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2012年3月ニュー速VIP397: ツンデレにこれって間接キスだよなって言ったら652.5 (234) TOP カテ一覧 スレ一覧 2ch元 削除依頼
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ツンデレにこれって間接キスだよなって言ったら652.5


1 :12/03/31
◆このスレは何?
ツンデレの妄想でひたすら萌え続ける場です。どんな形でもいいのでアナタのツンデレ妄想を垂れ流してください。
◆前スレ
ツンデレにこれって間接キスだよなって言ったら652.4
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1333101694/
◆過去ログ置き場
http://www.tndr.info/
◆Wiki(過去ログ置き場以前の過去ログ・更新停止中のまとめ等もwiki参照)
http://www45.atwiki.jp/viptndr/pages/1.html
◆ツンデレにこれって間接キスだよなって言ったら 専用掲示板
http://jbbs.livedoor.jp/computer/21510/
◆うpろだ
http://tunder.ktkr.net/up/
http://www.pic.to/ (携帯用)
◆お題作成機
http://f3.aaa.livedoor.jp/~fake/odai/sel.cgi
http://masa.s23.xrea.com/
http://maboshi.yh.land.to/tundere/
◆規制中の人向け、レス代行依頼スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/computer/21510/1275069975/

2 :12/03/31
◆ツンデレって何?
「普段はツンツン、二人っきりの時は急にしおらしくなってデレデレといちゃつく」ようなタイプのキャラクターのこと。
◆このスレでよく使われる人物設定
男:デフォルトネームは別府タカシ。ツンデレに色々したりされたりする。
アッパー:デフォルトネームは椎水かなみ。感情表現豊かな基本形。
ダウナー:デフォルトネームはちなみ。ローテンションで「……」を多用して喋る。
お嬢:デフォルトネームは神野りな。お嬢様口調。というかお嬢様。
老成:デフォはまつり。「纏」と書く。わしは?じゃのう等、古風かつジジ臭い言い回しをする。
尊大:デフォはみこと。「尊」と書く。自信に満ちあふれたような、偉ぶった言い回しをする。
関西:デフォはいずみ。関西弁で喋る。
ボクっ娘:ボクっ娘ツンデレ。一人称「ボク」。デフォルトネームは決まっていない。
勝気:気の強い男勝りツンデレ。デフォルトネームは決まってい(ry
無表情:無表情ツンデレ。デフォルトネームは決まっ(ry
中華:中華系ツンデレ。「??アル」といった言い回しをする。デフォルトネームは決(ry
幽霊:幽霊ツンデレ。憑依したりする。アッパーだったりダウナーだったりする。デフォルトネームは(ry
山田:クラスメイトとして使われることが多い。いわゆる友人A。なぜかVIPPER口調で描かれがち。
友子:クラスメイトとして使われる事が多い友人B。好奇心が強かったり世話好きだったりいろいろ。
※名前の由来などについてはまとめサイト参照
・上記の名前や設定はあくまでデフォルト。
・投下許可は求めなくていいですが、長編SSについては、投下前に宣言をしていただけると他のSSとのごちゃ混ぜ防止になるのでスレに優しいです。
・書き上がってから一斉投下してね。 書きながら投下はイクナイ。
・感想レスは励みになるので大歓迎。
・投下のタイミングは自分で見計らおう。投下直前にはリロードを心がけよう。
・もしスルーされても泣かないこと。
・投下後に殊更に感想を求めたり、レスが付かないからって自虐したりすると、ツンデレに嫌われます。
・みんなも多少のことは大目に見てスルーしよう。

3 :12/03/31
久し振りに立てたから、何か不備があったらスマン

4 :12/03/31
長い、二行で

5 :12/03/31
いちおつ

6 :12/03/31
ほしゅ

7 :12/03/31
まだ人いないけど
早速7レス投下

8 :12/03/31
・ツンデレが一人暮らしを始めるための部屋探しを男に付き合わせたら〜前編〜
 ピンポンピンポンピンポーン!!
 チャイムの速射音に、俺は居留守を諦めてベッドから下りる。
「ったく…… 諦め悪い客だな。どうせセールスか宗教だろうに……」
 スウェットの上下だが、一応人前に出れる格好であるのは確認して、髪にブラシだけ
当ててから、俺は玄関に出る。
「何だよ。ウチは新聞も宗教の勧誘も間に合ってるんだけど」
『遅いですわっ!!』
 文句言いつつドアを開けると、いきなり、ハイトーンの高圧的なボイスが俺の耳を右
から左に直撃した。
『うら若き乙女を寒空の下で何分も待たせるだなんて、一体どういう神経してますの?
あなたは!! わたくしが風邪でも引いたら、どう責任をとるおつもり?』
「った〜〜〜〜〜……」
 キーンと鳴る耳を押さえつつ、俺はハイトーンボイスの主を見た。俺の顔より丁度一
個下くらいのところに、波打つ金色のウェーブの髪を持った女性が、俺を物凄い形相で
睨み付けている。
「何の用ですか? ここは若い女の子が来るような場所じゃないんだけど」
 そう断りつつ、顔を見て俺はその子が、自分の知り合いである事に気付いた。慌てて
付け加える。
「って、神野じゃねーか。一体何やってんだ? こんな所で」
『何やってるも何もありませんわ。こんなむさ苦しそうな場所に来る理由なんて一つし
かありませんもの』
 毅然とした顔で俺の質問への答えをワザとらしくもったいぶってみせる。俺に当てて
みろと、そういう事なんだろう。短絡的に、思いついた事を俺は、そのまま口に乗せた。
「……俺に、会いに来た?」
『そうですわ。だというのに貴方ときたら、散々待たせた挙句に素気無い対応で、しか
も客を迎えるには余りにもだらしないその格好。一体どういうおつもりですの?』
「セールスか宗教の勧誘かと思ったんだよ。大体、アポもなしでやって来て、格好をちゃ
んとしろもクソもないだろ」

9 :12/03/31
『不意の来客というものはいつだってあるものですわ。そんなむさ苦しい格好をして過
ごしている事自体が、貴方の品性を疑います』
 俺は舌打ちしつつ、憤慨している神野を見やった。これでも一応、彼女は俺の一つ下。
つまりは高校の後輩なのだ。何の因果か俺が会長を務めることになってしまった生徒会
に、書記として入ってきて以来の縁である。
「学生一人暮らしに一体誰がどんな用で来るってんだよ? 大体、来るなら来るで前も
って携帯に連絡くらいしてくれ。そしたら、着替えと掃除くらいしたのによ」
 俺だって女の子の前に出るならそれくらいの格好くらいはするのに、と、内心こっそ
りと愚痴る。神野は口も性格も悪いが、美人でスタイルも良く、良いトコのお嬢様らし
く、オシャレである。出来るなら俺だってこんな格好で出たくはなかったのだ。
『電話ならしましたわ』
 ブスッと不満気な神野の言葉に、俺は思わず聞き返した。
「は?」
『だから電話ならしましたわ。前に貴方から、生徒会の連絡用に番号は教えて貰いまし
たもの。でも、何度かけても繋がらなかったんですわよ。一体どういうつもりでわたく
しからの電話を拒否していたのか、その理由もとっくりとお伺い致しますわ』
 意のこもった目で睨まれて、俺は慌てて弁解を始めた。
「待て待て。こっちには誰からも電話なんて掛かってきてないぞ。ホントに。お前、間
違って別の人に電話したりとかしてないだろうな?」
『そんな事ありませんわ。ちゃんとスマホの電話帳で確認して電話しましたもの。貴方
こそ、まさかわたくしに断わりもなく電話番号を変更なさったりしていないでしょうね?』
 自慢げに胸を逸らしつつ答える神野から、俺は視線を逸らした。無論、春先だという
のに胸元を大きく開けた服を着て、しかもこれ見よがしに強調するポーズを取ったからである。
「アホか。今時キャリア変えたって電話番号変わんないのに、何でいちいち変える必要
あるんだよ。不便なだけだろうが」
『だって、わたくしが何度掛けても繋がりませんのよ。すぐに切れてしまって…… キ
チンと番号も確かめて掛けているのに、絶対におかしいですわよ。ということは貴方の
せいに決まってますわ』
 何がという事なのかサッパリ分からない。つまり、神野からすれば、自分には絶対に
非が無いから俺が悪いに決まっているという俺様理論なのだろう。

10 :12/03/31
「別に俺は、何もやってないぞ。そもそも、登録が間違ってるという可能性は……ない
な。最初にお前の携帯に入れたのって、俺だったし」
 番号を伝えようとしたら、めんどくさいからやっておいて貰えません?の一言で、自
分で神野の携帯電話帳に登録したのを、思い出す。しかし、なら何で繋がらないのか?
神野の言葉を思い出しつつ原因を探ってみると、俺はふと、ある事に引っ掛かった。
「ちょっと待て、神野。お前、電話ってどこからした?」
『当然、家からに決まってますわ。電話をするのに、いちいち外へ出る意味が分かりませんもの』
「悪い、聞き方が悪かった。どこの電話から俺の携帯に掛けた?」
 引っ掛かったのは、スマホの電話帳で確認したという一言だ。スマホから直接掛けて
いれば、いちいち電話番号を確認する必要はないはずだ。そして俺の予想は的中した。
『家の電話に決まっているでしょう? 自分の部屋に専用の電話がありますのに、何で
わざわざ掛けづらいスマホから掛けなければなりませんの? 意味が分かりませんわ』
「それでか。やっと理由が分かった」
 頷くと、神野が不満気に睨み付けて来た。
『何を自慢げに自分一人で納得していらっしゃいますの? さっさとわたくしにも説明なさい』
 苛立たせるとさらに始末が悪い事になるので、俺は慌てて説明を始める。
「ああ、悪い。俺、携帯の設定でさ。電話帳に登録してある人以外からの電話は着信拒
否にしてあるから。知り合い以外からの電話なんて間違い電話か変に怪しい電話しかないんで」
『だったら何でわたくしの自宅の電話番号を登録しておきませんのっ!! 本当に使え
ませんわね。貴方と来たら』
「だって、神野の自宅の電話番号なんて教えて貰ってないし」
 携帯の電話番号だって、女性に電話番号を聞くとは何事だとか、変な電話はしないで
しょうねとか、散々ごねられて、副会長以下他の女子にも説得されてやっと登録出来た
くらいなのだ。自宅の電話番号なんて聞ける訳もない。
「まあ、必要だったら教えてくれよ。そうすれば今度はちゃんと出るからさ」
 今後理不尽に詰られないためにそう聞くも、神野は即座に否定した。
『いいえ。もう必要ありませんわ』
 轟然と偉そうに胸をそびやかし、ワザとらしく溜めを作ってから、彼女は後を続けた。
『だってわたくし…… 春から一人暮らしするんですもの』
「へえ。箱入り娘の神野がねえ。よく親父さんが許可してくれたな」

11 :12/03/31
いちおつ

12 :12/03/31
 素直な感想を漏らすと、神野はいかにもワザとらしく、演技たっぷりに答えを返してきた。
『ええ。お父様には反対されましたわ。でもわたくしも春からは大学生ですもの。成人
し、立派な大人として社会に出て独り立ちするためも、いつまでも親に甘えてばかりい
られませんと説得したら、最後には認めていただけましたわ』
「ふぅん。ま、可愛い娘には旅させろって言うしな。そうか。神野も春から大学生だもんな」
 うんうんと感心したように頷くと、何故か神野は不満気に唇を尖らせた。
『そういう子供扱いするような言い方は止めていただけませんこと? 貴方にバカにさ
れているみたいで、非常に不愉快ですわ』
「いやいや。一年間の時の流れの速さを実感してただけで、別にバカにしたりはしてな
いさ。で、どこの大学行くんだ?」
 神野の不満にまともに付き合うと、延々と不毛な言い合いが続くのは分かっているの
で、俺はさっさと話題を切り替えた。すると普段は自信満々な神野が、珍しく言いづら
そうに戸惑った顔を見せつつ視線を逸らした。
「どうした? お前の事だから、A女学院とか有名どころに入るかと思ってたが、もし
かして、第一志望に落ちていささかランクの落ちる大学に入ったとか?」
『わたくしが受験に失敗するはずありませんわ!! 貴方みたいな平々凡々な人間と一
緒にしないでくださいません?』
「いや。俺はちゃんと第一志望にストレートで合格したんだが」
 ツッコミを入れると、神野は悔しそうな表情を浮かべた。
『も……ものの例えですわっ!! とにかく、わたくしはちゃんと、第一志望の大学に
合格しています。受験に失敗したなどと、失礼な事をおっしゃるのは止めていただきたいですわ』
 それは第一志望に合格出来なかった全国の受験生に対して失礼ではなかろうかなどと
内心思いつつ、俺は話を進める。
「神野が答えづらそうにしてたからだろ? 第一志望に受かったんなら、もっと偉そう
に答えればいいじゃん」
 俺の指摘に、神野はムッとした顔をしてまた視線を逸らすが、今度はボソボソと小さ
な声で答えた。
『……N大学の商学部……ですわ……』
「マジ? それって俺と同じ大学じゃん。つーか、学部まで一緒かよ」
『そうなんですの!?』

13 :12/03/31
 俺の驚いた声に合わせるように、神野も驚いた声を出す。しかし、その態度に俺は何
故か違和感を感じざるを得なかった。
『冗談じゃありませんわ。貴方と同じ高校出身だと思うだけで吐き気が致しますのに……
いえ、それ以外は学校もお友達も素晴らしかったと思いますけど、せっかくの大学生活
もまた貴方と同じだなんて……あああ……何という事でしょう。ハァ……』
 うん。何というか神野が芝居がかったしゃべり方をするのはいつも通りだが、今回は
いつも以上にワザとらしさが漂う。何というか、ホントは知ってたんじゃないかと疑い
たくなる。
「何だよ。そんなに俺と一緒の大学が嫌なら、今からでも取り消すか? 入学金振り込
んじまった後だろうけど、お前の家の財力なら、大した額でもないだろ」
『いいえ。そんなお金の無駄遣いは出来ませんし、何よりもわたくしが一般入試で入っ
た努力を全て水泡に帰すような真似はしたくありませんもの』
 慌てて俺の意見を却下する辺りも、何となく怪しいと思う。
「じゃあ我慢するんだな。というか、お前、一般で入ったのか。お前の能力なら、推薦
でも十分行けたんじゃね?」
 ちょっと感心した事を口に出すと、神野はここぞとばかりに偉そうな態度を取ってみ
せた。
『わたくしが推薦を使うと、神野家というブランドイメージを利用してしまう事になり
ますもの。ちゃんと、自分の実力だけで出来る事を示したかったのですわ』
「へー。まあ、前から思ってたけど、そうやって率先して努力を買う所は凄いよな。感心するぜ」
 俺が褒めると、神野の表情が僅かに緩んだ。どうやら嬉しかったらしい。しかし、す
ぐにツンケンした表情に戻ってしまう。
『でも、思ったほどわたくしの能力も大したことなかったと知ってガッカリですわ。と
いうか、貴方の事でしたから、もっと底辺の大学かと思ってましたのに』
「余計なお世話だ。これでも一応生徒会長やってたんだぞ? それなりの成績はキープしてたさ」
 どうにも昔から、神野は俺を実際以上に過小評価したがるきらいがあった。何故そん
なにも俺を下に見たがるのだろうかという疑問は、今になっても解消されていない。
『別に自慢になるような事でもありませんわ。とにかく、そういう訳ですので、今度か
らこの近くに住むことになりますわ』

14 :12/03/31
「なるほど。まあ、そこまでは分かったけど、何で俺んちに朝早くから押し掛けて来た
んだ? 大学に合格した報告とか、引越しの挨拶とか、そんなんじゃないよな?」
 長い脱線を経て、ようやく本題の質問に戻ることが出来た。するとまたしても神野は
ちょっと言いづらそうな態度を取る。しかし今度は俺が口を挟む前に意を決して、強気
な表情で顔を上げた。
『もちろん、そんな事をいちいち貴方にしに来る必要なんてありませんもの。わたくし
がここに来たのは、貴方にお願いがあっての事ですわ』
「俺に? お願い?」
 問い返すと、神野はコクリと頷いて、話を続けた。
『ええ、そうですわ。わたくしの……わたくしの、新居探しに、協力なさい』
「……は?」
 意図が分からず、俺は思わず変な声を出してしまう。それから慌てて、疑問を立て続
けに並べ始めた。
「ちょっと待て。何で俺が神野の部屋探しに付き合わなきゃならないんだよ? 大体、
そういうのって親御さんが一緒にやってくれたりするんじゃないのか? そもそも、お
前んちって不動産業もやってたろ。大手の」
『さっきも言いましたでしょう? 親に頼っていたら一人立ち出来ないと。ですから、
今回は、お金以外は一切お父様やお母様の力は借りないと決めましたの』
「まあ、そういう事ならそれはいいとしてだな。で、何で頼る相手が俺なんだよ? 理
由を言え。理由を」
『そんなもの、簡単ですわ。貴方が大学の近くに一人暮らししているからに決まってい
るじゃありませんの。部屋探しの経験もあるし、土地勘もあるでしょうから。わたくし
はこの見知らぬ土地で右も左も分かりませんのよ。助けるのが当然じゃありませんこと?』
 俺はつい、舌打ちして頭を掻いた。
「一体何で、俺がここに住んでることが分かったんだよ? そういえば、お前には住所
知らせるような物は何も送って無かったよな? 年賀状も実家だったし」
 どうにも怪しく思って問い質すと、神野は一瞬言葉に詰まったが、すぐに得意気な返
事をして来た。
『そんな事、神野家の調査能力を結集すれば、造作も無い事ですわ』
「なのに、俺が神野が入学する大学に通ってる事実は知らなかったのか」

15 :12/03/31
 どうにも引っ掛かっていた事を口に乗せると、目に見えて神野があたふたした。どう
もこれは知っていたクサい。
『そういう事もありますわっ!! とにかく、今から不動産屋さんに行って新居探しを
しますので、さっさと着替えて出かける準備をなさい。いいですわね?』
「待て待て。拒否権無しかよ? さっきお願いとか言ってなかったっけ?」
 もはや規定路線で話を進められていることに慌てて俺が止めると、神野は不遜な笑い
を浮かべて俺を見た。
『あら? 貴方がわたくしの頼みを断われる訳ありませんでしょう? 親兄弟の不幸で
もない限り、わたくしからのお願いは、全ての事に優先するはずですわ』
 どんだけ自分勝手なんだよと内心一人ごちるが、実際夕方のバイトまで予定が無いの
で仕方が無い。ゴロゴロしたかったなんて言ったら、即蹴飛ばされそうだ。
「仕方ねーな。じゃあ着替えるからちょっと待ってろ。すぐに済ます」
 玄関で待たせていたらまた文句言われそうだし、かといって部屋に上げるわけにもい
かないから、急いで準備しようと振り返った矢先にいきなり神野に裾を掴まれた。
『お待ちなさい』
「何だよ? さっさとやれって言ったのは神野だろ?」
『ええ。でも、貴方のダサい服装センスでは、わたくしがむしろ恥ずかしいですわ。ど
うせロクな服はないのでしょうけど、せめてわたくしのコーディネートで隣に並ぶに不
都合のない格好をさせてあげますわ』
 そしてヒールを脱ぐと、神野はさっさと先に立って部屋へと向かってしまう。一瞬呆
気に取られた俺だったが、すぐに我に返って制止した。
「ちょっと待て神野。散らかってるから、せめて片付けてからに――」
 しかし遅かった。部屋のドアを開け、中を見た神野は、近所迷惑もはばからずに絶叫を上げた。
『何ですのこの部屋はーっ!!』
続く
とりあえず風呂洗いほ

16 :12/03/31
風強いほ

17 :12/03/31
>>15
割り込みスマソ
後輩お嬢ktkr!

18 :12/03/31
おっとっと

19 :12/03/31
一旦ほ

20 :12/03/31
いちおつ
>>15今から読む

21 :12/03/31

纏「タカシ!」
夕「なんだ?」
纏「今から儂と遊ぶんじゃ!」
夕「悪いけどこれからかなみと映画に行くんだよ」
夕「また今度な」
纏「!!」
纏「映画とは……」
纏(映画とは、まるでデートなのじゃ…)
纏(そんなの…)
纏「タカシ!」
夕「なんだ?」

22 :12/03/31
纏「今から儂と映画に行くんじゃ!」
夕「だからこれからかなみと行くんだって…」
纏「だーめーじゃ!かなみとは断るべきじゃ!」
夕「また今度行ったるからさ」
纏「むぅ…………」
纏「…タカシはどうしてもかなみと遊びたいのかえ?」
夕「別にどうしてもってほどでもないけど…」
纏「なら儂と…」
夕「まつりはなんでそんな俺と遊びたいんだよ」
夕「いつもは俺を罵倒してるくせに」
纏「それは…」

23 :12/03/31
纏「み、みんなを誘っても断れたからじゃ」
纏「別にタカシと遊びたいわけじゃないんじゃもん!」
纏「か、勘違いするんじゃないぞ!」
夕「うーん…」
夕「だったら3人で遊ぶか?」
纏「え?」

24 :12/03/31
夕「かなみとまつりと俺の3人で遊ぼう」
夕「それならいいだろ?」
纏「……だめ」
纏「タカシは儂と2人で遊ぶんじゃ!」
夕「でもかなみとは前から約束してたし」
夕「今さら断ることもできないんだよ」
夕「だから…な?」
纏「むぅ…わかったのじゃ……」
夕「じゃあかなみにも伝えとくよ」
纏「うむ…」
纏(かなみめ…抜け駆けしおって…)
纏(かなみには絶対に負けないのじゃ!)メラメラ

25 :12/03/31
おわり
数レス失礼しました

26 :12/03/31
>>24
こういうのはどっちも応援したくなるので困る
とりあえずタカシもげろwwww
風呂から出たらさっきの続き投下するか。

27 :12/03/31
10分まつりん

28 :12/03/31
>>15
久しぶりのお嬢だGJ!!
続きまってるよー
>>24
まつりん頑張れ
GJ!!

29 :12/03/31


30 :12/03/31


31 :12/03/31
良かった。残ってた
という訳で風呂上りほ
そして>>15の続き7レス投下

32 :12/03/31
・ツンデレが一人暮らしを始めるための部屋探しを男に付き合わせたら 〜中編〜
 結局、散々どやされながら部屋の片付けを指示され、お茶を淹れてからシャワーを浴
びて来させられ、服装やら髪型やらをあーだこーだと文句言われて、ようやく神野が納
得出来る格好になったのは、昼過ぎてからの事だった。
『全く、貴方のせいで半日も無駄にしてしまいましたわ。どう責任を取って頂けますの?』
「知るかよ。結果として連絡も無しに押しかけてきたのはそっちの方だろ。これ以上文
句言うなら付き合ってやらんぞ」
『困ってる女性を見捨てて放り出すなんて、男のする事ではありませんわ』
「確かに俺だってそんな事をしたくは無いが、頼る側だってそれなりの態度が必要だと
思うけどな。高圧的にあれこれ命令じゃあ、見捨てられても仕方ないだろ」
『それは貴方が無能に過ぎるからですわ。大体、散々待たせて挙句にお昼がファミレス
とかどういう事ですの? わたくしをエスコートするなら、もっとちゃんとしたお店に
連れて行きなさい』
「牛丼屋よりマシだと思え。つか、俺に神野が満足出来るような店に連れて行ける財力
ないっての。普段の昼飯なんて学食の350円定食だぜ。ファミレス程度で不満言ってた
ら、大学生活は生き延びられんぞ」
 そう口にしてから、俺は神野なら周辺のオシャレなレストランにも毎日通えるだろう
なと思い直す。女子は時々贅沢をしに行っているが、俺ら貧乏男子学生に、そんな所に
かける金は無い。
『わたくしは、一人で生きていける力を身につける為に一人暮らしを始めますのよ?
そのくらいでへこたれる訳にはまいりません』
 何故か自信満々な神野を無視して、俺は駅前の雑居ビルの1階を指してみせた。
「ここだ。俺が契約した不動産屋さん。大手だし、お前の気に入る部屋も見つかると思うけどな」
『時間を無駄にする訳には参りませんわ。早速入りましょう』
 つかつかと早足で神野が店内に足を踏み入れる。俺は慌ててその後を追った。
『いらっしゃいませ』
 店の中に入ると、事務服を着た見た目清楚なOL風の女性が、パソコンを打つ手を止
めて応対に出て来た。
『部屋を探しに来ましたの』

33 :12/03/31
 カウンターの前で、神野が唐突にそう告げた。
『はい?』
 一瞬、小首を傾げた店員の前で、神野が苛立たしげに声を荒げた。
『ですから、部屋を探しに来たと言っているでしょう? 貴女には耳はないのかしら?』
「待て待て待て。何の前置きもなしだから戸惑ってるだけだろ。いきなりケンカ腰でど
うするんだよ」
 こんなんじゃ、向こうも応対しにくかろうと、俺は慌てて神野を諌めた。それから、
愛想笑いを浮かべて女性店員に頷いてみせる。
「すみません。実はコイツが今度大学生になるんで、それで一人暮らしを始めるのにちょ
うどいい部屋を紹介してもらおうと思って」
『え? あ、はい。申し訳ありません。今、資料の方を持って来ますので、どうぞお掛
けになってお待ちくださいませ』
 愛想よく笑顔で一礼してから、店員は奥へと引っ込んで行く。俺は横の神野を軽く肘
で突いた。
『何ですの? いきなり小突いたりして』
 左腕を手で押さえて、神野が俺を睨み付けた。
「お前な。いくら客だからっていきなりあんな高圧的な態度でどうするんだよ。あれじゃ、
応対する方だって困るだろうが」
『わたくしは手っ取り早く済ませたいだけですわ。大体、不動産屋に来る客の用事なん
て限定されてますのに、あの程度で戸惑っていたら、店員として失格ですわよ』
 何が気に食わないのか、神野がムスッとした顔で反論する。これは苦労しそうだなと
思っていると、分厚いファイルの束を抱えた先ほどの女性店員が戻って来た。一度ファ
イルをカウンターの上に置くと、ポケットから名刺入れを取り出し、中から名刺を差し出す。
『すみません。私、営業の大和純奈と申します。本日は、わざわざご来店いただき、誠
にありがとうございます』
「あ、すみません。ご丁寧にどうも」
 名刺を受け取りつつ、俺は頭を下げる。どうにも、この手のビジネスライクな対応に
は、ついかしこまってしまう。おまけに、相手が美人とくれば尚更だ。
『くどくどとした挨拶は抜きですわ。さっさとわたくしに会う部屋を紹介なさい』

34 :12/03/31
 隣りの神野は、何やらとても不機嫌そうだった。一体何がそんなに気に入らないのか
問い質したかったが、さすがにこの場では出来る訳もない。
『あ、はい。それではえーっとですね。女性の方の一人暮らし……ですよね? いくつ
かいい物件がございますが……何かご希望ですとか条件の方はございますか?』
『そうですわね。当然日当たりがよくて、あと景色も良好な方がいいですわ。広さはま
あ……わたくしのような女性が一人暮らしをするのに適当な広さがあればいいですわ。
あと、セキュリティはキチンとしている方が宜しいですわね。それとクローゼットは広
くないと困りますけど』
『そうですか。そうしましたら……ですね……』
 慣れた手つきでファイルされた資料をめくって、大和さんは俺たちに一つの物件を示す。
『こちらはいかがでしょう? ここより一つ隣の新美風駅から徒歩三分のワンルームマ
ンションですけど、玄関もオートロック付き。南向きで3階のお部屋は日当たり良好で
すし、周辺に高い建物もありませんから、見晴らしもいいですし、あと、ウォークイン
クローゼットが広いので、収納もバッチリです』
 俺なんかとても望めそうに無い好物件だなと思いながら、横から俺は眺めていた。家
賃10万越えとか、学生に勧めるかと思ったが、恐らくは神野の容姿からかなり良いと
ころのお嬢さんだと見抜いたのだろう。プロの鑑識眼はさすがである。
『大体分かりましたわ。他にはありませんの?』
『そうですね。ではこちらの物件はどうでしょう? 駅からは少し歩きますけど、先ほ
どの物件より部屋が広くてですね……』
 3、4件の物件を紹介してもらったあと、神野がため息をついた。
『全く…… どれもこれも、狭過ぎてお話になりませんわ。貴女はわたくしにウサギ小
屋にでも住めとおっしゃるのかしら?』
『ウ……ウサ……』
 思わず絶句してしまった大和さんに、俺が慌ててフォローを入れる。
「ああ、すみません。彼女、家が相当金持ちなもんで、世間一般の学生の住まいっても
のが理解出来ないんですよ。構いませんから、ワンルームとかじゃなくて、普通の賃貸
マンションとか紹介してください」
 ちょっとの間、呆然としていた大和さんだったが、すぐに立ち直って頭を下げた。
『失礼致しました。今、代わりの物件をお持ちしますので、少々お待ち頂けますでしょうか』

35 :12/03/31
 神野の暴言にも一切気を悪くした様子も見せず、彼女はファイルを持って立ち上がり、
奥へと消えて行った。
「お前なあ。不満なのかも知れないけど、もうちょっと言葉を慎めよ。紹介してくれた
物件って、かなり学生には過ぎたものだぜ? 俺んち見たろ? あれが標準だっての」
 大和さんが戻って来る前に神野をたしなめるも、シレッとした顔で言い返された。
『あら? わたくしは思ったまでを言っただけですわ。あと、貴方の部屋はウサギ小屋
なんて立派な代物じゃありませんわよ。ドブネズミの巣穴がいいところですわ』
「お前な…… だからそういう言葉をもう少し選べと……」
 文句言ってやろうと思ったところで、大和さんが戻って来た。
『お待たせしました。では、こちらの物件からどうぞ』
 そう言って見せた物件は駅前のマンション。もちろんセキュリティは完備の3LDK。
どう考えても夫婦子供二人の4人家族が住める広さだ。大和さんの説明を聞く神野の顔
も、さっきよりは真剣である。
『まあ、さっきよりはマシですわね。他にはありませんの?』
『もちろん、お薦めの物件はまだあります。では次にこちらはですね……』
 あまりにもかけ離れた世界の話に、俺は正直付いていけなくなった。暇つぶしにと携
帯を開いてネットを見ていたら、横から神野が苛立たしげに叱り付けて来た。
『ちょっと貴方。何を素知らぬ顔で携帯なんていじってますの? わたくしが熱心に部
屋探しをしているのですから、貴方もちゃんと聞いてなさい』
「え? だって住むのは神野なんだし、俺は関係ないじゃん。ていうか、雲上人の話に
付いていけなくてさ」
『関係ないことありませんわ。貴方だって……』
 途中まで言いかけて、神野がハッと口を押さえる。
「何だよ? 俺がどうかしたのか?」
 怪訝に思いつつ、先を聞くが、神野は何故か顔を赤らめて俺を睨み付けた。
『何でもありませんわ!! と、とにかくわたくしに協力してくださると約束した以上、
ちゃんと話を聞くのが義務ではありませんこと?』
「俺、協力するなんて一言も言ってないんだが」

36 :12/03/31
 どう思い返しても、強引に神野に押し切られただけの気がする。なのに神野はますま
す顔を険しくさせて怒鳴り返した。
『男が細かいことでゴチャゴチャ言うんじゃありませんわっ!! とにかく、わたくし
の部屋探しに真剣に付き合いなさい。いいですわねっ!!』
 俺は返事をせず、ただ肩をすくめて答えた。
『あの……宜しいでしょうか?』
 困った顔の大和さんが、そっと口を挟んで来る。目の前でケンカされたら、そりゃ困
るだろう。神野は即座に、普段の優美な態度に戻って頷く。
『ええ。もう済みましたわ。話を続けてくださる?』
『かしこまりました。えっと……ですね』
 仕方無しに、俺も一緒に話は聞くが、ハッキリ言って眠い。ここは大和さんの営業熱
心な姿に心ときめかせるかと彼女に視線を注いでいたら、いきなり耳をつねられた。
「いって!! 何すんだよ神野!!」
『何でもありませんわ。この男』
「何でもないのにつねるなよ。さらに呼ばわりとかねーだろ」
 女性の前で女性から呼ばわりされるほど辛い事はない。だというのに、俺の抗議
を神野はシレッと受け流す。
『知りませんわよ。ご自分の胸にでも聞いてみたらどうですの』
 神野の態度から察するに、どうも俺が大和さんを見ていた事に気付いているようだと
しか思えなかった。しかしその程度の事で何故怒るのか? まさかという可能性も浮か
んだが、俺はそれを自ら否定する。多分、神野のプライドの問題なだけだ。きっと。
『あの……それで、いかがでしたでしょうか?』
 恐る恐る聞いてくる大和さんに頷きつつ、神野は外観の写真やら間取り図を見て呟く。
『ええ。貴女の説明が悪いとは言いませんけど、どうもこう……写真とか図面だけでは、
イメージが湧きにくいですわ。もう少しこう……実際住んだらどうなるかというのが……』
 難しげな顔で思案する神野に、大和さんがニッコリと頷いた。
『それでしたら、これからご紹介した物件をご案内して、実際に見ていただく事も出来
ますけど、いかが致しますか?』
『あら? 見せていただけるんですの?』
 神野が顔を上げて聞き返すと、大和さんが頷き返す。

37 :12/03/31
『はい。お部屋の方を見ていただければ、どのような暮らしになるか……例えば、家具
の配置ですとか、お部屋やクローゼットの広さですとか、お風呂場の使い心地なんかも
体感出来るかと思いますけど』
『では、そう致しましょう。行きますわよ、別府』
 即決で神野が立ち上がる。どうやら、俺の休日が無くなる事は、決定したようだった。
『どうそ、お乗り下さい』
 車を回してきた大和さんが、後部座席のドアを開けて俺たちを招き入れる。しかし、
車を一目見た神野が顔をしかめて言った。
『随分と小さい車ですのね。こんなものに客を乗せるとか、信じられませんわ』
『申し訳ありません。うちの社用車は、これしかありませんので窮屈だとは思いますが、
我慢して頂けますか?』
 神野の暴言にも、大和さんは申し訳無さそうに頭を下げて対応する。どうやら、彼女
の性格という物を完全に理解したらしい。社会人ってすげーなと、俺はマジで感心した。
『仕方ないですわね…… 別府。貴方、先に乗りなさい』
「はいはい」
 どういう意図か知らないが、逆らっても無意味なので先に車に乗り込む。後から続い
て神野が乗ってくると、いきなり俺の方に向かって体を押し付けて来た。
「ちょ……おいおい。何で詰めて来るんだよ。狭いだろ」
『わたくしの空間を作るためですわ。もっと端っこに寄りなさい』
「ちゃんと一人分のスペースあるだろが。つか、もう無理だって」
 反対側のドアに無理やり押し付けられて、俺は抵抗する。しかし、こんな状況だって
のに、神野の体やら太ももに反応してしまう俺って情けないなと自嘲する。
『狭い車に我慢して乗っているんですのよ? 殿方が女性の為に場所を確保するのは当
然ではなくて?』
「だからっつって限界があるって。つか、痛いって」
 膝と、腰と、肩と三点で押し込んでくる神野に必死で抵抗していると、前から大和さ
んが困った顔で苦情を入れて来た。
『あの…… 申し訳ありませんが、車内で暴れられるとその……困るんですけど……』

38 :12/03/31
「ああ、すみません。ほら、神野。ちゃんと席に座って、シートベルト締めろ」
 そう指示を出すと、神野は何それといった顔つきで俺を見て抗議してきた。
『ちょっとお待ちなさい。何でわたくしがシートベルトなどという窮屈なものを締めな
ければなりませんの? 意味が分かりませんわ』
「安全性の向上の為に、法律でそう決まったんだよ。違反が見つかると、大和さんが迷
惑するの。だからほら、ちゃんと締めろって。彼女、困ってるだろ」
 隙をみて無理やり神野を押し戻すと、俺は手早く後部座席のシートベルトを締める。
『乱暴するなんて最低ですわっ!! 大体何ですの? 大和さん大和さんって……』
 口を尖らせる神野に、やっぱり違和感を感じた。俺はもう一度その妄想を振り払い指示を出す。
「左の肩口にベルトがあるだろ? それを引っ張って、たすき掛けにしてだな。金具を
この赤いところに差し込めばいいの。ほら、さっさとやらないと車出せないだろ」
 子供のように言い聞かせると、仕方無さそうに神野がベルトを引っ張り出す。
『全く、何でわたくしがこんな事を……って、これ、嵌まりませんわよ?』
 一生懸命に金具を差し込もうとしているが、上手く嵌まりきらなくて苦戦している。
「全く、仕方ねーな」
 俺は身を乗り出して神野の手から半ば奪うようにシートベルトを取ると、カチッと嵌め込んだ。
「ほれ。これでオッケー。つか、これくらい自分でも出来るようになれって」
 説教っぽい言い方に即文句が飛んでくるかと思いきや、神野は何かボーッとした顔で
俺を見つめているだけだった。
「ん? どうしたんだ?」
 疑問に思って聞くと、ハッと顔を上げ、それから俺を睨み付けて怒鳴り散らしてくる。
『ななっ……何でもありませんわよ。このバカ!!』
 何故にバカと罵られるのか、俺には理解出来なかった。
『それでは、出しますけど宜しいですよね?』
「あ、はい。お願いします」
 そう返事をすると、車は滑るように車道へと出て行った。
続く
ちなみに大和(やまと)さんです。決してダイワさんではありません。猫も飼ってませんきっと

39 :12/03/31
>>24続き
か「…タカシ?」
夕「…はい、なんでしょう、かなみさん」
か「今日は2人で映画に行くって言ったわよね?」
夕「……はい」
か「それなのにどうしてこの子がいるのよ!」
纏「やめるのじゃ!タカシは悪くない!悪いのはは儂じゃ!」
夕「まつり…いいやつだなおまえ…」
纏「」ニヤ
か「」ムカァ

40 :12/03/31

か「とにかく!」
か「今日の埋め合わせを今度してもらうからね!」
か「もちろん2人でね?」
夕「…はい」
纏「!!」
か「」フフン
纏「ええいタカシ!こんな怖い女は放っておいてさっさと行くのじゃ!」ウデギュッ
夕「あ、おい…」
か「待ちなさい!」
か「タカシとは私が先に約束したんだからね!主導権は私にあるの!」ウデギュッ
夕(なんだこの幸せシチュエーション…もう死んでもいいかも…)
纏「むぅ…」バチバチ
か「このぉ…」バチバチ
夕(でもちょっと怖い…)
おわり

41 :12/03/31
おわるな

42 :12/03/31
人いねーな

43 :12/03/31
>>38
後編も待ってる
GJ
>>40
女同士の争いは怖いなぁ
GJ

44 :12/03/31
確かに人いない

45 :12/03/31
飲み会終わった今から読む

46 :12/03/31
よむ前ほ

47 :12/03/31
今夜はとりあえず落ちるほ
明日まで残ってますように

48 :12/03/31
>>38
嫉妬するお嬢カワユスwwGJ!
続きも待ってるぜ
>>40
どっちも乙女で可愛いのう
GJ!

49 :12/03/31
今から書類と格闘ほ

50 :12/03/31


51 :12/03/31
眠し
保守

52 :12/03/31


53 :12/03/31
ほっほ

54 :12/03/31
読み終わった
>>38
世間知らずなお嬢可愛い。後半期待
>>40
ツンデレハーレムとかタカシ爆発しろ

55 :12/03/31
お題
つ・お家から締め出されたツンデレ

56 :12/03/31
斉藤和義聞きながらほ

57 :12/03/31
やっと仕事から帰宅だ
たっぷりとツンデレを愛でよう

58 :12/03/31


59 :12/03/31


60 :12/03/31
家政婦のツンデレ

61 :12/03/31
ほしゅー

62 :12/03/31
お題
・ツンデレにお前って良い声してるなって言ったら

63 :12/03/31
風呂ほー

64 :12/03/31
ほっほっほっほ

65 :12/03/31
ほしゅ

66 :12/03/31


67 :12/03/31


68 :12/04/01
あいでぃー

69 :12/04/01
保守レスばかりは味気ないとは思うものの俺もやることあるから投下できないジレンマ

70 :12/04/01
>>60
夕「家政婦のまつりさん」
纏「なんでしょう、なのじゃ」
夕「ちょっと料理つくってくれない?」
纏「承知しましたのじゃ」
纏「どうぞ」
夕「うまー!まつりさん料理うまいですね!」
纏「いえいえ、それほどでもですじゃ」
夕「じゃあ他にも頼んでもいいかな?」
纏「はい」

71 :12/04/01

夕「最近仕事が忙しくてさ、ちょっとマッサージしてくれない?」
纏「承知しましたのじゃ」
夕「じゃあちょっと脱ぐから待ってて」
纏「え、ぬ、脱ぐのかえ?」
夕「マッサージなんだから、そうだろ?」
纏「そうじゃけど…」
夕「まつり、口調」
纏「あ、そうですけど…」
夕「じゃあ脱ぐから」
纏「!!」
纏「や、やっぱりやめじゃ!」
夕「なんだよ」
夕「三田さんごっこがしたいっていったのはまつりだろ?」
纏「そうじゃけど、こうなるとは思ってなかったんじゃ!バカァ!」テッテッテッ
おわり

72 :12/04/01
>>71
GJ!
まつりん子供っぽいかわいい

73 :12/04/01
>>71
ニヤニヤしたwwww

74 :12/04/01
まつりんかわええww2828ww

75 :12/04/01
>>71
GJ!!

76 :12/04/01
ほす

77 :12/04/01


78 :12/04/01


79 :12/04/01
お題
エイプリルフールの嘘に引っかかったツンデレ

80 :12/04/01
「えーっと……ツンデレ、に」カタカタ
「間接キスっ……と」カタカタッ、ターン!
「どれどれ……なによ、随分人がいないじゃない」カチカチ
「……昔はよく書き込んだわねー」
「そういやタカシと付き合うきっかけになったのも……」
「んん……」カタカタ
「こっ、これは別にあれよ?」
「盛り上げたいとかじゃなくてその……!」

「ちょっと懐かしくなっただけなんだから!」





81 :12/04/01
すばらしい保守だ

82 :12/04/01


83 :12/04/01
ツンデレが嘘つこうとして
「キライ」とか「別れよう」って言ったら男が真に受けて空気がどんどん悪くなるのが大好物です

84 :12/04/01
>>80
ちょっと昔を思い出して泣けて来た……

85 :12/04/01
>>80
まあ最盛期に比べると人は少なくなったなぁ
それにしてもGJな保守だ

86 :12/04/01
おやすみ

87 :12/04/01
今日はエイプリルフールにカコつけてデレにデレまくった挙げ句、
正午過ぎたのに気づかないでデレ続け友ちゃんにからかわれるツンデレさんが大量発生する日だな

88 :12/04/01
え?男の嘘を真に受けて嫌われたと勘違いして泣き出したツンデレをだっこして嘘だよって慰める日じゃないの!?

89 :12/04/01
友ちゃんが男にデレデレしてツンデレと山田の両方をヤキモキさせる日か

90 :12/04/01
>>83
夕「おはよー」
纏「…………」
夕「?」
夕「まつり?おはよー」
纏「…………」
夕「…どうしたんだよ、俺を無視するなんて」
纏「儂はタカシのことが嫌いなのじゃ!だからもう話しかけるな!」
纏(ふふ…儂に嫌いじゃと言われてあたふたし、それが嘘とばらせば安心する…)
纏(これぞエイプリルフールの醍醐味よ!)

91 :12/04/01

夕「…………」
纏「タカシ?」
夕「…なんだよ」
夕「いつもいつも俺を罵倒するのはそういうノリだと思ってたけど違うのかよ」
夕「もういい!もうおまえとは絶交だな!」スタスタ
纏「ま、待つんじゃタカシ!」

92 :12/04/01

夕「なんだよ」
夕「おまえは俺のことが嫌いなんだろ?」
纏「違うのじゃ…」ウルウル
夕「なにが違うんだよ」
纏「今日はエイプリルフールだから…だから嘘をついてやろうと思っただけなんじゃ…」
纏「けど、まさかこんなことになるなんて……」ポロポロ
夕「まつり…」
纏「嫌いなんかじゃなくて…むしろ…」
夕「むしろ?」
纏「!」ハッ
纏「な、なんでもないのじゃ!」
夕「ちゃんと正直に言ってくれよ」
夕「でないとまた勘違いするぞ」
纏「〜〜〜〜!!もう!」

93 :12/04/01

纏「むしろ!」
纏「むしろ儂はタカシのことが好きじゃ!大好きじゃ!」カァァ
纏「友達としてじゃなくて、ひとりの男として大好きなのじゃ!」
纏「だから…」ウルウル
夕「まつり……今まで気づいてやれなくて悪かったな」
纏「…………」
夕「付き合おう、俺たち」
纏「タカシ…」
纏「うむ!嬉しいのじゃ!」
えんだあああああああああああああああああいやああああああああああああああああああ
おわり

94 :12/04/01
読む前ほ

95 :12/04/01
>>90-93
ありがとうそしてGJ!

夜勤中だけど元気出てきた

96 :12/04/01
ほし

97 :12/04/01
眠い

98 :12/04/01
お嬢かわいいよお嬢

99 :12/04/01
落とさぬ

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