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2011年11月1期29: 君のセンス5段階+αで評価するよ[vol.98] (816)
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君のセンス5段階+αで評価するよ[vol.98]
1 :11/08/25 〜 最終レス :11/11/07 Aランクを目指して詩を書き込もう。 皆さん、ガンガン評価しましょう! A:プロ並み。出版社にもってけ。 B:言葉の狩人。 C:光るモノを感じる。 D:素人。 E:まずは日本語の勉強を。 ●セン五に関する心得 ・このスレは投稿者と評価人のバランスにより成り立っています。 評価人が常に不足しているので、気軽に評価に参加しましょう。 ・連投は禁止されています、一作品の評価が終わるまで投稿は控えましょう。 ・評価の扱いや、未評価一覧に載せるか否かはまとめ人の判断に任せます。 この方針に異論がある方は議論スレである【語り合うスレ】をご利用下さい。 ・投稿者による再評価依頼は一度まで有効とします(複数評価で権利消滅) ・また評価しやすいように定期的に未評価の一覧を作成してくれると助かります。 ・同一の詩をポエム板にある評価系スレと併用する複数投稿は認めません。 ・ブログや他サイト等からの転載は作者本人であっても許可しません 前スレ 君のセンス5段階+αで評価するよ[vol.96] http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/poem/1300179852/l50 過去ログ倉庫 (10/31機能停止) http://kako1005.hp.infoseek.co.jp/ 過去ログ倉庫 (新しい方) http://kako1005log.web.fc2.com/
2 : よくあるようでない質問集 Q 連投したら怒られた A 最近テンプレを読まない人が増えています Q 僕の詩がずっと評価されません A 貴方も評価に参加しましょう その発言は間違っています Q ○○さんに評価してもらいたい A 評 価 人 の 指 定 は 禁 止 さ れ て い ま す 過去に自由参加推進派とコテ信仰派で別れ セン5スレが分裂した無意味な歴史があるからです Q 素人の僕でも評価して問題ありませんか? A 冷静に見てほぼ全員がド素人です 真面目に評価してあげましょう Q 作者の人へ感想を送りたいが未評価から外れてしまう A ランク無しの評価文は感想扱いとして未評価扱いのままです【←重要】 Q やる気の無い一行評価をされてガッカリした! A 未評価のまとめ人の判断で取り消せます 対応に問題があれば議論スレへ Q 過去ログ倉庫が更新されていませんが A アルカリ ◆pH7.2omqBEさんを全力で探しています 見かけた方は大至急報告を 新しくセン5のまとめサイトを作りたい方はご自由にどうぞ むしろお願いします Q 歌詞やエッセイでも投稿して問題ありませんか? A 初代スレからなんでもOKでやってきた のだけど評価人にもよる Q 再評価を希望したら嫌われてしまいますか? A 問題ない するしないは自由 Q あのコテむかつく A 知るか
3 : 未評価一覧制作者の心得 【壱】 間違いを恐れない事 毎回失敗せずにやってくなんて無理 間違いを指摘されたら素直に喜ぶ 【弐】 決められたルールは守る事 作品へのアンカーは「>>」を使わず「>」を使用 (一度に>>を20個以上使えないからです) 1列5作まで 10作セットで行間を空る (楽に目算しやすくする為) 当たり前ですがちゃんと理由があります 【参】 引継ぎ番号は書く事 評価する側される側 百利あって一害なし 【四】 連投や盗作は全てEで切り捨てる事 連投は全て却下 発見次第報告をしてください 【五】 わからなかったら議論スレで聞く事 勝手な独断で動かない
4 : 未評価一覧 (前スレ>>960 より) >739-740 >844 >852-853 >854 >856 >861 >911
5 : なーんかスレ立てのプロがいたな 誰かしら ただ前スレを間違えちゃったね おつ 君のセンス5段階+αで評価するよ[vol.97] http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/poem/1308254973/l50 過去ログ倉庫が復活しているのを今知りました アルカリさん有難う御座います なにも得することなんてないのに素晴らしいです
6 : 「夏の幻想」 凛とした夏草が鳴き声を上げ 草と虫と風の唄を聞き ずーっと続くあぜ道を 私は耽りながら歩く ふと気がつくと辺りは闇に蔽われ 木々が私を囲っている 私は闇の中 木々のざわめきと 湿った空気の匂いを頼りに ひたすらに まっすぐと続くであろう道を歩く ホウホウと鳴く梟の声が 耳の奥に沈殿する 私は鳴き声に 木々達に導かれるように歩を進めた 100間ほど離れているだろうか いや10間にも満たないのだろうか 木々達は光の門を作り 前へ 前へ もっと前へと 私を誘う 光の門の先には澄んだ湖面が顔を覗かせる 高台を探し湖面を見下ろす 金平糖が一杯に広がり 丸い太陽が照らしている 私は太陽に向かい小石を投げた ちゃぽんっ と音を立て 太陽と子供達は一斉に舞を舞った 私はその舞を ずっと ずっと ずっと 眺めていた ゴウっと 鋭い風が吹き 舞を踊る子供達を黒い影が蝕む 空を見上げると 雲が晩餐の終焉を教えていた 名残惜しむ気持ちを抑え 私は帰路へと着いた 夏の夜の夢の証に 一本のつゆ草を片手に
7 : 「おいしいカレー」 一週間に一度は カレーが食べたい と 思うけど ちょっと多いかな 欲ばりかな それじゃあ もう一生に一度でいい それがいい 丁度いい そんなわけ あったりするから あなたはいつも 紙を丸めてるんだ 紙の真ん中にそそぐように おくびょう者ほど辛さを求める と 記すあなたは ぬくもりが大っ嫌い 特にずぶ濡れのぬくもりを あなたは鉄の匙ではねのける だからか 一方では減り 一方では積もっていくものが あなたにはあるようで
8 : べつに辛くなくてもいい それほど辛いのが好きってわけじゃない それよりもあたしが好きなのは やっぱり あの どろどろなんだよ わたしは 一週間に一度は とろとろがしたい けれど わたしは皿であなたは匙で いつも かんかんと鳴ってるばかりか その むこうがわで ぐつぐつといってる 何か 茶色いものを 互いに懐胎しながら ちょっとずつ テーブルの上にこぼして そして いらなくなった紙でふいている
9 : ねえわたしが この紙をあなたに投げつけても 何が変わるってわけでもなくて それで 今週末はカレーがいい なんて 裂ききってもいえなくて あ ほんとうに香ばしい ほんとうに 人生はこきざみに段だら って だから わたしが わたしたちが ふと 互いの坂をみあげたときに 流れている あれは 一体 いつになったら こっちに やってくるんだろうって だから いったい いつになったら お腹いっぱいに カレーが 食べられるんだろう って
10 : 『太陽への接近』 背骨が汗かく 夏は死のにおいで満ち満ちている あらゆることの中間にあって 忘我のうちに 地面に張り付く ふち取り定かな影に 操られているのではないか? 熱線に焼かれ 砂に埋もれた人々の 青白い顔、顔、顔 実体のない暗号解読 それ自体で示さない記号を 希望と受信し 「これで万事がうまくゆくだろう」と ぼくは答えた それからは妙に訳知り顔で 遺失物一時預かり所にも 不毛な治療にも 足を向けることはなかった 橋の下に きみの腐った抜け殻が 吊るされていたのを 横目に見やり 秋の枯渇に備え 冬の傘になるものを 探して奔走し いずれ産まれるであろう 我が子の名を またひとつ打ち消す やがて 凶弾に倒れ死ぬ 自分の哀れな表情を眺め 思わずにやり これで満足 やっと満足することが出来たのだ、と 苔むす墓に入る心地で 夏蒲団はねかえす その夢枕 部屋の四方の壁が 日に日に内側に寄って来ていることに 気づき 圧死の危険を感じる これらは全て 七十七億年後におこるという 太陽の大膨張のことを きみが思い出したせいだ
11 : 『プライベート・アドバイス』 ねぇ きいてる? きいてないでしょうね だってあなたは 色々忙しいんでしょう あなたは私にこう言いました デブと はい、あなたの方が完全に太っています 毎朝鏡を見てないんですか? 見ても自分だと気付かないんでしょうね デブ過ぎて 軽蔑してもいいですか? はい、もうしてます あなたはクビになってくださいね
12 : >11 セン五スレは「王さまの耳はロバ」と叫ぶための穴か!?つーか知らんわ。そんな世界の片隅のちっちゃい攻防! しかしそのデブはあなたにとってとても大切な存在にも想えるなあ。どうかお幸せに。E
13 : >>12 すいません再評価でお願いします・・・
14 : >>27 一行目から大冒険。太陽が近付く夏を誇張して描く。 シリアスな語り口は変幻自在の思考の展開を見せている。 熱波に焼かれて死んだ人間もやはり清涼感溢れる青白い死に顔なのだろうか等と、想像しながら楽しく読めた。 しかし、テーマが今一不明瞭。 各連とも独立した詩になりえる尖ったピースを孕んではいるが、組立が効果的ではない為、 描こうとする地球が話者の空想の中で終末的な状況なのか、それともただ四季の中の一つに在るのかはっきりとしない。 焦点を絞れぬダイジェスト。本編が見えない。D+
15 : 失礼、>>27 ではなく>>10 。
16 : >>7 すんません、私カレー食えない人なんです・・・ 別の人評価お願いします >>11 現実から目をそらしている自分を説いたものなのかな? 個人の日記を見ているように感じました 詩がストレートでわかりやすいといえばわかりやすいのですが 情景や過程もなく淡々としずぎている感はいなめないと思います D−
17 : 「ポジショニング」 臓と臓の間に 臓を挟み込む 無意味の臓に 色をつける 時期外れの紅葉色に
18 : 『真夏のトライアングル』 大人達の裏切りを知る 超能力少年がねじ曲げた 銀製スプーンの極点αから、 芽吹きに失敗して枯れた 向日葵の太陽を思う首 その想像上の可動部内頂点βへ向けて 直線をひき これを底辺とする。 そのはるか上空 ヒナを失ったツバメの 吐き出した血が、 底辺の中央突き刺さる 垂直二等分線をなぞりつつ まっすぐに落下したなら、 自分の死骸を見つめるツバメの つぶされた右眼の跡γと 頂点αβは直角二等辺三角形をなす。 少年と向日葵が空を見上げる そのにくしみの温度は 人も生きられぬ程 きっかり45度である。
19 : >>17 初体験を描写しているのがわかります。この作品は評価が分かれます。D- >>18 元ネタがわかります。ネタばれしてます。しかし、綴られた文字は2ちゃんねるでは厨二病と言われます、共感できます。評価D。 アンドロメダの空を〜おおぐまの足を〜5つ伸ばしたところ〜さそりの。 こんな感じの歌があったけど、こっちはすっきりします。>>17 初体験を描写しているのがわかります。この作品は評価が分かれます。D-
20 : >>18 元ネタがわかります。ネタばれしてます。しかし、綴られた文字は2ちゃんねるでは厨二病と言われます、共感できます。評価D。 アンドロメダの空を〜おおぐまの足を〜5つ伸ばしたところ〜さそりの。 こんな感じの歌があったけど、こっちはすっきりします。>>17 初体験を描写しているのがわかります。この作品は評価が分かれます。D- >>18 元ネタがわかります。ネタばれしてます。しかし、綴られた文字は2ちゃんねるでは厨二病と言われます、共感できます。評価D。 アンドロメダの空を〜おおぐまの足を〜5つ伸ばしたところ〜さそりの。 こんな感じの歌があったけど、こっちはすっきりします。
21 : >>19 >>20 すいません。再評価願います。
22 : >>18 第一連、一読した限りでは他の連よりも不出来に感じます。 >大人達の裏切り、がどうしても不鮮明に捉えられてなりません。 >超能力少年、というのも不適切というか余計なものな気がします。 第一連、とにかく残念な少年の頂点αですね。 第二連、とにかく残念な向日葵の頂点βですね。 第三、四連、とにかく残念なツバメの頂点γですね。 第五連、とにかくここまできたなら、「人も生きられぬ程の45度」が ぴしゃり読者に伝わり少なくとも45度の意味が読者のなかで息づくようでなければ この手の詩は成功したことにはならないと思います。そうでなければ 数学的要素を取り入れた理由(わけ)がわからない、ということになってしまいますから。 で、私としてはそれに近い感情があります。45度?少年と向日葵の残念さ加減を等しく みせたのでしょうか。それにしても?がぬぐえない…といった感じです。 修辞はどうでしょう。第一連はさきほどの通りですが、第二連はなかなかだと思います。 ただ、向日葵の太陽ではあの太陽を思いうかべてしまう読者もいるかもしれません ので、ここは向日葵の顔でいいと思います。顔と次にくる首でうまく連想されることを考えてもです。 第三、四連はちょっと危ないですね。 >ヒナを失ったツバメの/吐き出した血が/底辺の中央突き刺さる に対し >自分の死骸を見つめるツバメの/つぶされた右目の跡γ と書かれていますが、死骸とは何のことでしょうか。吐き出した血?つぶされた眼球? いまいち理解できないうえに想像もつきません。 あともう少しで詩は生まれそう、そんな「予感」を尊重してCはつけられないと思いました。もう少しです。 評価D+
23 : >>22 とても丁寧な読解と批評をどうもありがとうございました(皮肉ではなく) 言葉を足したり削ったりしてる段階で、自分でも混乱してイメージの焦点が ぶれてしまったのかもしれません。
24 : 多国籍タコ いかんせんイカ 多国籍タコ イカ お、イカイカーン!!
25 : >24 タコなのかイカなのか、作者の中で書きたいことがぶれていると思います。 でも、まだまだです。ぶれが足りません。 例えば、屁をこいて見ましょう。ブッ。「おい、おまえ、屁、タコイカ?」 注意したひとはとてもカタイコです。むしろ優秀なコタイカ? だあれ?こんな詩、カイタコ。 ああ、セン五にイタコカ。 カタコイ。片想い。アーメン。E
26 : 最終行は、カタコイ、片想い、してイタカコ。に。
27 : >>24 >>25 >>26 素晴らしいの一言である。 一連の発言があたかもひとつの作品のように有機的に結び付いていることに貴方はお気付きだろうか? 我々か古来から追い求めてきたポエジーの本質とは即ち、あたかも奇遇ですなあという出で立ちで、然り気無く通りすぎるのであるが、 何やら風の様なものを感じてふと振り返ってみると、そこには当然のごとくしかも見せ付けるようでもなく佇み、 むしろ此方側が必然から離れているようでそっとその場を後にしつつ、去り際に風を全身で感じるために裸体を露にする様なものである。 そこには見せびらかそうと言う欲求の入り込む余地もなく、ただ自身の為、自身の為、なのである。 だがしかし此方側の意に反して、裸に向かって来る風は妙な質感を持っており本能的に逃れようとするが時すでに遅し、迫り来る雲塊である。B 。
28 : 「ハッピーバースデー梅雨前線」 良い事ばかりじゃいつかは醒めちゃう 時にはビターな気分のスパイスを 晴れの日も良いけど干からびそうになる前に ハッピーバースデー、バッドな気分の誕生日 秘密のメモ帳豹柄のカバー 透明なインクで書き留めた わたしの憂鬱の誕生日 ハッピーバースデー梅雨前線 あなたの湿った傘の下 生まれたての梅雨前線 風がさらって行くまで 少しだけの憂鬱
29 : >>27 素晴らしいとか言って最初に振ってんのはお前じゃなイカタコ。E
30 : >>28 梅雨の空の下、生まれる命の存在を感じながら、我々も正に今朝、梅雨の空の下で生まれたのだという感覚に襲われる。 勿論晴れの年もあるのだろうが、記憶にあるのはいつも梅雨空、梅雨空、梅雨空、である。 あるいは誕生日と言うのは、ある意味で我々の意識の中に埋め込まれた鉛の様なものを指しているのかも知れない。 程度の差こそあれ我々が無意識的に眺めている、梅雨空の印象に重ね合わされた我々自信の肖像画。 まさに今朝生まれたのではないかと言う感覚。 自然な動きをもって、我々は裸体を露にするのである。 そこにはもはや一般的な印象としての梅雨空は存在し得ない。見渡す限り清新な梅雨空。我々が求めていた場所。生まれてきた場所はまさにここに有るのだ。 そのような場所に降り立った者が必然的に目にするもの、迫り来る雲塊である。C。
31 : 「鉄塔のロンド」 錆びた匂いが蔓延すると 機械仕掛けの若人達は 今日も仕事だ えっさっさ 明日も仕事だ ほいさっさ 体が錆びて朽ちるまで 今日も仕事だ えっさっさ 明日も仕事だ ほいさっさ 勿忘草の忘年会 銀の木馬にまたがって 機械仕掛けの若人達は 今日も宴だ えっさっさ 明日も宴だ ほいさっさ 諸味の匂いをまとうまで 今日も宴だ えっさっさ 明日も宴だ ほいさっさ 古びたコインの裏表 磨いて磨いてピカピカに 機械仕掛けの若人達は 今日の一枚 えっさっさ 明日の一枚 ほいさっさ その身に価値を見出すまで 今日の一枚 えっさっさ 明日の一枚 ほいさっさ 錆びた鉄の溜まり場で 渇きを癒すツバメ達 何故翼が無いのかと 僕には翼がないのかと 機械仕掛けの若人達は ヒトツの翼に えっさっさ フタツの命に ほいさっさ 空の欠片を拾うまで ヒトツの翼に えっさっさ フタツの命に ほいさっさ 「なぜなぜぼくだけ届かない そらにおててが届かない ぼくが一番ちかいのに おそらにいちばんちかいのに」 ほろほろほろとあふれ出る あか茶に錆びたメタモルは 機会のロンドが傾げたら 引力に負けて落っこちた 砂塵の霧が舞い降りて 溜まった池のメタモルに フタコブラクダが口をつけ ヒヒヒンブルンとせせらいだ
32 : >>30 ありがとう。でも、とってもジメジメした感想ね。…再評価を希望するわ。
33 : >>31 リズミカルに良く練られていると想うわ。途中で気絶する事無く最後まで読めた…。でも、 結局、何が言いたいのかわからないわね。 鉄塔のメンテナンスって、とっても高尚なお仕事じゃなくって?とび二級の資格じゃ全然足りないかもしれないわ。 お空に手、とか言ってる場合じゃないの。親綱張った?D
34 : 『あたらしき言語』 まるで他人から隠れるように 呼吸する、この卑屈な惑星では 言葉はとうに飽和している。 今その やさぼやりとした大気の薄膜を 突き刺して、灼熱する巨石群が空に 血の赤い線で航路図を引いていく ――「いんせき」と傍らの女がつぶやく 先に来たるものが 地表と接吻した瞬間の 歓喜の破裂、鼓膜割るとどろき おくれて降り注ぐ 所々突き出た欠片の 真っ白なしぶき この欠片は新しい植物をはやす 種か? 音を無くし、声も失った人々は 表情さえも消して ただ待っている
35 : 「分岐」 とてとてとてと若者が 大都市ミラノに想い寄せ 閑古鳥がはこびった しみったれたこの村に 踵を返して後にする とてとてとてと歩を進め 一人の強者がこういつた 右へ行くんばしかるとも おのずと明日がみえんしゃい とてとてとてと歩を進め 一人の弱者がこういつた 左へいくんばしかるとも 明日はわがみにふりかからん とてとてとてと歩を進め 一人の賢者がこういつた まっすぐ道をおいきなさい 貴方に枷が無いならば とてとてとてと歩を進め 3個の巨像に出くわした 右と左と真ん中と ぬしはどこにゆくんしゃい? 生まれて初めて歩を止めて ゆっくりゆっくり考えた 右の巨像に語りかけ 私の足は疲れ果て 右への道は進めません 左の巨像に語りかけ 私の心は疲れ果て 左への道は進めません 中の巨像に語りかけ 珊瑚の欠片が気になって 中への道は進めません おてんとさまがやってきて 迷うわたしにこういつた しかるばおぬしのいくみちは おのずとこたえがでてくるのう うつむき眉間にしわ寄せた 私はうえむきこういつた 珊瑚の欠片のゆくすえを 見守りともに育てます とてとてとてと若者は 振りかえらずに来た道を 閑古鳥を肩にのせ すたすたすたと戻って行った
36 : 「潜水」 海に潜る。 潜る潜る潜る潜る いくら潜ったとこで 海底にはたどり着けない ただ暗くて 何も見えない 何もさわれない 何も掴めない お願い君がライトで照らして 何も見えないまま 何もさわれないまま 何も掴めないまま なにもわからないのに 一人潜り続けるのは 悲しすぎる。
37 : >>34 出だしから残念ね。なぜならいきなり読者を限定してしまっている。 だって惑星が卑屈って理由は何?隠れて呼吸のソースは何? これじゃ常日頃から「惑星って、卑屈じゃねw」と思っている者意外スルーするに決まっているわ。 そして、言葉が飽和…。まあ、分かるわ。言葉ってのは有る意味事象へのリアクション。 未知なる現象を求める好奇心…これは自己の停滞を打開すきっかけには成り得ると思う。 でもね、この詩自体がそのエネルギーを持ち得るかと言えば、そうでは無い。 だって、目線が無限に移り変わる時空を切り取ったただの一点なんですもの。 シャバいわ。D−
38 : >>35 すぐにVeckだって分かった…。自分のリズムを持っているから。 とりあえず再評価希望を申し出ずに自作を投稿した男気は買うわ。 でも、テーマは殆ど同じ。はっきり言って他人の糧になる様なワードは皆無だけど、 もしも自分を表しているのなら友人として迎え入れねばならない詩だと思う。 ただ、来た道を戻るのは誰しもが何度も歩む道程。それが普通の旅なのだから、 戻らねば見られない景色を描いて欲しい。D−
39 : Gmund in fact Most of course interest as such daod Each other things from scratch things Not yet eightyeights with all over the place Over the edge Know what little or more kind of interest Xenon in link Quality for free up top Year by default Edge to go course with credit
40 : >>36 そして、これには>>35 には無いものがある。ここには渇望がある。 手を差し伸べられぬもどかしさを与えてくれる。 まあ、差し伸べた所で「お前じゃないよ!」と一喝されるのが、 世の常ではあるのだが…。(;n;)rz(評価自粛)
41 : >>37 すいません。再評価願います。
42 : >>35 珊瑚の欠片が勿体無いな…分岐に辿り着く前に、ひとつ存在を印象付ける行があってもいいような。
43 : 「耳ふさぎ宣言」 先月に高祖母が死んだ 胸が痛かった記憶があるなあ 妹は泣いていたよ 葬式が退屈で でも今、高祖母の話は遺産関係以外では出てこなくなった 知っているタレントが亡くなった時 みんな友だちのように悲しみにくれてたよ 最近じゃケロッとしたように名前も出しゃしない わたしもみんなもミーハー 死を流行にしちゃいけないけど全部気の迷い 本当に感情移入することなんてなかなかない 人は移り気だから 知ればいずれ忘れる 忘れるというのは消えるわけじゃない バラバラに散って 見当たらなくなるだけだ 忘れて再度死なせるような真似をしたくない だからもう情報は欲しくない 今まですべてあらいさらい嘔吐して 何もかも燃やして骨になりたい
44 : たまごまごまご俺の孫 ギンギラ息子のその下に やわらかぷるんの双子ちゃん あなたのお顔に頬擦りよ ぷにぷにぷにーにお兄ちゃん 石鹸の香り双子ちゃん ファファファファンサイレンに ドキドキ 怪しいやっぱりこの人です 蛹から妖精になるのかしら
45 : ボケー!!(;n;)rz
46 : 夕暮れ時、一日と共に終わる命 雲は夕焼けを溜めこみ残酷に豹変する 刀は死の快感を求め、流れ歩く 掻き立てるような衝動が めくり出された欲望を振りかざし 弱まる鼓動に連動して 儚い光が辺りを黄昏に包みこむ そしてその光が切っ先から染めていく、まっすぐに立つ姿を赤雲のように
47 : >>46 背景がそのまま伝わってきて 素朴な気持ちにさせる詩ですが 貯め込み残酷に豹変、掻き立てるような衝動 弱まる鼓動 儚い光 黄昏に包み込む ↑は語呂はよいと思います しかし比喩がないため直接的に心情をえぐるような言葉?や 暗喩?みたいなものが欲しいと思いました 刀は死の快感 ここは比喩だと思いますが ここにこの詩の意味を注ぎこんだのだろうか? 等と考えましたが他が直接的な背景描写等で心理描写等もなく そのためこの言葉だけ浮いているというか残念だなと思いました。 題がなく焦点がぶれて感じたため D−でお願いします。
48 : >>34 1連目ですが 言葉はとうに飽和している これを表す文は まるで他人から隠れるように 呼吸する、この卑屈な惑星では ここだと思うのですが 題が「あたらしき言語」のため その過程が弱いと感じました 2連目 とてもいいと思います 血の赤い線で航路図を引いていく ここの表現はすごく良いと思います 前後の文もこの部分をよりよく見せる スパイスとして、よく効いていると思います 何か言おうともしましたが、辞めました 4連目 事の事象を淡々と説明している感じが見受けられ まとめとしての機能は発揮しているのですが 説明っぽく感じてしまいました 5連目 最後の連は人々の反応なのか 何か隠喩があるのかはわかりませんでしたが もし一連の流れの中での反応であるのならば 題目を補えて無いと感じます 良い部分もあり楽しめて読めましたが 全体的に題の「あたらしき言語」の 説得力と描写が弱く感じました 評価C
49 : 未評価一覧 >6 >7,8,9 >36 >43 >45
50 : 「鬼」 真っ青に燃える紅い魂 情婦の洪水は呑みこみうねり 命の弾丸をその身に受ける 肉団子を見せつける白太鼓 罪を厠へ投げ入れた 黒い棘の薔薇の花は どこぞの蓮華を咲かすため 左右上下に舞い狂い 白い稲を躍動の田に植えるのだろう ずぶずぶずぶと呑みこむ様は だいじゃかおろちか五月雨か ずるりとはいずるなめくじは何も語らず 熱に巻かれる雲も浄化の灯も与えられず 黙して、審判の時を待つ
51 : >>48 すいません評価付け加えというか読みきれてなかったので テーマは世界の崩壊と再起みたいな感じですかね?
52 : >>44 が未評価だが本人が>>32 にて再評価希望出してる時点で連投 しかも名前欄まで偽装して悪質 コイツの生き様そのもの 却下 >>44 E 未評価一覧(>>49 ) >6 >7-9 >36 >43 >50 再評価希望 無し 未評価一覧 (前スレ) >978
53 : 「とびたい」 花も焦げる気の荒い太陽に息も絶え絶え涙が一粒じゅーっと頬の上で消えていった。 耳が痛い、耳が痛い、指の先も痛い、まぶたも痛い、痛い、痛い、腰も、膝も。 気がつくと眉間に皺が出来ていた。 皺が出来始めた顔に口元だけの笑顔。 開き直れと誰かの言葉。 開き直った姿は見苦しいと誰かの言葉。 痛い、痛い、痛いと心臓が鼓動する。 止まりますと脅迫電車。 各駅には耳と指先とまぶたと腰と膝が待っていて、荼毘にふされるのを待っている。 痛い、痛い、痛いと心臓が鼓動する。私の駅はどこなの? 駅は無いよあなたには。コンクリートで固められて海に沈むだろう。 開き直れ!開き直れ!開き直れ! 見苦しい!見苦しい!見苦しい! 花も焦げる気の荒い太陽が自己顕示欲を丸出しにして輝く時が来たのだ。 口元すら歪んでしまった。視界も歪んだ。 荼毘にふされて煙が空に昇っていく。 その空に私はとびたい。
54 : 母性本能 自身で自身を守れない そんなものを見ると そっとぎゅっと守りたくなる 母性本能に掻き立てられ 守らなければと 抱きしめなければと 思わずにはいられない 小さな体を優しく抱きしめ 何も知らない無垢な目を見つめ 何かを求める手を そっとつかむ
55 : >>52 彼に貰ったあの素敵な感想文…この人、読んだのかしら…。 再評価依頼なんて冗談に決まっているのに。バカね。 でも…この忍法帳…なんだか…。アイツみたい。 汚珍棒?汚珍棒。そう、わたしが…いえ。何でもないの…。
56 : 「ダーティーでレアー」 棒 棒 棒 ダーティーでレアー バーでがんす。 …しかし、今はそれどころでは… バブルブルブルバブルブルブル 居間でシャワータイム おーい、石鹸を作って来てくれないか! そんな事の為に俺を産んだのか男子!! ちょっと、男子! 俺を科学工学科に入学させてくれないか工業高校の! 校内で三人の女生徒はアイドル 帰り道が一緒なだけで男子生徒はストーカー 好みのタイプじゃなくても とりあえず付け狙っている事にしなければいけないと 思い込まされる程に ほぼ男子校 ベイベーこんな事なら女子高に入学すれば良かったと 思うのは何時も後の祭り デラシネさんとデート チャンスをゲラウェイみたいに…ネ(^o^)rn'
57 : と、同時に全員に平等なチャンスが訪れたことを、 全ての女子は忘れてはならない!!
58 : そして何時もハッピーちゃんを手にするのは 鋭い洞察力で先手を打ったその一人だけなのだ!
59 : も−りもり
60 : 初めて評価というのをするので、不服がありましたら再評価願いを出してください。 >>6 自然の中に自分の情熱を見つけて輝きを持って帰れたような気分にさせる詩だと思いました。 >ずっと ずっと ずっと >ゴウっと この二か所は別の表現にした方がいいと感じました。中途半端に現実にひきもどされてしまうので。 C+ >>7-9 せつない詩だと思いました。依存的な感じを受けました。 私は好きです。 C >>36 素直な気持ちを比喩を用いて書いたキャッチ―な抒情詩。 結構こういう方がウケは良いかもしれない。 C >>43 >わたしもみんなもミーハー この部分までの文は状況説明というか愚痴にしか思えません。 なので、無くてもいいような気がします。 後半は共感する人もいるかもしれません。 D+ >>50 官能的な詩。だけど下品にはかろうじてなっていない。 ただもう少しメッセージを分かりやすくして欲しいと個人的に思った。 C− >>53 は私が書いたものなので、どなたか評価してください。よろしくお願いします。
61 : >>51 そ、そうですね、説明するのが難しいのですが、自分の書いたものを自分で解説するという愚を恐れずに言えば この詩において隕石の衝突で世界が崩壊し、再起を待つ人々の姿というのはひとつのメタファーとして働いてくれればと 考えていました。また題名の「あたらしき言語」はこの詩が「あたらしき言語」によって記されているという意味では 付けていません。あくまで中心にあるテーマは「あたらしき言語」の到来する風景を生殖行為になぞらえて 描写することであり、それを念頭に作りました。 評価をいただいた御二方からも指摘があったようにそれを十分に伝達する説明、描写が欠けていたかなと今は思っています。 恥の上塗りでもっと突っ込んで言えば、この「あたらしき言語」が到来する人というのは詩を書く人なのです。 また一連の「卑屈な惑星」というのも詩を書く人の姿を描いたつもりでした(汗)、「他人から隠れて呼吸する」というのは 他人から安易に理解されえないよう複雑な隠喩をつかう姿です。 隕石により鼓膜が破れ、お互いが言語によるコミュニケーションがとれなくなる(ふるき言語の破壊)と その隕石によりもたらされる未知の「あたらしき言語」つまり新しき植物です、これの到来を固唾を呑んで待ち続けるという 詩人の姿を描こうとしていました。 もちろん詩は多義的に様々な意味を読んでる人が与えてくれればよいと思っているので、わたしのテーマとしていたことに 限定された読み方を望みはしません。ただし頭に?がいっぱい浮かんでしまう意味不明なものになってしまったのだとしたら それは読み手の問題ではなく、わたしの単なる力不足です。 長々と失礼しました。ここまで説明してしまうと本当に味も素っ気もなくなってしまうので、もうこの辺でやめにしたいと思います。 ご評価どうもありがとうございました!
62 : 「病葉(わくらば)」 誰よりも敏感なその神経 ささくれた指先に涙を乗せて見た 涙の周りを舞ってくれた 客観性ばかりだと自分を信じられなくなるよ それよりも主観を大切にする時ではないの 自分のやりたいことは何 どうすればできるのかな 目的を決めたら歩きだそう 外に出ようよ 人と逢おう 主観ばかりだと摩擦が起きるようになってきたね あなたはあなた 私は私 だけど客観性ならもともとあるんだから大丈夫だね 涙の周りを舞う病葉(わくらば) 我先にと死に急いだ秋の使者 私だけじゃないなんて それで納得がいくものか 私だけがこんなに悲劇的 周りはとても幸せそう 涙があふれて 病葉(わくらば)がたくさん見える その周りを舞うから 私は両手で顔を覆った
63 : シャバい!気に入った評価と気に入らない評価じゃこれだけリアクションが違うんだからな。大した詩人さまだぜ。
64 : >>63 アンカつけてくださらないと分からないのですが、もしかして私の評価(>>60 )した 内容の事を言っているのですか? 不服があるなら、再評価願いをしてください。
65 : あ、お二方って書いてあった。 ワーイ(^o^)rn'
66 : >>64 2ちゃんの罠にはまりすぎだぜww
67 : >>66 はい、お恥ずかしい話でした。
68 : 黙れガス
69 : ガス→カス
70 : 『Live』 その時最高の盛り上がりを見せたのは であった ビジュアル系の俺は ステージにキスをした
71 : 「あの鳥とは」 あ と君は言っただろ 億千万の彼方で君は言ったとしても 君は言ったんだよ 「あの鳥は、どうして」 と問うとしている人がいるとして あの鳥は何だろうと思うか 君にも問いたい その問が君に値するものなのかと あの鳥とは、そして 前もって見越された驚きと共にあるだろう そういうことばを肘掛けに 眠りのさやを背もたれに あんねいとはなにかだよ なにかに入る言葉を探すんだ鳥のなかに そうでもない、あの鳥がこの問につながれている あの鳥の羽は薄い灰色で あの鳥のくちばしはオリーブの混ざった渋い茶色 あの鳥とはなにかそういったものの塊であるわけ そういう鳥とはあの鳥に値するものなのかで あの鳥とこの鳥につながるものを見ようとも そういうふうな、あの鳥は 例えば一直線だとしても構わない たいがいのものははじめ 一つの直線として見えたりする あちらからこちらへ流れてくると言って 水平線だか地平線だかを超えてみて あの鳥が君の前にいるとしたらそれが 君の前にいることなのかもしれぬ そういうものなのかもしれぬ あの鳥は あの鳥とは
72 : 外へ出ると皆普遍的だった 落ち葉の行く先を決める風も 近所の手入れをされた花々も 手をつれて渡っていく母と子も 午後ののどかな太陽も どうして改めてああ美しいな と感じるのか 当たり前のものが ああ私は 当たり前のものでも 美しいなと感じるようになれた この 感覚からずっと遠ざかって いたのだ 私は今日の仕事を精一杯して 野菜だってちゃんと食べて DVDを見て笑い 部屋の掃除をし 先輩に愚痴をいい こんなことも前はできなかった あの人があなたの元気が戻れば 絶対大丈夫だからと 早く元気になってと 云ってくれていた ああ ほんとに大丈夫だったんだなあ いつか心配してくれていたあの人に こんな風に感じるのだと報告したいな
73 : >>60 評価サンクスww
74 : 「飛ぶ」 からん と眼球をさらけだしたまま ベッドの下にころがっていた まだ嘴が黄色であった雀は その視線を微かな外光へむけながら 息絶えていたように思う 雨が濃密にながれている庭蔭に 呼吸をみだし横たわっていたのをみかね 布にくるみ米つぶや水をあたえてやると みずからさかんに嘴を動かしてきたものだった それでも一旦手から放れると ゆえか部屋中を逃げまわり それならと 気ままに煽ぎ飛びたっていくことを願い いつまでも部屋の窓をあけていた それでもおびえていた わたしや外に もはや飛びたつことさえ わすれてしまっていたのかもしれない それなら あの眼はなんだったのか 漠然と光をうつしていたあの眼は ――死がみえなかった――死があまりにもはやすぎた それでも飢えていた 渇いた夢をさまよう私をおきざりに ねむらずに彼はついばんでいた めくれかけの暗がりとはがれかけの表皮を もくもくとついばみさいごまでついばみ 生きるとは夜明けを待つひととき そのくすぶりさえをも 餌とすることか 部屋の窓をあける 空はみごとに晴天である よし 飛ぶか 一緒に――
75 : おっと酉わすれ へへ
76 : >>53 おびただしい修辞とだらしないリフレインだけが目に余ります。形式美はうかがえません。 そのうえ修辞といっても、めぼしいのは「花も焦げる」のたった二文節ほどです。 身体の各部位の指示しているものは一体何でしょう。おそらく大したものではない筈です。 各駅に身体の各部位が待っているというのもどちらかといえば不鮮明な表現といえるでしょう。 そしてなにより 花、太陽、身体、駅、荼毘、空、とびたい、が通読の内に連結されないまま 読了後も消化不良となってしまうところに一考も二考も要することです。 まだまだ草稿の段階でしょう。 評価D
77 : >>76 評価をありがとうございました。
78 : 《YELL》 今を苦しむ人たちに 心からのYELLを送る そう言いながら 折っていた 少女の小さな 折鶴を 私は手に取り少しだけ 温かい気持ちになったのに そっと涙をこぼしてた
79 : >>62 第一連、一連目として完成とまではいえませんが、どこか 胸騒ぎを感じさせられているのは悪いことではないと思います。 第二、三、四連は蛇足でしょう。完全に意味で詩を作ろうとしています。 第五連、一行目はまだ良いですが二行目は美辞麗句でしょう。詩人の猿真似です。 確かに詩人の詩句は格好良いですが、あれは洗練されたものでありますから。 内容美に不可欠な語句を連ねての、さらに語調と字面も格好良いときた代物です。 ただ事では作れません。 第六連、二行目が強い。ここには詩情が潜んでいると思われます。他の行は推敲です。 最終連、にしては内容が薄い。というよりも表現が薄いのでしょうか。 敏感で不幸な神経を文字で表現させたとしても、その先に感動が待っているとは限りません。 さらばそれは詩などではなく、表現の内に詩情を嗅ぐわせ感動させられるものこそが 文芸としての詩になるのだと私は思っております。 とりあえず、削るところは削って捨てるところは捨てましょう。 評価D+
80 : 「イケ貴族モテ部隊の反乱」 イケメン ヒケメン サガレメン モテモテ貴族 涙色したイクナメン程 悲しい物は何? キクラゲン ドククラゲン そっとしてたもれ 真夏の池にはグワァ 帰る気持ちは無い 俺の背を押すのは 信号待ちの歩行者 赤よ青になれ 都会に不慣れな三つ編みっ子 俺は声を無くした押しボタン 身振り手振りでジブリ これが宮崎の流行 woo baby これがスタジオジブリの玄関 oh yeah!! アイツがスタジオジブリの警備員 come on! そしてこれが俺の水平パンチ 独りでも一個部隊 脆弱なリスのポリスマン 非合法組織の仲間 イナバ ウアー それでも俺は止められない 素振りパンチ でも honey 君が望むのなら イケ貴族だってやめてやるさ come on. キスをしてもいい? もうしているけど
81 : >>70 コイツは非の打ち所が無いな。しかし評価テンプレに、これに適切なのが無いのが悔やまれる。(評価自粛)
82 : >>71 私達が普段使う、「あの鳥」という言葉は実は「あの鳥」と言われたものとは何の関係もなく、存在している。 あの鳥とは、なんであるのか?その空欄を埋める正解は人間が言葉を使う以上はたどり着くことが出来ないのではないか?つまり名指すことの困難さという問題、を表したかったんじゃないかと、勝手に解釈しました。 詩の言葉は、ひどく曲がりくねって、何度も読み直すハメになったのですが、苦痛とは感じませんでした。不思議な魅力の詩だと思います。 評価はCで
83 : >>72 作者は以前病気だったのでしょうか?それは当たり前の日常を遅れぬ程、酷いもので、それだからこそ当たり前の美しさを感じることが出来ないということなのかな? あるいは逆に何か精神的にショックなことがあって、生活があれてしまったとか? いずれにせよ、これこのままでは何か個人的日記の様で、深いメッセージ性だとか、詩的メタファーだとかはあまり感じられませんでした。 もちろんこれらがないからダメだというのではないですが、ここで語られている作者の独白では、感情移入も難しく、逆にそれを超える何かも見出だせませんでした。 どうせなら、その当たり前の美しさを感じられなくなっていた頃の具体的エピソードだとか、それをどうやって克服していったかという過程を書いた方が、まだ読み応えあったんじゃないかと思います。 すいませんが、評価はD-で。
84 : >>79 評価をありがとうございました。
85 : クレヨンストーリー クレヨンで汚された落書きのキャンパス お昼過ぎ 路地のアスファルトをそっと歩いた 住宅街に施された少年の空想 カラフルに イルカがまた一匹飛沫をあげる 小さな手に握りしめたクレヨンで 君は何でも描いていける きっとそこには海が出来るんだ 君が彩ったアスファルト きっといつかは草原に変わるんだ そのクレヨンを 君がずっと手放さないかぎり
86 : クレヨンストーリー クレヨンで汚された落書きのキャンパス お昼過ぎ 路地のアスファルトをそっと歩いた 住宅街に施された少年の空想 カラフルに イルカがまた一匹飛沫をあげる 小さな手に握りしめたクレヨンで 君は何でも描いていける きっとそこには海が出来るんだ 君が彩ったアスファルト きっといつかは草原に変わるんだ そのクレヨンを 君がずっと手放さないかぎり やがてホースで水が撒かれたアスファルト 絵が消えた 少年は母親に向かって泣きわめく おもちゃ箱を片付ける時が来て キリンは寂しそうな目で 少年を見つめた いつからかクレヨンは仕舞われたまま 少年はやがて大きくなった 描くことを忘れた少年は 新しく数式を覚えた 渡された設計図そのまんま 真似して書いた 進むべき道のりと未来の絵 重たくなった腰を上げよう 風船持ってたら軽いぞ 食べるのは空腹を満たすためじゃない 思い出した 息してるだけじゃ生きてない クレヨンで一体何を描く 久しぶりの感触だ 思い通りに描けるわけじゃない 精一杯 練習して どうにかこうにか これから上手くなれ 仕舞ってあったクレヨン取り出してもう一回 ほらイルカが また 飛沫をあげた
87 : 足跡の物語 積もった雪が好きなのは 足跡がくっきり残るから 振り返れば 靴の裏が道をつくる 時には滑ったり転んだりして そんな跡も全部 残していく まるで白いハイキングコース 疲れたらおにぎりでも食べるよ 日差しが届く場所で日向ぼっこ 誰かが開いた道の上を ただテンポよく歩いていく 知らぬ間に 僕の靴は大きくなった 二つ交互に刻んでいく 父さんの足跡に 少し似てきた気がした 靴ひもが解けたら また結び直して歩き出してく 砂浜が嫌いなのは その足跡をすぐに消すから 波にさらわれた 大事にしてた物語 また新しい足跡をつくってくんだ コンクリートの道の上にも 気づいたら 並んで歩く足跡があって 四つ きれいに跡が残る 肩を組んでる足跡 手を繋いだ足跡 こけそうになっても すぐに支えてくれる人がいる 何万歩 歩いて来たんだろう 足跡をついに失った車輪は 寂しく回った じいちゃんの残した道の続きを これからは僕がつくってくんだ かかとから刻んだ足跡は いつか季節の中に消えていくだろう 後ろ向きに歩いてなければいい 物語を刻んでいく 誰も知らない僕だけのお話 君と歩くのが好きなのは 同じ歩幅で生けるから 一歩ずつ 踏みしめた靴の底で つかまえたアスファルト どうやって歩いていこうか それぞれ違う 足音響かせ
88 : halcyon days ずっとそこにあり続けてほしい 幸せってこういうものかなぁ? ぼんやりと時間が棚びいていく それは無意識を意識する瞬間 もっと今日が続くといいな 温みで頭がのぼせているんだろう 平和に惚けてみればいい ふと日常が温かく包まれていく 湯気でぼんやりとしか見えていない いまも紛争で死にゆく子供はいるんだろう だけど僕一人ではどうすることも出来ないから そうやって今日も食卓を囲んでいる 例えば 君の楽しそうな姿を覗いたり 噌汁がいつもより美味しかったり 街で空き缶を拾ってる人を見かけたら そんな今日がずっとそこにあるなら 素直に幸せって呟いてみる そんなとこから争いってなくなる 目を背けてはいけないこと 現実は理想にはまだ程遠い 地球は球体ではなく楕円球形で 偏りやズレは顕著に現れている 世界情勢をマンションの 片隅で憂いて夜風を浴びている 理不尽を暗黙している首脳たちに 苛立ちを募らせてみたりする Change the Worldの安売りを クラシックギターとともに掻き鳴らす メロディもなく 近所に騒音と処理され 毛布にくるまって安らかに夢を見る 例えば 君の表情の変化を眺めたり 愛犬ポチと散歩に出かけたり 気の合うやつと久しぶりに騒いだり そんな当たり前すぎる日常が 何よりも好きって認めてみる そんなとこから優しくなれる 今日も幸せだったんだ 浴槽に身体だけ預けて 心は遠くに飛ばす 湯気であんまり実感湧かないけど 兵士の心にも震えが見えた 例えば…ふとした日常に感謝してみる 柔らかいけどひび割れやすいもの いつか壊れる日だって来るだろう 写真立てがガラス片になっても 残り続ける形のないもの… いまが幸せ いまが好き そうやって呟いてみる 今がずっと続くなら そんな明日がずっと来るなら
89 : >>85-88 連投なので評価なしで。
90 : いちど投稿したものを少し修正をいれて再投稿するのって大丈夫ですか?
91 : ♯Period ありきたりなフレーズ スローガンに掲げ 毎日食い繋いでいける 漫然とした幸せ 世界の貧しい子供たち 写真で見て それ以上望まなくなった あくびひとつ出て ジワジワと潤んだ世界 裏側では乾いた砂漠が広がる 最悪のシナリオではないが 描いてたハッピーエンドでもない 忙しくて何する暇も生まれない毎日で むしろ怠惰に感じてしまうんだ 現在の僕に問おう やりたいことやってるか? ぬるま湯に浸かってる ここは 露天風呂 一歩出ると寒くて なかなかあがれないでいる そんな日々でも ここから夜空 見上げること 忙しくたって忘れないように あくびひとつ出た 睡魔のいつもの誘いに おとなしく負けてしまおうかなぁ この世界のあらゆる歪みを 飛行機の窓から見おろして ああだ、こうだと夜ごと論争を繰り広げている そして 辿り着いた答えは 寝るとこ 着る服がある 僕らは幸せだ そして何も変わりはしない
92 : >>91 の続き 意味なく生まれてきた僕ら 意味を見つけて死んでいくんだ 意味なく生まれてきた意味を 意味を探して生きていくんだ 重い腰上げて カレンダーめくりにいく 明日は来るんじゃない 僕が明日に向かうんだ 口を開けて 親鳥 待っているだけの だらけムード そろそろ終止符打とうか あくびひとつして 休日との切り替え さあ ネクタイで締め直して
93 : 疑心の悪魔 一端膨れ上がったそれは どんどん大きくなり どんどん暗く深くなる 飲み込まれていく 暗い湖の水は皮膚を溶かし 濁った水に住む魚は肉を啄ばみ 相反する思考の境界線はやがて消えてなくなる 飲み込まれるの、飲み込むのでもなく、融合するのでもなく 暗い濁った水から空気を求めて上へ泳ぐ ああ、しかし その足を掴み水底へと引き摺り下ろそうとするのは なんて醜悪な悪魔 遠くなる水面に映った光に恋焦がれる あんな風になれたらいいのに 伸ばした手は虚しく空をかいて 間違ってはいけないの 湖の主は私なのだと 溶けた皮膚は水に混ざりこんで 肉は魚を構成するものとなり 湖にもう異物はない どこからが私の思考で どこからが病の思考なのか あるいは境界線はもう消え去ったのか 悪魔が吸うのは湖の暗い水 悪魔が食すのは濁った水の魚 ああ、あなたと私はまるで同じだね だから私はこの湖からは逃れられないんだね 私が侵食されていく 私が取り込まれていく そうして私はあなたにたどりつく 暗い湖を隅々まで照らせるように あの水面の様に光ることができたらいいのに でも間違ってはいけないの 湖を作り出したのは私だよ 二つの思考の境界線は液体のように溶け出して 混ざり合って、ほら、一つになってしまえば 私の世界に異物はなくなる
94 : 先ず評価者を評価せぇ 評価依頼する価値ないやろ 別スレで楽しく想うまま詠えや
95 : ちゅうかきさん誰やねん ええから早よ小便くさい作品でも晒しときやあほボケェ
96 : >>94 なんやとワレェ。サドとサドだけでプレイになるかぁ!
97 : 佐渡侯爵がたくさんいたら大変なことになる!
98 : てか、評価者の作品どんなよ?
99 : あら?NGワードでしたか?
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