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2012年3月ニュー速VIP127: まどか「魔法少女まどか☆マギカ」(日曜朝8時30分) (467)
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まどか「魔法少女まどか☆マギカ」(日曜朝8時30分)
- 1 :12/03/31
- ほむら「ま……か!貴女を必ず救い出すからっ!」
ほむら「全て、取り戻すからっ!!」
まどか「うん、ここで待ってる。ずっと……それじゃ、また」
ほむら「……またっ……必ず!」
まどか「行ってらっしゃい、ほむら……」
―――――――――――――――――――――――――
ジリリリリリリリッ
まどか「うぇ?……夢?」
詢子「おーい、まどか?アンタまだ部屋にいるの?遅刻するよっ」
まどか「なんだろ……なにか大事な夢……見てたような……」ポケー
詢子「まどかー!?」
まどか「!……ああああっ!?もうこんな時間!?着替えなきゃっ」トテトテ
- 2 :12/03/31
- つまんね
スレ主文才ないよ
- 3 :12/03/31
- スレ主がんばれ
- 4 :12/03/31
- まどか「うぇええええっ遅刻しちゃうよぉっ」トテトテトテ
まどか(わたし、鹿目まどか。見滝原中学校の二年生!)
まどか(自分で言うのもなんだけど、どこにでもいる普通の女の子っ!)
さやか「まどか!あんたも遅刻しそうなの?やっぱあたしたち気が合うねっ」タッタッタッ
まどか「さやかちゃん!そんな事言ってる場合じゃないよっ」
まどか(この子は美樹さやかちゃん。ちょっと男の子みたいな、わたしの親友なんだ!)
さやか「そうそう、このままじゃあ遅刻確実だよ!走る走るっ」タッタッタッ
まどか「うぇええっまってよ、さやかちゃーんっ」トテトテトテ
仁美「お二人とも、お早うございます。宜しければ乗って行きませんか?」ブロロロロ
さやか「仁美!ナイスリムジン!良い所に来てくれたっ」
まどか「ふへーっ助かったぁ……」トテ・・・トテ・・・
まどか(この子は志筑仁美ちゃん。わたしたちの親友で、とってもお金持ちのお嬢様なんだよっ)
- 5 :12/03/31
- 首もげマミさん人形が女児達に大人気!
- 6 :12/03/31
- 仁美「朝からお疲れ様ですね、お二人とも」
まどか「うぇへへ、寝坊しちゃって……ね、さやかちゃん」
さやか「おおっと、勝手に決め付けられちゃこまりますなぁ……って言ってもあたしも寝坊なんだけど」
仁美「仲よくお寝坊だなんて、羨ましいですわっ」
さやか「あたしはこのリムジンの方が羨ましいっての」
まどか「うぇへへへホントだよー」
仁美「あ、お二人ともご存知ですか?今日うちのクラスに」
さやか「ああ、転校生でしょ?」
まどか「うぇ?なあに、それ?」
さやか「いや、あたしも噂で聞いたんだけどウチに転校生が来るらしいんだ」
まどか「そうなんだ、男の子かな、女の子かな」
仁美「噂によると、女の子ですって。ああ、美しい御人だと良いですわね」
さやか「仁美、あんた……」ジトッ
仁美「さやかさん、私個人的に、愛は国境や性別を超えると思っていますの」
さやか「朝っぱらからなんつー告白だ、全く……」
- 7 :12/03/31
- キーンコーンカーンコーン・・・
和子「……というわけで、文化祭の実行委員長の選出がありますので、有志の方は申し出て下さいねー」
和子「ではHR終わります」
ザワザワザワザワ・・・
和子「ふふ、なんちゃてウソです!皆さん、期待してるんですよねー?分かりますよー?」
和子「はい!それでは皆さんに、重大な発表がありまーす!実は……先生結婚が決まりましたー!!」
・・・・・・・・・・・・
和子「……な、なんですかそのはいはいウソウソっていう視線の嵐は!まだ先生だって適齢期を……」
中沢「せんせー、大変頭がおめでたいのは結構ですが本題に入って貰っていいですか?」
ドッ・・・アハハハハハハハッ
和子「はいはい……では!改めて、入って来て自己紹介をどうぞ!」
ほむら「……」ガラッ・・・スタスタスタ
ほむら「暁美ほむら、です。これから宜しくお願いします」
まどか「……?なんか、どこかで会ったような……?」
- 8 :12/03/31
- 星
- 9 :12/03/31
- 和子「暁美さんは最近まで入院していて、退院と同時にこの学校に転入してきました」
和子「皆さん仲よくしてあげて下さいねー」
ハーイ・・・ザワザワザワザワ・・・
仁美「御美しい方ですわね、さやかさん」
さやか「ま、あたしほどじゃないけどね」
仁美「そうですわね」ニコッ
さやか「いや、突っ込むところでしょ今の!」
仁美「……?そうですか?」
さやか「まったく……調子狂うよ」
和子「じゃあ、そうですね……鹿目さんの隣の席が空いているので、暁美さんはそこにすわってくださーい」
ほむら「わかりました……っ!」スタスタスタ・・・ジッ
まどか「……?な、なにかな?わたしの顔なにかついてる?」
ほむら「いえ、ちょっと知り合いに似ていたから。ごめんなさい」
まどか「うぇっ、良いよ謝らなくても!」
- 10 :12/03/31
-
保守
- 11 :12/03/31
- 出来れば8時ちょうどから始まる方にしてほしかった
ほすなんと
- 12 :12/03/31
- 1. 初恋ばれんたいん スペシャル
2. エーベルージュ
3. センチメンタルグラフティ2
4. Canvas 百合奈・瑠璃子先輩のSS
5. ファーランド サーガ1、2
6. MinDeaD BlooD
7. WAR OF GENESIS シヴァンシミター、クリムゾンクルセイド
SS誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって
マミ「あなた誰なの?」
QB「確かに “この僕” は、三時間ほど前まで君のそばにいたのとは別の個体だよそちらは暁美ほむらに撃ちされた」
まどか「わたしの願いでマミさんのそばにいた子を蘇生すれば、ほむらちゃんのこと許してあげられませんか?」
こんな感じの旧QB蘇生キュゥマミ魔法少女全員生存ワルプルギス撃破誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって
マミ「今日も紅茶が美味しいわ」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1304834183/1
QBの魔法少女全員陵辱姙娠出産誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって
- 13 :12/03/31
- まどか「暁美さん、わたし鹿目まどか!よろしくね」スッ
ほむら「……よろしく、ま……鹿目さん」ギュ
まどか「ひゃっ!暁美さんの手冷たいね……」
ほむら「ごめんなさい」
まどか「うぇっ、い、良いよ良いよ。冷え性なんだね、ちょっとビックリしちゃった」
ほむら「そう」
まどか「あ、あとわたしのことはまどかで良いよ!」
ほむら「承知したわ。じゃあ、私もほむらで良いわよ」
まどか「ほむらちゃん、かぁ。かっこいい名前だねっ」
ほむら「……」ギュウッ
まどか「ほむらちゃん?」
さやか「ちょっとあんた達いつまで握手してんのさっ、HR終わるよ?」
仁美「うふふっこれは楽しみですわ」
- 14 :12/03/31
- 昼休み
まどか「やっとお昼だーっ」
さやか「まどか、一緒に食べよ」
仁美「私も御一緒したいですわ」
まどか「うん。あ、ほむらちゃんも一緒に食べない?」
ほむら「申し訳ないのだけど、体調が優れないの」
さやか「大丈夫?やっぱまだ退院したばっかだから……」
ほむら「ええ、保健室で休んで来るわ」スタスタスタ
まどか「あ、じゃあわたしがつれてってあげる!わたしこれでも保健委員なんだっ」
ほむら「結構よ」ガラッ
まどか「うぇっ、まってよ!ほむらちゃん!」トテトテトテ
まどか「あ……あれ?いない……?」ガラッ・・・キョロキョロ
- 15 :12/03/31
- うひょ
- 16 :12/03/31
- 放課後
さやか「ふぁー終った終った!さ、帰るぞーっ」
仁美「では皆さん、ご機嫌よう」ブロロロロ
まどか「じゃーね、仁美ちゃんっ」
さやか「あたしも行くところあるからさ、じゃね」タッタッタッ
まどか「そっか、ほむらちゃんは?」
ほむら「私は家が逆方向だから……」スタスタスタ
まどか「そっかあ、なんかさみしいな、みんなバラバラで。じゃあねっ」トテトテトテトテ
まどか「きょーおのごはんなんでしょねー♪」トテトテ
まどか「シチューとハンバーグっ!カレーもいいなー♪……あれ?」
QB「……ぅ……」ヨロヨロ
まどか「これ……猫、かな?凄い弱ってるみたいだけど」
QB「……ぅぁ…」パタン
- 17 :12/03/31
- ほ
- 18 :12/03/31
- まどか「だ、大丈夫!?猫ちゃん!!」
QB「……」
まどか「声出してよ、返事してよぉ……」
QB「……」
まどか「ど、どうしよう。うぇえと……ママもパパもペット駄目って言ってたけど……」
まどか「しょうがないよね、手当てするだけだもん」ダキッ・・・パァッ
まどか「あれ?今わたしの手、光った……?」
まどか「……ま、いっかっ。待っててね猫ちゃん、すぐお家つれてってあげるからね」タッタッタッ
まどか「それにしても、こんなに体温もさがってて、なにか病気かな……?早く暖めなきゃ」
QB「……ん……」
- 19 :12/03/31
- まどか「ただいまーっ」
知久「おかえり、まどか。もうすぐ夕飯だよ」
タツヤ「おかえいー、まろかー」
まどか「うん、でもちょっとわたし、部屋でやらなきゃならないことあるからっ」
知久「なるべく早く下りて来てね、今日はパパ特製肉じゃがだから」
まどか「わかった!」トテトテ
まどか「ふへー、ばれてなかったみたい」ガチャ・・・バタン
QB「それは良かった」
まどか「ホントだよぉ……ぇ?」キョトン
QB「僕のような存在がいることが、この世界で知られてしまうと色々まずいからね」
まどか「え……?うぇ……!?」
QB「それにしても、魔力を分けてくれるなんて君は良い魔法界人だ。あ、自己紹介が遅れたね、僕はキュゥべぇ。君は?」
まどか「ね……ねねね…」
QB「ねねねね?随分奇抜な名」
まどか「猫がしゃべったああああああ!?」
- 20 :12/03/31
- 支援
- 21 :12/03/31
- 知久「どうしたんだ!まどか!?」バタンッ
まどか「うぇ!?パパ!?」グイッ
QB「むきゅ!?」
まどか「あ、あははは何でもないっ」ムギュウウ
知久「何か大声が聞こえたれけど」
まどか「それはっ、その、クラス演劇の練習で……あはは」
知久「なんだ、ビックリさせないでおくれよ。ご近所もあるんだからほどほどにね」バタン
まどか「う、うん、わかった…………あぶなかったぁ」
QB「むぎゅぎゅっ」ジタバタ
まどか「あ!ごめん!」
QB「きゅっぷは!一体何を驚いてるんだ君は、僕は魔法の精だよ?喋るのはとうぜ」
まどか「うぇええ!?やっぱりしゃべモガッ!?」グイッ
QB「やれやれ、学習しないな君は。あ、この耳は噛まないでおくれよ?おとなしくするならすぐ口から離すからさ」
まどか「もがもがっ」コクコクッ
- 22 :12/03/31
- QB「落ち着いたかい」
まどか「うん、なんとか」
QB「ではあらためてお礼を言うよ、君が魔力を分けてくれたおかげで助かった」
まどか「うぇ、えと、どういたしまして……でも、魔力ってなんのこと?」
QB「面白いジョークなのかな、それ」ジトッ
まどか「うぇええ!?あのっ、さっきから訳わかんないよ?魔力とか魔法の精とかっ!なに、マンガのお話なの?」
QB「……もしかして君は普通の人間なのかい?そんなまさか、さっきは掌にちゃんと魔力が宿って」
まどか「わたしは、ほんっとーに平凡な人間だよぉ……ほら見て」ヒラ
QB「ない、普通の手だ。一体どうなってるんだこれは……?まずいぞ人間に僕の存在が……」ブツブツ
まどか「ぶつぶつ言ってないできちんと説明してよぉっ、わけがわかんないよ、もうっ」
QB「いや、部外者と分かった今、君にはこれ以上話せないんだ。ごめんね」
まどか「そんなぁ」
ガシャーーーーーーンッ
まどか「なっ、なに今の音!?一階から?」
- 23 :12/03/31
- ほほう
- 24 :12/03/31
- まどか「パパー、大丈夫?凄い音したよっ?」トテトテ
知久「ごはんを出さなきゃ…………掃除しなきゃ……洗濯も…………」ブツブツ
タツヤ「…………」
まどか「たっくん!?パパ!?どうしたの!?……わたしの声聞こえないの……!?」ユサユサ
魔女「……マジョーーーーン!!」ズズズズズズ
まどか「うぇえええええ!?ななななにあれぇ!?」
QB「あいつは……僕を追ってきたのか。君!君だけでも逃げるんだ!あれは人間の手には負えない!」
まどか「うぇ!?で、でも……たっくんもパパもおいていけないよ!」
QB「そんなこと言っても君は、ごく普通の人間なんだろう!?ここにいても彼らの二の舞だ!」
まどか「そう……だけど……だけどっ!やだよぉっ!!」
魔女「マジョーーーーーーン!!!」グアッ
タツヤ「ぅ、ぁ……?」
まどか「タッくん!!っだめーーーーーーーーーー!!!!」
――――パアアアァァァァァッ
- 25 :12/03/31
- 魔女「マジョーーーーーン!?」ズザザザッ
まどか「な……なに、このピンクの光?わたし、光ってる?でもなんだろ、なつかしいような……」
QB「これは……僕の持つソウルジェムと彼女が共鳴しているのか?よし、それなら……君っ、これを受け取って!」ヒュンッ
まどか「?……これ、宝石?これもピンク色に光ってる……」パシッ
QB「それはソウルジェム!それを掲げて、”変身”と叫ぶんだ!!」
まどか「うぇ!?へ、へんしん?」
QB「早く!!」
まどか「う、うん!なんかよくわかんないけど……へんっしん!!」
キュピーンッ・・・パアアアァァァァァッ
魔女「マ、マジョ!?」タジッ
QB「これが……ソウルジェムの本来の力……!」
まどか「心を染める愛のピンク!」シュタッ
まどか「魔法少女まどか!!」キュピーンッ
- 26 :12/03/31
- まどか「うぇ!?な、なにいってるんだろ、わたしっ?……ってなにこのフリフリ、かわいいっ」キョロキョロ
QB「よそ見をしている場合じゃないよ!」
魔女「マジョーーーーーーン!!!」グワッ
まどか「う、うぇえ!?いっ、いやあああああ来ないでっ」ポカッ
魔女「マジョぐはッ!?」ズザザザザッ
まどか「あ、あれ?軽く当たっただけなのに……?」
QB「今だ!必技を!!ソウルジェムに魔力を込めるんだ!」
まどか「うぇ!?ひ、ひっさつ?……ええぇい!」キュピーンッ・・・ポンッ
まどか「わわっ弓矢が出た!」
QB「さあ!それを魔女に向かって撃つんだ!」
まどか「う、うんっ」ギリギリ・・・キュピーンッ
魔女「マジョジョ……!?」
まどか「愛する想い!矢になり届けっ!」キュウゥゥゥ・・・
まどか「フィニトラ・フレティア!!!」シュバアアァァァァァッ
魔女「マ、マジョーーーーーーー……」ドッパアァァァンッ・・・コロン
- 27 :12/03/31
- まどか「やったあ!あ、あれ……ふへぇ、力が抜けるぅ……服ももどっちゃった」ヘナヘナ・・・パシュン
QB「どうやら魔力を全部込めてしまったみたいだね、ペース配分を考えないと」
まどか「そんなの初めてでできないよぉ……あれ?何か落ちてる?……黒い宝石?」ヒョイ
QB「それは魔女の元、グリーフシードだよ」
まどか「うぇええ!?早くいってよぉっ」ポイッ
QB「それ自体は害のあるものじゃないから平気だよ、拾っておいておくれ」
まどか「うぇええ……なんか微妙に光ってて怖いよぅ……」ヒョイ
知久「う……うん?まどか?」
タツヤ「まろかー」
まどか「パパ!タッくん!元にもどったんだねっ!?……あ、えと今のはね」
知久「?何のことだい?ちょっとぼーっとしてて、聞いてなかったよ」
まどか「うぇ?あ、何でもないよっ」
知久「そうかい、あ?もうこんな時間じゃないか、ご飯にしよう!」
まどか「覚えてないの……かな?良かった……」
- 28 :12/03/31
- ほしゅ
- 29 :12/03/31
- 食後・まどかの部屋
QB「改めて自己紹介からだ、僕は魔法界からやってきた魔法の精、キュゥべぇ。君は?」
まどか「わたし、鹿目まどかって言いますっ」
QB「今さら敬語は良いよ、まどか。君はもう部外者ではなくなった、話さなければいけないことが沢山ある」
まどか「だ、だよね、いきなり変身しちゃってあんな怪物倒しちゃったり……」
QB「君が倒したのは魔女という存在でね、人間の感情エネルギーを食べて自らの魔力にする怪物なんだ」
まどか「じゃあさっき、タッくんとパパはそのせいで……」
QB「うん、でも今回は僅かに食べられるだけで済んだようだ。もし全部食べられたら心が無くなってしまう所だった」
まどか「心が……なくなる?もしそうなったらどうなるの?」
QB「多量の魔力を与えない限り、さっきみたいに心の底にあるうわごとをつぶやくだけの状態から回復できなくなる」
まどか「こ、こわい……よかった、倒せて」
QB「本当にそうだね、それが出来ずに魔法界の感情は食べつくされてしまったんだから」
まどか「うぇ!?そんな、ひどい……」
QB「そして魔女は、次の標的を異世界に見つけた。それがここ、見滝原だ」
まどか「!」
- 30 :12/03/31
- まどか「うぇ?どうして見滝原だけ……?」
QB「そのことを説明するにはまず、ソウルジェムとグリーフシードの事から話さなければならない」
まどか「この宝石のこと?」コロン・・・コロン
QB「ソウルジェムは魔法界の五つの場所に安置され、王族が管理をしていた魔力の宝石だ」
QB「その魔力は強大かつ不安定で、人の感情に感応して願いを叶える力をもつとも言われている」
まどか「これって、そんな凄いものだったんだ……」シゲシゲ
QB「対してグリーフシードは魔力を持つ者の、強い負の感情が具現化した魔力の宝石だ」
QB「それ自体は無害だけど、何らかの物に宿る事で、魔女が発生する」
まどか「こっちは悪い宝石なんだねっ!?」ムムッ
QB「そしてソウルジェムは、グリーフシードを浄化する事が出来るんだ。具体的にやってみよう、ふたつを近づけて」
まどか「う、うん……うわっ!?グリーフシードから光が空にっ?」バシュウウウウッ
QB「シードに内包された魔力がジェムの力で、扉を通り魔法界へ飛んで行ったようだね」
まどか「びっくりしたぁ……あれ、グリーフシード、もう光ってない?真っ黒」コロン・・・
QB「もう魔女になる魔力すらなくしたからね。今のを繰り返せば魔力が魔法界に満ちて元に戻る筈だ!」
QB「それじゃ、グリーフシード、いただきます」ヒョイ・・・モグモグ
- 31 :12/03/31
- まどか「うぇええええ!?なに食べてるのキュゥべぇ!?おなか壊すよ!?」オロオロ
QB「……きゅっぷい!もうあれはただの抜け殻さ、再び魔力をもつ前に僕が食べて吸収しておこうとね」ゴックン
まどか「そ、そうなんだ、大丈夫なのかな……?」
QB「魔法界でも、ソウルジェムがきちんと機能していた時はこんな感じだったからね」
QB「シードが発生してもジェムで浄化され魔法生物の餌になる。これで魔女の発生が抑えられていたんだけど……」
QB「ジェムが数年前、急に異世界にある見滝原に扉を開き、内三つが飛んで行ってしまった」
QB「結果魔女が現れ、魔法界を滅茶苦茶にして、遂に扉を通りこちら側に来た」
QB「僕は、ソウルジェムを再び集め、魔法界を元に戻す為にこちら側に逃げて来たひとりきりの魔法の精なんだ」
QB「でも、追手の魔女に襲われて魔力が尽きかけていた。そこを君に助けられたと言う訳さ」
まどか「…………」プルプル
QB「あっ……やっぱり、怒っているよね?僕を助けたばっかりに君の家族が危ない目に……」
まどか「うぇええぇぇぇぇんっ!かわいそうだよぉっ!!」ギュウウッ
QB「きゅっ!?」
まどか「ひとりぼっちで、つらかったよね?襲われて、いたかったよね?」ポロポロ
- 32 :12/04/01
- ウルッフッフッフ
- 33 :12/04/01
- QB「君は……なんだか君がソウルジェムに選ばれた理由がわかるよ、まどか」
まどか「……選ばれた?私が?」
QB「ソウルジェムは遥か昔、魔女を倒し魔法界を救った者の力が宿っているという伝承もある」
QB「魔女に対抗できる伝説の存在、それが」
まどか「魔法、少女?」
QB「そうさ!魔力は感情から生まれる。君の家族を守ろうとする気持ちがソウルジェムの力を呼び覚ましたんだ」
QB「まどか、君は伝説の再来として選ばれた魔法少女だと、僕は信じている」
まどか「そ……そんな、持ちあげすぎだよぉっ」テレッ
QB「これから、僕と一緒にソウルジェムを探し、魔女から見滝原を、魔法界を救ってくれないか?君が必要だ!」
まどか「そ、それって…………っ」ポロポロ
QB「な、泣くほど嫌なのかい?ご、ごめん嫌なら」
まどか「ち、ちがうの……わたし、自分は平凡で、何にも出来ないと思ってたの……だから、嬉しくて……!」ポロポロ
QB「そうか……じゃあ改めて、鹿目まどか。僕と協力して、魔法少女になってよ!」
まどか「うんっ!もちろんだよっ!これからよろしくねっ、キュゥべぇっ」ニコッ
- 34 :12/04/01
- 魔法界
―――――ピッシャーーーンッ・・・ゴロゴロ
ワルプルギス「キャハハハッどうやら追手の下っ端がひとり倒されたようねぇ!」
シャルロッテ「みたいねー、こわーいなー」
オクタヴィア「………………」
ワルプルギス「キャハッ何かセリフは無いのかい?冷たいねぇ」
シャルロッテ「ちがうよーワルぴー?オクちゃんしゃべれないだけだもんねー」
オクタヴィア[筆談というのは、素敵だと思わないか?]カキカキ
ワルプルギス「面倒くさいヤツだこと」
オクタヴィア[うるさい。しかしこれからどうする?新たに魔法少女が向こう側にも現れるとは]カキカキ
ワルプルギス「そうねぇ、アタシ達も少しばかり舞台に立とうじゃないか!キャハハハハ!」
シャルロッテ「われらー」
オクタヴィア[トゥレ・ディアボレ]カキカキ
ワルプルギス「全てはクリームヒルト様、復活の為に!!」ビッ
- 35 :12/04/01
- キェァァァァァ!シャベッタァァァ!!
- 36 :12/04/01
- おかしいな、まどマギなのになんか安心感が……
- 37 :12/04/01
- QBが手のひら返しそうで怖い
- 38 :12/04/01
- 深夜
QB「……それにしても何故まどかは僕に魔力を分けられたんだろう」
まどか「わたしが、選ばれし魔法少女だからっ……なんちゃて」
QB「うーん……たとえば、何か強い魔力を持ったものに触れなかったかい?」
まどか「そんなのわかんないよぉ」
QB「だよね、これは考えても解らないか」
まどか「あ、もう寝ないと明日も寝坊しちゃうや。キュゥべぇ、一緒に寝よ?」ポスッ
QB「ん、良いけどどうして?」
まどか「抱いたらふかふか暖かくて気持ちよさそうっ」
QB「良いよ、気に入るかどうかわからないけど」ポスッ
まどか「ひゃっ冷たい!ふかふかしてるけど冷たいね……」ギュ
QB「魔法界の生物は君たちと違って魔力で生きているからね、体温が低いんだよ」
まどか「そうなんだあ、ちょっと残念。それじゃ、おやすみキュゥべぇ…………」ZZZ
QB「おやすみ、まどか…………」ZZZZ
――――――――――――――――――――――――――――――
- 39 :12/04/01
- 翌日
まどか「うぇええええええ!また寝坊しちゃったよぉっ!キュゥべぇなんで起こしてくれなかったのっ?」トテトテ
QB「まず寝相で僕を押しつぶしていたことを謝ってほしいな」
まどか「うぇえええごめんなさーーいっ」トテトテ
QB「まどか、前みて!角から人が!」
まどか「うぇ?」ドシーンッ
マミ「きゃっ!?」ヨロヨロ
まどか「いたたた……」
マミ「ごめんなさい!貴女、大丈夫?立てる?」スッ
まどか「だ、だいじょうぶ、ありがとうございまひゅ……」ギュッ
マミ「ごめんなさいね、遅刻しそうで急いでいたの」
まどか「あ、いいんですっ。わたしもよそ見してて」
マミ「そう。あ、貴女も同じ学校なのね、急がないと遅刻するわよ?」タッタッタッ
まどか「はひー……」トテトテノロノロ
マミ「……ふぅ、ほら大丈夫?手、引いてあげるから頑張って」ギュ・・・トテトテ
- 40 :12/04/01
- 魔女が普通に話せるのか
- 41 :12/04/01
- キーンコーンカーンコーン・・・
まどか「まに……あったぁ……」ゼーゼー
マミ「良かったわ、じゃあ私教室に行くから。じゃあね」タッタッタッ
まどか「あ、まってくださいっ」
まどか「いっちゃった……」
まどか「お礼、言いそびれちゃったなぁ。名前も聞けなかったし……」
まどか「よしっ、昼休みに探しにいこうっ」
QB「その調子でソウルジェムも探してくれるかな」
まどか「キュゥべぇ!いたの!?」
QB「酷いなあ、人前でしゃべるわけにはいかないだろう?僕はあくまでぬいぐるってことで」
まどか「うぇへへへ、そうだったね」
QB「それより、行かなくていいのかい?教室につくまでが登校なんだろう?」
まどか「……うぇえええええ!そうだよ早くいってよぉ!!」トテトテ
- 42 :12/04/01
- これがリ・イマジネーションか
ディケイドが来てもおかしくないな
- 43 :12/04/01
- 昼休み
さやか「まーどか!ご飯食べよっ」
まどか「ごめん、さやかちゃん。わたしちょっと用があるから……」
仁美「残念ですわ」
さやか「ちぇっ、付き合いわるいぞぉ、まどか!いーもんね、転校生に浮気してやるもんね」チラッ
仁美「いらっしゃいませんわよ」
まどか「今日はほむらちゃんお休みだったよね、やっぱり体まだ良くないのかな……」
さやか「もーなによ、みんなしてぇ……」
仁美「皆ではありませんわ、さやかさん。私と、二人っきりですわね」ギュッ
さやか「二人っきり、ねぇ」
仁美「うふふっ」
さやか「はいはい、うふふ」
まどか「ご、ごめんね。また誘ってねっ」トテトテトテトテ
- 44 :12/04/01
- 本編を朝8時半に放送してたら
トラウマ振り撒きまくりだったかも知れんな
- 45 :12/04/01
- ナージャの方が酷い
- 46 :12/04/01
- >>44
3話で首もげるプリキュアなんて悪夢以外の何者でもないだろ・・・・・・・・・
- 47 :12/04/01
- 2003年の日曜朝は地獄だぜフゥーハハー
- 48 :12/04/01
- 三年生教室
まどか「えと……三年生のところってあんまり来ないからわからないなぁ……」キョロキョロ
マミ「あの、貴女下級生みたいだけれど、何か御用?」
まどか「あ!あなたは……!」
マミ「あら、今朝の。どうしたの、こんなところで?」ニコッ
まどか「あ、あのっ、今朝のことお礼言いたくて!おかげで遅刻しなくてすみましたっ」ペコッ
マミ「まぁ、それでわざわざ来てくれたのね?嬉しいわ」
女生徒1「巴さん、もしかして今日遅かったのってその子の面倒見てたから?」
女生徒2「えらーいっ」
女生徒3「ほら言ったじゃん、あの巴さんが寝坊なわけないって。私には解ってたっ」
まどか「そ、そうなんです。わたしお世話になっちゃって……」
マミ「……ちょっと、貴女一緒にお昼食べない?」
まどか「うぇ?あ、あの?」
マミ「貴女とお話がしたいの」ニコッ
まどか「は、はい。私でよければっ」
- 49 :12/04/01
- IDが契約しようよ!の俺が颯爽登場
- 50 :12/04/01
- マジレスすると梶浦の曲を日曜日の朝からちびっ子に聞かせんなよ
トラウマになんぞ
- 51 :12/04/01
- 続編で追加メンバーにゆまちゃんが
ライバルキャラにおりキリが追加されるんだろ?そうなんだろ?
- 52 :12/04/01
- サーティーロイヤーリーなら朝流れてても大丈夫だと思う
- 53 :12/04/01
- 屋上
まどか「あの……巴、先輩」
マミ「マミ、でいいわよ。貴女は?」ニコッ
まどか「じゃ、じゃあマミさん!わたし、鹿目まどかっていいますっ」
マミ「うん、鹿目さんね」
まどか「それで……お話って、なんですか?」
マミ「え?そんなの何でもいいわよ、学校のことでも、テレビのことでも」キョトン
まどか「うぇ?あ、何かだいじなお話があるわけじゃ……」
マミ「ああ、違うのよ。これも何かの縁だから貴女とお友達になりたくって」
まどか「友達、ですか?」
マミ「やっぱり、迷惑かしら?歳も一つ違うし……」シュンッ
まどか「い、いえそうじゃなくって……私なんかでいいのかなって」
マミ「どういうこと?」
まどか「さっきも、教室に友達いっぱいいるみたいだったし……なんでわざわざ、わたしなんかと」
マミ「そう……思う?」
- 54 :12/04/01
- まどか「友達じゃないんですか?」
マミ「いえっ!みんな大切なお友達よ!でも……」
まどか「でも?」
マミ「皆私を、なんていうか、過大評価しすぎっていうか……もっと本当の自分で接したいって思ったり……」
まどか「本当の自分、ですか」
マミ「ホントはね、今日の朝、寝坊したの。両親が仕事で早いから誰も起こしてくれなくて、つい」
まどか「でも、さっきは」
マミ「そう、貴女を世話して遅くなったことになってたわね。その、いつもそう思われちゃうの」
マミ「そうなっちゃうと、なんか否定できなくて……仮にしても謙遜だと思われて……」
まどか「でも、マミさんが助けてくれたのは事実ですよっ」
マミ「そう、なんだけどね……あっ、ごめんなさい!こんなこと話してっ」
まどか「い、いえっ」
マミ「まだ知り合ったばっかりなのに、悩み相談なんて変よね。しかも私のほうがお姉さんなのに、ごめんね」アセアセ
マミ「さ、お昼食べましょ!ねっ」
まどか「は、はいっ」
- 55 :12/04/01
- マミカル〜
- 56 :12/04/01
- 教室
まどか「ただいまー、さやかちゃん」
さやか「おっ、お帰り。どこ行ってたの?」
まどか「あのね、今朝お世話になった巴マミさんっていう先輩のところに行ってたんだ」
仁美「あら、巴マミさんといえば、有名な方ではありませんか?」
まどか「うぇ?そうなの?」
さやか「あーたまに噂聞くよね。品行方正、文武両道、その上物腰柔らかで人望も厚いときた」
仁美「三年生の中では、高嶺の花のような存在らしいですわよ。憧れますわ……!」
さやか「なに、それイヤミぃ?」
仁美「……?さやかさんは憧れませんの?」
さやか「はぁ、イヤミなくらい天然だよね、あんた」ヤレヤレ
まどか「そんな、有名な人なんだ……」
さやか「ま、表立ってはそこまで噂されてないけどね、どしたの、まどか?」
まどか「うぇっ?えと、実際あってみるとそんなに遠い人じゃない感じがしたから」
さやか「そう思わせる気さくさも、凄いとこなんじゃないの?」
- 57 :12/04/01
- 家族がいきてる!
やったねマミさん!
- 58 :12/04/01
- 両親死亡はマズいか
- 59 :12/04/01
- まどか「そうなのかな……?」
仁美「きっとそうで………………」カクッ・・・ブツブツ
まどか「うぇ?仁美ちゃん?」
さやか「…………」ブツブツ
まどか「こっこれってまさか!?」
QB「まどか!魔女が現れた!!この学校全体の感情を食べようとしているらしい!」シュタッ
まどか「そんな!学校ぜんぶ!?」
QB「さあ!早く変身だ!」
まどか「うんっ!へんっしん!」
キュピーンッ・・・パアアアァァァァァッ
まどか「心を染める愛のピンク!」シュタッ
まどか「魔法少女、まどか!!」キュピーンッ
――――――ブゥンッ―――――――
QB「……?なんだろう、今の感じは……?」
- 60 :12/04/01
- シャルロッテ「このバラにー、グリーフシードをー、えいーっ」ズゾゾゾゾゾゾゾ
ゲルトルート「ゲルーーーーーーーーーーーーッ!」バアアァァン
シャルロッテ「さーゲルたん、ぜーんぶ食べちゃおうねー。いっぱいふまんがたまってるコがとくにおいしーよー」
マミ「…………」ブツブツ
ゲルトルート「ゲルゲルル!」
シャルロッテ「あー、あのこがいーかもねー。それじゃーあとはまかせるから、がんばってねー」シュンッ
ゲルトルート「ゲルーーーーーーーッ!!」グワッ
まどか「そこの魔女まったあああああっ」トテトテトテ・・・ポカッ
ゲルトルート「ゲルーーーーーーン!?」ドシャアッ
まどか「危なかったぁ、マミさんもう大丈夫ですよっ……って聞こえないんだった」
マミ「……いけないの……いけないの……」ブツブツ
まどか「安全なところに運びますからね、よいしょっと。うわ、やっぱり変身すると軽々だ」ヒョイ
マミ「パパもママも殆ど家にいないんだから……私がしっかりしなきゃいけないの……」ブツブツ
まどか「……マミ、さん?」
- 61 :12/04/01
- しえん
- 62 :12/04/01
- トテトテあるくよ
- 63 :12/04/01
- マミ「皆が良くしてくれているんだから……私も良くあらなきゃいけないの……」
マミ「もう後輩がいる立場なんだから……お姉さんらしく頼られなきゃいけないの……」
マミ「……もっと、甘えたいよぉ……」
マミ「……私ほんとは立派なんかじゃないよ……」
マミ「……まだまだお子様なの……」
マミ「……許して……」ブツブツブツ
まどか「これが……マミさんの、心?かわいそう……」
まどか「こんなマミさんを襲うなんてっ許せない!」
ゲルトルート「ゲゲゲ……」ズズズズッ
QB「まどか!早く必技を!」
まどか「うん!……ええぇい!」キュピーンッ・・・ポスッ
まどか「あ、あれ?弓しかでないよぉ!?」
QB「まさか、昨日魔力を全て使いきったせいで、完全に回復できていないのか!」
まどか「そ、そんなぁ……!」
- 64 :12/04/01
- まど
- 65 :12/04/01
- ゲルトルート「ゲルルルルル!!」シュルルルルルッ・・・ガシッ
まどか「うぇ!?いっ痛い!これ、荊のつる!?」ギシギシ
ゲルトルート「ゲルルルルル……」ギュウウウウウ
まどか「ああぁぁっ!!いたいいたいいたいっ」
QB「まどか!君の腕力なら蔓を千切れる!それで一端逃げるんだ!」
まどか「や、やだぁっ!!わたし、マミさんを守るんだもん!!」
まどか「マミさんが、頼っても良い後輩になってあげたいんだもん!!」
QB「そんな事言ったって、魔力の足りない今の君じゃあ……!」
まどか「い、いたくない!こんなトゲなんていっ……ああぁぁっ!」ギシギシ
マミ「…………この、声……鹿目、さん……?」ブツ・・・
まどか「うあああぁあああ!!」ギシシッ
マミ「……やめて……私の大切な……後輩に……お友達に…………酷い事っ」
マミ「やめてえええぇぇーーーーーー!!!」
――――パアアアァァァァァッ
- 66 :12/04/01
- 8時半までに終わるのかな?
- 67 :12/04/01
- マミ「な、何?この黄色い光は……?私が光ってるの?」
ゲルトルート「ゲルゥーーーーーーッ!?」ズザザザッ
まどか「ほどけた!……キュゥべぇっ、これって……!」
QB「盲点だった、ソウルジェムがそのままに在るんじゃなくて、建物自体に宿っていただなんて!」
QB「何処にも見つからなかった訳だよ……今それが具現化しようとしている!」
マミ「私の手の中に……宝石?これは……」
まどか「マミさん!それをかかげて変身って叫んで!」
マミ「鹿目さん?えっと……これでいいのかしら?へ、変身っ!」
キュピーンッ・・・パアアアァァァァァッ
QB「二人目の魔法少女の、誕生だ……!」
マミ「心を繋ぐ絆の黄色!」シュタッ
マミ「魔法少女マミ!」ティローンッ
- 68 :12/04/01
- 王道だけど感動してしまう
- 69 :12/04/01
- ティローン
- 70 :12/04/01
- マミ「な、何なのこれ……!?」ワナワナ
まどか「ま、マミさん?あの、急なことでわけわかんないかもですが落ちつい」アセッ
マミ「物凄くカッコいいわ!!何これ何これ!?うわ、帽子可愛い!もうっ、カッコかわいいっ!!」キャーッ
マミ「あと魔法少女!?やはりこの巴マミは選ばれし運命を背負った戦士だったとでもいうの!?」フリフリ
まどか「あのー……マミさん?」
マミ「はっ……ご、ごめんなさい。私ったら興奮しちゃって、つい」カアアァァッ
マミ「もう、頼れる先輩じゃなきゃダメなのにね」シュンッ
まどか「マミさん、そんなこと、もう考えなくて良いんで」
ゲルトルート「ゲルルルルッ!!」シュルルルルッ
まどか「マミさん危ない!!」
マミ「鹿目さん……大丈夫よ」シュルルルルッ・・・ガシッ
まどか「つるに、黄色いリボンが絡まってる……!?」
ゲルトルート「ゲル!?」
マミ「そうね、もうそんな考えは止めるわ」
- 71 :12/04/01
- ティローンに不覚にも
- 72 :12/04/01
- マミ「さっきの貴女の頑張りを見て思ったもの。もっと私、頼ってもいい、素直になってもいいって」
まどか「マミさん……」
マミ「でも、貴女の力は残ってないんでしょう?だったら私に任せて!」バッ
マミ「後輩だからとか、仲良くしてくれるから助けなきゃ、じゃなくて」
マミ「大切な貴女が困っているのを、自分の出来る限り私は助けたい!」
ゲルトルート「ゲ、ゲルルル!?」シュルルルルッ・・・ガシッガシッ
マミ「ね、魔法少女なんだから必技、あるんでしょう?教えてっ」ニコッ
まどか「は、はい!ソウルジェムに魔力を込めるんですっ!そうすればあとは勝手に口が動いてくれますからっ」ニコッ
マミ「うふふ、もう、なあにそれ?……ありがとね、はああぁぁっ」キュピーンッ・・・ドゥンッ
まどか「うぇええ!?でっかい鉄砲!!」
マミ「紡ぐ絆よ!魔弾を導け!」キュウゥゥゥ・・・
マミ「ティロ・フィナーレ!!!」ドウウゥゥゥンッ
ゲルトルート「ゲルーーーーーーーー……」ドパアアァァァンッ・・・コロン
QB「グリーフシード、回収っ」ヒョイッ
- 73 :12/04/01
- しえ
- 74 :12/04/01
- マミ「これが、魔法少女の力……!」パシュウッ
まどか「やったぁ!マミさんっ」ギュウッ
QB「巴マミ、君のまどかを思う気持ちがソウルジェムを覚醒させ、変身を可能にした!すばらしいよ!」
まどか「キュゥべぇ!急に話しかけちゃっ」
マミ「貴方、キュゥべぇっていうのね?うふふ、お褒めに与り光栄だわ」ニコッ
まどか「うぇええ!?驚かないんですか!?そのっ、ぬいぐるみが喋ったんですよ!?」
マミ「へ?だって魔法少女に、相棒の魔法の精はつきものでしょうっ?」ウキウキッ
まどか「うぇええ、そうなのかな……?」
マミ「あ、鹿目さん、早く変身を解いたほうが良いわよ。もう他の生徒が元に戻り始めているわ」
まどか「あっ…そうだった!」パシュウッ
マミ「魔法少女は決して正体を知られてはいけないのよねっ?」ニコッ
まどか「マミさんって……こういう人だったんだぁ。うぇへへ、なんだか可愛いっ」
マミ「鹿目さん、よかったら午後の授業の後は私の家に来ない?もっとお話ししたいのっ」
まどか「はいっ、よろこんで!」
- 75 :12/04/01
- これはC
- 76 :12/04/01
- マミの部屋
QB「……というわけで、巴マミ、これから君には魔法少女となって魔女を倒し、ソウルジェムを探してほしいんだ!」
マミ「もちろんよ、私、実はこういうのに憧れていたのっ!」ウットリ
まどか「マミさん、やっぱり魔法とか好きなんですねっ」
マミ「ええ、とっても。特にかっこいい呪文とか口上とか、大好きなのよね」テレッ
まどか「あと、お菓子もっ!このケーキすっごく美味しいです」パクパク
マミ「それは良かったわ。お菓子って、食べるだけで幸せになれるから大好きっ」
QB「もぐもぐ、きゅっぷい!いやあ、このケーキっていうのは美味しい!こっちの食べ物がこんなに美味しいなんて感動だ」
マミ「あら、キュゥべぇはこっちの食べ物、食べたことなかったの?」
QB「異世界のものだから気が進まなかったんだけど、僕がバカだった!浄化したシードに良く合うし」ゴックン
まどか「キュゥべぇ!そんな食べ方したのっ?」
マミ「あら、グリーフシードって美味しいの?私も食べてみたいわ」ウキウキ
QB「残念、魔法生物じゃないと多分消化できないよ。味もわからないし」
マミ「ホントに残念」シュン
まどか「ま、マミさん……」
- 77 :12/04/01
- マミさんさすがや、支援
- 78 :12/04/01
- 支援じゃあ
- 79 :12/04/01
- まどか「そういえば、マミさんのソウルジェムは学校にくっついてたんだよね?」
QB「うん、グリーフシードのように取り憑いていたようだね。魔力は、ふさわしい人間が現れるまで無くしてたけど」
まどか「これから見つけるのも、そうだと見つけられなくないかな」
マミ「確かに。選ばれる人間が現れない限り、姿も魔力もないんでしょう?」
QB「その点は問題ない。今回分かったんだけど、魔法少女がジェムのある場所に近づくと魔力にゆらぎが生じる」
QB「つまり君達が変身して探し、僕が感知すれば場所は特定できるのさ!」
まどか「そんなことできるんだっ!すごいねキュゥべぇ!」
QB「ふっ、魔法の精を甘く見ないでおくれよ」エッヘン
マミ「でも……どうやって取りだすの?場所が分かっても具現化しないんじゃ……」
QB「そっ、それは……!」タジッ
まどか「あ、そーですよねっ。どうやるのキュゥべぇっ?」
QB「…………僕にも、分からないことくらい……ある」ガックリ
マミ「あらあら、魔法の精もあんがい抜けているのね。ふふふっ」ニコニコ
QB「と、とりあえず!それは場所を特定してから考えよう!」アセアセ
――――――――――――――――――――――――――――
- 80 :12/04/01
- 翌日・放課後
まどか「さやかちゃーん、一緒にかえろーよっ」
ほむら「…………」
さやか「ごーめん、まどかっ。今日も行く所あるんだ」
まどか「うぇ?そうなんだ、ざんねん」
さやか「この埋め合わせは必ずするからさっ、じゃね」タッタッタッ・・・
まどか「うん、じゃーね!……さやかちゃんよくああ言うけど、どこに行くんだろ?どう思う、ほむらちゃん?」
ほむら「……気になるなら、本人に聞いてみれば良いんじゃないかしら?」
まどか「でも、どこ行くか言ってくれないってことは、言いづらい事なんじゃないかな」
ほむら「そうかもね、誰にも秘密はあるもの」ブワサッ
まどか「あぁでも、なにか言えない事で悩んでたらやだなぁ……悪い人に呼び出されてるとか……」
ほむら「それは考え過ぎじゃないかしら」
まどか「うーん……あ、そうだっ」
ほむら「?……どうしたの、まどか」
- 81 :12/04/01
- デブキャラが二人目ってのも変な感じだな
- 82 :12/04/01
- >>81
土俵
- 83 :12/04/01
- ほむら「まどか、これは少しばかり、趣味が悪いと思うわよ?」コソコソ
まどか「だってぇ……心配なんだもん。それに、ほむらちゃんに街案内してあげられるし」コソコソ
ほむら「尾行で街案内なんて聞いた事がないのだけれど、まあ良いわ」コソコソ
さやか「ふんふふん、ふふーん♪」ガラーッ
ほむら「CDショップに入って行ったわね」
まどか「あ、あのお店、よくさやかちゃんと来るんだよっ。珍しいCDも置いてあるんだ」
ほむら「そう……あ、出て来るわ」コソッ
まどか「うぇ?いつもはじっくり見てるのに……」コソコソ
さやか「ふふん♪ふーん……」ガラーッ
ほむら「いつもと様子が違うのは、気になる所ではあるようね」コソコソ
まどか「うん、こんどはどこにいくんだろう……?」コソコソ
ほむら「さ、行くわよ」コソコソ
まどか「……ほむらちゃん、なんだか慣れてる?」ボソッ
- 84 :12/04/01
- 巴と肥って字が似てるよね
- 85 :12/04/01
- まだ春休み?
- 86 :12/04/01
- さやか「ふんふん♪ふふん……」ウィーンッ
まどか「ここ……病院?」
ほむら「そうね、私が入院していた場所よ」
まどか「そうなんだ、ほむらちゃんここに……って見失っちゃった」ウィーンッ
ほむら「問題ないわ。あの、すみませんっ」
看護婦「あら、どうしたのかしら?あ、貴女この前退院した……」
ほむら「ええ。さっき私の友達が退院を知らずにお見舞いに来たみたいなんです」
ほむら「同じ制服を着た子を知りませんか?探してるんですが」
看護婦「ちょっとまってね、ポケベルで確認してみるわ」ピピピ
ほむら「お願いします」
まどか「あ、そっか携帯電話切らなきゃっ」
看護婦「あ、きた。外科医の先生が三号棟の病室で見たそうよ」ピピピ
ほむら「有難うございます。さ、行きましょう、まどか」
まどか「すごい……ほむらちゃん探偵さんみたいっ」
- 87 :12/04/01
- ポケベルって受信専用だよね?
- 88 :12/04/01
- まどか「この部屋の中からさやかちゃんの声が……」コソコソ
ほむら「……私、少し外の空気を吸ってきて良いかしら?病院の空気はもう……」
まどか「あっ、そうだよねっ。ごめんねほむらちゃん、こんなところまで」
ほむら「別に良いのよ。けれど後でちゃんと、街を案内してくれると嬉しいわ」スタスタスタ
まどか「うん、約束ねっ」
まどか「それにしてもさやかちゃん、誰とお話ししてるんだろ……」コソコソ
さやか「恭介、どう?このCD」
恭介「うん、凄くいいと思うよ」
さやか「でっしょー?見たか、このさやかちゃんの審美眼をっ」
恭介「はは、音楽は聞くものだよ」
さやか「あ、そっか。あっははは」
まどか「あれって……さやかちゃんの幼馴染の、上条くん?」コソコソ
まどか「手の怪我で入院してるってきいてたけど……お見まいにきてたんだ、さやかちゃん」
- 89 :12/04/01
- さやか「で、恭介。リハビリ頑張ってる?」
恭介「う……うん、まぁ」
さやか「早く良くなってよねー?さやかちゃんも暇じゃないんだぞっ」
恭介「そう……なんだけど、全然指が上手く動かないんだ。もう、駄目かもね……はは」
さやか「なーにいってんの!先生はちゃんと手術成功したって言ってたじゃん」
恭介「でも、何回やっても前出来た動きが出来ない……多分このまま一生……」
さやか「んなわけないって!まだリハビリ始まったばっかりなんだからさっ」
恭介「さやかには!……分からないんだよ。人一倍頑張ってるんだ……何回も何回も痛いのに耐えて!」
恭介「それでも動かないのがどういうことか……僕の指の事なんだ、僕が一番分かってる……!」
さやか「ご、ごめん……」
恭介「あ……僕もごめん、ちょっとイライラしてて……」
さやか「いや、あたしも急かす様な事言っちゃったからさ」
まどか「うわわ、なんかちょっと深刻なムード……」コソコソ
QB「まどか!大変だ!!」タッタッタッ
まどか「キュゥべぇ!?どうしてここに……!?」コソコソ
- 90 :12/04/01
- 病院屋上
オクタヴィア[病院、教会、そしてゴミ収拾場か。この辺りは負の感情が溜まりやすい物が集まっている]ズズズズッカキカキ
オクタヴィア[グリーフシードよ。まずは、月に照らされた十字架の影に]ズゾゾゾゾ
オクタヴィア[もう一つ、人の欲望の果てに壊された箱に]ズゾゾゾゾ
オクタヴィア[魔法少女が増えたのなら、こちらも駒を増やすまでだ]カキカキ
エルザ「エルルルルルルルル!!」バアアァァンッ
エリー「ハタラキタクナイデゴザル……」ポンッ
オクタヴィア[ひとり頼りなさそうなのが生まれたが、まあ良い。後は任せたぞ]カキカキ・・・シュンッ
エルザ「エルゥーーーー!」バッ
エリー「オシツケトカマジブラックワロタ……」
マミ「待ちなさい!貴女達は、この私達がお相手するわっ」バタムッ
まどか「ふへー……階段疲れたぁ」
QB「マミとジェム探しに通りかかったら魔女と遭遇とは、運がいいのか悪いのか……」
まどか・マミ「変身!」
キュピーンッ・・・パアアアァァァァァッ
- 91 :12/04/01
- エリーなのはシャルが幹部になってるからか
- 92 :12/04/01
- エルルルルルってゲロ吐いてるみたいだな
- 93 :12/04/01
- よかった・・・死ぬ魔法少女なんて一人もいなかったんや!!
- 94 :12/04/01
- まどか「心を染める愛のピンク!魔法少女まどか!」キュピーンッ
マミ「心を繋ぐ絆の黄色!魔法少女マミ!」ティローンッ
マミ「月に代わって……お仕置きよ!!」バッ
まどか「……マミさん、なんですかソレ?」
マミ「へ?あ、口上が物足りない気がしたから足してみたのよ。ほら、今宵は月が美しいでしょう?」
まどか「は、はぁ……」ポカーン
――――――ブゥンッ―――――――
エリー「チャバンワロス……」ピョーンッ
まどか「あ!とびおりて逃げたっ!」
マミ「鹿目さん、今の貴女の身体能力なら追えるわ!私はこっちの相手をするから!」
まどか「はいっ……うう怖いけど、じゃーんぷっ!!」トテトテトテ・・・ピョーンッ
マミ「ふぅ……さて、貴女の方が強そうね、とても怖いわ……」ブルルッ
マミ「けど、それより鹿目さんに傷付いてほしくないのよね、私」キッ
エルザ「エルルルルルルルル……」ズズズズッ
マミ「階下に逃げたわね?待ちなさい!」シュタッ…タタタタ
- 95 :12/04/01
- まどか「まってええぇぇぇっ」トテトテ
エリー「カエッテネタイ……」ピョコピョコ
まどか「にがさないよーっ!えぇいっ」トテトテトテ・・・ポカッ
エリー「ワレワレノギョウカイデハゴホウビデスッ」ピカーンッ
まどか「うぇ!?とんでいかないっ?それに、なにこの光!?」
ピカアアアァァ・・・・・・
まどか「って、うぇえええええ!?なにこれ、わたしハコになっちゃった!?……う、動けない……」シカクーン
エリー「イッショニユックリシテイッテネ……」グダグダ
まどか「んーっ!んーっ!だ、だめだぁ。どうしよう……助けも呼べないし、この能力ってすごく強いんじゃ……」
???「フィニトラ・フレティア」バシュウウウッ
エリー「アリガトウゴザイマスッ……」ドパアァンッ・・・コロン
まどか「やった、もどったぁ!……それより今の矢、空から!?」ポンッ
???「……」バサッバサッ・・・シュタッ
まどか「翼のはえた……仮面の、魔法少女……!?」
- 96 :12/04/01
- 仮面の魔法少女だれだ
- 97 :12/04/01
- いやー正体がさっぱり分からない
- 98 :12/04/01
- まどか「あ、あなたは誰!?」オドッ
マギカ「……私は、マギカ」
まどか「マギ……カ?」
マギカ「そう、マギカ……」ヒョイ・・・バシュウウウウッ
まどか「すごい…グリーフシードが触っただけで浄化されてる」
マギカ「……」ザッ
まどか「ま、まって!あなた、助けてくれたんだよねっ?ありがとうっ」
マギカ「貴女、油断し過ぎ……」バサッ・・・ヒュンッ
まどか「いっちゃった……悪い人じゃ、ないよね?」
まどか「それにさっきの矢、紫色だったけど、私と同じ……?」
――――――ドッパアアアアアンッ
QB「まどかー!マミが大変なんだ!早く来ておくれっ」スタタタ
まどか「マミさんが!?戻らなきゃっ」トテトテ
- 99 :12/04/01
- いやーZENZEN正体がわからないなー(棒)
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