ウィアードテールズからの翻訳・翻案は 戦前も新青年で行われているし、戦後も間もなく「木乃伊の妻」という怪しげな本が出ているが いずれも翻訳底本はNot at Nightというアンソロジーと考えられる The Statement of Randolph Carterはこのアンソロジーに収録されていないので おそらく西尾正が底本としたのはウィアードテールズ 直接、ウィアードテールズから翻訳・翻案された作品としてはこれが第一号の可能性がある アメージングストーリーズからの翻訳・翻案なら海野十三とか寮佐吉が知られているが そういう意味でも西尾正ってのはスゴイ人だよ あの時代、ウィアードテールズを読んでた訳だから
69 :
江戸川乱歩の海外ホラー紹介にもラヴクラフトを取り上げてたが、どういった本で読んでたんだろう?
70 :
>>69 怪談入門のことだね 読んだのはThe Dunwich Horror and Other Talesと書いてる 多分、進駐軍が持ち込んだ兵隊文庫だろうね ダーレスが解説を書いているようなので、乱歩のネタ元はその解説でしょ