2011年12月1期世界史24: 国別・時代別ベストセラー列伝 (42)
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国別・時代別ベストセラー列伝
- 1 :11/11/20 〜 最終レス :11/12/03
- 時代によって大きく売れ筋の本は違います。時には法律書のような固い本が多く読まれていたりとか。
このスレでは、そうしたトリビアなどを披露したり、なぜそういった本が読まれていたのかとか、その本が
社会にどのような影響を与えたかについて語り合いたいと思います。
基本的には活字コンテンツが対象ですが、必要に応じて、映画など他メディアの話も話もあっていいかなと思います。
- 2 :
- 板違い、書籍板に行け
- 3 :
- 書籍でルネサンス期のベストセラーについて答えることができるやつがいるとは思えないけどねw
- 4 :
- 中世日本でいちばん読まれていた本は、平家物語だね。
- 5 :
- 校訂のトリビアを誰か疲労して欲しい。
源氏物語にいろんな系統の本文があって、昔から研究されていたって話を
この前訊いて関信した。
- 6 :
- >>3
ルネサンス期のベストセラーと言えば、『狂えるオルランド』だな。
長いし、韻文だし、ちょっと読んですぐ挫折した。
- 7 :
- >>5
そりゃまたえらく疲れそうな話だ
- 8 :
- >>3
聖書なんじゃないの。
- 9 :
- ベストセラーってのは、1位だけじゃないんだよ。
- 10 :
- 興味深いスレ。荒らしが来ないことを願う。
- 11 :
- >>6
デカメロンは?
- 12 :
- 19世紀イギリスのベストセラー "The Englishwoman's Domestic Magazine"
書籍っつーか雑誌だが、今ある女性誌のルーツとでも言うべきもの
料理のレシピ、パリの最新モード(型紙つき!)、女性の為の法律相談、
今更聞けないマナーなどなど
主に寄稿したビートン夫人の家政関係記事はまとめられて
"Mrs Beeton's Book of Household Management"として今でも英国人家庭なら置いてあるとか
「19世紀のレシピ本を未だに使っている」という英国メシマズネタにされてるが、
そう馬鹿にしたもんではない
- 13 :
- 日本 テレビゲームの攻略本(少し前の時代)
アメリカ テレビガイド
- 14 :
- >>6
後は、タッソーのエルサレム解放とか。
>>1の言ってる法律書を一般人が普通に読んでいたのって、ルネサンス期じゃなかったっけ?
- 15 :
- 中世では東方見聞録より有名だったパクリ本のマンデヴィル旅行記
- 16 :
- 日本の戦国時代って、太平記がベストセラーなのかな?
- 17 :
- トンブクトゥとか、ああいうところのベストセラーってなんだったんだろう?
有名な図書館もあったことだし、興味はひかれるんだけどね。
- 18 :
- >>16
「語り」も入れると、謡曲本、『平家物語』、『太平記』、『伊勢物語』、
『古今和歌集』、『曾我物語』あたりかと。
『源氏物語』も当然人気ながら、大部なため普及度は低かった。
近代まで、田舎でも「名士」と呼ばれる家なら『古今和歌集』はありました。
『日本書紀』の内聖徳太子の記述のある巻など一部、『竹取物語』の最古の
写本は、室町時代のものです。
- 19 :
- >>5
『源氏物語(中世なら単に『源氏』、ないしは(光)『源氏の物語』)は校訂
過程を伺わせる写本が近年新たに発見されていますが、あれはまだましです。
『平家物語』など、読み本系と語り本系に分かれており、一般的なのが語り本
系の覚一本ですが、比較的古くに成立した延慶本(写本が延慶年間の本を室町
時代に写したもの)、長門本(阿弥陀寺、明治以降の赤間関神宮に伝わった)、
四部合戦状本、屋代本と色々あり、全部大筋は同じなものの、ある逸話があっ
たりなかったり、描写が違ったり、作者の意向で添削されたりと変化がある。
「『平家物語』を読んだ」と言っても、それは数ある内の一部だけ。
『源平盛衰記』や『源平闘諍録』の様な、更に風変わりな異本もあります。
一貫した筋の物語ならまだしも、教訓譚になると途中で時代や立場の違いで
手が加わったり、単純に写し間違えたりしてどんどん変わる。
新書『聖徳太子はいなかった』は、表題の面で成功しているかはさておき、
書誌学というものを一般読者に見せるという点では、いいと思います。
活字の「古典文学」というのは、実は綺麗に切り取られた一部でしかない。
- 20 :
- あとは御伽草子とか?
- 21 :
- >>14
こういうルネサンス期のベストセラーって、具体的にどの国でベストセラーだったのかよく分からないね。
当然イタリアは含まれているとして、あとはなんとなく近隣国ってことなんだろうか?
- 22 :
- >>21
あと初期なのか中期なのか晩期なのかも曖昧だよね。
1400年のベストセラーと1450年のベストセラーと1500年のベストセラーは当然違うだろ。
- 23 :
- シェークスピアって、当時はベストセラーだったんだろうか?
- 24 :
- ちょっとググってみたら自称「聖書に次ぐベストセラー」が多すぎてバロス
- 25 :
- 聖書以前のベストセラーってなんだろう?
- 26 :
- >>22
ドン・キホーテは、ほぼ間違いなく17C前半のスペインのベストセラー
- 27 :
- スペインでベストセラーなのは当たり前すぎて。
知りたいのは、具体的に周辺のどの国でベストセラーだったのか
- 28 :
- 光文社の『方法序説』の訳者解説によれば、
デカルトの時代には既にフランス語訳されていたらしい。
ベストセラーだったか否かは知らない。
とりあえず、ある作品の人気の時期を確定しがたいのには以下のような要因があるな。
・必ずしも出版された国で人気を博すわけではない。
・必ずしも出版された時代に人気を博すわけではない(=後世の再評価)。
・必ずしも「一度だけ」ベストセラーになるとは限らない(同上)。
・その時代に「有名だった」から「好評だった」とは即断できない(=禁書・問題作の類)。
- 29 :
- 現日大法学部の教授が若い頃同人誌に書いていた最も印刷された量の多い出版物
1.聖書関連
2.シェークスピア関連
3.不思議の国のアリス関連
多分3はジョークだよなw
- 30 :
- でも、不思議の国のアリスのモチーフって、やたらいろんなところに登場するからなぁ。
数え方によってはありかも。
- 31 :
- あぁ、そういや量子論の本にもアリスのモチーフが使われてたぞ。
- 32 :
- 今のアニメや漫画の世界でも、
主に児童向け・乙女向け(非BL)のジャンルでアリスのモチーフは使われているからね。
有名なのだとローゼンメイデンとか。
- 33 :
- アリスのモチーフなんて、ほんとうじゃうじゃ使われてるよ。
作者が作品内で使用した造語は、辞書にまで載ってるぐらいだし。
- 34 :
- イソップ物語、韓非子の童話、ギリシャ神話、北欧神話はどうなのさ?
イソップ物語は戦国の日本にまで印刷されてきて入っているだろう?
グリム童話は近代の国民国家の時代かもしれないが
イソップと韓非子はかなりのベストセラーになっていたのではないかな?
- 35 :
- イソップ寓話ぐらい翻案が繰り返されたテキストだと、、
オリジナルがベストセラーなのか翻案された各国語版がベストセラーなのか区別がつきにくいな。
もともと「アリとセミ」だった話が国によって「アリとキリギリス」で普及しているし、
教訓のニュアンスも各国で違いがあったりする。ラ・フォンテーヌのようにイソップ以外の寓話も
取り込んで、それがベストセラーになった場合とかは、「イソップ物語」としてカウント
すべきなのかどうか。
- 36 :
- ラ・フォンテーヌはいくらなんで、イソップとはカウントしないよ。
ブルフィンチだってギリシア神話とはカウントしない
- 37 :
- という考え方をする人間がいる一方で、真逆の論理も成立するというのが>>35の意味。
- 38 :
- カモンイスの『ウズ・ルジアダス』って、評判はよく聞くけど、16Cにはベストセラーだったんだろうか?
実際にあれだけの大部の本を読む人が、そんなにいたのかな。
- 39 :
- 『失われたときを求めて』なんかも当時のベストセラーだろ
俺は本棚を見ただけで読む気が失せたがw
- 40 :
- >>35
いくらなんでも、ラ・フォンテーヌはイソップには含めないだろう。
マザー・グースだってペロー童話集には含めないし。
- 41 :
- という考え方をする人間がいる一方で、真逆の論理も成立するというのが>>35の意味。
- 42 :11/12/03
- どんな言葉に対しても、理屈なんて付けようと思えばいくらでも付けられる。
一般的な慣行を、どうしても受け入れられず一人でいつまでも理屈を貫く人間を、一般的に狂人といい、
希に理屈をみなに認めさせることに成功すると、革命が成功した、と言われる。
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