2011年11月1期7: 【妻夫木・深津】吉田修一原作「悪人」8 (38)
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【妻夫木・深津】吉田修一原作「悪人」8
- 1 :11/11/10 〜 最終レス :11/11/11
- 妻夫木聡・深津絵里主演
監督 李相日
配給 東宝
公式サイト
http://www.akunin.jp/
http://publications.asahi.com/akunin/
「悪人」スレ1 http://toki.2ch.net/test/read.cgi/cinema/1257386291/
「悪人」スレ2 http://toki.2ch.net/test/read.cgi/cinema/1284288900/
「悪人」スレ3 http://toki.2ch.net/test/read.cgi/cinema/1284782566/
「悪人」スレ4 http://toki.2ch.net/test/read.cgi/cinema/1285253966/
「悪人」スレ5 http://toki.2ch.net/test/read.cgi/cinema/1286165645/
「悪人」スレ6 http://toki.2ch.net/test/read.cgi/cinema/1288221423/
「悪人」スレ7 http://toki.2ch.net/test/read.cgi/cinema/1307709289/
- 2 :
- 2get
>>1乙
- 3 :
- 久石譲のサントラ盤は、この映画のファンには良い
- 4 :
- 録画したのを今日やっと見た。
思ってたより良かった。御曹司が良い感じに憎たらしくて上手いね。
妻夫木は、前に同じく深津とやってたドラマ(スローダンス)で、全然エロい雰囲気の役じゃないのに
彼女(小林真央)とのキスする瞬間、すごくエロい目をしてるシーンがあった。
あれから妻夫木のイメージがガラッと変わった。
あの時は単に本人がエロいのかw演技が上手いのか分からんかったが、上手いんだね。
- 5 :
- そして「スマグラー」でまた違うツマヒブキが・・・・て思ってたらのび太(30歳)まで演るのかよw
- 6 :
- >4
しかしあの御曹司を憎たらしく描いていて、テーマ的には正解なのかという疑問もあるな。
誰が本当の悪人なのか?
普通の人がほんの少しのきっかけで悪人にされてしまうってことなのか、
実はそんな人はどこにも居ないのか、
もしくは誰もがどこか少しは悪人なのか、
原作にあった「悪人」についてのいろんな思索が、
あの憎たらしい御曹司のせいでぶち壊しになってる気がしないでもない。
ほんとの悪人はコイツじゃん!みたいな簡単な感想を招きかねない。
- 7 :
- 前レス>>1000
>>972
「毒食わば皿まで」っても、男のそれとは圧も温度もレベルが違うんじゃないかな?
そりゃ、男女は性が違うから。自分は女だから、女のそれの方がキツイと断言する。
妻武木は潜伏してた燈台での生活に限界を見出し、別れのようなものを切り出し
一方深津は、続けられる限りは続ける、続けたい、と意思表示。
もっとも、その後、妹に電話しておそらくそこから足がついて、警察に保護された。
脱出して妻武木の元へ向かったのは、「毒食らわば皿まで」。
深津本人は、愛ゆえ、のつもりだったんだろうけど、
妻武木は、深津の自己破壊願望=自己陶酔の極地、をみてウザ怖くなってそうとした。
出所して、花抱えて深津が待ってたりしたら、怯えると思う。
- 8 :
- >>6
観てる最中はそう思った。御曹司やビッチが悪人じゃん!って。
でも最後まで観た時、悪(悪人)ってなんだろ?と考えるのがこの映画のテーマなんじゃ?
相手の自尊心を傷つける事と、命を奪う事はどっちが悪なのかなとか。
全然関係ないかもしれないが、戦争する事(相手をすこと)と、征服して支配する事
(自尊心を傷つけること)と、どっちが酷い事なんだろう、とかまで考えた。
そんなに深くないと思うんだけどねぇw
だからほんとの悪人はコイツじゃん!みたいな短絡的な感想が出るのはちょっとアホすぎる
と思うから大丈夫なんじゃないかな。
- 9 :
- あーなんか読み返したら誤解を受けそうなんで補足。
↑のは、人は人をめてはいけない これが大原則だからこその葛藤の上での事ね。
- 10 :
- この登場人物の中での悪人は満島と岡田と漢方薬売り付けるオッサンと祐一の母親だよね
この四人は根っからの悪者つか性格が捩曲がってる
- 11 :
- 「悪人は誰か?」って、作者本人は、そんな意図で作品を作った訳じゃないのに
キャチフレーズとして面白いから映画会社が安易に付けたんだと思うなぁ。「犯人は誰か?」みたいなノリで。
皆、悪の部分がある!ってより
皆、それぞれ中身は違うけど孤独を抱えてるんだ!って事の方が強く明確に伝わって来た。
でも「悪人」じゃなくて「孤独」とかがタイトルじゃ誰も見に行かないだろうね。
- 12 :
- 満島はいくらでもいる若い女。
多少見てくれに自信があって気が強くて常に可愛がられて育って
自己顕示欲が強ければあんな感じでしょ。
>>8
征服は戦争の結果だと思うのだが。
- 13 :
- >>8
私は戦争する事(相手をすこと)と、非戦論者で、御近所から自分の家族まで惨されても
傍観してるのと、どっちが酷い事なんだろう、とかまで考えた。
祐一の婆さんは、孫を愛して慈しんで育てたのは事実だろうが
教育をつけてやるわけでもなく、都会に出してやるわけでもなく
若い祐一を、介護要員として田舎暮らしさせていたから、
上の例では傍観者かな。
- 14 :
- 誰が本当の悪人なのか?
はぁ?って感じだった。
- 15 :
- 満嶋にキレて、蹴りだした岡田は、もしあのまま彼女が死んでも
明確な意があって、蹴ったわけではない、「過失致死」。
一方、祐一は馬乗りになって絞。「過失」は無理。
人が人をそうと心でおもってすら悪だと、キリストは言ってるから
クリスチャン基準だと、祐一は悪人。
- 16 :
- 祐一は悪人の皮を被った人間じゃないかな。
所々人間臭さが見えて、俺的には嫌いになれないタイプだな。
祐一は何年ぐらいで出れるのだろう?
それで光代は祐一が出所するまで待つのだろうか?
俺は待っていて上げて欲しいな。
祐一を救えるのは光代だけかもしれないし。
- 17 :
- >>14
こんなクソつまらん映画を作って上映料を取ろうとした連中
- 18 :
- 原作好きだったから映画はどうだろと思って、前のTV放映の観たけど中々良かったわ。
吉田修一特有の人間臭い描写がちゃんと描かれていて、好感持てた
- 19 :
- 「約束」とか「契り」みたいな題が良かったと思う。
- 20 :
- 地元舞台だったから見たけど、役者たちの演技が良かった。
各人物の細かい設定がリアル。福岡で撮影してた地区は博多じゃなくて
天神だったが、地元以外は博多と呼ぶ方が都会だと分かりやすいだろうな。
今岡田が他の映画の宣伝でTV出てるが、あのゆがんだ
クソ大学生の顔が浮かんで駄目だw別人格なのは
分かってるが、なまじ綺麗な顔だけに妙なリアリティがあって
嫌いになりそうだw
柄本と希林の場面はさすがに上手くて繰り返し見た。
- 21 :
- ちょっと公式ググってきたら、よしのの設定は博多のアパート在住、
仕事は天神営業所の設定か。実家はJR久留米で西鉄だったら
まだ客が・・って細かいなあ、納得の設定。岡田は西南大設定か、
福大だと思ったわw
- 22 :
- つか悪人ってドラマとかでやってたらしいんだがどうなの?
- 23 :
- 悪人というか
頭が悪い人ばかりだなと思った
- 24 :
- そうやって、いつも人をバカにして生きて行ったらいい。
一生懸命生きてる人間を、自分を一段上に置いてバカにして生きて行ったらいい。
満島父の言葉が、しみました。
- 25 :
- 鬼スレの173さん見てるかな?
満島を道路から落とすシーン自体は無いけれど、
遺体の発見場所が崖下だったということは、そういうことかと。
後悔してたらそれなりの処理(隠し方)をするよ。
母親に金をせびる行為は愛の代償を求めてるのか。
こればっかりは経験無いとピンと来ないな〜。
父親に捨てられた、母親に捨てられた、によっても違うだろうしね。
- 26 :
- 母親に金をせびるのは
会う度に泣いて謝る母親を自分の被害者にさせるため。
- 27 :
- 母にお金をせびってた理由は、自分を捨てた母の罪悪感を軽くする為だよ。
子を捨てた母、母にお金をせびる子供
「どちらも被害者にする為」とハッキリ原作で祐一は言ってる。
「欲しくもないお金をせびるのは、つらかぁ」とも言ってる
このエピソードは最後の首締めに繋がってるからカットしない方が良かった。
「光代を被害者にするため」「したくもない首締めをするのはつらかぁ」と同じこと。
祐一の考えや行動を表してるエピソードだね
- 28 :
- 光代の首を絞めたのは、犯人隠避にならないように祐一が一人で罪を被ろうとしたからだと思った。
光代は逃亡を幇助した事になるし、それは刑事犯罪になるからね。
- 29 :
- なるほど。
祐一何か間違ってるゾと思うけど、
情とか念とか肉への欲求が強い人間はそんな感じなのかな。
- 30 :
- 柄本と岡田が対峙する場所は自分家の近くの
中央区けやき通り本屋さんの前
- 31 :
- >>25
ゴミをポイ捨てする人って樹上生活をしていた猿の名残なんだって
木の上からポイと落とせば、無くなる。
その延長でポイ捨て。
主役は悪人といっても頭が悪人だから
とりあえず、見たくないものを消せばいいという
即物的に判断して落としたんじゃないかなと思った。
子供の欲求はガマンすることはできても消えてなくなることはないんだって。
子供の頃に親に十分に甘えることができた人は
大人になれるけど
そうでない人はそれをずっと求め続ける。
原作未読だけど
映画を見た限りでは、お金をせびるのは
こどもが親に小遣いをねだるのと同じなんだろうなと思った。
でも、母親は捨てたことを責められているとしか思えない。
- 32 :
- >>7
一方で、祐一は光代に自分を本当の悪人に思わせて今後、自分への思いを断ち切らせるために
うった大芝居という見方も出来ると思うんだけどね。
何もなく捕まれば、光代は祐一の出所まで待ち続けるだろうし、
それは決して光代にとって幸せなことじゃない事は祐一にはわかっていただろうし。
その芝居は、本当にすくらいの鬼気迫るものがなければ意味がない。
まあ、いろんな見方が出来るように作者はあえてすべてを語らなかったんだろうから
これが正解というのはないんだろうけど。
- 33 :
- >>32
でもさ
映画のあの勢いだと
すつもりはなかったのに
気がついたら死んじゃったというくらいの迫力だった。
深津ちゃんの顔まっかで膨らんでいるし
首を絞められるとこうなるのかと思った。
- 34 :
- >>27
それだ。
原作を随分前読んで、この前テレビで見たときに違和感があったのは、これがなかったからだ。
映画見ただけだと、祐一はただ小遣い欲しさに自分を捨てた親に会っている
打算的な人間に見えるから最後の首締めもその場の感情でやったみたいに見えるんだよな。
原作はもっと、これ光代のためにやったんだろうと思わせる複線が散りばめられた気がする。
- 35 :
- >>33
光代が祐一にされると思わせるくらい本気度がないと意味がないんだよ。芝居の場合。
自分のために一芝居をうってくれてると光代にわかってしまえば、光代の思いは余計に募る。
- 36 :
- 光代は自分が出頭を止めたことをちゃんと警察に話したのかな?
別に力ずくで止めたわけじゃないし、その後も出頭の機会はいくらでもあったわけだし、劇的に厳刑されるわけでもないけど。人として。
口を拭ったとしたら強か以前のはなしになる
- 37 :
- 深津も妻夫木も連ドラで見てた時はほとんど興味わかない役者だったけど
この映画では良かった
俳優女優の妙な自意識を捨てて地方のしがない人間に同化しきっていたから
深津は良い代表作が出来て良かったね
視聴率とか数字とかじゃなく演技的な意味で
- 38 :11/11/11
- >>36 光代は警察にもマスコミにも話してるよ。
だから最低な女!と世間から疎まれて石を実家に投げられたり、嫌がらせを沢山された
でも祐一が「首を絞めるのは快感だった」「本当には好きでも何でもない」
「利用してた」「洗脳してた」と言い続けて、その情報がマスコミなどで世間に知れ渡ると
光代への嫌がらせは、やんだ。
また後日、祐一は取材を受けた時「早く事件を忘れて幸せになってくれ」と光代に伝えて欲しいと言ってる
祐一は、世間や警察の目から光代を守る為と
自分を嫌い忘れさす為の両方の気持ちで首締めしたんだね
原作読めば疑問は全て解消されるよ
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