2011年10月1期世界史ペルシア帝国について語るスレッド
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ペルシア帝国について語るスレッド
1 :11/05/02 〜 最終レス :11/09/25 アケメネス朝ペルシアからパルティア、サーサーン朝ペルシアまでのイラン史を語るスレッドです。 イスラーム化される以前の、ペルシア・オリエント世界の歴史・文化・宗教について語りましょう。 ・消失したスレたち・ アケメネス朝ペルシャ http://academy6.2ch.net/test/read.cgi/whis/1079357659/ 【Parthia】中世ペルシア諸王朝史【Sasan】 http://academy6.2ch.net/test/read.cgi/whis/1105356309/
2 : ―世界史板に存在した過去のイラン系スレ―(保管サイト様より) アケメネス朝ペルシャ http://www.logsoku.com/thread/academy2.2ch.net/whis/1079357659/ 【Parthia】中世ペルシア諸王朝史【Sasan】 http://www.logsoku.com/thread/academy3.2ch.net/whis/1105356309/ ゾロアスター教について話しませんか2 http://logsoku.com/thread/academy3.2ch.net/whis/1122656242/ ソグド人について語りましょう http://logsoku.com/thread/academy3.2ch.net/whis/1102522671/ アルサケス朝パルティア・ササン朝ペルシア http://www.logsoku.com/thread/academy6.2ch.net/whis/1221291339/
3 : メネメネテケルウパルシン
4 : >>1 スレ立て乙 >>3 ダニエル乙 取り敢えず、思い付く参考文献をあげとくわ。 小川秀雄・山本由美子『世界の歴史4・オリエント世界の発展 』中央公論社 伊藤義教『古代ペルシア・碑文と文学』岩波書店 ピエール・ブリアン『ペルシア帝国』知の再発見双書 創元社 ニールソン・C・デベボイス『パルティアの歴史』山川出版社 あと、山川の各国史にもあるんだが、 イスラーム以前のペルシアは記事が何か少ない気がする。
5 : パルティアとかササン朝はもともと文字資料が少ないし、 おまけに、時代ごとに使用言語が違い過ぎて、後世に伝達されなかったのが痛かったな。
6 : アケメネス朝より少ないの?
7 : ホスロー2世〜滅亡までが詳しいオススメの本って何がある?
8 : パルティアはササン朝により黒歴史にされたんだよ。
9 : アケメネス朝のペルシャ人とスキタイ人は通訳なしに会話できたのかな
10 : >>7 ササン朝自体に焦点を当てたものはないけど、 邦語の単行本で、ゾロアスター教の歴史と併せて扱ってるものなら、 メアリー・ボイス『ゾロアスター教 三五〇〇年の歴史』筑摩書房 青木健『ゾロアスター教史 ―古代アーリア・中世ペルシア・現代インド―』刀水書房 などにそれなりに記述がある。 あと、アル・タバリーの歴史書のササン朝の部分を、英訳からの和訳でネット上で公開してる所があるね。 検索すると出てくるよ。
11 : >>10 アル・タバリーの和訳サイトは前々から知ってたけど もっと詳しいのはないのかと思っていたんだ とりあえず挙げてくれた2冊は読んでみるよ、ありがとう
12 : キュロス大王って、ゾロアスター教信仰してた形跡ってあるの? アフラマツダ信仰はダレイオス1世の時代からいきなり出てくる 感じなんだけど?
13 : 19世紀のイラン人はハカーマニシュもパルティアも忘れていた?
14 : 盗掘団、ペルシャ王族?のミイラ発見 イラン警察が押収 http://www.asahi.com/international/update/0517/TKY201105160672.html 発見したのは盗掘団、ササン朝ペルシャ(226〜651年)の王族
15 : ちょっと前にTVで、最近された人間の死体を 使って偽ミイラを作った事件があったってのを見た。
16 : あれはアケメネス朝時代のミイラだと称していたね
17 : >>12 ヒント・・・・クル大王の墳墓は、エラム式ジッグラト。 (ダーラヤワウ1世以降は曝葬となるなので、そこには明確な断絶がある。) >>2 の過去スレ1つ目にもあるように、クル大王はハカーマニシュの血統ではない。 それどころか、クル家の人名が純粋なイラン語としては解釈できないことから、 イラン系ですらなかったかも。(ハカーマニシュ家の人名は全て純粋イラン語。) もっとも、ダーラヤワウ1世時代でも王室が供物をささげる神格は、マズダー神、 ミスラ神、ナルヨー・サンハといったイラン系神格のほか、エラムの神フムバン、 メソポタミアの神アダドなど多岐に渡り、マズダー信仰が優越していた訳でもない。
18 : 印欧系言語だからアブジャドのアラビア文字より アルファベットのアルメニア文字やキリル文字の方がいいと思うなあ
19 : >>7 ササン朝については、 『The Encyclopaedia of Islam new edition』vol9 所収の項目 M.Morony,「SASANIDS」を見るとよさそう。 イスラーム以前・以後を問わず、イラン学については、 まず『Encyclopaedia Iranica』を参照すること。
20 : 娘の放尿を夢見るアステュアゲスってやばいだろ。
21 : 突然すぎてフイタwww おれも秘かに思ってたけど、ありゃ遊牧民の尿観察の習慣からだな。 まあ、でもこの王さん、部下にその息子の肉を喰わせるとかDQNだな。
22 : >>17 キュロスとカンビュセスの治世は、エラム系アンシャン帝国だったかもしれんと言う事だな。
23 : >>22 名前が純粋なイラン語じゃないっつーのは、青木健のウケウリだけどな。 エラム式ジッグラトなのとハカーマニシュの血統でないのはガチ。
24 : ハカーマニシュの子チャイシュピはキュロス自身により 自分の曾祖父とされているらしいが?
25 : >>24 チャイシュピシュの父がハカーマニシュってところが捏造なんじゃないの? そこの繋ぎは、かなり伝説的な話に頼ってると・・・。 チャイシュピシュとその弟が分割相続を受けたとか云々・・・ってんだけど、 記録上、弟の実在が確認できないとか、そんな感じで片付けられて。
26 : チャイシュピはキュロスとダレイオス共通の祖先な訳だが・・・
27 : >>26 あ、ゴメン。伝説的な話のとこ、すげー記憶違い。 ハカーマニシュじゃなくて、チャイシュピシュに息子が二人いて、 その兄のほうがクル1世(エラム方面相続)で、これはクル大王の祖父。 で、弟・アリアラムナ(ペルシス相続)がダーラヤワウ1世の曽祖父となったと・・・。 でも、このアリアラムナが文献上、実在が確認できない、ちゅーことだった。 Wikiでもテイスペスんとこ見たら、その話のってたわ。
28 : アリアラムネスの黄金板文書もダリウス1世かそれ以降に作成されたものらしいしな。
29 : >>21 司馬遼太郎「モンゴル紀行」に、司馬の奥さんが草原で小用を足した直後、 四人のモンゴル男が痕を取り囲み、議論をしだしたというエピソードがあったw
30 : 鎌戦車の復原図ってないの?
31 : >>30 オリバー・ストーン「アレクサンダー」から抜粋のガウガメラ戦闘シーン動画。 ttp://www.youtube.com/watch?v=hc_qVDvSnVU&NR=1 (※1分過ぎくらいからペルシア側の鎌戦車がちょこちょこ出てきます。) この映画、作りこみがマニアック過ぎて一般での人気は惨憺たるものでしたが、 一部玄人筋の間では評価が高かったようです。
32 : アレクサンダーって歴史考証しっかりしてたのか スルーしてたけど今度観てみる
33 : ロビン・レイン・フォックスの本が下敷きになるとともに、彼が時代考証をしているそうだ。 そのへんも含め、詳しくは立花隆の評で知った。(このサイト、ベタ貼りしてるが大丈夫か?) http://www.magscoop.com/2010/03/27/%E3%82%A2%E3%83%AC%E3%82%AD%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BC-2004/ 立花氏は最近の評判はアレだが、映画評レベルであれば、まだまだ一流の物書きだと思う。 かつて「地獄の黙示録」の解説本が秀逸だったことを思い出した。
34 : 保守
35 : 上の方でも書いてあるが・・・。 サーサーン朝は歴史の抹者。 彼らは、アケメネス朝とパルティアの歴史を抹した。 ゾロアスター教を国教とした純粋なイラン国家を作りたい神官たちの目には、他宗教や異民族に寛容だったアケメネス朝やパルティアは邪道に映った。 寛容なキュロスなどのアケメネス朝の王たち、ヘレニズム愛好者であり仇敵のパルティア王たち・・・。 これらは恥ずべき過去であり、抹消したかったのだ。そこで彼らは実際の歴史をスルーすることにした。 当時、伝承されたイラン史は様々存在し、その中でも、ゾロアスター教の言い伝えによる歴史が好都合だった。 そこでは、神話的な王と英雄が、宗教的な勧善懲悪に沿って展開した歴史が語られているからだ。 こうして、古代史はゾロアスター教の伝承に準拠したものとなり、古代遺跡は神話の舞台にされた。 19世紀にオリエントの古代史が西洋人によって発掘されると、当時のイラン人やゾロアスター教徒たちは歓喜した。 当時のイランは、西洋列強の従属下にあり、ゾロアスター教徒たちも惨めな生活を送っていたからだ。 自分たちの忘れていた古代の王が、伝説とか誇張でなくて、実際に世界帝国を作っていたという事実が彼らを夢中にさせたのだった。 これは、ご先祖さまの都合で削除されていた偉大な王たちが復活した瞬間だった。 特に、キュロスの称賛ぶりはハンパない。パフレヴィー朝期には、政治的プロパガンダとして最大限に利用され、 イスラム以前の方がイランは栄えていたのではないか?という主張は、イスラム勢力抑制のために用いられたが、 実のところ、イスラム化される前、サーサーン朝期には、すでにキュロスの記憶は抹されていたのであった。 こうして考えると、歴史学とはその時その時の人間の考え方を映す鏡だというのも納得。
36 :
37 : ナクシェ・ロスタムって盗掘されてるの?
38 : 壁面の彫刻とかはのこってるけど、墓の中身はもう空っぽでしょ
39 : サーサーン朝と突厥帝国の間で行われた戦争ってあまり知られてないよな 英訳資料なら豊富にあるけど日本訳の資料が殆ど存在しない事情もあるけどね
40 : 協力してエフタルを滅ぼしたら、そのあと対立するのは必然だわな。 でも、皇帝のタマとったりとられたりの間柄のビザンツやエフタルに比べたら、 そんな剣呑な関係までは至ってないわな、対峙期間が短かったせいもあるが。
41 : トゥーラーン=トルコ人って定義されたのは、ササン朝に入ってからなの?
42 :11/09/25 某書庫でイスラーム時代の史書をあさってたら、タバリーやマスウーディーとかの歴史書を発見した。でも、全部フランス語訳だった・・・。 タバリーの歴史書の4巻目にある古代の諸王国の記事(多分、古代オリエント関係?)を読みたかったんだが無理すぎる。
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