長谷部安春監督の作品語るスレ

1 ：09/06/21 〜 最終レス ：11/11/23

09年6月14日に他界した映画監督　長谷部安春さんの作品（功績）に
ついて語るスレ。日活アクション、ロマンポルノから、テレビは
刑事番組やサスペンスは沢山残されています。
村川透監督と凌ぎを削るように、あぶない刑事を撮り上げた。
近年は水谷豊の相棒などを担当してた。
　長谷部作品を見直していきましょう。

2 ：

因みに、監督が手掛けた裕次郎最後の日活映画「男の世界」が
７月に２０万だかのセットＢＯＸ内で初ＤＶＤ化される。
これはバラ売りしろよ。　西部警察で裕次郎が倒れたときの回も
長谷部監督である。

3 ：

【芸能/訃報】映画監督　長谷部安春氏、肺炎のため死去　「野良猫ロック」「あぶない刑事」「相棒」等を手掛ける
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1245504491/

4 ：

主に演出した刑事ドラマ
大都会ＰＡＲＴ２、３　西部警察１　特捜最前線　大空港　
華麗なる刑事　８７分署シリーズ裸の街　私鉄沿線９７分署
ハングマンは1本のみ
あぶない刑事　もっとあぶない刑事　刑事貴族　裏刑事
俺たちルーキーコップ　ジャングル　ＮＥＷジャングル
ゴリラ警視庁捜査第8班　ニュータウン仮分署
刑事追う！　相棒
　
担当作品だけでも一冊の刑事ドラマの本ができそうです。

5 ：

「(�@_�@) 瞳ちゃん、お茶」

6 ：

ファミリー劇場　追悼企画
６/２７放送「それゆけ孔雀警視」主演　志穂美悦子
監督の２時間アクションサスペンスが放送されます。

7 ：

なんてたって日活ロマンポルノ「暴行切り裂きジャック」だろ。

8 ：

華麗なる刑事おける梶芽衣子も魅力的だったな。
監督の手腕があって梶が輝いてた。
梶、浅野温子、八城夏子とか、あの辺のストイック女優気入ってたのだろうな。
柴咲や篠原も確かにそういうカラーしてる。
大激闘マッドポリスのスカイライダー大作戦や大都会３の白昼のパニック
大袈裟に撮影凝ってたな。
刑事ドラマにおけるヘリコプター飛ばし構図は監督が一番だと未だにおもう。
今夜は何だか、あぶない刑事と化石の荒野が見たくなっきた。

9 ：

映画だと『野良猫ロック ハンター』『同 マシン・アニマル』『暴行切り裂き
ジャック』の３本がとにかく面白かった。テレビドラマは正直どうでもいいが『幻の女』
は良かった。

10 ：

小林旭の『俺にさわると危ないぜ』は旭を007ぽくしようとしてそれなりに面白いけど、
宍戸錠の『皆しの拳銃』が白眉だな。錠にはモノクロが似合う。
助監督だった野村孝-宍戸錠の『拳銃(コルト)は俺のパスポート』も半分くらいは撮ってるって話。

11 ：

語ろうと思うと
あぶ刑事、探偵物語、相棒と、テレビドラマの話しになってしまう。

12 ：

語らなくていいからね

13 ：

日活ニューアクションの傑作「縄張りはもらった」の名前が出ていませんが

14 ：

>>4
大追跡を忘れるな！
銃声とシンクロするあのタイトルバックが好きだった

15 ：

小沢仁志がこの人を嫌ってたw

16 ：

『皆しの拳銃』も良かったね。『しの烙印』なんかよりずっといい。『縄張（シマ）は
もらった』は個人的にはまあまあという印象。はっきり言ってテレビドラマは長谷部監督が
その本領を発揮した仕事とは言い難いよね（その辺は同じ日活の神代辰巳とは違うところだね。
神代節は２時間ドラマでも健在だった）。刑事物云々と書いてる人たちは長谷部監督の映画
観たことないんじゃないの？

17 ：

そうだね。テレビやVシネはこだわり捨てて職人に徹して予算も時間も余裕で仕上げてた。
だから重宝されて、１話目とか多いんだよな。

18 ：

右翼的な企画を立てていたのは意外だったね。

19 ：

>>16
＞『縄張（シマ）は もらった』は個人的にはまあまあという印象。
水田をバックにしたシーンが多かったため、背景で緊張感を漂わせることが出来なかった
稲穂がバックじゃ長谷部安春じゃないな

20 ：

テレビ朝日金曜ドラマ「メイド刑事」　
脚本　ハセベバクシンオー
息子さんは初のアクションモノ脚本
期待してる。

21 ：

>>10
「拳銃は俺のパスポート」のクライマックスは、どう考えても長谷部の単独演出だよな。
あの冷徹なムード、走りながらの銃撃戦を延々と横移動で併走して長回しで撮る大胆さ。
そして、最後の最後、勝負が一瞬で決まる場面の見事に切れの良いカット割り。
長谷部の個性だけで純粋に構成されている。
だから、あの映画の中でクライマックスだけが隔絶して見えてしまう。
（半分くらいは長谷部が撮った、ということはないと思う）

22 ：

「暴行切り裂きジャック」はスクリーンで観たんだけど、キツかった。
いきなり狂女が出てくるなんて、おっかなすぎる悪夢のはじまりだよ。夕焼けの中、子供がボールで遊ぶように、
連続人者がカミソリで遊んでるってラストも救いもなにもあったもんじゃねえし。
女子供の観る映画じゃないってことだけは確か！！

23 ：

>>22
＞女子供の観る映画じゃないってことだけは確か！！
まあ、ロマンポルノだしねえ。俺としては『25時・暴姦』のクライマックスが
いろんな意味でキツいものがあった。

24 ：

>>22 >>23 女子供の観る映画じゃない
まあ、ロマンポルノだしねえ
だよね
>夕焼けの中、子供がボールで遊ぶように、連続人者がカミソリで遊んでるってラストも救いもなにもあったもんじゃねえし。
何か他の映画と間違えてねぇか？
････と、いうよりそんなキツい映画じゃねぇだろ。

25 ：

快楽人の性癖を肯定した邦画では数少ない本物の映画だよ。
＞「暴行切裂きジャック」
もちろん褒め言葉

26 ：

岡本麗が若かったね

27 ：

>>25
肯定はしてないでしょう。
「肯定」という言葉をどういう意味で使ってるのかが曖昧なんだけど。
それに、あのカップルの犯行は快楽人じゃないよね。
あれは、人中毒という病気だ。
「あぶない刑事」で犯人を追いつめるタカ＆ユージは楽しそうだけど、あのカップルは楽しそうじゃない。

28 ：

ラストは主人公があのケーキのナイフを振り上げてるシルエット
みたいな終わり方じゃなかったっけ。

29 ：

色々と勝手にシーン作んなよ、をまいら妄想評論家だな。
ラストは林ゆたかが土手を歩いていく遠景シーン。

30 ：

スレが伸びてて驚いたよ。
>>29さんの言ってる遠景シーンをオレは書いたつもりだったんだけど、書き方がヘタだったな。
よくあんな感じでガキの頃、野球のボールを弄びながら夕焼けの中家路についたもんだって感じを伝えたかったのよ。

31 ：

「25時〜」のクライマックスって、ホモであることを否定する仲間をして、死んだそいつの歯を叩きおって、尺八開始ってヤツだっけ？
長谷部監督自身も「やりすぎた」って後年のインタビューで述懐してたな。。

32 ：

>>29
その土手で最後ウォ〜ッとナイフを振り上げてなかったっけ？んで映像が止まって「終」みたいな。
バックが夕焼けだったかは覚えてないんだけど（青暗かった気もする）シルエット風に主人公が暗く映ってたような記憶もある。
>>31
歯を金づち？で折ってくやつだっけ。あの映画は赤いジャンパーの兄ちゃんとかキャラの造形が面白かったなぁ。

33 ：

プロハンターを忘れないでおくれ

34 ：

今日からシネマヴェーラ渋谷で長谷部監督追悼特集

35 ：

今、『あらくれ』を観てきたが
…宍戸錠は結局なんだったの？

36 ：

後半ちょこっとし屋の役ででてくるんだっけ？
地味な役回りだったなあって印象。

37 ：

宍戸嬢は『メッタメタガキ講座』っていうヘンな映画で
鳥の格好までして、最後の最後まで“日活”につきあった。
本当に日活が好きだったんだね。

38 ：

宍戸はロマンポルノもちゃんと評価した唯一の旧日活専属俳優

39 ：

>>37
ロマンポルノ移行で「俺に何の相談もなかった」と怒ってるぐらい。

40 ：

>>38
裕次郎もロマンポルノは否定していなかった。
「昔と変わっちゃってるのは寂しいけど、ああいうのもあっていいんじゃないか？
映画として面白いのもあるっていうじゃないか。俺は見たことないけど。
昔の仲間がどういう形であれ本編で頑張ってるのはうらやましいって気持ちもあるな」
裕次郎は男のソープ通い（当時はソープでなくてトルコ風呂）も肯定してたしな。

41 ：

>>40
石原プロの忘年会等でオヒネリ（ソ−プ代）支給するのは、公然の事実

42 ：

暴行切り裂きジャック
一度見てみたい。都内の名画座で上映する機会はあるのかな?

43 ：

>>42
「ハネムーンキラーズ」ではないが、あんな女より襲われるテニスギャルとしたほうがエンジョイできるのに。

44 ：

>>43
　↑
映画の見方を知らないおこちゃま。

45 ：

最近、長谷部監督のロマンポルノ作品をまとめて観る機会があった
「25時　暴姦」
「暴行切り裂きジャック」
「犯す！」
「姦る！」
「襲う！」
こんなシンプルなタイトルは無いなw
作品の暴力性は言わずもがな、容赦ない描写。70年代の日本映画の露悪趣味を
まざまざと見せつけられた。これらを集めたDVDBOX出たら買うぜ！

46 ：

山Ｐのリメイクにあわせて、あしたのジョー 実写版のＤＶＤ化きぼん。

47 ：

http://movie007.hp.infoseek.co.jp/schedule1007.htm
長谷部安春一周忌上映会
「(秘)ハネムーン暴行列車」
（今回の上映終了後、上映プリントは廃棄予定となっております。）
1976年　 監督　長谷部安春 　脚本　桂千穂・長谷部安春
出演　八城夏子 阿部徳昭 加藤寿 渡辺とく子
「暴行切り裂きジャック」
1977年　 監督　長谷部安春 　脚本　桂千穂 　助監督　斉藤信幸・山口友三
出演　桂たまき 林ゆたか 山科ゆり 八城夏子 岡本麗
＜イントロダクション＞
昨年６月１４日にこの世を去った長谷部安春監督。
一周忌を迎えるにあたり、フィルム破棄に伴う「(秘)ハネムーン暴行列車」の最終上映とやはり代表作の一本である「暴行切り裂きジャック」を併映、
長谷部監督とご縁のある方々をゲストにお迎えし、在りし日の長谷部監督との思い出と日活ロマンポルノにおけるバイオレンス路線の系譜について語っていただきます。
日本を代表するアクション＆バイオレンスの鬼才を偲んで、皆様方もぜひご参加下さい。

48 ：

>>21
『拳銃は俺のパスポート』(監督作では無いけれど)と『皆しの拳銃』、
DVDになって欲しい…。

49 ：

保守

50 ：

>>35
雇われし屋でしょ。
幹部の深江で二人で女親分の清川虹子をし、追っかけてきた藤竜也もついでに
すけど、その後に組長の戸上に「お前、この罪を背負って飛べ」とか言われてる
から、国外にでも高飛びしたって事かと。
ポスターに並べる配役を豪華に見せる為、スターが顔見世的にチョイ役で出てくる
映画は今でも結構ある。

51 ：

深江で＝×　深江と＝○

52 ：

「縄張はもらった」で、少女っぽい梶芽衣子さんがsラどもに輪姦されるシーン、
小ぶりながチラリと見えて興奮したな。鮮血バスルームよりも。

53 ：

「ワイルド7」実写映画化の噂があるが、長谷部監督がご存命だったなら、
監修とか脚本で参加して欲しかったところだ。

54 ：

>>16>>17
テレビに関しては全く同感だな〜長谷部監督は「皆しの拳銃」みたいな
重いハードボイルドタッチの作品の方が良さが発揮出来た人だと個人的に思う
テレビだと部分的に輝く箇所はあっても一本トータルで
これは素晴らしい！と言えるようなのって俺が今まで見た中では
ほんの数本しかないんだよねぇ〜数はベラボウに多いんだけど・・・

55 ：

あとこれは同じ日活の澤田監督のテレビ作品にもよくあるんだけど、
明らかに余った尺を埋める為に急遽付け足したであろう取って付けた様な
何だか退屈なカットが唐突に出て来たりするのよね（笑）それも割と頻繁に
もしかするとテレビ用の時間読みがあまり上手くなかったのかな？って気もする
同じ日活でも舛田利雄や小澤啓一、野村孝なんかは凄く上手いんだけどね

56 ：

なんで今ごろ上がってるんだ？
>>16
神代さんは結局はああいう撮り方しか出来ないんです。神代さん本人は生前は「オレも
その気になれば普通に職人的に撮れる」みたいに言ってたらしいけど、でも
仕事を頼む方も結局は「神代節」を期待して頼んでくるから。
それがなぜ昔はＴＶで通ったかといえば、神代さんは俳優には凄く人気が
あった人で、一度でも演出して貰うと「自分の思わぬ面を引き出してもらった」
とまた組みたがる俳優さんが多かったから。
ＴＶの２時間ドラマなんか主演俳優中心に企画が回る世界だから、それで
神代さんはＴＶも沢山撮れたんです（具体的にはいしだあゆみ、酒井和歌子、
大谷直子、市原悦子、この辺とは何度もやってる）
あと局・制作会社の中にも独特の神代節のファンが当時はたぶんいたんですよ。
脚本家側からの推薦もあったでしょうしね。

57 ：

>>17
それはちょっと違う。ＴＶでは１話目はシリーズの大枠の方向性を決める
重要な回だから、メイン監督もしくはゲスト的な大物監督が撮るのが普通。
それだけ長谷部さんの手堅い職人性がＴＶ界では高く評価されていたということ。
あと「ワイルド７」とかは長谷部さんが初めの方の回でスケジュールと予算を
使い過ぎて制作会社が青ざめたらしいけどな。
>>54−55
言いたいことは分かるけど、長谷部さんはもともと、ご本人がアメリカの
西部劇やフィルム・ノワールが好きでその延長上で映画監督になったような
人だから、基本的には「映画ファン」なんですよ。
自分もファンとして好きだから映画を撮ってたような人。
だからＴＶでも取り敢えず仕事が来る限りは続ける、常に何か撮っていたい
という人だったと思うんです。もちろん単純に生活のためとか、自分が撮ってないと
娘の香苗ちゃんを出せないとかそういうのはあったにせよｗ
ＴＶでも本当に常に何か撮ること自体が好きで撮っていたような方なので個々の作品の出来不出来は
個人的には余り問いたくないｗ　それも基本的には映画もテレビも娯楽なんだからお客さんを
楽しませたいってそれしか無かった人だろうし。

58 ：11/11/23

>>18
遅レスだがｗ
「右翼的な企画」ムルデカのことなら、あれは元々は長谷部さんが７０年代頃から
インドネシア独立運動の企画をずっと練っていたんです。
もちろん長谷部さんは「右翼的な企画」だとは思ってなかったはずです。
それが後年に「プライド」の次回作の企画を探していた東京映像制作（東日本ハウス）
になぜか繋がったんだけど、結局は予算減を言い訳に降りましたね。
長谷部さんは企画だけ撮られたような格好になりましたが、これも内情では東日本ハウス
側との意見の相違があったのではと・・・今となっては分かりませんが。
長谷部さんは「エロティックな関係」リメイクも降りてたね（脚本には長谷部さんのクレジットが残っている）
これは確か内田裕也との葛藤が原因ではなかったかな？　
不思議なのは「エロティックな関係」リメイクのキャストには香苗ちゃんの名前が
あること。これ観てないんだけど香苗ちゃん、出てたの？
降りる際に「香苗だけは降ろさないでくれ」とでも頼んだのか？