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2011年12月1期創作文芸20: あなたの文章真面目に酷評しますPart71 (666)
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あなたの文章真面目に酷評しますPart71
- 1 :11/08/30 〜 最終レス :11/12/03
- 1 名前: 名無し物書き@推敲中? [sage] 投稿日: 2010/09/11(土) 18:53:07
前スレ
あなたの文章真面目に酷評しますPart70
http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/bun/1284198787/l50
まとめwiki:ttp://www6.atwiki.jp/kata/
過去ログなどはこちら。
テンプレは>>2-4あたりです。投稿・批評する前に必ず読んでください。
文字数が多いスレは、1000に行く前に容量オーバーで落ちることがたまにあります。
ブラウザで表示したとき、書き込み欄の上の表示が480KBを超えたら投稿を控えて次スレを立ててください。
- 2 :
- ■投稿する人へ
・あなたが書いた文章を真面目に読み、感想・添削・批評を行ないます。基本的な投稿は
小説ですが、論説文やエッセイなどもOKです。掲示板にコピー&ペーストするのが一番
よいですが、自分のサイトの直アドレスやまたり文庫・アリの穴などの投稿サイトをさらすのもあり。
酷評スレまとめwiki(http://www6.atwiki.jp/kata/)でも投稿できます。
このような場合は、各サイトのトップページではなく、直接「作品の」アドレスを貼ってください。
・創作文芸板は最大改行32行、最大文字数は1024文字です。改行の少ない作品なら
1レスあたり原稿用紙2枚と少しくらい。3レス(原稿用紙7枚以上、もしくは100行以上)を
超える量の文章は、外部に晒してリンクを貼ったほうがいいでしょう。
※※ 時々いたずら目的で本人を騙ってHPアドレスを載せる輩がいます。
HP掲載の文章の批評を希望する人はそのページ、もしくは自BBSに<2ちゃんにて批評依頼中>
と入れてください。クリックして見られる『隠し』でもかまいません。 無い場合は高確率でスルーされます。
スレに直接貼る場合も、一言書いておいたほうがスルーされにくいです。
※※ また、いたずら目的で投稿者を騙って、レスをする輩もいます。
なるべく投稿者はハンドルにトリップをつけて投稿してください。使い捨てのハンドルで構いません。
・投稿する前に読みかえしましょう。痛い間違いは投稿後に修正できません。
・もしも文章を無視されてしまったら、もう一度批評をもらえるように頼んでみましょう。
目についたものから批評していくので、見落としもあります。
・辛辣なことを言われても落ち込みすぎないように。批評をした人とあなたの傾向の相性が
悪かったのかもしれません。でも、あなたの作品をそういうふうに受け取る人もいるという
ことを心にとめておいてください。
■批評する人へ
・批評への参加は自由です。
・当スレは投稿者を育てるのが目的なので、良い所と悪い所を具体的に挙げて、できるだけ
投稿者が納得する形で批評してあげてください。
- 3 :
- ※原稿入力時の約束事と諸注意
○段落の行頭は一字下げる
○……三点リーダーは基本的に2個で1セット。なお「・」(中黒)は使用不可
○読点は「、」 句点は「。」を使用
○セリフをくくるカギカッコの最初の 「 は行頭一字下げない
○「 」カギカッコ内最後の句点は省略する
○空改行は最小限に。改行すべてを1行あける等はやめましょう。
○投稿が複数レスにわたる場合は、1/2 2/2 などのように、全体レス数がわかるようにしましょう。
○投稿には「酷評お願いします」等、投稿であることがはっきりわかるように書き添えましょう。
本文だけを投稿しても雑談と間違われる場合もあります。
○荒らしはスルーしましょう。酷評のかたちをした荒らしには返レスは不要です。
○返レスがあまりに早すぎると、そのあとの酷評が貰いづらくなります。
返レスは24時間以上あけて、酷評が出揃ったところでするようにしましょう。
--------------------------------------------------
関連スレ
あなたの文章真面目に酷評します 別館 Part4
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/bun/1211479231/
議論になりそうになったらここへ誘導ヨロ。
あなたの文章真面目にリライトします。第二稿。
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/bun/1144223299/
【NO】あなたの文章親身になって批評します【酷評】
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/bun/1177413219/
- 4 :
- 【警告】
・出典を明記せずに引用した場合は著作権法違反となり、刑事罰に処せられます。
・自作でない文章を自作のものと偽った場合も同罪です。
・一部の語句の修正を行った場合も同罪です。この場合は無断改竄により更に悪質
であると判断され、刑が重くなります。
・2chへの匿名投稿でも、投稿者は特定されます。過去に多くの逮捕者が発生しています。
・このスレッドでプロの文章の抜き書きを自作と騙って載せても、すぐにばれます。
検索避けに語句を書き換えようものなら、その部分からあなたの無様さがあふれ出るで
しょう。ご注意下さい。
- 5 :
- わたしは口笛を吹きながら著作権違反をしている罪悪感にさいなまれ
るなんてことはもちろんなく、ある着想をした。
口笛にも五月蠅いかのヤツバラはなぜ
踊りには寛容なのだろうか?と。小説、出版物、ゲーム、歌、インストゥルメンタル、おもちゃ、映画、商標登録、意匠…キャラクター
表現物ならなんでも眼を光らせて居る香具師らが なぜか踊りには全面ノータッチ。あいつらは踊りが好きなのだろうか?
それとも嫌いだからなのだろうか。いずれにせよ
法の厳格を眞顔で言う割りに杜撰だなと。ザルだなと。法治主義者は人非人だなと。思ったのである。そしてわたしは
警らの巡査に捕まって著作権料500円を支払って帰途に就いた。
- 6 :
- このスレもすっかりWikiの管理人に乗っ取られたな
アフィ付けて金儲けする為の道具になってしまった
- 7 :
- まあ、wikiなんて実際誰も使ってないしな
>>1乙
- 8 :
- 酷評をお願いします。
「お久しぶりです。高校の同級だった小宮といいます」
「…篤太くん?お久しぶりね。悠月のことで御免なさいね」
一ノ瀬と悠月と三人で遊ぶことは多かったから悠月の母親とも顔見知りだった。やさしい雰囲気は変わらなかったが、例の事情もあって彼女は少しやつれていたようだった。
「上がって頂戴。悠月の部屋の場所覚えてる?あそこで少し待っててね」
悠月の部屋は数回入ったことはあったけど、今、書棚には会計士の母のものと思われる仕事用のファイルが並べられてあった。
それでも部屋の隅には悠月の机や、小物も置かれてあって悠月が使っていた跡は残っていた。
母は麦茶の入ったグラスを持って戻ってきた。
「良かったら悠月の使っていたものも見て行って。中学・高校のものも残っているから」
そんな風に言われると、悠月が死んだみたいに聞こえる。遺品となってしまったみたいに。
机の大きな引き出しの中には缶ケースが二つ並べて置かれてあって、その中には筆記具や布地のペンケースが入っていた。
片方は悠月が高校時代に使っていたものだ。もう片方のピンクやハートの入ったデザインは中学で使っていたものだろうか。
別の引き出しを開くと、趣味が合わなくなったような腕時計やアクセサリーが入っていた。残りの引き出しを開くと書き込まれた風の手帳が5,6冊残っていた。
母の方を一瞥すると
「見られて困るようなものではないですから」
と言われパラパラとめくった。日付が書き込まれ、日記のような感じだったけれど内容は悠月の思ったこと、当時の感情が書き連なっているわけではなく、その日起きた出来事を淡々とメモされただけだった。まるで備忘録のようだった。
始業式や、球技大会があったこと。期末試験の時限や、僕と一ノ瀬と遊びに行ったこと。悠月が後輩だかに告白されたことも何も無い日と同じ調子で書かれていた。
いわゆる普通の人だったら浮き足だってしまうようなことでさえ、そこにも感想や自分の思ったことは書かれていない。
この“日記”を読むと悠月が冷めた人間であるようにも思ってしまう。3人と遊んでいるとき羽目を外すこともあったけど、実はとても冷静な彼女の姿が浮かんでくるようだ。
- 9 :
- 「悠月が最後に家に帰ってきたときも、いつもと変わらない様子だったから…」
「最後に悠月を見たのはいつでしたか」
「大学の春休み以来でね。連絡もなかったから悠月、就職活動に忙しいものばっかりと思ってたの。
最近の大学生って、就職とても厳しいっていうでしょ。時たまちょっと休んでみたら。とかメール送っていたりしたんだけど。不通のメールが帰ってくるようになってね…」
「この日記を見たのもつい最近なんですか」
「ええ。私が思ってる普通の女の子だったら、こういう日記ももっといろんなこと綴ったりするんだろうけど…
これじゃ悠月が何を思っていたのかなんて全然わからないじゃない」
「僕も悠月がこんなに冷静に分析していたなんて思いもしませんでした」
「私、悠月がそんな一面を持っていたなんてって思うと、悠月のことちゃんと見てあげていたのかなと思ってしまって」
「そんなことはないと思います。僕はこれを見て悠月のことを不安に思うことは何もないと思います」
「ありがとう…一ノ瀬君も心配ないって言ってくれて…。本当に忙しい中ありがとうね」
一ノ瀬もつい最近に来ていたのだ。関心の無いふりをしていたけど心配かけるなと言ったのはこの日記を見たからだったのかもしれない。
「心配しないでください。悠月が元気にしてるかしっかり見てきますから」
帰り際そう言ったが、実際連絡の取れない状況もあって母は少し引きつった笑顔でうなずいた。
僕たちは悠月のことを知らなかっただけで、悠月は変わったわけではない。居なくなったことも、悠月がずっと考えていたことなんだ。
- 10 :
- 村上春樹ふうでうまいです。
- 11 :
- >>8
登場人物が解らん。
四行目までの登場人物を整理してみる。
・小宮(最初の台詞)
・悠月の関係者(二番目の台詞)
・一ノ瀬
・悠月
・一ノ瀬と悠月と三人で遊ぶことが多かった悠月の母親との顔見知り
・悠月の母親
・彼女
四行目までに出てくる登場人物は、なんと七人。
語り手を勘定に入れると、八人。
誰が誰と同一人物で、どの台詞が誰の台詞なのか、
説明がないまま読者を置き去りにして物語は進んでゆく。
君の作品をーと言わずして何をーと言えばいいのか。
会話の後で、ちょっとした仕草を描写するなどして人物の紹介や位置関係を説明する。
読み手のために、どうしてたったそれだけの工夫ができないのか、理解に苦しむ。
とにかく全てが駄目。
圧倒的に駄目。
人間として駄目。
- 12 :
- >>8
>>11までは行かないけど、人物相関図がビシッと頭の中に浮かんでこない
これでは小説とは呼べない
読者を混乱させるだけのメダパニである
- 13 :
- >>10,11,12
>>君の作品をーと言わずして何をーと言えばいいのか。
>>人物相関図がビシッと頭の中に浮かんでこない
ご意見ありがとうございます。
言われて初めて自分勝手に文章を進めていることに気がつき猛省しております....。
人称がばらばらでわかりづらいのですが,ここでの登場人物は4人です。(主人公,母親,悠月,一ノ瀬)
>>会話の後で、ちょっとした仕草を描写するなどして人物の紹介や位置関係を説明する。
基本事項ですね。わかりやすくする工夫を勉強しなおして来ます。
- 14 :
- 批評は批評家が思ったことをそのまま書いたまでだ。
だからそこにあるのは真実。
筆者は必ず批評に従え。
批評家が正義だ。
- 15 :
- >>14
黙れ寄生虫。
- 16 :
- 本当のこと言っちゃ駄目だお
- 17 :
- この程度で訳分かんなくなるのは日ごろの積み重ねが足りないんだろ。
普段の読書量が少ない奴が背伸びして他人の講評すると
こうなりますっていう悪い見本だな。
でも>>9は全然地の文がなくて
人物の表情とか仕草とかを読者の想像力に丸投げしてるね。
確かに書きたい部分だけ書いたって感じ。
>>8,9
結局誰がどんな風に読んでも手抜きが目に付く作品だね。
- 18 :
- いかんせん短い文なので小説として読むには無理がある。しかし結びに近い所で彼女がかわったのではなくて、そんな彼女に気付いていなかった、そして今気付いた、という所の視点の変化に作家に必要とされる読み手を引きつける心理描写の基本は既に備わっている。
- 19 :
- 悠月の部屋の描写が優れていて筆者の文学的教養が伺える。日記が忘備録のような、という、どこか謎めいた、なにか伏せんをにおわせていて読み手を引き込むすべを心得ているようだ。片手間のネット投稿とは違う本格的な創作活動が伺える。
- 20 :
- >>17,18,19
ご意見ありがとうございます。
>>全然地の文がなくて
人物の表情とか仕草とかを読者の想像力に丸投げしてるね。
>>いかんせん短い文なので小説として読むには無理がある
思うがままに勝手に書き進めた結果が手抜きになったかもしれません。
読んでもらうための努力が必要だと感じました。
非常に参考になります。
- 21 :
- ある着想;
2ちゃんをまたにかける名探偵が居た。彼は、まさかその事件が という数々の冤罪性を暴きたて、
犯人と思われていた無辜のひとびとを華麗に救い出し自由の身とし、眞犯人を次々と刑務所送りにした。
彼にあるとき助手を名乗り出た美少女がいた。ふたりはある人事件に取り組む。
しかしなぞを解析していくと、眞犯人は 果たしてその美少女であった。
なぜ? と探偵は尋ねる。 なぜかしら?なぜだと思う? と美少女は言う。
- 22 :
- 冷やかしじゃない、まともな作品募集中です。
- 23 :
- 晒してみます
ブルツィェフ・ザクレブ上等兵は激痛に身を躍らせた。
ついうっかり、泥だらけのグローブで“寝惚けまなこ”をこすってしまった。
慌てて脱ぎ捨て、涙と指先で目を洗い流す。
一息ついた。
眠気は完全に消えてしまった。
時計を見る。二辰ほどはまどろんだ勘定になるのか。
全然、寝足りないはずだが、身体はすっかり起きてしまった。
ゆるゆると視線を上向かせる。
灰を流したような空が、垂れ込めた雲が、曇天が、今日も鬱然と視界を遮る。
それでも夜は明けている。
ということは陽は出てはいるのだ。
此の世の何処かは知らねど。
ヘルメットを外し、銃床に被せ。
ゆっくりと頭上に差し出す。
反応は、無い。
素早くヘルメットを被り直し、それでもなお、慎重に身体を起こす。
狙撃は無いようだ。
「さすがに、そこまで商売熱心じゃぁないか」
- 24 :
- 独り、呟く。
襲撃は明け方まで続いた。なんとか撃退したのはつい、先ほどのことだ。
それでも第三波があるかもしれない。
奇襲、朝駆けにはちょうどいい頃合いだ。
座学で学んだ兵理では無い。
日々の暮らしで身に付いた常識に過ぎない。
辺りを見渡した。
吐息が漏れる。
目に付いたのは“案山子”だけだ。
陣地は完全に寝静まっている。
無理も無いか。
それでも。
銃声一つで我々戦闘機械は目覚めるだろう。
単に眠りこけているのではない。今はそれが可能だから、だ。
それにしても、これはさすがに無防備に過ぎる。
目覚めたのは幸いだ。おれが。
あ。
彼はその前に、目覚めのきっかけの生理的欲求を思い出した。
足早に休憩所へ急ぐ。
些細なようだがこうした規律、秩序の堅守はそれが仮初めであればこそ尚、重要だ。職場の衛生管理一つ出来ずに所構わず放尿しているようでは汚物にまみれたまま最終的には士気崩壊に至る。そんな軍隊が戦力になるワケがない。
ああ無論、戦闘中は大小垂れ流しになるが。“優雅な”鉄騎乗りででもなければ。
「鉄騎」乗りには貴族の出が多い、という。
御先祖はまんま馬に跨り、騎士として名誉を掛け、家卒の先頭に立ったそうだ。
そうした気風が、今も色濃く息付いている。
領主達が、師弟をそうして軍に預けるのだ。
軍もそこは心得たもので、そうした者は優先的に鉄騎科に配属される。
と、いうのは実は鉄騎という兵課にまつわる外野からの幻想に過ぎないのもまた事実ではある。幻想といってあまりに救いが無ければ浪漫、だろうか。
そういえば。と、ブルツは思い出す。
今朝方、救援に駆け付けてくれた鉄騎の隊長さんは。
「ほんとに、貴族みたいな人だったな」
- 25 :
- >>21
粗筋なのか煽り文なのか知らんけど人に見せる文章じゃないね。
メモ書きならチラシの裏にでも書いとけばいいよ。
アイデアは月並みすぎて批評のしようが無いね。書く奴の腕次第だよ。
- 26 :
- >>23,24
散文とも現代詩ともつかない中途半端な文章。
詩にしたいなら半分の分量に圧縮しないとだし
SSにするならこの文章の半分を書き直さないと読み物にならない。
小説として講評するけど、3番目の段落で鉄騎乗りが出てくるのは唐突に思える。
こいつの出現と前までの段落とは繋がりが見受けられない。特に伏線もないしね。
とりあえず鉄騎乗り出す直前に区切りつけた方がいいんじゃないかな。
具体的に言うと、小便行ってすっきりした所で一旦結んだら良いんじゃないかって事。
無理やり一章の中に思わせぶりなストーリー詰め込んでも読者がついてきてくれるとは限らないと思うよ。
- 27 :
- >>23-24
キャラの造形に失敗している。
ドジっ子設定なら、後に続く「ゆるゆると視線を上向かせる」「独り、呟く。」等の表現が台無しにしている。
シリアスなキャラ設定なら、"寝惚けまなこ"は似合わない。
もしかしたら、意図してそうゆうギャップを狙ってるのかも知れないが、
キャラクターだけでなく地の文までが軽快と重厚のどっち付かずになっている、
この状態では主人公のみならず作者までもが読者に見下されてしまう。
穴の開いた泥舟で大航海に出発するようなもんだ。
信用できない文体で書かれた君の作品は、誰もが冒頭で読むのをやめてしまうだろう。
さらに僕は君に訊きたい。
「泥のついたグローブで目をこする」「放尿する」
行動に重ねてキャラクターの魅力や世界観を紹介する手法は有りだとしても、
冒頭のこの2つの行動は、これがどうしても必要なんだと、
吟味して吟味して選んだお客様読者様にお届けすべき君にとっての極上エピソードなのか?
君が読者に望んだのが「時間を無駄にした」感だったとしたならば、
てめえのその試みは疑いようもなく成功している。成功しているぞ。
- 28 :
- うんざりする様な準備砲撃が終わり、陣地は敵兵の挙げる喚声に包み込まれた。
それだけで、もう陥落してしまったのではないかと、新兵の頃は恐怖に震えたものだ。
今では何も感じない。砲撃の凶的な轟音に比べれば、何というか、
人の温もりを感じさせるその音楽は耳に心地よくすらある。
小隊射撃準備。
軍曹の声が砲撃より烈しく陣地を切り裂く。その手が掲げられる。
一昨日より近くないか。ふと、ブルツは思う。
まだか。まだか。手が、振られる。
撃つ。
初弾から命中した。敵兵が跳ねる。その顔がもう見分けられる距離。
ブルツは頭を狙う。頭なら一発で止まる。
俺より、若いな。事実としてブルツはそれを確認する。
意味は考えない。考える意味は無い。時間も。
次の兵は親父くらいの歳、だった。親父か。休暇で実家に帰った時の事だ。
乗り合いを降りて川の土手を歩きながら下り、林を抜け。荷物を取り落とした。
故郷の我が家があるべきだった場所は焼け落ち、黒焦げの野原に変わっていた。
眼を移すと中央から疎開して来たのか、見慣れない構造物がある。
何かの、軍需工場のようだった。それを狙った爆撃が逸れたのか。
工場は幾重もの対空陣に囲まれ、傷一つ見えない。
工場の門衛に掛け合ったが要領を得なかった。工場が移転して来たとき、
既に辺りは無人だったそうだ。家族の生死は判らない。恐らくその通知を受けたのだろうが、彼の元には届いていない。
今では不達の郵便など珍しいものではないし。
それ以来、休暇を貰えても行く宛てもなく、隊舎でごろごろするようになった。最近はそれすらもない。
撃つ、撃つ、撃つ。マグチェンジ。撃つ、撃つ、撃つ。撃つ度に死体を作っている。
人生を奪っている。しんどいなあ。す側だって、しんどいさ。なあ。撃つ。
衝撃で、体が吹き飛んだ。数寸の意識の断絶のあと、頭を振りながら立ち上がる。
迂闊な動作。再び衝撃。これは銃撃だった。
頭部に殴り倒すような力を受け、地に転がる。
今度は慎重に辺りを見渡す。
ブルツは塹壕から放り出され、地べたに転がっていた。
遮蔽物など欠片もない丘の斜面だ。
- 29 :
- 体の近くを銃撃が縫う。
ブルツは慌てて近くの壕目掛け這い進む。ここまで真剣に匍匐前進をしたのは久し振りだった。
何とかあちこち掠り傷でそこに転げ込む。ようやく見回す余地が出来た。
自分がさっきまでいた壕は、跡形も無かった。
そこは着弾により弾痕に変わっていた。そして改めて壕内を見る。
半数近くが、いやそれ以上が無力化されている。
頭を抱えて震えている者もいる。こんな奴はとうに死んでると思ったが、生きてるのも居るのか。
眺めて気付いた。死体の多くは酷く切り刻まれている。
首が無いもの、手足がちぎれているもの。
機銃座の重機も醜くねじれて転がり、その周辺には機銃手の肉片が散乱している。
ここも直撃に近い被害を受けたのか。
ブルツは足下に転がっていた軽機を手にし、泣き喚いている兵を蹴り飛ばす。
フルオートで撃ち尽くした。
弾をバラ撒くばかりで命中率は良くないなと思う。
10人、撃てたかどうか。やはり小銃だ。
これも近くの死体が抱えていたのをむしり取り。
撃つ。
「死にたくなければ、撃て」
声を荒げるでなく、叫ぶでなし。
事実として、ブルツは告げた。
兵の何人かが正気を取り戻し、銃撃に復帰する。
予備の銃が据えられ、銃座も射撃を再開している。
先の兵も、泣きながら撃っている。
撃ち終わりにブルツはそれらを眺め。
眺めながらその光景が眼に入った。
救援か。鉄騎が来てくれた。
1,2,3両、いや。不味い。ブルツは唇を噛む。
敵兵がそれに群がりつつある。
鉄騎は堅い装甲に強大な火力を持つがそれは鉄騎戦での話で、歩兵の近接突撃には思いの外、脆い。
あれを排除しないと、折角の救援が。
- 30 :
- おい。とブルツは機銃座に向け叫ぼうとした。
舌打ちをする。機銃手は重機に突っ伏し、動いていない。
周りの兵は気付いていないか、気付こうとしない。
当たり前だ。誰が壕から出たいものか。
くそ。ブルツは何かを毒付き。
小銃を肩に掛け、さっき捨てた軽機を今一度手に取る。
そして、泣き止んだ兵をまた蹴った。「俺に続け。でなければ今撃つ」
背を向けつつ。「撃ちたければ撃て。だがお前も死ぬ」
構わず、腰を屈め、走る。そうしなければ、この陣は落ちる。
理屈では無かった。この2年、撤退戦で身に刻まれた経験がそれを語っている。
敵兵達は、鉄騎という脅威に釘付けで、背後への警戒は疎かだった。
それが付け目だった。ブルツは指揮官らしき者をまず狙撃した。更に制圧射撃を加える。
指揮官の喪失に加え背後からの急襲に、敵は完全に浮き足立った。そこへ更に、鉄騎側からの制圧射撃が加えられる。
ブルツからの銃火で、自分達の危地に気付いたようだった。
前後から挟撃され、敵兵は壊滅した。生き延びた者は逃げ散って行く。
ブルツもさすがにそれは無視し、砲塔上部から身を乗り出し騎載機銃で射撃していた指揮官らしき男に声を掛ける。
「救援、感謝します」男は彼を見た。鋭いが同時に、不思議な温もりを含んだ眼が彼に向けられる。
「貴官は」ブルツは敬礼しつつ。「ブルツィェフ・ザクレブ上等兵であります」
男は柔らかく答礼した。「シュナイツァー・フェム・ルベウス上衛士だ」
そこで、男は僅かな苦笑を漏らした。「救援に来たところがさっそく、助けられてしまったな。こちらへ、上等兵君」
応じ、ブルツは鉄騎の上に這い上る。「状況は」「ご覧の通りです」「敵、鉄騎の姿は」
「自分は見ていません」ふむ。と男は首を傾げた。
「良く判った、有り難う。……少し揺れるが、今少しつきあって貰えるかな」
「自分は、“酔い”ませんので、大丈夫です」
ブルツが生真面目に応えると、男は微笑んだ。
「結構。では鉄騎の乗り心地を愉しんでくれ」
その目がす、と細くなる。
「機関出力最大」
鉄騎の動力源である魔導機関がその低く重い唸りを増し、騎体が更に浮き上がる。
「小隊前進、全速」
- 31 :
- 魔導機関の発する振動に鉄騎は僅かに身体を震わせながら、しかし滑る様に突撃する。
その騎上からブルツは射撃を続けた。
鉄騎3騎の増援が戦場に与えた効果は絶大だった。
騎外にブルツという眼を得た鉄騎は今や無敵だった。
3騎の鉄騎は陣の周囲を周回するように機動し、縦横に射撃を加え、挽き潰し、蹴散らした。その動きを留めるものは無かった。
陣地司令所が敵の動きから割り出した敵攻撃指揮官の指揮所まで鉄騎小隊が進出するに及び、遂に敵は退却していった。
鉄騎の砲撃を浴び潰走する敵部隊を眺めながら、男は告げた。
「これで次は、奴らも鉄騎を持ち出して来る。すまんが覚悟してくれ」
「それは」
さすがにブルツも不安を覚え、言葉に詰まると。
「もちろん、私たちも来る。何度でもね」
そう、約束してくれた。
というシチュエーションから昨夜の鉄騎と体長さんのことをブルツ君は回想していたのですがすみませんでした・・・
「泥のついたグローブで目をこする」「放尿する」< この反射・生理行動が無ければ彼はまだ寝ていたか夜尿していたのですすみません・・・
- 32 :
- >>28-31
設定がまるで伝わってこないので文章だけ批評するが、微妙
一から間違えてるタイプの微妙
他人が読んで分かりやすいように書け、次に他人の関心を惹けるように書け、細かい技巧はその後だ
- 33 :
- 見るからにおたくの集団が円山町を闊歩していた。チェック柄のネルシャツ ロン毛はアウトにメガネはインにしている。
スーツネクタイのリーマンがJKとにしけこもうとしているのを彼らは目撃した。彼らの一人が叫んだ。
「おい!!おれたちがロリコンなのかそいつがロリコンなのかどっちだ!!」
驚いたことにJKは稲妻に打たれたようにまじまじとリーマンを見つめなおし、脱兎のごとく逃げ出した。
- 34 :
- 冷やかしとか癪ならべたてんな畜生が
要は世界に爪を立てろってことだる。
- 35 :
- 感想が欲しくて投稿しました。かなり薄っぺらいところがありますがあしからず。
あと、腐女子表現注意。
- 36 :
- 題名 鎧
その姫には色がなかった。漆黒に近い闇の中、わずかな月の光に身を浮き立たせていた。
青白く染まった顔を見ると、顔半分を隠す包帯からあふれんばかりの、無数の傷が目についた。
一つ一つの傷は小さく、そして深く顔に刻み込まれているように見えた。
剣士は目の前の姫を見て慄いた。同時に、幽霊のような姫の姿に何故だか安らぎを覚えた。
それは休息に訪れた森の果てで人間に出会ったことへの驚きを打ち消した。姫の髪は闇よりも黒かった。
「お逃げにならないんですか」
- 37 :
- こういうのが腐女子表現っていうのか
分かるような分からないような
- 38 :
- まだ、その表現のところまで書いていません。
続きを書きますね。
姫の口はまるで動いたように見えなかった。
「何故だ」
「私に出会った人間は大抵そうしましたわ」
包帯に隠れていない片目を瞑って姫は微笑む。傷も歪む。
「しかもこんな暗い森のなかで」
ぼろ布の着物が衣擦れの音をたてる。
「なんてことはない。私にはここにいて休む義務があるのだ。
そこらの雑魚と同じように、未知との遭遇への驚きのあまり逃げ出すなどということはしない」
「随分と強気なことをおっしゃいますのね」
- 39 :
- 姫の手が剣士の胸に触れた。思わず剣士は身震いする。
「ほら、こんなに震えて」
姫の体からは土の匂いがする。
「どんな義務かは知りませんが、今すぐ引き返したほうがよくなくって」
「そんなわけにはいかない」
剣士は自らの鋼の鎧が、胸元から麻糸で編んだものへ戻っていくのを目で追っていた。
「私はここで休み体力を回復させた後、城へ行って殿を打ち倒す必要があるのだ」
「こんな弱い剣であの魔王を倒せると思っているのですか」
彼の剣は鞘から引き抜かれ、彼の目前に突きつけられた。
これまで幾千の敵を斬り裂き血を浴びた彼の愛刀は、途端に鈍く光るなまくら刀にしか見えなくなった。
- 40 :
- >>28-31
>>36
お前もお前も筆圧が高過ぎ。
全ての文に猛烈な力を込めているから、読み辛い事この上ない。
料理に喩えるなら、お前らの文章は塩や砂糖の塊。
味を感じさせるためには、味のない部分ってのが必要なんだ。
音楽に喩えるなら、お前らの文章は爆発音。
1つの塊で爆音で、メロディもリズムも存在しない。リリックさえない。
習字に喩えるなら、半紙から筆を離さないで書いた文字。
誰にも文字だと判別できない、ゴチャゴチャした線の固まりだ。
お前らは、お互いがお互いの文章を批判し合ってみろ。
他人の目で見たら、欠点がよく見えるんじゃあないか?
お前らの文章の欠点は同じ性質、同じ種類のものだ。
「失礼な男ね!」「生意気な女だな!」とか言い合いながら、
二人でいろんなドラマを作って最終的に結婚しろ。
- 41 :
- 卵焼きの文章が想像以上に薄っぺらくてワロタ
- 42 :
- >40 ありがとうございます。
>41 ごめんなさい。一応続き書きますが、始終この薄っぺらい感じです。
この後展開が腐女子になるんで、苦手なら読まないほうがいいですよ?
- 43 :
- >>32
百年早かったみたいですみません
>>40
自分では淡白だと思ってて力瘤入れてたので意想外でした有難うございますすみません
- 44 :
- 卵焼きの文章にはリアリティーが感じられない。夢物語が延々続いてシンドイ。字面ばかりを気にして、変わった表現や個性や雰囲気を追いすぎて意味不明。
- 45 :
- 続き、こっちに載ってます。できれば感想ください。
http://slib.net/2309
- 46 :
- 良いサイト教えたげる
作家でごはんってサイトに投稿しなさいな
そこなら初心者にも優しいわよ
- 47 :
- なんだよ、マルチか!真面目に感想書いて損した!
- 48 :
- >46 今もあったんですね、そのサイト! ありがとうございます、調べてみます。
>44 リアリティーを書くのは確かにちょっと苦手です。
いくらグロい場面を書いても、ギリギリのところで夢になってしまいます。
- 49 :
- >47 マルチってどういうことですか?
- 50 :
- >>43
淡泊だよ。淡泊に過ぎる。
> 陣地は敵兵の挙げる喚声に包み込まれた。
書いてみただけで描いてない。
「どのように喚声に包み込まれてるのか」「どのような喚声に包み込まれてるのか」
その手の描写というものが存在しないから、読者は喚声に包み込まれない。
「俺ターザン、お前臭い」のような、
ターザンが話してるような形容詞がない言葉のぶつ切りで物語は淡々と進行していく。
> その姫には色がなかった。
そう思ってるのは作者だけで、色がない姫ってものを読者は全く実感できない。
どうしてその姫に対して色がないと感じるのか、描写が存在しないからだ。
色がない姫が見えているのは作者一人だけで、
読者には頭のおかしい人(=作者)がブツブツつぶやいている情景しか印象に残らない。
ひとつ事象若しくは事物を提示したら、読者が「その通り作者の仰るとおり」って感じるまで、
描写して描写して描写するのが小説の作法だろうが。
お前らは二人とも、薄っぺらさと筆圧の高さを読者がついて行けないレベルで両立させている。
どんな才能の持ち主なんだよ。
- 51 :
- 卵焼きは、グロい描写=リアリティーだと思ってんの?マジ意味不明。
日本語は間違ってるし、描写が薄い割には余計なものが多いし。
近頃よくみるタイプで、もうお腹いっぱい。
ただ突っ立って話するにしても、まだ書きようがあるだろうに。
- 52 :
- 初カキコ・・・ども
俺みたいな高2でグロ見てる腐れ野郎、他に、いますかっていねーか、はは
今日のクラスの会話
あの流行りの曲かっこいい とか あの服ほしい とか
ま、それが普通ですわな
かたや俺は電子の砂漠で死体を見て、呟くんすわ
it’a true wolrd.狂ってる?それ、誉め言葉ね。
好きな音楽 eminem
尊敬する人間 アドルフ・ヒトラー(虐行為はNO)
なんつってる間に3時っすよ(笑) あ〜あ、義務教育の辛いとこね、これ
- 53 :
- 卵焼き最後まで読んだ。彼女にかどわかされたとか、
声出してワロタ。魔王が殿とか、姫が女神とかカオスww
牢の縞模様からズレないよう必死に体勢作る芸術家はもっとワロタ。
カメラだの飛行船だの近代的みたいだし、ワケワカメ。
小説というより作文、むしろ、それっぽい表現を並べただけの単語帳。
薄っぺらいどころじゃねえ。
すごい才能をリアルタイムで見たことに戦慄する。
マジレスすると、まずは本読め。いい本たくさん読め。
- 54 :
- 酷評してる人の指摘が的確で感心した。
↑のレスにもあるが、いい本を読むのは大事。
- 55 :
- >50 >53
最後まで読んでくれたのが嬉しいです。いい本って言っても私基準でいういい本でいいのでしょうか?
>50 書き出しはほとんど奇をてらった結果です。黒と白しかない姫、というのをもっと書き込んだ方がいいんですね。
>53 世界観は仰るとおりぐちゃぐちゃだと思います。一応続編書いたのですが、それもそんな感じです。
>51 グロ=リアリティーではないです。自分が感じたことない痛みだから、嘘らしくなっているのが不安という意味です。
初めから書くなって話ですが。
- 56 :
- 短く完結したものを書いてみるのも訓練になろう。
- 57 :
- >56 日記とか書けるだけ書いて鍛えてみます。助言ありがとうございました。
- 58 :
- ワイスレ杯、まだ間に合うよ。
- 59 :
- 親切な対応ありがとうございます。さっき書き込んでみました。
ましになっていたらいいんですけど……。
- 60 :
- しかし卵焼きは下手すぎる
読書量が圧倒的に足りてないんだろうな
- 61 :
- 読書量もだけど、日常会話が成り立っているのか真剣に心配するレベルw
- 62 :
- >>55で蛇足としてきっちり説明できてる。
作品が訳の分からないものになってるのは、その説明を作中に入れてないから、
それだけの理由。
「南極で叫ぶ白熊が色のない姫を崇拝し、夜は闇よりも黒く騒めき…」
「で、何が言いたいんだ?」
「腹減った」
「じゃあ、そう言えよ!」
色のない姫って文をモノトーンの意で使用してるなら、
黒と白しかない姫って説明文をどこかに入れてやればいいんだよ。
普通、一般人にとっては白色も黒色も色の仲間なんだからよ。
- 63 :
- >>62
わかりやすい助言ありがとうございます。確かに日常会話でも、結局お前は何が言いたいの?と言われることが多いのですごく納得しました。
説明していないところは想像力で補えると勝手に思い込んでいたのですが、本当に意味腐なことになってたんですね。
参考になりました。
- 64 :
- やっぱり日常会話に困ってたwww
もう出てきたって釣り認定されるレベルの変人だからさ、
おとなしく絵本から始めて読書しなよ。
「白い目される」(@ワイスレ)とか「読まなくていいですよ?」とか、
ちょっとしたレスにも感性のなさ、読解力のなさが表れてるんだよ。
でもって想像力で補えとかどんな無理ゲーw
- 65 :
- 作家でごはんに投稿してるんだな
やっぱり叩かれてるけど
根本的な日本語能力が低すぎるんだよ
- 66 :
- 作家でごはんの続編は最後まで読めませんでした。
日本語としてどうこうではなく、たぶん宇宙人。
- 67 :
- 俺たちが山の稜線に立ったところで、とある組織の刺客が襲い掛かってきた。
どうやら抜けようとしたのがバレたらしい。
魔改造型G28車椅子のエンジンを吹かし、ハマーが刺客を迎え撃つ。
シャキーーーーーーーン
鋭い音を響かせて、タイヤの横の刃が敵をバラバラに切り裂いた。
「死にたくなかったら逃げな」
ハマーがニヤリと笑った。
それを横目で眺めながら雑魚共を捌いて1箇所に集める。
後は眼帯をずらして炎眼(レッドアイ)を向ければ、たちまちのうちに炎に包まれて調理完了というわけだ。
「終わったか」
見ての通りハマーも俺もどちらも異能力者で、組織は異能力者を集めて、テロ、暗何でもござれというヤバい集団だった。
いい加減いやになったわけだが、当然逃げ出す者は死あるのみという事になる。
さて、どこまで逃げ切れるものか。
「行くあてはあるのか?」
「家族を探す」
ハマーの問いに答えた。
「なら、ここでお別れだな」
「そうだな」
ハマーは車椅子をゆっくりと滑らせて去っていった。
生きていればまた会うこともあるだろう。
- 68 :
- ○投稿には「酷評お願いします」等、投稿であることがはっきりわかるように書き添えましょう。
本文だけを投稿しても雑談と間違われる場合もあります。
まじで冷やかしと区別がつかないからさ
- 69 :
- >>67
「酷評お願いします」
ワイスレに出したのを書き直しました
- 70 :
- 突然なんだ?ワイスレ杯乙だけど、卵焼きより断然読めるよ。
>>67や卵焼きを読んでて気づいたんだけど、こういう超自己満足な
オナヌー小説って、主語述語の重要な部分がはしょられてるのな。
>鋭い音を響かせて、タイヤの横の刃が敵をバラバラに切り裂いた
俺の?ハマーの?誰のタイヤが敵に向かったの?って主語がない。
わかるんだけど、読者に努力を強いすぎだ。
>雑魚共を捌いて1箇所に集める
一箇所に集められたのは捌かれた雑魚のことか、逃がしたい自分の仲間のことか。
もちろん、これもわかるんだけど、だったら
雑魚共を捌いて"それを"1箇所に集める
とか、読者を惑わせない表現はあると思う。そもそも、これも誰が雑魚捌いたか
主語がない。わざと戸惑わせてるんじゃなく、純粋に能力が欠如してると思うんだ。
出だしの山の稜線がすでに頭痛が痛くて危険が危ないけども。
最も伝えたい、伝えなければけいないところで自分の想像力が
突っ走って、結果、読者に過剰な補完を要求するんだろうな。
会話とオノマトペだけでは小説にならん。
繰り返し読むことで発見があり深みが出る小説と、
繰り返し読まないと意味が理解できない小説は異なるものだと思う。
- 71 :
- >>67
> 鋭い音を響かせて、タイヤの横の刃が敵をバラバラに切り裂いた。
ここに主語はいらんが、
> それを横目で眺めながら雑魚共を捌いて1箇所に集める。
ここには主語が必要だな。
場面が変わっている、つまりハマーの場面から俺の場面に変わった事を、
はっきりと主語を使って読者に明示してやらないといけないからだ。
登場人物を整理すると、ハマーを「横目で眺め」てるのは「俺」以外に「組織の刺客」もいて、
読み進めないとどちらなのか解らないのは大きな減点対象になる。
段落って意識してるか?
漫画のコマ割りみたいな意味で、場面転換って言い換えてもいい。
ちなみに>>70は間違っている。場面が変わらないなら、いちいち主語を明示する必要はない。
台詞に関しても、陳腐さはともかく無駄な台詞が多すぎるな。
「終わったか」「そうだな」
この2つは省略して、描写で表現してやった方が情感が残る。
「読者さん、戦闘は終わりました!」と、
主人公がいちいち台詞で報告するのは、文芸でも何でもないってこった。
- 72 :
- 酷評お願いします
家族会議
松雄がリストラにあったのは、今から5年前、家族でのドライブ中に交通事故に遭い、それが甚大な後遺症を残したと判断されたからだ。それ以来、定職に就くことはなく、貯金を切り崩して生活していた。
家族仲に違和感を覚えだしたのもそれからだろうか。今も、家族会議をするといってリビングに全員を集めたものの、清美は眠そうな眼であくびをしているし、幼い太郎と玉子は床で無邪気にじゃれ合っている。
「みんなをここに集めたのは、重要かつ緊急の問題が浮上しているからだ」
松雄は、反応が無いことを知りつつも議題を切り出した。
「実を言うと、我が家の貯蓄はとうに底をついている」
通常、かなりショッキングな話のはずだが、子供たちはともかく、清美すら退屈そうなまなこを松雄に向ける。
「この屋敷を売ろうかとも考えている」
松雄の祖父の代から受け継がれてきた屋敷だが、松雄に就労意思が無く、清美も仕事の出来る体で無い以上、生きながられるにはやむを得ないことだ、と松雄は考えていた。この対応がその場凌ぎでしかなく、いずれ同じ状況に陥ることは誰の目にも分かりきったことであった。
相変わらず、家族からの反響は無い。清美はしきりに顔を掻いている。
「郊外の安いアパートなら、売った金でもしばらくは生活できるだろう」
太郎は退屈して、部屋を飛び出してしまった。
「俺一人で決められる問題ではないので、みんなの意見が聞きたいのだが」
カーペットの上で清美は寝てしまっていた。
「どうしてもこの家を去りたくないという者がいれば、他に方法を考えないでもない」
玉子は沈黙し、松雄の顔をじっと見つめる。その瞳の奥に思考が働いていないような気がして、松雄は鳥肌が立った。
どうしてこんなことになってしまったのだろう。あの事故の前までは、家族仲は良く、子供たちも利口で、妻はいつでも冷静な意見を述べてくれていたはずなのに。
松雄は軽くため息をつき、タバコに火をつけた。
炎上した屋敷からは、一人の男と、3匹の猫の焼死体が発見された。
- 73 :
- >>72
文章について、特に目立った瑕疵はない。
故に、ネタの見せ方についての評価になる。
まず、構成。
ツカミというものが存在しない。
時系列に沿って出来事を並べて落ちをくっつけただけ、
とても構成の体を成していない。
次に感情移入。
猫を家族とミスリーディングさせただけの糞つまらんネタを面白く読ませるためには、
主人公に対して共感させなくてはならない。
自分の事であるように共感させれば、どんなネタであっても読者は食いついてくる。
具体的に言えば、リストラされてにっちもさっちも行かなくなった主人公の、
苦悩を懊悩を描けばいいだけの話なのに作者はただの一行もそれを描写していない。
徹頭徹尾他人事であり、したがって共感は生まれず、
「それがどうした?」以上の感想を読者は持ちようがない。
作者は誰のために何を目的として文章を書いているのか?
胸を刺すような苦しみも、猫に関する人に話せるような豆知識も、見た事がないような表現すらも存在しない。
君の文章を読む事は時間の無駄だ。
創作文芸板最底辺の作品であり、読者を楽しませる努力を放棄している点で卵焼きにさえ劣る。
- 74 :
- 手塚マンガ(たぶんブラックジャック)の話そっくり。
- 75 :
- 空が、重い。
JR東海道本線快速を住吉駅で降りた明松陽一郎は空を見て、ため息をついた。
濃い灰色の雲は厚みを増し、雪を孕んで陽一郎の頭上に垂れ込めていた。
冬は寒いから嫌いだ。
子どもじみたことを今さら胸のうちで繰り返して、陽一郎はとにかく目的地へ
向かおうと足を速めた。
大阪を出るときすでに空は不穏な暗さを見せていたが、ほんの20分、
神戸で列車を降りるとそれはもう不穏どころでなく確信となり、
目的地を前にちらりと雪が舞い降りるのを認めた陽一郎は、立ち止まった。
天気予報の気温は2度。目に入る通行人のほぼすべてが、
いかにも凍えるように背を丸め気味にし、コートのポケットに手を突っ込み、
マフラーに顎を埋めている。
吐く息の白さが、寒さを増大させるようで憎しみすら湧く。
自分の吐いた息の行方を見送って、陽一郎はまたため息をついた。
陽一郎が寒さを苦手とするのは幼少の頃から変わらない。雪が珍しい大阪の
生まれ育ちだが、たまの雪の中を駆け回るということもほとんどしたことがない。
風邪を引きやすいとか腹を壊すとか、そんなことは一切なく、ただひたすら、
寒さが苦手でならなかった。手や頬がかじかむあの感じが、たまらない寂しさを
呼び起こすようだ、という理由は学生の頃にやや感傷的になって思いついた
後付けに他ならない。
ひとくち、ウイスキーを。
ネガティブなおっさんがポジティブな女性に出遭って変わっていく話の導入部です。
酷評お願いします。
- 76 :
- 握手会当日…
ようやく玲奈と話せる。
胸に秘めていたこの想い
今こそ打ち明けるべきだと思った。
俺「玲奈ちゃんってしたことあるの?」
玲奈「はい?」
俺「だから、したことある?」
玲奈「・・・・」
玲奈は黙って手を挙げた。
そうか、言葉にするのが恥ずかしいから手でYESと答えたんだ。
その姿に俺は感動した。
身振り手振りで一生懸命俺に伝えようとしてくれているのだと。
その瞬間、俺はスタッフに連行された。
- 77 :
- >>75
客観的背景と心象の吐露が整理できてない。
ひとつ風景を描写して、「嫌いだ」の「憎しみが湧く」だの、
すぐにいちいち主人公の感想を挟むから読み辛い事この上ない。
だらだらと文章は続き、段落というものが存在しないから読書のリズムが生まれない。
分析すると風景→感想→風景→感想→風景→感想→風景の七場面に分かれるが、
このぐらい短い文なら風景→感想、多くても風景→感想→風景の、
三場面ぐらいに整理しないといけない。
景色を見せたいのか、主人公の内面を見せたいのか、
カメラワークを意識しろ。
君の作品の導入部は創作文芸板最底辺の駄文であり、卵焼きに劣る。
- 78 :
- >>77
指摘ありがとうござます。
打倒卵焼き目指して頑張ります。
- 79 :
- >>75
何が言いたいのか分からないままに、鬱な描写をだらだら読まされるのがつらい。
ただ寒いから鬱になっているのか、元来そういう性格なのか、
それとも目的地に原因があるのか、描写だけでは分からない。
導入部のはずなのにつかみが一切無く、何度読んでも内容が頭に入ってこない。
沢山情報はあるのに、今彼が居る場所が想像できない。
5W1Hを意識して、カメラワークを整理して欲しい。
段落もおかしい。本来続くべきところに改行が入っていて、余計難解な文になっている。
散らかりすぎ。
- 80 :
- >>76に天賦の才能を感じた
- 81 :
- 酷評お願いします。
ぼくは、ぶぎぁあさんが好きです 理由は、顔もみれない声も聞けない、 誰の誰だかわからない。 だからぼくは想像という映写機で空想というスクリーンに映し出しだしました。 友近が、いたんです。
- 82 :
- 友近がぼくにささやきます「わたしも、あなたが 好きよ、理由は、顔もみれない 声も聞けない 誰なのか、わからないあなただから」
- 83 :
- ぼくは、友近が差し出したふくよかな白い腕を手繰り寄せて、もう一方の手を彼女の腰にあて抱きしめるように体を合わせてから恋は檻の無い牢獄であることに気付いたのです。「私たちは囚人なの。いまさら知ったの」
- 84 :
- 「ぼくはもうずっと昔から頭痛持ちで…村の駐在さんの話しによれば、ぼくが生まれた、そのときから頭痛持ちで、だから日常会話に不十して、日記をつけようと思ったんです」
- 85 :
- 「それで、今その日記は何処にあるの」彼女の、質問をするときの表情が険しくて、ぼくは一瞬答えるのをためらってしまいました。
- 86 :
- 「ぷぎゃあ、ぷぎゃあ」「何それ、言葉になってないわ、答えになってない」だからぼくは日常会話が不自由なんだって、伝えたかったのですが、もうあとの祭りです。
- 87 :
- 彼女はいつの間にか口元からこぼれ落ちる微笑みだけを残して風に吹かれる流砂へ姿を変えて消え去りました。残され彼女の微笑みはクロームなめしの山羊革のようにぼくの全身を包んでくれるので、すこし満足です。
- 88 :
- >>84
こういうセンスってなかなか懐古的で懐かしい感じじゃん。昔の作家ってこういう私的事情の語りで
枚数稼ぐよね。本筋とはさして関係ねーの。
- 89 :
- >>88
懐古的で懐かしい
- 90 :
- >>75
主人公はひたすら「寒さが嫌いだ」と繰り返してるだけで、
全く寒さが嫌いな人には見えない。
おそらく作者は「寒さが嫌いな人」ではない人で、
「寒さが嫌いな人」がどういう振る舞いをするのか認識せず想像すら出来ず、
それゆえ「嫌いだ」の繰り返しでしか「寒さが嫌いな人」を表現できない。
想像力がないなら、何故ググらないのか?
「寒さが嫌い」でヒットする100万を超えるブログの幾つかを読めばいいだけなのに、
どうして取材する事を怠けるのか?
実際に寒さが嫌いな読者に「あるある!」って言わせるレベルまで、
寒さが嫌いじゃない読者が「寒さが嫌いな人はこう感じるんだ!」って発見できるレベルまで、
キャラを掘り下げる。
そこまでして、初めて作品に読む価値が出てくる。
「生理的に嫌い!」が許されるのは小池里奈だけであり、物書きなら「生理的に嫌い」の状態でさえ
「あるある!」レベルまで表現する読者への義務があると知れ。
- 91 :
- ひとくち、ウイスキーをw
空が重いw
- 92 :
- 寒いレスを見た
- 93 :
- >>81-87
センスを感じます。
誤字や脈絡のなさに、わざとらしさがぷんぷん漂ってて、すごく評価しにくい。
>>88の言う懐かしさってのも分かる。
原文があって、改悪したみたいな印象です。
- 94 :
- >75です。
酷評ありがとうございます。
試しに「寒さが嫌い」でぐぐってみて驚きました、自分の手抜き加減に。
レスすべて参考に精進します。
- 95 :
- >空が、重い。>明松陽一郎は空を見て>大阪を出るときすでに空は不穏な暗さを見せていたが
→空という単語が続き文章がやぼったく感じられてしまいます。
>吐く息の白さが、寒さを増大させるようで憎しみすら湧く。
憎しみに至るまでの経緯がなく、説得力に欠ける文章となってしまっています。
>自分の吐いた息の行方を見送って
息の行方を忌々しげに見送って、とかいう表現のほうが冬嫌いの人らしくなります。
次の>陽一郎が寒さを苦手とするのは幼少の頃から変わらない。に繋がり易くなります。
- 96 :
- 主人公が冬と寒さを嫌う様が丁寧に描写される一方、
その意味も理由も無いような。
作者はその主人公の人物造詣を以て何を目的としたのか判らない。
>ネガティブなおっさんがポジティブな女性に出遭って変わっていく話
とあるが、嫌いというのは嗜好であって、
そこからネガな性癖は読み取れない。
- 97 :
- 先ず始めに、深呼吸をしましょう。気持ちは落ち着きましたか?
次に目を瞑り、想像して下さい。貴方は自宅の玄関前に居ます。誰もいない自宅に帰宅したと仮定して、扉を開け中に入りましょう。自宅の全ての部屋、居住空間は勿論、浴槽やトイレ迄、全ての空間を思い出して下さい。
- 98 :
- 想像出来ましたか?
それでは、質問です。貴方は自宅で誰かとましたか?誰とも出会わなかったなら、安心です。この話はお仕舞いにしましょう。もし万が一、誰かと遭遇したなら、その人物は誰でしたか?何人いましたか?
その人物は貴方が気付いていないだけで、実際貴方の部屋に住む同居人です。その人物は、きっと今日も部屋で貴方の帰りを待っていますよ。
- 99 :
- 兄妹だなんて気持ち悪い
http://no-ichigo.jp/read/book/book_id/531118
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21: 応募原稿の使い回しはなぜ悪い? (362)
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24: ダ・ヴィンチ文学賞 (280)
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