【10月20日 AFP】マンモグラフィー検査を年に1回、10年間受け続けた米国人女性のうち、大半が少なくとも 1回は偽陽性判定を受けた経験があり、このうち生体組織検査(生検)が必要と言われた人も7〜9%いたとの 調査結果が、17日の米学術誌「内科年報(Annals of Internal Medicine)」に発表された。 調査を行ったのは米シアトル(Seattle)にあるグループ・研究所(Group Health Research Institute)の レベッカ・フッバード(Rebecca Hubbard)研究員。「マンモグラフィー検査を定期的に受け 続けた場合に、どんなことが予想されるかを女性たちに示したかった。生検が必要と診断された女性たちの 不安を軽減できたらと思っている」と説明している。 調査は、全米の40〜59歳の女性約17万人と、がんの転移で治療を受けた約4500人を対象に行われた。 その結果、マンモグラフィー検査を2年ごとに受けた場合は偽陽性の確率が減るが、がんの診断も遅れる可能性 があることが明らかになった。 一方で、がん性腫瘍と診断された人については、2年ごとの検査でも毎年の検査に比べてがん進行リスクが 格段に上がるといった事実は見受けられなかった。(c)AFP ▽記事引用元 AFPBBNews(2011年10月20日 19:16) http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2836234/7960477 ▽Annals of Internal Medicine 「Cumulative Probability of False-Positive Recall or Biopsy Recommendation After 10 Years of Screening MammographyA Cohort Study」 http://www.annals.org/content/155/8/481.abstract?aimhp