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2011年10月1期懐かし邦画★★映画スターライバル批評会★★ TOP カテ一覧 スレ一覧 削除依頼

★★映画スターライバル批評会★★


1 :06/11/17 〜 最終レス :11/11/28
日本映画が誕生して一世紀強。様々なスターを生んだ日本映画界。戦後のスターに焦点を絞り
ライバル関係にあった大スターの批評を討論する会です。自由にライバルだったスター関係を
大いに語りましょう。例:三船=鶴田。錦之助=橋蔵。千恵蔵=右太衛門。裕次郎=旭。
健さん=文太。勝新=雷蔵。ショーケン=優作。

2 :
くそ

3 :
渡辺謙=役所広司
英語がしゃべてる謙が+1点。夫婦のトラブルで謙が−1点。
何にもなくて広司が+−0。
よって引き分け。

4 :
倍賞千恵子=岩下志麻
松竹の看板女優だが共演は初期を除いて殆どナイのが不思議。
城戸に可愛がられ主演映画・大作に出演して文字通りトップスターだった岩下。
山田洋次に重宝され国民的映画のヒロインを演じ、渥美と共に松竹を支えた倍賞。
華で岩下。実で倍賞。ドッチもドッチか?

5 :
萩原健一=松田優作
テレビ「太陽にほえろ」の刑事役でブレイクした二人だったが、ショーケンは既に知名度はあった。
映画「約束」で岸恵子と共演して役者としてブレイク寸前で太陽出演。
松田は無名の新劇青年。松田も「狼の紋章」で映画出演を果たしたがショーケンとは雲泥の差だった。
ショーケンの後を受けて太陽出演して大ブレイク。
日テレ岡田プロデューサーから日テレ青春モノ主演でお互いスターに成長して映画俳優への道を選択。
昭和50年代の映画界を彩った。松田・萩原事件を起こしたり離婚もあった。
松田の遺作となった「ブラックレイン」の最終審査で佐藤役を松田がゲット。次点がショーケンだったのは因縁か?
勝敗はつき難いが松田が急しなかったら間違いなく世界の松田になっていただろう。

6 :
仲代達矢 × 平幹二朗
俳優座出身の重鎮の二人。共演は多いが、
『他人の顔』の絡みでの二人の演技合戦が特に見ごたえあり。
ハムレット・オセロー・原田甲斐等、当り役に共通するものも多い。
役の幅では卑劣漢も上手い平のほうが多いと言えそうだ。
仲代は映画スターとしても大活躍。
森繁久彌・安藤昇・高倉健・加藤剛・渡哲也・西田敏行らと
共に現役でのクレジット序列最強俳優の一人。

7 :
宮崎あおいと蒼井優
実力派のふたり

8 :
丹波哲郎=三國連太郎
映画俳優の重鎮。デビューは三國が早かったしスターになったのも三國。
そひてフリーになって松竹〜日活〜東映〜大映〜東宝と各社に出演。
丹波は新東宝からスタートしてテレビでスターになった。丹波もフリー
の俳優として各社に出演。共に役柄が幅広く大物俳優の敵役から助演。
文芸大作主演と競った。共に息子も俳優。邦画界では貴重な大作映画に
欠かさない大物俳優。共演もオールスター物が多かった。
最後の共演作が西田主演の釣りバカ。クレジットでは三國トメ。丹波は
トメ前で連名の扱いだった。又、三國は役柄によって徹底的に追求するタイプ。
反対に丹波はセリフを憶えて来ない事でも有名。対照的だったもの面白い。

9 :
市川雷蔵 × 中村錦之介
後世まで間違いなく名を残す雷蔵に若干分あり。
よく雷蔵のライバルに勝新を挙げる声もあるが
お互いが良きライバルと認め合っていたのはこの二人。

10 :
阪東妻三郎 × 月形龍之介
七剣聖の二人。
『忠臣蔵』(1938)『無法松の一生』『大江戸五人男』等で共演。
陣、所作の素晴らしさと共に重厚な存在感も印象的。
二人の演技には、優しさがあった。

11 :
松方 弘樹 × 北大路 欣也
大物時代劇俳優の息子と生まれ「東映城のプリンス」「東映城の暴れん坊」と
期待され東映京都の期待の星だった。先に売れたのが欣也。時代劇衰退後は
テレビ・他社出演して同世代トップ俳優だった。松方は雷蔵死去で大映出張したが
雷蔵の代わりは無理だった。その後東映で戻り実録路線で開花。離婚・スキャンダル
でマスコミの餌食になるがシブトク東映の暴れん坊振りを発揮。欣也はご尊父同様
時代劇俳優の王道を邁進。私生活も対照的な二人。

12 :
天津敏×大木実
映画の悪役と言えば
この二人。親分・刺客役は迫力満点。
善人も上手い。天津さんは故人。
大木氏は長老の一人として、
現在も活躍中。

13 :
赤木圭一郎 × 本郷功次郎
共に大学(成城・立教)から映画界入り。アイドル的人気で双璧だった。
裕次郎に可愛がれた赤木。雷蔵から可愛がられた本郷。
無国籍アクションに対して時代劇・柔道モノとジャンルが違ったが
新進スターとして次代を担う予備軍だったが赤木が急。葬儀に参列した本郷。
会社(日活・大映)が違ったが良きライバルだった。

14 :
浅丘ルリ子 × 吉永小百合
共に日活出身の看板スターだった。浅丘は旭・裕次郎・赤木・英樹・渡等の相手役
を勤め日活アクションの看板だった。小百合は文芸路線・青春路線の主役を張り文字
通りトップスターになった。しかし先輩ルリ子との共演は意外に少ない2〜3本。
クレジットでも会社も気を使い互角〜曖昧にした。日活退社後はテレビで一本共演
したのみ。ルリ子・小百合共に古き良き時代の映画スターである。

15 :
高倉健 × 菅原文太
任侠映画でスターになり、松竹・東宝でも活躍、現在日本映画の「顔」
とも言うべき人健さん。
『仁義なき戦い』で広能役を大熱演、実録路線のエースとなった文太
兄ィ。宮崎アニメでも芸域の広さを見せる。
二人と映画を作った深作欣二監督は二人の名前から一字ずつもらって、
息子に命名し、その命名はドラマ『傷だらけの天使』の主人公の息子の
設定にも継承された。
二歳違いの同世代の二人は『関東緋桜一家』『山口組三代目』等で共演。
『神戸国際ギャング』以来の二人の激突共演が待たれる。

16 :
沢尻エリカ × 戸田恵梨香
役柄の幅が広い沢尻。
清純派美少女の戸田。

17 :
小林  旭 × 加山 雄三
デビューは旭が早かったがスターになったのも旭が早かった。
加山のデビュー作「東から来た男」は旭の渡リ鳥シリーズが下敷きになってる。
勿論加山の売出しは旭の先輩裕次郎を意識したものが多かったが
シリーズ物と主題唄を唄い互いにヒット曲多数ってのも似ている。
俳優業は休息状態で歌手活動専念ってのも似ている。
疑惑?カツラ・身長鯖読みとホント旭・加山は共通点が多い。
銀幕復帰で「渡リ鳥vs若大将大いに唄う」ってのはどうだろう。

18 :
山本富士子と若尾文子
日本一の美女お富士さんと妖艶な美女文子さん。
共に大映で活躍

19 :
山崎努 × 緒形拳
黒沢作品『天国と地獄』『赤ひげ』などで若き時代から
強烈な存在感と迫力ある演技を鮮やかに示していた山崎。
新国劇で辰巳・島田の二大名優から厳しい指導を受け、
舞台・テレビで活躍し、1960年代、稲垣浩や増村保造の
映画で名演を見せた緒形。
1972年テレビ『新・平家物語』で共演。その年から始ま
った「必シリーズ」で緒形は梅安役、山崎は鉄役で入魂の
熱演を見せたが、二人の共演・絡みは無かった。
これ以降も緒形は今村作品、山崎は伊丹作品等で大活躍。
日本アカデミー賞授賞式で一度顔を合わせたが、
その後も共演は無し。
今、最も共演が待たれる名優ふたり。

20 :
石原 慎太郎と石原 裕次郎。
裕次郎にとって兄慎太郎は生まれてからのアイバル。父親を亡くしてから兄が親代わり。
兄の小説が芥川賞受賞で映画化権を日活が獲得した。次作を希望する日活に出した条件が
弟を主演にと希望。石原裕次郎誕生の瞬間だった。裕次郎は瞬く間に日本映画トップスター
になった。その裕次郎に苦言を呈したのが兄慎太郎。「商業映画の犠牲になるな」と自社
製作プロ設立して映画製作へ。その障害(五社協定)を救ったのも兄慎太郎だった。
裕次郎の中にいつも存在したのが兄慎太郎の存在だった。その存在に有利な面を
誇示できた時が兄の選挙応援だった。知名度では兄慎太郎を凌いでいたからである。

21 :
香川良介 × 志村喬
二人の歩みは、「昭和の映画史」そのものと言ってよいのでは
なかろうか?戦前から数多くの作品に出演し、作品数は数百本
に及ぶ。
若き日の作品では、千恵蔵や嵐寛の主演映画において、渋い名演を
見せる。二人共、この頃から老け役も得意にしていた。
志村は戦後黒沢作品の名作『生きる』『七人の侍』に主演、
堂々たる存在感を見せる。
香川は『薄桜記』の千坂兵部役での重厚さが忘れられない。

22 :
加山 雄三 × 宝田 明・佐藤 允・夏木 陽介・久保 明
三船に次ぐ若手スターを模索した東宝。松竹から鶴田・日活から三橋又フランキー
小林桂樹・森繁久弥等を入社させ主演映画で回転させたが自社スター候補は宝田から
久保・佐原・夏木といたにはいたが怪獣モノの主演が精々。一番デビューが遅かった
加山がスター候補生を一気にごぼう抜きして名実共に看板スターと成った。
抜かれたスター候補の中には加山イジメもあったと聞く。

23 :
田中絹代×山田五十鈴
無声映画の時代からスターとして
邦画を支える。溝口作品で
情熱的なヒロインを熱演。

24 :
渥美  清×植木  等
国民的スターとなった寅さんこと渥美清もテレビで人気を得ると
映画界から出演の声がかかり目標としたのが植木等だった。
当時の植木は東宝サラリーマン物で人気爆発した人気スター。
追いつき追い越せで寅さん誕生。その後も渥美は植木を意識してたが
共演の機会がなかったのは残念だった。

25 :
進藤英太郎 × 柳永二郎
ずっしりと重い存在感。悪役の憎たらしさも絶品

26 :
三浦 友和 × 草刈 正雄
共に東宝で「第二の裕次郎」「第二の若大将」的に売り出されたが失敗に終わった。
それでも三浦は百恵映画の相手役としてスターになった。
草刈には若大将のキャラが合わなかったが角川映画で見事復活。

27 :
的外れなのも中にはあるな

28 :
中村翫右衛門 × 河原崎長十郎
前進座の名優二人。
『河内山宗俊』『戦国群盗伝』『人情紙風船』『阿部一族』
『箱根風雲録』といった名作に光る二人の名演。

29 :
勝   新 太 郎 × 若 山 富 三 郎。
大物俳優兄弟だがデビューは弟勝新が早かった。スターになったのも勝新が早かった。
兄若山はスター候補で新東宝からデビューしたが泣かず飛ばず。スターになった勝新
の大映へ移籍するが雷蔵・弟の相手役でやはり泣かず飛ばず状態だった。
若山は東映再移籍で「極道」でスターに遅咲きだった。しかし後半ではそのキャリアを
生かし東映に留まらず各社からオファーが到してスキャンダル塗れの弟勝新を凌ぎ
大器晩成の超大物俳優の仲間入り。前半勝新>若山だったが後半勝新<若山だった。

30 :
片岡千恵蔵 × 市川右太衛門
若き日、千恵蔵は「片岡少年劇」、右太衛門は関西の青年歌舞伎に、
それぞれ参加していた。活動大写真に移って、歌舞伎で鍛え上げた
演技を生かし、共にスターへの道を歩む。
戦後は共に東映の重役スターとして活躍。数多くの作品で火花散る
演技合戦を見せてくれた。
右太さんは『旗本退屈男』が当り役で、無声映画版に始まって、
舞台・テレビでも演じ続けた。主役・若い役に熱いこだわりを
持ち、老け役を嫌い、脇役は少なかった。
千恵さんは主役にはこだわらず、芝居の面白さを求め、助演にも
積極的であった。『宮本武蔵 巌流島の決斗』では長岡佐渡守役。
戦前の稲垣浩版で武蔵役者として主演した彼が、錦兄の若い武蔵を
見守るように重厚に細川家の家老を熱演。
「歴史」を感じる配役であった。

31 :
岩下志麻 X 十朱幸代 (♪水道 完備 ガス 見込み「バス道り裏」で十朱幸代は主役デビュー? どちらも父親が俳優で
「バス道り裏」に出ていた。岩下志麻も出ていたかも? そういゆことで売れたのは十朱のほうが早かったはず)
加山雄三+星由里子 X 浜田光男+吉永小百合 (青春路線の看板スター)
(吉永は文芸物もこなしたが星の文芸物て記憶に無い   東宝時代の若い頃よ)
森繁 X 伴淳  (喜劇で人気を得てシリアスへと変化 軌跡がだぶる)
あいまいな記憶なのでマチガイあるかも

32 :
大友柳太朗×近衛十四郎
陣が絶品の二人

33 :
市川 雷蔵 × 勝 新太郎
デビューも一緒。年齢も一緒。しかし待遇面では月とスッポン。
雷蔵は期待され最初からスターの座を約束されたエリート。期待通りの活躍で
大映の看板スターになった。勝新は白塗り二枚目路線で泣かず飛ばずだったが
悪役を演じる事で路線変更で大ブレイク。一気にギャラも大映トップ長谷川一夫
雷蔵を抜き大映トップへ映画もヒットシリーズの連発。かつ(勝)ライス(雷)
と呼ばれ大映の二枚看板へ。しかし雷蔵死去で勝一人では大映を支えきれなかった。
勝はギャラ・映画興行でも雷蔵を抜いたが大映序列は雷蔵>勝新だった。

34 :
>一気にギャラも大映トップ長谷川一夫 雷蔵を抜き大映トップへ
なにかの本で長谷川は幹部扱でギャラは常にトップ。
長谷川以外では雷蔵がトップ。
雷蔵の晩年に勝が並んだと書いてあったような。
ギャラアップの直談判で辞令は勝が早いが、すぐに雷蔵に同額の辞令。
そのとき、すでに長谷川は映画から手を引いている。
アップしたギャラを受け取る段階で勝が長谷川、雷蔵を超えたことはない。

35 :
中村錦之助 × 東千代之介
『笛吹童子』(1954)では錦兄の清廉な演技、千代之介の気品豊かな
様子が印象的。
共に東映時代劇のスターとして活躍。
『沓掛時次郎 遊侠一匹』(1966)では渡世の義理から三蔵
(千代之介)と戦うことを強制される時次郎(錦之助)。
二人の激突の場面は、観客の心にせつなさをこみあげる。

36 :
真田広之×黒埼輝
今や「世界の真田」となった名優広之。
そのライバルと言えばトム・クルーズや
渡辺謙を想像する人も多いと思う。
それらの意見も事実だが、20代前半の
真田のライバルはなんといっても
黒埼だった。
JACで鍛錬したアクションは凄かった。
黒崎は演技も上手かったが、芸能界
を引退した。

37 :
東映京都(里見浩太郎)×東映東京(千葉真一)
里見は東映京都のホープとしてひばりの相手役やB面の主演俳優で東映時代劇
の新進スターとして活躍。一方の千葉真一は子供向けヒーローとして東映テレビ
で子供には知名度抜群だった。東映東京のスター波島進からバトンを受けた
七色仮面で大ブレイク。波島は特別機動捜査隊に主演以降15年の長寿番組と
なった。千葉は映画ではパッとしなかったがキイハンターなどテレビで人気俳優
となった。里見は時代劇衰退で映画での出番も減り活路をテレビへ。千葉は
テレビで得た人気を映画主演を張るようになった。里見は波島の当たり役を
継承してテレビで復活。時代劇テレビ俳優として開花。千葉は空手映画・実録路線
で映画でブレイク。千葉もテレビ時代劇に出演する事になった。
二人の系譜は「東映」の系譜でもある。

38 :
滝沢修×宇野重吉
劇団民芸の二大名優。
映画でも数多くの作品で演技合戦を展開。

39 :
辰巳柳太郎×島田正吾
新国劇の重鎮2大俳優。
映画でも数多くの作品で火花を散らした名優。
時代劇・明治モノ・戦記モノ・モノ・現代劇と幅広い。

40 :
鶴田浩二 × 丹波哲郎
任侠映画を支えた大スター・名優鶴田浩二。「戦後の人生はお釣り」と
語って、戦死した人々の遺骨収集も懸命に取り組んだ。
『あゝ決戦航空隊』の大西中将役の熱演は凄まじい迫力があった。
彼は上下関係には厳しく、年長の俳優でも後輩の場合は呼び捨てで呼ぶ
ことも多かった。
丹波哲郎は学徒出陣の後、GHQの通訳を経て俳優に。各社で大活躍。
ご存知の通り霊界の宣伝マンを自称していた。
「俺のほうが先輩なのに、なんで丹波に呼び捨てにされなきゃ
いかんのだ?」
とこぼしながらも、鶴さんは丹波さんには心を許し、
呼び捨てで呼び合う「タメ」の付き合いを楽しんでいたようだ。
「霊界では戦争や争いなど無い!」と力強く語っていた丹波さんの
大音声が忘れられない。

41 :
天知茂 × 宇津井健
新東宝出身のスター俳優。最初からスター候補で入ってスターになった宇津井。
エキストラからスターになった天知。新東宝倒産で二人共大映へ移籍。
天知は役柄が広く雷蔵・勝新・田宮等の相手役を勤め後々東映からも出演依頼が
あって東映へ移籍。キャリアを生かし東映テレビの顔となった。
宇津井は大映東京で主演を張ったが大映テレビ「ガードマン」が大ブレイクし
やはり大映テレビの顔となった。新東宝スターだった天知と宇津井。昭和40年
映画衰退の兆しが見えたがいち早くテレビに移行した映画スターのハシリでもあった。

42 :
岸田森 × 草野大悟
誕生月が一月違いの同年(1939年生まれ)の二人は私生活
でも親友だった。文学座の同期生でもある。
岸田は知性的なムードで沈着冷静で切れ者のヒーローから
冷酷・残忍な悪役まで鮮やかに演じ分けた。
草野は粘り強い演技で渋く存在感を発揮、暖かいキャラク
ターから粘着質の悪玉まで、幅広く演じた。
二人とも多芸多才であっただけでなく、どのような役柄を
演じても、それぞれの独自性・唯一性を強靭な個性によっ
て実感させてくれた。
岸田は1982年43歳で死去し、草野は1991年51歳で亡くなった。
若く、早すぎる死であった。
岡本喜八や実相寺昭雄の監督作品で活躍した
二人の名演が忘れられない。

43 :
原田 芳雄 × 夏八木 勲
俳優座出身のシブイ俳優の二人。
映画・テレビで主演を張り助演もこなし
今でも現役バリバリの硬派な壮年俳優。

44 :
関根恵子(高橋惠子) vs 松坂慶子@
共に大映で期待されていた新スター出身。
但しスタート時点では関根恵子のほうが優遇されてた。
関根恵子はスカウトされて1970年に15才で中学卒業と同時に大映入社、
その夏のデビュー作「高校生ブルース」でいきなり主演。
しかも同級生と初体験するシーンでいきなりヌードを披露するわ、
妊娠してしまい相手の同級生に腹を踏みつけさせて堕胎するなど
いまの「14才の母」なんかに比べようも無いハードで大胆なシーンを
見事こなし、経営難に苦しむ大映で一躍期待の星に輝いた。
続く「おさな妻」でも年上の30男と結婚し、新婚初夜でを失うシーンを
未成年者とは思えぬ大人びた艶技でナマナマしく演じきった。
1970年の年末に公開された大映最後の正月映画は、
渥美マリ主演、恵子と八並映子が共演した「可愛い悪魔いいものあげる」と、
さらに同時上映は関根恵子主演「新高校生ブルース」だった。
いかに恵子が当時の大映の看板女優に一躍踊り出たかを如実に表している。

45 :
関根恵子(高橋惠子) vs 松坂慶子A
一方、関根恵子より3才年上の松坂慶子は子役出身。
1970年の秋に大映入社、八並映子主演「高校生番長」シリーズや
「すっぽん女番長」に出演したが、大きな役に恵まれず云わば大部屋扱いだった。
関根恵子主演「樹氷悲歌」や「遊び」でもストーリーに絡まない役。
だが、やがて転機がおとずれる。
大映テレビ室製作「おくさまは18歳」でヒロイン岡崎友紀のライバル役に抜擢され、
さらに「遊び」の併映作品として製作準備した「夜の診察室」が渥美マリの主演降板によって、
慶子がピンチヒッターとして登用され、関根恵子より約1年遅れて初主演をかざった。
しかし慶子の初主演映画「夜の診察室」は当時あまり評判にならなかった。
もはや大映映画がどんな作品を作っても客を呼べないほど落ち込んでいたことも理由にある。
「夜の診察室」が注目を浴びるようになったのはそれから10年後。
大映倒産により慶子が松竹に移籍してからは映画、TVで大活躍するようになって、
さらに歌手としても「愛の水中花」で大ヒットを飛ばした。
人気、実力ともに日本映画界を代表する大女優になった当時、
かつてのお宝映像としてリバイバル公開されたのがきっかけだった。
「大女優の封印された過去」「清純派女優が魅せたハレンチ芝居」と取り上げられたが、
少女のような天真爛漫さと、メイクを変えることでいきなり妖艶に変貌する美しさ…
映画の出来はともかく、そこには慶子の魅力の原点が見事に盛り込まれていた。
この作品をみると、大映があのまま潰れずにいたら慶子も大映の看板女優になりえたかもしれない、
そんな可能性を見出すことが出来る。

46 :
梅宮辰夫 × 山城新伍
『北海の暴れ竜』で共演。『不良番長』シリーズで大活躍。
同シリーズについて山城は「俺、台本読んだことない」と
言う程、アドリブ・ギャグを連発。カポネ団はエネルギッシュ
だった。
『仁義なき戦い 代理戦争』『県警対組織暴力』『資金源強奪』
でも二人の存在感は強烈だった。
梅宮は役柄によって様々な顔を見せてくれる名優。
若い頃は不良性感度の強いキャラクターが多かったが、近年は
初老の役柄でずっしりと重い風格を見せてくれる。

47 :
47getよって
大石内蔵助役者を二人
市川右太衛門×長谷川一夫
共に若き日関西歌舞伎で活躍。
映画で成功した右太さんに一夫さんは相談した。
「待て」と右太さんはアドバイス。
後に二人とも映画の世界で大スターに。
主役で若い役を演じ続けたのも
二人の大切な個性であろう。
私生活でも親友だった。
長二郎が浅野、右太が脇坂を演じた
『忠臣蔵』(1937年)は、
短縮版が現存している。

48 :
舟木 一夫 × 西郷 輝彦
橋幸夫とともに昭和人気歌手「御三家」と言われた超人気アイドルだったが
中でも舟木と西郷は五社総出演した人気映画スターでもあった。
特にスター不足の日活では二人の主演映画をローテーションに入ってた事もあった。
舟木は共演者に浜田光夫・山内賢・和泉雅子・松原智恵子等日活スターを脇に主演。
又、西郷は高橋英樹・渡哲也・松原智恵子・十朱幸代等を相手に主演。
二人共日活の顔でもあった。映画・歌手でもライバルだった。

49 :
高橋英樹 × 杉良太郎
日活映画で活躍。テレビ時代劇・座長公演のヒットで
人気を不動のものに。重鎮になった二人が激突する
時代劇映画を見たい。

50 :
舘 ひろし × 岩城 晃一
共に暴走族クールスから東映で映画主演デビュー。角川大作にも出演し岩城は
鶴田・三船と共演。舘は高倉・三國と共演。新進スターとして期待が高かった。
しかし岩城は挫折。舘は石原プロ製作「西部警察」で一躍全国区人気で石原軍団
入り。岩城は倉本聡ドラマ「北の国から」で新境地を見出しその後トレンディー
ドラマで人気。現在では貴重な二人とも渋いダンディー俳優として君臨。

51 :
織田裕二 x 江口洋介
共に湘南爆走族でデビュー。同じ38歳。その後も東京ラブストーリーで共演。今でもプライベートで飲みに行く
など公私共に仲の良い二人。しかし俳優としては踊る大捜査線などで国民的俳優になった織田裕二が圧倒している。

52 :
錦之助×雷蔵
どちらが上?

53 :
東野英治郎 × 小沢栄太郎
俳優座創立時のメンバー。年齢も二歳違いの同世代。
東野は重厚で人間味・滋味溢れるムードが印象的。
小沢は憎たらしい悪役で、強烈な存在感を発揮した。
二人の火花散る演技合戦は数多いが、座長(東野)を
興行主(小沢)がネチネチといじめ抜き、座長の養女を
自分の妾にしようとする『浮草日記』が特に鮮烈。

54 :
中谷美紀×柴咲コウ
スターダストの先輩後輩。
1991年のデビュー以来、
映画・テレビ・音楽に活躍し
エッセイでも名文を書く中谷。
『壬生義士伝』『ホテルビーナス』で
ヒロインを好演。
今年『嫌われ松子の一生』において
無垢で優しいが故に運命に弄ばれる
女性川尻松子を体当たりで大熱演。
柴咲は深作欣二監督『バトル・ロワイアル』で熱演。
『Go』ではキュートなヒロインを演ずる。
『松子』にも出たが中谷との
本格的な絡みは無かった。
二人の絡みを是非観たい。

55 :
そういえば三船敏郎のライバルって誰だ
鶴田浩二とか森雅之あたり?

56 :
>>55
同感。
三船 敏郎  ×  森  雅之
アクティブ・ダイナミックな三船に対しインテリ・ダンディズムの森。
何もかも好対照な名優。しかしこの二人が共演した「羅生門」は世界に名を広めた。
鶴田と三船は何方か?詳細をキボンヌ。

57 :
初代松本白鸚 × 森雅之
白鸚は七代目幸四郎の息子として1910年に生まれ、松本
純蔵の名で初舞台、初代中村吉右衛門に入門、1949年、
八代目松本幸四郎を襲名、主に時代物を得意とした。
映画にも数多く出演。1961年に東宝に移籍、72年フリーに。
81年初代白鸚を襲名、82年死去。
森は1911年有島武郎の息子として生まれた。築地小劇場・劇団
テアトルコメディ・文学座を経て映画でも多くの名演を残す。
成瀬巳喜男作品では『あにいもうと』(1953)で妹思い故に
妹に厳しく当る短気で不器用な兄の石工を熱演。二年後同じ
監督作品『浮雲』では繊細な二枚目を演じ、その傑作演技は
歴史に燦然と輝いている。1973年死去。
白鸚がオセロー、森がイアゴーを演じた『オセロー』(1960、演出
福田恆存)公演の記録したフィルムが現存している。
重厚深遠な松本オセロー、憎たらしいワルで、かつユーモアに溢れ
魅力豊かな森イアゴー。
二人の演技合戦は素晴らしい。

58 :
仲間由紀恵×国仲涼子
沖縄生まれの同年の美女二人

59 :
木村拓哉×織田裕二
共演はないが映画ヒットがない木村がどこまで興行記録を伸ばすか?
又、織田の新作はどこまで興行記録を伸ばすか?
日本で唯一のマネーメイキングスターの織田も40歳。
木村も映画に本格参戦出来るか?

60 :
山田五十鈴×高峰秀子
五十鈴は無声映画時代からスター。
『瞼の母』では可憐な妹役。
舞台・テレビでも活躍。
デコちゃんこと秀子も子役として活躍。
『綴方教室』『馬』など
山本嘉次郎作品でヒロインを熱演。
1954年の木下恵介の監督の傑作
『二十四の瞳』の大石先生役は
歴史的名演。
日本映画を支え続けた二大女優は
『昨日消えた男』『樋口一葉』
『或る夜の殿様』などで共演。

61 :
藤原竜也 × 滝沢秀明
藤原は『BR』『デス・ノート』等のヒットシリーズに
主演。滝沢はNHK大河ドラマ『義経』に主演。
二枚目俳優二人の共演が見たい。

62 :
里見 浩太朗 × 杉  良太郎。
デビューは里見が早いし映画では主役を経験したが路線変更により不遇時代を経験。
一方の杉も日活でデビューしたが日活ではスターに成れなかった。
しかしテレビ時代劇で人気を獲得。水戸黄門の助さん役で大ブレイク。
里見も水戸黄門の杉の後任助さん役でブレイクしてテレビ時代劇の主役で大ブレイク。
共に映画ではダメだったが人気時代劇出演でテレビ時代劇の大御所になった。

63 :
宝田明 × 美輪あきひろ
釜対決

64 :
佐分利信 × 山村聰
佐分利(1909−1982)は戦前『兄とその妹』『戸田家の兄妹』等
で正義感に厚く家族思いの青年を好演。
戦後は『叛乱』等、監督も務めた。『わが愛』では二枚目の中年
男を好演。
山本薩夫作品では『華麗なる一族』『皇帝のいない八月』等に
出演。横溝正史作品においても貫禄豊かに大役を演じたが、
1977年のテレビ『三つ首塔』の上杉誠也役が殊に印象的。
1977-78年中島貞夫監督の超大作『日本の首領』三部作に主演、
関西のの大親分佐倉一誠役を重厚に演じた。
1982年死去。愛妻家としても有名だった。
山村(1910−2000)も芸域の広い名優であった。
『雪夫人絵図』では冷酷な男、監督も兼ねた『蟹工船』では心
に傷を持つ男、『山の音』では44歳の若さで初老の男を好演。
『人間の条件』第一部・第二部では主人公梶の友人沖島を熱演。
山本薩夫監督『傷だらけの山河』(1964)では西北鉄道経営者
有馬を演じた。あらゆる手段を用いて金・女の欲望を満たす有馬
の豪腕を山村は濃厚な演技で鮮やかに表現した。
1972年テレビ『必仕掛人』において元締音羽屋半右衛門を風格
たっぷりに表現し、1973-74年映画版でもこの役を演じ、
70年代の代表作にした。
1974年、テレビ『華麗なる一族』で映画版で佐分利が演じた
万俵大介を演じた。
公式サイトには、
「命ある限り悔いなく生きよ」
という彼の言葉が掲げられている。

65 :
三船  敏郎 × 鶴田  浩二。
デビューは鶴田がチト早くスターになったのも鶴田がチト早かった。
プロダクション設立も鶴田が早かった。演技も役柄の幅も唄も歌う鶴田は三船
より器用だ。しかし三船は巨匠に自らの個性を引出し一躍世界へ進出。
国内需要は鶴田。世界需要は三船。映画共演は東宝で合流。クレジットでは
外様の鶴田に軍配。しかし圧倒的存在感で三船の次位になって鶴田は東映で開花。
東映で大名になった鶴田が三船と最後の共演。トップ三船・トメ鶴田のクレジット。
ともに映画界の重鎮で最後まで大スターだった。

66 :
九代目市川團十郎×五代目尾上菊五郎
日本映像史最古の芸能界ライバルは
『紅葉狩』に出演した
この二人であろう。

67 :
森繁久彌 × 伴淳三郎
喜劇王二人。
伴淳は二十代から老人役も上手かった。
『飢餓海峡』の弓坂刑事は傑作。
森繁は日本芸能界を支える大御所。
『夫婦善哉』は傑作中の傑作。
『駅前』シリーズを初め、二人の共演は多い。

68 :
藤山寛美 × 小島慶四郎
藤山直美は近所のおばさんと↓のような
会話をしたと語っていた。
おばさん「あんたとこ大変やな」
直美「なんでですの?」
おばさん「お父ちゃん、アホやし」
直美「おばちゃん、あれ演技でやってるんですよ」
寛美は純真無垢なアホの男性の役で迫真の演技を見せた。
一方で同じ松竹新喜劇の舞台で『愛の設計図』の石原
監督のような厳しさと暖かさの両面を兼備した男の役も
渋く演じた。
映画でも大活躍。『明治侠客伝 三代目襲名』
(1965、加藤泰監督)では、命を捨ててボンボン
春夫(津川雅彦)を守り抜く侠客仙吉を大熱演。
主演の鶴田浩二は感嘆して
山下耕作監督にその至芸を絶賛した。
慶四郎は新喜劇の舞台で悪役を含めて活躍。映画では
『ポルノ時代劇 忘八武士道』が印象的。
今年NHK朝ドラ『芋たこなんきん』では直美の岳父役を
飄々と好演。

69 :
星 由里子 × 浜  美枝。
東宝の人気若手女優だった。星は若大将シリーズの顔で売った。
浜は植木サラリーマンシリーズの顔で、007映画でボンドガール
を勤めたウルトラスタイル。東宝以外にも日活・裕次郎映画や
東映・健さん映画にも共に出演。二人共今でも健在なのがスゴイ。

70 :
長門裕之×津川雅彦
いわずと知れた日本映画の父マキノを親戚に持ち
子役時代から注目された2人
長門は日活時代から裕次郎 旭を脇で支えながら、津川は松竹で「木下映画」の脇で活躍
その後も長門はジャンルを問わず脇で華を添える役者として
逆に津川は今では豪放な役どころが多い
芸域の広さは長門>津川だけど

71 :
澤村国太郎×加東大介
兄の国太郎は二枚目役者。
歌舞伎役者を経てマキノ省三に
招かれ映像の世界に入る。
1931年省三の娘智子と結婚。
『丹下左膳百万両の壺』の爽やかな
喜劇的演技は絶品であった。
『闇の影法師』『富士に立つ影』でも
粋や気品を鮮やかに見せてくれた。
弟の大介は善悪・硬軟あらゆる
役柄を自然に演じた天才的名優。
名演は数多いが、『人情紙風船』の
、『西鶴一代女』でヒロイン
お春に過去をネチネチと問う太三郎、
『七人の侍』の侍の一人七郎次、
『浮雲』の清吉役の切ないムード、
『血槍富士』の源太は特に印象的な
傑作である。
国太郎の色気は息子の津川雅彦に、
大介の豊かな演技力・表現力は甥の
長門裕之に継承されていると言えよう

72 :
石原  裕次郎 × 勝   新太郎。
映画会社は日活・大映と違ったが裕次郎はデビュー間もなく日本映画トップスター
へ勝は裕次郎よりデビューは早かったが売れたのが遅かった。しかし豪放磊落な
性格と負けず嫌いの勝は日活裕次郎とタメの付き合い。映画斜陽化で客は来なくなかった
時期に勝はヒットシリーズ三本持って大スターの仲間入り。スタープロ設立して
共に映画で共演。テレビ進出してからも共に出演。映画出身の大物俳優として終生
良きライバル又親友でもあった。裕次郎葬儀上での勝の弔辞。勝の葬儀は石原軍団が
仕切った。

73 :
嵐寛寿郎 × 片岡千恵蔵
千恵蔵が「東映」の御大になった時代、ライバルは勿論右太衛門だが、
戦前追いつきたかった存在は寛寿郎であった。歌舞伎役者だった
千恵蔵はマキノ省三に「近く『忠臣蔵』の判官役をやってもらいたい」
と口説かれ、彼も演じたい役だったので1927年4月マキノに入社。
その一日後に入社した嵐和歌太夫改め嵐長三郎は『鞍馬天狗』シリーズ
でスターへの道を歩む。1927年『忠魂義烈 実録忠臣蔵』で監督省三は
かつての口約束を破って浅野内匠頭に諸口十九を起用し、千恵蔵は服部
逸郎役、長三郎は脇坂淡路守役に決定する。この違約を千恵蔵が糾すと
省三は「判官はやらすと言ったが、実録の浅野内匠頭をやらせると言った
覚えはない」と逃げ口上。これを聞いて怒り心頭に達した千恵蔵はマキノ
を退社、独立を決意。
長三郎は寛寿郎と改名し、スター街道を順調に進む。1938年日活の
『忠臣蔵』(監督マキノ正博・池田富保)は、
浅野・立花/片岡千恵蔵、脇坂・清水/嵐寛寿郎、大石/阪東妻三郎
の配役で三者が先頭・中軸・トメをピンクレジットでそれぞれ飾った。
あった。浅野/千恵蔵の配役は父の無礼を詫びる正博の気持ちがあった
のかもしれない。
戦後、千恵蔵は「御大」として東映の重役スターとして貫禄を見せた。
寛寿郎は新東宝の『明治天皇と日露大戦争』で天皇を演じ、作品も
興行的にヒットした。東映では『網走番外地』の鬼寅親分で凄みを
示した。千恵蔵が序列で先頭かトメを維持していたのに対して、
寛寿郎は脇役が多く、数人連名の位置づけであった。
しかし、芸はいぶし銀のような渋さと重厚さと迫力がみなぎっていた。
二人の最後の本格的な激突は『十三人の刺客』であろう。
主演千恵蔵・助演寛寿郎の名演は当時の若手監督工藤栄一のシャープな
演出と共に輝いた。

74 :
大川恵子×千原しのぶ
東映城のお姫様女優二人

75 :
三田 佳子 × 佐久間 良子。
男性路線の東映で唯一看板女優だった「両よしこ」。
映画では佐久間が軍配か?テレビでも大河で主演を張った二人。
息子の教育では佐久間が軍配か?
いずれにしても現在でも活躍中の二人。

76 :
加藤剛 × 山口崇
テレビ『大岡越前』では忠相・吉宗、『風と雲と虹と』では
将門・貞盛の役柄で共演し、熱い演技合戦を展開してくれた。
映画では『雲霧仁左衛門』で共演したが、本格的な絡み・
激突は無かった。
二人が激突しぶつかり合う映画を、是非見たい。

77 :
渡  哲也 × 松方 弘樹。
同年代の映画出身のスター。特に松方は渡の代役が最も多く
「仁義なき戦い」「勝海舟」「県警対組織暴力」「野生の証明」等
渡の代役を勤めた。その渡も松方主演オールスター映画「修羅の群れ」
で松方の息子役に扮し友情出演。二人の本格的共演が待たれる。

78 :
渡瀬恒彦 × 伊吹吾郎
同世代の二人。東映で共演が多い。
『現代 血桜三兄弟』『仁義なき戦い』
といった傑作で激突。
『仁義』の「散髪屋」のシーンは強烈。
『山口組外伝 九州進攻作戦』『あゝ決戦航空隊』
『脱獄広島人囚』でも共演しているが本格的な
絡みとは言い難い。
『北陸代理戦争』では撮影中事故にあった
渡瀬の代役を伊吹が務めた。

79 :
菅原 文太 × 待田 京介。
共に他社から東映へ移籍してスター候補となったが
文太に軍配。待田は鶴田派。文太は若山派と分れ
共に俊藤プロから可愛がれ最後まで重宝された。
文太ではなく待田が選ばれたら文太の位置に待田が
いたかも?

80 :
千葉真一 × 佐藤允
『直撃 地獄拳』シリーズの掛け合いは絶妙。
『宇宙からのメッセージ』『沖縄10年戦争』でも共演。

81 :
戸浦六宏×佐藤慶
大島渚作品を始め
数多くの作品で共演。
悪役も絶品

82 :
哀川 翔 × 竹内 力。
共にVシネの看板スター。最近ではそのキャリアを
生かして哀川がテレビへ進出。竹内・哀川とも東映
映画「極道の女たち」にソレゾレ出演した。

83 :
伊東美咲 × 佐藤藍子
同年の長身美女二人。
絡みの多い共演を希望。

84 :
高橋昌也 × 滝田裕介
共に1930年生まれの名優。知的で風格のある演技は素晴らしい。
高橋は俳優座・劇団四季・文学座等を経て演劇集団円を結成。
映画では『浮草日記』の冷酷なプレイボーイの二枚目役者、
『人間の壁』の校長の職に野心を燃やす教師役が印象的。
滝田は1953年俳優座に入団。声優としても活躍。
映画では、『房を抱く娘たち』で酔った勢いで女の子に
セクハラ的にキスしてしまう男仁役が印象的。
『心中天網島』では、妻子がありながら愛人小春(岩下志麻)
とのの恋におぼれる治兵衛(中村吉右衛門)を厳しく
暖かく見守る兄孫右衛門を重厚に演じた。
高橋・滝田は『日本沈没』(1973)で共演。
高橋は今年1月フジテレビ『女王蜂』で衣笠智仁役、
滝田は3月TBS『大岡越前』で西尾豊後守役で、
それぞれ、名演を見せてくれた。

85 :
このスレは邦画の勉強になる。
ライバルって結構多い事にビックリ。
真田 広之 × 渡辺  謙。
「ラストサムライ」で共演したが渡辺が準主役。
当時では真田が格上だったが一気に渡辺がライバル
までいったように思える。

86 :
二代目中村鴈治郎 × 十三代目片岡仁左衛門
関西歌舞伎の二大名優。年齢も一歳違い。
鴈治郎(1902−1983)は初代中村鴈治郎の息子として大阪に誕生。
本名林好雄。1906年12月、中村好雄の名で南座で初舞台、1910年12月
初代中村翫雀を襲名。1935年2月1日父初代鴈治郎死去。
1941年溝口健二監督、映画『芸道一代男』で父初代鴈治郎を演ずる。
47年二代目中村鴈治郎を襲名。だが、55年松竹に無期休演を申し
入れる。これには当時スターになった鴈治郎の息子二代目扇雀(現・坂田
藤十郎)に対する様々な妨害があって父である彼は歌舞伎界に居づらくなっ
た、と後に語っている。旧知の溝口監督が映画界に誘い、『大坂物語』
への出演が決まるが監督予定の溝口が56年死去し、吉村公三郎が監督を
代行した。以後鴈治郎は映画俳優として大活躍。本人も「映画俳優
になりたい」と決意し、「『成駒屋』(屋号)やなしに本名で呼ん
どくなはれ」と周囲に願い、撮影現場の呼び方も本名の「林さん」となった。
市川崑作品では『炎上』『鍵』、田坂具隆『湖の琴』、今村昌平『エロ事師
たち 人類学入門』の好色な老人役が傑作。
1957年堀川弘通監督『女し油地獄』では放蕩息子与兵衛(扇雀)の乱行に苦
悩する律儀な義父徳兵衛を熱演。与兵衛役の息子扇雀との演技合戦は凄い迫力
である。65年大映を離れ、歌舞伎にも本格的に復帰。1983年4月13日死去。
仁左衛門(1903−1994)は東京生まれ。1905年12月南座で本名片岡千代之助
の名で初舞台、29年4月四代目片岡我當を、51年3月十三代目片岡仁左衛門を
襲名。1962年不振にあった上方歌舞伎を活性化するため、自主公演をしたい
と願うが大変な資金がかかるので苦悶する。しかし、妻喜代子の「家を売れば
人さまに迷惑をかけない」という言葉を聞いて、「仁左衛門歌舞伎」旗揚げ
を決意。その時の心境を「必死というものを通りこして決死でした」と回顧
している。公演は大成功で感涙を流す。
1981年『菅原伝授手習鑑』で演じた菅丞相役は「神品」と絶賛された。
劇映画では、『雪之丞変化』(1959)で雪之丞の師匠菊之丞役、『男はつら
いよ 寅次郎あじさいの恋』(1982)で陶芸家加納役をしみじみと好演。
記録映画監督羽田澄子は1987年から仁左衛門最晩年までの94年、彼の舞台・
日常を記録した長編記録映画を演出。『歌舞伎役者 片岡仁左衛門』は
「芸」を記録した歴史的傑作である。94年3月26日仁左衛門は死去。
その上方歌舞伎再興の志は息子我當・秀太郎や二代目鴈治郎の息子
坂田藤十郎によって継承されている。

87 :
>>86
その二人って「映画スターライバル」なの?
鴈治郎と並べる役者じゃないと思うけど…

88 :
松本 幸四郎(先代) × 三船  敏郎。
東宝オールスター映画で必ずトップ・トメの二人。
三船は東宝の看板スターだが顔見世映画でもう一人の
重鎮(幸四郎)が出演。当時森繁も東宝の看板を張ってたが
時代劇・戦争モノでは幸四郎だった。
その森繁が東映で三船と共演したが。

89 :
加山 × 宝田
勝負は最初から決まってるんだが、どーも本人の思い込みが・・

90 :
丘さとみ × 入江若葉
内田吐夢監督『宮本武蔵』五部作の
朱実とお通

91 :
長門 裕之 × 石原 裕次郎。
長門はライバル視してたが裕次郎はノホホンだった。
錠は裕次郎と初対面で降参。長門は裕次郎のデビュー
作で主演してスターになった事をスターになった裕次郎
に対して互角に思っていた。

92 :
芦川いつみ × 浅丘ルリ子。
共に日活アクション路線・文芸路線で
裕次郎・アキラ・トニー・英樹・渡等を
支えた功労者。

93 :
西村晃 × 金子信雄
1923年生まれの名優二人。
西村は1943年学徒動員で横須賀海軍航空隊に入隊。鹿児島の串良基地で
特攻隊員として待機中に終戦。戦後、東京青年劇場を設立、1954年青俳
に加入。映画でも大活躍。名演は数多いが、中でも、『十三人の刺客』
(1963、監督工藤栄一)における剣豪平山役は傑作。翌年の
1964年『五瓣の椿』(監督野村芳太郎)で復讐に燃えるヒロインおしの
(岩下志麻)に協力するが、彼女に言い寄って拒絶され、刺されて落命
する佐吉役の哀れさも忘れられない。1988年『帝都物語』では実父西村
真琴を演じた。1997年死去。
金子は1944年文学座に入団、青俳クラブを経て、映画でも活躍。
『生きる』では志村喬の息子役を好演。『人間の条件』五・六部の悪役も
傑作。『博奕打ち 総長賭博』(1968、脚本笠原和夫、監督山下耕作)で
は私利私欲を充たすために冷酷な策謀を巡らす悪役仙波を熱演。
4年後の1972年東映は『総長賭博』の脚本家笠原和夫が広島の抗争
をリアルに描いたシナリオを深作欣二監督によって『仁義なき戦い』
として映画化することを発表。
老獪な親分山守義雄役に深作は三国連太郎を押すが、岡田茂の意見で金子
に決定。しかし、金子が発熱し、東映は代役に西村晃を考える。これを
聞いた金子が高熱を押して現れ、「私はこの役を降ろされたら、役者とし
て生きていけない」「死んでもやるからやらせてくれ」と笠原らに懇願し、
出演が決定。
翌1973年、作品は公開され、金子の命がけの熱演は絶賛され、以後『広島
死闘編』『代理戦争』『頂上作戦』『完結編』の後続四作及び姉妹編の
『新仁義なき戦い』でもこの役を演じ、当り役にした。
1995年死去。
『幕末太陽伝』等、二人の共演は数多い。

94 :
藤村志保 × 中村玉緒
大映のヒロインで
雷蔵・勝新の相手役。
玉緒は勝と結婚、夫を献身的に
支え続けた。
志保は近作『二人日和』で
栗塚旭と初老の夫婦を好演

95 :
宍戸 錠 × 二谷 英明。
日活の脇役・主演双方こなす貴重なスター。
錠は旭・トニーの相手役で主にアクション専門。
二谷は裕次郎の相手役でムードアクションでの相手役だった。
双方ともトニー事故死・裕次郎のスキー事故で
日活ダイヤモンドラインの一員になり
日活を支えた。英樹・渡等が看板を張ってから又相手役へ。

96 :
>>93
細かいようだが、金子は「青俳」には最終的に加わっていない

97 :
>>96
ご指摘どうも。「青年俳優クラブ」でしたね。失礼しました。

98 :
松坂慶子 × 島田陽子(楊子)
1970年代、人気を二分した美人女優。
松坂は華やか。島田は清楚。
松坂は『青春の門』で演出を受けた
深作欣二と恋仲に。同監督の
『道頓堀川』『火宅の人』などで
ヒロイン役として出演。
島田は1976年『犬神家の一族』の
絶世の美女野々宮珠世が当たり役。
『砂の器』『黄金の犬』も印象的。
『将軍』で国際的に有名になる。
今年の『犬神家の一族』で76年版で
島田が演じた珠世の伯母犬神竹子役
を松坂が演じた。

99 :
津川 雅彦 × 山崎  努。
津川は二枚目路線で売ったが直ぐ飽きられ
敵役・悪役路線から性格俳優へ移行。
津川の目標だったのが山崎努。
未だに追いつかず。

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