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2012年1月2期法学24: バースの再来いや藤木英雄待望論 (461)
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バースの再来いや藤木英雄待望論
- 1 :10/11/11 〜 最終レス :12/01/18
- いまの法学者で藤木英雄みたいな志もった人いるか?
法学がただ資格試験のいち科目に過ぎない現状では
もう世のため人のための法学者は出ないのか。
語ろう。
- 2 :
- 藤木英雄→藤木 au by KDDI
- 3 :
- 藤木英雄以外にみかづき民訴は有名ですが、ほかに読むに値する
よい著者、著作はありますか。
人間的にだめな人はお断りします。
- 4 :
- 刑法以外の法学書でもいいですか?
- 5 :
- ぜひお願いします。ただし刑訴の田宮はいりません。
この人の藤木先生追悼文はひどいものでした。
- 6 :
- 憲法に関しては
野中俊彦・高橋和之・高見勝利・中村睦男「憲法T・U」(有斐閣)
とくに高橋、高見執筆箇所は高質な理論
行政法につき、
藤田宙靖「行政法(全訂改訂版)」(青林書院)
- 7 :
- >>6 有難うございます。
- 8 :
- 法学と哲学は難しい単語を使って煙に巻くのが目的だから、
本当に学問なのか疑わしい。他の学問はどれだけわかりやすく
精密にするかに腐心しているというのにねえ。
- 9 :
- 大部分の法学者はただの学校秀才。世に出て働きのある人間ではない。
しかし藤木英雄は違う。
東大三冠が有名だけど、藤木のすごいのは、卒業してからの業績だ。
実務に藤木を知る東大関係者が多かったから、机上の空論にならず
実効があった。
今の学者はダメだろう。だれかいますかね?
- 10 :
- 危惧感説は卓上の空論
- 11 :
- >>10 「空論」なんて書いてる奴の 首から上は空っぽ(笑)
- 12 :
- 今の刑法学者って藤木先生の「新しい刑法学」読まなかったのか
山口って何学んだ人なの? 何も学ばなかったの?
- 13 :
- 平野の学問には、その時代なりのポリシーがあったんだろうと思うが、
山口には、単に師匠の説を転がすだけの衒学的な志向しか無い。
この時代に山口説が存在すべき意義は絶無といっても良い。
無論、学問が実務に阿っては駄目だが、しかしながら、実務の進歩・
発展に何らの貢献もしない男が東大刑法のトップであるというのは、
何とも情けの無い限りだ。
- 14 :
- トップは西田さんじゃないんですか?
人間の行動を刑法的に評価するのに、なんでもかんでも分析的にやるという
幼稚さ。それをたしなめる人もいなかった不幸。刑法学者ってなんなの??
- 15 :
- 分析勝負を突き詰めても、法学は経済学には敵わんのだから、
規範や哲学を背景に有した上で、学問を積み上げないと法学としての
独自の価値が無いよ。法学を応用経済学の一分野にしては駄目だ。
この点、平野にせよ中山にせよ、個人的にはその思想に全く共鳴する
ところではないが、一応の確たる思想的哲学的背景をもって、刑法体系
を形作ろうとして努力なさったことは大いに評価できる。
ところが平野弟子筋は何か?
山口も酷いが、かつて、刑罰論抜きの総論を刊行した西田も見識を疑うよ。
- 16 :
- >>3
定番だが、団藤重光『法学の基礎』有斐閣
個人的なお薦めは。渥美東洋『全訂 刑事法(第二版)』有斐閣
- 17 :
- ひさびさの良スレかも
- 18 :
- 末弘げんちゃんの啓蒙的なエッセイは面白い。
国民というか一般市民の権利・自由のためにある法律を
わかりやすく、使いやすい道具にしようと腐心なさったのが藤木先生。
ところが旧弊の権威主義で、素人に分かりづらくエリートの難解な言葉遊びに
逆噴射させたのが結果無価値のバカな人たち。ただの学校秀才でせまい学界で
椅子とりゲームに汲々としている。
藤木英雄先生は、なんでも体系、体系という輩を、使えないと見切っていらしたよな。
- 19 :
- 中山先生は、ソビエト刑法? の権威というだけで、
もう一般的には「お呼びでない」という感じ。
司法試験の試験委員の本だけが版を重ねる大学生協、出版界です。
- 20 :
- でも法政大学のテキストに中山先生の教科書が指定されていてのけぞった。
- 21 :
- 中山が出てくると書くことなくなる。
真のスレストッパーだ
- 22 :
- >>10
×卓上
○机上
- 23 :
- >>18
すえひろいずたろう、な。
- 24 :
- >>23 いずたろうはわざわざ指摘するまでもないよ >>18を直すなら
げんちゃん → がんちゃん だろう
末弘先生は学生たちから がんちゃんって呼ばれていたんだよぅ
- 25 :
- 学校秀才の有象無象は能力がどんぐりの背比べで
おまけにはやりの価値多様化時代では
法学にスターは出てこないな。
- 26 :
- >>25
そこで一貫教育の早慶ですよ
- 27 :
- もう司法には期待しないほうが・・・
- 28 :
- 奥様の藤木美加子先生(弁護士)がお元気でいらっしゃるうちに
きちんとした「藤木英雄伝」を!
法学界は排他的でお山の大将ばかりだから、嫉妬深くてダメなのか。
ポスト争いに汲々としている「学校秀才」さんたちよ。
藤木英雄をたたえ、後世に伝えよ!
- 29 :
- 藤木英雄先生の評伝を書いてください。
- 30 :
- >>29
お前が掛け
- 31 :
- 藤木英雄がどのようにして藤木英雄になりえたのか
弾道とかそのほかの日本の学者なんか本当は眼中になかったと思うんだ
まず初等教育時代が戦中戦後の混乱期で環境は劣悪だったと思うのだが
- 32 :
- 藤木英雄先生の関係者の方々がどんどん高齢になられて
生前の先生を知る皆さんが少なくなってゆく。
悲しいことです。
悲しいです。
- 33 :
- >>28
もしかして: 藤井美加子 上位 2 件の検索結果
奥様がダメなら、東スポ板倉先生とかに頼んだ方が良いかもね。
- 34 :
- 内閣改造のとき思うのだが、法務大臣ってものすごく軽んじられているね。
法学って、時の権力によって、どうとでもなっちまう、はかないものなのか。
最高裁の解釈で法の中身はいくらでも化けてしまうし、
選挙の1票の重さなんていうのも、事情判決で、選挙無効には至らない。
そんな法学界だから、藤木英雄を称え語り継ぐという気概も出てこないのか。
先生はご自身が病気で苦しまれたから、弱者の身になって巨悪と戦うベースを
お持ちだった。
藤木先生がお元気で、刑法以外の諸分野でもご意見を述べられていたら、今のような
クソ官僚と不良市民の掃き溜めのような世にはならなかっただろう。
先生は、市民を守ることを、たとえば消費者としての面で重視なさったけど、
一方で、敗戦で国の呪縛を解かれた個人の群れが、放っておくだけでは、
決して「パブリック」を形成する力のないことを見抜いていらした。
ああ悲しい、悲しい。先生の魂よ、今はどこを照らしていらっしゃるか!?
- 35 :
- 江田五月は藤木英雄にも負けないレベルの秀才じゃん。
何が不満なんだよw
- 36 :
- 江田五月なんてのを挙げるような人には
このスレは無用です。
- 37 :
- 刑法学者には、藤木先生の評伝を書ける奴はいないんだろうな。
おれは藤木美加子先生、宮崎哲弥、山田五郎くらいのレヴェルの
方にぜひ取り組んでいただきたい。
夕比較、こうぶんどう等の出版社にも、直接先生を知る人は少なくなったのだろう。
日大の三人はどれも駄目なんだな。
- 38 :
- >>36
ググれカス。
- 39 :
- >>38 江田なんかをあげる奴は頼むからここに来ないでください。
ただ親が有名で、東大で司法試験に受かっただけの人だよ。
そんなのざらにいるんだよ。藤木英雄とは比較にならんだろ、ばかだなお前。
- 40 :
- 今の法務大臣は誰だよw
ぶっちゃけ、お前は藤木英雄を神に戴く宗教に染まってるだけじゃん。
- 41 :
- >>40 お前、日本の法務大臣なんて内閣の中で全然重みないの知らないのか。
歴代を調べてみよ。
少しは藤木の本でも読んでものを言えな。江田なんて、何の功績ないではないか。
別に議論するつもりもないから、ここに来るなよ(笑)
- 42 :
- 江田の功績
ぶって姫(姫野)を当選させた。
- 43 :
- 『刑法案内』1、2 [勁草法学案内シリーズ]にて復刊決定!
うれしいのう、うれしいのう!
- 44 :
- まじで・・・
- 45 :
- 平野先生がなかばやけくそとユーモアの交響ですすめた結果無価値を
マジに受け留めて、人間の行動の深遠さに、微塵の配慮もささげない
バカ弟子たち。
東大等に入る優秀な白紙の頭脳が、バカの結果無価値で汚れてしまうのを
悲しむよ。
藤木英雄復活 万歳!
- 46 :
- >>45
本当にね。
刑訴の自白の取り扱いについて、実務が取り入れた、
んじゃ、刑法の結果無価値も!ってね。
あげくには、判例は結果無価値に立っている、と言い出す
輩まで出てくるとは…。
頭が良過ぎると、生じる弊害かな。
- 47 :
- 平野の弟子の一人一人に、お前本当にバカだなあ、って言ってやりたい。
なんでもかんでも分析、分解、解剖で、人間さまの行動を法的に評価できると
思っているのは、やはり「頭が良過ぎる」というより、単にバカだと思います。
- 48 :
- 山口って何か刑法の分野で貢献したことある?
市民のための法律という観点で
何か役立ったことあるの?
- 49 :
- 東大生の大多数が「東大合格までの人」であることが
日本の悲劇のひとつだな
- 50 :
- 合言葉は「市民のための刑法」
これを忘れない限り、藤木先生は心の中で生き続ける。
- 51 :
- 東大法学部はひどいな。学生、院生の学問の自由が無いのと同じだ。
行為無価値を唱えたが最後、そういう学者は地方国立大に島流し。
- 52 :
- 行為無価値 vs 結果無価値は
刑法学界ではもう決着付いてしまったの?
ただ行為無価値側に論者がいなくて、喧嘩にも、もうならないってことなの?
- 53 :
- 行為無価値論はメジャーどころだけでも、井田先生系、大谷先生系、板倉先生系などに一定数の賛同者がいると思う。
後継者がいるかは知らないけど伊東先生や佐久間先生も行為無価値だし。
あと、最近は早稲田の高橋先生系が元気なんじゃないかな?
でも東大が結果無価値論で固まってるから、面と向かってはぶつかりあわないのかもしれないけどね。
それと、名もなき地方大学の刑法の先生たちはどっちが多いんだろう?
意外に団藤先生につながる人たちもいそうだけど。大塚先生の影響を受けた人とか。
あと、独自にドイツ刑法勉強している人たちとかは行為無価値論だったりするかもね。
- 54 :
- >>53さん、レス有難うございました。
過失致死と故意人が「違法性」としては同じというのは、全く狂った論理だと
思いますが、員制度とかで、「行為無価値 vs 結果無価値」は、影響ないのでしょうか。
最初に構成要件でふるいにかけられるから、過失致死と故意がもんだいになるってことは
実務上はないのでしょうね。(あまりよく考えていない書き込みですみません)
- 55 :
- >>54さん
レスありがとうございます。
そうですね。それだけでなく、故意・過失を責任段階で初めて考慮する体系だと、そもそも条文がなく不可罰なあらゆる過失犯が違法であるということになってしまいますよね。
(構成要件段階で故意・過失を考慮しないタイプの)結果無価値論は、いわゆる過失窃盗や過失の器物損壊などを責任阻却としてしか無罪にできないのです。恐ろしい理論ですね。
員制度で行為無価値論と結果無価値論の対立が問題になることはないと思います。
これまでの官でも、個別に防衛の意思の要否などは問題となってきまたが、いかなる要素が違法性を構成するかがという違法性の基本問題が正面から取り上げられたことはありませんので。
故意人と過失致死が別条文である以上は別罪として扱われ、いわゆる過失窃盗の処罰規定がないかぎりそもそも起訴しないというのが、当然ですが、実務の当たり前の姿だと思います。
ただし、 行為無価値論側にも使用概念の曖昧さなど反省すべき点は多々あると思います。
以上はあくまで私なりの理解です。
以下は半ば冗談です
もし故意・過失を責任要素とする結果無価値論を採用して、法的に責任阻却事由の存在を被告人の争点形成責任(もちろん不存在の挙証責任は検察官の挙証責任)とすると、
理論的には検察官は過失窃盗を起訴したり、過失致死を故意人として起訴できることになります。
あまりに滑稽なので、実際にそんなことは考える人はいないと思いますが、
この滑稽さは「違法要素は客観的なものにかぎる」とか「判断の明晰性を担保する」とか「刑法から倫理を排除する」というスローガンの下に、
社会の一規範として刑法を「社会の中で適正に運用する」という「現実問題」から目をそらした結果無価値論の滑稽さに由来するものと思います。
思いつくままに書き散らかした悪文で失礼します。
- 56 :
- >>55 丁寧なご返事に感謝します。
市民のためにこそ、法律は機能してほしいと思いますので
常識のない結果無価値論者には、問題解決の仕事など
期待できないですね。
昔のジュリストの座談会など覗きますと、藤木先生は
「学者は実務がかえりみるくらいの仕事しなければいけない」趣旨の
発言をなさっています。
こういう学者がまた出てほしいです。今の刑法学者は、受験参考書でも
書くしか仕事ないのでしょうか(いやみ)
- 57 :
- 法学の学者は「学校秀才」どまりが多いな。
明治期の西洋にとにかく追いつけで学問輸入した中の
ひとつが法律制度。
とにかく「横のものを縦のものに」するだけで、学者面できて
威張り倒した(笑)
学問自由のない天皇制のせいで、その期間があまりに長かったが
戦後しばらくたつと、「横を縦に」の法学は卒業して、日本人の頭で考えた
日本の法学を築き上げる学者が現れた。
そして、さらにそういう者の中から、社会の中に意味あるものとして「働きのある」
法学を追究する若手が出た。藤木英雄はまさにそういう学者だった。
日本の法学は、実務を意識し、それに働きかけるところまでレヴェルアップ
していたのである。
しかし、それには学者側の大変な才能と努力が要求された。実務を説得、指導するなど
なめてかかる相手を黙らせ、うなづかせる力量がなければ、とてもなしえない。
力のない、「学校秀才」のなれの果てでは、到底、そんなもの求める気すら起きなかっただろう。
藤木以降、そのような力と志ある学者は、ついに現れなかった。
今の大学教授などは、ただの月給とりで、マスコミで一発当てて、ベストセラー
だせたら人生上がりのカスばかりですね(笑)
- 58 :
- マスコミで一発当ててとは板倉先生に対する皮肉でしょうか?藤木ファミリーの一員のはずが、いつのまにかアッコファミリーになっております。
- 59 :
- 文学・哲学を経由して刑法の世界に入ってきた井田と
朝から晩まで平野平野平野の山口とでは
人間としての器とか、人間としての格とか、
とても比較にならないだろ。
新注釈刑法も大失敗作だったようだし、
法学の各分野の中で、こと刑法だけは例外的に、
東大が二流、三流の地位に落ちていくんじゃないか?
- 60 :
- ____
/__.))ノヽ
.|ミ.l _ ._ i.)
(^'ミ/.´● 〈● リ
.しi r、_) |
| `ニニ' /
ノ `ー―i´
- 61 :
- >>59
民訴のように、実務はご勝手にどうぞ、学会はユートピアを目指します、
という感じで、東大の刑法学も進めていれば良かったのかもね。
ま、そうなれば、藤木先生の市民のための刑法からは大きく離れるけど
ね。
- 62 :
- >>61 民訴はみかづき先生以降、実務と大学(学会)で
ちゃんとした論争にもなったよね(物論争)。
ところが刑法は、もう何もないんじゃないの。
おうむ真理教と似たようなもので、ひとつのグループに
入ってしまうと、そこのルールに従い、そこの「採点基準、加点事由」に
盲従し、ただグループ内での昇進に血道を上げるようになる。
社会との乖離は、なまじエリート意識があるから、全くブレーキにならない。
山口って、どういう風にえらいんですか?
- 63 :
- というか、法学って結局ノウハウ集でしかないから、
それを分かりやすい形で整理できる人が一番優れた
法学者ってことだね。
こうしてみると、藤木英雄著書はその当時としては
良かったのかもしれないけど、現在まで使えるノウハウ集
となってるのか、という点で考えるとそうではないかも。
- 64 :
- 藤木au by KDDI
- 65 :
- >>63 >法学って結局ノウハウ集でしかないから
この前提が間違っていると思うよ。
法律解釈は、ことばという、あいまいなものを使うが故に、
無限の広がりを有するもの。その中のどれを採って問題解決の
道具とするかは、立憲民主主義のもとでは、どれだけ人権擁護に
資するかで優劣が決まる。その論争の武器は説得力と大衆への
アピールじゃないかな。藤木英雄先生はそれらを兼ね備えた天才だった。
今の世にそういう法学者はいるのかな。早く芽を出せ!!
- 66 :
- 意味不明なことを書いて煙に巻こうとするのは良くないな。
藤木英雄はそんなキモいことはしなかったよ。
- 67 :
- >>66 具体的に問題点を指摘してください。
なに言ってるのか分からないので。
- 68 :
- 一年後に自分のレスを読み返してみれば分かると思うよ。
最初から最後まで意味不明だから。
- 69 :
- >>68 藤木先生の人物や業績について、何の見識もないなら
このスレに来る必要はないと思うよ。
「結果無価値の馬鹿集団」の、なれの果ての人ですか?
- 70 :
- 東大法学部は藤木先生の亡くなられた後に
行為無価値論者を補わなかったことを
黒歴史として公に謝罪すべきだな。
- 71 :
- 平野先生は亡くなる前まで東大法3号館にちょくちょく来て睨みをきかせていたからね。あれでは行為無価値論の人は残せない。
- 72 :
- 人未遂の場合の傷害結果と、故意傷害、過失傷害の場合の傷害という
結果は客観的には同じになるけど、その「違法性」の差異は、結果無価値では
どう説明するのかな? まさか「刑法条文にあるから」じゃないよね。
条文は行為態様で科刑に幅を持たせているのは、まず「違法性」について
決定的に異なるからではないのかな。
- 73 :
- >>71
藤木先生の後任に内藤謙だもんな。
福田先生こそ適任だったのに。
内藤謙も体調の優れない藤木先生に難題ふっかけて
翌年藤木先生が亡くなり、後任に自分が収まる…。
>>72
構成要件的責任要素、構成要件該当性の前に行為を入れた
4分類などで解決するんだが、よう分からん。
構成要件的責任要素って言われてもね。
- 74 :
- 今の刑法学者って何やってるのかね?
もし藤木先生がいらしたら、もうご高齢だけど
薬物犯罪、コンピューター(ネット)犯罪
高齢者などへの詐欺商法についても
実効性ある提言を多くなされたと思うのです。
そして、セクハラやパワハラについても、
民事賠償とも連携した対策を考えて下さっただろうなあ。
- 75 :
- 予備とか未遂の処罰根拠って、結果無価値のお馬鹿さんたちは
どんなふうに説明するんですか?
屁理屈こねて、素人を煙に巻き、「われわれエリートの牙城にトウシロは口を挟むな」
ですよね(笑)
こんな馬過どもが大学の先生やってたらダメでしょうね
- 76 :
- 本当に、東大は先生がいなくなった後に、学問の場所ではなく、
無批判に題目を唱えるだけの新興宗教みたいになったな。
- 77 :
- 相撲協会と同じ。
学会がポスト得るための互助会になってしまったらあかんな
- 78 :
- 山口センセー、マンセー、大絶賛しますみたいな本書いた女どうしてる?
- 79 :
- >>76
団藤先生と平野様との差がこうしたことを起こしている。
団藤先生は定型説に真っ向から歯向かった藤木先生の意見を
圧するどころか、それに正面から応えた。しかも結果無価値
勢を東大から追放するような真似もしなかった。
平野様は、藤木先生死去後、伊東研祐を金沢大へ追放。
それ以降、東大で、団藤先生や藤木先生に「先生」と付けたり、
行為無価値の価値を見出す真似は禁忌となった。
平野様門下が団藤「さん」って半ばこばかに呼ぶ姿をみると
気持ち悪くなるよ。
>>78
無論、刑法会の重鎮候補だよ。
山口、マンセー、その一言で、将来安泰。
うらやましい。
- 80 :
- >>79
団藤先生は、弟子の藤木先生の批判を受けて自ら改説をしたことも有りました
ね。平野先生は弟子でありながら自説にそむく前田先生を××で××したそう
ですね。まあ、作り話かも知れませんが。藤木先生の去とともに、東京大学
法学部は思想言論弾圧の吹き荒れる刑法不毛の地になってしまったので、伊東
先生も結果的に地方に追放されたことは良かったのかもしれません。
明治法学部の特別講義で、伊東先生から直接お話を聞く機会があったのですが、
藤木先生には凄く目をかけてもらっていたらしく、お話の中で最も印象に残っ
たエピソードは、将来の進路を悩んでいた伊東学生とその相談を受けた藤木先
生とのやり取りの話。
伊東学生「法律をお金儲けの道具にするのは嫌です」
藤木教授「なら学者になればいい。学者は給料も安いから、法律で金儲けをす
ることにはならないから」
こうして伊東先生は藤木先生の下に入門し研究生活に入ったそうです。
伊東先生は学生時代に大学紛争の影響でまともに授業が受けられなかったので
自学で刑法をやったそうですが、木村先生や江家先生の教科書を読みつつも、
その現実から乖離した刑法理論に納得が行かず、悶々としていたそうです。あ
る日、大学の生協で本の安売りをしていたそうなのですが、その時、山積みに
なっている本と、残り少ない本とがあって、山積みになっているのは平野先生
の『刑法の基礎(だったかな?)』で、残り少ない方は藤木先生の総論だった
そうです。多分、弘文堂からでていたものだと思います。それを読んで、自分
が思っていた事を既に本にしてしまった藤木先生を意識し始めて、三年生にな
ってから、藤木ゼミに入ったそうです。藤木ゼミの内容はヴェルツェルの著書
の邦訳をして読むという素朴なものだったそうですが、独文の邦訳は難しいも
ので、しかも法学書なので、相当大変だったそうです。伊藤先生が「できませ
んでした」というと、授業の時に藤木先生は原文を見ながら直ぐに簡単そうに
邦訳してゆくので、伊東先生はこのことを相当悔しがっていたそうです。
- 81 :
- >>79-80
興味深いお話をどうも有難うございます。
藤木英雄先生についてのお話を間接的にでも
ご存知の方は、このように書き留めて下さると
「トイレの落書き」と言われる巨大掲示板のものでも
なにかしらを後世に伝えうるかもしれません。
>>80 ドイツ語についてですが、藤木先生の就学時代が第2次世界大戦の
悪影響をもろに受けた時期であることを考えますと、英独の語学、とくに読解力
については、たいへん不利な状況にいらしたと思われます。
藤木先生が、若い頃からどのような志を持ち、いかに(How to)学んでいらしたかも
興味深いです。
- 82 :
- >>80-81
団藤門下では、藤木先生は団藤先生を超えた、と評価する人は
東大以外の学者には多いですね、下手をすれば、団藤先生自身
もそう評価されています。
しかし、平野先生の刑法系のお弟子さんで、平野先生を超えた、
と評価される学者は一人としておりません。
団藤・藤木説に調和する思想を厳禁、としてしまえば
当然の結論でしょう。
戦時中、軍隊の権力志向に怒りを覚えて、権力には反抗すべき、
とおっしゃられていた平野先生自体が東大の研究者達へ自己の
思想を強要し、権力の虜に陥ってしまうとは、因果なものです。
戦前、滝川博士は権力と戦いながら、戦後京大の法学部長・総長時代に
あらん限りの権力を使った姿と共通するものを感じます。
二人とも結果無価値論者、というだけでなく。
- 83 :
- ♪しろ〜い〜反価値〜不〜
- 84 :
- 違法性について、学者は行為無価値とか結果無価値というけれど
実務ではそんなのを標榜することはありえないですよね。
(非常識な結果無価値など実務は無視しているから)
もともと実務で相手にされないような、悪ふざけの結果無価値論を
なんで大学の、とくに東大の先生や学生は学んでいるんですか?
賢い学生は反旗を翻さないの?
ただの学校秀才、受験秀才じゃ、ろくなもんになりまへんで、あんちゃんたち!
- 85 :
- 去年自分は早稲田に落ちて明治に入ったんですが、行為無価値の教授が多いの
で満足しています。おかげで特別講義も聞けたから訳ですから。勿論、曾根先
生などの影響を受けたような早稲田の教授陣も悪くはありませんが、明治は結
果的に自分に有っていたのかもな、と思っています。
そういえば、特別講義のときに、伊東先生が、慶應で教えている学生は学者の
名前を知らないのに、予備校の伊藤眞先生なんかは知っているんだよな、等と
おっしゃっていました。先生が教えているのが慶應のロー生なので、仕方ない
かも知れませんが。伊東先生は学生時代は学説マニアだったらしくあらゆる刑
法学者の教科書や論文をコレクションしていたそうです。
なんか伊東先生の話になってしまいましたが。そういえば最近藤木先生の刑法
案内を勁草書房が復刊しましたね。しろうとと刑法は名文ときこえ高いですが
自分は今回の復刊で初めて読みました。こんな事を言うのは少々生意気ですが、
今の刑法学者も読むべきであると思いました。やはり国民を納得させられない
現実から乖離した理論は無用の長物であり、納得出来ない理屈によって処罰さ
れるというのは、市民の視点からすれば、たまったもんじゃありません。誰か
が藤木先生を「偉大な常識人」と表したのは、実に言い得て妙だと思います。
- 86 :
- 都に匂う花の雲、おお明治頑張れ!
「偉大な常識人」とは本当にその通りですね。
先生はまともな市民に共感されないような変な刑法の解釈・運用は
やがて法の実効性を支えている国民の「順法精神」を侵すことになる、
とおっしゃってましたね。
「しろうとと刑法」は雑誌をコピーして読みました。当時の先生の視力を
おもいますと、ほぼすべて口述で、時間も体力も限りがあり、名文を練る
余裕はなかったかもしれません、ただ「しろうと向け」に、分かりやすくは
表現して下さったのは異論なしです。弘文堂の「各論」「総論」などには、
どうにも文章が理解しがたいところがあります。聞き取り側が疑問を感じた
ときに質していればよかったのに、口述の協力者の不手際だと思います。
後継者のことなどもあわせ考えますと、船山さんではなく、もっと他に
いなかったかと非常に残念に思います。
- 87 :
- となると伊東先生が生協で読んだ本は弘文堂の教科書じゃないかもしれません。
今度また機会に恵まれたら、伊東先生に聞いてみたいと思います。
- 88 :
- >>87 わたくしもまだ先生の著作、読んだものは少ないのです。
その中で凄いな、と感嘆したのは「新・刑法演習講座」です。
古本屋で1900円くらいで買いました。頭の使い方が凄いです。
結果無価値とかの変な理屈が全く出てこないで、明解無比、切れ味抜群!
演習問題以外のあらゆる社会問題につき、藤木先生ならいかに答えを
出されるだろうか、と知りたくなります。(こういうものの見方が、わが
無能を鍛えてくれると期待しています)
- 89 :
- >>88
それ、自分も読みたくて、神保町で探してるんですが、なかなか見つからなくて。
古本屋をめぐる旅をしたいなあと思っています。
- 90 :
- >古本屋をめぐる旅
藤木人気は衰えを知らず、1994年ごろより古本屋めぐりをしている
わたくしでも、最近は収穫ないです。またネットでも高値取引ですね。
神田神保町、早稲田、丸沼(笑)等々は、すでにわたくしが漁り尽くしました。
時間とお金がもったいないので、大学図書館の利用をおすすめします。
法律学校でスタートした明大なら全部あります。刑事政策の3巻本、藤木先生の書かれた部分は
「公的機関とは別に発展してきた民間篤志家の更生支援を高く評価」
なさっている点を読み涙が出ました、へへ
- 91 :
- 丸沼を漁ったのはあなただったのですか!
- 92 :
- いやあ丸沼でゲットできたのは「綜合判例叢書」を2冊と、
あと「過失犯」だけです。「過失犯」は本文中に鉛筆で
線が引いてあったので、お店の方に「値引きしてちょうよ」と
頼んだら、「それなら私が消しましょう」と消しゴムで消し始めたので
あきらめて言い値で買いました。それも10年以上前の話です。
あと本郷の本屋さんに藤木先生の本がありますが、高いし、いまは
いらないなと思い買わないでいます。
明大図書館だと法律雑誌や、公的機関の印刷物が豊富なので、先生の
講演記録なんかもありますよ。先生の「追悼本」に、いろいろ出ています。
先生のご生前の最終講義みたいのもありましたよ(可罰的違法性のお話)
- 93 :
- 弘文堂から出た追悼文集は明治に無かったので、立教大学でコピーして来まし
た。伊東先生の追悼文に一番涙を誘われました。憧れていた先生に直々に学者
になれと言われたのに、すぐに先立たれるなんて、こんな喪失感は想像できま
せん。あと、別の人の追悼文には学生運動の時に学生側からの人望も厚かった
という話が載っていました。
- 94 :
- よい文章がたくさんありましたね。
今思い出して出てくるのは前田先生のは、よくよむと
よいと思いました。刑訴の田宮は嫌な印象でした。
- 95 :
- 田宮先生のは何だかチャラチャラしているというか、人の死に対する哀悼の念が感ぜられませんでした。
- 96 :
- 足利事件の主任弁護士の方もたしか藤木先生のご縁の方ですよ(助手だったか?)
- 97 :
- 消しゴムで消しはじめる店主ワロス
- 98 :
- めがねの店主知ってますか。なかなかの人物です。
いぜん店の近所のバカ学生が「指定教科書と間違って他の本を買ってしまった。
表紙カバーは捨ててしまったが、返本するから金返して下さい」と交渉してた。
店主は、「表紙ないと出版社は返本受け付けてくれません。うちでかかえることになります。
返本は受けられません」(当たり前なことだと思う)
わたしは店内を立ち読みしつつ様子を見ていましたが、そのバカ学生は退去せず、しつこく返金を迫り
続けました(30分近くかなあ)
結局、店主はしぶしぶ返金していました。あんなバカ学生、ぶん殴って追い出しても
かまわない(不退去への正当防衛)と思いましたが、あのバカの後ろに近所の○大の購買層を
配慮したと思います。これも古い話ですわ。
- 99 :
- 丸沼ですか?
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