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2012年3月懐かし洋画206: カッコーの巣の上で (744)
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カッコーの巣の上で
- 1 :
- じゃっくにこるそん
- 2 :
- アイーン田代まさし
- 3 :
- 音楽が嫌い
- 4 :
- > ``‐.`ヽ、 .|、 |
゙'. ,ト `i、 `i、 .、″
| .,.:/"" ゙‐,. ` /
` .,-''ヽ"` ヽ,,,、 !
、,、‐'゙l‐、 .丿 : ':、
、/ヽヽ‐ヽ、;,,,,,,,,,-.ッ:''` .,"-、
,r"ツぃ丶 `````` ../ `i、
,.イ:、ヽ/ー`-、-ヽヽヽ、−´ .l゙`-、
_,,l゙-:ヽ,;、、 、、丶 ゙i、,,、
,<_ l_ヽ冫`'`-、;,,,、、、、.............,,,,、.-`": │ `i、
、、::|、、、ヽ,、、. ```: : : ``` 、.、'` .|丶、
.l","ヽ、,"、,"'、ぃ、、,、、、、.、、、.、、、_、.,,.ヽ´ l゙ ゙).._
,、':゙l:、、`:ヽ、`:、 : `"```¬――'''"`゙^` : ..、丶 .l゙ `ヽ
,i´.、ヽ".、".、"'ヽヽ;,:、........、 、、...,,,、−‘` 、‐ |゙゙:‐,
,.-l,i´.、".`ヽ,,,.".` `゙゙'"`'-ー"``"``r-ー`'": _.‐′ 丿 ,!
j".、'ヽ,".、".、"`''`ー、._、、、 、._,、..-‐:'''′ .、,:" 丿
゙l,"`"`''ヽヽ"`"` ```゙'''"ヽ∠、、、、ぃ-`''''": ` 、._./` ._/`
`'i`ヽヽヽ`''ーi、、、: : 、.,-‐'` 、/`
``ヽン'`"` : `~``―ヽ::,,,,,,,,,,.....................,,,,.ー'``^ ,、‐'"`
`"'゙―-、,,,,..、、 : ..,、ー'"'`
- 5 :
- 厨二病映画代表
- 6 :
- 前スレでは賛否両論が渦巻いてたけれど、歴代映画ベスト100
(米の最大映画データベースでの読者投票)ではこの映画が10
位になってるね。
ま、あまり感情的にならずに、冷静に作品内容を分析、評価する
レスをしてみたらどう?
- 7 :
- 好きか嫌いかで言ったら100%好きな映画
作品の出来とかは50%と思ってるけど
ベスト10に選んだ映画はどれもそう
- 8 :
- ↑%パーセンテージが好きなのか お前?
- 9 :
- 顔25%
30%
尻35%
脚10%
ぼくの黄金比率です
- 10 :
- ロボトミー受けて虚ろな目をしたマクマーフィに
みんな泣かないのか?
- 11 :
- >>10
泣くためには、このシーンの前提となっている
権力=悪
ロボトミー=悪魔の所業
という前提に合意する必要があるが、現代ではもはや
そのような合意が成立する基盤が乏しいと思う。
にもかかわらず、米国のオールタイムベスト10位という
ほうがむしろ不思議だ。誰かその理由を教えてほしい。
- 12 :
- 封切り当時見た。
当時学生だったんだが、インディアンが壁をぶち破るシーンで鳥肌が立った。
今でもその理由がわからない。
ニコルソンの幽霊をインディアンに見てぞっとしたのか、
あるいは自分の心の中にあった壁があの映像とともにぶち破られて、その快感に鳥肌が立ったのか、
よくわからない。とにかくあまり感情は動かず、体だけが反応した。
すごく不思議な体験だった。
その後、この映画の評論で、「これはソ連中国などの東側諸国の閉鎖性を比ゆ的に描いたもの」みたいなのがあったけど
「違う、そんなんじゃない」って思った。そんな理屈とはぜんぜん違う次元で体が反応したんだから。
後にも先にも、映画を見ていてとりはだがたったのはこの映画だけだった。
- 13 :
- バスケのシーンもヨットのシーンもいいよね
患者達に意見交換させてるシーン
マクマーフィがニヤニヤして見てるのがおかしい
- 14 :
- 徐々に厨二病患者が集まってきている様ですな
- 15 :
- さすが厨二病映画、るいとも
- 16 :
- >>14 そうやって無意味に人を馬鹿にしていて楽しかい?
人生むなしくはならないのか?
あまりにも哀れで、ヒトゴトながら気になる。
- 17 :
- 酒飲んで寝ちゃって悲劇ってのは納得いかない
ちゃんとしろ
- 18 :
- ロボトミー手術をやられ植物人間にさせられたランドルを見て
「けっしてお前を一人にはさせない」とチーフが友情の証として
窒息死させたシーンにはほんと泣けてくるよ。
最後、チーフがランドルの魂とともに大地を走り去る光景は自由の魂の象徴。
こんなすごい映画はそうそうない。
- 19 :
- 「ポルトガルの神経科医エガス・モニス(1874 - 1955年)が、リスボン大学
で初めてヒトにおいて前頭葉切裁術(前頭葉を脳のその他の部分から切り離す
手術)を行った。1949年にはモニスにノーベル生理学・医学賞が与えられ、
1952年には教皇ピオ12世も容認発言をしたほどであった。
しかしその後抗精神病薬が発明されたことと、ロボトミーの副作用の大きさ
とあいまって行われなくなった。
日本では1942年、新潟医科大学(後の新潟大学医学部)の中田瑞穂によって
初めて行われ、戦時中および戦後しばらく、主に統合失調症患者を対象とし
て各地で施行された。施行された患者数は、一説によると3万から12万という。[1]
日本では1975年に「精神外科を否定する決議」が日本精神神経学会で可決
され、それ以降は行われていない。」(ウィキ)
ちょうどカッコーが公開された頃、日本ではロボトミー手術をやめたわけだ。
だが、少なくとも一時期はノーベル賞と与えられるほど賞賛され、相当数の
術例があったということになる。
こうした医学の歴史を無視して、現状のロボトミー評価から当時の状況を
断罪するのはいかがなものだろうか。
そのような観点に立つと、一義的に病院の処置を不当と捉えるのはどうか。
そして、不当であるという基盤がなくなると、ちゃんと治療をうければいい
のに、意味もなく医療側との接触を絶って聾唖者を装うインディアンはどう
見えるか。治して玄関から出て行けばいいのに、わざわざ水飲み機をぶち壊
して、それで自由もクソもなかろう、という風に見えるのだが。
- 20 :
- >>19
あんたはこの映画でいう体制側の視点からみた論調だなw
よく世の独裁者が使うレトリックそのもの。
ある人の言葉を一つ教えてやろう。
「独裁の中での平和より、混乱の中での自由のほうが人間的だ。」
マーガレット・サッチャー
- 21 :
- >>12
おれは中学生だった。
その後どれくらいの数の映画を観たか自分でも分からないが
これが最もドーーンときたかな。
連れて行ってくれたおじさん(といっても当時20代の団塊世代)は
おれほどはドーーンときてなかったな。
- 22 :
- なんかわかる
オレも一番初めにみた17歳の時のが一番感動した
三十路になり、この前みたときには感動は薄れてた
でも自分の中では今でも一番の映画
- 23 :
- 何か実生活で色々あって落ち込んでたんだが、この映画観るとちょっと勇気湧いてくる。
「俺は努力したぜ、チャレンジした」って捨てセリフを残して出ていくシーンや、
空想の野球実況中継に熱狂するシーンなんかはほんとすごい。
誰が正しいとか厨二とかそんなんどうでもいいから、
もっと素直に観て自分の感覚でモノを考えりゃいいのに。
- 24 :
- あいまいなテーマのためのドラマってかんじだな
おまえら、フェリーニとか受け付けないだろ
デジタルや磁気テープじゃないフィルムによる映像美、わからないんだろうなー笑
- 25 :
- いやフェリーニ大好きだ
高校生のときインテルビスタをリアルタイムで見てアニタとマストロヤンニの老いた同士の再会で泣いたわい(珍しい高校生じゃ)
- 26 :
- >>20
>>19
>あんたはこの映画でいう体制側の視点からみた論調だなw
>よく世の独裁者が使うレトリックそのもの。
>ある人の言葉を一つ教えてやろう。
>「独裁の中での平和より、混乱の中での自由のほうが人間的だ。」
マーガレット・サッチャー
何やら釣りとも思われるが、悪菌も解けたし、とりあえずカメレスしとこうか。
サッチャーを引き合いに出しているからには、彼女が新保守主義の重鎮であり、
高福祉高負担という社会国家政策により経済が停滞したイギリスを、規制緩和に
よって建て直した首相であることは、当然踏まえてのことだと思う。
それまでの民主、平等を重視した政策を批判する必要から、彼女はあたかも
裁独者然とした言動をしている。
例えば、「経済計画を民主的に決めるのは、陸戦計画を民主的に決めるよりも
難しい」と述べていることなどは、そのいい例だ。
また、南米の英国領フォークランド島にアルゼンチンが領有権を主張して軍事侵略
したときも、首相はサッチャーだった。彼女はアルゼンチンとの開戦を渋る閣僚に
向かい、「この内閣に男は一人しかいないのですか! 」と切って捨て、英海軍を現地に
送り込んで、いともたやすくアルゼンチン軍を捩じ伏せたのだった。まさに「鉄の女」!
俺は知らなかったが、「独裁の中での平和より、混乱の中での自由のほうが人間的だ。」
という発言の意味を考えると、彼女の思想からいって、「自由」が自由経済、規制緩和
をさしていることは、ほぼ間違いないだろう。すると「独裁」とは、社会に雁字搦めの
規制をかけようとする社会国家的思想の比喩かもしれない。
いずれにしろ、引き合いに出された語録の「自由」は決して体制からの自由などではない。
むしろ彼女自身が体制を体現しているのだw
以上を前提に、20の言わんとしていることを考えると、俺はサッチャーのように
独裁的で体制側の視点でしかこの映画を見ていない…ということになるのかな?
いや、それにしても妙だな。この御仁はどうもサッチャー批判をしているのではないよう
なのだ。とすると、20は「サッチャーは体制側の視点に立たず、独裁的言動もしていない」
と言いたいのか? まさか、彼女が反体制的だったとでも言うんじゃないだろーなw
ま、それはともかく19では、映画作品を鑑賞する際は社会や歴史知識を踏まえて観る
ものだから、この作品を観る場合も、精神病理とその治療法の歴史も参考にしたらどうかと
当然のことを書いただけだ。それが体制側のレトリックになるとは、むしろそのレトリック
自体がぶっとんでるとしか考えられんなあwww
ちなみに、ロボトミー手術こそ今では行われていないが、あの映画で拷問でもあるか
のように描かれている電気ショック療法は現在でも日常的に行われている。
- 27 :
- この映画、昔は見る気しなかったのに見たら
素晴らしかった
この映画を中二病がどうのこうのと
レッテル貼りしてる精神性そのものが中二病って気づかないのか
- 28 :
- けなす椰子 = ハスミン信者
ほめる椰子 = 中二病患者
フーンする椰子 = 普通の名無し
- 29 :
- この映画の2年前に製作された「スケアクロウ」では、
ライオン役のアル・パチーノが心を病んで精神病院に
入院。ハックマンが入院代を捻出しに行く場面で終わ
っていたっけ。
カッコーの巣を見ると、ハックマンは入院代をつくる
より精神病院をぶち壊したほうがよかったのかなw
あるいは「レナードの朝」で、意識を取り戻したデニ
ーロは変な薬物を投与しまくった医師を抹すべきだっ
たのかw
冗談はさておき、この映画は精神病治療そのものを否定
しているかのようなお話しになってるんだけど、それで
いいのか、と思う。
- 30 :
- >>10
うわぁ〜前頭葉取られたかぁ〜、って思ったけど別に泣かなかった。
>>11
>泣くためには、このシーンの前提となっている
>権力=悪
>ロボトミー=悪魔の所業
>という前提に合意する必要がある
…別にそんな必要ないでしょー。
つか、それで泣くか?むしろ憤慨するんじゃなかろうか。
質問に対する答えとしても変だよ。
泣いたかどうかって聞かれたのに、泣くためには、って。
主張があるんなら個別に書くべきだと思うよ。
- 31 :
- 昔は人間と動物の違いはどこにあるのか?人間が人間をたらしめる泉はどこにあるのか?
数々論じられてきた。例えば道具を使う、使わない等・・
釈迦、孔子、孟子等古今東西の鉄人、聖人たちは各々の修行によりそのありかを
見つけてきた。
そして現代では、人間と動物を分けるもの、人間が人間であるための源泉ー
それは「前頭葉」ということが科学として解明された。
つまり、ここを摘出してしまうと人間が人間ではなくなるということ。他の動物と同じ。
チーフも体制派によって自由を奪われた(つまり人間であることを奪われた)
ニコルソンを当然ここに一人にしてはおけない、いっしょに行こうーと肉体を死なせ、
魂をいっしょに持って外に出るわけなんだよな。
結局、ニコルソンの自由の魂はチーフと患者の心に永遠と宿り、生き続けるわけだから
永遠の勝利を得たわけだよ。
- 32 :
- 当時すでに40越してたルイーズ・フレッチャーを可愛いと感じるのは僕だけですか。そうですか。
- 33 :
- >>32
え、あれはめっちゃかわいいでしょ。
- 34 :
- >>19
当時のロボトミーに対する社会的評価が高いというだけで
そのデメリットまでが完全になくなるということはない。
当時はそれを黙していたに過ぎず、デメリット自体は今も当時も変わらず存在する。
加えて、映画の中での描写では治療というよりは私刑の色彩が強く、
有無を言わさず植物人間にしてしまった病院側の処置は、やはり不当だと思う。
>意味もなく医療側との接触を絶って〜
インディアンという彼の出自、そして医師まで騙している
=入院当初から聾唖のフリを貫き通しているという二点から、
白人の行う精神病治療を信用していないと考えられる。
聾唖扱いされていれば、グループ・ミーティングに参加しなくてもいいというのも
大きなメリットだろう。
- 35 :
- >治して玄関から出て行けばいいのに、わざわざ水飲み機をぶち壊
>して、それで自由もクソもなかろう、という風に見えるのだが。
チーフはマックと同じ拘束患者で、自主的な退院を認められていない。
ということは、退院は婦長の匙加減一つでいくらでも延期できる。
もし正攻法で退院しようとするなら、他の患者と同じように婦長の管理のもとに
有害でしかないグループ・ミーティングに参加し、マックのことも水に流し、
そもそも信用していない治療に身を任せなければならない。
他にも悪い条件として、電気ショック療法をやられる前の看護婦のセリフから推測するに、
チーフは院内で暴れた前科持ちであることが挙げられる。
さらにもし、マックに肩入れしていたことに勘付かれようものなら
「院内の秩序を乱す危険因子」と見なされる可能性もある。
これだけ悪い条件が揃えば、簡単に退院を許されるとは考え難い。
そして前述したとおり、退院の保証もない。
個人的には、この状況なら逃げるのも賢い選択だったと思う。
- 36 :
- >>29
>精神病治療そのものを否定 うんぬん
そのものを否定している、というよりは
足りないもの、過剰なものを提示しているように思う。
マックが来るまでは存在しなかった、ワールドシリーズ観戦や舟遊び、ついでに女と酒。
あの病院には一体感を味わう催しや、一般人が人生と呼ぶようなものが
あまりに欠如していたのではないだろうか。
過剰なものは婦長に象徴される患者の徹底管理と権謀術数、
ロボトミー手術失敗時の副作用。
でも電気ショックはグレーゾーンというか、許容範囲なのかな。
現状から考えても。
- 37 :
- >>31
>昔は人間と動物の違いはどこにあるのか?人間が人間をたらしめる泉はどこにあるのか?
>釈迦、孔子、孟子等古今東西の鉄人、聖人たちは各々の修行によりそのありかを見つけてきた。
へ、そうだっけ?
人間と動物の違いをことさら問題視してきたのは、キリスト教的世界観において、人間が神の似姿
として創造され、他の動物に優位する存在と考えられたからだよ。
東洋的世界観では、仏教における輪廻転生思想をみてもわかるように、来生はゴキブリとかヘビに
生まれ変わるかもしれないから、その間に厳然たる相違を見る必要がない。
少なくとも「釈迦、孔子、孟子等古今東西の鉄人」wの皆さんは、そんな問題解決に向けて修行は
しなかったでしょうなあwww
- 38 :
- >>34〜36
うわー、ずいぶん頑張ったもんだなあ。凄い凄いw
俺としては、もう言いたいことのあらかたは言ってしまったし、作品を貶すのが
目的ではないから、再反論するのもどうかなという感じかな。
ただ、次の点について疑問は残るとだけ言っておきましょうかね。
@チーフは精神病だったはずだが、それを治さないで出て行っても、やはり
病気の症状は出てくるのじゃないか。それでは本人ばかりか周囲も困るのでは
ないかな。
Aグループミーティングが有害かどうか知らないが、精神病の治療法の当否は
学会で議論すべきことで、戯曲家が素人相手に「この治療法は有害です」と
訴えるのは、お門違いのような気がする。
Bロボトミー=植物人間のような描き方もいかがなものか。例えば、精神科医の
HPを覗くと、こんな記述がある。手術後のジャックの姿と比較してはどうだろうか。
「ロボトミーを受けた人は性格・感情の上での顕著な変化を示すことがわかってきた。
つまり、手術を受けた人は、楽天的で空虚な爽快感をいだくようになり(だからうつ病
に効くとされたわけだ)、多弁で下らないことをいう。また、生活態度に節度がなくなり、
反社会的犯罪行為を示す者もいたという。さらに意欲が乏しくなり、外界のできごとに
対して無関心、無頓着になる。こういうことが問題にされるようになり(当初はこういう
性格変化が逆に病状にいい影響を与えるとされていて、まったく問題にならなかった
のだ)、さらに抗精神病薬が開発されるようになったこともあり、1970年代以降はロボ
トミーはほとんど行われていない」
- 39 :
- 自する青年のところで泣いた。
- 40 :
- >>38
>>26を見たときは正直嫌な人かな、と思いましたが
そんなことなかったみたいでちょっと安心しました。
アメリカの60年代のものがいろいろと好きなもんで頑張っちゃいました。
@について
映画の話で小説の人物設定を持ち出すのは反則でしょうか?
ですが正味の話、映画の中にはチーフの病状および
脱走後の展開を判断する材料が少なすぎると思います。
小説では、チーフはあらゆるものに電子機械が仕込まれていて
それが人間を監視してると思ってるんです。
例えば、壁の中にテープレコーダーがあって会話を記録しているとか。
これが彼の病気です。ときどき意識が遠のきもするんですが、
それも傍目にはボーッとしてる程度で、ほぼ無害と言えます。
これらの病状以外の彼の素行については、正常なコミュニケーションがとれるようだし
ただ食いつないでいく分には何とかなりそうな気がします。
院内で暴れた前科の件ですが、これについては病気とは別の理由があります。
ヒゲを剃られるのを極端に嫌っているのです。
病院を出てしまえば強制的にヒゲを剃られることもないでしょう。
- 41 :
- Aについて
>戯曲家が素人相手に「この治療法は有害です」と
>訴えるのは、お門違いのような気がする。
それを言ったら作家が書くべき題材を制限することにならないでしょうか。
十分に熟知した上で書く分には問題ないかと思います。
有害、と言い切るだけでは説明不足でしたね。
学会で議論すべきというのには賛成ですが、それは現実での話です。
厳密に作品内で問題とされているのは、療法自体の是非ではなく、その使い方だと考えています。
婦長によるミーティング運営では、正の結果を生むべき手法で負の結果しか生んでいません。
個々の患者によっての向き不向きをなぜ考慮しないのか。
複数人で語り合うという特性上、避けるべき話題もあったんじゃないのか。
正当な理論を下敷きにしていても、現場の人間である以上は
ある程度の柔軟性を以て対処するべきです。
それができない彼女の頑迷さが、負の結果ばかり引き起こしていた原因ではないでしょうか。
「馬鹿と鋏は使いよう」なんて言いますが、理論や理屈も使いようだと
この映画から感じ取ることもそう難しくはないと思います。
- 42 :
- Bについては明日お返事します。
考えてましたがまとまりそうにありませんw
- 43 :
- 観た。
婦長さんが可哀想だった。
税金もおさめず、何も生産せず、一般社会では周りに混乱ばかりもたらすタダ飯食らいのキチガイたちに居場所を与え、世話してる人たちをもっときちんと描くべき。
キチガイたちが汚した院内の掃除は誰がするのさ。
キチガイたちが脱走したときに必死で探しまわってるスタッフは悪なのか。
なんだかなー。
- 44 :
- 思ったよりかなり遅くなってしまいました。すいません。
Bについて
便宜上「植物人間」と言ってしまいましたが、本当のところはどうだったんでしょう。
手術が済んで間もなくされてしまうので、よくわかりませんね。
>手術を受けた人は、楽天的で空虚な爽快感をいだくようになり(だからうつ病
>に効くとされたわけだ)、多弁で下らないことをいう。また、生活態度に節度がなくなり、
>反社会的犯罪行為を示す者もいたという。さらに意欲が乏しくなり、外界のできごとに
>対して無関心、無頓着になる。
こういう描写がなくても、以前のような自律的な人間ではないとか、
完全に「飼いならされた」状態の人間になってしまったことさえ分かれば
映画としてはちゃんと成立してると思います。
このスレでもそれを読み取ってる人がいるわけですし。
とはいえ、確かに一面的な描写には弊害もありますね。
先入観が生まれるというか、刷り込みをされてしまうというか。
こんなブログを見つけました。
ttp://sasapanda.net/archives/1651
2005年のもので、英国の権威ある学術誌がロボトミー再評価の論文を載せた、と報じています。
私の調べたところ、昔の成功率は三分の一とか十分の一とか、
ものによってかなりバラつきがあり、そして副作用も重大なものばかりです。
それでも今後の研究の進展によっては、それぞれの問題がクリアされるのかもしれません。
そうして、やがて我々一般市民の議論の的となるときが再び来るとしたら、
この映画を見た上での先入観や感情論は排するべきなんでしょうね。
倫理的な問題には結局当事者自身が答えを出すしかないのかな、と思います。
- 45 :
- この映画を見てる間、喜怒哀楽をめいっぱい感じたのを思い出した。
それだけテーマやストーリーがくっきりしてたんだろうな。
患者達の演技にもグイグイ引きこまれた。
未だにこの映画以上の感動を得る映画には出会ってない。
- 46 :
- 近所に昔閉院した精神科病院があるが、鉄格子がはまってて
暗くて陰惨で、まともな人がはいっていてもまいってしまいそうな。
今は大分ましになったのかな。
妹が精神科医だったが、患者に殴られ勤務は止めてしまった。
非常に気を使う性格だったので、相手が過剰に反応しただけ
だと思うが。
精神科ってのも難しいね。
世の中おかしい人は多いけど、そういう人ほど自覚は
全く無いので始末に終えない。
- 47 :
- 興味を持ってレンタルショップで探し、手に取ってまでは良かったけど
母親が認知症で精神病棟に入ってた時期があって、リアルなので、借りられなかった・・・
- 48 :
- 婦長役をキャシー・ベイツみたいな女優にさせてほしかった。フレッチャー可愛いからマクマーフィに同情できない。
- 49 :
- 最初は人一倍な優しさから精神科に勤務するものの、基地害ばかりと毎日接していると
どんなにまともな人でも徐々に精神が荒廃していくものなんじゃないかと。
- 50 :
- エクソシスト2にもフレッチャー扮する精神科医が出てくるのは、やはり
悪魔憑きってのは精神病の一種だということなのだろうね。
- 51 :
- これ名作だって言われるけどそんな良いと思えなかった
本質を理解出来なかったのかもしれんが
- 52 :
- むさい髭そってきっちりした身なりのニコルソンってアラン・ドロンに似てね?
- 53 :
- 今観終わったけど
マック=自由
婦長=管理
という単純な映画じゃ無いな、こりゃ。
- 54 :
- 偶然『最高の人生の見つけ方』を見た後で観たんだけど、
ジャック・ニコルソンに気づかなかった。イメージが違う
- 55 :
- この時代のアメリカ人って、本当に無邪気に自由を賛美してたのかな?
マックが体現する様な自由は過去のものになりつつあった時代だよね。
- 56 :
- いや、「自由」それ自体というより、「権力からの自由」
=反体制という点に力点があったんだろ。
- 57 :
- やっぱ、ダニー・デビートはおもろい顔してんな
- 58 :
- 野球中継のシーンが大好きだ
あとチーフが初めて喋るシーン
- 59 :
- >>58
チーフさりげなく喋り出しすぎwww
- 60 :
- >58-59
マックの反応が面白い。
ガムをもう一枚渡すとことか。
てっきりコメディだとばっかり思って家族と夜に見たら、
後味の悪さにみんなから恨まれた…orz
おのれツタヤ、紛らわしい推薦文書くんじゃねえよ。
- 61 :
- ポールニューマンの暴力脱獄が好きなんだけど、比較すると結構面白い。
- 62 :
- ついでに、「ロンゲスト・ヤード」と比較しても面白いぞ。
- 63 :
- 高2のとき彼女と観に行ったなこれと卒業の2本立てだった
- 64 :
- チーフは父親をして、その事を正しいと信じて疑わなかったから、当時の社会において
精神異常者扱いされ、彼は口をつぐみ生きていたのではと、思ったのですが・・少数派?
>>55
婦長・・・・・・・合理主義的、文明、秩序擁護
マクマーフィー・・快楽主義的、文明擁護、秩序への反発
チーフ・・・・・・異宗教的、文明への反発、秩序擁護
婦長型の人間が、マクマーフィー型の人間を生み出したけど、結局、反発する対象ありきでしかなく、
既に時代的に行き詰っていたから、チーフ型の人間を、独立した信念をもったあり方として賛美している様に思います。
- 65 :
- レナードの朝と舞台似てるね
どっちも好きだ
- 66 :
- 悪くは無いんだけどもう少しいい解決方法があるんじゃないかなあって思う映画だった。
婦長も完全に悪いわけではないしマクマーフィも負はあると思う。
最後で寝ずにチーフと逃げてたら…と思った。
けどそれだとチーフの脱走の意味が変わってくるかな。
難しい映画だった
- 67 :
- BS2で今日やるね
- 68 :
- >66
BSで久しぶりに観て、田舎の閉鎖的な精神病院で働いてる俺が来ましたよ。
もちろん時代背景のこともあるんだけど、師長さんの看護方針が気の毒だけどoutなんだよね。
現代ではあんな管理主義は全否定されてるけど、まだまだ日本の田舎じゃあーゆー年配の看護師さんたちはいる。
精神障害者を管理、指導、教育するのが役目だと思ってるんだよね。
そーやって管理された人たちは、「逆らわなければ生きていける。もう何も考えないでおこう」ってなっていくんだよね。
結果、人格は荒廃し知能は低下。立派な廃人の出来上がり。病気でなるんじゃなくて環境でなるの。
マクマーフィーは人格障害者。この映画の時代では病気扱いされないんだよね。
- 69 :
- 微妙な出来だったな。悪くはなかったが特に良くもない。
- 70 :
- これって舞台が精神病院なだけで、テーマとしては人間の自由とは?とかだよね多分
しかし自分が過去に精神病院に入れられそうになった事があるので
リアリティありすぎて単なる映画としては全く楽しめず
>>68
精神病患者の発言はまともに取り合ってもらいにくい所もあるし、
病院の中がどんな非人道的な体制であろうと外には伝わらないのでは
と思ったんだけど実際どう?
この映画みたいな病院って昔の話じゃなくて今も結構あるんじゃないかと思った
- 71 :
- >70
田舎に行ったらあるかもだけど、さすがにほとんどの病院は人権問題に敏感だよ。
伝わりにくいってのはあるけど、伝わったらペナルティでかい。監査でバンバン行政指導をされるし、
病院自体が潰されたり、あまりにも酷い場合だと医師免許も剥奪されたりするし。
年配の看護師や医師は今でも管理主義だけどね。彼らはそれしかなかった時代を生きてきたわけだし。
昔の話なんか聞いてると、逆らった患者さんは木刀で殴ったり、裸にして廊下にバケツ持って立たせたりしてたらしい。
70年代とか聞くに堪えない話ばっかだよ。
- 72 :
- ダニー・デビートやバック・トゥ・ザのドクやゴーストの地下鉄の幽霊の人
が出てた。名優揃いだった。
- 73 :
- なんで寝過ごすかなぁあああああああ〜
と毎回思ってしまう・・・
- 74 :
- マイケルダグラスってこの頃既に俳優やってたの?
- 75 :
- しまったBS2見逃した!と思ったら来月ハイビジョンでやるじゃん
見逃して良かったw
- 76 :
- 婦長、怖すぎ。
徹底した管理で患者をよけいふ抜けにしてる。あれじゃもう抵抗する力も残らないよ。
監督の親はナチスの収容所で亡くなったらしいけどああいう婦長タイプが仕切ってたんだろうな。
どうして婦長は悪くないって人らが居るのかちょっと不思議だ。
- 77 :
- これは映画である必要性がないな。
テレビドラマで十分だろ。
特別な映像美があるわけでないし、迫力のあるシーンがあるわけでもない。
- 78 :
- 基本的な疑問なんだが、最後にマクマーフィが施された処置ははたして「ロボトミー」だったのか?
マクマーフィの状態を見る限り、ロボトミー患者の特徴とは大きく違うようにしか思えないんだが、
作中その他であれは「ロボトミー」だったと明言されてるの?
- 79 :
- 01月12日 22:00マイトネリウム 01月12日 21:23Ryo& 01月12日 20:29オフ会は迷彩B・ヤン 01月12日 20:09MUTEV里山 01月12日 19:10きょうちゃん 01月12日 11:39ミス.オクラ 01月11日 18:12きょうちゃん 01月11日 02:14MUTEV里山 01月09日 22:30きょうちゃん
- 80 :
- 婦長怖かった
鉄壁の前髪も怖かった
全く内容知らずに見て暗ーくなったよ
- 81 :
- オバマ大統領のフェイバリット・ムービーらしい
- 82 :
- >78
明言はされていないが、ロボトミー以外の何物でもないよ。
逆に何をもって「大きく違う」と言ってるのかさっぱり分からん。
- 83 :
- >>82 >>78じゃないけどロボトミーって鼻と目の間に金属の長い棒突き刺して脳の左右のつながりを断ち切る施術方じゃなかったですかね?(セッション9で知った)
だいぶ前に観たからよく覚えてないけど最後のマクマーフィの顔にそんな施術傷が見当たらなかったような…
だから自分もあれは初見では薬物でも注射されたのかと思ってました。
後にこの映画についてのとある対談でロボトミーについても言及していてアレはそんな処置をされていたのか?と気付いた思い出が。
- 84 :
- この映画の病院で踊ったり変な人の役は素人がほとんどらしい
- 85 :
- >>83
そりゃ昔のてんかん治療だろ
- 86 :
- >82
前頭葉切除を行なわれただけなら全く喋れなくなったり痴呆化する事はないんですよ。
脳手術で廃人イコールロボトミーって勘違いしてる人多いんだけど、
術後も一応普通に生活は送れるのよ、元々治療だったわけだし。
失礼ながら「逆に何をもって」「明言はされていないが、ロボトミー以外の何物でもない」
と断言できたのか、原作とか解説その他で根拠があるならぜひ伺いたい。
以前から疑問で知りたかったんだよね。
>83
術法には色々あって、経鼻腔とか経眼窩での施術だったら外見的には痕跡が残らないんだ。
アメリカでは「アイスピック・ロボトミー」こと経眼窩法が主流だったみたいだから、
外見的な痕跡がないのはロボトミーの否定根拠にはならないんだよね。
とりあえず具体的なロボトミーについての解説はこの辺を参考に
ttp://homepage3.nifty.com/kazano/lobotomy.html
あと、ロボトミーで悪名高いフリーマンの記録映像
ttp://www.youtube.com/watch?v=_0aNILW6ILk
- 87 :
- >86
痴呆化することはないんですよって…食事や排泄なんかのADL障害が出る例が多発したんだが。
もしかして全ての症例が性格変化くらいしか出ないと思ってるの?呑気すぎる。
治療として行われたのに、結果的に廃人を作り出して社会問題になったんだよ。
普通に現代でも看護学校やリハビリ系の専門学校でこの映画を見せられるけど(俺も学校で見た)、
「ロボトミーされちった」つー風に教えられるわな。逆にロボトミーじゃなかったら何なのか意味不明だし、
精神科の歴史上も、ストーリー上もそれ以外考えられんじゃん。
中途半端な知識で、何に疑問を持ってるんかわからん。
- 88 :
- まじめなスレになったのね。
- 89 :
- 原作に「ロボトミー」と書いてあるかどうかという問題と、
主人公の処置後の状態が、現実のロボトミー後の症状
とかけ離れているのではないかという問題。
前者については読んだ人にまかせる。後者については
ネット情報からみると、この映画のような植物状態として
描いてあるのには、疑問がある。
- 90 :
- 「食事や排泄なんかのADL障害が出る例が多発した」事がどうして「痴呆化することはない」への反論になるんだろうね?
- 91 :
- 黒澤明もこの映画が好きだったらしい。
「外で一体何があって、みんなあんな風になってしまったんだろう?」
って、切なさそうに言っていた。
確かに胸にくるものがあるんだよ。
本当におかしいのはあの患者さん達なのか?
それとも外の世界なのか?
病院の硬直した空気の中、
ニコルソンの自由奔放な魂が強烈で、
妙に生き生きと生命感があったね。
そのパワーに徐々にみんなが呼応して生き返っていくのが、
何とも言えなかった。
原作者は実際、病院の夜警をしている時、
この作品を書き上げたんだよね。
いやはや、どこで芸術が生まれるかはホント分からん、、、
- 92 :
-
面白くない映画です。
- 93 :
- ニコルソン、まじ生命力の塊みたいに活きてたもんね。
怖いから何年も前に一度見ただけで、再度見るつもりは断じて無いけど。
印象残りすぎの忘れられない映画だなと思う。
- 94 :
- 最後、逃げられたのに逃げなかったのは、「砂の女」と同じ理由かな?
- 95 :
- >>77
小津安二郎、成瀬巳喜男全否定ですかww
- 96 :
- 小津安二郎なんてテレビでも見たくない。
なんか胸糞悪くなるんだよな。オヅ映画。
- 97 :
- 今日観たんだがやっぱ名作だ。ビリーの自後マクマーフィが婦長の首を絞める場面で
デイバーが「やれ!もっとやれ!」と言わんばかりの表情が印象的。自ら鎖を解こうとする気持ちが出てる
- 98 :
- ドクはやっぱりドクだった。
表情の変わり目が独特。
- 99 :
- 一番印象に残ったのはナースキャップおじさん
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