2011年11月2期ワールド音楽12: - Festival Cultura : A Nova M250;sica do Brasil - (80) TOP カテ一覧 スレ一覧 2ch元 削除依頼

- Festival Cultura : A Nova M250;sica do Brasil -


1 :首謀者:2005/08/15(月) 13:01:29 ID:OYIo/1bF 〜 最終レス :電脳プリオン:2011/11/23(水) 19:17:00.26 ID:??? ?2BP(1960)
ブラジルのテレビ界の良心、TV Cultura が威信をかけて主催する、
今年最も注目のブラジル音楽イヴェント「フェスティヴァウ・クウトゥーラ」が、いよいよ開幕しました。
約5000曲の応募曲から審査が始まり、最初の審査を通過した48曲によって競演が行われます。
フェスティヴァウ黄金時代の復活をかけて、TV Cultura が仕掛けたこのイヴェント、
かなりハイ・レヴェルな争いが繰り広げられそうです。
MPB の新たな潮流はここから現われるのか。
"Disparada" や "Ponteio" のような時代を超えて歌われる永遠の名曲の誕生を、私たちは再び目の当たりにするのか。
そんな期待をこめて、見ていきたいと思います。

2 :
なんだよ、表題が文字化けしやがった。しようがないな。
- Festival Cultura : A Nova Musica do Brasil - ってことで。

3 :
このイヴェントは、8月3日からサンパウロの SESC Pinheiros にて毎週水曜日に行われます。
審査を通過した48曲が、12曲ずつに分けられて、4回にわたる予選が行われます。
この予選を通過できるのは、それぞれの回に12曲の内6曲ずつ、計24曲となります。

4 :
イヴェントの詳細はここ。
http://www.tvcultura.com.br/festivalcultura/

5 :
8月31日と9月7日の2回に分けて、準決勝戦が行われます。
ここで、24曲がまた12曲ずつに分けられて、2回の準決勝戦です。
準決勝を通過できるのは、それぞれの回に12曲の内6曲ずつ、計12曲だけとなります。

6 :
そして9月14日、残りの12曲によって決勝戦が行われます。
優勝者は、20万レアルの賞金(5万レアルが現金で、その他CD、DVD制作販売などの資金援助)
準優勝者は、2万レアルの賞金。
3等、最優秀作詞賞、最優秀演奏者賞、最優秀編曲賞は、それぞれに1万レアルの賞金。

7 :
なお、審査はこの大会のために選ばれた審査員たちによって厳正に行われる。
5000曲から本選に進んだ48曲を選んだ審査員たち
Jean Garfunkel: poeta, ator, cantor e compositor
Wilson Sukorski: musico e criador de instrumentos musicais
Mauro Dias: jornalista e critico de música
Dante Pignatari: pianista e pesquisador de musica
Lauro Lisboa Garcia: jornalista e critico de música
Carlos Renno: compositor, letrista, produtor musical e jornalista
Miguel Briamonte: instrumentista, compositor e diretor musical
Magda Pucci: compositora, cantora, musicista e pesquisadora
Marcelo Jaffe: violista e prof. do Departamento de Musica da ECA/USP.

8 :
本選の審査員たち
Jornalistas
Carlos Calado, Hugo Suckman, Pedro Alexandre Sanches, Ricardo Alexandre
Musicos
Eduardo Gudin, Joyce, Theo de Barros (!!), Ruda Duprat e Hermelino Neder.

9 :
さて、いよいよ出場するアーティストたちですが、
8月3日の第1組は以下のとおり。
Flavio Marchesin: "Misturada"
João Cristal: "Choro Alegre"
Ito Moreno: "Maracatu, Samba e Baiao"
Luis Carlos Borges: "Guri de Acampamento"
Sérgio Santos: "Arranca e Da no Pe"
Márcio Proença: "Que Bom Seria"
Arnaldo Almeida: "A Moda"
Sérgio Augusto: "Bossanet"
Carlos Menezes Junior: "Sem Lugar"
Val Milhomem: "Barco Negreiro"
Toninho Horta: "Um Sonhador"
Paulo de Carvalho: "Samba Russo"

10 :
8月10日の第2組。
"Girando na Renda" : Pedro Luís
"Contabilidade": Danilo Moraes
"Fictício" : Guerreiro
"Achou!" : Dante Ozzetti
"Rei do Pedaço": Guilherme Lacerda
"Paçoca, Costelinha e Ovo Frito" : Rafael Altério
"Haicai Baião" : Renato Motha
"Pega no Ar" : Roberto Oliveira
"Essa Raça é Massa" : Mongol
"Cassorotiba" : Marília Medalha
"Sertão Urbano" : Bilora
"Pra onde vamos nós?" : Thomas Roth

11 :
なお、このサイト
http://www.tvcultura.com.br/festivalcultura/
の Videos では、これらの曲の演奏が映像付きで見られます。

12 :
で、これまでの様子から見ると、
このフェスティヴァルはかなりレヴェルが高いです。新人発掘なんてまったく考えていません。
新人だろうが、ベテランだろうが、自作の曲が良ければ出場できるヴァーリ・トゥードです。
その結果、全国区には名前が知れ渡っていないが、地元では大御所の音楽家、
各地で行われている小さなフェスティヴァルを荒らしまくってきた腕利きの音楽家、
かつて名声を得ながら、今までどこで燻っていたのかというようなベテラン音楽家など、
よくぞここまで揃ったというような実力者が集まりました。凄いです。
ブラジルという国の広さと奥の深さを思い知らされるような連中です。
結局、プロ・デヴュー云々なんて夢見ていたヒヨッコたちはあえなく蹴落とされ、
すでに芸暦10年20年というような音楽家たちが、威信をかけて競う大会になってしまいました。

13 :
なんにしても Luis Carlos Borges の出場ってのは反則じゃないかと...
リオ・グランデ最高のガイテイロ(アコーディオン奏者)の一人だもんな...チャマメーの第一人者だし。
Toninho Horta とか...
なんという音楽コンクールだ。まあ、フェスティヴァルと呼ぶにはふさわしいか。

14 :
なお、このフェスティヴァルの生放送をインターネット・ラジオで聞ける(はず)。
下記のサイト
http://www.tvcultura.com.br/radioam/index.htm
にアクセスして、正面に現われる四角の中にある "ouça a rádio" をクリック。
放送は、毎週水曜日のブラジル時間夜10時(日本時間木曜日朝10時)からです。

15 :
さて1日目の予選を通過した6曲は以下のとおり。
João Cristal: "Choro Alegre"
Ito Moreno: "Maracatu, Samba e Baiao"
Luis Carlos Borges: "Guri de Acampamento"
Márcio Proença: "Que Bom Seria"
Val Milhomem: "Barco Negreiro"
Toninho Horta: "Um Sonhador"

16 :
大事なことを一つ言い忘れたが、このフェスティヴァルの審査評価の対象は、飽くまで、曲と作曲家を第一としています。
作詞家も曲を作った人という意味では、審査対象になりますが、作曲家とセットで評価されることになります。
つまり、アレンジや演奏者の実力は、評価の対象ではないということです。
それでも、彼らが良い仕事をすれば、当然曲も映えるわけで、大事な役目なのですが、審査の第一義ではないということです。
これは、ブラジルのフェスティヴァウの伝統でもあります。

17 :
さて、1日目の注目曲ですが、何と言っても大御所。
Luis Carlos Borges: "Guri de Acampamento"
あまりに素晴らしい曲。ミッソーンイスの音楽「チャマメー」のスタイルで、ゆったりと切々と少年の悲しみを歌う。
ボロ家の前に座り、途方にくれる少年が、自らの境遇を嘆き、家族の将来を心配し、
「この苦しみはいつまで続くのだろうか」「ぼくは永遠に流浪する少年のままなのだろうか」というような歌を、とても美しい詩で聞かせてくれる嘆きの歌。
これをチャマメー独特の朗らかな曲調にのせて歌ってしまうところが、まさしく巨匠の技。鮮やかだ。
演奏では、なんと自らの楽器ガイタ(アコーディオン)を封印。ギターを抱えて登場。ガイタのパートは弦楽合奏とクラリネットに任せていた。
これ、ギターとガイタだけの伝統的なスタイルでやられたら、どんなに美しい曲だろう。それをあえて封印するとは、何か作戦があるのか。
やはり、全国区での聴衆を意識してか、ガウーショの方言を使わないように作詞している。
すでに "Tropa de Osso" や "Florencio Guerra" など歴史に残る名曲を作ってきた、芸暦40年の巨匠は、このフェスティヴァルで何をしようとしているのか。
本物のガウーショの音楽を、この場を借りて、ブラジル全国区の聴衆に聞いてもらいたいと思っているのか。

18 :
そして、
Toninho Horta: "Um Sonhador"
これも素晴らしい曲。プロの技はどうしてもこうも切れが良いのか、と感心させられる。
ハーモニー進行、アレンジ共、夢見るように美しく流れてゆく。それに音楽に太さもある。
まさしくクルービ・ダ・エスキーナ派の音楽。
ただこれを歌っていた Tadeu Franco の声量と音程がかなり不安定だった。せっかくきれいな曲なのにもったいない。
魅力的な声なんだけど、歳のせいかな。私は知らない人だったんだけど。やはりクルービ・ダ・エスキーナ関係者っぽい。
この人
http://www.caleidoscopio.art.br/tadeufranco/

19 :
Márcio Proença: "Que Bom Seria"
ジョビンあたりに始まる、ヨーロッパ音楽的語法を織り交ぜた、カリオカのバラード。
この作曲者は、ナナ・カイーミやベッチ・カルヴァーリョなどに曲を提供していて、
すでに100曲以上も作品がレコーディングされているベテラン。
何事もなかったかのような振りして、実に巧みな作りの、素晴らしい音楽。
正統派の愛のバラードは、何というか正統派らしい威厳すら感じられる。詩も美しい。
アレンジは Celia Vaz。ボッサ・ノヴァ・バラードの王道をゆくような、ピアノと弦の美しいアレンジに仕上げている。プロの技は聴いてて気持ちが良いね。
歌は、Lucia Helena。この曲を歌うのは大変だ。伸びやかな声量で美しいメロディをゆったりたっぷりと聞かせなければならない。さすがにプレッシャーがあったのか、できはまあまあというところ。

20 :
で、伏兵のようにいきなり現われて存在感を見せつけてくれたのが、
Val Milhomem: "Barco Negreiro"
アマパー州のリズム「マーラバイショ」を引っさげての登場。
素朴なパーカッションの音がとても気持ちがいい。民謡ベースのポップ・ソング。
メロディも単純で何の飾りもなくて、とても気持ちがいい。これぞ、フェスティヴァウの醍醐味のような音楽。
どうしてこんな素晴らしい音楽がサンパウロまで届かないのか。すっかり彼らのファンになってしまった。
詩がやや雑なので優勝は無理かもしれないけど、今後応援したいと思っている。

21 :
その他、落選してしまったけど、結構好きだったのが、
Paulo de Carvalho: "Samba Russo"
これがサンバ・メタル。クイーカの鳴りやカヴァキーニョのバチーダの隣で唸る、スキャロップド・ネックのリッチー・ブラックモア・モデル。
ガリガリといい音出してやがった。ブラジルだよなあ、こういうの。これを結構いいセンスでやってしまうのが、ブラジル人の凄いところ。
どうもこの大会の審査員はMPB関係者が多いので、ロックは出場できてもかなり不遇な扱いをされているが、私はこういうの好きなんだな。
ロックというのはバンドとそのアレンジの全てがあって曲な訳だから、純粋に曲だけ抽出して評価しますっていうんじゃ、ちょっと不利だよね。

22 :
スレタイが悪い

23 :
本選の第2日目。準決勝への通過曲6曲は以下のとおり。
"Girando na Renda" : Pedro Luís
"Contabilidade": Danilo Moraes
"Achou!" : Dante Ozzetti
"Haicai Baião" : Renato Motha
"Cassorotiba" : Marília Medalha
"Pra onde vamos nós?" : Thomas Roth

24 :
>>22
ごもっとも。文字化けもしてしまったし。

25 :
で、大会2日目は、1日目ほどの強烈なインパクトのある曲はなかったけれども、
やはりレヴェルの高い作品が揃いました。
"Girando na Renda" : Pedro Luís
これは、単純なメロディーのモダン風サンバ。
聞きやすくて、すんなり覚えられるメロディーが良い。
玄人受けする技巧的な作曲が散見されるフェスティヴァルの中で、こういうシンプルでポップな歌は他との違いを見せられる。
さすがにセールスということも考えながら活動しているプロのセンスというところかな。
歌うは Roberta Sá。この人は艶やかないい声で歌ってた。歌は上手いんだけど、こういう似た声の人多いな。売りやすいんだろうか。

26 :
"Contabilidade": Danilo Moraes
パリ在住のプロ・ミュージシャンの作品。
1曲目とは打って変わって、作曲・アレンジが凝ってる玄人芸の曲。なかなか気に入っている。
5/4拍子で、無調的な和声進行。無機質な中に繊細な味わいがあるモダン・ポップスに仕上がっている。
詩は、人の感情だろうが死だろうが何でも数量化し、経済活動にしてしまう現代を皮肉ったもの。えらく堅い言葉が羅列されている。
こういうのは審査員ウケもいいだろう。

27 :
"Cassorotiba" : Marília Medalha
Marília Medalhaが誰か知っているだろうか。
彼女が23歳の時、1967年のフェスティヴァルで、Edu Lobo の曲 "Ponteio" を作曲者と一緒に歌い、
Caetano の "Alegria, alegria"、Chico Buarque の "Roda Viva"、Gilberto Gil の"Domingo no Parque" を押さえて、
"Ponteio" の優勝に貢献した人。これだけでもブラジル音楽の歴史に名前を残した。
その彼女が作曲した曲なのだが、正直私にはどうして準決勝進出なのかよくわからない。
同じ音型がしつこく続くので鬱陶しいのも感心しないし、特に印象的な詩でもない。
歌も声に張りがなくて、良くなかったし。
まあ、こういうこともあるのが、音楽を審査するフェスティヴァルというものなのだろうが。

28 :
その代わり、惜しくも落選がしてしまったが、私がとても気に入った2曲。
"Paçoca, Costelinha e Ovo Frito" : Rafael Altério
これは、田舎の暮らしの楽しさを歌ったカイピーラ音楽。のんびりした詩がと楽しい、とてもいい曲。
アレンジがなぜかサンバでやってしまったのが失敗じゃなかったのかと私は思う。
ヴィオーラ持って、ドゥプラ・カイピーラ中心でやってたら、さぞ素晴らしかっただろうにと思うとちょっと残念だ。
"Sertão Urbano" : Bilora
セルタネージャのフォルクローレにディスク・スクラッチをミックスした曲。シンプルな音楽があまりにすばらしい。
この音楽家は Antonio Nobrega や Xangai のようなフォルクローレ研究家。彼が連れてきたマラニョンのボイ・ブンバのパーカッション部隊が実にいい仕事をしていた。
タンボールオンサやパンデイローンなんて見てるだけで面白かった。

29 :
で、私はこれらの演奏をビデオ録画したものをMDに落として聴いているんだけど、
これが実に楽しいアルバムになった。いろいろなスタイルの、高水準の音楽がずらりと並ぶオムニバス・アルバムとなっている。すっかり私のお気に入りになってしまった。
あまりに高水準な争いになっているので、「ああこの曲よりあっちの曲のほうができが良いなあ」とか思うことがあるのだけれど、
もしもこのフェスティヴァル参加曲のどれか一つを取り出して、その辺のライヴハウスや音楽祭で演奏したら、かなり目立って良い曲だと評価されるだろう。
どれもこれもそのくらいの水準の曲なわけで、さすが5000曲から選ばれたというのは伊達ではないように思う。

30 :
さあいよいよ今日、予選第3日目が行われます。
ブラジル時間で本日夜10時(日本時間 木曜日朝10時)からです。
>>14 のサイトからインターネット・ラジオで聞けると思いますので、MPB好きの人たちはどうぞ聞いてください。
コマーシャルな業界の音楽とは違う、現在のMPBの最先端のものに触れることができるはずです。

31 :
ヨクワカランケドオツ

32 :
現在放送中

33 :
8月17日 第3組。
DIA 17/08 - 3ª ELIMINATÓRIA
Ordem de Apresentação
1-Classe Média Max Gonzaga
2-Um Samba a DoisEduardo Neves
3-O Motor da CirandaRaimundo Cassundé
4-LuaDudu Salinas
5-UrbeGeraldo Brito
6-ToadaMário Sève
7-Anjo Torto Carlos Henry
8-BrincanteAdriana Manhani
9-A Chaga Fausto Prado
10-Hotel Maravilhoso Flávio Henrique
11-Caminhos do CoraçãoNilson Ribeiro
12-Sai da CruzÉlio Camalle

34 :
見づらいのでもう一度書き直し。
8月17日 第3組。
DIA 17/08 - 3ª ELIMINATÓRIA
Ordem de Apresentação
"Classe Média" : Max Gonzaga
"Um Samba a Dois" : Eduardo Neves
"O Motor da Ciranda" : Raimundo Cassundé
"Lua" : Dudu Salinas
"Urbe" : Geraldo Brito
"Toada" : Mário Sève
"Anjo Torto" : Carlos Henry
"Brincante" : Adriana Manhani
"A Chaga" : Fausto Prado
"Hotel Maravilhoso" : Flávio Henrique
"Caminhos do Coração" : Nilson Ribeiro
"Sai da Cruz" : Élio Camalle

35 :
第3日目の予選通過曲は以下のとおり。
"Classe Média" : Max Gonzaga
"Um Samba a Dois" : Eduardo Neves
"Toada" : Mário Sève
"A Chaga" : Fausto Prado
"Hotel Maravilhoso" : Flávio Henrique
"Sai da Cruz" : Élio Camalle

36 :
3日目は審査が難しかったのではないか。
"Hotel Maravilhoso" : Flávio Henrique 、"Sai da Cruz" : Élio Camalle 以外は、
同じようによくできているのだが、何というか決め手に欠ける曲が並んでいたように思う。

37 :
さて今回面白かったのは、
"Sai da Cruz" : Élio Camalle
ファンクっぽいサンバ・ロックというようなスタイルとでも言おうか。
「十字架から降りろよ、イエス。そんなところにいたって、誰も来やしねえぜ。あんた、ロック歌手じゃねえんだから。いいかげんそこから降りろよ」
ってな感じの歌詞。
カトリックの多いブラジルでは、かなり挑発的な歌詞なんだけど、調子がいいので、わりかし楽しく聞ける。
気に入ったら、一緒に "Sai da cruz !!" と叫んでも、なかなか気持ちがいい。
まあ、チャンピオンにはなれないだろうけど、イイせんいくんじゃないかな。

38 :
"Hotel Maravilhoso" : Flávio Henrique
この曲もすばらしい。ミナス派プログレの正統派。今回の Toninho Horta の曲を脅かす最大のライバル。
作曲・作詞の Flávio Henrique & Chico Amaral は、ミルトンなどに曲を提供している、すでに定評あるコンビ。
Chico Amaral は Skankの Samuel Rosa の重要な作詞パートナーでもある。
無表情で浮遊感のあるメロディーが非常に効果的。シュールな詩もブツ切りな展開もプログレ好きにはたまらないところだ。アレンジでも管楽合奏がよく活かされている。
歌うは、Marina Machado。曲の幻想的な持ち味を見事に出している。

39 :
"Toada" : Mário Sève
Aquarela Carioca のサックス担当 Mário Sève の曲。
良いんだけど、何というかアンバランス。曲だけだったら、完璧な傑作。
しかし、曲の持つ美しさを、詩の閃きの無さが興ざめさせてしまう。
まあ、これは審査対象になるのかどうかもわからないけど、
歌手の Luzia Dvorek が下手すぎる。もうちょっと歌手の力量ってのは考慮したほうがいいんじゃないだろうか。せっかく良い曲なのにもったいない。

40 :
さて、本日夜10時(日本時間では木曜日朝の10時)に
予選第4日目が行われます。
日本でも >>14 のサイトから、インターネット・ラジオで聞けるはずです。
この音楽コンクールは、MPBの現在の最高水準の作曲家たちが、書き下ろしの曲を持って優勝を競い合うものです。
ブラジル音楽界の実力を見極めるのには絶好の音楽祭です。そして、それは私の予想以上に高いといえます。
ぜひどうぞ。

41 :
8月24日 第4組。出場曲は以下のとおり。
"Mãe Canô" : Leandro Medina
"A Moça na Janela" : Zé Renato
"Indústria e Comércio Ltda." : Cláudio Camargo
"Cantoria" : José Gaudêncio
"Romance Pós-moderno" : Uliana Dias
"Seresteiro a Perigo" : Edu Franco

"Canto de Folia" : José Alexandre

"Lama" : Douglas Germano

"Amanhã Depois de Amanhâ" : Celso Viáfora

"Contrapeso" : Beto Firmino

"Busca" : Cláudia Vasconcellos

"Startrek de Tacape" : Chico Saraiva

42 :
で、ゲストは MÔNICA SALMASO で、彼女はいつものごとく大したことなかったけど、
彼女のバックバンドの ORQUESTRA POPULAR DE CÂMARA というのがあまりにすばらしいので驚いた。
よくもこれだけの腕利き音楽家を集められるものである。彼女にこれほどの腕利きたちを養っていけるほどの収入があるというのも俄かには信じ難いのだが。
その面子というのが書いてあったので紹介しておこう。
A Orquestra Popular de Câmara é formada pelos músicos
Benjamim Taubkin (piano),
Teco Cardoso (sax e flautas),
Mané Silveira (sax e flauta),
Caíto Marcondes (percussão),
Guello (percussão),
Ronen Altman (bandolim),
Lulinha Alencar (acordeon),
Zezinho Pitoco (percussão),
Ari Colares (percussão),
Sylvinho Mazzuca Jr. (contrabaixo),
Dimos Goudaroulis (violoncelo)

43 :
第4日目の予選通過曲は以下のとおり。
"Mãe Canô" : Leandro Medina
"A Moça na Janela" : Zé Renato
"Seresteiro a Perigo" : Edu Franco
"Lama" : Douglas Germano
"Amanhã Depois de Amanhâ" : Celso Viáfora
"Startrek de Tacape" : Chico Saraiva

44 :
この日はなかなか個性的な曲が揃っていて、見てて面白かったのだが、
正直なところ審査結果には納得がいってない。
"A Moça na Janela" : Zé Renato なんて良かったかなあ?
"Startrek de Tacape" : Chico Saraiva ??? 何かの間違いじゃないの?
"Lama" : Douglas Germano は曲は良いとしても、歌がダメじゃないのかなあ、あれじゃ。
どうも、審査員の人たちもいろんな音楽聞きすぎて、評価のセンスに狂いが生じ始めたのではないかと、心配になってくる。

45 :
"Mãe Canô" : Leandro Medina
"Mãe Canô"、つまりカエターノ・ヴェローゾの母 Dona Canôに捧げられた曲。
これは良い曲だ。明るくて、軽やかなバイーア風のサンバ。楽しく歌って踊れて、こういう曲こそ評価されるべき。
作曲者の Leandro Medina はパラ−出身で、サンパウロでマラカトゥー普及に努めている人らしい。
Paraisopolis のファヴェーラの太鼓隊の少年たちが応援に来てたので、多分サンパウロではいろいろなところで活躍している人なのだろう。
このサイトによると
http://www.oliberal.com.br/plantao/noticia/default.asp?id_noticia=88003
この曲はバイーアのショーで演奏するために注文を受けて作られた曲だそうだ。
なるほど、気取ってなくて、本当に聴衆を楽しませるために作られているのは、こういう理由があったのか。

46 :
"Startrek de Tacape" : Chico Saraiva
この曲の作曲者 Chico Saraiva はプレーミオ・ヴィザでも作曲家部門の最優秀賞を獲得したことのある、最近評価の高い人。
実際才能豊かな人だし、ギター演奏もすばらしく上手い。すごい人なんだけど、この曲は評価できないなあ、私は。
こういう知的を気取った、ナンセンスな歌ほど虚しいものはないんじゃないかと思う。でもこの手の歌は、今回の大会でも何曲かあった。
いや、いつの時代でもあった。ボッサ・ノーヴァでも、MPBでも、いつでもあった。でも、こんなのただの権威主義じゃないかと思う。
異様に凝ったコード・ランニングにしてみたり、ジャクソン・ド・パンデイロの名前をむやみに出したり... たぶんレニーニあたりの悪影響なんだろうな。ジョアン・ボスコあたりがその先祖にいるか。
複雑すぎて誰も一緒に歌えないし、ナンセンスな詩で訴えかけることも何もないし、ステージで上品に歌うだけで暴れることもなく、「あんた一体何がしたいんだ?」って聞きたくなるくらいだ。
でも、こういうのが好きな人もいるんだろうね。私にはただの虚弱体質な人々にしか見えないけど。

47 :
さて、この日の予選通過曲にはあまり面白味がないので、
残念ながら落選してしまってフェスティヴァルのステージではもう歌われることはないけど、忘れてしまうにはあまりに惜しい歌についてコメントしたい。
"Canto de Folia" : José Alexandre
インテリオールの村祭りによくある、フォリーア・ド・ヘイのようなスタイルの曲。というより、もろに民謡。
なんと単純で素朴な音楽。しかし揺るがぬ力強さがある。
こんなに心踊る楽しい音楽がちゃんと登場してくるところに、ブラジルのフェスティヴァルのレヴェルの高さを思い知らされる。
さすがにここまでそのまま民謡だと「作曲のコンテストとしては、これはちょっと...」ということになったんだろうけど。
作曲者のJosé Alexandre はかつてオズヴァウド・モンテネーグロがフェスティヴァルに登場したときのパートナー。さすがにヴェテランの味を感じさせてくれる良い仕事をしてくれた。

48 :
"Contrapeso" : Beto Firmino
重厚なパーカッション部隊をバックに従えて、ひたすら「重さ」について歌う。
アルナウド・アントゥーネスのような言葉を巧みに聞かせる歌。これがノリがよくて、楽しませてくれる。
作曲者は劇団の音楽監督とのことで、言葉遊びとパフォーマンスがやはり際立っていた。
歌がイマイチ下手だったのが難点だったか、審査員の評価は落選。聞いてて気持ちがいいところは買うんだけどなあ。

49 :
"Romance Pós-moderno" : Uliana Dias
これもノリのいい、今度はドラムン・ベース。詩に一ひねりつけて、ただ聞いてるだけでも飽きないように仕上がっている。
Aninha foi ao shop
Comprar um boneco kleiniano inflável
っていう意味ありげな詩がなかなか面白い。
これを演奏したバンド ERIBÊRA は1996年にヒベイロン・プレートで結成されて、
以来 "música popular elétrica progressiva brasilêra" という音楽を追究しているそうである。
面白そうだから、どこかでCD見つけてみようと思う。

50 :
"Indústria e Comércio Ltda." : Cláudio Camargo
ダミ声で商業主義宗教をひたすら皮肉っている曲。
ブラジルにも醜いほど商業化して大儲けしている宗教団体があるからね。こういう歌は出てきて当然のところ。
ヴェテランらしくきっちりまとめていて、曲としても完成しているのに、反骨精神もあって私は好きだったんだけど、
あまり品がなかったからか、惜しくも落選。残念。

51 :
この調子だと落選曲を全部コメントしそうになってしまうので、この辺まで。
でも第4日目は落選曲に魅力的なものがあった。予選通過曲もいいし、
確かに予選通過の理由もなんとなく想像がつくんだけど、堅すぎて、どうもいけない。
まあ世の中にはネーム・ヴァリューというものもあって、いきなり第一回大会の予選、しかも公衆の見ている前で、名前のある作曲家の曲を落とすわけにはいかないという大人の事情があるのはよく分かるんだけど...
仕方がないのかな。

52 :
さて、4日間にわたって48曲を聞いてきた予選はすべて終了しました。
本日は準決勝第1日目です。予選は様々なスタイルがありながらも、選り抜きの出来映えの曲が次々と登場して、期待を裏切らない素晴らしい大会でした。
さて準決勝からはどういう展開になるのか。いよいよ賞獲り競争も過熱してきて、聴衆もいよいよ賞賛と拒絶をより顕著に表すようになってくるのでしょうか。
ちょっと楽しみなところです。ブラジルのフェスティヴァルはいつも円満には終わらない伝統があるのです。

53 :
さて準決勝第1日目の曲目は以下のとおりです。
"Um Sonhador" : Toninho Horta
"Contabilidade" : Danilo Moraes
"A Moça na Janela" : Zé Renato
"Pra onde vamos nós?" : Thomas Roth
"Um Samba a Dois" : Eduardo Neves
"Sai da Cruz" : Élio Camalle
"Lama" : Douglas Germano
"Hotel Maravilhoso" : Flávio Henrique
"Startrek de Tacape" : Chico Saraiva
"Barco Negreiro" : Val Milhomem
"Toada" : Mário Sève
"Achou!" : Dante Ozzetti

54 :
上記の12曲の内、6曲だけが決勝に進むことになります。
さすがに予選で篩いにかけられているだけあって、楽しみな曲目になりました。
注目のしどころは、
Toninho Horta と Flávio Henrique のミナス対決。クルービ・ダ・エスキーナ派とミナス・プログレ派の真っ向勝負です。
どちらも素晴らしい曲だけに甲乙つけ難いところ。私だったら "Hotel Maravilhoso" : Flávio Henrique を選ぶところ。
せっかくだから決勝進出の6曲の予想をしてみる。
"Um Sonhador" : Toninho Horta
"Contabilidade" : Danilo Moraes
"Sai da Cruz" : Élio Camalle
"Hotel Maravilhoso" : Flávio Henrique
"Barco Negreiro" : Val Milhomem
"Achou!" : Dante Ozzetti
というところかな。
まず、ミナス対決は次の決勝まで持ち越しだろうな。どっちもそれに値するような良い曲だし。
"Sai da Cruz" は審査員ウケがなさそうな気もするが、期待を込めて。これが外れて、"A Moça na Janela" : Zé Renato か"Um Samba a Dois" : Eduardo Neves あたりが来るかなあ。
"Toada" : Mário Sève は、このレヴェルになってくるとだいぶ印象が弱いんじゃないだろうか。ただここは歌手の力量次第でもある。
"Barco Negreiro" : Val Milhomem はネーム・ヴァリューがないので、落とされる可能性はかなり高い。でも私は期待している。良い曲だからね。
"Contabilidade" : Danilo Moraes もネーム・ヴァリューはないけど、これは結構手堅いんじゃないだろうか。
ということでやはり大会の緊張感は増してきました。

55 :
準決勝第1日目結果発表。決勝進出は以下の6曲。
"Um Sonhador" : Toninho Horta
"Contabilidade" : Danilo Moraes
"A Moça na Janela" : Zé Renato
"Lama" : Douglas Germano
"Startrek de Tacape" : Chico Saraiva
"Achou!" : Dante Ozzetti
・・・・・。なんと名前重視の審査に・・・。

56 :
しかし第4日目の審査結果に俺が不満を述べるために挙げた3曲、そのすべてが決勝進出とは...orz
俺の耳もいよいよ焼きが回ったかな... まだ本編見てないので確認してからコメントします。

57 :
削除しなくてもいいじゃん。

58 :
これって定期的なイヴェント?それとも今回一度限り?
>>57 同意。

59 :
つーかよ。首謀者には頑張って欲しい。
本スレでは嫌われてるけどさ。幾らでもこういう別スレ立ててくれ。

60 :
私は今とても驚いています。上で名前の出ているDanilo Moraes。(どうやら優勝?)
彼とはパリの語学学校で2ヶ月間同じクラスでした。
毎日昼飯を食い、ブラジル音楽について色色教えてもらったものです。
ライブにも5回ほど行き、デュオを組んでるRicardoとも言葉を交わしたこともあります。
とてもギターの上手な奴だとおもっていましたが、まさか2chで彼の名前を見つけられるとは思いもしませんでした。
今彼のCDを懐かしさとともに聞いています。

61 :
>>59
レスありがとう。スレを立てるのはいいけど、さすがに一言も他人の書き込みがないのはつらい。
このフェスティヴァルは実にすばらしいイヴェントだったので、ぜひ日本の人にも注目してほしくて、紹介のために立てたんだけど、この惨状では...
誰も興味を示さなかったし、タイトルは文字化けしてるしで、削除したかったんだけど、削除依頼をしても削除してくれないし。困ったものです。
>>58
まだわからないけど、来年もやるんじゃないかな。つーか、やってもらうよう期待してます。
優勝者のダニーロ・モライスの今後の活躍にも懸かっていると思う。

62 :
>>60
げっ ダニーロ・モライスのクラス・メイトでしたか。それはスゴイ。
テレビで見てても、何か人の良さそうなおぼっちゃんって感じで、いいヤツそうでした。
優勝決定のとき、人々の拍手とそれをかき消すかのようなものすごいブーイングに晒されて、
その怒号の中、最後に歌っていた姿には、何と言うか、大変だなあと思ってしまいました。
今後、彼は TV Cultura のバックアップを得て、CDとDVDを発売します。
うまくいけば、ブラジル音楽のエリート街道一直線です。私もアルバムが発売されるときには、ぜひ買いたいと思います。
彼らの以前のCDってのは簡単に入手できるものなんですか? 

63 :
まあ今回のフェスティヴァルは第1回目というところで、試験的な部分が多いんだけど、
それにしても、私にも納得できないところが多かった。
いろいろ言いたいことはあるが、まあ終わってしまったことだし、気が向いたら書こうと思います。

64 :
エリート街道って、そんなにすごい奴になってしまったんですね、ダニーロは。
もう学食で不味い飯を食うことも無いのだろうか、というよりもパリに戻ってくるのでしょうか?
大学に登録して音楽を学ぶと言ってたんだけど、、、
彼らのCDの入手方法ですが、ソロアルバムは彼から直接購入、
リカルドとのデュオアルバムはフランスで発売されていてライブ会場で購入しました。
デュオアルバムは一応ここで買えるみたいです。
http://www.madioko.com/

65 :
情報ありがとうございます。
"51"なんてブラジルのカシャッサ(というラム酒みたいなもの)みたいなタイトルつけて、どんな音楽やってるんでしょうかねえ。
「エリート街道」というのは、MPBの歴史をふりかえればわかることなのですが、これは物凄いことなのです。
フェスティヴァルで優勝するということは、カエターノもジルベルト・ジルもミルトン・ナシメントも成し得なかった偉業であり、
エドゥ・ローボやシーコ・ブアルキ、ジェラルド・ヴァンドレー、トン・ゼーなど、ごくわずかな天才たちだけが勝ち得ることができた栄誉であるわけです。
今回のフェスティヴァルは、60〜70年代の黄金期の伝統の継承を標榜する、正当性を謳ったフェスティヴァルなので、
参加者も通常では考えられない高いレヴェルの音楽家が集い、彼らは本気で作った作品を披露したわけです。
そのコンテストで勝つということは、物凄いことなんですよ。選んだのは、審査員の人たちですけど。
まあ今回のフェスティヴァルが、果たしてかつての黄金期のもののような価値があるのかどうかは、今後に評価を委ねられることなのですが、
このような過去を考慮した場合、これに優勝したダニーロ・モライスとヒカルド・テッペルマンは、非凡な音楽家であり、今後のブラジル音楽のエリートのレヴェルを背負って立つところにきてしまったのです。
本当はブラジルにしっかり腰を据えて、手堅く活動してほしいところですが、
どうなんでしょうか、何かフランスに居続けてしまうような気もするんですが。何というかブラジルらしさのない音楽なんですよね。

66 :
「51」まさにその通りみたいなんです、実は同じ名前の酒がフランスにもあって、
その両方にかけたそうです。で、ジャケットのサッカー選手の背番号も5と1なんですって。
オフィシャルサイトの情報によればどうやらフランスに戻るみたいですね。
10月9日にはパリ近郊でコンサートが予定されてますからね。
彼は本当にいい奴で、教室にギターを持ってきては、ブラジル音楽の名曲を歌ってくれました。
今思うと、貴重な体験だったんですね。

67 :
>彼は本当にいい奴で、教室にギターを持ってきては、ブラジル音楽の名曲を歌ってくれました。
>今思うと、貴重な体験だったんですね。
ああ、それはいいものを見ましたね。さぞ楽しいイベントだったんではないかと思います。
それが後世への語り草になるように、彼らには気合いを入れて名曲をどんどん作っていってほしいものです。
私も注目していきたいと思います。
私の周りにも無名のミュージシャンは何人かいるけど、どうもダニーロ・モライスみたいに化けそうなヤツはなかなかいないなあ。

68 :
ジルベルト・ジルがムタンチスをバックに
"Domingo no parque" を演奏している貴重な映像。
TV Record 主催の歌謡フェスより(1967年)
http://20-248-e.onlinestoragesolution.com/spikepriggen/public/%20GilbertoGilOsMutantesDomingoNoParque.mov

69 :
67年のフェスティヴァルはジルベルト・ジルの凄さが輝いていた。見る価値大ですぞ。
残念ながら、審査員の頭でっかちな評価により、一位は保守派の代表みたいなエドゥ・ローボの「ポンテイオ」がとった。
といっても、もちろんこれは一位をとっても納得できるような素晴らしい曲だけど。
ロック、つまり8ビートがブラジル音楽の方向性を決定付けようとしている時に、旧来の音楽家たちの反逆精神が最後の抵抗を見せた瞬間だった。
当時の映像見ると、審査発表に納得しない若者の観衆から大ブーイングが起きている。
審査発表時の大ブーイングは、フェスティヴァルの恒例であり、また真剣勝負の証拠でもあったと思う。
日本のレコード大賞の審査結果に大ブーイングが起こるなんて、ちょっとありそうにないよね。
確かに「ドミンゴ・ノ・パルキ」は名曲だし、圧倒的な勢いが感じられた。まるで蛮族襲来である。その後の8ビート隆盛はご存知のとおり。
でも一方では、アイールト・モレイラのようなブラジル音楽の伝統を重んじる人々は、8ビートの襲来に絶望し、ブラジルを捨てて海外に進出し始めた時でもあった。

70 :
今年のレコ大はテレビの前でブーイングしたぞ
プレゼンターが受賞者の読み方すら分からないグループに新人賞だったりして

71 :
とは書いてみたものの、「ドミンゴ・ノ・パルキ」は8ビートじゃないよなあ。
ロックとカポエイラのミックスしたリズムだ。まあいいや。
>70 そんなにひどいかった?

72 :
>>68
同フェスから Elis Regina の O cantador を。
ほんの20秒ほどだが、作者の Dori Caymmi が
ヴィオラォンを弾いている場面も見られ、これまた貴重。
願わくはぜひともフルバージョンで見たい!
http://www.brazilianpressings.com//media/elisvintagetrailer.wmv

73 :
TV Record 主催の第4回MPBフェス(68年)で4位となった
ムタンチスの“2001”を。画像はあまりきれいでないが、
ジルベルト・ジルがアコーディオンを弾いている場面も見られ、
これまた貴重!
http://www.youtube.com/w/Os-Mutantes---2001?v=fGdg17OO1Y4&search=os%20mutantes

74 :
1966年、TV Record 主催の第2回MPBフェスティバルより、
5位入賞となった Elis Regina の "Ensaio geral" (Gilberto Gil の作品)を。
http://www.youtube.com/watch?v=v1k7ix7PoYs&search=elis%20regina

75 :
1968年、第3回国際歌謡フェスティバルで堂々の一位となった
Chico Buarque & Tom Jobim の名曲 "Sabiá" をどうぞ。なお歌手は
Cynara & Cybele(Quarteto em Cy のメンバー)で、アレンジは
かの Eumir Deodato です。
http://www.youtube.com/watch?v=-vFK4HDCcjw

76 :
              ,.-、          
           /.n l  /⌒ヽ
             | l l | ,' /7 ,'
        , '' ` ー ' '-' /       いっぱい犯して、いっぱい荒稼ぐMONEY
       /  \  /    `ヽ
         l   , .-. 、      l
         ヽ  ヽ ̄フ     /       いっぱい犯して、いっぱい荒稼ぐMONEY
        丶、. ̄____,/
         /  ,. - 、  )
      (( ( n ([K],ハ_う
         ゝ)ノ  ̄   ヽ      蕨市、川口市、草加市、八潮市、足立区、松戸市、柏市、葛飾区最高
            /   _   l ))      
            〈__ノ´   `(_ノ
あなたの街は、犯罪者の溜まり場と化している。
蕨、川口、草加、足立、八潮、松戸、柏、葛飾と犯罪天国地帯を形成しつつある

77 :
やばくないか?
最近、netで人依頼が取りだたされてるが…
地球上の過去と現在の講師、従業員、生徒まで含めると1人ぐらい変人がいるんじゃまいか?
依頼されたい若い衆は無所暮らし後は出世するから鉄砲玉になるヤシがいそうで怖い
というか、身柄確保ぐらいしないと豊田商事事件もどきにならないか?
19日の再報告どころではない
猿が消されるかもしれん
地検よ動け!

78 :

kleinekeiko@yahoo.co.jp
きんしょうどうさんへ
先生曝して金もうけ
Re: 日吉校の方へ 12/22 12:14
きんしょうどう
あっこさん、こんにちは。
私の友達が日吉校に通っているので聞いてみたら、数日前にHamitとラッキーマンツーマンだったそうです!
とっても元気だということでした。
(でも、レッスンで私のことを話したとか・・・恥ずかしいなあ)
きんしょうどうさんへ
はい、たぶんそのnori****です。良く台湾に行っていた。 ドイツ語に流れたきんしょうどうさんは、Keikoさんですか?
ほぼ毎日通っていらしたnoriさんとは、もしかしたら、毎日VOICEに出られていたnori****さんでしょうか?
私はnori****さんと同じレベルで何度もレッスンでご迷惑をおかけしたあげく、ドイツ語に流れてしまった生徒です(^^;)
職場が茅ヶ崎からバスで行くところなので、昨日の帰り、灯りの点った茅ヶ崎校を眺めてきました。
うらやましぃ〜〜〜!
レッスンが取れるようになったら、様子とか教えてくださいね!
英語だけなら茅ヶ崎でもいいんですけど、私はドイツ語希望なので、ドイツ語ができるブランチが開くのを待ってます。。。
きんしょうどう
そう書けばわかってもらえるかしら? 違うかな〜?

79 :


80 :電脳プリオン:2011/11/23(水) 19:17:00.26 ID:??? ?2BP(1960)
もう閉幕した?

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