2011年11月1期17: 本居宣長の古学 (46)
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本居宣長の古学
- 1 :11/05/24 〜 最終レス :11/11/01
- 古事記や源氏物語の再評価で知られる本居宣長の学問について。
- 2 :
- 宣長の国学は近代の国語学に通じる。江戸時代に近代的な学問手法を使い業績を残した。古事記を再評価し掘り起こした。宣長は日本思想史の村岡典嗣により知られるようになった。
- 3 :
- 『うひ山ぶみ』文庫化
- 4 :
- もっと色々な著作を註釈付きで現代語訳してほしい。
- 5 :
- 現在知られている宣長の研究者は,左翼的な研究者が多く批判的に継承している。神野志隆光氏や子安宣邦氏がそうである。今や宣長はもっと評価されてしかるべきでしょう。
- 6 :
- 宣長さんの恋愛論や男女論も内在的に検討してほしい。
「男女平等か、女性差別か」の二者択一のフェミ史観じゃなくて。
- 7 :
- 「からごこころ」を嫌う宣長に、どうして左翼的な研究者なの。
- 8 :
- 子安は日本思想史が専門だろ。日本思想史をやろうとする学生は
古事記も源氏物語も国語史も知らないし興味ない。そんな学生及び
反日"市民"に宣長批判を吹き込んでるのが子安。ロクデナシだ。
- 9 :
- >>8
日本思想史の学生が古事記や源氏物語に興味ないって本当?
さすがに古文のまま完読する人はいないだろうが、
隣接領域として最低限の教養くらいは身に着けて当然だと思うのだが。
- 10 :
- 神野志隆光は日本古代文学の研究者だよ。日本近世思想研究の
子安宣邦とは全然違う。
- 11 :
- 神野志隆光氏は古事記の研究者であり,宣長も古事記の研究をした。子安宣邦氏は日本思想史の研究者であり,宣長についての研究も多い。両者とも左翼的。よって,ここにつながった。
- 12 :
- 新潮文庫の小林秀雄はどうよ
- 13 :
- 俺は、「からごころ」が大嫌い。
つまり、面子で生きる「空ごころ」なんだ。
- 14 :
- 「人は皆ば黄泉の国へ行く。黄泉の国は暗く汚いところだ。」
ほんとうにそう信じていたのか?そう信じながら心安らかに生きられたのか?
- 15 :
- 小林秀雄の作品「本居宣長」については,橋本治の「小林秀雄の恵み」(同じく新潮文庫)という評論がある。桜に恋する宣長と宣長に自分を投影する小林秀雄という見方を示した。
- 16 :
- 古事記の黄泉の国より,仏教思想の極楽浄土思想の方が庶民には一般的であっただろう。古事記は長らく一部の神道家にのみ読まれていて,宣長によって再評価されたのだから庶民は知らなかったであろう。
- 17 :
- >>16
「人は皆ば黄泉の国へ行く。黄泉の国は暗く汚いところだ。」は宣長の
説だよ。宣長ほんとにそう信じながら心穏やかに生きられたんだろうか、というのが
俺の疑問。信じてなかったんじゃないかな。
- 18 :
- 宣長は古事記の内容を全面的かつ無批判に受け入れていたというのが大方の見方だが,本人は江戸時代にしては近代的な学問手法を用いていた。古事記については史料批判はしていないようだ。ただ,その他は五十音図の「を」の位置を正すなどをしている。
- 19 :
- >>17
平田篤胤は、『霊能真柱』で、宣長は生前に墓地を定め、
それについて歌を詠んでいることに触れている。
幽世(かくりよ)は現世(うつしよ)と隣り合わせにある世界で、
死者は墓などをよりしろとして、現世に生きる親類縁者を見守る
というのが篤胤の説。
つまり、篤胤は、宣長は墓地を定め、死後の棲家を定めて喜ぶ
内容の歌を残していることから、死後に黄泉に行く説を自ら否定
していたとしている。
因みに、篤胤の死後の観念は、民俗学的な日本の伝統的な観念
にも近かったはず。
- 20 :
- 【国学者】本居宣長
http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/history2/1305979095/
- 21 :
- ↑のスレでは宣長の奥津城のことが書かれているが,先に出ている橋本治氏の「小林秀雄の恵み」では,桜(山桜)に恋する宣長という見方を示しており,和歌を愛する宣長の姿も提示している。師の賀茂真淵に和歌の作風を批判されながらも自分流を貫いたという。
- 22 :
- 邪馬台国の位置をめぐっては江戸時代から論争があったらしく、
本居宣長は九州、新井白石は近畿であると主張した。
- 23 :
- 「邪馬台」と「大和」と「倭」はみな関係ありそうな気がしてしまう。
- 24 :
- 直毘霊
http://www.norinaga.jp/shoin/naobitama.html
- 25 :
- 上田秋成と話してた内容は?
- 26 :
- >>14
「人はば黄泉にく」というのは、
逆に言えば現世にとどまって幽霊になることは否定していたのだろうか。
とすると、今の習俗である「死んだ祖先が我々のそばで見守っている」の発想は誰に由来するのか。
- 27 :
- >>25
上田秋成との論争では,五十音図に撥音はなかったとする立場をとった。したがって,現在の五十音図には「ん」は含まれていない。
- 28 :
- 宣長は,古代の日本語には撥音はなかったという立場をとったということです。
- 29 :
- 高校の古文で「なめり」を「なんめり」と読ませるのも宣長に言わせれば間違いということやな
- 30 :
- 上田秋成は万葉集に「点」や「賢」が使われているではないかと言ったが,宣長はそれは「む」の音を表しているのだと言ったそうです。
- 31 :
- 「卑弥呼」は「姫巫女」と似ている。
- 32 :
- 新井白石の「九変五変論」は孫子の兵法を参照したのか?
- 33 :
- >>31
何かの新書に「卑弥呼は人名ではなく職名だった可能性がある」と書いてあった。
- 34 :
- >>33
じゃあ「台与」も?
- 35 :
- 本居宣長についての本は,何が一番いいのでしょうか?左翼的ではないものがいいのですが。著名な学者は左翼的な研究者が多いので,決めかねています。
- 36 :
- 迷ったらオリジナルだけををひたすら読むのが吉だと思います。
なにも現代の学者の書いたものなんか読まなくとも、吉川の全集を
舐めるように何度も何度も読めばよいではありませんか。
- 37 :
- 初学者が註釈も付いていない原典を読んだら誤った解釈をして有害だろ。
- 38 :
- 清水書院のセンチュリーブックス教育史学者が書いた「本居宣長」はどうでしょう?
- 39 :
- >>34
台与は壱与のようだから長女の意味、ひみこはひめみこ(女皇子)の意味じゃないかな。
- 40 :
- >>37
註釈が付いてるのを読みなさいよ。
- 41 :
- さかしらに神世の御書説きまげて 漢の心になすが悲しさ
下濁る漢籍川はことなめの 畏き川ぞ足踏むなゆめ
- 42 :
- >>41
「ことなめ」?
- 43 :
- 本居宣長の前は古事記や源氏物語ってどういう評価だったの?
- 44 :
- くずし字入門を読んでからの神代正語
- 45 :
- うん
- 46 :11/11/01
- o
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