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2011年11月1期7: 「鉄鍋のジャン!」連載中 2皿目 (260) TOP カテ一覧 スレ一覧 2ch元 削除依頼

「鉄鍋のジャン!」連載中 2皿目


1 :11/10/21 〜 最終レス :11/11/15
週刊少年チャンピオン1995年9号(1月25日発売)から連載された、『鉄鍋のジャン』について語ろう!!
この漫画のあらすじは、陰陽五行の力を借りて1日1話ずつ投下される。
時々裏の顔が出て、変な時期に合併号になる事もあるが気にしないでくれ。
※注意※
連載中スレとは連載終了した漫画作品を第1話〜最終話まで順々に、
『現在連載されているもの』つまり現在進行形で語り合うスレです。
ネタバレ発言はご法度で、現在明かされてる情報でのみ語り合いましょう。
また、連載中スレにそぐわない話は楽屋裏スレへ。
次スレが立ったら/連載終了後は楽屋裏!
現代に戻って好き放題に語り合え!
連載中スレの楽屋裏 第33幕
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1315740241/

2 :
五行が手にした酒は、ジャンの濃厚な料理を洗い落とすための食前酒らしい…
ゴクリと飲んで「キシシ」と笑いながら勧めるが、審査員たちはおびえている。
裏があるのではないかとジャンとキリコは疑うが、結局審査員は口にすることにした。
東南アジアにある、パンの木の酒――五行が蒸留した特製で、80度以上の強さだ。
まず、玉海山関がキュッと飲み始める。
普通の人間ならブッ倒れるようなキツイ酒…その言葉を聞いて、ジャンは階一郎によってのた打ち回された過去を思い出す。
ジャンはいきなりオタマでグラスを叩き落とした!
「五行――おまえドリアンとアルコールの関係を知っていたな!?」
かつて、階一郎はジャンにドリアンとある種の酒を食べさせていた。
「料理は頭で覚えるものじゃない!体に染み込ませるものだ」
ダァンとジャンは倒れ伏す――体が動かず気持ち悪い…
「ドリアンはある種のアルコールと一緒に食すと体に変調を起す場合がある――」
そして、その度数が高くなるほど危険度が高くなる!
「この食い合わせは絶対やってはならない!!体に刻みつけたか、ジャン!これからもいろいろ教えてやろう。このやり方でな!!!」
そう、玉海山関も体がシビレて崩れ落ちる!
五行の料理は食べていないし、ジャンの料理のほかには五行も飲んだ酒だけ……
「なるほど、秋山のせいだったんだ!」
そう判断した観客たちは、「二度と料理が出来ないように腕をへし折っちまえ〜ッッ」と怒り狂いだした!

3 :
ドリアンと酒の組み合わせ、やはり使ってきたか!
現実では迷信と言われているけど、一応監修がついてるから本当の事なんだろうか?
とはいえ、これからジャンはどう弁解するのか見ものだ

4 :
とりあえず、「ある種のアルコール」でぼかしてるんだろうな。
蟇目の特製スパイスみたいに。
ジャンが階一郎に飲まされた後に、手当てを受けていたらその方法を持ちだしてくるかも。

5 :
いやジャンに前科があるとは言え、これは流石に観客がおかしいだろ
五行の酒飲んだ奴がぶっ倒れてんのにジャン責めるって

6 :
まあ現実で本当にヤバいんなら、そもそも「ある種の」とぼかす必要性はないわな
実際にこの食いあわせをやってみても平気だって話も多かったりするし
ドリアン関連のトリビアを使ってみたいけど、確証が取れないから曖昧にしたってとこか

7 :
>>2>>5
酒飲んでない他の奴が倒れてない以上、五行の仕業なのは明らかなのにな
五行有利にもっていきたい話の都合は分かるが、バカ観客(というか無理のある展開)だなw
仮に真相が分かってそれぞれは無毒、食い合わせのせいだとなっても
それはあとから仕掛けた五行が悪質って事にしかならないしな

8 :
もう観客の中に五行の手下がいるとしか思えない、絶妙のタイミングで煽ってるからなあ。
審査員も、普通の人間ならブッ倒れるようなキツイ酒って言っといてホントに倒れたら
ジャンのせいかよ…。やっぱり展開に無理があるわ。
なんかドリアンと酒のこと言いたくて仕方がないって感じだ。
それにしても「面白ければいいんだよ」って、秋山援護の指示出したプロデューサー
この状況どうするんだろうなw ねぇねぇ今どんな気持ちのAA張りたくなるwww

9 :
秋山叩きしてた時までならともかく、それをやめた現状でこれはなぁ
この展開やるのなら最後まで秋山叩きを続けるべきだった

10 :
まあ普通なら急性アル中を疑うわなw

11 :
とりあえず秋山叩きがしたい連中を集めているんだから、さもありなんという感じではある。
まぁ腕へし折られる程度で料理出来なくなるジャンじゃないんだけどな

12 :
>>11
途中がなければさもありなんだろうけど
今までの流れだとちょっと違和感あるよ

13 :
ジャンは観客からゴミを投げつけられてしまう。
五行にハメられたと、歯噛みする…が、気を取り直してとある食材を探し出す。
「秋山の魔法を見せてやる!」と宣言して取り出したのはガマガエル!
なんと、玉海山関の口の上で、絞り出した!?
白い体液を注ぐと、ガハァッと横綱が目を覚ました!
「オレが使ったのはアジア・ヒキガエル!強心剤「蟾酥(せんそ)」の原料となる耳腺を持っているカエルだ!!」
成分は強心性ステロイドのシノブフォタンとブファリンで、強心・鎮痛・解毒の特効薬!
「う〜やっぱ料理の審査なんか引き受けるんじゃなかった〜相撲取は相撲を取っているのが一番だ」
そう呻く横綱の口に、ジャンは気つけ薬だとカエルを突っ込んだ!
秋山が助けたのか?だが、あの酒は五行も飲んでいた――観客たちは混乱し出す。
ジャンはヒキガエルを五行に付きつける。
「上等じゃねえかオレの料理に泥をぬった事を後悔させてやるぜ!!!」

14 :
まったく料理してない、素材の味を生かした薬かw
…スタッフはカエル料理を予想していたのか、まさか、ドリアンとある種のアルコールで病人が出ることを予想していたのか?!

15 :
ガマの油は切り傷に効くんじゃなかったのかw
なんか料理勝負とかけ離れてきたなぁ。少なくとも、五行は旨い不味いであんまり勝負する気ないだろ。

16 :
前回の終わりと今回の冒頭では、観客が暴動を起こす直前くらいパニックになってるのに
ジャンが横綱を救いました、であっさり解決かよ
観客の9割以上はジャンを疑ってるなら、中には
「騙されるなー!本当に助けたかどうか分かんねーぞー!」とか
「今さら助けたって遅い!お前の犯行はここにいる全員が見てる!」とか
言いだす奴がいてもおかしくないと思うんだがな
まあこれ以上五行の妨害にページ使わずに、とっとと勝負に行きたかったんだろうけど

17 :
まあ五行の小細工が浅はか過ぎるからな
それで勝ったと思える五行もアホだし
それにつられてしまう観衆もアホ
秋山に知識があって、相撲取りの飲酒を止めようとした時点で五行はこのやりとりに関しては惨敗だろ
酒との食い合わせを披露してするより、蝦蟇で実際的な救命をした秋山の方が全然上を行ってる

18 :
>>17
ジャンが助けられなくても、食い合わせのことなり、他の4人は平気なのを言えば立場逆転だからな。
四回戦の自爆といい、大谷が裏の顔を心配してたのは五行がアホ・・・もとい切れて見境なくなるのを知ってたからかな?

19 :
五行が「邪道士五行」「裏五行」の異称に名前負けしないほどの
ジャンの強制発刊や五行自身の強制食わせ以上の物を見せられるかどうかだな
このままでは蟇蛙の方がマシに思えてしまう

20 :
訂正
蛙→目

21 :
>>18
つーか(現実での食い合せによる結果はさておいて)ドリアンとアルコールの関係を
審査員でも他の番組関係者でも、誰か一人でも知ってたら、その時点でアウトだわな

22 :
「ムダな遠吠えはやめな」と五行はジャンを無視し、ハクビシンの地獄鍋「火災樹(ホウツァイスー)」を審査員にふるまう。
沙茶醤(サーチャージャン:干し魚、干しエビ、干し玉ネギ、大豆油、香辛料を混ぜたもの)の赤いスープには肉、
白汁(パチャップ)の白いスープには野菜が入っているが、ハクビシン以外にも別の肉を入れていたはず…
(確かめてみるか!)と、ジャンはステージを去っていく。
それを見たキリコは、(まさか逃げる気じゃ…)と追いかける。
いよいよ審査が始まったが……病院へ行った横綱の代わりにホテル・ミラージュの社長、スポンサーの荒俣雷蝶が審査員に加わった!
「ブフフーン!」と鼻息荒く着席する。
(オレを勝たせようとあのブタ社長が出てきたか。いらぬお世話だ……でも、またそれもおもしろいかもな。キシシシシシッ)
沙茶醤に引き立てられたハクビシンの肉はとても良い香りで、柔らかく煮込んでいる。
芝麻醤(チーマージャン)のゴマダレは濃厚、トウガラシ風味のショウ油ダレは香ばしく、
腐(フウルウ:豆腐を発酵させたもの)はこくがあり、イカのワタで作ったものはしょっつるのようで日本人の味覚をくすぐる。
また、赤いスープは程よい辛さで、白いスープはまろやかなミルクシチューのようだ。
後者はハクビシンの骨と鶏ガラのスープに羊のとヨーグルトを加えたもの。
「製品は実に野菜の味を引き立てるのが上手です!」
審査員は「まさに“幸福に極み”!!!」と絶賛する。
ハクビシンをさばいた地獄絵図がなければ存在しない味――犠牲があってこその味。
「ゆえに料理は“成仏”!!」
荒俣はあっさり五行に点を入れる。
一方、ジャンはゴミを漁っていた。
キリコも合流し、手伝わされる羽目になる。
その結果、出てきた物は――
キリコは愕然とし、ジャンは泥試合のフィナーレを飾る事が出来ると大喜びする…

23 :
なんか豚おばはんが見るだけでむかつくな…
さて、ゴミ箱から見つかった物って…まさか犬の毛皮とかそんなんじゃないだろうな?

24 :
こんだけ伏線貼ってれば流石にブタの犬だと思うんだが
この作者の事だし、まさかのフェイク伏線の可能性もあるなぁ

25 :
荒俣って、荒俣宏からきてるかと思ったけど、
他の審査員に元ネタがなさそうだし、たまたまか…?

26 :
五行の料理が思ったよりもしょぼいというか、
美味いことは美味いんだろうけど、色々ありすぎてコレだっていうインパクトに欠ける。
「犠牲があってこその味」も、よく考えたら当たり前のことだしなぁ。
ところで荒俣社長、おもいっきり五行を贔屓しているけど
ちゃんと公平な審査のためジャンの料理を食べたんだよな。あの騒ぎの後でwww

27 :
>「ゆえに料理は“成仏”!!」
もうだめだなコイツ
ネタとして弱すぎる
これで見え見えの犬肉がオチだったらもう目も当てられないな

28 :
そもそも豚はジャンの料理食ってないのに審査すんなよwww

29 :
どちらの料理も甲乙つけがたいと評価されている。
突然、ジャンも五行の鍋を「旨い!さすがだな、カカカカーーッ!」とがっつきはじめる。
そして、「ハクビシンだけじゃとてもこの味はでない。なんの肉を使ったんだ」と審査員の興味を引く。
(こいつ…知っている!?なにをつかんできやがった!)と、焦る五行。
確かに、少し肉質が違う肉が入っている――
脂身は少なめの赤身の肉、柔らかくこってりしていてちょっと変わった香りがする。
江は、中国か韓国か、どこかで食べたことがあるらしいが、何の肉か思い出せない。
「なんの肉でも旨けりゃいいわよ!」と切り捨てたのは、荒俣社長だった。
「秋山のなんかとは比べ物にならないわ〜〜」とおかりを食べるが――中に何か固い物が入っていた。
それは、鈴!?
アレクサンダーの鈴!!
ジャンたちは見つけたのは、アレクサンダーの生首だった。
香肉と呼ばれる犬の肉は、中国では珍しくないし、それだけでは五行を非難できない。
ただ、問題は“誰の犬”か……
ジャンは「龍の涙」の秘密をばらされ、ドリアン料理では毒になるアルコールを盛られた。
「二度も大きな借りがある。ここらで一発倍にして返してやるんだ!!!カカカカカーーーッ!」
五行を問い詰める荒俣に、ジャンはアレクサンダーをバラしたのだと宣言する。
汗をかきながらもニタリとする五行は……

30 :
うわあああああああアレクサンダーーーーー!!
いくら犬の肉は食えるっても、こりゃひでぇよ…。・゚・(ノД`)・゚・。

31 :
誤魔化す!
揉み消す!
さぁ、どっちだ五行w

32 :
ごまかしももみ消しもできないだろw
多分開き直るんじゃね?

33 :
>>31
食い尽くす!!
全てを食べつくしてこそ浮かばれる!!ゆえに料理は”成仏”!!!

34 :
豚肉にするんじゃね?

35 :
生首持っているのはあくまでジャンだから
自分は別の犬使ったって言い張るんじゃね?

36 :
五行だめだな
犬の肉使いたいならどっかから持ってくりゃいいのにわさわざ飼い犬使うし。
五行の正体は自分頭いいと思ってる馬鹿だな。

37 :
>>35
首輪は持ってても、生首なんか持ってないぞ?
>>36
八珍やシャコ貝なんか用意してあるくらいだから、犬の肉があっても不思議じゃないよなあ。
裏モードの五行、暴走してから自爆しまくりだな。

38 :
まあ確かに鶴やトカゲやハクビシンがあるのに
なんで犬が無いのよって話だな

39 :
ボナバルトと女優、関係ないしーとおかわりしまくってたりしてw

40 :
控室で、ようやく大谷が目を覚ます。
よろめきながら外に出ると、荒俣が五行の顔を殴りつけていた!!
「よくも…よくもアレクを」と五行に怒りをぶつけるが、
「キシシッ、おかわりまでしたくせに、このブタ女め!」と五行は軽くかわし、返り討ちにあわせる。
ディレクターたちは慌ててCMを入れてとりおさえようとするが、
「おまえらごときがたばになったところでオレにかなうものか!」と、串を首筋に打たれてしまった。
「シャシャシャシャシャーーーーーッ!峰打ちじゃ、安心いたせ!なんちゃってな」
すると、スタッフはみな動けなくなってしまった。
この事態に呆然とする大谷だったが、さらにディレクターに詰め寄られてしまう。
そして、犬を料理に使ったと聞き、「ワ…ワシは知らん…知らん〜!(も…もうダメや、お終いや〜)」と弁明するばかり……
「してやられたぜ。おまえの勝ちだ、秋山――!」
「ケッ!そうとも、オレの勝ちだ!オレの魔法は無敵だ!!オレの魔法は必ず勝つんだ!!!料理は勝負だぜ!!!カカカカカカカーーーーーッッ!」
五行は少しばかり黙った後、ジャンに耳打ちし、笑みを浮かべる。
突然、観客たちがステージになだれ込んでした。
どうやら混乱に乗じて、彼らの料理を味見するつもりのようだ。
気がつくと、五行は去って行った。
そして、審査員席の「秋山」のランプが点灯する。
「ハハハーッ、よっしゃ、これでOK!やっぱちゃんと決着(ケリ)はつけておかないとねー」と大笑いする、小此木の仕業だ。
ジャンたちは混乱するステージを後にする。
「ところで、おまえら「食医」って知ってるか?」
それは皇帝の不老長寿を支えるための、医者より位の高い人たち――そう楊は解説する。
「じゃあ――“裏食医”ってなんだろな?」
「そりゃあんた――“命をのばす”の反対、暗者みたいなもんという事やないの?」
その返答に、ジャンは汗を流す。
(あばよ――“裏食医”の五行道士!)

41 :
審査員でも助走つけて殴るレベル

42 :
なんかグダグダな結果だな

43 :
よく分からんオチだが、結局ジャンは勝ったのか?
いやまあ、一応五行は負けを認めてるけど。
敗因が「オーナーの犬の肉を使ったこと」って、料理勝負としてどうなの。

44 :
>>42
もしかして、この先ジャンが関わった試合は全部グダグダで終わるんじゃ?w
前回の大会も勝者不明ってグダグダ終わりだったし

45 :
針で峰打ちはないだろーと思ったけど、「串を打つ」とかけてるのか
五行は国に帰ればいいだけだけど、大谷は…

46 :
>>43
足の引っ張り合いに負けただけで、五行は料理人として負けたつもりは無いんだろうな。
というか、五行が変にジャンにちょっかい出して勝手に転んだだけな気がするが。
ただ、今回出た料理のうち、五行のであまり食べたいのは無かったな。
できればジャンのスッポンスープで、俺も「いよっしゃー!」って言いたいw

47 :
最初に出たスープはちょっと飲んでみたいかな。
飲むとは言わないまでも、匂いだけでも嗅いでみたい。
まあ、匂いだけ嗅げば十分な気もするけどw

48 :
思えば蟇目の使い方のあたりからグダグダしてたな

49 :
食べたいものなら龍の涙に一票
長生きはどうでもいいが、話のタネになる

50 :
グダグダに終わったけど、それはそれとして面白かったわ
料理漫画としては随分毛色が変わってて
さすがにまたこんな展開やられても困るけども

51 :
暴れてる時が一番輝いてるな五行

52 :
五番町飯店の厨房は炎と油の戦場――そして、料理人の戦場は厨房だけとは限らない!
ジャン、キリコ、楊、そして小此木たちに、出張料理の仕事が入った。
とある豪邸で、湯水スグルがジャンを待ち構えいた。
秘書の狩衣に、楽しそうだと微笑まれると、「あの秋山醤の大ファンなんだもの!」と答えた。
「料理は勝負だと言い切るゴーマンさ!勝つためには手段を選ばない非情さ!
 そして料理のためなら人がどんなに傷ついても気にしない無神経な心!
 そんな身勝手なヤツ見たことがない!でももうすぐそいつに会えるんだ!!ああ――ドキドキだぁ」
壁に貼られた99人の、悔しがる料理人の写真……
その100人目に、ジャンが選ばれたようだ。
スグルを励ます狩衣に、「大丈夫だよ、ボク天才だから!」とスグルは笑いかける。
湯水家に到着したジャンたちに、スグルはいきなり勝負を挑む。
ジャンはニヤリとするが、キリコは「仕事をキチンとするのが先決」と止めるのだった。
だが、スグルは「そっちはそっちで料理を作っておくれ!」と言いながら服を脱ぐ……
なんと、その下にコックコートを着込んでいた!

53 :
キリコが「相手しちゃだめよ!素人相手に勝ったところで自慢にならないわよ!!」と制止すると、
ジャンも「解ってる。相手が素人でも全力で叩きつぶすのがオレなんだが――」と答える。
「こんなボンボン叩きつぶすことすらバカバカしいからな、ウン!」
「そうじゃなくて…解ってないじゃないか!」
ジャンはまず「芙蓉蟹(フウヨウハイ:カニ玉)」を作り始める。
「勝負したけりゃ勝手にやってろ」とジャンは宣言するが、「解った…ボクはもっとおいしいのを作るよ!」と言われてしまった。
ジャンは両手に二つづつ卵を持ち、気合いを入れると一気に卵を割る!
しかも卵白だけ残している。
小此木に生クリーム、生のマッシュルーム、中国ハムを用意させ、作るのは「新式広東芙蓉蟹」。
まず等量の卵白、生クリームを混ぜる。
それに湯がいて薄切りした生マッシュルームと千切りにした中国ハム、塩・コショウ・水溶き片栗粉を加える。
「ニューバージョン!?」と驚く小此木に、楊が解説する。
基本の芙蓉蟹は北京、上海の物で、卵にカニ肉、シイタケ、タケノコ、ネギなどを加え、大量の油を上手に吸わせながら丸く焼く。
日本で発達した物は、基本形にアンをかけたり、タレで煮たもの。
トロミのついたものはまろやかなのどごしで日本人の好みに合っている。
広東の物は油が多くないのが特徴。
耐え終わった後に油を残さないのが広東料理の美学!
「皿も用意しておけよ」と指示するジャンの後ろで、こっそりスグルがジャンの油を入れ替えていた。
チャプリと油にお玉を入れると……「さ〜て、いよいよ炒めるぞ、カカカーーッ」とジャンは笑いだす。

54 :
(かかった――こいつ、ボクのかけたワナにかかった…!)
スグルがしらしめ油と魚油の場所を入れ替えたのだから、失敗する事になる。
(使う前に油を確かめるには基本中の基本!それをおこたるヤツじゃ話にならないぞ)とスグルはがっかりする。
そうして、スグルは調理を始める。
ジャンと同じように黄身と白身を分けている。
同じ物を作るのかと訝る小此木に、「まさか!ボク天才だよ、秋山と同じ物を作るわけないじゃないか」と否定する。
スグルが作るのは、「オムレツ・ムスリム」。
卵白を泡立てることで、淡雪のようにふわんとしたオムレツになるのだが、
「中華料理に対抗するのにフランス料理を持ってきても話にならんやろ」と楊はあきれる。
天才を自称する、「ボンボンの料理オタク」にいら立つジャンは、スグルの卵白に砂糖を入れる。
だが、気付かれてしまった!
「ヨソ見したスキにそんな事するなんてうれしいな!ボクを手ごわいと見たのかな?そういうヒキョウな事って大好きだぞ」
そして、なんとスグルはグラニュー糖を追加!
スグルは、「オムレツ・スフレ」に切り替えるようだ。
「ホラ!ボクって天才だから本気出さないと負けちゃうよ。
 もっと楽しんでよね。キミを退屈しないようにするのは招待したボクの責任だもん。アッハッハッハッハーーーッ」

55 :
どうしてこうも金持ちのボンボンってまともな性格じゃないのが多いのか。
狩衣さんはも平均的だし美人だしで結構好きなキャラになりそうだw
年齢となぜサングラスかけてるのかが気になるが。

56 :
スゴそうにみえてたいしたことなかった蟇目と五行の次はシロウトと来たか
いろんなイロモノがいるのにここに来てシロウトってことは
料理人が当たり前のようにやってる基礎中の基礎みたいな部分でスグルが惨敗ってありそうだな
でも望月とかよりはずっと使えるんだろうな

57 :
案外スグルは場繋ぎなんじゃないか?
大谷が失脚した代わりにスグルがスポンサーになって、師匠とか凄腕の料理人を連れてくるとか。
個人的には昔、家を飛び出したスグルの兄のアタルとかがいいなw

58 :
肉はジャンプに(・∀・)カエレ!!w

59 :
類は友を呼ぶというのか…なんで次々と変人がジャンの回りに現れるのかw

60 :
スグルは世界中のあらゆる料理を知っているから、どんな料理でも作る事が出来るし、作り変える事が出来る。
「『変幻自在』こそ料理の真髄だよ!!解ったかな、秋山。アッハッハッハッハァーー―ッ!」
「――フン!少しくらい料理が出来るからっていい気になるなよ。見せてやるぜ、お坊ちゃん!オレ様の『魔法』をな」
秋山の魔法と聞いて、スグルは目を輝かせる。
小此木にゆでさせたグリーンピースを裏ごしし、白い「芙蓉蟹(フウヨウハイ)」に混ぜていく。
秋山オリジナル芙蓉蟹――「春節淡雪(ツンチェタンシェ)」の完成!
それを盛りつけようとしたジャンを、キリコが止める。
「この料理は出せない!捨てろ秋山」
これは五番町の味と心を持った料理ではないからだ!
キリコとジャンがもめ合う中、小此木と楊はどちらの味方をしたらいいのかと迷う。
結局、キリコはスグルに羽交い絞めにされてしまい、狩衣に追い出されてしまった。
いよいよ審査が始まる。
会場には勝負に負けて悔しがる料理人の写真が飾られている。
審査員はスグルの使用人たちだが、ジャッジは公平に行われるそうだ。
まずは「スグル式オムレツ・スフレ」から。
まるで初恋のはかなさのような、甘い味だ。
そして、秋山の芙蓉蟹を食べた審査員たちは…
急に口汚くなり、「こりゃスゲエ!!」「超べリグ〜!」と褒めちぎる。
卵白の軽い仕上がりに、グリーンピースの青々とした風味が生きている!
口の中に春が広がり、雪解けの下から新しい生命の息吹が見える!!
「実はオレは知ってたんだぜ。オレの見てないスキに「しらしめ油」と「魚油」を置き換えたんだろ。
 プロなら油の違いなんかオタマですくった時の感触…粘度の違いで解るんだよ、バカめ!」
「この天才のボクをコケにしたんだな、許さないぞォ」と、スグルは泣き出しそうになる。
そこにキリコがふたりまとめて「バカァ!!!」と殴る!!
「何が勝負だ!勝手な事ばかりしやがって〜おまえら二人ともガキのゴクツブシのクソヤローだ、ブッ飛ばすぞォ」

61 :
小此木のモットーも『料理は変幻自在』
同じように作っても、味が変わってしまう……そこまでひどくはないか?

62 :
>「この料理は出せない!捨てろ秋山」
>これは五番町の味と心を持った料理ではないからだ!
普段、「料理は心」とか言ってる奴のセリフとは思えないな。
せっかく使った食材無駄にするんじゃないよ、全く。
まあ、蟇目に作ったような毒料理なら捨ててもいいけどw

63 :
キリコ、キレたからって客を殴っちゃ駄目だろ…
それにしてもスグル坊っちゃんしょぼいなぁ
ホント素人の料理オタクなだけか
それでも望月よりスゴそうだけけどな

64 :
キリコはもうちょっと大人にならないと、信条の「料理は心」を体現できんな
李さんあたりだったら、こんなケースでも上手くあしらって、事を丸く収めたろうに
前々からそんな兆候はあったが、まだまだ掲げたポリシーに振り回されてる感じだ
料理の腕自体はまだしも、その辺が半人前扱いされる理由なんだろうな

65 :
>「この料理は出せない!捨てろ秋山」
何も捨てなくても誰かが喰えばええやん…
>粘度の違いで解るんだよ
やっぱジャン気づいてたか。
>スグルは泣き出しそうになる。
わがまま坊ちゃんうぜぇえええ!キリコがブチ切れるのも無理もない!

66 :
>>64
まあ聖人君子じゃなくてジャンと同次元のライバルみたいなもんだからな。トムとジェリー的な。
どっちかというとジャンの方がオトナというか、ちゃんとキリコを見てるところがあるな。
カゼひいたときは薬効デザート作って一緒に食ったし
ジャンのことで怒って何かを殴ってキリコが手を痛めたのを見て、通常なら即嘲笑するところを
一瞬真剣になったりしてたしな。

67 :
>坊ちゃんうぜぇ
さすがジャンみたいなのを主人公に据えるだけあって
癖のある性格のキャラを作るのが上手いなw
スゴそうに見えていまいちに終わった蟇目や五行に比べると期待できそう。

68 :
>>64
ただ、五番町飯店の看板を背負ってきている以上、勝手に店の味を変えるなという言い分は正しいはずなんだよ。
言い方と止めるタイミングがあれだっただけで。
まあ流石にキリコもこの件で反省して、少しは変わるんじゃないか?
問題は坊ちゃんがこのまま引き下がらないって事だろうな。
せっかくキャラも立ててきたんだし、もう一回ぐらいは勝負するだろうけど、止めに来るキリコをどうするかだな。
いっそ縛り上げて地下室に…………おっと、その先は少年誌では描けない、描けない。

69 :
なんかキリコは今のところ以外の全てが邪魔にしかなってないな

70 :
弥一は出張料理で起きた騒動について報告を受けていた。
が、ジャンもキリコも、悪い事はしていないと断言する。
二人を「バカ者どもが!」と叱る中、スグルが「勝負の続きをやろうじゃないか」とやってきた!
ジャンは自身の勝ちで終わったはずだと返答するが、スグルは「本気じゃなかった訳だし」と結果は引き分け、消化不良だと人の話を聞かない。
再戦を申し込まれてにやつくジャンだったが、弥一は当然料理勝負を却下する。
勝負は出来ないはずなのに、なぜかスグルは厨房で見学をしている……
「学校に行かなくていいのか?」と聞かれると、ズカズカと嬉しそうに語りだす。
どうやら、彼は大検に受かっているから、ヒマらしい。
「ボクって勉強もスポーツも努力した事ないけどいつも一番でさあ〜、つまんないよ学校なんて。
 何でもできるんだよ、ボク天才だから!」
そんな中、料理だけがずっと奥が深い――
そう語りだす迷惑さは、秋山といい勝負だと評されてしまう。
営業時間が終わり、10時のブザーが鳴る。
「GO!狩衣さん」
地響きを立てて、湯水家の巨大なキャンピングカーが店の前に到着した!!
勤務時間外、店の外なら誰にも文句言われない!
弥一はあきれて帰ってしまった。
スグルが用意したのは子豚、「子豚の丸焼き」で勝負!!
自信がありそうなスグル――その理由は秘密兵器、特注のツールナイフだ。
これ一つで解体から細工までできるようだが……

71 :
>スグルは「本気じゃなかった訳だし」
出たよガキの定番言い訳。
何気にもう99話か、次回はカラーか何かかな?

72 :
相手が「五番町」ではなく、「ジャン」の料理を求めてた時点で、キリコはひどいよなぁ
ジャンは店の品位を貶めたといえなくもないか

73 :
行動力だけはあるなあスグル

74 :
スグル坊ちゃん、特注のツールナイフか…
どうみても大会の沢田や河原みたいに、長年鍛え上げた技には勝てない!の前フリだよなぁ。
料理のほうで、もう一つ仕掛けがないとジャンには勝てないだろ。
けど、子豚の丸焼きなんてただ焼くだけなのに、工夫のしようがあるのか?

75 :
>>74
炉も自前とかじゃね?金にあかせて取り寄せた最新技術のセラミックヒーターの遠赤外線効果とか
あとは「ただ焼くだけ」という先入観に対し、中華の豚丸焼のすごさを披露するとかかな
場合によってはレンコウパオイウワンチェンみたいな基本のおさらい回になるかも

76 :
ただ焼くだけとか言われたら各ステーキレストランはアイデンティティ全否定されるな

77 :
スグル坊っちゃん今回みたいに○○だったからで何回か再勝負やりそう。
実際本当に才能はあるみたいだし何か最後はジャンの弟子になりそう。

78 :
「一本の包丁で十分だ」と言っている中華の料理人は、頭が古い――
そう言いはなったスグルは、自身の特注ツールナイフの威力を見せ付ける。
鋭利な刃でノドを裂き、肛門から内臓を抜き去る。
次にノコギリの刃で骨を切り取り、骨抜きを行う。
最後に、柔軟な刃で筒抜き、あっというまに下ごしらえが終了する。
「ホー」とジャンは目を見開くが――
「フフン!バカ坊ちゃん、覚えておくんだな。料理は道具で作るもんじゃない。
 ククククッ、中華包丁の真髄を見せてやるぜ!」
ギュルルルッと包丁を回転させ、シャーーッと一閃。
鋭く丈夫な刃で腹を掻っ捌き、厚く重い付け根部分で骨をたたき割る。
逆に先端は薄く、細かい作業もこなす事ができる。
「一本の包丁で全てをさばける刃を自分で研いでこそ、一人前の中華の料理人や!」と、楊はほくそ笑む。

79 :
「まあまあだね……」とスグルは言うが、(刃を十本仕込んでいるツールナイフが、君にかかっては一本分かあ)と汗を流す。
「おまえは道具に使われてるだけだ!」と追い打ちをかけるジャンは足で器用に刺叉を持ち上げ、子豚に突き刺す。
ジャンは「火考猪(カオルウチュウ:広東式の子豚の丸焼き)」を作るようだ。
伝統的な高級料理――開いた豚の内側に、五香塩(ウーシャンイェン:香料入りの塩)や、
柱候醤(デゥウホウジャン:みそにおろしにんにくや酒を混ぜたもの)を塗り、
糖水(タンスイ:麦芽糖と白酢をまぜてとかしたもの)をかけながら炭火でこんがり焼くだけ。
作業は簡単だが、糖水でツヤを出す加減、こんがりした色の出し方、回転させながらムラを作らずに焼くために、熟練の腕が必要だ。
「なにより大事なのは焼けた子豚の皮の旨さ!サクサクパリッとした皮に仕上げられなければ失敗ですね」と、李は解説する。
                                 ++
一方、スグルはもち米、こうりゃん、粟、ひえ、えん麦、欠実(けんじつ)を蒸したものを用意していた。
それに咸魚(シェンユイ)、鶏肉、干しエビ、そして干し貝柱を入れ、豚の腹の中に詰め出した。
豚の詰め物を五穀で作る工夫にと付いた五番町の料理人達は、ただの素人じゃないと感嘆する。
詰め物にすれば五穀が豚の旨味を吸う事を知っているからだ。
ジャンは皮を食べさせる丸焼き、スグルは腹の詰め物を食べさせる丸焼きと、好対照な料理を作っている――
豚を丸ごと蒸したスグルは、「では、これを油に入れる!それでいいね、狩衣さん」と確認する。
「焼くんじゃないのか?」と驚くギャラリーたちをしり目に、スグルは豚に油をかける。
「子豚の丸焼きは皮の旨さを味わう料理という事ぐらいボクも知ってるよ!
 これで皮もパリッとなるはずだ。この丸焼は皮の旨さと詰め物の旨さをダブルで味わえる料理なんだ、ハハハハーーッ!!」

80 :
あまりジャンが負けそうな気はしないが
とりあえず両方美味そうだな

81 :
確かに両方美味そうなんだが
>「焼くんじゃないのか?」
って、子豚の丸焼き勝負じゃなかたのかよ?!
美味ければいいのかもしれないけど、蒸して油をかけるんじゃ子豚の丸揚げじゃないのか?
古くてスマンが「包丁人味平」で蒸した後に焦げ目つけたから焼き魚、みたいに騙されてるというか、なんか違うというか…

82 :
>「一本の包丁で全てをさばける刃
こっちの方が奥の深さを感じるよな
またカマセかスグルw
料理そのものとは別の刃物ひとつとってみても、シロウトらしい目先のにぎやかしと、
伝統ある技術の数千年の積み重ねである中華料理の地味な凄みとの対比になってておもしろいな
包丁描写から考えても
地味で芸なさげに見える「作業は簡単だが」の凄みを見せつける展開になることは容易に想像がつくな
どういう理屈がつくのかは分からんが、ジャンが馬鹿正直な作業で地道に焼くことで
欲張っていろいろやってるスグルの浅はかさが露呈するのはほぼ確実だろう

83 :
スグルと聞くとキン肉マンが思い浮かんでしまうキン消し世代

84 :
皮だけよりも、肉や詰め物の五穀までも食べられる、スグルの方が有利ではないかと判断する五番町の面々。
それを無視し、ジャンは落花生油(ピーナッツオイル)を塗って焼きの本番に入る。
そこにこの勝負を屋台か出店と勘違いした中国人観光客がやってきた。
どうやら、匂いにつられてきたらしい。
そんな敏感な人たちこそ審判にふさわしいと、スグルが提案する。
ジャンも、「大勢の前で思いっきり恥をかいてもらうぜ」と同意するのだった。
ジャンの料理は、「火考猪(カオルウチュウ:子豚の炭火丸焼き)」
対するスグルは「五穀全猪(ゴコクゼンチイ:子豚の五穀詰め丸揚げ)」
まずは火考猪から。
日本にこれを焼ける料理人がいたなんてと、感嘆している。
バクッ、サクッ、パリッと食べると――「脆(ツォエイ)!」と喜びの叫びをあげる。
それはサクサクして脆いという意味。
豚の皮がパリッ、サクッと砕けて口の中でもろくはかなく溶けていくこと――
中国人が最も喜ぶ、大好きな食感だと、李が解説する。
続くスグルの料理は、「まさに「糯(ヌオ)」!!」と評される。
これはおもちの様にモチモチネチネチしてる食感で、ファルスのもち米のためだ。
中国三大食感の脆・糯・滑(ホウ:滑らかな食感)のうち、二つを併せ持つと、スグルは自信満々だ。
「バカかおまえ」と、ジャンが冷たく呟く。
「そんな物でオレの料理を越えられると思ったのか!?甘ちゃんだな」
「そうね!やっぱ素人料理人は甘いわ」と、キリコも同意する――

85 :
こいつら来なかったら審査員どうするつもりだったんだ?

86 :
五番町で三大食感を味わえるのか不安になってきた
特に望月
はかなく溶けるって、詩的な表現だな

87 :
つか、「脆」言ってないよね、中国人達、スグルの料理に。
>>85
こいつら、どう見ても中国人のために料理作ってるけど、たまたま中国人が
通りかからなかったらどうするつもりだったんだ?

88 :
そりゃまあ、普通に五番町飯店の面々に審査員してもらうつもりだったんじゃない?
で、ミスターが全く見当違いな感想を述べては
キリコ、楊、李さんあたりからのツッコミ&解説タイム開始

89 :
>>88
たまたまキリコ達は残って見えるけど
大半は仕事終わりだし帰ってるんじゃない?

90 :
>>88
ミスターの他、小此木の「うわぁ、美味しいよコレ」に始まり
楊の「ホンマたいしたもんや」の負けフラグ立て、キリコの「アイツの料理は間違ってる」の駄目だし
といった試食の様式美が見れたんですね。わかります。
とりあえずスグル坊ちゃんが負けたときの言い訳は
「中国人の味付けに合わせてなかったからさ。日本人が審査員なら僕の勝ちだよ」
と予想してみる。

91 :
>皮だけよりも、肉や詰め物の五穀までも食べられる、スグルの方が有利ではないかと判断する五番町の面々。
>それを無視し、ジャンは落花生油(ピーナッツオイル)を塗って焼きの本番に入る。
>「バカかおまえ」と、ジャンが冷たく呟く。
>「そんな物でオレの料理を越えられると思ったのか!?甘ちゃんだな」
>「そうね!やっぱ素人料理人は甘いわ」と、キリコも同意する――
あーあ。ジャンやキリコ>>スグル>>>>五番町のモブ料理人の面々(望月含む)だな
引き立て役はこういう漫画にはつきものとはいえ、辛いなあ

92 :
「糯(ヌオ)」と「脆(ツォエイ)」のふたつの食感がある自身の料理が負ける訳がないと、スグルは反論する。
だがジャンは、もう一度試食してもらえばハッキリすると、皮を切りわけ始めた。
彼らは、オーソドックスにグラニュー糖をふって食べ始める。
続いて、片(ピェン)に甜面醤(テンメンジャン)とネギで。
実は、ただの甜面醤ではなく、甘酸っぱいマンゴーを練り合わせている!
「マンゴーの甘みとさわやかな酸味が皮を引き立てるゥ!!」
リンゴとシナモンの「蘋果醤(ピングォジャン)」、中国とは異なるオリジナルの「梅醤(メイジャン)」も好評だ。
「そんな工夫ボクだって」とスグルは叫び出す。
スグルの醤を付けて食べると、口の中がスーっとする!
砂糖と塩を沸かしたものにペパーミントの葉をみじん切りにして、とろみをつけたもの。
「へえ〜“薄荷醤(ハッカジャン)”か!おもしろいタレを作ったな。ちょっぴり見直したぞ、スグル!」
そして、詰め物はネギとショウガの風味を付けたショウ油で味を引き締めた、塩味の五穀。
甘い皮との対比が絶妙だ。
だが、「勝っているのは秋山の方ね!」と言われてしまった。
スグルの料理には、脆がなく糯だけだから!!
スグルの皮をかじると「バリッ」と音がする――「酥(スウ)」だ!!
脆に比べて歯ごたえがあり、バリッと砕ける食感で、パイ生地や揚げ物の衣に多い。
李の解説に、三大食感も知らない五番町の面々が感心する。
「なぜなら皮が“爆発”していないからな」とジャンが嘲笑う。

93 :
ジャンとスグルの料理の差はクッキーとせんべいのようなもの。
火考猪(カオルウチュウ)を焼く時に振りかけた、糖水(タンスイ)中の水あめと酢が皮の表面に膜を作り、
皮の中の水分の放出を防ぎ――はじける!
これが「爆発」、これこそが脆を生む!!
だが、糯と脆――「ボクとジャンは対等のはず!」とスグルはなおも食い下がる。
「フフン、対等!?解ってねぇな。子豚の丸焼きは皮が旨く食えてこそ価値がある!
 詰め物なんかなくたっていいんだよ!!」
そもそも中国人が一番好きなのは脆で、糯や酥では勝負にもならない。
「最高どころか極上の脆を焼き上げた!同じレベルの料理で勝負したと思わないでくれよ、カカカカカーーーッ」
スグルは地面に座り込み、打ちひしがれたように見えるが――いきなり立ち上がって笑いだす!?
「もう一度!もう一度勝負だ。今度は本気の本気でやってやるからね」
「……おまえな」
次の勝負、肝料理で「天才湯水スグルの真の姿」を見せるそうだ。
その闘志に感動する刈衣と、無言のキリコたち……

94 :
スグルしつけぇwwww

95 :
勝つまでやめない気かこいつはw

96 :
ここまでしつこいといっそ清々しいなw
ちょっとだけ尊敬してもいいかも

97 :
100話で刈衣に手順を確認していたり、今回の最後の場面といい、
スグルは刈衣におだてられている/操られているんじゃないだろうか?

98 :
かわいいな>刈衣に手順を確認していたり
シロウトらしい負け方はしてるけど、チート能力と突出しすぎたキャラクターををうまく使いこなせなかった五行よりははるかに面白いな
ただ、キリコや望月の活躍の機会がかなり減ってしまったのは残念だ

99 :
最後のシーン見て、ちょっとスグルが好きになって来たw
でもこれは中国人の審査員で助かったんじゃないか?
俺なんかお米大好きだからスグルの方の料理が食べてみたいわ

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