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2011年12月1期天文・気象43: 【今年より採用】1981〜2010年平均日照時間 (157)
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【今年より採用】1981〜2010年平均日照時間
- 1 :11/02/05 〜 最終レス :11/12/03
- 上位だけ計算してみました。
- 2 :
- 今年より採用する新平均値(1981〜2010年)
日照時間 上位との差
1 甲府市 2183.0
2 高知市 2154.2 -28.8
3 宮崎市 2114.7 -39.5
4 前橋市 2110.9 -3.8
5 静岡市 2099.0 -11.9
6 名古屋市 2093.6 -5.4
7 徳島市 2092.9 -0.7
8 岐阜市 2085.1 -7.8
9 和歌山市 2080.0 -5.1
10 津市 2065.6 -14.4
- 3 :
- 【新平均値の特徴】
3位(宮崎市)〜9位(和歌山市)が35時間の範囲で激戦区!
上位2位(甲府市、高知市)がさらに盤石に!
徳島市がついに瀬戸内地方トップになる。順位も前回から1つ上げて7位に!!
(注)1981〜1986or1987間のジョルダン式日照計期間については補正済み。
月75時間以上は、月15時間を差し引く。
月75時間未満は、0.8をかける。
- 4 :
- 11位〜19位
11 高松市 2054.6 -11.0
12 広島市 2044.4 -10.2
13 熊谷市 2042.1 -2.3
14 岡山市 2025.6 -16.5
15 松山市 2017.1 -8.5
16 大分市 2001.8 -15.3
17 熊本市 2001.6 -0.2
18 大阪市 1996.4 -5.2
19 神戸市 1995.1 -1.3
かつての日照時間1位の高松市が11位まで転落。
晴れの国岡山も14位と奮わず。
だが、それでも瀬戸内地方の日照時間が長いことには変わりない。
瀬戸内地方すべてが19位までにランクイン!
- 5 :
- 【2011年の予想】
今年1月は記録的な寒冬であり、東海〜関東で日照時間を大幅に伸ばした。
だが、この地域は元々冬の日照時間が長いため、ランキング的に大きな荒れが出るとは考えにくい。
本命:甲府市
年日照時間が2400時間を超える年を記録することもある「太陽王国」。
冷夏にでもならない限り、首位は譲らないだろう。
対抗:高知市
過去30年間で年間日照時間が2000時間を下回った年が1991,1993年の2年のみという、
安定した日照を誇る「南国将軍」。
冷夏などで甲府市の日照時間が2000時間を下回ることがあれば、首位の可能性はかなり高い。
要注意:宮崎市
2位の高知市に約40時間の遅れを取るものの、高知市とほぼ似た日照スタイルであり、
10年に3回の確率で高知市を上回ることがあり、首位獲得率も高知市と余り差がない。
まさしく「日向の暴れん坊」。
大穴:徳島市
日照時間にかけては「瀬戸内の英雄」を誇る強者。
瀬戸内地方は夏の日照時間が長いことで有名だが、徳島市は輪をかけて夏に強く、
8月の日照時間が300時間を超えたこともある。
今年も猛暑ならば、ミラクルが発生するかも?
- 6 :
- 1981〜2010年平均値が採用されるのは今年の5月くらいからのようです。
スレ立てるのが早すぎたようですね。
このスレがどこまで持つか分かりませんが、とりあえず日照時間の研究を続けたいと思います。
- 7 :
- 確か梅雨がない小笠原はどう?
- 8 :
- これは県庁所在地だけ?
帯広や小名浜といった官署もそこそこ長いよ。
- 9 :
- >>8
はい、県庁所在地(熊谷市、彦根市除く)で作りました。
都道府県で日照時間比較されるときは、基本的に県庁所在地で比較しますから。
最強は富士山頂(日照時間3000時間超)らしいですが。
- 10 :
- ただ、実際に気象庁から新平均値が公開されたときは、かなりの混乱が予想されるかもしてません。
たとえば、香川県は20年前まで日照時間全国1位であり、今の平均値でも6位です。
この多照性が、香川県の農政を支えています。
それが、今年から11位転落となれば、香川県下の農業にかなりダメージを与えるかも知れません。
- 11 :
- 全都道府県(滋賀、埼玉以外は各庁所在地)計算しました。
【1981〜2010年平均年日照時間】
上位との差
1 甲府市 2183.0
2 高知市 2154.2 -28.8
3 宮崎市 2114.7 -39.5
4 前橋市 2110.9 -3.8
5 静岡市 2099.0 -11.9
6 名古屋市 2093.6 -5.4
7 徳島市 2092.9 -0.7
8 岐阜市 2085.1 -7.8
9 和歌山市 2080.0 -5.1
10 津市 2065.6 -14.4
11 高松市 2054.6 -11.0
12 広島市 2044.4 -10.2
13 熊谷市 2042.1 -2.3
14 岡山市 2025.6 -16.5
15 松山市 2017.1 -8.5
16 大分市 2001.8 -15.3
17 熊本市 2001.6 -0.2
18 大阪市 1996.4 -5.2
19 神戸市 1995.1 -1.3
20 佐賀市 1966.9 -28.2
- 12 :
- (続き)
21 横浜市 1964.4 -2.5
22 鹿児島市 1944.3 -20.1
23 長野市 1939.6 -4.7
24 水戸市 1921.7 -17.9
25 宇都宮市 1911.3 -10.4
26 千葉市 1903.7 -7.6
27 山口市 1894.8 -8.9
28 東京都心 1881.3 -13.5
29 福岡市 1867.0 -14.3
30 長崎市 1866.1 -0.9
31 彦根市 1825.8 -40.3
32 奈良市 1823.0 -2.8
33 仙台市 1796.1 -26.9
34 京都市 1775.1 -21.0
35 那覇市 1773.9 -1.2
36 札幌市 1740.4 -33.5
37 福島市 1738.8 -1.6
38 松江市 1696.2 -42.6
39 盛岡市 1684.1 -12.1
40 鳥取市 1663.2 -20.9
41 新潟市 1645.4 -17.8
42 金沢市 1638.3 -7.1
43 福井市 1619.4 -18.9
44 山形市 1613.3 -6.1
45 富山市 1603.6 -9.7
46 青森市 1602.7 -0.9
47 秋田市 1526.0 -76.7
- 13 :
- 宮崎、高知が上位にいるのは意外かな?
海無し県が上位占めてると思ってたから。
- 14 :
- はれの国おきゃーま (笑)
- 15 :
- 問題はアメダスと統計期間を合わせることだな。
- 16 :
- こんだけ晴れ続きの東京が28位とはねー。
やはり北東気流の影響がでかいんだな。
甲府、静岡、前橋はその影響が小さいから、差が出るのか。
- 17 :
- 【東京都心の月別日照時間:1981〜2010平均】
1月 187.5
2月 169.3
3月 166.5
4月 177.6
5月 167.9
6月 125.5
7月 146.6
8月 171.5
9月 121.8
10月 132.0
11月 150.3
12月 176.3
合計 1892.6
このように、東京の日照時間は12〜1月に多いことが分かります。
東京に限らず、関東東海地方はこんな感じで冬の日照時間が長いです。
ただし、冬以外の日照時間(特に夏から秋)が少ないため、年日照時間はあまり多くありません。
- 18 :
- 秋田は何があってあんなに短いんだ
- 19 :
- >>18
日照時間はかなり奥が深いものがある。
1986〜1987年に日照計がジョルダン式から回転式(太陽追尾式)に切り替わった影響が馬鹿にできない。
これにより、日照時間上位の順列が大きく動いたからだ。
ジョルダン式から回転式に変わって・・・
有利になった:山梨、群馬などの内陸地方
不利になった:香川、岡山などの瀬戸内地方及び日照の弱い日本海地方
秋田も1985年までのジョルダン式ならもう少しましだったんだけどね。
- 20 :
- 静岡と和歌山が上位に入ってるのが意外だ、この2県は降水量もすげー多い所だぞ
- 21 :
- 高知と宮崎はもっと多いわけで
まあ実質冬どれだけ晴れるかの勝負
- 22 :
- 今日の日照時間見ると、上位組と下位組ではっきり分かれてて面白い。
晴れ組
甲府、前橋、静岡、高知、宮崎etc
やっぱ上位は強いね。
- 23 :
- 上位10位について、「月日照値−1〜10位平均月日照値」を求め、
各市について、どの季節で日照時間を稼ぎやすいかを調べた結果を下記に示した。
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
甲府市 27.1 21.2 15.8 9.7 3.5 2.4 -8.9 -8.0 -11.1 -8.0 12.6 22.2
高知市 11.6 4.7 1.1 -0.6 -3.7 -5.3 1.7 -0.7 9.8 14.2 6.5 12.4
宮崎市 9.6 -1.4 -13.5 -17.2 -14.6 -15.7 29.0 2.5 6.8 9.4 2.9 7.7
前橋市 34.2 26.2 21.9 8.2 -1.2 -12.7 -33.4 -43.0 -28.3 -10.2 16.0 24.9
静岡市 24.4 13.9 -3.5 -6.5 -8.0 -13.5 -20.9 -4.1 -4.1 -7.6 7.2 23.2
名古屋市 -5.8 3.6 7.3 6.3 5.5 5.6 -9.1 -4.2 -1.4 1.3 0.3 -6.2
徳島市 -21.6 -19.1 -11.4 -1.3 4.9 9.3 19.1 23.1 5.8 -2.0 -13.3 -15.9
岐阜市 -18.4 -6.3 3.4 3.7 5.7 12.7 -8.4 -4.5 3.6 5.2 -8.5 -21.3
和歌山市 -45.5 -29.1 -13.3 -0.1 9.0 14.0 28.7 31.9 15.6 2.3 -18.6 -39.4
津市 -15.6 -13.7 -7.9 -2.2 -1.1 3.2 2.1 7.0 3.3 -4.6 -5.2 -7.5
- 24 :
- >>23の総評
基本的に、上位5位のうち、関東東海地方である山梨、群馬、静岡は冬の日照時間が非常に長い。
特に、全国1位の山梨は、冬から春にかけて膨大な日照時間を稼ぐ力があり、最大で年間2400時間を超えることもある。
一方、高知、宮崎は関東東海ほど冬の日照時間は長くない。
高知は各月のマイナス数が少ない。これは、年間を通して日照時間のバランスが良く、どの月でも日照時間を稼げることを示す。
このバランスの良さにより、全国2位の座を保っている。
宮崎は高知によく似ているように見えるが、春の日照時間がかなり少ないため、高知よりも約40時間日照時間が短い。
前橋、静岡は、冬の日照時間が非常に長いが、冬以外の日照時間が少ないため、3位の宮崎を超えられない。
徳島、和歌山は瀬戸内地方の中でも夏の日照時間が非常に長いため、上位に食い込んでいる。
だが、瀬戸内地方は冬の日照時間がかなり少ないため、これ以上の上位は難しい。
必ずしも、「冬の日照時間が長い県=年間日照時間が長い県」というわけではないということです。
- 25 :
- 「岡山は本当に晴れの国」なのか、を検証する。
晴れの国岡山の根拠は、降水量1mm以上の日数が全国で最も少ないことだという。
だが、雨が降らない日が必ずしも晴れとは限らない、曇の可能性もある。
そこで、平均雲量(1981〜2010年平均)を調べる。
雲量が少なければ、晴れが多く曇が少ないといえるからである。
- 26 :
- 平均雲量(1981〜2010年平均) 上位20位
1 宮崎市 6.030
2 高知市 6.120
3 前橋市 6.260
4 大分市 6.270
5 甲府市 6.310
6 熊谷市 6.313
7 高松市 6.330
8 徳島市 6.350
9 名古屋市 6.390
10 松山市 6.423
10 神戸市 6.423
12 水戸市 6.430
13 熊本市 6.447
14 広島市 6.453
15 岡山市 6.460
16 岐阜市 6.470
17 静岡市 6.480
18 佐賀市 6.513
18 長崎市 6.513
20 東京都心 6.517
総評は次
- 27 :
- 岡山の雲量の少なさは全国15位。
他の瀬戸内地方と比べても雲量は多い方であり、岡山の晴天率は思ったほど高くないようである。
むしろ、九州四国の瀬戸内側の方が雲量が少なく、晴天率が高いといえる。
西瀬戸内地方である大分が全国4位の晴天率があり、「晴れの国大分」でもいいかもしれない。
- 28 :
- 日照時間1位の山梨は、雲量の少なさでは全国5位であった。
山梨はすっきり晴れるタイプではなく、雲が多いながらも晴れるタイプなのだろう。
宮崎、高知の雲量の少なさは驚異的。
この2県は降水量も全国トップクラスであるため、雨も多いはず。
全国で最も青空と星空が美しい地域であり、かつ雨も多いため、曇の日数はかなり少ないだろう。
- 29 :
- 岡山は全国で最も晴天率が高い県とは言えないが、
岡山を含む瀬戸内地方は、雲量は少なめで晴天率は高い方であると言える。
結論:「晴れの国岡山」はあながち間違ってはいないが、あまり期待すべきではない。
- 30 :
- >>18
冬は言わずもがなだが夏もかなり損失してるイメージがある。
梅雨前線の北限だから最後に居座るためひどい年は8月なかばまで雨が続くこともある。
逆に5月や10月は天気安定なイメージがあるけど。
あと季節問わずよく北京→ピョンヤン→秋田→盛岡ラインに横長の雲が出来てることがよくあるんだがこれも損失原因か?
- 31 :
- まーた秋田の1位が増えたか
- 32 :
- >>25を読むと晴れの国岡山は「雨の少ない快適な国」という事でいいんでない。
雨日数が多いとゆううつになるからね、しかも県北のダムのおかげで水不足なし。
- 33 :
- こんな天気が下り坂の時でも、しっかり日照時間を稼ぐ甲府と前橋
さすがですね。
- 34 :
- >>32
「晴れの国岡山」は岡山南部に限定した話だと思います。
岡山北部は冬の天気が悪く雪が多いから、その雪解け水によって少雨の岡山南部を潤している。
そう言う意味で岡山県は気候がいいと言えますね。
- 35 :
- 気象庁HPに、雲量8.5以上の日数データがあった。
晴れとは、雲量8.5未満で降雨がない状態のことを言うが、
雲量8.5未満の日数が少なければ、晴天率が高くなる傾向にあると言える。
- 36 :
- 曇天日数:雲量8.5以上の日(1981〜2010年平均) 少ない順で1-20位
参考として、快晴日数:雲量1.5未満の日(1981〜2010年平均)も付けた。
≧雲量8.5 <雲量1.5
1 高松市 115.5 29.6
2 徳島市 119.1 29.1
2 松山市 119.1 29.9
4 高知市 119.9 42.4
5 大分市 120.7 34.2
6 宮崎市 121.7 52.7
7 神戸市 121.9 25.1
8 広島市 122.3 29.8
9 名古屋市 123.3 31.9
10 和歌山市 124.5 25.2
11 大阪市 125.7 21.5
12 熊本市 127.8 33.3
13 鹿児島市 132.6 32.3
14 前橋市 133.0 41.2
15 甲府市 134.0 44.8
16 岡山市 134.1 34.5
17 長崎市 135.0 33.6
18 京都市 136.4 18.6
19 福岡市 137.0 26.3
20 岐阜市 138.0 39.4
- 37 :
- 曇天が少ない順では、何と四国4県が上位4位を独占した。
四国は全国的に見ても晴天率が非常に高い傾向にあると言える。
その中でも1位の高松市(曇天日数115.5日)が光る。
香川県は、20年前の平均日照時間では全国1位だった。
この時はジョルダン式日照計が主体であったが、
少なくとも曇天日数が少ないことで、日照が得られる確率が他県よりも高いことは確かである。
- 38 :
- 年間日照時間1位の甲府市は、晴天率の高さ傾向では15位
同じく4位の前橋市が、晴天率の高さ傾向では14位となった。
山梨と群馬は、日照時間は多いが、晴天に恵まれているとは言えないのかも知れない。
こう見ると、日照時間が長い「??県」が、晴天率の高さ傾向で上位20位にいないのは意外だと思うであろう。
(続く)
- 39 :
- (21〜35位)
21 津市 139.5 34.8
22 水戸市 139.8 41.9
23 仙台市 140.7 16.1
24 佐賀市 144.0 41.8
25 東京都心 144.7 40.3
26 山口市 144.8 33.7
27 長野市 144.9 19.4
28 横浜市 149.1 35.0
29 熊谷市 149.7 58.6
30 福島市 149.8 14.9
31 宇都宮市 150.8 37.6
32 静岡市 151.9 52.4
33 奈良市 152.8 25.4
34 那覇市 153.8 8.9
35 千葉市 155.9 49.8
- 40 :
- 年間日照時間で全国5位の静岡県が、
晴天率の高さ傾向では全国平均レベルにすら劣ったのである。
つまり、日照時間が長いはずの静岡県は、全国的に見て、あまり天気が良くない県と言えてしまうのである。
時に、統計は残酷な結果を見せつける、と言うことなのだろうか。
反対に、日照時間が少なめの東北太平洋側である仙台、福島が比較的上位にいる。
東北地方でも太平洋側ならば、静岡よりも晴天に恵まれていそうである。
おおよそ予想が付くと思うが、
36位以下はあまりにも悲惨な結果だったので、掲載は控える。
- 41 :
- 四国は田舎だと馬鹿にされがちであるが、
「天気の良さ」だけば、日本全国のどこよりも優れている。
晴天に恵まれやすい四国だからこそ、遍路という文化が成立したのだと私は思う。
- 42 :
- 渡辺和博さんは著書『金(きん)魂巻(こんかん)』(主婦の友社刊)で、ある定理を語っている。
〈主張と収入の和は一定である〉◆あの仕事がいい。この仕事はイヤだ。自己主張を一歩も引
かずに貫こうとすれば、最後は収入が減るのを覚悟してでも勤め先を変えるしかない。〈人間
を変えられないで職を変え〉(植松美代子)という川柳もあるが、どちらを変えるかは勤め人
を悩ます永遠の問いだろう◆悩まない人もいて世の中は面白い。市民部から港湾部に移る人事
異動を拒否し、前の職場に8か月も居座った神奈川県横須賀市の男性職員が停職1か月の処分
を受けた◆市長名による配置換えの命令にも従わず、前の職場に来ては空き机で読書などに日
を過ごしていたという。給料とボーナスは普通にもらっている。その丈夫な心臓に感心するべ
きか、引き続き勤めさせてくれるお優しい組織に感心するべきか、感心のツボがむずかしい話
ではある◆歌人の島田修三さんに一首がある。〈人格のまろやかたれと世紀またぐ住宅ローン
のささやく日日ぞ〉。武勇伝はやめてくれと、先の長いわが住宅ローンも耳もとでささやいて
いる。
(2010年12月23日02時02分 読売新聞)
- 43 :
- スレ保守代わりとして、日照計が回転式に移行した1987年からの年間日照時間ランキング
を載せてみます。
今回は県庁所在地ではなく、都道府県名とします。
- 44 :
- 【1987年年間日照時間 上位10位】
1 山梨 2273.8
2 群馬 2237.5
3 徳島 2220.4
4 高知 2203.5
5 和歌山 2189.9
6 愛知 2178.7
7 香川 2173.2
8 静岡 2132.9
9 広島 2103.8
10 三重 2098.6
回転式or太陽追尾式の日照計に完全移行した最初の年は、
順当に太陽王国「山梨県」がトップをとった。
瀬戸内地方最強の日照時間を誇る徳島県が、西日本最強の多照県である高知県を超え、3位に躍り出た!
徳島県は全国有数の多照県を誇っていいだろう。
なお、西日本No.2の多照県である宮崎県は20位となった。
- 45 :
- 【1988年年間日照時間 上位10位】
1 高知 2150.8
2 宮崎 2141.4
3 山梨 2128.5
4 広島 2061.1
5 大分 2051.6
6 松山 2045.7
7 熊本 2029.5
8 群馬 2027.5
9 愛知 2017.9
10 香川 2013.6
全国ランキング2位の高知県がトップをとった。
全国ランキング3位の宮崎県も前年20位の屈辱を乗り越え、2位に躍り出た。
瀬戸内地方(広島、大分、松山、香川)の健闘ぶりも光る。
だがそれ以上に、九州日本海側という日照時間的に不利な条件を負っている「熊本」が
7位に入ったのは、快挙と言っても過言でない!
- 46 :
- 【1989年年間日照時間 上位10位】
1 愛知 2151.4
2 高知 2136.9
3 岐阜 2084.0
4 広島 2080.0
5 山梨 2064.7
6 静岡 2061.9
7 徳島 2060.2
8 宮崎 2058.1
9 三重 2053.9
10 和歌山 2050.7
シリーズ3回目の1989年は愛知県こと「名古屋」が堂々トップを果たした。
「夏暑く冬雪多い」という厳しい太平洋気候にある愛知県であるが、
全国ランキングでは6位であり、侮ってはいけない存在である。
また、瀬戸内地方である広島県が4位につけており、
「瀬戸内地方は雨が少なく晴れやすいゆえ日照時間が長い」の特長を生かせている。
- 47 :
- 【1990年年間日照時間 上位10位】
1 高知 2265.0
2 山梨 2231.3
3 宮崎 2227.8
4 愛知 2180.7
5 徳島 2168.5
6 岐阜 2157.5
7 群馬 2156.2
8 和歌山 2139.0
9 香川 2136.7
10 大分 2120.2
全国ランキング1位の山梨県は、2位の高知県に約30時間の優位がある。
その差を乗り越え、逆に30時間強の差をつけた高知県の力強さに敬意を表するしかない。
今回も、瀬戸内地方の中で最強の多照県である「徳島県、和歌山県」がしっかり上位につけており、
ランキング上位陣を脅かす存在になるかもしれない。
- 48 :
- 【1991年年間日照時間 上位10位】
1 高知 1963.1
2 山梨 1953.9
3 静岡 1952.9
4 愛知 1948.3
5 岐阜 1914.7
6 群馬 1911.7
7 三重 1877.4
8 宮崎 1842.5
9 埼玉 1829.8
10 和歌山 1807.3
冷夏年ゆえ少照年となった1991年。
都道府県庁所在地では年間2000時間を超える地区はなかった。
そんな少照年を制したのはまたしても高知県であった。これで3回目の首位である。
10位時点で1800時間程度しかないあたり、この年がいかに日照に恵まれなかったかが分かるだろう。
- 49 :
- 【1992年年間日照時間 上位10位】
1 山梨 2139.4
2 愛知 2138.2
3 群馬 2082.5
4 岐阜 2078.5
5 高知 2077.2
6 静岡 2057.8
7 三重 2046.6
8 宮崎 1985.4
9 和歌山 1961.3
10 徳島 1950.5
5年ぶりに太陽王国「山梨」が順当にトップを制した。
上位陣も順位の変動はあるものの概ね順当な序列となった。
面白くない年といえばそれまでだが。
- 50 :
- 【1993年年間日照時間 上位10位】
1 山梨 1993.0
2 静岡 1958.2
3 宮崎 1956.0
4 高知 1943.5
5 愛知 1934.5
6 群馬 1921.0
7 岐阜 1869.8
8 三重 1837.0
9 徳島 1812.9
10 和歌山 1795.1
全国的な大冷夏、少照年となった1993年。
1991年同様、2000時間を超える箇所はなく、1900時間台での争いとなった。
今回は太陽王国「山梨県」が制した。これで山梨県のトップ回数も3回となり高知県に追いついた。
といっても、こんな冷夏年を望む人など誰もいない。
来年以降はまともな夏を期待したいと思う人がほとんどであるはずだ。
- 51 :
- 【1994年年間日照時間 上位10位】
1 愛知 2423.4
2 徳島 2387.1
3 高知 2386.5
4 岐阜 2386.0
5 山梨 2350.7
6 三重 2335.5
7 和歌山 2330.7
8 群馬 2320.1
9 宮崎 2299.0
10 岡山 2288.3
「徳島惜しくも2位!」
記録的猛暑+多照年となった1994年
猛暑年は夏の日照時間が長い瀬戸内地方有利と見ていたが、
徳島県が首位にあと一歩まで迫った!
惜しくも2位となったが大快挙と言えよう。
愛知県こと「名古屋」が2400時間を超えるすさまじい日照時間でトップを取った。
大都市の中では最強の多照都市である名古屋市に栄光あれ!
- 52 :
- 【1995年年間日照時間 上位10位】
1 宮崎 2368.4
2 静岡 2359.7
3 高知 2325.9
4 山梨 2318.4
5 愛知 2289.0
6 群馬 2258.5
7 岐阜 2243.7
8 愛媛 2178.6
9 埼玉 2175.9
10 三重 2173.0
「宮崎、念願の初首位」
1994年までの首位は、山梨3回、高知3回、愛知2回であった。
全国3位の多照県でありながら首位に恵まれなかった宮崎県がついに目覚めた!
1994年に次ぐ多照年であったが、強力なライバル県を押さえつけての2368時間、十分誇っていい。
また、愛媛、埼玉が10位以内に入る大健闘を見せた。
瀬戸内&内陸地方を侮ってはいけない。
- 53 :
- 【1996年年間日照時間 上位10位】
1 山梨 2276.6
2 群馬 2241.8
3 静岡 2196.4
4 高知 2165.9
5 埼玉 2165.3
6 宮崎 2161.3
7 和歌山 2145.0
8 愛知 2128.6
9 徳島 2093.0
10 愛媛 2083.9
「愛媛、埼玉の健闘続く」
太陽王国「山梨」が首位を取り、その周辺の多照県が上位を固める形で
東日本優位の年となった。
西日本はやや押され気味であるが、愛媛県が2年連続のトップ10をもぎ取った。
日差しをたっぷり受けた愛媛みかんはさぞかし甘いことだろう。
- 54 :
- 【1997年年間日照時間 上位10位】
1 山梨 2307.0
2 静岡 2288.8
3 群馬 2270.1
4 高知 2212.0
5 宮崎 2209.6
6 埼玉 2208.7
7 和歌山 2194.5
8 愛知 2193.1
9 徳島 2189.1
10 香川 2178.0
「東日本優位」
太陽王国「山梨」が5回目の首位をもぎ取り、周囲の「静岡、群馬、埼玉」が上位を固めた。
一方、西日本陣営からは、香川県が10位にランクインした。
四国地方からは常に2〜3県が10位以内に入っており、「青い国四国」の風格を見せている。
- 55 :
- 【1998年年間日照時間 上位10位】
1 高知 2026.6
2 宮崎 1960.0
3 和歌山 1936.3
4 徳島 1934.9
5 広島 1925.0
6 高松 1914.0
7 愛知 1903.5
8 山梨 1901.2
9 岡山 1893.5
10 愛媛 1879.3
「多雨多照県高知」
記録的な高温かつ少照年となった1998年。
前年までの西日本劣勢を跳ね返す形で、西日本最強の多照県高知が首位を取った。
この年の高知は、降水量も4300ミリ超えのダントツ1位であり、
降水量と日照時間の双方で1位という「多雨多照県」の称号を得ることとなった。
西日本の多照県である宮崎や瀬戸内地方もこぞって上位に食い込み、東日本の各県を押し出した。
日照ランキング1位の山梨県は、この年で自己ワースト8位となった。
太陽王国「山梨」の雪辱はあるのか!?
- 56 :
- 【1999年年間日照時間 上位10位】
1 山梨 2221.1
2 静岡 2208.0
3 群馬 2153.7
4 埼玉 2129.0
5 神奈川 2104.8
6 愛知 2087.4
7 高知 2067.8
8 和歌山 2065.8
9 大阪 2052.1
10 茨城 2047.2
「西日本総崩れ」
前年と打って変わり、太陽王国「山梨」を中心とした東日本地方に圧倒された。
西日本側は何とか高知が7位に入り込んだ程度で、宮崎は22位となった。
神奈川、大阪、茨城が10位以内に入り自己ベストを更新した。
- 57 :
- 【2000年年間日照時間 上位10位】
1 山梨 2252.9
2 高知 2192.0
3 群馬 2175.5
4 愛知 2162.3
5 埼玉 2144.9
6 岐阜 2131.6
7 静岡 2125.4
8 宮崎 2105.2
9 三重 2090.8
10 和歌山 2085.1
「山梨無双の始まり」
太陽王国「山梨」が南国将軍「高知」に約60時間の差をつけて首位を取った。
上位7位は自己平均値を上回る日照時間を得ているが、山梨はそれすら上回っていた。
ただ、それだけである。
- 58 :
- 【2001年年間日照時間 上位10位】
1 山梨 2337.1
2 高知 2230.0
3 静岡 2207.1
4 埼玉 2206.0
5 群馬 2200.0
6 徳島 2173.4
7 大阪 2154.3
8 愛知 2147.1
9 三重 2143.3
10 和歌山 2140.5
「圧倒的大差」
太陽王国「山梨」の猛威が続く。
山梨に100時間以上の差をつけられた南国将軍「高知」はなすすべもない。
東日本陣営では埼玉が3年連続で10位以内に入っており常連化。
西日本陣営では大阪が自己平均値(約2000時間)を大幅に上回る健闘を見せた。
- 59 :
- 【2002年年間日照時間 上位10位】
1 山梨 2244.6
2 静岡 2177.7
3 徳島 2147.4
4 群馬 2144.8
5 埼玉 2143.2
6 高知 2100.2
7 三重 2098.5
8 宮崎 2085.7
9 和歌山 2077.7
10 香川 2076.6
「徳島大躍進」
山梨無双は止まることを知らない。
一方、西日本瀬戸内地方最強の日照時間を誇る徳島県が上位陣を振り切って3位まで順位を上げた!
徳島県は、瀬戸内地方の中でも夏の日照時間がずば抜けて長い上、
讃岐山脈の壁により、他の瀬戸内地方よりも冬の日照時間が長い。
その効果により、西日本3位、全国7位の日照ランキングを得ている。
徳島は「西日本3強」の一角であり、侮ってはならない。
- 60 :
- 【2003年年間日照時間 上位10位】
1 宮崎 2108.2
2 高知 2065.9
3 山梨 1971.2
4 鹿児島 1949.4
5 群馬 1935.5
6 徳島 1935.1
7 広島 1933.1
8 熊本 1917.8
9 愛媛 1914.3
10 埼玉 1903.0
「少照年の特徴」
冷夏を伴う少照年により、山梨県の連続首位は止まった。
これまでの統計により、少照年に強い県は高知、宮崎の2県と考えているところであるが、今回は宮崎が首位を取った。
また、「日本海気候の南国都市」である鹿児島が4位に大躍進した。
鹿児島の年平均日照時間は1950時間程度である。
今回の少照年ではほとんどの都道府県で自己平均値を下回っているが、
鹿児島は年平均値をキープし上位を得た。
「少照年は南国地方有利」なのかもしれない。
- 61 :
- 【2004年年間日照時間 上位10位】
1 山梨 2401.9
2 群馬 2289.9
3 宮崎 2284.2
4 静岡 2283.2
5 和歌山 2280.4
6 埼玉 2276.0
7 愛媛 2273.0
8 徳島 2270.5
9 高知 2264.4
10 神奈川 2247.9
「記録的多照年」
太陽王国「山梨」が2400時間超えの日照時間を叩きだした上、
他の都道府県でも2200時間越えが続出した多照年となった。
ちなみに、2200時間を超えたのは16府県となった。
なお、これまで安定した日照順位を誇っていた高知県が9位となり、
ワースト順位で山梨県(8位)を下回った。
四国内でも愛媛、徳島を下回る予想外の不調となった。
- 62 :
- 【2005年年間日照時間 上位10位】
1 高知 2303.0
2 宮崎 2283.2
3 山梨 2278.5
4 静岡 2245.9
5 徳島 2221.3
6 群馬 2177.3
7 三重 2156.3
8 埼玉 2145.4
9 広島 2144.8
10 岡山 2115.9
「多雪多照?高知」
南国将軍「高知」が前年9位の屈辱を跳ね返し、日照2300時間超えの首位をもぎ取った。
1998年と異なり降水量はあまり多くなかったが、
2月に積雪6cm、12月に積雪9cm+3cm、合計18cmの積雪という、とても南国とは思えない多雪ぶりを見せた。
高知の天気は「降るだけ降ってすぐ晴れる」タイプと言われているため、降水量が多くても日照時間は減りにくいと思われる。
なお、2005年12月は記録的な寒冬であり、私が把握している分だけでも、徳島6cm、広島17cmが記録されている。
- 63 :
- 【2006年年間日照時間 上位10位】
1 高知 2034.0
2 宮崎 2003.3
3 山梨 1961.2
4 愛知 1943.6
5 鹿児島 1940.8
6 岐阜 1938.9
7 広島 1937.6
8 大分 1926.7
9 熊本 1924.0
10 愛媛 1917.3
「少照年の覇者」
冷夏ではなかったが少照年という特徴のない2006年。
高知が2年連続の首位を取った。
1987年以降の少照年は、1991,1993,1998,2003,2006年の5年あるが、
そのうち3回を高知が首位を取っている。(残りは山梨1回、宮崎1回)
高知は、1994年以降日照時間が2000時間を下回った年がないという、
非常に安定した日照を誇る。
よって、高知県は太陽光発電に最も適した県であると言えよう。
また、少照年に強い南国鹿児島が5位にランクインしていることも見逃してはいけない。
- 64 :
- 【2007年年間日照時間 上位10位】
1 山梨 2262.6
2 宮崎 2247.4
3 埼玉 2216.9
4 群馬 2211.2
5 高知 2210.6
6 徳島 2200.7
7 和歌山 2185.0
8 香川 2173.0
9 兵庫 2162.5
10 三重 2141.6
「埼玉3位」
太陽王国「山梨」が王者の品格を取り戻した。
埼玉が自己ベストの3位に大躍進した。
埼玉の観測拠点は「熊谷市」である。
熊谷は内陸気候で、日本有数の多照県である群馬県に近いため、年によっては上位に食い込める実力を持っている。
熊谷市ではなく、県庁所在地であるさいたま市(旧浦和市)に観測拠点があれば、
ここまで躍進することはなかっただろう。
- 65 :
- 【2008年年間日照時間 上位10位】
1 山梨 2224.7
2 高知 2182.7
3 宮崎 2143.7
4 岐阜 2141.4
5 徳島 2141.1
6 愛知 2132.9
7 兵庫 2114.4
8 静岡 2108.2
9 群馬 2106.0
10 広島 2100.7
「兵庫2年連続のランクイン」
上位陣は多少の順位変動があるものの概ね順当であった。
兵庫県こと「神戸」が2年連続で10位以内にランクインした。
兵庫県は瀬戸内海と日本海の両方に面している特殊な県である。(山口県も同様)
観測拠点(県庁所在地)は瀬戸内側にあるので、そこそこ日照には恵まれている方と言われる。
- 66 :
- 【2009年年間日照時間 上位10位】
1 宮崎 2172.4
2 愛知 2150.3
3 高知 2137.4
4 山梨 2133.6
5 岐阜 2122.3
6 静岡 2096.6
7 三重 2074.8
8 徳島 2062.9
9 和歌山 2052.3
10 兵庫 2046.8
「宮崎3回目の首位獲得」
太陽王国「山梨」の日照時間を超えた県は、宮崎愛知高知の3県。
その中で南国宮崎が一歩抜けだし首位をもぎ取った。
宮崎は太平洋南海気候であるが、意外と夏の日照時間が長い。
その理由は、緯度的に南にあるため、梅雨明けが早いことから、7月の日照時間がかなり長くなるためである。
ちなみに、宮崎と同じ南海気候である高知は、季節風の影響で夏の日照時間が短くなりがちである。
また、高知に限らず、愛知以上の上位6県は、宮崎を除き夏の日照時間は短めである。
- 67 :
- 【2010年年間日照時間 上位10位】
1 山梨 2176.6
2 三重 2159.0
3 静岡 2156.9
4 群馬 2139.9
5 徳島 2121.0
6 高知 2118.4
7 埼玉 2113.7
8 岡山 2096.9
9 愛知 2095.3
10 神奈川 2094.0
「三重大躍進2位!」
気温的には1994年をはるかに上回る大猛暑となった2010年。
その割には日照時間はあまり延びなかった。
一部の瀬戸内地方(徳島、岡山)では、大猛暑を生かし夏の日照時間を大きく伸ばした。
三重が自己ベストの2位と大躍進を見せた。
あまり目立たない三重県であるが、気候は愛知静岡と同じ太平洋側東海気候であり、
多照が期待できる地域の一つであることは間違いない。
全国ランキングも9位であり、見逃してはいけない。
- 68 :
- 【総括】
1987〜2010年の24年間において、年間日照時間首位は、
山梨県 13回
高知県 6回
宮崎県 3回
愛知県 2回
となった。
気候的には温暖化が進んでいるため、今後は同じ傾向でいかない可能性もある。
そのあたりの自己分析は後日考えることにしたい。
- 69 :
- 気象庁によれば、明日5月18日が新平均値の解禁日のようです。
私が計算した平均値は、ジョルダン式日照測定の補正は施していますが、
観測所移転の補正はやり方がわからないのでできていません。
その分の違いが出てくるかもしれません。
- 70 :
- 気象庁から正式に「1981〜2010年平均日照時間」が公表されました。
(都道府県名にしています)
上位との差
1 山梨 2183.0
2 高知 2154.2 -28.8
3 宮崎 2116.1 -38.1
4 群馬 2110.9 -5.2
5 静岡 2099.0 -11.9
6 徳島 2092.9 -6.1
7 愛知 2091.6 -1.3
8 和歌山 2088.8 -2.8
9 岐阜 2085.1 -3.7
10 三重 2065.6 -19.5
11 香川 2053.9 -11.7
12 広島 2042.3 -11.6
13 埼玉 2042.1 -0.2
14 岡山 2030.7 -11.4
15 愛媛 2017.1 -13.6
16 大分 2001.8 -15.3
17 熊本 2001.6 -0.2
18 大阪 1996.4 -5.2
19 兵庫 1995.1 -1.3
20 佐賀 1969.0 -26.1
21 神奈川 1964.4 -4.6
22 長野 1939.6 -24.8
23 鹿児島 1935.6 -4.0
24 茨城 1921.7 -13.9
25 栃木 1911.3 -10.4
- 71 :
- (続き)
上位との差
26 千葉 1903.7 -7.6
27 山口 1894.8 -8.9
28 東京 1881.3 -13.5
29 福岡 1867.0 -14.3
30 長崎 1866.1 -0.9
31 滋賀 1825.8 -40.3
32 奈良 1823.0 -2.8
33 宮城 1796.1 -26.9
34 京都 1775.1 -21.0
35 沖縄 1774.0 -1.1
36 北海道 1740.4 -33.6
37 福島 1738.8 -1.6
38 島根 1696.2 -42.6
39 岩手 1684.1 -12.1
40 石川 1680.8 -3.3
41 鳥取 1663.2 -17.6
42 新潟 1642.5 -20.7
43 福井 1619.4 -23.1
44 山形 1613.3 -6.1
45 富山 1612.1 -1.2
46 青森 1602.7 -9.4
47 秋田 1526.0 -76.7
- 72 :
- 私が計算した値は、気象庁が示した正式値と若干異なりました。
【値が異なった原因】
・観測所移転
・不完全値(気象庁のデータでは、[付きで示される)の取り扱い
今後は、私が計算した値は無視して、気象庁が示した正式値(>>70-71)を見てください。
- 73 :
- 上位15位の順位変化(前回:1971〜2000年平均値と対比)
1 山梨 2183.0 変化なし
2 高知 2154.2 変化なし
3 宮崎 2116.1 変化なし
4 群馬 2110.9 9→4に上昇
5 静岡 2099.0 10→5に上昇
6 徳島 2092.9 8→6に上昇
7 愛知 2091.6 変化なし
8 和歌山 2088.8 5→8に下降
9 岐阜 2085.1 4→9に下降
10 三重 2065.6 11→10に上昇
11 香川 2053.9 6→11に下降
12 広島 2042.3 14→12に上昇
13 埼玉 2042.1 変化なし
14 岡山 2030.7 12→14に下降
15 愛媛 2017.1 変化なし
群馬、静岡の躍進が著しく、年間日照初首位が期待できるかも。
これまで瀬戸内地方で多照を誇っていた「香川・岡山」の順位が下降し、
代わりに徳島が6位に上昇し、愛知・岐阜を上回る大躍進を見せています。
今後、瀬戸内の多照県は、「香川・岡山」から「徳島・和歌山」に変わるのは明白でしょう。
- 74 :
- 「長すぎる春は実らない」
夏が来ずに米がとれなかった年を覚えている人も多いだろう
- 75 :
- 更新された
- 76 :
- ちなみにジョルダン式時代の順位を知ってる人いますか?(例:1961年〜1990年平年値以前の平年値)
たしか徳島とかは10位すら入っておらず、
補正済みで2000時間すら割り込んでいたレベルだった記憶が。
- 77 :
- >>76
実は、1961〜1990年平均日照時間の1位は香川です。
ジョルダン補正計算してみましたが、4位の岡山で計算が合わず断念。
*1 香川 2116.2
*2 高知 2106.8
*3 宮崎 2102.9
*4 岡山 1984.7?(1982年に移転があったらしい)
−−−−−−−−−
12 徳島 1993.9
14 愛媛 1980.0
順位は四国新聞社の記事を参照しました。
ttp://www.shikoku-np.co.jp/feature/tuiseki/172/
1987年に回転式日照計が導入されたから、順位は大きく変動しました。
これは、ジョルダン式日照計が現在の日照の定義「120W/m2以上」を加味していなかったことにあると思われます。
だから補正計算をするのですが、それでも補正しきれない何らかの要素が残っているのかもしれません。
- 78 :
- 今年はまだ決まったわけではないですが、東日本が日照時間を大きく伸ばしているようです。
【2011年:1月1日〜8月16日までの日照時間】
(浜松市 1553.5)
1 静岡市 1548.9
2 甲府市 1502.1
3 熊谷市 1439.7
4 前橋市 1433.9
5 横浜市 1427.1
6 和歌山市1425.7
7 大阪市 1399.3
8 徳島市 1386.4
9 名古屋市1379.2
10 津市 1378.0
11 神戸市 1374.5
12 高知市 1370.1
13 千葉市 1366.9
- 79 :
- (続き)
14 高松市 1360.1
15 水戸市 1357.6
16 仙台市 1350.5
17 東京 1346.8
18 岐阜市 1340.7
19 長野市 1339.6
20 宇都宮市1335.8
21 宮崎市 1314.8
22 岡山市 1312.8
23 松山市 1306.0
24 広島市 1274.3
25 大分市 1258.6
26 福島市 1234.1
27 彦根市 1217.5
28 熊本市 1208.1
29 奈良市 1192.5
30 新潟市 1190.9
31 札幌市 1187.9
- 80 :
- (続き)
32 福岡市 1187.8
33 鹿児島市1174.9
34 佐賀市 1173.7
35 京都市 1149.3
36 金沢市 1149.1
37 山形市 1148.6
38 盛岡市 1147.2
39 山口市 1144.9
40 福井市 1113.7
41 長崎市 1110.4
42 松江市 1079.3
43 青森市 1057.3
44 富山市 1055.4
45 鳥取市 1051.1
46 那覇市 1005.1
47 秋田市 994.8
(奄美市 718.0)
- 81 :
- ジョルダン式だった頃の年日照時間のランキングも気になったので、1951〜85年まで調べた所、何と波乱の展開も見られました。特に沖縄や北海道がランクインしていることがあったのは、興味深いデータでした。
(注)沖縄は1953年から、奈良は1954年から、山口、千葉は1967年から
- 82 :
- 【1951年の日照時間TOP10】
1 岐阜 2437.1
2 愛知 2361.5
3 山梨 2356.1
4 岡山 2333.4
5 広島 2326.3
6 宮崎 2300.8
7 三重 2293.3
8 群馬 2292.9
9 高知 2285.0
10 兵庫 2226.3
気候の特徴:7〜8月に全国で干ばつ
東海3県や山陽など10位まで太平洋側が独占している順当な結果だった。
- 83 :
- 【1952年の日照時間TOP10】
1 岐阜 2367.1
2 三重 2303.2
3 岡山 2279.0
4 愛知 2245.1
5 兵庫 2230.8
6 宮崎 2222.5
7 広島 2218.6
8 鹿児島 2201.5
9 大分 2176.5
10 埼玉 2047.4
前年同様に東海3県が強い他、九州から3県がランクイン。10位まで太平洋側が独占の結果だった。
- 84 :
- 【1953年の日照時間TOP10】
1 岐阜 2156.9
2 広島 2137.9
3 三重 2118.5
4 鹿児島 2113.5
5 山梨 2094.4
6 和歌山 2082.0
7 岩手 2079.8
8 兵庫 2068.6
9 宮崎 2054.5
10 埼玉 2047.4
気候の特徴:北日本で戦後最大の寒冬、8〜9月は東日本で冷害
全国平均がやや低かった中、東北から岩手が7位に入っているのが注目である。
- 85 :
- 【1954年の日照時間TOP10】
1 岐阜 2206.7
2 山梨 2146.7
3 兵庫 2141.0
4 広島 2102.4
5 岡山 2099.5
6 和歌山 2094.6
7 三重 2086.8
8 愛媛 2049.2
9 埼玉 2034.8
10 徳島 2025.4
気候の特徴:特に西日本で顕著な暖冬、一方6〜7月は北・東日本中心に戦後最低の気温
冷夏に伴い、関東以北は9位の埼玉のみ。兵庫が表彰台入りを果たしている。
- 86 :
- 【1955年の日照時間TOP10】
1 岐阜 2389.0
2 三重 2286.5
3 兵庫 2277.6
4 山梨 2272.2
5 高知 2243.6
6 愛知 2235.9
7 埼玉 2224.0
8 広島 2216.1
9 大分 2211.0
10 和歌山 2204.2
気候の特徴:空梅雨で梅雨明けも早く、7月は北・東日本で顕著な高温、8月も北日本は高温
岐阜が5年連続トップ、兵庫が2年連続3位。
- 87 :
- 【1956年の日照時間TOP10】
1 宮崎 2341.0
2 三重 2297.9
3 岐阜 2258.0
4 高知 2216.6
5 鹿児島 2190.1
6 埼玉 2183.0
7 兵庫 2166.3
8 山梨 2162.8
9 広島 2136.2
10 徳島 2113.1
宮崎が岐阜に代わってトップに。南国が上位を占めている。
- 88 :
- 【1957年の日照時間TOP10】
1 岐阜 2381.7
2 群馬 2183.4
3 三重 2174.6
4 高知 2168.3
5 愛知 2168.0
6 北海道 2141.6
7 愛媛 2131.2
8 宮崎 2123.6
9 山梨 2105.7
10 大分 2096.9
気候の特徴:1年を通して気温が低かった。
岐阜がダントツでトップに返り咲き。6位に何と札幌が入っている。
- 89 :
- 【1958年の日照時間TOP10】
1 宮崎 2360.1
2 鹿児島 2338.3
3 岐阜 2292.1
4 愛媛 2263.6
5 佐賀 2236.7
6 高知 2234.0
7 三重 2219.7
8 兵庫 2187.7
9 大分 2180.1
10 群馬 2172.8
九州南部がワンツーフィニッシュ、10位までに九州が4県ランクイン。
- 90 :
- 【1959年の日照時間TOP10】
1 岐阜 2360.3
2 高知 2321.6
3 愛媛 2283.9
4 香川 2277.0
5 宮崎 2249.6
6 三重 2204.9
7 大分 2185.4
8 大阪 2181.7
9 佐賀 2168.2
10 岡山 2165.5
気候の特徴:暖冬で2月は全国で著しい高温、潮岬では3月10日に桜が開花。残暑も厳しいが、伊勢湾台風の被害が甚大。
西日本の特に瀬戸内地方が上位にランクインの健闘ぶり。
- 91 :
- 【1960年の日照時間TOP10】
1 香川 2464.7
2 高知 2440.5
3 宮崎 2398.1
4 三重 2381.7
5 徳島 2350.7
6 愛媛 2334.9
7 佐賀 2336.5
8 岐阜 2334.5
9 山梨 2286.1
10 大分 2284.2
気候の特徴:前年に続き2月を中心に暖冬。
香川がトップに躍進、6位までに四国4県が出揃う。
- 92 :
- 【1961年の日照時間TOP10】
1 香川 2403.9
2 高知 2382.2
3 山梨 2362.1
4 和歌山 2306.3
5 三重 2295.5
6 岐阜 2292.2
7 静岡 2288.4
8 大阪 2276.9
9 宮崎 2276.3
10 愛媛 2263.3
気候の特徴:冬は日本海側で記録的な豪雪、夏〜秋は記録的な高温、一方第2室戸台風の被害も甚大
猛暑により全体的にレベルが高い中、香川、高知が2年連続でワンツーフィニッシュ。
- 93 :
- 【1962年の日照時間TOP10】
1 高知 2430.1
2 岐阜 2380.8
3 香川 2380.0
4 宮崎 2356.3
5 岡山 2348.8
6 群馬 2288.2
7 埼玉 2276.6
8 静岡 2273.0
9 山梨 2270.4
10 広島 2266.6
高レベルの争いの中、南国、瀬戸内地方、関東甲信の内陸部が入り乱れている。
- 94 :
- 【1963年の日照時間TOP10】
1 沖縄 2579.3
2 宮崎 2360.0
3 高知 2174.2
4 山梨 2163.3
5 和歌山 2137.7
6 三重 2125.4
7 香川 2117.6
8 静岡 2110.5
9 神奈川 2105.6
10 岡山 2074.7
気候の特徴:冬は西日本・南西諸島で記録的低温で北陸〜九州の日本海側で大雪、北海道は暖冬。梅雨入りが異常に早く、5月は西・東日本で記録的な日照不足
那覇が2500時間超えでのぶっちぎりのトップ。5月から太平洋高気圧が強く326.5時間を記録。7月も300時間超え。
- 95 :
- 【1964年の日照時間TOP10】
1 愛知 2317.4
2 香川 2288.8
3 宮崎 2262.9
4 熊本 2225.5
5 山梨 2207.4
6 愛媛 2206.3
7 三重 2189.9
8 高知 2177.0
9 和歌山 2176.6
10 沖縄 2159.1
気候の特徴:4月は西日本・南西諸島で未だ破られない高温、5月は高温・多照、夏は西・東日本で猛暑。北日本は冷夏で特に7〜10月は顕著な低温・寡照
愛知が念願のトップに。熊本が4位の健闘、那覇が2年連続ランクイン。
- 96 :
- 【1965年の日照時間TOP10】
1 高知 2438.0
2 静岡 2397.7
3 愛媛 2394.6
4 宮崎 2385.0
5 愛知 2363.8
6 香川 2347.4
7 山梨 2339.7
8 群馬 2331.6
9 佐賀 2318.1
10 埼玉 2309.2
気候の特徴:3〜4月、7〜10月は顕著な低温、7月は特に北・東日本で低く、9〜10月は西日本でかなり低いが、10月は多照
再び高レベルの争いに。南国が強い中、静岡、愛媛と蜜柑の産地が2位、3位の健闘を見せる。
- 97 :
- 【1966年の日照時間TOP10】
1 宮崎 2311.5
2 高知 2285.9
3 佐賀 2280.0
4 愛媛 2270.8
5 熊本 2260.4
6 静岡 2239.7
7 山梨 2239.2
8 香川 2231.0
9 広島 2205.2
10 愛知 2197.5
気候の特徴:6〜9月に北海道・東北北部中心に低温、6〜7月前半は低温・多雨。ただし、西日本は7月中旬〜8月上旬は晴天続き
宮崎が8年ぶりにトップ、3位が佐賀、5位が熊本と九州勢が健闘。
- 98 :
- 【1967年の日照時間TOP10】
1 香川 2367.3
2 愛媛 2290.9
3 岐阜 2278.5
4 宮崎 2259.3
5 愛知 2256.9
6 広島 2246.1
7 岡山 2243.8
8 埼玉 2222.5
9 静岡 2218.3
10 高知 2214.8
気候の特徴:冬は北日本中心に寒波に見舞われ、2月12日に東京で真冬日。梅雨明け以降は西日本中心に猛暑・少雨・多照が続く
猛暑による多照で、香川、愛媛と四国瀬戸内側がワンツーフィニッシュ。対岸の広島、岡山も6位、7位に。
- 99 :
- 【1968年の日照時間TOP10】
1 宮崎 2337.1
2 高知 2300.3
3 静岡 2291.3
4 愛知 2254.9
5 岐阜 2217.7
6 広島 2214.6
7 埼玉 2212.5
8 香川 2186.4
9 山梨 2174.0
10 山口 2159.5
気候の特徴:特に2月は西日本・南西諸島で平年を2℃以上下回る記録的な低温
寒冬の影響で、太平洋側で強くなっている。山口が初登場10位。
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