2011年11月1期44: 吸血鬼を語る (50)
TOP カテ一覧 スレ一覧
吸血鬼を語る
- 1 :11/01/22 〜 最終レス :11/10/03
- 語れ
- 2 :
- >>1 語れ
- 3 :
- オカ板で語れ
- 4 :
- …だそうです
- 5 :
- 学術的に語りたいからあえて民俗板に立てたんですよ。
オカルトじゃなくて学問として。
さあ語れ。
- 6 :
- 二次元の吸血鬼→民俗
三次元の吸血鬼→オカルト
こんなにかけ離れてるのは言うまでもない
- 7 :
- >>5 語れ。道標を示せ。流れをつくれ。
- 8 :
- ・被害者が強制的に同類眷属に仲間入りさせられる。
・日中は棺おけの中で眠っていて、夜になると活動する。
・太陽の光や、にんにくの匂い、十字架などの弱点が明確に設定されている。
日本にはこれだけシステマチックに構築された妖怪像は無いよね・・・
という切り出しはどうでしょ
- 9 :
- >>8偉い!何にせよ第一歩を踏み出す者、道を拓く者は偉大。(私は>>2>>7)
そう言えば、日本の伝承には吸血鬼は存在する?
中国には吸血鬼の伝承があった気がするけども…
少しググッて出直します。
- 10 :
- >>8
>・被害者が強制的に同類眷属に仲間入りさせられる。
これをケガレとして考えれば、構造的には日本文化の中にも同様のシステムを見出せるな。
>・日中は棺おけの中で眠っていて、夜になると活動する。
>・太陽の光や、にんにくの匂い、十字架などの弱点が明確に設定されている。
妖怪を妖怪たらしめている現象以外の状態は、むしろ文学の領域だ。
弱点という発想自体が、既に状況の時間的変化を想定してのことだしな。
- 11 :
- >そう言えば、日本の伝承には吸血鬼は存在する?
ガマやヘビ、野衾(ムササビやコウモリ)が吸血したという伝承はあります。
また、香川県には山姥がガマに化けて吸血したという伝承もある。
文学ですが、井原西鶴が描いた「紫女」というのも、同棲していた男の血を
吸い、それがために男は半死半生になったというものでしたね。
ただ、死者と関わった話は見られません。
ミサキが近いでしょう。死者が化けてなり、生者がされて仲間になる。
中国でも、横死者は横死者を産んで同族化するという伝承がある。
吸血鬼というのも、地域により事情は異なったでしょうが、元々死体か
ら抜け出した鳥型の霊魂が、生気を吸い取るというものであったらしい。
それを血と直接的に現したのは、やはりお国柄でしょうね。
- 12 :
- 吸血鬼の定義ってどんなの想定してるのかな。
血を吸う怪物ってことでいい?
ヴァンパイアの語源である不死者の側面から見れば、
中国起源の牡丹灯篭もそれっぽい印象なんだけど・・・どうだろ。
- 13 :
- 牡丹灯篭にはロシア民話にも似たようなシチュエーションのものがあったな。
ゴーゴリがそれを題材にして怪談を書いていた。
- 14 :
- (^^)広がって来たね。活発化するとイイね
- 15 :
- 「血を吸う、飲む」という行為そのものについて考えてみる。
実際にそのような宗教的な儀式、風習があったということなのだろうか。
ワインは血のことだとかいうし・・・・・・・・・
- 16 :
- 襲われる→血を吸われる→襲ってきた物に同化される
この関係が重要かと思う。
- 17 :
- 血を吸われて同化される、というのは、
血筋や血統の意識とも関係してくるのだろうか。
- 18 :
- おおいに関係あるかも
日本では異端異分子を排除抹するから怨霊の概念が通俗化した
- 19 :
- ドラキュラはじめ欧州の吸血鬼は、コウモリやネズミに変身できるという…
そして吸血鬼に咬まれると吸血鬼になると。
この一面を拡大してイメージすると、自分など伝染病を思う。欧州をせっけんしたコレラやペストの記憶も影響しているだろうか?
- 20 :
- 吸血鬼とゾンビの違い
よくみたら接点が多い気もする
- 21 :
- 死後のイメージとしての吸血鬼(ヴァンパイア)やゾンビ、怨霊ってことか
- 22 :
- >>19伝染病もそうだけど
狂犬病なんかも関係があると思う
- 23 :
- 自した人が吸血鬼になる、というのは、
ものすご〜くキリスト教的な発想だよね。
- 24 :
- 棺桶に苦手な筈の十字架の彫り物があったりするんだよね
- 25 :
- エクソシズムと同じく、信仰心高い人がクロスを持たないと意味無いんじゃないか?
映画や物語とかで、誰でもクロスがあれば良いみたいになってきたけど。
- 26 :
- 吸血鬼はいろいろな要素があるが、まず第一に肉体をとって墓から帰還した「生ける屍体」のはずだが、
スラヴには人間が生身のまま(つまり生きながら)吸血鬼になるケースもあるらしい
魔女や妖術師、妖怪などと区別がまったく付かない
- 27 :
- 魔女狩りはあったけど吸血鬼狩りは無かったみたいだね。
- 28 :
- そもそも純粋な吸血鬼像の起源を探る事が探求の近道なのでは?
メジャーな吸血鬼ってカーミラとドラキュラ、キョンシー?
- 29 :
- てか世界各国に伝承あんのね。西欧、中央、東欧、中東、アジアでそれぞれ起源とイメージ違いそうだ。
- 30 :
- 吸血鬼は人から血(精気)を吸う(奪う)イメージが強い
ゾンビは人にゾンビ菌(病原菌)を与えるイメージが強い
同じ仲間を増やすのでも正反対のような気がする
- 31 :
- 後付けなのか解らないけど、ドラキュラの吸血シーンで惚れたのエリザベート似のミナには吸うだけじゃなく、吸わせてもいるんだよね。
- 32 :
- ゾンビが感染するのは映画が元ネタで、吸血鬼の特徴を取り入れたもの。
- 33 :
- 生気を奪うでちょっと思ったんだが
吸血鬼と菌類って似てない?
- 34 :
- あ
- 35 :
- 美男の精液を吸うのはベネズエラの吸精鬼だけなのかい?
- 36 :
- 語れとはなんだ語れとは
- 37 :
- >>30
病原体を与えるってのはすごーく最近ここ10年くらいのイメージだと思うが
理屈もへったくれも無く無く増殖する昔の映画のゾンビなんかは
単純に奴らにされると呪われるといった類のモンだと思うし
吸血鬼のそれも然りだろう
ただ、吸血鬼なんかの話考えてると不思議なのは
対抗勢力としてカソリックの人物やアイテムが登場するが
墓から甦った死者なんつーのは黙示録で神に祝福された神の国に入れる人々だとか書いてあるんじゃないのかとか、
その為に、キリスト教徒は未だに土葬なんてやってんじゃないのかとか、
その辺、その文化圏の人たちはどんな風に折り合いつけてんのか不思議に思うな
- 38 :
- >>37
完全な「復活」は、その通り神聖なものと同じことになってしまうので、
吸血鬼は肉体がなく魂だけの存在だとか、肉体に悪魔が乗り移ってるだけだとか、
そういう理屈付けをして「完全ではない」と区別を試みることはあったらしい。
しかしそもそも、そういう神学的な折り合いは専門家の領分であって、
実感のある当事者には区別する興味も、必要もないだろう。
- 39 :
- 物語要素は殆どワラキアの例の人が元で
それにカソリックと異なる文化圏の習俗や
忌避される現象等が合わさった感じか。
- 40 :
- ヨーロッパの西と東で「腐らない死体」への解釈が180°違う。
西では「腐らない死体」は聖者として崇められる。
例えばフランシスコ・ザビエル。
法王庁は「本当に腐らないのか? 確認のため、手首を斬って送れ」と指示している。
(この厳密さが如何にも西洋人だね)。
いっぽう東ヨーロッパだと「腐らない死体」はヴァンパイアに認定されてしまう。
- 41 :
- ……お兄さま……お兄さま、お兄さま、お兄さま、お兄さま。
なぜ……なぜ返事をして下さらないのですか。
あたしです、あたしです、あたしです、あたしです。
お兄さまはお忘れになったのですか。葉月ですよ。あたしですよ。
お兄様の許嫁だった……葉月……葉月をお忘れになったのですか。
……葉月はお兄様と御一緒になる前の晩に
……結婚式を挙げる前の晩の真夜中に、お兄様のお手にかかって死んでしまったのです。
……それがチャント生き返って……お墓の中から生き返ってここにいるのですよ。
幽霊でもなんでもありませんよ。
……お兄さま、お兄さま、お兄さま、お兄さま。……ナゼ返事をして下さらないのですか
……お兄様はあの時の約束をお忘れになったのですか……
- 42 :
- 吸血鬼に関する書籍って少ないね……「吸血鬼伝承」は絶版だし、あとは新紀元社の本ぐらいしか知らない
何か良書はないかな?
- 43 :
- 関係してそうな書籍を手当たり次第に読んでみるしか無い気がする
「スラヴ吸血鬼伝説考」という本が河出書房から出てるけど……
- 44 :
- >>43
図書館行くしかないですね
ググッたら「吸血鬼伝説」ってのが「知の再発見」双書でありましたが……読んだ人います?
- 45 :
- 吸血鬼なら恐血鬼や吸血鬼の夜鷲が強いよね
- 46 :
- てすとw
- 47 :
- 夜叉はたぶん樹木の精霊だろうな
豊穣女神もそれに分類されてるし。
類例も多く食事も様々で精気だけ
吸うのも普通、血を吸うのもいる
ようするに植物の養分扱いだから
そうなると日本で鹿の血を吸わせ
豊作を願う儀式と同じ発想になる。
ティターニア=ディアーナだしな。
樹木が酸素等を作るのは自分達が
使う為で、夜には普通に消費する
酸素を吸い二酸化炭素を吐く夜が
人間で言う昼間=交感神経優位で
食事や生殖などの副交感神経優位
に当たるのが昼という事だろうか。
食事は光合成、開花は生殖活動で
光が弱いと花の色が効いてこない。
- 48 :
- 銀が苦手っていうのはいつ頃できた設定?
- 49 :
- 古代インドでスパイや忍者みたいな存在を夜叉と表現したということを示唆した書籍を読んだことがあるな。
残念ながら書籍名を思い出せぬが…
- 50 :11/10/03
- さろそろ、バソリー夫人について語ろうよ・・・
TOP カテ一覧 スレ一覧