2011年10月1期懐アニ平成俺達が好きだった90年代アニメを語るスレ
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俺達が好きだった90年代アニメを語るスレ
- 1 :10/09/15 〜 最終レス :11/12/06
- 最近さ、ひょんなことから無限のリヴァイアスを一気観したんだよ。
そしたら、俺って90年代のアニメが大好きだったんだなぁ、ってことを、あの頃の思い出とかも含めて色々思い出しちまったんだ。
俺以外にもいるだろ?たぶん。
2000年代のアニメがダメってわけじゃない。リヴァイアスが特別好きってわけでもねぇ。
ただ、90年代のあの雰囲気が好きなんだよ。
わかるだろ?
よし、わかったやつは語ってくれ。
- 2 :
- 90年代と言っておいて、いきなり99年後半のリヴァイアスを出しちまったから、前半の作品を出しておこうかな。
90年代を語る上で、宇宙の騎士テッカマンブレードははずせないと思うんだ。
俺は当時小学生。ソルテッカマンのプラモを組みながら、テレビにかじりついて見たもんさ。
俺の地元では、不運にも放送時間が変わりまくって、ゴールデンタイムから早朝にされちまってたけど、それでも一生懸命おいかけてた。
いま見ても、とんでもない悲壮感が漂いまくる薄幸なヒーロー作品なわけだが、ガキンチョだった俺はよく意味もわからず、でも、命をすり減らしながら闘うブレードのカッコよさにしびれまくっていたさ。
この背後に漂う悲壮感こそが、90年代と2000年代のを決定的に隔てているものなんだと、俺は勝手に思っている。
- 3 :
- 90年代を語る上で誰もがあげずにはいられないのが、やはり新世紀エヴァンゲリオンだろう。
俺もしっかり観てた。映画は何回観に行ったかおぼえてないくらいだ。
その前からアニメが好きだったけど、エヴァを境に俺は明確にオタクへの道に踏み込んだんだ。
エヴァブームだとか社会現象だとか、いろいろ言われてたし、賛否両論なのもわかる。でも、そんなことはどうだっていい。
俺はエヴァが大好きだったし、オタクにしてくれたことを感謝しているんだ。楽しませてくれて本当にありがとう。
そして、今も新劇場版で楽しませてもらっている。
エヴァのあとの数年間は、エヴァシンドロームとも言われた後遺症が数年にわたって続いた。
それらの特徴は、概ね生物的なロボットが主役機で、主人公はネクラで、小難しい心理用語がキーワードとして頻出し、最後にはキャラクターたちの会話劇によって自己完結して終わるシロモノだった。
でも、そんな中で生まれた作品も、俺は嫌いじゃない。
- 4 :
- エヴァシンドロームの中で生まれた作品のひとつがガサラキだ。
ロボット物に伝統芸能である能を取り入れるという新しい取り組みが、成功したのかは俺にはよくわからない。
でも、あの時代だからこそ許されたのであろう、無駄なまでに細かいメカ設定と描写、人型歩行兵器はこうやって局地戦と市街戦で使うんだぜ!ということを趣味的に日曜朝に放送したのは、今じゃあ考えられない。
話の内容はよくわからなかったけど、そんな、ずっとやりたかったことをやっちまったぜ!的な空気は好きだった。
ちなみに、これを作ってたスタッフの多くは監督の高橋良輔を含め、ほとんどがガオガイガー(高橋良輔はプロデューサー)からの繋がりで、ここで助監督をつとめていた谷口悟朗が同様のスタッフでそのままリヴァイアスを作るんだ。これ、豆知識な。
- 5 :
- エヴァシンドロームに皆が疲れてきた頃だったのかもしれない。
悲壮感漂う背景とグロテスクなリアル志向ロボット。
そのはけ口のひとつとして、スーパーロボットのリバイバルが起こったんじゃないかと、俺は勝手に思っている。
だけど、その動きは意外にも早く起こっていた。エヴァの翌年に放送された機動戦艦ナデシコだ。
もちろん、ナデシコの主役機はリアル系だし、劇場版に流れる悲壮感は、間違いなく90年代のそれだ。
しかし、視聴者の多くが、劇中劇であったゲキガンガーに目を奪われたのを覚えているだろう。
ゲキガンガーに憧れる天河アキトは、現代に疲れた俺たち自信の姿だったんだ。
そしてそれは、90年代アニメを懐古する、今の俺の姿でもある。
- 6 :
- でも懐古することが悪いとは思わない。温故知新って言葉もある。
90年代で忘れちゃいけない発見がある。そう、発見だ。
マクロスプラス。OVAで発売されて、海外でも好評を博した傑作だ。
この作品はそれ自身も名作だけど、恐らくその後のことを考えると、その最大の功績は菅野よう子をアニメ界にデビューさせたことだろう。
言うまでもない、アニメ界で音楽の女神とも呼ばれる存在だ。
もちろん、マクロスプラスのCDは、俺も全部持ってる。
マクロスプラスを作ったメインスタッフが、その後サンライズで名作カウボーイビバップを生み出すことになる。
そしてそのカウボーイビバップのスタッフが独立してできたのが、今も傑作を送り出し続けるBONESだ。
90年代を振り返ることで、2000年代が見えてくる。
やはり、俺のアニメ歴は90年代に立脚してるんだな、と思う。
- 7 :
- 今のように放送枠が豊富にあるわけじゃなかった90年代。OVAは一般ウケしそうにない、でもコアなファンに向けてアニメを発信できる貴重なチャネルだった。
今はOVAというと、ファンサービス的なニッチなイメージがあるけど、特に80年代後半〜90年代前半は実験的な作品とか密度の濃い名作の宝庫だったんだ。
そんな名作のひとつがジャイアントロボだ。
監督・今川泰宏が7年にわたって手がけた。超重量級のロボットアニメ。
このジャイアントロボに限った話じゃないけど、90年代のロボット物の重量感とか迫力とかを見るたびに、これって人間の手が描いてるんだよなぁ、ってことに今さらになって感動するんだ。
そりゃぁ最近の3DCGで動きまくるロボットもカッコいいし、作画崩れの心配がないから安心して見ていられるから、最初の頃は喜んだよ。
でも、パンチ一発で涙が出る感動は、やってこないんだ。
人間の手って、指ってすげぇんだな。観てた当時はそんなこと考えて見てなんていなかったよ。でも、ロボが立ち上がる姿で、ロボのパンチが敵を貫く瞬間で、涙があふれてきたのは本当だよ。
たしかに、ロボは最近のロボットみたいにカッコ良くはなかったかもしれない。でも、ロボは最高に強かったよ。
- 8 :
- 今川監督といえば、触れておかなければならない大事な転換点がある。
機動武闘伝Gガンダムだ。
富野監督以外が初めてテレビのガンダムを作るということで、すごく話題になった。
もちろん、それまでにもポケットの中の戦争と0083というOVAがあったけど、やはり外伝ではなくテレビで新しいガンダムシリーズを作るというのが注目を集めたんだろう。
そしてできたのがGガンダム。
ガンダム同士がプロレスさながらに殴り合うということで、ものすごい批判の嵐を巻き起こした。
その一報、コアなファンからはかなりの好評で迎えられ、未だにファンの多い名作でもある。
思うに、最初にここまで徹底的にガンダムのイメージをぶち壊したことをやってくれたからこそ、その後のテレビシリーズでも、各監督が心置きなく自分のふろしきを拡げることができたのだと思う。
そしてそれは、長年富野監督のもとで演出をつとめた今川監督だからこそできたことだ。
それに、実はガンダム対ガンダムという様式美を定着させたのもGガンダムだ。0083ですでにガンダム同士の戦いというのはやってはいるが、結局後半は相手は(見た目は)ジオン系の機体に統一されており、やはり宇宙世紀の枠では定着しなかった感がある。
ここでガンダムの記号化を徹底的にやってのけたことが、その後のガンダムシリーズ、および商品戦略に大きく貢献しているという意味でも、Gガンダムの功績は本当に大きい。
これはターンA対ターンXという形で、富野ガンダムにも逆輸入されているくらい、しっかり定着したのだから。
- 9 :
- なんだか結局ロボット物ばっかり思い出しちまったな。
でもいいじゃん、好きなんだから。
さて、90年代にちなんで、9で俺の書き込みは終わろうと思ってたんだけど、最後にこれをはずすわけにはいかないだろう。
もののけ姫。
公開当時は劇場版エヴァンゲリオンと同時期で、師弟対決とか騒がれてたけど、結果はもののけ姫が日本の映画興行記録を塗り替えて圧勝。
やっぱりジブリは強いなぁと思った。もっとも、その記録はそのすぐあとにハリウッド映画のタイタニックに塗り替えられるんだけど。
当時はテレビで毎日のように「生きろ」っていうキャッチコピーが流れてて、下向きがちな時代に、とにかく生きろという呼び掛けが人々の心に刺さったんだという話だ。
アニメ本編について、俺の正直な感想を言えば、レイアウトとかCGとかはそんな大したもんじゃなかった印象だ。ただ、背景の森にすごいひきつけられた。
なぜだか、昔知っていたような、そんな気にさせる、懐かしい、それでいて犯し難く、畏れ多い、そんな背景が印象にのこっている。
それから、21世紀になって、千と千尋の神隠しでタイタニックの記録をやぶって、ジブリがいまだに続く興行収入1位の記録を打ち立てるんだけど。それはまた、別の話。
結局、90年代っていうのはバブルがはじけたあとの暗さが根底にあって、そんな暗さの吹き溜まりに集まったところで弾けた何かの魅力なんだろうか。
なんだか、それだけではないと思いたい。
お前らはどう思う?よかったら語ってくれ。
あと、80年代とか2000年代とかも、別スレで語ってくれよな。
- 10 :
- 一部作品に好きじゃないものもあるが、なによりも1のエネルギーに感動した
いいな!
ここは基本褒めでいこうぜ
- 11 :
- 90年代はいい作品もあったけど
深夜アニメも増えてきた
おかげで、都市部と地方の格差が広がってしまった覚えがある
地方に住んでいるので、見たかったアニメが、何度見えなかったことか…
- 12 :
- ただいま。
また語りたいことを思い出したので、帰ってきたよ。
90年代といえば、アニソンらしいアニソンが少なくなった時代でもあった。
タイアップと称してJ-POPのアーティストがアニメの主題歌を歌い、ほとんど曲の宣伝のために使われてるだけなんじゃない?という状況にまでなってしまった。
でも、さすがに音楽だけの世界で高評価を受けているアーティストたち。名曲もあったし、作品のテーマにハマれば文句を言う筋合いもない。俺もその状況に甘んじていた。
そんな曲とともに放送されていた作品はたとえば、スラムダンク、名探偵コナン、るろうに剣心かな。
そんな中にあった97年、アニソンはやっぱり必技を叫ばないと!というノリで殴りこみをかけてきたのが勇者王ガオガイガーだった。
初めて聞いた瞬間、忘れかけていたような熱い叫びに奮い立ったのをよく覚えている。
そんな思いを感じたのは俺だけではなかったんだろう。主題歌シングルCDは、なんと発売日前日に店頭から姿を消したそうだ。
もちろん俺も買ったさ。発売日前日にね。
カッコよくて今風の歌もいいけど、やっぱりアニソンはこうだよな!
そんなことを思い出させてくれたガオガイガーに、本当に感謝しているんだ。ありがとう。
ちなみに、「世界に誇る進歩した日本のアニメーションに、見合う主題歌を作り歌っていきたい」と影山ヒロノブらがJAM Projectを起ち上げるのは、それから3年後の2000年のこと。
JAMは今日・明日と、武道館で10周年ライブだね。
本当におめでとう。そして、本当にありがとう。
- 13 :
- 翌年、98年にもあげておきたい作品がある。
南海奇皇。と、書いてネオランガと読む。
機動戦艦ナデシコでストーリーエディターをつとめた會川昇がシリーズ構成をつとめるということで、事前の期待は否が応にも高まった。
でも、期待ほどの人気は出なかったみたいだ。俺は會川昇の趣味的なSFと伝奇を混ぜたノリは好きなんだけどね。
それはともかく、なんでこの作品を語っておきたくなったのかというと、俺が知る限りでは、明確に前後編に分割して制作・放送された初めての作品だったからだ。
全48話中まずは24話を放送して、半年あけて後半24話を放送。
WOWOWのアニメコンプレックスという枠の中で、1話15分の枠だったから、実質的には最近流行りの分割2クールと同じということになる。
分割2クールが多くなったのはここ数年のことみたいだけど、その布石もすでに90年代から打たれていたということだ。
俺の知識もいいかげんなので、南海奇皇よりも前に分割2クールをやってたっていう作品があれば教えてほしい。
※どーでもいいけど、「ねおらんが」でちゃんと「南海奇皇」に変換されるGoogle IMEはネ申。
- 14 :
- > 10
あぁ、基本褒めでいこうぜ
> 11
俺も地方在住だったからよくわかるよ。
毎月アニメ誌の特集とか、予告編の活字起こしとか見て、どんな内容だったのか想像してた。
そんなふうに想像してやきもきするのも、今になって思えば、また楽しかったんだ。
YouTubeとかtorrentとかある現代っ子にはわかんねぇだろうなぁ。
- 15 :
- でも、ビデオがなくて、一度の放送で映像を脳裏に焼きつけるしかなかった世代の先人たちの楽しみもまた、俺にはわからないんだなぁ。
時代とともに、楽しみ方も変わっていくんだよね。
それでいいんだと思うよ。
先人たちには先人たちの時代が、現代には2000年代が、そして俺達には90年代の楽しさがあるんだ。
- 16 :
- 爆走兄弟シリーズ
- 17 :11/12/06
- 12歳までビデオの操作ができなかった自分は
かなりもったいないことをした
幻のミラクルガールズ実写EDを撮っておくべきだった
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