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2012年08月ニュー速VIP261: 女武道家「ウチの勇者強すぎない?」 (211) TOP カテ一覧 スレ一覧 2ch元 削除依頼
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女武道家「ウチの勇者強すぎない?」


1 :2012/12/08 〜 最終レス :2012/12/09
勇者「…………」ブンッ
 勇者のこうげき。
 かいしんのいちげき。
 ドラゴンをやっつけた。
 
女武道家「……えっと、戦士?」
戦士「あ? なんだよ?」
女武道家「私たちって必要? ウチの勇者強すぎない?」
戦士「知らない。まぁでも、賢者だけは勇者様にご執心だけどな。相手にはされてないけど」

2 :
エロ展開に期待

3 :
女賢者「勇者様、お怪我は?」
勇者「ああ、ない」
女賢「で、では、空腹のほうは?」
勇者「一時間前に食べただろ」
女賢「すいません」
勇者「謝らなくていい」
女賢「あっ、はい。すみませんッ」
勇者「…………そこに転がってるドラゴンの頭を持って行くぞ」
女賢「分かりましたッ。えっと、二人ぃ!!」

戦士「呼んでるぞ」
女武「これじゃあ、ただの荷物運びね」
戦士「転職でもするか?」

4 :
戦士は男なのか

5 :
面白くなりそうにないな
特に戦士がいらん

6 :
城下町
ガラガラガラ……
戦士「(おい、女武道家。勇者にどこまで持っていくか訊けよ)」ガラガラ
女武道家「うっさいわね。自分で訊きなさいよ、意気地なし。私だって疲れてるのよ」ガラガラ
勇者「ああ」
戦士・女武道家「「」」ビクッ
勇者「……ドラゴンの死体は城に持っていけばいい。終わったら、好きなようにしてていいぞ。
   俺は宿にいる」
女賢者「私はどうすれば」
勇者「好きなようにしてくれ。あと、明日も休みにするから明後日に集合だから」

7 :
風俗に行くのか

8 :
戦士「はぁ〜。あれってクールっていうのか? それならさぞかしモテなさると思うけど」
女武道家「クールじゃなくて、見下してるって言うんじゃない?」
女賢者「あなたたちは何を言っているんですか?
    そんなことを嘯く余裕があるなら、さっさと持っていきなさい」
戦士・女武道家「「ハイハイ」」

宿屋
バン
勇者「…………」
 
勇者(なんで俺が勇者なんだよ。そんな柄じゃないだろ、俺)
勇者(この剣だってそうだ)
 勇者は伝説の剣を見た。
 伝説の剣はつよく光っていた。
【でんせつの剣】
 かの勇者が持っていたといわれる伝説の剣。
 オリハルコン製で欠けることはない。
勇者(クソッ。勇者なんて面倒くせぇ。神託かなんか知らんけど、俺は無神論者だっつーの)

9 :
支援

10 :
ドラゴンの死体のフラグが気になるな

11 :
ほお

12 :
勇者「女武道家さんのR…手に収まりきらないッッ!
    うおおおおおおおーーーッッッ!!!!!」
女武道家「むんほおおおおっっー!やあああああんんんー!」
勇者「もう我慢できん!!だすぞおおおおおうっ!!!!」
ドラゴン「うっ」
戦士「やめろ!!やるなら俺をやれっ!!!」

13 :
ふむ

14 :
 勇者は壁に伝説の剣を立てかけた。
 体が軽くなった気がした。
勇者「さて、寝るか……」
 勇者はベッドに寝転んだ。
 ベッドは危うい音をあげた。
ダダダダダ……バンッ!!
女賢「勇者様!?」
勇者「ノックぐらいしろ」
女賢「す、すみません。でも王様が褒美をとッ!!」
勇者「(物で釣るのか。たいそうなこった)」ボソ
女賢「何か申されましたか?」
勇者「いや、分かった。先に行っててくれ」
女賢「は、はいッ!! 私は二人に伝えてきますッ!!」

15 :
王城――王の間
王「おお、勇者よッ!! よくぞ舞い戻ったきたッ!!」
勇者(ったく、無駄に声デケェーな。声楽家かよ)
王「かの暴虐なドラゴンを討ち取ったことに感謝するッ!!
  さすれば、この大陸にも一時の平穏が訪れるだろうッ!!」
女賢者「しかしっ!! まだ北西に諸悪の根源――魔王がおります!!」
王「さすれば、そなたらに魔王を討つ武具をしんぜよう。おい、兵士!!」
兵士A「ハッ!!」
 兵士Aは伝説の盾を王にさしだした。
 伝説の盾は汚れていた。
兵士A「やっべ……。お、王よ!! これを!!」ゴシゴシ
王「勇者ッ!! そなたにこの伝説の盾をッ!!」
 
勇者「……はい、ありがとうございます」
王「さぁ、行け勇者よッ!! 数多の罠を潜りぬけ、魔王を討つためにッ!!」
戦士・女武道家・女賢者「ハイッ!!」
勇者(盾か。戦士にでもやるか)

16 :


17 :
盾の汚れのくだりいるのな?

18 :
城門前
女賢者「すごいですねッ!! 勇者様ッ!!」
 女賢者は目を輝かせている。
勇者「ああ、剣と二度目だけどな」
女賢者「あっ、そうですね……」
勇者(落ち込むことはないだろ。ったく)
  「……おい、戦士」
戦士「あ、はいッ!! じゃなくて、おう」
勇者「この盾をやるよ。売ってもいいぞ」
戦士「え、お、おうッ!!」
勇者「じゃあな。また明後日」スタスタ

19 :


20 :


21 :
女賢者「勇者様……」
戦士「コレ、貰っちまったぞ」
女武道家「やけに高級な餞別ね。流石、勇者様。羽振りはいいわ」
戦士「売っていいのかな?」
女武道家「いいじゃない?」
女賢者「それはいけません!!」
女武「冗談よ。売れる訳ないじゃない。こんな小物が」
戦士「小物じゃねーだろ。だって伝説の盾だぞ? どちらかと言えば大物だろ」
女武「…………たしかに大物ね、アンタ」
戦士「なんか、らしくないなぁ。女武道家」グイ
女武「触らないでよ、気持ち悪い」パチン
戦士「きもち……わるい?」ズーン

22 :
戦士カワイソス

23 :
女賢「私、勇者様のところへ行きます」
女武「行っても、相手にしてくれないわよ? 
   大体、私たちはお金で雇われてるんだから、そこまでしなくてもね。
   しかもそのお金は、国民の募金よ? わかる?」
女賢「勇者様は世界をお救いになる御方です。すこしでも力になれれば、私は本望です」
女武「勇者、勇者って、今回の勇者で7人目」
女賢「だからなんです?」
女武「本当に勝てるのかって話よ。分からないの? 案外、賢者って楽な職業ね。頭の中は空っぽでも出来るなんて」
女賢「――――ッ」
戦士「お、おい二人ともやめろよ」
女賢「私、行きますからッ!!」タタタタ
戦士「おい、行っちゃたぞ?」
女武「どうせ、私たちは荷物引きの駄馬よ。救世主は一人なんだから私たちの出番はないわ」

24 :
意外とマジメみたいだから期待

25 :
二日後。街道。
スタスタスタ
女賢「…………」
勇者「…………」
戦士・女武「…………」
戦士「(やっべぇー、この空気ヤバすぎだろ!! ここは俺の一発ギャグで!!)」
戦士「おーい、みんなこっちを見てくれ。これから戦士のスペクタルショ……」
 シーン。スタスタ。
戦士「…………」

26 :
戦士w

27 :
女賢者「あ、勇者様?」
勇者「ん?」
女賢者「……いや、なんでも」
勇者「そうか」チラッ
女賢(気の利いたことを言いたいけど。私、ダメだなぁ。やっぱり女武さん言うようにバカなのかな……)
女賢「はぁ……」
勇者「」チラッ
勇者「じゃあ休憩にするか」
女賢者「えっ、しかし、先ほど街を出たばかりですので」
勇者「俺がしたいんだ」
女賢者「は、はいっ!!」
女武「珍しいわね」
勇者「そうだな」

28 :
女武「ホント、張り合いがないわね、アンタ」
勇者「……そうだな」
女武「…………もういいわ。ねぇ、戦士」
戦士「え、あ?」ドンヨリ
女武「どうしたのそんなに落ち込んで?」
戦士「いや、なんでも。ただシカトって結構きついんだなぁ〜ってさ」
女武「?」

29 :
女賢者を嫁にしたい

30 :
ID:5UcTUko40
臭いR

31 :
休憩中。草原
女賢「ゆ、勇者さまって許嫁とか居たんですか?」
勇者「いないかった」
女賢「私はいるんですけど、その、結婚する気とか……全然ないんですよ。
   はい……」
勇者「そうか」
戦士「じゃあ、俺と結婚するかい?」
女賢「しません」
戦士「なっ、そんなきっぱりと」
女武「結婚なんて魔王を倒したあとすればいいじゃない」
女賢「なっ、バカにしないでください」
女武「なにが?」
女賢「だって二日前っ。魔王は倒せないって言った……」
勇者「俺、すこし用を足してくる」サッ

32 :
>>30
なんでだよ!

33 :
>>30
荒しにかまうな

34 :
用を足す

魔王「なんだ貴s……ぐわー」

勇者「ただいま」

35 :
女賢「ち、違うんですよ!! 私はそんなこと全然……」
女武「あらっ。墓穴を掘っちゃったのね、賢者さまは」
戦士「け、ケンカするなって。折角仲間になったんだろ?」
女武「ケンカなんてしてないわよ。ねぇ、賢者さま?」
女賢「ッ……」
戦士(俺の手には負えない。くぅ……やっぱりここで一発ギャグか?)


茂み
勇者「魔王を倒す……か」
  (魔王に恨みなんてないしな。つーか勇者なんて半ば無理矢理やらされてるだけだし)
 勇者は用を足し、その茂みから出ようとする。
 と、そのとき。なにやら話し声が聞こえた。
 どうやら人間の言語ではない。木立の陰からのぞくと、

36 :
人型モンスターA「      」
人型モンスターB「      」
勇者(親子か? こんな所で珍しい)
人モンA「      」ブンブン
人モンB「      」
人モンA「      」ブンブン
人モンB「      」
勇者「…………」
 勇者をそこから立ち去る。
 そしてモンスターの泣き声が、延々と森の中に響き渡った。

37 :
vipでsageで書き込んでも何も言われなくなったのっていつからだろうね

38 :
なぜ女僧侶がいない

39 :
―――――
―――
――

女賢「ゆ、勇者さま!!」
勇者「ああ」
女賢「先ほどのご無礼、申し訳ありませんでした!!」
勇者「ああ。俺も気にしてないから」
女賢「いや、でも」
女武「気にしてないんだからいいじゃない。はやく道を急ぎましょうよ
   野宿は嫌だからさ」
勇者「そうだな、出発しよう」
女賢「…………」
戦士「どうしたの、女賢ちゃん?」
女賢「い、いや。なんでもありません」
戦士「そっか。じゃあ、俺の一発ギャグを――――っていくな!!」

40 :
話がまるで進展しないな

41 :
街道
―――――突然、モンスターが現れた。
女賢「二体っ!?」
勇者(さっきの……)
人モンA「」サッ
 人モンAは飛び退き、火炎を放った。
女武「当たる訳ないでしょ」
 地面を蹴り、人モンAへ肉薄。しかし―――横合いから火炎。人モンBが放ったものだ。
 咄嗟に女武は屈み、火炎を避ける。黒髪が焦げつくが、勢いそのまま強靭な拳を――――
勇者「――――待て!!」
 ピタリと拳が止まる。それを好機とばかりに、人モンAの掌が輝き出す―――呪文である。
女武「ッ!?」
 飛び退くが遅い。火炎は極に達し、放射。
 うねる炎は女武を飲み込んだ。
 がしかし、女賢のバリアにより火炎の放流は二分される。

42 :
女賢「何をしているのですか、アナタは!!」
女武「借りが出来たわね」
戦士「勇者の注意がなかったら、丸焦げだったぞ」
女武(そんなわけないわ。私の方がはやく……)チラッ
勇者「…………」
女武「剣を抜かないなんて言いご身分ね、勇者さま」
勇者「あ、ああ」
戦士「なんだ。俺たちに戦わせてくれるのか? じゃあ、よっしゃぁぁぁ!! 行くぜ!!」
 人モンBは走り出した戦士に呪文を放つ。だが、ふたたびバリア。それにより防がれる。
 そして突進する戦士は、斧を振い上げて斬撃を放った。――――が獲物は飛び退き、刃は地面に刺さる。
 飛んだ人モンBは、人モンAの横へ着地。咄嗟に詠唱を始めるが、眼前には迫る女武。
 ひねりを加えた拳が、人モンB―――ではなく、隣のモンスターに突き刺さる。
 赤い血が吹き出し、嫌な音が四辺に響いた。
 人モンAは吹き飛び、ザーと地面を滑る。
 仲間の軌跡を追って人モンBは振り返るが―――その一瞬のスキに、女武の強烈な回し蹴りが、それの首を捉えた。
 骨折の音が鳴って、屍と化した仲間同様、蹴り飛ばされる。が、まだ終わらない。
 女賢が詠唱を止めないのだ。 

43 :
女賢「どいてくださいっ!!」
女武「わかったわよ」
 ……強大な魔力をもって放たれた賢者の炎玉は、
   すでに息絶える二つの骸を、少なき灰燼へと化す。
勇者「…………」
 舞い上がる火葬の炎に、彼は目を細める。
 そうして、抜かずに掴んだ伝説の剣から、その右手を力なく離すのであった。

44 :
紫煙

45 :
支援

46 :
次の街 噴水近く
スタスタスタ
女賢「……わ、私、あそこの旅籠で宿を取ってきますねっ!!」
勇者「あ、ああ」
タタタタタ
戦士「じゃあ、俺もすこし武器屋行ってくる。伝説の盾を自慢してくるぜ!!」
勇者「ああ」
タタタタタ
女武「…………」
勇者「お前も行っていいぞ?」
女武「じゃあ、アンタはどこに行くの?」
勇者「女賢を待つ」
女武「それなら、すこし一緒に来てもらえない?」
勇者「どこに?」
女武「酒場」

47 :
酒場
ガヤガヤ
女武「」ゴクゴク
勇者「」
女武「あのとき、なんで待ったをかけたの?」
勇者「危なかったから」
女武「嘘をつくんだ」
勇者「嘘? 本当だ」
女武「あのモンスター。親子だったわね」
勇者「…………」

48 :
女武「いまさら情が湧いちゃったの? アナタ、その手で何匹殺して来たのよ?」
勇者「覚えてないな、そんなの」
女武「ふ〜ん。そんなに殺したんだ」
勇者「そんなことは言ってないだろっ?」
 語気を強めた勇者の声に、女武は幼い笑みを見せる。
女武「そんな顔もできるんだ」

49 :
期待

50 :
勇者「うるさい」
女武「なんかいけ好かない奴だと思ってたけど、意外に人間らしいのね」
勇者「俺をなんだと思ってるんだ」
女武「救世主さま」
勇者「俺だって好きで勇者をやってるんじゃない。神に選ばれただけだ」
女武「自慢かしら、それって」
勇者「不本意だって話。おまけに冒険の書なんて書かされるしな」
女武「なら、私だって好きで武道家なんてやってないわ。
   実家は魔法使いの名家だしね」
勇者「ならなんで?」
女武「若気の至りってやつ。色々あんのよ」

51 :
しえ

52 :
噴水近く
女賢「勇者さま……いないなぁ」
  (どこ行っちゃったんだろ。うぅ……仕方ない、人に話かけよう)
町人「」テクテク
女賢「す、すいまてぇんっ!! ―――って噛んじゃったっ……」
町人「う、うん。どうしたの?」
女賢「あ、うっ、ゆ、勇者さまを見ませんでしたか?」
町人「……あっ、たしか酒場にいたかな」
女賢「そうなんですか!! ありがとうございます!!」
 タタタタタタ
町人「え、あ、でも!! ……って行っちゃったよ」

53 :
タタタタ
女賢「ここを右に曲がれば、すぐに酒場。でも、勇者さまお酒飲めるんだぁ……今度、好きなお酒買っておこう」
 タタタ――――酒場
女賢「勇者さ……」

勇者「」ゴクゴク
女武「飲み過ぎじゃない?」
勇者「良いんだよ」
女武「良くないわよ。賢者さまに心配されるわよ?」

女賢「…………」

54 :
クルン……スタスタ。
女賢(2人、仲良かったんだ。はは、私、全然知らなかったよ)
  (やることないし、宿に戻ろう……かな)
  (はぁ……私って本当に何やってるんだろう)
女賢「(必要なのかな…私――――)」
 ――――ドンっ 
女賢「イタッ」ドテ
?「だ、大丈夫か―――って、女賢ちゃん?」
女賢「戦士……さん?」
戦士「うん、ほらっ」
 差し出す手に捕まり、女賢は立ち上がる。
女賢「ありがとうございます。でもなんで、ここに?」

55 :
戦士「いや、宿に戻っても誰も居なかったから、酒場に行こうと思って。そっちは?」
女賢「私は…………ま、町を見て回ってたんですよ!! それで今、宿に戻ろうとして」
戦士「そうなんだぁ。まぁ、俺は酒場で一杯盛ってくるよ」
女賢「―――――ま、待ってください!!」

56 :
しえ

57 :
戦士「え?」
女賢「あの、酒場に行かない方が……じゃなくて、宿に一緒に戻りませんか?
   一人だと暇なので、話し相手が欲しいから」
戦士「良いけど。俺の話は面白くないよ」
女賢「それでもいいです。だから酒場には行かないでください」
戦士「? まぁ、うん。それならそうしよう」
女賢「はい……では、いきましょう」
 歩き出す2人。明るい街灯が男女の姿を、ぼんやりと湿った石畳に射影する。
 さわがしい街並とは真逆、彼女等はおもい沈黙を保っていた。
女賢「…………」

58 :
アリーナの酒場って絶対R場だよな
ホモとレズしかいねえ

59 :
姫様ついに酒場を開店したの?

60 :
NTRかよ
終了

61 :
終わりか?

62 :
戦士(元気ないな。じゃあ、すこし話をしようかな)
戦士「そういえばさ」
女賢「」ビクッ
戦士(驚くことはないだろうに)
戦士「……女賢ちゃんはさ、なんで賢者になったの?」
女賢「え? いや、それは」
戦士「俺はさ。只、強くなりたかったからなんだよ」
女賢「強く?」
戦士「バカだと思ってるでしょ? まぁ、実際バカだけどさ。だけど、実力があれば認められるって気がして、
   誰かを護れるって気がして、戦士になったんだよ。だから、必要とされてなくとも勇者一行に俺の名前があることは
   嬉しんだな。これが」
女賢「…………勇者さまって強すぎますよね。ズルイくらいに」
戦士「そうだな。才能だよな、アレ」
女賢「……私、本当に要りませんよね」
――――ドコーンッ!!!!!
女賢「!?」

63 :
 見上げると、小高い丘の上に築かれた地主の豪邸から、モクモクと煙が上がっていた。
 火災である。2人は顔を見合わせ、もう一度、豪邸へ視線をやった。
 すると、煙に巻かれた一つの巨大な鳥影が、星辰かがやく夜空へ飛び立つ。
戦士「アレってもしかして……いくか!? 女賢ちゃん!?」
女賢「はい!!」

64 :
はよ

65 :
地主の豪邸
女賢「こ、これは」

給仕「…………」ヨロヨロ

戦士「大丈夫か?」ダキ
給仕「はい。しかしお嬢様が」
戦士「お嬢様って地主の娘か?」
給仕「はい。私は命からがら逃げてきて。中では皆っ」
女賢「ッ――――」
 タタタタタ――――ガチャ

書き溜め無いってキツイな。
というか、戦闘用の擬音一覧みたいなサイトない?
地の文じゃ大変になってきた。

66 :
擬音なんか適当でいいよ

67 :
そこはフィーリングで

68 :
豪邸 アトリウム
女賢「酷い……」
 死屍累々の惨事に、女賢は口を押えた。
 腥臭が充満しないのは天井に開いた穴のせいであろう。
 だが、生々しい臓物、飛び散った血潮、土色をした顔面などが、
 この豪華絢爛な装飾を施された大部屋を彩っていた。
戦士「……くっ」
女賢「私たちが居ながら」
戦士「無力だな、俺たち……くっそっ!!」
 戦士は壁を殴る。

69 :
……………
………
……

宿屋
勇者「そうか。なら、行くか」
戦士「そうだな。俺の力の見せどころだぜ!!」
女武「そうね。ガンバレ、戦士」
女賢「…………」
勇者「じゃあ、その怪鳥は山の頂にいるんだな?」
戦士「ああ。給仕の話によるとな!! 今から向かえば、娘は救えるぜ!!」
女武「じゃあ、行きましょう。さぁ、賢者さまも」
女賢「は、はい」

70 :
C

71 :
すごくいい

72 :
支援

73 :
怪鳥の山
戦士「たけぇーよ。おいおい、たけーよ」
女武「そうね。でも空は飛べないし、登って行かないと」
勇者「…………」
女賢「勇者さま?」
勇者「なんだ?」
女賢「……いえ、なんでも」
戦士「よっしゃぁ〜いこうぜ!! えいえい、」
戦士「おぉぉぉ!! ってアレ? 俺だけ――――ちょっ、待てよ!!
   俺を置いてくな!!」
女武「喧しいわね。ホント。この筋肉バカ!!」
戦士「相手してくれた……」ウルウル

74 :
このペースで終るのだろうか

75 :
夜。怪鳥の山 山道
女武「魔物、居ないわね」
勇者「ああ」
戦士「怖気づいたか? 俺たちに」
女武「そうかもね。まぁ、都合が良いわ、このまま――――」
戦士「――――かかってこい、魔物たちよ!! この戦士さまがズタズタにしてやろう!!」
女武「バカじゃないの!? なにそんなことを!!」
戦士「いや、なんか俺……」
 ――――暗闇の中、突如現れた多くのモンスターが、勇者一行に襲いかかった。
女武「言霊って言葉を知らないの!? このバカ!!」
戦士「俺だって予想外だったんだよ!! でも、俺たちには勇者がいるし大丈夫だろ?」
勇者「…………」
女武「今回は私たちに任せるってさ。だから、三人で頑張りましょう? ほら、賢者さまも」
女賢「はい……」

76 :
戦士「さてさて、俺の腕の見せ所!! やるぜ!!」
 見据えるは何十もの鳥型モンスター。
 数多の羽ばたきが、不規律な音楽を産み出し、冷たい夜気を戦いの色へ帰る。
 戦士は気負い立ち、女武は溜息をついた。女賢は勇者を見て、彼は呆然と魔族の群れをながめていた。

77 :
C

78 :
…………………
………………
……………
…………
………
……


79 :
戦士「やっぱり無理でした」
女武「今は茂みにかくれてバレてないけど、どうやって頂上まで行くのよ。
   急がないと食われてしまうわ」
戦士「それは」チラチラ
女賢・勇者「…………」
戦士「わからん。俺はバカだからな」
女武「調子が良いわね。ホント。どうにかして、あのモンスターをね……」

80 :
勇者「――――俺が囮になろう」
戦士「は!? いや、待て。だってお前、勇者だろ!? お前を囮にするぐらいなら……」
勇者「俺なら全部を倒せる。だろ? 女武?」
女武「認めたくないけどね。規格外の強さを持つアンタなら『倒せる』でしょうね」
女賢「な、なら私もお伴します!!」
勇者「お前は戦士に付いていけ」
女賢「しかし!!」
勇者「勇者の命令だ」
 勇者は立ち上がり、眺望の良い山道へ飛び出す。
 そこには、多くの魔物の姿がある。彼は剣を抜き、大声で声を挙げた。
 魔物どもは炯々たる眼光を、その男、その『勇者たる男』へ向ける。
勇者「かかってこいよ、雑魚ども」

81 :
ガンガンいこうぜ

82 :
追いついた。支援

83 :
>>65
戦闘用じゃないけど大昔に作ったやつ
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org3710405.zip.html

84 :
 魔物の蹴爪を、剣でいなす勇者。
 耳を突く金属音、剣の風を切る音、炬として闇夜に光る眼光、それらが彼に
 戦場で感ずる快を与えるが、彼の曇った心は晴れない。
勇者(くっそ。ころせねぇ……)
 襲いかかる攻撃は単純。数はあるが、当たることは無い。
 しかし、防御から攻撃に転ずることを、彼の良心が許さないのだ。
 ――――ガキンッ。剣で蹴爪を弾く。そして魔物に一瞬のスキ。
 だが彼は逆袈裟を放たず、背後へ飛び退く。
勇者(マジでヤバいかもな。相手が減らないとなると、体力が)

85 :
勇者の無双を楽しむssじゃなかったのか…

86 :
 一方、戦士一行。
 タタタタタタ
戦士「ホント、アイツ大丈夫かな……」
女武「大丈夫よ。負ける筈ないわ。あんなに強いのよ?」
女賢「…………」
戦士「そ、そうだよな!! 今は俺たちを心配しよう!!」
女武「そうね。折角、囮になってくれたし」
女賢「わ、私!!」
戦士「ん?」
女賢「戻ります!!」

87 :
女武「はっ!? バカじゃないの!? アンタが欠けたら2人だけなのよ!?」
女賢「私は勇者さまに仕える身なんです!! いくらなんでもあの数を1人で相手するのは!!」
戦士「でも、今いかないと娘が食われるぞ!!」
女賢「でも私……行きます!!」
 
 女賢が走りだし、道を戻る。女武が追おうと地面を蹴るが―――――ドスンッ!!
 恐る恐る振り返るとそこには…………怪鳥。
 ――――耳を劈く鳴き声が、彼らの眼界を揺らす。
 
戦士「なんつー声だ」
女武「そうじゃないでしょっ!! 2人でアレをやらないとならないんだからさ!!」
 怪鳥がギロリと目を剥き、翼を広げる。周囲に羽毛が色鮮やかな羽毛が散った。
女武「ゼッタイ、次会ったら殴ってやる。あのクソ賢者!!」

88 :
勇者「はぁ、はぁ、はぁ……くっそ、やっぱりRしかないのか」
 まだ多くの魔物がある。そう、一体たりとも欠けてない。
 それに加え、次第にこちらの思惑を悟ったか、体力を奪うような厭らしい攻撃へ変えている。
 本来ならば、鎧袖一触。今頃この山道を登っていることであろう。
勇者(だっせー終わり方だな、おいっ)
勇者「くっそ……」
 剣を構え、次の攻撃に備える。
 そのときだった。
 眩いばかりの光りがまたたき、背後から幾許もの光条が伸びる。
 そして、それらは狙い違わず魔物を貫き、次の瞬間。
 ――――空に浮かぶ鳥たちが纏めて石へ変わる。そして、落下。
 粉々に砕け散る様も尻目に、彼は振り返った。

89 :
?「変わった趣味をお持ちで。魔物を殺さずに戦うなんて」
  
勇者「誰だよ、お前」
 そこには黒いローブの男がいた。いや、女か?
 しかし、人間とは思えぬ異様な空気が『それ』の周りに漂っていた。
魔道士「アナタは名を訊いて戦うのですか? 今まで殺した魔物に名を訊いたのですか?」
勇者「……何が言いたい」ジリ……
魔道士「いや、戦いの場で名が必要なのか……と思いましてね。主はそう教えて下さらなかったので」
勇者「……俺に訊くな」
魔道士「他に誰に訊けと? もしや私ですか、ああ、それとも」
 魔道士の腕が上がる。垂れさがった袖から枝のような腕が現れ、そこに青い魔法陣が広がった。
 勇者は首を巡らすと、先へ行った筈の女賢がいる。もしあの魔法が放たれたら……
  
勇者「女賢っ!!」
女賢「は、はいっ!?」

90 :


91 :
こんな思い切りの悪い勇者は嫌い

92 :
 光線が伸びる。しかし、入神の技量を持つ勇者は、とっさに剣を振り回し、その光条を弾いた。
 伝説の剣は秘たる清き力により、石の魔術を徒爾へと変える。それは当然である。
 が、光りが彼の指に及び、脆い石へと変わる。
勇者(くっそ!! ふざけんな!!)
 回転に任せ、魔道士の方へ視線を移動させる。すると、敵はこちらに突進してくる様が視界に入った。
 彼はそのまま剣を横に振るう。――――捉えたっ!! しかし、魔道士は突進をやめずに耳元でこう呟く。
魔道士「アナタでは魔王に勝てない」
 伝説の剣はローブを切断。しかし、そこに肉を断ったような感覚はない。
 只々、重々しくローブが地面に落ちるのみ。
 彼はとっさに右手を見ると、石の呪いは解けていた。

93 :
女賢「ゆ、勇者さま!!」
勇者「女賢……」
女賢「先ほどの――――」
勇者「――――なんで来たんだよ!!」
女賢「え?」
勇者「なんで来たんだ!? 2人で戦ってるんだろ、今!?
   俺の命令を無視してなんで来たんだ!?」
女賢「そ、それは」
勇者「アイツら今頃どんな思いで!! …………って」
女賢「だ、だって、勇者さまが心配で、私……だから、私」ボロボロ
勇者(泣くなよ!! あ〜めんどくさい!!)
勇者「あ〜もう行くぞ!!」
 勇者が彼女の手を取る。
女賢「は、はい」
 タタタタタタタ 

94 :
煮え切らない?(魔物殺さずの)勇者の話ってガンガンだかにあったなそう言えば

95 :
山頂。
戦士「っ……イテェ」
女武「大丈夫?」
戦士「ああ、あと一発喰らったらヤバいけど」
女武「私は一発でも喰らったらアウトね」
 怪鳥は巨大なくちばしを槌のように叩きつける。
 地面が弾け、2人の視界を奪った。
 その土のカーテンを破って伸びるのは、巨大な足。
 2人は逆方向へ飛び退き、避ける。
 ――――それを読んだように両翼を撓ませ、鳥は背後へ飛ぶ。
 副産物に巨大な風が生まれた。
戦士「ッ!!」
 2人は煽られる。一瞬、動きを止めて、怪鳥を見た。
 宙に浮く怪鳥はくちばしを広げ、業火の炎玉を繰る。
 アレを喰らったら――――
女武「死ぃ……」

96 :
C

97 :
C

98 :
 炎の玉が発射。2人は直ぐに死を想ったが、飛び出す少女の影が目に入った。
 それは女賢である。彼女は杖を構え、頑丈なバリアを張る。
 そうして火炎はバリアに衝突、そして炸裂し、霧散する。
 強烈な一撃を受け止めたバリアも崩壊。同時に女賢はその場に頽れた。
 
勇者「戦士!!」
戦士「勇者!? 来たのか!?」
勇者「くちばしを狙え!!」
 戦士はなかば反射的に前へ飛ぶ。怪鳥は炎玉の疲労により地面へ降り立つ――――その時に戦士は
 高く飛び上がり、おおきな斧をそのくちばしに叩きつけた。怪鳥は地面に頭部を打つ。
 かるい脳震盪を起こし、首をもたげた魔物は千鳥足を踏む。
 すかさず、女武は地面を蹴った。精一杯の力で。
女武「くたばれ!!」
 白い胸毛が繁る胸部へ渾身の突きを放つ。
 ドンッ!! 羽毛がなびく。
 そして、叫び声を上げて怪鳥は倒れた。

99 :
戦士「よっしゃぁぁあぁ!! 俺たちだけでかったぁぁぁぁ!!!!」
女武「はぁ……マジで死ぬかと思ったわ。このクソ賢者のせいで」
女賢「す、すいません……私のせいで」
女武「なに、泣いてるの?」
女賢「…………」コクン
女武「はぁ……虐めないわよ」
女賢「ホン……ト?」
女武「ホント。ほら、ナデナデしてあげるから」
女賢「う、う、う」ボロボロ
女武「ほら、よしよし。がんばったね」

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