復刊ドットコム 『マイクル・ムアコック』 復刊特集ページ ttp://www.fukkan.com/group/?no=1695 発売予定(原書) 発売中 Elric To Rescue Tanelorn ttp://www.amazon.co.jp/Elric-Rescue-Tanelorn-Michael-Moorcock/dp/0345498631/ref=pd_ts_fb_6?ie=UTF8&s=english-books DelRey版エルリック(他ラッキール、エレコーゼ、オーベック、シモン、ジェリー、シートン・ベッグなど)第2弾! 2008年11月25日 Elric: The Sleeping Sorceress (Chronicles of the Last Emperor of Melnibone) ttp://www.amazon.co.jp/Elric-Sleeping-Sorceress-Chronicles-Melnibone/dp/034549864X/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=english-books&qid=1225013272&sr=8-1 DelRey版エルリック第3弾! 2009年3月 Duke Elric ttp://www.amazon.co.jp/Duke-Elric-Michael-Moorcock/dp/0345498658/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=english-books&qid=1225013531&sr=1-1 DelRey版エルリック第4弾!
Q「永遠の戦士」(エターナルチャンピオン)シリ−ズはどの順番で読めばいいの? A 基本的にお好きに読めば良いのですが、「タネローンを求めて」「剣のなかの竜」「白き狼の息子」は最後に読むことを強く推奨します。 作品の執筆年代順に読んでいくと文体の変化にとまどうことが少ないようです。 この場合、エルリック(「真珠の砦」「薔薇の復讐」を除く)→ルーンの杖秘録→エレコ−ゼ(「剣のな かの竜」を除く)→コルム→ブラス城年代記→剣のなかの竜→「真珠の砦」「薔薇の復讐」→エルリック新3部作となります。 「グローリア−ナ」には「薔薇の復讐」に登場したウェルドレイクやウーナ(Una)と呼ばれる女性が登場する ので興味があれば読んでみてもいいでしょう。また、「軍犬と世界の痛み」と「秋の星々の都」はエルリック新3部作と「剣のなかの竜」に密接な関係があるので両者との関係が気になる方は読んでみることをお勧めします。 「火星の戦士」(永遠の戦士ケイン)「暗黒の廻廊」「この人を見よ」「白銀の聖域」はあまり4戦士に関わる話ではないので、興味があったら・・・ Q 「夢盗人の娘」に出てきたオズワルド・バスタブルって何者? A「The Warlord Of The Air」(風の戦王)(71)「The Land Leviathan」(陸のリヴァイアサン)(74) 「The Steel Tsar」(鋼鉄の皇帝(ツアー))(82)の改変歴史SF3部作(The Nomads of Timeとか A Nomad Of The TimeStreamsと呼ばれます)に登場する時の冒険者です。 もともと彼は大英帝国陸軍中尉だったのですが、1902年、派遣先のインド辺境のある寺院で巻き込まれた 不思議な事件のせいで、パラレルワールドの1973年の世界(最新鋭の航空技術が飛行船という我々の世界からずっと遅れた科学の発展を遂げた世界)に飛ばされてしまいました。 その後、幾多の冒険をくぐり抜けて時の冒険者連盟に加わることになります。この3部作当時のバスタブル の年齢は20歳代後半でしたので、「夢盗人の娘」「白き狼の息子」は(バスタブルの主観時間で)十数年後の出来事という ことになります。 じつは彼はムアコックの創出したキャラではなく、イーディス・ネズビット(アニメ「おねがいサミヤどん」の原作者)の「宝さがしの子供たち」に登場したキャラです(6人兄弟の長男)。
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Q エルリックに単行本に収録されていない作品があるって本当? A 旧版のエルリックサ−ガに収録されていた「オーベック伯の夢」と「タネローンを救うために・・・」は今回の 新装版の原本となったミレニアム版には収録されていません。これらの作品は「Earl Aubec」という短編集 に収録されていますので、「Earl Aubec」が翻訳されないことには読むことができない状況です。 他に「翡翠男の眼」が河出文庫の「不死鳥の剣」に、「白き狼の歌」が「別冊文藝ナルニア国物語」にそれぞれ収録されています。 昔、「Elric At The End Of Time」(時の果てのエルリック)と「The Last Enchantment」(最後の魔術)が同人誌翻訳の形で出ていましたが、現在では入手困難です。 また、2006年になって「タネローンを救うために・・・」以来45年ぶりのラッキールが主人公の短編、「The Roaming Forest」が発表されました。翻訳が期待されるところです。 この短編はDEL・REYから発売されている短編集Elric To Rescue Tanelornに収録されています。 この本はAmazonで容易に入手できます。 追記 2007年 にエルリックの新作中編「Black Petals」(黒い花弁)が執筆されました。どうやら「神々の笑うとき」と「歌う城塞」の間の時期におけるエルリックとムーングラムの冒険の話のようです。 2008年発売のWeirdtales誌349号に掲載されました。 この中編もいずれ現在DEL・REY社から刊行中のエルリック全集に収録されるはずです。
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Q JCイニシャルのキャラって? A 1965年の「The Final Programme」登場のジェリー・コーネリアス以降ムアコックは JとCをイニシャルに持つキャラクターを登場させています(もちろん元ネタはJesus Christ) 曲がりのジャーメイスJermays the Crooked (エルリックなど) ジャリ−・ア・コネルJhary-a-Conel (コルムなど) ジャスパー・コリナドゥスJaspar Colinadous (「真珠の砦」) ジェリー・コーネリアスJerry Cornelius (コーネリアス4部作(未訳)) ジェレク・カーネリアンJherek Carnelian(時の果てのダンサー(未訳)) ジェリー・コーネルJerry Cornel(The Chinese Agent(未訳)など)
ちなみにコルム・ジャエレン・イルゼイCorum Jhaelen irseiはジェリー・コ−ネリアス Jeremiah Corneliusのアナグラム(綴り変え)です。 Q ムアコックはハガレン(鋼の錬金術師)をどう思ってるの? A ここを参照のこと。 ttp://www.multiverse.org/fora/showthread.php?t=2596 Q ムアコックはアマノ(天野喜考)をどう思ってるの? A ここを参照のこと。 ttp://www.multiverse.org/fora/showthread.php?t=166 Q ムアコックはケイオシアム社(ムアコック原作TRPG製作していた会社)をどう思ってるの? A ここを参照のこと。 ttp://www.multiverse.org/fora/showpost.php?p=37174&postcount=13 ttp://www.multiverse.org/fora/showthread.php?t=2544 ttp://www.multiverse.org/fora/showthread.php?t=4065 ttp://www.multiverse.org/fora/showthread.php?t=959 ttp://www.multiverse.org/fora/showthread.php?p=29543#post29543
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Q ユナ・パースン(Una Persson)って何者? A この女性はムアコックのキャラ中1、2を争う謎の持ち主です。 初出はウィキバースttp://www.multiverse.org/wiki/index.php?title=Una_Perssonによると ジェリー・コーネリアスの第2長篇 A Cure for Cancer(1971) です。 解っている事は、時の冒険者であること、ムアコックやバスタブルやウーナッハとの古くからの知己 であること、不老の身体の持ち主(外見年齢は30歳より上に見えないらしい)であること、キャサリン (ジェリー・コーネリアスの妹、エルリックにおけるサイモリルに相当します)と愛人関係にあること などです。 また、「グローリアーナ」にも同名の人物ウーナ(Una)が登場していますが、ユナ・パースンとの関係 ははっきりしません。 旧版の「黒曜石のなかの不死鳥」の解説で故・黒丸尚氏は「ひとりの人間」あるいは「非人間」(Un- persson)からのネーミングではないかと述べています。 また本人ではありませんが「薔薇の復讐」にはこの女性を思わせる「オンナ・ピアソン」(Onna Peerthorn) と言う名前の船が登場します( <永遠の戦士エルリック>3 暁の女王マイシェラp.397参照) Q 「タネローンを求めて」に登場した魔術師アバリスって何者? A 魔術師アバリス(Abaris the Magi)は未訳の短編The Greater Conqueror (1963)(偉大なる征服者)(「Earl Aubec」所収) に登場します。 主人公ビザンティウムのシモン(Simon of Byzantium)はアレキサンダー大王の軍隊の加わろうと しますが・・・ ここでアバリスはシモンに対する助言者として登場します。 Q あるキャラクターが登場した全作品が知りたいんだけど?いちいち本をひっくりかえすのは大変だー AウィキバースWikiverseで調べてみましょう。 ttp://www.multiverse.org/wiki/index.php?title=Category:Characters&until=Jaspar+Colinadous ttp://www.multiverse.org/wiki/index.php?title=Category:Characters&from=Jaspar+Colinadous ttp://www.multiverse.org/wiki/index.php?title=Category:Characters&from=Shulag 難は英語のつづりが分からないと調べにくい点ですが・・・
10 :
1000年近辺 メルニボネのエルリック、千年の夢の術により我々の世界に降臨『スクレイリングの樹』『DukeElric』(コミックMultiverse収録) 1135年 ベック伯爵夫人ウーナ、ネイティブアメリカンのアヤナワッタ(ハイアワサ)とホワイトクロウに出会う。 1631年 ウルリッヒ・フォン・ベック伯爵、堕ちた天使ルシファーと契約を結ぶ『軍犬と世界の痛み』 1793年 マンフレッド・フォン・ベック、気球技師のセント・オドラン、クレタ女公爵リブッサ、クロスターハイムと出会う『The City in The Autumn Stars』 1904年 東南アジアの小島ローウェ島(Rowe Island)にてマイケル・ムアコックの祖父、オズワルド・バス タブルと名乗る阿片常用者と出会う『The Warlord Of The Air』 ムアコックの祖父、中国奥地でユナ・パースンと出会う『The Land Leviathan』 1935年〜1941年 『夢盗人の娘』『剣のなかの竜』『The Metatemporal Detective』(コミックMultiverse収録)開始。 1939年12月 マイケル・ジョン・ムアコック誕生。 1941年 ジョン・デイカー誕生(空襲のさなかでの生誕との描写から1〜5月までの産まれと推測される) 1951年9月 『スクレイリングの樹』開始。 1950年代 マイケル・ムアコック、ユナ・パースンと初めて<永遠の戦士>の物語を記録し始める。 1965年(新装版では1968年) ニースにて作家E・P・ブラッドベリィ、アメリカ人の物理学者マイクル・ケイン教授と出会う 。 1974年 エルリック(ゾディアック)、黒の剣を探しにポルトガルに赴くも、剣は失われる。 1979年 マイクル・ムアコックのロンドンの自宅にユナ・パースンが訪問。彼女はパ ラレルワールドの1941年でのバスタブルの冒険を語る『The Steel Tsar』 1994年 マイクル・ムアコック、アメリカ、テキサス州に移住。 2001年? 『白き狼の息子』開始。 201X年 ジャック・デイカー、悪夢を見始める。
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ファイナル・プログラム(英 1973) 予告編(どちらも同じ内容です) ttp://jp.youtube.com/watch?v=NOFR6MXzkec ttp://jp.youtube.com/watch?v=NKNrL3sRV4o The final programme - Needle guns ttp://jp.youtube.com/watch?v=w0uAvssSpnY (映画ファイナル・プログラムにおける主人公ジェリーと弟のフランクのニードルガンに よる銃撃戦。エルリック対イイルクーンの現代版のようなものです。日本語字幕付き) Michael Moorcock at Austin Books and Comics ttp://jp.youtube.com/watch?v=LHwgVIvdfIM デルレイ版1巻の発売を記念して行われた朗読会の模様。 Michael Moorcock and the Deep Fix-Candy Floss Cowboy ムアコック自身のバンド「 The Deep Fix」による曲。ボーカルはムアコック本人。 ムアコック動画集 ttp://www.multiverse.org/imagehive/v/mediahive/mpeg/ HAWKWIND - The Chronicle of the Black Sword - MOONGLUM ttp://jp.youtube.com/watch?v=eNUimsEO2pM&feature=related ブルー・オイスター・カルト ttp://jp.youtube.com/watch?v=XCxL3-Fl7bM ホークウインドドキュンメンタリーその1 ttp://jp.youtube.com/watch?v=qRw_rvrXQiQ&feature=related
オーベック伯の夢(1964年5月) The Roaming Forest - "A Rackhir story"(2006年6月) Elric: The Making of a Sorcerer(コミック。小説もあり)(2007年7月) メルニボネの皇子(1972年9月) 真珠の砦(1989年6月) Elric: The Return to Melnibon・コミック)(1973年) 白き狼の歌(1994年) この世の彼方の海(1976年3月) 時の果てのエルリック(1981年) 夢見る都(1961年6月) A Portrait in Ivory(2007年) 神々が笑うとき(1961年10月) Black Petals(2008年3月) Red Pearls(2010年) 歌う城塞(1967年)
19 :
暁の女王マイシェラ(1972年) 薔薇の復習(1991年8月) 夢盗人の娘(2001年2月) 魂の盗人(1962年2月) 最後の魔法(1978年発表。実際は60年代に書かれた) 闇の三王(1962年8月) 炎の運び手(忘れられた夢の隊商)(1962年10月) 死せる神の帰還(ストームブリンガー)(1963年6月) タネローンを救うために…(1962年12月) 黒い剣の兄弟(ストームブリンガー)(1963年10月) Duke Elric (コミック。小説もあり)(1997年) スクレイリングの樹(2003年2月) 白き狼の息子(2005年6月) 悲しき巨人の盾(ストームブリンガー)(1964年2月) 悲劇の王の死(ストームブリンガー)(1964年4月) Dream of a Doomed Lord - "A vignette, Doomed Lord's Passing"(1980年)