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2011年11月1期12: 連合赤軍あさま山荘・山岳ベース事件8ベース目 (107)
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連合赤軍あさま山荘・山岳ベース事件8ベース目
1 ::11/10/07 〜 最終レス :11/11/08 戦後昭和の黒歴史を語り続けましょう。
2 : 坂口弘の「あさま山荘1972」を読んでいる。 既に話しがでているか知らんが、赤塚交番襲撃事件の記述は、ちょっといただけない。 むろん、検察の説明はでたらめだろうが、げんに交番を襲っているのだから、「虐」 にはあたらない。拳銃を奪われたらどうなる、同僚と自分の生命はどうなる、と考えれば、 襲撃犯の射はむしろ当然だろう。警官は拳銃を持たされている時点で自己の裁量で使用 できるはず。過剰防衛もへちまもない。 しかし、この本、当事者が書いたものだけに迫力があるな。
3 : 確かに坂口の記憶力は凄まじい。
4 : 永田鬼婆の誤記憶力も凄まじかったがね。
5 : ・女の性格がわかるのは恋が始まる時ではないわ。恋が終わる時よ。 byローザ・ルクセンブルク
6 : 東アジア反日武装戦線と比べてなんでこんなに人気の差があるのか。 馬鹿さ加減ではいい勝負なのに。
7 : 坂口弘の「あさま山荘1972 (下)」を半分くらい読んだ。 やっと、山岳ベース事件の正体がおぼろげながらも分かってきたような 気がする。森が銃を持つ者は「革命戦士」でなければならないと思い込み、 勝手に「革命戦士」の理想像をこしらえ、それに合わない者をリンチで 鍛え直すとか排除するとかやり出したって感じだね。坂口は当事者の一人 であり、この問題に獄中ながら様々な資料や発言から斬り込んでいるので、 読んでいて説得力がある。
8 : 歴史上、これに近い仲間しは新撰組の隊士切腹強要だ。 「革命戦士」化=共産主義化を士道、銃を刀と置き換えてみたらいい。 新撰組も寄せ集めの集団だから、強力な武士団を作りたい指導部は、 わざわざ赤穂浪士風の討ち入り装束デザインの羽織を隊士に着せて 覚悟を促し、斬り込みで臆したり、少しでも侍にふさわしくないと 見れば「士道不覚悟」を理由に切腹させたり、誘い出して斬った。 連中は組織の存立が危ういとみて旧指導部を粛清したり内ゲバも やっている。理想の純化が激しいので現実の仲間への許容度が狭い。 坂口はこれを、毛沢東の「革命は銃口から生まれる」の言葉を地で 行くものであり「理論的凶器」と呼んでいるが、それが山岳ベース の浮世離れした空間でより一層に純化されて炸裂したってことかな。 むろん、全体像はなお、永田洋子のかかわりや居合わせた他のメン バーの行動も検証しないと分からない。
9 : やはり、連合赤軍事件は「若者の物語」なんだよ。普通の犯罪と一緒に できない。「若者の物語」は何も「坂の上の雲」みたいな栄光を掴む ものばかりとは限らない。こういう暗黒の「若者の物語」もあるという こと。「連合赤軍物語 紅炎」はサラッと事件をなぞる導入本としては 秀逸だが、紙面の都合もあるせいか、まとまりすぎていて物足らない。 この物足りなさを坂口弘の分析が補ってくれるので、「あさま山荘1972」 は、連合赤軍事件のなんたるかを理解するには、やはり基本中の基本と して読破が必要な本だね。死刑確定囚だが、彼を生かしておいてよかった じゃないか。今上天皇が死んだら恩赦でも出して減刑したらいい。墓参り ぐらいさせてやっていいようにも思える。
10 : 「他山の石」という言葉がある。現代に生きる我々は、過去に学び現代に 活かすことをしよう。その姿勢で事件を省みるなら、死んだ人も生き返る。 そう考えたら、「連合赤軍ゼミナール」みたいなものがあっていいと思う ようになった。
11 : 吉野雅邦の原稿はどれくらい進んでいるのだろう。 いつ発行されるのか分からないけど早く読みたい。
12 : 森って旧日本軍の将校みたいだな。 兵隊の前では勇ましいことを言っているが、内面は脆いという。 まあ、兵士にバンザイ突撃させといて自分は生き延びたクサレ連中に比べれば 最後に自決しただけましだな。
13 : >森って旧日本軍の将校みたいだな。 そうだね。「きさま、それでも皇軍兵士か!」って怒鳴り、ヤキを入れるって感じ。 菊の御紋付き銃でも、武士のタマシイの刀でも、革命兵士の銃でもいいんだが、武器を持つ 人間は、他に超越した存在でなければならないって信仰の持ち主になってしまったってこと かな。銃は銃、人斬り包丁はしょせん人斬り包丁って割り切り方ができない。
14 : 『紅炎』にもあったけど、関係者の証言では森ってのは「いい人」だったらしいな。 じゃあなんでそんな「いい人」が、あんなことをやったのか、という謎については 『紅炎』では全然踏み込めていなかった。
15 : 森の暴君ぶりも凄まじいが、永田婆も天性、忍酷な性格なんだな。 坂口の本に、 @小嶋和子と加藤長兄が縛られ、緊縛された手首の部分から腫れ上がり、 火傷の跡のような浮腫が手の甲に出来たとき、さすがに森が「手が腐らないか」と心配した。その時、 「腕の一本や二本、切り落とすことになっても、革命戦士になればいいのよ」と応えた。 A行方、遠山が緊縛されたとき、緊縛されている加藤長兄に「仲間ができて嬉しいだろう」と言っている。 とある。むろん、 B遠山が自己殴打で顔が膨れ上がったとき、鏡を突き出し、醜くなった自分を見るように言った ことも残酷な性格の一端を示すものだが、Bだけがドラマで強調して取り上げられると、@Aの発言 の非人間性が見落とされてしまう。 このとき、永田は20才半ばだろう。いったい、どういう生育をすれば、こういう残酷な性格に なるんだよ?って感じで、読んでいてぞっとする。
16 : 中学生だった頃の思い出の中に大阪万博とあさま山荘事件がある。 正確には、あさま山荘事件は高校1年のときだったのかも。何しろ、大昔の頃の ことだから。しかし、時期はほとんど重なっている。 思い出のなかに、Expo70とあさま山荘・山岳ベース事件が混在するってのは、奇異この上ない。 以前、彼らがなぜ「革命」の思いに一足飛びに行ってしまったのかという疑問が提示されたと 思うが、俺も同じ疑問を持つ。森の狂気は別としても、「革命」の思いを抱いた赤軍派や京浜 安保共闘の面々は、当時、繁栄の絶頂を迎えている日本で「革命」を現実のものとして 考えたのだろうか?
17 : 貧しい国々からの搾取・収奪の上に日本の偽りの繁栄が成り立っとるわけや。 その特権性の上にあぐらをかいて南北経済格差やアメリカのベトナム侵略に 無関心を装う自己の内なるプチブル意識を徹底的に否定するところから出発せなあかん。 というのが当時のオルグだったんじゃねえのかと。
18 : >>16 そのへん知ろうと思ったら、やっぱり小熊英二の、あの分厚い本を読むべき。 全面的に支持するわけじゃないが。
19 : 三菱に爆弾仕掛けた狼の方がやったことのデカさが際立ってる割には知名度低いね。 赤軍は身内しの陰惨さからくるドラマみたいなスリリングな展開があるからかな。
20 : 連赤と違って、狼は別に革命なんか目指していたわけじゃないからな。
21 : 今、坂口弘氏著「あさま山荘1972」(上)(下)(続)三冊を読み終えたところです。 すごいな、これ。 連合赤軍事件の研究者なら、絶対に目を通すべき第一級資料でしょ。この位置づけは永久に続くはず。理由は、 @網羅的であること。網羅的とは、自分の目を通した直接の体験だけでなく、関係者以外には入手が困難なレアーな資料 から公知の情報まで細大漏らさず駆使して事件内容を述べていること。 A印旛沼事件→山岳ベース事件→あさま山荘事件の全てに関った当事者によって生々しく、ド迫力を持って書かれていること。 B主観に陥らず、常に客観性を失わない姿勢で書かれていること。 C山岳ベースで作動していた人マシンの仕組みを詳細に解明していること。(但し、この解答は時代の変遷によって新たな 解釈も有り得るとしている) 獄中と言う環境で、良くぞ、これだけのものを書いたと思うし、何よりも、坂口氏の高い知性に驚くわ。
22 : この本が世に出ていることも奇蹟でしょ。理由は、 A)上京していた森と永田が山岳ベースに帰っていたら、次に粛清された人物は、きっと坂口氏に違いない。 B)あさま山荘銃撃戦で坂口氏が射される可能性は非常に高かった。拳銃使用が規制されていたことは後日、 分かったことで、当時、世間では当然に射と思っていた。機動隊が上命に従わず撲/射する可能性も高 かったはず。 C)支援者がいればこそ入手できている資料も使われている。 D)死刑が実行されていれば、当然、この本は世に出ていない。
23 : パブリシティの大きさってあるよね。映画「突入せよ、あさま山荘事件」 を見て、視聴率9割を超えた昔の記憶がよみがえって事件を反芻してみる という人は多いはず。それに、全共闘世代と団塊の上の方にとっては、 連合赤軍事件のほうが身近かつ切実な問題に感じられたはず。連合赤軍も 学生運動から離れた活動をしていたが、狼の企業爆破はケタ違いに離れすぎ。
24 : 印旛沼事件や山岳ベース事件より前に逮捕されたり逃げ散った人らはラッキーだったな。 あんな仲間しの場には居たくはないだろうよ。
25 : 2ちゃんの嫌韓厨も狼も、ベクトルが正反対向いてるのと行動力が段違いであるのを除けば 頭の中身がそっくりなんだよな〜。 「世の中の悪いことはすべて○○人のせいだ」。
26 : >>21 佐藤優の『国家の罠』の巻末に獄中で隣だった坂口氏の事が書いてありますよ。 もし興味があったら読んでみてください。佐藤氏も坂口氏の事は絶賛してます。
27 : >>15 永田の場合は「母親の厳しい教育」や「高校時代の厳しい教育」が大きいと思いますよ。 もちろん本人の資質もあるでしょうが。 物事を深く考えず、理系の悪いところで物事を法則的に考える(規則違反だから総括されて当たり前) そして権力欲が強く、「ヨイショ」する人間がいると図に乗り易い。 会社で言うなら「お局タイプ」です。 あれだけ人にひどい事をしておいて「自分は生きていて良かった」「死んでいった同志に学ばなければならない」 なんて、平気でよく言えますわ。
28 : 連投ですいません。 私は総括のキーポイントは「水筒事件」とその報復として 永田が遠山さんに難癖を付けた時に「バロンが(遠山さんへの)私怨から永田に加勢したこと」が この鬼婆を調子付かせたと思ってます。
29 : 坂口の本は時間の流れが前後しまくってるから、 時間順に直して読もうと思ったら、ところどころ抜けてる部分がある。 やっぱり自分に都合の悪いところなんだろうか。
30 : 当事者は必ず嘘をつく、誤魔化すです。 永田本よりははるかに良質ですが。
31 : たてついた割には、なんだかんだで税金で獄中飯食ってるんでしょ?
32 : >>31 国が「頼むからここでご飯食べてくれ、よそに行かないでくれ」って言うからでは?
33 : 善悪の問題でいえば連合赤軍事件はとうに答えが出ていて、彼らの行為は 到底受忍できない。飛行機や大使館に火炎瓶を投げ、米軍の施設に爆弾を しかけ、拳銃を奪おうとして交番を襲い、郵便局や銀行を襲ってカネを奪い、 人しを重ね、機動隊に殉職者やケガ人を出しているのだから悪い奴らに 決まっている。しかし、裁きは司法が下すもの。そのことについて俺は関心 がない。俺はルポライターだから、人間のドラマを扱うわけだ。 人間のドラマとして連合赤軍事件を見ると大変に興味深い。例えば永田洋子。 この人の人生ほど「人の業(ごう)」を感じさせるものはない。小説・大菩薩 峠に出てくる机竜之介の女版のようではないか。何十年も前の出来事を善悪 でしか見られないのは見る人に人生の鑑識眼が乏しいということだろう。
34 : 永田を妙に「普通の子」に脚色するのはバロンだけだね。 そうしないと連赤解説で食っていけないからね。 永田さんってどんな人?⇒「鬼婆だよ」これでは売れません。 永田さんってどんな人?⇒「普通の女だよ」ええ!そうなんですか〜。
35 : >>31 .32 君らは坂口氏が獄中でどんな生活を送っているか知らないな。 看守からも他の受刑者からも一目置かれてるよ。 『国家の罠』を読んでごらん。
36 : 「税金で食ってる」なんて発想じたいがバカげてる。 そんなこと言うやつは税金の意味がわかってない。 坂口死刑囚は立派だと思うよ。自分がした、見しにした人を思い出せば死にたくなるはずだ。なのに生き続けてあれほどの大著をものした。 森なんか一年未満で自したんだものな。
37 : 森は無責任。ば全てが許されるとでも思っているのか!と思う。 生きて償うほうが困難だよ。坂口にとって唯一最大の償いは事件について 詳細な記録を残すことだし、この「あさま山荘1972」でそれをやり遂げた と思う。この記録があることで、後世の人間は事件の全体像を知る重要な 手がかりを得られる。そのことの意義は計り知れないほど大きい。
38 : 印旛沼事件での犠牲者は2人だが、その前にスパイと疑われてされそう だったKという人の話は怖いな。仲間が自分をす相談をしていて、死体 を埋める場所まで捜していたと打ち明けられたときの心境は、どうだった のだろう。 別事件だが、極左から極右に転向した見沢知廉が仲間の一人を警察の スパイと疑ってしたいきさつが鈴木邦夫著「夕刻のコペルニクス」に出て いて、余りに残酷なのでゾッとしたことがある。読書した当時は、刑期を終 えて出てきた見沢とは面識があったからね。既に半分廃人だったこともあって、 面倒くさいので付き合いは断ったが、こいつが死体の指紋消しにガスバーナー を使ったのか!と会うたびに思ったよ。 人をすということは刑以上に重いことであり、被害者と自分ばかりでなく 家族・親族すべてを巻き込んで不幸にし、自分の精神までおかしくしてしまう 重大行為だと思ったね。
39 : >永田を妙に「普通の子」に脚色するのはバロンだけだね。 永田の追悼会でバロンは酒喰らってワーワー気を吐いて、永田を「普通の女性」と 言っていたね。嫁さんが中国の人で「毛沢東がした数に比べればたいしたことない」 と嫁さんの弁護をタテにしたかと思うと「ボク、反省してるよ!」とか言っちゃって。 このおっさん、反省してないだろ!と思ったよ。((((((^_^;) バロンが書いたものはまだ読んでいないが、連合赤軍の人らがこーゆーお茶目な人 ばかりだと、どうにもならんのだよね。やはり、坂口氏の知性がチャレンジして、 初めて後世に生きてくる材料が提供されるわけだ。この本の執筆後は、もっぱら 歌づくりにいそしんでいるようだが、初版から20年近くたち、新たな心境の展開も あるだろうから、また何か書いてくれないかな。
40 : >永田を妙に「普通の子」に脚色するのはバロンだけだね。 山本直樹を無視するのか。
41 : 印旛沼の前に脱退していった連中は あさま山荘事件の時震えるくらい怖かったんだろうなー。紅炎で前沢が、あさま山荘事件をTVで見てたら参加したくて悔しかったみたいなこと書いてあるけど、 絶対嘘だよな。あの立て篭もった五人には 死んでもらいたいってのが正直な気持ちだったんじゃないの。五人が生きて捕まって自供されたら…と普通考えるから。 脱走してすぐ出頭してればともかく、 そのまま雲隠れして一般市民に溶け込んで自分の関与した事件も葬り去ろうとしてたんだろうし。その証拠に3月8日くらいに 奥沢が自供して森がほぼ同時期に上申書書いたりしてバレてしまい、遺体もガンガン発掘されてゾロゾロ出頭しだしたのが 3月10日頃。後だしジャンケンだよ。 脱走即出頭ならだいぶ印象も変わるんだが
42 : >>41 捕まらずに死んでほしいと思ったということは書いてあるし、 それと、自分も参加したいと思ったということは矛盾しない。 『紅炎』がいろいろ問題があるというのには同意。
43 : 前沢や植垣の証言を中心にした段階で見限りました。
44 : もしもだ。 山荘に立て篭もったのが森・永田・バロン・杉崎・坂東だったら・・ どうなるんだろうか。
45 : 坂口を持ち上げてるヤツがキモイ
46 : 山本直樹のレッドを読んでるんですが、登場人物の名前が本名じゃないので、かなりめんどうです。 特に記載がないですが、誰かの著書を参考にしてるんでしょうか。
47 : >>45 あれだけしっかりした本を書いたのだから、読んでるうちに感情移入してしまうのは仕方がない。 それを自覚するかどうかが問題かと。
48 : >>46 『十六の墓標』『あさま山荘1972』『兵士たちの連合赤軍』『あさま山荘銃撃戦の深層』 この四書がメイン。
49 : よど号メンバー 100歳日野原さんに「おわび」 http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/111026/crm11102621550031-n1.htm
50 : >>49 今頃するなよ。
51 : 光州事件もあさま山荘事件も明治政府百周年 http://2nd.geocities.jp/jmpx759/0202/1/111_3.html http://book.geocities.jp/conspiracycalendar/02/d/05/0518.html http://book.geocities.jp/conspiracycalendar/02/d/02/0228.html 日本の陰謀は、常に日付の語呂合わせ。
52 : よど号メンバーは、一時、九州の坊さんの肝いりで年内にも帰国なんて見通し が週刊誌に記載されたことがあるが、その後どうなったんだ? あと2ヶ月しか ないぜ。やっぱ駄目か。北にとっては穀潰しだから帰って貰いたいかもしれないが、 そうすると拉致の件が露見するかも知れんし、日本側も連中が拉致被害者ならともかく、 迷惑かけて出ていった連中だから帰国は歓迎しないしな。帰ってきたら起訴やら 生活保護やら仕事と負担が増えるだけ。
53 : やっぱ、金豚が死んで北朝鮮が変わる、それを内部からレポートする のが「よど号」の連中の使命だろうな。田宮高麿はぶっされている だろうし、吉田金太郎は強制収容所送りになっているだろうから、せいぜい、 それまで身辺にも健康にも気をつけ、命を永らえて北に留まっているしか ないだろうな。
54 : 連赤の当事者による手記本をのぞけば、大泉の本がもっとも優れていると俺は思うし、 『紅炎』も悪い本ではないが特にいい本とも思えん。 公式HPでュしてるのも、自分たちに都合のいいことが書いてあるからュしてるのじゃないかと 勘繰りたくなる。
55 : それにしても、60年代後半から70年代前半は激動の時代だな。 日本国内は学生のおイタを除けば平穏だが、周辺は大激動。 ベトナム戦争からの米軍撤退も東欧・ソ連の崩壊も中国の改革開放路線も、70年代の初めに予測 できた人はほとんどいなかったと思う。まして中越紛争とかポルポトの虐とか、想像の外。 金正日でさえ、金日成の跡目をきちんと継げると思った人は、ほとんどいなかったと思う。 アメリカがベトナムに敗北すると思った人も少ないと思うが、統一ベトナムがASEANのメンバー に加わりたいと言い出したことも米国内のマッカッシー派の連中にとっては衝撃だったろう。 じゃあ、アメリカの参戦理由だったドミノ理論はなんなのよって感じだろう。結局、勘違いで大量に 人をしただけ。 連合赤軍事件は、川島豪や塩見孝也の思想に踊った少数の若者らが大いなる勘違いから起こした悲惨な 出来事と言えると思うが、当時の国際情勢も彼らの行動に少なからず影響している。この点が重要で、 俺が坂口氏の「あさま山荘1972」が優れていると思うのは、このあたりの心の動きが描写されている ところだと思うんだ。結果は自民党による55年体制の大勝利で終わっているが。
56 : 結局、妄想・空想は若者にしかできないし、妄想・空想にもとづくぶち壊しも 若者にしかできない。しかし、それはとても危険なことだということやね。 カダフィをぶっしている若者らも、純然たる兵士というより、血に狂った アナーキスト一歩手前みたいな連中だものね。20代で社会の問題に目覚めて 行動するのは良いことだけれど、まずは良い師の指導のもとで勉強にいそしむ、 これが大事ということ。
57 : 塩見損師やゴー川島にさえ会わなければ・・こう思ってる人もいるだろうな。 そんゴー川島とて大学側があんな嫌がらせをしなければな。
58 : >>54 『連合赤軍―この人間喪失 (1972年) 』潮出版も古いけど客観的でいい本よ。 読売新聞社大阪本社社会部 (著) あと徳間書店『小説連合赤軍』も読んで損はない。 大泉氏の本もいいが「俺の友達(吉野・金子)をひどい目に遭わせやがって、永田の野郎!」って 気持ちが時々、顕著に出てるね。
59 : 「人間喪失」っていうより、人間喪失に失敗して中途半端になってしまった連中、 という印象のほうが強いなあ。 その本は読んでないけど。
60 : WOWOWの映画観てググッたんだけど ML派元幹部M・Kって誰? みんな実名なのに何でこの人だけイニシャルなの? 誰が知ってる??
61 : 森って一回逃げてんだよな 自己批判したのか?総括したのか? どちらにしろ森と糞女のせいで連合赤軍だけイメージがなんか変なんだよな
62 : 行方の遺体が酷すぎる…どんだけ殴ったらあんなになっちゃうんだよ… 被爆したみたいで怖かった…
63 : 連赤のスレはあってもよど号や日本赤軍のスレはないのね
64 : 森が「革命戦士」の理想像を自分の頭の中で勝手に創りあげ、それに少しでも合致 しない仲間にシゴキや処刑を加えていったという過程、つまり坂口氏のいう、 銃を奪う→殲滅戦のために銃を守る→革命戦士化という森の脳内革命のプロセスは、 事実の経緯としては理解できたが、革命戦士化できない落伍者に、総括の名で集団 リンチを加えるとかすとか、どうしてそうなっちゃうのか、そこまで現実世界 と観念世界の区別がつかなくなるのか、という心理学的分析の側面は、まだよくわか らない。オウム真理教事件でも、現実と観念の区別ができない連中が勝手に擬似国家 を作っていた。天皇を現人神と崇め、国造り神話や天孫降臨神話を天皇崇拝の手段と して国民に押し付ける行為を戦前の軍部は行ったわけだが、クソも出し屁もたれる 現実の人間を「神」と信じたり、神々が海をかき回して日本列島ができたと本気で 信じたら、それは精神が錯乱した神話のなかに生きる人間、事実上の認知症患者と みなすべきだろう。案外、人間の社会のなかには、そういう「心の隙間」が造りだす ファンタジーがあるのかも知れない。例えば北朝鮮の人々は今でも少なからず金日成 を神かキリストのように思っているだろう。これは西側世界に住む我々には理解でき ないことだが、大真面目にそう信じている連中もいるだろうし、金日成の首にできた コブを見て、いっぺんに夢から覚めた連中もいるだろう。山岳ベース事件については、 このあたりの心理的分析結果をもう少し知りたいものだ。
65 : >63 ここを使えばいいじゃん。よど号系統の事件も、重信房子に連なる事件の 話しも、新左翼に身を投じた人々のその後も、ここを使えばいいと思うよ。 根っこはどうも東大安田講堂立て籠もり事件のあとに塩見孝也を中心とする 過激派指導部が「世界同時革命」やら「国際根拠地構想」をぶちあげ、それに 呼応した連中があちこちで悪さを働き、今、それぞれがそれぞれの結末を 迎えているという状態だと思う。そういう意味ではスレタイを「日本赤軍の 興亡(The Rise and Fall of the Japanese Red Army)とでもするほうが適当 かも知れないが。
66 : 多分山岳ベースのは森を崇拝してたってより逆らってリンチされるのが怖かったって感じじゃないか? 連合赤軍が日本赤軍とか東アジア反日武装戦線よりも目立つのは事件の内容が猟奇的だからだろ
67 : 東アジア反日武装戦線あたりは右左関係無く憧れてしまう…
68 : 今までネット上の事件概要しか見てなかったが、何度もまとめを見てしまうくらい気になってたんで 思い切って坂口の本を買ってみた まだ上巻の8章だが(同志害はこれ以降の章)、当時の世界情勢、それに対する左派の色々な主義主張・立場等 事件から20年余を経過した時点での坂口の客観的な考察は普通に勉強になるw 現在のTPP問題に照らし合わせて考えされられる面もあって(俺は思想的には右寄り) リアルタイムでデモやってる連中には、右派左派問わず一読の価値アリだ これから山岳ベース、浅間山荘事件に入っていくが読み続けると興奮(恐怖)して眠れなそうなので 明日のお楽しみにしておくw
69 : まあ確かに東アジア反日武装戦線と2ちゃんねらーは相性よさそうではある。
70 : >>64 観念というより、狭苦しい人間関係のなかで気にくわないやつをいじめただけだろ。反論できない理論wを使って。 鶏のツツキ順位とか刺激→強化とかの単純な心理学理論で説明するべきでしょ。 文化とか歴史の問題じゃなくて、生物としてのヒトの普遍的な問題だと思う。
71 : そうだわな。
72 : >70 かなり納得。そうだわな。
73 : >70 かなり納得。そうだわな。
74 : 永田の「十六の墓標」もいつかは読もうと思うけど、不気味で今は読めない。 この十六の数字のなかに殉職した警官はおらんやろ。永田が最後まで女盗賊の頭だったことの証拠だ。 永田の生涯に迫るのは「狂」「魔」「霊魂」の問題に迫っていくのと同じ怖さを感じる。 その辺に転がっている一般犯罪のほうが、よほど気が楽だ。 こちらの武装が足りないと、取りされる気がするわ。
75 : よど号で思い出したけど、よど号事件の犯人らの動機のひとつに司馬遼太郎さんの 小説の影響がある、というのは誰のどこの記述だっけ?司馬さんの小説は若者が 旧体制をぶち壊して偉大なことを成し遂げる、それを讃えるようなものが多い。 よど号の犯人らも、当時、既に国民的人気のあった司馬さんの作品の大ファンで、 「若い俺らも何かやらねば」という焦りがあって、ああいうことをやったという ような話しを聞いた事がある。
76 : さん おぶ あ びっち
77 : 結局さ、ネットで共産主義批判してる連中ってさ資本主義社会の被害者ばっかじゃん…
78 : >>77 よくそんなことが言えたものだな 俺は現在共産主義者の攻撃を受けている アイツら糞だ
79 : 在特会とかさ無職とか自称○○とか結局資本主義社会で取り残された連中じゃん…
80 : >>79 ID変えてまで言うことか?
81 : ID勝手に変わるんだから仕方ないじゃん…
82 : 永山則夫じゃん!?
83 : >>58 その3作品は、いいですよね。 『人間喪失』(高かった…)は、とにかく写真が豊富。 『小説 連合赤軍』は、オンデマンド版しかなくて、昨年やっと読めました。 検索すると評価低いけど…。 事件直後の発表なので、当事者家族の話が記載されてたり、実名表記されてたので、興味深く読めました。 大泉本は、残された家族・遺族の「その後」が書かれてる点では、秀逸ではないかと。 >>74 大丈夫ですよ。 『十六の〜』は大変叙情的で綺麗に纏めてある‘作品’ですので。 永田さんと重信さん。 よく対極的に見なされてますが、‘詩的表現の才能’だけは共通してるように思いますね…。
84 : ティック・クアン・ドック
85 : 由比忠之進
86 : >ネットで共産主義批判 共産主義って、もう絶滅種だろ? 世界のどこにあるわけ? 北朝鮮?
87 : 面倒なのが来たぞ…
88 : >>86 知らないよw批判してる連中に聞けよww
89 : よど号事件:メンバーが拉致事件の聴取に応じる意向示す http://mainichi.jp/select/jiken/news/20111103k0000m040146000c.html
90 : 共産主義を本気で実現させようとしたのはレーニンだけ。 そのレーニンは脳卒中であうあうあ〜状態で死亡。 スターリンは独裁権力を振るうことだけが目的で権力闘争と反対派の粛清にあけくれた。 結果、ヒトラーなみの悪魔的独裁者になった。 毛沢東、金日成、ホーチミン、カストロは、共産主義の実現のために行動したというより、 アメリカとケンカするためにソ連の支援が欲しくて共産党を造ったにすぎない。毛沢東の場合は、その 初期に対日戦争をする必要があり、ソ連の後ろ盾を持ち、ホーチミンは中国の後ろ盾を持ったが。 21世紀の現代、中国はもう毛沢東の頃の中国とは全く異なる中国になってしまった。 レッセフェールに近い市場経済があり、何事にもカネ、カネ、カネの中国人本来の中国になっている。 カストロは、アメリカとケンカをするためにソ連の後ろ盾をもったに過ぎないから、カストロが死ぬと キューバが親米路線に転換することは火を見るより明らか。 すると、世界で共産主義・社会主義を掲げる国は金王朝が支配する北朝鮮のみとなる。
91 : >35 「国家の罠」の最後の方に、ありましたね。はっきりと「坂口」とは言っていないけど、 あきらかに彼のことですね。 拘置所の坊の片側が本棚みたいに書類の山になっている、何事にも冷静、ソ連崩壊の意味 をかみ締めている様子、母親が面会に来ると嬉しそうに面会室に歩いて行く、等々。 キツネつきが落ちて、本来、まっとうな人間である彼の真の姿ですね。
92 : >>86 生存している共産主義者批判 と言ったのならば居るの?と言われるのも解るが 共産主義そのもの半永久的に存在するだろうからいくらでも批判できるはずだ。 現にネットでも処でも批判してる奴は腐るほど居る。 よってあんたの指摘は検討違いだ。
93 : ごぞんぶんに。どうとでも。
94 : >>92 確かに
95 : 何だよ平野…お前NHKかよ…
96 : 共産党板に共産主義批判してる奴しかいねーじゃんw そうかと朝鮮と
97 : >>91 その通りです。その本棚の上には「山をスケッチした絵」があったそうです。 看守からも一目置かれ、暴れる拘置者も彼に一喝されるや黙ったそうです。
98 : 連合赤軍山岳リンチ被害者 ◆尾崎充男(享年22) 「ちり紙をとってくれ」と言ったことを永田に問題視され害された ◆進藤隆三郎(享年22) ハンサムな男で、女性をオルグする役割を持ったが森から「遅れている」と暴行を受け死亡 ◆小嶋和子 (享年22) 恋人だった加藤能敬とキスしているところを永田に見られ怒りを買う。死亡 ◆加藤能敬(享年22) 小嶋和子とキスしているところを永田に見られ死亡 ◆遠山美枝子(享年25) 髪を伸ばしていること、鏡を見ていたこと、化粧をしていたことなどで永田からうらみ買う ◆行方正時(享年22) 坊ちゃん育ちのため、森に目をつけられた ◆寺岡恒一(享年24) 「森や永田がこけたら、俺がリーダーになる」「俺は初めから風船(永田)が大嫌いだったんだ。 お前らがリーダーなんてちゃんちゃらおかしいや!」と発言したことで粛清される ◆山崎順(享年21) 森から「女性をめぐるトラブルが絶えず、組織から脱落しよう」としたとされ、死刑を宣告された ◆山本順一(享年28) 2ヶ月だった長女頼良(ライラ)ちゃんは愛知県の父親が引き取り育てた。現在40歳、子供が3人 ◆大槻節子(享年24) かなりの美人だったが、暴行を受け永田に髪を刈られてされる ◆金子みちよ(享年24) 永田の嫉妬から妊娠8ヶ月で害される ◆山田孝(享年27) 森とはうまく噛み合うことはなく、人民にかけられ死亡
99 : ◆山岳ベース事件 被害者 死亡日 メンバー 学籍 旧所属 総括事由 死因 71年12月31日 尾崎充男(22歳男性) 東京水産大学 京浜安保 日和見主義 凍死 72年1月1日 進藤隆三郎(21歳男性) 秋田高卒 赤軍派 総括不十分 72年1月1日 小嶋和子(22歳女性) 市邨学園短大 京浜安保 接吻 凍死 72年1月4日 加藤能敬(22歳男性) 和光大学 京浜安保 接吻 内臓破裂 72年1月7日 遠山美枝子(25歳女性) 明治大学 赤軍派 総括不十分 72年1月9日 行方正時(25歳男性) 岡山大学 赤軍派 不適切発言 72年1月17日 寺岡恒一(24歳男性) 横浜国立大学 京浜安保 不適切発言等で死刑 窒息死 72年1月19日 山崎順(21歳男性) 早稲田大学 赤軍派 死刑不参加等で死刑 窒息死 72年1月30日 山本順一(28歳男性) 北九州大学卒 京浜安保 不適切発言 72年1月30日 大槻節子(23歳女性) 横浜国立大学 京浜安保 永田の嫉み 内臓破裂 72年2月4日 金子みちよ(24歳女性) 横浜国立大学 京浜安保 永田の嫉み 全身打撲(妊娠8ヶ月) 72年2月12日 山田孝(27歳男性) 京都大学 赤軍派 単独行動 凍死
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