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2011年11月2期漫画サロン5: ストーリーを教えてもらうスレ Part23 (734) TOP カテ一覧 スレ一覧 2ch元 削除依頼

ストーリーを教えてもらうスレ Part23


1 :マロン名無しさん:2010/04/09(金) 23:25:21 ID:eR9jEd0y 〜 最終レス :マロン名無しさん:2011/11/23(水) 19:59:35.35 ID:???
暇がない、金がない、手に入らない、等の事情により、読めない漫画のストーリーを教えてもらうスレです。
次スレは>>950か、容量が450を越えた時にお願いします。
前スレ
ストーリーを教えてもらうスレ Part22
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1234842940/

ストーリーを教えてもらうスレ まとめ Wiki*
http://wikiwiki.jp/comic-story/
未解決リクエスト表
http://wikiwiki.jp/comic-story/?%CC%A4%B2%F2%B7%E8%A1%A6%C5%D3%C3%E6%BA%EE%C9%CA
初代まとめサイト(※全過去ログ保管済み)(07/12/13より更新休止中)
http://malon.my.land.to/
【リクエストされる方へ注意点】
その漫画が既出である場合があります。要望を出す前に、未解決リクエスト表にてご確認下さい。
どの程度のネタバレを希望するか、一言添えていただけると、書き手も書きやすいです。
(例:科白を含む等、出来るだけ詳しく・大まかな粗筋・←を混成したメリハリの利いたもの・ラストのみ)
この板は一般板なので、18禁の漫画のストーリーの要望はご遠慮下さい。
即レスは期待せず、気長にお待ちください。
【教えてくれる方へ注意点】
要望が出ている漫画のストーリーはどんどん書いて下さい(※解説が終了した作品の加筆・修正も大歓迎)。
ただ、要望が出ていないものは敬遠される傾向にあります。
この板は一般板なので、18禁の漫画のストーリーの紹介はご遠慮下さい。
名前欄に作品名を入れていただけると、まとめやすくありがたいです。
時間を置いて数回に分けて投稿する際には、混交を防ぐため、最後に「続く」とお書き下さい。
書く際は予め予約していただけると、投稿の重複が防げて大変ありがたいです(※必須ではありません)。
また、書くのはよそうと思われた時には、面倒でも予約の取り消しをお願いします。

2 :
スレ立て乙です。保守。
未解決で何か知ってるやつないか見てみたけど
昔読んでうろ覚えのしかなかった。。。

3 :
>1
おつ
ほしゅ

4 :
>>1
おつです
何かあらすじ書こうかな

5 :
ほす

6 :


7 :


8 :
ほしゅ

9 :
しゅ

10 :
>>1
至高の乙弾
  ) ) )
 ( ( (    ∧_∧
┌───┐ ( ´・ω)  从/
│      ├ (つ乙と)──┐=≡~乙−=≡~乙−=≡~乙−=≡~乙−=≡~乙−=≡~乙−=≡~乙
├───┤ `u―u' .   │−=≡~乙−=≡~乙−=≡~乙−=≡~乙−=≡~乙−=≡~乙−=≡~乙
│      ├──────┘=≡~乙−=≡~乙−=≡~乙−=≡~乙−=≡~乙−=≡~乙−=≡~乙
└───┘        W\
─────               ドドドドドド

11 :
syu

12 :
ももち麗子の「神様に見捨てられた20日間」のあらすじお願いします

13 :
前スレ落とすために埋めましょう
(前スレにあらすじや依頼は書かないでね)

14 :
>>12
簡易バレです。
主人公の女子と彼氏がコンビニ強盗に出くわす。
彼氏がコンビニ強盗と戦おうとするが、あっさり負けて、主人公と彼氏の二人はコンビニ強盗のグループに拉致監禁される。
コンビニ強盗グループは鬼畜だった。
主人公は彼氏の目の前で鬼畜達に輪姦されたり、薬を打たれる等酷い扱いをされる。
彼氏は鬼畜と戦おうとするが、全部裏目に出て鬼畜を怒らせてしまい、ますます主人公は酷い目にあわされる。
あげくのはてに主人公と彼氏はされかけるが、奇跡的に助かる。
助かったあと、主人公は事件の記憶を完全になくしていた。
事件の記憶が無くピュアな心の主人公と、事件をハッキリ覚えている彼氏とで、ささえあって生きることにして、めでたしめでたし。

15 :
>>14訂正
×主人公の女子と彼氏がコンビニ強盗に出くわす。
○主人公の女子の彼氏がコンビニ強盗に出くわす。

16 :
いがらしゆみこ「レディジョージィ」お願いします。
できるだけ詳細バレで

17 :
>>16の依頼は取り消します。
漫画版は「ジョージィ!」というタイトルで、バレ済でした。
申し訳ありません。

18 :
初めまして、古い作品ですが
わたなべまさこさんの「カメリア館」のストーリィが知りたいのでお願いします。
館の謎が知りたいので短くてかまいませんので宜しくお願いします。

19 :
ヨイコノミライの長文詳細バレお願いします
まとめサイトには載ってるけど簡易バレなため

20 :
「NIGHT HEAD(立野真琴)」をお願いします。同じ名前のマンガがいくつかあるみたいですけど
立野真琴さんのをお願いします、

21 :
ほしゅ

22 :
ラグーンエンジンのストーリーをお願いします。

23 :
未解決の中からアリーズに挑戦してみました。
佐倉亜理沙は星占い好きの平凡な高校生。同じクラスの天野翔とは犬猿の仲である。
だが、実は翔と亜理沙はギリシア神話における冥府の王と王妃、ハデスとベルセフォネーの生まれ変わりだった。
伝えられる神話とは違って実際には愛し合っていた二人だったが、ベルセフォネーを狙う全能神ゼウスによって引き裂かれ、
更にベルセフォネーはゼウスの妻ヘラの凶刃によって非業の死を遂げたのだった。
前世での約束通りにいち早くベルセフォネーである亜理沙を見つけたハデスは、
表面上は冷たい態度を取りながらも、彼女が記憶を取り戻すのを待ち、ずっと見守り続けていた。
神代でティターン神族復活の星と予言されたベルセフォネー。
その予言の通りに転生したオリンポスの神々が、次々と彼女の周りに現われる。
現世でも覇権を求めてベルセフォネーを手に入れんと目論むゼウス、ゼウスへの愛ゆえにベルセフォネーに嫉妬するヘラ、
ゼウスに仕える伝令神ヘルメス、ヘラの息子で粗暴な軍神アレス、ゼウスの覇権を奪おうと目論む海王ポセイドン、
ゼウスの分身である残虐な暗黒神ディオニュソス、無邪気で悪戯好きの太陽神アポロン、
アポロンの妹である月の女神アルテミス、彼女の愛を受けながらも人間のためにゼウスに敵対するプロメテウス、
そしてゼウスのみを偏愛する大母神レア……。
ゼウス率いるオリンポス側は現世でも争いをしかけ、ベルセフォネーをつけ狙う。
本来無益な流血を好まず、ベルセフォネーとの平穏な生活のみを求めるハデスだったが、
ベルセフォネーを守るため、否応なく戦いの渦中に身を投じることとなるのであった。
彼が唯一信頼するのは、ベルセフォネーの母である大地の女神デメテル。
だが、亜理沙の叔母として転生していたデメテルは、
かつての恋人であるハデスですらもベルセフォネーを奪う者と認識して、彼の味方とはならなかった。

24 :
一方、前世の記憶がないままに争いに巻き込まれていく亜理沙は、
ことあるごとに自分を守ってくれる翔(ハデス)の存在を実感するようになり、二人は次第に絆を深めていく。
翔の求めに応じて前世の記憶を取り戻したいと願った亜理沙は、
その記憶の鍵がギリシアにあると直感して、翔とともにギリシアに旅立つ。
娘の記憶の回復は人類世界の崩壊に繋がると信じるデメテルは、それを阻止せんと彼らの後を追う。
同じくゼウス達もギリシアに拠点を移す。こうして舞台はギリシアへ……。
前世での妻アンフィトリテの死後、ギリシアに居を移していたポセイドンと再会を果たす亜理沙と翔。
亜理沙は次々と前世での縁の地を訪れるが、一向に記憶が戻る気配はない。
ベルセフォネーの記憶は封じられていると判断したハデスとポセイドンは、封印を施したのがデメテルだと推測する。
そのことを知り、ゼウスはデメテルを拉致して封印を解く鍵を聞き出す。その鍵とは、ハデスが記憶を失うことだった。
ゼウスに飲まされたレテ(忘却の川)の水のせいで前世の記憶を失ったハデスは、
同時に冥府の存在を思い出した亜理沙とともに冥府に赴き、彼女の助力もあって無事に記憶が蘇る。
それが第二の鍵であり、亜理沙はベルセフォネーとしてのほぼ全ての記憶を取り戻した。ただ一つ、ハデスのことを除いて……。
残る鍵は、ハデスが母レアをその手ですこと。
ゼウスに切り捨てられて逆上したレアは、思い通りにさせまいとハデスに襲いかかるが、返り討ちに遭う。
それと前後してデメテルも、ベルセフォネーにゼウスを奪われると焦ったヘラの攻撃から娘をかばって絶命する。
愛する母の死のショックで倒れるベルセフォネー。目覚めた時には全ての記憶が蘇っていた。
だが、彼女は愛するハデスの下に戻ろうとはしなかった。
実は、ベルセフォネーは前世で命絶える時、総母神ガイアからの使命を受けていた。
それは、愛し愛される者に力を与えよ、というものであった。
しかしながら、ハデスが未だに母デメテルを愛していると思い込んでいる彼女は、
自分にはハデスに力を与えることなどできないと苦悩するのだった。

25 :
今や野心を完全に捨ててハデスのために動くポセイドン、
一度はゼウス側についたものの、ゼウスの野望の全貌を知って袂を分かったアポロン、
今は仮死状態となっているプロメテウスの意志を引き継ぐアルテミスらを仲間と認め、ともに戦う決意をして、
ハデスは再びベルセフォネーを救いにオリンポスに潜入する。
激化する戦いの最中、ヘラのためにゼウスをかばってアレスが、ハデスとの戦いに敗れて神アテナが、
そして自らの命と引き換えにハデスを救ったポセイドンが命を落とした。
ポセイドンの死にハデスは強い打撃を受けるが、ベルセフォネーも戦っていると知り、立ち直る。
そして再会する二人。ハデスはベルセフォネーの誤解を取り除き、前世では言えなかった愛の言葉をようやく告げる。
ベルセフォネーから力を受け、ハデスはゼウスとの最終決戦に向かう。今や彼は全ての能力を操れるようになっていた。
本来ハデスが統べるべきだったにもかかわらず、レアのゼウスへの偏愛がティターン神族の歴史を歪めてしまった。
それを修正し、完全に終結させる──それがガイアの望みであった。
激しい戦いの末、ハデスは遂にゼウスを斃し、ティターンの歴史を完結させた。
崩れゆくオリンポスからゼウスに付き従っていた者達は脱出するが、ヘラだけはただ一人ゼウスに殉じる。
生き残ったハデスとベルセフォネー、アポロンとアルテミスの兄妹、ヘルメスらは、
斃れていった者達の面影と追悼を胸にギリシアを後にする。
以上です。コミックス手元にないので、後半は特にうろ覚え…。

26 :
乙でした。

27 :
乙。

28 :
柴田亜美先生の「あやかし天馬」がどうなったのか教えてください。
特に帝月の正体が知りたいです。
お願いします。

29 :
確か妖怪王?(不動明王)の子供が帝月だったはず。
最後は囚われた帝月の所に天馬がやって来て
「さあ、ここから出よう」でEND。

30 :
>>29
ありがとうございます。
ついでに、何故帝月が正体を明かされるのを嫌がったていたか
教えていただけたらうれしいです。
なんか鏡?に姿を映されそうになって、すごく嫌がっていた記憶があるのですが。

31 :
スマン、一応確認の為にコミックス探したてたけど最終巻しかなかった。
正体をバラされそうと嫌がったのは、自分が退治すべき妖怪と同じ存在だと
天馬に知られたくなかったからではないでしょうか?
鏡がどうたらのシーンが4巻にはなかったから分からないんだけど
帝月には自分に流れている妖怪王の血のせいで
自分の姿が化け物に見えてしまうとか、そんな感じではないかと。

32 :
>>31
ありがとうございます。
胸のつっかえがとれました。

33 :
保守します

34 :
 網野成保「カゴメ」
 佐々木倫子・綾辻行く人「月館の人」
 どちらかお願いします。

35 :
ほしゅ

36 :
以前「ライフ」のあらすじを投稿した者です。
うろ覚えの状態で書いたため、あらすじにあちこち抜けているところがあったので補足させていただこうと思います。
1.11巻・歩が教師達の行動に絶望〜廣瀬の自未遂
廣瀬が愛海にいじめられ始めてから数日後、愛海の父が学校に乗り込んできた事件の影響もあって緊急の学年集会が開かれる事になった。
教師達がやっと真実に目を向け、いじめの対策に乗り出してくれたのかと考える歩。
しかし、壇上の学年主任の口から出たのはいじめを否定する言葉だった。
学年主任はいじめの犯人を捜すのを止めるよう緘口令を敷いた上、夏休みを返上して夏期講習を行うと発表する。
それを聞いた生徒達は夏休みがなくなることに腹を立て、「対象は1組(歩のクラス)だけだろう、自分たちのクラスは関係ない」と反発。
生徒達は一斉に教師達に詰め寄り、学年集会が開かれていた体育館は騒然となる。
混乱する体育館で、担任・戸田の姿を見つけた歩は「これが学校の答えですか」と怒りをあらわにし、一人会場を出て行った。
そんな中、学年主任の発表を聞いていた廣瀬は夏休みも学校に行かなければならないと知り、
愛海のいじめから逃れられないことを悟って呆然となる。
体育館を出た後、何も変わらない学校に苛立ちを隠せない歩。
遅れて体育館から出てきた未来と薗田はそんな歩を心配する。
そんな時、歩から自分の支えになってくれた事を感謝された未来は、「そろそろ『羽鳥さん』って呼ぶのはやめて」と言う。
それを聞いた歩は初めて未来を「ミキ」と呼び、二人はまた一層仲良くなった。

37 :
一方、教師達は予想外の生徒の反応に苛立ちを隠せず、夏期講習に加えて夜の見回りを行うと決める。
が、教師達は見回りは適当にやって後は居酒屋でも回ろうといい加減な態度を見せ、更に見回りの役目を戸田にすべて押し付ける節を見せる。
その頃、一足先に教室へ戻っていた廣瀬はもうこんな学校に来たくないとこぼしながら早く帰ろうとしていた。
だがカバンの中には愛海が入れていたセミが入っており、セミが自分のカバンから飛び出すのを見た廣瀬は思わずセミを叩き落してしまう。
そこへ愛海が現れ、叩き落されたセミを拾い上げると「どうせさなくても死んじゃうのに」と言いながら廣瀬の目の前でセミを握りつぶす。
握りつぶされるセミに自分の姿を重ねた廣瀬はパニックを起こし、教室を飛び出して階段を駆け上がる。
そして、歩に出くわした廣瀬は「あんたみたいになりたくない」と叫び、歩の目の前で窓から身を投げた。

38 :

飛び降りた廣瀬は中庭で話し込んでいた教師達の目の前に落下した。
たちまち学校は騒然となり、廣瀬が飛び降り自を図ったことが教師達から生徒達へ知らされる。
廣瀬の飛び降りを目の前で見ていた歩はショックを隠せない様子だったが、
薗田は「椎葉さんは悪くない、いじめが悪いんだ」と歩を励ます。
そんな中、歩のクラスの副担任・平岡の下に数人の生徒たちがやってきて、
廣瀬が愛海たちから仲間外れにされいじめられていたこと、歩をいじめていたのも愛海かもしれないと平岡に告白する。
よく話してくれたと励ます平岡に、生徒たちは他の先生にこのことを言わないで欲しい、戸田先生は信用できないと話す。
その頃、戸田は廣瀬が搬送された病院へ向かったが、居合わせた廣瀬の母から廣瀬が今朝学校に行きたくないと語っていたことを知らされ、どうしてこうなったんだと責められる。
一人病院を後にした戸田は、一枚のメモを取り出しどこかへ電話をかける。
そのメモには、佐古克己の電話番号が記されていた。
一方、愛海の取り巻きの女子たちは廣瀬が自を図ったことを知って動揺し、咲は「ウチらのせいだ!」と責任を感じる。
しかし、廣瀬を追い詰めた張本人でもある愛海は廣瀬の自未遂を知ってもなお平然としており、廣瀬を「弱っちいわね」と嘲笑する。
そんな愛海の様子を見たクラスメイトは、廣瀬が愛海達からいじめられていたことを思い出し、一転して愛海に疑いの目を向け始める。

39 :
連続投稿すみません。続いて、14巻〜15巻にかけてのカンニング偽装事件のくだりの補足。
中間テストの最中、歩たちのクラスの試験監督をしていた戸田は突如未来に席を立てと言い、
未来の机の中からカンニングペーパーを取り出してみせ、カンニングしただろうと未来に詰め寄る。
実はこのカンニングペーパーは戸田が偽装したもので、戸田は愛海に取り入るために未来にカンニングの濡れ衣を着せることで彼女を退学させてしまおうと企んでいた。
カンニングを否定する未来に対し、戸田は未来が風俗店であるバイトをしているところを見たと言って更に未来を問い詰める。
それでもやっていないと否定する未来だったが、とうとう戸田の指示に従って教室を退出してしまった。
それを見て「なかなかやるじゃない」とほくそえむ愛海。
しかし、他の生徒たちは未来がカンニングしたという戸田の嘘を信じていなかった。
それでも戸田はざわつく生徒を「規律を乱すものは学校にはいらないのよ」と一喝し、生徒を黙らせようとする。
だがその時、歩が戸田に反抗する。
「未来も消すつもりですか。平岡先生みたいに。」

40 :
平岡先生が飛ばされたのは、学校が愛海の父親と手を組んで追い出したからだろうと怒りをぶつける歩。
それを聞いたクラスの生徒たちは、平岡が自分から希望して異動したというのは嘘ではないか、
学校に強い影響力を持つ県会議員である愛海の父親が圧力をかけて平岡を追い出したのではないかと疑い始める。
更に、女子の一人が歩の言っている事は本当かもしれないと言い出す。
平岡は自分たちの家を一軒一軒回っていじめのことを調べていた。そんな平岡が自分から異動を希望するなんて考えられないと。
それでも戸田は動じることなく、歩にも退出を命じる。
悔しさをこらえながら教室を出て行こうとする歩。それを引きとめようとする薗田。
その時、声が上がった。
「羽鳥がカンニングなんかするかあ?」
この一言がきっかけで、クラスメイトは未来のカンニングが偽装されている事に気付き、
更に愛海が未来にカンニングの濡れ衣を着せたのではないかと疑う声が上がる。
戸田はその場を収めようとしたが時既に遅く、愛海はクラス中から疑いの目を向けられてしまう。
そんな中、一人の女子生徒・エイコが私もカンニングをしたと名乗り出てテストを放棄。
そして、泣きながら「先生がちゃんとしていればこんなことにはならなかった」と言ったエイコは、次の瞬間戸田を糾弾する。
「先生もイジメの加害者です!」

41 :
場面は飛んで未来が教員室に呼び出されてから戸田が真実を告白するまでのくだり。
戸田の改心の直後、クラスの皆が一丸となって未来をかばってくれたと歩から教えられた未来は、
クラスが変わった事を歩と共に喜んでいた。
その時、未来を呼び出す校内放送がかかり、未来は歩を残して教員室へ向かう。
教員室へ向かった未来を待っていたのは、カンニングを認めろという教師たちだった。
元々未来は素行がよくない生徒だという印象を抱いていた教師たちは、
未来は魔が差してカンニングしたのだろうと決め付け、未来に早くカンニングを認めろと迫る。
そこへ戸田が駆けつけ、未来はカンニングしていない、自分がカンニングの濡れ衣を未来に着せたと告白。
一人の教師がそれを笑い飛ばすが、次の瞬間戸田は安西さんに怯えていたからそうしたと告げ、教員室は凍りつく。
戸田は未来に対し、いつもまっすぐで真面目な未来が疎ましくてしょうがなかった、
だから未来を学校から追い出すために今回の事件を起こしたのだと告白する。
戸田の言葉を聞いて慌てた学年主任はカンニングの疑惑はなかったことにすると未来に言って
それを聞いた未来は教員室を飛び出して歩を呼びに向かう。
未来は戸田が全てを話したと歩に話し、歩を連れて教員室へ向かった。
未来は戸田に歩にも謝るべきだというが、教師たちはもう話は終わったと言い、
歩達を追い出そうとする。
だが、戸田は教師たちを止め、歩にいじめを無視していた事を謝罪し始める。
かつて生徒のいじめを止められなかったのが原因で事なかれ主義になっていた戸田は、学校で起こる様々な問題を「どうでもいい」と無視するようになっていた。歩へのいじめも、「どうでもいい」と思って無視していた。
しかし、歩の言う事が真実だと気付いた時には、事態はもう自分の力では止められないことになっていた。
更に戸田は、歩のことを今までどう思っていたかを話す。
自分は問題を無視し、レールに乗った順調な教育を続けようとしていた。
でも、歩だけがそのレールから外れた。
そして自分もレールから外れて、もう止められない事になっていた…
すべてを語り終えた戸田は、教師たちの前でいじめの真実を告白する。
「いじめの主犯は、安西愛海です」

42 :
2.16巻あらすじ改訂
16巻のあらすじについてですが、うろ覚えの状態で書いたため間違ったあらすじになってしまったのでここに正確なあらすじを載せておきます。
---
戸田の告白を聞き、彼女が今まで自分をどう思っていたかを知った歩は教員室を飛び出す。
一人怒りに震える歩だったが、追いついた未来は「でもアイツは…戸田は謝った。それだけのことだよ。」と歩を励ます。
そこへ、数人の女子がやってくる。その中には、エイコの姿もあった。
歩に会ったエイコ達は以前からいじめに反対していたことを話し、いじめを止められなかったことを歩に謝り、
それをきっかけに歩とエイコ達は仲良くなる。
その後、誰もいない体育館にやってきた未来と歩は、これから楽しい思い出をたくさん作ろう!と笑顔で語り合うのだった。
その頃、真実を話した戸田は学年主任と二人きりで話をしていた。
こうなったからにはこの学校を辞めてもらわなければならないという主任に、戸田はまだ話していないことがあると言い、
自分が生徒である佐古克己と関係を持っていたことを話し始める。
教室では、愛海の取り巻き・チカが手のひらを返したように愛海を嘲笑していた。
女子達(=序盤で歩がいじめられていた時嫌がらせをしていた三人の女子)にあることないことを平然と話すチカの姿を見たエミは、
「チカだって何も知らなかったのに…」と絶句する。
そんな中、愛海はエミに「行こう」と声をかけて教室を出ていった。
ついていこうとするエミだったが、チカと女子たちに呼び止められ、結局愛海から離れてしまう。

43 :
翌日、愛海が登校してくると、学校中の生徒たちが愛海を見て
「平岡先生を追い出したのも廣瀬を追い詰めたのもアイツがやったこと」と噂話をしていた。
昨日戸田が真実を話した事が教師達の不手際で知れ渡ったらしく、愛海がいじめの主犯だったことは今やクラス中だけでなく、学校中の知るところとなっていたのだ。
愛海は自分を励まして教室へ入るが、そこで彼女を待っていたのはクラス中から無視されるという状況だった。
完全に歩と立場が逆転してしまったのだと知った愛海は、初めて味わう孤独に怯える。
「みんなマナのこと見てよ…いじめてもいいから…」
クラスの男子達は、愛海の仲間だったチカが掌を返したように愛海を無視しているのを見て「あいつら昨日まで友達だったよな…?」と動揺していた。
歩も、孤立してしまった愛海の姿を見て彼女を心配する。
そんな中、女子達とエミとで新しいグループを組んだチカは、「先手を打とう」と言い出す。
戸田が昨日愛海がいじめの主犯であることを話したのを知っていたチカは、
このままではいじめに関与した自分たちの名前も出るに違いない、そうなったら学校からの処分は免れないと考えていたのだ。
それを聞き、女子たちは自分たちも以前歩いじめに面白半分で加担していたことを思い出し、真っ青になる。
そんな彼女達に、チカは処分を免れるために歩に謝ろうと言い出し、歩を探して教室を出て行った。
しかし、エミだけは行かないと言い、その場に残る。
「先に謝るべきなのはヒロじゃないのかよ…」
廊下を歩いていた歩は、後ろから追ってきたチカに呼び止められる。
振り向くと、そこには涙を流しながら自分に謝るチカたちの姿が。
だが、実は泣いているのは目薬を使った演技だった。「いいよ」という歩の返事を聞き、上手くいったと確信したチカだったが、次の瞬間歩から思わぬ言葉が。
「思ってもないこと、言わなくてもいいから。」
歩はチカ達が演技で謝っているのを見抜いていたのだ。
そのまま歩は歩き去り、チカも悔しがりながら去っていく。
その後、未来と話していた歩は「私はもう安西の事を一生許せないかもしれない」と話す。

44 :
その日のテストが終わった後、一人の男子が歩のクラスの教室に駆け込んで来て、
戸田が今日付けで依願退職したことを歩達に知らせる。
それを聞いた歩は、教師達がまた真相を隠す気だと気づいて教室を飛び出していく。
それから少し遅れて、愛海も教室を飛び出していった。
戸田の依願退職を知らせる紙が貼られた昇降口近くの提示板の前には、既に学校中の生徒達が集まっていた。
その様子を下駄箱の陰で見ていた学年主任と眼鏡の教師は、
昨日戸田が自分達の前で語ったことや彼女が佐古と関係を持っていたことは一切明かすな、ただ辞めたとだけ伝えるように、と確認していた。
そこに歩が現れ、一体どういうことだと学年主任達を問い詰める。
更に愛海もその場に現れ、「戸田も逃げたんだ…」と口にするが、
それを聞いた歩は「戸田は逃げてなんかない、いじめの主犯は廣瀬ではなく安西だと告白した」と昨日あったことを愛海に話す。
だが、それを聞いた愛海は「私が孤立したのもみんなあんたのせいだ!」と怒りを露にし、歩を持っていた携帯電話で殴りつける。
慌ててそれを押さえる学年主任。
その時、どこからか「ゴチャゴチャうるせーんだよ」と声がして、愛海に上履きが投げつけられる。
「何すんのよ!」と背後を振り返った愛海だったが、そこにあったのは自分に怒りの目を向けている生徒達だった。

45 :
「戸田先生が辞めたのも安西の仕業ではないか」とあらぬ疑いをかけた生徒達は、
更に「椎葉いじめ始めたのもおまえなんだってな」と愛海を責め、
それをきっかけに平岡の左遷や廣瀬の自未遂等で愛海を一斉に糾弾し彼女に詰め寄る。
今や学校中が自分の敵になったと知った愛海はパニックに陥り、その場から逃げ出すが、その後を暴徒と化した生徒達が追いかけ始めた。
駆けつけた未来と共に間一髪で下駄箱の陰に飛び込み、暴徒に押しつぶされるのを免れた歩は、暴徒と化した生徒達が愛海を追い回す光景を目の当たりにして愕然とする。
必死に逃げ惑う愛海だが、暴徒と化した生徒達は執拗に愛海を追い回す。
そんな中、愛海は誰かにエミの手帳を投げつけられる。その手帳には、かつて歩と一緒に撮ったプリクラが貼られていた。
歩と一緒に撮ったプリクラを見つけ、思わず足を止める愛海。
それから少しして、教室にいた佐古の下に一人の女子がやって来て「下で生徒達が安西を追い回している」と知らせ、佐古を1階へ連れて行こうとする。
その途中で佐古は戸田が辞職したことを知り、女子から事情を聞きだそうとする。
その時、下の階から「土下座」「土下座」と囃し立てる声が聞こえてきた。
1階の昇降口では、生徒達に取り囲まれた愛海が「土下座して謝れ!」と詰め寄られ、土下座コールを浴びせられていた。
未来と一緒にその場にいた歩は、その光景を目の当たりにして「こんなはずじゃなかったのに…」と絶句する。

46 :
以上であらすじ補足は終わりです。連続投稿すみませんでした…。
次回は「ライフ」最終巻のあらすじを投稿します。

47 :
乙でした
最終巻もお願いします。

48 :
ほしゅ

49 :
ホリックのあらすじをお願いします

50 :
卓球戦隊ぴんぽん5/
チキタ☆GUGU
これらの続きをお願いします

51 :
沢田一の「グインサーガ」
というマンガの話を教えてください

52 :
>51
ttp://www.jive-ltd.co.jp/kktc/guin/

53 :
正確には二人は幼馴染で付き合っている関係ではなく、
捨て鉢になってる彼氏を彼女がいつも付きまとってる感じです。
だんだん二人が心を通わせ合うようになった頃に彼女が事故に遭い、
幸い軽症で目の周りをガラスで切って包帯を巻かれた状態で入院していました。
彼は彼女のポケットに「好きだ」と書いた紙を入れて、
「包帯が取れたら読んでほしい」と言って病院を出て行き、
彼女は「読めないけど何て書いてあるか分かるわ」と幸せそうにつぶやき、
そのまま状態が急変して亡くなってしまいます。
処置の際に取り切れなかったガラスの破片が脳に達したのが原因でした。
彼女は父親を亡くしていて母子家庭だったため、
絶望している母親のためにも彼は湯灌を引き受けます。
彼は彼女に自分の気持ちを伝えられなかった事を悔やんで、
今まで死ぬ事を恐れて避けていた危険な手術を受ける決意をします。
彼の家族は「彼女が死んだからお前も死ぬ気だろう」と止めますが、
「俺は彼女のために絶対生きる」と言って奇跡的に手術は成功します。

54 :
前田英紀さんの「イース」という漫画の
一話から五話までの話を教えてください

55 :
未解決にあったからうろ覚えだけど書く
地球のどっかにこっそり存在する魔女の国の落ちこぼれ同士で親友のビビアンとアラウネ
魔女は強い子を作るために夫は占いで決めるしきたりだったが、占い婆の手違いで二人に同じ男が当てられてしまう。
代わりに挙げられた男があまりに世紀末だったので二人はその男、あかり一休を取り合うことになった。
端的に言ってしまえば当時のジャンプお色気枠。一話完結ギャグをやりながらきわどい格好と。
ところが終盤、魔女の国夫自慢大会的なアレが開催され唐突にどシリアスバトル漫画に。
格闘寺で育てられた一休は魔法援護無しで魔女の援護を受ける屈強な夫達を薙ぎ倒していくが
三人目の落ちこぼれサラの夫の……名前忘れた、ネイティブアメリカンの美形は親を一休の育ての親、電休に破れ命を落としており一休を仇としてガチバトルをしかけてくる。
見様見真似の大惨寺(一休、電休の寺)奥義や、全方位パワーウェイブ+対空飛び道具のコンボで一休を苦しめるが惜しくも敗退。
ところが一方、相方の座を譲って鬱々としていたアラウネに同期が接近、
落ちこぼれに敗退させられた憂さを晴らそうとアラウネを操って大会を台無しにしようとする。
しかし操られたアラウネは潜在能力を解放、予想以上に凄い魔法を使ってなんか凄いことになる(あやふや)
アラウネを救うためなんか洞窟にある何かを取りに行って大事は回避。
帰国して一休はビビアンに告白。アラウネは魔法の道に目覚めたと言って身を引いてめでたしめでたしで完

56 :
>>50
チキタ書けるけど、いきなり続きの30話から書いちゃっていいのかな?
文体とか前に書いてくれてた人のと変わっちゃいそうだが

57 :
>>56
どんとこい

58 :
昔ヤンマガ増刊のアッパーズに載ってた『コラーおばさん』の
ラストシーン覚えてる人いない?
おばさんにされたあと気が付いたら試験官の中の虫になってたとかそんな感じの
凄い気持ち悪くてモノローグだけでもいいからもう一回読みたい

59 :
どなたかチキタ☆GUGUの続きお願いします。

60 :
>>55
リク主じゃないけど乙です
気になってたんだ
あだち充の「じんべえ」をお願いいたします

61 :
ドラゴンボールのストーリー
ストーリーがあった記憶がない。

62 :
そりゃキミの脳みそが足りないんだよ

63 :
岩本ナオの「町でうわさの天狗の子」
知ってる方、どなたかお願いします
詳細バレ希望なのですが、大まかな話の流れキャラ関係でも構いません
宜しくお願い致します

64 :
ほしゅ

65 :
「エイリアン通り」予約します。

66 :
未解決表より ブラックラグーン簡単に。
1990年代後半ぐらいが舞台?
日本人商社マン、岡島は東南アジアに出張中に、闇の運び屋、ラグーン商会に拉致されてしまう。
ラグーン商会の目的は、岡島が知らずに運ばされていた、岡島の会社旭重工の違法取引の
証拠ディスクを奪い、ロシアンマフィアに売り飛ばすこと。
岡島はディスクを奪ったあと逃がしてもよかったはずだが、商会の用心棒の少女レヴィが
身代金目的で彼を勝手に拉致してしまったのだった。
旭重工の重役は岡島をディスクごと抹すべく、傭兵部隊を送りつける。
いっぽうストックホルム症候群というやつか、岡島は商会の連中となじみ始め、
レヴィと飲み比べをしたりと開き直って状況に順応しつつあった。
そこへ傭兵部隊が来襲。ラグーン商会の戦闘艇は行き止まりの水路に追い詰められ
絶体絶命。しかし自分が見捨てられたことを知り、逆切れした岡島は、沈没船をスロープに
傭兵部隊のヘリと同じ高さまで戦闘艇をジャンプさせ魚雷でヘリと撃ち合うという
とんでもない作戦を提案。ラグーン商会を勝利へ導いた。
ディスクはマフィアのもとに渡り、マフィアの脅迫で、旭重工は違法取引にマフィアを参加させる
こととなる。
重役は生き延びた岡島を何食わぬ顔で迎えに来るが、岡島は「日本人 岡島緑郎」は死んだと言い、
ラグーン商会のメンバー「ロック」として生き直す決意をかためるのだった。

67 :
以降連絡中篇形式で、ロックとラグーン商会の冒険が描かれる。
メンバーは リーダーの経歴不詳の黒人 ダッチ、
マフィアに追われてレヴィに拾われたユダヤ系ハッカー ベニー
紅一点の二挺拳銃戦闘バカ娘 レヴィの三人+見習のロック。
ある日誘拐され売り飛ばされる少年を荷物として引き受けた商会。
しかしロックは、少年が南米の名家のボンボンであることを聞かされ、仰天。
一族の持つ希土類を産する土地を狙ったマフィアが一枚かんでいた。
少年は「メイドのロベルタが助けに来てくれる」と信じられないようなことをいうが、
その後本当に重武装のターミネーターメイド ロベルタが殴りこんできた。
ロシアンマフィア バラライカの仲裁でなんとかなるが、レヴィとロベルタは戦闘マニア同士
殴り合いで決闘を始めてしまう。
ロベルタは非道なゲリラだったが、少年の父親に助けられ、ガルシア少年の守役として
生き直すことができたのだった。彼女の過去を知ったガルシア少年は、ロベルタの過去を
受け入れ彼女と涙の再会。殴り合いは両者ダウンに終わったので、ガルシア君がロベルタを
引き取って帰っていった。
涙の再会

68 :
ある日、商会を逆恨みした男が、商会を嵌めて海上でそうとする。
しかし彼らをレヴィは狂気じみた表情で皆しにした。
ロックはレヴィの過去に何があったかと思うと同時にレヴィの戮に見とれる
自分も壊れているのだと思う。
ナチの沈没潜水艦からある絵をサルベージする依頼を受けた商会。
レヴィとロックが向かうが、沈没船の中で墓場あらしのようなことを
始めたレヴィにロックが説教。スラム出で暴力でしか生きていけなかった
ため「世の中金と力」と思うようになっていたレヴィはロックに反発、
ロックを避けるようになってしまう。
ロックのヘマで、依頼人が商会と喰い合わせるために派遣したネオナチに
絵を奪われてしまった商会。ダッチとレヴィはネオナチに乗り込み、
皆しにする。依頼人はナチであった過去の隠滅のために、証拠である
絵を手に入れようとしていたらしい。

69 :
レヴィの様子がおかしいと気が付いたダッチはレヴィとロックを二人で使いに出す。
商会の本拠のあるタイのスラム、ロアナプラでは 火傷顔の女マフィア、旧ソ連の
女将校であったというバラライカが担当するロシアマフィアの支部と、飄々とした
一見人格者風の男 チャンが担当する香港マフィアの支部が中心となり町を仕切っている。
町で唯一武器の商いを許されているのは町の教会だった。
教会の老シスター ヨランダとレヴィの悪友であるシスター エダ(実はCIAのエージェント)
は、交渉ごとのうまいダッチがいないのを見て、二人に武器の値段をふっかけてくる。
しかし教会がバラライカらに秘密の取引や武器の横流しで利益を得ていることに気が付いた
ロックは、ヨランダを逆に脅迫。ヨランダはロックの慧眼に免じてひきさがると言う。
ヨランダに誉められたロックにレヴィは嫉妬からつっかかる。貧しい出で裏社会での生き方しか
知らないレヴィは、ロックの持つ表社会のにおいに反発していた。ロックは会社から捨てられた
自分に「商会に来い」と言ってくれた彼女が「世の中金と力」などと会社の上司が言いそうな
ことを言うのが許せなかった。銃を持ち出すほどの修羅場の果て、警察に喧嘩の罪で逮捕された
二人はパトカーの中で和解。口にくわえたタバコで間接キス?を交わす。
「お前は表社会と裏社会どちらに立っているのか」というレヴィにロックは「俺は俺の立っている
場所に立っている」と答えるのだった。これ以降二人は相棒として認め合っていく。

70 :
チャンの依頼で、香港マフィアが手にいれた外交機密文書をとどけることになった
商会。しかしテロリストが来襲、商会の事務所を破壊する。
慌てて出発した商会だが、テロリストの追跡はしつこく、ダッチとベニーがおとりと
なって、レヴィと文書の入ったケースを持ったロックを送り出した。
途中でチャンの手配した協力者と落ち合うロックたち。だが嘘の合言葉によるカマかけ
に引っかかったため レヴィは相手がテロリストの一味だと気づく。
正体をあらわしたニセ協力者、旧赤軍派の日本人テロリスト タケナカは書類ケースごと
ロックを拉致し姿を消した。
現れた本物の協力者、変な英語をしゃべる女暗者 シェンホア+ヤク中の運転手を巻き込み
レヴィは書類ケース+ロックの奪還に乗り出す。
ロックは書類ケースの中身をなくしてしまったことに気が付き動揺。タケナカは同じ日本人
であるロックに優しかった。タケナカに「どうしてこんな世界にいるのか」と問われたロックは
考え込んでしまう。しかしロックに過去の幻影にすがる姿を非難されたタケナカもやはり動揺する。
そこへ殴りこんできたレヴィとシェンホアがロックを救出。テロリストのキャンプを半壊滅に追い込む。
ヤク中ドライバーが幻覚で大暴走する中、何とか窮地を切り抜け目的地へ到着する。
なくしたはずの書類は、実ははじめからレヴィがケースから抜き取って持っていたため、書類受け渡しに成功。
レヴィがテロリストの本拠に殴りこんできたのは、純粋にロックの身を心配していたからだった。
タケナカは腹心イブラハと口論になり彼を害。またどこかで革命の理想の為にテロを起こすべく
去っていった。

71 :
バラライカの部下が何人もされ、ロアナプラの町はピリピリムード。
町のマフィアたちが集まり、会合が開かれた。
ロシアンマフィアの勢力を削ごうとする何者かの陰謀か、と疑心暗鬼に
陥るマフィアたち。
実はイタリア系マフィア ヴェロッキオが人鬼を雇ってバラライカ暗を企てていた。

72 :
人鬼が斧とマシンガンを持った年端も行かない双子の少年少女であることを知った
バラライカは双子の話していた言語をロックに聞かせ、ルーマニア出身であることを
つきとめた。
ルーマニアのチャウシェスク政権下では、堕胎が禁止されたため捨て子が町にあふれた。
捨て子たちは政府の孤児院で虐待されて育った後、政権崩壊後一部の子供は闇ルートで
売られた。
シチリアに売られた双子はスナッフムービーの製作者の下「ヘンゼルとグレーテル」という名前を
与えられ虐待を受け、死体の処理を行わされる中で自分が双子のうちの男だったのか女だったのか
も忘れてしまい、男と女の二つの人格を二人で共有する多重人格者となった。
そして「した者はされたものの数だけ生き延びることができる」という
哲学を持つ人鬼に成長したのだった。
ヘンゼルとグレーテルは人の快楽のためヴェロッキオと部下らを皆しにする。
ヘンゼルとグレーテルに賞金がかけられ、町には賞金稼ぎがあふれた。レヴィとエダも人狩りに
参加するものの、本格的に動き始めたバラライカとその腹心らに邪魔されてしまう。
レヴィと別れたエダは、「グレーテル」の方に襲われ逃がし屋を手配するよう脅迫される。
ヘンゼルはバラライカの部下らに誘導され、バラライカが一人で待つ広場へ。
狙撃を受け、部下の復讐の為にバラライカの前で失血死させられる。
グレーテルはエダを人質にして、ラグーン商会の手引きで脱出を図る。
ロックはグレーテルが虐待を受けていたことを知り、彼女を引き取ると言い出すが、
ベニーは「誰かが優しければ双子には別の人生を歩んだかも知れない。だがいまさら
彼女を真人間にするのは無理だ。だからもうどうしようもない」とロックを諭す。
グレーテルは船を下り初めて海と空を見た。ロックに今度はランチバスケットを
持って遊びに行こうと言いはしゃぐが、その直後、バラライカの息のかかった逃がし屋に
されるのだった。

73 :
バラライカの通訳として日本を訪れたロックとお供のレヴィ。
バラライカの目的は日本への進出だった。
そのために日本の 鷲峰組と手を組むつもりだった。
鷲峰組の幹部坂東は、バラライカに「親」である香砂会に対する
圧力を持ちかける。鷲峰組は、先代の死後、直系の跡取ではないと
組の継承は認めないといういちゃもんをつけられていた。
鷲峰組の跡取はまだ高校生である大人しい少女 雪緒。
坂東は雪緒と組を守るためにバラライカと組む必要があった。
しかしバラライカは香砂会の「殲滅」を宣言、宣言どおり組員を
戮し始める。
ロックとレヴィは鷲峰組の仕切る縁日で、偶然雪緒とそのお供の
組員で刀を操る凄腕の戦闘員 銀次と出会う。
ロックと雪緒はともだちになるが、レヴィと銀次はお互いにきな臭いものを感じる。
レヴィはロックの先行きを案じ、彼を彼の実家の前まで連れて行き置き去りにすることで
裏社会から抜けさせようとする。しかしロアナプラでの生活で、故郷日本を遠いものに感じ
はじめていたロックは、家族には会わず戻ってきた。

74 :
後悔に駆られた坂東はバラライカ害を企て、返り討ちにあう。雪緒は闇の世界で生きる覚悟を
決め、組長に就任した。しかし手下のsラ チャカの裏切りで拉致されてしまう。
雪緒を心配したロックはレヴィ、銀次とともにチャカのアジトであるボーリング場に乗り込み、
彼女を奪還する。しかし雪緒はバラライカの片棒を担ぐ一方で雪緒を救おうとするロックの
矛盾を指摘。裏社会にいながら表社会の論理を振り回すロックに敵意を向ける。
バラライカは鷲峰組と手を切り、香砂会と手を結ぶことにする。バラライカ、香砂会両方を敵に
廻した雪緒を救いたいロックはバラライカに直言するが怒りを買いころされそうになる。
しかしバラライカはロックの再度の直言で気が変わり、会談の直後に香砂会の幹部を害した。
しかし雪緒はロックに対する敵意を変えなかった。
レヴィと銀次は対決、銀次は雪緒に対する思いから迷いが生じ敗北、雪緒も彼を追って命を絶った。
闇に生きる道を選んだ少女の最期を見届けたロックは、表社会と裏の社会の狭間「夕闇の世界」
に留まり、起こることを見届けようと決めた。

75 :
ロアナプラの教会でだべっているエダとレヴィの元に、ジェーンという少女が逃げてきた。
アメリカのマフィアに頼まれ偽札を作っていたが、職人気質が過ぎ予算と期日をオーバー。
オペレーターが撃たれたのを見ておびえ逃げてきたのだった。
逃亡を手伝って欲しければ偽札の原版をよこせと吹っかけるエダに怒ったジェーンは教会を
出て行く。
エダはジェーンが自分の下に再度泣きついてくるように、ジェーンの宿を自ら手配し
そこにマフィアに雇われた賞金稼ぎを呼び込んだ。
エダの罠にはまりエダ、レヴィ、ロックが待ち構えている場所に逃げてきたジェーンは
案の定エダに泣きつく羽目になる。エダはラグーン商会の船でジェーンを逃がすつもりだったが
船はダッチとベニーともども出航中。
ダッチが戻ってくるまで商会の事務所で追ってくる賞金稼ぎ相手に篭城する羽目になってしまった。
敵はかつて共闘したシェンホア 始末屋ソーヤー ナルシストロットン、火炎放射器を操るら多数。
何とか持ちこたえ船に乗り込むが、ニセ札の原版はネット上にあり、セキュリティが頑丈すぎて
取り出せななってしまっていた。ハッカー・ベニーの活躍で原版をダウンロードに成功、
ジェーンはベニーと恋に落ちた。
船に火炎放射器男他一命が乗り込んでくるが、レヴィとエダの活躍で撃退。ここでエダがCIAだと仄めかされる。
一方シェンホアはジェーンを捕まえられなかったが、ソーヤー ロットンという仲間を得るのだった。

76 :
コミックが手元にないので最新の展開はかなりいいかげんで。
ロアナプラにまたロベルタが出現したとの噂が流れ、町は大騒ぎに。
ロックとレヴィは再びロアナプラにやってきたガルシアと、
ロベルタの弟子のミニ戦闘メイド ファビオラに出会う。 
ガルシアの父が政治的な式典でされ、ロベルタは敵討ちのために
姿をくらましたのだ。
ロベルタを取り戻すため、ガルシアはチャンの口添えもありロックに
助けを求める。
ロックはレヴィとシェンフォアチームの協力でロベルタを追うが、
ロベルタは薬のやりすぎと復讐心から完全に狂っており、ゲリラ時代の
人マシーンにもどっていた。ガルシアと再会したロベルタはガルシアを
見分けられずそうとする。
ロックはガルシア、レヴィはファビオラに情を移すが、彼らの裏社会的な
ものの考え方、手段を汚いと感じたガルシアとファビオラは
二人でロベルタをとりもどすことを誓い合う。
一方でロックは、唯一ロベルタを救えるかもしれないガルシアと
ロベルタを会わせる為に周りを巻き込んだ
策を弄していく中で、だんだん策を弄することへの快感にはまっていく。

77 :
ガルシアの父をしたのは米国防総省の特殊部隊だった。
しかしガルシアと会い、彼から父親を奪ったことを知った部隊の
隊長キャクストンは、ガルシアのために命を張る決意をする。
商会の仲間たちの協力も得て、黄金の三角地帯でロベルタとの決戦を迎える
ロックたち。ガルシアのおかげでロベルタは正気に戻り、二人はキスを交わす。
ガルシアは父をしたキャクストンに生きて苦しむように言い、復讐心の負の連鎖を終わらせる。
多くの死人を出しながらも、目的を果たし、ガルシアを自分の力で救えたという喜びを口にするロック。
しかし人の命や心をもてあそんだロックの独善やレヴィのゆがんだ物の考え方の押し付けに
腹を立てたガルシア、ファビオラは二人を散々非難し、去っていくのだった。
落ち込むロックにチャンは、「ガルシアとロベルタにはロベルタの人の罪を償うという茨の道が
待っており、彼らは救われてなどいない」と厳しく言いながらも、慰めるのだった。
以上が最新刊までの展開です。
アニメ中心で追ってきたのではしょっているところ、間違っているところあるかも。
訂正願います。あと67最後変な一文入りました。

78 :
あと76
シェンフォア× シェンホア○です。すいません。

79 :
乙でした!

80 :
補足でメインキャラクター説明
ロック=岡島緑郎
ラグーン商会に拉致された日本人青年。
商会のメンバーになってからもYシャツにネクタイ姿が基本。
会社に捨てられたことから、日本人であることを捨て裏社会に生きることを
決意するが、気のやさしい性格故にかなかなか順応し切れないでいる迷える主人公。
結構博識かつ頭脳派で時々策士っぽい黒い面も見せる。よく攫われる。
レヴィ(レヴェッカ)
中国系アメリカ人。アメリカのスラムで悪事三昧の過去を持つらしい。
男言葉でスラング連発、味方にまで銃を向けたことのある超癇癪持ち、
強いやつと戦うのが大好きという極悪暴力ヒロイン。
ロックとは大喧嘩の果てに友情が芽生え、よき相棒兼親友的存在に。
戦闘要員+ロックのボディガード的な存在。
基本この二人が主役で、裏社会を舞台にマフィア、軍隊、あらゆる
悪人たちがごたごた絡んでくる。ギャグ話あり鬱話ありという感じ。
悪人の哲学語りとか冒険活劇とかロックとレヴィの微妙な仲とか
色んな要素がぶち込まれてます。

81 :
チキタ★GUGUの続きから、五巻収録分だけとりあえず投下します。
以前の分はまとめwikiを参照してください。
レスがいきなり途切れたら多分連投規制を受けています。
規制がかかったら、時間を空けてからまた投下します。
(関係ないが別のスレにレスを誤爆していた…誤爆ってはじめてやったが恥ずかしいな)

82 :
第30話
ぺトラス皇帝のもとへ行くために城の中を進むうちに、
チキタたちは、皇帝とその取り巻きたちがなにをやっていたかを知っていく。
ある扉を開くと、中からは山のように積っていた人間の骨粉があふれだしてきた。
大きなツボをひっくり返してみれば、赤ん坊の爪が大量にこぼれた。
黒カビに感染したことによって、皇帝は脳を壊されてしまったのだとオルグは言う。
「袋の中のカビたみかん 伝染病の家畜 あいつらに罪があるわけじゃない
 でも もうわかるよ どんなにしんどくってもそのままにしておけない」
クリップは、自分の肩の上でそう話すオルグの存在を感じながら、7年前のことを思い出す。
7年前、人を大量にしてオルグに与えた後、クリップは眠ってばかりいるようになった。
”もう一度お前に会いたい” その願いを果たし終えた後のクリップはひどく無気力だったのだ。
そんなクリップの前に現れたのが皇帝だった。
「しばらくあそこで休もうよ 俺がベッド作ってあげるから ね」
クリップは大量人の件で多くの人間に狙われる身であり、
オルグは彼らから隠れるために皇帝のもとに行くよう言った。
(ほんとはもう人間なんかひとりもいらない
 オルグとふたりだけの場所でずっと一緒にいたかった でも結局ぺトラスのところで7年…)
城の奥へと進んでいく一行。
問答無用で襲いかかってくる皇帝のシンパたちをしながら奥へ向かっていく。
顔見知りをさなければならないことに泣くサデュースを、バランスは慰める。
その様子からすると二人はとても親密な仲に見えた。
稼業が同じなもので、実は昔からの顔なじみなのだという。
一方、サデュースは、チキタとクリップの方も顔なじみなのかと訊いた。
そうだと言われ、サデュースは複雑な反応をした。
やがて一行は隠し扉を抜けて、皇帝のもとへとたどり着いた。
大きな部屋の中央には花畑があり、その中に皇帝は座っていた。
 *この花畑は、チキタと再会する前、皇帝に匿われている間にクリップが寝床にしていた場所

83 :
バランスは皇帝をそうとするが、何故か攻撃は跳ね返された。
大妖怪であるオルグが同じことをしても、やはり皇帝に攻撃することはできなかった。
花畑の周囲にシールドのようなものがつくられているのだった。
この花畑は、クリップにゆっくりしてもらうためにオルグがつくったものだった。
害意のある者を退ける働きがシールドにはあった。
その上、ここに来るまでに一行がしてきた皇帝シンパたちの思念が、
皇帝を守るためによりシールドを強固なものとしていた。
物理的な攻撃が効かないため、口で刃向かうサデュースとバランス。
黒カビは今も皇帝の周りを漂っており、少しでも皇帝に共感を感じればすぐに感染する。
問答するのは危険なことだった。チキタは二人を制止した。
チキタは、最後の手段として、皇帝を閉じ込めることを提案した。
「扉も窓も出入り口全部封鎖して 水 食料なしで
 1か月 念のために2、3か月もおいとけば」
皆はそれに同意した。
「これ、眠るみたいにる薬 つらかったら飲んでくれ」
バランスは毒薬を置いていき、そして一行は部屋の外へ出た。
皇帝のいる部屋は閉ざされた。まだ開けられたままの天窓などは、
外に待機しているシャンシャン一族やザイセル一族の人手に閉めてもらうことにした。
天窓を通して、皇帝が赤子のように泣く声が聞こえた。
「開けてくれ 誰か 誰か ああ ああ 誰か ひっひとりはいや」
皇帝がば黒カビの流行はおさまる、
これで人をたくさん助けられたねとオルグは嬉しそうだった。
「そう? だけど見ろよあの2人 戦いは終わったって顔じゃないぜ」
クリップがあごで示すその先には、クリップを見つめるサデュースとバランスの姿があった。
30話おわり

84 :
第31話
クリップは、7年前の大量死は、オルグに人を食わせるために自分がやったのだと言った。
途端に、サデュースはクリップを攻撃したが、クリップは難なくその攻撃をそらした。
泣きながら非難の言葉をぶつけるサデュースを、バランスがなだめて押さえつける。
「やってみせようか? もう一度
 人間の脳みそだけを一瞬でぶち壊す音波のようなものをつくるんだ
 半径1・2キロ以内の人間がいっぺんで倒れる」
そう言って音波をつくろうとクリップは片手を挙げる。
オルグは、今は満腹だからいいと言ってすりすりして止めようとする。
そしてチキタは、クリップが挙げていた方の手首を掴んで制止した。
「帰ろうクリップ 約束しただろう いつか帰るって」
オルグはサデュースに対して「ごめんよお嬢さん」と声をかけ、
チキタもサデュースとバランスに別れの言葉を残し去っていこうとする。
サデュースは泣きながら言う。自分は7年前まで5人兄弟の末っ子だった、
だが、兄も姉も母もクリップによってされ、オルグのエサにされてしまったのだという。
「私はこれからもけっしてその男を許さない」
チキタも涙を流し、言った。
「俺だってこいつが クリップがやったことは許せない
 だから…だからこそもう二度と 俺はこいつから目を離さない
 二度とお前から目を離さないからな クリップ」
そうしてチキタとラー、クリップとオルグはその場を去って行った。
シャンシャン一族やザイセル一族の者たちが恐れながら遠巻きに見ていることを感じ、クリップは思い出した。
かつて山の中を追われた時のこと、死ぬためにオルグに会いに行った時のことを。
(あの時からずいぶん時間がすぎたはずなのに おかしいな何もかもあの時のままじゃないか)
俺はどこを歩いているんだろう、そう思った時に、チキタが振り返って「クリップ」と名前を呼んだ。
(ああ……そうか チキタの後を歩いているんだ)

85 :
チキタはひたすら歩き続け、気づけば真夜中になっていた。
いつもなら大きくなったり鳥になったりしてチキタを運んでくれるはずのラーは、
元気がない様子で運搬係にはなってくれず、野宿をすることになった。
クリップはちゃんとついてきてはいるようだが、
たらたら歩いているようでその場まではまだついてきていなかった。
くま姿から少年姿に変化したラーは、やはり落ち込んだような様子だった。
ラーは、クリップを絶対に許さないのかと訊く。チキタは「うん」と答えた。
「ひょっとして……俺の事も……許さないのか……
 俺も山のように人をしてきた ずっと お前は俺を許してなかったのか?」
その質問にもやはりチキタは「うん」と答えた。
「俺はお前のことも許さないよ ラー・ラム・デラル
 これからも決して クリップやオルグやペトラスのことも」
ラーは泣きだし、くま姿になった。そんなラーをチキタは抱き上げる。
チキタは言う。自分は人間だから、人間である限りは、人間をすことは許せないと。
「お前は"人喰い"だろ!? お前が喰うのは"人間"だものな ラー
 だからいつか絶対に 俺を喰ってくれよな」
不老のまま長い時をさまよう事になっても、ラーのために最後まで人間でい続けようとチキタは思った。
ラーは泣きながら「うん」と言った。
その夜のおそくに、ペトラス皇帝はひっそりと生きることをやめた。
一週間くらいは生きると思っていたのにあっけなかったねとチキタとラーは話した。
「ヘトヘトだったんだろうね……体も魂(こころ)も」
チキタの言葉に、ラーはまた涙を浮かべて「良かったね」とつぶやいた。
(サデュースの為に バランスの為に 俺やチキタの為に
 そしてなによりペトラス自身の為に それはやっと少し嬉しい事だった…)
31話終わり

86 :
第32話
チキタたちは、髪も肌も瞳の色さえも真っ白な女性の中にいる、妖を退治しているところだった。
ここしばらく、色素のない白い食べ物ばかり食べさせていた女性の口からは、蛾のようなものが這い出てきた。
オルグは言う。人喰いにも色んなタイプがいるのだと。
「肉を喰う奴 皮を喰う奴 人間の水分だけ喰う奴 精気を吸う奴 電流を喰う奴
 男しか喰えない奴 女しか喰えない奴……こいつは人間の"色素"だけ喰うんだよ」
蛾の妖はクリップによって退治された。女性は、元のようには戻れないものの、しばらくすればまた色づくらしい。
人喰いであるオルグが食べるのは、
「今際の際に人間の心臓のまわりを流れる一番きれいな光」だという。
ラーは一体なにを食べたのだろうか、とチキタは思うのだった。
皆が妖退治に出ていく中、留守番をしていた少年姿のラーのもとにサデュースとバランスが訪ねてきた。
ニッケルの墓とチキタの両親の墓が並ぶ前に座り込んでいたラーは、二人に相談をする。
百年たったらチキタを食べると約束したが、食べ終わったらどうすればいいのだろうかと。
「ニッケルが死んだ後 俺は寂しくて寂しくてニッケルに会いたくてたまらなくなった
 もしも今チキタがいなくなったら きっともっともっと寂しくて絶対もう我慢できない」
人喰いであるラーがそんな発言をすることに、サデュースはいらだった態度を見せる。
百年も経てば、喰われなくなったって寿命で人間は死ぬものだと怒りながら言う。
ラーはただただ茫然とした。
帰ってきたチキタに、サデュースとバランスは訪問の用件を話した。
ペトラス皇帝は宮殿ごと閉じ込めていたのだが、後の調査で隠し通路があることが発覚した。
宮殿の中ではパイエの死体だけが発見されていないので、彼女が逃亡した恐れがあった。
黒カビは、稀に見るカリスマであるペトラスが核となったからこそ広まったものであり、
パイエ一人が生き残ったところで更に広まる恐れはないとオルグは言い、とりあえずその件は保留となった。

87 :
サデュースたちは、美白の薬を飲んで全身真っ白になる女性が近頃多く出ていることにも頭を悩ませていた。
チキタたちが冒頭で退治した妖の卵が薬として売られているせいだった。
日光のあたらないところに閉じ込め、色のない食べ物を食べさせればエサを求めて妖が出てくるとオルグはアドバイスした。
帰路につきながらサデュースとバランスは、ラーが人間味のある発言をしたことへの驚きや、
長年生きているだけあって妖退治の博学な知識を持つオルグについて語った。
サデュースは、オルグが憎いけどなにもできないことが悔しく、無力さを感じると歯噛みした。
「無力なんかじゃないさ 早いところ白くなってるお姉さんたちを助けてあげなきゃ!」
バランスはそう言って励ました。
寝入りばなに、お前は人間のなにを食べるのかとチキタはくま姿のラーに訊いた。
「お前は一体人間の何で腹が満ちてたのさ…?」
「わかんない…ただ… 人間をさなきゃ…やってはいけなかったんだよ……」
なのにどうしよう、ラーはそう思い、既に眠りに就いたチキタの横で震えた。
(もうお前なしでなんかやっていけない お前を食べるどころか…
 あとたった百年…もう…考えるだけで怖い チキタ…お前を失うのが怖い)
眠るクリップのそばにいたオルグは、ラーのそんな思いを感じ取る。
気持ちはわかるけど俺みたいになっちゃだめだよ、そうオルグは思った。
昼間にラーが座り込んでいた墓場の近くに、カナヤンとチョロルが姿を現した。
いよいよだね、最後の力をふりしぼってラーを仕上げよう、と二人は言い合った。
※カナヤンは第1話でチキタの涙を食べて毒にやられて死んだ妖
  チョロルはかつてクリップを舐めて死んだ妖
  何故かラーの夢の中に今までも度々現れている
 夢に出るのはカナヤン・チョロル本人ではなく、姿を借りている別の者らしい
  以前にはオルグの姿を借りたこともあり、その直後にクリップが「オルグの姿を勝手に借りやがって」と
  言いながらチキタの両親の頭蓋骨を粉砕している
32話終わり

88 :
第33話
気がつけば、周囲には花、目の前にはテーブル、その上には豪華なごちそう。
そんな場所にチキタとラーは並んで座っていた。
カナヤンとチョロルから酌を受けながら、これは俺がよく見る夢だとラーは説明する。
こんなに早くに二人一緒に夢の中にこられるようになって嬉しいチョロルは言う。
そのチョロルを見ながら、なにかを感じるチキタ。
どうしてチキタが今日は一緒にいるのか、そういえばこの夢を見るのも久しぶりだなと言うラー。
「力を貯めてたのよ 今日のこの日を信じて 
 私たちも淋しいけれど無限ってわけじゃないから…」
涙を流すカナヤン。ラーは、目の前にいるカナヤンがかつて出会ったことのある妖だったと思い出す。
チキタの毒にやられて死んだはずなのに、どうしてここにいるのだと不思議がる。
「体はとうになくしたわ… あなたと話したくてずっと待ち続けていたのよ
 チキタにしがみつきたくてあなたがクマに化けるように、これは仮の姿」
カナヤンとチョロルはラーに語りかける。
「もう知ってるね チキタを それからニッケルを
 振り返ることを知って 思い出を持って やっと我々の声も聞ける」
「この後 クリップの中にチキタを見つけなさい
 かつて ニッケルの中にチキタを見たように」
「クリップの中に それからサデュースやバランスの中に
 これからどんどん出会う色んな人の中に
 お前はこれからずっとチキタを見つけていきなさい
 ラー・ラム・デラル…」
そしてチキタに対し、ラーの中に私たちを見つけてくれてありがとうと二人は言う。
「お礼なんて……俺の……方こそ ありがとう 父さん母さん」
二人は驚いて目を見開き、そして泣き、去って行った。
「なごり惜しいけどそろそろ バランスが死んじゃうわ またねチキタ いつの日か」

89 :
バランスは、巨大な土虫のようなものに襲われ、腕がとびちったりと死にかけの状態だった。
これは助からないかもとつぶやくオルグ、泣いているサデュース、
どうせ死ぬんだし喰っちまえよとオルグに話しかけるクリップ。
そこにラーとチキタが駆け付ける。ラーによって虫は倒された。
ラーは巨大な救急袋の中にバランスを突っ込み、ちぎれていた腕なども放り込んだ。しばらくすると完治する。
 ※救急袋はチキタが大怪我した時などに何回か登場 傷の部分に巻きつけたり、
   全身まるごと袋の中に入ったりすると傷などが治るチートアイテム
サデュースたちは、美白薬の出所を探り訪ねたところ、
そこにいた土虫にいきなり襲われたのだという。
危険な敵だったので、立ち向かうバランスを残してサデュースはチキタを頼りに来たが、
チキタもラーも眠っており、その周囲にもシールドのようなものがあるせいで何故か近づけなかったという。
代わりにクリップとオルグが来てくれたが、その時にはもうバランスは死にかけていた。
美白の薬も土虫も、誰かの陰険な罠ではないかとサデュースは言う。
クリップの中にチキタを探しなさい――そんな言葉を思い返しながら、クリップのもとに行くラー。
「サデュース達がな 少しだけど感謝してたぞお前のおかげで助かったって……」
すぐに「うそつき」と返された。続けてなにも言えず、ラーは落ち込む。
去っていこうとしたところ、クリップは引きとめ、百年たったらチキタをどうするのかと訊いた。
どうするべきだろうかと言うラーに「チキタは人間なのだからちゃんと喰ってやれ」とクリップは言う。
「オルグの事を思うと……たまらない 本当に…申し訳ない気持ちでいっぱいになる」
クリップは言う。7年前に人を大量にした時に、きっと自分は人ではなくなったのだろうと。
そもそも、ころからずっと人を喰ってきた自分は人間だったことなど無かったのではないかと。
「オルグが哀れだ 何年もの時間を俺なんかのために費やして 命まで落としかけて
 結局俺を喰うこともできない……あいつは本当に俺にあたって不幸だ…
 だけどチキタは俺とちがってまっとうな人間だ だから迷うならデラル 安心して百年を待て」

90 :
晩に眠るチキタの横で、ラーは泣いた。クリップが人間じゃないなんて悲しいと思えてだった。
(これが…クリップの中にチキタを捜すということなのかな?)
バランスは無事に全回復した。腕もくっついた。
だがしかし、服までは回復せず全裸状態なのでチキタに服を貸してくれとねだった。
第33話おわり
以上、5巻まで。
前に書いていた人は巻ごとにキャラプロフィールを整理していたようなので倣います。
*チキタ・グーグー
 人喰い妖にとって毒となるほどまずい人間。ラーに両親を喰われている。
  まずい人間は百年飼育したら美味くなるという伝承に従ったラーに飼われているが、段々ラーと仲良くなっている。
 『百年』の影響で不老状態になっている。妖退治などを生業とする「妖しい屋」をやっており、色々不思議なこともできる。
*ラー・ラムーデラル
 人喰い妖。チキタと『百年』をやっている。なんにでも変身できるが、おでこの印だけはどの姿でも固定されている。
 おでこの印はグーグー家の家紋なので、グーグー家の人間に造られた妖らしい。チキタに情がわき、食べられないと思い始める。
*クリップ
 人喰い人間。妖のオグルと『百年』をやっており、300年ぐらい生きているが不老なので少年の姿。
 食料のない土地に生まれて物心つくころから人肉を喰っていた。オルグが好きで、オルグに食われたいと思っている。
*オルグ
 黒いウサギのような姿をした人喰い妖。死に際の人間の心臓のあたりに流れる光を食べる。情がわいてクリップを喰いせない。
*バランス・シャンシャン
 妖しい屋一族のシャンシャン家の息子。チキタを慕っている。サデュースと懇意。
*サデュース・ザイセル
 妖しい屋一族のザイセル家の娘。クリップに家族をされ、オルグに家族を喰われ、二人を憎んでいる。言霊が使える。
*パイエ
 盗賊の頭領の娘。妖しい屋じゃないが不思議な力を使える。色々と性格が悪い。サデュースとの仲は険悪。
*ニッケル・シャンシャン
 バランスの異母姉(シャンシャン一族は子供がたくさんいる)。
 人喰いに襲われたチキタをかばって7年前に死亡している。チキタ以外でラーが初めて心を開いた相手。

91 :
未解決リストから。
重症をおった男行き倒れの男から謎のリモコンを受け取った老人。
リモコンは実は巨大ロボット(どう見ても鉄人28号のパロ)の操作機だった。
各国のスパイが鉄人をねらって戦いを繰り広げているらしい・・のだが、
とりあえず鉄人を家につれて帰った老人がそんな物騒な真実を知るよしもない。
夜間に響き渡る鉄人の動作音に、老人のイヤミな隣人が苦情の電話をかけてくる。
家に置いておくわけにはいかないし、かといってどこかにひきとってもらう術もない。
老人はかねてから隣人とのトラブルの元になっていた隣家の庭木を引っこ抜かせると、
鉄人に乗って海へ。庭木を海辺に植え替えさせた後、鉄人に平和な日本の都会に
お前の居場所はないと告げ、リモコンを海に投げ捨てる。リモコンを追って飛んでいった
鉄人も、海中に姿を消した。
世界各国が争奪戦を繰り広げていた新兵器、鉄人はあっさりとこの世から姿を消したのだった。


92 :
チキタ、鉄人乙です

93 :
細川智栄子さんの「伯爵令嬢」
どなたかお願い致します。

94 :
まとめwikiに1話だけある、遠藤浩輝の「EDEN」の続きを教えてください

95 :
「ご主人様に甘いりんごのお菓子」2巻に収録された、
「ご主人様の長い一日」と「続・ご主人様に甘いりんごのお菓子」をお願いします。
wikiにある1巻の内容と同じような感じで書いていただけたら嬉しいです。

96 :
TRIGUN MAXIMUM、まとめの続き(4巻以降)を予約します

97 :
ほしゅ

98 :
移転オワタ?

99 :
 アメコミの「フロム・ヘル」をお願いします

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