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2011年11月2期30: カント『永遠平和のためにpart3』 (371) TOP カテ一覧 スレ一覧 2ch元 削除依頼

カント『永遠平和のためにpart3』


1 :10/09/10 〜 最終レス :11/11/18
カントの著書 『永遠平和のために』(Zum Ewigen Frieden)
とは1795年にイマヌエル・カントによって著された政治哲学の著作である。
今なおアクチュアルなテクストの1つとして、狭義の哲学の分野にとどまらず、広い関心を集めています。
『永遠平和のために』のスレがdat落ちしてしまいましたので、次スレを建てさせて貰いました。
今まさに読まれるベキ本のひとつだと思うのでみなさん一緒に語りましょう。


2 :
Part1
カント『永遠平和のために』
http://academy3.2ch.net/test/read.cgi/philo/1091892186/
Part2
カント『永遠平和のためにPart2』
http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/philo/1099868561/

3 :
● 翻訳
一番簡単に入手可能と思われる、岩波文庫版でよいかと思います。
カント 『永遠平和のために』 (岩波文庫) 宇都宮芳明訳
価格: 420円 (税込)
サイズ: 文庫 (138頁)
ISBN:4-00-336259-4
発行年月:1985.1
Amazon.co.jp
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4003362594/qid=1091853705/ref=sr_8_xs_ap_i1_xgl/250-2649099-1999426
bk1
http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/407f59af3f0d001018bd?aid=&bibid=00345940&volno=0000

4 :
● 参考
余力のある方は、岩波書店版と理想社版の『カント全集』なども参照してください。
岩波書店版 『カント全集』
第14巻: 歴史哲学論集
「永遠平和のために」 (遠山 義孝訳) pp.247-316
理想社版 『カント全集』
第13巻: 歴史哲学論集
「永遠平和のために」 (小倉志祥訳)
図書館などでコピーをとるときには注釈もお忘れなく。

5 :
マヌエル・カント (Immanuel Kant) 1724-1804
イマヌエル・カント(1724-1804)は、プロイセンのケーニヒスベルク大学で教えていました。
(ケーニヒスベルクは現ロシア領カリーニングラード)
17世紀の哲学者たち、デカルト、スピノザ、ライプニッツらが教壇には立たなかったのに対し、
カントはいかにも大学人然とした一生を送った哲学者といえます。
その彼の哲学を有名にしたのが、いわゆる「三批判書」でした。
 1781 『純粋理性批判』(第1版)
 1787 『純粋理性批判』(第2版)
 1788 『実践理性批判
 1790 『判断力批判』
この「批判哲学」の主著が出揃った後に、
『永遠平和のために』(第1版 1795年、第2版 1796年)は出版されています。
この時すでにカントは70歳を越えていたわけです。

6 :
カントを語る上で、当時のプロイセン、ひいてはヨーロッパ全体の政治状況を振り返る必要があります。
1786年には国王フリードリヒ2世(フリードリヒ大王、在位1740-1786)が死去、
続いて即位したフリードリヒ・ヴィルヘルム2世(在位1786-1797)の治下では、
宗教政策および言論政策上、大きな転換が起こることになりました。
(いろいろ評価はあるものの、わかりやすく言えば、一種の「反動化」といえるでしょう)
その背景の一つには、1789年に始まったフランス革命があります(ルイ16世は1793年に処刑)。
ドイツの諸侯が革命の飛び火を恐れたのは言うまでもありません。
カント自身、1793年に出した『単なる理性の限界内における宗教』がもとで、
プロイセン当局から、宗教に関する発言を慎むよう訓告を受けています。
『永遠平和のために』は、条約の文言をマネたような構成になっていますが、
これも、1795年のプロイセン・フランス間のバーゼル講和条約を踏まえています。
(この条約によって革命後のフランス共和国が初めてヨーロッパの大国によって認知されました)

7 :
● 『永遠平和のために』 構成
[序言]
【第1章: この章は、国家間の永遠平和に関する予備条項を含む】 [13-25]
1. 将来の戦争の種をひそかに保留して締結された平和条約は、決して平和条約とみなされてはならない [13f.]
2. 独立しているいかなる国家(小国であろうと、大国であろうと、この場合問題ではない)も、
  継承、交換、買収、または贈与によって、ほかの国家がこれを取得できるということがあってはならない [14-16]
3. 常備軍は時とともに全廃されなければならない [16f.]
4. 国家の対外紛争にかんしては、いかなる国債も発行されてはならない [17f.]
5. いかなる国家も、ほかの国家の体制や統治に、暴力をもって干渉してはならない [19f.]
6. いかなる国家も、他国との戦争において、将来の平和時における相互間の信頼を
  不可能にしてしまうような行為をしてはならない。たとえば、暗者や毒者を雇ったり、
  降伏条約を破ったり、敵国内での裏切りをそそのかしたりすることが、これに当たる [20-22]
[注: 許容法について] [22-25]
【第2章: この章は、国家間の永遠平和に関する確定条項を含む】 [26-53]
永遠平和に関する第1確定条項: 各国家における市民的体制は、共和的でなければならない [28-38]
永遠平和に関する第2確定条項: 国際法は、自由な諸国家の連合主義に基礎を置くべきである [38-46]
永遠平和に関する第3確定条項: 世界市民法は、普遍的な友好をもたらす諸条件に制限されなければならない [47-53]
[第1]補説: 永遠平和の保証について [54-71]
[第2 補説: 永遠平和に関する秘密条項] (← 第2版以降の追加) [72-75]
附録 [72-111]
I. 永遠平和という見地から見た道徳と政治の不一致について [76-99]
II. 公法の超越論的概念による道徳と政治の一致について [99-111]
 1. 国法、すなわち国内法に関して [101-103]
 2. 国際法に関して [103-106]
 3. 世界市民法に関して [106]

8 :
てす

9 :
結構短いんだな 読んでみるか

10 :
D

11 :
カント『永遠平和のために』
http://mimizun.com/log/2ch/philo/1091892186/
総レス数 200
カント『永遠平和のためにpart2』
http://mimizun.com/log/2ch/philo/1099868561/
329 :ン:2010/09/06(月) 09:44:14 までのログ。

12 :
世界市民に適さない者は
ギロチンで処刑
ルソーの思想に汚染されている
カント哲学は
道徳>命
盗んだパンで
生きるくらいなら!

13 :
カントは「」とは言ってない
「生きるためだから」と言い訳したところで、「悪」は「悪」

14 :
sanbare−

15 :
カントの思想は、高尚すぎるというか理想主義って感じで 今の人間には早過ぎるね

16 :
ふん・・・・

17 :
ここ「永遠平和のために」だけど ほかのカントの著書についての話題っておkなの?

18 :
敵に対して
「平和、友好、武器を捨てよう!」
ひっかかる奴は馬鹿
騙すカントは賢者
カント悪くない(キャハハ)
マケャベリは正直
カントは非常に悪質

19 :
>>13
悪行を働く支配者に
逆らってはならない。
1愚民には道徳は理解できない、悪行が道徳的であれば、あらゆる行為は正当化される。
2 支配者にとり、永遠の平和は国家体制維持の見地より利益である。
愚民が悪の支配者に戦いを挑むのは、反道徳的行為である。
3 国家間の利害調整は全ては謀略と利害関係一致を探す談合と癒着が最善。
4市民は大衆を管理

20 :
カントを皮肉屋と見なすなら、「永遠平和なんて実現できるかよ、お前等馬鹿じゃねえの?」
って言ってるようにも思える。
「賢くあれ」ってことは、「お前等は馬鹿」のと同じ。人類は昔から馬鹿で社会は腐っている
馬鹿だから永遠平和は実現できないが、それと同時に種が根絶やしになるほどの
最終戦争もまたできない、なぜなら馬鹿だから。
人類が種として完成されたときに「この世の終わり」が来る。しかし馬鹿だから
完成には達しない、だからハルマゲドンなんて起きっこない。
人類が滅ぶとすれば、その原因は人類外にある。例えば隕石、未知の病気、又は
宇宙人による襲撃。
読み終えるた後、なぜか清々しい気分になる。

21 :
人類滅亡→死と沈黙が支配する浄化されし世界→永久の平和

22 :
すいません、カントがここしかなかったので、ひとつご教示ください。
「純粋理性批判」初学者にいいのは、誰の翻訳・出版社のものでしょう?

23 :
あげ

24 :
以前読んだときに、民兵を否定していなかったことに驚いた覚えがある
確か常備軍についての箇所だったかな?
カントの共和主義的な市民像が垣間見える箇所だった

25 :
>>22
宇都宮監訳・以文社のもの

26 :
カントって まず何から読むべき? 
メジャーな三批判書からで問題ないかな?

27 :
質問レスなのにアゲるの忘れてた

28 :
>>26
ttp://www.05block.com/01/le_01_02_00_32_police01.html

29 :
>>26
『プロレゴメナ』が定番かと
今だったら光文社『純理』1の序文をいきなり読むのでもよいと思う。

30 :
>>29
ありがと
光文社の「純理」だと中山元って人の訳だよね 読んでみるわ

31 :
中山元は超訳なのでキケン

32 :
キケンってどういう事ですか?

33 :
中山元版は入門の入門用に文庫第一巻の序文だけ薦める(中山の解説は読まなくていい)。
『純理』を全巻そろえるなら以文社版がベストだが、高価なので、平凡社ライブラリー版が
ちょうどいいと思う。岩波文庫版も世評ほど悪くないと思うが、、、、
永遠平和〜のラインに興味があるなら、『啓蒙とは何か』から入るのもいいかも。
『プロレゴメナ』は『純理』の横に置いておいてたまに参照するといい(カテゴリー
論などはこちらの方がわかりやすい)。

34 :
ありがとう 参考になります

35 :
どうして、ノーベル哲学賞を作らないのか

36 :
>>35
ノーベルの遺言に当てはまるほどの貢献が無いからですかね
文学賞ももっと広い分野から選べるように変えてみてはどうかと思うけど

37 :
純理の趣旨がわからん

38 :
うぃきくらい読んで来なさい

39 :
自発的に守ろうと訓練したりするのはいいって言ってた希ガス。常備軍はさよならしなきゃいけませんっていうてたな。カントさんは未来をみつめてるお

40 :
>>35>>36
哲学は
「この理論・業績が凄いものだと判断できるお前らの方が凄いことになっちゃうだろ、
そんなの権威主義だろ」
と言うだろ

41 :
新潟大であったカント協会、
超越論的論理学についての、
あ り え な い ク ソ 発 表 があった。
カントのテクスト読んでいないことが一目瞭然。
あきれてものが言えない。

42 :
>>41
失笑買ってたですなww
発表させた学会と北大も疑問すぐる

43 :
具体的には、どんな発表があったの?

44 :
韓国人的な名前だし日本語が不自由だったとかw

45 :
41だが所属大学に言いたい。
ちゃんと首輪してリードつけて北国から出ないように管理してもらわねば困る。
憤りでいまもはらわた煮えくり返っている。

46 :
>>44
キム・セイキョクさん?

47 :
まずは語学、そしてテクスト精読、これができないまま発表というケースが増えつつある。
ゆとり教育の影響か。

48 :
30年くらい前に出版されたカント全集読もうとしたら詰んだ

49 :
>>47
テクストが読めないのに院へ進学してしまうと悲惨。
テクストが読めないことをひたすら隠し通そうとする
人生が始まる。
テクストが読めないことを他人から指摘される危険が
ある場所を回避し続けるこそこそ人生だ。
そして、ある日ふと、哲学は自分のすることじゃないと
気づき、哲学から足を洗う。
そんなありふれたパターンの一歩を踏み出した、
ただそれだけのこと。

50 :
カント協会はバカでも犬でも発表させるwww

51 :
たいていの学会は、申請書類さえ整っていれば
まずは発表させるものだよ。
で、当日発表の場で叩かれて身の程を知ってもらう。
実際、それが一番教育的だしね。

52 :
あの水準の学生は派遣を許可しない院にも入れないものだ

53 :
訂正
派遣を許可しないし院にも入れないものだ

54 :
あの規模の学会で失笑&総スカンは珍しいですね。

55 :
>>35
きわめて、優秀な哲学者にたいしてはノーベル平和賞をあたえればいいんじゃ
ないかな? たとえばデリダとか。・・まあ必要ありませんけど、実際は。

56 :
哲学で 賞っつても 一般人からみたら だからどうした? ってかんじだしな 

57 :
>>52文科省の大学院拡充がもたらした弊害では?北大は国立なので特に。

58 :
純粋理性批判の岩波全集版、以文社版、平凡社文庫版、のそれぞれおすすめ点をおしえて。
岩波文庫版は原文にある文章を訳していない箇所が見つかり、即捨てた。

59 :
marukome_peer
カントは真面目で自分に誠実だと思うけど、自分の信念を一切曲げないってなると相手に歩み寄れないからそこで争うことになってしまうんじゃないのかね。カントにとっては相手と争おうとも自分を曲げないほうが良いことだと感じるなら何も言いようがないけど。

カントにとっては争って生きるか死ぬかとかより、自分の信念を通せたかどうかが重要みたいだから

理性で考えればそうなるんだろうけど、人間は理性じゃなくて感情で生きてるんじゃないんかね。理性で考えてつまらない生き方するより、感情で動いて楽しい生き方をするほうがいいと思うけどね
嘘をついちゃいけないって言っておきながら、相手に誤解されるかもしれない表現ってわかってるほうを選択するのはなんか間違ってないか?自分に誠実って言えないんちゃうんかそれ

信念が対立したらどうするの?お互いが良いと思う行動をしたら争うことになるだろ。だったら相手に歩み寄ってどっちかが降りたほうが良くないか?まあカントからしたらお互い自分の信念を貫くほうが良いみたいだから、争うほうが良いみたいだけど

60 :
marukome_peer
価値観が違う人だからって切り捨てても、自分と価値観が似てる人が周りにたくさんいる人はいいよなぁ。俺みたいに自分と価値観が似てる人がほぼいなかったらどうするの?
ミスチルの歌詞に「一つにならなくていいよ 価値観も理念も宗教もさ 一つにならなくていいよ 認め合うことができるから」ってあるけど、適当なこと言うなよって思ってしまう
相手に歩み寄ることはできるけど、認め合えるかどうかなんかわかんないだろ
自分で言ってて悲しくなるわ。今の俺の認識ではほんとにその通りだから
ごめんで済んだら警察は要らない、話し合いで解決したら戦争は起こらないんだよ!
深く考えていたらある時ふと目が覚めて、「おめでとう、ゲームクリアだ」ってなって価値観が違っても分かり合えて、楽しく生きられる世界にいけたらいいのに
賢者どころかもう既に人間じゃなくなろうとしてるからな俺はwww
Q「人間じゃなければなんなんですか?」A「お答えしよう。神、いわゆるゴッドだ」http://ayacnews.blog57.fc2.com/blog-entry-3344.html

61 :
カント煮の季節

62 :
>>21
・・・それは、一理あるねぇ。

63 :
キターーーーー
すっごい売れてるマイケルサンデルの本読んでたら出てきたからカントの本かったら
最強すぎる。中学にカント部を作るか悩んでるところ。

64 :
懐かすいーな
中学の部活でデカンショ節か。
デカルト、カント、ショーペンハウエル。
あとの半年ねて暮らす〜ってよく歌ったなあ

65 :
>>59>>60気付くのが遅かったが居るだろうか?
ひじょうに素晴らしい分析だと思います
その分析のように
糞味噌を見分ける眼を養うことが重要です
アナタの言う通りカントは崇高で高尚だが糞に等しいこだわり…考え方を持っていたとボクも思います
アナタの行った分析はボクの糞味噌の見分け方にとても似ている
その糞味噌見分ける方法とは…霊長類ヒト科として在る本来の自分と、人間関係により培われた自己の社会性は装飾だと分けること

66 :
単純だな。糞と味噌に単純に分けちゃう奴はヒットラーと同じ。

67 :
必要性の区別
話題の断捨離でもある
選民思想とはまるで違うみんなで意味を創るということ
暇つぶしとも違う

68 :
>>1
「転倒」は「暴露」によって償われる

69 :
僕はそろそろ、牧野英二は天皇をどう説明するのか世の中の公表したほうがいいと思うの。

70 :


71 :
サンデルのカント解釈は正しいのかいなか。

72 :
大学院でカントを学ぶならどの大学へ行くべきか。

73 :
カント学会ってさあー、
何だか、外に出される人が多いなって実感ないですか。
幻覚や幻聴が聞こえて来る人が多いのはノイローゼになるからだって。
精神修養する会なのに、精神が病気になるはずないのになぁ〜。
病気だって治るよ、道徳的だもの。
ライバルや馬鹿にされてる人が消えてくのは何でかな〜って。
カント学会は、自然物を扱う技術や、生きた人間の内部を知る哲学を何に使ってるんですか。

74 :
自己の情念性を観念態によって捩じ曲げることによって
そのズレが身体感覚や外界把握として現れてくるわけ

75 :
>>71
政治哲学を語るのに『法論』その他の著作じゃなく『基礎付け』つかってたのはどうも・・・
おまけにカントは政治哲学を詳しくやってないとか言ってるし怪しいなーと思った
カントの倫理学の解説はまー教科書どおりといった感じ

76 :
院試を考えだした。カントを専攻したいのだ。大学院はどこへ行くべきか。

77 :
カント研究者がいて教員が定年間近じゃないとこならどこでも

78 :
理系みたいに設備とかが必要なわけじゃないから正直どこも大差ないかと
しかし今カント研究で大学院ねぇ

79 :
首都圏に住んでいるのでますます迷う
大学が多すぎるので
知識と道徳と宗教について考えたいのだ

80 :
知識と宗教と道徳か
ニーチェとかも良さそうだな

81 :
>>79
カントの宗教は面白くないよ。

82 :
カントの研究を書いてみた。
http://hougakukyoushitu.cocolog-nifty.com/thirdroundthriller/2011/02/post-50cf.html

83 :
あのな〜、ほとんどカルチャーなんだけどな〜、
理性ってサブカルチャー的な悪って改善できなくない?

84 :
>>75
カントは偉大な哲学者だけど、たしかに政治や法律学には明るくなかったでしょう。
「正しい敵」(無差別戦争観における、戦時国際法を遵守する交戦国)の使い方が完全に間違っていると
カール・シュミットから指摘されてたりもするし。

85 :
>>84
カントは法学の講義を大学で担当してたよ。結構人気だったようで。
というか、そんなことは問題じゃない。
カントの法思想は倫理思想にくらべて難解だけど、
サンデルが言うみたいに根源的契約その他の政治哲学的なことについて
「はっきりしたことを語ってない」なんてことはありえない。
現代の政治学の観点から扱いにくいならそう言えばいいだけなのに、
語ってないなんていうところが不誠実。読んでないだけなんじゃねーか。

86 :
カントについて勉強しようと思うのですが
前もって 知っておくといい事や
読んでおくといい本とかありますか?
あと、ちゃんと理解するには、
原本を読まないとダメダメですかね

87 :
>>86
ちくま新書の『カント入門』が定番ですが、最近、金子武蔵著『カントの純粋理性批判』
を読んでびっくりしました。一番わかりやすい。入手困難ですが最初の80頁ほどの
タイトル論文はおすすめです。
復刊もしくは文庫化を切望します。
http://www.fukkan.com/fk/VoteDetail?no=51750

88 :
>>87
ありがとうございます
調べてみます

89 :
第一批判に関してはカント自身による入門書『プロレゴメナ』など、手元に置いておくと
いいと思いますし、光文社版(完結は数年後?)も解説が邪魔なような気がしますが、
なかなかいいです。

90 :
          ____        カルチャーと言っても、サブカルが無く、ほとんど人間が中心  
      . / ⌒  ⌒\  チラッ
.     /(● ) (― ).\     ホモカルチャー (文化を持つが故に人間である)
    /   ⌒(__人__)⌒ ..\
    |        ̄    .. |       全ての人間を愛してるんじゃないかな〜
チラッ  \     `ー'´  .. /
    ノ            \        学問は女漁りの暇はないんだぞ
  /´               ヽ
 |    l              \     ほとんどの人間を愛してるのかもな〜
 ヽ    -一''''''"~~``'ー--、   -一'''''''ー-、.
  ヽ ____(⌒)(⌒)⌒) )  (⌒_(⌒)⌒)⌒))  押し付けちゃってるかな〜

91 :
マイケルさんでる著justiceを読んでやってきたお。
僕たちがバニラかチョコレートかストロベリー
のアイスのうち、どれがいいか考えているとしよう。
それは自由な行動といえるだろうか。
否。それは自由な行動ではない。
生理的欲求や欲望の命ずるままにどれが好きか
選択しているにすぎない。そのときぼくたちは
生理的欲求と欲望の隷属下にある。
不満足な豚であるよりかは不満な人間の方がマシだ。
ならば自由な選択とはいったいどのようなものだろうか。
それは自分自身の定めたプリンシパルに従って行動することだ。
ではみんなの行動原則を聞くこととするお。
以下よろしく頼むお.

92 :
ぼくは偉大なる行動原則を決定したお。
何人も公共の福祉に反しない限り、また、
人間の尊厳を傷つけ、自己の人間性を損なうことの
ない限りにおいて、幸福追求の権利を有する。
また、上記の原則に反する可能性がある場合、
リスクを回避または問題のない程度にまで低減できる手段を
行使できる限りにおいては、上記の原則に反しないものとする。
以上の原則に反しないいかなる意思も自粛する必要はない。

93 :
きっと生理的欲求や欲望の隷属化から脱出し、
プリンシパルに従って行動することができるようになれば、
世界の平和は達成されるに違いないお。
でもそんなのは途方もなく困難だお。
ぼくは毎日目の前に座っている片思いの子の
反応に一喜一憂する毎日を送っている。
偏愛という指向性のある愛という欲望が
ぼくの自由な精神を完全に掌握しようと務めている。
あの子が楽しそうに他の人と話しているだけで嫉妬する。
心苦しいんだ。ぼくはこの偏愛の奴隷だお。
ぼくの精神は自律性を喪失し、あの子の存在に依存している。
自由をこよなく愛するぼくはこの不当な圧政に
断固として戦うことを誓うお。
この戦いはとてつもなく辛く、簡単には勝利出来ないし
短期間にも解決出来ないだろう。
だがぼくたちは、たとえどれほど長い月日がかかろうとも、
必ず精神の自由を取り戻す。

94 :
命・・・ 夢・・・ 希望・・・
どこから来て どこへ行く?
そんなものはこの私が破壊する
シンジラレナーイ!!!

95 :
手に入らないものって欲しくなるもんだよね
それが無形のものでもさ

96 :
つと

97 :
恒久平和のために精神の自由と自律性を回復したい。
彼女の存在や振る舞いに重度に依存し自律性を失い、
恋い焦がれるこの状態こそが、ぼくの人間性を損ない、
精神の自由を奪い去る。
彼女への思いは異常なまでに募り、それはまるで
ストーカーのようだ。
満足な愚か者であるよりは、不満足なソクラテスでありたい。
生理的欲求や欲望に完全に隷属する奴隷状態は許すまじき事態だお。
もしも愛する人の幸せを真に願うのならば、いったいどの様な
行動を取ることが最も正しいといえるだろうか。
彼女を自分の恋人にすることのみが、
彼女にとって最も幸せだといえるだろうか。
もしそうでないならば、ぼくは見返りを期待しない
無償の愛を、彼女ドン引きしたり煩わしく思うことのないかぎり
において、提供することこそが彼女の幸せになるといえるかもしれない。
だがぼくの幸せはどうなる?
疑問の余地はない。彼女の幸せとはすなわちぼくの幸せであるからだ。

98 :
今日はすごくうまくいかないことがあった。
それは自分たちの過失によるものなんだけど、
人に叱られれば誰だって落ち込むよね。
ぼくはそうだった。感情の命じるがままに落ち込んだよ。
感情の隷属化に陥った。今もそんな感覚が続いているよ。
でもそのとき人に精神の崇高さを目の前にしたんだ。
彼女も落ち込んでいるはずなのに、建気に
ぼくに励ましの言葉をかけてくれたんだ。
それは正確には励ましではなく明るい挨拶だった。
だが感情の隷属化に陥り感情に赴くままに任せていれば
決してぼくには真似することのできないものだった。
その精神の尊さに涙が出てきた。心から感動した。

99 :
カンとは素晴らしいお。
自律性と他律性の概念最高だお。
アイスクリームのバニラとストロベリーとチョコ味
どれが一番いいかを選択するとき、その選択は真に自由なものといえるだろうか。
否。それは我々の生理的欲求や欲望が最も好んでいるものを探して忠実にしたがおうと
しているにすぎない。
そのとき我々は自分自身を、生理的欲望を
満足させるという目的を達するための手段として利用しているということになる。
それは木から落ちる、重力に従って落ちるリンゴに等しい。
リンゴに自由はない。だが我々には自由がある。

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