2011年12月1期創作発表15: 他に行き場所の無い作品を投稿するスレ4 (12)
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他に行き場所の無い作品を投稿するスレ4
- 1 :11/11/26 〜 最終レス :11/12/03
- とりあえず書いてはみたものの、一体どのスレに投稿するべきか分からない自作の作品を投下するスレです。
仲間外れの方、空気読めない方で、想像力と妄想力をもてあまし気味の方は是非、こちらのスレへどうぞ。
批判、批評、ご意見はなるべく簡潔に。変に貶したり感情的にならずに優しく見守ってあげましょう。
【過去スレ】
他に行き場所の無い作品を投稿するスレ3
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1281009558/
他に行き場所の無い作品を投稿するスレ2
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1248339137/
他に行き場所の無い作品を投稿するスレ
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1223547316/
- 2 :
- >>1乙
- 3 :
- >>1乙
- 4 :
- ランプに照らされただけの薄暗い空間。
どれだけの高さがあるのかわからない木造の高架は目の前で行き止まりになっていて、
引き返さなければならないだろう事は明らかだった。
ため息をついて来た道を振り返ろうとすると、高架の下、底が見えない闇の中で何かが動く物音がした。
気になって目を凝らしてみると、闇の底から伸び上がるようにして、
濃いオレンジ色をした、ぐにゃぐにゃとした不定形の生物が現れた。
不定形の生物から伸びている触角の先端にある、人の体ほどの大きさがある瞳は、
ランプの光に照らされて緑色に光って熱心に窓付きを見てきている。
そんなぶしつけな視線から興味無さげに目を逸らし、
窓付きは茫洋と薄暗闇の彼方、これから進む道を眺めた。
- 5 :
- 【市況のクズ】◆pc1JVPuYSE【キチガイ朝鮮人】
- 6 :
- これほどのブーメランは見たことが無い
http://minshushiryo.up.seesaa.net/image/hatobaka1.jpg
- 7 :
- 1. 初恋ばれんたいん スペシャル
2. エーベルージュ
3. センチメンタルグラフティ2
4. ONE 〜輝く季節へ〜 茜 小説版、ドラマCDに登場する茜と詩子の幼馴染 城島司のSS
茜 小説版、ドラマCDに登場する茜と詩子の幼馴染 城島司を主人公にして、
中学生時代の里村茜、柚木詩子、南条先生を攻略する OR 城島司ルート、城島司 帰還END(茜以外の
他のヒロインEND後なら大丈夫なのに。)
5. Canvas 百合奈・瑠璃子先輩のSS
6. ファーランド サーガ1、ファーランド サーガ2
ファーランド シリーズ 歴代最高名作 RPG
7. MinDeaD BlooD 〜支配者の為の狂死曲〜
8. Phantom of Inferno
END.11 終わりなき悪夢(帰国end)後 玲二×美緒
9. 銀色-完全版-、朱
『銀色』『朱』に連なる 現代を 背景で 輪廻転生した久世がが通ってる学園に
ラッテが転校生,石切が先生である 石切×久世
10. Dies irae
SS予定は無いのでしょうか?
- 8 :
- 2レスほどお借りします。
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その日、『ひとりの男がノーベル賞を受賞した』というニュースが日本中を駆け巡った。
内容はノーベル医学賞。
かつて男が公表した『脳波信号の圧縮処理技術とそれを応用したコミュニケーション補助薬の開発』という論文が、
医学と社会の発展に寄与した・・・というのが受賞の理由であった。
このニュースを聞き、湧き上がる日本国民。
マスコミも『この興奮を報道しない訳にはいかない』とばかりに、さっそく男へのインタビューが彼の自宅にて行われた。
「先生!ノーベル医学賞、受賞おめでとうございます!!」
若いインタビュアーが、男にマイクを近付けながら嬉しそうに言う。
「いや・・・こちらこそ、ありがとうございます。」
一方の男も、ノーベル賞という大賞に多少の戸惑いを表情に表わしながらも、嬉しそうに返答した。
「先生が過去に開発された『脳波信号圧縮処理技術』って・・・つまりは、現在流通している『ツーカー錠』の基礎となった技術ですよね?」
「そうです。『ツーカー錠』・・・正しく言い直せば『脳波信号圧縮伝達補助剤』は人間の言葉や感情といったデータを極限まで圧縮、
そして暗号化することで、コミュニケーション時間の簡略化や微妙なニュアンスの完璧な伝達を可能とする薬です。言ってしまえば・・・。」
「『ツーカーの仲』・・・ってやつですね?」
「むっ・・・まぁ・・・そうだ。」
「我々マスコミも、この薬には度々お世話になっています。における判決報道みたいな一刻を争う場面では、
少しでも早く編集部に情報を伝える必要がありますし・・・それに、事件現場での言葉にしにくい情景描写なんかも
この薬のおかげでパーフェクトになりましたよ。本当に感謝です!」
「いやいや・・・確かに、この薬の基礎技術を開発したのは私だが、それを製品化してくれたのは製薬会社ですしねぇ・・・。」
そう言って照れくさそうにする男。
一方のインタビュアーは次の質問へと移る。
「ところでですが・・・。」
「何だね?」
「この脳波信号・・・補助・・・えぇっと・・・『ツーカー錠』の開発のきっかけって何なんでしょうか?」
「きっかけ・・・か。」
『きっかけ』を聞かれて少し黙る男・・・であったが、数秒ほど考えた後、男は語り始めた。
「言うならば・・・『完璧な伝聞をしたかったから』かなぁ?」
「完璧な伝聞・・・ですか?」
「ああ、私は典型的なA型体質らしくてね・・・何事も言った通り、思った通りにうまくいかないと気分が悪くなるんだ。
そして、その流れで『どうして、ああ出来なかったんだろう』とか『どうして、こうしなかったんだろう』と
反省やら後悔やらを口に出して・・・しかも何度も繰り返すものだから、そのことである日、妻にものすごく怒られてね・・・。」
「・・・え?失礼ですが、奥様が居られるのですか?」
「・・・君、本当に失礼だよ・・・まあ、いいや。せっかくだから紹介してあげよう。オーイ!」
そう言って、家の中に向かって大声を出す男。
すると、その言葉に反応してひとりの和服美人が現われた。
- 9 :
- 「これが私の妻だよ。」
「こんにちは・・・本日は主人を取材していただき、誠にありがとうございます。」
物静かに言う女性。
その美しすぎる姿に、インタビュアーはおもわず顔を赤らめてしまった。
「ひ・・・あ・・・は・・・へ・・・よろしくお願ひしまふ。」
言葉がメチャクチャになるインタビュアー。
その様子を見て、男は少し笑ってしまった。
「君、どうしたんだい?」
「いや・・・その・・・あまりにもお美しい奥様だったので・・・えぇっと・・・あの・・・。」
「おいおい、人の妻に恋しないでくれよ。」
「まぁ・・・。」
笑う夫婦。
それにつられて、インタビュアーも頭をかきながら申し訳なさそうに笑うのであった。
その後、彼の妻を交えてインタビューは再開された。
彼女の美しさに目が行きつつも次々と質問していくインタビュアー、
対して時折考えながらも全ての質問に答えていく男とその妻。
インタビュアーは彼らの口から出る答えを全てメモしていくが、
それらの言葉からは『夫の苦悩』とそれを晴らそうとする『妻の愛情』が感じられた。
この取材はインタビュアーの手で再構成せれ、新聞の一面を飾った。
そこにはこう題されていた。
『ノーベル賞までの道のり 〜妻の愛に支えられた科学者の二人三脚人生〜』
「へぇ・・・『妻との愛』ねぇ・・・。」
そう言いながら新聞を読む者がいた。
それは、あの男の妻であった・・・が、その姿はインタビューを受けていた時の和服姿とは違い、
艶のある真っ黒なレザースーツに包まれていた。
「それにしても・・・考えてみたら、あなたは『奴隷』としてワガママだったものねぇ・・・。
『もう少し痛くして欲しい』だの『もう少し罵って欲しい』だのプレイの後にワーワー注文してきて・・・
純粋な乙女だった私をこんなふうに逆してくれたんだから・・・。」
そう言って新聞を床に投げ捨て、近くにあったベラ鞭を手に取る妻。
「まあ・・・でも、あなたが開発した技術であなたの望むプレイも
『ツー』と『カー』で分かるようになったしねぇ・・・あなたにお礼ぐらいはしてあげないと
『女王様』として失礼よね・・・あ・な・た!」
強めの声を上げ、正面を見る男。
その目線の先には、肉にロープが食い込むほどに体を縛られ、顔には目隠しと猿ぐつわをされた状態で座らされた男の姿があった。
『脳波信号圧縮伝達補助剤』・・・通称『ツーカー錠』。
その誕生のきっかけは『SMにおいて自分の求めるを完璧にされたいが故のものだった』ということは
『女王様』と『奴隷』のふたりしか知らない・・・。
おわり
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以上、藤子プロが見たら確実に怒られるような短編でした。
- 10 :
- むしろ俺は星新一を思い浮かべた
- 11 :
- 深々と降り続ける雪を、北風が巻き上げる。
現在、気温は例年でも珍しく氷点下を下回っており、お世辞にも過ごしやすいとは言えない。
しかし、そんな気候とは対称的に、街は輝きに満ち溢れていた。
そう。今日はクリスマス・イヴ。
まるで空に煌めく星のようにライトアップされた街並みに、楽しそうに談笑するいくつものカップル達。
誰もが、至福の時を過ごしていた。
そんな中。
──ねぇ、今日はなんで遊園地なんかに呼び出したの?
一人の女性が、同じベンチに座り縮こまっている男性に問いかけた。
──えーっと……それはね、それが、その………、
男は言葉を濁す。
──ねぇ、なんでー?
女性はいたずらっぽく笑って目の前で顔を赤くしている男性をこずいた。
──なぁ、分かってるんだろ?いい加減…。
ため息混じりに返す男性。
──分かんないよ。言ってよ。
しかし、女性は分からないの一点張り。
──言わないなら、帰るよ。
男性に痺れを切らしたのか、立ち上がって、その場を去ろうとする女性。
その瞬間。
大きな花火が、宙で開いた。
「わぁーすごーい」
「冬の花火ってのも良いなぁ」
周囲の人達は一斉に顔を上げ、花火に見とれた。
当然女性も歩みを止め、空の華を見上げている。
──綺麗…
女性がそう呟く。
チャンスは、今しかなかった。
しかし、なかなか言葉が出てこない。
声をかける勇気が、男性には足りなかったのだ。
更なる花火が空に次々と上がる。
女性が、一層目を見開いた、刹那。
一筋の赤い閃光が、彼女の頭部を貫いた。
- 12 :
- 雪の白い絨毯を、血が真っ赤に染め上げていく。
体のあちこちから血を吹き出して倒れる人々。
辺りからは悲鳴が上がり、一部パニックを起こしている人間もいた。
──今年も、《奴ら》がやって来たのだ。
血染めの赤装束に身を包んだ戦闘集団、SANTAが。
奴らに奪われた命は、二度と返ってこない。
俺はあの時、この手で奴らをで全滅させるとアイツに誓ったんだ。
あの日もまた、今日と同じ肌寒い夜だった──。
美しくライトアップされ、多くの人で賑わうショッピングモールの屋上に、俺は居た。
建物と隣接した、現在騒ぎの中心となっている、とある公園の広場を見下ろす。
敵は三人。
地面に達する程の巨大な腕を引きずる近接タイプが一人、細身で鋭角的なフォルムを持つスピードタイプが一人、そして──あんなタイプは俺も初めて見る、未知の形状の敵が一人。
基本、サンタはある程度人の形をとっているが、例えば腕が巨大だったり、それこそ全長が5メートル程あったりと、どこかしら異形の部位が存在するのが常だ。
しかし、今回の新型は違った。
赤の白の帽子を深く被っているので目元はあまり見えないが、完全な人形のフォルムをしている。
体調も170センチ程とサンタにしては控えめなので、通常なら成熟途中の未熟な個体と見なし真っ先に狙撃しただろう。
しかし、せばすほどより強力に成長するサンタは、葬った命の数だけその装束が紅く染まっていく。
だが、あの人間型が羽織った緋のマントはやけに朱かった。
つまり、あれで完成形ということである。
更に、あの人間型からは、他のサンタとは違う、オーラのような物が出ていた。
──これは何かあるな。
そう判断し、耳元の無線機のスイッチを入れる。
「俺だ。作戦を変更する。プランb-3からd-9へ。各自速やかに行動を開始せよ。それと──」
そこで言葉を区切り、
「──あの人間型は、俺がやる」
言いながら地面を蹴り、俺は夜の闇へと繰り出した。
- 13 :
- 冷たい風が頬をよぎる。
羽織ったコートの隙間から侵入した冷気が肌寒い。
しかし、戦闘を前にしてヒートアップした俺の思考には、それさえも心地良かった。
耳に装着した無線から仲間達からの『了解』の声が続く。
彼らには例の人間型を残し、残りの敵を引き付けるように命令してある。
──大丈夫。俺はそう心に言い聞かせた。
彼らもまた、サンタに大切なものを奪われた者達なのだ。故にその瞳に、一切の迷いは存在しない。
不意に銃声が耳に入った。戦闘が始まったのだ。
俺は公園の外れにそびえる樹木にアンカーショットを放ち、慣性を利用して地面に着地した。
戦闘の中心となっているはずの広場までは、まだ少し距離があるはず。
立ち上がりながら考え、辺りを見回すと、直ぐに様子がおかしいことに気付く。
霧が出ていたのだ。
確かに上から見ているときは視界は良好だった。
ならばこの霧は、俺の侵入を察知して発現したとでもいうのか…!?
- 14 :11/12/03
- 靄がかかった世界を街頭がうっすらと照らし出す。
疎らに点在する木、整備された道の脇に設置された自動販売機、視界に映る全ての物体のシルエットが歪んで見える。
やられた。これではどの方向から攻撃が来るか分からない。
唇を噛み締めながら、89式小銃を構え、精神を集中させる。
敵は、恐らく俺の隙を突いて背後から狙ってくるだろう。
そう結論付けた。特に理由はない。ただの直感だ。
俺は適当に辺りの繁みへと銃弾を連射した。
その瞬間、背後でザザっという物音。
その音が耳に入るか入らないか、とにかく俺は脚部に渾身の力を込め空中に跳び上がった。
──直後、鋭い刃物状の物体が、鈍い残光を残しながら俺のコートの裾をかすった。
危ない。あと一秒でも遅れていたら俺は真っ二つだっただろう。
しかしこれで完全に敵の後ろをとった。
人間型は、刃渡り1.2メートル程の長物を空降っていた。
当然、先程の銃撃はフェイクである。
恐らく敵は俺の攻撃に反応し、死角である背後から襲うつもりであったのだろう。
だが、そんな事は予測の範疇。俺の直感は正しかった訳だ。
これは、長年奴らと戦ってきた者のみが会得できる一種の特殊技能のようなものかもしれない。
ともかく、敵の能力よりも俺の経験が勝っていたということだ。
俺は勝利を確信し、ガラ空きの人間型の背部へと弾丸を叩き込むべく引き金を引いた。
この近距離では外れるはずのない、的確に発射された三点バースト弾。
それは直線の軌道を描き、人間型の背中に吸い込まれていく──
──が、しかし。
3つの弾丸が、敵の身体を貫くことは無かった。
銃弾が命中する瞬間に、人間型の姿が《消えた》のだ。
「甘いな」
背後から声。
直後、今度は俺の背中に鈍器で殴られたような衝撃が加わった。
「かっ……はッ!」
肺の空気が一気に押し出される。
そのままの勢いで地面に激突しそうになったが、間一髪の所で受け身を取り、体勢を建て直した。
人間型が何事も無かったの様にストっと地面に着地する。
俺は自分の目を疑った。
奴はあの瞬間、確かにそこに《居た》ハズなのだ。それなのに……なぜ!?
考えを巡らす。が、一向に答えは出ない。
まさかこいつ瞬間移動能力を……!万事休す……か!?
諦めかけた、その時──
「大丈夫ですか!?」
「俺たちも加勢します!!」
「敵は一人だけ、やれます!」
突如、辺りの木陰から人影が飛び込んできた。
「お前ら……!」
思わず驚きの声が漏れる。
そう。彼らは既に二体のサンタを撃破し、ここまで応援にきてくれたのだ。
良く良く考えればそうだった。
過去、俺は幾度となく絶望的な窮地に立たされた。
しかし、毎回俺をそこから救ってくれたのは、彼らなのだ。
今の俺があるのも、彼らがあってこそ。
銃撃が通用しない相手でも、こいつらと一緒なら勝てるかもしれない。そう思った。
一筋の希望が、見えた。
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