セキュリティソフトウェアメーカーのPC Toolsによれば、 マルウェアのロシア発のマルウェアの割合は27.9%。これに対して中国の割合は26.5%。 過去の調査では世界2位になってしまった米国は今回、3位(10%弱)となった。 PC Toolsは、マルウェアをばらまく犯罪者集団Russian Business Networkが消滅した にも関わらず、ロシアの生産量が落ちていないことを指摘している。 PC ToolsのマルウェアアナリストSergei Shevchenko氏は声明で「Russian Business Network がいなくなったところに、ほかのマルウェアディストリビュータが入り込んでいる」と述べる。 「結果として、過去にないくらい多くのウイルスやスパイウェアがロシアから出てきている。 そして、マルウェアの複雑さが増している」(Shevchenko氏) さらに、今はなきRussian Business Networkのほうが、その代わりに出てきた小規模な組織 よりも追跡しやすかったとShevchenko氏は言う。「現在は、ロシアのマルウェアホスティング サービスが、マレーシアや中国、パナマ、シンガポール、タイ、トルコ、インドのサーバに目を 向けている」 http://japan.zdnet.com/news/sec/story/0,2000056194,20367817,00.htm