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2012年1月2期民俗・神話学20: 遠野物語 (161)
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遠野物語
- 1 :10/09/27 〜 最終レス :12/01/14
- 遠野物語について語り合いましょう。
- 2 :
- >>1
乙
やはりこのスレが無いとしっくりきませんな
- 3 :
- この乙を>>1にある人に呈す
- 4 :
- m(__)m 同意
- 5 :
- とりあえずマヨヒガ=八雲紫邸だと思っているやつは勉強しなおせ。
- 6 :
- デンデラ野の横に普通に畑がある。
ああ、今も、と思ってしまう。
- 7 :
- 2年ぶりに来たら前スレ落ちてた。実に残念・・・
- 8 :
- >>1
乙です。
ところで柳田國男って1962年8月8日に鬼籍に入ってるわけだけど、
日本の著作権保護期間は著作者の生存期間および死後50年だから、
あと2年もしないうちに青空文庫入りする可能性もあるんだよね。
- 9 :
- >>5
雪さん以外ありえねえよな
- 10 :
- レディがが
ジェントルとと
- 11 :
- >8
感慨深いなあ
- 12 :
- ついでに今年は遠野物語発刊百周年らしいね。
- 13 :
- 検索したら、遠野市とNHK盛岡が、それぞれ大々的にキャンペーン張ってるね。
観光資源と郷土愛涵養の道具として。
- 14 :
- 水木しげるの遠野物語を見たが、いくら漫画とはいえありゃ酷すぎだ
- 15 :
- オシラサマ、カッパ、天狗、サムトの婆のような内容?
- 16 :
- 100周年なのに盛り上がらないスレ。
もったいないよお
- 17 :
- >>14
詳しく
- 18 :
- 雑誌に掲載されているのを見たけど、あまりにも忠実に遠野物語を、漫画化しているので、
拍子抜けした。水木の脚本が全く加味されていない。
遠野物語収録の話は、大部分が起承転結のない尻切れトンボの世間話だから、
それをそのまま、漫画化しても、何の盛り上がりもないマンガとなるのよね。
- 19 :
- なるほどw
図書館に入らないかなぁ。欲しくはないが一度見てみたい。
漫画にしたら文体もクソもないししょうがないね。
でも、どうするにせよ苦汁の選択の末だろう・・・。
- 20 :
- あべあべ
- 21 :
- 女が河童の子をハラんで産んですぐして処分した伝説は
・障害児
・の子
解釈が分かれるのね。
- 22 :
- 私生児、強姦とか、飢饉の口減らしとかいろいろ。
別な話だけど、「生まれた児を絞める助産婦」の絵馬と水子地蔵。
- 23 :
- 「生まれた児を絞める助産婦」の絵馬=間引き絵馬のこと?
遠野には、間引き絵馬はほとんどないんじゃないかな。1点だけ見た記憶があるが。
あれは、為政者が減少した生産農民の増加を目的として啓蒙的に作った物だから。
茨城・千葉・群馬・栃木などが多いね。
- 24 :
- >>23
うほw詳しいなぁ・・・。
そうそう、茨城だったか千葉だったか。
少年時代に柳田か絵馬を見て衝撃を受けたらしい。
利根川沿いのことだったかな?
- 25 :
- 産まれてはいけない子って
近親壮観もあるかも、義父がヨメを犯すとか・・
昔、そういうの多そう。
- 26 :
- 甘酒売りのじいさんって何者だったんだろう。
- 27 :
- え
- 28 :
- え、遠野物語
- 29 :
- 地元の研究者の方によると河童の元になるは水子の霊らしいね。
- 30 :
- 水子は何で水なの?
- 31 :
- 堕胎のことを流すって言ったり、死産のことを流産とか言うし、
流れる→水っていう発想じゃないかな。
- 32 :
- 原文で読みたいんだけどどれ買えばいいんだ
- 33 :
- >>32
角川文庫にすれば?
拾遺もついてくるし。
- 34 :
- NHK番組コレクション
NHK特集 遠野物語をゆく 柳田國男の風
http://www.youtube.com/watch?v=i7zyTKImo2w
- 35 :
- >>34
ありがとう。
いいなコレ。後でも見れる?そのうち消される?
- 36 :
- 遠野以外にも、日本全国各地に遠野に匹敵する豊かな伝承の宝庫が、
それなりにあったんだろうな
たまたま一地方(遠野)の語り手と気鋭の学者が出会って生まれた作品が、
日本民俗伝承の代名詞的存在となったのが、皮肉というか感慨深い
- 37 :
- 遠野ってそんなド田舎でもないんだよね?
- 38 :
- いや、城下町だし。
遠野は町であり流通の中継点でもある。
情報も自然と集中する。
- 39 :
- 遠野は「内陸部の都市」の典型的モデルともいえる場所だな。
北上方面と釜石、大船渡方面の中継地点として発達してる。
市街地をちょっと離れればまあド田舎だが。
- 40 :
- 江戸時代の遠野は東日本最大の農耕牛の集積地。
北上山地で飼育された南部牛は遠野を経由して各地に売られていく。
博労は定期的に商場と遠野を往復するので各地の小噺などが集まりやすかったはず。
- 41 :
- 遠野なんかより、三陸地方の岩泉とか田野畑の民話の方が面白い。
歴史的に落人の話とかアイヌに関係した民話も多い。
- 42 :
- ああーアイヌに関連した話はおもしろそうやね
- 43 :
- >>41
なんて本?資料?
- 44 :
- 羽毛!
- 45 :
- 遠野物語に「大同」という言葉が良く出てくる。
遠野物語の中心は東北にいた蝦夷ではなく、坂上田村麻呂が連れてきた三河〜伊豆(=東東海地方)から来た"蝦夷"のようだ。
北陸から南進したか、東進したかの違いで、実は同じ神を祭る同族だから同化は比較的早かったはず。
なお、遠野と三河の怪しい関係については最近怪文書が多数www
- 46 :
- >>45
同意できないな
- 47 :
- まあ続きと論拠を聞こうよ
- 48 :
- >>41
それらの話はなんと言う本で読めますか。
私も詳細キボンです。
- 49 :
- てす
- 50 :
- 遠野物語から東北地方の昔話を集めた本を読んだが、旦那が留守のときにカミさんが馬とサカっちゃう話が嫌になるほど多い。
- 51 :
- それ、オシラ様とは関係ないのかな?
- 52 :
- >>50
やっぱり旦那が馬をしてカミさんが後をおう展開なんですか。
- 53 :
- 馬のはすごいからな
- 54 :
- >>53
小学生の時に保健の時間に初めて写真で見た。
相手は当たり前ながら雌馬だったけど、
それでも痛そうと思ったよ。
オシラ様関連か関係ない寓話かガチ事実の昔話なわからんけど、
アナールに試した外国人男性が死亡したニュースもあるし
自分は怖くて、いくら旦那がいて枯れてようがサカれる気がしない。
東北オカルト。
- 55 :
- イシマタラ
- 56 :
- アナールってフランスの歴史学の専門誌のアナールかと思って
アナール学派の歴史家って体はるなと思ってしまった。
- 57 :
- >>54
たまに競馬中継でブルンブルンしてる
象のは触手みたいににょろ〜〜んでキモイ
- 58 :
- 股間からホース(駄洒落っぽくなった)ぶら下がってんのかと思うもんな。
- 59 :
- お後がよろしいようで・・・
- 60 :
- 孫左衛門さんって下男たたいに舐められてたの?
- 61 :
- いやぁ、しかし柳田が気にしていたように今の時代には
個人情報丸晒しの村ゴシップみたいな本は出せないなw
- 62 :
- 話の中に出てくる人物は、ほとんど特定されているからな。
- 63 :
- 良スレ
遠野で明けガラスというお菓子を土産に買ったのを思いだした
二十年前の話だ
笛吹峠もレンタカーで越えたな
- 64 :
- >>63
おぉー!宿の受け菓子に置いてあった。
去年の話だ
- 65 :
- 遠野物語を読んで遠野に暮らしたくなった。
自分は田舎好きだし。
- 66 :
- >>65
夜、山道で髪を振り乱した女に「待てちやァアー!!」って追い掛けられたいのか、奇特だな。
- 67 :
- >>65
河童産んで(ryとか、馬と心中とか山神とか読んで?
- 68 :
- うお、すげータイミングで書いた!奇跡に近い。遠野奇譚か。
>>66-67
- 69 :
- おもしろいぞーーー!
- 70 :
- うわ!出やがったなw
- 71 :
-
- 72 :
- 遠野物語←名前からして幻想的妄想的物語
- 73 :
- 一緒にあべあべ
- 74 :
- 本当は遠野に寒戸なんて地名はなかった
遠野物語があまりにメジャーになったせいで、
本来の遠野の伝承が遠野物語に沿って改変されてしまったというのが、なんともお粗末
- 75 :
- 民俗学的なハナシでいいじゃん
- 76 :
- いまさらなんて薄っぺらいな批判なんだ(笑)
田舎町特有のあれな感じをお粗末で片付けるとは、なんともお粗末
- 77 :
- >>74
所詮、鏡石からの又聞きを東京で書いただけだからな
実際、地元の伝承とは食い違ってることが大分あるらしい
地元の人間が地のままの伝承を観光客に話すと、「嘘つくな、遠野物語と違う」とかw
その類のクレームが結構付くから、もう諦めて遠野物語の内容に忠実な話ししかしなくなって久しいそうだ
- 78 :
- いつだってアホが騒いでそれをアホが批判して捻じ曲げ貶める
- 79 :
- 夢も現実も欲しい
- 80 :
- 柳田国男氏の「遠野物語」は、明治四十三年に世に出た、日本民俗学の発祥の記念塔ともいふべき名高い名著で
あるが、私は永年これを文学として読んできた。殊に何回よみ返したかわからないのは、その序文である。
名文であるのみではなく、氏の若き日の抒情と哀傷がにじんでゐる。魂の故郷へ人々の心を拉し去る詩的な力に
あふれてゐる。
(中略)
この一章の、
「茲にのみは軽く塵たち紅き物聊(いささ)かひらめきて……」
といふ、旅人の旅情の目に映じた天神山の祭りの遠景は、ある不測の静けさで読者の心を充たす。不測とは、
そのとき、われわれの目に、思ひもかけぬ過去世の一断面が垣間見られ、遠い祭りを見る目と、われわれ自身の
深層の集合的無意識をのぞく目とが、――一定の空間と無限の時間とが――、交叉し結ばれる像が現出するからである。
(中略)
柳田氏の学問的良心は疑ひやうがないから、ここに収められた無数の挿話は、ファクトとしての客観性に於て、
間然するところがない。これがこの本のふしぎなところである。
三島由紀夫「柳田国男『遠野物語』――名著再発見」より
- 81 :
- 著者は採訪された話について何らの解釈を加へない。従つて、これはいはば、民俗学の原料集積所であり、
材木置き場である。しかしその材木の切り方、揃へ方、重ね方は、絶妙な熟練した木こりの手に成つたものである。
データそのものであるが、同時に文学だといふふしぎな事情が生ずる。すなはち、どの話も、真実性、信憑性の
保証はないのに、そのやうに語られたことはたしかであるから、語り口、語られ方、その恐怖の態様、その感受性、
それらすべてがファクトになるのである。ファクトである限りでは学問の対象である。しかし、これらの原材料は、
一面から見れば、言葉以外の何ものでもない。言葉以外に何らたよるべきものはない。遠野といふ山村が
実在するのと同じ程度に、日本語といふものが実在し、伝承の手段として用ひられるのが言葉のみであれば、
すでに「文学」がそこに、軽く塵を立て、紅い物をいささかひらめかせて、それを一村の緑に映してゐるのである。
三島由紀夫「柳田国男『遠野物語』――名著再発見」より
- 82 :
- さて私は、最近、吉本隆明氏の「共同幻想論」(河出書房新社)を読んで、「遠野物語」の新しい読み方を
教へられた。氏はこの著書の拠るべき原典を、「遠野物語」と「古事記」の二冊に限つてゐるのである。近代の
民間伝承と、古代のいはば壮麗化された民間伝承とを両端に据ゑ、人間の「自己幻想」と「対幻想」と「共同幻想」の
三つの柱を立てて、社会構成論の新体系を樹ててゐるのである。(中略)
さういへば、「遠野物語」には、無数の死がそつけなく語られてゐる。民俗学はその発祥からして屍臭の漂ふ
学問であつた。死と共同体をぬきにして、伝承を語ることはできない。このことは、近代現代文学の本質的孤立に
深い衝撃を与へるのである。
しかし、私はやはり「遠野物語」を、いつまでも学問的素人として、一つの文学として玩味することのはうを
選ぶであらう。ここには幾多の怖ろしい話が語られてゐる。これ以上はないほど簡潔に、真実の刃物が無造作に
抜き身で置かれてゐる。
三島由紀夫「柳田国男『遠野物語』――名著再発見」より
- 83 :
- 引越しの準備してたら遠野物語が二冊、ベッドの下から出てきた。
なくしたと思っていたからこの間三冊目を買ってしまったのにorz
- 84 :
- 釜石の大津波が来たな。
- 85 :
- ここでは 佐々木喜善は語られないの?
- 86 :
- どうぞ。
- 87 :
- サムトの婆を下敷きにした短篇小説を昔読んだのですが、
誰の作か、何に所収されてたのか思い出せません。
村の女が異人の里に連れ去られ、そこで産んだ子は異人の血を濃くひく者のみ育てていいとかいう内容。
わかる方、いらっしゃいますか?
- 88 :
- 遠野の町の位置的役割が今になって再認識
海と内陸をつなぐ要衝
- 89 :
- うっ 羽毛!
- 90 :
- 田所物語やめろ
- 91 :
- あのさぁ・・・
- 92 :
- シ ,,,α
ξ ゞシヾ" ヽ ,,,....,,,、、...,,,....,,
! 彡 ヽ::: ..i'´. ヾ'''、、、,,,
シ 彡 ,j::: ..,/ヾ, ヽ
!シ ,,彡 :シ ,;'''' ヾ ,___ ヽ
j ,-‐-、 i ッ三ミ:;j i、' j-‐ `, , ‐'' = ) ヽ:
し { !⌒- ヽ! j ‐-‐'j ヽ、...' ' .,_//, !;::
ヾ丶`-' ! ! {__,__,!' -‐' ヾ ノ:::
,ヾ ' 、 ,' ....,) :: ヽ ノ::::::
_...-‐‐'''´ ::: ´::( _... ´ ヽ /:::::::
:: ! .... -‐´ ヽ /::::: __,....,,-‐-、
::::. ヽ !......:-‐ー、 ,,,,,,;;;ヽ __ ...-‐、 :: `ヽ-、___,--/'´ ,、 , `ヽ、
- 93 :
- 遠野で一番怪異の多い山ってどれかな?
早池峰山?
- 94 :
- 山人系の早池峰、化け猿等動物系の六角牛山とか
- 95 :
- オマエラの一番好きな話は何かな?
オレはマヨイガ
- 96 :
- 鳥御前が蹴りされた話
- 97 :
- >>96
どういうとこが好きなの?
- 98 :
- 山の神(?)の情事を垣間見たのみならず、ちょっかいかけようとする人間には容赦ないんだなあってとこかな。
鳥御前の蛮勇さが裏目に出たとこが物悲しいというか。
- 99 :
- 「遊んでいた」=情事なのか・・・
そりゃ怒るわw
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