2011年12月1期方言49: 【豊国】豊日方言について【日向】 (83)
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【豊国】豊日方言について【日向】
- 1 :11/05/01 〜 最終レス :11/11/06
- 豊日方言についてくわしく教えてくれませんか?
豊日方言は中四国方言の影響が強いらしいですが…
- 2 :
- >>1
特に語彙面はな。
- 3 :
- 豊日方言
・宮崎弁
・大分弁
・中津弁
・北九州弁
・田川弁
- 4 :
- 九州方言のうち、カ語尾を使わない、バイ・タイといった終助詞を使わない、極端な閉音節化がない。
言うなればこれら全てを満たした方言の総称か?
肥筑方言や薩隅方言に比べてこの地域全体の方言に共通する固有の特徴が少ない分、
豊日方言は消去法的な漠然とした区分けになっている印象を拭えない。
これを両豊(豊前豊後)方言、日向方言とさらに分けると特徴も掴みやすくなるんだろうと思う。
- 5 :
- 豊日方言ってなんか九州っぽくないよね…
むしろ両豊方言は広島あたりにそっくりだよ
- 6 :
- >>5
特に両豊方言の地域は有(外輪等胸式)アクセントで語法・文法は基本的に本州型、
九州方言の中では母音を比較的明瞭に発音して促音便化も少ないね
ただカ語尾がなかったりバイ・タイ・バッテンの類を使わなかったりするだけでなく、
このようなところが九州方言っぽさを感じさせない要因だろうね
- 7 :
- >>6
じゃ、なんで九州方言に分類されてるのかな?
日向方言は文法は本州型じゃないの?
たしかこの両豊地域の九州らしさのなさは中四国・関西からの移民が多いからよね?
- 8 :
- >なんで九州方言に分類されてるのかな?
二段活用の残存、開合の区別の名残、母音の無声化など、
西日本では九州だけに見られる典型的な特徴を有しているからだろ?
なんら問題はないと思うが・・・九州方言でなければどこに分類する?
>日向方言は文法は本州型じゃないの?
日向方言は準体助詞に「〜ト(ツ)」を使うところや「行く/来る」「やる/くれる」等の用法、
三拍以上の二段活用動詞もラ行五段活用に引っ張られる点(出来らん、起きらん)等、
典型的な九州の特徴のいくつかを有している点が異なる部分だろう。
>中四国・関西からの移民が多いからよね?
音韻や文法などの根幹に影響を与える規模の移民はない。無関係だろう。
- 9 :
- 一番大きいのは、動詞活用で、二段活用をはっきり保存してることじゃないかな。
特に豊日方言の地域は、上二段活用と下二段活用のどちらも明確に残っている。
これが肥筑方言や薩隅方言の地域になると、下二段活用は結構保存されているが、
上二段活用は一段化していることが多い。
中国地方や四国地方では、二段活用は全く保存されていない。
本州では和歌山県に僅かに残るのみ。
- 10 :
- >>9
豊日方言の地域でも上二段活用をはっきりと保存する地域はかなり限られていないか?
細かく見るとだいたいこんな傾向なんじゃないかな?
福岡東部-上二段活用動詞は下二段に転する傾向あり、命令形でラ行五段化傾向あり
大分北半-上二段活用と下二段活用のどちらも明確に保存する
大分南半-上二段活用動詞は語彙語調によっては下二段に転する傾向あり
宮崎(豊日)-上二段活用動詞は下二段活用に統合、未然形でラ行五段化傾向あり
下二段活用に統合した地域でも上二段活用だったものは痕跡位は見て取れる場合はあるが。
- 11 :
- >>10
文法のことはよく分からんが北九州地方では「みらん」と「でらん」と「ねらん」は言う
だけど「おきらん」とか「出来らん」は言わない
…でも最近は北九州でも「みん」「でん」「ねん」て言う人が増えてるかなぁ…
- 12 :
- ところで上二段活用動詞が下二段に転するのはどんなものですか?
命令形のラ行五段化って「起きろ→起きれ」とか?
…そんなん言うかなぁ…気づいてないだけかも…
- 13 :
- >>11
北九州は三拍以上の上二段動詞未然形がラ行五段型になることはないと思う。
大分共々両豊方言地域は九州最後の砦。
一方、命令形の「エ」段受けは北九州周辺ではポピュラーな現象。
「する」の命令形「しろ」を「せれ」と言ったりするのと同じで上二段動詞に限らずよく起きる。
(上二段)起きん-起きます-起くる-起くるとき-起くりゃあ-起きい
↓
(下二段)起けん-起けます-起くる-起くるとき-起くりゃあ-起きい/起けえ
おそらく10-20代の人と思うけど、あなた自身や周りの同年代の人を基準にしているなら
まず耳にすることはないだろう。もう共通語化しきっている年代だから。
人の出入りが激しい北九州なら祖父母世代でも怪しくなる時期だ。
しかし筑豊や京築、大分などでは中年層でも耳にすることが出来るが。
- 14 :
- 豊日方言は、連母音の融合で
オイ→イー、エイ→イー
と狭母音化するところも九州方言らしくないか?
- 15 :
- 確かにそれは言えてる。
同じく連母音融合が盛んな中国方言とはこのあたりの変化の仕方が違う。
- 16 :
- >>13
「しろ→せれ」は言わんなぁ…
「〜せぇ」とか「〜しぃ」としかあんま使わんから…
確かに人の出入り多い北九州じゃもうその傾向は消えてるんやろね
けど自分は北九州市出身じゃないんだなこれがw
>>14
それは「おもしろい→おもしりぃ」とかですか?
でも豊日地域は確かに九州らしさを多く失ってはいるものの
状態可能「〜きる」などやっぱ九州だな…と思う部分もたくさんあるな
と自分は思う
でも宮崎の方言はなんでカ語尾がないのかがちょっと不思議
豊日の中では一番九州っぽいよ…宮崎は…無アクセントだし
- 17 :
- そういえばずっと忘れてたが飯塚弁と日田弁は豊日方言に分類されるのかな?
田川は「よか」言うってホント?
- 18 :
- >>16
命令形の「エ」段受けは筑豊方面にかけて顕著な傾向で、
京築方面に向けてはさほど顕著でないという面があるな。
>>17
飯塚弁(嘉飯山地域)は肥筑(筑前東部)方言、直鞍・田川は境界方言域だろうね。
大分県西部も境界方言域だが日田に限れば肥筑方言と見ていいと思う。
カ語尾のうち「ヨカ」「ナカ」の二語は特に勢力が強く境界方言域まで分布している。
宮崎でも高千穂町西部や五ヶ瀬町といった境界方言域に分布していたはず。
カ語尾の衰退著しい筑前方言もこの二語だけは安定しているからな。
- 19 :
- 北九州市内には豊日方言と肥筑方言の境界が走っているはずだが
具体的な境界線の位置はどこ?
そもそもそんなにスパッと分かれるもの?
- 20 :
- >>19
本とかには遠賀川がボーダーと書いているが自分は戸畑区だと思っている
戸畑からが筑前だし
- 21 :
- でも戸畑は豊日
八幡は肥筑に近いと思う
- 22 :
- でも戸畑は豊日
八幡は肥筑に近いと思う
- 23 :
- 官営八幡製鉄所が出来て爆発的な人口流入で都市化した地域に線引きするのは難しい。
北九州市西部は製鉄所が出来るまで旧国境の寒村でしかなかったんだろ?
方言調査が行われた時期に三代遡って同じ所に在住し、そのような人で地域コミュニティが成立して、
移住者からの干渉も少なく本来の方言の姿をとどめていた人がどれくらいいただろうか疑問だな。
こういった明治以降の社会変化を考えると、旧国境で仮の線引きをする以外無いんじゃないかな?
下手に動かすと近代以降の社会変化を反映させることになってしまうし。
- 24 :
- >>18
確かに田川などの筑豊は博多弁の特徴(「〜ばい」「〜たい」「〜と」など)
肥筑要素が入ってるし境界方言って考えには賛成だね
福岡市などの筑前方言地域に「よか」「なか」が残ってるの?
もうあそこはカ語尾使ってないのかと思ってた
そういえば筑前方言とは旧筑前地域の方言全部を指すのかな?
- 25 :
- 筑豊地区の方言を語法文法音韻などの方言区画を決定づける体系的なもので見ていくと
飯塚以外の地域も肥筑要素が強いよね・・・八幡や遠賀と比べるまでもなく
そういった意味で筑豊弁という括り方やひとまとめに豊日方言として扱うことに
常々疑問を感じているんだが
- 26 :
- >>25
同感。筑豊は北九州よりもあきらかに肥筑の影響強い
筑豊弁の中で豊日にいれていいのは田川までかな?
遠賀も「〜ばい」は言うよね?
- 27 :
- 肥筑的な要素を感じさせるものでは「バイ」が最も分布が広いだろうね。
伝統方言での使用域は北九州市西部・遠賀、筑豊全域、大分県西部、宮崎県北西部まで広がっている。
いわゆる豊日方言のうち、肥筑方言との境界方言域とされるほぼ全ての地域かな。
- 28 :
- >>16
そう、「おもしりい」とか、他にもいろいろ例があるはず。
それと、「ごと」とか、方向を表す「さん」「さに」みたいなのも、
豊日方言にもある九州方言要素だ。
- 29 :
- >>27
確かに福岡県東部(小倉・門司)〜宮崎ラインでは「〜ばい」はあまり
聞かないな
戸畑あたりでは「〜ばい」はよく聞く
しかし小倉に行くとばったり消えるからおもしろい
>>28
そうだね
やっぱ九州っぽくないと言えど豊日もなにげしっか
り九州要素を持ってるよね
そういえば宮崎弁の九州らしさのなさは何が影響したのかな?
あそこは瀬戸内海での交流が深かったわけじゃないよね?
- 30 :
- カ語尾・タイ・バイ・バッテンといった西九州的な要素に関して言えば、
西九州で独自に言語が変化していった結果獲得した特徴で、
そういう語彙を共有していなければ、
豊日方言的なものになるだろうなという推定はできる。
交流があったからもたらされたというよりは、
中国・四国方面との交流が強かったり、西九州との交流が少なかったりした結果、
西九州方言的な語彙を獲得しなかった・・・ということかと。
2段活用や方向を表す「さん」等は、西九州とも共有してはいるが、
元々中国・四国にもあったはずのもので、
傾向としては、
西九州発の方言的特徴は,西九州と共有しない
本来本州にもあった方言的特徴は西九州と共有する
が豊日方言ではないかと。
(まあ,宮崎はそれなりに西九州的語彙を獲得しているが)
- 31 :
- >>31
なるほど
西九州発祥方言は豊日には少なく中四国九州共通方言は豊日も共有する
ということだな
豊前豊後は中四国との交流が深くて西九州との交流が少なかったことは
知っているが宮崎も中四国との交流の方が深かったのかな?
てことは旧筑前国で豊日方言に含まれてる地域または方言境界地域はも
ともと博多弁だったのかもしれないな
- 32 :
- >>30
中央語の統制が利いた最西端の方言が豊日方言だという考え方だね。
>(まあ,宮崎はそれなりに西九州的語彙を獲得しているが)
両豊方言にはなく日向方言には見られる西九州的な語法や文法などの特徴は
西(肥筑)と南(薩隅)双方に共通するものが多くないか?
西からの変化の圧力には強い割に、南からの変化にはそうでもない気がする。
強烈な音韻面の特徴で別物扱いされる鹿児島弁も閉音節化したものを元に戻すと
意外なくらい宮崎中南部の方言に似てくるな。
>>31
>宮崎も中四国との交流の方が深かったのかな
直接の影響はほとんど無いだろうね。
日向方言は九州方言の中でも他方言と類似性が少ない孤立型だと思っている。
唯一両豊(豊後)方言だけが類似性が高いと言えるくらいじゃないか?
あとは音韻面の壁はあるが語彙面では薩隅方言との若干の類似性がある程度。
よって、宮崎にも若干ある中四国方言的要素は両豊方言を介しての二次的なものだろうね。
- 33 :
- 豊日には関西系の方言が多いらしいがホントか?
- 34 :
- >>31
宮崎と中四国との交流が有ったかどうかはわからない。
というより、直接の交流は無かったのではないかと思う。
方言に関して言えば、
九州東岸と中国・四国との直接の交流がある程度明瞭に確認できるのは、
豊後水道の両岸(大分〜愛媛高知西岸)と周防灘の両岸(福岡・大分〜山口南岸)
くらい。
直接中四国との交流がある必要もないわけで、
@宮崎は、西九州からの言語の影響を強く受けるほどには、熊本との交流が無かった。
A大分との交流は一定量あった。
の2つで、十分説明可能かと思う。
- 35 :
- >>33
語彙的なものはそこそこ多いが体系的なものはあまり無い。
ということは、関西からの直接の影響ではなく間接的なものなんだろう。
豊日方言でも関西的な語彙が多いのは豊前よりも豊後側のように感じる。
交流のルートから考えるとおそらく四国を介しての影響だろう。
ちなみに瀬戸内海の海上交通を支配したのは四国側の人間。
- 36 :
- >>35
それは分かる
豊前よりも豊後の方があきらかに多い
ただ福岡県でも大分との県境は中津弁(大分弁?)をしゃべるらしいな
ただ豊前豊後はもともと豊国で一緒だったからなんとなく方言に共通性
がある気がする
そういえば鹿児島でも旧大隅地域は豊日の影響をかなり受けてないか?
- 37 :
- >>36
福岡県の大分県境付近は中津藩領だったからね。基本は同じ。
豊前豊後の方言はよく似ているよ。
語彙などに若干の違いがあるものの筑前-筑後や肥前-肥後より差は小さかろう。
九州の方言の伝搬ルートは
1.中国地方-豊前-筑前-筑後-肥前/肥後-薩摩-大隅という流れと
2.中国四国-豊後-肥後/日向-大隅/薩摩
の、2ルートがあるんじゃないかと思っている。
- 38 :
- >>36
>そういえば鹿児島でも旧大隅地域は豊日の影響をかなり受けてないか?
恐らく薩隅方言は,
特殊化した肥筑方言(主に薩摩)と,特殊化した豊日方言(主に大隅)を含んでいて、
もちろん特殊化し始めたであろう江戸時代初期のそれらが、
現在の熊本や宮崎のものと同じではないが、
大隅方言の肥筑的でない部分というのはこの時期のものを引き継いだんじゃないかと思う。
要するに、
第一段階として九州西部で西九州的要素が生まれてそれが南北に広がる。
第二段階として西九州的要素が大隅に至るかどうかのタイミングで、
江戸時代がはじまって言語的に薩隅エリアが分離して特殊化。
ということではないかと。
(まあ推測の域は出ないが。)
- 39 :
- >>37
ただ自分が思うに筑前などはあまり中国方言の影響を受けてない気がする
西九州(筑前筑後肥前肥後)は九州独自の方言が多い
確か大隅地域はカ語尾よりもイ語尾優勢
薩摩地域はイ語尾よりもカ語尾優勢だったと思う
だから>>38の考えは正しいとは思うが…
- 40 :
- >>39
>ただ自分が思うに筑前などはあまり中国方言の影響を受けてない気がする
西九州的な内的変化の本場は筑後周辺の有明海沿岸部とされているのだが、
この変化は1のルートを通じて西へ南へと一緒に伝搬していったと思われる。
同じように伝搬ルートを遡って北隣の筑前にも伝わり定着したのだが、
筑前の場合、九州の内的変化の遡上>中国方言要素の伝搬という力関係だったと。
- 41 :
- ま、豊日方言はやっぱりなんだかんだ言って九州<中四国の影響ってとこだろう
そういえば豊日方言は「〜ちゃ」が語尾につくが博多弁の「〜ちゃん」と関係が
あるのだろうか?
ちょっと使うところが違う気はするが…
- 42 :
- >>41
「〜ちゃ」は「〜たい」に近いと思う
「〜ちゃん」は豊日方言からの借用だと思う。
博多弁では「〜ちゃが」
- 43 :
- 意味的には近いけど、
「〜ちゃ」は「〜てば」あたりが語源だろうから、
「と+わい」(わい=ばい)が語源の「たい」とは微妙に違う。
西九州的な「と」の語源が分からん・・・
- 44 :
- >>43
文献上の中央語にみられる語彙とまったく関連のない語というのもなりたつと思うが、
単純に助詞の「と」由来じゃないかな。
(1)「-との」という言い方があって「〜するとのこと」のようにと言っていた。
(2)修飾を受ける名詞がなく「〜するとの」だけで使う言い方が用いられるようになる(トノの準体化)
(3)「の」が脱落した
一方終助詞の「と」もおそらく「-との」に由来するのではなかろうか
(1)「〜するとのこと(よ)」という形で詠嘆を表す体言止めの語法をもっていた
(「まあこの犬の大きいこと!」のようにことを使った体言止めは標準語でも存在する)
(2)「こと」を省略した「〜するとの」だけの形が用いられるようになる
(3)「の」が脱落した
- 45 :
- >>42
そういえば肥筑方言地域+日向はよく「〜っちゃけど?」「〜っちゃろ」
って言うよな
あれはもともと「〜とやけど?」「〜とやろ?」だったらしいな
ちなみに両豊地域は「〜んやけど?」「〜んやろ」だよな?
- 46 :
- 福岡県の旧豊前地域はもともと大分弁だったという可能性は?
- 47 :
- >>46
「大分弁」なるものをどうやって定義するの?
- 48 :
- >>47
今の大分県で話されている方言
豊前は人の出入りが激しくてもともとどんな方言だったのかが分からない
- 49 :
- 福岡県側の豊前地域でも、行橋以南のいわゆる京築地方は在来の方言的特徴を比較的残しているだろ。
小倉などの北九州市豊前部の在来方言は、現在の京築方言に近いものだったと言われているよ。
- 50 :
- >>49
その京築方言とはどんな感じ?
- 51 :
- 現地に行って地元の中高年層の会話を聞いて見るのが一番だけど。
語彙は北九州あたりとさほど違いはないけど、二段活用なんかの特徴が残っているようだ。
南端の豊前市や吉富町あたりだと、もう大分県側の中津市や宇佐市とそっくりになるな。
大分市あたりの大分弁とは違うようだけど。
- 52 :
- >>51
豊前と吉富町はもう中津弁だろ
「〜じゃら」ってやつ
中津市と宇佐市は旧豊前地域だし
北九州市の豊前地域はもともと「〜ばい」も「と」も使う地域じゃないんだがなぁ…
- 53 :
- >>42
「〜ちゃん」が豊日の「〜ちゃ」と関係があるようにはあんまり思えないが
だいたいあんまり博多で「〜ちゃん」を使ってる人に会ったことがない
中高年となると誰も「〜ちゃん」使ってないだろ
- 54 :
- 豊前市とか福岡県内の中津弁使用地域は大分みたいに「〜で」とか言うの?
- 55 :
- 言わんちこ
- 56 :
- 言うちこw
- 57 :
- 言いちこ
- 58 :
- 言うっちゃ
- 59 :
- 豊国と日向って方言が大きく異なっていそうなイメージがするけどどのくらい違うの?
前者は中国地方っぽいのは知ってるが
- 60 :
- >>59
豊後と日向の国境付近で大きく対立する違いといえば、
準体助詞に「の・ん(本州的)」を使うか、「と・つ(九州的)」を使うか。
「有アクセント(東京式)」か、「無アクセント」か。
「比較的母音を丁寧に発音する」か、「子音優勢で促音便化が目立つ」か。
前者が「両豊」、後者が「日向」。
違いの感じ方は人それぞれだけど、この対立は一聴して両豊を中国方言的、
日向を九州方言的と感じさせる最大の要因だと思う。
一方、語彙に関しては旧藩境で徐々に変わっていく感じで、「両豊」と「日向」という対立は
あまり多くない様に感じる。
- 61 :
- >60
宮崎弁を実際に聞いてみると、肥筑方言からバイ・タイやカ語尾を抜いただけの
いわゆる九州弁の一種という印象を持ったけど、そのあたりが関係しているのかな?
九州内出身の人が聞くと、宮崎弁は肥筑方言がベースとなったありがちな九州弁とは
異なるものとすぐに分かるのだろうか?
- 62 :
- 自分は両豊方言地域出身だが宮崎弁は正直言って宮崎弁は肥筑方言と区別
があまりつかなかったな
だが両豊方言と肥筑方言は全然別物だな
- 63 :
- 瀬戸内海の言葉に近いって事か
- 64 :
- そうかもね
- 65 :
- 大分は何とかしょちょると言うね
- 66 :
- 大分の最近の人って「〜とる」も使うの?
なんか
大分の人が「〜しとるよ」とか言っていたが…
- 67 :
- >>66
大分でも日田とかだとそこまで違和感は感じない
使うかどうかは半々ぐらいだが聴き慣れてる
- 68 :
- >>53
たしかに博多弁は「〜ちゃが」っていうのが正しいからな。
- 69 :
- 北Q出身
「もう朝やけ起きりぃ」って言うんだけど北九弁だよね?
食べりぃ、起きりぃ、とか…。他所では全然聞かないけど!w
- 70 :
- 「〜りぃ」は福岡の女学生言葉らしいよ
50代あたりの女性から顕著に使われ始めて今の若年層では男女関係なく使う
「食べれ」「起きれ」より響きが優しいという理由らしい
北Qだけじゃなく博多の方でも耳にするけど、福岡県外では通じないね
- 71 :
- >>67
その人は大分市出身だったが…
やっぱ方言も変質してきているのだろうか…
- 72 :
- 環境で結構違ってくるからなぁ
方言も本当にわからないとき以外は「何それ?」とか聞かない
文脈と雰囲気で判断するw
- 73 :
- ちょるちょるちょるちょる
- 74 :
- >>71
「とる」はあんまり聞かんのぉ
若えしは「ちょる」ち丁寧な発音をせにゃぁいけんような時は標準語使うきぃ
専ら音便形の「ちょん」のじょー耳ぃするごたるで
職場に大分市出身で「とる」使うしが一人おるけんど、聞いちみりゃ親が熊本と広島出身たいう
そりゃそうじゃろう・・・両方とも「とる」地域じゃけんな
そげなし、結構おいいで
- 75 :
- 大分は「とる」も使う
- 76 :
- 大分の海沿いで、元々「トル」だった地域って存在しないんじゃない?
- 77 :
- 豊日方言は他九州方言のようにコテコテの九州のイメージがないから他の九州方言より好きだな
- 78 :
- 祖母が日田弁を話し、
高校の数学の先生(宮崎県と熊本県の交流で先生を交換している)は
宮崎弁を話すけど結構違う。
- 79 :
- そりゃ違うよ。
日田弁は肥筑方言系統の特徴がかなり入っている。型の少ない東京(筑前)式アクセントで、
同音異義語の区別もある。主な使用域の日田市は九州背梁山地の西側に位置しているからね。
筑豊弁などと同じく終助詞「バイ」や一部にカ語尾を使う豊日方言と肥筑方言の境界方言。
宮崎弁は典型的な崩壊アクセントで、豊日方言の中では九州的な特徴を最も多く備えているけれど、
肥筑方言の直接的な影響は少なく、終助詞「バイ」やカ語尾は使わない。
- 80 :
- 「よか」に限れば、宮崎弁の地域でも使うところはある。
諸県弁との境界に近い串間市や東諸県郡がそう。
合併前の宮崎市域や日南市でも連体形に限れば使うことがある。
「よか」を少しでも使う地域と一切使わない地域の境界は、豊日と薩隅の境界よりも東にある感じ。
- 81 :
- 五ヶ瀬や高千穂の熊本県に接する地域にもあるようだな>バイやカ語尾
このあたりは日田弁と同じく肥筑方言的な特徴が混じっているようだ、
- 82 :
- 五ヶ瀬・高千穂・椎葉はバイ、「よか」のみカ語尾。椎葉ももともとは西臼杵郡だった。
国道が整備されて日向市との行き来が増えたため、椎葉は東臼杵郡に移った。
でも言語面ではいまだに椎葉と日向市・美郷町(元の東臼杵郡)では違う。
- 83 :11/11/06
- 熊本県と接する大分県の竹田市には、肥筑方言の文法的影響はほとんど見られない。
終助詞バイやカ語尾もないし、文語上二段活用動詞が五段活用的になる傾向も無い。
地形的障壁は高千穂や五ヶ瀬と大差がない、いや、むしろ少ない位なのに対照的だ。
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