2012年3月携帯ゲーキャラ147: 【ダンガンロンパ】舞園さやかは真ヒロイン ステージ2【アイドル】 (852) TOP カテ一覧 スレ一覧 2ch元 削除依頼
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【ダンガンロンパ】舞園さやかは真ヒロイン ステージ2【アイドル】


1 :
超高校級のアイドルである「舞園さやか」(CV:大本眞基子)について語るスレです。
◆ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生(※音量注意)
ttp://danganronpa.com/
◆前スレ
【ダンガンロンパ】舞園さやかはアイドルかわいい【ヒロイン】
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/pokechara/1293273250/
◆キャラ総合スレ
【論破】ダンガンロンパキャラ総合【6回目】
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/pokechara/1302266841/
◆SSまとめwiki
ttp://www43.atwiki.jp/dgrpss/
次スレは>>950ぐらいでスレ立て宣言してから立ててください。
※スレの傾向として、桑田の話題を出すと荒れるようです。
桑田の話題を出すだけなら基本的に問題無しですが、CP話や個人の嗜好を主に語りたい場合は、
総合スレでするか、個人スレを別個立てるなどして下さい。

2 :
苗木君の>>1乙です!

3 :
うぷぷぷぷ…立ってますねえ
新スレが!

4 :
よっしゃ!
新スレきた!
舞園さんAAも貼られてたし順調だな

5 :
>>1
※スレの傾向として、桑田の話題を出すと荒れるようです。
桑田の話題を出すだけなら基本的に問題無しですが、CP話や個人の嗜好を主に語りたい場合は、
総合スレでするか、個人スレを別個立てるなどして下さい。
-----------
なにこれ
カプ話や個人嗜好牽制するなら苗舞やその他も同じ扱いにしろよ糞が

6 :
痛い奴が立てちゃったな
真性か荒らしか

7 :
真付ける辺りが痛すぎる
さっさと埋めて次は純粋に舞園さんを愛でるスレが欲しい

8 :
スレも立てずに痛いとか言ってる奴が、一番真性の荒らしだけどな
全くこのスレは文句言う糞な奴ばっかりだな

9 :
>>5
だから桑田の話題出すと荒れるからって書いてあるだろw

10 :
>>9
じゃあカプ話我慢してた人間は苗舞出てきたら不満書き込んで良いんだな

11 :
その理屈はおかしい

12 :
新スレ早々に荒らすなよ…
ラバーストラップの舞園さんでも眺めて落ち着こうぜ

13 :
>>9
その荒らしのカプ厨がスレ立てたって事だろ
制限したいなら固定カプ前提話全禁止でいいよ

14 :
ろくすっぽネタは落とさないくせに「不満」という屁理屈は書き込む……カプ厨が荒らしというより、それに一々文句言ってる奴が荒らしだろ

15 :
スレ立て早々荒れ過ぎワロタw
やっぱ舞園さんは他の女とは一味違うな

16 :
第1話の中盤で退場するキャラのスレが埋まったという奇跡
さすが我らが舞園さんだ!

17 :
霧切さんスレ見てて思ったけど舞園さんが苗木くんにプレゼントを逆に上げるとしたら何くれるんだろう
パッと思い付いたのは桜の花束だけど

18 :
一緒にドーナツを食うとかそんなイメージ
自分もちゃっかりと楽しむ、それが俺の舞園さんのイメージ
いや護身用に武器?系統を渡してくるというのもありだな

19 :
>>17
模擬刀一択
冗談はさておき、本編中のセリフからして手作りの食べ物とかじゃないか?
ラー油とか

20 :
自分のキスマーク付きサイン色紙とか

21 :
何で桑舞禁止にすんの?
>>1のその部分は無視でいいよね

22 :
舞園さんのサイン色紙はどんなのかは良く妄想するよ。
達筆でシュッっとした感じのサインだと思うよ。

23 :
舞園さんは青髪?黒髪?

24 :
桑舞なんてほぼ空気みたいなもんで需要もないし
禁止でもそうでなくてもどうでもいいな
ただ荒れやすいってのは間違いなくある

25 :
>>24
荒らしおつ

26 :
どう見ても>>25が荒らしな件
釣られたか

27 :
>>23
むしろ何故青髪だと思ったし
黒髪ロング最高です
舞園さんくらい髪長いと色々と面倒そうだよな

28 :
なんで桑舞だけダメなのとか言ってる奴はどうせいつもの冷やかしだろ
嫌がってムキになる奴が居るのを楽しんでるだけにしか見えない

29 :
ファンディスクレベルのボリュームで良いから、学園編出ないかなぁ
霧切さんと苗木を巡っての修羅場をコミカルにやって欲しい

30 :
希望ヶ峰時代も寮の部屋が隣同士だったらいいよね
特に…あの部屋の間にある窓とかワクワクのドキドキだよ

31 :
言われてみれば寮部屋の窓の位置は変だな
隣の部屋を覗く以外の用途が見つからないw

32 :
>>27
セレスとかと比べると青みがかってるから、青髪なのかなと

33 :
青白すぎてキモい。もしかしてこいつゾンビ?w

34 :
イラストでは黒髪だけどゲーム中では妙に青いよな

35 :
ID:rrPWS83Y

36 :
いろんな意味で1がおかしいだろ
真ヒロインとか虚しいからやめてほしい

37 :
やめるも何も今からスレタイ変えられないんだから、次スレ建てる時に気にしたらいい
残念ながら不満がある人は頑張ってこのスレ埋めてくださいとしか言えない

38 :
>>31
窓から舞園さんが覗き込んでor遊びにくる生活とか夢が広がるよな
窓を通って部屋に戻る舞園さんのお尻にドキドキする苗木くんとか

39 :
外へ繋がる窓の鉄板は外せないけど苗木君の部屋との間の鉄板は一日目で外してしまう舞園さん
苗木「どうやって!?」
舞園「エスパーですから」

40 :
埋め

41 :
>>36
文句あるならお前が立てれば良かったろ。いつまでもグダグダ引っ張るなよ鬱陶しい

42 :
自分が引っ張ってるんだろ

43 :
そういうお前もな。>>36もわざわざ>>28を名指ししてる時点で程度が知れるが

44 :
だったら突っ込みいらんがな
いつまで続けるか競争ですか

45 :
>>39
愛の前には鉄板なんて無力

46 :
舞園「ところで少年エスパーねじめって知ってますか?苗木君」
苗木「ああ、あの20週で終わった…」
舞園「打ち切られたみたいな言い方はやめろ!!」
苗木「!!?」

47 :
霧切さんと舞園さんどうして差がついたか
1ステージ脱落、ほのかなビッチ感、裏切り

48 :
  そだ  |------、`⌒ー--、
  れが  |ハ{{ }} )))ヽ、l l ハ
  が   |、{ ハリノノノノノノ)、 l l
  い   |ヽヽー、彡彡ノノノ}  に
  い   |ヾヾヾヾヾヽ彡彡}  や
  !!    /:.:.:.ヾヾヾヾヽ彡彡} l っ
\__/{ l ii | l|} ハ、ヾ} ミ彡ト
彡シ ,ェ、、、ヾ{{ヽ} l|l ィェ=リ、シ} |l
lミ{ ゙イシモ'テ、ミヽ}シィ=ラ'ァ、 }ミ}} l
ヾミ    ̄~'ィ''': |゙:ー. ̄   lノ/l | |
ヾヾ   "  : : !、  `  lイノ l| |
 >l゙、    ー、,'ソ     /.|}、 l| |
:.lヽ ヽ   ー_ ‐-‐ァ'  /::ノl ト、
:.:.:.:\ヽ     二"  /::// /:.:.l:.:.
:.:.:.:.:.::ヽ:\     /::://:.:,':.:..:l:.:.
;.;.;.;.;;.:.:.:.\`ー-- '" //:.:.:;l:.:.:.:l:.:

49 :
そんな事よりの謎だよ
霧切さんの詐称なのか、舞園さんが虚なのか

50 :
店舗特典のあれを見る限り、舞園さんの真は確定
つまり問題は…ここまで言えば、あとはわかるわね?

51 :
ビッチ感なんて皆無だったわ

52 :
つまりあの中にクロ(偽)が…
ん?こんな時間に二階男子トイレに呼び出されたみたいだ…ちょっと行ってくる

53 :
身長がブーツ込みなんだし胸囲も服の上からとかそんななんじゃない?

54 :
しかしその理論だと今度は朝日奈さんと舞園さんが小さすぎるような…

55 :
参考画像
ttp://182.48.7.230/upload/bg/im1289299201ztbctq.gif
やっぱりこう見ると頑なに見せようとしない人が怪しいような・・・おや、誰か来たみたいだ

56 :
をめぐってノンストップ議論

57 :
模擬の先制攻撃だべ!

58 :
>>55
舞園さんスタイル良過ぎるな
体型維持の努力とかしてるんだろうか

59 :
サヤカはダンスやってっからな!

60 :
自分で筋肉有るって言ってたからな。
いくら体力に自信が有っても、超高校級の野球選手は分が悪かった。

61 :
あんな細い身体のどこが筋肉なんだろうか
舞園さんの身体は柔らかいはずなのに

62 :
マジレスすると現役フラメンコダンサーの方曰く(ブログ記事より軽く要訳)
「筋肉には白筋(見た目ムキムキ)と赤筋(見た目細身)の2種類があり、
無酸素運動の筋トレは白筋をつけ、ダンスなどの有酸素運動では赤筋が鍛えられる。
ダンサーは長時間踊るため赤筋が必要だが瞬発力になる白筋も多少は必要なので、
通常の練習では足りない部分を筋トレで補う」 とのこと。
ダンサーとアイドルは違うかもしれないけど参考までに。

63 :
なるほどつまり舞園さんは赤いのばっかってことか
じゃあ死体は血と皮膚の内側でまるで真っ赤な花が咲いたようだったに違いない

64 :
何気にあの面子の中でも体育の成績だと上位に入りそうだよな舞園さん

65 :
いや面子が面子だから上位は無い
さくらちゃん残姉ちゃん朝日奈さんというラスボス3人組がいて
無練習とはいえ豪腕スポーツマンの桑田と一応完璧設定十神、教科実技共に優秀な石丸
(成績として発揮してたかはともかく)完璧超人妹様、これで半分近くは確実に埋まる

66 :
舞園さんと桑田、どちらのほうが体力あるのだろうと過去の写真を見て思った

67 :
大神、桑田、戦場、朝日奈>>>>(超高校級の壁)>>>>十神(自称完璧超人のプライド)>大和田、石丸、舞園(運動得意そうな面子)>>>他
こんなところか
妹様は未知数。100m走10秒フラットとか出した後に50m走20秒とか出してそう

68 :
舞園さん苗木くんに抱きついてたけど、あれが抱き締めるだったら苗木くんの力じゃ脱出出来ないだろうなーと思った
歌って踊れるアイドルだもんな

69 :
舞園「苗木くん!」ダキッ
苗木「!?」(こんな所を誰かに見られたら拙いんじゃ?)
苗木(力が強くて振り解けない…だと?)

70 :
だいしゅきホールドする舞園さんと振りほどけない苗木君を想像したら胸が熱くなった

71 :
そう言えば苗木のやつ舞園さんに抱き付かれてたな
もうそれだけで超高校級の幸運だろ
おれもして欲しいわ

72 :
ラッキースケベ体質であろう苗木にとっちゃ
だいしゅきホールドなんて掛けた日にゃ
とんでもない事が起きそうだが。
例えば全年齢板では書けない事等色々。

73 :
いやまて、そもそもだいしゅきホールドを使っている時点で手遅れではなかろうか
苗木くんをギューッて抱き締める舞園さんとかいいねぇ
過保護っぽいもんな舞園さん

74 :
舞園「苗木くん♪」ぎゅー
苗木「ま、舞園さ…ぐるじ…」
山田「これどうみてもはいってますよね」

75 :
苗木「舞園さん……あの……背中に柔らかいものが」
舞園「当ててるんですよ♪」

76 :
モノクマ「苗木クン、たってますね!」

77 :
一見ただイチャついてるように見えても舞園さんの中では苗木くんの心を読みながらの高度な心理戦でもあるのだ

78 :
舞園「次にキサマは『舞園さんとキスして押し倒して獣欲の限りを貪り尽くしたいなー♪』と言う……」
苗木「言わないよ!?」

79 :
>>78
これの元ネタは?

80 :
舞園さんの台詞はジョジョ。

81 :
舞園(お尻を顔に乗っけてほしい…だと?)
って感じになったら舞園さんはどうなるのか
苗木くんだって健全な男子高校生なら!

82 :
舞「も、もう……苗木君も見かけによらず……こ、これ以上は言えません!」
苗(なんだか勝手に汚されたような気になってしまう……)

83 :
>>74
byみうらじゅん

84 :
苗木君の妄想も受信してるとしたら大変そうだな、舞園さん

85 :
苗木の妄想は「舞園さん良い匂いだなあ……」レベルだから大丈夫。
日本中のファンの妄想の方がやばい。

86 :
>>85
苗木かわいすぎワロタw
しょうがないこれを見た奴がSSを書きたくなる呪いでもかけるか

87 :
舞園スレの賑わいのためにSS書きたいんだけど案が思いつかない…
オマエラなんか案出してくれよ

88 :
舞苗霧の修羅場チックコメディでお願いします

89 :
>>88
舞園「苗木くんは今日私と帰るんですよ。ね?」
霧切「何を言ってるの。彼は今から私と捜査に向かうのよ。」
舞園「昨日もそう言って一緒に帰ってたじゃないですか!私だって今日は久しぶりの休みなんですから苗木くんと一緒にいたいです!」
霧切「一緒に帰ってたわけじゃないわ。たまたま事件が起こっただけ。事件は待ってくれないのよ。」
舞園「またそうやって屁理屈を…。結局は苗木くんと一緒にいたいんですよね?」
霧切「貴女こそ学校にいる間はずっと苗木君の後を付いてまわってるのだから放課後くらいは開放してあげなさい。」
苗木「あ、あの〜。実は今日…」
舞霧「「苗木君(苗木くん)は黙ってて(下さい)」」
苗木「はい……。」
江ノ島「お〜い、苗木!今日は私の仕事付き合うって言ってたでしょ。ほら、行くよ!」
苗木「わっ!え、江ノ島さん!そんな強く引っ張らなくても付いて行くから!あ、え〜と…ふ、2人ともまた明日ね!」
舞霧「「…………。」」

90 :
この程度のクオリティでスマソ
これでいいならどんどん書くよ
舞園スレの賑わいのため!
そのうちすごいSS書きが出てきてくれることを信じて

91 :
>>90
GJ!
何か新展開が来て舞園さんスレももっと盛り上がればな…

92 :
>>89
GJ!!

93 :
ちょっと失礼して投稿させて貰います。
二人がポーカーで遊んでいて負けた方は勝ったほうの言うことを聞くという
罰ゲーム設定です。
  −苗木の自室ー
苗木「はい、2枚。」
舞園「じゃあ私も2枚です。」
苗木「よしじゃあ準備は良いね。」
舞園「はい。」
苗木&舞園「せーの!」
 苗木・フルハウス
 舞園・4カード
苗木「ええ!?うそでしょ!!?」
舞園「やったー!勝ちましたー!」
苗木「うわ〜、勝ったと思ったのにな〜〜〜。」
舞園「ふふ、残念でしたね苗木くん。」
苗木「うん。」
舞園「それで苗木くん、覚えてくれてますよね?」
苗木「ん?」
舞園「罰ゲーム、ですよ。」
苗木「ああ、もちろん覚えてるよ。でどうするの?て言っても僕にできることなんて限られすぎてるけど・・・。」
舞園「ふふ、今から苗木くんにやってもらうことはことは苗木くんじゃなきゃできないことですよ。」
苗木「?そうなんだ、でそうすればいいの?」
舞園「はい!それはですね〜・・・。」

94 :
苗木「えーーーっと・・・。」
舞園「苗木くん手が止まってますよ。」
苗木「ああ、ゴメンゴメン。でもさ、こんなのでよかったの?」ナデナデ
舞園「はい?」
苗木「いやその、さ・・・。ま、舞園さんを膝枕してそれから頭を撫でるだけでいいなんて。」ナデナデ
舞園「はい、私はこれがよかったんです。」
苗木(これってむしろ僕が得してるような・・・?)ナデナデ
舞園「ふふふ、得してもらえてよかったです。」
苗木「え!まっまた分かっちゃったの?」

95 :
舞園「エスパーですから。それと、手、止めちゃ嫌です。」
苗木「あ、ゴメン。それにしても最近ホント舞園さんがエスパーみたいに思えてくるよ。」ナデナデ
舞園「ふふふ、ホントに勘なんですけどね。」
舞園「でも私、苗木くんにずっとこうしてもらいたかったんです。」
苗木「え?そうだったの」ナデナデ
舞園「はい!」
苗木「そうなんだ。でも、さ。」ナデナデ
舞園「はい?」
苗木「別に『罰ゲーム』じゃなくても、僕の膝でよければいつでも貸してあがるよ。」ナデナデ
舞園「えっ!?本当・・・ですか?」
苗木「うん、僕のでよければ、だけどね。」ナデナデ
舞園「本当に、本当ですか?」
苗木「もちろんだよ、舞園さん。」ナデナデ
舞園「・・・ありがとうございます、苗木くん・・・。」(アオムケニナリナエギヲミツメル)
苗木「舞園さん・・・・。」(テヲトメミツメカエス)
舞園&苗木「・・・・//////」(テレツツミツメアウ)
 そしてこの3秒後、突如出現した霧切によって修羅場に変わる。
目お汚ししました。すいません。

96 :
>>93
いいよいいよ〜!
舞園スレはこう言う甘いのがなかなかないからな!
次もよろしく

97 :
>>95
GJ!
甘々いいなぁ

98 :
>>95
GJ!
いいぞもっとやってくれ

99 :
>>95
GJ!
以前に総合スレで、舞園さんに膝枕で耳掃除してもらうSSあったけど、
その逆が見られるとは思わなかった。

100 :
学生の内から働いてきた舞園さんはああ見えて甘えたがりと予想

101 :
やわらかさやか

102 :
苗木「さて今日の授業も終わりだな……ん?なんか鞄が膨らんでるような……」ジー
舞園「ぷはぁ……!ふぅ……やっと出れた」
苗木「ま、ままま、舞園さん!?なんでボクの鞄の中に……!?」
舞園「それはもちろんエス……あっ待って!閉めないで!なえ……ンンッーーー!」ジタバタ
苗木「帰ろう……」

103 :
>>102
さり気なく舞園さん持って帰ろうとしてんじゃねぇよw

104 :
テニスのラケットくぐったりしそうな舞園さんだなw

105 :
そっちのエスパーかよww
そして>>103の突っ込みで二度ワロたw

106 :
改造したら舞園さんにならんかな
http://www.goodsmile.info/product/ja/3194/figma

107 :
96〜99さんありがとです
そして調子に乗ってまたできてしまった・・・
 −教室ー
舞園(ん?苗木くんが机で寝ています?)
舞園「苗木くん?」カオヲノゾキコム
苗木「クーーー・・・カーーー・・・。」
舞園「起きてますかー?」ユサユサ
苗木「クーーー・・・カーーー・・・。」
舞園「う〜ん起きませんね・・。」
苗木「クーー・・・ カーーー・・・。」
舞園「気持ちよさそうに寝てますし、せっかくですからしばらくこのままにしていますか。」
苗木「クーー・・カーー・・。」
舞園「ふふふ、ぐっすり寝てますね〜。」ホホエマシクミル
苗木「クーーー・・・カーーー・・・。」
舞園「ふふ、かわいいです。」ホオヲツンツン
苗木「クーーー・・・カーーー・・・。」
舞園「すごいクセッ毛ですね。」アンテナヲツンツン・・・
苗木「ムーーーー・・・。」ケワシクナルヒョウジョウ
舞園「頬より髪を触られる方が気になるんですね。」フムフム

108 :
苗木「クーーー・・・カーーー・・・。」
舞園(あっ!そうですっ!)ガサゴソッ
  パシャ!ケータイ撮影完了。
苗木「クー・・・カー・・・。」
舞園(われながらナイスなアングルです。)フッフッフッ・・・
  ピッ!ピッ!ピッ!苗木フォルダに保存。
舞園(もうそろそろ起こしましょうか?)
苗木「クーーー・・カーーー・・。」
舞園(・・・でも、せっかくですから後一つだけ・・・。)ナエギニチカヅク
苗木「クーーー・・・カーーー・・・。」
舞園(・・・・・・・・誰もいませんよね?見てませんよね?)マワリヲカクニン
苗木「クーーー・・・カーーー・・・。」

109 :
舞園(・・・・・・よしっ!行きますっ!)
舞園「・・・えいっ!」ガバッ
  チュッ!頬にキス、大成功。
舞園(キャーーーー♪キャーーーー♪キャーーーーー♪)ホオニテヲアテテレル
苗木「・・・・・・・・・・・・・。」
霧切「あなたはいったいナニをしてるの・・・・?」ゴゴゴゴゴコッ!!
舞園「ヒャウ!!!」(あれ!?さっきまで誰もいませんでしたよね???)
霧切「そしてさっきから狸寝入リシテいルあなたニも話シガアルワ。ナエギクン・・・。」ツノガニョキットハエル
苗木「・・・・っ!!(ギクッ!!)」アンテナピーン
舞園「ぇ!?ええぇ!?えええええぇ!!?」
  そして、苗木と苗木フォルダは犠牲となった・・・・
以上です。
 すいませんそろそろ自重します・・・・・

110 :
>>109
GJ!
確かに苗木は髪弄られる方が反応しそうだw

111 :
>>109の書く舞園さんはデレデレだなw
まだまだ足りないからもっと書いて

112 :
>>106
確かに似てるけどさこの二人w
>>109
GJ!
もっといちゃらぶしてもいいのよ

113 :
いちゃらぶじゃないんだけどさ、
本編卒業時の苗舞SSって、ここに投下しても大丈夫…?
舞園さん亡くなってるから、若干鬱入るんだけど…

114 :
どんとこい

115 :
>>113のSS見るまでトイレ我慢することにした

116 :
>>114>>115ありがとうございます
まだ判断はつきかねますが、一応投下させてもらいます;
泣けるコピペの改変(改悪)だったり、既存の楽曲がでてきます
また、舞園さんの亡くなった後の物語です
苦手な人は、何卒スルーorNGなど対処をお願いいたします

117 :
ダンガンロンパ トゥルーエンド サイドB
 関係を迫らないと、「苗木君は鈍感です」と言われた。
 関係を迫ると、「私の方から言いたかったのに…」と言われた。
 たびたび部屋を訪れると、「もう、何度も来すぎです…///」と言われた。
 あまり部屋を訪れないと、「もう来てくれないんですか…?」と言われた。
 流行りのカッコいい服を着ると、「カッコよくて、素敵です」と言われた。
 流行りのカッコいい服を着ないと、「いつも通りの方が、落ち着きます」と言われた。
 話を聞きながら発言すると、「相槌打ってくれるから、話しやすいんです」と言われた。
 話を黙って聞いていると、「黙って聞いてくれるんですね」と言われた。
 それは。
 失われたはずの記憶、なんだろうか。
―――――
「お、お墓を作る、ですって…?」
「…ふん、いいんじゃないか」
「遺影は…あの写真で、いいべ。みんな笑ってんだし」
 この学園を後にする前に、と提案した僕に、みんなは賛同してくれた。
「…いいでしょ、霧切さん」
「…反対はしないわ。やり残したことがないように、という点には共感するから」
 墓と言っても、立派なものじゃない。
 例の、遺体が保管されている生物室。
 そこに、植物園で摘んだ花と、遺影を飾るだけだ。
 いずれこの学園も、終わる。
 電力供給が無くなれば、少しずつ、彼らの体は時間に溶けて腐っていく。
 建物が倒壊すれば、こんな寂しいちっぽけな墓なんて、跡形もなく崩れ去ってしまうだろう。
 それでも。
「僕達は、クラスメイトだったんだ。記憶が無くたって、それは変わらない」
 お別れを済ませなければ、後ろ髪を引かれてしまう。
 前に進めなくなってしまう。
「ちゃんと、弔ってあげたいんだ」
 そんな僕の言葉を、思う所あってか、みんな聞き入ってくれた。

118 :
>>117続き
―――――
 待ち合わせに遅れる度に、「大丈夫です、私も今来たところだし」と言われた。
 けれども自分が遅れると、「私から誘ったのに、ごめんなさい…」と言われた。
 やきもちを焼くと、「ふふっ…苗木君、かわいいです」と言われた。
 やきもちを焼かないと、「ちょっとくらい、妬いてくれたって…」と言われた。
 そうだねと賛成すると、「やっぱり、苗木君もそう思いますよね?」と言われた。
 それは違うよと反対すると、「苗木君がそう言うなら…」と言われた。
 愛しているよと言うと、「私の方が愛してます」と言われた。
 大好きだよと言うと、「私だって…大好きです」と言われた。
 その幻は果たして、真実だったのか。
 学園を出ると決めた数日前に、うなされるようにして見た、酷く現実味のある夢。
 夢の中の僕達はとても楽しそうなのに、それを見ている間の僕は、酷く苦しかった。
 まるでいつか、記憶を思い出しかけた、あの夜のように。
―――――
 その翌日。
 一つの決心とともに、僕達はそれを行動に移した。
 パソコンで引き延ばした一人一人の顔写真を、遺体の保存されているその扉に貼り付けていく。
 いつものお調子者がウソみたいに、葉隠君は辛そうな顔をしていた。
 大神さんの遺影を貼る時、朝日奈さんの肩は震えていた。
 霧切さんは顔色を変えなかったけれど、お父さんの遺骨を大事そうに抱えていた。
 そして、僕も。
「…苗木君」
 後ろから、声をかけられる。
「…辛いなら、私がやるわよ」
 そっけない台詞と裏腹に、彼女の声は慈愛に満ちていた。
 けれど、これだけは。
「…ううん、大丈夫。ありがと、霧切さん」
 他の人には譲れない。

119 :
>>118続き
 僕達は、たぶん恋人だった。
 記憶が無くなっても、それは変わらない。
 だって、体が、心が、覚えている。
 そうじゃないと、これほどまで悲しいのはおかしい。
 そうじゃないと、勝手に涙が出てくるのはおかしいんだから。
「苗木っち…」
「…みんな、行くわよ」
「で、でも、霧切ちゃん…」
「…一人に、させてあげて。こんな時くらいは、せめて」
 霧切さんがみんなを部屋から出して、辛そうな顔で僕に歩み寄る。
「お別れを、言ってあげなさい。特別に大切な人だったんでしょう」
「…ありがと、霧切さん」
「…別に。あなたがしてくれたことを、返すだけよ」
 ロビーで待っている、三十分経っても来なければ呼びに来る。
 そう告げて、自身も部屋から出て行った。
 その後ろ姿に、心の中でお礼を言って、
 僕は舞園さんがいるであろう、一つのその安置箱の扉に、肩を持たせかけた。
 目を、つぶれば。
 僕の知らない、舞園さんとの記憶がよみがえる。
 同じ高校に入学して、同じクラスになって。
 勉強会と称して集まったり、二人で買い物に出かけたり。
 大事な時期にマネージャーさんが急病で、代役を買って出た、なんて一大イベントだってあった気がする。
 風邪を引いたら看病してくれたし、その逆もあった…んだと思う。
 好きだ、と告げたのはどっちからだっけ。
 最初のキスは…上手くいかなかったような。
 おぼろげで不鮮明な記憶ばかりだけど。
 まだ、ちゃんと思い出せていないけれど。
 その直感に良く似た記憶は、
『エスパーですから』
 きっと本物なんだろうな、と、僕は信じた。

120 :
>>119続き
「…このまま、ここに残っちゃおうかな」
 舞園さんのいるその扉に、頭をつけてひとりごちる。
「そうすれば、ずっと一緒だよね」
「ダメですよ、苗木君」
「どうして?」
「苗木君は、私の分も生きてください」
「…無理だよ。誰かの分も生きるなんて、現実には出来っこない」
「…そんなこと言うの、苗木君らしくないですよ」
「一緒に生きるのが無理なら。一緒に…」
「無理じゃないですよ」
「一緒に、」
「――苗木君なら、出来ます。だって、私が好きになった人なんですから」
 ぼたぼたぼた、と、水音が地面を叩く。
 涙を拭うことはしなかった。
 その行為すら、余計なものに思えた。
「…ふっ、ひぐっ……!」
 肺の奥が痙攣するように震えて、
 僕は、
「うっ…うぁ、あぁああ」
 子供みたいに、みっともなく泣きだした。
 僕は泣いているのに、
 記憶の中の君は笑っている。

121 :
>>120続き
「…行かなきゃ」
 泣きやんで時計を見れば、三十分なんてとっくに過ぎていた。
 誰も呼びに来なかったのは、単にめんどくさかったから…なんてことは、ないだろう。
 押しつけていた頭を離して、僕は立ち上がる。
「――もう行くね、舞園さん」
「――行ってください、苗木君」
 振り返らないで、悔やまないで。
 怖がらないで、どうか元気で。
 たしか、きっと、彼女の好きだった唄。
 それを口ずさみ、僕はゆっくりと歩き出す。
 僕は歌う、歩きながら。
 いつまで君に、届くかなぁ。
 涙と引き換えに。
 記憶と引き換えに。
「「――ありがとう」」
「…、苗木君」
「もういいのか?」
 みんなは、ホールに集まっていた。
 各々が、最小限の荷物だけ持っている。
「大丈夫、苗木君…?」
「…大丈夫、じゃないけど。でも」
 一緒に生きていくことが出来ないなら。
 一緒に死ぬことも出来ないなら。
 僕は前だけ見て、思い出をまるごと引きずっていく。
 それが彼女の言う、『誰かの分も生きる』ということになるんだろう。
「もう、振り向かないって…決めたから」
「…そう」
 人よりちょっとだけ前向きな、それだけが取り柄の僕を。
 そんな僕を好きと言ってくれたのも、紛れもない彼女の声だったから。
「――さあ、行こう」

122 :
以上です、数レスお借りしました。
最初は冒頭に使われているコピペネタでなんか書こうとしてて、こうなっちゃいました
舞園さん全然出てないし、暗いし、ほとんどいちゃいちゃしてないし、と
ダメダメづくしですが、どうしても投下したかったので…スミマセン
(霧→)苗→(←)舞なお話だと思います…たぶん
読んでくれた人がいたら、ありがとうございました。
>>115の膀胱が心配です…

123 :
>>122
GJGJ!!
こういうのもいいなぁ…

124 :
>>122
ダンガン関係のスレで投下されたSSで一番好きだ乙乙超GJ
台詞だけじゃなくて描写が細かいとこもいい
>>115
早くトイレに行け

125 :
>>122
GJ!
こう言うの待ってた!
舞園スレではこう言うのなかなか見れないよな

126 :
せつねええええええ
こういうの大好きだわ…GJ!

127 :
>>122
ガチ泣きした
マジで

128 :
どんだけ面白いSSが出てもどうせすぐ死ぬんだよねとか思う事は良くある

129 :
苗舞の甘ラブいちゃいちゃが見たいお
SS職人様、甘ったる過ぎて虫歯になるようなやつよろしく

130 :
>>129
言いだしっぺの法則

131 :
舞園「苗木君ちゅ〜。」
苗木「舞園さんちゅ〜。」
苗舞「……うふふ/////」
>>130お前俺が書いたらこんなんしかできねぇからな
ほんと誰か頼みます

132 :
ファミ通のネット漫画ではメイン回ありそうな予感
ttp://www.famitsu.com/comic_clear/dr_sp2/

133 :
どんな内容になるのかな
過去の話かね?

134 :
>>131
よし何かネタを振るんだ

135 :
>>122
遅ればせながらGJです!
私もこれからSSを投下しようと思います。拙い上に長いですがご容赦下さい。文章は苗木視点となっております。
『ダンガンロンパ CHAPTER-1 Another』
信じられない映像が記録されたDVDをモノクマから渡された日の夜、舞園さんが僕の部屋を訪ねてきて一晩だけ部屋を交換して欲しいと言ってきた。
最初は妙に思ったものの、不審者に対する恐怖で顔が青ざめ、体を震わせる舞園さんを見た僕は彼女の頼みを受け入れることにした。
彼女の頼みで一晩だけとはいえ、舞園さんの使っていたベッドで寝るのは何だかラッキーなような気まずいような複雑な気分だった。
「う〜ん、目が覚めちゃったな…。舞園さん、大丈夫かなぁ?」
一度は眠りについた僕だったが、舞園さんのことが気になって目が覚めてしまった。
時間は分からないけど、恐らく午前0時は回っているだろう。
「どうしよう。一度様子を見に行った方がいいかな?でも、舞園さんに余計な不安を与えたくないしなぁ…。………やっぱり見に行こう!」
少し考えた後、僕は一度舞園さんの様子を見に行くことにした。
舞園さんに余計な不安を与えてしまうかもしれないが、何事も無ければ謝ればいいだけの事だ。
だが、先程から妙な胸騒ぎがしてならなかった。何か良くない事が起きる前触れのような…。
僕はベッドから起き上がり、ドアを開けて廊下に誰も居ないことを確認し、舞園さんの部屋のすぐ隣にある僕の部屋の呼び鈴を鳴らした。
「舞園さん、もう寝てるよね…。と言うか、起きてても絶対開けないって言ってたっけ。」
呼び鈴を鳴らした後、僕は何気なくドアノブに手を掛けてみると、ドアに鍵が掛かっていないことに気が付いた。
あれほど不審者に怯えていた舞園さんが鍵を掛けていないのはおかしいと思った僕は、ゆっくりドアを開けて部屋の中へと足を踏み入れた。
「舞園さん。ドアの鍵、掛かってないようだけど…。」
「うああああああっ!!!!!」
突然、奇声と共にシャワールームの陰から何かが飛び出してきた。それは、右手に包丁を持った舞園さんだった。
「うわあああああっ!!!」
僕は咄嗟に舞園さんが突き出した包丁を躱したが、その拍子にバランスを崩して床に尻餅をついてしまった。
それに気づいた舞園さんはすぐさま僕に覆い被さって左手で僕の右腕を押さえ、右手に持った包丁を逆手に構え直し、その切っ先を僕に向ける。
その時の舞園さんの表情は、普段からは想像も出来ないほど鬼気迫るものだった。
僕は押さえられていない左腕で咄嗟に身を守ろうとしたが、包丁が僕の体を貫くことは無く、舞園さんは包丁を振り上げたまま固まっていた。
「なえぎ、くん…?」
両目を大きく開いてそう呟いた後、舞園さんは跳ねるようにして僕の上から飛び退いた。
僕はすぐに立ち上がり、壁にもたれ掛っている舞園さんの方を向く。
舞園さんは右手に包丁を持ったまま、滝のような汗を浮かべた真っ青な顔で震えていた。

136 :
>>135続き
「舞園さん…。どうして…どうしてだよ!?」
僕が声を荒げると、舞園さんはビクッと体を震わせ、その拍子に包丁を手から落としてしまい、包丁が金属音を立てて床に転がった。
「だって…だって、こうしないと…こうしなきゃ…外、出られないか、ら…。」
舞園さんは震える声で言葉を絞り出し、両手で頭を押さえながらその場にへたり込んでしまった。
今、こうしなきゃ外に出られないって言ったな…。まさか、舞園さんはここで誰かをすつもりだったの!?
じゃあ、あの不審者の話も嘘で、部屋の交換を申し出たのは、僕の部屋を犯行現場にすることで僕に罪を着せる為だったってこと!?
舞園さんが僕を騙して、利用して、陥れようとした…。全ては自分が【犯人(クロ)】になって、この学園から【卒業】するために…。
信じたくない事実が瞬く間に僕の頭の中に溢れ、精神を侵食していく。そんな悪い考えを振り払うように僕は頭をぶんぶんと左右に振る。
「舞園さん、立てる?」
僕は床にへたり込んでいる舞園さんに歩み寄って手を差しのべるが、舞園さんは僕の手を取ろうとしない。
「舞園さん?」
「…さい。」
「え?」
「ごめん…なさい…。ごめんなさい…。」
舞園さんは一向に僕の手を取ろうとしないばかりか、聞こえるかどうか微妙なほど小声で謝り始め、同時に両目からポロポロと涙が零れ落ちていく。
「…舞園さん。謝るよりも先に、理由を聞かせてくれないかな?何で、誰かをそうだなんて考えたのか…。」
「………。」
舞園さんは顔を下に向けたまま答えようとしない。
正直に言って、こんな状態の舞園さんから真意を聞き出そうなんていうのは酷だろう。
しかし、だからってこのまま放っておくわけにはいかない。それでは何も解決しないから。
「舞園さん。本当に君が僕に対して罪悪感を抱いているのなら、話してくれないかな?」
「それは…。」
「大丈夫。僕は絶対に君をしたりなんかしないから…。僕を…僕を信じて。」
「………はい。分かりました…。」

137 :
>>136続き
ようやく舞園さんが僕の手を取り、僕は彼女を立ち上がらせてベッドに腰掛けさせる。
僕は床に落ちている包丁を拾ってテーブルの上に置いた後、椅子をベッドの隣に置いて彼女と向かい合う形で腰掛ける。
それから、舞園さんは消え入りそうな声で全部話してくれた。
モノクマから渡されたDVDの内容も、今夜決行するはずだった人計画も、僕に罪を被せるために部屋の交換を申し出たのだということも…。
話を聞いた僕は、頭の中がグチャグチャになった。舞園さんが僕を騙し、人をそうとしただなんて嘘であって欲しかった。夢なら今すぐ覚めて欲しかった。
しかし、僕のそんな淡く儚い願望は容易く砕かれてしまった。僕が今日この部屋で体験したことは全て現実だった…。
僕が右手で顔を押さえて苦悶の表情を浮かべていると、舞園さんが口を開いた。
「苗木君の考えていることは分かります…。
例えどんな理由があっても、人なんてしちゃいけないって…。でも、私にはこうするしかなかったんです!
出口は無い!助けも来ない!いつ自分がされるのかも分からない!そんな状況でいつまでもここに居続けるなんてこと出来ません!
私には…私にはこんな所でグズグズしている暇は無いんです!早く…早く皆の無事を確かめないと!」
「まだここから出られないと決まったわけじゃない!まだ調べてない場所だって沢山あるし、皆と協力し合えば、きっと何とかなる筈だよ!
それに、あのDVDだってモノクマの捏造かもしれないじゃないか!」
「そんな保証なんてどこにも無いじゃないですか!ここから確実に出るには誰かを…誰かをすしかないじゃないですか!」
舞園さんの言う通り、例え学園内の全てを調べたとしても出口や外との連絡手段が見つかる保証は無いし、DVDの映像が捏造されたものだという証拠も無い。
それに、この先舞園さん以外の誰かが人に及ぶ可能性や自分が狙われる可能性だって大いにある。
そんな異常な状況下での生活なんて一刻も早く抜け出したいと思うのが普通だ。
強靭な精神力の持ち主や外へ出ることを諦めた人でもなければ、次第に心理的に追い詰められ、いつ凶行に走ってもおかしくない。
「苗木君には分かりませんよ…。私が夢を叶えるために、どれだけ苦労してきたのかなんて…。努力して、苦労して、やっと掴んだ夢が、消えていく感覚なんて…。」
そう言われると、僕には返す言葉が無い。
確かに僕は夢らしい夢なんて抱いた事がないし、舞園さんが夢を実現するためにしてき事や、芸能界の実態なんて知らない。
以前、舞園さんは「夢を叶える為に嫌な事でも何でもしてきた」と言っていたけど、その「嫌な事」が何なのか僕には想像もつかない。
ただ、舞園さんは自分が苦労して掴んだ夢の結晶が壊れてしまうのが耐えられなくて、一刻も早く外へ出るために人を企てたのだという事は痛いほど伝わってきた。
けれど、だからと言って人が許されるわけじゃない。どんな理由があろうと、人を正当化しちゃいけないんだ!絶対に!

138 :
>>137続き
「舞園さん、これだけは正直に答えて。前に僕に話してくれた、舞園さんがアイドルを目指すようになった切掛け…。あれも、僕を抱き込むための作り話だったの?」
「そ、それは…。」
「もし嘘だったのなら、正直にそう言って欲しいんだ。それなら、騙された僕が極度のお人好しだったってことで済むから…。」
「………。」
僕は膝の上で拳を強く握り、舞園さんを睨みつけるように力を込めた視線を送る。
舞園さんは顔を逸らして僕の方を見ないようにしているが、僕は舞園さんから視線を動かさない。
舞園さんを本当に理解するためにも、僕は舞園さんと彼女が起こしたことから目を逸らしちゃいけないんだ。
しばらくそのままの状態が続いた後、舞園さんがようやく僕の方を向いた。
「あれは…あの話は…嘘じゃありません。
苗木君に話した通り、私がアイドルを目指す切掛けになったのは、子供の頃にアイドルに憧れたことなんです。
お父さんが仕事で居ない間、一人でお留守番をしていた私の寂しさを忘れさせてくれた、あのアイドルのようになりたくて…。
それで、ずっと必死で頑張って…やっと、やっと…。」
俯きながら服の裾をギュッと握り、舞園さんは言葉を紡ぐ。
舞園さんの両目に再び涙が溜まり、やがて頬を伝って落ちていく。
この言葉が本当なのか嘘なのかは分からない。けど、舞園さんは自分の夢に関しては嘘を吐かない筈だ。
だから、今の舞園さんの言葉は真実だと僕は思った。いや、思うことにした。
「なら、分かる筈だよね?舞園さんがしようとした事は、君の夢を最も穢す行為だって事くらい…。」
「…はい。」
「人を笑顔にするアイドルが誰かの笑顔を永遠に奪うなんてこと、絶対にしちゃダメだよ…。僕は舞園さんに…そんなことして欲しくない!」
舞園さんは辛そうな表情で僕の言葉を聞いている。
僕だって、こんな言葉を舞園さんに浴びせるのは辛い。だけど、僕は言わなくちゃいけない。舞園さんのために。
「………。そう、ですよね…。死んじゃったら笑うことも、悲しむことも、怒ることも、何も出来なくなっちゃうんですよね…。私…本当に、何てことを…。」
両手で顔を覆い、舞園さんは泣き崩れる。
僕は最初黙ってその様子を見ていたが、すぐに立ち上がって舞園さんに歩み寄り、彼女の肩に手を置く。
「舞園さん。もう少しだけ…もう少しだけ、頑張ってみようよ。保証は出来ないけど、皆と力を合わせれば、きっと何とかなる筈だから…。」
「…はい。私、もう少しここで頑張ってみます。苗木君と…皆と一緒に…。」
顔を上げて涙を拭い、舞園さんは僕の提案を受け入れてくれた。
その顔は涙と疲労のせいでお世辞にも綺麗とは言えなかったが、それでもさっきまでよりは遥かに良い表情になっていた。

139 :
>>138続き
「分かってくれてありがとう、舞園さん。」
「いえ、お礼を言うのは私の方です。私なんかのために…。あんな目に遭わせてしまったのに…。」
「だって、約束したじゃないか。何があっても、僕は舞園さんの味方でいる…って。だから、僕はこれからも舞園さんも味方だよ。」
「苗木君…ありがとう。本当に…ごめんなさい。」
舞園さんは腰掛けていたベッドから立ち上がり、僕に向かって深々と頭を下げる。
「それだけで十分だよ。もう人をそうなんて考えないって、約束してくれるね?」
「はい、勿論です。誰かをしても、裏切っても、私は自分の夢や大切な人達に顔向けできなくなってしまいますから。
それに、例え自分の大切な物の為にそんな事をしても、誰一人喜んでくれないって、痛いほど分かりましたから…。」
「舞園さん…。」
僕が安堵したような表情で舞園さんを見つめていると、舞園さんも黙って僕を見つめ返してきた。
目が合った瞬間、僕の心臓は今までにないくらい鼓動が早くなり、顔が熱くなる。舞園さんも頬がほんのり赤く染まっているように見える。
そのまま僕達は黙って見つめ合い、しばしの沈黙が訪れる。
ピンポーン!
部屋の呼び鈴が鳴り、沈黙は終わりを告げる。どうやら舞園さんが呼び出した人物が来てしまったようだ。
「どどど、どうしよう舞園さん!?」
呼び鈴の音を聞いた僕は我に返ると同時にパニックになる。
僕がここに居る理由はどうとでも説明出来るが、包丁はそうはいかない。絶対に見つけられてはいけないものだ。
「苗木君!包丁を持ってシャワールームに隠れて下さい!後は私が何とかします!」
「わ、分かった!」
舞園さんの素早い指示で、僕は急いでテーブルの上の包丁を掴んでシャワールームへ向かう。
建付けが悪いせいでドアを開けるのに少々手間取ったが、何とか部屋の入口が開く前にシャワールームへ隠れることに成功した。
先程とは違う意味で鼓動が早くなり、顔から汗が噴き出す。やがて、ドアの向こう側から話し声が聞こえてきた。
(いや〜待たせちゃってゴメン!身嗜み整えてたら思ったより時間掛かっちゃってさ!それで、こんな夜中に俺と2人きりで話したいことって何?)
あの軽い喋り方は間違いなく桑田君だ。まさか本当に来るなんて…。
そういえば桑田君、野球選手よりもロック歌手になりたいとか言ってたっけなぁ。
音楽という共通の話題があるから舞園さんも桑田君を標的にしたんだろうけど、桑田君の方は下心が見え隠れするのは気のせいだろうか?
(はい。桑田君、芸能界に興味がおありのようだったので、お話を伺いたいなと…。)
(はぁ?話ってそんな事?んだよ、期待して損したぜ…。でも、他ならぬ舞園ちゃんの頼みだし、せっかくだから俺の人生プランを聞いてもらっちゃおうかな〜?)
そう言って桑田君は自分が歌手になったらどうしたいとか、どんな歌を唄いたいとか、そんなことを上機嫌で話し始めた。
時々、舞園さんを口説いてるようにも取れる発言があったような気がしたけど、舞園さんはのらりくらりと受け流していた。
それから1,2時間ほどして舞園さんと桑田君の話が終わり、舞園さんがシャワールームのドアをノックして僕に合図を送ってきた。
その後、廊下に誰も居ない事を舞園さんが確認し、僕達は入れ替わったネームプレートと部屋の合鍵を交換し直して、それぞれ元の部屋へ戻ることにした。
「苗木君、今夜はその…ご迷惑をお掛けして、本当に申し訳ありませんでした。」
そう言って舞園さんは、もう一度僕に向かって頭を下げる。
「もう謝らなくていいよ、舞園さん。君が誰もさずに済んだ。それだけで十分だから。お休み、舞園さん。」
「苗木君…。ええ、お休みなさい。」
舞園さんが部屋に入った後、僕も自分の部屋に入ってベッドに横になる。心身共に疲れきっていたけど、この学園に来てから初めて心地良く眠れた気がする。

140 :
>>139続き
翌朝、朝食会が終わった後、僕は後片付けを買って出た。
その理由は勿論、舞園さんから預かった包丁を元に戻すため、誰にも怪しまれることなく一人で厨房へ入る口実を得るためだ。
石丸君が手伝いを申し出てくれたのだが、包丁を取り出すところを目撃されるわけにはいかないので、僕は丁重にお断りした。
そうやって厨房へ一人で入った僕は、上着の内側に隠してあった包丁を取り出し、元あった場所へと戻す。
「これでよし…と。ふぅ…。」
包丁を戻し終え、僕は大きく息を吐く。思えば今朝の朝食会はこれのせいで冷や冷やしっ放しだったからなぁ…。
目的を果たし終えた僕が食器を洗おうとした時、背後に人の気配を感じたので後ろを振り向くと、入口の方に舞園さんが立っていた。
「あ、舞園さん。どうしたの?」
「えっと…何かお手伝いしようと思いまして。」
「ありがとう。でも、僕一人で大丈夫だよ。」
「いえ!お手伝いさせてください!」
そう言って舞園さんは胸の前で両手をグッと握り、熱のこもった視線を僕に送る。
ひょっとして罪滅ぼしがしたいのかな?
「そうですね。罪滅ぼし…かもしれません。」
「え?僕、口に出しちゃってたかな?」
「………。」
いつもならここでお決まりの「エスパーですから」が出る筈なのだが、舞園さんは無言で首を横に振っただけだった。
「苗木君が私のことを責めていないのは分かっています。
でも、私が私自身を許せないんです。ですから、この先苗木君のお手伝いをして、少しでも苗木君の力になろうと決めたんです。自分を許せる時が来るまで…。
勿論、桑田君には機会を見て謝罪するつもりです。実行しなかったとはいえ、無関係な彼に意を向けてしまったのは事実ですし…。」
「分かったよ、舞園さん。それじゃあ、後片付けを手伝ってもらおうかな?」
「は…はい!」
舞園さんの顔がパアッと明るくなり、嬉しそうに僕の方へ駆け寄ってくる。
やっと…。やっと舞園さんに笑顔が戻ってきた。僕に元気と勇気をくれる、あの笑顔が…。
それから僕達は2人で朝食会の後片付けをし、それを終えた僕達は一緒に体育館ホールへ足を運んだ。
「思えば、あの時ここで苗木君にお話ししたんですよね。私の夢のこと…。」
「そうだったね。」
「例え外に出られたとしても、私はアイドルに戻れるでしょうか?自分を信じてくれた人を裏切って、無関係な人に意を向けてしまった私が…。
それに、昨夜のことは黒幕も監視カメラで見ている筈ですから、皆にバラされてしまうかもしれません。そうなった場合、私はどうしたら…。」
この先のことを考え、舞園さんは不安そうな表情になる。
声を大にして「大丈夫だよ」と言ってあげたかったが、軽はずみな発言は却って彼女を傷つけるだけだ。
あの性質の悪いモノクマのことだ。昨夜の一件を利用して人が起こるよう仕向けてくるのは時間の問題だろう。
でも、それでも僕は舞園さんの味方で居ると決めた。でないと、舞園さんは本当に孤独になっちゃうから。
「それは…舞園さん次第だと思う。でも、安心して。この先何があっても、僕は舞園さんの味方だから。それに、もしアイドルじゃなくなっても、舞園さんは舞園さんだよ。」
「ありがとうございます、苗木君。でも、アイドルの仕事は私の全てでした。もしそれが無くなったら、私には何も残りません。そう思うと…。」
「う〜ん…。その時は…その時は僕と一緒に探そうよ!新しい夢を!」

141 :
>>140続き
………。ちょっと待て。僕一体何言ってんの?うわ!メチャクチャ恥ずかしい!穴があったら入りたい!
舞園さんもキョトンとしちゃってるよ…。
「探す…。ふふ…そうですよね。今の夢が無くなっても、また新しい目標を立てればいいんですよね。どうしてそんな簡単なことに気付かなかったんでしょう!」
そう言って舞園さんはクスクスと笑い、少し笑った後で真面目な顔になる。
「私、苗木君の心の強さが羨ましいです。私は状況に負けて、良くない事ばかり考えて、どんどん自分を追い込んでしまっていました。」
「そんなことないよ。僕は舞園さんや他の皆と違って特別な才能なんてないし、取り柄といっても他の人よりもほんの少し前向きなだけだよ。」
「今と言う時では、その前向きさが一番大事ですよ。どうか、その前向きさを失くさないで下さいね。」
「うん。舞園さん、絶対に黒幕に勝とう!そして15人全員で、この学園から出よう!」
「はい!苗木君、今はまだ言えませんが、もし生きてここから出られたら…伝えたいことがあるんです。」
「伝えたいこと?一体何かな?」
「それはその時になってからのお楽しみです。うふふ…。」
舞園さんは悪戯っぽく微笑み、答えをはぐらかした。
彼女の「僕に伝えたいこと」が何なのか気になるが、今はここから出ることの方が先だ。だから、僕はその時が来るまで心の奥にしまっておくことにした。
絶対に生きてここから出てみせる!舞園さんと、皆と一緒に!僕は改めて心にそう誓う。
だが次の瞬間、そんな僕らを嘲笑うかのようなモノクマの校内放送が流れた。
『死体が発見されました!生徒は至急、体育館にお集まり下さい!繰り返します…。』
「苗木君、今の放送…。」
「死体って…。まさか、誰かがされたってこと!?そんな…どうして!?」
この閉ざされた学園から全員で脱出するという僕らの青写真は呆気なく消え失せてしまった。
そして、された人物を除いた僕達14人は、モノクマから【学級】についての説明を受けることになる…。
『ダンガンロンパ CHAPTER-1 Another』 END

142 :
以上です。
ゲームの内容と矛盾しないよう書いたつもりですが、ツッコミどころ満載の上に桑田のフォローもなしという結果になっちゃいました…。
ただ、前々から考えていたネタなので、今回思い切って投下した次第です。拙い作品ですが、ご満足頂けたら幸いです。

143 :
>>142追記
最後にある「された人物」が誰なのかは各自で補完してください。

144 :
>>143
いい話だ。王道だな。だがGJだ!
舞園さんスレの住人なら誰もが一度は妄想した理想的展開だよな…

145 :
>>143
GJ!
ますます舞園さんルートが欲しくなるな・・・

146 :
舞園さんをマシンガントークで論破したかった

147 :
舞園さんはマシンガントークバトルでなんと言うのだろうか…

148 :
gj
舞園ルート……いい!!
Chapter2以降も書いてくれー

149 :
gj
舞園ルート……いい!!
Chapter2以降も書いてくれー

150 :
まぁ体験版を基にするなら、葉隠かなぁ?
苗木が疑われる展開は同じだが、そこのアリバイ証明を舞園さんが…みたいなオリ展開で

151 :
でも、朝食会が終わった後で死体発見という事は、
 朝食会―片付け終わって体育館ホールで会話
という短い間に人が行われた事になるよな。
朝の時点で既にされていたなら、本編のように朝食会に来なくて騒ぐ事になるはずだから。

152 :
例え結果が変わらなくても、序盤でいなくなっちゃう人は2週目で通信簿が他のキャラ並に増える特典が欲しかった
エスパーの謎とか気になるよ舞園さん

153 :
あれじゃ苗木のことが好きになりそうってことしか分からんかったな

154 :
本意すら不明になったもんな

155 :
本心がわからないエグさが舞園さんの持ち味。
ルール説明する前の自己紹介の時点で、苗木にアクションを起こしていたから、
完全に利用しようという心ではなかったとは思うけど。

156 :
というか自由行動のあれって嘘とか言うもんなのか

157 :
舞園さんは本心まじで分からんからな

158 :
舞園さんは卒業の正しいルール(他のメンバーが全滅する事とか)もおしおきの内容(クロ認定されたら確実に死ぬ)も知らないままだったからな…
のぶ代が最初に詳しく説明してたら思いとどまってたかもしれないと考えるとやりきれない

159 :
通信簿 7/7
「なんで苗木君の考えてることがわかるか、ですか?」
ある日、舞園さんと二人で話す機会を得たボクは、前々から疑問に思っていたことを聞いてみることにした。
「うん。あ、エスパーだからっていうのはナシね」
今にも『エスパーですから』と言われそうな気がして、予め釘を刺しておく。
案の定、口を「エ」の形に開きかけていた舞園さんは、綺麗な眉を寄せて考え込んでしまう。
「う〜ん……それじゃ、手力――」
「ミスター栗間に怒られそうだからダメ」
「困りましたね……」
(困るほどのことなんだ……?)
舞園さんは瞑目して考えながら、言葉を選ぶように少しずつ語る。
「そうですね……なんとなく――本当になんとなくなんですけど、時々苗木君が何を言おうとしてるのかわかる事があるんですよ。理由は私にもわからないんですけど、こう、パッと」
「パッと、ね」
時たま舞園さんの言葉はインスピレーション気味になる。
「ふふ、おかしいですよね。苗木君と話すの、ここに来てからが初めてだっていうのに……」
「そうだね……」
「もしかして私たち、前世でも同じことしてたのかもしれませんね」
前世。
前の世界でも、ボクたちはこうして出会って。
そうして、同じような話をして。
……やっぱり、同じような関係になっていたんだろうか。
「うふふ。そうじゃなかったら、私は苗木君専用のエスパーっていうことでどうですか?」
「せ、専用って……」
その響きは、ちょっと、問題なような……。
「問題なんかありませんよ」
そう言って、舞園さんはにっこりと笑みを浮かべる。ボクも思わず釣られて笑ってしまうような――そんな彼女の特上の笑顔だった。
「エスパーだから、ね」
そういうことにしておこう。
いつか、本当の事がわかるその日までは。

160 :
最近暑い日が続いているので、暑い日にちなんだSSを投下します。
「暑いね、舞園さん…。」
「そうですね、苗木君…。」
普段忙しい舞園さんが久し振りにお休みを取れたので、舞園さんのお誘いで僕は彼女と一緒にお出掛けした。
その帰り道、僕と舞園さんは暑さに耐えかね、公園のベンチで休憩することにした。
ベンチのある所は陰になっているため直射日光は防げたものの、この蒸し暑さはどうにもならない。
僕はシャツの首元を掴んでパタパタさせたり、手で顔を扇いだりしているが、大した効果は無かった。
舞園さんもこの暑さには参っているようで、髪をアップにして、さっきからしきりにタオルで汗を拭っている。
「ふぅ…。まだ夏はこれからなのに、こんなに暑いなんて…。本当に嫌になっちゃいますよね、苗木君?」
「そ、そうだね…。」
僕は、あまり舞園さんの方を見ないようにしていた。
何故かというと、暑さで火照った舞園さんの顔やうなじが妙に色っぽかったり、シャツが汗で体にへばり付いて下着のラインが見えそうになったりしているからだ!
「苗木君、今ひょっとしていやらしいこと考えてませんでしたか?」
「え!?いや、そんな事全然これっぽっちも考えてないよ、うん!」
我ながら見事なまでに雑な誤魔化し方だ…。
「本当…ですか?」
「本当だよ!」
「そうですよね。誠実な苗木君が“うなじが色っぽいなぁ”とか“シャツが汗でへばりついて下着のラインが見えそうだなぁ”とか考えませんよね!」
「バレてたのね、やっぱり…。」
「エスパーですから。」
何故舞園さんはこうも僕の考えていることを悉く見抜いてしまうのだろう?
僕ってそんなに考えていることが顔に出るタイプなのかなぁ?
「ごめんなさい、許してください、もうしません…。」
「うふふ…。じゃあ、そこのコンビニで何か冷たい物買ってきてくれたら許してあげます。」
そう言われた僕はすぐに公園近くのコンビニへと向かい、何を買おうか店内を物色する。
ジュースにしようかアイスクリームにしようか迷っていると、僕も何だか冷たい物が欲しくなってきた。
そんな時、ある物が僕の目に留まった。
「あ。コレがいいや。」
僕はそれを手に取ってレジで会計を済ませ、舞園さんの待つ公園へと戻った。
「お待たせ、舞園さん。はい、お望みの冷たい物。」
今しがた僕がコンビニで買ってきた物は、2本一組のチューブ入りアイスだった。
僕は袋から取り出した中身を2つに分け、その片方を舞園さんに渡して彼女の隣に腰掛ける。
「考えましたね、苗木君。これなら2人一緒に涼めますね。」
「でしょ?さ、溶けない内に食べよう。」
「はい。それじゃあ、いただきま〜す。」
それから僕達は2人揃ってチューブに入ったアイスを啜る。
これからどんどん暑くなるだろうけど、こういったささやかな幸運と出会えるのなら、暑い日も案外悪くないなぁと思う僕だった。
終わり

161 :
>>159
GJ!
手力ってアンタ・・・
マジで通信簿もっと見たいよな。
>>160
こちらもGJ!
そんな細かい事まで読める舞園さん凄いな。
でもこんな風に心読まれてみたい・・・

162 :
舞園さんにサプライズ用意してもことごとく失敗しそうだな

163 :
>>159>>160
2人ともGJ!
久しぶりの舞園SSで元気出た!
やっぱ可愛いな

164 :
>>159>>160
GJGJ!!
舞園さんSSは穏やかな雰囲気でいいなぁ

165 :
漫画版、本編とあまり変わらんシナリオでワロス

166 :
次が桑田視点だとして、舞園さんの出番もちょっとはあるだろうけど
その後は…およよ

167 :
さやか生還ルートは公式に否定されたのだ
ってアポの扱いがやけに善人寄りになってるのは冗談が過ぎる

168 :
てかこれじゃゲーム内の証言ともクライマックス推理とも辻褄が合わねえじゃねえかw
もう同人誌のようなもんだと思って見なかった事にしよう…

169 :
桑田は悪いヤツだとは思わないけど事故はねーよw
舞園さんの扱い酷すぎ泣いた

170 :
>>168
※クライマックス推理は事件の流れを追うための苗木のイメージです

171 :
ある意味漫画版も執筆者個人のイメージみたいなもんだけど
まぁいいさ、今となっては全てが闇の中

172 :
マンガ読んでないけど作者がだってのは分かった

173 :
マンガ読んでないけど何があっても俺は舞園さんが好きだってことがわかった

174 :
せめて漫画ぐらいはさやかが生き残るアナザールートにして欲しかったなぁ

175 :
ゲームだとただのアポな桑田の印象を
よくしようとしてドツボにはまってるだけだなこれ・・・

176 :
苗木を利用しても結局苗木の事が頭から離れず失敗して
苗木のことを思いながら死ぬとかなんて美しくも儚い愛の物語

177 :
クズキャラ扱いでなんかこうん〜

178 :
左手だけで包丁持ちながらお風呂に逃げ込んでドア閉めるのといい、
話し合うためにわざわざドライバー取りに戻って、
ドアこじ開けるって展開といい、無理あるだろ・・・
相手は包丁持ったままなんだし、お風呂のドアは防音じゃないんだから、
話し合うならドア越しに話すだろ普通・・・

179 :
所詮の作ったマンガ

180 :
ファミ通コミックの桑田完璧とばっちりじゃねーか

181 :
無理ありすぎな展開も問題だけど、せっかくの舞園さん視点なのに、
肝心の「エスパーですから」の一言も出ないって、どうなの?

182 :
舞園回に見せかけた桑田回だったからとしか

183 :
実際のところ舞園人気ってどの辺なの?

184 :
俺の中では一番だよ
人気投票なんて無かった

185 :
個人スレでパート2まで突入してる。
最初に退場するキャラとしては破格の人気。
どこぞのマミさんを彷彿とさせる。

186 :
>>183
13位

187 :
舞園さんのファンになって、絶望して、朝日奈さんの笑顔に癒されて、霧切さんの格好よさに惚れて
でも結局最後は舞園さんに戻ってくる

188 :
今更ですがクリアしました
いまじんの予約特典の図書カード?が気になったのですが、どのような絵柄だったのですか?
画質が汚くてもいいので見せていただけると更にありがたいです。

189 :
>>55のやつかな?

190 :
>>189
ありがとうございます
資料集に載っていますかね?

191 :
載ってるでござる

192 :
>>191
買ってきます
ところで、部屋に入れるのって入れ替えた時だけですかね?

193 :
>>192
確かそこだけだったはず

194 :
このスレの住人はめちゃくちゃ優しいよね。
ダンガンロンパ以外のスレと比べるとびっくりするな。

195 :
は?

196 :
>>194
これは見るからにメインヒロイン!俺は超高校級の助手に決めた!→一章で灰になる→解脱
の流れを通過してる人が多いんだよ、きっと

197 :
舞園さんの死体で興奮した俺は解脱できない…

198 :
このスレで、舞園さんにひかれてゲーム買った人いる?
俺はのぶ代にホイホイされゲーム購入、実際にプレイして舞園さん好きになった

199 :
>>198
同じく
ただ最初はアイドルってキャラ設定だけで毛嫌いしてたんだ
どうせろくでもないことやらかして死ぬんだろなって
そしたらホントにその通りになったのになんかもうメロメロなわけで

200 :
>>198
のぶ代ボイスが一番のきっかけだったのは間違いない
二番目が舞園さんのアイドル姿と制服姿のギャップに釣られたからだった
今では後悔なんてある訳ない

201 :
俺は定番の「エスパーですから」のやり取りにやられた
1章最後で苗木がそれを言ったのにもまたやられた

202 :
何となくつけていた舞園さんの美声スキル。
アレがなければ黒幕とのラストバトルに負けていた。
最後に舞園さんが助けてくれたんだと俺は解釈しているよ。

203 :
イマイチ実感の沸かないスキルだなw
というかスキル機能自体あんま必要性感じない
あんなのより通信簿増やして欲しかった。舞園さんのいい話もっと聞きたかったよ

204 :
舞園さんが最初の退場キャラでなければどんな自由時間イベントがあったんだろうな
苗木くんより苗木くんのことをよく知っている舞園さんとか胸熱なんだが

205 :
道場で桜を見ながらデートするイベントとか良いかも。

206 :
>>204
まったくもってその通り
これはSS化してもらいたいな!

207 :
あの日手折った桜の花を忘れないよとか言われて顔を赤らめる舞園さん
我ながら少女マンガのような妄想だぜ

208 :
今日初めてチャップター1クリアーしたが、こりゃないわ〜と思って結局ネタバレ見ちゃったんだが、本当にこれで出番終わりなんだな、一番てか唯一気に入った女キャラだったのに。
仮にも生き返るとか全部ウソだったとかそんな淡い希望を抱いていたのに...
やる気完全に失せた。
個人的には2次創作とか虚しいだけだし、何の慰めにもならない。
もうどのキャラを見てこのゲームやればいいのかわからなくなった。
霧切とか別にタイプじゃないし。
あ〜あ、ほんとこりゃないわ〜

209 :
>>208
ネタバレになるから詳しくは書けないけど……
騙されたと思ってラストまでやってみ。いいことあるから。

210 :
つーか、ちゃんと全員生還エンドあるし

211 :
3章冒頭であらためて舞園さんがもういないことに絶望する

212 :
舞園「開発者のイジメ、かっこわるい」

213 :


214 :
舞園さん、公式からの扱い散々だもんな
お前ら強く生きろよ

215 :
体験版漫画の舞園さん可愛い。
石丸のKY発言に笑顔で「……」浮かべるあたり、黒さが垣間見える。

216 :
>>214
どこが?これはむしろ優遇だろ
黒園さんもかわいい
あとは白園さんも見れたら満足

217 :
白園さん=体験版。
特に根拠が無いのに、苗木を信じてくれる舞園さんまじ天使。

218 :
光と闇が備わり最強に見える舞園さん

219 :
某別スレがまた過去ログ倉庫に入っちゃったな・・・
あのスレのSS、それまでに書かれた分だけでも
まとめwikiに加えておいた方が良いかな?
あれを1つにまとめて書くと長くなるから、
モノクマ劇場を区切りにして分割するとかして。

220 :
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1309974659/

221 :
七夕SS投下します。
7月7日。この日は世間が七夕で賑わう日だ。
僕達が通う希望ヶ峰学園も例に漏れず、植物庭園で採れた大きな笹に全校生徒の願いを書いた短冊を吊るし、校庭に飾っている。
近所の商店街でも七夕祭りが催され、希望ヶ峰学園の生徒達は授業が終わると次々に街へと繰り出していった。
この日の放課後、僕は思い切って舞園さんをお祭りに誘ったら、彼女は二つ返事でOKをくれた。
「苗木君、どうです?似合いますか?」
お祭りに参加するにあたり、商店街の呉服屋で浴衣をレンタルすることにした舞園さんは、試着室のカーテンを開けてポーズをとる。
長い黒髪をお団子にし、淡いピンク色の浴衣を纏った彼女の姿は眼福という他なく、僕はしばし見惚れてしまっていた。
「…あ。うん!凄く似合ってるよ、舞園さん!」
「ありがとうございます。では。お祭りに行きましょうか。」
舞園さんが呉服屋に浴衣のレンタル代を支払った後、僕達は七夕祭りへ繰り出した。
祭りが開かれている商店街は日没間近だというのに人で溢れており、出店も多く出ていた。
遊ぶ前に僕達は腹ごしらえとして焼きそばを購入し、ベンチに座った。
「苗木君、口元にソースがついてますよ。」
「え?」
「ちょっとだけ、動かないで下さい。」
そう言って舞園さんは鞄からハンカチを取り出し、僕の口元を拭ってくれた。
その間舞園さんの顔が凄く近かったので僕の心臓は物凄く高鳴り、心臓の音が彼女に聞こえてしまうんじゃないかと冷や冷やした。
腹ごしらえを終えた僕達は一緒に商店街を練り歩き、あちらこちらでクラスメイト達の姿を見かけた。
チョコバナナや綿菓子、リンゴ飴など両手に抱え切れないほどのお菓子を抱えた朝日奈さんと、それに付き合う大神さん。
浴衣姿の不二咲君を男と知らずにナンパしたsラを撃退する大和田君と石丸君。
女子大生数人をナンパしたはいいが、すっかり財布代わりにされてしまっている桑田君。
景品を撃ち落としまくって射的屋の親父を絶望させている戦刃さんと、隣でそれを見てゲラゲラ笑っている江ノ島さん。
いつものように山田君を顎で使うセレスさんに、腐川さんに庶民の祭りや出店の解説をさせている十神君。
無許可で占いコーナーを設置してお金をとっていたため商店街の人達に連行されていく葉隠君。
その際、僕達を見つけた葉隠君から助けを求められたのだが、僕達は全力で知らん顔をした。

222 :
>>221の続き
「あ。苗木君、霧切さんも来てますよ。学園長さんも居ます。」
「本当だ。あの2人が揃って外出なんて珍しいね。」
金魚すくいの出店の近くに、青い浴衣を来た霧切さんと、父親の学園長が居る所を舞園さんが発見した。
学園長が霧切さんに金魚すくいに挑戦したらどうかと促しているようだが、霧切さんは見ているだけで十分なようだった。
すると、娘に良い所を見せようとしたのか学園長が挑戦したが、すぐにポイを破ってしまい、逆に呆れられてしまっていた。
しかし、いつも通りの無表情だったものの、霧切さんはどこか楽しそうな様子だった。
「きっと、お父さんと過ごせて嬉しいんですよ。」
「そうかもね…って、また僕の考えてることを…。」
「エスパーですから。親子水入らずのところを邪魔しちゃ悪いですから、場所を変えましょうか。」
「うん。」
その後もしばらく僕達は商店街をブラブラして祭りを楽しみ、少し歩き疲れたのでベンチで休憩することにした。
ふと空を見上げてみると、澄み切った夜空に沢山の星が瞬いていた。
「凄く綺麗だね。」
「ええ。晴れて本当に良かったです。ふぁ…。」
僕と話している途中、舞園さんは大きなあくびをした。
「大丈夫、舞園さん?疲れたのなら、そろそろ寮に…。」
「いえ、まだ大丈夫です。そういえば、苗木君は短冊に何て書いたんですか?」
「僕は『家族やクラスの皆とずっと仲良く出来ますように』って書いたよ。そう言う舞園さんは?」
「私も似たような内容です。でも、本当の願い事は別にあります。」
「じゃあ、どうしてそれを書かなかったの?」
「それは…本当の願い事は誰かに叶えてもらうんじゃなく、自分の力で叶えたいからです。」
「そっか。」
僕はそれ以上聞かなかった。
舞園さんの本当の願い事が何なのか気になったが、ここでそれを聞くのはいけないような気がした。
僕達がその後もしばらく星空を見上げていると、僕の左肩に何かが乗ってくると同時にいい匂いが鼻に入り込んできた。
何と、舞園さんが僕に寄りかかってきたのだ。
「ま、舞園さん!?」
「すぅ…すぅ…。」
「あらら、寝ちゃったよ。仕方ないな…。」
どうやら舞園さんは睡魔に負けてしまったようだ。
僕は舞園さんが起きるまで動けなくなったが、気持ち良さそうに眠っている舞園さんの寝顔を独り占め出来るのは悪い気分ではなかった。
この後、舞園さんが起きるまでの間、僕は僕らを見つけた江ノ島さんに冷やかされたり霧切さんに絶対零度の瞳で睨まれたりしたのだが、それはまた別の話だ…。
終わり

223 :
舞園スレにも七夕SSキタ!
GJです!

224 :
>>221
GJ!
二人の願い、マジで叶えてあげたくなるな・・・
桑田と絶望姉妹と葉隠ワロタ

225 :
きた!職人きた!これで勝つる!
>>221
GJ!

226 :
この願いが叶うことは無いんだよね・・・

227 :
http://www.4gamer.net/games/127/G012722/20110708055/index_3.html
プロデューサー「(舞園さんと)ダブルヒロインというような打ち出し方をしつつ,
ある意味,真のヒロインは霧切さんですからね(笑)。それも狙いどおりです」
二通りの意味に捉えられるけどつまりどういうことだ

228 :
>>227
つまり舞園さんは俺のヒロインってことだよ

229 :
舞園さん=シャイニングガンダム
霧切さん=ゴッドガンダム
って事かな
RX-78とνに置き換えてもいい

230 :
RX-78よりリ・ガズィの方が近いか

231 :
>>リ・ガズィの方が近いか
ヒロインもどきという意味ですね、わかります

232 :
リ・ガズィはZより性能上なんだぞおい

233 :
バカヤロー、俺はリ・ガズィ大好きだよ

234 :
一気に意味わからんくなった

235 :
ふと思ったんだが…
アイドルって水着でグラビアとかするもん?
舞園さんのそんな姿見たらもう止まらない

236 :
当たり前だろ
苗木くんも止まらずに勤しんでるよ

237 :
プールでの集合写真を見る限り、撮られるのにはかなり慣れているようだしな。

238 :
超高校級のカメラマンになって舞園さんを撮影したい

239 :
職人さん、隠してた新発売の舞園さん写真集が見つかって焦る苗木くんと内心喜ぶ舞園さんのSS書いてください> <

240 :
やべぇ、18禁なシナリオしか浮かばないわ
(写真集で自家発電しているところを見つかる→言ってくれれば私がシテあげるのに…)
エロ漫画の見過ぎだなこりゃ

241 :
>>240
エロパロにもダンガンロンパのスレがあってだな…

242 :
>>240
エロパロスレは君を待っているよ

243 :
プールの写真のセクシーポーズ良いね。
ドーナツの写真でのウィンクとか撮影慣れしてる感じがアイドルっぽい。

244 :
苗木くんに抱きついてる一枚絵を見る度に思うんだが身長差的に舞園さんはあれ膝を曲げてるんだろうか

245 :
オマエらの舞園さん像って乱だったり腹黒だったりするけど実際はただの天使なんだよね

246 :
いや正直天使はちーたんとさくらちゃんで霞みすぎて・・・
存在としては小悪魔くらいがちょうど良いと思う
個人的な理想はキャラとしては少女漫画のライバルキャラ(良い子の部類)。

247 :
舞園さんは表も裏もない素敵な人です!

248 :
このスレ民には今更かもしれないが、やっぱビジュアル的には舞園さん正ヒロインだろ

249 :
だからこそ一章であんなことになったんだがな

250 :
しかも「疑心暗鬼を増幅させる」っていう理由もあるけど「飽きた」ってのもあるから
ほんとに公式からの扱い悪いな舞園さんは・・・いやそこがいいんだけど

251 :
むしろ舞園さんといちゃいちゃしてた苗木がよって思ったのは俺だけじゃないはず

252 :
>>251 そしたら舞園さん視点の物語になってたのかなぁ

253 :
ゲームクリアしてから4ヶ月経つけど未だに舞園さんショックから抜け出せてない・・・

254 :
そんなときには
つ霧切さん

255 :
ひんぬーには興味ない

256 :
舞園さんだって巨と言えるほどのじゃねえぞ
そこそこデカいぐらい

257 :
キリギリさんと並べば巨にみえる

258 :
巨だからって江ノ島や朝日奈じゃ代わりにならんよ。
もちろん、霧切もセレスも腐川も戦刃もオーガもちーたんも。
舞園さんじゃなきゃ駄目なんだよ。
マジで舞園さんルート追加してくれ・・・

259 :
気持ちは痛いほどわかる
某シークレットゲームみたいにルート毎に犯人や被害者が変わる展開が欲しいとこれほど思ったことはない

260 :
ルートとか言ってる奴はこのゲームの何を見てんだよ…

261 :
>>260 舞園さんだよっっ!!!!!

262 :
>>258のように舞園さんがオンリーワンという気持ちはわかるんだけど、
舞園さんルートっていうとギャルゲーくさくなるからなんかやだ
メインキャラのように扱っといて実は使い捨てっていう意外性が魅力の一部だと
自分は思うんだけどね

263 :
だが舞園さんともっと触れ合いたかったという気持ちもある

264 :
2週目以降の人予防ってのがあれば一番よかったと俺は思う
でもUMDの容量的に無理なのかな?

265 :
生存ルートがたまらなく欲しくなるくらい、このゲームのキャラ達が魅力あり過ぎるって事だよな。
舞園さんに限らず。

266 :
それなのに小説はオリキャラって…

267 :
舞園さんって何か企んでたり黒いイメージあるけど、どこまでも純粋で清純なアイドル舞園さんが好きだ
この考えって邪道だったりすんの?

268 :
いや別に
清純だからこそあの犯行に走ったってのもあるし

269 :
「後生大事に清純抱え込んでてもアイドル業界は渡っていけんぜよ・・・」
と、3人用ソファにふんぞり返り葉巻を咥えながらのたまう舞園さん

270 :
舞園「枕に頼らなきゃアイドルも出来ないのは平々凡々、並のアイドル……私を誰だと思っていやがる!!」
そんな超高校級舞園さん

271 :
そんな漢前な舞園さん嫌だお

272 :
しやすさではちーたんがダントツだと思うけどなんでレオン選んだんだ
一番ひっかかりやすいと思ったからかな

273 :
舞園さん視点でちーたんあの状況でホイホイ部屋に行く低脳に見えると思うの?

274 :
舞園さんから見たらちーたんは女
しかも誘ったところで怖がって来そうにもないし、そこまでアポでも無さそう

275 :
「『夜時間になったら部屋に来てv』で男子の誰かを呼び出すか、
 『怖いから一緒にいてください』で女子の誰かを呼び出すか……悩みどころですね」
男子の場合
「苗木くんを部屋に呼んでも意味ないし……
 規則に厳しい石丸くんや警戒心の強そうな十神くんは呼んでも来ないはず。
 大和田くんは来てくれるかもしれないけど、十中八九返り討ち……
 桑田くんか、葉隠くん……でも、葉隠くんってなんか余裕綽々なんですよね。
 ていうか、占いで私の意図に気付かれるかも!……桑田くん一択、と」
女子の場合
「夜時間のルールを持ち出してきたセレスさんは呼んでも無駄ですよね。
 霧切さんや不二咲さんは警戒心が強そうだから、まあ、来てくれないでしょう。
 腐川さんに至っては、『部屋に来て!』なんて言っても逃げられるだけでしょうし……
 大神さんは論外として、朝日奈さんか江ノ島さんが候補に……いや、ダメですね。
 苗木くんが夜に女子を部屋へ呼び出すなんて不自然すぎました」
カキカキ
桑田怜恩 ←決定!
メモ帳に全員分の名前を書き、線を引いて候補者を削っていく舞園さんの図

276 :
>>275
あら可愛い

277 :
決定!じゃないが

278 :
コミッククリアは来週更新だそうだ
さて続きどうしてオチ付けるのかね

279 :
もう回想しか出番無いのがもうね

280 :
実は1話が夢オチで2話からは全員脱出に向けて…
だったらいいのにな

281 :
もうギャグ系アンソロにしか希望が見出せない
でもそういう所だと舞園さんが清純腹黒キャラとしか扱われなさそうだ

282 :
ゲーム公式の中の人のコメントが何度見ても切ない
でも苗木と隣なの見たら何か癒された

283 :
ラジオだと、中の人は舞園さんを「素直な子」だと解釈してたね。
素直すぎてあんな結果に。

284 :
素直に揉ませて欲しい

285 :
絶対領域をガン見させてくれるだけで十分です

286 :
素直に守られていてくれよ。人なんかに手を出さないで。

287 :
>>275
山田不二咲どこへ
あれ
山田いけそうじゃね?

288 :
>>287
ちーたんは書いてあるだろ
しっかり読んでからレスしろや

289 :
>>288
全く申し訳ない
一応確認したつもりだったんだが…

290 :
つ なんか生理的に受け付けない
つ 脂肪とかで刺しても一命を取り留めそう
つ 呼んでも来るかどうか不安(三次元的な意味で)
さあどれだ

291 :
舞園さんと妹様ってやっぱスタイルは妹様の方がいいのかな?
顔は舞園さんで身体は妹様ってイメージなんだけどおk?

292 :
人それぞれだが妹様のほうが間違いなくがデカい

293 :
舞園さん腰細すぎワロタ

294 :
>>293
エスパーですから(伊東的な意味で

295 :
モノクマの着ぐるみ姿でニコニコしてる舞園さんで久々に癒されたべ

296 :
あつめてカービィ的に舞園さんが10人くらいいたらどうなってたかな

297 :
桑田が惨される

298 :
どうせ10人全員苗木に取られるんだろ

299 :
色んな意味で苗木が苦労するだろうな

300 :
舞園さんがジェノサイダーとあっていたら

301 :
>>299
色んな意味とはどう言うことか具体的に教えて貰ってもよろしいかね?

302 :
カラカラに干からびた衰弱死体として発見される苗木くん

303 :
>>291
顔はタイプが真逆だから好みの問題
歌手で言ったら舞園さんがアイドルで妹様は歌姫みたいな感じ

304 :
>>295
何それkwsk

305 :
>>304
4コマ表紙

306 :
続編決まったらしいが舞園さんは…

307 :
前の続きらしいからな
苗木が出てきて回想シーンでの登場を期待するしかないか

308 :
いっその事、2で登場する前作キャラが苗木だけで、他のキャラの生存については
詳細には語られないって形なら、生存メンバーには色々な可能性があるって形にできそうだけどな。
極端な話、みんなでさよなら絶望学園ルートの可能性さえあるとか。

309 :
まあ前作キャラはなんかの弾みで少し話題に出る程度だろうな
確かにぼかしてくれたほうがありがたいかも

310 :
苗木が舞薗さんのCD聞いて泣くシーンあったら2本買う舞薗さん本人出てきたら10本買う

311 :
ダンガンロンパ2
「また会えましたね、苗木くん…」
「ま、舞園さん!?」
「馬鹿な…舞園は確かに死んだはず…」
「うふふ。アイドルとは即ち"偶像"――超高校級の"偶像"たるこの私は世界に無数にいるんですよ」

312 :
>>310
とりあえずお前は舞園さんを菌みたいな感じにするな

313 :
助手の舞園さんにセクハラしてみた
ttp://aliceuploader.ddo.jp/picture/img/4361.png

314 :
>>313 たってますね!

315 :
たってますね…フラグが!

316 :
ようやく4コマ手に入った
渡空燕丸さんの描く舞園さん、可愛いんだけど怖いよぅ…

317 :
舞園さんは一粒で二度おいしい

318 :
一章やり直したけど泣けるわホント
もっと見たかったよ舞園さん

319 :
ガラスの仮面in舞園さん

320 :
さやか…恐ろしい子!

321 :
土曜プレミアムに舞園さんの声のキャラが出てますよ
あの、怪力シスターです

322 :
某別スレ、また過去ログ倉庫に入っちゃった・・・
今度は話も始まらないうちに・・・

323 :
舞園さんやっぱ超高校級のアイドルだけあって魅惑が凄いわ
ムラムラが収まらんよ

324 :
もっとアイドル姿が見たかった

325 :
舞園さんの脚は芸術レベル
流石ダンスで鍛えているだけのことはある

326 :
超高校級の絶対領域

327 :
2の特典でムービーだけでいいから1キャラ全員分のおしおきをですね…
何が言いたいかってファイナルステージ超見たい

328 :
俺のビッグマグナムでおしおきしたい

329 :
》95を書いたものです。続きのようなものが自重しなかったためできてしまった。
 しばらく目をお汚しします。
舞園「苗木くん、やめちゃヤです。」
苗木「あ、うん。ゴメンゴメン」ナデナデ
苗木(あれ?前にもこんなやり取りあったような?)
舞園「フフフ・・・」ニコヤカー
苗木「・・・・・・////」ナデナデ
 舞園さんとトランプで遊んだあの日に「いつでも貸してあげる」と僕が言ってから、舞園さんはその日以来よく僕に甘えてく
るようになった。僕から誘っておいて何なのだが初めのころは緊張してギクシャクしてしまっていた。けど、最近はあまり緊張も
しなくなってきて自然に話せたり笑えるようになった。
 ・・・でもやっぱり恥ずかしさは抜けない・・・。

330 :
苗木(まぁ、僕としてはかなり嬉しいことだから良いんだけど・・・)ナデナデ
舞園「私としてもかなり嬉しいことなんですよ〜。」
苗木「・・・・やっぱり分かったのって?」
舞園「エスパーですから♪」
苗木「アハハハ!だよね。」
舞園「フフフッ!」
 ハハハッ・・!と僕と舞園さんは一緒に笑いあった。その後は話すこともなかったからお互いにただのんびりと過ごした。
『超高校級のアイドル』を膝枕しているという僕にとっては現実味のない状況で。考えてみれば今でこそ舞園さんとはこう
して仲良くなっているが、中学の時では会話はおろか僕にとって舞園さんはただ見るだけの手の届かない存在だと思ってい
たほどだ。そしてその彼女は今僕の膝の上に(しかも僕に甘えてきて)いる・・・・。
苗木(どうしよう・・・いい加減今が夢のように思えてきた・・・。)

331 :
舞園「・・・・えいっ!」ギュッ
苗木「ニャ!?」
 そんなことを考えているといきなり舞園さんはギュウウウ〜〜〜〜・・・・っと片手で僕の頬をツネッてきた。
もちろん加減はしてくれているから痛くはなかったが、急だったから驚いた。
苗木「いひゃいいひゃい!まいそのひゃん!!?(訳イタイ!イタイ!舞園さん!!?)」
舞園「夢なんかじゃありませんよ、苗木くん。」パッ
 そう言って舞園さんは離してくれた。
苗木(・・・・でも分かったのはやっぱり・・・・?)
苗木「エスパーですから?」
舞園「・・・・・・・・・。」
 ギュウウウウウ〜〜〜〜〜〜〜〜・・・・ッ!今度は両手だった。
苗木「ひょんひょにいひゃい!ひょんひょにいひゃい!!ひょめんひょめん!!
   (訳ホントに痛い!ホントに痛い!!ゴメンゴメン!!)」
舞園「フンッ、もういいです。」パッ!
 やっと離してくれた思ったら、舞園さんは口を尖らせて言った後プイッとソッポを向いてしまった。
でもそんな姿もやっぱりかわいいと思えてしまった。

332 :
苗木(でも機嫌損ねちゃったのは僕のせいだからな、なんとかしないと。)
苗木(舞園さんの機嫌を直せる方法?僕はなにか知らないんだろうか?)
 −閃きアナグラム発動ー
    な・で・る
苗木(あれ!?発動時点で終わってる!?まぁいいかな?)
 とりあえずなでることにした僕は、舞園さんの頭をなでた。
苗木(じゃあいつもどうりに・・・・・)ナデナデ
舞園「・・・・・・・。」
苗木(反応なし、まぁ当然かな?たぶん?う〜〜ん少しなで方を変えてみよう。)ナデ
 そう思った僕は舞園さんの頭の後ろから髪を櫛で解く様になでていった。前に妹が母さんに櫛で解いてもらっていた時
気持ちよさそうにしていたのを覚えていた僕はもしかしたらと思いやってみた。
苗木(え〜〜っと、こんな感じかな?)ナデサラ
舞園「・・ア・・・ンウ・・・・。」
苗木(あ、効果ありかな?もう少し優しく、もう少し早く。)ナデサラナデサラ
舞園「・・ン・・・・。」
苗木「・・・・・・・。」ナデサラナデサラ
舞園「・・フーーーー・・・・」
 舞園さんの口から漏れる、安心した様なため息が確かに聞こえてきた。どうやら満足してくれたみたいだ。
苗木(う〜〜〜〜ん・・・・・?)ナデサラ
舞園「・・・・・・。」
苗木(たまにはいい・・・よね?)
 その時、僕はなぜか少しイタズラ心(?)が湧いてきてしまった。普段からかわれているからその仕返しのつもりだ。
といってもたいした事はしない、というより、

333 :
苗木「・・・・よっと・・・・。」パッ
舞園「・・・アッ・・・・・。」
 ただ何もしないだけだ。
苗木「・・・・・・・。」
舞園「・・・・・・。」
苗木「・・・・・・・。」
舞園「・・・−−ーさい、・・・。」
苗木「ん?」
舞園「・・・ツヅケテ・・・・クダサイ・・・・。」
苗木「んん?」
舞園「・・続けて、ください・・・/////」
苗木「・・・うん。」ナデサラ
舞園「・・・・///////」
 少し不安だっただ成功した。この程度のことで満足してしまう僕が単純だとつくづく思う。
舞園「・・・苗木くんって、結構、イジワルです・・///」
苗木「イジワルな僕はいや?それとも好き?」ナデサラ
舞園「・・・〜〜〜〜〜//////」
苗木「・・・な〜んてゴ、ゴメン言ってみただけだよ////ゴ、ゴメンネへんな事きいてーー。」ナデナデ
舞園「・・・・ダイスキデス。」
苗木「え?」ピタッ
舞園「ーーっあ・・・・。」
 続きは'卒業'か葉隠に臓器提供か国籍を売った後で!!
 以上です。誰か俺に超高校級のおしおきを・・・・・! 

334 :
>>329
GJ!
久々にいちゃラブ系苗舞SSが読めて嬉しいよ。

335 :
>>329
GJ
舞園さんが可愛すぎて白い中綿が出そうになった

336 :
>>329
GJ!
砂糖吐いても許されるレベル

337 :
>>329
俺得SSキタ!
やっぱ甘々苗舞はいいな
これからもよろしくお願いします

338 :
アンソロ読んだ
おのれ霧切さんめ…。余計なことしやがって〜!

339 :
1話やった今思うけどダンガンロンパ正直やらなきゃ良かった
全然知らなかった。キャラ紹介で満足してれば良かった。辛い

340 :
少しでも舞園さん可愛いって思った奴全員が通る道だからなw
俺もはじめは可愛い助手できたし学園生活ウハウハwww
って思ってやって絶望した

341 :
舞園さんの中の人目当てで買った俺を笑えよ・・・・・・

342 :
>>341
うぷぷぷぷ…

343 :
ttp://danganronpa.com/download/a_1024_768.jpg
なんでこんなに太ももムチムチもおっきいかわいい子がすぐロストするんだよ

344 :
そのイラストは本当にかわいいね
性格も好きだし舞園さんかわいいよ舞園さん

345 :
>>339
希望を捨てちゃダメだ!
ゲームを続けていれば舞園さんの水着写真が見れるぞ!

346 :
とりあえず日常編のさやかとの会話見られるだけ見てから考える

347 :
13位ってのもどういうことなんだよ
なんで勝手にされちゃったアホや金の為だけに人す売女に負けるんだよ

348 :
何の話だ

349 :
人の評価なんて関係ないさ。そうだろう?(ロンパ!)

350 :
>>347
好きなキャラが負けたからって他のキャラをそういう風に言うのはよくないと思うの
>>348
人気投票。

351 :
>>350
ありがとう
つかいつの間に人気投票なんてやってたんだよ
絵ばっか描いてないでラジオ聞いてりゃ良かった
くそっ…orz
>>347
>>350の言う通りだ
他のキャラを悪く言うのは良くないし舞園さんのファンなら
余計にそういう事は止めておけ

352 :
>>343
このちょっとはかなげな表情や持ち前の明るさやエスパーですからとか言っちゃう遊び心や上品な言葉遣い
舞園さんは魅力に溢れすぎている

353 :
>>347
・後半まで生き残ったキャラの方が印象に残りやすい
・何だかんだで人をそうとしている、そしてその罪を苗木に(ry
・舞園さんが動かなければ桑田の人も起こらなかった
・苗木に罪を着せようとしたりして、見る人によっては腹黒い人間に見える
順位が低い理由はこんな所かな
後半で朝比奈さんや霧切りさんに移った人もいるんだろうな〜
まぁ、人気投票で何位だろうと俺は舞園さんが好きだけどな!!

354 :
仲間や夢をとても大切に思っていて苦悩の末にああなったのも人間味あっていい
映像見せられて慌てふためいてるシーンもね

355 :
15人も同じ境遇の生徒がいたのに舞園さんだけハイペースで自分の背景(父子設定)とか明かしていくから
まさかとは思ったけど・・・

356 :
舞園「実は私、故郷に残してきたアイドルユニットがあって…この学校を脱出できたら新曲出すんですよ」
苗木「フラグ!?」

357 :
>>354
舞園さんや大仁田はあの中で一番心がもろいからああなったんだろうな

358 :
大仁田厚かよ

359 :
最近ダンガンやった者です。
このスレは全クリした前提で語っていい場所ですか?つまりネタバレ含むレスは可能でしょうか?

360 :
クリアしてそうな人にはクリアを前提に
クリアしてなさそうな人にはネタバレしないようにでいいんじゃないの

361 :
発売から半年以上経ってるし、ほぼ気にしなくていいと思うけどな

362 :
舞園さんの話ならなんでもいいよ
薄い本が欲しい

363 :
エロ有り無しにかかわらずダンガン本自体がレアだからなぁ

364 :
>>360-361
そうですよね、意図せずうっかり目に入っちゃったら嫌だろうな・・・とも思ったので
最近に中古とかでやって1章目から舞園さんがあんなことになって
「うわぁあああああん!!!涙」なことになった勢いでその哀しみをココに書きなぐろうとした挙げ句に
ネタバレまでさらたら・・・不憫だろうとw
まぁそこはプレイヤー各々が気をつけて自己責任で!ってことでいいですよね、じゃないと話しにくいしw

365 :
舞園さんの中の人は結構エスパーっていうか不思議体験してるみたいだ
エスパーだからかなの一章〆の苗木に泣いた

366 :
一章の最後はホント良い締め方だった
あれで何か舞園さんが報われた気がしたし

367 :
一章やりなおすとホントに可愛過ぎるな
最後まで生き残ってたら癒されまくってただろう

368 :
一章越えたらされる可能性はあってもあとは動じる動機ないところがまた残念

369 :
いや、2章の思い出は内容次第で動じる可能性ありじゃないか?
芸能人として致命的なレベルのスキャンダルとか
大和田は直接兄貴に手を下した訳でもないのにああだったんだから
「嫌な事」のレベルによるとひょっとするかもしれない
1章で桑田が工具セット取りに行った隙に部屋の鍵を施錠できてたらなーと残念でならない
そしたら助かってたかもと思うと…

370 :
鍵を壊すと校則違反って校則が最初からあれば舞園さん助かってたかもな
実際はシャワールームに鍵はかかってないけど、桑田は鍵がかかっていると思い込んでいるから引き下がるしかないだろうし

371 :
こりゃもう舞園さん生存ルートでアニメ化っしょ!w

372 :
いや、苗木が「やっぱり一緒の部屋で寝た方が安心だよ」とか妙な積極性を見せれば大丈夫だった

373 :
『男のロマン』を手に入れた後の苗木君なら朝飯前だな

374 :
>>369
部屋の扉を閉める音は普通に聞こえるもんな
アホすぎだよなぁ・・・パニック状態だからって言い訳でもできるけど

375 :
>>374
扉が閉まる音が聞こえたからって、桑田が外へ出て行ったかどうかなんてシャワールーム内からじゃ分からんでしょ
「扉の開閉」と「人の出入り」は決してイコールじゃないぞ

376 :
>>372
舞園「え?でもそれって…////わ、わかりました。優しくして下さいね?」

377 :
本当はちょっと乱暴な方が好きなくせにw

378 :
>>377
ところで、なんで名前欄が581になってるんだ?

379 :
気持ち悪い

380 :
本当欝だわ

381 :
尻もちシーンのイラストは全てのイラストの中で最強

382 :
桑田とフラグが立ってると思う人っているのか?

383 :
>>381
VFBにはバージョンが載ってるんだぜ

384 :
>>383
明日買ってくる

385 :
>>383
どうしてそれをもっと早く言わなかったんだッ!

386 :
モノクロ線画ラフで該当部位のみのアップだけだぞ?>舞園さんの尻もちハプニング差分
それだけ目当てで買うのは正直お勧めしないけどなあ…

387 :
何言ってんだ
ダンガンロンパ公式唯一のだろうが

388 :
>>378
おっとスマン、ただの消し忘れだ
前にレスの都合上入れたことがあって、それから消してなかったw

389 :
>>387
さくら「我も公式だが…?」

390 :
今更ながら4コマ読んだ。
まごさんと銀猫さんの描く舞園さん可愛い…

391 :
舞園さんかわいい

392 :
投票の結果、舞園さんのがクロに決まりました
うぷぷぷぷぷぷ…。残念舞園さんはシロでしたー!

393 :
がシロってことはブラも…

394 :
黒ブラ舞園さんは恐ろしくエロい。

395 :
ファンがこんな紳士ばっかだから自暴自棄になって事件起こしたんじゃ・・・w
白に一票

396 :
普段は白だけど勝負(?)時は黒

397 :
ニーソには縞ぱんと相場は決まっておる

398 :
舞園さんので窒息死させられたい

399 :
俺は太ももがいいな
も見れて一石二鳥

400 :
公式絵舞園さんの絶対領域は至高

401 :
なにこの流れ気持ち悪い

402 :
舞園さんに叱られたい

403 :
俺は舞園さんを褒めちぎって照れさせたい

404 :
ただ単にセクハラ目当てで近付いたって、かわされるだけだぞ。
相手はエスパーなんだから。
近付くなら本気の好意を持っていなくちゃ。

405 :
舞園さんは誉められ慣れてるだろうから新鮮な刺激が必要なはず…
よし言葉攻めだ!

406 :
舞園さんの魅力って可愛らしさとややヤンデレちっくな人間らしさだよな
ただ閉じ込められただけならアイドルという夢を諦めて
苗木と共に生きる事を決意したかもしれないけど…
外に出られる可能性やあの絶望ビデオは人生全てアイドルにかけてきた舞園さんには
その決意を揺るがせるには十分だったんだろうし
外に出るには結果的に自分以外の全員をさないといけない状況で
苗木の「協力」や庇いだてがないと達成し得ないトリックで桑田を襲ったのも
「もしも苗木君が協力してくれて卒業出来たら私は苗木君の許しを得て卒業出来たという事になる」
とか「もし苗木君がかばってくれなくても苗木君に引導を渡してもらえる」
という不器用な想いがあったのではないかな、と思う

407 :
白園さんのほうが好きだな

408 :
ttp://www.famitsu.com/comic_clear/se_danganronpa/
これの設定って公式じゃないんだよな!?
これが本当だったら黒園さんが公式設定に…

409 :
聞くまでもなく非公式だろ
つかお前が見て来た舞園さんとは何だったのか?
ロンパゼロ(小説)→ロンパ(ゲーム)→ロンパ2が正史

410 :
俺の中ではみんなさよなら絶望学園が正史。
舞園さんが死んだなんて嘘やあ。2で死亡確定したら涙目。

411 :
つーか、あの漫画はキャラの性格抜きにして考えても、ゲームと矛盾しまくってるから。

412 :
綺麗なクワタが『説得するために()』鍵をこじ開けたり酷かったなアレ

413 :
桑田なんて見た目から言動までDQNがにじみ出てるのにな

414 :
一応言うが
細かい会話とかはともかくあの漫画の舞園さんがやってることはゲーム本編どおりだからな?
綺麗な桑田インパクトで相対的に黒い部分が強調されただけで

415 :
いや桑田が説得してるシーンはゲームにないから本編とは違うだろ・・・

416 :
要するに舞園さんが可愛いすぎて嫉妬集めてるってことだろ?

417 :
>>415
いやそこじゃない。
桑田が何故ドアノブガチャガチャやったかとか説得とかそういう細かいところはどうでもいい
むしろ桑田はどうでも良い。
全体的ざっくりな流れとしての話、結局苗木を騙して桑田を騙して返り討ちにあったって言うのは本編どおりだろってこと

418 :
みんな知ってる

419 :
>>417
誰もそれは否定してないだろ

420 :
ならいいんだけど、>>408>>409を見たらそのざっくりな流れを否定された気がして。
自分の考えすぎなら良いんだ。ごめん。

421 :
あれだろ
>>411がちょっと勘に触ったんだろ

422 :
お前そんなに舞園さんが悪いことしたのアピールしたいんかよw

423 :
もう!みんな喧嘩するほど仲がいいんですか!?どうなんですか!?

424 :
つまりあのマンガで出てくる作中で描かれていなかった部分は
漫画家さんの方が想像で描いたのであって
スパイクは監修とかは一切してないって事でOKなのか?
マンガの紹介文の所に 「いままで語られなかった各キャラクターの物語をとくとご覧ください。」
って書いてあったからもしかして公式なのかと思ってしまった

425 :
>>422
一見清楚で可愛い子が腹黒系のヒールでも可愛いだろって言いたい

426 :
いや全然

427 :
>>425
俺はわかるぞw
だからこそ舞園さんは最後まで可愛いんだよな

428 :
>>424
一応チェックは入ってるが細かいところまでは口出ししてないで
作者まかせだろうから公式ってことはないだろ
他のゲームのコミカライズでもゲーム中とキャラの性格違ってたりで
ファンから黒歴史認定されてるの結構あるからこれも同様だろ
安心しろ

429 :
いやいや最後まで生き残ったとして
で疲れた苗木を癒しまくり苗木に癒されまくる舞園さんを想像してみ?
可愛い過ぎる場面が山程あっただろうなきっと。人気も霧切さんと良い勝負しただろうなきっと

430 :
発売まではダブルヒロインだったのに

431 :
舞園さんが最後まで生き残ったら、5章のバッドエンドで子供を生んでいたかもしれないのか…ゴクリ

432 :
もうマジでゲームとは違うシナリオでアニメ化してくれ!
もちろん舞園さん生存ルートで!

433 :
>>430
発売したからも一応ダブルヒロインだよw

434 :
>>433
ほんと?そういう扱いでいいの?

435 :
最終章で舞園さんの部屋行ってちょっと切なくなった

436 :
>>431
実は俺、舞園さん生存ルートを何度も妄想してるけど、その中で、
ゴミ捨て場で眠っている間に5章のバッドエンドの夢を見るって展開を考えた事がある。
苗木と舞園さんが舞園さん似の子供を、十神と腐川が腐川似の子供を(ただし腐川は遺影)、
朝比奈が葉隠と石丸似の子供(この妄想では石丸も生存)を…って設定で。
これなら一応、次の子供も産めるな…と思って(どうせ夢だし妄想だけど)。
>>432
それよりも、進め方次第で生存キャラやメインヒロインが変わる
「スーパーダンガンロンパ1」を作ってほしいなマジで。
この声は後を絶たないもんな。
本スレの連中にはこういう声を邪道扱いする連中が多いけど。

437 :
>>436
PSVあたりで出して欲しいねぇ
つかロンパってキャラファンがかなり付いたから
そういうの出せばウケるし後につながると思うがね
だいたい邪道扱いしてるのって一部のキャラに興味無い
ADVオタだけだし

438 :
それじゃあAVDはダンガンロンパが初めてでキャラ皆好きだけど邪道だと思うしやめて欲しいと思う自分は何なんだ・・・
嫌な理由としては戻ってこない無常感が舞園さんという存在をより儚く美しくさせると思うからなんだが
あと好きなキャラを生かすために好き勝手他のキャラ切り捨てといて希望だなんだと言っても薄ら寒いし

439 :
>>436
パワプロクンポケットとかは正にそういうゲームだよなぁ
物語の大まかなシナリオは同じだけど、プレイ次第で話の展開や登場人物の生死が変化するっていうの

440 :
人気のありそうなキャラだから・・・
死ななさそうなキャラだから・・・
死んで欲しく無いキャラだから・・・
「まさかね」って皆が思う、だからこそ最初にす事で意外性を出し導入で物語に引っ張り込む
特に感情移入してた人にはショックで強い印象を残す、小高さん(シナリオ担当)の計算通りってトコだろうな

441 :
つまり最初の被害者は、できるだけ高感度の高いキャラである必要があった訳だ
それを考えるとこのスレの皆が「死んで欲しく無かった」って思うのは
ライターさんの思惑にまんまとハマったって事だろう、まったく良い仕事してくれるぜw

442 :
相変わらずここは歪んでるな
生存ルートだの白園さんだの本編の何を見てきたんだよ
舞園さんは一途過ぎて道間違えるとこがいいんだろうが!

443 :
俺の中で舞園さんは生き続けてるからおまけの本編なんてどうでもいい

444 :
作品的にあのタイミングでの死は効果的に働いたと思うから良いよ
でもナゼ効果的だったのかと言えば、それはひとえに舞園さんのキャラが魅力的だった事につきる

445 :
個人的にはあの夜苗木が部屋出る時をもっとちゃんと扱って欲しかったかな

446 :
ないよないない
お前らは舞園さんが死んだことに「ここで死ぬから良いんだ」と無理に気持ちを誤摩化してるしてるだけ

447 :
そりゃ朝食とかラー油を舞園さんがアーンしてくれるイベントとか見たかったよ
当たり前だろ

448 :
>>446
一緒にすんな

449 :
舞園さんが死んだという現実を受け入れて適応しないと死にますわよ

450 :
「あの扱いに意味がある」だの「予想外だから良い」だの考えた上でも、
それで終わりにするにはあまりにももったいない。
「ここで退場するのが残念」なんてレベルでは割り切れない。
邪道論を押し切ってでも生存ルートが欲しい。
それほどにまで魅力がありすぎるんだよ、ダンガンのキャラは。

451 :
そういうことだな

452 :
尻もちイベントやあの明るい笑顔や映像で怯えた様子など、舞園さんの魅力は短期間で存分に発揮されまくった
もし6話まで生きていたら俺達の方が持たずに萌え死していたことだろう。

453 :
逆にファイナルステージで退場なんてことになってたら俺の心が絶望してた

454 :
彼女の笑顔を見たくて、最後まで頑張れる人もいるだろう。
プレイヤーの中に、苗木ほど前向きで希望希望言える奴はそういないだろうし。
実際、一章終わってから、しばらくゲームやる気なくした奴は数知れないし。

455 :
そして復活してきた頃に2章をやってまた絶望と・・・

456 :
序盤で可愛い子が次々に害される心折設計

457 :
二章は違う意味でも絶望を誘うからな…
ぶっちゃけて言えば、あのメンバーで、死なないと話が成立しないのは、
黒幕の江ノ島だけなんだよな(黒幕側の戦刃は微妙だけど)。
人が起きなきゃ話は進まないけど「誰が被害者or犯人でなければ」
というものが無いから(逆に被害者or犯人になられると困るキャラは
苗木と霧切がいる)、それにキャラ達の強烈さが加わって「何でこいつなの?」
「よりによってこいつにしなくたって!」という気持ちが出てしまう。
その辺りも、どうしても生存ルートが欲しくなる理由の一つだよな。

458 :
キャラが魅力的じゃないと物語としてつまらないが、そのぶん死なれた時のショックがデカイ
だからと言ってサスペンスの特性上、事件が起きないと話が進まないジレンマ・・・
まぁその俺らの心を揺さぶる“もどかしさ”がダンガンをより名作たらしめているんだろうがな

459 :
まどかやり出したころにダンガンやり出したから好きなキャラどっちも死なれて困ったわ

460 :
ゲームを通して霧切さんと探検・推理していく感じだったけどずっと舞園さんが助手として
やっていく展開も楽しそう

461 :
霧切さんがヒント出して舞園さんが間違えて苗木が訂正して・・・
でもそんな学園生活送ってたら主人公が他の男にされちまう

462 :
二代目誠氏ねか
かーなーしみのー
むーこーうへとー

463 :
>>461
そんな毎日、霧切さん舞園さんとキャハハウフフしてたら
苗木君も脱出する気失せるだろw

464 :
>>463
むしろ他のメンバーが脱出したくて躍起になるな

465 :
最近このスレ活気付いてるね。
嬉しいかぎりです。

466 :
ベスト版の予定あったと思うし1話で絶望する被害者増えるよやったね

467 :
俺のライフが0になるまで
1章「おうぅううう舞園さぁあぁあああああああん!!!そんなぁ嘘だぁあああああ!!!」
2章「ぐすっ・・・今となってはもう不二咲さんに癒してもらうしか・・・ちーたあぁああああん!!!」
3章「石丸と山田・・・いやしかし舞園さん不二咲さんの死を乗り越えた今の俺に・・・セレスぅうううう!!!」
ここまでメンタルを削られるゲームは久々であった・・・汗

468 :
>>467
俺は更にその後5章で 「追求する」 を選んでしまって
「うぁあああああああやってしまったぁあああああああああああああ!!」ってなった
ゲームであそこまでショックを受けたのは初めてだ

469 :
霧切さんは可愛いけど冷た過ぎるから最初の方は気が向かなかったな
ついに4章で惚れちゃう訳だが5章でまた絶望に叩き込まれるという
二度と味わいたくないと思った

470 :
霧切さん処刑シーン後、苗木君の妄想だった事が判明した時の安心感は異常w
・・・おっとココは舞園さんスレであったな、あまり霧切さんネタ引っ張らない方がいいかねw

471 :
イマサラだけど・・・、クリア前でココないしは他のダンガンスレ見てる人いないよね?w

472 :
ベスト版が出た後は少し増えるかもな
今はほぼいないと思うけど

473 :
舞園さんと校舎を歩き回る機会がもっとたくさんあればよかったのに
部屋に入ろうとした時の反応が好き

474 :
最終章で舞園さんの部屋のドア調べると苗木が言う言葉にほろりときたわ。
あの写真はドッキリ落ちかと思ったのにまさに絶望。

475 :
今更だけど舞園さんのことを前園さんっていってる人って何なの?
単に言い間違えてるだけ?
漫画の3話でフジサキ君が「前園さん」って言ってるから気になったんだが…

476 :
いじめ、かっこわるい

477 :
前園さんも悲しいけどそれよりも菌扱いしてる人の方が見てて悲しい

478 :
>>477
もしかして「舞薗」のこと?
この右の方の漢字は菌(きん)じゃなくて薗(その)
舞園さんの「ぞの」にくさかんむりが付いたやつ
俺のパソコンだとまいぞので変換しようとするとこれになるから
もしかしてそれと勘違いしてるんじゃないかな?

479 :
マイキンさんってマネキンさんみたいだね

480 :
〜舞園さん幼少時代〜
舞園「あの……」
子供A「あー!舞菌だマイキン!」
子供B「舞菌がうつるぞー!にげろー」
舞園「……ぐすん」
苗木「まいぞのさーん、一緒に砂遊びしよー」
舞園「なえぎくん……ダメだよ、私と一緒にいるとマイキンうつっちゃうってみんな……」
苗木「えー、大丈夫だよ」
舞園「どうして……?」
苗木「え?えーと……それは……うーん」
苗木「エスパー、だから!うん!」
舞園「なえぎくん……(キュン」

481 :
ほんとにそんな感じでエスパーになったきっかけが苗木くんだったら俺得
しかもそのことで苗木くんが無意識だったら更に俺得

482 :
今さら体験版をやってみた
舞園さんがにいて発言してくれるのが嬉しい

483 :
舞園さんとMTBしたい

484 :
VITAで舞園さんのお胸をなでなでしながらお尻をスリスリしたい

485 :
4コマVol2の表紙、メインみたいだな
http://data.ichijinsha.co.jp/book/book_img.php?i=75800656

486 :
>>485
ロリ巨…だと・・・

487 :
見ろ!まるでメインヒロインじゃないか!
ハハハハハハ!
ハハ……

488 :
きれいな顔してるだろ…ウソみたいだろ…死ぬんだぜそれ…

489 :
となりのクワマンがホント腹立つわ

490 :
可愛すぎる・・・

491 :
ちょっと顔変だな

492 :
さやかちゃんさやさや

493 :
この顔はなんか変。別人みたいorz

494 :
本編も顔白すぎだよ舞妓さんじゃないんだから

495 :
この爆が1番おかしい

496 :
この格好で小松崎絵だったら3冊買った

497 :
ぼくは買うけどね。2冊買うけどね。

498 :
苗木は記憶喪失前、あのを好き放題してた可能性があるのか

499 :
ねーよ

500 :
舞園「そうです。記憶が失われる前は、苗木君に毎晩毎晩この身体を…」
苗木「それ完全に捏造だよね!?」

501 :
もし、ドラえ…モノクマが落とした写真が写真だったら
苗木「おかしい……確かに舞園さんとは以前から面識があったけど、こんなことはした覚えがない!そうだ!舞園さんの膜を確かめてみればこの写真が捏造だって証明できる!」
舞園「苗木君だったら確かめてもらっても……」
モノクマ「ちょっと待って!それ以上はさせないよ。だって、だってこのスレは全年齢対象だもーん。」

502 :
さて、モノクマの監視のないエロパロにでも行こうかね

503 :
まあでも実際記憶喪失以前は付き合ってたかも知れんな
出会ってからのあのいい雰囲気を見るとそう思える

504 :
序盤のイチャイチャっぷりには流石の俺もニヤニヤしまくりだったからな
ほんとにそうだったら俺得すぎてヤバい

505 :
 数瞬の静寂と、血の気の引いた顔。
 あ、怒鳴るな、と、私は先見した。
「苗木君の、馬鹿っ!!!」
 彼女をよく知っている人間であれば、誰もが予想し得なかっただろう科白。
 吐き捨てて、舞園さんは食堂を飛び出した。
 周囲の生徒は唖然とし、その目線はただ一人の少年に注がれている。
 机に目を落とし、見るからに沈んでいる『超高校級の幸運』へと。
 当人たちは関係を否定するも、校内でもオシドリ夫婦と名高い二人。
 そんな彼らが、どんな経緯を以て仲を違うこととなったのか。
 超高校級の謎。
 この霧切響子、別名『超高校級の探偵』としては、紐解かないわけにはいかない。
 別に『最近暇だったからちょっと突っついてみよう』とかいう不純な動機では、決してない。
 それに私自身、この事件に少し関係してしまっているのだ。
 罪悪感とまではいかないけれど、解決のために責任は負うべきだろう。
 事の発端は、一枚のDVD。
『私の初出演の映画なんです…良かったら、見てくれませんか?』
 奥ゆかしげに舞園さんがそれを手渡したのは、確か昨日のことだった。
『僕に貸してくれるの?』
『苗木君に、見てほしくて…』
『ありがとう、今日にでも早速見るよ!』
 はいはい夫婦夫婦、と甘いムード全開の二人。
 苗木君の様子がおかしかったのは、その翌日のことだった。
『舞園さん、コレ返すよ…』
『あ、苗木君。DVD見てくれたんですね?』
『う、うん…』
 明るく話しかける舞園さんとは対照的に、苗木君は彼女に目を合わせようとしない。
『どうでしたか?』
『…よかったよ、すごく』
 さすがの舞園さんも、そこで彼の挙動不審に気づいたようで。
 特に言及することはしなかったが、HRの後に私に相談を持ちかけてきた。
 渡されたDVDを見て、原因はすぐに分かった。
 舞園さんが演じている役には恋人役がいて、幾度となく彼との恋愛エピソードが描かれている。
 決め手は、物語も中盤に差し掛かった頃。その男優とのキスシーン。
 実際は上手く角度をつけて、キスしているように撮っているだけで、本当に口付をしているわけではないだろうけど。
 あんなに沈んでいた苗木君に、それが見抜けていたとは思えない。

506 :
 これは、男子特有の悩みだろう。
 舞園さんはきっと、真剣に演技をしている、頑張っている自分を見てほしかったのだろう。
 けれど、自分以外の男が、好きな女の子に迫っている。
 男の子としては、いい気分はしないはずだ。
 おまけに相手役の男優は、傍目から見てもかなりの男前。
『確かにこれは、苗木君の様子もおかしくなるわね』
『どういうことですか…?』
 全く予想だにしなかったのだろう、舞園さんは首をかしげる。
 お得意のエスパー節も、男心には届かないらしい。
 苗木君が感じたであろう不安や嫉妬を、私の口からかいつまんで彼女に説明する。
 苗木君にしてみれば男のメンツ丸つぶれだろうけれど、このままギクシャクし続けるよりマシだろう。
 そう判断したのがいけなかった。
『そんな、私…そんなつもりじゃなくて…』
 さっ、と舞園さんの顔が青くなる。
 嫌な予感を感じて引きとめる――そんな間もなく、彼女は食堂へとダッシュしていた。
『苗木君!ごめんなさい、私、あのDVD、ホントにそんなつもりじゃ…』
 私が追いついて食堂の扉を開ければ、修羅場の真っ最中。
 周囲の生徒の視線も気にせず、混乱気味の舞園さんは苗木君に言い寄っていた。
『ちょ、ちょっと落ち着いて舞園さん…』
『映画のラブシーンなんて全部演技だし、キスだってホントに口を付けたわけじゃないんです…!』
 ギクリ、と、苗木君の体が強張った。
『な、なんで僕にそんなこと…』
『え?』
『や、舞園さんはホラ、アイドルだから…もちろん、ああいう仕事だってあるわけで』
『でも、私は…』
『僕がそれを見てどう思っても、舞園さんには関係ないことだし…』
『…!』
 気遣いな少年ゆえの、舞園さんを思っての言葉。
 けれどもそれは、同時に舞園さんの気持ちを裏切る言葉でもあった。
 舞園さんは一瞬だけ泣きそうな顔をして、それから肩をわなわなと震わせる。
『…どうして、そんなこと言うんですか…』
『あの…舞園さん?』
『苗木君の、馬鹿っ!!!』
 と、ここまでが事の顛末なわけだ。

507 :

 第三者から見ればどちらの気持ちもわかるし、ある意味起こるべくして起こった事件とも言えよう。
 しかし灯台もと暗し。
 本人たちはきっと、どうしてこんなことになってしまったのか、ちんぷんかんぷんだろう。
 過程はどうあれ、舞園さんにアドバイスを与えた私にも喧嘩の一因がある。
 二人の仲を修繕するため、まず私は苗木君のもとへと足を向けた。
「…あ、霧切さん」
 放課とともに、舞園さんはそそくさと教室を飛び出して行ってしまった。
 いつもなら苗木君とともに談笑しながら帰宅するというのに、余程怒り心頭なのだろうか。
 苗木君は自分の席でショックを受けたように立ち尽くしていたが、私が近づくと笑顔を向けてくれた。
 あまりにも痛々しい笑顔に、話しかけたこちらの方が申し訳ない気持ちになる。
「相当へこんでいるみたいね」
「はは…」
 乾いた空笑い。
「あれから舞園さんとは?」
「一言も…すごく怒らせちゃったみたい」
 ため息とともに、彼は目を伏せた。
「同じ中学で、同じ高校で、同じクラスで…向こうは僕のことを覚えててくれて…」
「……」
「舞園さんが優しいからって、思いあがって…知らないうちに調子に乗っちゃってたのかも」
「苗木君、それは…」
「こんなに簡単に嫌われちゃうなんて、思わなかったな」
 やっぱり。
 二人の関係がこじれた根本的な原因は、苗木君の方にある。
 彼は自分がなぜ舞園さんを怒らせてしまったのか、全くわかっていない。
 舞園さんが怒ったのは、苗木君が好きだからだ。
 だから自分が出演したDVDを見てもらいたいと思うし、ラブシーンの弁解だってする。
 それなのに、苗木君は『関係ない』と、自分と彼女との繋がりを断ち切った。
 もちろん、彼なりにアイドルである彼女を気遣ってのことだ。
 普段仲良くしている自分なんかに気兼ねしてほしくない、という優しさだった。
 けれど。
「…あなたはもう少し、女心を理解する必要があるわね」
「え?」
「安直な優しさが、相手を傷つけることだってあるのよ」
 女の子は嫉妬してほしいし、特別扱いしてほしいのだ。
 好きな男の子には。

508 :
「えっと、どういう…」
「もっと自分に自信を持て、という意味よ」
「でも…舞園さんに比べたら、僕なんて一般人もいいところだし…」
「…それは、周りの人間の評価でしょう。舞園さんや、あなた自身の気持ちはどうなるの?」
「舞園さんはともかく、僕自身の気持ちなんてどうでも…」
 ああもう、卑屈すぎる。
 普段は不必要なくらい前向きなのに、どうして事が他の生徒となれば比べてしまうのだろう。
「…正座しなさい」
「…はい?」
 気付きなさい、苗木君。
 あなたまで彼女をアイドル扱いしちゃダメなんだと。
「女心の全くわからないあなたに、説教…もとい、講義してあげるわ」
「いや、あの」
「いいから。跪きなさい」
 軽く三十分ほど説教をかまし、
「…とにかく。先ずは舞園さんと話し合うこと。いいわね?」
「…うん」
―――――
 続いては、舞園さんの方だ。
 彼女の方は、おそらく話は早いだろう。
 そそくさと教室を飛び出したのは良いが、きっと一人自分の部屋にいるのも嫌だったんだろう。
 彼女の姿は、玄関前のベンチで確認できた。
 彼女も彼女で相当沈んでいるようで、側に近づくまで私の存在に気づかなかった。
「霧切、さん…」
「女心のわからない彼氏を持って、大変ね」
 隣に腰掛けて、あらかじめ買っておいたコーヒーの缶を手渡した。
「ううん…今回の件は、完全に私が悪いです」
 おでこにコーヒー缶をぶつけながら、深い溜息を吐く。
 『彼氏』呼ばわりしたことを否定しないのを見ると、だいぶ参っているらしい。
「怒鳴っちゃった…」
 辛いところだ。
 彼女は全て、わかっている。
 苗木君が『関係ない』なんて言ったのは、舞園さんを気遣ってのこと。
 なのにそれが許せなくて、悔しくて、
「あんな、酷いこと…きっと苗木君、怒ってる…」

509 :

「…まだ、言わないのね。苗木君に、好きだって」
「…言えませんよ」
 好きだという感情は一つなのに、告白できない理由は山のようにある。
 アイドルユニットが恋愛厳禁であること。
 告白しても苗木君がまた今回同様に、彼女を思って退いてしまうかもしれないこと。
 アイドルとしての多忙な生活が、まともな恋愛を許してくれないこと。
「勝手に自分の好意を押し付けて、勝手に怒鳴り散らして…子どもみたいです、私…」
 不憫な女の子だ。
 夢と恋愛の狭間で揺られ、葛藤を強いられる。
「…苗木君は、あなたに嫌われたと思ったそうよ」
「えっ!?」
 応援の言葉の代わりに、教えてあげる。
「そんな、私が苗木君を嫌うだなんてこと…!」
「あり得ないとしても。言葉でちゃんと教えてあげなきゃ分からないのよ、男の子には」
 私の言葉が終わる前に、舞園さんは立ち上がった。
 その顔に、もう沈んだ色はない。
 好きな人のために火の中水の中、乙女の顔だ。
「私、苗木君のところに…ちゃんと言葉で…! あっ、霧切さん、ありがとうございました!」
 ひらひら、と軽く手を振り、アイドルの少女を送り出す。
 全く、私もいい加減お人好しだ。
 何か自分の得になる訳でもないのに、他人の色恋沙汰に手を出すなんて。
 その後の彼らが果たしてどういう言葉を交わしたのか、私は知らない。
 詮索するつもりもないし、余所の惚気に付き合うほど暇じゃない。
 ただ、翌日。
「苗木君…もう、関係ないとか言わないでくださいね」
「あ、はは…参ったな」
 教室で人目も憚らずにいちゃつく二人。
「……」
 砂糖を吐きそうになるほどにラブラブなお二人のご様子から見る限り、
 今回の事件はハッピーエンドで解決、めでたしめでたしということでよさそうだ。

510 :
出来心で書いた 今は反省している
霧切さん視点だけどメインは舞園さんなので許してくれ

511 :
いやこれはなかなかリアルな話あると思うぞ
そういやアイドルって恋愛禁止だったな・・・
超高校級の舞園さんは好意を持ってもルール無視して付き合うってことはしなさそうだ

512 :
>>510
GJ!
一ヶ月ぶりに苗舞SSが読めて嬉しいよ。
そういえば希望ヶ峰の面々って、殆どが芸能人クラスの有名人なんだよな。
苗木がたまたま一般人レベルの扱いってだけで。

513 :
>>510
ヒャアたまんねえ!
GJだァー!!

514 :
舞園さん可愛いすぎて死にそう
苗木はマジで爆発しろ

515 :
>>514
苗木爆発しろだけだと苗木の妹ちゃんが爆発しちゃうかもしれない
平凡で冴えない兄だと思ってたら、いつの間にかトップアイドルの彼女を連れてきたことに驚く反面、兄とラブラブの舞園さんに嫉妬するブラコンの妹はアリだと思います
和解イベントもあると尚よし

516 :
苗木妹はもっと公式で設定を明らかにするべき
舞園さんに限らずどのキャラにも応用きくだろ

517 :
http://twitter.com/#!/Makiko_Ohmoto/status/117894702564519936
http://twitter.com/#!/Makiko_Ohmoto/status/117892430048661504
中の人が苗木デーとツイートしててめちゃくちゃ反応したぜうおおお

518 :
4コマ2の背表紙、3章で舞園さんファンが見たかったものが書かれているんだな。

519 :
詳しく

520 :
体にバスタオル巻いてあっけにとられた表情の舞園さん。
その後ろにはオーガもいる。

521 :
あれは朝日奈さんだよ・・・何言ってんだよ

522 :
スマソ、見間違いだったか。
そうえいばオーガも朝日奈さんも、表表紙にはいなかったな。

523 :
ほんとに見たのかっていう

524 :
期待させるだけさせんなよ

525 :
ワロタw

526 :
まあ、舞園さんの入浴シーンはあったと言えばあったと言えるな
苗木と葉隠の想像ではあるが

527 :
舞園さんはゲーム中でもシャワー室でぱっくりと開いた割れ目が濡れている一枚絵があるじゃないか

528 :
>>527
なに一つ間違ってないが……
むしろVFBの差分だろ

529 :
エロパロスレが盛り上がってるけど桑舞のカプ厨が居ても良いと思う
勝手にやらせとけばいいだけだし気持ち悪いなら見えなくすればいい

530 :
とりあえずお前が気持ち悪い

531 :
結局>>530こういうのが沸くから無理なんだよ
舞園さんを語りたくても実質ここは自己投影型苗舞スレだから

532 :
>>530に同意
話の流れもなしにいきなり他スレの事言われてもキモイだけ

533 :
>>531
そういうテメーは桑舞妄想自体に自己投影した、それ以上にキモイカスだがな
大体、「舞園さんを語りたくても」?笑わせんなよ
お前が語りたいのは「桑舞」だろ?舞園さんの事語りたいなら、桑田をわざわざ出す必要無いよな?
俺から言わせればお前や>>529みたいな、他スレのいざこざをここにまで持って来るようなアホが沸くから、いつまで経っても舞園さんについて純粋に語れないんだよこのスレは

534 :
>>533
別にここで桑舞語ろうとは思わないよ
昔気になった同級生を切り捨てても自分の夢や仲間の為に行動起こした舞園さんが好きなんだ
苗木への態度は利用するために気を持たせてたなら切ないなと思う

535 :
荒らし乙。「自己投影」とか、住人貶す書き込みしといて今更何言ってんだか
語ろうと思ってないのなら、>>531の書き込みは一体何?
桑舞が嫌われるのが気に入らないからって、鬱憤をエロパロにまで晴らしに行くなよ
ここに居座られても迷惑だがな

536 :
いきなり"自己投影"とか・・・とりあえず桑舞語りたがってる奴は荒らしの類なのは良く分かった
こりゃ次スレにも桑田の話題のテンプレ必要だな・・・

537 :
中学時代のーさやかちゃんが見てみたいー
どんな制服なのかしら

538 :
中学の時って苗木と舞園さんって直接面識あったの?

539 :
>>538
苗木も舞園さんもお互いの顔と名前は知っていたけど、中学時代は直接顔を合わせることがなかった

540 :
実は中学時代の舞園さんは鶴だったんだよ

541 :
>>540
もしかして本当に鶴の可能性もあるんじゃないのかと思って舞園さんにバードライスあげたことがある

542 :
>>541
結果は?

543 :
>>542
普通の反応だったな
すごく喜ぶだったら舞園さん=鶴説が出て面白かったのに

544 :
そもそも舞園さんオンリーの話題も結構出てるだろ
それに舞園さんが苗木のこと好きなんだから苗木と絡んだ話題が多いのも当然
桑舞嫌がる人が多いから嫌味を言ってるようにしか見えないわ

545 :
リロードし忘れてましたすいません
スルーしてください

546 :
とか言っときながら話題蒸し返す糞荒らし氏ね

547 :
そういう無駄なのが1番荒れるからヤメてくれ

548 :
>>543
舞園=鶴はあながち間違いじゃないと解釈してる。
学校に迷い込んだ鶴を苗木が逃がしてあげた。
あの時の鶴みたいに、苗木が絶望学園から逃がしてくれると
舞園さんは期待してたんだと思う。

549 :
逃がしてくれるってか自分で檻ぶち破ろうとしてましたよね舞園さん

550 :
舞園さんは卒業者以外は全員処刑のルールを知らなかったからこう考えたはず
1.苗木君に罪を被せる形で犯行をする
2.当然、苗木君は舞園さんが犯人だって気づくけど黙ってくれるはず
3.誰も舞園さんの犯行だと指摘しないので舞園さん卒業
4.真犯人が明らかになったので苗木君が犯人じゃないってことは証明される
5.あの時の鶴と同じように私を逃がしてくれた苗木君素敵!抱いて!

551 :
同人のネタパクんなよ

552 :
まあ誰でも一度はそう考えるだろw

553 :
そんな同人あんの?読みたい
舞園さんの同人全然ないけど見逃してたのか

554 :
>>543
あれだよ舞園さんにとっては苗木くんとのツープラトンだったんだよ

555 :
安価ミスった>>543ではなく>>549

556 :
舞園「愛と友情のツープラトン!」
苗木「さよならジャ●ティス学園!」

557 :
舞園「私を守ってくれますか、苗木君?」
苗木「勿論だよ」
舞園「じゃあ結婚しましょう」
苗木「え」

558 :
デロロンデロロンデーンデーン
なんと くすりゆびに はめられた ゆびわが ぬけない!
舞園「エスパーですから」
苗木「いやいや」

559 :
>>558
き り ぎ り さ ん の の ろ い で す

560 :
ttp://www.amaga.me/image/nz1920370572.jpg

561 :
ハロウィンSS投下します
10月末日。
僕が寄宿舎の自室でくつろいでいると、部屋のインターホンが鳴った。
僕が部屋のドアを開けると、そこには黒ずくめの衣装に身を包んだ舞園さんが立っていた。
幅の広い帽子にノースリーブのワンピース、手袋やブーツに至るまで黒で統一され、ローブのようなものまで羽織っていた。
「ええと、舞園さん?その恰好は一体…?」
僕にそう尋ねられた舞園さんは…
「Trick or Treat!お菓子をくれなきゃイタズラしちゃいますよ〜!」
「…は?」
眩しい笑顔で両手を前に差し出す舞園さんだが、正直何が何だか分からない。
僕がポカンとしていると、舞園さんはむっとした表情になって腰に手を当てた。
「苗木君、今日が何の日かご存知ないんですか?」
「何の日って、今日は確か10月31日…ああ!」
今日が何の日か思い出した僕は左の掌に右の拳をポンと当て、合点が行ったことを舞園さんに示す。
「そういえば今日はハロウィンだっけ。それで舞園さん、そんな恰好を…。」
「はい。魔法使いをイメージして、それっぽい衣装を揃えてみたんですけど…。どうです?似合いますか?」
そう言って舞園さんはその場でクルっと一回転し、僕に仮装の出来具合を尋ねてきた。
当然、とても良く似合っているとしか言いようが無い。
「ふふっ。ありがとうございます。」
「え?僕何も言ってないけど…。」
「エスパー…いえ、魔女ですから♪」
いつものやり取りにちょっとアレンジを加え、舞園さんは笑って小首を傾げる。
こう言っちゃ何だが、その恰好で言われると本当に魔法で僕の頭の中を覗いてるんじゃないかと思えてくる。
「それで苗木君。どうしますか?」
「どうするって、何を?」
「だから、お菓子をくれるんですか?くれないんですか?」
「う〜ん。そうは言われても、今ちょっとお菓子の持ち合わせが無いんだよなぁ。」
「そうですか。じゃあイタズラするしかありませんね。ちょっと失礼しますね。」
「え?ちょっと舞園さん?」
僕の返事を聞く前に、舞園さんは部屋の中に入ってきてドアを閉めてしまった。
コスプレした舞園さんと部屋で2人きりという嬉しいシチュエーションなのだが、どこか素直に喜べなかった。
「あの、舞園さん?イタズラって、一体何をするつもりなの?」
「それは受けてからのお楽しみです。まずは目を閉じてください。」
「はあ…。」

562 :
舞園さんに言われるがまま僕は両目を閉じた。
これから一体何をされるんだろう?脇腹を思い切りくすぐられるのかな?それとも顔に落書きされるのかな?
まあ何にせよ、江ノ島さんじゃあるまいし、えげつない事はされないだろう。
僕がそんな事を考えていると、顔の両側を軽く押さえられ、直後に柔らかい感触が唇に触れた。
まさかと思って目を開けてみると、僕のすぐ目の前に瞳を閉じた舞園さんの顔があった。
もしかして僕、舞園さんにキスされてる…?
鼓動が一気に早まり、顔が熱くなってくる。
舞園さんの唇が触れていた時間はほんの数秒だっただろうけど、僕にはとても長い時間に感じた。
「ま、舞園…さん。」
「イタズラ成功…です。」
唇を離した後、舞園さんは頬を染めてはにかみながらそう言った。
嬉しい反面、気恥ずかしくて僕は舞園さんを直視できない。
「こんなイタズラ、ずるいよぉ…。」
「ずるいなんて言葉、魔女には通用しませんよ。それじゃあ苗木君、来年はちゃんとお菓子の準備をしておいて下さいね。」
舞園さんはひらひらと手を振りながら僕の部屋から出て行った。
僕の気のせいかもしれないが、部屋を出ていく時の舞園さん、ちょっと駆け足気味だったような…。
それよりも、来年もやるつもりなのか舞園さんは!?
「来年もお菓子の準備、しないでおこうかな…。」
って!僕は何を考えてるんだ!?
思わず出た自分の言葉に、僕はさっき以上に恥ずかしくなり、ベッドに飛び込んで頭を抱えてのた打ち回る。
僕はすっかり、あの可愛い魔女に魔法をかけられてしまったようだ。
終わり

563 :
>>562
GJ!
魔女園さんかわいすぎるだろ…

564 :
>>562
可愛すぎる…

565 :
やっぱ舞園さんは1番可愛いんだな
それがわかった

566 :
>>562
GJ。
昨日はエロパロ板で舞園さん生存ENDを読めたかと思ったら、
今日はこちらで可愛い魔女園さんを読めるとは。

567 :
>>562GJ! 舞園さんの可愛さはもちろんだけど、季節ものSSってのも良いもんだな
秋といえば秋の味覚だけど、アイドルってやっぱプロポーション気にして食事も好きにとれないのかな
苗木君は秋の味覚を舞園さんに味わってほしくて色々作るんだけど
食欲と、苗木君の厚意に応えたい気持ちと、アイドルとしての矜持との間で揺れる
そんな苗舞小話は無しですか

568 :
舞園さんは、しっかり食べた後、運動しまくってプロポーション維持してるイメージ。

569 :
俺の好きなアイドルグループは食事を気にしてる気配が一切無いわ

570 :
食べて太るのは摂取したカロリーを消化してないだけだからな

571 :
舞園さんのグループはどんな感じだったんだろうかね、仲が良さそうではあるが

572 :
記憶が在りし頃、こんな質問をされた舞園グループ
Q・密室に閉じ込められ、誰か一人をさないと出られないと
  言う状況に陥ったらどうしますか?
A・信頼できそうな人物を騙して陥れ自分だけ出る(全員一致で。)

573 :
「大切な友達であるだけでなく、良いライバル」だと舞園さんは思ってるみたいだね。
ただ仲が良いだけじゃなくて、競争相手でもあるみたい。
仲間達は、センターマイクの舞園に嫉妬して内心は……とかじゃないと良いけど。

574 :
舞園さんは本当にかわいいなあ

575 :

 エスパーだから、だなんて、本気で言っているわけじゃない。
 人よりちょっと直勘が鋭いのと、ちょっと感情の機微に敏いくらいだ。
 ただ何かしら芸風があった方が売れるし、と勧められて、デビュー当時はそういうキャラで押していた気がする。
 もちろん売れてからは、そんなことをする必要などなくなったけれど。
 けれど、未だに。
「…ゴメンなさい、シャーペンの芯は、私も切らしちゃってて」
「えっ、あ、……ホント、よく分かるよね、そういうの」
「エスパーですから。えっと…この時間だと、まだ購買は開いてますよね」
 反応が楽しいので、彼の前で限定して、私はエスパーになる。
―――――――――――――――――――
 弾丸論破 ナエマイSS 『エスパー』
―――――――――――――――――――
 簡単に言うと苗木君の場合は、極端に考えていることが顔や仕種に出やすいのだ。
 今だって、申し訳なさそうな顔をしながらシャーペンを手にとってやってきたなら。
 だいたい、その用件はわかってしまうだろう。
 それは例えば、先輩アイドルが煙草を指で遊ばせているそれに近い。
 「火をつけろ」という合図。
 もちろん私は煙草なんて吸わなかったけれど、そんなときのためにポケットにライターは忍ばせている。
「うーん、購買まで行くのもなぁ…他の誰かに借りるよ。ゴメンね、舞園さん」
 なんて、彼が目と足を向けたのは、私の二つ前の席。
 どこに忍ばせていたのか、魔法瓶から注いだ紅茶を優雅に啜る、セレスさん。
 むっ、とする。

576 :

「…苗木君。そんなに今すぐ必要なんですか、シャーペンの芯」
「え?うーん…なんか、無くなったら足しておきたくなるというか」
「次の授業は体育だし、もう今日は使う授業は無いですよ」
「そっか…あ、でも」
「日誌、は、ボールペンで書けばいいんじゃないですか?」
 言う前に言い当てられて、相変わらず驚きに目を開く。
 その仕種がなんとなく可愛くて、私は頬を緩ませてしまう。
 けれど。
(断られたからって、何も他の女の人の所に行かなくても…)
 彼の方は、私の心なんて露とも察知してくれない。
 そんな、人の裏を知らないような純朴な所も、まあ、その…素敵だけれど。
「まあ、舞園さんがそう言うなら」
 納得したようなしていないような微妙な顔色で、彼は自分の席に戻っていく。
 と、それに合わせたように、
「随分とご執心でいらっしゃいますのね」
 皮肉と嘲笑を含んだ、いやに丁寧な声が前の席から届いた。
「…何のことですか」
「独占欲の強い女は引かれますわよ、と申し上げたのです」
 つ、と紅茶を含みながら微笑されて、なんとも言えない気持ちになる。
 考えを読まれる側に回るのは、怖い。

577 :
―――――
「あ、舞園…さん」
 休み時間をまたいで体育館に向かえば、苗木君が重そうなポールを一人で運んでいた。
「今日、バレーでしたよね。ポールとネット、先生が来る前に出しておきましょうか」
 苗木君は目を合わせようとしない。
 その割に、ちらちらと頻繁にこちらに視線を送っている。
 視線の矛先は、言わずもがな。
 この学校は、未だに体操着がブルマだ。
 学園長の趣味だろうか。
 中学までの私なら、嫌悪感から逃げ出してしまっていたかもしれない。
 男子のそういう視線には、慣れていなかった。
 けれどそれは、アイドルになる前までの私。
 業界のセクハラの前では、山田君も泣いて逃げ出すだろう。
 下着のズレを直すフリをして、わざと指を中に滑らせてみる。
 耳まで真っ赤に染めながらも、苗木君は食い入るようにその仕草を見つめる。
 汚らわしい、雌の高揚感。
 ゾクゾクと、見せつけていることに背徳的な興奮を覚える。
 視線を感じる。視線で感じる。苗木君の視線が気持ちいい。
 ステージ上にいる感覚に似ている。
 羞恥心が心地よい、鼓動が速くなる、体が熱くなる、もっと――

578 :

 …と、いけない。
 これじゃ、さんだ。
「…もう、どこ見てるんですか」
 自分を棚に上げ、唇を尖らせて咎めると、ビク、と体を強張らせる。
 小動物のような仕草はいっそ、可愛らしさまで感じてしまう。
「えっ、う、あ……ご、めんなさい…」
「苗木君、です」
「ちが、違うんだ、これは、その…」
 クスリと笑ってみせると、苗木君は少しだけ安堵したような表情を浮かべた。
「そ、そうだ!ホラ、早くバレーの準備しないと」
「うーん、なんか誤魔化されている感が…」
「僕こっちのネット張るから、舞園さんはそっちをお願い!」
「…ふふ、わかりました」
 軽蔑、するだろうか。
 私があなたの考えを覗いて、わざとあんな行為をしていると知ったら。
 いや、するに決まっている。
 気は弱いけれど、意外にまっすぐな少年だ。
 私みたいなねじ曲がったような存在を、きっと許せない。
 まだ少し残る興奮に蓋をして、私は彼の後を追う。

579 :
―――――
「買い物、ですか」
「うん、どうせだから色々文房具とかそろえようかな、って」
 放課後。
 二人で帰ろうと提案すると、今日は本屋に寄るから遠慮すると言われた。
 文房具>私 という式が真っ先に頭に浮かび、急いでかぶりを振って払拭する。
「じゃあ、私も一緒に行っていいですか?」
「え?」
「ダメ、ですか」
「いや、あの、もちろんいい…んだけど、僕に着いてきても、特に面白いこともないよ」
 視線を反らしながら、ポリポリと頬を掻く。
 む、と、思わず頬を膨らませそうになった。
 卑屈なところというか、人に気を使いすぎるというか。
 そういうところは、好きじゃない。
「私が着いて行きたいから、勝手に着いて行くんです。ホラ、早く」
「わわっ…」
 手を取って、引っ張る。
 もう少し男の子として頼れたら、引っ張ってくれたら、とは思う。
 まあ、そういう遠慮も彼の優しさから出ているのだと思うと、魅力的だと思えなくもないけど。

580 :
 ぐいぐいと手を引っ張ると、恥ずかしそうに苗木君がごねる。
「まっ、舞園さん、あの、手…みんなに見られるから…」
「え?なんですか?」
 わざと聞こえないふりをして、掴んだ手に指を絡める。
 ひゃっ、と苗木君が女の子みたいな声を上げるので、思わずクスリと笑いを洩らしてしまった。
「もう…舞園さん、わかっててわざとやってるでしょ」
「さあ、なんのことでしょうか」
「うぅ…そうやって僕のことからかうんだから」
 からかってるわけじゃ、ないんだけどな。
 結構本気でアプローチしてるのに、もうそろそろ真に受けてくれたって、
「あ、ホラ…着いたよ」
 校門を出て、ものの三分。
 握りしめていた手を振りほどくようにして、苗木君が文具屋を指し示した。
 そして一人、先にその店の中に入って行ってしまう。
 …もしかして本当は嫌われてるんじゃないだろうか、と時々思ってしまう。
 ここまで何度も何度も、勇気を出して迫っているのに。
 けれども嫌っている素振りもないし、ただ脈がないだけだろうか。
 いや、脈がないっていうのもそれはそれで傷ついたりするんだけど。
「舞園さん?」
 人の気も知らないで、入口からひょっこり苗木君が顔を出す。
「うー…今行きます」
「? うん…」

581 :
過疎ってたっぽいので、今のうちに書き逃げ 気が向いたら続くかも

582 :
おっきした

583 :
GJ!
過疎については仕方無いよ
もうこの先何の出番もなさそうだからな・・・と思ったらCDとかあるんだっけ

584 :
>>581
GJ!
俺もこんな風に、舞園さんに誘惑されたいな…

585 :
舞園さんは少々エロい方がよい

586 :
何この理想の舞園さん
続き期待しまくってる!

587 :
この舞園さんかわいすぎるだろ…
適度なしたたかさと年頃の少女っぽさが同居していて素敵だ
流石超高校級のアイドル

588 :

 釈然としないままに、苗木君の後ろに着いて店内に入る。
 やや古ぼけた、昔ながらの文房具屋だ。
 未だに鉛筆が店頭に並んでおり、シャーペンの芯は果たして置いてあるのだろうか、と、ちょっと心配になるほど。
「芯の他に、何か買うものはあるんですか?」
「うーん、参考書とかかなぁ…舞園さんは?」
「私は、特に」
「え?」
 怪訝な顔で、苗木君がこちらを見る。
 本当に何をしに来たのだろう、と、不思議に思っているという表情だ。
 もう、ホントに。
 報われないアプローチほど辛いものはない。
 いや、本当に私が勝手に着いてきただけだから、文句を言う筋合いなんてないんだけど。
「…ダメですか」
「いや、ダメなんてことはないけど…」
「……苗木君と一緒にいたかったからっていう理由じゃ、ダメですか」
「え?」
 少し露骨かな、と腹の底で考えつつも抗議をしてみれば。
 今度は目を丸くして、マジマジと顔を覗き込んでくる。
「なんで…僕?」
「〜〜〜っ…」
 ここまで報われないことってあるのか。
 草食動物なんてレベルじゃない、この朴念仁。
 今の一言、私がどれだけ勇気を振り絞ったと…

589 :

 思わず拳を握りしめてプルプルしていると、今度は心配そうな瞳に覗きこまれる。
「あ、あの、僕なんかまずいこと聞いたかな…」
「い……いえ、なんでも…ないんですよ」
 たちが悪いのは、悪気がないということだ。
 憤懣を必死で笑顔で隠す。
 ここで感情のままに振舞ってしまっては、台無しだ。
「え…っと。僕、参考書見てくるけど」
「…私も行きます」
 嫌とは言わせないぞ、と、やや力強く言う。
 ぷらぷらと本のコーナーへ向かう少年の背中を、恨めしく見やる。
 いや、別に彼が悪いわけじゃなくて、ただ私の好意が空回りしているだけなんだけど、
 ここまで失敗が続くと、恨みごとの一つや二つはぶつけたくなってしまうというものだ。
 どうすれば、いつになれば、あなたは振り向いてくれるのか。
 同じ中学で、同じクラスで、これほど頑張ってアピールしているのに。
 あまりの鈍さに、いっそ怒りまで覚えてしまう。
 もちろん、決してそれを表に出したりはしないけれど。
「あ」
 参考書のコーナーで、ふと苗木君が立ち止まる。
 
 見上げるのは数学の参考書。
 おそらく彼が欲しいのは、一番上の段にある青い本だろう。
 先日石丸君に聞いていた、おススメの問題集と同じものだ。
 ぐ、と背を伸ばしているけれど、どうも彼の身長と手の長さでは届きそうにない。
 代わりに、と手を伸ばし、目的の本を取って渡す。
「はい、これですよね?」
「あ……」

590 :

 む、と。
 苗木君の眉が、一瞬だけ不機嫌そうに曲がった。
 けれどすぐに取り繕うに、ぎこちなく笑う。
「あ、ありがと…」
「……あっ、ゴメ…」
 とっさに飛び出そうになった謝罪の言葉を、すんでのところで呑み込んだ。
 犯してしまった過ちに気付いても、いつだって時既に遅し。
「僕じゃ届かなかったから…助かるよ」
 自虐気味にふわりと笑うも、あなたの作り笑いは下手すぎる。
 実は傷ついている、という内心が見え見えだ。
 年頃の男の子というものは、難しい。
 とはいえ、今のは完全に私の失敗。
 背が低いことを気にしている彼に、まるでそれを強調するかのようなお節介。
 厚意でやっただけに、ごめんなさい、と謝る訳にもいかない。
「僕、会計済ませてくるね」
「は、はい…」
 いくら心が読めたって、それが転ばぬ先の杖にならなきゃ、意味無いじゃないか。 
 男の人をたてるのが良い女の条件だって、事務所の先輩にも口を酸っぱくして言われてるのに。
 彼の背中を、今度は畏まって見送った。
 ごめんなさい、苗木君。

591 :
―――――
「お待たせ…しました」
 一足先に店から出ていた私の元に、ぎこちない笑顔のまま、苗木君が戻ってくる。
 やや距離も感じる。
 意外と引きずっているのかもしれない。
 背が低いことなんて、短所でも何でもないのに。
 あなたの魅力は、そんなことじゃ微塵も揺らがないのに。
「……苗木君、この後お暇ですか?」
 落ち込んでいる男の子を立てるのは、良い女の条件。
「特に予定はない、けど…どうして?」
「駅の方に、ケーキの美味しい喫茶店があるんです。よかったら、と思って」
「え…ぼ、僕と?」
 沈んでいた彼の表情が、パッと灯る。
 驚きと気恥ずかしさの入り混じった表情。
 そこまで慌ててくれるなんて、相変わらず誘い甲斐のある少年だ。
 表情から見ても、悪い返事はないだろう。
 ただこればかりは、エスパーぶって答えを当ててしまうと、自意識過剰な女になってしまう。
 なので。
「ダメ…ですか…?」
 まるで不安そうに返事を待っているかのように、上目遣いで見つめていると、
「ぼ…僕なんかで、いいのかな…」
 ポリポリと頬を掻きながら。
 またそんな、自信なさげな言葉が返ってきた。
「苗木君がいいから、誘ったんです…」
「で、でも、二人でってことは…」
「…デート、ですね」
 そのために誘ったんだから。
 私の浅慮で落ち込んでしまったあなたを、励ましたくて。
 決して、単に私がデートしたかったから、というわけではない。

592 :

「じゃあ…行っていいかな、一緒に」
「ホントですか!?」
 ここぞとばかりに表情を一変、不安そうだった少女の顔から満面の笑みに。
 あなたの返事に喜んでいます、を思いっきりアピール。
 嬉しいのは本当だけれど、お人好しな彼に元気を出してもらうには、コレが一番だ。
「あ、でも私から誘ったんだし、代金は私が持ちますねっ」
「え!? そ、そんな…悪いよ」
「先日、ちょうど給料日だったし。お財布には余裕があるんですよ」
「だとしても…女の子に出させるなんて。むしろ、僕が二人分出すからさ」
「あ、じゃあお言葉に甘えますね」
「……、なんか上手くしてやられた気がする」
 二人でクスクスと笑いながら、駅の方に足を進める。
 さすがに指を絡めるには、まだ彼の手は遠かったけれど。
 幾分元気を取り戻してくれたのは、確かなようだ。
 超高校級のアイドルの、面目躍如。
「…お、おい。あれ、さやかちゃんじゃね!?」
「……うぉ、マジかよ…隣、彼氏か?」
 すれ違った二人組の男性が、騒ぎ立てているのが聞こえた。
 道の端々から声が聞こえる度に、前を歩く苗木君の体が強張っている。
 私としては声も視線も慣れたものだけど、やっぱりその隣を歩くというのは居心地が悪いのだろうか。
「な、なんか…考えてみたら、スゴイ事だよね。国民的アイドルと、これから一緒にケーキ食べるのか…」
「そんな、気構えないでください。私と苗木君の仲じゃないですか」
「うぅ…胃が痛くなってきた気がする」
 足早になった少年にに合わせて歩幅を広げ、向かうは駅地下。

593 :
続きなんぞ書いてみた
長くなりそうなので、ココで分割 もうしばらく続けさせてくれ

594 :
うっひょ〜〜!!
策士な舞園さんキタ!!
的確に舞園さんの可愛さとか黒さとか表せてスゴいわ

595 :
>>593
GJ!
長くなるの大歓迎!
ずっと待ってます

596 :
―――――
「ここ、前から来たかったんです…!」
 偽りのない本心を告げて、メニューに手を伸ばす。
 クラシックな雰囲気の木造のカフェは、駅前の商業ビルの地下、レストラン街の端にある。
 以前江ノ島さんや朝日奈さんと、近くにランチを食べに来て見かけて以来、気になっていた。
 けれど、他の学生からの評判も良いものの、どうしても一人で来る気にはなれなかった。
 と、いうのも、
「……」
「周り、気になります?」
「そ、それは…だって、こういう場所だって思わなくて…」
 真っ赤になった苗木君が、ギクシャクとした動きで自分のメニューに手を伸ばす。
 メニューで顔を隠すようにして、ちらりと右側の席を盗み見れば、
 大学生と思しき一組のカップルが、互いのケーキを食べさせ合っていた。
 左側の席では、私たちと同い年ほどの男女一組。少年の頬に着いたクリームを、女の子がペロリと舐め取っている。
 甘すぎるお菓子と一緒に食べれば、他のものの甘さが分からなくなってしまうのと、ちょうど似ている。
 さすがに、こんな甘々な空気の中、独り身でケーキに舌鼓を打てるほどに図太くはない。
 それにしても。
 目の前で真っ赤になって慌てる少年の、なんと可愛いことか。
 意識してしまったのか、目も合わせてくれないけれど、私の表情をチラチラと盗み見てくる。
 私だって周りが気にならないわけじゃないけれど、それよりも苗木君の一挙一動に目が行ってしまう。
 だって、まるで怯え恥ずかしがる小動物みたいな仕草で。
「苗木君、もう決まりましたか?」
 まあ、少し可哀そうでもあるので、助け舟。
 あまり困らせるのも申し訳ない。本来の目的は、彼に元気を出してほしい、ただそれだけなのだ。
 繰り返すけれど、私が単に苗木君とデートしたかった、などという理由ではない。

597 :

「う、ん…舞園さんは?」
「ちょっと迷っちゃって…チーズケーキが絶品らしいんですけど、個人的にはベリーのタルトも…」
「あ、じゃあ二人でその二つ頼もうよ」
「――え?」
 今度は、私が惑わされる番だった。
 あまりにも苗木君が、何でもないように言ったので、一瞬流してしまいそうだった。
 彼の提案の、その先を想像して、頬が熱くなる。
「そ、それって、つまり……」
「……、!!」
 私に尋ね返されて、ようやく自分の発言の重大さを理解したのだろう。
 苗木君は耳まで真っ赤にして、両手をブンブンと振って否定する。
 二人で二つのケーキ、それが意味するところは、
「え、あ! いや、その、ふ、深い意味はなくて…っ」
 ごにょごにょと、声が萎んでいく。
 本当に軽い気持ちで、それこそ友達同士の感覚で言ったのだろう。
 しばらく苗木君は何か上手な嘘を探していたようだけれど、見つからなかったのか、
「変なこと言ってゴメン、何でもなかったんだ…忘れて」
 誤魔化すわけでもなく、眉尻を下げて困ったように笑った。
「……」
「あの、舞園さん…?」
 けれど、舞園さやかにそんな言い訳が通じると思ったら大間違いだ。
 もう遅い。既に言質はとった。
 普段のアピールに気付いてもらえない私の鬱憤、ここで思いっきり晴らさせてもらおう。
 最初の目的から大幅にずれた、そんな目論見を抱きながら、私はウェイターを呼ぶ。
「ご注文、お決まりでしょうか」
「チーズケーキと、ベリーのタルト。それから紅茶セット、二人分のダージリンで」
「あ、……」
「畏まりました、ご注文を繰り返させていただきます…」
 何か言いたげに目配せしてきた苗木君に、満面の笑みを返す。
 もしかして私も、好きな異性をいじめたくなってしまうタイプなのかもしれない。

598 :

「お待たせいたしました」
 特に待つともなく、注文した紅茶とケーキが届く。
 私はタルトを、苗木君はチーズケーキを。
 目にも鮮やかな、赤と紺のベリーが散りばめられたタルト。
 ブログ用に一枚写真を取って、さて、と苗木君を見据える。
「あの……じゃ、食べよっか」
「苗木君」
「あ、紅茶…僕が注ぐね」
「苗木君、ほーら。逃げないでください」
 タルトの乗ったフォークを差し出す。
 誤魔化しきれないと悟ったのか、真っ赤になりながら苦笑い。
「う……ほ、ホントにやるの…?」
「ここで会ったが百年目、年貢の納め時、観念して神妙にお縄についてください」
「それ、全部追い詰める時の決め台詞だよね」
「だって苗木君、追い詰められてるみたいな顔してるから…」
 そこまで拒まれたら傷ついちゃうんだぞ、と、わざとらしく口を尖らせてみる。
「あ、う…」
 この手の表情には弱いのだろう、逡巡する素振りを見せて、ケーキと私を交互に見比べて。
 相変わらず、押しには負けるお人好し。
 もちろん、そこが良いんだけれど。
「はい、あーん」
 完全に退路を塞いだのを確認して、詰みの一手。
 ぎくり、と背筋を硬直させるも、諦めたように苗木君は口を開いた。
「うう…」
「あーん。苗木君?」
「…あ、あーん」

599 :

 ぱくり、もぐもぐ。
 ベリーよりも顔を赤くして、タルトを咀嚼。
「美味しいですか?」
「緊張して、味わかんない…」
 率直な感想だ。
 いかにも彼らしい。
「それじゃダメです。おススメのお店なんだから、ちゃんと味わってください」
「えぅ…」
 緊張している苗木君を尻目に、もう一刺し。
 再びフォークをチラつかせれば、今度はさっきよりも素直に口を開いてくれた。
「あーん」
「うぅ…あーん…」
 パシャ ティロリロリー
「むぐっ!?」
 ベストショット。
 ちょうど差し出したタルトに、おずおずと開いた口が重なる写真。
「な、何…っ」
「口にモノを入れたまま喋っちゃ、マナー違反です」
「う…」
 言われて、素直にタルトを味わう苗木君。
 しかし、本当にいい絵が取れた。
 待ち受け画面にしてしまおう。
 タルトを飲み込んで、もはや撮った理由を問う気も失せたのか、軽くため息を吐く。
「女の子とのデート中にため息も、マナー違反ですよ」
「だって、舞園さんが僕で遊ぶんだもん…」
「ほら、次は苗木君の番です」
 うん、我ながら良い仕返しを思いついたものだ。
 ケーキと苗木君、二つの魅力を一度に味わえるだなんて。

600 :

 自分が食べさせられるよりは羞恥が少ないのか、苗木君は躊躇なくフォークでケーキを切り分けた。
 と、机の下からカチカチと、クリック音が聞こえる。
「……」
「舞園さん、あーん」
 ニコリ、と、満面の笑みで返す。
「あの…あ、あーん…」
「写真を撮ってくれるなら、笑顔で写りたいんです」
「……、あー」
 机の下に隠していたケータイを取り出し、気まずそうに笑う。
 悪戯のバレた子どものような、バツの悪そうな顔。
「…舞園さんに、隠し事は出来ないや」
「撮らなくていいんですか?」
「たまには仕返し、と思っただけだし…あまりカメラ向けられるのも嫌かな、と思って」
「撮影で慣れてるから大丈夫ですよ。あ、でも…ネットに公開、とかは控えてもらえると…んむっ!」
 口を塞ぐように、放り込まれたチーズケーキ。
 少し目を離した隙に構えていたのか、苗木君がしたり顔でこちらを見返していた。
「あはは、お返し」
「むぐっ…ふ、ふぃきょう…」
「食べてる時にしゃべるのは、マナー違反だよ」
 意趣返しとばかりに、先程の私のセリフを返す。
 しっかりと濃厚なチーズの風味を味わってから、紅茶を啜る。
「さすがの舞園さんも、不意打ちは予知できないんだね」
「うー…いきなりは卑怯です…」
 立場は簡単に逆転してしまった。
 悔しいことに、彼にいじめられることすらも、嬉しいと思ってしまう私がいるわけで。
 やり返そうかな、とも思ったけれど、大人しく自分のケーキを堪能することに二人で落ち着いた。

601 :

 ベリーのタルトは、私の中で想像以上の点数を叩きだしていた。
 生地に塗られているカスタードクリームの甘さと、ベリーの酸味の相性の良さは、筆舌に尽くしがたい。
 お土産に何個か買っていこうとも思ったけれど、彼の奢りでそれは少し不躾だろう。
「ふー。美味しかったね」
 彼の方もチーズケーキを堪能したようで、満足げに紅茶のお代わりを注ぐ。
「暇なら毎日でも来たいです。でも…食べ過ぎてしまいそう…」
「……」
「アイドルなので、ほんの些細なプロポーションの変化にも気を使うんですよ」
「あ、はは……ここまで考えてること読まれると、……あ」
 ふ、と言葉を中断して、苗木君が時計に目をやった。
 針が示す時刻は、寮の門限のちょうど三十分前。
 駅から学校は割と離れているので、そろそろ出ないと危ういかもしれない。
 楽しかった時間ほどあっという間に過ぎるというのは、本当らしい。
「…じゃ、行こうか」
「そう、ですね」
 自然な動作で伝票を手に取り、レジへ向かう。
 こういう自然体で気を遣える所は、苗木君の一番の長所だ。
 そんな彼を独り占めできただけで、十分満足。
 普段からの報われないアピールも、いくらかは救われたというもの。
「えっと…ごちそうさまです」
「気にしないでよ。舞園さんと、その…デート出来たんだし、これくらいは安いものだから」
「っ……」
 だから。
 不意打ちは卑怯だって、いうのに。
 そうやって私を魅了するから、この恋心はいつまで経っても冷めてくれないというのに。
 駅を後にして、飛び出すように高架下をくぐり抜ける。
 降り始めた小雨が、熱くなった私の頬には、ことさら冷たく感じられた。

602 :
何度もスマン もう少し続く

603 :
この舞園さん、マジ可愛いすぎ。
マジで舞園さんが欲しくなる…

604 :
>>602
長編頑張れ!
そしてこの次の話も頑張れ!
お前の書く舞園さん大好きだわ

605 :

 雨が酷くなる前に、急ぎましょう。
 そう言って走りだして、数分。
 そりゃあ疲れるし、小雨とはいえ服は濡れてしまうし。
 門限までには寮に戻らないといけないとはいえ、雨宿りの旨を事前に伝えれば見逃してはもらえるし。
 それでも、私は苗木君の前を走る。
 彼と並ばない限りは、このだらしない顔も見られることはないんだから。
 顔が酷く熱くて、フラフラしてしまう。
 走っているのに、空を飛んでいるんじゃないかと錯覚する。
 寮までの道には、コンビニはない。
 駅の裏側から出たら、塀に挟まれた一本道をひたすら走るだけ。
 途中で傘を買うことはできないし、その必要もないだろうと思っていた。
 けれど。
 雨足が、どんどん酷くなる。
 そぼ降る雨は次第に勢いを増し、家屋や私の体を穿つ。
「っ……はぁっ、はぁ…」
 自然と息が上がる。
 こんな豪雨は、年に一度か二度だ。
 ドドドド、と、滝に打たれているかのような水弾。
 髪も服も、すでにぐしゃぐしゃだ。
 出かける前に天気予報を確認しなかった自分を恨む。
 バシバシと、道を屋根を私を叩く、雨音の合唱に混ざって、
「――まい…ぞの、さっ…」
 私を呼ぶ、苗木君の声。
 咄嗟に振り返る間もなく、立ち止まった私の手を、苗木君の指が捉えた。

606 :

 寮までの道のりは、あと半分ほどまでに差し掛かっていたところ。
 私の腕を掴んだ苗木君は、道とも呼べない脇道にそれて進んでいく。
「苗木君、どこ行くんですか!?」
 大きな声で叫んでみても、私の声では雨音に負けてしまう。
 けれども必死に叫んで喉を痛めては、今後の活動に関わってしまう。
 諦めて、彼に引かれるがまま、細い脇道を突き進む。
 入り組んだ細道の奥に、小さな屋根があった。
 二人がやっと座れる程度の、古びたベンチ。
 それを覆うようにして囲う屋根の下、隅には蜘蛛の巣が張っている。
「はっ、は、っ……バス停、なんだ…昔の」
「はぁ、はぁっ……」
「僕が子どもの頃は、まだ…っつ、使われてたんだけど…」
 息を整え、途切れ途切れに説明してくれる苗木君。
 この小屋のようなバス停は、道路が整備されてからは使われなくなって。
 子どもの頃は秘密基地や、雨宿りに使っていたらしい。
「……すみません、私が無理にでも帰ろうとしたから…」
 さすがに、私の蕩け顔ももう消え失せていた。
「そんな、舞園さんのせいじゃないよ」
「でも、落ち着いて寮に連絡すればよかった…」
「こんな土砂降りになるなんて、予想できない…よね?」
「…なんで疑問形に?」
「や、エスパーな舞園さんだったら、予想できたのかなぁ、と」
 いたって真剣に訪ねる苗木君がおかしくて、思わず噴き出してしまう。
「え、え? 僕、なんか変なこと…」
「ぷふっ…いっ、いえ…ごめんなさ…っ、あははっ」

607 :

「……馬鹿にされている気がする」
 珍しく苗木君が拗ねてしまったので、可笑しいのを堪えて弁解。
「…エスパーって言って、本気で信じてくれたのが、嬉しくて」
「……」
「でも私のエスパーは、苗木君限定ですから」
「そうなの?」
「はい」
 あなたの反応が、好きだから。
 純朴で、なんでも正面から受け取って、信じてしまう。
 だから私は、そんな真っ直ぐな苗木君が好きだ。
 彼の方は、そんな私の気持ちを露とも察してくれないけれど。
「…しばらく雨宿りしましょうか。走ったから、十分くらいは様子を見られます」
「門限は、もういいんじゃないかな…一応寮に、遅れるかもって電話しておくね」
 苗木君が背を向けた隙に、スカートを絞る。
 あまり吸水性の高い素材じゃないはずなのに、水が線になって滴る。
 上着の方は完全に水を吸っていて、このまま着ていては風を引いてしまうだろう。
 すぐさま脱ごうと手をかけて、苗木君の存在を思い出す。
 危ない。
 まさかの生着がえを、晒してしまうところだった。
 苗木君に、晒して、
 ……。

608 :

「あ、はい…ちょっと雨宿りしていくので……いや、大丈夫です…」
 苗木君はまだむこうを向いて、電話をかけている。
 濡れた上着。
 このままじゃ、確実に下着まで染みてしまう。
 上着と下着の間には、薄い白のワイシャツ。
 ワイシャツにも、もう水が染みかけている。
 脱ぐ?
 苗木君の前で?
 それは、いけない。
 恥ずかしいとか、アイドルなんだからとか、理由は幾つもあるけれど。
 彼の前で、そんなみっともない姿を晒したくない。
 体育の授業でブルマを履いているのとは、ワケが違う。
 でも、風邪を引いてしまえば、喉は潰れる。
 アイドルの生命線。
 事務所には確実に怒られるし、数日は仕事を休まなければ。
 私は、
 引かれないだろうか。
 いきなり脱いで、変な女に見られたりはしないだろうか。
 苗木君に限ってそんなことはない、分かっている。
 それでも、一抹の不安は拭えない。
 私は…
「…寮長、ゆっくり帰って来なさいって、――」

609 :

 絶句。
 振り返った苗木君がそのまま固まり、勢いよく360度回転して、また壁の方を向く。
「まっ、ま、舞…」
「…どうしたんですか、苗木君」
 冷静に。
 私の方が慌てて恥ずかしがってしまえば、苗木君はもっと困る。
 私の都合で脱いだんだ、彼に迷惑はかけられない。
「な、なんで上着脱いで…」
「濡れていたから、ワイシャツになっただけです…風邪を引くと、困るので…」
 ああ、どうか深く言及しないで。
 これでも、恥ずかしいことに変わりはないんだ。
 無理な話だとは分かってる、それでも私は平然を貫き通しているんだから、どうかあなたも。
 僅か、というレベルではなく、水を吸った白いシャツ。
 黒の下着が透け、肌にピッタリと張り付いて、思いっきり胸のラインを強調していた。
「はっ…裸じゃ、ないです。だから、恥ずかしくない…」
「そ、っ…」
「こっち向いて、ください…苗木君」
 彼に限ってそんなことはないだろうけれど、でも、もし、
 万が一、襲われてしまったら…
 声が震えるのは、寒さのせいだけじゃない。
 いや、熱い。
 顔が、体が、火照る。
 ちゃんと、見て。私を。
 せっかく二人きりになれたのに。
 苗木君の視線は気持ちいい、見られる、私の胸――

610 :

「っ……!!」
 慌てて頭を振った。
 何を考えていたんだ、私は。
 自分の蕩を否定するわけじゃない。
 私の内にあるいやらしさや腹黒さなんて、私が一番よくわかっている。
 それでも、時と場所は選ばなきゃいけない。
 彼の真っ直ぐで綺麗な瞳の前に、晒していいものじゃない。
「苗木君…」
 名を呼ぶ。
 その名前の響きすらも扇情的に思えて、ゾクリと背筋を奔る興奮。
 観念したかのように、彼は正面を向いてベンチに座った。
 一瞬だけ私の姿を確認して、それからバッと正面に向き直る。
「んっ…」
 あ、ダメだ。
 火照った。
 胸に実る二つの果実が、彼に見られたその一瞬だけ、ジリジリと熱を帯びた。
 もっと、見て欲しい。
 だって、苗木君。
 私の体。綺麗でしょう。
 胸も、クラスの中では大きい方なんですよ。
 腹筋頑張って、くびれだってあるんですよ。
 この下着も、苗木君と出かけると思って、一番可愛いの選んだんですよ。
 苗木君。見て。
 ふわり、と、まるで意思に釣られたかのように。
 私の体は苗木君に向き直り、ずるり、と引きずられる。
「え?」

611 :

 一瞬だけ宙を飛んだ体。
 いや、飛んではいない。意識だけ。
 力が入らない。
 大きく視界が揺れる。
 熱い。気持ちいい。
 私は正面から、苗木君の腕にしがみつくようにして倒れこんだ。
「ふ、わっ…○※$△×♪!!?」
 意味を為さない音をあげて、苗木君が硬直する。
 胸が、まるでスポンジを押し付けているかのように形を変え、苗木君の片腕を柔らかく包む。
「舞ぞ、の、さ……当たっ、て」
 気持ちいい?
 女の子って、柔らかいでしょう?
 いいんですよ、苗木君。
 あなたになら。
 見られても、触れられても、私は。
 苗木君がしたいこと、されたいこと、ぜんぶわかる。
「舞、園…さん?」
 健全なこうこうせいのおとこの子が、したいこと、されたい、
 からだ、あつい、でも寒くてきもちいい
 ぬぎたい もっときもちよく
 あ、でも
「舞園さん…!?」
 私の視界は、最後に深刻そうな苗木君の表情だけ映して、ふわふわと無意識の彼方へ飛んで行った。

612 :
もうしばらk(ry 本当にごめ(ry

613 :
うう、苗木マジうらやましい…

614 :
あかん
この数日舞園さんのことばっか考えてるわ
俺も一緒に雨宿りしたい

615 :
素晴らしい舞園さんだ……

616 :
舞園さんの握手会行きたい
写真集も欲しい

617 :
舞園「私の父は仕事がうまくいかないと暴力を振るいます。
ひどいときには服を剥がれ、暴力よりひどい事をされます。
この話をマネージャーにすると(売れっ子に汚点があっては
ならないので、ファンには公表しないように、公表したら君
首だから、まぁ、そんなかわいいから、首になっても大人の商売で
やっていけるんじゃない?)と言われます。
そのマネージャーにもテレビ局の重役のご機嫌を取るためにテレビ局の
重役に体をうらされます。
…私…どうすればいいんですか?皆さん…」

618 :
舞園「このあいだメンバーに靴を隠されました。
メンバーは私がセンターマイクだからと言って嫌がらせをしてきます
ひどいときには衣装を破かれました。
生卵を投げつけられて服を汚されたこともあります。
あるときは私の名義で勝手に違法金融からお金を取り立てられました。
どうすればいいですか?皆さん…」

619 :
トイレに連れ込もうとしたり、個室に入ろうとすると
意外ときっちり注意してくる舞園さん。

620 :
好感度MAXにして連れ込んだらどうなるんだろな

621 :
                 _
         _,..-'''"⌒ ̄   ̄⌒"'- 、
        , -'" ミミ⌒ヽヽヽヽヽヽ ヽ  ヽ
      /シ イン彡 ヾヾヾ ヽヽヽヽヽ ヽ  ヽ
     / ///イノ ミ 彡 }、. }} }} .', ', ',  ',   ヽ
      l レ //,,,,,,,,,,-'"||~"|} |}l} } } l  }   }
     l l l |l ll     ||  || ||l| l l l  l   }
      | l l {ハ{___   _,ィ-‐ナ'‐.l l l l  l   |
     .| l l l.l'"__,,ヽ  ノ .シテi'ニl l l l  l   |
    | | l .ハ ヘヒエ`    ゞ-'シ / .l l   l   |
     .l l l i ト` ̄ ;      /// ./ ./ /     l
     l ハ i ',   〈 .      ソ/ / / / /   l
     ヽ、{ヽ}/ハ   =,ァ   ツ''/ / / / i i i | エスパーですから
        /!! ! \   ''     , ' / / / l l l l |
       /ll ll| l l ヽ、   / /.///, '/ { l l l l |
       /イl ll  ハヽヽ`!" /////./ { {  l l l l l |
      //// // ヽヽヽ.}//////⌒{ {ハ l l l l l |
      //// //  \ソ//////二ニl l l  l l l l l |
      //// //   /ノ////二ニニ| | |  l l l l l |
     //// //  // ///三三三 { { {  l l l l l |
      __ )
    //~ γ\
  / ,/ 从从))l
<_/|| l l | > ∧∧   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   ヾlハ~ ワノV  ( ゚Д゚) < エスパーデスカラ
   /<  ̄ ̄ ̄《ξ UU     \_________
   | |⌒ ソノ ̄   |  |
  ヾ |_,|_|」     丿UU
     |へ| |
     ||  |=|
     |__|_|
     | |_|__
    |ー' )_)
     ̄ ̄

622 :
>>620そりゃ、連れ込まれる前に自分からトイレに苗木君を引きずり込むんじゃないか

623 :
舞園さんと結婚したい

624 :
舞園さんの全部が欲しい

625 :
葉隠「舞園っちの(稼ぎ)全部が欲しいべ 。」

626 :
結局>>611はどうなったんだい?放置プレイがこんなにキツいとは思ってなかったよ

627 :
―――――
 思ったよりも大きくて、あったかい背中に運ばれたことを、断片的に覚えている。
 雨はいつの間にか止んでいて、止んだと思ったらそこは屋内で。
 誰かに服を脱がされて、タオルで濡れた体を拭いてもらって、
 気づけば私はベッドの上で横たわっていた。
 遠くに聞こえる声がだんだん近くなり、意識の覚醒を自覚する。
 ベッドの側で、誰かが話しているのが分かる。
 意識がはっきりした後も、気だるさからまぶたを開ける気にはなれなかった。
「あんたさぁ…途中で気付けなかったの?」
「…ごめん、なさい」
 尖った高い声は、江ノ島さんが怒っているときのものだった。
 苗木君のしゅんとした顔が、見てもいないのに目に浮かぶ。
「アイドルとデート気取って、いい気になってたのか知らないけどさぁ…」
「……」
「舞園の体になんかあったら、責任取れるわけ?」
 ああ、やめて、江ノ島さん。
 苗木君のせいじゃないんです。
 私が勝手についていって、喫茶店に誘ったのも私なんです。
 傘が無いから走ろうって、無理を通したのも。
「…責めすぎよ、江ノ島さん」
 対照的に、感情の一切籠らない声。
 主はきっと、霧切さんだろう。
「土砂降りの予測なんて、誰にも出来ないでしょう…」
「雨以前の問題だっつーの…38度5分。様子がおかしいのなんて、フツー見りゃ分かるっしょ?」
「女の子の体の問題よ…苗木君が詳しくないのも、無理はないわ」
 霧切さんの言葉で、ハッとして今日の日付を思い出す。
 確か最後に来たのは一月前だから、……
 納得。

628 :

「生理中の女子を無理させて振り回して、冷たい雨に晒させて…それでも男? ちゃんとアレ、着いてんの?」
「……下品よ、江ノ島さん」
 意味を理解した霧切さんも大概だなぁ、と思いつつ。
「…ごめんなさい」
「……はぁ。さっきからウチらに謝ってどうすんのよ。舞園が起きたら、ちゃんと誠意見せな」
「うん…」
 今すぐ起き上がって、苗木君の弁解をしたかった。
 でも、ここで起きれば、きっと苗木君は総スカンだ。
 しばらく寝たふりをしておこう。
「それにしても、驚かされたわ。あなたが舞園さんを背負って駆けこんだときは」
「……煩くして、ゴメン」
「…別に、私は構わないけれど」
「どの口が言ってんのよ。帰ってくるなり苗木の頬、引っ叩いたクセに」
 …あとで、霧切さんとは長めのお話が必要なようだ。
「し、しょうがないでしょう…あんな二人の姿を見せられたら」
「まー、舞園は半分裸みたいなもんだったからねー」
「……その、ゴメンなさい、苗木君」
「ううん。紛らわしくしちゃったのは僕の方だし」
「で、霧切っちは…息の荒い苗木とほぼ下着姿の舞園を見て、何を想像したんかなぁ?」
「……趣味が悪いわよ」
「うぷぷ、霧切ってば真っ赤だったもんねー。想像力が健全に働いている証拠ぶふっ!?」
 スパン、という小気味よい音がして、江ノ島さんが呻いた。
「苗木君。私たちは部屋に戻るわ。何かあったら、また呼んで」
「な、殴ることなくない!? ねえ、ちょっと!」
 扉の開く音、二人が遠ざかる音。
 もう一度扉がカラカラと音を立てて、部屋の中に静寂が取り残された。

629 :

 全て、分かった。
 自分の中にある、いやらしい感情を抑えきれなかったのも。
 まるで熱に浮かされたように、ふわふわしていたのも。
 今日が女の子の日だということを、完全に失念していた。
 その挙句が、これだ。
 苗木君を振り回し、らな雌を曝け出し、そして彼ばかり怒られて。
 合わせる顔が、ない。
 ない、のに。
「……ゴメン、舞園さん」
 そんな、あなたの辛そうな声を聞いて黙っていられるほど、無神経にはなれない。
「僕、浮かれてたんだ…あの憧れだったアイドルと、まさか二人きりでデート出来るなんて思わなくて…」
 声からして、苗木君は私に背を向けて独白している。
 きっと、私が既に起きていることなんて気付いていないだろう。
「だから、舞園さんの様子がおかしいのも気付けなくて…今思い返せば、簡単に気づけたはずなのに」
 大分、江ノ島さんの説教で落ち込んでしまっている。
 苗木君は本当は悪くないのに、自分のせいだと思い込んでしまっている。
 起きなきゃ。
 まだ体はだるいし、頭もズキズキするけれど。
 好きな男の子が辛そうにしているのに、放っておけるはずがない。
 男を立てるのが、良い女の条件なんだから。
 そうして、言うことをきかない体に無理矢理力を込めて、
「でも…それだけじゃないんだ」
 彼の独白が、まだ続いていることに気づく。
「僕が一番、自分自身を許せないのは…」

630 :

「――あの時、舞園さんを見て、僕は、その……いやらしい気持ちになったんだ」
 ボ、と、音を立てて顔が燃える心地がした。
 苗木君の口から、そんな言葉が出てくるなんて予想していなかった。
 まるで、清楚だと信じていたアイドルの、ベッドシーンを見せつけられたような。
 そんな背徳的な響きだった。
「すごく、ドキドキして…でも、なんか怖くて」
 ドキドキして、だなんてこっちのセリフだ。
 こんな至近距離で、そんな爆弾告白される身にもなってほしい。
 いや、そりゃ、嫌ではないけれど。
 好きな人にそう告白されて、嫌な気持ちになったりはしないけれど、
 嫌じゃないけど、ちょっと、これは、
 あ、なんかすごい暑い。
 汗かいてきた。
 心臓がうるさい。
 たぶん、今の私、顔が真っ赤だ。
 私がいやらしい気持ちになったときに、苗木君も同じ――
「怖かったんだ、舞園さんが」
 次の言葉は、
 浮かれていた私の頭の中に、まるで鉛のようにドスン、と落ちてきた。
「服が濡れてて、すごく色っぽくて、ドキドキして、それでも……怖くて、手は出せなかったんだ」

631 :

 勘違いでふわふわと浮かんでいた気持ちが、真っ逆さまに地面に叩き落とされた。
 一気に汗が引いていった。
「そんな僕の考えも、きっと舞園さんには見透かされているんだろうな、って思うと…」
 怖い。
 私が? 怖い?
 そんな、待って。
 確かに私は、面白がって苗木君の考えを先読みして、その反応を楽しんで、
 でも、私は一度たりとも、あなたを怖がらせたことなんて、
 そんな言い訳じみた考えが頭の中に浮かぶ。
 けれど。
 私は、その言い訳をも否定せざるを得なかった。
『独占欲の強い女は引かれますわよ、と申し上げたのです』
 そうだ。ちょうど今朝、セレスさんと話して。
 彼女に考えを見透かされて、怖い思いをしたのは、他でもない私じゃないか。
 考えていることを読まれるのは、怖い。
 私が一番よく知っていたはずじゃないか。
 心の中を読まれるのは、怖い。
 嘘をつけないのは、怖い。
 本音を見透かされてしまうのは、怖い。
 私は、私は――
 そんな怖ろしいことを、今まで苗木君にしていたんだ…

632 :

 急に、胸が苦しくなった。
 熱に侵されていたさっきまでの、何倍も苦しかった。
 上手く息が吸えなくなった。
 下手に口を開くと、情けない喘ぎが漏れてしまいそうで、必死に息をとめた。
 目元が熱くなる。
 泣いちゃダメだ。
 私のせいじゃないか。
 私が苗木君を怖がらせたのに、苗木君にとって嫌なことをずっとしてきたのに、
 泣く権利なんて、無い。
 瞼に力を込めて、必死に落涙を堪える。
「……、っ、ぅ…」
 堪え切れなくなった息が、震えて口の端から零れる。
 ガタ、と、隣の椅子が揺れる音。
「舞園さん…もしかして、起きてる?」
「……バレちゃいましたか」
 もう、隠す必要はない。
 悪戯っぽい笑みを浮かべて、私はベッドから起き上がった。
 閉じていた瞼が、急な光の刺激を受けて、しょぼしょぼと開く。
 瞬きを繰り返す瞳が、見るからに焦っている苗木君を捉え始める。
 少しだけ睫毛が濡れているけれど、寝起きだから、とアピールするように、欠伸をして見せた。
「う、わ…もしかして、全部…」
「…聞いてました。苗木君が、その…私を見て、そういう気分になったって」

633 :

 真っ赤に、そして真っ青に。
 めまぐるしく、彼の表情が変わる。
「苗木君、やっぱりです…」
 口をすぼめて、冗談っぽく言う。
 それが、私と彼との合図だった。
 『私はあなたを怨んでいない、だから安心して』。
 顔を上げた苗木君は、やっぱり少しだけ安心したような顔をして見せ、
「舞園さん…泣いてる…?」
「――え」
 ヒィン、と、空気が音を立てて凍った。
 うそ、と、頬の辺りに手を触れてみる。
 涙は既に止まっていたけれど、寝ている間に零れたものが、うっすらと筋を残していた。
「あ、ち、違うんです、これは…」
 苗木君が首を傾げる。
 当たり前だ、文脈からは私の泣いていた理由なんてわかりっこない。
 好きな人に、怖い女と言われた。
 それだけで涙を流すだなんて、誰も思わないだろう。
 もう、止めよう。
 私は彼に関わっちゃ、いけなかったんだ。
 街を歩けば、彼を好奇の目に晒し。
 口を開けば、彼の考えを覗きこみ。
 無理を言って連れまわし、雨風に晒させ、他の女の子から謂れもない罵倒を浴びて。
 熱で浮かされ、感情的になった頭は。
 少しオーバーに、そんなことを考えた。
 溜めこんできた思いを溶かした涙は、涸れた跡にすら熱を残していた。

634 :
書き溜めてたデータが何故か消し飛んでしまって、ちょっと放置してました
次でこそ終わるので、もう数レス使わせてください

635 :
シリアス展開きた!
ちゃんとハッピーエンドにしてくれー
最後にいちゃラブが見れると信じてる!

636 :
そろそろ決着か・・・また寂しくなるのう

637 :
いやあ、いい文章お書きになるわ
俺もなんか書いてみたいなあ、すぐエロパロになっちゃうんだけどさ

638 :
「舞園さん…」
「だ、大丈夫です…ちょっと、疲れてて…すみません」
 ぐしぐし、と、袖で瞳を擦る。
 肌が傷つくから止めろといつもマネージャーに怒られるけど、今は。
 今は、アイドルじゃない。
 一人の女だ。
 一人の女として、苗木君の前にいる。
 関わっちゃいけない、という表現はオーバーだ。
 跡が残るくらいに力強く涙を擦ると、少しだけ目の奥がさっぱりした。
 明日からも彼に笑いかけるし、
 明日からも彼をからかうし、
 明日からも彼のことは、きっと大好きだ。
 けれど。
 この報われない恋愛を、私は諦める。
 きっと、そういう運命なんだ。
 私と苗木君は結ばれない。
 今日という日までアピールを続けてきて、一向に報われなかったのがそもそも兆候だったのかもしれない。
「あーあ…なんか、疲れちゃった」
 諦めの言葉と共に、ふ、と息を吐くと、一気に体中の力が抜けた。
 力が抜けて、いつもよりも深く笑うことが出来た。
 エスパーだから、だなんて、本気で言っているわけじゃない。
 人よりちょっと直勘が鋭いのと、ちょっと感情の機微に敏いくらいだ。
 だから、念力なんてないし、明日の天気もわからないし、相手が何を考えているかなんてわからない。
 エスパーごっこは、もうお終いだ。
 苗木君は、じっと私の顔を見ていた。
 射抜くような、包み込むような目つきだった。

639 :

 く、と苗木君の頬が歪む。
 この表情は、――
 いつもの癖で分析でもしそうになって、目を反らした。
 瞳の中に苗木君を入れてしまうことすら、罪深いものに思えた。
 瞳の端で、苗木君は立ち上がって、
「嫌だったら、逃げてね」
「え、」
 私が言葉を返す前に、薄い布が頭から被せられた。
「ちょ、なえ、」
 ぐい、と、優しくも力強い何かが、私の頭を引っ張る。
 薄い布は、苗木君の着ていたパーカーだった。
 何をされているんだろう。
 不思議と、抵抗する気力は起きない。
「ゴメン…今だけは、考えてること読まれたくないんだ」
 グサ、と、世界で一番好きな声が、胸に突き刺さった。
 自分でわかっていたことなのに、彼の声で改めて聞くと、罪の意識が掻きたてられる。
 痛みで思わず喘いでしまいそうになって、
 その声が、自分の真上から響いたことに気が付いた。
 ド、ド、温かくて硬い壁の奥から、リズムよく鼓動が響く。
 えっと、これって、
 苗木君の顔が私の頭の上にあって、目の前にあるのは多分苗木君の胸で、
 じゃあ、私の肩をパーカー越しに包んでいるのはきっと苗木君の腕で、
 私は、苗木君に抱かれているんだ。
 ボボボ、と、再燃する心臓。
 何度もスイッチのオン/オフを繰り返して疲れきっているはずなのに、今日一番の高鳴りだった。

640 :

「あ、の、なえぎ…くん…?」
 口から出た声は、なんとも力なく震えていた。
 私と彼の心臓の音の方が、まだ大きい。
 いつもは私が彼をからかう、いじめる立場なので、彼の方からアクションを起こされた時は弱い。
 苗木君以上に、私の方が焦ってしまうんだ。
「えっと…その、まずは…勝手にこんなことして、ごめん」
 彼の声も、どことなく上ずっていて。
「い、いえ…私は、あの…嫌じゃないです…けど」
 苗木君こそ、嫌じゃないのか。
 私はあなたの考えを何でも見透かしてしまう、怖い魔女、嫌な女。
「あの、それと…その、体調悪かったのに、振り回してゴメン」
「そんな、私が言い出したのに…それに、私は楽しかったし…」
「…それでも、謝らないと気が済まなくて」
 ど、ど、どど、ど、ど、
 私の鼓動、苗木君の鼓動。
 どちらが速くてどちらが大きいのか、全然わからない。
 緊張してるんだ、お互いに。
 だって、布一枚越しに、苗木君が私を抱きしめているんだから。
「あと、あの…怖いって言ったの、舞園さん気にしてるよね…ゴメン」
「な、」
 エスパー?
「んで、分かっ…じゃなくて、全然気にしてな…あ、でも、ちょっとへこんだだけで…」
「分かるよ。舞園さんが笑った顔、いつもよりすごく…悲しそうだったから」

641 :

 心臓がひと際、高く跳ねた。
「いつもの舞園さんの笑顔は、なんていうか…花が咲いているみたいな、綺麗で明るい感じだけど」
 いつもの、私の。
 苗木君、その言葉は。
 『いつもの私の笑顔』をよく知っていないと言えない言葉だって、あなたは気づいていますか。
「さっきのは全然違うっていうか…何かをあきらめて、しょうがないか、って笑う感じで…上手く説明できないんだけど」
 苗木君、その言葉が。
 私の心臓をどんどん速めてしまっていること、あなたは気づいていますか。
「だから、なんか励ましたいというか…抱きしめたくなっちゃって。あ、でも、その、変な意味とかじゃなくって、えっと…」
 あれ、嫌じゃない。
 いつも、私が苗木君にしていることと同じなのに。
 感情の機微に、表情や仕草に敏く目を光らせていること。
 考えを読まれたのに、なぜだろう、すごく嬉しい…
「怖いのはホントだけど…嫌じゃないんだ、僕。舞園さんが僕の心を読むの」
「…は、はい」
「あ、でも…今みたいな時は、心読まれたら困る…かも。すっごく、ドキドキしてるから」
 残念ながら、顔だけ隠しても緊張しているのは丸わかりだ。
 あ、そっか。
 彼の『怖い』という言葉を、
 私は『嫌い』と混ぜてしまったんだ。
 嫌じゃない、と苗木君は言った。
 怖いけど、嫌じゃない。
 ついさっき諦めたはずの、恋心。
 まさか数分後に再び芽吹くなんて、思いもよらなかっただろう。
「…大丈夫ですよ、苗木君」

642 :

 パーカーから、苗木君の匂いがする。
 私を支えてくれた暖かい背中を、思い出した。
「私も、苗木君がな目で私のことを見るの…怖いけど、嫌じゃないですから」
「ぶッ…そ、そういうのは、言わないで…」
 硬い壁、彼の胸。その奥で、鼓動がいっそう速くなった。
 ああ、暖かい。
 女の幸せは、愛するよりも愛されること。
 先輩が教えてくれた言葉を、今は理解できる。
 これは、認めざるを得ない。
 彼をからかったり、笑顔にさせたり、今日一日で色んな事を苗木君にしてきた。
 色んな表情を見ることが出来たし、それはすごく幸せだったけれど。
 腕に抱かれている、この暖かさは。
 他の何物にも劣らない、至上の幸せだった。
 パーカーを取り払って、生身で彼に抱きつきたかったけれど、止めておいた。
 やっぱり、こんなに緩みきった顔は、苗木君には見せられない。
「…私のエスパーが、移っちゃったのかな」
「え?」
「どうして、いつもの笑顔と違うって気づいたんですか?」
「あ、そういうことか。…うーん、なんでだろ」
 きっと、気が弱くても真っ直ぐな、優しい彼だから。
 人一倍、誰かの不幸に敏感な彼だから。
 諦めかけていた私を、助けてくれたんだ。
「…あーあ。苗木君、こうやってこれからも、私を甘やかしていくんですね」
「えっと…慰めただけ、だと思うんだけど…」
「もう遅いですよ。ただ慰めるだけなら、言葉だけでもよかったはずです」
「う、それは…」
「明日からは私、もっともっと苗木君に甘えて、からかって、」
 ずっと、あなたのこと、好きであり続けるから。
「――覚悟してくださいね、苗木君」

643 :
―――――
「舞園さん、あの」
「ルーズリーフは、私も忘れてしまって…ごめんなさい」
 もうそろそろ慣れてもいい頃なのに、苗木君は初めての時と同じ反応。
 目を丸くして、それから少しして、困ったように笑うのだ。
「…今更なんだけどさ。実は超高校級のアイドルじゃなくて、超高校級の超能力者だったりしない?」
「残念ながら、苗木君限定なので」
 言いながら、ノート代わりになりそうなモノはないかと、鞄を開く。
「あ、大丈夫だよ。無かったらなんとか工夫するから」
「そんなわけにはいきません。また他の女の人のところに行かれたら、たまったもんじゃないですから」
「うぐ…そ、それはホントにゴメンって…」
 あの日から、月日は過ぎて。
 苗木君の背が私を越して、私の肩幅が苗木君よりも小さくなった頃。
 私たち二人の関係は、一つの転機を迎えた。
 その関係がどういう枠組みなのかは、一言では語り表せないというか。
 言葉にしてしまうと、途端に嘘っぽくなってしまうというか。
 正直なところ、私としても書き記すのは恥ずかしいというか。
 ただ、思い切ってバッサリと切った私の髪を見てもらえば、なんとなく想像はついてしまうのだろう。
 別に願を掛けていたわけでもないけれど、鋭いクラスメイトのうちの何人かは言葉をくれた。
「舞園さん、今日は、」
「ストップ。二人っきりの時は名前で呼んで、って…言いましたよね?」
「…舞園さんだって、さっき『苗木君』って言ってたよ」
「じゃ、今からお互いに名前で呼びましょう。ね、誠君」
 躊躇いも見せずに微笑みかければ、いつものように苗木君は赤くなる。
 幾度も繰り返したやり取りだけれど、飽きる気がしない。
 いつまでだって私はあなたをからかうし、私はあなたに笑いかけるし、私はあなたを愛し続ける。
「さ、さや…」
「んー?」
「う、ぐ……さやか、さん」
「はい、よくできました。あと、私はいじめっ子体質じゃないですよ」
「……」
「そうですね。私が相手だと、気軽に浮気も出来ないですね」
「…まあ、する予定もないんだけどね」
 エスパーごっこは、まだ続いている。

644 :
ようやく終わった…長すぎごめん

645 :
急いでて書き忘れてた…
>>634 苗舞SS『エスパー』の続きでした
読んでくれた人、ありがとう

646 :
長編乙!
さて、次回作の話しでも聞こうかね?

647 :
これはいい苗舞
大事なことなんでもう一回言うけど、これはいい苗舞

648 :
いい話をありがとう!!乙!!

649 :
乙!
苗舞マジ最高!

650 :
11月11日はポッキー&プリッツの日です。
舞「苗木君、ポッキー買ってきたんですけど、一緒に食べませんか?」
苗「うん。ちょうど小腹も空いてたし、ありがたくいただくよ。」
ポリポリ…ポリポリ…
苗舞「あ。」
舞「一本だけ余っちゃいましたね。」
苗「そうだね。」
舞「苗木君、どうぞ食べて下さい。」
苗「いやいや。舞園さんが買ってきたんだから、舞園さんが食べてよ。」
舞「じゃあ半分こしましょうか。」
苗「そうだね…って、舞園さん。何でチョコのついてない方をくわえてるの?」
舞「ん…。」(ポッキーをくわえたまま顔を突き出す)
苗「(こ、これってポッキーゲームってやつじゃ…)ちょ、それはマズイよ舞園さん…。」
舞「ん…!」
苗「もし誰かに見られでもしたら…。」
舞「ん〜!」
苗「わ、分かりました…。」(渋々もう片方をくわえる)
ポリポリ…ポリポリ…ポリポリ…
舞「(もう少し…もう少し…)」
苗「(うう…。緊張で心臓が爆発しそうだ〜!)」
パキッ!
苗舞「!」
舞「あ〜。もう少しだったのに…。そんなに力入れて噛んだらダメじゃないですか。」
苗「ご、ごめん…。何か緊張しちゃって…。」
舞「ちょっと待ってて下さい!今からコンビニでもう一箱買ってきますから!」
苗「え!?またポッキーゲームするつもりなの!?ちょ…舞園さ〜ん!」
END

651 :
俺も舞園さんとポッキーゲームしたいお

652 :
ジェノさんに舞園さんとポッキーゲームさせたいお

653 :
ジェノは十神か不二咲としたがるだろ

654 :
むしろ十神と不二咲でさせたがるだろ

655 :
舞園さんと霧切さんでポッキーゲームさせたい

656 :
>>655
何を今さら言ってんの?
霧切スレの二番煎じ過ぎて呆れるわ

657 :
霧切さんスレとか興味無いから

658 :
じゃあこのスレ過疎ってるのなんとかしろよカス

659 :
コミュ障の基地外は相手にするだけ無駄だと分かった

660 :
余計な事言って煽るなよ
放っとけ

661 :
今更だけど>>643超乙

662 :
桑舞アンソロの執筆者すげー
公式アンソロの人多いし楽しみ

663 :
また変なのが湧いたな

664 :
廉価版を買ってプレイしてるけど舞園さんが出てくるたびに胸が苦しくなる

665 :
全く、邪道論者が何と言おうが舞園さんを助けたい…

666 :
最初プレイして最初にマイゾノさんが死んだとき、
俺はルートを間違えた、別なルートがあるはずだ、
などと思ってしまったのは多分俺だけ。

667 :
そうであって欲しいと思った人は数知れず。

668 :
中の人もまた清楚系の役するみたいだな
http://www.xuse.co.jp/product/048_kuon-s/

669 :
ぼくらのみたく原作とアニメとラノベとで死ぬ順番が違うとかだったらいいな
その前にもっとメディアミックス活発になるといいな

670 :
桑田じゃなくて苗木そうとしてればヒロイン確定だったろうな
シャワールームに逃げ込んだ舞園さんをなだめて説得して
「一緒に脱出できるよう頑張ろう!」と言ってる苗木の姿が目に浮かぶ

671 :
一度他の人を見せつけられれば、自分がしようとした事を思い知る事になるだろうし、
一度苗木が事件を解決する姿を見れば、苗木に希望を見出すだろうしな。
そういえばエロパロ板SSには、苗木を狙って失敗→生存パターンが2つほどあるな。
逆に本当に苗木がされちゃうパターンもあったけど。

672 :
>>671
過去スレってどうやって見るの?

673 :
>>672
過去スレも何も、エロパロ板SSにも専用のSS保管庫があるから。
ここの>>1に書かれているSSまとめwikiのトップページにも、
下の方にエロパロ板SS保管庫へのリンクが貼ってあるし。
苗木を狙って失敗→生存パターンSSの片方(ハッピーエンドになる方)は
現行のエロパロ板にもまだ残ってるけどね。

674 :
>>673
マジでか、知らなかったd

675 :
舞園さんのドラマCDの曲の歌詞乗せれる人いる?

676 :
クソが買え

677 :
ぶっちゃけその後のセレスさんに全部持ってかれてて舞園さんの歌は頭に残らんかった

678 :
ていうか舞園さん自体あんましあんまし活躍しなかったよねドラマCD
まぁ20分程度の長さのドラマCDに15人+モノクマまで出したらそりゃそうなるわってかんじだけどw

679 :
カメラの前でも大胆な舞園タン萌え

680 :
保守がてら投下
「えー、超高校級のアイドルがいきなり死でかわいそうだと思う
方々もおられると思いますので…不完全な形で復活させました。」
「ぽよ!」
舞園さんがピンクのボールみたいな生物になったようです。
「ぽよよ〜い!!」
「ふ、ふんピンクでぶよぶよ太ってて気持ち悪いわ…」
「そうか?結構個性的でみてて和…いや、面白いではないか。」
「そっ、そうですよねぇ!」
「ぽよ〜!」
「あら、私の紅茶が吸い込まれてしまいました。」
「せっかく入れたのに〜、あと、餃子もですぞ。」
「てめぇ!吐き出しやがれピンクボールがぁ!」
「ぽよぽよ〜。」
「どうしたのだ!!舞園くんがタイヤになっているぞ!!」
「しらねぇよ!!急に俺の部屋のタイヤコレクションを食ったら
こんな風になって…」
「ぽよぽよーっ!!」
「…舞園は何でも大量に食べるな…」
「負けないよ!!」
「やめておけ、おぬしでは勝てん…」
「ぽ〜よ〜…」
「なにやっているの?」
「水晶玉の変わりに舞園っちをつかっているんだべ。」
「…確かに丸いけどぉ…」
「ぽよ〜ん。」
「うわぁ、気持ちいいなぁ。」
「何やっているのよ、舞園さんを大事そうに抱かないで、迷惑そうよ。」
「えっ、ちょっと、取らないで…(嫉妬のように思えるのは気のせい?)
「ねぇ、いいかげん僕に返してよ。」
「嫌、カエ・サ・ナイ(恋敵なのにこんな気持ちいい感触だなんてっ…」
「…ぽよっ?」
終わり 声優ネタでお目汚しスマソ

681 :
>>680
GJ!

682 :
何かと思ったらカービィか
最初スライムみたいなの想像してたから脳内風景と文章のギャップが埋められなかったw

683 :
このカービィに、生物室にある舞園さんの死体を吸い込ませたら、
舞園さんの姿に戻ったりしないかな。

684 :
モノクマ「この舞園さんは生物室の舞園さんを改造して
つくりました。」

685 :
舞園さんコピーしたらマイクカービィ(だったかな?)になるわけか
とどめのデスボーイスが恐ろしいな

686 :
今更ながらアンソロ読んだ。
脱衣所やプールが解放された後なのに、普通に舞園さんが登場している話がいくつかあったな。
まあ、そうでもしないとマジで出番限られちゃうからな。

687 :
このスレ要る?

688 :
要るに決まってんだろアホ

689 :
クリスマスに向けて俺がSS書いてやるよ!

690 :
期待して待っています。

691 :
そろそろクリスマスなのにSSないんじゃが

692 :
そう急かさずに待ってあげようよ。

693 :
第一志望は希望が峰学園 中3です。
1日遅れてしまいましたが、投稿したいと思います。

694 :
 今日はクリスマスイブ。
 街にはきらびやかなイルミネーションが施され、道を行きかうカップルであふれている。
 しかし、僕、苗木誠はというと。
「・・・」
 熱を出し、保健室で寝ていた。
(はあ。どこが超高校級の幸運だか・・・)
 特に用事があったわけではないが、なんだか損した気分になる。こういうところは、僕が凡人だからなのだろうか。
 前向きが唯一のとりえである僕だが、こういうシチュエーションにはへこんでしまう。
「フン、風邪を引くなんていかにも庶民のお前らしいな。」
「いや、関係ないでしょ・・・」
「ずばり、苗木っちの病気はすぐに良くなるべ。
    俺の占いは3割当たる!」
「・・・残りの7割はどうなるの?」
「風邪なんて、プロテインを飲めばよくなるよ!」
「いや、我は病気のときは走りこんだ後に、滝に打たれるのが一番だと思うぞ。」
(いや、僕はそんなことしたら死んじゃうと思うぞ・・・)
皆家に帰っていたり、仕事が忙しかったりで寮に残っていたのは彼らだけだった。しかし、その4人も用事ができて外出してしまった。
彼らといると、疲れるも確かだが、いないとさびしく感じてしまう。


695 :
(はあ・・・この後どうしよう)
 壁の時計に目をやると、すでに7時を回っていた。
 彼らがいなくなった後、もう一眠りしていたため、風邪はかなりよくなっている。しかし、外に一人で出る気にはとてもなれなかった。
若干のホームシックを、胸に感じながら寝返りを繰り返していたとき、
 ガチャリ、とドアを開ける音が後ろから聞こえた。
 誰が来たんだろう。振り返ってみると、そこにいたのは。
「・・・メリークリスマス。調子はどうですか、苗木君?」
「舞・・・薗さん?どうして・・・今日は仕事じゃなかったの?」
「さっき終わりました。苗木君が風邪だと聞いたので、こっちによることにしたんです」
「ご、ごめん、気を使わせちゃって・・・」
「もう、苗木君。誤る必要なんてないですよ。私が勝手にしたことですし。  
   それより、林檎買ってきました。今、切りますね。」

696 :
「はい、苗木君。あーん」
「ちょ、いくらなんでも恥ずかしいよ・・・」
 いたずらっぽく笑った舞薗さんが、フォークにささった林檎をちらつかせている。
「誰も見てなから大丈夫です。それより、苗木君は病人としての自覚を持って下さい。」
 まだ、顔も赤いですよ・・・と、僕の顔を覗き込む舞薗さん。
 
もっと恥ずかしくなり、目をそらしてしまう。
「だ、大丈夫だよ。熱はだいぶ下がったし・・・」
 
林檎と同じぐらい顔を赤くして答えるが、全く説得力がない。
本当ですか?と、クスクスしながら首を傾げる舞薗さん。
 
見るものを笑顔にさせてくれる、彼女の仕草は。何時だったか本人が言っていた、過去の記憶の。彼女を励ましたアイドルのそれと同じだろう。
                ・
                ・
                ・
「そういえば、クリスマスプレゼントもあるんですよ。」 
 嬉しさ3割、恥ずかしさ7割の食事の後、待っていたのは嬉しい贈り物。
 彼女から差し出された紙袋には、暖かそうな赤いマフラーが入っていた。
「わあ、ありがとう・・・! でも、僕は何も用意していないな・・・」
「いいんです。苗木君にはこの1年間、お世話になりっぱなしでしたし。」
「じゃあ、せめて、何かしてほしいことがあったら言ってくれる?」
別に今すぐじゃなくてもいいからさ。僕がそういうと、舞薗さんは頬に手を当てて少し考えたあと、
「そうですね・・・。苗木君がよければ、一緒に初詣にいきましょう。」
 いいですか? もちろんだよ。
 少し意外な申し出ではあったが、断る理由はないし。なにより舞薗さんから誘ってくれたのは、嬉しかった。

697 :
会話の後、すこしの間二人とも黙ってしまったので、僕は起き上がり、
「僕、コーヒー入れてくるね」
 何ももてなしをしていなかったことに気がつき、そう言った(僕の部屋ではないけどね)。
「あ、私がやりますよ?」
「いいよ。これくらいならできるから。」
「そうですか?じゃあ、お言葉に甘えて・・・」
             ・
             ・
             ・
保健室の奥にある電気ケトルでインスタントのコーヒーをつくり、再びベッドに戻ると、
(・・・あ。)
やはり仕事帰りで、疲れていたのだろうか。彼女はスヤスヤと、安らかな寝息をたてて僕のベッドに突っ伏していた。
このままでは風邪を引かせてしまう。が、寝させてあげたほうがいいだろう。
そう判断した僕は、起こさないように、そっと、身長に彼女を隣のベッドまで運んだ。
 
 向こうで寝る彼女は、本当に気持ちよさそうだ。
 しかし、さっき恥ずかしい目にあったことを思い出した僕は、ささやかな反撃をしかけた。
 (えいっ・・・)
 パシャッという音。もちろん僕のケータイの音だ。
 心を洗われるような彼女の寝顔。 今日の僕の不幸なんて、彼女は一瞬で消し去ってくれる。
 思い返せば、僕こそ舞薗さんの笑顔に勇気付けられ。言葉に励まされ、この学園での1年を送ってこれた。
 同じ中学のよしみとはいえ、何のとりえもないといっていい僕に普通に接してくれたのは、彼女だけだった。
 もし彼女がいなかったら、すでに学校をやめていたかもしれない。それだけ、この学園生活は天才たちに囲まれる不安や、自分の能力への絶望でいっぱいだった。
 だからこそ。舞薗さんと出会えたこと、それが僕の最大の「幸運」だと信じて。
「来年もよろしく、舞薗さん」

698 :
>>697
君は超高校級の何になるのかな。
それはさておき、GJ。
初詣も楽しみだな。

699 :
GJ!
ただ舞園さんの名前間違えてんじゃねぇよ

700 :
舞菌って名前わざと間違えてるかと思ったわ
おつかれ

701 :
>>700
菌…?

702 :
>>697
GJ!
ただ、舞菌さんにみえるから「園」を使ってくれ

703 :
SSまとめwikiに追加する時に、字を直しておく必要があるな。

704 :
言われるまで誤字に気付かなかったぜぃ
でも内容は素晴らしかったGJ

705 :
舞園さんの出る紅白見てみたい

706 :


707 :
隠し芸大会でエスパー能力を見せる舞園さんを見てみたい

708 :
舞園さんと初詣行きたい。
やっぱサングラスとかかけてるのかな?

709 :
「お参りもすんだし、次はどうしようか」
 舞園さんが僕に口を開こうとした、その時。
「おー。苗木っちに舞園っち。占い、今なら半額だべ。こっち来いよ〜」
 声の主は、見なくてもわかる。・・・あまり人前で関わりたくない人だ。
「ま、舞園さん・・・」
「苗木君、あっちでおみくじ売ってるみたいです。行きましょう!」
      
 そう言うがいなや、足早に歩く舞園さん。 
「ま、待って・・・」僕も後を追いかける。
「二人ともひどいべ?無視しないでくれー!」
 聞こえない、聞こえない。
        
「どうして、どこに出かけても誰かに会うんだろう・・・」
「皆、神出鬼没ですよね」
 おみくじ屋の前で、一息つく僕ら。
「まあ、気を取り直して、くじを買いましょうか」
「どう?」
「吉です。『恋愛運が絶好調!気になる人にアタックだー!』だそうです」
「やけにテンションが高いおみくじだね・・・」
「次は、苗木君ですよ。超高校級の幸運、見せ付けちゃってください」
・・・誰だ、そんなものに僕を選んだやつは。
変な重圧を感じながら、くじをそっと開く。
「・・・大凶」
 お約束のパターン。
「うーん。『人間関係のもつれに気をつけて』ですって」
 くじのコメント、短いよ。回避する方法とか、書いておいてよ。
 現実逃避で、八つ当たりする僕。・・・涙が出てきそう。

710 :
順番間違えました! ごめんなさい

711 :
あけましておめでとうございます! 舞園さんの名前、今回は間違えません。
今年もこのスレが盛り上がりますよう、苗木君たちに祈ってもらいます・・・

712 :
 
 がらんとしたバスに乗り込む、僕と舞園さん。
「・・・随分すいてるね」
「元日ですからね」
 彼女は、クリスマスプレゼントのお礼をしたいと言った僕を、初詣に誘ってくれたのだ(ちなみに、そのプレゼントは今僕の首に巻いてある)。
 ・・・あまりお礼になっていない気がしてきた。ほんとにいいのかな?
「いいも何も、私のわがままに付き合ってもらってるんですから。苗木君には、感謝してます。」
「僕ってそんなに単純?」
「エスパーですから」
「いや、答えになってないし・・・」
 クスリ、と笑う舞園さん。
 きっと、隠し事はできないんだろうなと、心の奥でそっとため息をつく。
「そういえば、仕事はまだないの?」
「んー。年始の番組は、クリスマス前には撮り終わってましたし。しばらく休暇です」
 もしかしたら、テレビで今頃『あけましておめでとう』って言ってるかもですね。
 そう続ける彼女に、やはり住む世界が違うと感じてしまう自分がいた。

713 :

「思ったより、ひとがいるね」
「元日ですからね」
 同じ答えだが、意味が真逆だ。
 神社は、お参りに並ぶ人であふれかえっていた。 

「苗木君は、何をお願いするんですか?」
「うーん、考えてなかったけど・・・。無事にこの1年を過ごせますように、かな」 
「欲がないんですねー。『背が伸びますように』とか、お願いしないんですか?」
「・・・考えとくよ」 
 そんな、ニコニコしながら言わなくても・・・。真顔で言われても、もっと困るけど。
「冗談ですよ」
本当かな。
 人の列は、新年早々複雑な気分になった僕を、ゆっくりと運んでいった。

714 :
「お参りもすんだし、次はどうしようか」
 舞園さんが僕に口を開こうとした、その時。
「おー。苗木っちに舞園っち。占い、今なら半額だべ。こっち来いよ〜」
 声の主は、見なくてもわかる。・・・あまり人前で関わりたくない人だ。
「ま、舞園さん・・・」
「苗木君、あっちでおみくじ売ってるみたいです。行きましょう!」
      
 そう言うがいなや、足早に歩く舞園さん。 
「ま、待って・・・」僕も後を追いかける。
「二人ともひどいべ?無視しないでくれー!」
 聞こえない、聞こえない。
        
「どうして、どこに出かけても誰かに会うんだろう・・・」
「皆、神出鬼没ですよね」
 おみくじ屋の前で、一息つく僕ら。
「まあ、気を取り直して、くじを買いましょうか」
「どう?」
「吉です。『恋愛運が絶好調!気になる人にアタックだー!』だそうです」
「やけにテンションが高いおみくじだね・・・」
「次は、苗木君ですよ。超高校級の幸運、見せ付けちゃってください」
・・・誰だ、そんなものに僕を選んだやつは。
変な重圧を感じながら、くじをそっと開く。
「・・・大凶」
 お約束のパターン。
「うーん。『人間関係のもつれに気をつけて』ですって」
 くじのコメント、短いよ。回避する方法とか、書いておいてよ。
 現実逃避で、八つ当たりする僕。・・・涙が出てきそう。

715 :

「少しは立ち直れましたか?苗木君」
「はは・・・おかげさまで」
 もぐもぐと、幸せそうに甘栗を食べながら僕に聞く舞園さん。
 僕らは、帰りしなに天津甘栗が売っているのをみつけ、一緒にベンチで食べていた。
「おかげさまで。・・・この栗、本当においしいね」
「わたしは、子供のとき以来かもしれません」
 父が、私に買ってくれたんです。そうしゃべる彼女は、やはり甘いものがすきなのか、頬が緩みっぱなしだ。
 
 そんな彼女を見ているうちに、僕のずたずただった心が、見る見る癒されていのを感じた。
「さて、そろそろ行きましょうか。バスが来ちゃいますしね」
 栗を名残惜しそうに食べ終えた彼女に倣い、僕も腰を上げた。

716 :

「じゃあ、苗木君。新学期にまた会いましょう」
 フワリと笑いながらそういう彼女だが、少しさびしそうに見える。
 また、わがままに付き合ってください。そう言い残し、彼女は歩いていった。
 僕も家に歩き出し。ふと、朝のお願いを思い出す。
 
 いったい僕は、これからどれだけの時間を彼女と、皆と過ごせるか。
 僕らが大学生になったら、きっと皆今以上に忙しくなるだろう。
 高校生でいられる時間なんて、限られている。
 皆といられる時間なんて、もっと限られている。
 だからこそ。
 だからこそ・・・一生忘れない思い出を、隣にいる彼女と一緒に、作れますように。

717 :
GJ! にしても派手にやらかしちゃってるな

718 :
あけおめ。新年早々GJ。

719 :
舞園さんはバラエティーにも出たりするのかな

720 :
>>717
GJ自演かよ

721 :
自演ワロタwwwwwwww新年早々虚しすぎ

722 :
>>717
書き込んだ日時の右にあるIDで分かるんだぜ
せめてパソコン再起動してからにしな

723 :
いやーpspから書き込んだんですけどね

724 :
言われるまで気付かなかった…
それじゃ本当の意味でGJ書いたのは俺だけだったのか。

725 :
>>723
自演バレたのによく堂々と出てこられるな

726 :
いろいろ残念過ぎるぞ

727 :
まあほれ中三だって言うし
冬休みだし

728 :
中学で2ch入り浸りで中3のこの時期にも見てるとか高校大丈夫なのか?

729 :
まあ第一志望が希望が峰学園なら、超高校級のとりえが何かあれば入れるって事だけどな。

730 :
馬鹿じゃねーの
高校での実績があるから入学できるんだよ
ちゃんとプレイした?

731 :
もう残り少ないけど、成人の日ということでプチSS投下。
苗「うわぁ。舞園さん、その振袖、凄く似合ってるよ。」
舞「ありがとうございます。苗木君もスーツ姿がなかなか様になってますよ。」
苗「そ、そうかな?舞園さんにそう言ってもらえると何だか自信が出て来るな。」
舞「あ。苗木君、ネクタイ曲がってますよ。直してあげますから、ちょっとジッとしてて下さい。」
苗「え?いや、あの、自分でやるから大丈夫だよ。」
舞「遠慮しないで下さい。私、小さい頃によくお父さんのネクタイを直してたので、結構得意なんですよ?」
苗「そ、そうなの?じゃあ、お言葉に甘えて…。」
舞「はい、任せて下さい。」
苗「(うわ〜。女の人にネクタイ直してもらうなんて、何だか新婚夫婦みたいだなぁ)」
舞「そうですねぇ。もし私と苗木君が結婚したら、毎朝会社に行く苗木君のネクタイを私が直してあげるのが当たり前になるかもしれませんね。」
苗「え!?舞園さん、それって…。っていうか、また僕の考えてることを…。」
舞「エスパーですから。それに今のは冗談ですよ。私、まだまだ芸能界を引退するつもりはありませんから。」
苗「そ、そうだよね…。でも、もし舞園さんと結婚したら浮気とか絶対出来ないよなぁ。しても100%見破られそうだし。」
舞「そうですねぇ。私って結構ヤキモチ焼きな所がありますから、浮気なんてされたら旦那さんを包丁でプスッといっちゃうかも…。」
苗「ま、舞園さん…。目が怖いよ…。」
舞「うふふ。冗談ですよ。それに、苗木君は絶対浮気なんてしないって信じてますから。」
苗「当たり前じゃないか!舞園さんみたいに綺麗な奥さんがいるのに浮気…なん…て…。…ねえ、舞園さん。」
舞「はい?」
苗「僕達、さっきから何気に凄い会話してない?」
舞「そ、そうですね…。何だか凄く恥ずかしい会話をしてると思います…。」
苗「………。」
舞「………。」
苗舞「///////」
特にオチもなく終わる
あまり成人の日関係ねえな…

732 :
うわー舞園さんとそんな会話してみたいマジで

733 :
舞園さんって割りとあるけどC後半くらいか?

734 :
霧切さんとは1cmしか差がないはすだが

735 :
>>734
アンダーバストも知らない発見

736 :
不思議なほどに巨イメージ持たれてるけど舞園さんて83cmならせいぜいCかDカップぐらいだよな
むしろ霧切さんが貧キャラにされ過ぎな気がする。82ならギリCカップあってもおかしくない

737 :
>>735いやそれくらい知ってるよ…
霧切スレでもバストの話で色々あったな

738 :
舞園さんは伊達にアイドルやってないからプロポーション抜群なんだよ

739 :
最近、本スレでよくこのゲームの比較対象にされている「極限脱出」をプレイしてるけど、紫ちゃん良い子だな…
部屋を調べている間、色々と助言をくれる紫ちゃんを見ていると、
舞園さんもこんな風に助手として活躍してくれたらって、つくづく思うよ…

740 :
極限脱出を先にプレイしてたから、舞園さんがメインキャラクターだとばかり
思ってたから、あっさり死なれたときはSAN値をごっそり持ってかれてな……
仲良くなったり好きになったりしたキャラが次々に死んでいって、
一番好きだった筈のセレスに死刑宣告したときには何も感じなくなってた

741 :
短編いくつか書いてるんだけど、全部書き終えてから投下したほうがいいですかね

742 :
知るか

743 :
マジレスすると、いち作品として未完成なのはNG
誘い受けも嫌われるから止めた方がいい

744 :
短編でも長編でもSSは好きだから、全部書いてからぜひ投下して欲しいぜ
ただ、投稿するときはちゃんとsageてくれ

745 :
舞園スレはなんか住人が冷たいからなw
いつもROMってるけど書き手さんには感謝してます!

746 :
作品には期待してるぞ
主張しすぎ無いくらいに頑張ってくれ

747 :
ポニテの舞園さん見てみたい

748 :
粘りましたが、ネタがあまり・・・
何か適当なのリクエストしていただけるとありがたいです。
ダウトは三人用ルールってことになってます。

749 :
『大変なのは』
「苗木君、ダウトです」
ボクがカードを出し終えるのを、見計らったかのように発せられた柔らかな声。
嘘をつくこと、暴くことが勝利へつながるこのゲームは、まさに舞園さんの独壇場だった。
「どうして、わかったの?」
彼女から2枚手札を受け取り、たずねてみる。
答えはもちろん…
「エスパーですから」
ですよね。
クスクスと笑う彼女の隣に座る霧切さんと目が合い、どちらともなく苦笑が漏れる。
「すごい命中精度ね。本当に心が読めるのかと疑いたくなるわ」
「残念ながら、苗木君限定ですので。…はい、9です」
 霧切さんの番ですよ。舞園さんの言葉に、霧切さんはいつもの無表情に戻って、
「わたしは、10ね」
 ボクが怪しいと感じることもなく次のカードを探していると、不意に舞園さんが、
「…それもダウトです」
「…苗木君にしか通じないとさっき言っていたわよね」
また、正解だ。ボクの目には、怪しいアクションなど何も映らなかったが、舞園さんの第六感は何かを感じ取ったのか。
眉をひそめて、舞園さんからカードを受け取った霧切さんはボクに向かって、
「彼女がエスパーだと、苗木君も大変そうね」
へ?霧切さんだって苦戦中じゃないか。 言葉の意味を理解しかねて、目をぱちくりするボクに、
「本当に大変なのはあなたの方かしらね、舞園さん・・・」
彼、鈍いにも程があるわよ。そう言う霧切さんに、舞園さんは首を横に振って、
「まだ『彼女』じゃないですし、ご心配には及びません。それに、そんなところも彼の魅力ですから…」
だから何が?
ため息をつく彼女たちに、ボクはなぜか申し訳無さを感じるのだった。

750 :
『頼りにしてます』
「勉強を?」
「はい。しばらく学校に来ないうちに、数学が全くわからなくなっていたので、苗木君に教えてもらえたらと思って…」
やっぱり、迷惑ですよねと、曇った顔を見せると、苗木君はあわてて、そんなことないよとOKしてくれた。
…そんな風だから、私につけいられちゃうんですよとは、さすがに口に出せない。
「それで、判別式に全部代入して…。 これで全部終わり、かな?」
「なるほど。苗木君、結構教えるのが上手なんですね」
彼の教え方は、要点をつかんだ、非常にわかりやすいものだった。それは、この学校に来てから、身についた能力かもしれないが。
中学生くらいの生徒たちの前で教卓に立つ彼を想像し、一人でふふ、と笑ってしまう。
「…? そういえば、何でボクを選んだの?もっと教えるのが上手そうな人なら、クラスにもたくさんいるのに…」
あなたと一緒に居たかった、というのも大きな理由なんだけど。
「なんていうか…苗木君、平均点は確実に取れるじゃないですか」
「うん」
「なら、苗木君が分からなかったところをやらなくても、最低限のことは理解できるかな、て…」
これだけを言うと、彼を傷つけてしまうだろうか。そんな心配は杞憂に終わり。
 
「ボクなんかで役に立てたなら、嬉しいけどね」
 
またお人好しなことを。…少し困らせちゃいましょうか。
私は、胸の中に湧き上がるいたずら心を抑えきれずに、
「じゃぁ、明日は英語をよろしくお願いします!」
さあ、どうだ。
「…もちろん、いいよ。舞園さんがボクに頼んでくれれば、」
ボクにできることは何でもするよ。そう言ってはにかむ彼の瞳は、いつも通り真っ直ぐで。
 
「嘘じゃないですよね?」
ちょっと驚いたが、彼の言葉は素直に嬉しい。
そんな風だから、私はあなたに甘えちゃうのに。
でも、これからは、あなたのお墨付きだから。
「…頼りにしてますよ、苗木君」
うなずく彼の顔は、私と同じように真っ赤だった。

751 :
『すねます!』
「なーえぎ君、どこ行くんですか」
「わ、舞園さん?」
ボクが廊下を歩いていると、ふいに両肩に体重がかかる。
普段おとなしい彼女がこういうことをするのは、珍しいかもしれない。
「うん、図書室に行こうかなって」
「何か借りたい本でもあるんですか?」
「というよりも、霧切さんに」
舞園さんが、ボクの言葉に彼女のすっとした眉を寄せる。
「…私が言うのもなんですが、苗木君、霧切さんにいいように働かされてませんか? 苗木君は優しいから、断れないのかもしれませんけど」
顔が真面目だ。…いやいや、パシラれてはいない…つもりだけど。
霧切さんはどう思っているのだろうか。
「それは違うよ。霧切さんがたまに推理小説を薦めてくるから、一緒に読もうかなって」
「そうですか…。まあ、苗木君がそう言うなら。
 じゃあ、いきましょうか」
「え…いくって、どこに?」
「もちろん、図書室です!」
当たり前のように言わないでほしい。
「いいじゃないですか。二人で探せばすぐ見つかるでしょうし、ギブアンドテイクですよ」
「それだと、ギブがないけど」
「…私は、こうしているだけで充分なんです。
 さあ、いきましょう!」
すたすたと足早に歩いていってしまう舞園さん。
あわてて後を追いかける。…あれ?なぜ三階に行っちゃうんだ?
「図書室、二階なんだけど」
「…っ」
戻ってくる彼女の顔は、少し赤くなっていた。
そんな表情も、いつもとは違うかわいさがあって。
「にやにやしないでください。……すねますよ」
ちょっぴり怒ったようにいう舞園さん。
そんな彼女も見てみたいけど。ここはケーキをおごって、外出に付き合って、彼女の機嫌を直してもらおう。
アイドルだけど、どこにでもいる女の子と同じようなところがある、彼女の。
とびきりの笑顔を、見られるように。

752 :
稚拙な文章でしたが、お付き合いいただきありがとうございます。

753 :
乙。プチSS3本という形は、サザエさんのようなファミリー系アニメを彷彿とさせるな。

754 :
乙です〜
AA漫画保管庫が死んでるんでこちらに貼り
                 _......::::::::::::::::::::::....
               ..:::::/.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::...
           ..::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..
          .:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..
          .::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::. :::::::l::::::.
         .::::::::::::::::::::::::::::::::::::\::::::::::::::::::ヽ::::|:::::::
         :::::::::::::::/:::ヽ::x:::\::::/:::::::::::::::::::L::|:::::::
         :::::::::!::::}__>/__`ヽУ`ー __::::|::::|:::::::
.          ::::::::|::::l 斗 ヽ    .斗 ] ヾ|::::|::::::
.         ゚。:::ハ:::|乂 Vソ     Vソ ノ |:::ハ:::′
           ゚:人) l。        ,      /.:/ノ.:
             :::::l |::..            /|:::l:::::
            :::::|:|:::::iト.、   `  ´  /. |:::|:::′
            :::::|:|::::::::::::: i . __ . ィ ::::::::::|:::|:::
            :::::|:|::::::::::::: |    | :::::::::::|:::|:::
            :::::|:|::::::::::::.ノ      、 :::::::::|:::|:::
.           .:::_|:|=ニi{'´.        `}ニ=|:::L:__
.         r =====|:| ===  ̄`ヽ '´ ̄ニ==|:::|=====ァ、
       /丶====|:| ==== ¨¨¨¨¨¨¨ニ= = |:::|=≠'"   ヽ

755 :
両方とも乙

756 :
>>752GJ 読みやすくて面白かったよ AAもGJ

757 :
アンソロ2巻読んだ
今回も舞園さんは安心の可愛さでした

758 :
舞園さんたくさん出てるなら欲しいな

759 :
里芋さんの描く舞園さんは毎度苗木君寄りでステキよね

760 :
名出しは荒れるもとだから避けろとキャラ総合スレでも散々言われてるのだが

761 :
スレタイ自体アレなスレ民に言っても無駄

762 :
>>758
ちょいネタバレ
舞園はそこそこというか、ちょこちょこ出てたイメージ
一応メインの話とか大きく映ってるコマもある
ただ明らかに2章や3章メインの話がそれなりにあるので、
そういうのは自然にフェードアウトしてる
個人的には前回よりキャラが均等に出てるし、
はっきり買い! だとはいえないけど、けっこういいかも
スレ違いだけど、ここまで書いて思い出したけどセレス少なかったかもしれない
なんか曖昧だけどそんな感じ

763 :
あれごめん下がってなかった

764 :
そんな大きくない本屋でも売ってるかな

765 :
んなこと知らんよ

766 :
どうしても「みんなの記憶があったら」
とか考えちゃうよね 二週目するときとか

767 :
わかる

768 :
766
まぁ、それだとゲームが成り立たなくなっちゃうけどな・・・
AKBのニュース見て思ったんだけど、舞園さんのグループは恋愛おkなのだろうか
中の人の話では苗木が好きでたまらない的な感じだった気がするが

769 :
舞園さんアイドル第一だから好きでも付き合ったりしなさそう

770 :
それこそ作中では記憶がなかったから仕事優先だったけど、
もしきっかけがあったら苗木君寄りになる可能性はあるかもね

771 :
高校卒業するまでは恋愛NGか、「仕事や学業を優先すること」「高校生らしい節度ある付き合いをすること」等の条件付きでなら恋愛OKだったのかもしれないね

772 :
夢みすぎ

773 :
夢と言い切っちゃうのか・・・厳しいね
でも確かに舞園さんの仕事に対する思いを見てると
アイドルのうちは恋愛をあきらめそう

774 :
夢見すぎだと思うよ自分も
1章の舞園さんの仕事への執念とかしたたかさとか見てるとなんとなくだけど
スキャンダルの元になることをあえて選ぶような真似はしなさそう
クリーンな清楚キャラで売ってるぷりぷりした正統派アイドルだし
腹黒いとかそういうネガティブな意味じゃなく、ファンの理想であるために
「清楚可憐で優しく素直で従順で穏やかでちょっとお茶目でみんなの心の恋人」っていう
ちょっとベタな「理想の女の子」のイメージを演出して生きる、みたいな
あくまでプロ根性故のあざとさとしたたかさが見える舞園さんっていうのが自分の夢です
だから女の子からは悪い子じゃないけどちょっとあざといというかぶりっ子に見えると良いなとか

775 :
>>774に同意
舞園さんプロ意識高いもん
そういう「理想のアイドル」であろうとするひたむきさが同性にも人気だったらいいなと思う

776 :
舞園さんの事務所の方針は知らんけど、一応清純なイメージで売ってるわけだから、苗木達男子とは親しくしつつも境界線はキチンと引いてたかもね
ただまあ、アイドルとしてのプロ意識と本心との間で揺れ動く舞園さんってのは良いSSのネタになりそう

777 :
心の恋人・・・なんかいい響き
みんなのアイドル舞園さんっていう意見が多いんだね

778 :
ゲームやった後ssを読んでたら、舞園さんの性格が全くわからなくなっちゃった
・・・という経験をしたのは僕だけでしょうか

779 :
もともとどういう認識なんだよw

780 :
>>778
SSはオナネタだから気にすることはない

781 :
元はおとなしくて清楚なかわいい子っていう認識だったけど、
ssの、積極的だったり企み事をする舞園さんを読んでるとこっちが本当の姿に見えてくる
って感じです どっちも好きだけど

782 :
>>774-775
いや、人に夢見すぎとか言っておきながら自分のただの願望押し付けるなよ
他のクラスメートとかとは1、2年位の付き合いはあったんだから、その間にアイドルの仕事に対する考えだって変わっていたのかも知れないし
どういった性格で妄想してようと個人の自由じゃないか、やたらにいちゃもん付けるもんじゃない

783 :
>>782
まあそれは御尤もだとは思う気分悪くしたのならごめんなさい
とりあえず後半部分は「だったらいいな」なので押し付けてるつもりはないってことだけはわかってくれないか

784 :
>>782
いやいやいちゃもんなんか押しつけてないよ
あくまで自分には舞園さんがこう見えたってだけ
そういう「アイドルに誇りを持ってる」彼女がかっこいいなって思ったいち意見だよ
気に障ったなら謝る、ごめん

785 :
夢見過ぎってのは言葉悪いと思うがなんか微妙に無理してる感じの設定だしツッコミたくなるのも無理はない

786 :
このスレたまに変なの湧くからな・・・まあ登場してた回自体が少なくてキャラも完全に固まってる訳でないんだし、
各々好きに抱いてるイメージで妄想していいんじゃないか
それを主張・表現したければその都度SSとかのネタの形で投下すれば分かりやすい&諍いも起き難いし

787 :
>>742>>746>>761>>765とか特にな

788 :
そろそろ長編ssが投稿されると見たべ。
俺の占いは三割当たる!

789 :
「エスパーですから」って苗木君以外にもいってるのを見たことないよね
苗木視点だから当然かもしれないけど

790 :
789
というか苗木が気持ちを顔に出しすぎなだけじゃない

791 :
舞「葉隠君、また何かたくらんでいるんですか?」
葉「ま、舞園っち!?ど、どうしてわかったんだべ・・・」
舞「エスパーですから」 ニコッ
そんな会話を見てみたくもある

792 :
ぶっちゃけ葉隠の占いより舞園さんのエスパーの方が当たりそう

793 :
今年もバレンタインネタssが投稿されるといいな

794 :
その話題はセレススレで盛り上がってるね。
過去のキャラスレにもバレンタインネタのssが結構あることだし、新しく作るのはちときついかも

795 :
霧切スレも盛り上がってた・・・ 苗木君は三人(以上かな)からのチョコを食べ比べるわけですね
なんとうらやましい

796 :
舞園さんにチョコをあーんってしてもらいたい

797 :
少し早いけどバレンタインSS投下
バレンタイン要素少ないけど勘弁してね
2月14日はバレンタインデーである。
この日は一般的に女性が男性にチョコレートを贈ると共に好意を伝える日とされているが、3月に卒業を控えた学生達の大多数はそんな事に現を抜かしている暇などない。
希望ヶ峰学園の3年生となった苗木誠達も例に漏れず、大詰めを迎えている大学受験や就職活動に追われていた。
この日、とある私立大学の入試を受けた苗木と舞園は少々古びた無人駅の待合室で旧式のストーブで暖を取りながら電車の到着を待っていた。
本来の予定なら今頃電車に乗って希望ヶ峰学園に戻っている筈だったのだが、苗木が途中でコンビニに寄って用を足していたため乗り遅れてしまったのだ。
都心なら1本乗り遅れてもすぐに次の電車が来るのだが、生憎と苗木達の居る駅はローカル線で、時刻表によれば次の電車が来るまであと20分近くあった。
そのためか、他の利用客は皆一つ前の電車に乗ったようで、待合室には苗木と舞園以外の人間には居なかった。
電車に乗り遅れてしまったことを学校側に連絡し終えた苗木は、携帯電話を折り畳んでポケットにしまった。
「ごめんね、舞園さん。僕がトイレになんか行かなければ、今頃学校に戻れていたのに…。」
「生理現象ですから仕方ありませんよ。私は気にしていませんから、謝らないで下さい。」
「うん、ありがとう…。」
舞園は気にしていないというが、当の苗木は変わらず申し訳なさそうな表情を浮かべている。
それを見た舞園は、苗木の気を晴らそうと話題を変えることにした。
「そういえば、4月からは皆バラバラになっちゃいますね。皆と一緒に居られるのがあと少しだと思うと、何だか寂しいですね。」
「そうだね。皆凄く個性的なメンバーだったから、あまり会えなくなるのは僕も寂しいよ。」
高校生はいつまでも高校生ではいられない。3年生になれば、否が応でも進路を決めて進まなければならない。
苗木や舞園のように大学へ進む者、大和田のように就職を選ぶ者、大神のように家業を継ぐため実家へ帰る者など、その進路は人によって様々だ。
皆、慣れ親しんだ希望ヶ峰学園の学び舎に別れを告げ、それぞれの進路へ向けて旅立ってゆくのだ。
「あと10年か20年もしたら、皆とも同窓会くらいでしか顔を合わせなくなっちゃうんだろうなぁ。」
「そうですね。お酒とか飲みながら、高校時代の思い出話に花を咲かせるんでしょうね。」
「あはは。何だか想像付かないや。」
「私もです。」
10年や20年もすれば皆それぞれ家庭を持っているだろうし、容姿もガラリと変わっている者も居るだろう。
そう遠くない自分達の未来を思い浮かべ、苗木と舞園は思わず笑ってしまう。

798 :
「でも…。」
「ん?」
「皆と離れ離れになっても、私はずっと苗木君と一緒に居たいです。」
「ずっと?」
「ええ。ずっと…。」
顔の前で両手を合わせ、舞園は熱のこもった視線を苗木に向ける。
苗木は何だか無性に照れ臭くなり、舞園から顔を背けてポリポリと頬を掻く。
「あの、舞園さん…。一応聞くけど、“ずっと”って具体的に何時までなのかな?」
「言葉通りの意味ですよ。ずっと、ずうっと…です。」
「それってやっぱり、そういう意味…だよね?」
「はい。」
「ま、またそうやって僕の事からかうんだから…。」
「あら。私は結構本気ですよ。冗談でこんな事言うと思いますか?」
「そ、それは…。あうう…。」
「うふふ♪」
顔を赤くしてしどろもどろになってしまった苗木を見て、舞園はクスクスと笑う。
希望ヶ峰学園で同じクラスになってからというもの、苗木は舞園が時折見せる積極的な態度にはいつもドキッとさせられている。
中学の頃は話しかけるどころか近づくことさえ出来なかった舞園は、苗木にとっては高嶺の花もいい所だった。
その舞園とお近付きになれただけでなく、彼女の方から積極的に仲良くしてくれるなど、中学時代には想像も出来なかっただろう。
「ぼ…僕も、舞園さんとは…その、ずっと一緒に居たいと思う…よ。」
「…嬉しい。苗木君、私、ずっと待ってますからね。」
「え?待ってるって、何を?」
「何を?って…んもう!苗木君のバカ!」
「ええ!?僕、何か気に障るようなこと言った!?」
「知りません!ふん!」
「???」
突然舞園が頬を膨らませてそっぽを向いてしまったため、苗木は何が悪かったのか頭にクエスチョンマークを浮かべて考える。
苗木が自分自身に対する好意に鈍感であることは舞園も重々承知しているが、時々その鈍感さ加減が頭に来ることもあった。
いくら鈍感とはいえ今の流れは流石に酷かったので、舞園は苗木に少し意地悪してみることにした。
「あ〜あ。せっかく忙しい合間を縫って用意したのに、渡す気なくなっちゃいました。」
舞園はわざとらしくそう言って、鞄の中から綺麗にラッピングされた小さな箱を取り出し、苗木に見せつけるように右手で弄ぶ。
苗木の視線も、自ずと舞園が取り出した箱に向いた。
「舞園さん、その箱は?」
「今日は2月14日ですよ。苗木君、ここまで言えば分かりますね?」
あるクラスメイトが苗木によく使うフレーズを拝借し、舞園は苗木にコレが何なのか気付かせようと試みる。
2月14日に女の子が用意する物と言えば一つしかないので、鈍い苗木でも簡単に察することが出来た。
「バレンタインのチョコ…だよね?」
「正解です。でも、あげません。」
「え〜?そりゃないよ!皆この時期は忙しいから今年は貰えないだろうなって諦めてたのに!」
「苗木君が悪いんですからね。」
「そんなぁ〜…。」

799 :
チョコのお預けを食らった苗木がガックリと肩を落として本気で落ち込んでいるので、舞園もそろそろ彼を許してやることにした。
「冗談ですよ。ちゃんとあげますから。苗木君があまりに鈍いものだから、ちょっと意地悪しただけです。」
「ご、ごめん…。何だかよく分からないけど怒らせちゃったみたいで…。」
舞園が差し出したチョコを、苗木は申し訳なさそうに苦笑いながら丁重に受け取る。
「本当は手作りにしたかったんですけど、今年は時間が取れなくて…。」
「お店で買ったものでも構わないよ。舞園さんから貰えただけで僕は嬉しいよ。」
先程の苦笑いから一転、今度は屈託のない苗木の笑顔が舞園に向けられる。
わざとやっているのか、それとも天然なのか、本当にこの少年は厄介だと舞園は思う。
自分に向けられた好意に鈍感な一方で、今のようにさらりとし文句を言ってくる。
当の本人に自覚が無いのは困りものだが、そんな所もひっくるめて舞園は苗木のことを好きになった。
苗木は真っ直ぐで寛容で、周囲に振り回されがちなお人好しだけど、垣間見せる気丈さと並大抵の困難では挫けない強い心の持ち主であることを舞園は知っている。
苗木誠という人間の本当の良さを知っているからこそ、本人がどんなに鈍感だろうと舞園は彼のことを諦めないし、諦められない。
「苗木君。」
「何?舞園さん。」
「絶対、合格しましょうね。そして春からまた一緒の学校に通いしょう。約束ですよ?」
「うん。約束する…って、舞園さん。こういう約束は試験の前にするものじゃないかな?」
「細かい事はいいんです。要は気持ちの問題ですから。合格したい気持ちに試験の前も後もないでしょう?」
「そうだよね。うん、その通りだね。」
二人はどちらから言い出したわけでもなく、右手を出して互いの小指を絡め合う。
「「指切り拳万、嘘吐いたら針千本飲〜ます…指切った!」」
二人同時に指を離し、苗木と舞園は笑顔を向け合う。
その時、待合室の外から踏切の警報器が鳴るのが聞こえてきた。

800 :
「あ。電車、来たみたいだね。舞園さんから貰ったチョコ、食べようと思ってたのに。」
「学校に戻ったら、ゆっくり食べて下さい。さあ、ホームに出ましょうか。」
苗木と舞園がホームに出ると、外はすっかり日が暮れて真っ暗で、駅に近付いてくる電車のライトがやたらと眩しく感じた。
やがて電車が二人の居る駅に停車し、そのドアが開く。
「舞園さん、暗いから足元気を付けてね。」
「はい。ありがとうございます。」
二人が電車に乗り込んで程なくして、電車はドアを閉めて駅を発った。
今はまだ、これでいい。電車に揺られながら、舞園は心の中でそう思った。
この難攻不落の鈍感少年を口説き落とすには一筋縄ではいかないし、芸能人である自分が恋愛をするには様々なリスクが伴うことは舞園も熟知している。
芸能界の事をあまりよく知らない苗木にそのリスクを無理矢理背負わせることは舞園だって望んでいない。
時間はいくらでもある。本格的に交際を始めるのは自分達がもう少し大人になってからでもいいだろう。
もしかしたら、この先お互いに別々の人間を好きになるかもしれないが、その時はその時だ。
自分の隣に座っている少年・苗木誠のハートを射止めるその日まで、舞園さやかはアタックし続けるのみである。
10年後も、20年後も、もっと先の未来でも、自分と彼が変わらず隣同士で居られるように。
苗木と舞園のもとに、この日受験した大学から合格通知が届くのは、もう少し先の出来事である。
終わり

801 :
GJ!
他のスレに先駆けて、バレンタインSSが1番乗りで投稿されるとは、
舞園さん一筋の俺にはかなり嬉しい。
しかし、大学受験と重ねた話になるとは思わなかったな。

802 :
GJ!良いSS美味しくいただきました

803 :
GJ! やっぱアクティブな舞園さんが一番スキだ

804 :
遅くなったけどGJ
大学か・・・希望が峰の生徒は普通に大学に入ると一歳周りより上になっちゃうよな
編入するのか、それとも大学にいく必要がないとか

805 :
大学なんて年齢が違う人の集まりだと思えば気にならない

806 :
過疎ってるね・・・

807 :
ある日曜日、私は溜まった洗濯物を持ってランドリーを訪れた。
洗濯物と洗剤を洗濯機に入れて『開始』のスイッチを押し、終わるまで雑誌でも読んで時間を潰そうとしたら、“ある物”が私の目に飛び込んできた。
「これ、苗木君のパーカー…よね?」
私の目に入ってきた“ある物”とは、クラスメイトである苗木誠君がいつも着ているパーカーだった。
洗濯物が吊るされたロープの下に落ちているところを見ると、どうやら干してあったものが落ちてしまったようです。
「すっかり乾いてるみたいだし、埃を払えば大丈夫そうですね。」
私はパーカーの両肩を持って2,3回バサバサと振って埃を払うと、パーカーを畳んでランドリーのテーブルの上に置こうとした。
が、そこで私の手が止まった。
「苗木君のパーカー…か。」
畳んだパーカーを再び広げ、私はそれをまじまじと見る。
苗木君がいつも着ているパーカー…。
その時、何故だかは分からないが、突然私は“苗木君のパーカーを着てみたい”という衝動に駆られた。
私は周囲を見渡して自分以外の人間が居ないことを確かめると、パーカーに袖を通してみた。
「あ…。」
袖口から自分の手が出ない。指が途中まで出ているけれど、掌や手首は袖の中。
身長は私よりちょっとだけ低いし、顔や声は中性的なところがあるけれど、やっぱり苗木君も男の子なんだなぁ…。
このパーカーを着ていると、何だか苗木君にそっと抱き締められているような感じがする。
心臓が凄くドキドキして顔が熱くなってくるけど、不思議と心が落ち着く。
やっぱり私、苗木君のこと…。
「苗木君…。」

808 :
「何?舞園さん。」
「うひゃあ!?」
突然背後から苗木君の声がして、自分でも信じられないくらい素っ頓狂な声を上げてしまった。
振り向くと、苗木君が私の後ろに立っていた。
人が入ってきたことに気付かなかったなんて、我ながら迂闊でした…。
「な、苗木君…。」
「あ。それ、僕のパーカー…。」
「ええと苗木君、これはですね。あの、その…。」
どうしよう!?どうしよう!?どうしよう!?
苗木君に何て言えばこの場を切り抜けられるんだろう!?
こんなに頭が真っ白になったことなんて今までなかったと思います。
自分は結構アドリブがきく方だと思ってたのに、案外そうでもなかったみたい…。
「こここ、コレ落ちてましたよ!それじゃあ!」
「え?あの…舞園さん?」
私は急いでパーカーを脱いで苗木君に押し付けると、困惑している苗木君を尻目にランドリーを飛び出して一目散に自分の部屋へと駆け込みました。
途中、石丸君が私に向かって何か言ってたようですけど、そんなのに構ってる暇はありませんでした。
自分の部屋へと戻った私は思わずベッドに飛び込み、自分の顔を隠すように枕を抱き締めた。
「うわあぁ〜!苗木君に見られたぁ〜!どうしよう〜!?」
私はベッドの上をゴロゴロ転がったり足をバタバタさせたりして、我ながらみっともないくらい取り乱しました。
この後、一体どんな顔して苗木君に会ったらいいんでしょう…?
終わり

809 :
>>808
うひゃあ〜舞園さん可愛い〜!

810 :
なにこれ可愛い
きっと失われた一年の間はこう言うイベントが満載だったに違いない

811 :
こういう凝ってないシンプルな可愛さのSSも好きだ

812 :
苗木はこの後、パーカーに付いた舞園さんの匂いを楽しんだのかな。

813 :
苗木に舞園さんの制服を着せよう

814 :
なんか今日は猫の日らしいね。
舞園「苗木君、2月22日は猫の日っていうらしいですよ。」
苗木「あぁ。2が3つでニャンニャンニャンの語呂合わせでそういうらしいね。」
舞園「というわけで猫耳を付けてみたんですけど、どうです?似合いますか?」
苗木「それはもちろん似合ってるけど…それよりもその猫耳どうしたの?」
舞園「山田君が不二咲君に付けさせようとしていたところをセレスさんが没収して、それを譲ってもらったんです。今度ギョーザを奢る約束で。」
苗木「山田君ってば相変わらず何してるんだか…。」
舞園「でも私、山田君の気持ちがちょっとだけ分かるんです。」
苗木「え?」
舞園「だって今、苗木君にこの猫耳を付けたくて堪らないんです。苗木君、ちょっと付けてみてもらえませんか?絶対似合いますよ?」
苗木「いやいやいや、遠慮するよ!僕にそんな趣味ないし!」
舞園「ちょっとだけで良いですからお願いしますよぉ〜。ケータイで写真撮ったらすぐ外してあげますし、私の猫耳写真も撮らせてあげますから。」
苗木「(舞園さんの猫耳写真?欲しい!けど…)やっぱり猫耳付けられるのは嫌だぁ〜!」
舞園「あ!逃げないで下さいよ〜!コラ待て〜!」
苗木「ひ〜ん!」
この後、苗木君がどうなったのかは皆さんのご想像にお任せします。お粗末さまでした。

815 :
猫耳1つのためにギョーザ奢るのかアンタ…
俺も舞園さんに「コラ待て〜!」って追いかけられたいな。

816 :
GJ! 猫耳もかわいいよね
一家に一匹舞園にゃん

817 :
一瞬まねき猫の格好をしてる苗木猫が浮かんだけどスレ違いで遅レスだった

818 :
舞園さんの膝の上で寝るにゃえぎというのはどうでしょう

819 :
苗木に膝枕してもらう舞園さんの話ならここにあるけどな。
そういえば、苗木が舞園さんに膝枕で耳掃除してもらう話が、キャラ総合の過去スレにあったな。

820 :
舞園さんの頭を膝に乗せてなでなでしたい

821 :
俺は顔を体側に向けた状態で膝枕してもらいたい

822 :
俺はうつ伏せ状態で太腿ペロペロしてもらいたい

823 :
頭を舞園さんの両太腿で挟まれたい…ってもはや膝枕じゃなくなってるな。

824 :
舞園さんに太腿をなめてもらってどうすんのw

825 :
>>823
それだと肩車になるな

826 :
舞園さんお化粧してるのかな

827 :
学校ではファンデーションとアイライン・ビューラーくらい(元が綺麗なのでそれで大体まとまりそう)
お仕事だとしっかりチークやシャドウや口紅やらマスカラやら使ってて
シャドウの色は仕事や曲の雰囲気にもよるけど清楚が売りなので基本ナチュラルなブラウンかピンクベース、
カメラ映えのためにラメ少々、みたいな
キャラデザはブルーベースっぽいからピンク系だと綺麗かも
ってここまでが自分の予想というか妄想
自分はまともに出来ないけどキャラにどういうのが似合うのか考えるのは楽しい
長文ごめん

828 :
霧切さんにメイクする舞園さんなんてのも良いと思う
「もっと女の子らしくしなさい」って
俺のも妄想だなorz

829 :
メイクならむしろ腐川あたりにしそうな気がする。
十神の気を引くためとか言って。
考えてみると、メイクなら舞園さんよりも江ノ島の方が得意そうだな。
でもあいつに任せると、わざと男の嫌うような香水使わせたりして、
絶望させようとしかねないな…

830 :
探偵っていわゆる信頼とかが大事な客商売だから
霧切さんもビジネスメイクを少し薄くしたくらいはするんじゃないかと。
「女の子らしく化粧しなさい!」で絡ませるなら体育会系トリオか腐川さんのどれかだと
キャラ的にギャップとかがはっきりしてわかりやすいかもな
でも薄化粧しかしない霧切さんを引きずり回して舞園さんがイマドキの可愛いコスメの中で
霧切さんに似合いそうなものを見繕うコスメデートっていうのとか可愛いと思うんだ

831 :
学校にブーツ穿いて来てるぐらいだし結構お洒落は好きだと思うぞ霧切さん
朝日奈とさくらちゃんと腐川は全くしなさそう

832 :
女子のヘアスタイルをいじる舞園さん

833 :
たけのこ星人の本にはお世話になりっぱなしです

834 :
舞園さんと甘酒を飲みたい

835 :
未成年飲酒は法律で禁じられているぞ、舞園君!

836 :
>>835
石丸君。甘酒は未成年が飲んでも何ら問題ないよ

837 :
>>834 ←言霊:甘酒 「それは違うよ!」
苗木「石丸君、それは白酒の間違いじゃないかな。甘酒はアルコール飲料じゃないから、未成年が飲んでも問題ないよ」
石丸「し、失礼した!」
舞園「大丈夫ですよ、石丸君。あまり気にしないで下さい」

838 :
>>834じゃなくて>>835の間違いだな。ちょっと言霊撃たれてくる。

839 :
酔って顔が赤くなる舞園さんがみたい
何となく霧切さんよりは酒に強そうに感じるけどね。

840 :
いやむしろ
舞園さんは何杯飲んでもけろっとしてるザルのイメージ、切霧さんみたいな堅物は一杯で赤くなって悪酔いしてそうだわ
まぁ別に根拠は全くないけど

841 :
うわスマン サゲ忘れた 申し訳ない

842 :
舞園さんとあっちむいてほいがしたい

843 :
勝っても舞園さんを引っぱたきたくはないなぁ。
ほっぺたに手を置いてそのぬくもりを感じたい。

844 :
>>843
あっちむいてほいにそんな暴力的なルールは無いよ・・・

845 :
アグレッシブあっちむいてほいw

846 :
「エスパーですから」
舞園さんは負けないんじゃない?

847 :
VFB買ったけど。
舞園さんの扱いがひどすぎて悲しかった

848 :
フェイスパターンも少ないからな。まぁ序盤退場キャラだからしょうがない
テレビの前でアイドルのまねをして踊る小さな舞園さんはどこで見られるかね        

849 :
ホワイトデーということでプチSS投下だよ
苗木「舞園さん、今日はホワイトデーだよね?これ、バレンタインのお返しだよ。」
舞園「ありがとうございます、苗木君。開けてもいいですか?」
苗木「どうぞ。」
(ガサガサ)
舞園「これは白いバラの花束…ですか?」
苗木「うん。最初はクッキーとかマシュマロとかにしようと思ったんだけど、それじゃ在り来りすぎるかな〜と思って。あ、ひょっとしてバラの花嫌いだった?」
舞園「いいえ、そんな事ありません。ただ、白いバラというのが凄く嬉しくて、同時にちょっぴり恥ずかしいなって。」
苗木「どういう意味?」
舞園「苗木君、白いバラの花言葉の一つに、こういうのがあるんですよ。…“私はあなたにふさわしい”」
苗木「…え?ええ!?いや、僕はただ『女性に贈る花といえばバラかな』とか『ホワイトデーだから白い花にしよう』って感じで選んだだけで、花言葉とか全然知らなくて…。」
舞園「やっぱり。そうだろうと思ってました。からかってごめんなさい。」
苗木「いや、別にいいよ。ああ、だから花屋の店員さん、僕を見てニヤニヤしてたのか…。」
舞園「その店員さん、知ってたんでしょうねぇ。白いバラの花言葉。」
苗木「だろうねぇ。でも、僕が舞園さんに贈っても花言葉に負けちゃってるというか、僕と舞園さんじゃ釣り合わないというか…。」
舞園「もう、すぐそういう事言うんだから。じゃあ、いつか苗木君が自分に自信を持てるようになったら、また私に白いバラをプレゼントしてくれますか?」
苗木「え?ええと、そのぉ…。い、いつになるかは分からないけど、それでもいいなら…。」
舞園「はい。苗木君、楽しみにしてますからね。約束ですよ?」
苗木「う、うん…。なるべく早く出来るように努力するよ。」
舞園「でも、あまり長く待たせないで下さいね?」
苗木「はい、ガンバリマス…。」


850 :
俺も舞園さんに、白いバラをプレゼントできるような男になりたいな…

851 :
俺は白いをもらえるような男になりたい

852 :
舞園さんの誕生日って不明なままなの?
他キャラもそうだけど、バースデーネタやりづらいよね
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