこっち飛んできて……」
ドシャアアアア
オオスバメ「」
エアームド「ちょっと!何かと思ったらオオスバメ君じゃない!
      一体どうしたの!?誰?誰にやられたの!?」
オオスバメ「ふ……ふふふ……愛しのハ二ー……俺のHPを貴方に捧ぐ……」
エアームド「?」

47 :
トリトドン「僕も入れて!」
トリデプス「お前が入れるなら俺も入れるな」
シンボラー「私は鳥もどきポケモンなんですけど……」
ポリゴン2「アニメに出れない俺を入れてくれよ……」
ルギア「私は鳥なんだろうか……最近自信が無くなって来た」
ハヤト「俺 は 飛 べ る ぞ !」

48 :
あと2羽か

49 :
アーケオス「う〜ん……はかいこうせんは9800円か〜高いな〜」カチカチ
ガチャ
エアームド「おはよー!さあアーケオス君!さあ今日こそ倒れるまでバトルだ♪」
アーケオス「うわっ!ちょっと!ノックもしないでいきなり入って来ないでよ!
      そもそもバトルなんて絶対しないからっ!!」
エア−ムド「なにさ、相変わらずノリ悪いな〜。
      ……って何やってるのあんた」
アーケオス「インターネットだよ。ちょっと欲しい技マシンがあってさ」
エアームド「え〜!?あんたパソコンなんて使ってるの?ガリ勉くさ〜い」
アーケオス「……は?」
エアームド「な、なによその呆けた顔は。本当の事言っただけでしょ?」
アーケオス「いや、パソコン位今時皆使ってると思うんだけど……」
エアームド「はぁ?何言ってるの?
       パソコンって言ったらポケモンセンター位にしか置いてない凄く高価な物でしょ?いきなり何言いだすのよ」
アーケオス「いや、多分皆普通に持ってると思うよ……」
エアームド「え?そうなの?」
アーケオス「うん」
エアームド「……」
アーケオス「……ひょっとしてエアームドさんって……田舎者?」
エアームドのはがねのつばさ!▼
アーケオス「ふぎゃ!!」
エアームド「田舎者じゃなーい!火山灰で超有名なハジツゲ出身の何処が田舎者なのよ!」

50 :
アーケオス(め、めっちゃくちゃ田舎……)
エアームド「何よその顔!何か文句ある?」
アーケオス「な、何でもないです!!
       ああ、翼振りかぶらないで下さい。マジですいません。ホント勘弁して下さい……」
エアームド「……あんた、HP減ったらホントへたれその物ね……」
アーケオス「ほ、放っておいてよぉ……」
エアームド「全く……大体パソコンを皆持ってるって話自体胡散臭いわ。
       あんた、あたしをからかう為に嘘ついてるんじゃないの?」
アーケオス「そ、そんなことないよぉ。ここの皆はきっとみんな持ってるよぉ。
       持ってないのは君とカモネギさん位だと思うけど……」
エアームド「うっそだー!!」
アーケオス「嘘じゃないって……多分」
エアームド「ああそう!じゃあそこまで言うのなら確かめてみようじゃないの!
       少数派はどっちか思い知らせてやるわ!ほら、行くわよ!」
アーケオス「ちょ、ちょっとなんで僕まで……いたた、引っ張らないでよぉ!」

51 :
ムクホーク「パソコン?ええ、持ってますよ」
エアームド「え……嘘?冗談じゃなくて?」
ムクホーク「ええ、今の時代は情報化社会ですからね。
       情報を得る一つの手段として、人間だけで無くポケモンもこうして持っておくべきだと私は考えています」
エアームド「そうなんだ……」
ムクホーク「もしかしてエアームドさん、パソコンを使われた事が無いのですか?
       それなら宜しければ私がご教授を……」
エアームド「あ〜!!いいのいいの!ちょっと聞いただけだから!そんじゃ!!」
アーケオス「ね?言った通りでしょ?」
エアームド「ま、まだ全員と決まった訳じゃないもん!
       そもそもムクホークさんは頭いいからね!彼女だけ持ってるって事も十分ありえるわ!」
アーケオス「そんな事無いと思うけど……」
エアームド「そんな事あるの!バ、バシャーモちゃん辺りならきっと持ってないわ!
       あの子そういうの疎そうだしね、うん!」
バシャーモ「パソコン?一応持ってるよ」
エアームド「ええ〜!?う、嘘……」
バシャーモ「正直あんまりこういうのは得意じゃないんだけどさ。
       離れた相手ともやり取りできるし便利だからね。
       ……ちっ、またこいつか」
エアームド「どうしたの?」
バシャーモ「なんか最近アタイ宛に執拗にメール送り付けて来る馬鹿が沸いてさ。
       俺と付き合ってくれ付き合ってくれってうっとおしいんだよ」
エアームド「……」
バシャーモ「まあ大体誰かは予想付くんだけどね。
      あのアホツバメ……次見かけたら消し炭にしてやる……
      所でそれがどうかしたのかい?」
エアームド「な、なんでも無いよ!そんじゃ!」

52 :
エアームド「嘘だ……バシャーモさんまで持ってるなんて……
       うぅ、あたしって田舎者なのかなぁ……」
アーケオス(にやにや)
エアームド「ニヤニヤするなー!!」
アーケオス「いたっ!ぼ、僕にやつあたりしないでよぉ……」
エアームド「うっさい!ふ〜んだ、別にいいもん。パソコンなんて使えなくてもさ。
       カモネギ君だって知らないんだし、仲間はずれじゃないもん!」
アーケオス「そ、そうだね。別にいいと思うよ」(当初の目的忘れてるよこの子……)
エアームド「そうだ!気晴らしにカモネギさんとバトルしてこよっと♪
       使え無い者同士で熱いバトルを繰り広げてやるんだから!」
エアームド「カモネギ君〜バトルしよ♪」
カモネギ「ん?エアームド殿か。すまんが少々待って頂けぬか?
      今翼が離せなくてな」
エアームド「翼が離せないって……
       ――!?カ、カモネギ君その目の前にあるのってまさか……」
カモネギ「おお!そなたも知っておるのか!
      そうだ。これは“ぱそこん”だ!実はここに来てバルジーナ殿にご教授してもらってな」
エアームド「そ、そうなんだ……楽しい?」
カモネギ「うむ!初めは皆目見当のつかぬ物であったがこれが中々素晴らしい!
      最近“武露具”なる物を初めてな。これが楽しゅうて楽しゅうて敵わんのだ!
      エアームドも見ぬか?拙者の武露具……」
エアームド「ご、ごめん。それはまた今度見させてもらうよ……」
カモネギ「そうか。それは残念だのぅ。
      面白いぞ?拙者の武露具……」
エアームド「うん、ごめんね。それじゃあ……」
カモネギ「おや?もう帰られるのか?バトルはしなくていいのか?」
エアームド「うん、なんかやる気なくしちゃった……」

53 :
エアームド「ああ、嘘だ……まさかカモネギ君まで……」
アーケオス「だから言ったじゃない。皆持ってるって」
エアームド「うるさ〜い!!
       う〜っ悔しい!あたしだけ仲間外れなんてバトルで負けた時と同じ位悔しいよ!」
アーケオス「まあまあいいじゃない。知らなくても別に死ぬわけじゃないんだしさ」
エアームド「あたしからしたら死ぬほど悔しいの!
       あ〜もうこうなったら仕方ない!アーケオス君!」
アーケオス「は、はい!な、なんでしょうか?」
エアームド「教えて!パソコンの使い方!」
アーケオス「え…?ま、まあ別にいいけど……」
アーケオス「それじゃあ始めるよ。準備はいい?」
エアームド「うん!どんとかかって来い!」
アーケオス「え〜と、まずは操作の仕方からなんだけど、こうしてマウスを動かして……」
エアームド「マウス?コラッタなんて何処にもいないじゃない」
アーケオス(ぷっ…)
エアームド「笑うなーーー!!」
エアームドのはがねのつばさ!▼
アーケオス「うぎゃあ!
       ご、ごめんなさいごめんなさい。もう調子こきません許して下さい」
エアームド「謝罪はいいから説明!」
アーケオス「は、はい。ええと、マウスってのはそこにある流線形の物の事で
       これを動かすとポインター……画面の矢印が連動して動くんだよ」
エアームド「へ〜!そうなんだ!それでそれで?」
アーケオス「え〜とそれから……」(うぅ、これは大変だなぁ……)

54 :
〜一時間後〜
アーケオス「よし、とりあえずこれで簡単なインターネットの使い方位は分かったよね?」
エアームド「うん!いや〜パソコンっていざ使ってみると楽しいね!
       この調子でじゃんじゃん教えてよ!!」
アーケオス「う、うん……」(次からはエンペルトさん辺りに手伝ってもらお……)
エアームド「あれ?なんだろこれ?クリックっと」
アーケオス「あ!駄目だよ!不用意にファイル開けちゃあ!!」
エアームド「へ……?うわっ!画面がポケモンの絵で一杯に!?」
アーケオス「あちゃー…これは多分ウイルスだよ。
      ネット上には時々こうしてパソコンを駄目にする悪質なファイルが落ちてるから
       ちゃんとスキャンしてから開けないと」
エアームド「そうなんだ。ねぇ、これってもう直らないの?」
アーケオス「いや、これ位の物なら多分大丈夫……ってあれ?画面が歪んで……」
ギュイーン……
ポンッ!
ポリゴン「ダッシュツセイコウ!!」
アーケオス「うわっ!!な、なんか出て来た!!」
ポリゴン「アア、アナタタチハ……
      ドウモハジメマシテ。ワタシポリゴントモウシマス」
アーケオス「ポ、ポリゴン……?」
エアームド「す、凄い片言……」
ポリゴン「アア、コノゲンゴプログラムデハ フテキセツデスカ?
     ショウショウオマチヲ……」
ポリゴン「どうでス?これなら大丈夫ですカ?」
アーケオス「う、うん…」(まだちょっとなまってるけど……)
ポリゴン「そうですカ。フッ、私のぷろぐらむモまだまだ捨てた物じゃありませんネ」

55 :
エアームド「所でポリゴン君……だっけ?
       君って一体何者なの?どうしてこんな所から出てきたの?」
ポリゴン「私はポリゴン。ばーちゃるぽけもん。
      貴方方と同じばーどたわーの住ぽけでス」
アーケオス「ええ!?君が!?」
ポリゴン「イエス。貴方方が訪れる少し前、私もこうしてここにやって来たのですガ、
      どうやらまだ誰もいらして無かったようだったのデ、その間ねっとさーふぃんヲ楽しんでおりましタ」
アーケオス「そ、そうなんだ……でも、それならもっと早く顔を見せてくれても良かったのに」
エアームド「そうそう!親睦会とかあったのにさ!」
ポリゴン「すいませン。実はねっと二熱中するあまリ、少々帰り道ヲ忘却してしまいましテ。
      貴方方ガ見つけてくれなけれバきっと未だねっと空間ヲさ迷っていたでしょウ。
      捜索真に感謝致しまス」
エアームド「いや〜礼には及ばないって!あのファイル見た時ビビッと来たのよね!
       これは絶対何かあるって!」
アーケオス「嘘ばっかり……」
エアームド「何?なんか文句あるの?」
アーケオス「な、なんでも無いです……」
ポリゴン「さテ、帰り道も見付かった事ですシ、私はもう少しねっと空間ヲ徘徊しようと思いまス。
      何か御用があればお呼び出し下さイ。それでハ」
シュン…
エアームド「行っちゃった……」
アーケオス「びっくりしたね……」
エアームド「うん、まさか今時のパソコンって
       モンスターボール無しでもポケモンが飛び出せるんだね。かがくのちからってすごいわ〜」
アーケオス「いや、あの子は特殊だから……」

56 :
ポリゴン鳥だったw

57 :
つーか鳥(?)ポケモン比率高ぇw

58 :
確実に良スレ

59 :
っこのあと出木杉英才ポジションのウォーグルさん登場する気がする。

60 :
潔癖症のチルタリスキボンヌ

61 :
〜朝〜
アーケオス「ふ〜ん、サンダーにじわれは効果抜群か〜勉強になるな〜」カチカチ
ポリゴン「おはようございまス」ぬっ
アーケオス「わわわポリゴン君!いきなり出てこないでよ!」
ポリゴン「すいませン。私とした事がたいみんぐを誤りましタ」
アーケオス「気を付けてよ全く、心臓が止まるかと思ったよ……
       所で何か用?」
ポリゴン「はイ。今日は折り入って貴方にお願い事がございましテ……」
アーケオス「お願い事?」
ポリゴン「イエス。アーケオスさん、私がぱそこん内を自由に移動出来る事は既にご存じですネ?」
アーケオス「う、うん。実際この目で見てる訳だし……それがどうかしたの?」
ポリゴン「はイ。実はここだけの話、ぱそこん内にだいぶするにはそれなりノえねるぎーヲ消費するのでス。
      ですので、私的にそれなりに入り心地の良いぱそこんから入りたいと常々思っているのでス」
アーケオス「そ、そうなんだ……」(なんか嫌な予感……)
ポリゴン「そこで私、色んな方のぱそこんに侵入しました所、
      貴方のぱそこん内が一番入り心地ノ良い事が判明いたしましタ」
アーケオス「ま、まさかお願い事って……」
ポリゴン「イエス。アーケオスさん、今後ぱそこん内にだいぶしたい時は貴方のぱそこんかラ……」
アーケオス「絶対駄目!!」
ポリゴン「オウ?何故ですカ?」

62 :
アーケオス「だ、だってパソコン内に入るって事は僕のパソコンデ―タ全部見られるって事でしょ!?」
ポリゴン「そうですネ。私の力を持ってすれば全てのでーたーノ閲覧ガ可能でス。
      おヤ?このふぉるだハぶろっくガかかってますネ。試しに解除してみましょウ」
アーケオス「わああああああ!!駄目駄目!!絶対駄目っ!!!」
ポリゴン「オウ?何故ですカ?」
アーケオス「何故ってそんなのプライバシーの侵害じゃないか!!」
ポリゴン「ぷらいば……しー……?
      ピピピ、でーた上に無い言葉……詳しい説明を要求しまス」
アーケオス「プ、プライバシーってのは自分だけの秘密とかそういう奴の事!
      そういう情報は勝手に見ちゃ駄目なの!!」
ポリゴン「おおそうなのですカ。一つ学習しましタ。ありがとうございまス。
     それでは侵入の許可の方ヲ……」
アーケオス「全然理解してないじゃないか!!駄目駄目!ぜっっったい駄目だからね!!」
ポリゴン「オウ……貴方“どけち”ですネ」
アーケオス「そういう言葉ばかり覚えないでよ……
       ……というか今気がついたんだけど、今僕のデーターが見られるって事はまさか今回入って来たパソコンって……」
ポリゴン「イエス。貴方のぱそこんでス」
アーケオス「うわあああああ!!さ、最悪だああああ!!!
      かかか勝手にファイル覗いたりとかしてないよね!?」
ポリゴン「覗いたりしましタ。
      ああそうそう、さっき見てた“さんだーにじわれは効果抜群”って情報ハでまですヨ?」
アーケオス「そういうプチ知識いらないから!!
        いいね!今回見たデーター!絶対他のポケモンに言わないでよ!?」
ポリゴン「オーケーオーケー任せなさイ。
      それより侵入の許可の件ですガ……」
アーケオス「だ・か・ら!!駄目って言ってるでしょ!?」

63 :
ポリゴン「オウ……貴方心が狭イ……
     分かりましタ。次からはこっそり侵入する事二……」
アーケオス「こっそりも駄目―!!!
     もう……もう……この部屋から出て行けーーー!!」
アーケオス「はぁ……はぁ……全く、これじゃあおちおちパソコンも使えないよ……」
ガチャ
ポリゴン「ああアーケオスさん言い忘れてましたガ、
     ♀ぽけもんノ画像を集めるのは程々二……」
アーケオス「入って……来るなあああーーー!!!!」
アーケオス「うぅ、最悪だ……今の口調からして絶対あのデーター見られた……
       もういっそこのパソコン捨てちゃおうかなぁ……」
コンコン
アーケオス「う…ま、またアイツだ!!くそ〜もう頭に来た!
      今度は思いっきり強く言ってやる!!」
ガチャ!
アーケオス「いい加減にしろ!お前なんか大っきらいだー!!!
      もう二度とここに入って来るなーー!!!」
エンペルト「ア、アーケオスさん……?」
アーケオス「へ……?エエエエンペルトちゃん!?」
エンペルト「なんだか叫び声がしたので心配になって来てみたのですが……
      すいません、お邪魔だったみたいですね……ごめんなさいっ!」ダッ
アーケオス「ち、違うんだ!エンペルトちゃん!! ま、待ってよ〜〜!!」
エアームド「朝っぱらからエンペルトちゃん追っかけ回して何やってるのあいつ?」
カモネギ「追いかけっことは実に仲睦まじいですな〜」
ポリゴン「ハイ。非常にふれんどりーでス」

64 :

〜昼〜
―ポリゴン(呼び捨て)が新しくここの住ポケになったと言う事で
                              皆で歓迎会を開く事になった―
エアームド「はいみんなちゅうも〜く!
      今回はなんとなんと!このバードタワーに新しい住ポケがやって来ました〜!
      それじゃあポリゴン君、自己紹介の方宜しく!」
ポリゴン「初めましテ。私ばーちゃるぽけもんノポリゴンと申しまス。
      ふつつか者ですガ宜しくお願い致しまス」
一同「わーっ!!」
アーケオス「ふつつか者過ぎるよ全く……」
エンペルト「まあまあアーケオスさん、そう怒らずに……」
アーケオス「あっ、ごめん。あんな事があったからつい……あの時は本当にごめんね」
エンペルト「いえ、いいんです。私の勘違いのせいでもありますし……ごめんなさい」
アーケオス「いやいやエンペルトちゃんが謝る事ないって!」
エンペルト「すいません……本当に……」
アーケオス「いや、こちらの方こそ……」
エンぺルト「……」
アーケオス「……」
アーケオス(うぅ、誤解は解けたけどなんか気まずいよぉ……)

65 :
エアームド「ささっ、自己紹介も済んだ事だし
      ここは一つ、ポリゴン君に一発芸でもしてもらいましょうか!
      ポリゴン君、何かある?」
ポリゴン「ピピピ…該当でーたー3件……
      はイ、勿論ありますヨ」
エアームド「おお!さっすがポリゴン君!やる〜!
       皆さん!勇気あるポリゴン君に拍手〜!!」
パチパチパチパチ!
バシャーモ「おっ、いいねぇ〜中々男らしいじゃない!」
カモネギ「うむ、エアームド殿の難解な振りに即座に対応するとは見上げた物だ!」
ムクホーク「素晴らしい適応力です。私も是非見習いたいですね」
アーケオス「ふんっ!」
エアームド(ふふ、いい空気いい空気!まっ、実はある事知ってたんだけどね♪)
     「ささっ、それじゃあポリゴン君!早速やってみせてよ!」
ポリゴン「はイ。それでハ“とれーす”ヲ披露しまス」
エアームド「え……?
       ちょっとポリゴン君、君ってパソコンに潜る以外にも何か特技あるの?」ひそひそ
ポリゴン「イエス」
エアームド「そ、そうなんだ……」(折角パソコン用意したのに……)
ポリゴン「オウ?何か問題でモ?」
エアームド「ううん!何でも無い!
       それじゃあポリゴン君宜しく!」
ポリゴン「任せなさイ。
      え〜それでは早速始めたいと思いまス。
      エアームドさん、そこに立って下さイ」
エアームド「こ、こう……?」
ポリゴン「とれーす……発動!」

66 :
カキーン!
カモネギ「おおなんと摩訶不思議!ポリゴン殿の色が変わったぞ!?」
ポリゴン「それだけではありませン。触ってみて下さイ」
エアームド「うわ〜!カッチカチだ!!あたしの身体みたい!」
ポリゴン「貴方の“がんじょう”ノとくせいをとれーすしましタ。
      この様に私は他の方のとくせいをこぴーする事ができまス」
バルジーナ「へぇ、羨ましい特性だね〜」
カモネギ「せ、拙者の特性も複写出来るのか!?」
ポリゴン「勿論。ちょっと待って下さイ……」
シャキーン!
カモネギ「おおおおおおお!!ポリゴン殿の目つきが凛々しく!!
      凄いこれは凄いぞ〜〜!!!」
エアームド「単に目つき変わっただけなのに、はしゃぎすぎじゃない?」ひそひそ
エンペルト「ま、まあ本ポケが喜んでいる事ですし……」ひそひそ
カモネギ「つ、次はバルジーナ殿!バルジーナ殿を頼む!!」
バルジーナ「え?あたしかい?」
カモネギ「頼む!是非見てみたいのだ!この通りっっっ!!」
バルジーナ「ちょっと、何も土下座までしなくても……」
カモネギ「是非お願い致すっっ!!」
バルジーナ「分かった、分かったって。だから頭上げて。
       ポリゴン君、てな訳で一つ頼むよ」
ポリゴン「了解でス。では行きますヨ……むン!」

67 :
ボン!!
カモネギ「おお!!ポリゴン殿の身体がなんとも太ましく……」
ガン!
バルジーナ「ナイスバディと言いなっ!」
カモネギ「も、申し訳ない……」
エアームド「それにしても凄いねポリゴン君!
       パソコン以外にこんな隠し芸持ってるなんて!」
ポリゴン「いえいえ、それ程でもありませんヨ」
オオスバメ「ああ、それ程でもありませんね!」
エアームド「え……?オオスバメ君、いきなり何言いだすのよ」
バシャーモ「ああ、気にしないで。こいつきっと殴られ過ぎて頭がおかしくなっただけだから。
       いや、おかしいのは元々だけどさ」
オオスバメ「ちょっとバシャーモさぁん、酷いですよ〜」
バシャーモ「酷いのはアンタの脳みそだよ!!」
エアームド「まあまあ二人共落ち着いて。それで?オオスバメ君はどうしてそう思ったの?」
オオスバメ「よくぞ聞いてくれました!
       俺の言いたい事はただ一つ!
       いかにポリゴンとも言えど、この俺の特性はコピーできないって事です!」
エアームド「はあ?」
バシャーモ「やっぱりおかしくなってたか……いや、元々だけどさ」
ポリゴン「失礼ですガ、私のすぺっく的にオオスバメさんの特性をとれーすする事は可能だと思いますヨ?」
オオスバメ「いいや無理ですね!嘘だと思うのなら試しにやってみてください!」
ポリゴン「は、はァ……」

68 :
キュイーン
ポリゴン「完了でス。これで貴方の特性“こんじょう”をとれーすしましタ」
バシャーモ「なんだい。大口叩いて結局コピーされてるじゃないの」
オオスバメ「いいえ、違いますね。それは完全な“こんじょう”ではないっ!」
ポリゴン「はァ……どういう事でしょうカ?」
オオスバメ「こういう事ですっ!」
オオスバメの つばめがえし!▼
ポリゴン「ハグァ!!」
エアームド「ちょっとオオスバメ君!いきなり何するの!?」
バシャーモ「やっぱり頭がいかれたか……待ってて、ここはアタイが責任持って始末を……」
オオスバメ「ああ違いますって!見て下さい!ポリゴンの様子を!」
エアームド「様子?」

69 :
ポリゴン「ピ……ガガガガガ……」
エアームド「フツーにダメージ受けてるんだけど……」
オオスバメ「そう!それです!
       普通にダメージを受ける!それが完璧でない証拠です!
       こんじょうは攻撃を受ければ受ける程、熱く、気持ちよくなってゆく……それが真の――!!」
バシャーモの ブレイズキック! ▼
バシャーモ「それは特性って言わないんだよこの!!」
オオスバメ「おおそうです……この様に熱く熱く燃え盛って……」
エアームド「う〜ん、相変わらずのっぷりね……ポリゴン君、大丈夫?」
ポリゴン「大丈夫でス。じこさいせいしましたかラ」
エアームド「ごめんね。あれでも(多分)悪気は無いから……」
ポリゴン「いえいえ、むしろあの方には感謝してまス」
エアームド「へ?なんで?」
ポリゴン「私にもとれーす出来ないとくせいがある事を教わりましタ。
      待ってて下さイ。必ずやあの方のとくせいをこぴーできるようばーじょんあっぷヲ……」
エアームド「いや、しなくていいと思うよ……」

70 :
>>1は熱しやすく冷めやすいタイプと見たw

71 :
はとむねだったのか・・・

72 :
ポケスマにアーケオスが出たな

73 :
ポリゴン出てからつまらなくなったな

74 :
普通に面白いわ
アバゴーラはまたいつか出てくるのかな

75 :
カモネギ「むんっ!」
(スパッ)
アーケオス「うわ〜凄い!真っ二つだ!」
カモネギ「なあに、この程度の事造作もござらん」
エアームド「見た目は普通のネギなのにね〜。ホント不思議だわ」
カモネギ「ふっ、見た目で判断するようではお主もまだまだだな。
     これは我が一族に伝わる伝説の名刀。その気になれば鋼でさえも両断する事ができよう」
エアームド「へぇ……今の台詞聞き捨てならないわね。
      いっそ今ここで試してみる?」
カモネギ「……お主が良ければ手合わせ願おう」
アーケオス「ちょ、ちょっと!二人共喧嘩は止めてよ!」
エアームド「喧嘩じゃないの。バ・ト・ル!
       ……まあいいわ。アンタの情けない顔見てたら戦意が削げちゃった。バトルはまた今度ね」
アーケオス(ホッ……)
エアームド「ねぇねぇそれよりもさ。カモネギ君の刀ってそんなに凄い物なんだよね?
      良かったらちょっと貸してくれないかな?」
カモネギ「ならん!」
エアームド「何で?」
カモネギ「これは拙者の魂……言わば分身とも呼べる存在だ。
     おいそれ他人に貸し渡す訳にはいかん」
エアームド「ふ〜ん……ケチ」
カモネギ「ケチで結構。さっ、行水の時間だ。悪いが席を外させて貰うよ」

76 :
エアームド「う〜ん、残念だな〜。ちょっと切れ味試したいだけなのにさ〜」
アーケオス「で、でも大切な物なんだし仕方ないよ」
エアームド「それでもちょっと貸す位いいじゃない!
      あたしの翼とどっちが良く切れるか比べたいだけなんだしさ!
      ……丁度近くに試し切り相手もいるしね」
アーケオス「え……」
エアームド「冗談よ冗談。そんな死にそうな顔しないでよ。
      それより……あ〜気になるな〜。どれ位よく切れるんだろ?私の翼より凄いのかな?気になるな〜」
アーケオス「……」
エアームド「……こうなったら強行手段しかないわね」
アーケオス「は?」
エアームド「確かお風呂に入るとか言ってたしね。
      流石にその時位手放してるでしょ。うんうん」
アーケオス「ちょ、ちょっと!まさかどろぼうする気!?」
エアームド「ポケ聞きの悪い事言わないでよ!ちょっと借りるだけ。
      すぐ返せば問題ないでしょ?ね?」
アーケオス「そ、そうは言っても……」
エアームド「あ〜もうつべこべ言わない!今がチャンスなんだから!
      さあ行くわよ!」
アーケオス「ええ!?ぼ、僕も〜!?」

77 :
カモネギ「〜〜♪〜〜♪」
エアームド「ここが風呂場ね。しめしめ、やっぱり刀は持って入ってないみたい」
アーケオス「ね、ねぇ、やっぱり止めようよこんな事……」
エアームド「しーっ、静かに。カモネギ君に気付かれるでしょ?」
アーケオス「うぅ……」
エアームド「さてと、それじゃあ刀は回収して……カモネギ君ごめんね。ちょっと借りるだけだから!(小声)」
アーケオス「……」
エアームド「さっ、用も済んだ事だしさっさとこんな所出ましょ」
アーケオス「う、うん……」(と言うか何の抵抗も無く男湯に入るエアームドさんって……)
エアームド「ふ〜んこれが伝説の名刀ねぇ……見た所本当タダのネギにしか見えないけど、
      こんなんで本当に切れるのかなぁ?」
アーケオス「さ、さぁ……」
エアームド「とりあえず手近な物で試し切りしてみましょうか。アーケオス君!」
アーケオス「ひ、ひぃ!後生ですからご勘弁を!」
エアームド「……何勘違いしてるのよ。そこのりんご投げて。試し切りするから」
アーケオス「へ?あ、はい……」
アーケオス「行きますよエアームドさん」
エアームド「おうよどんとこい!」
アーケオス「それっ!」
エアームド「てやっ!」
(ポキン…)
エアームド「あれ?」
アーケオス「あ……」

78 :
エアームド「ちょ、ちょっと!あっさり折れちゃったじゃない!
      これのどこが名刀!?」
アーケオス「あわわわわ……」
エアームド「う〜ん、やっぱり所詮は野菜。私の翼には敵わないかぁ〜」
アーケオス「そ、そんな悠長な事言ってる場合じゃないって!
      どうするのさこれ!」
エアームド「まあまあ落ち着いて。こんな事もあろうかと瞬間接着剤を……」
カモネギ「いや〜いい湯であった。極楽極楽……」
アーケオス「!?た、大変だ!カモネギさんがお風呂から上がって来たよ!」
エアームド「ちょ、早いって!ドンカラスじゃないんだから!」
カモネギ「はて?我が愛刀の姿が見当たらんな。
      むっ、これはアーケオス殿の足跡……アーケオス殿〜!」
エアームド「ちょっとアンタ!もしかして足汚れたまま!?」
アーケオス「さ、さっきエンペルトちゃんと散歩してきて……」
エアームド「あ〜もう!男なんだから身だしなみ位整えてよ!」
カモネギ「むっ…向こうから声が聞こえるな。アーケオス殿〜!」
アーケオス「ど、どうしようこっちに近付いて来る!」
エアームド「と、とりあえず刀くっつけましょ!
       アーケオス君!あたしが支えるからくっつけて!」
アーケオス「う、うん!……ああ!!」
エアームド「ちょっと!どうしたの!?」
アーケオス「間違えて僕の羽とネギをくっつけちゃった!!」
エアームド「このドジ!ええと中和剤中和剤……」
ガラッ!

79 :
カモネギ「アーケオス殿、拙者の刀が何処に言ったか知らぬか?」
アーケオス「あ……」
エアームド「あ……」
カモネギ「おお!それぞ正しく我が愛刀!
      いかんぞアーケオス殿、勝手に持ち出したりし…ちゃ……あ?」
エアームド「ま、まっず〜い……」
カモネギ「せ、拙者の愛刀ががががががが……」
アーケオス「あわわわわ……」
エアームド「……アーケオス君、君って確か足早かったよね?」
アーケオス「う、うん、一応素早さ種族値110だよ……」
エアームド「そう……なら少し位逃げ切れるよね。頑張って!」バサバサ
アーケオス「ちょちょちょ、エアームドさん何処行くのさ!」
エアームド「なんとかしてカモネギ君静める方法見つけるからそれまで時間稼いでて!」
アーケオス「ちょ、ちょっと!置いてかないでよ〜!!」
カモネギ「せ、拙者の……愛刀が……魂が……」
アーケオス「カ、カモネギさん、落ち着いて下さい。これにはふか〜い訳が……」
カモネギ「深い訳……ふかい……ふかい……ふ……ふふふ……ふふふふふふふ……」
アーケオス「カ、カモネギさん……?」
カモネギ「クケーーーーーーッ!!!」
アーケオス「うわああああああああ!!!!!」
エンペルト「あら?」
バルジーナ「どうしたのエンペルトちゃん?」
エンペルト「いえ、向こうから悲鳴が聞こえたような……」
バルジーナ「あたしは聞こえなかったよ?気のせいじゃないの?」
エンペルト「そうでしょうか……」
エンペルト(それにしても今日のアーケオスさんとの散歩、楽しかったなぁ。
       この間までの気まずい空気が嘘みたい……また行きたいな♪)

80 :
アーケオス「ひいいいぃぃぃぃっ!!!」
カモネギ「オイデゲェェェェーーー!!」
アーケオス(ど、どうしよう!今捕まったら間違いなくられる!
       で、でもこのままじゃ何時か追いつかれるし……そうだ!)
アーケオスの すなあらし!▼
カモネギ「クケ?」
アーケオス「よ、よし、これで目くらまし位にはなるだろう。
      今の内に何処か安全な所に――!!」
アーケオス「はぁ、はぁ……ここまで来ればもう大丈夫だろう……ちょっと休憩……」
アーケオス「ふぅ、エアームドさんったらホント酷いよ。僕を置いて逃げちゃうなんて……
      確かに最後にドジ踏んだのは僕だけどさ。元はと言えばエアームドさんが……
      ……まあいいや、とにかく一旦家に帰ろう。ひょっとしたらエアームドさんが何かいい案を見つけてくれたか……も!?」
カモネギ「キエエエェェェッッ!!!」
アーケオス「う、うわー!!!」
カモネギ「フーッ!!フーッ!!モウニガサンゾ!オイデゲェェェェーーー!!」
アーケオス「カ、カモネギさん!何時の間にここに!?すながくれでもないのに!」
カモネギ「ブシナラバ ケハイヲケスコトナド ゾウサモナイ!!
      サアカクゴハヨイカ!!??ヨイナ!!!??」
アーケオス「ひぃぃぃ!!」
?????「ま、待って!!」
カモネギ「クケ?」

81 :
エアームド「はぁ、はぁ、カモネギ君聞いて!
     その刀は偽物!本物はちゃんとあたしが持ってるわ!」
カモネギ「何……?おお!それは我が愛刀!!」
エアームド「ごめんね。ちょっと切れ味を試したくて持ち出してただけなの……」
カモネギ「よいよい!我が愛刀が戻ればそれでよい!さあ早く拙者に!」
エアームド「はい、本当にごめんね」
カモネギ「ありがたき幸せ!!いや〜良かった良かった!」
エアームド「大丈夫?」
アーケオス「し、死ぬかと思った……」
エアームド「ごめんごめん、思ったより時間かかっちゃって……
       ネギ持って来たのはいいけど中々アーケオス君達見付からないしさ。
       すなあらしが起こってたからもしやと思って駆けつけて正解だったわ」
アーケオス「うん、助かったよ……所であのネギどうしたの?」
エアームド「ああ、あれ?
       実は近所のスーパーで買って来た物なんだけど……
       本ポケは気が付いてないみたいだし結果オーライかな?」
アーケオス「そうなんだ……あの刀ってどういう原理で切れてるんだろ?」
エアームド「さあ……」
カモネギ「おお!我が愛刀よ!もう手放さぬからな〜〜〜!!」

82 :
ねぎはくさらないの?

83 :
アーケオス(あれ以来パソコンは一度も起動してないけど、それだとやることがなくて暇だなぁ……。
      ちょっとバードタワーの中を探検してみよ。エアームドさんに絡まれませんように!)
アーケオス(ここが台所か……ムクホークさんが料理してる……)
ムクホーク「アーケオスさん?何か御用ですか?」
アーケオス「あ、いやちょっと覗いてみただけ……」
アーケオス(そういえばムクホークさんだけ自己紹介してないんだよね……どんなポケモンなんだろ?
      不良に絡まれている所を助けてくれたし性格は勇敢かな?
      でもそのあと延々と説教しちゃったりするとこは真面目っぽいな。家事もちゃんとこなしてるし……
      いや、多少のことには動じない冷静とか図太いの可能性も……う〜ん、真の性格が読めない……)
ムクホーク「私の顔に何か付いていますか?」
アーケオス「あっ、いやそんなことないよ!ごめんね邪魔しちゃって」
ムクホーク「いえ、邪魔なんてことありませんよ。お気になさらないでください」
アーケオス「あの……ムクホークさんがいつも一人で全員分の食事を作っているの?」
ムクホーク「いえ、バシャーモさんやカモネギさんが手伝って下さることもあります」
アーケオス「そっか……じゃあ今日は僕が手伝うよ」
ムクホーク「えっ?宜しいんですか?」
アーケオス「うん。任せて♪」(どうせ暇だし、誰かの役に立つことしなきゃね……)

84 :
アーケオス「いたっ!指切っちゃった!」
ムクホーク「はいどうぞ、傷薬です」
アーケオス「うぅ、ありがと……ムクホークさんって器用だよね」
ムクホーク「これは訓練の結果ですから」
アーケオス「そっか……ねぇ、ムクホークさんはどうしてここに住むことにしたの?」
ムクホーク「そうですね、家賃の割に設備も整っていますし、眺めも良いのでここを選びました」
アーケオス(うーん、期待してた答えと違う……ここに住むことになったいきさつとか、ここに来る前は何してたんだろう?)
ムクホーク「アーケオスさんはどうしてこちらに?」
アーケオス「え?僕?ええと……うん。僕もムクホークさんと同じで、家賃と住み心地が決め手かなぁ……」
     (まさか可愛い女の子とのを求めて、なんて言えないよね……)
アーケオス「あ、あとさ、皆で暮らすのってなんか楽しそうじゃん!」
ムクホーク「そうですね。私もまだここに来たばかりですが、自分と種族や考え方の違う方々と暮らすのはいい刺激になりますね。
      ところでそちらの鍋、そろそろ火を止めた方がいいですよ」
アーケオス「あわわ……」
アーケオス「ふぅ、やっと完成……」
ムクホーク「手伝って下さりありがとうございました」
アーケオス「というか僕、むしろ迷惑かけてなかった……?」
ムクホーク「そんなことないですよ。色々お話しできて楽しかったです。では他の皆さんを呼んできますね」
アーケオス(う〜ん彼女もポ−カーフェイスだなぁ……本ポケは隠し事をしているつもりはないのかもしれないけど……)
エアームド「は〜今日もいい汗流したなぁ!」
アーケオス(それに比べてこの子は分かりやすいなぁ……)
エアームド「ん?なぁにその目?あたしとバトルしたいのかな?」
アーケオス「絶対しないから」

85 :
エアームド「そういえばさ」
アーケオス「?」
エアームド「ここに10羽目に来る鳥ポケモンってどんな奴なんだろ?」
エンペルト「そういえばまだ来て無いみたいですね」
エアームド「もうこんなに日が経ってるのにま〜だ辿りつけないなんて、
      よっぽど忙しい用事があったのか、アンタ以上のドジかのどちらかね」
アーケオス「ちょっと!僕の何処がドジなのさ!」
エアームド「焦ってネギと羽くっつける奴の何処がドジじゃないって言うの」
アーケオス「あぅ……あ、あの時はだね……」
?????「ごめんくださ〜い」
エアームド「っと、お客さんみたいね。はいはい今行きますよ〜」
ガチャ
エアームド「はいお待たせしてごめんね。あれ?君は……」
ウォーグル「初めまして!僕、今日からここに住ませていただくウォーグルと申します!
      君もここの住ポケだね?宜しくね!」
エアームド「へ……?あ、うん……」
ウォーグル「あれ?どうかしたの?」
エアームド「ああ、なんでも無いの!あたしはエアームド、宜しくね」
ウォーグル「うん!宜しくね!」
エンペルト「どうやらあの方が十羽目の鳥ポケモンさんみたいですね」
アーケオス「うん……予想とは随分違う感じだけど……」
ウォーグル「それでは僕は一先ず荷物の方を部屋に置いて来るから!」
エアームド「あっ。それならあたしも手伝うよ」
アーケオス「僕も手伝うよ。随分荷物多そうだしね」
エンペルト「私もお手伝いします」
ウォーグル「本当!?ありがとう!助かるよ!」

86 :
ウォーグル「みんなありがとう!荷物は適当にその辺りに置いてくれていいから!」
アーケオス「うん、よいしょっと。
       ふぅ〜……それにしても随分な荷物だね。何が入っているの?」
ウォーグル「ああこれかい?この中には本が入っているんだ!」
アーケオス「本?」
ウォーグル「勉強に使う参考資料とかとにかく色々。
      良かったら中を開けてみておくれよ!」
アーケオス「それじゃあお言葉に甘えて……う…難しそうな本が沢山……」
エアームド「(パラパラ)う〜ん、中身も何が書いてるのかちんぷんかんぷんだわ……」
ウォーグル「ははは、初めはそう感じるかも知れないね。
      でも、慣れればどれも凄く面白いよ!良かったら一冊貸してあげようか?」
エアームド「ごめん、遠慮しておく……あたしこういうの苦手だし……」
アーケオス「僕も……」
ウォーグル「まあまあそう言わずに。
       こういう知識は若い内に覚えておいた方が絶対いいから!まずこの本からなんだけど……」
エンペルト「おはようございます」
ムクホーク「おはようございますエンペルトさん。朝食の準備は出来ていますので宜しければどうぞ」
エンペルト「あっ、どうもすいません。頂きます」
アーケオス「おはよ〜……」
エアームド「おはよ……」
ムクバード「おはようございます。
       おや?お二人とも具合が悪そうですね。どうかしたのですか?」
アーケオス「うん、ちょっとね……」
エアームド「あの子夜通し本の説明して来るものだからまいったわ……」
エンペルト「でも、どれも凄く為になったと思います。自分の知らない事がこんなにあったなんて……」
エアームド「そう?あたしはもうこりごりだわ……」
アーケオス「僕も……」
ウォーグル「昨日は楽しかったなぁ!次はどの本を紹介してあげようか!」

87 :
〜昼〜
エアームド「はい皆注目〜!
       もう知ってる子もいると思うけど、昨日よりこのバードタワーに新しい住ポケが加わりました!
       さっ、ウォーグル君自己紹介の方宜しく!」
ウォーグル「初めまして!僕の名前はウォーグル!好きな言葉は早寝早起きです!
       この度はこんな素敵な歓迎会を催して頂いてありがとうございます!
       これからここの住ポケとして恥じぬよう精一杯頑張りますので宜しくお願いします!!」
一同「わーっ!!」
バシャーモ「ふ〜ん、なんだか随分かしこまった子が入ってきたねぇ」
カモネギ「うむ、礼儀正しそうな男児で実に良い!」
バルジーナ「あたしぁ好きだよああいう子。タイプかも……」
オオスバメ「でも、なんでこのタイミングで歓迎会開く事になったんですかね?
      昨日からいたんでしょ?あいつって」
アーケオス「ああ、それはちょっと色々あってね……」
ウォーグル「ごめんねアーケオス君、僕とした事がついつい熱中しちゃって……」
アーケオス「ああ、いいよあれ位。気にしないで」(出来ればもう御免だけど……)

88 :
エアームド「ささっ、それじゃあ後は何時も通りじゃんじゃん飲んで楽しんで行きましょ!
      ウォーグル君も遠慮せずにどんどん食べてね!」
ウォーグル「うん!……ってあれ?」
エアームド「どうかしたの?」
ウォーグル「いや、エアームドさん、これはもしかしてお酒かい?」
エアームド「うん、そうだけど……ひょっとして苦手?」
ウォーグル「ううん、そんな事ないよ。
      ただ、昼間からの飲酒は身体に悪影響を及ぼすと思って。
      それに僕、3時からは塾の時間だし……」
エアームド「じゅく?」
ウォーグル「皆で集まって勉強する所の事だよ。学校の延長線みたいな所かな」
エアームド「ふ〜ん、君って本当に勉強が好きなんだね」
ウォーグル「勿論!この世界には僕達の知らない知識が沢山あるからね!
      エアームドちゃんも通ってみたらどうだい?きっと将来役に立つと思うよ!」
エアームド「あ、うん……考えとく……」
バシャーモ「なんて言うか、“勉強の虫”って感じだね〜」
ムクホーク「まあ若い内から勉学に励むことはいい事だと思いますよ」
ポリゴン「そうですネ。あの方からは沢山の知識を習得できそうな気がしまス」
アーケオス「だからと言って彼のパソコンに勝手に入ったりしちゃ駄目だよ」
ポリゴン「そこはご安心ヲ。私が入るぱそこんは貴方の物からと決めておりますかラ」
アーケオス「それならいいんだけど……ってよくなーい!!」
ポリゴン「オウ…ノリつっこみですネ」

89 :
保守

90 :
アーケオス「必  !!
      ストロベリーオンザショートケーキ!!」ズドドドドドドドド!
エアームド「きゃああああああ!!!」
アーケオス「へへっ、また僕の勝ち〜♪」
エアームド「う〜っ!また負けた!くやし〜〜〜っっ!!」
アーケオス「ははは、エアームドさんってホント格闘ゲーム弱いね」
エアームド「うるさ〜い!うぅ、リアルファイトなら負けないのに……
      アーケオス君もう一回!もう一回勝負よ!」
アーケオス「ははっ、いいよ何度でもやっつけて……」
ウォーグル「はい、そこまで」カチッ
エアームド「ああ!ちょっとウォーグル君何するのよ!」
ウォーグル「何ってもう約束の一時間もうとっくに過ぎてるじゃないか。
      続きはまた明日」
エアームド「でも負けっぱなじゃあたしの気が済まないわ!
      お願いもう一回!もう一回だけ!……ね?」
ウォーグル「駄目だって。ゲームのやり過ぎは目と脳に悪影響を及ぼすんだから。
      特に鳥ポケモンは目が命!後で後悔する事になっても知らないよ?」
エアームド「でも〜……」
ウォーグル「でももだっても駄目。さっ、早く片付けて」
エアームド「ちぇっ、ウォーグル君って相変わらず堅いんだから」
アーケオス「でもウォーグル君の言う通りだよ。
      やり過ぎは身体に毒だしね」
エアームド「あんたは勝ってるからそんな事言えるのよ!
      あ〜もう悔しい!アーケオス君!明日は絶対にぜ〜ったいに勝ってやるんだから!」
アーケオス「ははは、いいよ。何度で叩きのめしてあげるから」
エアームド「言ったわね〜!明日覚悟しろよ!」

91 :
〜次の日〜
アーケオス「ふわぁ〜あ……
       あたた、昨日はちょっと夜更かしし過ぎたかな。もうこんな時間だ。早く朝食食べにいかないと……」
ざわ…ざわ…
アーケオス「ん?居間が騒がしいな。何かあったのかな?」
ガチャッ
アーケオス「みんなおはよ〜」
ムクホーク「おはようございますアーケオスさん」
ポリゴン「今日は何時もより遅いお目覚めですネ」
アーケオス「うん、ちょっと朝寝坊しちゃって……それより随分騒がしかったけど何話してたの?」
ウォーグル「ああ、それはね。実は今度みんなで……」
アーケオス「学力テストをやる〜!!??」
ウォーグル「うん、僕最近ここに来て思ったんだ。
      みんな少しばかり学業を疎かにし過ぎてるんじゃないかって。
      そこでここは一つ、みんなの学力を試すべく実力テストしてみようと思って」
バシャーモ「あたいは正直反対なんだけどね〜。
      勉強なんて柄じゃないしさ……」
ウォーグル「それは駄目だよバシャーモちゃん。
      いいかい?脳って物は使わなければ使わ無いほど退化していく物なんだ。
      だから若い内にどんどん使っておかないと歳をとった時きっと後悔するよ?」
バシャーモ「とは言ってもねぇ……」
オオスバメ「バババ、バシャーモさん!勉強が苦手なら俺と一緒にやりましょうよ!
      それはもう手取り足取り教えて……」
バシャーモ「あんたに教わる位ならサイホーンに教えてもらった方がマシだよ!このクソが!」げしっ
オオスバメ「ああ!肉体的教育ですね!
      そうです!もっともっと俺にその痛みを……」
エンペルト(汗)

92 :
ウォーグル「で、アーケオス君も参加してくれるって事でいいかな?
      後は君の了承だけなんだけど……」
アーケオス「う〜ん、どうしようかな……
      正直僕も勉強はあんまり得意じゃないし……」
エアームド「ふ〜ん、逃げるんだ。
      やっぱりあんたがあたしに勝てるのはゲームだけなのね」
アーケオス「(ムッ)……それでもエアームドさんよりかは頭いいと思うけどね」
エアームド「あ〜!言ったな〜!それじゃあ勝負してみましょうよ!
      負けた方は一ヶ月掃除当番ね!」
アーケオス「望む所だ!」
ウォーグル「よし、これで決まりだね。
      テストは今から一週間後。ジャンルはポケモン学に関する事全て!
      問題は僕の塾の先生に作ってもらうからみんな頑張って勉強しておくれよ!」
エアームド「当然!アーケオス君、あんたにだけは負けないからね……」
アーケオス「こちらこそ!」
バチバチバチバチ

93 :
バルジーナ「二人とも随分気合入ってるね〜」
カモネギ「うむ、血気盛んな事は良い事だ!
     バルジーナ殿、我々も負けてはおれぬ!年配の底力と言うものを見せつけてやろうぞ!」
ガン!
バルジーナ「あたしァまだまだ若いってーの!!」
カモネギ「うぐっ、それは失礼いたした……」
エンペルト「ポケモン学ですか……ジャンルは広いし難しそうですね……」
ムクホーク「そうですね。ですがそれ程気を張る事もございません。
      私達は私達のペースでやっていきましょう」
エンペルト「そうですね」
エアームド(絶対に……)
アーケオス(こいつにだけは……)
((負けられない!!!))
ポリゴン「こうして決戦の火蓋は落とされたのであっタ!」
〜続く〜

94 :
これ書いてるの一人なの?

95 :
なんでサイホーンが出てきたんだよw

96 :
サイホーンの図鑑の説明見れば分かる

97 :
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
エアームド「あ〜!言ったな〜!それじゃあ勝負してみましょうよ!
      負けた方は一ヶ月掃除当番ね!」
アーケオス「望む所だ!」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
アーケオス「な〜んて言ってはみたものの……正直僕、学生時代あんまり成績良くなかったんだよね……
      あ〜あ、勢い任せにとんでも無い事言っちゃったな〜……」
アーケオス「……まあいいや。テストまでまだ一週間もあるんだ。頑張って勉強すればなんとかなるさ。
     それにムクホークさんやウォーグル君は勉強出来そうだし、あの二人に教えて貰えばきっと大丈夫♪
     よ〜し、まずはムクホークさんからだ!」
ムクホーク「……となる訳でして、この方式を覚えておけばこの手の問いは全て問題無く解けます」
エアームド「へぇ〜。ありがとうムクホークちゃん!凄く為になる!」
ムクホーク「いえいえ、礼を言われる程ではありませんよ」
アーケオス「う……どうやら先を越されたみたいだ……
      エアームドと一緒に勉強するのは気が引けるし……しょうがない。ウォーグル君に頼るとするか……」

98 :
アーケオス「う〜ん、部屋にはいなかったみたいだな。となると、居間の方かな?
       あっ、いたいた。お〜い……」
ウォーグル「そうそう、その調子!エンペルトちゃん凄いじゃないか!
      僕がさっき言った事、もうマスターしている!」
エンペルト「いえ、ウォーグルさんの教え方が上手なんですよ」
ウォーグル「ははは、いや〜それ程でもないよ〜」
アーケオス「エンペルトちゃん、ウォーグル君に勉強教えて貰ってるんだ……
      ちぇっ、なにさ。随分いい雰囲気になっちゃったりして……」イライラ
アーケオス「(ハッ)いやいや、何僕はイラついてるんだ。
      二人が仲良く勉強してるなんていい事じゃないか。
      僕はその間にそれとな〜く入って、一緒に勉強させて貰えばいいだけの話……
      うん、そうだ!そうに決まってる!だったらさっさと声をかける事にしよう!お〜い!!!」
エンペルト「あっ、アーケオスさんこんにちは」
ウォーグル「アーケオス君じゃないか。何か用かい?」
アーケオス「いや〜、ちょっとたまたまここを通りかかってさっ!
       ってあれ〜!?二人ともひょっとして来週のテスト勉強しているの!?」
エンペルト「え、ええそうですけど……」
アーケオス「いや〜奇遇だな〜。僕も丁度今から勉強しようと思っててさっ!
      そうだ!もし良ければ一緒に勉強しない?ねっ、いいでしょ?ね!?」
エンペルト「え……?わ、私はいいですけど……」
ウォーグル「僕もいいよ。皆でやった方がきっとはかどると思うしね」

99 :
アーケオス「本当!?ありがとう!ねぇねぇ今何の勉強しているの?」
ウォーグル「え〜と今やってるのはバトル学なんだけど……」
アーケオス「バトル!?それはいいや!僕結構そのジャンル得意なんだ!」
ウォーグル「本当かい?それは頼もしいな〜」
アーケオス「ははは、何でも聞いておくれよ!
     エンペルトちゃんも遠慮せずにじゃんじゃん頼ってきてね!」
エンペルト「え、えぇ……」
アーケオス(へへ、僕が一番得意なジャンルを勉強してくれてるなんてついてるな♪
      よ〜し、エンペルトちゃんにいい所みせるぞ〜!!)

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