2012年1月2期詩・ポエム93: 千の世界 (75) TOP カテ一覧 スレ一覧 2ch元 削除依頼
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96: 空 (70)
97: 容疑は詩人未遂 (213)
98: ゴッドになった高校生 (783)

千の世界


1 :10/11/19 〜 最終レス :12/01/16
sage進行。
評価・感想・雑談なし。
詩を描くだけのスレ。

2 :
洗えば洗うほど汚れていく手
右往左往する君がわからない
なぜ座ってくれないんだろう
この手で引く椅子はいつも空席

3 :
水玉の傘さすてるてる坊主
もっと雨がふればいい
吊るされるなんてまっぴらだ
役立たずだから放り出しておくれ

4 :
焼け残った細切れの記憶
必要なのは欠けた部分
それがないと止めを刺せない
だからこの世にのこのこ出てきた
ぼくは悪魔だということも忘れて
見つからないと思い込んで
ニンゲンだと思い込んで

5 :
硝子のコップが割れた
わたしの近くで割れた
わたしじゃないけどわたしがやったんだって
みんながいうから
わたしじゃないけどわたしかもしれない
これでまるく収まって円罪成立

6 :
夏にうまれて秋に育った小さい虫のようだ
きみのはなしをきいてると細胞膜がしゃぼんになりそうだ
とても追いつけないんだよ
たぶん冬のあじさいのように割れるんだ
はじけた空間には動物や妖精が住めばいい
ぼくは引っ越したい
神様がビリヤードでいちばん遠くに飛ばしたほしに住みたいよ

7 :
笑ふに堪へぬ身の始末
遊び頃なれさて如何
おほむね智慧は溶ける域
行く瀬萌え遣り酢を埋めよ
  わらふにたへぬみのしまつあそひころなれさていかん
おほむねちゑはとけるゐきゆくせもえやりすをうめよ
いろはの要領で書けば自由律でしかも定型といふ
摩訶不思議な領域がありおます ご参考

8 :
屋根裏に控える野生の兵隊
守るものはパンドラの空き箱
月がみずうみに溶けはじめたら僕らはもれなく連れて行かれる
賄賂を用意しておけ
それが生贄のはじまり
月が溶け始めたらふたがガタガタ踊りだす

9 :
主権者の比重は明らかだ
修飾するほうかされるほうか
微小な希望は舞い上がる火の粉であり
熱くもなく灰も残さず瞳を焦がす
ありもしないこんなもので生きられるというなら
にんげんは相当しぶといいきもの

10 :
貯金箱に一円を入れたらだらりとアルミニウムの底になった
効率よく核融合していれば無機質に輝けるものを
四苦八苦試行錯誤 おちるかおちないかどちらでもよくなった頃
おちた隕石のかけらの響き
有機的に満ちていく淡い輝き

11 :
水溜りには青い空と雲と戦闘機
銃口を向ける友達
もう静かにしてほしい
しばらくひとりにしてほしい
だから銃口を向けてくれる友達
水溜りには赤い空と雲と
あとなんだっけ・・

12 :

むねのなか
はらはら うすくあわく
輝き
瞬き
のみこんだ愛

13 :
右手に家路 左手に事故現場
雨が降るっていうのに左折する馬鹿 わたし
しんだっていうのに写メ撮ってる馬鹿 わたしじゃない
といいたいが こいつと同類じゃねえか わたし
この辺に溜まったものは下から網が持ち上がって十把一絡
2mぐらいの高さにブラブラ 写メ撮られるんだ
事故現場に吸い寄せられて見たものは胸糞悪い本性だった

14 :
いちばんでかい画用紙を買ってきて
ど真ん中に小さくきみの名前を書いた
世界は今こんな感じ
僕の中はこんな感じ

15 :
積み木を積んでたら崩れた
何度積んでも崩れる
そのたびにコロコロ出てくるいびつな1個
やれやれまたおまえか
もう家族はいらなかったのに
でも残るべきなのはおれじゃなくおまえだから
同居人という無責任の土台だけ提供する

16 :
桃の花を粉にして紅茶に浮かべましょう
苦味と香りはありしひの姿そのまま
余計なことせず朽ちていくのを見届ければよかったのか
そういえるのは今だからで この手は結局きみをもいでしまっただろう
でもあとからきいたんだ
そうさせたのはきみだって

17 :
逆算していけば手に入れられるもの
プラスすれば消えていくもの
削除すれば焼きつくもの
いつだって物語はなぞなぞ
前を見れば背中に背負うもの
振り返ればはじめてみるもの
いつだってBGMはまだここにこない風の音

18 :
地球うまれ地球そだち
君うまれ君そだち
生きる練習はほどほどに
もう足元に水が満ちてる
宇宙うまれ宇宙そだち
正真正銘の理がそこにある

19 :
いくらお酒を飲んでも記憶は消毒できない
20歳未満はお断り 20歳以上もお断り
帰巣本能を押しして 向かい風をみつめる負け犬
首に絡みつくアクセサリーはしがらみだとひきちぎる
散乱するパールは海に還して野良犬志願

20 :
石膏のなかで目覚める気ですか
2000年が一瞬で蒸発する
氷の中で祈り続ける気ですか
10000年と0年がリンクする
卵の殻を蹴り破る気ですか
永遠の1日を愛するために

21 :
これは事件そして日常
禁じたため息に口を押さえる
これは日常そして災難
おちる焦がれるそんなんじゃない
これは悪夢これは幻想
言い聞かせたって聞かない思い
そんなんじゃないそんなんじゃない

22 :
イルカが地上に上がっていればこの星はもっと青かったでしょうね
書置き残して戦地に赴く
あて先不明 差出人不明 花の切手をありったけ貼って

23 :
☆ラブ フォーエバー 大切なモコに届け*
限りなく続く 地獄の苦しみに一人 もがき苦しむモコ*
があれ なんでも食える!(*)((ο))(*)((ξ))
があれ ご飯は 何杯でも食える!(*)((Φ))
モコが歩けばを落とす!(*)((ξ))(*)((Θ))
地獄の苦しみに一人もだえるモコ!(*)((◎))
吸血的荒らし一族が 壁穴からモコを覗く!(*)((σ))
「だから、改名しろ!」って言ってたんだヨ*
「山本小鉄」じゃ 姓名判断で 悪い結果が出てるじゃないか!☆
だから あれほど「『山モコ小鉄』に改名しろ!」って言ってたんだヨ*
☆『宇宙戦艦ヤマト』も『宇宙戦艦ヤマモコ』にすれば 必ずヒットする!☆
今からでも 遅くはない!* ポスターも すべて 刷り変えろ!☆
今なら まだ 間に合う!* (*)((ξ))
モコが会員のころの最寄の勤務地は、足立区、葛飾区、江戸川区だった*
モコはあまりにも遅刻、欠勤が多いので、
周囲が「会館のあるの地域に住むべきだ」と言った☆
するとモコのやつが何と言ったか… (*)((ξ))
「そんな下町なんかに住めるか! モコは六本木を動かないぞ!」*
と怒鳴りつけたというんだ(*)((υ))
何様のつもりよ! (*)((ξ)) (*)((ο))
その下町の会員の激務のお陰で、出世できたんじゃないの!*
そんな下劣、卑劣なやつだから「学歴詐称」なんか、平気でできるんだ☆
悪党は必ず化けの皮が剥がれる (*)((ξ))
いくら悪事をひた隠しにしても、いつかは必ず表に出るものだ *
"欺瞞は、いつまでも続かない。ウソが逆効果になるような時が必ずくる"
ドイツの女性哲学者ハンナ アーレントが喝破した通りだ☆
ランス の詩人 演劇家 アントナン アルトーも みごとに喝破している!*
アイルトン セナだって もののみごとに喝破しているじゃないかッ!☆

24 :
なんだそれは?
土下座のつもりか?

25 :
いい加減死んでくれよ

26 :
モコは 暴走族の巣に行ったの(*)((δ))
そこでモコは暴走族20人に囲まれたの(*)((Φ))
男たちに囲まれただけで モコのオマ●コからは(*)((ο))
粘度の濃い汁が あふれ出してきたの(*)((φ))
その汁の匂いを嗅いで興奮した男たちが(*)((ξ))
チ●ポを立てて 一斉にモコに襲いかかってきたの(*)((δ))
パーティーは10時間も続いたの(*)((Φ))
暴走族はみんな疲れ果ててしまったの(*)((ο))
でも モコだけは 時間が経つにつれて 激しく燃えてきたの(*)((φ))
パーティーが終わっても モコはーをしていたのヨ(*)((ξ))
昨日の『さんまのからくりTV』にジャガー横田が出ていた(*)((ξ))
ジャガー横田はTBSのアナウンサーに向かって(*)((δ))
「私はどうせ中卒だよ! お前はどこの大学を出たんだ?」 (*)((Φ))
TBSのアナウンサー「横浜国立大学です」 (*)((ο))
ジャガー「私は中卒だけど 女子プロレスのチャンピオンになったんだヨ!
 横浜国立大学に入る人の数と 女子プロレスのチャンピオンになる人の数!
 どっちが少ないと思ってんだヨ!?」(*) (*)((ο))
アナ「女子プロレスのチャンピオンを目指す人は いないのでは?」((φ))
怒ったジャガーは TBSのアナを壁にぶつけようとするが (*)((δ))
うまく ぶつけられない(*)((ο)) (*)((ξ))
ジャガー「お前は リアクションが悪いんだヨ! (*)((φ))
 自分から ぶつかっていかなきゃダメなんだヨ!」 (*)((δ))
モコは中卒だけどキチガイーチャンピオンになったのヨ!(*)
でも、キチガイーチャンピオンを目指す人は 一人もいないのヨ*
モコ、くやしいの…((φ)) モコ、泣いていたのヨ(*)((ξ))
テカテカと妖しく光るオマ●コを 男たちに チラチラ見せるモコ…*
モコ くやしい・・くやし過ぎるヨ!!(*)((δ))
ところで話は変わるが、最近、めっきり影が薄くなったアンチモコ一派(笑い)*
構成員の不満が爆発寸前のようだな(*)((δ))
先日のアンチモコ一派全国大会では、(*)((φ))
モコが推し進めているモコスレ乱立計画についても、苦情が続出*

27 :
        ,,,,,,,,
     ,.ィ ""; : ; : ; ゙゙゙゙ ‐ ,,
    ,.''' ‐- ; : ; : ; : ; : ; : ;.ヽ,
   /;      `´ '''' ‐-; : ;.ヽ,
   i:;i           `i ; : .i
   !.;〉  ,,,,,        ,,,,, i.;.;.;.}
  彡'  """"'''   '''"""゙゙ ヽ;.;.j
. (ヽi   -=・ニ=  =ニ・=-  !ィ)
  } ;|   `'‐‐'´ノ   `'‐‐'´   !;.{
  ヽ|    /( 。  。)ヽ   丿|.ノ
    {.     ト--=--イ    }
    ヽ.   ヽ. ⌒⌒ ノ    /   これからじゃよ
    ヽ. ヽ、`==´ / /
.     ヽ ` ‐--‐ ´ /
         ` ‐----‐ ´

28 :
気持ちジャパニーズ
喉仏はアメリカン
足取りは軽やかに火星派である
生まれは「アフリカの八戸」って呼ばれる
ザンビアのカスパルチョーネ村なんだけど、
柳腰だしね。

29 :
fbds

30 :
モコは 後ろからマ●コを突かれながら クリをこすられると もうダメ!*
超熟 たちはをする瞬間、ケツの穴が45mmまで開く!☆
でも モコは30mmが限界! *
モコはまだ小さなチ●ポをケツの穴に入れてこう言った…☆
「中で もう少し大きくなろうネ」と…*
ストロングマンは ステロイドマン☆
バイソンスミスは パイパンスミス*
ムバラク大統領の顔は シバラク見たくない*
モコといえば「酒乱」で有名だった☆ 関西では、もう有名だ*
クラブに入り浸っていた朝吹は、酔っぱらうと
手当たり次第、周りの人間に抱きついてキスをしようとするんだ☆
相手が男だろうが女だろうが関係ないんだ*
モコ一派ではトニーコーポ出身の構成員は出世ができない☆
だからいちぢくたちは、他の構成員よりもモコに媚びを売り
貢ぎ、トニーコーポ中傷に精を出してきた*
あいつは「トニーコーポ出身だから一派内の目が厳しい」
なんて泣き言を並べながら、悪口を言っていたんだ。
どれほど、悪辣な畜生社員か! *
ともかく関西の同志は、恩知らずの悪辣社員・いちぢくだけは
絶対に許さない☆  永久に悪名を残す*
あいつの極悪ぶりが厳しく糾弾されるのは、まだまだ、これからだ! ☆
バカバカしい(笑い)*
あるのは「〜らしい」「〜だそうだ」とか何とかの「憶測」だけ☆
「14億円」云々の話の出どころも
「ある経済ジャーナリストの推測」とあるだけ☆  「推測」だよ*
はじめからウソを認めているようなものだ(笑い)☆
こういうのを「ゲスの勘繰り」っていうんだよ(爆笑)*

31 :
にんにんにん♪ 関係ないから〜♪ 関係ないから〜♪*
ゲイリームーアに あやまんなさい!*  右| ハイ 左!*
はい! 腰もって ケツもって〜!☆  はるなア〜イ!*
ブルーマンテン まんてんモコ☆  
ブルマーはいたマンテンモコ*  ブルマン!* ブルマン!*
シュシュポッポ♪☆ シュシュポッポ♪☆ ハイ! ゲリーライス! おかわりッ!☆ 
ドドスコスコスコ♪* ドドスコスコスコ♪* 
グレコローマンモコ! ハイ!☆
なんと シンガポールでエリック・ クラプトンの公演を観覧していたのだ!*
贅沢きわまる豪遊ぶりだ! *
エリック・ クラプトンなど、アメリカの文化は 腐敗している!☆
ジョンチョルは 堕落している! * 思想汚染されている! ☆
それに比べて 糢糊正糞(モコ・ジョンクソ)は まことにスバらしい! *
モコ・ジョンイルは アメリカ帝国主義の犬 モコ・ジョンチョルを許さないであろう!☆
今に 容赦のない鉄槌が 下るであろう!* 下せ! 正義の鉄拳制裁!☆
モコは 行動の人だ! 大事なのは なんといっても行動だ!*
何だと! 構成員は「モコの奴隷」とでも思っているのか、こいつは☆
そんな言い分が、まかり通るのはモコ一派の鬼畜の世界だけだ*
結局、1審に続いて、高松高裁でも平成22年11月、モコ側が敗訴☆
モコに「未払い賃金」の支払いを命令する判決が確定した*
当然だ。 構成員の良心に付け込み、悪用し、不当な労働を強いる☆
「反社会的」「人権無視」も甚だしい*
こんなクソコテが、モコ一派じゃ、指導者だ☆  少しは恥を知れ!☆
モコ一派が全国各地で総崩れし、
社会から、どんどん見捨てられるのも当然じゃないか!*
モコがついに不祥事を起こしやがった!☆
モコこの大事な時期になんてことしてくれたんだ*
最悪の場合10年間の我々の努力が全て無駄になってしまうぞ☆
いや今回はそれどころじゃないぞ!*
下手したら全て消去される可能性だってある☆
即刻モコを破門すべきだ!*

32 :
矢野と竹入と女子プロレスラーの工藤めぐみ=くどめって くどいよネ!☆
モコは女学生時代 寮で女同士の悦びを知ってしまったの*
モコは 厳格なクリスチャンの父に性の悦びを抑圧されていたのヨ☆
モコは過去に『女を寝かさずに100時間イカせ続ける!』
というタイトルのにも出ていました☆
その中で モコは ショーベンばかり していたの!*
ほんとうに ものすごい量のショーベンだった!☆
その間、食べてたものは 汁男優のサーメンだけだったのヨ*
モコはSEXをして とうとう妊娠しました☆
誰の子か分からなかったけど…モコはその子を育てる決意をしたの*
でも その子は重い心臓病で しかも 脳に障害のある子だったの☆
モコは その子と一緒に 心中未遂をしました*
でも 死ぬ寸前で インストラクターの男性に救われたのです☆
モコは その方に こう言われたの☆
「命を大切にしましょう。
 モコちゃんは つらいことを 捨てたいのかもしれない。
 でも 命を落としてしまったら、
 楽しかった思い出も 同時に捨ててしまうことになるんだよ」と*
それから モコは そのインストラクターの男と交際したのです☆
モコは その方と結婚して 次女のジュンが 生まれました☆
だけど、幸せだったはずのモコの右膝に悪性腫瘍が発見されたのです!*
モコは悩み抜いた末に 右足の切断を決意しました☆
のちに肺に悪性腫瘍が転移したことにより モコは若くしてこの世を去りました*
チ●ポなんてもんは 40才を越えると ダメになるヨ☆
SEXは体力とコミュニケーション能力だ!*
男は40才を越えると 脳が退化して コミュニケーションが一方的になる☆
女は 逆に40才を越えると SEXに対して 貪欲になる*
若いころ、 SEXの時に 目をつぶり マグロだった女も
40才を越えると パートナーの男性から目をそらさず、
SEXで相手とコミュニケーションをとろうと必死になるものだ☆

33 :
情報交換しようゼ☆ もうハンパじゃ終われない!*
モコは大自然の命と男のチ●ポとをいただいて生きております!*
モコは ケツ穴にロケット花火を撃ち込まれて
一生 ができない肛門になりました!*
モコは ケツ穴に栓をされて、口からが出るような体になりました!*
それでも、ネバーギブアップ!!☆ ドン荒川よ! ドン! ギブアップ!!☆
飛び出す!☆  『3D』は 必見!*
プロデューサーは あの ロジャーコーモンだ!☆
肛門が大きく開いていく! どでかいが目の前に迫ってくる!*
「行ってきま〜♪  ただいウ〜♪
 ごちそうさ〜♪ くサイ〜♪  
 ステキな言葉で 〜♪ モコと愉快な仲間が〜♪ モコココぉ〜〜♪」☆
世の中、不公平ですね* 46才 無職 乱のモコが…*
「男に 恥ずかしい写真を撮られました!」(*)((δ))
「裸にされて の写真を撮られました!」 (*)((σ))
「|をくわえている写真も撮られました!」 *
「デカチンをケツ穴に入れられました!」(*)((ξ))
「お尻の穴に巨大|を入れられている写真を撮られました!」
と 泣いて 主張したとしても 誰も信じてくれないんですよね…*
くやしいです! 今の世の中は 本当に不公平です(*)((Φ))
でも、逃げちゃダメだぁ(*)モコのエロを堪能してください!*
モコはフレッシュな水着写真を青少年に見せたいのです!*
健康的なお色気ならば 別に 許してもらえますよネ!☆
水着でグラビア撮影してたら オナラがしたくなってきたんです* 
でも ガマンしました*(*)グラビア撮影が終わった後で
モコは「ブギュゥゥルルルウウゥゥゥゥ〜〜!」とオナラが出たんです*
すると 帰ったはずのスタッフたちが 戻ってきたんです☆
みんな モコのオナラの匂いを嗅いでたんです (*)((φ))
モコがオナラをすると 男たちが近寄ってくるんです((ο))

34 :
t

35 :
t

36 :
test

37 :
unko

38 :
sine↑

39 :
tin

40 :
po

41 :
見た目通り其処には穴が開いているようで
不透明な膜から少しはみ出した宇宙が風にたなびき
そんな一端の一端程度のささくれ如きに
私の心はどうしようもなく安定を欠いている
水筒から零した湧き水の冷たさに似た予期せぬ刺し傷に
その向こう側に何処かで失くした野球帽が覗き込む
この扉は目覚まし時計が管理しているはずなのに
直ぐ其処の曲がり角を我が子が先に曲がってゆく
クラクションに似た耳鳴りのような幻聴に思わず手が伸び
十字路を脇目も振らずただまっすぐに
ただまっすぐに
はがされたシールの糊が汚らしく
時間に汚染された地区を区別している
引っかいたときに剥がれた爪と
血の滴る指先はある程度すっきりした顔をしている
杯を空けよ
夜を明けよ
窓を開けよ
夢は飽いた
震える指先で爪弾く弓鳴に鵺は逃げてゆく

42 :

指のまたの間から潜り抜けた時間の軽やかな足取り
その足音に木の葉が笑い森がどこまでも燃え広がり
ビンの蓋を閉め損ねてブルーベリージャムを払った
僕が今日見た映画は明日にはまた新作として公開され
ならポケットも膨らむだろうと探る掌には落ち損ねた染み
スピーカーに叫び宇宙に始まりを告げよう
零した牛を拭いた布をビンに詰めて警官隊に投げつけ
切った爪を後ろ手に路地にばら撒いてお風呂上りにチックと刺して
開け放つ玄関の外は白く白く粉を吹いてさらりさらりと撫でられた
コーヒーの入れ方にいちゃもんをつけて回ってみては
ティッシュをフィルター代わりにざんぶりと注いでは振舞って
夜はこうでなくちゃって中々弾けない泡を水面に映した

43 :
迷子
夢から零れてさび付いたベッドの端に腰を下ろし
昨日読みかけたままの本の間に拉げた眼球を拾う
光なんて感知できる程高性能な目は質屋に出したままで
此処に有るのはガラス製ですらないしわくちゃな胡桃
ざらついた表面に油性マジックで瞳を書いただけの
手の中で転がすと心地の良い大きさの一対の胡桃の実
ただの取っ手に成り下がったドアノブを引き
外れたドアを適当に立て掛けてどうしようかと煙草を取り出し
ライターを点すと火災探知機がここぞと喚き雨を降らせた
外に出るための扉はまた一枚増やされたらしい
土砂降りの中で傘を差し新しい煙草を取り出し思案に暮れる
いっそ手足を縛り付けて麻酔を滴下し続けてくれたならば
この接触不良で消しても立ち上がる体を休ませてやれるのに
なんて願うしがないキッhランカーに席を勧めてご相伴に預かり
その充血した黄ばみつつある眼球に映る私の顔を見ては
眼科に合わずカタカタしている胡桃を失くしては居ないかと確認している
もうこれまでよ、と
飛ぶ鳥の残した羽で翼を編んでみた
切り落とした両腕を質に入れて
変わりに買い込んだ発動機にその翼を組み込んでから
リコイルスターターを引けないことに気がついた

44 :
夜の窓
靴底の取りきれず事ある毎にジクジクと引っ掛かるガムとか
カーソルの残像や視界の端でしか見えない儚い星とか
霙交じりの曇り空にほんの少し混ぜた黄色い絵の具みたいな陽光とか
イヤフォンの端子をグリッとした時に混じる苦しげなうめきとか
ナンバープレートの無い違法駐車のフロントガラスのワイパー跡とか
街路脇で誰かに遊ばれたままにとっ散らかる乾いた落ち葉とか
繋ぎ合わせたまま使われもせず棚の端に錆びかける安全ピンとか
本に挟まれていない所ばかりが淡く滲んでいる栞とか
路上で振り返ったときに見えた曲がり角へ消える尻尾とか
CDとDVDとBLディスクのそれぞれの裏面の発色の違いとか
昔使ったバッグから出てきた使い掛けの手帳に挟まる押し花とか
中に何が入っているか検討も付かないフラッシュメモリとか
高速道路から見える回らない観覧車の影とか
道路脇で擦り切れて判読できない石碑とか
ダウンジャケットの縫い目から零された鳥の羽とか
ずっと何も掛けられていない間の悪いS字フックとか
もう既に手元から無くなったCDを捜す迷子の帯とか
平日と休日と言う二つしかなくなった今日の日付とか
まだ見てないレンタルDVDとか
窓越しに眺め見ながら悴む手をこする

45 :
膨大
いっそ水に流してしまうか
それとも後生大事に油紙にでも包もうか
物憂げに指先で突いた今を
最高級のカメラを使って余す事無く
爆弾処理班よりも緊張した面持ちで
電子天秤で1/10000gを精怦するかの手つきで
穴を掘りては塔を築き上げるかの如く
恥じらいも無く露わに削りだし
フォトギャラリーが私を形作る
いっそ動画として残しておいてくれるのなら
夜にふと気になる戸棚や押入れの隙間にさえ
怯え震えて蹲ることも減るだろうにと
路上を規定する四面四角のビル群の影から
そっと目を逸らして
ポケットに詰めた手の先で今を撫でる
ゴミ箱も市場も
やらしさも汚らしさも酸いも甘いも
選べる選択も携帯端末の機能も
金融商品のオプションも風の噂も
今で一杯になっていて公然一体
昨日の夢すらまな板に載せられて
明日も私は眠った気がしなくて
ブラクラみたいな膨大な写真の前に座って
ベストショットを探してしまう
空の球体が太陽なのか月なのかも忘れて
この話題の落とし所を見逃しながら
最後は一枚の写真すら選べずに
ただ今と一言

46 :
船乗り
杯に継ぎ足したため息で酒は白く濁り
旬を過ぎた夏野菜が白々しく艶やかだ
細々とした彫の入る純銀製のマドラーが
もう随分と締め切られた部屋をかき混ぜる
こんなにもここは住み心地が良いのに
グラスの中で回る氷の音が響かない
まるで海底から浮き上がれない潜水艦だ
水槽をアクリル樹脂で満たしたかのようだ
そんな隅っこの吹き溜まりで小さな焚き火に座り
減らない猪口を舐めるふりをして宵をやり過ごし
火の粉舞い夜が渦を巻き宴も酣と相成りった時
徐に手の中のコップの冷や水を浴びせかける
丸い嵌めしの窓の外は回遊魚が忙しなく
机上のジョッキの中を掻き混ぜて不味くしてる
そろそろここもお開きかとボトルシップが問い掛ける
バーテンダーは黙って酒の海に船を浮かべる
船窓からみる空には星も無く常闇が蟠り
寄る辺の無さについたため息が
また少し当たりを白く濁らせた

47 :
てすと

48 :
てすと2

49 :
やっと鳥思い出した

50 :
お疲れまた明日
椅子の上で背筋を伸ばす格好をした金型から生まれ
人気の無い電車の中ですら腰を下ろせない我が身に
縮こまるストローの外装を和らげる垂らす一滴の様な
小春日和の鄙びた公園を照らす木漏れ日と良く似た
刈り取る稲から零れた一粒の恵みを分けては頂けないだろうか
代わり映えもしない独り善がりで無責任な衝動は
夜が長引くほど朗々と囀り雀すら耳を塞ぎ
酒に呑まれ虎になったつもりで登る高みに揺れる笑みは
空回る足元で踏まれる影が私だと言うことを知っている
差し挟んだ栞の示すページの一行目が見つからず
入力したパスワードが間違いだったのかとメモを眺める
長すぎるプロローグには更なるプロローグが必要で
私は息を吸う段階になってから人間の説明書を探した
コレも違うココも間違えたアレは何処だったか
手繰り寄せるゲノムの先が見通せず
殴られた鼻っ柱の捩れから零れる血液はどす黒い
一旦伝下を切手から再起動した方が良いって騒ぐが
やりかけのタスクばかりが煌々とネオン街に影を落とし
重たい頭が未練がましく切って張って夢を紡いだ
もうこれまでよって
週末の職場から逃げ出して
巣の張った口腔から吐く息は一足先に
行き先も定まらないまままた旅人となった

51 :
縁側に腰を下ろして風景を眺める
何故、何処から変わってしまったのだろう
私の人生を振り返る。

52 :
見えてくるのはこの現実ばかり
余りの空虚さに、そこに自分を落とし込む
寂しさの中に、酔いまどろむ。

53 :
注意
生き延びる事にすら気を回せずグルグルと
ラーメン上の安っぽい鳴門を眺めながら
とある秋の日に捕まえた赤とんぼもこうして
目まぐるしく通り過ぎる太陽を見失っていた
色んな平面が空からの啓示をガナリ立てて
掲示板を紛争地帯に見立てて焼き払った
もうここには居られないのかも知れないと
手元の光る文字には振り込み詐欺の警告文
朝方の空気の白濁の中を走る労働者と
遥かに微かに見える市場は真直ぐ歩けていない
乾かした仕切りは無邪気に外患と戯れて
黄昏時を待たず空を煤で濁らせている
眼球を取り出して水に浸け込み布で磨けば
この頭に生まれる今日も少しは昨日よりマシだったか
読みかけたの本ばかりで構成される本棚を
さっと燃やして庭の木の根にでも撒いて忘れてしまえ
寒くて震えた晴れ間が少し凶暴で
机に突っ伏した顔に付く目すらゴミの日を待ち
首を竦める危険予知能力を過信するアンドロイドは
右耳後ろのスイッチを押して夢を見る

54 :
雨色
いつものように雨は細々と刺さり
バケツを小太鼓代わりに奏でる
波打つトタン屋根も焼け爛れて
其処だけいつだって夕焼色だ
コレで何日跨いで降る雨だろうか
さめざめと紙縒りを解れさせて
道端の捨殻から毒が漏れるように
山からも町からも命が流されていく
今日は読書の日だろうに
太陽すら遠くの海に漂流していて
ページが湿気で張り付いて捲れない
裏表紙の裏側だけがかろうじで開け
掠れたFinの文字から想像を膨らます
唯一つの石から古代文明を生み出すように
その羽ばたきは雨の中を悠々と越えて
土砂崩れに飲まれる日々を見ることは無い
トトン。とまた舞台を戻す雨音が割れて
薄らぼんやりとカーテンの隙間に目をやった
天国からの使者はまだ遣ってきては無く
天国へ登る死者もまた遣って行っては無い
振り下ろした鈍器の底みたいな雨空は
相も変わらずトタン屋根を夜に塗り替えようと叩いている

55 :
手つき
また今日も日が落ちた
ころころとあぜ道を転がり
落ち葉にその色を移した
夕べ作り置きした味噌汁に
軽く火を入れ食卓へ運ぶ
明かりを点さない居間に
立ち上がる湯気のみが燻る
芋版で叩かれた画用紙みたいに
不器用を重ねて過ごす
選別するほど価値も無く
破り捨てるほど甲斐も無く
日捲りカレンダーのように
柱を走る鉋から零れる薄片のように
昼夜季節を問わずに積もってゆく
玉葱の皮は何処まで剥けば良い?
涙を留める当ても無く
砂時計の砂を継ぎ足す
水平線を滑る帆が海と空を縫い
零れた太陽は相変わらず高所が好きで
季節外れの海水浴場に聞こえる耳鳴りが
零れ落ちる空を一滴でも留めようとする
雲の声だとつい先ほど気が付いた

56 :
モフ子の自由
お庭の花は四季折々に咲いている
花壇の世話を婆さんがやっているから
彼は花に気をつけながら
お庭をバフバフ毛をふるわせながら歩き回る
ここが彼のエリアだ
ガレージが開くまでは
脱出はできない
どのみち爺さんに連れ出してもらわないと
さんぽにだってゆけないのだ
自由なようで、案外自由でない
それがモフ子のステイタス

57 :
見通し
見えざる神の手が賽を振り
出た目の数を数えている内に夜になった
真っ暗闇にポツポツと浮かぶ明りの下に
それぞれの暇の潰し方が散らかっていて
小さな円の中で皆思い思いに揺れている
一陣の風に襟を立てて
震える電線の鍔迫り音に首を竦めた
荒ぶる一本一本の先に吊るされる人々が
気が付くと緑色の数字だけを遺していなくなり
自由に出来る地面に石が突き立つたびに
川に流れる灯篭の群れが亡羊と佇んでいた
手記に記した日記の行間から芽を吹き
明日の空を覆いつくす植物の名は何だろうか
昼と夜の間を炎が遮って二元論を嫌いになれず
夢を夜にしか見られなくなった不器用を嗤う
まだ電車の扉は閉まらず空風が舞う
誰もが乗降ボタンに手を伸ばす事無く
それぞれの手元に目を置き震えるに任せている
暇を持て余す車掌は三度目の切符確認をして回り
渡す側も受け取る側も手馴れた手つきで繋がり
カードに記載された行き先に頓着する事無く
少しずつ花へ花粉を運ぶかのように
私に電車に乗せられている事を突きつけようとする
先ほどから全身くまなく探しているのに
煙の様に切符が霧消し見つけられていないこの私に
切符の行き先を気にしたからだろうか
車窓から見る景色はただ黄色く染まる室内を移していた

58 :
永夜
さて、夜も深けて参りました
いや、世も老けて参りました
はらはらと髪が落ちぬけて
布団ばかりが愛おしくなる
そんな長年人々の手で磨いた
手すりを形作る真鍮色をした
一日の幕引きと相成りました
ドアの鍵はきちんと閉めましたか
カーテンの隙間は埋めましたか
枕は叩いて膨らましましたか
トイレにはしっかり行ってきましたか
コレより先は黄泉路に通じ
くは良い良い帰りは怖い
戻ってこれる保障も無くて
それでも膨らませた枕に頭を乗せると
成る程蓮の花の心地はこれぞと
現世の苦難も口から零れて
朝露の跡を頬に残すのでしょう
さて、夜も深けて参りました
風邪などお引きにならぬよう努々お気を付けください

59 :
切り売り
疲れてるといえば疲れてて
目の奥の小人が眩しいと網膜を叩くから
埃立ちチラチラ視界にゴミが漂い
瞳を閉じても遠くの空に雷光が光る
もうずいぶんと交換してない型落ち品だから
なんて充血したまま軽口を叩いている
いっそ捨ててしまえれば楽なのだと
夜な夜なスプーンの先を見つめる
と思ったらしゃもじだった
やはり疲れているのだ
炊いたまま食べる事無く干からびる小櫃のゴハンに
インスタントの味噌汁を掛けて流し込み家を出る
踏み出す一歩目から転びそうで
杖を付く暇もなく
変わらない信号に感謝しながら寒空に佇む
日の半分は落し物箱に放り込まれ
週に五日の多すぎる回収日に何処かへ運ばれていく
残りの二日は実家に帰ったまま音信不通で
残り物が草臥れた肩を支えながら
私を布団まで引きずっていく
そして夢から零れた欠片がこうして明日の後悔を紡いでいる
皆が指差して注意を促している
それに耳を塞ぎ木の虚に飛び込んで
時計を持ったウサギは見つけれずに
ただ狂った時計が早すぎる目覚ましで殴りつけてくる
まだ布団に体を横たえてもないのに
一足早く眼球が気だるさを枕に瞼を掛けて
光を見ることを諦めてしまっている
私は立ち上がることも出来ず
ただここで明日を恐れている

60 :
マジックミラー
飛ぶ鳥跡を濁さずとは言うけれども
一点の染みも無く空を映す水面は
それ以外を映す事を忘れてしまう
私が部屋の隅に溜め込んだ傷みの数を
塵取りに集めては捨て場所に困る
結局また違う棚の後ろへ押し固めて
朝の爽やかさを不当に享受せしめる
胃のもたれは濃すぎる珈琲のせいじゃなく
夜を食んでは我が身を可愛がり過ぎるから
お一人がお上手で御座いますねと
丁寧語に丁寧語を重ねる過剰装飾と
鏡に映ることすら厭うだらしないこの四股は
臆病を包み隠してくれながらも嘲り哂い
外にも内にも何も置いて置けなくなった部屋の
端に隠した罪が居心地の悪い夢の芽を出す
結局清算せずにはこの店からは出られず
辺りに散乱する空の容器の中身は腹の中で
支払う術の書いてある書物を立ち読みで探している
店員の目がこちらをちらりと見た気がする
私は空が落ちてくるのを待ち続けている

61 :
test

62 :
明日
怖いことは多いけれども
やらなければならないことはそれより多く
地雷原を歩く事を厭わず
いや、厭わせずに空を見て
夜が来るか死が来るかとぼんやり考え
糊の効かないワイシャツに腕を通す
この改札を後何回潜るんだろう
この階段で後何段登るんだろう
地下鉄の窓は車内だけを暗く映して
笑っている人の数を数える
周りの迷惑にならない音量
周りの迷惑にならない立ち居地
取るに足らない気配り
見上げると垂れ下がる広告に書かれた悪口
夜はまだなのだろうかとネクタイを緩める
ずるりずるりと這い寄る
禁断症状と睡眠に対する恐怖
長夜も一息で飛び越える
暗闇に恐れ戦き震える両手で顔を覆う
開いたドアから押し出されて
トンネルへ消える車両の草臥れた後姿
カウントするのにも開いた階段を上ると
夜までもがトンネルへ消えたかのような晴天
まだ今日は印刷されたばかりのように
乾ききらない朝露に落ち葉が絡みつかれて
埋葬先を見つけられていなく
焼却炉さえも燻るだけで
皺の寄ったスーツは寒いが
震える手は昨日顔を覆う事に使ってしまい
今日は自分一人暖めることすらままならない

63 :
test

64 :
漠然
夢を見ているようで
目を抉り出されて
別々の方向の映像を処理して
部屋の角の埃は揺れて
畳の目数だけ畳み込まれる
爪先でそっと跡を残し
巧く切り離した黄金率
その長方形を文字で満たして
裏返して額縁に収める
瞼裏に揺れる四角形の輪郭
屋根瓦が震えている
強靭な土地に薄く亀裂が生じ
血も流さず区切っている
こっちとそっちとこっちを
貫いて縦に割る非合理的な
笑い声にクラクションを流し続ける
魔法瓶に夜霧を詰めて
太陽を知らない子を慰め
テレビ越しに乾杯の音頭をとろうと
泣き止んだときには寝静まっている
雨垂れに打たれて
チューブから隣人を適量出して
卵を割り損ねて混じる殻に
私たちは語る言葉を持たない
流れる肉体に手を引かれて
蜘蛛のいない巣の揺れを眺めて
終わらないラジオに手を掛けて
静止画のなかから零れる砂が
少しだけ路面の摩擦係数を高めた

65 :
as

66 :
信号待ち
いつの通の道をいつも通りに曲がり
信号機の点滅を見ては歩速を落とす
十字に交わる川に流れる魚の群れが
町を縫いつけているのだろうかと
広げすぎた大風呂敷に足を竦める
変わったことに気付かなかった青信号が
カッチカッチと急かしているのを見て
乗り過ごせやしないかと首を竦めて辺りを窺い
電線の上の烏の目が笑ったのを見て諦めて
縦糸だけを踏むよう気を付けながら
何かを塞ぐジッパーみたいに進んでいく

67 :
処世
煩わしさに任せてカーテンを閉め切って
どうすりゃ人に遭わずに済むかなんて
炭酸の抜けたコーラに復活の呪文を唱える
CDの帯なんて捨てちゃえばいいのにって
判ってんのにガムテでガッチガチにして
ケースが開かなくなって安心してる
包み紙の中の飴玉を瓶に落として
代わりのビー玉をデパートで買ってきて
口に入れても唾液が溢れるばかりで
この世界は詰まらないって垂れ流してる
迷路のゴールに自分で新たに通路を足して
出口の無い出来損ないに仕立て上げて
コントローラーを投げるタイミングを見計らう
本当は塀の向こう側なんてどうでもよくて
窓の外に空が見えない事だって判ってる
気の抜けたコーラだって口に含めば
案外優しい甘さを持っているはずなのに

68 :
勘違い
破れそうな薄皮がもどかしく
脱ぎ捨ててから寒さに気付いた
吹き荒ぶ風が肌を撫でて
固まり切らない私を
無責任にこね回す
アイスなら冷気で容易に固まるのに
私には何かが足りていないらしく
心許無く拉げている
酸か塩基かラジカルか
熱か光か振動か
うろうろと所在無さ気に静かな所を
蜂や虻に苛まれない安全地帯を
求めながらも足跡が続かない
此処こそ私なのだと
伸ばし過ぎた根が駄々を捏ねる
芽すらまともに顔を出せていないのに
零れた声を態々拾い集めて
眼前の優しさに目を背けて
変わる勇気を枯らす代わりに
土の中で目を覚まさない
何と戦ってるんだか
花ばかり夢見て
鍵の無い扉に鍵を掛けようとするなよ
そう呟く私にはもう顔すら見当たらない

69 :
流民
ゴミ箱の中に宿る朽ちていく温かさが
気が付かない内に
両足を腐らせていた
使い慣れない声帯か
流れの悪い動脈か
ジクジクと痛む喉を両の手で締め上げ
張り上げる声に忍ばせる物を忘れた
地下鉄に揺られ緩む靴紐がぷらぷらと
行き先も知らずに
両足を引きずっていた
磨き忘れた革靴か
歩き忘れた筋肉か
泣き声がレール上で火花に彩られ
縛られる事に飽いた靴は白線内
逃げ出したが此処も同じ夜空に覆われ
その下に倒れ付した人に目もくれない

70 :

人から気にされたいなら
されるだけの物を持てよ
横断歩道の真ん中に寝るくらいなら
ホームセンターで縄でも買えよ
足を筋肉痛にさえ出来ないくせに
富士山の写真を一丁前に批評か
人の目を気にしないことも
会話へ上手に混ざることも
当たり障り無く笑って誤魔化すことも
それとなく嫌な会話を逸らすことも
面白くも無い話を理解不足と反省することも
人の目を見ることも
人から見られることも
何にも出来なかったのは昔だけじゃ無いだろ
焦燥や危機感は鬱病からきている訳じゃ無い
それにいい加減気付けよ
無くたって生きていけんだ
苦しくたって悲しくたってるわけじゃなく
死ななきゃいけないなんて誰が言った?
死に至る病なんて軽々しく言うなよ
今から走り出したところで
不条理を体感する以前に自然に死ぬさ
どうせ何処にも行けやしないし
そもそも人で溢れた町に駆け出す服が無い
太陽を求めることなんて高木に任せろ
苔だって生きてるんだ

71 :
とある一室
疲れた人々の集まる部屋で
疲れた顔々を流し見る
壁に寄りかかり半眼を投げ打つ人の傍らで
寝不足の狂気に血走る目を見開き
意味を成さないうめきを洩らす人が暴れ
大多数は油粘土みたいな顔色で
部屋の中央のドラム缶に灯る火に目を細めている
薪も切れ家具を割りくべる事で細々と揺らめき
人とは対照に影は雄弁に壁の中はしゃぎ回る
それでも誰かが割ってしまった窓が風を拒まないため
こんなにも火を灯し続けているのに
こんなにも人が集まっているのに
風は端の人から順に吐息の色を奪っていく
人は後から後から増えているのに
誰一人隣を埋めず膝頭を抱えて
その身から立ち上る吐息に色が在る事を確認している
此処では誰しも脛や胸や腹の内に傷を負い
治療もせず逃げ続けた者ばかりが揃っていて
傷自慢すら疾うにやり尽し零れる血潮に勢いが無くなって
悟りに似た諦めに浸り目の前の炎の揺らぎの中に
一つ一つの過ちをくべるついでに笑い話の一つに変えて
互いを笑い許しあう事で旅の荷を軽くしている
皆がこの部屋を出るときは隅に凍っていた先人のように
第三者に掘り起こされ板戸に乗せられてだと解っている
窓の外は何処までも冷たく吹雪いているが
扉の向こうから風が裂いた夜の泣き声は聞こえない
けれども誰も立ち上がりはしない
ドアなんて無いかのように
語り終え色が抜け落ちた罪人の影法師が踊る部屋で
くべる物も無いままに灯る明かりをただ眺めている

72 :
晩酌
ちょっとだけ高級なスコッチを片手に
届かない星を見て一息吐ける
ろくでもない日々をフィルターに通して
フライパンで軽く炒ってみれば
吐き出すに至らない程度の味わいだ
僕は馬鹿だから
踏まれた麦の芽を見て同情したり
年々内容量の減るポテトチップスに気付かなかったり
画鋲を踏んでから落としたことに気が付いたりして
そのくせ夜になると戸を叩く借金取りみたいな
もう遠い過去に置いてきた過ちから顔を背けて
ドアスコープを覗かずに耳を塞いでしまった
怒られているうちが花だよ、と
気味の悪い笑みを浮かべた人々の顔を
今更思い出そうとしても全部混ざって見知らぬ他人
あの頃は良かったと思える記憶は食べ尽くし
虫食いの基礎に立脚した未来は
光の差さない万華鏡のようだ
筒は回るし欠片はシャラリシャラリと騒ぎはするが
綺麗な模様を描きはしない
それでも少しだけ高いスコッチ片手に
葉を落とした木木が手を伸ばす空を見上げて
僕は馬鹿だから
焦げたさっきを喉に突っ返させながら
明日にほんの少しだけ期待してみたりしている

73 :
↑ちょっと泣いた ありがとう

74 :
ありがとう
夜想
すとんと抜ける空の月の下
空っぽの胃の蠕動が余計に寒く
歩きなれた道から少し外れて
それだけなのにもう迷っている
車の轍は細く
人の足跡は見えず
二本の線が微かに遠くで交わる
ただそう見えるだけなのに
触れ合った記憶だけを書き留めて
束ねた紙片を
書庫に投げておけば詩集に見える
ここには前も来た
いつ出たのかは忘れた
迷子になる度に思い出すのはここだ
広くも無く蔵書も偏りがちで
端のストーブに火が灯っているのを見たことが無い
机の落書きは重なりすぎて見失い
椅子は脚が歪みガタガタと心許無い
手に取った本は殆ど虫に食われて
代わりに夜の度に降り注ぐ月光が染み付いて
化石の陳列棚は仄かに燐光を発する
その生き物から奪った熱で輝く宝石を
ただの排泄物だと指差されることを
私は恐れている

75 :12/01/16
低温注意報
玄関の隙間から傍若無人に
立て付けの悪い戸棚をカタカタと
ノック代わりに襟首を掴んで強請り立て
集まる視線一つ一つに冷気を伝え
テーブルの紅茶が青褪める
帝国軍人の様な統率力と
円周率の様な突拍子の無さで
熟練の農家も帽子を脱がざる得ない手際で
舐め取られたお皿の如くに一面凍り
空は確かに地に落ちて
翼無き私たちの足元は覚束ず
三人に一人はケツを冷やして腰痛もちで
五人に一人は帽子の代わりにタンコブを携え
七人に一人は意識不明で救急車を待っている
そして一人に一人は嵌め損ねた手袋を夢見ている
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