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2011年11月1期42: 今こそ「眉村 卓」について語るときじゃないか?4 (299) TOP カテ一覧 スレ一覧 2ch元 削除依頼

今こそ「眉村 卓」について語るときじゃないか?4


1 :10/10/02 〜 最終レス :11/11/14
日本SF界の産業将校 眉村卓についてひきつづき語ろう。
代表作は「ねらわれた学園」などの学園SF、「司政官シリーズ」など。
最近では愛妻に毎日贈ったショートショートが話題に。
【過去ログ】
今こそ「眉村卓」について語るときじゃないか?3
http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/sf/1157798779/
今こそ「眉村卓」について語るときじゃないか?2
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/sf/1076397390/
今こそ「眉村 卓」について語るときじゃないか?
http://book.2ch.net/test/read.cgi/sf/1025145160/
『眉村卓』 復刊特集ページ
http://www.fukkan.com/group/?no=116
眉村卓 応援サイト 「とべ、クマゴロー!」
ttp://www3.ocn.ne.jp/~kumagoro/
眉村卓 ワンダー・ティー・ルーム
ttp://www.usiwakamaru.or.jp/~yamas/index.html

2 :
見あたらなかったので立ててみた
引き潮のとき文庫版はまだか
あとずっと前から気になっているのだが、確か奇想天外に連載していた
ロボットみたいなものを遠隔操作して戦うというような話は
完結しているのか、どこかに収録されてるのか、知っている方いたら
教えてください

3 :
http://book.lq5a.nobody.jp/1025145160.html
今こそ「眉村 卓」について語るときじゃないか?
553 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 :03/07/27 15:12:
「奇想天外」に連載していた「ゲームの戦士」の続きが読みたいんだ
http://book.lq5a.nobody.jp/1076397390.html
今こそ「眉村卓」について語るときじゃないか?2
581 名前:名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/27(月) 11:01:00:
「ゲームの戦士」(未完)

4 :
>>3
ありがとう
そうか、未完だったのか。残念だ

5 :
スレ立て乙ー

6 :
妻に捧げた1778話・日がわり一話ほかの映画化
「僕と妻の1778の物語」
2011年1月公開
ttp://bokutsuma.jp/

7 :
「いいかげんワールド」みたいなユーモア作品他にもありますか?

8 :
>>7
個人的な感想だけど、「いいかげんワールド」は年を取って
にじみ出たユーモアだと思う。
若い頃の長編はあんまりユーモアというイメージがない。
その分、ショートショートに軽さが表れてたんじゃないかな。
角川文庫ならたくさん古本で転がってると思うので、適当に手にとって
気に入ったものをどうぞ。

9 :
引き潮は文庫化して欲しいね。
あれ硬本は絶版だろ。ヤフオクなんか強気で一冊5万とか値をつけてるのいたよ。
反応卵とか妙な花とか色々オブジェも魅力的な感じでさ、全体になんか静謐な感じのする文章なんだよな。
それが、妙に遠い惑星の現実感を掻き立てるんだ。
好みがあるけど、あれは傑作の部類じゃないの。

10 :
>>9
反応卵、いいよね。今出しても売れそう。

11 :
「引き潮のとき」を読んだことのない僕には、その反応卵というものが
なんのことなのかまるでわからなかった。いずれ「引き潮のとき」が
どこかから文庫で出版されたときに、その謎はきっと解明されるのだろう。
だが、その日が来るのがいつのことなのか……僕にはあいかわらず
よくわからないのだった。

12 :
要するに卵型のオブジェ。握る圧力の加減で色が変化するものらしい。
花の方はポ・タ とか ポ・ユとかいったかな?
一種洋蘭みたいな高級品。司政官の部屋とかに権威の証みたいに飾ってある。
その場面の文章は司政官の緊張と孤独が静かな雰囲気の中に感じられて印象に残った。
途中から紛れたような感もあるけど、やっぱり、代表作に相応しい作品だな。

13 :
ルービックキューブの液晶版、みたいなのを想像してた。
花はロボットが世話してたんだっけ。
そういう手間とノウハウがないと持てない、というのがあの世界の
権力の偏りみたいなのを象徴してて、複雑な感じがした。

14 :
「わがパキーネ」よかったです
卵型が好きなのかな >重力地獄
基本的すぎる質問ですみませんが、
どうしてニックネームが「クマゴロー」なんですか?
この理由がわかるエッセイはありますか?

15 :
>>14
サラリーマンだった眉村氏は、
SF作家同士の集まりの時も、いつもネクタイをしていた。
その様子が、ハンナ・バーベラのアニメ「クマゴロー(ヨギ・ベアー)」に似ているといって
つけられたらしい。
誰のエッセイに載ってたかは、憶えてない。

16 :
>>15
自筆イラストがクマには見えなくて何故だろうと気になってました
ありがとうございます

17 :
初めて知った
そんな由来だったとは

18 :
消滅の光輪買うべきか買わざるべきか

19 :
>>18
べき。

20 :
買わんでもいいから読め

21 :
俺はハヤカワ版もハルキ文庫版も持ってるけど創元版も買ったぞ。

22 :
買っても読まなきゃ意味無いわな

23 :
何故か司政官シリーズは構成や文章が苦手で読まないままなのよねー
産業士官ものとかは読めるけど

24 :
引き潮のときって完結したの?
司政官は好きだけど、あれは最後まで読めなかった。

25 :
>>24
してるよ。入手困難だが創元から出るという話も。
今でも割と大きい図書館で借りられるのでは。
最後ちょっと泣けた。

26 :
ビッグタレント
産業将校
かっこいいんだがなあ

27 :
>>25
同意。最後はジンと来るものがありました。
ミンガツ学校に説得の演説しに行くあたりが、
いかにも司政官らしい話ですね。

28 :
SQ1と最後の会話がよかった。
ロボット萌えにとって、決してわかり合うことができないという
人とロボットの隔たりがせつない。

29 :
>消滅の光輪
冒頭からひとり突っ込みだった…

30 :
消滅の後輪だっけw

31 :
海藻萌え

32 :
司政官シリーズは正社員で中間管理職の苦労を積んだ人でないと楽しめない作品?

33 :
>>32
んなことない。
俺が読んだときは新入社員の下っ端だったがおもしろかった。
今も下っ端だけど。

34 :
>>33
レスd。そうか。
司政官ってのがエリートだし、植民惑星という制度が強者の発想なので入りこめないのかと。
けど「長い暁」ではSQが一芝居打ったりしてるし、このシーンは笑うとこ?
どこをどう楽しんだらいいのか理解しにくいシリーズなんだ。

35 :
ロボット萌えで十分楽しんだなー。
もちろんマネジメント層にもいいと思うが、ロボットと人間の差を
常に意識しているというところがおもしろかった。

36 :
意外にも「日がわり一話」がよかった
このスレの人は自費出版?の全十巻買ってるのかな

37 :
まぼろしのフレンド

38 :
アマゾンで第2集まで買えるみたいだけど
10集まであったのか
どこで買えるんだろ

39 :
>>38
>>1のサイトに連絡先書いてあったよggrks
「日課・一日3枚以上」
第1期全10巻(作品1〜1000)真生印刷
「日がわり一話」出版芸術社 200までの抜粋
「日がわり一話」〈第2集〉  359までの抜粋

40 :
「おしゃべり迷路」を猛烈に読みたい!
学生時代に読んで、様々な面で影響を受けた
モノの考え方や捉え方、文章や言い回しのクセ…
今読んでも…いや、社会人になった今こそ、もっと楽しめるんじゃないかと思う
古本屋探しても見つからないし、どっかで再販してくれないかな?

41 :
消滅の光輪は何度も読んだ。引き潮のときも何度も読んだ。
不定期エスパーも何度も読んだ。カルタゴの運命も何度も読んだ。
が、日課・一日3枚以上は、一度しか読んでいない。

42 :
おれと正反対だw
消滅の光輪は下巻斜め読み。引き潮のときは一巻半ばで挫折
不定期エスパーは一巻で飽きた。カルタゴの運命はまだ
「日課・一日3枚以上」は完全にエッセイとして読んでる
小説として読んだら、展開とオチがなくてつまらなさすぎると思う

43 :
不定期エスパーは読むべき
いろいろあるだろうけど読むべき

44 :
>>40
おしゃべり迷路 中古品3点¥ 94より
http://www.amazon.co.jp/dp/4041357306

45 :
上見てアマゾン見てたらこんなの発見
僕と妻の1778話 (集英社文庫)
ttp://www.amazon.co.jp/dp/4087465411/
収録数が違うから以前の新潮のとは違うみたい
映画関連書籍って感じで出るのかな

46 :
主人公が愚痴っぽくて話が進まないんだよォー >長編
「眉村卓 愚痴」で検索したら人生相談に答えていた
http://logsoku.com/thread/kamome.2ch.net/news/1265246073/

47 :
「一日3枚以上」は奥様が一番おもしろく読めたらいいんだよ、それで。
新聞でエッセイ読んだけど「没イチ」にちょっと笑ってしまった。

48 :
「司政官全短編」を読んだ
おれには面白さがわからない作品だった
司政官という設定にのめりこめないんだと思う
植民惑星というエゴ丸出しの設定を作ってるけど、作中で根本的な改革は行われない
主人公はエリートで苦労してるっていうけど、その制度にのっかってるわけで共感できない
原住者の書き方もなんだかな
19世紀の白人から見た視点というか
蛮族か植物か大人しいかで、人類と対等の生物を侵略してるってシーンがなかったような
面倒なことはSQ1がぜんぶやってくれて、対外折衝に苦労するというより
主人公の堂々巡りの思考が延々と連なってるだけのように思えた
面白いという人は、この内面描写を面白く感じるのだろうか
とても壮大なスケールの設定のはずなのに、昭和40年代の会社の話を読んでるような気がした
新しい世界への任地ってただの転勤のような
「炎と花びら」のアミラ、「遙かなる真昼」の色覚補償作用はよかった
時々出てくるサイケデリックなシーンは好きなんだけどなー

49 :
企業小説を未来の舞台を借りて書いた小説だな。

50 :
むしろ長編を読んでくれ

51 :
だって昭和40年代の会社員が自分の実体験に基づいて書いた話だもの

52 :
インサイダー文学論云々をリアルタイムで知るわけじゃないけど、
当時はこういうせせこましさ(w をSFに持ち込むのが
ある意味新しかったんだろうなと思う。
まあ確かに>48の通りとも思うんだけど、自分はなんか好きなシリーズだ。

53 :
「組織の中の人間」みたいなものをメインテーマにした
SF作家って他にどんな人がいるの?

54 :
かんべむさしとか?
サラリーマンものだけどちょっと雰囲気違うか……

55 :
>53
《銀河の荒鷲シーフォート》シリーズ

56 :
共犯意識と批判意識の間の葛藤という視点だといつの時代でも普遍的な話だ
と思うんだが、現代日本は共犯意識を持つための共同体が壊れているから
「他人は他人、そんなん知らん」でバッサリ切って葛藤が生じる余地がない
「なんでそんな事で悩むわけ?」って人が多い気はする
集団の中で考える人より、集団の外部にいる(と思ってる)人が多いというか
そういう意味では(将来は知らんが)今は読者を求めにくい主題かもな

57 :
俺は眉村さんの大学の後輩だけどさ、俺のいた部署ではただの平社員でも海外子会社に
赴任するとナンバー3になるのが恒例だった。司政官って、そういう感覚だと思うよ。

58 :
>>56
「それがどうした、俺には関係ない」
ってのが80年代以降の若者の対社会スタンスだからかね

59 :
会社首になった俺は司政官というかイシター・ロウな気分

60 :
「引き潮のとき」らへんでは司政官も社内ニートみたいになってないかw

61 :
>>59
謎の女「あなたには明るい未来があります。だから気を落とさないで」

62 :
サラリーマン文学のようなものかな

63 :
若いころはエリート気取りでがんばっても、年食うといつのまにやら余剰人員。
どこもそんなもんです。

64 :
この作家で無職の主人公はないのかな

65 :
>>64
産業士官候補生内に収録されてる
「助け屋」とか「午後」とか。

66 :
結局、宇宙空間、遠い惑星、司政官という設定にSF的なときめきを感じない限り、
単に不可解で退屈な話。

67 :
無職だけど何かに巻きこまれる、ってのは結構ある気がするな。
「いいかげんワールド」もそんな青年がでてくる。主人公は老人だけど。

68 :
不定期エスパーは“超能力と社会”というテーマの
お話だと思えば結構考えさせられる

69 :
一人の青年の成長物語としてもOKだと思うけどな>不定期エスパー
研修での苦労と、実務に就いてからの苦労の描写の違いとかも面白い。

70 :
その側面で読んでも面白かった
というか、多分そちらのほうが一般的な「正しい読み方」だと思う
文庫のあとがきもそんな感じだったし
ただ、超能力という概念を社会との関係性で描いたのは
あの作品以外によく知らない
前半の考え方(エレスコブの部隊長?の台詞など)を受けて
後半でそれに対する新しい考え方を出しているけど
実は「超能力モノ」としては前半の論のほうが斬新かもしれないと

71 :
ほら、眉村SFのSは社会科学だからw

72 :
実家に帰ると不定期エスパー少しずつ読み返してる
「SFアドベンチャー」ラノベみたいなものかと思ってたがレベル高かったんだなあ

73 :
「妻と僕の1778話」が集英社文庫で出ましたね。
えり抜きのショートショートと成立の由来が載ってる。

74 :
眉村卓は学園物が最高だべ

75 :
ラノベにしてはキャラがあまりにきまじめだと思う

76 :
アニメ的ではないわな。
俺は昔の学園物の方が好きだよ

77 :
司政官シリーズを誰か銀英伝みたいな
大河アニメにしてくれないものか
地味だから無理か……

78 :
>>77
消滅の光輪はまだ絵になると思うが、
引き潮のときは流石になー。

79 :
官僚ロボット群を『被統治者の心理的な安定をもたらす』ということで
女性型スタイルにして「SQ3L萌え〜」とかでそこんとこよろしく
よろしく……

80 :
>>77
短編にはヘンな(?)異星人もたくさん出てくるし、(部分的には)ハデな展開もあるので、そこそこいけるかも。

81 :
予習やら復習やらどの生徒も
マジメなんだよなー

82 :
中学生なのに、女子は男子を○○さんって呼ぶしな。俺なんか女子にデブカンって呼ばれていたよ(´・ω・`)

83 :
眉村先生の多くの名作ジュブナイルといえども、実際に21世紀になった
現在では、設定などに時代的なずれや違和感が出てしまうのではないか
……僕はそう思ったのだ。

84 :
学級委員だか風紀委員高だかが
「止めたまえよ君たち!」
の世界だもんなー

85 :
舞台が昔な上に、多少は文語体だったりするからそれは仕方なす。
ギャグマンガだって「ギャフン」な時代だし。
今だって完全口語体じゃ文章にならない。

86 :
けっこう愛人いるんだな。
うらやましい。

87 :
>>82
まあ、「のび太さん」て言ってる漫画もあるしな。

88 :
>>83
それをいえば不定期エスパーでイシターロウが自分の属する社会ついて
ちっぽけな一歯車の視点から長々と自問自答してるけど、ネット社会の
現代においては隔世の感がある。リアルタイムで読んでる時は自分も
グダグダ自問自答してたけど、検索すればある程度わかる今では深く考える
必要性はかなり減ってしまった。不便な時代がいいって訳じゃないが、
分からないことを分からないなりに考える楽しみもあったわけだし、
どっちがいいとは一概に言えないよなぁ。

89 :
初めて来たのでここにしきたりがあってそれに反していたら申しわけない、と断っておいて。
学生時代、SF研に所属して素人なりに小説書いてたんだが、「蒼穹の手」を読んだ時に「俺が書いてみたかったのはこれなんだよ!」と思ったなあ。
マイベストSF1つ挙げろって言われたらこれか「ノーストリリア」か悩む。

90 :
>>86
愛人云々て本当なのかね?
年齢が年齢だし、著書も絶版だらけで財力もそんなに無いだろうし、本人の性格的にも女性を囲むのが好きには見えないが。
女性というのは愛人じゃなくて介gryだったりして

91 :
>>89
検索してみたら本文読めるのに驚いた
初めて読んだけど、なるほどすごい

92 :
>>88
先日読んだけど、別にそんなに時代が変わったとも思えなかったんだが
検索で世界がわかるとか、そういう話をしているんじゃないように
俺には見えた
ネットがあろうとなかろうと、社会に出るときには自分の立ち位置に
悩むんじゃないか

93 :
>>91
おお、ほんとだ、d

94 :
>>91
これは知らなかった。
作者自薦らしいから、俺の感性の「方向性」は氏と近いのかなと思うと嬉しい。
(むろん距離は遥か遠く隔たっているが)
テキストのデータ化の都合であまり長くないものを、という事情はあるんだろうけど。

95 :
確かにこれが自薦というところが面白い
ペンクラブってところに推すくらいだから
これが自分らしい作品という意識があるのかも

96 :
>>73
情報d。
新潮新書版を買おうかと思っていたけど、こっちにしよう。

97 :
こんな風に全文がネットで読める日本のSFって他にあるのかな

98 :
海野十三かな

99 :
堀晃のページに梅地下おいてなかったっけ。

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