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2011年10月1期株式1よ。今夜も思い出話につきあってくれないか? TOP カテ一覧 スレ一覧 削除依頼

1よ。今夜も思い出話につきあってくれないか?


1 :10/03/13 〜 最終レス :11/10/27
「1よ。俺は強制ロスカットを喰らってしまったのか?」
 
  

2 :
「2よ。。。」

3 :
おお、復活待ってたよ>>1
>この頃が、どんな時代背景だったかを説明しよう
のところまで読んでたよ

4 :
【再送】
1989年 大納会にて日経平均38915をつける。
1990年 大発会より日経平均暴落を続け、20000円近くにまで下げる。
1991年 中東湾岸戦争勃発。
1992年 週休二日制、国家公務員から始まる。
1993年 欧州連合発足。
1994年 関西国際空港開港。
1995年 阪神大震災 1ドル79円を付ける。WIN95発売。
1996年 東京三菱銀行誕生。銀行のメガバンク化進む。
1997年 タイバーツ暴落。韓国IMF管理下に。
1998年 金融ビックバン始まる。
1999年 ITバブル始まる。
2000年 ITバブル崩壊
1よ。俺はお前のスレッドを読んだ時、止まっていた時間が動き出す
のを覚えたワ。
記憶が解凍されるにしたがって蘇るのは、あの頃に泊まり歩いた
ホテルや女たち、非現実的な金持ちのための空間や怪しい紳士・・・だ。
ほんの十数年前の出来事で、俺自身の記憶なのに、何だかすごい
昔の話で、人ごとみたいな気がする。伯父さんがよく70年代の学
生運動や70年代から80年代にかけてのバックパック旅行の話をし
てくれたが、それらの中にあったような錯覚さえする。でも、あれは
90年代の話で、俺の記憶だ。
もう二度と繰り返されることはない。
だからだろうか?人に聞いてもらいたいんだ。
1よ。おっさんの思い出話につき合ってくれないか?

5 :
「1よ。日経平均がもう少しで四万円を超えそうになったことがある
 のを知ってるか?実は俺も話でしか知らない。俺が株を始めた時
 は1万五千円だった・・・」             【再送】
 バブルが終って、数年がたちもう誰も日本の事を「経済超大国」なんて
言わなくなっていた。アメリカ人が日本のゴルフ場と旅館を二束三文で
買っている。ひどい話だ。
 日本がテメェんとこのビルや映画屋を買った時はギャーギャー喚いた
くせしやがって・・・。
 俺はあることをきっかけに、セコセコためた預金を半分下ろし、種銭
五百万で株を始めた。手法は、素人そのもの。雑誌で紹介されている銘
柄を一応、チャートだけ確認して買ってみる。損切りは早めにやって、
リカクは自分で作った「5パーセントルール」を固守した。
 ところがこんなやり方で、日経平均は下がり続けている中、なぜか俺
は利益をあげ続けた。最初の月が三十万くらいの利益があったと思う。
俺の本業の手取りは十五万円強で、その倍を稼いで興奮した事を覚えている。
 株を初めて四ヶ月目かな?その月は日経平均も高騰し八十万を稼いだ。
そして俺は預金を全部下ろした。1パーセントそこそこの利息しかつか
ない銀行に金を預けておくなんて、機会の損失にしか思えなかったからだ。
 俺はついていた。八十万を稼ぎ、俺の全資産である約一千四百万弱を株
で運用し始めた月から、日経平均自体が上げ続けた。ロスカットする機
会がなくなり、売るのはリカクの場合だけといって良かった。俺の口座
の総資産が五千万になったのは、株を初めて一年もかからなかった。
そして、俺はようやく自分に贅沢を許した。

6 :
「1よ。俺は金の使い方を知らなかった・・・。」 【再送】
 五千万の威力は凄まじかった。鉄板の銘柄を買っても、一パーセント
上がれば五十万だ。俺の本業の手取りの三カ月分だ。しかも、その年は
日経平均自体が上がり続けてくれた。いや、日経平均採用銘柄よりも、
中小のハイテク株の上昇が目に付いた。
 俺は自分に「世の中は甘くない。なめているといると痛い目に会う」
と必死に言い聞かせた。ところが、俺のポートフェリオは、そんな俺を
あざ笑うかのように膨張し続けた。
 俺の最初の贅沢は寿司屋に入って、値段を気にせずに注文したことだ
った。たぶん、アワビ一貫で持ち帰り寿司一人前の値段だろう。高価な
焼酎を頼み、一万円強の会計をした。ウチの課長のひと月分の昼食代だ。
帰りはタクシーで帰った。タクシー代は約八千円だった。俺はその時、
イイ気分というより後ろめたかった。何だか途方もなく非道徳的なこと
、例えば千円札を焼いてみたり、をしでかしてしまったような気がした。
 愛車のデミオにカーナビを入れた。当時は四十万くらいして、結構な
高級アイテムだった。この消費のために俺は一カ月悩んだ。
 さっそくその週末の連休に長野まで飛ばし、善光寺にお参りしてホテル
に泊まった。ビジネスホテルみたいな寝るだけのホテルではなく、ホテル
内でくつろげるホテルだ。広い窓から善光寺平が見渡せた。明らかに高
級と分かるベッドに横になりながら、俺はしみじみと贅沢の喜びを体感
していた。
 パソコンも買い替えた。ペンティアムの入った五十万もするヤツだ。
ついでに同じ電機屋でオーディオセットを購入した。
 ところが、ここで俺の消費欲は打ち止めになった。
 もう、欲しいものがなくなったのだ。
 社会人にもなれば、先輩や同僚に誘われていろんな遊びを覚えて行く
のだろうが、俺はそういうものを避けてきた。同僚たちはまだバブルの
余韻が抜け切れておらず、あまりに人生に楽観的過ぎた。俺は敗北でし
かなかった青春期の“オトシマエ”をつけるため、ひたすら金をため続
けた。
 結果、人生にとって最も有意義な二十代の半分を、友情や思い出とい
う無形の財産を全く蓄積せずにきた。
 だから、小金をつかんでも、使い方が分からなかった。
 当時はそれを悲劇だったのではないかと恐れた。

7 :
【再送】
「1よ。俺のことをケンブリッジのビジネススクールでMBAを
 取得したエリートだと思っていないか?」
SASのサバイバル教練は修了しているが、ケンブリッジはでていない(笑)
 俺は、『秀才とヤンキーといじめられっ子のカースト制度』が今も残る
愛知県で育った。
 両親は公務員だった。二人とも地元の進学校をでていてバリバリ教育家庭
だった。俺にもその進学校合格を期待していたが、まず高校受験で親の期
待を裏切った。
 大学受験の時も、日東駒専レベルを目指したが、入れたのはその下のレ
ベルの私立大学の法学部だった。(えっ?司法試験?何それ?って所だ)
 高校時代、何かに夢中になっていたり、グレたりしてそうなった訳ではな
い。それなりに受験勉強を頑張った結果が、それだった。俺は、自分の将
来がだいたい想像がついた。
 大学四年の時は、バブルの真っただ中だった。いい大学の連中は、会社
の『内定者囲い込み』で接待を受けたり、研修と称して海外旅行にまで行
っていた。俺は自分もその『時代のおすそ分け』を少しは貰えるものと信
じていた。
 まず、あわよくばとマスコミを受けたが一次試験落ち。都市銀行は、資
料さえ送られて来ず。大手メーカーは、工場見学までしたが不採用だった。
仕方なかった。採用試験を受ける前に、履歴書の“大学名”が「コイツは馬鹿
ですよ」と太鼓判を押してくれていた。
 結局、叔父さんのコネで一流企業の“名前のついた”販売会社に就職した。
もちろん一流企業なんかじゃない。よくあるNTT○○とか、パナソニック○○
みたいな一流企業の『子会社』だった。
 つまり、これが俺のオトシマエをつけなきゃいけないと言った青春期の履歴だ。

8 :
【再送】
「1よ。俺はチャンスのつかみ方は知らなかった。だが、つかみ損なう
 理由は知っていた」
 「小学生でも不動産屋が勤まる」と言われたバブルの頃、こんな話を
聞いた。俺の人生観の柱となる話だ。
 再開発が進みそうな地域に空地Aがあった。それをあるリーマンが地
主に「一億で売ってくれ」と言った。地主は“承諾”した。そして、手
付金一千万円で契約した。だが、実はリーマンはこの一千万しか持って
いなかった。
 次にリーマンは都心部の新興不動産屋巡りを始めた。
「立地の良い空地Aがあります。十億で買ってくれなませんか?」と
セールスして回ったのだ。
 そしてついに五億で買う不動産業者Iを見つけた。差し引き四億円の
利益だ。だが、そう甘くはない。不動産業者]はリーマンが地主に手付
金一千万しか払えないことを知ると、直接、地主と交渉し始めた。
「わが社なら二億で買います。(リーマンとの契約は)残りの九千万が
期日までに払えなければ無効になります」
だが、不動産業者Iは地主から買い取ることはできなかった。一千万し
か資本がなかったはずのリーマンが、契約書の通り払い込み期限までに
残りの九千万を払ってしまったからだ。
 リーマンはどうやって九千万を調達したか?
 一億の空き地Aだが不動産業者]が五億で買うと言った時点で、その
土地の価値は五億に膨れ上がっていたのだ。そしてリーマンは、その五
億の価値のある土地を一億で買い取る権利を持っていた。
 ここでリーマンに金を貸さない馬鹿がいると思うか?
 株取引をやってる奴なら理解しやすいと思う。有望な銘柄を見つけた
リーマンは、十倍のレバレッジを効かせて、一億円の株を買った。その
うちその銘柄の価値は広く知られ、株価は五倍に膨れ上がった。それを
リーマンは売り抜けただけだ。
 結局、業者は逆にリーマンから足元を見られ、七億で買い取るはめに
なった。
 面白い話だが、俺がここで言いたいのはリーマンの頭の良さや行動力
ではない。彼が持っていた“一千万の現金”だ。その見せ金があったか
らこそ、地主はリーマンの話に乗り、契約書を取り交わすに至った。
 もし、契約書もなく口先だけで立ちまわっていれば、トンビに油げを
さらわれていただけだ。
 
 元手がない。これがほとんどの人間にチャンスをつかみ損なわせる。
「金で何でも買える」と言ったホリエモンは失笑されたが、金がなけれ
ば何も買えないのが事実だ。
 
 俺は次にチャンスが巡って来た時は、手放すつもりはなかった。
 そしてその当時俺に出来たことは、ひたすら資本を貯めることだった。

9 :
【再送】
「1よ。俺はあの頃、ただあがくしかなかった」
 
 俺は叔父のコネで入った会社でひたすら働いた。だが、同期たちは三カ月ご
とに数人ずつ辞めて行き、一年後は半分になっていた。
 辞めて行く一人が俺に言ってくれた。
「この会社にいて将来があると思うか?上がりのポストは課長職、それ以上は
親会社からの天下りのポストだ。そもそもこの会社自体、親会社から見たら多
角経営の失敗部門なんだぜ」
 そんなことは言われなくても分かっていた。だが俺は辞めれば状況はもっと
ひどくなることも知っていた。日本の労働市場が転職者に“新卒”の時以上の
職場を与えるなんてことはあり得ない。日本の労働市場でチャンスは一度だけ、
大学現役中の就職活動、新卒時のみだ。そのために日本人は青春期を過酷な受
験勉強に費やすのだ。そして俺はそのチャンスを逃した。
 
 俺は次にチャンスが巡ってきた時は、もう逃すつもりはなかった。そのため
にひたすら金をためた。時代はバブルで、入社後、毎週、同期会があった。
俺は一度も出なかった。ひんしゅくを買っていたらしいが、同期が辞めて行き、
半年で同期会自体が開かれなくなった。俺は人付き合いを極力限定していた。
 五時に会社が終わると、俺は毎日、スポーツクラブに行き二時間ジムで汗を
流し、一時間ゴルフの打ちっぱなしでゴルフボールを打ち続けた。
 そんな生活を五年間続けた。
 年収三百万弱の俺が、いつの間にか一千万を貯蓄していた。あの土地転がし
で六億を稼いだリーマンに預金だけは追いついた。だが、だからといって俺の
人生に何らかの展望が見えたわけではない。
 俺は自分の将来をまだ直視できないでいた。

10 :
【再送】
「1よ。俺はルビコン川を渡った」
 いつの間にか、バブルは終わった。
 しばらくして、知らない誰かがツケを取り立てに来た。
 わけが分からないまま数年がたった。
 あの年、ブラウン管の中で“新卒”たちが悲鳴を上げていた。
 いい大学を出ているのに、職がない。内定が直前になって取り消された。
“バブルの崩壊”なんて言葉を、もはや誰も使おうとしなかった。泡の部分だ
けじゃない。日本にとって必要不可欠の真水の部分までが、大きく開いた隙間
から漏れ出し続けていた。
 ウチの会社も人ごとではなかった。もう自分から辞める人間なんていなくな
った。代わりにリストラという言葉が流行した。
 あの日、俺はいつものようにスポーツクラブの打ちっぱなしでクラブを振っ
ていた。
「インターネットやってるなら、株やってみィ。人生が変わるよ」
 今どき“本間ゴルフ”の成金クラブを振り回すオッサンが俺に教えてくれた。
当時、まだインターネット自体が、高価なアイテムで、一部の人間のものであ
った。俺はひたすらゴルフボールを打ちながら、こんなオッサンがインターネ
ットを駆使して株取引までやっていることに少し驚きながらも、話し半分に聞
いていた。
 オッサンはベンチに座ると、一人で株についてしゃべり続けた。ネット取引
がいかに有利であるか。『指値』というものをしておけば仕事をしている間に
売買が可能なこと。チャートを見れば魔法みたいに株の動きが見えること。
 いろんなことをしゃべっていたが、初め俺にはほとんど分からなかった。
だが、俺は次第に引き込まれていった。
 俺の持つ株の売買のイメージとは、どうも違う。俺のイメージは新聞の株式
欄を見ながら、無数にある銘柄の中から上がりそうなものを選び証券会社に売
り買いを電話で指示する。上がれば儲かるし、下げれば損をする。丁半博打の
ようなものだと思っていた。
 ところが、そうじゃない。いや、博打には違いないが、株は『有利な状況を
待って』賭けることができる。
 ここに1から100までのルーレットがある。イカサマはない。ただし、大・小
を選ぶときの条件が「1から51が小」つまり51パーセントが小だ。そして「52か
ら100が大」で49パーセントが大だ。確率51パーセン
 当然、小を選ぶであろう。
 逆に条件が「1から49が小」、「50から100が大」に変わった時は、大を選ぶべ
きだろう。博打なら成立しない。
 しかし株の世界ではそんな賭けが普通に行われていることが、オッサンの話か
ら見えてきたのだ。
 俺はオッサンに紹介してもらった証券会社で口座を作った。資金は五百万。
 爪に火を灯す思いでためた金だ。しかし、それが株でなくなってもいいと
思った。今、やらなかったら俺は、とても五百万では買えないものを失うよ
うな気がしたからだ。
 俺は賽を投げた。(I threw a die.)
 結果、俺は、その時、死んだ(die)ような人生を投げ捨てていた。

11 :
【まだまだ再送】
「1よ。お前のスレッドは『高級ホテル』にでも泊まろうだったな?
  名古屋には三万円くらいのホテルしかないんだが、高級と言っていいのか?」
 週末、俺はありったけの投資関係の資料をスーツケースに詰め込み、
それをデミオのトランクに放り込むと、土日を過ごすホテルへと向かう。
 ホテルの玄関でデミオの薄っぺらいキー(リモコンですらない)を渡す。
 ポーターが重いトランクを運んでくれる。同世代の人間に荷物を運ば
せるのは、最初は抵抗があった。クルマも初めのうちは、自分で地下の
駐車場に入れてた。それがいつの間にか人を使うことの便利さに慣れて
しまっていた。
 シティホテルのロビーは雑多な人間であふれている。待ち合わせ。
営業。出迎えだろうか、とてもこのホテルに似つかわしくないような
安っぽいスーツのリーマンもいる。
 だが、フロアーを吹き抜けの二階に上がると、最初の“スクリーニング”
が終了する。カフェ、レストラン、バー、このフロアーにいる人間は少
なくともこのホテルに金を落とす人種だ。味は街の喫茶店と変わらないが、
ブレンドコーヒー一杯千円、青山の格安スーツを着た人間はここにはい
ない。
 さらに客室フロアーにまで上がると、まるで“異空間”に入り込んだ
ような気になる。ロビーの喧騒が嘘のような静寂の中、俺はボーイに案
内されながらいつもの部屋へと向かう。部屋は十五坪はあるだろうか、
巨大なベッドの前に豪華なソファーセットが置いてある。上質の木材を
使ったデスクは広く、紙ベースの資料も広げ易かった。
 俺は贅沢を覚えて行く中で、いつも贅沢の度合いが上がるごとに後ろ
めたさを感じた。こんな部屋に泊まるようになった時も、初め罪悪感が
あった。
 それが今では補助デスクとリクライニングチェアーまでリクエストす
るようになっていた。
 
 俺はノートパソコンを開いて、監視銘柄のチャートを見ながら、次の
週の売買計画をたてる。疲れると、プールで泳いだり、カフェで人込み
を眺めた。知り合いと顔を合わすことはまずなかった。ここにいる人種
は、まさに異空間で普段、俺とニアミスすることのない連中ばかりだった。

12 :
【再送】
 「1よ。俺は若い二人が必死で金を貯めようとしないことが理解できなかった。
  傲慢だと思うか?」
 
 俺はあの頃よく思った。一千万を一年で五千万なんだから、次は二億
五千万だろうか?
 「そんなことは絶対にありえない!調子に乗るな。俺!」
 俺は自分に言い聞かせた。世の中は甘くない。人生を舐めるな。苦労
した人間が最後の勝利者だ。それなのに半年後、ファンダメンタルが読
めずチャート一本やりの舐めた投資を繰り返す俺の口座は一億を超えて
いた。
 
 この頃になると、変な言い方だが、贅沢の仕方もだんだん板について
きた。週末はほぼホテルで過ごすようになった。当たり前だが、ホテル
は金持ちだけのものではない。あまり参考にならないが、俺の学生時代
なんか、クリスマスをシティホテルで過ごすため、授業にもでないでバ
イトに励む馬鹿が何人もいた。まあ、あの頃は、世の中が狂っていたバ
ブル期だからあまり参考にはならないかもしれない。
 しかし、ホテルのレストランで食事をしていると、若いカップルのテ
ーブルと隣あわせになることがある。基本的にボンボンやお嬢様なのだ
ろうが、全員と言うわけではない。
 その夜の若いカップルが、たぶんその例外だ。女が、ややはしゃぎ過
ぎていた。どうやら普通のリーマンとOLが何かの記念日で、たまの贅沢
を楽しんでいるのらしい。俺は普通の若いサラリーマンの給与を知ってい
る。このホテルに泊まれば、少なくとも五万の支出、彼らの月給の三分の
一だろう。
 なぜ、その金を二人の“資産”を回そうとしないのだろうか?
 俺は大きなお世話かもしれないが、考えてしまう。自分の部屋、
二千円のワイン、チーズとビスケット、そしてレンタルビデオ、好きな
相手と過ごす週末ならそれで充分じゃないのか?
 もっと馬鹿馬鹿しいのは結婚式だ。年収400万円程度の庶民が、
このホテルで披露宴を開く。費用は親持ちだろうが、一千万ちかくに
なる。何が得られるのだ?その金をなんで投資に向けないんだ?俺は
その同額の金を一年で五千万にした。
 なぜ、低所得の人間はそこから抜け出そうとしない?なぜ、低所得の
まま身分不相応な生活をしようとするんだ。
 金はある程度ためれば、金が勝手に仕事をして増殖くれる。
 俺はその時、自分の余裕資金でホテルの高層階から名古屋の街を
見下ろしていた。
 
 もちろんこんなところで立ち止まるつもりはなかった。

13 :
「1よ。ダメだ。俺の言いたいことが全く伝わっていない。」
 この時代がどんな感じだったかを説明しよう。
【バブル期】
 どんな株を買っても儲かったらしい。ダメ企業でも事業内容に“開発”
と書いとけば、人と金が集まった。
雑誌の人気特集は、“二十代の企業家たち”。
空前の人手不足で、大企業が人材確保のため“内定者囲い込み”で接待
したり、旅行に連れて行ったりしていた。
【バブル期 不動産業】
 素人が買った一億の土地を七億でプロが買い取る。あり得ないことが、
普通に行われていた。そしてプロはその土地に三億ほどでビルを建て、
二十億で街の繁盛している八百屋や旅館に売りつけていた。もちろんい
くら“バブル”とは言え、八百屋にそんな金はない。資産はせいぜい数
千万程度の現金と店舗の土地だろう。しかしそれを頭金に銀行が融資し
てくれるのだ。
 (ここで問題です。)
 二十億円を十パーセントの利息で銀行から借りました。年間、
 利子は幾らでしょうか?
 それをペイするために八百屋さんは、ビルの家賃収入を含め、
 月々幾ら稼がなくてはいけないでしょうか?
【株(インターネット登場前)】
 チャート無し、出来高不明、スクリーニングなどあり得ない。もし
チャートが欲しければ、自分で原稿用紙にロウソク足を作成するしかな
かった。参考資料は、下手すると数か月前の四季報。
 株は金持ちのオッサンが新聞の株式欄を見ながら、「おっ海運株、
上がってるな。俺も買っとくか」と“感覚”で投資するものだった。
※最近知ったのだが、「週間チャート集」みたいなものが売ってい
 たそうだ。
【株(インターネット登場後)】
 本来情弱のはずの若造がいきなり情報エリートに。全ての銘柄のチャ
ートをはじめあらゆる指数を証券会社が提供してくれる。前夜の内にダ
ウと為替情報が取得。英語が読めればロイターが大統領他、アメリカ高
官の発言も新聞より早く取得。なお、ロイターはやがて日本語版も配信
開始。
【インターネット流行】
 95年のWIN95発売により爆発的に普及する。しかし、当初は定量
制と言って、1カ月10000円くらいのプロバイダ料金で30時間接
続可能が相場だった。
 超過すると1分、数十円を取られ、超過料金だけで月数万円になるこ
ともあった。しかも、通信速度は極めて遅く、大きな写真があるとロ
ードに10分くらいかかったりもした。だから自動的にホームページを
保存してくれる“インターネット保存ソフト”や次のクリック先を予想
してロードしておいてくれる“先読みソフト”がいい値段で売られていた。
 俺は二つのプロバイダを使い、さらにチャートを紙ベースでプリント
アウトして使っていた。
 なお、料金は半年ごとに安いプランがでて、知らないと高くて遅いま
まという状態に放置された。

14 :
あっ「sage」のスペルを間違ってた。
19:00から20:00くらいまで株式板を使っていた人申し訳ない。
>>3
この辺までだね。
と言ってもまだ、「1」のスレに書きこんだ内容の域をでていない。
この後「1」スレの時は、CAとの赤裸々な性生活の話がでてくるんだが、
まだ書きなおしていない。
と言うか、「1」のスレで本当に書きたかったことに当分、届きそうにない。
興味を持った人、のんびりと付き合ってください。

15 :
「1よ。あの夏、俺は蘭の花に恋をした」
 
 俺のポートフェリオはついに一億という数字を俺に見せてくれていた。
 ウィークデイの底辺サラリーマンと、週末の高級ホテル暮らしの二重生活も安定してきている。
贅沢への気後れもなくなった。
 俺は、学生時代、バックパック旅行が好きだった。俺に職を紹介してくれた叔父さんの影響だと思う。時間が売るほどあった学生時代、時期外れに往復
4万円ほどの格安航空券を買って、タイやベトナム、時にはまだポルポト派が抵抗していたカンボ
ジアなんかを一月くらい旅した。もちろん使った航空会社はインド航空や中華航空、エバーグリー
ン航空で、JALはおろかタイ航空やキャセイパシフィック航空さえ、当時の俺には贅沢過ぎた。
 俺はタイのソンクーラン(水かけ祭り)を見るため、四月中旬、早めのゴールデンウィークを取
っていた。航空会社は『ナショナル フラッグメント キャリア』、座るシートはもはや俺にとっ
て当たり前になっていたビジネスクラスだった。
 経済的にはファーストでも良かったのだが、アジア路線には設定がなかった。
 バンコクまで約六時間、ハルシオンを使うほどの時間ではない。バブルの頃にあったタイブーム
は去り、また不況で社用の利用客がエコノミーに移ったせいか、ビジネスクラスは三分の一も埋ま
っていなかった。
 突然、頼んでもいないワインのグラスが置かれた。そしてそのままCAは俺の隣に腰を下ろした。
何かトラブルでもあったのかと思ったら、CAはサッと名刺を差し出した。
『今夜、お食事でもいかがですか?』
「!」。ナンパだった。俺は驚いて彼女を見た。彼女は二コリと笑った。
 俺は面食らいながらも肯くと、彼女はイヤフォンの機械を調整するふりをして隣に座ったアリバイ
を作り、席を立った。
 名刺は、テーブルに置いたままだった。名前は西嶋美和、裏にはバンコクの有名なホテルの中にあ
るレストランの名前と時間が記してあった。
 俺はいつもならドンムアン空港からカオサンの安宿に直行するのだが、今回はその有名なホテルに
宿泊した。豪華でクラシックなロビーに入り服装が心配だったが、ドレスコードはなかった。良く見
るとファラン(白人旅行者)なんかはもっとひどいのもいた。たぶんオージーだろう。
 市街からみてチャオプラヤー川の対岸で市街に出るには橋を迂回する必要があり、「交通の便は悪
いな」、と思っていたのだが、部屋からの眺めはチャオプラヤー川と王宮が一望できる最高のロケー
ションだった。ただし東向きのため、夕日は見えなかった。
 俺はテラスでボーとしながら、約束の時間を待った。あまりのことで本当に彼女は来るか心配だった。
 正直、来なければ来ないでいい、と思っていた。
 しかし、俺がレストランで待っていると、彼女は時間どおりにやって来た。髪をほどき、コロニアル調
のワンピースに着替えていた。ハンサムなボーイがかしこまって彼女を案内してくる。
 彼女はまるで映画の主演女優のように、厚い絨毯の中央を颯爽と歩き近づいてきた。
 俺たちは食事の後、そのままプールバーで酒を飲み、そして当たり前のように一夜を共にした。
 求め合った後、一息付いていると、彼女は俺の荷物がバックパック一つでしかないことに気付いた。
「すごい遊び人ね。荷物がバックパック一つでCクラス(ビジネスクラス)なんて。仕事、何やってるの?」
 俺は、ただのリーマンだと言ったが、信用してくれなかった。
 経営コンサルタント事務所のパートナーだ、とふざけて言った。まあ、確かに多くの銘柄、
つまり“企業名”は知っている。財務状況も分かる。
「胡散臭い仕事だよ。でも金は持っている」
 俺が悪ぶって言うと、彼女はそれ以上は問おうとしなかった。やがて俺を見つめる彼女の
視線が強くなり、再び彼女の方から求めてきた。まるでマーキングするかのように俺の背に
爪を立てた。
 翌朝、俺は部屋の窓から、世界の始まりのような朝日を見た。
 ベッドには軽く寝息を立てる彼女がいる。
 今日からソンクラーン(水かけ祭り)、タイが最も暑くなる日だ。

16 :
文章も上手いし、携帯小説でもやれば良いのに。
ただ、妄想の中では飛びっきりのイイ女でも
CAってやつは、制服を着ててナンボだと。
もうホテルと女から離れても、良いんじゃないか。
どうしても、そこんとこ云いたいのか。

17 :
その上手な小説っぽい文体のせいなのかな。
第三者が具体的にからんでくると
生々しさがなくなってネタ感が漂いだすのは
この手のものにいつも感じること。

18 :
飛行機の通路側に座ってると
CAのヒップが ヒャッハ〜 (^o^)/ 

19 :
>>16,17
反感を持たれたら申し訳ない。文章がうまいとは驚いた。
リアルな生活では上司から「日本語になってない」って言われる文章力
なんだが・・・。その点はありがとう。
前のスレでも言ったんだが、フィクションは入れてる。若い独身男が贅沢
するとまっとうなことばかりじゃないんで、ありのままだと手が後ろに回る
かもしれん。
でも、ここまではそれほど登場する人に迷惑もかけてないんだが、今後は仮名
やフェイクも使う。
ありのまま詳細を書いてたら、そのことだけでとんでもなく長くなりそうなら、
ご都合主義でまとめてしまおうと思う。
ホテルと女からは、離れられない。逆にそこしか書けない。
そこだと無責任に他人事として切り捨てることができるからだ。
第三者絡んでくるな。金を貯めてる間は一人でやれたんだが、記憶に焼き
つくような使い方は、人が絡んできた時だからだ。
まあ、楽しく書いていこうかと思うんで、生温かく見守ってくれ。
しかし、文章長いな。俺。

20 :
>>18
その点に関しては、JALのエコノミーが最高だった。すれ違う時にヒップ
とか太ももがサラッと触れるのもいいが、作業中の“ももチラ”が良かった。
正直、俺は紳士のせいか“”まで行くと引いてしまうんだな。
それとあのキリッとしたスカーフの制服とパッツンパッツンのスカートの制服
もいいんだな。
それとお前がケツフェチなら良いことを教えてやろう。
タイの北行き一等列車に乗ってこい。一車両に一人アテンダントがつくんだが、
ほぼ98パーセントがスタイルの良い美女で、採用基準がケツの形じゃないか、と
思うぐらい良いケツしている。で、ほぼ100パーセントが柔らかそうな布地で
できた制服のをパッツンパッツンの状態ではいている。
やっぱり俺は紳士のせいか、“バドガール”とかだと引いてしまうんだな。
しかし、やっぱり文章長いな。俺。

21 :
読んでて結構面白い。不動産の一千万もってることが重要っていうのは響いたね。
株板の住人なら当たり前かもしれないけど。
この物語がどこまで続くのか。
現代まで続くですかね?
2ちゃんだからちゃちゃ入るだろうけど、俺は楽しみにしてるよ

22 :
お、復活したのか!
個人的には儲けると後ろめたくて非道徳的に感じる
という所に非常に共感を覚えたので、続きを待っていますよ。

23 :
>>17だけど反感じゃないよ。
たとえば、
「ひゃっはー、スッチーにナンパされちゃったよ!オレてばっ!!1やまとなでしこかよ!オマエ菜々子かよ!」
みたいな心情描写とか
>そして当たり前のように一夜を共にした
を、にも分かるように書けや!当たり前て何だよ!!!
いや、自分は違うけどな…
という感じのことが言いたかっただよ。

24 :
女の話は適当でいいよ。
それより株で儲けた軌跡をじっくり読みたい。

25 :
やっと復活したか

26 :
218さん探したぞ
こんなトコで書いてたのか
画面をいくらスクロールしても読み切れないくらい書いてくれ
おれはあんたの物語が読みたい

27 :
「1よ。株で稼いだ金だが、どうやって使ってる?」
 まだ金を使い慣れていない頃の話だ。
 旅先で俺はとあるバーに入った。ロックを何杯か頼んだ後、軽いものが飲み
たくなり、生まれて初めて“カクテル”なるものを頼んだ。学生時代がバブル
の真っただ中で、カクテルブームもあったが、俺の生活圏には“カクテル”は
なかった。
 俺は“カクテル”とは、小さな三角形のグラスに入った色つきの酒くらいに思
っていた。俺が適当にメニューを指すと、バーテンは酒を作らずに、細い包丁を
取り出して果物を切り始めた。何だか花まで準備している。
 俺は早くも嫌な予感がしていた。
 少し離れたカウンター席のカップルが気になった。
 バーテンが砕いた氷とともにいくつかの液体をシェーカーに入れて、シャカシ
ャカとやり始めた。そして金魚鉢くらいの巨大な丸いグラスを取り出し、砕氷の
混じったそのシェーカーの赤い液体を流しこんだ。
 カップルの女が金魚鉢グラスに気付いた。奇妙な目で見ている。
 次にバーテンはグラスに花をいけ始めた。カップルの女がクスクスと笑いなが
ら、隣の男に何か言った。男が慌てて俺の方を見た後、真面目な顔で女に何か言っ
ている。たぶん、「笑うな!」とか「聞こえるだろ!」みたいなことを言っている
のだろう。
 俺は、次に何が起こるか予想がついた。もう、逃げ出したかった。
 無表情のバーテンが、金魚鉢にフルーツと花を挿して俺の前に置いた。ストロー
がハート型だった。俺は人目を避けるようにして、花とフルーツを取り外すと、
紙ナプキンで隠した。
 女が我慢しきれずにまた笑い出した。シックなバーの雰囲気が台無しにしやがっ
たが、悪いのは俺だ。俺は甘いアルコール飲料を一気飲みすると、逃げるように
バーを立ち去った。
 金を使うにも、経験や知識が必要なんだと知った。
「1よ。あの夏、南の風が俺を包んでくれた。心地よい風だった。」

28 :
「1よ。あの夏、南の風が俺を包んでくれた。心地よい風だった。」
俺たちは、美和のCAという仕事柄、毎日は会えなかった。だが数年前に始まった週休
二日制のおかげで、土日のどちらかが彼女のシフトの休みと重なった。
 当たり前だが遊びの金は全て俺が出した。高いもの買わされた。何かをねだる時も彼女
はいつもの天真爛漫さを失うことがなかった。尽くされて当たり前の人間がいることを知
った。だから俺は、俺自身に卑屈な気分を感じることがなかった。
 彼女は地上に降りると髪をほどいた。都心の風に髪をなびかせ、ちょっと露出の多い、
気ままなお姫様になった。街を歩くと、彼女は周囲を圧倒した。ビジネス街ではリーマン
たちが彼女を振り返り、OLたちがため息をついた。電気屋街ではオタクたちが彼女を眩
しそうに見ている。隣を歩く俺は、たまらなく誇らしかった。
 
 夜、ホテルの高層階のバーで彼女がカクテルを注文した。どこかで聞いたような名前の
カクテルだった。
 バーテンは愛想良くうなづくと、細い包丁でフルーツを切り始めた。隣に花も用意して
いる。彼女が何か酒の専門用語でリクエストすると、バーテンは“分かっている客”に出
会ったかのように嬉しそうに肯いた。
 俺たちの他に少し離れた席にもカップルがいた。
 バーテンが砕いた氷とともにいくつかの酒をシェーカーに入れて、シャカシャカとやり
始めた。そして、丸い大きなクリスタルグラスを取り出し、砕氷の混じった赤い酒を流し
こんだ。
 カップルの女が、丸い大きなクリスタルグラスに気付いて、興味深そうに見ている。
次にグラスに花をいけ始めた。カップルの女が無邪気な顔で、隣の男に何か言った。男
は首を傾げている。たぶん、「あのお酒なんていうの?」「ごめん。知らないよ」みたいな
会話をしているのだろう。
 笑みを浮かべたバーテンが、クリスタルグラスを彼女の前に置いた。ストローが星型だ
った。
 彼女は俺にも一口飲むようにと勧めてきた。俺は嫌がりながらも結局飲んだ。カップル
の女がうらやましそうにこちらを見ている。シックなバーの雰囲気を台無しにしやがった
のは、他でもない俺たちだ。悪いのも俺たちだ。俺はこんな酒も悪くないなあ、と思うよ
うになっていた。いつの間にかプールバーにも長居していた。

29 :
>>28
恋の話は読みにくい。
株の話にしてよ。

30 :
いや、恋の話も含めておれは読みたいね

31 :
株の話で面白いのは最初の一年だけだ。
インターネットという新しい武器で、ネットをやらない個人投資家より優位に
立った、それくらいだろう。
それに一年で資産が五倍になったのは、始めた時期が、バブル崩壊後の自立反
発の時期と重なったという運も大きい。
株で儲けるためのノウハウを期待してるんなら、俺には無理だ。
CAとの話は、少し続く。前のスレで結果は書いているんだが、オノロケでは
ない。株取引みたいに、人が評価しない方法で得た経済力の限界を書くつも
りだ。

32 :
株で稼いだ金をどうやって使ったのかというのも興味深い。
彼女とリッチな付き合いを始めた後の株の収支も気になります。
以前のトレードスタイルで資産を増やせたのかな。

33 :
おおやっとスレが立った
俺も一生懸命立て復旧ようとしたが
俺のホストじゃ立てられなかった
続き楽しみに待っている

34 :
これはいい

35 :
楽しみにしてます、ゆっくり書いて行ってください

36 :
「1よ。あの頃はパソコンを買うのにも苦労したよ」
 95年から2000年くらいにかけて、パソコンがバカみたいに売れてた。スペックの進歩が早く、二
年ごとに買い替える奴が普通にいた。そしてこの頃はパソコンは電機屋ではなく、専門のパソコンシ
ョップで買うものだった。大阪なら“日本橋通り”、京都なら“寺町”、名古屋なら“大須観音通り”
などがパソコン通りを形成して、無数のパソコンショップが軒を連ねていた。
 急に店舗が増えたため、店員もかなりひどかった。パソコンの知識はあっても、日本語でそれを表
現できていなかったり、そもそもコミュニケーション能力に問題があった。
例えばこんな具合にだ。
客 「このパソコンに一太郎は入ってますか?」
店員「(真顔で)このパソコンのOSはウインドウズです」
客 「えっ?会社のソフトが一太郎なんで、一太郎を使いたいんですけど」
店員「(キリッて感じで)マックOSじゃないかぎり、インストールできますよ」
客 「一太郎のソフトを別に買わないといけないんですか?」
店員「(面倒臭そうに)ええ〜と。ちゃんと書いてるじゃないですか!文章ソフトはワードか一太郎を選べるって」
客 「じゃあ、このパソコンを買う時に、一太郎を選べばいいんですか?」
店員「(呆れながら)さっきから何度も説明してません?」
 この会話が特にひどいと言うわけではない。当時、普通にあったやりとりだ。
今ならどんな電機屋と言うより、普通の人でも、
「このパソコンに一太郎は入っていますか?」
「はい、お買い上げの際、ワードか一太郎をお選びいただけます」
と一言で済ませる内容だ。
とにかく当時は、店員から正解を引き出すのに、客が“手間暇”をかけないといけなかった。

37 :
「1よ。あの頃はパソコンを買うのにも苦労したよ」
これって何なの?
なんで1よ1よなの???

38 :
37よ、お約束というものがあるのだ

39 :
38よ。俺はいま人の優しさに触れた気がする

40 :
39よ、世の中にはアホという人がいるのだ

41 :
とりあえず、続き書いてくれ

42 :
まあそんなに>>37をいじめるな。
2chに慣れてないだけかもしれないじゃないか。

43 :
なかなかおもろい

44 :
「1よ。俺は、自分の不安を誤魔化しきれなくなっていた」
 
美和について、少し語ろう。
 彼女は、浜松の裕福な家庭に生まれた。父親はいくつかのガソリンスタンドを経営している。
 高校時代に留学経験もあった。大学は慶応をでている。そして職業はスチュワーデスだ。今と違い
当時はまだ花形職業だった。
両親は、彼女に甘かった。彼女が住む、東山のマンションの家賃は親が出していた。彼女が使う多
額の服飾費はとても給料だけでは追いつくものではなかった。それも親が出しているのだ。
彼女はどんな時も屈託がなかったし、遠慮することもなかった。綺麗なお金持ちのお嬢さんとして、
子どもの頃から、人から愛されることに慣れていた。
 その人に尽くしたいと思われる人間はいる。彼女がそうだ。
 そんな彼女が俺に何を求めていたのだろうか?

45 :
「1よ。俺は、時々孤独を感じた」
美和は大胆な服装が好きだったが、一応、場所はわきまえてくれた。あの日みたいに下町を歩く時
は、地味ではないが抑えた服装で会ってくれた。
彼女はエスニック調とでもいうのだろうか、白いコットンシャツに薄手のベスト、ロングスカートを履き、足元はサンダル、大きめのバンダナ(オタク用の細いアレではない)を巻き、木の飾りのついたネックレスをかけていた。たぶん、バンコクで仕入れたグッズだと思う。
彼女にしてみればカジュアルな格好であるが、やはり目立つ。
俺たちは、大須観音通りのパソコンショップにいた。俺はモバイル通信がしたくて、新しいノート
を探していた。
週末のホテル滞在の際には、ノートに保存したデータと紙コピーしたチャートを持ちこんでいたが、
投資プランを煮詰めていくとどうしてもすぐに欲しい情報がでてきたりする。そんな時、インターネ
ットに繋げないのは、かなりストレスだった。
さらに職場にもネットのできるノートを持ち込みたかった。どうしてもその日の内に売りたい銘柄
があるのに、欲張りすぎて高値を指して売り損なう時がある。前場の値動きが分かれば、後場に指値
を調整し直す事ができたからだ。
少し髪を染めた縁なしメガネの店員は、分かりやすくモバイル通信の種類を説明してくれた。ちな
みに俺は、いつも彼に世話になっている。
モバイル通信には、携帯電話を仲介して接続する方法と、別途契約をし基地局と直接つなぐ方法が
あることが分かった。前者はコストがかかるが携帯のつながる範囲なら通信可能で、後者は低コスト
だが基地局の周辺しか通信できないとのことであった。
この説明の間に、彼女はいつの間にかいなくなっていた。店内を探すと、ドリンクバーで綺麗な娘
と話をしていた。
「友達?」
 俺が尋ねた。
「うん。今日、会ったばかりだけど」
 首をかしげたくなる答えだった。
 相手の子は、名古屋では“お嬢様大学”とよばれる大学の学生だった。美和は同性にナンパされる
ことがよくあるらしい。今も“マッキントッシュ”のコーナーを見ていたら、女の子から今日の服装
を褒められ、そしてお茶に誘われたそうだ。俺がいたから今日は喫茶店までは行かず、ドリンクバー
で話していたという。
「誘われたら、ついてくの?」
 俺は驚いて尋ねた。
「まあ、さっきみたいな綺麗な子だったら・・・。なんだか、手をつなぎたくならない?」
 彼女は不思議そうに問うた。
美和の無邪気に笑う顔を見ながら、俺は“階級”という言葉を意識し始めた。俺は彼女たちに上流の人間同士の無防備さを垣間見たような気がしたのだ。
あくまで小市民に過ぎない俺は、コンプレックス、言い訳のような努力、嫉妬、ずっとそういった
ものに苦しみ続けてきた。
今も心の底では、それらから自由ではない。

46 :
「1よ。そろそろ夏が終わりそうだ。」
待ち合わせのため、喫茶店にはいった。大資本が経営する大型のヤツだ。壁際が長いソファーで、
その前にテーブルが置いてある。
勝手に座ろうとしたら、無愛想なボーイに止められ、四人掛けのテーブルに挟まれた二人掛けの席
に案内された。両脇の四人掛けには先客がいた。
店内はまだ空いており、空いた席に座りたかったのだが、ボーイも客を埋めるためのマニュアルど
おりに案内したのだろうから仕方がない。
俺は壁際のソファーに腰を下ろし、日経を二つに折って読んだ。
両サイドがウルサかった。右隣は女子高生四人組で「マジで?チョー最低ェ!」とか言ってる。
左はリーマン三人組で 「課長、そのコ、ナイスバディですか?」みたいな女の話をしている。その
課長は、俺のすぐ横に座っていて、テーブルから俺の方にはみ出させて足を組んでいる。通路だか
ら誰の場所でもないが、あまりいい気分はしない。
やがて、10分ほどして、隣の女子高生が小声で何か騒ぎ始めた。「わー!あの人見て。キレー」、
などと言っている。俺は新聞から顔を上げるまでもなく、美和の登場を悟った。彼女は俺の前に黙
って座った。
女子高生たちがピタリと声をひそめた。うつむき加減に、モジモジとしながら、憧れるような眼で
彼女をチラチラと見ている。いつの間にかリーマン達も女の話を止めている。
彼女は黙ったまま腕を軽く組んでいた。何だか機嫌が悪そうだった。
彼女は眉をひそめて辺りを一瞥した。まず俺の方にはみ出している課長の足を、汚らわしそう横目
で睨んだ。課長は慌てて足を組みなおすふりをして、自分のテーブルに行儀よく足をしまった。今
度は、俺の方のソファーにはみ出していた女子高生のカバンに眼をやる。 女子高生はそそくさとカ
バンを膝に置き直す。 可哀そうに女子高生は、仲間たちからまで非難の目で睨まれ、小さくなって
いる。
美和は、一言、「出よ」とだけ言った。
彼女は店に対して腹を立てていた。俺のためにだ。だが、彼女の誤解でもある。ヨーロッパの高い
レストランでは有色人種なんかが入ってくると、広い席が空いていても狭い席や入口付近の席に案
内される。ちょうど俺が座らされたみたいな席だ。
「ここはお前らの来る所ではない」、そんな意味だろう。
仕事柄、彼女はそういうことに敏感だった。彼女は、店が俺のことを“ナメた”と思ったのだ。
しかし、ココは日本だ。しかも名古屋だ。俺は、一人客だし、扱いやすそうとは思ったかもしれな
いが、舐めたわけではない。
俺はその日、精一杯彼女のご機嫌を取り結ぶしかなかった。
そして俺は彼女に本当に愛されていると感じた。
だが、同時に俺は『潮時』を感じ始めていた・・・。

47 :
>>37よ。
前スレを読んでくれと言いたいとこだが、“ネチズン”に潰された。
くそ〜っ。

48 :
わっふるわっふる

49 :
>>46
美和さん優しいね。
でも、なおさら機内で向こうからナンパして身体まで許すのが腑に落ちないなあ。
ただの尻軽女(失礼を承知で)という訳ではないみたいなのでね。
自分というものをしっかり持った女性のように思えたので。

50 :
美人でスタイル良くて性格も変じゃなくて、しかもお嬢で慶応ってw
218がせめて早稲田とかなら何とかなったのかな・・・

51 :
>>50
男の方が学歴低いとカッコ悪いよな。
昔は男の方が上が当然だったし。(女子の進学率が低かったので)
女が慶応ならば男は最低でも早稲田だよね。
本来は東大かそれに順ずる大学でないとカッコ悪い。

52 :
そろそろ株の方をご教授おねげえすます

53 :
そうだね、賽を投げたときの銘柄、価格、枚数、信用か現物か、くらいは知りたいね

54 :
「1よ。井上靖の『射程』って小説知ってるか?戦後の焼け跡で、闇屋が貴婦人に身の程知らずな
恋をする話だ。」
伊豆の修善寺から帰る時、新幹線のグリーン車に乗った。連休のため先頭の自由席や指定席はほ
ぼ満員だったが、社用族が利用するグリーン車は六割ほどの乗車率だった。グリーン車は近距離の
客が少ない。俺たちは東京駅で清掃された綺麗な座席に座れるものと期待していた。だが、先客が
いた。疲れた感じの母親と二人の子供だった。母親の年は、俺たちと同じくらいだと思う。
「すみません。そこ、僕たちの席なんですが・・・。」
 俺はチケットを確認し、遠慮気味に言った。母親は顔を上げると、
「あら・・・。ごめんなさい。でも、荷物開いてしまったし・・・。」
 確かに弁当を開けてしまっている。母親は他の空いている席を見た。言外に「そちらに座って欲
しい」と訴えている。正直、俺は、面倒だな、と思った。次の静岡で別の客が乗り込んできたら、
俺たちが謝らなくてはいけなくなる。
「失礼ですが、グリーン車のチケットをお持ちですか?」
 突然、美和が事務的な声で言った。俺は驚いた。母子がキセルをしている可能性など思いつきも
しなかった。確かに母子の様子はグリーン車には不似合いだった。
「静岡を越えたら、改札が来ますよ」
 美和が続けた。母親は顔を真っ赤にしながら、黙って荷物を片づけ始めた。俺たちのやり取りを
聞いていた他の客たちも、不快そうに母子を見ている。
「キチンと、片づけて行ってください」
 ようやく立ち上がった母親に美和が言った。声にイラ立ちが含まれていた。座席のマガジンラッ
クには、弁当の包み紙が突っ込んであった。一瞬、母親が彼女を睨んだが、すぐに目をそらし、包
み紙を片づけた。
 母子が満員の自由席へと去って行った。やがて列車が動き始めた。彼女は何もなかったように、
昨夜の宿の女将さんの話をしている。無理をしている訳ではなく、彼女の意識にはもう母子のこと
などないのだ。再び“階級”という言葉が俺の頭をよぎった。
 俺は母親には同情はしない。俺は底辺リーマン予備軍だった学生時代から、一等車両やファース
トクラス、ドレスコードなどの存在を肯定してきた。
 ニューヨークまでのファーストクラスのチケット代は往復で約200万だ。同じ飛行機のエコノミー
の格安なら十万円もしない。ファーストクラスの客はそれだけの質を求めて、高い金を払う。その
質の中身は、豪華なシートと食事だけではない。彼らにとって最も大切な“質”とは、見えないカー
テンで自分たちと異なる階級の人間を排除してもらうことだ。
 ここで平等なんてナンセンスだ。金を払えば、誰でもファーストクラスには乗れる。
平等は確保されている。
 だから二等車両の人間は一等車両には乗り込んできてはいけなかったのだ。それは無機質な規則
ではない。階級間の平和を維持する境界線なのだ。
 だが、俺は本当に一等車両の人間なのだろうか?借り物の衣装を着て貴族席でオペラを見物する
一労働者、それが本当の俺じゃないのか?俺は自前の衣装で貴族席に座る彼女を見ることができな
かった。

55 :
「1」のスレでもそうだったが、事実かどうかを証明しろ、という話に
なると、泊った高級旅館の宿帳に書いた内容まで報告することになる。
「1」は、そうやって反論してたが、俺はそんな気はない。
 そんなこと書いてもつまんないから。
腕の立つ漁師だが、これはセンスだと思うな。基本的な漁のノウハウは
習うことができても、実践の中で使えるかどうかは本人のカンとか観察
力とかで決まる。
株取引もそれと似ているんじゃないかな?
人から勝つ方法が教われるものなら、それが既にビジネスにになってい
るはずだ。
シンクロニシティというのかな?
一年で巨額の金を得る、などという異常な経験をすると、
次々と異常な経験を繰り返すことになる。
この後の展開も信じがたいことの方が多い。
まあ、おとぎ話だと思って、興味を持った暇人だけ読んでくれ。

56 :
いやなに、散歩の途中に考えてたのさ
I threw a die. ってあんたは言っただろう?
少なくともオレは自分がいつ賽を投げたか、どのように投げたかは忘れていないつもりだ。
もっとも、忘れようとしても忘れられないが。
で、聞いたわけだ。
どうやって賽を投げたんだい? と。

57 :
野暮なことを思いつく奴だな

58 :
階級って言うか、単純に育ちの違いだな。
社会を見渡す範囲の違いというか。
箱入り育ちがそんなに良いとは思わん。
「社会」と言うものを勘違いしているだけだと思う。

59 :
        _. -─- 、r': : ̄: ;Z.._
         ,>: : : : : : : : : : : : : : :<
.      ∠: : : : : : : : ;、: : : : : : : : : : :ゝ
.      イ : : : : : : ; : ハ: :i: : : : : : : : :ヽ
      l: : : : ; : /j:ノ  ヽ|ヽト;、 : : : : : |   
.       | : : r'レヘ.\,  ,/,.へト、: : :|
      r'ニiT::::ニ。=:iー─f。=:ニ::::Tiニヽ   
     ._」.f ||.ト:::ニ=:〈.  ::〉=ニ::::イ||-j }_,
    ミ: :ヽコ|.トニ_  〈    ::〉  _ニィ.|レ': :彡   
  _/`:ミ: : : :|.l ト、_‐-`ニニ´-‐_,ィl |.| : : 彡"ヽ_
T.「..l::::::l:::` -:_」 l トく.エエエエ.ンィl l l_; イ::::l::::|..「T
.|..|..l.ヽ:::ヽ::::::::::l ヽ`<エエエエ>'ノ j::::::l:::::l:::/l..|..|
.|..|..|..|..ト、:\ヽ:::ト _`¨.二二¨"´,. イ:::::/:/;イ..|..|..|
.|..|..|..|..l./ヽ::::::\ヽ..__>‐-‐<__..ノ::/:::::;イヽ..|..|..|
.|..|..|..|./..l..|..`‐、::::-ニ:l:::::f:::::l:::::l‐:ニ::::::::/.l..|..|ヽ,.l..|
.|..|..|..|>l..|..|..|..|` ー-|:::::|::::::|:::::|-‐ ''´|.|..|..|..|.<..|..|
いいもの見っけ!!
やっぱ7550 ゼンショーだな
やっと押し目がきて買えるよ〜
空売りがありすぎるからちょっと下がるだけで買戻しがすごいね
底堅い!!
最近踏みあげ祭りだし
しかも1年で6000円の優待!!
配当とあわせれば10%近くの利回りじゃん。
なんと今月優待月です!!
権利取らなきゃソンソンだね

60 :
>>59
じゃお前が買え全力信用3階建てくらいで買えよ

61 :
おとぎ話
期待してますよ♪
とびきりゴージャスなやつ
希望!

62 :
わっふるわっふる

63 :
前から読んでたけど面白い。
218さん好きなように書いてください。

64 :
ふぁんたじぃ

65 :
「1よ。俺は、飛び続けることなどできなかった」
 足のない鳥がいた。
枝に止まることもできず、ただ飛び続けるしかなかった。
疲れた時は風の中で眠った。
地上に降りる時は、ただ一度、死ぬ時だった。
鳥の名は、“欲望”と言った。
 
 あの頃、一人でぶらりと入った映画館、確か京都の東寺近くにある南会館だったと思う。
その中でリバイバル上映されていた『欲望の翼』という映画の中のセリフだ。
 俺にとって、美和と付き合うことは欲望の翼そのものだった。
 休むことができない。株取引と言う不安定な中を飛び続けるしかない。
 だから、
 
 俺は、美和と、別れた。

66 :
えぇぇー
もう別れたの?
いきなりだなぁー
心の準備ができてないよ・・・
まーいいか
んでんで?

67 :
218よ俺は今すごく共感している。しかし株で勝つことが出来ない。

68 :
218の言い回しを真似ると、「俺は都会に紛れ込んだ野猿だった。」
いや今でもこの都会の片隅で、相場から小銭を拾い集め生きている猿だ。
同じ名古屋、同じような時系列上で、底辺中最底辺生活の中
這い上がる術さえ思い浮かばず、ただただ足掻きながら生きてきた。
株もpcもすべて独学、ネットカフェがこの世に誕生してなければ
間違いなく野タレ死か派遣村か若宮大通りの住人だったろう。
種が1千万超えたあたりから、食・住の心配が消え
念願であった、沖縄離島めぐりができるようになった。
学生時代に1度だけ行った石垣・西表島に、ずっと魅せれていた。
俺はその時そこで、野性の猿として自我に目覚めたのだろう。

69 :
>>68
おまい、おもしろい。

70 :
218よ。I threw a die.
俺は覚えている。4年前3月、俺はトヨタ期間工として契約期間終了間際だった。
当時トヨタは国内では言うに及ばず、確実にGMも射程圏ながら株価はまだ2千円台
諸費用込みカローラが買える程の金で1千株買えたのだ。
トヨタ期間工というのは、基本的に半年契約で寮に2人1部屋で入れられる。
組み立てラインは、連2直といって朝6時から残業込午後4時までが1直
午後4時から同じく深夜2時までが2直。工場までは専用バスで送迎される。
マイカー持込禁止、平日外出禁止、寮費光熱費ごっそり引かれてまさしくタコ部屋だ。
幸い、俺は野猿ゆえ酒タバコはやらない。食も1日2食で十分。
性欲は強い。が、それを抑えて我慢することでいつもギラギラしてる。
野性と本能でいつもギラギラしてる。いつ自分の人生の終焉が来ても良いと覚悟もしてる。
ワンセグ携帯と週末のネカフェしか楽しみが無かった毎日の中で
全財産、7203@1千株買うのに何の躊躇も無かった。

71 :
>>70
うんうん

72 :
このスレ見て週末ホテルで過ごしたのはオレだけではあるまい
「「1よ。俺は、飛び続けるために女を誘った」

73 :
>>70
I threw a die
これの意味を教えてくれ
まさかとは思うがまさかな

74 :
まずは世界史の勉強から始めようか。

75 :
まずは英語の勉強から始めようか。

76 :
「218よ。 尾崎豊を知っているだろうか」
http://www.youtube.com/watch?v=49Ts_fZ33-s
http://www.youtube.com/watch?v=AiD78w0AqeQ&feature=related
長文を打つということが、こんな重労働だとは知らなかった。素直に尊敬します。
あなたが相当量の読書家だということ。
他人から声を掛けられる、そういう空気を持った人間だということ。
羨ましいことです。
学校でも、仕事場でも群れに馴染めない。
どうしても馴れ合いになれない。
どこにも居場所なんて無い。
俺は都会に放り出された野猿なのだ。
自分の存在が何なのかさえ
解らず震えてる、15の夜。

77 :
「218よ。最後にこれも聞いてくれ」
http://www.youtube.com/watch?v=uqQ4vvTdvEk&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=knAAHHlyfc4&feature=related
猿が猿であるために
勝ち続けなけりゃならない
正しいものは何なのか
それがこの胸に解るまで
218よ。
見知らぬところで人に出会ったら
どうすりゃいいかい
218よ。
俺ははぐれ者だからおまえみたいに
うまく笑えやしない
218よ。
俺に愛される資格はあるか
218よ。
いつになれば俺は這い上がれるだろう
218よ。
どこに行けば俺はたどりつけるだろう

78 :
んじゃ暇だからコピペ
メキシコの田舎町。海岸に小さなボートが停泊していた。
メキシコ人の漁師が小さな網に魚をとってきた。その魚はなんとも生きがいい。それを見たアメリカ人旅行者は、
「すばらしい魚だね。どれくらいの時間、漁をしていたの」
と尋ねた。 すると漁師は
「そんなに長い時間じゃないよ」
と答えた。旅行者が
「もっと漁をしていたら、もっと魚が獲れたんだろうね。おしいなあ」
と言うと、漁師は、自分と自分の家族が食べるにはこれで十分だと言った。
「それじゃあ、あまった時間でいったい何をするの」
と旅行者が聞くと、漁師は、
「日が高くなるまでゆっくり寝て、それから漁に出る。戻ってきたら子どもと遊んで、女房とシエスタして。
夜になったら友達と一杯やって、ギターを弾いて、歌をうたって…ああ、これでもう一日終わりだね」
すると旅行者はまじめな顔で漁師に向かってこう言った。
「ハーバード・ビジネス・スクールでMBAを取得した人間として、きみにアドバイスしよう。いいかい、きみは毎日、
もっと長い時間、漁をするべきだ。
それであまった魚は売る。お金が貯まったら大きな漁船を買う。そうすると漁獲高は上がり、儲けも増える。
その儲けで漁船を2隻、3隻と増やしていくんだ。やがて大漁船団ができるまでね。そうしたら仲介人に
魚を売るのはやめだ。自前の水産品加工工場を建てて、そこに魚を入れる。その頃にはきみはこのちっぽけな
村を出てメキソコシティに引っ越し、ロサンゼルス、ニューヨークへと進出していくだろう。きみはマンハッタンの
オフィスビルから企業の指揮をとるんだ」
漁師は尋ねた。
「そうなるまでにどれくらいかかるのかね」
「二〇年、いやおそらく二五年でそこまでいくね」
「それからどうなるの」
「それから? そのときは本当にすごいことになるよ」
と旅行者はにんまりと笑い、
「今度は株を売却して、きみは億万長者になるのさ」
「それで?」
「そうしたら引退して、海岸近くの小さな村に住んで、日が高くなるまでゆっくり寝て、
日中は釣りをしたり、子どもと遊んだり、奥さんとシエスタして過ごして、
夜になったら友達と一杯やって、ギターを弾いて、歌をうたって過ごすんだ。
どうだい。すばらしいだろう」

79 :
世の中には飛べない鳥もいる。やり直しの利かない人生で自分が鶏やペンギンだと思い知る人間もいる。
218よ、そんな俺にも空を飛ぶ話をもっと聞かせてくれ。

80 :
日本のトップが鳩ぽっぽだしな

81 :
押し目くるぅ〜!
下がったと思ったから【7550 ゼンショー】買ったら騰がったよ。
やっぱ底堅いね
もっと下で買いたかったのに・・・
680円台で空売りが大量に入っているから踏み上げで底堅くなるのはしかたないか
ちょっと下がると買戻しがものすごいからね☆
やっぱり【空売りした人の売り煽り】もすごいな!!!
あれ!!今月って優待月じゃんラッキー
ここの優待って3000円分の食事券でいろいろなレストランで使えるんだよなぁ〜
利回り的には10年でもと取れるからお得すぎぃぃ〜

82 :
 底辺リーマンとして過ごすウィークデイでの生活が、俺を狂気から正気へと引き戻してくれる。
 単調な業務、わずか手取り二十万の月給、五百円の昼食、同僚の愚痴、会社の新聞を持って帰るセ
コい上司、会社が終わってからアルバイトする女子社員、俺の月曜日から金曜日は全くもって健全な
世界だ。
 美和と付き合ったのは、約五か月間だった。毎月、三十万は使っていたと思う。おそらく超一流
企 業のサラリーマンでも そんな生活を続ければ破綻する金額だろう。だが、俺のポートフェリオ
はそ の間に三千万近くの利益を得ている。
 収入の約5パーセント、手取り二十万のリーマンなら月1万円を遊びに使ったようなものだ。収入と
の比較では、大したことはない。ニコライ・モロゾフ(前のスレで命名したゴルフ練習場のオッサン
の名前)とのと、たまたま巡って来た株式の上昇期をつかんだことが俺にそんな生活を可能に
させた。
 もちろん、俺は知っていた。こんな奇跡みたいな状況は“今だけ”だと。高校受験の時から、俺は
ずっと負け続けた。今さら自分を見失う訳はない。
 俺のポートフェリオは一億五千万に届こうとしているが、彼女との“将来”までは約束してくれない。
二年で得られたのは本当に奇跡だったが、親からそれくらいの資産を受け継ぐ若者は幾らでもいる。
何よりも俺は実業でその金を得たわけではない。三年目も同じだと思ったら、それは破滅の扉に手を
かけているのも同じだ。
 だが、美和と将来を共にしたければ、俺は株を続けるしかない。
 株をやめればどうなるだろう?
 美和に底辺リーマンの妻になってもらえるのか?親に遠慮しながら築二十年の五十坪に同居し、
スーパーの特売に並び、近くの蟹工船、もとい“自動車工場”にパートに出かける。彼女にそんな
生活をさせられる訳がない。
 俺一人なら、まだまだゲリラ戦を続けることができる。俺自身の判断で、俺自身のために、戦い
続けることができる。
 俺はまだまだ戦いたかった。お姫様を連れて戦場には行けない。
 俺は彼女よりも俺の将来を選んだ。
 俺は彼女と別れた週末、ホテルのバーにいた。高いウイスキーを何杯も飲んだ。今、どこかの商
売女が声をかけてきたら、いくら吹っかけられても、応じたに違いない。俺はバーで一人で飲む寂
しさに耐えきれなくなった。
 俺はバーテンにルームサービスを頼むと、バーの心地良いざわめきを後にして、部屋へと引き上
げた。
 しばらくして、ドアがノックされ、俺より少し年上のホテルの制服を着た女が、酒と氷を持って
立っていた。知的な美女だ。彼女は俺のふらつく足取りを見て、テーブルまで酒と氷を運んでくれ
た。女がいなくなってから、俺はグラスに氷をぶち込み、酒を注いだ。
 窓からは名古屋の繁華街、栄のネオンが見下ろせた。たまらなくさみしかった。俺は、美和が俺
の奥深くに入り込んでいたことを嫌というほど知った。

83 :
>>218さん
差支えなければ教えてください。
・美和さんと別れた後、現在のポートフォリオはどれくらいになりましたか?
・結婚されていますか?もしくは彼女はいますか?
・最も高い買い物はなんですか?(美和さんへのプレゼント、他)

84 :
こらこらこらこら!!
   【7550 ゼンショー】  めっちゃ底堅いやん。
せっかく空売りの損切りができるかと思ったのに〜
空売りが多すぎて全然株価が下がらないよぉ〜
【680円台で空売りが大量に入っているから】
踏み上げで底堅くなってるのか〜・・・
ちょっと下がると買戻しがものすごいよ
もうやめてぇぇ!
あれ!!しかも今月って優待月じゃん・・・
ここの優待って3000円分の食事券でいろいろなレストランで使えるんだよなぁ〜
利回り的には10年で元取れちゃうのか
おれも最初から買いで入ればよかったよ・・・
【空売ってる人が頑張って売り煽りをしてるのに】何で下がんないのぉぉ・・・

85 :
・最も高い買い物はなんですか?
これ俺も聞きたい

86 :
名古屋のテレビ塔からバラ撒いた1億円じゃないのか?

87 :
初めて読んだけど凄くおもしろいね!
最後まで読みたいわ

88 :
「1よ。俺は再び人に出会った」
 俺はに関しても、恐ろしいほどの強運を持っていた。俺が底辺リーマンとして鬱積した思
いで将来を見るしかなかった時期に株のネット取引を教えてくれたニコライ・モロゾフ(ゴルフ練
習場のオッサン)。つかんだ小金を浪費するしか使い道を知らなかった俺に、上質の快楽を教えてく
れるとともに、今の俺の限界を気づかせてくれた美和。そして今度は『ジャグジーのジイサン』だ
った。
 その日、俺は有給を取り、ホテルのプールで泳いでいた。俺と外人夫婦の貸し切り状態だった。
やがて泳ぎ疲れて、ジャグジーでくつろいでいると、白髪をオールバックしたジイサンが入って来
た。右翼の大物みたいな雰囲気だった。ジイサンはチラリと俺を見て言った。
「株ですか?」
 ジイサンはいきなり俺の正体を言い当てやがった。平日、若い男がこんな場所で遊んでいられる
理由を、株で儲けたものと見抜いたのだ。くどいようだがまだこの頃、ネット取引なんて一般的に
は知られていない。大した勘だと思った。
「場違いに見えますか?」
 俺は否定も肯定もせずに、逆に問うた。
「いえ。逆にくつろいでいらっしゃる姿に違和感がなかったから、それを条件にスクリーニングを
 して見たのです。『若い男性』、『カタギの方』、『平日の昼間』、すると今の日本なら株しか思
 いつきませんでした。ジジイの戯言でしたらすみません」
 右翼の大物みたいなジイサンが、照れたように笑った。
「本業は会社員です。でも、それを忘れる収入を株で得てしまいました」
 俺はようやくジイサンの最初の質問に答えた。ジイサンは不躾に声をかけたことを詫びて、俺を
夕食に誘った。俺もジイサンに興味があったため応じた。
 
 夜の七時、ジイサンはハイヤーで迎えに来てくれた。行く先は、“鉄板焼き” の店だと言う。俺
はちょっと拍子抜けした。もう少しリッチなディナーを期待していた。
だが、鉄板焼き屋に着いた時、俺の想像力の貧弱さを思い知った。贅沢には底がなかった。鉄板
焼き屋というより、京都の料亭だった。小さな門があり、その奥を石畳が続く。感じのいい日本家
屋が建ち、玄関では美人女将が三つ指をついて出迎えてくれた。
 個室で俺たちのためだけに、板前が作ってくれる鉄板焼きは、再び俺の常識を打ち破った。まず
トマトが丸焼きで出された。驚くほど甘い。熱い汁が口の中に広がった。車海老の塩焼きが出され
たが、味が驚くほど濃い。アワビ、霜降り、それぞれの食材の質が違うのだ。
 最後は、女将を交えた三人で談笑して食事を終えた。目元がきついかな、と思っていた女将だが、
話がはずむと取り繕うのを忘れたような笑顔も見せてくれた。
 ジイサンの名前は木下誠一と言った。仕事はアーバンローンという名の消費者金融会社を経営し
ていた。

89 :
>>83
その質問は全て今後の展開のネタバレになるので、答えられない。
最後の質問だが、俺はウィークディは贅沢をしないようにしてた。
週末用のスーツは、すべて二十万円オーバーだったけど、
仕事用は作業着と割り切っていたので常に“青山”だった。
俺の贅沢は、消えてなくなるものが対象だった。
まあ、いつでも株をやめて普通の生活に戻れるようにだ。
美和も高価なものはねだらなかったし、センスにうるさいから、俺がこっそ
り買っておいて驚かせるという気にもならなかった。
プレゼントをするとしても、せいぜい十万円程度の小物類だったと思う。
オペラとか小旅行とか、イベントに金を使った。

90 :
おおお驚きの展開
ワクワク
続き期待

91 :
小説にしたら売れるんでない?

92 :
おれどうなっちゃうの〜!!
   【7550 ゼンショー】  すごいことになってるぅ。
逆日歩がえげつないことになってるやん
最初下がったからいけると思ったのにめっちゃ底堅いやん・・
そして結局はアゲアゲで終わったし。
【680円台で空売りが大量に入っているからかなぁ】
なか卯の売り煽りがあったから安心してたのに
結局無駄だったじゃ〜ん・・・
あれ!!しかも今月って優待月とかじゃね・・・
ここの優待って3000円分の食事券でいろいろなレストランで使えるんだよなぁ〜
利回り的には10%あるし
おれも最初から買いで入ればよかったよ・・・
【空売ってる人が頑張って売り煽りをしてるのに】もっと頑張れよぉぉ・・・

93 :
>>俺のポートフェリオは一億五千万に届こうとしているが・・・
リーマンのため平日は売買できる環境にないので、ポジショントレードを
していたと思ってたけど、この認識であってますかな。
でも、上昇トレンドにおいて中期保有したとしてもこのパフォーマンスは、20〜30年戦士
だと思うのだけど、この時点では若いという設定なのですね。
資産の形成経緯が詳しく分からないけど、毎日ザラ場に張り付いてデイ&スイング&ポジション
を駆使してる人でなおかつ運と才能がある人のみが到達できる極みに上記の方法で到達できる
ものなのでしょうか。
非常に違和感を感じています。

94 :
>>89
有難うございます。
未回答の項目は、今後の展開の楽しみとして、取っておきます。

95 :
>>93
元手1000万以上あれば地合次第で余裕でしょ

96 :
>>95
元手1000万以上なんて話、どこから出てきた?
底辺リーマン手取り20万だろ?
>>93
違和感は他にも何点かあるけど
とりあえず「物語」を最後まで進めてから抽出すれば良いんじゃないか。

97 :
>>96
>>5

98 :
>>97
種500とあるな
1年で10倍か
その途中で、元手と呼ぶのか。
妙な表現だな、まったく。
まぁいいや、とりあえず最後まで進めてくれ。

99 :
イヤな奴が湧いたな
純粋に楽しめないなら来なけりゃいいのに

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