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2012年3月名言・格言28: ◎●○三島由紀夫の名言・格言○●◎ (804)
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◎●○三島由紀夫の名言・格言○●◎
- 1 :
- 三島由紀夫(本名、平岡公威)
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/b/bf/Yukio_Mishima_1931.gif
http://image.rakuten.co.jp/auc-artis/cabinet/s-2540.jpg
http://www.c21-smica.com/blog_century21_nobu/img_1596165_27088893_0.jpg
大正14年(1925年)1月14日、東京都四谷区(新宿区)永住町2に
父・平岡梓(元農林省水産局長)、母・倭文重の長男として誕生。
昭和45年(1970年)11月25日、自衛隊市ヶ谷駐屯地にて割腹自決。
http://www.geocities.jp/kyoketu/61052.html
檄文 三島由紀夫
http://www.geocities.jp/kyoketu/61051.html
演説文 三島由紀夫
- 2 :
- 真の芸術家は招かれざる客の嘆きを繰り返すべきではあるまい。
彼はむしろ自ら客を招くべきであらう。
自分の立脚点をわきまへ、そこに立つて主人役たるべきであらう。
三島由紀夫「招かれざる客」より
- 3 :
- 偉大なる戯曲がさうであるやうに、偉大な文学も亦、独白に他ならぬ。
三島由紀夫「招かれざる客」より
- 4 :
- いかに孤独が深くとも、表現の力は自分の作品ひいては自分の存在が何ものかに叶つてゐると
信ずることから生れて来る。自由そのものの使命感である。
では僕の使命は何か。僕を強ひて死にまで引摺つてゆくものがそれだとしか僕には言へない。
そのものに対して僕がつねに無力でありただそれを待つことが出来るだけだとすれば、
その待つこと、その心設(こころまう)け自体が僕の使命だと言ふ外はあるまい。
僕の使命は用意することである。
三島由紀夫「招かれざる客」より
- 5 :
- 悪意は善意ほど遠路を行くことはできない
三島由紀夫「潮騒」より
- 6 :
- 男は気力や。気力があればええのや。
三島由紀夫「潮騒」より
- 7 :
- 芸術が純粋であればあるほどその分野をこえて他の分野と交流しお互に高めあふものである。
演劇的批判にしか耐へないものは却つて純粋に演劇的ですらないのである。
三島由紀夫「宗十郎覚書」より
- 8 :
- 小説の世界では、上手であることが第一の正義である。
ドストエフスキーもジッドもリラダンも、先づ上手だから正義なのである。
三島由紀夫「上手と正義(舟橋聖一『鵞毛』評)」より
- 9 :
- 女の部屋は一度ノックすべきである。しかし二度ノックすべきぢやない。
さうするくらゐなら、むしろノックせずに、いきなりドアをあけたはうが上策なのである。
女といふものは、いたはられるのは大好きなくせに、顔色を窺はれるのはきらふものだ。
いつでも、的確に、しかもムンズとばかりにいたはつてほしいのである。
三島由紀夫「複雑な彼」より
- 10 :
- 日本の女が全部ぬかみそに手をつつこむことを拒否したら、日本ももうおしまひだ。
三島由紀夫「複雑な彼」より
- 11 :
- 全然愛してゐないといふことが、情熱の純粋さの保証になる場合があるのだ。
三島由紀夫「絹と明察」より
- 12 :
- 若さが幸福を求めるなどといふのは衰退である。
若さはすべてを補ふから、どんな不自由も労苦も忍ぶことができ、かりにも若さが
おのれの安楽を求めるときは、若さ自体の価値をないがしろにしてゐるのである。
三島由紀夫「絹と明察」より
- 13 :
- 自由やと?平和やと?そないなこと皆女子(おなご)の考へや。
女子の嚔(くさめ)と一緒や。男まで嚔をして、風邪を引かんかつてええのや。
三島由紀夫「絹と明察」より
- 14 :
- 美人の定義は沢山着れば着るほどますます裸かにみえる女のことである。
三島由紀夫「家庭」より
- 15 :
- 若い女といふものは誰かに見られてゐると知つてから窮屈になるのではない。
ふいに体が固くなるので、誰かに見詰められてゐることがわかるのだが。
三島由紀夫「白鳥」より
- 16 :
- 童話とは人間の最も純粋な告白に他ならないのである。
三島由紀夫「川端氏の『抒情歌』について」より
- 17 :
- 無秩序が文学に愛されるのは、文学そのものが秩序の化身だからだ。
三島由紀夫「恋する男」より
- 18 :
- 人間が或る限度以上に物事を究めようとするときに、つひにはその人間と対象とのあひだに
一種の相互転換が起り、人間は異形に化するのかもしれない。
三島由紀夫「三熊野詣」より
- 19 :
- あまりに強度の愛が、実在の恋人を超えてしまふといふことはありうる。
三島由紀夫「班女について」より
- 20 :
- 美人が八十何歳まで生きてしまつたり、醜男が二十二歳で死んだりする。
まことに人生はままならないもので、生きてゐる人間は多かれ少なかれ喜劇的である。
三島由紀夫「夭折の資格に生きた男――ジェームス・ディーン現象」より
- 21 :
- 愛するといふことにかけては、女性こそ専門家で、男性は永遠の素人である。
男は愛することにおいて、無器用で、下手で、見当外れで、無神経、蛙が陸を走るやうに
無恰好である。どうしても「愛する」コツといふものがわからないし、要するに、
どうしていいかわからないのである。先天的に「愛の劣等生」なのである。
そこへ行くと、女性は先天的に愛の天才である。どんなに愚かな身勝手な愛し方をする女でも、
そこには何か有無を言わせぬ力がある。
三島由紀夫「愛するといふこと」
- 22 :
- 大ていわれわれが醜いと考へるものは、われわれ自身がそれを醜いと考へたい必要から
生れたものである。
三島由紀夫「手長姫」より
- 23 :
- 小肥りのした体格、福徳円満の相、かういふ相は人相見の確信とはちがつて、しばしば
酷薄な性格の仮面になる。
三島由紀夫「手長姫」より
- 24 :
- 老夫妻の間の友情のやうなものは、友情のもつとも美しい芸術品である。
三島由紀夫「女の友情について」より
- 25 :
- ほんたうの誠実さといふものは自分のずるさをも容認しません。
自分がはたして誠実であるかどうかについてもたえず疑つてをります。
三島由紀夫「青春の倦怠」より
- 26 :
- 初恋に勝つて人生に失敗するのはよくある例で、初恋は破れる方がいいといふ説もある。
三島由紀夫「冷血熱血」より
- 27 :
- 詩人とは、自分の青春に殉ずるものである。青春の形骸を一生引きずつてゆくものである。
詩人的な生き方とは、短命にあれ、長寿にあれ、結局、青春と共に滅びることである。
三島由紀夫「佐藤春夫氏についてのメモ」より
- 28 :
- 自在な力に誘はれて運命もわが手中にと感じる時、却つて人は運命のけはしい斜面を
快い速さで辷りおちつゝあるのである。
三島由紀夫「軽王子と衣通姫」より
- 29 :
- どんな世の中にならうとも、女の美しさは操の高さの他にはないのだ。
男の値打も、醜く低い心の人たちに屈しない高い潔らかな精神を保つか否かにあるのだ。
さういふ磨き上げられた高い心が、結局永い目で見れば、世のため人のために何ものよりも役立つのだ。
三島由紀夫「人間喜劇」より
- 30 :
- 小説家は人間の心の井戸掘り人足のやうなものである。
井戸から上つて来たときには、日光を浴びなければならぬ。体を動かし、思ひきり
新鮮な空気を呼吸しなければならぬ。
三島由紀夫「文学とスポーツ」より
- 31 :
- われわれが美しいと思ふものには、みんな危険な性質がある。
温和な、やさしい、典雅な美しさに満足してゐられればそれに越したことはないのだが、
それで満足してゐるやうな人は、どこか落伍者的素質をもつてゐるといつていい。
三島由紀夫「美しきもの」より
- 32 :
- ある女は心で、ある女は肉体で、ある女は脂肪で夫を裏切るのである。
三島由紀夫「反貞女大学」より
- 33 :
- 愛から嫉妬が生まれるやうに、嫉妬から愛が生まれることもある。
三島由紀夫「反貞女大学」より
- 34 :
- 軽蔑とは、女の男に対する永遠の批評なのであります。
三島由紀夫「反貞女大学」より
- 35 :
- 芸術家といふのは自然の変種です。
三島由紀夫「反貞女大学」より
- 36 :
- 女性はそもそも、いろんな点でお月さまに似てをり、お月さまの影響を受けてゐるが、
男に比して、すぐ肥つたりすぐやせたりしやすいところもお月さまそつくりである。
三島由紀夫「反貞女大学」より
- 37 :
- ちやうど年寄りの盆栽趣味のやうに、美といふものは洗練されるにつれて、一種の畸型を求めるやうになる。
三島由紀夫「反貞女大学」より
- 38 :
- 小説でも、絵でも、ピアノでも芸事はすべてさうだがボクシングもさうだと思はれるのは、
練習は必ず毎日やらなければならぬといふことである。
三島由紀夫「ボクシング・ベビー」より
- 39 :
- 青春の特権といへば、一言を以てすれば、無知の特権であらう。
三島由紀夫「私の遍歴時代」より
- 40 :
- 男が女より強いのは、腕力と知性だけで、腕力も知性もない男は、女にまさるところは一つもない。
三島由紀夫「第一の性」より
- 41 :
- 「足が地につかない」ことこそ、男性の特権であり、すべての光栄のもとであります。
三島由紀夫「第一の性」より
- 42 :
- 動物になるべきときにはちやんと動物になれない人間は不潔であります。
三島由紀夫「第一の性」より
- 43 :
- 変はり者と理想家とは、一つの貨幣の両面であることが多い。
どちらも、説明のつかないものに対して、第三者からはどう見ても無意味なものに対して、
頑固に忠実にありつづける。
三島由紀夫「第一の性」より
- 44 :
- ↓↓↓これが、日本の参政権を要求している在日の思想です。こんな奴らに参政権とかありえません。↓↓↓
子供手当ての申請をした同胞に差別した公務員 2010-04-24
【投稿者】 同胞を差別する公務員は嫌い
つい先日、兵庫県尼崎市に暮らされる同胞が、タイ国に残す、実子のように愛情込めて育てられた養子554人分の子供手当て(約8600万円)を
申請したにもかかわらず拒否されたとのことです。これは人種差別ではないのでしょうか?
この子供手当ては、実子・養子の区別なく、条件を具備すれば本来認めらるはずのものです。そのため、同胞の中には世界中の孤児院を巡っては、
養子縁組により同手当ての恩恵を受け、前途ある子供の将来に希望を持たせようとしている者も多いと聞きます。中には、すでに数万人単位の
養子縁組を実現したという者もいるようです。にもかかわらず、今となって拒否するのは人種差別そのものではないでしょうか?
民主党代表にして内閣総理大臣の鳩山氏は、はっきりと「日本は日本人だけのものではない」と述べたはずです。だから、民潭および同胞が一団となり、
民主党を選挙で勝利に導いたのです。しかし、地方参政権の約束も果たさず、先ほどのような人種差別も改善されていないのは、本当に腹が立ちます。
民潭HP(削除済み)http://www.mindan.org/bbs/bbs_view.php?bbsid=9655&page=1&subpage=4037&sselect=&skey=
魚拓 http://megalodon.jp/2010-0424-0434-24/www.mindan.org/bbs/bbs_view.php?bbsid=9655&page=1&subpage=4037&sselect=&skey=
スクショ http://market-uploader.com/neo/src/1272052277474.jpg
- 45 :
- 日本的非合理の温存のみが、百年後世界文化に貢献するであらう。
平岡公威(三島由紀夫)「戦後語録」より
- 46 :
- 流れる目こそ流されない目である。変様にあそぶ目こそ不変を見うべき目である。
わたしはかゞやく変様の一瞬をこの目でとらへた。おお、永遠に遁(に)げよ、そして
永遠にわたしに寄添うてあれ。
平岡公威(三島由紀夫)「戦後語録」より
- 47 :
- 人間が為し得る発見は、あらゆる場合、宇宙のどこかにすでに完成されてゐるもの――
すでに完全な形に用意されてゐるものの模写にすぎない
平岡公威(三島由紀夫)「廃墟の朝」より
- 48 :
- 愛情の裏附のある鋭い批評ほど、本当の批評はありません。
さういふ批評は、そして、すぐれた読者にしかできないので、はじめから冷たい批評の
物差で物を読む人からは生れません。
三島由紀夫「作品を忘れないで……人生の教師ではない私――読者への手紙」より
- 49 :
- ある小説がそこに存在するおかげで、どれだけ多くの人々が告白を免かれてゐることであらうか。
三島由紀夫「小説とは何か」より
- 50 :
- 空虚な目標であれ、目標をめざして努力する過程にしか人間の幸福が存在しない。
三島由紀夫「小説家の息子」より
- 51 :
- 相容れないものが一つになり、反対のものがお互ひを照らす。それがつまり美といふものだ。
陽気な女の花見より、悲しんでゐる女の花見のはうが美しい。
三島由紀夫「熊野」より
- 52 :
- 世界が虚妄だ、といふのは一つの観点であつて、世界は薔薇だ、と言ひ直すことだつてできる。
三島由紀夫「『薔薇と海賊』について」より
- 53 :
- 人が愛され尽した果てに求めることは、恐れられることだ。
三島由紀夫「芥川比呂志の『マクベス』」より
- 54 :
- 無神論も、徹底すれば徹底するほど、唯一神信仰の裏返しにすぎぬ。
無気力も、徹底すれば徹底するほど、情熱の裏返しにすぎぬ。
近ごろはやりの反小説も、小説の裏返しにすぎぬ。
三島由紀夫「川端康成氏再説」より
- 55 :
- かういふ箇所(自然描写)で長所を見せる堀氏は、氏自身の志向してゐたフランス近代の
心理作家よりも、北欧の、たとへばヤコブセンのやうな作家に近づいてゐる。
人は自ら似せようと思ふものには、なかなか似ないものである。
三島由紀夫「現代小説は古典たり得るか 『菜穂子』修正意見」より
- 56 :
- たとへば情熱、たとへば理想、たとへば知性、……何でもかまはないが、人間によつて
価値づけられたもののかういふ体系を、誰も抜け出すことができない。
逆を行けば裏返しになるだけのことだ。
三島由紀夫「川端康成再説」より
- 57 :
- 芸術家肌の作家ほど、作品世界の調和と統一に敏感であり、又これを裏目から支える風土の問題に敏感である。
三島由紀夫「川端康成の東洋と西洋」
- 58 :
- 悲しいことに、われわれは、西欧を批評するといふその批評の道具をさへ、西欧から
教はつたのである。西洋イコール批評と云つても差支へない。
三島由紀夫「川端康成の東洋と西洋」より
- 59 :
- 自分を理解しない人間を寄せつけないのは、芸術家として正しい態度である。
芸術家は政治家ぢやないのだから。
三島由紀夫「谷崎朝時代の終焉」より
- 60 :
- 男子高校生は「娘」といふ言葉をきき、その字を見るだけで、胸に甘い疼きを感じる筈だが、
この言葉には、あるあたたかさと匂ひと、親しみやすさと、MUSUMEといふ音から来る
何ともいへない閉鎖的なエロティシズムと、むつちりした感じと、その他もろもろのものがある。
プチブル的臭気のまじつた「お嬢さん」などといふ言葉の比ではない。
三島由紀夫「美しい女性はどこにいる」より
- 61 :
- アメリカでは、成功者や金持は決して自由ではない。従つて、「最高の自由」は、
わびしさの同義語になる。
三島由紀夫「芸術家――グリニッチ・ヴィレッジの午後」より
- 62 :
- 芸術上の創造行為は存在そのものからは生れて来ない。
自ら美しく生きようと思つた芸術家は一人もゐなかつたので、美を創ることと、
自分が美しく生きることとは、まるで反対の事柄である。
三島由紀夫「女が美しく生きるには」より
- 63 :
- 生の充溢感と死との結合は、久しいあひだ私の美学の中心であつたが、これは何も浪漫派に限らず、
芸術作品の形成がそもそも死と闘ひ死に抵抗する営為なのであるから、死に対する媚態と
死から受ける甘い誘惑は、芸術および芸術家の必要悪なのかもしれないのである。
三島由紀夫「日記」より
- 64 :
- 愛はみんな怖しいんですよ。愛には法則がありませんから。
三島由紀夫「班女」より
- 65 :
- 女の批評つて二つきりしかないぢやないか。
「まあすてき」「あなたつてばかね」この二つきりだ。
三島由紀夫「邯鄲」より
- 66 :
- 男性は、安楽を100パーセント好きになれない動物だ。また、なつてはいけないのが男である。
三島由紀夫「あなたは現在の恋人と結婚しますか?」より
- 67 :
- 裏切りは、かならずしも悪人と善人のあひだでおこるとはかぎらない。
三島由紀夫「あなたは現在の恋人と結婚しますか?」より
- 68 :
- 世間ではどんなに英雄的に見える男でも、家庭では甲羅ぼしをするカメのやうなものである。
“男性を偶像化すべからず”職場での彼、デート中の彼から70%以上の魅力を差し引いたものが、
家庭での彼の姿。
三島由紀夫「あなたは現在の恋人と結婚しますか?」より
- 69 :
- 芸術には必ず針がある。毒がある。この毒をのまずに、ミツだけを吸ふことはできない。
四方八方から可愛がられて、ぬくぬくと育てることができる芸術などは、この世に存在しない。
三島由紀夫「文学座の諸君への『公開状』――『喜びの琴』の上演拒否について」より
- 70 :
- しかし日本では、神聖、美、伝統、詩、それらのものは、汚れた敬虔な手で汚されるのではなかつた。
これらを思ふ存分汚し、果ては絞めしてしまふ人々は、全然敬虔さを欠いた、しかし
石鹸でよく洗つた、小ぎれいな手をしてゐたのである。
三島由紀夫「天人五衰」より
- 71 :
- 悪は時として、静かな植物的な姿をしてゐるものだ。結晶した悪は、白い錠剤のやうに美しい。
三島由紀夫「天人五衰」より
- 72 :
- 人間の美しさ、肉体的にも精神的にも、およそ美に属するものは、無知と迷蒙からしか
生れないね。知つてゐてなほ美しいなどといふことは許されない。
三島由紀夫「天人五衰」より
- 73 :
- 目ざめてゐるときは自分の意志を保ち、否応なしに歴史の中に生きてゐる。
しかし自分の意志にかかはりなく、夢の中で自分を強いるもの、超歴史的な、あるひは
無歴史的なものが、この闇の奥のどこかにゐるのだ。
三島由紀夫「天人五衰」より
- 74 :
- 純粋で美しい者は、そもそも人間の敵なのだといふことを忘れてはいけない。
三島由紀夫「天人五衰」より
- 75 :
- 美は鶴のやうに甲高く啼く。その声が天地に谺してたちまち消える。
人間の肉体にそれが宿ることがあつても、ほんのつかのまだ。
三島由紀夫「天人五衰」より
- 76 :
- 一分一分、一秒一秒、二度とかへらぬ時を、人々は何といふ稀薄な生の意識ですりぬけるのだらう。
老いてはじめてその一滴々々には濃度があり、酩酊さへ具はつてゐることを学ぶのだ。
稀覯の葡萄酒の濃密な一滴々々のやうな、美しい時の滴たり。……さうして血が失はれるやうに
時が失はれてゆく。
三島由紀夫「天人五衰」より
- 77 :
- 意志とは、宿命の残り滓ではないだらうか。自由意志と決定論のあひだには、印度の
カーストのやうな、生れついた貴賤の別があるのではないだらうか。
もちろん賤しいのは意志のはうだ。
三島由紀夫「天人五衰」より
- 78 :
- 或る種の人間は、生の絶頂で時を止めるといふ天賦に恵まれてゐる。
三島由紀夫「天人五衰」より
- 79 :
- ……詩もなく、至福もなしに!これがもつとも大切だ。
生きることの秘訣はそこにしかないことを俺は知つてゐる。
三島由紀夫「天人五衰」より
- 80 :
- 日本で『育ちがいい』といふことは、つまり西洋風な生活を体で知つてゐるといふことだけの
ことなんだからね。純然たる日本人といふのは、下層階級か危険人物かどちらかなのだ。
これからの日本では、そのどちらも少なくなるだらう。
日本といふ純粋な毒は薄まつて、世界中のどこの国の人の口にも合ふ嗜好品になつたのだ。
三島由紀夫「天人五衰」より
- 81 :
- スポーツマンだといふと、莫迦だと人に思はれる利得がある。
三島由紀夫「天人五衰」より
- 82 :
- この世には実に千差万別な卑俗があつた。
気品の高い卑俗、白象の卑俗、崇高な卑俗、鶴の卑俗、知識にあふれた卑俗、学者犬の卑俗、
媚びに充ちた卑俗、ペルシア猫の卑俗、帝王の卑俗、乞食の卑俗、狂人の卑俗、蝶の卑俗、
斑猫の卑俗……、おそらく輪廻とは卑俗の劫罰だつた。
そして卑俗の最大唯一の原因は、生きたいといふ欲望だつたのである。
三島由紀夫「天人五衰」より
- 83 :
- 何かを拒絶することは又、その拒絶のはうへ向つて自分がいくらか譲歩することでもある。
譲歩が自尊心にほんのりとした淋しさを齎(もた)らすのは当然だらう。
三島由紀夫「天人五衰」より
- 84 :
- この世に一つ幸福があれば必ずそれに対応する不幸が一つある筈だ
三島由紀夫「天人五衰」より
- 85 :
- 人間は自分より永生きする家畜は愛さないものだ。
三島由紀夫「天人五衰」より
- 86 :
- この世には幸福の特権がないやうに、不幸の特権もないの。悲劇もなければ、天才もゐません。
あなたの確信と夢の根拠は全部不合理なんです。
もしこの世に生れつき別格で、特別に美しかつたり、特別に悪(わる)だつたり、
さういふことがあれば、自然が見のがしにしておきません。
三島由紀夫「天人五衰」より
- 87 :
- 老いは正(まさ)しく精神と肉体の双方の病気だつたが、老い自体が不治の病だといふことは、
人間存在自体が不治の病だといふに等しく、しかもそれは何ら存在論的な病ではなくて、
われわれの肉体そのものが病であり、潜在的な死なのであつた。
衰へることが病であれば、衰へることの根本原因である肉体こそ病だつた。
肉体の本質は滅びに在り、肉体が時間の中に置かれてゐることは、衰亡の証明、
滅びの証明に使はれてゐるこに他ならなかつた。
三島由紀夫「天人五衰」より
- 88 :
- 生きることは老いることであり、老いることこそ生きることだつた。
三島由紀夫「天人五衰」より
- 89 :
- 書き込み方がわからない
- 90 :
- 僕らは嘗て在つたもの凡てを肯定する。そこに僕らの革命がはじまるのだ。
僕らの肯定は諦観ではない。僕らの肯定には残酷さがある。
――僕らの数へ切れない喪失が正当を主張するなら、嘗ての凡ゆる獲得も亦正当である筈だ。
なぜなら歴史に於ける蓋然性の正義の主張は歴史の必然性の範疇をのがれることができないから。
僕らはもう過渡期といふ言葉を信じない。
一体その過渡期をよぎつてどこの彼岸へ僕らは達するといふのか。僕らは止められてゐる。
僕らの刻々の態度決定はもはや単なる模索ではない。
時空の凡ゆる制約が、僕らの目には可能性の仮装としかみえない。
僕らの形成の全条件、僕らをがんじがらめにしてゐる凡ての歴史的条件、――そこに僕らは
たえず僕らを無窮の星空へ放逐しようとする矛盾せる熱情を読むのである。
決定されてゐるが故に僕らの可能性は無限であり、止められてゐるが故に僕らの飛翔は
永遠である。
三島由紀夫「わが世代の革命」より
- 91 :
- 新らしさが「発見」であるとするならば、発見ほど既存を強く意識させるものはない筈だ。
発見は「既存」の革命であるが、それは既存そのものの本質的な変化ではなく、既存の
現象的相対的変化に他ならない。既存の革命といふよりも、既存の意味の革命といふべきだ。
三島由紀夫「わが世代の革命」より
- 92 :
- 我々の最も陥りやすい信仰の誤謬は、存在そのものを信仰してゐるつもりで
その存在の可能性のみを信仰してゐることに存する
三島由紀夫「わが世代の革命」より
- 93 :
- 新らしい時代を築かうとする若年には夭折の運命がある。
神の国を後にした古事記の王子(みこ)たちは、凡て若くして刃に血ぬられた。
彼等と共に矜り高くその道を歩むことを、恐らく僕らの運命も辞すまい。
三島由紀夫「わが世代の革命」より
- 94 :
- 五十歳の美女は二十歳の美女には絶対にかなはない。
美女と醜女とのひどい階級差は、美男と醜男との階級差とは比べものにならない。
三島由紀夫「をはりの美学 美貌のをはり」より
- 95 :
- 手紙は遠くからやつてきた一つの小舟です。
三島由紀夫「をはりの美学 手紙のをはり」より
- 96 :
- 個性とは何か?
弱味を知り、これを強味に転じる居直りです。
三島由紀夫「をはりの美学 個性のをはり」より
- 97 :
- 私は「私の鼻は大きくて魅力的でしよ」などと頑張つてゐる女の子より、美の規格を
外れた鼻に絶望して、人生を呪つてゐる女の子のはうを愛します。
それが「生きてゐる」といふことだからです。
三島由紀夫「をはりの美学 個性のをはり」より
- 98 :
- 感傷といふものが女性的な特質のやうに考へられてゐるのは明らかに誤解である。
感傷的といふことは男性的といふことなのだ。
三島由紀夫「青の時代」より
われわれは、なかなかそれと気がつかないが、自分といちばん良く似てゐる人間なるがゆゑに、
父親を憎たらしく思ふのである。
三島由紀夫「青の時代」より
- 99 :
- 男性は本質を愛し、女性は習慣を愛する
三島由紀夫「青の時代」より
凡ゆる愛国心にはナルシスがひそんでゐるので、凡ゆる愛国心は美しい制服を必要とする
三島由紀夫「青の時代」より
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