2012年09月モ娘(狼)169: さゆえり「れいなはココが感じるの?w」47 (331) TOP カテ一覧 スレ一覧 2ch元 削除依頼
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さゆえり「れいなはココが感じるの?w」47


1 :2012/10/27 〜 最終レス :2012/11/03
このスレのプロローグ――
さゆえりレズSEXを不意に目撃してしまったれいな
拒否反応を示して嫌悪感をあらわにするれいなを捕獲するさゆえり
抵抗するれいなを口封じのために2人で気持ちよくさせて一言
さゆえり「れいなはココが感じるの?w」
れいなは抵抗するものの、自然と漏れてしまう甘い吐息
れいな「ハァハァ」
キャラ紹介兼相関図最新ver.
http://image02.wiki.livedoor.jp/m/9/mdpg119/4a3d6cffa630dabb.jpg
かめれな世界相関図
http://www.hayasoft.com/reina-her-ways/cgi-bin/src/rena-pai0571.jpg
前スレ
さゆえり「れいなはココが感じるの?w」46
http://hayabusa3.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1349663203/
まとめサイト
http://wiki.livedoor.jp/mdpg119/
規制で書き込めない方はこちらの避難所へ
http://yy21.kakiko.com/test/read.cgi/morning/1305815840/

2 :
AAまとめ
从*´ ヮ`) れいな♀ ノd*´ ヮ`) たなか♂ ノc|*´ ヮ`) 成人たなかクン♂
ノノ*^ー^) えりりん♀ ノd*^ー^) かめい♂ ノc|*^ー^) かめい先輩♂
从*・ 。.・) さゆみん♀ ノd*・ 。.・) みちしげ♂

カプまとめ
基本♀は名前、♂は名字。
【例】
れなえり(♀×♀)
たなえり(♂×♀)
たなしげ(♂×♂)

3 :
♂シンボルまとめ
っ ちびれいな君
n  ちびれいな君フルパワー(半角エヌ)
つ 亀さん(かめい君)
∩ 大亀さん
⊃ 弟重君(みちしげ君)
n  新垣てんちょ(全角エヌ)

4 :
( ■_■)<テンプレ終了でございます若

5 :
くーちゃんおつww

6 :
乙んこです

7 :
1000 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2012/10/27(土) 23:28:26.70 0
ノd*´ー´リ<1000ならフクちゃんはぼくのもの❤

8 :
!!!!!w

9 :
      ノノハヽ
 ノハヽ(^l_ ^盗
ノd*´ 3´(        ノハヽ
ノ   つ       (`<_´+|9ヽ

10 :
R触ってねえか?www

11 :
鞘師君は甘えるフリしてフクπに顔埋めてそうw

12 :
腕とか胸とか触り放題羨ましいなw

13 :
ノ9|+`_ゝ´)<りほぉぉぉぉおおお!!
从*´◇`)<まぁまぁえりちゃん落ち着いて。怒ったってお腹が空くだけだよ?
ノ9|; ´ _ゝ`;)<だってだってかのんちゃーん
从*´◇`)<…あんなバカほっときゃいいんだろうね
ノ9|;‘_ゝ‘)<か、かのんちゃん?
从*´◇`)<ほあ〜お腹空いた〜コロッケ買って帰ろーっと
ノ9|;‘_ゝ‘)<あ、ちょっと香音ちゃん!

ノd刀e _l‘)<ねぇりほちゃん
ノd*´ 3 ´リ<んー?なぁにフクちゃん?
ノd刀e _l‘)<あたしにくっついてくれるのは嬉しいけどさ、香音ちゃんのこと悲しませたら許さないからね?
ノd*´ ー ´リ<へ?
ノd刀e _l‘)<えりぽーん待ってー
ノd*´ ー ´リ<………


たぶんAAうまくできてないと思うけど、鞘師君がフラフラする度にこう思ってます

14 :
分かってないようで分かってるフクちゃんw

15 :
鞘師君はともかく聖君だけは直しといてww

16 :
ぐおっ!パラレルやっちまったwww
ノノ刀e _l‘)こっちだったーすめーん

17 :
>>13
ノd*´3´リ←完全にビルスレ鞘師w

18 :
遅くなって申し訳ないです光射す行きます

絵里は一瞬立ち止まって振り返った。
だれかに呼ばれたような、そんな気がしたのだけれど、あり得るわけないかと再び歩き出す。
傘を持ってこなかったのは失敗だったといまさら後悔した。
大きな荷物を肩に抱えて、ずぶ濡れになりながら歩く姿はどう見たって怪しい。
盲人用のステッキとサングラスをかけているおかげで、群衆は気を遣って道を開けてはくれる。
しかし、ところどころで囁かれる暗い蔑みの言葉や嘲笑には苦笑せざるを得ない。
「……疲れた」
絵里は不意に立ち止まり、天井を仰いだ。
大粒の雨が顔を濡らす。頬を伝う涙も洗い流してくれるような気がして、気持ち良かった。
街中に突っ立って、傘も差さずに雨のシャワーを浴びる姿なんて、変質者以外の何者でもないなと絵里は再び歩き始めた。
れいなの家を出たのは、気まぐれではない。
昨晩の突然の告白、そしてキスされたことが頭から離れない。唇に残った甘い感触が、いまでも絵里の胸を締め付ける。
どうしてれいながキスをしたのかなんて、答えはひとつしかない。
れいなの口許をついた「好き」という言葉を、絵里は信じたくて、信じたくなかった。
これ以上れいなに迷惑をかけたくなくて、自分という存在でれいなを穢したくなくて。
れいなの優しさにどんどん甘えていく自分が嫌いで、絵里は、眠るれいなに別れを告げ、家を出た。
カバンに詰め込んだのは、財布と印鑑、通帳、必要な着替えと水、ただそれだけ。
黙って出ていくのは申し訳なかったので、絵里は置手紙を書いてきた。
お願いだから、もう私のことは忘れてほしかった。
―なんて言っても、れーなのことだから、探しちゃうかな……
優しい彼女の怒った声が少しだけ想像できて絵里は悲しく笑った。

19 :
出て行く理由を明記しなかったのは、バカにされると思ったからだった。
「キスされたから」なんて、れいなのキスがまるで本気だと思っている自分が情けない。
あれは、れいなが酔っ払った勢いでしただけで、「好き」という告白だって真剣じゃない。
何処にでもあるような、友人同士のふざけなのだと、絵里は必死に言い聞かせた。

―――「れなは絵里が好きっちゃ」

昨日の熱い言葉に絆される。
いまもなお、この心は捉えられている。
闇と絶望しかなかった世界に確かな光をくれたれいなに、絵里は、恋をしていた。
彼女のくれる無償の愛を欲し、無償の愛を、与えたかった。
そんなの、ただのわがままだってわかっているのに。
「………でもっ…」
大粒の雨が絵里を濡らす。
頬を伝うのは、冷たい雨と、暖かい涙だった。
「好き……なのっ」
あのキスが離れない。心を捉え、二度と離してくれないその想い。
れいなをれいなたらしめるすべてが、絵里を包み込み、ただどうしようもなく、想いを走らせていた。
奥にしまいこんでいた蓋はあっさりと開く。絵里はれーなが好きだと、なんども呟いてしまう。

20 :
瞬間、だった―――
降り注いでいた雨が唐突に止んだ。
傘を差しだされているのだと気付いたのは直後だった。
まさか、と絵里は図らずも期待してしまうが、目の前に落ちてきた色は高貴な紫色だった。
「だいじょうぶですか、亀井さん……」
「愛佳…ちゃん?」
「なんて格好ですか…こんな濡れて……危ないですよ傘も差さんと」
愛佳はカバンからハンカチを取り出して絵里の頬を拭いた。
傘を差しだしたことも、そうして優しく触れたことも、すべてはあの日と同じだと絵里は思う。
見たこともないれいなのことを、あの淡い水色を、絵里は想う。どうしようもなく胸が痛む。そしてなんども、恋をする。
「とにかくシャワー浴びんと…帰りましょう。風邪を引いて…」
愛佳がなにかを言おうとした時、絵里は無意識のうちに首を振った。
もう、戻れない。自分から家を出る決意をしたのだと絵里は頑なに拒否する。
「……なんがあったか知りませんけど、その格好じゃ確実に風邪引きますって……」
「でも……」
愛佳は迷った。
れいなの家に戻ることを絵里が拒否していても、シャワーを浴びないことには風邪を引く。
そうなると、考えられる選択肢としては限られていて、そのうちのひとつに、愛佳の自宅へ連れて行くというものもあった。

21 :
「……近くにホテルありますから、入りましょう」
「え?」
「それから、田中さんには連絡させてもらいます。これはもう絶対です」
自分の家に連れ込む選択肢を伏せ、愛佳は絵里の腕をぐいっと引っ張った。
突然の提案に絵里は思わず抵抗するが、半ば強引に愛佳はビジネスホテルへと歩く。
「な、なんで」
「どんな理由があっても、ちゃんと話さんで一方的なんはダメです。ふたりで、ちゃんと向き合わんのは、良くないです」
「そ、そんなの愛佳ちゃんには関係ないじゃない!」
「関係なくないです!私は、私はあなたを―――!」
語気が荒くなってハッとする。なにを口にしているのだろうと頭を振る。
言葉尻を掴めなかった絵里はきょとんとするが、愛佳はそれを無視して早足で歩いた。
ああ、もう。こんなことで口にするつもりなんてなかったのにと雨で濡れた髪をかきあげ、ホテルへと入った。

-------
愛佳からの連絡を受けたれいなはすぐに指定されたホテルへやって来た。
指定された部屋へ入ると、ベッドに座り濡れた髪をタオルで拭いている愛佳がいた。
浴槽からシャワーの音が聞こえて、れいなは何処かホッとした。
「こんなこと、先輩に言うのは愛佳らしくないとは思うんですけど…」
肩で息をするれいなに向かって、愛佳はそう前置きをしたあと、口を開いた。

22 :
「好きになった人くらい、ちゃんと護って下さい」
真っ直ぐに言葉が突き刺さった。あれ、さっきもこんなことを言われたようなとぼんやり思う。
愛佳は立ち上がり、れいなの肩を軽く拳で叩いた。力はさほど加わってないはずなのに、やたらと痛い気がした。
「それが愛佳の尊敬する先輩なんですから…」
ずいぶんと身勝手な捨て台詞だとは分かっていた。
だが、伝える言葉にこれ以上もこれ以下もなくて、愛佳はそのまま部屋を後にした。
れいなが後方でなにか発した気がしたが、それすらも無視する。
ずぶ濡れになった服がやたらと重い。ずるずると引きずるようにエレベーターへと乗り込むと携帯電話が震えた。
「亀井さんには無事に逢えましたか?」
その声に愛佳は大袈裟に肩を竦めた。
「道重さんのマネージャーにしては仕事ができすぎやない?あんたの目的はなんや?」
「最初にお話ししたまでです。亀井さんを迎えに行ってほしいというだけですよ」
「答えになってません」
「答える必要性はありますか?」
堂々巡りの押し問答だと思いながらロビーを出て行った。空は相変わらず泣いていて、ビニール傘を広げた。
仕事が休みだった愛佳の元にかかってきた電話は、亀井さんを迎えに行ってほしいというものだった。
相手は道重さゆみのマネージャー、佐藤恵美。確かに不審に思ったが、その声に偽りはなかった。
状況も理由も全くつかめなかったが、冷たい雨の降る空を見た愛佳は、迷うことなく車を走らせていた。

23 :
「なんを企んでるとや?」
「……私はなにも企んでいません。ただ、傷ついてほしくないんです、だれにも」
声が震えている気がした。
愛佳は耳を澄ませ、その奥に顰めている想いを汲み取ろうとしたが、なにも聞こえない。
彼女はいったい、その心の深くに、なにを感じているのだろう。その矛盾した想いを、どうして抱えているのだろう。
「……亀井さんのこと、助けていただいて、ありがとうございました」
その言葉を最後に電話は切れた。
愛佳はため息をついて空を仰ぐ。
ああ、もしかしたら、彼女もこんな風に泣いているのだろうかとぼんやりと思った。

-------
シャワーの音が聞こえるなか、れいなはベッドに座り、ずっと考えていた。
絵里が出て行った理由にハッキリとした色が見つけられない。何処か鈍いその記憶は、昨日の酒のせいだと反省する。
目を閉じて昨日の飲み会のことを反芻する。酒と場の空気に呑まれながら、れいなはさゆみとキスをした。それは覚えている。
ずいぶんと身勝手なキスをしたんだと自分でも反省する。
だが、この唇は確かに、もうひとり別の誰かの甘い香りを覚えていた。
柔らかくて切ない、だけども美しくて優しい唇と重ねたことを、覚えている。
「……キス、したと?」
曖昧で不定形で確証はない。だからこそ震えてしまう。
いったいなぜ、絵里にキスをしてしまったのだろうと。

24 :
「れーな……」
瞬間、声が前から走ってきた。
顔を上げるとそこには浴衣に身を包み、髪からはお湯を垂らした絵里が立っていた。1日ぶりに見る彼女は、何処か儚げで切ない。
なんて声をかけるべきか迷ったが、れいなは立ち上がり、そっと絵里に手を伸ばした。
瞬間、れいなの手は絵里に振り払われた
「……っ、ごめんなさい…」
拒絶、されたのだとれいなは気付く。だが、だからと言って傷ついて落ち込む暇はない。
考えるべきことは山のようにあるのだから。
「……怒っとぉ?」
「え?」
「れなが、昨日、したこと」
れいなのその問いに、絵里は顔を紅潮させて逸らした。
ああ、やはり最低なことをしたんだなとれいなは気付く。最初に彼女と出逢った夜にも、随分ひどいことをして、傷つけたのに。
弁解の余地もないれいなは頭を垂れ、裁かれる罪人のように言葉を吐いた。
「……ごめん、絵里。また、絵里を傷つけて…」
「っ、違う!」
振り払われた手を、今度は絵里が繋いできた。正確に言えば、れいなの裾をぎゅうと握ってきた。
実に儚くて、いつ千切れてしまっても不思議ではないその握り方は、あまりにも脆い。
「違う……違うよ、れーな…」
「え……?」
「…私が悪いの……絵里が、絵里がれーなを……」

25 :
脆く儚く握られた裾だが、彼女は決して離そうとしなかった。
震える手でなにかを語ろうとする絵里を、れいなは訝しげに見つめる。
視線はやはり、絡まない。それでも、その瞳の奥、影を落とし、闇を背負った彼女の心を、覗きたかった。
「期待、しちゃうから……」
「……なんを?」
「こんな…こんな私でも、人を、れーなを、好きになれるんだって…」
聞き返そうとして、思わず息を呑んだ。
いま、彼女が言ったことをれいなは反芻する。彼女は、絵里は、「好きだ」と言った―――?
「最低でしょ?私、あなたのことが好きなの。迷惑だって、気持ち悪いって、分かってるのに」
絵里はいつの間にか、泣いていた。
その大きな瞳から静かに涙を流しながら、自嘲気味に笑って言葉を紡ぐ。
れいなはその理解力のない頭ながらに、必死で絵里の言葉すべてを拾い上げ、なにを言わんとすのか理解しようとする。
「れーなが優しいのは、そういう性格だからって、知ってるのに、甘えちゃうの。私に…絵里に、そんな、好きになる資格なんてないって分かってるのに……」
資格?好きになる資格ってなんよ。
なんで、なんで皆すぐにそうやって……
「絵里の体ね…」
ふいに絵里が涙を拭って呟く。
それでもなお、握った裾は離れない。離してはいけないと、れいなは慌ててその手を取った。
絵里もまた、それを拒絶することはしない。
「まだ覚えてるの。あの人のこと…」

26 :
絵里の吐息が震えた。彼女は自嘲気味に「笑って」いるが、本当は笑ってなんか、いない。そんなこと、れいなにだって分かった。
分かっていたのだけれど、彼女の言葉を止めることもできなかった。
どうしていつもいつも、傷つけることばかりしてしまうのだろうとれいなは思った。
「あの人が触ったところ、揉んだところ、舐め回したところ、全部全部、覚えてるんだよ…」
絵里はそうして、言葉を吐き出した。
忘れることなんてできなかった。叔父が絵里にした仕打ちのすべてを。
体中を撫で回し、胸を揉み、その舌で蛇のように舐めあげた。
自分の欲望のままに絵里を貫き、腰を振り、獣のような声を上げて絵里を蹂躙した。
そんな悪夢の記憶は、れいなに出逢ったあの雨の夜から、ずっと、忘れることなんてできない。
「穢いの、絵里の体……」
「絵里……」
「あの人に触られて、キスされて、体の中まで犯されて……
そんな体に、触れてほしくないのっ……れーなまで、れーなまで、絵里のせいで穢れてしまう……」
穢されたこの体を呪った。あの叔父と出会ってしまったことを呪った。
あの自動車事故さえなければ、両親が健在であったら、絵里もいっしょに死んでいたら、目が見えていたら……
過去を変えることはできないが、なにかひとつでも歯車が違えば、絵里の運命も変わっていた。
決して、穢されることのない人生だってあったはずだ。そんな体に、触れてほしくなかった。
「それなのに私、れーなが好きなの!迷惑だって、気持ち悪いって分かってるのに…好きなの!」
穢されて、それでもなお、絵里はれいなを求めていた。
メチャクチャにされ、ぼろぼろになっても、絵里は人の温もりを信じていた。
あの夜、ひとりぼっちで雨の中に捨てられた彼女に、笑って傘を差しだしてくれたのは、れいなだったから。
れいなはずっと、絵里の傍にいて、絵里を見守り、変わらぬ優しさを降り注いでくれたから。

27 :
「ごめんなさい……好きに、好きになる資格なんて、ないのに…ダメなのに、絵里……」
れいなと一緒に過ごす日々は確かに温もりと優しさに溢れていた。その優しさに甘えて溺れる自分が嫌だった。
これ以上、れいなに迷惑をかけたくなかった。あの夜のキスが、絵里の心を加速させた。
好きになっても良いんだという想いが走り出すことを、絵里は恐れ、キツくフタをし、家を出た。
二度と、好きにはならないと心に誓って―――
「……それで、全部?」
絵里の独白を聞き、れいなはそう返した。
彼女の言葉をすべて頭に叩き込み、心に刻んだ。
哀しさと同時に、腹立たしさが滲み出た。己の弱さと、叔父への怒りとが入り混じり、破裂しそうだった。
れいなは絵里の答えを待たずに、彼女を強く抱きしめた。
もう絶対に離さないように、なんの言い訳もさせないようにひたすらに強く抱く。
「れーなっ…ダメ……お願い、やめ…」
「なんで、皆、資格とか言い出すとや?」
絵里の言葉をあえて無視し、れいなはつづけた。
彼女の頭の中には、先ほど鞘師里保の言った、「愛する資格がない」という言葉がよぎった。
どうして皆、愛する資格とか、好きになる資格とか、言い出すのだろう。
「好きになるって……人を愛するって、メッチャ凄いことやろ?」
「え……?」
「かみさまが皆に平等にくれた、大切な想いやろ?」

28 :
この世の中は不公平で不均等で不平等だ。
性別、国籍、年齢、容姿、体力、財力、才覚、いろいろなバラバラの要素によって世界は差別に満ち溢れている。
そんな中でも、だれしもが平等に与えられているものが、「好き」という想いだけだ。
「せっかくの想い…否定せんでよか…そんな、好きになる資格とか言うな…皆、皆だれだって、好きになって良いっちゃ」
好きになること、恋をすること、愛すること。それだけがただ赦されている。
不均衡なこの世界で、たったひとつだけ平等なものだとれいなは信じていた。
「絵里は穢くなんかない。絵里の心は透明なまま、ちゃんとある。体が穢いって思うっちゃったら、れなが全部、消してやる」
随分とムチャクチャなロジックだと思う。
だが、なんの計算もなく、れいなは言葉が口から突いて出た。
ずっと心の中に溜め込んでいた想いが堰を切ったように流れ出す。
「絵里。れなは絵里のことが好きっちゃ―――」
抱きしめる腕の力を強めた。
絵里は驚いたように顔を上げるが、れいなは気にせずにつづける。
「絵里のことが、ただ純粋に、ずっと一緒にいたいって思うほど。絵里が好き。大好きっちゃ」
「っ…れーなぁ……」
「絵里が好き。ホントに。愛しとぉよ、絵里。その全部が、全部が愛しいと」
いま、自分にもてるだけのすべての言葉だった。
信じてくれなくても良い。だけどひとつだけ、ひとつだけ分かってほしい。
れいなは絵里の傍にいたい。たとえあなたが望まなくても、私はあなたを望むから。
きっとずっと、想いは確かに此処にあり続けるから。応えてくれなくても構わないから。

29 :
「れーなぁ……」
そのとき、れいなは背中に温もりを感じた。
裾を握っていた絵里の腕がゆっくりと上がり、そのまま背中に回っていた。
「絵里……絵里、穢いよ?」
「穢くなんかなか。絵里はメッチャ綺麗よ」
「全然っ…目見えないし……治る見込みも…」
「それやったら、れなが絵里の目になる。ずっと傍におって、絵里にいっぱい世界見せちゃる」
「それに……それに私―――!」
「もう、良かよ」
れいなはそれ以上の言葉を塞ぐように、絵里に口づけた。
触れるだけの、子どものように甘くて優しいキス。それは、ふたりの涙に濡れてしょっぱい。
「好いとーよ、絵里…」
その告白が、絵里の心を解放した。
「れーなぁ……れーなぁ…!」
いっしょに歩いていきたいって、そう思った。
離れたくなくて、ずっと傍で笑っていたくて、永遠なんて陳腐な言葉を、信じてみたくなった。
何処までも真っ直ぐな愛をくれるれいなとともに、此処からはじめてみたくなった。
少しずつ、過去の傷が癒えていく。
ふたりは泣きながら抱きしめあい、名を呼び合った。

それなのにまだ、外には雨が降りつづき、うるさいくらいに、窓を叩いていた。

30 :
光射す場所へ第28話以上になります
うへぁ暗い…w苦手な方はスルーしてくださいね
ストックが足らないのでペース落ちまくってますががんばります…ではでは

31 :
やっと二人が繋がった気がしますねぇ…
光射すれいなのストレートな性格が好きです

  ノハヽ
  (* ;e;) ぶわっ
  (||<V>|)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

32 :
結果として二人を助けたことになるが
りほりほは今後どうするつもりなんだろうか・・・

33 :
てんちょ泣くなよ…泣くなよ(´;ω;`)

34 :
( ■_■)≡O ワンモアセッ

35 :
(■_■ ) ( □_□)

36 :
仲良く喧嘩してるのな

37 :
遅くなったけど光射すおつです!
やっとお互い通じあったのにどこか不穏な空気…いつになったら安心できるのやら…
続き待ってます!

38 :
ハァハァ

39 :
http://www.youtube.com/watch?v=a-g1z07IeF8
フラフラしてるとことかたなえりっぽいw
光射すれーなを見習えれいな君w

40 :
さゆ猫にれな猫を奪われるえり猫、さらに中澤先生…まんまたなえりやw

41 :
これ走って追いかけて裏では絶対飛び蹴りしてるなえり猫w

42 :
んでそのあとニャンニャンしてるんだろw

43 :
 ∧,,,∧     /l,,,∧  /l,,,∧
ノノ+^ー^)   ノd*´ ,ヮ`)从*・ 。.・)
        ノ つ  つ

44 :
あーあw

45 :
こりゃネコパンチだなww破壊力は段違いだがw

46 :
れいなはクリを縛りあげて電マで刺激しないとな

47 :
れいな君またガードあげとけw

48 :
キャットファイトと聞いて飛んで来ました

49 :
ネコれーにゃ君!聞け!聞くんじゃ!
ピーカブーブロックではない!
クロスアームブロックじゃ!

50 :

  /l,,,∧
ノd;` ∩´) こうかいな!クロスアームブロックっちゃ!
  --| |-ヽ
  --| |-ノ

急いで作ったのでAA雑スマソw

51 :

           ブロックごと!!
             ∧,,,∧      ヽ l //    
            ノノハヽ(⌒) ―― ★ ―――
            ノノハ+^ー) /|l  // | ヽ   
           (/     ノl|ll / / .|  ヽ
            (   ノ 彡''   /  .|
            /  ./ 〉
            \__)_)

52 :
えり猫じゃなくて鬼に見えるwww

53 :
さゅぇり SM
http://www.youtube.com/watch?v=eBviCHVMdsw

54 :
えりりんつえーw

55 :
お客さんにスレ潰されてどうするw

          ∧,,,∧    ∧,,,l\
星になったw>ノノ*^ー^)  (・ 。.・*从<れーな見なかった?

56 :
TDC終わり防止ー
PONPONイチャコラ&フクちゃん誕生日おめでとう!
れいなのナイスアシストに工藤君感激
シゲ君と飯窪さんがとっても仲良し
香音いかりや長介のお知らせ
譜久村君R疑惑

パッと思い付いただけでこんなとこかな?
さゆれなイチャコラは発見できず…強いていうならさゆの歌う後ろで爆笑するれいなw

57 :
ノ9|*^_ゝ^)っ由(^l_ ^祷ク

58 :
生田君が聖の妖艶な笑みにやられたそうで…w

59 :
>>58
これかw
627 :名無し募集中。。。 [] :2012/10/28(日) 21:17:44.27 0 [PC]
みずぽん(&くどぅー)生誕オワタ
メドレーのセクボのイントロ流れたとこでぽんぽんが真ん中に来て正面に向かって二人で投げチュー
ここまではいつもどおりだけどその後テンションあがったのかみずぽんがえりぽんの頬っぺにチューしに向かう
正面向いてたえりぽんは横から急接近してくる気配に驚き「うへっ?!」と少し距離をとりながらみずぽんのほうを向く
未遂に終わったがえりぽんの驚きフェイスを見つめてニヒヒと小悪魔な笑顔を浮かべるみずぽん
これだけでお腹いっぱいでござった

60 :

    ノノ□ヽ
   ノdヽ´ ロ`)      ノハヽ
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄.|   (´ー`;从
|  | ̄ ̄ ̄ ̄|  |   ∪ ∪ )
|  |  @  @|  |   (__(_つ
|  |@  @  |  |
|  |____|  |
|________|

   体調不良のお知らせ

61 :
http://www.helloproject.com/news/1210282300_musume.html
昼だけ入ったけど声が上ずってたし若干覇気がなかったようにも感じたな
そこら辺の感じ方は人それぞれだけどね

62 :
えりりんが優しく看病してくれるさ
 ノノ□ヽ
ノd*´ ヮ`) こーいう時の絵里は優しいんよ…エヘヘ

63 :
星まで吹っ飛ばしときながらなんやかんやで優しいえりりん
早く治してもらわないとRできないからとかなんとか理由はあるにしても
優しく看病してくれるえりりんが大好きなれいな君なのでしたw

64 :
暗い話題ばっかだとあれなんで愛すべきアホ中等部たちw
http://stat.ameba.jp/user_images/20121028/23/morningmusume-10ki/d8/2b/j/o0480064012259494952.jpg
ついでに光井先生。元気そうで良かったw
http://stat.ameba.jp/user_images/20121028/23/morningmusume-10ki/ed/f6/j/o0480064012259495050.jpg

65 :
心配なのはかめい君の方な気がするw

66 :
>>64
明日こいつら観に行くんだが…本当に愛すべきバカどもだなw

67 :
国内に残ってるのこいつら(+れいな)だけなんだよなw
未来は明るいな!ww

68 :
ヾノd;゜ー゜)ノシ たいへんだー!たいへんだー!
从ヽ` ロ´) あんま騒ぐな!具合悪いんよ!
ノd;´ー`) ごめぇん…

69 :
れいなが生理だったり体調不良だったりかめい君にとってここ数週間は踏んだり蹴ったりだなw
とりあえずRは禁止ですよ?w

70 :
ノd;´ー`) さすがのボクもれーなが心配でこんなですよ…
   ∪ ダラ〜ン

71 :
あの強行スケジュールであの偏食れーなが倒れない方が不思議ってもんだからなw
色々言われてるけどとにかく療養してほしい結構マジでw
|<れーな、死ぬよっ?!

72 :
ノノ*`ー´)<絵里が出張中だからってちゃんと食べてなかったんでしょ!!
ノc|ヽ´ ヮ`)<絵里の手料理やないと食欲湧かなくて…ニヒヒw

73 :
>>59
これ見たよw
そのまましてしまえ!と強く願ってしまった腐な自分w
家帰ってかられいなの体調を知って心配だけど今日は楽しかったー

74 :
川*・ 。.・)

75 :
PONPONキスしたら発狂してたな良い意味でw
>>66
とりあえず報告宜しくーw

76 :
ノ9|‘_ゝ‘)。oO(聖はパリで誕生日迎えるっちゃね…)

ノ9|T_ゝT)。oO(せっかく付き合えたのに一緒に過ごせん)

77 :
ノd*´ー´リ<さぁ仲良くパイ投げでもするのじゃw

78 :
三(;■_■)

79 :
確かにこのパイ投げの写真、鞘師君は生き生きとして生田君は落ち込んでいるような…w

80 :
www

81 :
ノd*・ 。.・)<π投げ?

82 :
ちげぇw

83 :
从*^ー^)<先生、絵里もπ投げしてみたーい
ノc|=´┴`)<絵里さん、何かまちがってますよ・・・
从*^ー^)<まちがって絵里以外のπを掴まないようにねw
ノc|;´┴`)<それ既にパイ投げじゃありませんよ

84 :
川*^A^)<π投ゲハ日本ノ伝統文化デスネハイハイ
川´・_o・)<楽シソウダ
参加者が増えました

85 :
ノd*・ 。.・)<πといえばさゆみもそろそろおNewのブラ買わなくちゃなの

86 :
从*` ロ´)<いらんやろ!

87 :
オフ窪さん可愛いw
http://st73.storage.gree.jp/album/23/42/27952342/e1fb12f7_640.jpg
http://st73.storage.gree.jp/album/23/42/27952342/be01928b_640.jpg
http://st73.storage.gree.jp/album/23/42/27952342/2fdba150_640.jpg
ノハ*゚ ゥ ゚) on
ノハ*゚ 亠゚) off

88 :
さゆの隠し撮りはメンバーの素が見えてうまいよなあw

89 :
3枚目の飯窪さんの育ちの良さw

90 :
中学生NIGHTが盛り上がってるからレポ期待しつつ保全
リアルれなえりのつもりw 途中途切れたらごめんなさい

鬱屈とした感情が胸に巣食い、まるで蜘蛛の巣のように広がっていく。苛立ちとか、怒りとか、失望とか、そういった負の感情が心に取り巻く。
それでも私が此処に来て、部屋の前の扉に手をかけたのは、そういった負の感情とは一片も関係ないのだから驚きだ。
自分の中に生まれている微かな変化に戸惑うが、それがなんであるのか、はっきりとした色は掴めない。
それに苛立つことはなく、ただ静かに変化を見ている。客観視とは、こういうことなのだろうかとぼんやり思いながらため息を吐く。
3回、ノックするが、意味があってないようなものなので、そのまま入る。
ベッドの中の彼女は上体を起こし眉を顰めてこちらを見ていた。
「やっ。元気してた?」
「え、絵里、どしたと?」
私が明るく話しかけると、彼女―――田中れいなは怪訝そうな表情のまま返した。それはいつかどこかで聞いたセリフそのままで苦笑する。
明るめの茶色い髪はぼさぼさ、額にはくたびれた冷却シートが貼ってある。
私は手にしていた鞄を床に置き、「お見舞いですよ、お見舞い」と言って彼女の肩を軽く押した。
れいなは力なくベッドに背中を預ける。いまの彼女はあまりにも線が細く、無力だと思った。押し倒されても、文句は言えない。
「か、勝手に人ン家入ってきて…」
「いーじゃん、ちゃんとインターホン3回鳴らしたし、ノックもしたでしょ?」
「こっちが返事もしとらんのに……」
まだ文句を言いたいのか、口を尖らせるれいなにムッとする。
細かい反論は、正直全て正論でしかないのだが、こんな時期に倒れないでほしいと文句を返す。
すると彼女は素直に自分の非を認めたのか、それでもまだ言い足りないのを押し隠すように口を閉ざした。
言い返せないと子どものようにすねるのはれいなの悪い癖だ。いまだってなにか言いたいのだろうけど、毛布で口元を隠して堪えている。
子どもだ。少しは大人になったかと思ったけれど、本質は変わっちゃいない。
変わらずにいてほしかったのだろうか?変わっていなくて良かったと思ったのだろうか?
そうやって自問自答したが、この思考は泥沼化しそうだったのでやめた。

91 :
「ごはん、なにか食べた?」
私の質問に対し、彼女は答えない。それが答えだ。
嘘をつかないだけマシというものだが、彼女の偏食さには本当に呆れさせられる。
私はわざとらしくため息をつき、れいなの額の冷却シートを外してやった。あらかじめ持ってきていたタオルで顔の汗を拭く。
小さなテーブルに置かれた体温計を認め、れいなのパジャマのボタンに手をかけた。
「ななな、なんすっと?!」
「熱計るだけだよ。あと、汗拭かないと体温計挟めないでしょ」
「じ、自分でできるけん!」
れいなは慌てて私の手を握る。その手は熱くて、思わず私も彼女を見た。
視線がしっかりと絡む。熱で魘された瞳は微かに濡れていて揺れる。大きな瞳に吸い込まれそうになって、堪える。
「言うこと聞いて。れーなは風邪っぴき。患者さん。絵里はお医者さんなんですよ」
「お、お医者さんってヤブ医者やん…」
「細かいこと言わないの」
第3ボタンまで外されたパジャマをぐいと開けると、真白い鎖骨や胸元が見える。
タオルでそっと汗を拭いてやるとれいなは顔を逸らす。裸を見るのは珍しいことじゃないくせに未だに恥ずかしいらしい。
そんな些細な行為も可愛いなあなんて思いながら体温計を脇に挟んでやった。
「着替える?」
「いい……」
そう否定されて肩を竦め、私は洗面台へと向かう。
蛇口を捻ると冬には冷たい水が流れ出る。先ほど手に触れた温もりがなくなっていくようで寂しかったが、汗を拭いたタオルを濡らした。
随分と久しぶりに逢ったような、つい最近逢ったような、不思議な感覚だった。

92 :
私とれいなが顔を合わせたのは、先日に行われた舞台、ステーシーズだった。
そう考えると、5ヶ月振りになるのだろうか。ああ、それはもうずいぶんと逢ってなかったのだなと納得する。
毎日のように顔を合わせて、ダンスレッスンをして、ライブをして、雑誌の撮影をしていたころが懐かしい。

―――「え、絵里、どしたと?」

そういえばあのときも、れいなはそうやってこちらを見ていた。
彼女は、私がどうして追いかけてきたのかも分かっていなかった。あのとき、私はただ携帯電話を届けに走ったわけじゃない。
れいなの心を捉えたくて、離したくなくて、この想いを不意にぶつけたくなって、私は走った。
大人ぶって、余裕を見せるような恰好をして、思わせ振りに「好き」なんて云った。挑戦的な笑顔の向こう、私は崩れそうな自我を保つので精一杯だった。
嫌われたらどうしようとか、気持ち悪いなんて思われたら生きていけないとか、弱気で意気地なしの自分が顔を出していた。
「……昔のことだっつーの」
私は蛇口を閉め、タオルを絞った。
れいなのことを本質が変わっていない子どもだと思ったけれど、私もずいぶんと子どもだ。
余裕がなくて、常に追い込まれていて、自分の思い通りにならないと気が済まない、わがままな子どもだ。
結局、私はあの人にハマって、抜け出せなくて、もがいているだけなのかもしれない。
「熱何度?」
思考を振り払うように部屋に戻ると、彼女はすでに体温計を外していた。
本当に計ったのか怪しむ目を向けると、「8度2分…」と弱々しく声を出した。まああの温度だとそれくらいあるなと理解する。
濡らしたタオルを額に乗せてやり時計を見る。ちょうど昼時だった。
「なに食べたい?」
「……は?」
「お粥?雑炊?うどん?絵里がつくれるの3つだけだから選んで」

93 :
私の提案に、れいなは答えなかった。ふいと横を向いて目を逸らす。
れいなは朝からなにも食べていない。食欲がないのは分かるが、絶対になにか食べさせてやる。
「さゆにも迷惑かけてるんだし、我慢して食べなさい」
「……風邪やもん。食べたくなか」
「キミが偏食で倒れたからさゆにも迷惑かけてるでしょ!ホントに死ぬよ?!」
私が少しだけ声を荒げるとれいなはびくっとしてこちらを見た。
怯えた小動物のような目を向けられて後悔する。いまれいなは風邪なんだってしっかりと理解してため息をつく。
道重さゆみから「れいなが風邪を引いた」とメールで聞いたのは一昨日のことだった。
人の言うことを聞かない彼女が、体調不良で倒れるのは珍しいことではない。ただ時期というものがある。
海外に行く仕事を休んでしまうことは、事務所にとっては大きな痛手だろうし、さゆみにも大きな負担がかかる。
「……お粥つくってくるから」
私はそう言って立ち上がる。
れいなの痛いくらいの視線を背中に受けながら部屋を出た。
キッチンへと向かい、食材を確認する。やっぱり雑炊にしようと卵を取り出した。
ここ数ヶ月の多忙さは私も知っている。
50枚目のシングルの大々的なプロモーション活動。ハロープロジェクトのコンサート、そして休む間もなく、秋ツアー。
10月頭に発売した51枚目のシングルでも、同様なプロモーション活動が行われ、並行して海外での仕事もこなした。
私が在籍していたころの比ではない多忙さがある。会社の日程の組み方に問題があるのも分かる。
それは理解しているのだけれど、それでも倒れてしまうのは、れいなの食生活の問題だと思う。
加えて、同期のさゆみがひとりで気を吐いて、彼女までも倒れてしまわないかが不安だった。
「でも、怒鳴るのは違うよなあ…」

94 :
私はそうしてため息をつき、卵を落とし、軽くかき混ぜる。全体が黄色を帯びてきた。
6期メンバーの中で最も感情的なのはれいなだと思われがちだが、意外と私かもしれないとぼんやり思う。
まるで成長がないのは私の方だと雑炊をレンジに入れた。
久し振りに逢えたというのに、どうして素直になにもできないのだろう。
本当は優しくキスをするとか、抱きしめるとか、そういう普通の恋人のようなことがしたかったのに。
れいなが風邪を引いていなくても、そんなことができただろうかと自問した結果、答えは出てこなかった。
代わりにレンジが温まったよと返事をしてくれたので、私は大いに苦笑した。

「はい、絵里ちゃん特製の玉子雑炊」
「……お粥やなかったと?」
「こまけーこたぁいーんだよぉ」
部屋に戻るとれいなはクスッと笑うと上体をツラそうに起こした。
私がカーディガンを羽織らせてやると素直に「ありがと」と言った。随分と弱々しい声に胸が痛くなる。
「ほら、食べさせてあげるから」
そんな気持ちを吹き飛ばすように私がおどけて言うと、れいなは反論せずにまた頷く。
自分で仕掛けておきながら思い切り肩透かしを喰らったようで私の方がどうして良いか分からなくなった。
一瞬止まった手を慌てて動かし、レンゲで雑炊を掬い、「ふぅー」と冷ましてやった。
「はい。あーん」
「きしょい……」
れいなは悪態をついたが、素直に口を開いた。
レンゲが彼女の口に入り、もぐもぐと雑炊を噛む。一口も随分と小さいな、相変わらず。

95 :
「お味は?」
「……ふつう」
「素直じゃないなあキミは」
私はそうして二口目をよそった。れいなもツラそうにしながらも口を開ける。
塩加減間違えてないよねと不安になったので、ひと口だけ味見をする。ああ、確かに普通だわと思った。
三口目を食べさせようとするとれいなは首を振った。
「ダメ。まだちょぉっとしか食べてないもん」
「食欲ないっちゃって…」
「それは分かるけどダメ。ホントに死ぬよ?」
「懐かしいっちゃね、それ」
れいなが力なく笑って、カーディガンを脱ぎ、そのまま横になろうとした。本当に食べない気だなと私は悟る。
体調不良とはいえ、私にも意地がある。というか口実がほしかったのかもしれない。れいなに触れるという、口実が―――
私はレンゲの半分の雑炊を口に含み、れいなの顎を掴んだ。
「ちょ……!」
なにをされるのか理解したれいなは逃げようとするが、私は離さなかった。
そのまま彼女を引き寄せ、唇を重ねた。強引に口を開かせ、舌で押し出すように雑炊を運んでやる。
れいなは苦しそうに眉を下げ、私から距離を取ろうとするが、最後のひと粒まで丁寧に口に入れる。
観念したのか、それとも起きているのがツラかったのか、れいなは力を急速に失い、そのまま体を倒した。
私も自然と、彼女の肩を持ったまま一緒に倒れ込む。唇を離すとれいなは肩で息を整えながら口ももぐもぐさせる。

96 :
顔を逸らし、私と目を合わさないれいなが可愛い。そして、寂しい。
傷つけたくなくて、優しくしたくて、でもできない自分がいて、それでもいっしょにいたいと願う。
わがままだと分かりながらも、私はれいなの頬に手をかけた。れいなはビクッとしながらも私と向き合う。
大きな瞳が、揺れる。吸い込まれそうな黒い輝きが綺麗で、私は素直に顔を傾けた。
今度はれいなも拒絶しなかった。素直に目を閉じ、落ちてきた唇を受け止め、舌を突き出してきた。
「んっ……」
抜けるような吐息が愛しい。そのすべてを、自分のものにしたい。
狂おしいほどに甘く、狂おしいほどに切なく、狂おしいほどに想う。
ひとりの大切な同期として、恋人として、私はれいなに恋をして、愛して、想う。
れいなも同じように、私のことを想ってくれているのかなとか、子どものような嫉妬と独占欲が広がる。
「ふっ…はぁ……ん、え…りぃ……」
「ん…れーな……」
風邪だって分かっていたから、こんなに激しくキスするつもりなんてなかった。
それなのに、一向にキスが止まらない。離したくない。離れたくない。なにかのスイッチが入ってしまったみたい。
キスにキスの応酬。5ヶ月振りのれいなの唇が甘く、Rのように依存してしまう。
舌を突き出し、絡め、頬を撫で合い、髪をすき、指先を絡め、強く握る。ねぇ、れーな、どうしよう。れーなぁ……
「好きだから……お願い、だから……」
キスをやめ、顔を離す。
呼吸を整えながられいなは私を見た。

97 :
「もうちょっとだけ、自分のこと、大事にして……?」
泣きそうになっている私が恥ずかしい。こんなことで心が動くのが、れいなに振り回されているのが。
こんなこと言うつもりなんてなかった。いつものように大人ぶって余裕綽々な態度でいるつもりだった。それが叶わないのは、なぜ?
その理由は掴めない。けれど、れいなはなにも言わずに私に手を伸ばしてきた。
熱に魘されているのか、その瞳は濡れていたけれど、しっかりと私を捉え、その頬を撫でた。れいなの体温が、熱い。
「はい……ごめん、なさい」
そうしてれいなは眉を下げて笑った。
謝っているのか、それともいつものようにからかっているのか、判断できない。
でも、久しぶりに見たいたずらっ子のような彼女の笑顔に、私は絆される。
捻じ曲がった、歪で不定形な恋だけれど、それでも良いと思った。
身勝手でわがままな私の想いは、ぐちゃぐちゃになりながらも、れいなに届いている。
「れーなの方が大人、だよね」
「……どこが?」
「そーゆーところが」
私はベッドから降りてれいなに毛布を掛けてやった。
いつの間にか落ちてしまったタオルを洗ってこようと立ち上がると、その腕を掴まれた。
振り返ると、毛布の中かられいなが手を伸ばし、こちらを見ていた。真っ直ぐな瞳に捉われ、動けなくなる。

98 :
「……ここ、おってよ」
弱々しい声に私はなにも言わずに頷いた。
れいなはそれに安心したのか、また笑ったかと思うと、ゆっくりと目を閉じた。
息をひとつ吐いてテーブルを見ると、少しだけ冷めた雑炊があった。
結局、三口しか食べなかったことを思い出し、絶対あとで食べさせてやろうと心に決めた。
「薬飲んでないじゃん」
私がそう呟くと、れいなは寝返りを打った。
随分と下手くそな寝たふりだなと肩を竦めながら、私はベッドに頬杖をつき、れいなの髪を撫でてやった。さらさらの髪に指が通っていく。
「あとで飲むんだよ?」
そう囁くと、れいなは少しだけ、頷いたような気がした。
ああ、やっぱり寝たふりかと、私は笑った。

99 :
>>90-98 「歪な想いの行く先」
前に投下した「泡沫の夢」と「触れた想い」と合わせて三部作だったりする…w
中途半端で相変わらずキャラ崩して申し訳ないm(__)m

100 :
れなえり甘〜い!
普段学生モノが多いせいかエロッキは大人な恋愛ですねぇ
みんなそういう歳になったんだなぁとしみじみ…
絶対えりりんも心配してるぞ、がんばれーな!

101 :
( □_□)

102 :
リアルれなえり乙です
マジでえりりんにはれいなの体調管理して欲しいw

103 :
>>99
乙蟻
リアルでえりりんに怒られメール送信していてほしいw

104 :
リアル少年
http://stat.ameba.jp/user_images/20121029/22/mitsuiaika-blog/d8/31/j/o0480048012261082042.jpg

105 :
>>104
从*´ ヮ`)<可愛いっちゃんね

106 :
ラブラブやな
http://stat.ameba.jp/user_images/20121029/01/sayumimichishige-blog/d8/d5/j/o0480064012259732669.jpg

107 :
一人スレにレポあるだろうけどこのスレ風にレポ
討論コーナーのシンキングタイムにステージ中央で
どちらともなく戦闘体勢をとり生田君と鞘師君のファイトが始まる
鞘師君の繰り出すパンチの連打を素早く見切ってしゃがみつつ避ける生田君
あまりに白熱して激しくやりあう二人に最後は
从*´◇`)<怪我するからやめなさい!
ノ9|;‘_ゝ‘)ノリ;´ー´リ<はいぃ〜…
そそくさと移動する情けない二人
あとしょっぱなライブが高橋衣装の工藤君メインのミスムン
ヒロインはもちろん佐藤君で若干棒読みっぽいセリフをがんばりつつ
佐藤君の手をひきエスコートする工藤君の姿が学芸会みたいで可愛かった
そしてその後ろで無駄に楽しそうにジェンガみたいに列をなして動く生鞘鈴w

108 :
>>105
    _, ,_
  ノd*^ー^)<ぐぬぬ…

109 :
>>107
まーどぅーのミスムン見てぇ〜!!!

110 :
>>107
このスレらしいレポ待ってたああああ!!ww
香音のドリフネタとかしゅわぽくネタとかもあったようで楽しかったみたいだなーw
どぅーまーのミスムンは激しく見たい!!

111 :
れいな「化粧してみてもいい?」 鞘師「は・・・はい」→結果
http://hayabusa3.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1351520253/

112 :
ノd*´ 。`ル<きっと僕と出会ったから 君は恋をしたんだね///
        さぁ もう大丈夫 僕はここにいるよ///
        おいで 踊ろう!///

    ノノハヽ  ノノハヽ  ≡
  Σノd*´ 。`ル(^〈_^ *bヽ ≡
    ( つ   ⊂   ヽ  ≡
くっつきすぎ/// キャーくどぅー♥

113 :
モーニング娘。マネージャー ?@MorningMusumeMg
工藤少年ならぬ、工藤王子。 #morningmusume pic.twitter.com/K2MomXzx
2012年10月29日 - 23:42
http://pbs.twimg.com/media/A6YbJb3CMAIrwCL.jpg

王子だ…w

114 :
工藤君カッコ良すぎて佐藤君にセカンドキスまで奪われるぞw

115 :
Σノd;´ 。`ル<次は田中さんとが良い!

116 :
>>111
ノd*´ー´リ<デヘヘ。田中さんもワシのもんじゃ〜い

117 :
>>112
緊張の面持ちだった工藤はまさにこんな感じだったw
でも工藤の背がぐいぐい伸びてるのか知らないけど身長差はだいぶいい感じだった

118 :
>>115
   _, ,_
 ノd*^ー^)<ぐぬぬぬぬ…

119 :
>>111
ちなみに結果はこれねw
http://stat.ameba.jp/user_images/20121029/22/morningmusume-9ki/71/9e/j/o0480048012261055528.jpg

120 :
6 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2012/10/30(火) 00:47:48.02 0
               
               ノノハヽ
              ∩リ*´ー´リ おめでとうヤシ   
おめ        ┌─────○─┐
なんだろうね (o) │Happy Birthday!!│ (o)
     ノハヽ(┃ └(o)─ (o) ─ (o)- ┘ ┃)
     (´◇`*|ヽ  ┃(::゚::)┃(::゚::)┃(::゚::),ノノハヽ 
     つ(::゚:|  "'''''ーー----"-―"~|||9|‘_ゝ‘) おめでとうっちゃ
      ( )- |    mizuki daisuki    ゞっ と)
     .:O☆ヽ、                 ( )- ( )☆
    ,_☆ :∂io,"'''''ーー------―''''',"☆ ♪◎o.:.
   ◇☆。:゜ ◎::O☆♪★∝ ☆。∂:o゜♪★☆。∂ ◎

生誕会場からお借りしました
フクちゃん誕生日おめでとう!

121 :
おやさゆ

122 :
ハロウィン〜
http://pds23.egloos.com/pds/201210/30/44/sjhdg.jpg

123 :
絵師さまきたああああああああ!!
おつです!

124 :
そうかハロウィンか
便乗して、以前落書きしたけど出す機会がなかった猫じゃらしポーシャをば…
スキャンしてないから汚ないけどホイッ。
http://i.imgur.com/xxp19.jpg

125 :
なにこれ超可愛いwww

126 :
うへへwありがとうw
全くスレに関係ないけど本当に出すとこなくて困ってるの載っけていい?
ガキさんの昭和な動き
http://i.imgur.com/SoqVC.jpg
http://i.imgur.com/4Ohr5.jpg
テキトーに描いて歪んだ寺田
http://i.imgur.com/2ky7C.jpg

127 :
ガキさんのせいで朝から爆笑したわwwあの昭和な動きなんなんだろうなw
3枚目は光射すに登場するし良いと思うw
YOU色々書いちゃいなYO!

128 :
1・2枚目はガキさん卒業の時にガキさんと言えばなんだったかなぁと描いた。
何回かやってるよねこの動きw
3枚目はハロメンの誰かがやったお絵かきクイズのお題だったかな?
書き途中の文章をいくつも投げっぱなして仕事してるから落書きすら描けないんだYO…
今も息抜きでレスしとるんで気が向いた時に描きやすw
さ、頑張んべー(´Д` )≡3

129 :
文章も書けて絵も描けるなんてなんて多才なw

130 :
画才がノノ*^ー^)川VvV)クラスの自分にとっては羨ましい限りだ

131 :
>>124
>>126
見れないよ〜(TT)

132 :
>>122>>124>>126
エロウィンにポーシャりんにおもしろガキさんとは・・・
このスレ贅沢すぎるだろw

133 :
>>131
え、どうしたらいいのだ…これは見れる?
http://beebee2see.appspot.com/i/azuYg_inBww.jpg

134 :
>>126
にーがき君に見えたw

135 :
http://stat001.ameba.jp/user_images/20121030/11/morningmusume-9ki/1a/c2/j/o0480048012261630878.jpg

136 :
しゅわぽくコンビがフクちゃんとチューしてますけど…w

137 :
しゅわしゅわサンに至ってはフクちゃんからチューされてますけど・・・w

138 :
ノc|=´┴`)<これはまた波乱を呼びそうな写真ですね
从*^ー^)<絵里は先生とのチュー写真載せたいですよ?
ノc|;´┴`)<それはちょっと・・・
この2人のは中高生の教育に良くなさそうだw

139 :
ノd*´ー´リ <フヒヒヒヒ

140 :
>>133
見れる!ありがとう!

141 :
ノ9|;゛_ゝ゛)

142 :
帰ってきたらいろいろとネタが投下されてるううww
とりあえず生田君イキロw

143 :
>>135
フクちゃんの唇しゅわさんのほっぺに当たってるよね…?w
1番カップルっぽいのは生田くんなんだけどなあ…惜しいw

144 :
>>128
違ったらごめんPONPON鼻血の人?w
絵も描けて文章書けるって羨ましすぎる・・・w

145 :
ノノ*^ー^)

146 :
>>144
(;´b` ) シッ!

147 :
気長に待ってますよーw
つか絵が可愛すぎて悶絶ww

148 :
|-`)コソッ。o(PONPONは暫く休みって言ったくせに投下します)

|ミ ピャッ

|。o(誕生日なので許してにゃん。苦手な方はスルーですよ?)

昼休み、生田君は屋上に寝転がって青空を見ていた。冬の澄んだ青空が高く広がって心地良い。
秋が深まり、もうすぐ冬が始まるというこの季節、寒さも本格化し、屋上は生田君の貸切だった。
「フランスかぁ……」
生田君は時計を見た。
現在、お昼の12時52分。フランスとの時差を考えると、向こうはいまごろ朝の5時前だ。まだまだ寝ている時間だろう。
「みーずーきぃ〜」
そうして、異国の地にいる彼女の名を呼んだ。
本日10月30日は聖の誕生日だった。しかし彼女は2日前からフランスに旅立っていた。
譜久村家が代々お世話になっている海外の良家にご挨拶に行き、それと同時に16歳になった聖のお披露目をするというのが名目だった。
このパーティーには正式に招待された道重財閥と飯窪財閥の両当主も出席している。
残念ながら、庶民代表の生田君は旅費もなく、招待も受けず、日本に置き去りを喰らっていた。
それは仕方ないことだと理解しているが、付き合って初めての誕生日をいっしょに過ごせないことが寂しかった。
「青空が、繋いどぉ……か」
何処にいても、この広い青空が繋いでいる。とは、先日、商店街のある書店に行ったときに聞いた言葉だ。
カタコトの日本語を使う可愛らしい小さな店員がニコニコとそんな話をしていた。
どういうタイミングか、どんな前後脈絡かは聞いていなかったが、なんだか良い言葉だなと思って生田君は覚えていた。
確かに彼女の言うように、聖もこの広い空の下にいることは違いない。まだ寝ているだろうけど。

149 :
ふと、携帯電話を見る。当然メールも着信もない。
文明の利器がどれだけ発達したところで、この想いを、瞬間的に、的確に伝える方法は未だ確立されていない。
結局は、自分の言葉を自分の力で伝えるしかないんだよなと納得し、勢いをつけて起き上がる。
「よしっ」
ひとつ息を吐いて生田君はズボンをはたき、屋上をあとにした。

--------
「聖お嬢様、おめでとうございます」
「ありがとうございます。光栄ですわ」
フランス時間の18時から始まった誕生パーティーは盛大に行われ、次々と聖に祝いの言葉が欠けられていた。
譜久村家と親交のある企業、良家、財閥の当主がひっきりなしに現れ、時に愛の言葉を持ちかけてくる。
聖は柔らかく笑ってそれを躱しつつ、話に花を咲かせていた。
「譜久村様」
声をかけてきた彼は、先日、遊園地で散々な目にあった男だった。
恭しく頭を下げた彼を見て、聖も優しく笑い返す。
「このたびはお招きいただき光栄です」
「いえ。私もごめんなさい。最初からお話しするべきでした」
聖の言葉に男は再び頭を下げる。
以前、聖はこの男の主催するパーティーで交際を申し込まれ、みちしげ君が彼氏だと偽り、断ったことがあった。
しかし彼は諦めきれず、半ばストーカーまがいの行為までするようになったが、遊園地に遊びに行った際、鞘師君や佐藤君、工藤君に蹴られ撃退された。
その後、誠意を籠めた謝罪を繰り返し、聖もそれを受け入れたという経緯があった。

150 :
「その後、彼とはどうですか?」
「フフ。普通ですよ。私たちまだ学生ですし」
「では、彼は今日、此処には…?」
「招待したかったんですが、旅費のこともありますし…」
聖が寂しそうに呟くと男はそうですかと目を伏せた。
話題を変えようと、聖は「道重財閥との業務提携のお話はどうですか?」と聞く。
「ええ。みちしげさんとなんどかお話しさせていただき、順調です。譜久村さんの口添えのおかげです」
男の言うように、謝罪を受け入れた聖は、みちしげ君にそれを伝え、業務提携の話を持ちかけた。
正直、この男のしたことを、すぐにすべて赦すことはできなかったが、聖は敢えて、決行した。
みちしげ君が以前、聖を助けてくれたように、今度は聖が、彼を助けたくなった。それが果たして、自己満足だったとしても。
「お嬢様」
譜久村家に仕えるお手伝いの爺やの声に振り返る。
なにか言葉を交わした聖は「ごめんなさい。失礼します」と頭を下げ、男もまた頭を下げた。
聖が歩き出そうとしたとき、「譜久村さん」と呼び止められ、振り返る。
「どうか、シアワセに―――」
「フフ。気が早いですよ。でも、ありがとうございます」
聖はそう笑い、パーティー会場を抜け、廊下へと出た。
廊下にいたのは、日本の二大財閥の次期当主たちだった。
「おめでとう、フクちゃん」
「おめでとうございます、聖さん」
道重財閥嫡男であるみちしげ君は紺のジャケットに黒いR、飯窪財閥の長女、春菜は淡いイエローのドレスを纏っている。

151 :
「ありがとうございます。みちしげさん、今日はドレスじゃないんですね」
「そりゃフクちゃんより目立つのはルール違反だからね。今日の主役はあなたなの」
「聖さん今日のドレス、とてもお似合いですよ」
春菜にそう言われ、聖は再び柔らかく笑う。
聖は肩を出した濃い目のピンクのドレスを纏い、肩からは白いショールを羽織っていた。
少しだけ明るい髪を後ろでひとつにまとめてアップにし、耳にはルベライトの小さめのイヤリングをつけている。
なるほど、誕生石であるトルトマリンをつけるとは洒落ているとみちしげ君はノンアルコールカクテルに口をつけた。
「少しは観光する暇もあるの?」
「そうだと嬉しいんですけど、明日は竹内製薬との会合なんです。」
「竹内製薬のお嬢様とは御親戚なんですよね」
「そうそう。一応、ちゃんとご挨拶をってことになったんだ」
聖の言葉にみちしげ君は肩を竦めた。
家を背負っている以上、16歳にもなると、その重責はさらに重くなる。
譜久村家は巨大財閥ではないものの、古くからつづく良家であるために、横の繋がりを重んじる。
挨拶回りや接待というものはある程度必要なのだろうと理解した。
「で、せっかくの誕生日なのに、恋人からの連絡は?」
みちしげ君がからかうように言うと、聖は笑って首を振った。
さすがに国際電話は通話料も高く、彼のお小遣いで払えるかは怪しい。時差の問題もあり、日本はいまごろ深夜だ。起きているとは思えない。
みちしげ君も仕方ないかと苦笑した。
「若」
「春菜お嬢様」
ほぼ同時に呼ばれ振り返ると、そこには険悪ムードのふたりの執事兼SPが立っている。
黒服と白服という実に対照的なふたりに、みちしげ君も春菜も苦笑した。

152 :
「そろそろ戻りましょう」
「はいはい。じゃあまたね、フクちゃん」
「失礼します聖さん」
ふたりの財閥当主に手を振り、聖はため息をついた。
そろそろ自分も会場に戻らねばと思うが、足が重い。主役がこんな顔してちゃダメだと苦笑しつつ、歩き出す。
すると、会場入り口に立っていた爺やが「もう少しお時間はありますよ」と笑いかけた。
「ありがとう。でも……」
「そろそろ来るころですよ。あの方はそういう方です」
爺やの言葉をきょとんとしながら聞いていると、彼はまた顔を崩して歩き出す。
随分と長い間、彼は譜久村家に仕えてくれているが、未だに聖は、彼のことを掴めない。
年の功というべきか、彼の世界の見方にはいつも感心させられる。
するとそのとき、バッグの中に入れていた携帯電話が震えた。慌ててディスプレイを見ると、そこには彼の名前があった。
聖は慌てて廊下を歩き、「もしもし?」とバルコニーへと出た。
「あーーーー。お、おお、聖ぃ?」
少しだけ遠い声だが、はっきりと聞こえる。その声の主を、聖はずっと待っていた。待ち焦がれた温かいその声に震える。
胸が締め付けられる想いを抱えつつ、聖は「えりぽん…」とその名を呼んだ。絞り出した声さえも、震える。
「ごめん、忙しいとに。いま、だいじょうぶ?」
「うん…だいじょうぶ……起きてたの?」
「へ?ああ、うん平気」
現在フランス時間で21時19分。日本では朝の5時過ぎだ。起きていたのか、それとも仮眠を取ったかは分からない。
だが、どちらにせよ、聖の時間に合わせて電話をかけてきてくれたことは分かった。

153 :
「聖、そっち空見えとー?」
「うん、見えるよ。夜だから、星が綺麗」
「こっちも見えとぉ。まだ暗いっちゃけどね」
聖はふと、星空を見上げる。
日本で見る夜空とは少し違う。星座も、星の輝きも、そして隣に彼がいないことも。
でも、なんとなく分かる。彼もまた、日本という遠い場所で、同じ空を仰いでいる。
「誕生日、おめでとう、聖」
ありふれた、今日も何度もかけられた言葉だが、生田君が発するだけでその重みはずいぶんと違う。
温かくて、優しくて、柔らかくて、あまりにも愛しくて、泣き出しそうなほど嬉しい。
「帰ってきたら、プレゼント渡すけん、待っとって」
その言葉に、聖は首を振り、「いいよ」と返した。
否定されると思っていなかったのか、生田君は「うぇ?!」と慌てるが、聖はそっと指先で目元を拭う。微かに溢れた想いと涙が温かい。
「えりぽんが、いっしょなら、それでいいから」
「みずき……」
「だから、私が日本に帰ったら―――」

154 :
そのとき星が流れた。
小さな命を燃やしながら、精一杯に愛を叫ぶように、消えていく。
遠く遠く、飛行機では12時間もかかる場所にいる愛しいその人に、聖は伝えた。

「―――聖に、いっぱい、キスして?」

朝陽がもうすぐ昇ろうかという暗い朝の空を生田君は見上げた。東の空が徐々に紫色に染まっていく。
今日の始まりを告げる存在に目を細めつつ、息を吸い込んだ。

「喜んで―――」

耳にかかる甘い声に、聖は柔らかく微笑んで頷いた。
遠い異国の地を、空は確かに繋いでいた。

Happy Birthday MIZUKI!

譜久村聖生誕記念保全小ネタ 同じ空を見上げて おわり

155 :
-------
オマケ
ノノ刀ソ _l∩)¶<聖に、いっぱい、キスして?///
ノ9|*゜_ゝ゜)¶<………///

実はあまりの発言に一瞬遠い世界に旅立っていた生田君でしたw

ブログの鞘師君とのチュー写真でもいろいろネタ考えたけどまあ今日は正統派でw
いつもの絵師様も鼻血さんも素敵な絵をおつです!

156 :
きょふぁあああああああああああ
甘い甘い甘ーーーーーーーーーーーーい
そんでカタコトのアノ人。・゚・(ノД`)・゚・。

157 :
いっぱいキスしちゃうのかあああああああああああああああ

158 :
ノd*^ー^)<ボク達もキスから始めていったよねぇ〜w ナツカシーw
从*∩-∩)<…うん///

159 :
案外聖ちゃんが肉食になりそうなw
えりりんほどでないにしろw

160 :
亀井くんは高校の入学式でいきなりれいなに一目惚れしたんだっけ

161 :
-入学式-
ノd*゜ー゜) ドッキーン♥ ミツケタァ!!!        从 ` -´) ツン

ノd*^ー^)ノシ ねぇねぇ君何組?       (`- ´ 从 …まだ知らん、ってか誰?

ノd*^ー^) ボク亀井絵里!君は?      (`- ´ 从 …田中れいな

ノd*^ー^) 素敵な名前だね!         (`- ´ 从。o(顔はいいけど軽そうな男やね)

-教室-
ヾノd*^ー^)ノシ うわぁ〜!           从 ` -´) そうやね
         同じクラスだねぇw
ノd*^ー^) ボクとれーなのRは     从 ` -´)。o(いきなり名前で呼ぶかよ…ウザッ)
       神様が決めた運命かも!w
ノd*^ー^) 席もお隣さんだしw         从 ` -´)。o(メンドクサ)
       楽しくなりそうだねw

162 :
ツンれいなw

163 :
そりゃ最初はこんなに軽い男は嫌だろw

164 :
ヾノd*^ー^)ノシ<わーいれいなぁ〜!
从+` ロ´)<うっとーしぃっちゃ!
ノd*´ー`)シュン
从 ` -´)<・・・。あれ?おまえどこかで・・・
ノd*^ー^)!
从 ` -´)<・・・気のせいか。初対面だし
スタスタ

ノd*^ー^)<・・・。
ノd*^ー^)。oO(れいな、ぼくたちはね、前世はアイドルだったんだよ)

輪廻転生ネタ

165 :
ノd*^ー^) ウヘヘヘヘーw          从;` -´)。o(ず〜っとこっち見てニヤけとぉ…)

ノd*^ー^) ニマニマ             (`- ´;从 な、なんか用?

ノd*^ー^) いや、れーなは      !! (`ロ ´*从
      可愛いなぁ〜ってw
ノd*^ー^) ウヘヘヘヘーw       プイッ 从;` -´) うっさいわ…///

166 :
かめれなにも初々しい時期があったんだよなあ・・・w

167 :
夢の中なのにやけに設定が細かいっていう・・・w

168 :
確かにかめれなもPONPONもだいぶ細かいなw

169 :
ノノ*^ー^)<えりちゃんの妄想力をナメないで欲しいですよ?w
ノd*´ -`)<…ドキドキ

 ノノハヽ
ノd*∩ロ∩)     やっぱり…///
      ノハヽ
    っ( ^ *ノ从  えりはナメますけどw チュパチュパ

170 :
なんか可愛いな 特にだーいし
http://stat.ameba.jp/user_images/20121030/09/sayumimichishige-blog/48/ca/j/o0480036112261483757.jpg

171 :
見たことないケーキを見て目が輝いてるw

172 :
川c ’∀’)ウキウキ

173 :
ノd*´ー´リ<ウキウキあゆみちゃん可愛いのぉ

174 :
121031配信(1) ニッポン放送 「モーニング娘。のオールナイトニッポンモバイル」 譜久村聖・鈴木香音・飯窪春菜
「世界握手会から帰ってきて」 その2
久々に会ったメンバーのリアクションは?という話から……
ノノ刀e _l‘)<聖ねぇ、えりぽんと集合時間が一緒だったんだけど
ノハ*゚ ゥ ゚)<ハイ
从*´◇`)<うん
ノノ刀e _l‘)<えりぽんに、あの、手ぇバンザイして“おはよう〜!”って言ったの
ノハ*゚ ゥ ゚)<ハイ
ノノ刀e _l‘)<そしたら、“おはよ”って言われて(笑)
ノハ*゚ ゥ ゚)<えぇー!(笑)
从*´◇`)<フフフフ
ノノ刀e _l‘)<それでだから“おはよ”って言われてさ(笑)
ノハ*゚ ゥ ゚)<え、クールクール。フフフフ
ノノ刀e _l‘)<“おいおいおい”って思って。“そこは来てよ〜”みたいな。フフフフフ
ノハ*゚ ゥ ゚)<あ〜、そうですよね(笑)
从*´◇`)<ねぇ
ノハ*゚ ゥ ゚)<こっちは手ぇ広げて待ってるのに(笑)
ノノ刀e _l‘)<そうそうそう。フフフフフ
ノハ*゚ ゥ ゚)<フッフフフ
从*´◇`)<一週間も会ってないのにね
ノノ刀e _l‘)<そうそう
ノハ*゚ ゥ ゚)<あ〜、フフフフ
ノノ刀e _l‘)<だから、“えっ?”って思っちゃって(笑)
ノハ*゚ ゥ ゚)<フフフフ
从*´◇`)<悲しそうだよ。フフフフ
ノハ*゚ ゥ ゚)<ハイ
ノノ刀e _l‘)<香音ちゃんは抱きついてくれたけど。フッフフフ
ノハ*゚ ゥ ゚)<そうですね。あの

生田君これ以上聖ちゃん泣かせんなよw

175 :
今度は鞘師君に出し抜かれないようチューの練習しとけw
ノ9|*´_ゝ`)チュゥ...

176 :
でもあのπの感触を受けると1日中仕事にならなそうな気がしないでもないw

177 :
寂しがるフクちゃんの心の隙間を埋めるのが鞘鈴の存在なのか・・・
こりゃなかなか手強いなw

178 :
何で生田くんだとキモく見えてしまうのだろうw
http://stat.ameba.jp/user_images/20121030/22/morningmusume-9ki/86/ea/j/t02200165_0800060012262618278.jpg
http://ameblo.jp/morningmusume-9ki/image-11392775889-12262618278.html

179 :
キャワワ

180 :
バカップルだなw

181 :
>>174
久しぶりに会えて恥ずかしかったんだよ

182 :
ガキさんと久しぶりに会った時もそんな感じじゃなかったっけ?
ガキさんも「あれ?」って思ったとか言ってたw

183 :
http://stat.ameba.jp/user_images/20121031/13/takahashiai-blog/85/9a/j/o0480048012263338084.jpg
たかーし君がロックオンしましたw

184 :
ノd*’3’)

185 :
ノ9|^_ゝ^)。o(怒らない怒らない)

186 :
ノd*^ー^)ウヘヘ

187 :
れいな復活したのか
良かったw

188 :
ノd*^ー^)れーなぁ

189 :
从*´ ヮ`)<えーりー

190 :
ようやくエロエロできるねw

191 :
 ノノハヽ
 ノd*^ー^)     
     
    つ

192 :
ノd*´ー´リ<大吉ならフクちゃんもだーいしも田中さんも独占じゃ!

193 :
ノd*^ー^)     よーやく抱っこできるぅ〜w
 つ从*´ ヮ`)
           にひひw


ノd*^ー^)     ウヘヘw キモチー?
  从*´ ロ`)
    つ)(⊂   あぁん///

194 :
ノd*・ 3.・)<ドスケベ雌にゃんこがダウンしたせいで監視も退屈だったの
ノd*^ー^)<素直に「元気になって良かったね」って言えばいいのにw

195 :
シゲ君優しいねえw

196 :
>>192
从+´◇`)・・・・

197 :
香音ちゃんそりゃキレるわw

198 :
 ノハヽ
ノd*- 。.-)フゥ…
         アンアンッ///>
  つ∩゛

199 :
鞘師君ガード上げとけw

200 :
おはしげみんw

201 :
やるじゃねぇか生田君!!
http://stat.ameba.jp/user_images/20121101/08/morningmusume-9ki/18/fa/j/o0480048012264747273.jpg

202 :
フクちゃんってよくほっぺにチューされるねw
なんか味すんのかな

203 :
ちゅうおめでとう!ww

204 :
ノノc ’∀’)<大吉だったら道重さんとデート

205 :
石田くんw

206 :
キスとかじゃなくデートってのがまたw

207 :
石田くんがさゆみんの正体を知ったらどうなっちゃうんだろw
基本Rレズで親友の彼氏(仮)をつまみ食いしたり監視したりする人だからなぁw
从*^ 。.^)<今夜も夜這っちゃおっかな〜♪

208 :
ノc ゜∀゜)

209 :
>>201
http://stat.ameba.jp/user_images/20121020/22/morningmusume-9ki/77/4c/j/o0405072012246628241.jpg
右のほっぺは鞘師君に取られたけど左のほっぺは俺のだってか生田ぁ!w

210 :
>>207
d*^ 。.^)<代わりにさゆみが行くの

211 :
从*・ 。.・)<悪いけどさゆみ女の子にしか興味ないの
ノノc;’A’)<そうですか…
从*^ 。.^)<でも女の子の格好した石田くんとならデートしてもいいの♪
ノノc;’∀’)<えっ…
从*^ 。.^)<キミ色白だし小さいし中性的な顔してるから絶対似合うの!w キャー楽しみ♪
ノノc;’∀’)。o(都会と宮城では常識とか色々違うだろうな…ハハハハハ)
また新たなる女装男子の誕生である

ノd;` ロ´)っ<石田逃げろぉー!

212 :
だーいしの安定した扱いww
ノノc;’A’)←これがリンリンぽくて可愛かったw

213 :
从*^ 。.^)<れーなも猫耳似合うけど石田くんもキャワイイ〜!
 ∧_∧
ノノc*’∀´)ゝ<そうですかー♪

214 :
色白
猫顔
小さい
細い
気は強い
れいな君と共通点多いなw

215 :
ノリノリじゃねえかw

216 :
从*^ 。.^)<大吉ならライブ中メンバー全員とキスできるの

217 :
ちょwww

218 :
リーダーの権力すげぇw

219 :
||9|‘_ゝ‘)<【大吉】なら新垣さんとまたグループ活動できる!




夢を見る

220 :
つまり夢も見ないとw

221 :
保全代わりに超短いかめれな

「れーなっ、れーなっ!」
かめい君の明るい声は珍しいことではない。間延びした甘い声も、その舌足らずな呼び方も、珍しくない。
それでもれいなが振り返るのは、やっぱり呼ぶ相手がかめい君なのだからだろうなとぼんやり思う。
果たして振り返ると、そこには黒いマントにとんがりハット、ついでに何処から調達したのか三叉の槍まで持っている。
「とりっくおあとりーと!」
いつものように片八重歯を見せて笑いかける彼は、恐らく悪魔か魔法使いのつもりなのだろう。
そういえばハロウィンだったっけとぼんやり思い出す。
「絵里、お菓子欲しいと?」
ベッドに腰掛け、笑って聞くと、彼もまたにこぉっと笑い頷いた。
どうせみちしげ君から借りたコスチュームだろうが、なかなか似合っている。
「お菓子くれないと、悪さをするぞぉ〜」
「たとえば?」
「え?」
「どんな悪さ?」
れいなに聞かれ、かめい君はしばし考えた。どうもなにをするかは考えていなかったようだ。
しかし、日本発祥ではないハロウィンだが、お菓子を与えないといたずらをされるというのは、なかなか理不尽ではないかとれいなは思う。

222 :
「えーっと……れーなの大事な消しゴムを角から使っちゃうぞぉ!」
「なんか地味やない?」
かめい君の回答にれいなは笑った。
ずいぶんと可愛らしいいたずらだなあと思いながら、れいなは「うーん」と悩みながら立ち上がる。
すぐ目に入ったのは、机上の飴玉ひとつ。
「はい、お菓子」
「……少なくないですかぁ?」
その解答は最もなもので、さてどうしようかとれいなは困ったように笑う。
だって持ってないっちゃもん、そんな都合よく。なんて言い訳しようかと思ったがやめた。
ため息をついて彼の隣にまた座る。
かめい君はつまらないように脚をぶらぶらさせながら「せっかくシゲに借りたのにさぁ」と唇を尖らせた。
「絵里、似合っとぉよ?」
「じゃあ悪さするぞ!」
「どうしてそうなるとよ」
れいなはきょろきょろと部屋を見回す。が、お菓子はない。せっかく衣装を着てくれた彼にも少しだけ申し訳なく思う。
暫く悩んだあと、れいなは彼の膝の上に手を置いた。彼がきょとんとしたのも束の間、体を伸ばす。
目を閉じて、触れるだけのキス。
予想外だったのか、かめい君はその大きな目を丸くさせてれいなを見る。
あ、可愛い。なんてそんなことをれいなは思う。

223 :
「甘いお菓子……やったかな?」
そうして、それこそいたずらっ子のようにれいなが笑う。
少しだけ頬を赤らめ、目をキラキラと輝かせつつ、尖った八重歯を見せる彼女が堪らなく愛しい。
かめい君はくしゃりと顔を崩して笑い、れいなをぎゅうと抱きしめた。
「やっぱいたずらしちゃう」
「えーー、なんでよ?」
「……れーなに、いたずらしちゃう」
そう呟いてかめい君は軽くれいなの体を押すと、れいなも素直に背中をベッドに預けた。
ぎしっという音のあと、ふたりは再びキスをした。今度は触れるだけじゃなく、少しだけ深い、キス。
「お菓子の意味ないやん」
「だってほら、悪魔ですから」
かめい君がまた笑うので、れいなも同じように笑ってキスをねだった。
重なる唇は、なにより甘くて愛しい。かめい君にとってれいなは、れいなにとってかめい君は、甘くて溶けないお菓子のようだった。

1日遅れのかめれなハッピーハロウィン おわり

224 :
かめい君のイメージは当然これ↓
http://www.youtube.com/watch?v=2MtoAMKD2vk&feature=relmfu
ノd*^ー^)<見始めると止まらないから要注意ですよ?w
从*´ ヮ`)<絵里カッコいいっちゃねーw
ノd*・ 3.・)<さゆみの出番がなかったのぉ!

225 :
かめい君可愛い!ヤバいw

226 :
駅のホームでニヤニヤが止まらないどうしてくれるw

227 :
>>226
捕まるなよw

228 :
かめい君全盛期だなーw

229 :
从*´◇`)<大吉ならデートできるんだろうね!

壁|ー´;リ<だ…だれと……?

230 :
从+´◇`)<ぐぬぬ……

壁|ー´;リ。o(好きな人がおるのか?まさか恋人?)

吉でも安心できない鞘師君

231 :
>そう呟いてかめい君は軽くれいなの体を押すと、れいなも素直に背中をベッドに預けた。
ここめっちゃ好きだw

232 :
ノd*^ー^)<大吉だったらベイビー誕生!
      大吉以外だったられーなと誕生日までカウントダウンRぃ〜!w

233 :
ノd`・ 。.・)<甘いのえり!誰のベイビーか書かないとおみくじの効果はないの!
<ノd*;^ー^;)><しまったぁ〜!


ノd*^ー^)<でもカウントダウンRはしよっとw

234 :
ノc|=´┴`)<大吉なら絵里さんといちゃいちゃデート

235 :
>>211
女装デート
http://sayu.no-ip.com/fairy/img/rabbit4598.383.jpg
http://sayu.no-ip.com/fairy/img/rabbit4600.406.jpg

236 :
http://stat.ameba.jp/user_images/20121101/19/tanakareina-blog/eb/6f/j/o0360064012265470281.jpg
从*´ ヮ`)<れなっくまと一緒にいるとそーとぉ癒されますょ。(´ψψ`)
ノd*^ー^)<れなっくま〜!可愛い!ヤバいw

237 :
从*^ー^)<大吉なら光井先生と大人のえっち

238 :
>>235
あー女装っぽい
なんかギャルゲーみたいw

239 :
>>236
   (⌒'─⌒)
   (  ・(,,ェ)・)  ノハヽ
   (从*` ロ´) (^ー^*bヽ<シャケ食べる?
   ∪(   )  (    )
     UーU   UーU

240 :
>>234,>>237
お前ら2人して…そして記憶りんの願望ww

241 :
ノd*´ ヮ`)<大吉やったら誕生日にえりとラブラブできる!

242 :
ノノ`^ー^)<せっかくエロエロしようとしたのにぃ〜

ノノ*^ー^)<…でもラブラブでもいっかw

243 :
シゲがまだ大人しいのが気がかりだ…w

244 :
ノd*’ー’)<大吉やったらガキさんとデートやよー

245 :
Σノd*゜e゜)

246 :
ノd*^e^)<大吉だったらさゆみんとデート→ハグ→結納なのだ

247 :
にーがき君運ねぇなぁw

248 :
ハグから結納ってすっ飛ばしすぎだしw

249 :
壁|ー■リ。o(大吉やったら道重さんがシアワセになれるんじゃ)

250 :
わおww

251 :
ノd*> 。.・)<大吉ならiPS細胞でさゆみのお腹に絵里との赤ちゃんができる!

252 :
!!!!!wwwww

253 :
シゲつえええええええええええw

254 :
ノd*♥ 。.♥)<さゆみの幸せは可愛い男の子集めてハーレムを作ること!
        えりとりほりほはもうメンバーに入ってるの♪

255 :
ノハ*゚ ゥ ゚)<大吉以外で阻止です!!

256 :
ちょwww

257 :
大吉だったら↑は無効

258 :
从*` ロ´)<0時0分なら阻止!

259 :
おまえらあああ!!wwww


ってこれは阻止…か?w

260 :
ノd*^ 。.^)9m<もう遅いのwwwプゲラッチョww

261 :
みちしげ君はどこから産む気だ…
口じゃないよなピッコロ大魔王じゃあるまいし

262 :
ノd;^ー^)。oO(もしも本当にiPS細胞の技術によってシゲにぼくの子供ができたとして)
   _, ,_
ノd;^ー^)。oO(その場合ぼくに責任能力は発生するのだろうか)

263 :
ノd*^ 。.^)<ケツの穴から産むの

264 :
:ノdヽ゜ー゜):。o(もしれーなが知ったらなんて言うか・・・・)

265 :
从*` ロ´)エリノウワキモノー!

266 :
ノd;゜ー゜)<違う!れーな誤解!!

267 :
>>263
(;■_■)<若、下品なお言葉は慎んで下さいませ…

268 :
>>254
ちなみに>>249は光射すりほりほだと思われw
って幸せ絶頂のシゲには聞こえてないか…w

269 :
てか>>251は実行なの?w

270 :
(;■_■)。o(若には申し訳ないですが住人の皆様の記憶を消して参ります…)

271 :
まさかの独断w

272 :
・・・

あれ?みんなおみくじ忘れてたの?
ドジッ子さんばかりだなぁハハハ

273 :
>>269
なんのはなし?ぜんぜんしらないなー

274 :
いやー月1のおみくじは盛り上がるねー
あれ?シゲ君はやらなかったんだねー珍しいw

275 :
oノd+> 。.<)o<なんで無かった事になってるのぉ〜!?


|_■;) お許し下さい若…

276 :
なに言ってるんだよシゲがおみくじしなかったからじゃないかw

277 :
ハッハッハッ
シゲが願掛けスルーとかないなi・・・・・・・・マジかよ!

278 :
お前らひでぇなww
まーシゲがスルーしたから仕方ないw

279 :
黒服さんマジでおつw

280 :
シゲは記憶あるんだなw

281 :
シゲの記憶を消さなかったのはやはり当主だからか?w

282 :
(;■_■)<若はあぁ見えて隙がないので…

283 :
その言い方は酷いw

284 :
さゆとれいな韓国行って大丈夫かな
握手中に嫌なこととかされないか心配…

285 :
ノノ+^ー^)<そんな客、絵里ちゃんが蹴飛ばしてやりますよ!

286 :
えりりんも行くのかよw

287 :
ノノ*^ー^)<絵里のさゆとれーなですからね

288 :
ホテルに帰ったさゆれなの前で寛いでるえりりんが想像できるw

289 :
从*^ 。.ノノ*^ー从*´ ロ`)

290 :
エロッキおつw

291 :
>>298
勝手に風呂入って
勝手にルームサービス頼んで
食べて飲んで先に寝てそうw

292 :
スルーパスよろしくw
さゆブログから
http://stat.ameba.jp/user_images/20121102/12/sayumimichishige-blog/c1/84/j/o0480027012266464266.jpg
さゆありがとう

293 :
まさかこの2年後2人しか残らないなんて誰が思ってたであろうか・・・

294 :
時代が一気に動いたんだなと改めて思う

295 :
ノノ*^ー^)<ニー
从*・ 。.・)<ンー
从*´ ヮ`) <グー

296 :
久しぶりに文章投下します。
たなえりの少し長い小ネタです。

297 :
今日もいつものようにれいなくんはモテモテです。
从*・ 。.・)川=´┴`)ノd*´ ヮ`)(’∀’*川(・e・*) いちゃいちゃべたべた
ノノ+^ー^)<むぅ〜
それがおもしろくない絵里ちゃん。
嫉妬心で頭からポコポコと湯気が出ています。
ノノ+^ー^)<もぅ!れいなのばか!いい加減にしてよ万年発情男!
ノd;´ ロ`)<え、絵里?
ノノ+^ー^)<絵里ちゃんもー怒ったもんね!もーれいななんて知らないよ!
ノd;´ -`)<なにキレとーと?
ノノ+^ー^)<ばか!粗チン!
ノd;` ロ´)<そそ租チンは言いすぎやろ!謝り!
ノノ+^ー^)<ばーかばーか!
ノd+` ロ´)<絵里の方こそばーかばーか!
ふんっ!と二人はお互いにそっぽを向き、それから一切口をきかなくなってしまいました。
从;・ 。.・)<あーあ。さ、さゆみ知ーらない

*****

れいなくんの浮気癖は石○純一も裸足どころか裸で逃げるほど相当なものです。
絵里ちゃんはれいなくんが他の女性にチヤホヤされて鼻の下を伸ばしている場面を幾度となく見てきました。
そのたびに気にしない気にしないと自分に言い聞かせてきたのです。
実際は何度も苦渋を味わっていました。しかし今日までずっと我慢してきたのです。
この喧嘩も明日には絵里ちゃんが許してまたいつも通りのバカップルに戻るのでしょう。
そしてれいなくんもまた他の女の子たちとイチャイチャする日常に戻ります。
絵里ちゃんがずっとれいなくんの浮気癖に目をつぶる限りその悪癖は直らないのです。

298 :
明日も明後日も・・・
1ヶ月後も・・・
そして数年経っても・・・

*****

ノd*` ヮ´)<競馬で大儲けしたったい!夕食はみんなで寿司パーティっちゃん!
25歳になったれいなくん。マルチ商法に失敗し消費者金融10社から借りた約ウン百万の借金を踏み倒し、
現在は生活保護を不正受給しながら日々ギャンブルに明け暮れるいわゆるニートです。
今日はウイニングポスト戦法で買った馬券がたまたま大当たりし、なんと100万もの収入を得ることができました。
風俗店を片っ端からはしごし、余ったお金で買ったお寿司片手にルンルン気分で我が家に帰ります。
ノd*` ヮ´)<ただいまみんなー!
川*’∀’)(*・e・)从*・ 。.・)川=´┴`)|||9|‘_ゝ‘)「「「「「おかえりなさーい」」」」」
ノd*` ヮ´)<今日は豪勢に寿司っちゃよ!みんなで食べると!
川*’∀’)(*^e^)从*^ 。.^)川=´┴`)|||9|^_ゝ^)「「「「「わーい!」」」」」
愛ちゃん、いいんちょ、さゆ、愛佳、えりぽん。
この子たちみーーんなれいなくんの女です。
高校を卒業してから今日までれいなくんはハーレムを築いていたのです。
そしてもちろんみんなそれぞれ働いています。
大黒柱でなくてはならないれいなくんがどうしようもないやつなので女達みんなで家計を支えているのです。
愛ちゃんは警察官、いいんちょは教師、さゆは自衛官、愛佳は地方公務員、えりぽんはヤクルトレディ。
みんな日々、れいなくんに楽をさせてあげるため汗水垂らして働いています。
ノd*` -´)<・・・あれ?
れいなくんが何かに気付きました。

299 :
ノd*` -´)<絵里がおらん・・・
そう。
ハーレムの一員である絵里ちゃんがいないのです。
今朝まではいたのに、一体どこに行ってしまったのでしょうか。
从*・ 。.・)<あ、絵里なら出てったの
ノd*` -´)<?
川*’∀’)<今さっき荷物をまとめて出てったやよー
ノd;` ロ´)<!? なっ、
(*・e・)<たぶん今頃は駅にいると思うのだ
ノd;` ロ´)<えっ絵里いいいいいいいいいいいいいいいいい!
ベンジョンソンの記録を塗り替えられるスピードでれいなくんは駅まで走ります。
一心不乱に走ります。必死で走ります。
ノd;` ロ´)<絵里がおらんハーレムなんて・・・!はぁっ・・・はぁ!
駅に着き、足を止めました。
改札の向こう側に絵里ちゃんと思わしき人物がいます。
ノd;` ロ´)<えっ絵里ぃーーーーーー!
ノノ*^ー^)<! ・・・れいな
ノd;` ロ´)<突然出てくなんてどうしたと!?早く戻って来い!
ノノ*^ー^)<・・・・・・ごめんね
ノd;` ロ´)<!
ノノ*^ー^)<絵里、もう疲れちゃった
ノd;` ロ´)<疲れたって・・・ど、どういう・・・
その時。
絵里ちゃんのすぐ隣に見た事もないイケメンが現れます。
そいつは絵里ちゃんの肩を抱き寄せ、勝ち誇った笑みを浮かべます。

300 :
絵里ちゃんはというととても悲しそうな表情でれいなくんを見つめています。
ノノ ´ー`)<この人・・・絵里の未来の旦那さんなの
ノd;` ロ´)<!!
ノノ ´ー`)<何度か二人でお出かけしたり食事したりして・・・昨日プロポーズされたんだ
ノd;` ロ´)<な、な
ノノ ´ー`)<この人と結婚するから・・・もうれいなとは一緒にいられないよ
ノd;` ロ´)<う、嘘だ・・・そんな・・・絵里・・・
ノノ ;´ー`;)<ごめんね・・・
ノd;` ロ´)<嘘だ!
ノノ ;´ー`;)<さよなら・・・
ノd;` ロ´)<嘘だ嘘だ嘘だ!!絵里!絵里!
改札の向こう側で絵里ちゃんと男の背中が小さくなっていきます。
追いかけようとして財布を見るとお金がありません。
それも当然です。今月支給された生活保護のお金は全部パRと競馬に使ってしまいました。
競馬で儲けたお金は1日で風俗とお寿司代に消えました。
れいなくんには電車の切符を買うお金すらないのです。
ノd;´ ロ`)<嘘だ・・・絵里・・・行かないで・・・
何もできないままその場に立ち尽くします。
絵里ちゃんと男は完全に見えなくなってしまいました。
最後に見た絵里ちゃんの泣き顔がれいなくんの脳裏に焼きついて離れません。
ノd ;´ ロ`;)<絵里・・・絵里・・・・・・・・・うわあああああああああああああああああああああああ
れいなくんの悲しみの慟哭だけが駅の構内に木霊しました。

*****

301 :
ノd;` ロ´)ハッ!!!
深夜。
眠りから覚めると額が汗でビッチョリ濡れています。
よほど嫌な夢でも見たのでしょう。れいなくんの顔は青ざめていました。
ノd;` ロ´)<ゆ・・・夢?
悪夢のような未来はその実、夢でした。
れいなくんは学校で絵里ちゃんと喧嘩したまま家に帰り、それから不貞寝をしていたのです。
そして今の今までずっと夢を見ていました。
ノd;´ ロ`)<よかった・・・夢でよかった・・・ほんとに・・・
胸をなでおろし、もうあんな夢は金輪際お断りだとでも言うように
枕の下に自分と絵里ちゃんの2ショット写真を置いて再び目を閉じます。
ノd*´ -`)zzz・・・

*****

れいなくんはまた夢を見ました。
絵里ちゃんと2人でピクニックに出かける夢です。
だだっ広い草原に大きな樹が生えていて、その下で2人仲良くお弁当を食べます。
食べた後は絵里ちゃんの太ももを枕にして休みます。
見上げると絵里ちゃんの笑顔が見えました。
その笑顔にれいなくんは言葉を投げかけます。
ノd*´ ヮ`)<絵里。好いとぅよー・・・
ノノ*^ー^)<うへへ。絵里もー

302 :
愛を確かめ合った後ですぐにれいなくんは眠りの深海へと沈んでいきました。
絵里ちゃんもれいなくんの頭を数度撫でた後、同じく眠りにつきます。
幸せそうな2人の左手薬指には金色の指輪が光っていました。

*****

そして明けて翌日。
ノd*´ -`)<絵里・・・昨日はごめんちゃ
ノノ*^ー^)<・・・
ノd*´ -`)<もう浮気しないけん・・・許してほしいっちゃけど
ノノ*^ー^)<・・・いいよ。絵里こそ酷いこと言ってごめんね?
ノd*´ ヮ`)<絵里・・・
ノノ*^ー^)<それによくよく考えれば絵里たち恋人でもないしね。ごめんね
ノd*´ ロ`)<あっ、でもれいなは絵里のこと一番す、すすすす、す、好、
ノノ*^ー^)<!
川*’∀’)<れいなくーん
れいなくんが絵里ちゃんに何か大事なことを言おうとしたその時、
愛ちゃんが2人の間に割って入り、れいなくんの腕をとります。
川*’∀’)<一緒に遊ぶやよー
ノd;´ ロ`)<ふぇっ?
ノノ+^ー^)<ちょっ!今せっかくれいなが・・・、
从*^ 。.^)<さゆみも混ぜろなの♪
ノノ+^ー^)<さゆまでぇ!
(*-e-)<学校での不純異R遊は禁止なのだ。罰として田中っちは没収なのだ
川=´┴`)<田中さーん!
ノd;´ ロ`)アヘアヘ
ノノ+^ー^)<もう!次から次へとぉ!!

303 :
今日も絵里ちゃんはれいなくんのモテっぷりにこめかみをピクピクと震わせます。
怒った絵里ちゃんはそっぽを向いてその場から離れてしまいました。
慌ててれいなくんがそれを追いかけます。
ノd;´ ロ`)<絵里!そんな怒らんどいてよ!これは誤解っちゃん!れいなは絵里が一番──
ノノ*^ー^)<一番?
絵里ちゃんがれいなくんの方へと振り返り、先を促すように顔を近づけます。
ノd;` ロ´)<い、一番・・・
ノノ*^ー^)<一番?一番なに?
ノd;` -´)<・・・・・・な、なんでもなか
ノノ+`ー´)<こンの根性なしがああああああああああああああああああああああああ
ドゴーン!キュピーン!
れいなくんは星になりました。
ノノ*^ー^)<ふぅスッキリ
从;・ 。.・)<女勇次郎とは絵里のことなの
ノノ*^ー^)<うへへ
アホを殴ってスっとした絵里ちゃんは笑顔で教室へと戻ります。
从*・ 。.・)<?あれ?怒ってたんじゃなかったの?
ノノ*^ー^)<ん〜?もうどうでもいいやぁ
从*・ 。.・)<ついに開き直ったの
ノノ*^ー^)<違うよぉ。確かにれいなの浮気癖はムカつくけどいちいち怒ったって直るわけでもないしそれに・・・
从*・ 。.・)<それに?
ノノ*^ー^)<ハッキリ言われたわけじゃないけど・・・ちょっとだけ自信持てたから
从*- 。.-)<なにそれ
ニヤニヤ笑みを浮かべた絵里ちゃんにさゆは心の中でこう呟きました。

304 :
ちょっとどころかもっと自信持っていいの。
れいなの瞳には最初から一人しか映ってないんだから。

おわり

305 :
なんだかんだでれいな君もえりりんもお互いに愛しあってるなぁw
あと何よりも大人れいな君の堕落っぷりが夢で本当に良かったw

306 :
GJ!久々のたなえり小ネタ嬉しかったですw
しかしれいな君も浮気したくてしてるんじゃないんだけどねえw
あれだけ可愛い女の子に囲まれたら断れなくなるのも分かるカモw
ヘタレだけど芯では『えりりん命』が絶対に変わらないれいな君が好きです

307 :
あそこまで堕落してたら本気で聖君と石田君で殴りに行かせるつもりだったから夢で良かったw

308 :
    ノハヽ       う、うんっ!///
  (( ノd*´ ロ`)ハヽ
    ノ   つ^ー^*从 ))  がんばれーなw
(( (  (⌒ヽ   ヽ、
   ヽ (__)、__人__つ ニュプニュプ
   (_)
ケンカの後はれいな君主導の仲直りえっちでw

309 :
れいな君主導もいいねw

310 :
れいな君から積極的にしてくれたらえりりんも嬉しいだろうねw

311 :
やっぱお酒飲ませるしかないかw

312 :
たまに>>308が楽しみで喧嘩するえりりんw

313 :
策士www

314 :
たなえりはこの関係性のままずっと続くんだろうなw

315 :
たなえりが正式に付き合っちゃったらある意味最終回みたいな感じだしね
何より今の関係が楽しいしw

316 :
最終回分かるww

317 :
正式に付き合わないまま大人になって何となく同棲して
さり気なくプロポーズする作品がたなえりらしくて好きだった
ラブラブしまくりのかめれなとは対称的な所がたなえりの醍醐味

318 :
ノd*` ヮ´)<一週間ローテーションでみんなとHするっちゃ!ハロワには行かないっちゃ!

319 :
確実にバッドエンドじゃねぇかw

320 :
れいなくん主人公にギャルゲー作れるねw
えりりんルート、さゆルート、愛ちゃんルート、いいんちょルート
愛佳ルート、えりぽんルート、シゲルート
ヒロインたくさんいるからこういうの想像しやすいわ

321 :
シゲルートw

322 :
ノd*・ 。.・)<シゲルートをメインにしてやるの

323 :
おはみん

324 :
お前らシゲ大好きなんだなw

325 :
http://stat.ameba.jp/user_images/20121102/23/morningmusume-9ki/4a/17/j/o0480048012267465575.jpg

326 :
>>325
これはあかんでええええ

327 :
生田君に見せびらかしてんなー…特に下w

328 :
ノ9|T_ゝT)<聖ぃ・・・・・・・

329 :
ノ9|+`_ゝ´)<りほっ!!みずきっ!!

330 :
从+´◇`)<りほちゃんちょっと話があるんだろうね

331 :
ノノ;刀L _l`)<りほちゃんに甘えられると弱いんだよなぁ…

332 :2012/11/03
ノd*´ー´リ フフンw
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