602 名前: 名称未設定 Mail: sage 投稿日: 2011/11/22(火) 01:21:01.20 ID: 3ZekgRaw0 読んでて「なんか変だな?」と思う部分は、原文を確認してみると誤訳であることが多いね。 例えば第37章の「革命を起こしたいと君は言う」の最後の部分。 『インテルチップを使ったiPadもありえたとオッテリーニは考えている。問題は価格だった。 「そうならなかったのは、基本的に経済面が原因なのです」 製品のあらゆる側面をコントロールしたい、それこそシリコンから肉体にいたるまですべてを コントロールしたいというジョブズの願いーいや、強迫観念というべきだろうーが 現れた一例だとも言える。』 なんで値段が折り合わなかったのが、コントロールしたいという願いの一例になるんだ? 意味がわからないので原文を確認してみると・・・ According to Otellini, it would have made sense for the iPad to use Intel chips. The problem, he said, was that Apple and Intel couldn't agree on price. Also, they disagree on who would control the design. It was another example of Jobs's desire, indeed compulsion, to control every aspect of a product, from the silicon to flesh. Also以下の「誰が設計をコントロールするかも合意できなかった」がすっぱりと抜け落ちてる。 なので、その後が意味不明になってしまってる。
282 :名称未設定:2011/10/26(水) 12:50:17.18 ID:ldSlyLPc0 なんかわかりにくい文章がところどころにある。 翻訳が悪いのか、原文の問題なのか・・・ 例えば、p43(ipad版で)の “ともあれ、スティーブの養子縁組は秘密のうちに行われたため、両者が対面したのは20年もたってからだった。” の「両者」が誰と誰のことなのわからない。 一方がスティーブなのは明らかだが、もう一方は妹なのか実母なのか実父なのか? 285 :名称未設定:2011/10/26(水) 13:08:11.25 ID:++AbYAml0 Arthur Schieble died in August 1955, after the adoption was finalized. Just after Christmas that year, Joanne and Abdulfattah were married in St. Philip the Apostle Catholic Church in Green Bay. He got his PhD in international politics the next year, and then they had another child, a girl named Mona. After she and Jandali divorced in 1962, Joanne embarked on a dreamy and peripatetic life that her daughter, who grew up to become the acclaimed novelist Mona Simpson, would capture in her book Anywhere but Here. Because Steve’s adoption had been closed, it would be twenty years before they would all find each other.
8 :
400 :名称未設定:2011/10/27(木) 23:47:07.17 ID:M36UoMCU0 >>395 原文 it would be twenty years before they would all find each other. だから、「両者」ではなく、「彼ら」(関係者全員)。 403 :名称未設定:2011/10/28(金) 00:41:59.40 ID:tidAu28V0 >>400 ありがとう。納得した。 そのパラグラフは、祖父の死、実父と実母の結婚、妹の誕生、離婚、実母と妹のその後、などが簡潔に記述されて、 最後に「両者が対面したのは」なので両者って誰と誰だよ?と納得いかなかった。
9 :
誤訳でない部分にも、周到に「間違い探し」ネタが隠してあって面白い。 Because Steve's adoption had been closed, it would be twenty years before they would all find each other. ともあれ、スティーブの養子縁組は秘密のうちに行われたため、両者が対面したのは20年もたってからだった。
>>6 訳者は、意味が理解できなかった? "Last time there was this much excitement about a tablet, there were commandments written on it". ウォール・ストリート・ジャーナル紙も、こう絶賛した――― 『タブレット(石板)が、これほどの興奮を呼んだのは「モーゼの十戒」以来だ』
15 :
上巻 p.133 訳文: 彼は簡にして要だし、インテルのマーケティングを率いた経験もあった。 原文: He was short and he had been passed over for the top marketing job at Intel, 疑問点: 「彼はチビだったし、インテルではマーケティング部門のトップになれなかった」ではないのか。
highfalutin → 失神ゲーム も、同様の(急場しのぎ)「超訳」だったのでは? "What we're trying to do is not highfalutin. We're trying to get back to the basics of great products, ... and great distribution." 先生の訳: 「我々がやろうとしているのは失神ゲームではない。 すごい製品にすごいマーケティング、すごい流通という基本に立ち返ろうとしているんだ。」
>>24 > できれば原文も一緒に掲示してね 「xxx の原文きぼん」と書くだけで親切な人が教えてくれるみたいですよ。 >>5 > ・・・ Jobs's desire, indeed compulsion, to control every aspect of a product, from the silicon to flesh. Genesis 2:23 The man said, ..."This one is bone from my bone, and flesh from my flesh! ・・・ From marrow to bone, from bone to flesh, from flesh to skin, from skin to hair, from hair to stone!"
>>23 のうち二項目は、たしか 「スティーブ・ジョブズ - 偶像復活」 から ■ Two years later, C&G closed its doors. 訳文 : 「その二年後、C&Gはドアを閉じた。」 正しくは「解散した」「廃業」「撤退」「閉店」「倒産した」「店をたたんだ」・・・ ■ 「砂の中に隠しているわれわれの頭を引っ張り出そうではないか」と 訳文にあって、私はすぐに bury one's head in the sand(現実から目を背ける)という慣用句が思い浮かんで・・・ これは日本語話者には、まったく意味不明ですよね。 (直訳者にも意味不明でした。チャンチャン)
有名な「両者が対面」 の直後の部分だったのか ..... Because Steve’s adoption had been closed, it would be twenty years before they would all find each other. Steve Jobs knew from an early age that he was adopted. “My parents were very open with me about that,” he recalled. He had a vivid memory of sitting on the lawn of his house, when he was six or seven years old, telling the girl who lived across the street. “So does that mean your real parents didn’t want you?” the girl asked. “Lightning bolts went off in my head,” according to Jobs. “I remember running into the house, crying. ..... > He had a vivid memory of sitting on the lawn of his house, when he was six or seven years old, telling the girl who lived across the street. ↓ > 6歳か7歳のころ、 向かいの女の子と芝生の庭で話していたときもそうだった。 やはり、「そうだった」は、誤訳と言ってよい。 その他の細部も悪訳。
60 :
原文: He was short and ・・・ 意味: 彼はチビだったし、・・・ 上巻 p.133 訳文: 彼は簡にして要だし、・・・ > 原文が理解できず、かつ直訳で逃げる(例:タブレット>>6)事も出来ない時に「簡にして要」などの、「超訳」を駆使してるのでは? 原文: “Lightning bolts went off in my head,” according to Jobs. “I remember running into the house, crying. ..... crying が「泣く」か「叫ぶ」か判らなかった生禿は、両方入れて誤魔化したのでは? > あ〜〜っ! って感じで。< これが不要な、原文に無い悪訳(誤訳)。 生禿が、珍妙な自由作文を挿入すると、少し注意深い読者には、その不自然さが察知できるのが興味深い。 ----> あ〜〜っ! って感じで。< 個人的には、この訳文がショックだったな。 くだけた口調にしたかったんだろうが、オッサンの口調ではないだろ。 あと、Lightning bolts went off in my head の良い訳は何?
今後は用心して、以下のような「馬鹿丸出し」の発言は減るんだろうな。残念。 ( 原文 === "If you live each day as if it was your last, someday you'll most certainly be right." ) 「来る日も来る日もこれが人生最後の日と思って生きるとしよう。そうすればいずれ必ず、間違いなくその通りになる日がくるだろう」の「その通りになる」って、どういう意味でしょうか。 「人生最後の日になる」ってこと??? 日本語としてはそうとしか取りようががないと思います。 でも、そんなの、「来る日も来る日もこれが人生最後の日と思って生き」なくてもくるものですよね。それはまあ、ごくごく当たり前のことを主張することで新しい主張になるっていうケースもありますが、ここは単なる誤訳でしょう。 原文は、↓ "If you live each day as if it was your last, someday you'll most certainly be right." この後半は、「生まれてきてよかったな、生きててよかったなって思える日がいつかきっと来る」というくらいの意味合いです。"right"の意味としては、" in a satisfactory state"(LIADより)あたりの意味合いだと考えればいいでしょう。
実は冗談や皮肉が理解できないのは、語学力の問題というより、ある種の 言語障害である可能性が高い。言われたことを平面的に字義どおりにしか 理解することができない。だから、If節の叙述から、オチの「you'll be right」 (You are right!「君が正しい/君の言う通り」の未来形)で宣告に 切り換わっていることに気付かない。
69 :
この手のちょっとしたウィットが読んで即座に理解できない人は 近刊の伝記 「Steve Jobs」 by Walter Isaacson (英語の原著)を読んでも全然面白くないだろうな。 文章の ほとんどがそういうウイットばかりで成立してるからな
まさしく、自分のくだらない小さな自尊心を守るためだけに 砂に頭を突っ込んで愚かな強弁してる人が肝に銘じるべき言葉だな all pride, all fear of embarrassment or failure – these things just fall away in the face of death
76 :
someday you'll be right→someday you'll be living your last day ↑ 普通の人→意識しなくても自然に理解 鈍い人→説明されて理解 言語障害者→説明されても理解が困難 自覚のない言語障害者→みんなが間違っている
77 :
先生の人間離れした陰険さ、傲慢さ。 訳文センスの悪さ。 こんな恥ずかしい文章( 訳文とその言い訳 ↓ )を晒して平気な、その神経の奥にあるものが少し分ってきた。 上巻 p.401 訳文:冷たいサラダのあとの温かな許し、度を過ごしたのは、閉ざされていた部分が開かれたことを意味します。 わかりにくいだろうなとは思います。訳した時点でわかりにくいと言われるだろうと予想もしましたし、実際、編集作業中、講談社の編集さんから「わかりにくい」との指摘もありました。 その上でなお、ここはママにしたいと思い、残したものです。 ・・・ おそらく、英語を読んでも意味がおわかりにならなかったのではないかと思われます。 でも原著のこの部分、英語自体は難しくありません。日本でも高校なら確実、下手すれば中学でも出てくるんじゃないかと思うような単語ばかりの簡単な文です ("the excess, the permission and warmth after the cold salads, meant a once inaccessible space had opened")。 結局、ここは原著の英語も文脈依存でわかる人にはわかるし、わからない人にはわからないになっているわけで、日本語版でかみ砕いて説明するような訳にするのはよくないと思い、上記のような訳のママにしてあります。 解説するのはやめておきます。ジョブズとリサの性格、そこまでのふたりの人生、ふたりの間に横たわる経緯などを想いながら、リサが何を言いたかったのかを想像していただくべきところだと考えますので。
ジョブズがまじめだからという理由でその意図を汲むなら、スピーチの冗談 を元の形に戻して訳すことになる。 Live each day as if it was your last because someday you'll most certainly be right いつか死ぬ日は必ずやってくるのだから、1日1日を最期の日であるかのように(後悔なく)生きよ!
>>56 なにげにスルーされてるんだけど、 「・・・向かいの女の子と芝生の庭で話していたときもそうだった。」 の「芝生の庭で」っていう日本語が何とも変だと思ったら、>>59 を見ると、 sitting on the lawn of his house の訳なんだね。 「家の芝生で」って素直に訳した方がよほどわかりやすいし自然だと思うんだが、 俺の感覚がおかしい?
ここまで明白な誤訳を連発してくれる人は珍しい。 貴重な存在。 ■ 新製品紹介のプレゼンテーション後、ジョブズの発言(翻訳書): 「懸命に働き、ご紹介した新製品を創りあげたアップルの社員全員に、みなさんとともに感謝したいと思います。 また、アップル社員の家族や配偶者にもありがとうと言いたい。みなさんとしても、我々にまだしばらく、仕事をして欲しいと思っておられるでしょうから」 "I would like you to join me in thanking all the people at Apple who've worked so hard to create all these new products." Then he added, "I want to thank the families and the spouses of all the people at Apple. Because I know you'd like to have us around a little more." 文脈が無いと解りにくいが、最後の部分が完全な誤訳。