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2012年1月1期文学57: 好きな俳句を引用するスレ (477)
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好きな俳句を引用するスレ
- 1 :10/09/21 〜 最終レス :12/01/02
- 菫ほどの小さき人に生まれたし 漱石
- 2 :
- 雪はげし
夫〔つま〕の手のほか
知らず死す
〈橋本多佳子〉
- 3 :
- 三月の甘納豆のうふふふふ 坪内稔典
- 4 :
- >>3
有名ではあるけど最悪だけどね、その句。
あまり実力のない人と俳壇の人は本音では思ってる。
岸本尚毅なんかのすごさとは比較にならない(最近みかけないな)
- 5 :
- 一本の
マッチをすれば
湖〔うみ〕は霧
〈富沢赤黄男〉
- 6 :
- 物書くに葉うらにめづる芭蕉哉
- 7 :
- 枯野ゆく行商の荷の海老生きて 宮下翠舟
- 8 :
- 我を呪ふ声木枯の中にあり 原民喜
- 9 :
- みのるほど
こうべをたれる稲穂かな
- 10 :
- 五輪塔のかなたは大野みぞれせり 宮沢賢治
- 11 :
- それがしも 其の日暮らしぞ 花木槿
一茶
- 12 :
- 綿きせて鉢の小菊をいとほしむ 水落露石
- 13 :
- 世の中は地獄の上の花見かな (一茶)
又
咳をしても一人 (方哉)
又
骸骨の画(え)に
夕風や盆桃灯(ぼんぢょうちん)も糊(のり)ばなれ
本間主馬(しゅめ)が宅に、骸骨どもの笛、鼓をかまへて
能する所を画(えが)きて、壁に掛けたり(以下略)
稲妻(いなずま)やかほのところが薄(すすき)の穂
(芭蕉)
- 14 :
- 木の葉髪 生涯 木偶の足使ふ 稲荷島人
- 15 :
- http://4fx.biz/v/73
- 16 :
- 木がらしや目刺にのこる海の色
お降りや竹深ぶかと町のそら
水洟や鼻の先だけ暮れ残る (以上、我鬼)
- 17 :
- ねんねこの子の眼も沖を見ていたり 畠山譲二
- 18 :
- 五七五七と長歌は長し青葉木莬 山川蝉夫
- 19 :
- 白藤や
揺りやみしかば
薄みどり
不器男
- 20 :
- 泊るところがないどかりと暮れた 山頭火
- 21 :
- しぼり出す緑冷たき新茶かな 鈴鹿野風呂
戦争が廊下の奥に立っていた 渡辺白泉
- 22 :
- しんしんと肺碧きまで海の旅 篠原鳳作
- 23 :
- 死螢に照らしをかける螢かな 耕衣
- 24 :
- 野ざらしを心に風の沁む身かな 芭蕉
- 25 :
- 化けそうな傘貸す寺の時雨かな 蕪村
- 26 :
- つくつくぼーしつくつくぼーしばかりなり 子規
- 27 :
- 山茶花やいぬころ死んで庭寂し 放哉
- 28 :
- さくらまんかいにして刑務所 山頭火
- 29 :
- 或る闇は蟲の形をして哭けり 枇杷男
- 30 :
- 呪われようるさい犬も飼主も 拙作
- 31 :
- 最果てや使い込まれしスケベ椅子 拙作
- 32 :
- 雪山を匐ひまわりゐる谺かな 蛇笏
- 33 :
- ちんぼぶらぶらぶらぶららぶらぶらら
- 34 :
- 針供養したと思えずパンの中 拙作
- 35 :
- 人ごみに蝶の生るる彼岸かな 耕衣
- 36 :
- 石の上に 秋の鬼ゐて火を焚けり 赤黄男
- 37 :
- 手品師の指いきいきと地下の街 三鬼
- 38 :
- ひしめきしウジおしのけてあらたなウジ 拙作
- 39 :
- 凍蝶の己が魂追うて飛ぶ 虚子
- 40 :
- >>38氏
あなたの俳句には品がない。致命的な事にそれを補う愛もない。
- 41 :
- おお、よくぞ言(ゆ)うてくださいました。
美男美女追うは楽しい斧を手に 拙作
- 42 :
- 酌婦来る灯取蟲より汚きが 虚子
- 43 :
- いわつたうゆきのほそみちあとたえて
おとなうひともなしまつひともなし
- 44 :
- 船焼き捨てし
船長は
泳ぐかな 重信
- 45 :
- やせがえる 負けるな一茶 これにあり
- 46 :
- 鶏たちにこづきまわさるる子猫かな 拙作
- 47 :
- 遅き日のつもりて遠きむかしかな 蕪村
- 48 :
- 行行きて
たふれ伏すとも萩の原 曾良
- 49 :
- 蛸壺やはかなき夢を夏の月 芭蕉
- 50 :
- 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる 楸邨
- 51 :
- 葡萄食ふ一語一語の如くにて 草田男
- 52 :
- 木がらしやこんにゃく桶の星月夜 一茶
- 53 :
- まひまひの小さき渦巻月のそば 素十
- 54 :
- 野の中の何に口あき寒鴉 楸邨
- 55 :
- 生きかはり死にかはりして打つ田かな 鬼城
- 56 :
- ラセン階段下りるロダンの男根 三浦北曲
- 57 :
- 冬夕焼電気匂って市電来る 戸坂幽詩
- 58 :
- 葡萄狩る指のさびしさ戦闘機 杉本雷造
- 59 :
- 軍艦が妊娠している夏野かな
不知火や潜水艦の失禁す
谷山花猿
- 60 :
- 君の処刑前の体重より重い雲だ 夏石番矢
- 61 :
- 楡よ、お前は高い感情のうしろを見せる
天文台では象が想像に遅れる
加藤郁乎
- 62 :
- 想像がそつくり一つ棄ててある
永遠はコンクリートを混ぜる音か
半円をかきおそろしくなりぬ
虹自身時間はありと思いけり
阿部青鞋
- 63 :
- 波を食う巨人が歩く夜明けの浜
赤い犀車に乗ればはみだす角
金子兜太
- 64 :
- 春の日にそっとしてみる死んだふり
変哲
- 65 :
- 片耳にマスク吊り下げすする麺
阿吽
- 66 :
- 炎天や電柱がみな曲がってら
貨物船
- 67 :
- 少々は思案して跳ぶ蛙かな
貨物船
- 68 :
- 白山というきよらかな嘔吐かな
観覧車空に見られるために乗り
古時計ぼろんと海が剥落す
夜のポストつぎつぎ谺が投函される
寒灯のむこうに飴色のおはなし
佐孝石画
- 69 :
- 今生の汗が消えゆくお母さん 古賀まり子
- 70 :
- 雛の目のいづこを見つつ流さるる
相馬遷子
- 71 :
- 蒼茫と葵の前に訣れけり 北園克衛
- 72 :
-
灯を点けて窓を新樹の闇とする
この丘の彼方に海を錯覚す
北風落ちて暮色が統べる空と岳
病廊をしづかに流れゆく醜聞
くひとあり午鐘冬天へ刻たがへず
竹内雲人
- 73 :
- 秋風やひとさし指は誰の墓 寺山修司
- 74 :
- 梟や出てはもどれぬ夢の村 五千石
- 75 :
- 合歓の花君と別れてうろつくよ 金子兜太
- 76 :
- ちりて後おもかげにたつぼたん哉
与謝蕪村
- 77 :
- 朝顔や百たび訪はば母死なむ 耕衣
- 78 :
- 昼顔や死は目をあける風の中 枇杷男
- 79 :
- 山藤が山藤を吐きつづけおり
火のように苺ならべて食べにけり
太陽をひとみと思う二月かな
背骨透くように禁漁区を泳ぐ
サファイアを食べながら泣く汝かな
五島高資
- 80 :
- 庭先を五年走っているマネキン 西川徹郎
- 81 :
- 戦争が廊下の奥に立っていた
渡辺白泉
- 82 :
- 俺俺の 俺は 俺で 俺でイイ
- 83 :
- いつせいに柱の燃ゆる都かな 三橋敏雄
- 84 :
- 蝶墜ちて大音響の結氷期 富澤赤黄男
- 85 :
-
深夜かなひとり血を喀く椿かな
猫窃かに煙を分娩して居りぬ
蓬の木嗅げば忽ち白髪かな
灸花こころひとつが暮れゐたる
蛾を打つて我ばらばらに毀れける
秋風や耳を覆へば耳の声
蝶の昼ふと柱より死臭かな
秋の暮空気の骨のうごくかな
身のなかを身の丈に草茂るかな
君とねて行方不明の蝶ひとつ
身のなかの逢魔が辻の蛍かな
天と地を霞のつなぐ母車
夕空やこころの鵙の血まみれに
蛇苺われも喩として在る如し
十三夜畳をめくれば奈落かな
薄氷のしづけさ表現論として学ぶ
枯野に二人の我のひとり棲む
蓬は木に扉は発狂して居りぬ 河原枇杷男
- 86 :
-
複雑な枯野鼓膜に張り付いて
底のない卵の中の星祭り
夜間飛行下界すべてが水族館
受話器より海広がり行く
早春を抱くだけ抱いて金属音
高遠朱音
- 87 :
-
捨てられし冷蔵庫開く桜山 柴田千晶
- 88 :
- 曼珠沙華かなしみは縦横無尽 塚本邦雄
- 89 :
- 身の中のまつ暗がりの螢狩り 河原枇杷男
- 90 :
- 千年の留守に瀑布を掛けておく 夏石番矢
- 91 :
- さてどちらにいこう
風の吹く
種田山頭火
- 92 :
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「菫ほどな小さき人に生まれたし 漱石」
>>1
俳句を語る資格無し。
- 93 :
- >>92
ヴァリアント見たことないのか?www
- 94 :
-
くちなはは父の記憶を避けて進む
アイスキャンディー果ての材木の味残る
足長蜂足曲げて飛ぶ宝石屋
乗ることのなき馬の背を冷やしけり
牡蠣噛めば窓なき部屋のごときかな
てふてふの辺りに色の多からむ
かの朝のくれなゐの海苔父が炙る
草笛に草の名前のありにけり
狐火の火種は冷えてゐるだろう
ヨットより出てゆく水を夜といふ
停留所まで豆腐屋の打水は
夏料理鏡の奥のやはらかく
夏の蝶自画像の目はひらいてゐる
描く水に形を与ふる金魚玉
水平てふ遠くのことや夏休
色のなきものを蔵してゐる浴衣
海に着くまで西瓜の中の音聴きぬ
行秋の君は線もて描かるる
夏痩の姉を映せる飾り窓
春の波人の近くに終わるなり 佐藤文香
- 95 :
-
黄の青の赤の雨傘誰から死ぬ 林田紀音夫
- 96 :
- 死をひしと唐辛まつかな 山頭火
- 97 :
- >>92
速攻突っ込まれて沈黙
哀れw
- 98 :
-
●絶海の漂流壜の歳月よ ●死の国の遠き桜の爆発よ
●砲撃てり見えざるものを木木を撃つ ●喰へぬきのこ一斉に生え旧山河
●初日いま楕円核爆発あるな ●かたちなき空美しや天瓜粉
●かの秋の横浜沖を真悲しむ ●節穴を来る逆様の春景色
●遠ざかる光年の果て地中の夜 ●花蜂の腹に蜜透く流離かな
●武蔵野を傾け呑まむ夏の雨 ●またの夜を東京赤く赤くなる
●世界中一本杉の中は夜 ●ぶらんこを昔下り立ち冬の園
●午後からは黄なる太陽竹の秋 ●外を見る男女となりぬ作り滝
●目かくしの木にまつさをな春の鳥 ●海を聴き房のやうに死んだ鳩
●顔押し当つる枕の中も銀河かな ●桃採の梯子を誰も降りて来ず
●姿ある鬼あはれなり鬼やらひ ●正午過ぎなほ鴬をきく男 三橋敏雄
- 99 :
- 何事ぞ手向けし花に狂ふ蝶 漱石
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