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なんとかファイトでGO


1 :12/03/13 〜 最終レス :12/04/13
   ∧" ̄`∧
  <´ ノノリルハ> 恒例の1豆知識だよぅ!!!!
   < ゝ*^ワ^ノゞ フーリャンちゃんはたまに
   ⊂リ: Y リつ にゃんが寝てる時にパイオツをもみもみしてくるよぅ!!
   .J!:====! は…恥ずかしいよぅ!!
   .j.__,|l.__,〉

2 :
>>1
スレ立てありがとうございました! m(__)m

3 :
              /\
             _/   \
            /ニニ÷ニヽ
      []     /',  .iノハ从〉
      ||     ハヽゝ゚ー゚)ゝ
      ||____.ノ(. つ¶つ¶____
    |  :|:./ E:|: EEEEl  :|:|:   :  ̄ ̄||`l
   / ̄ ̄ヽ ̄ヽ EEEEl  :|:|:__:___||._|  ドオォーーーーーーーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!
  /  ,●、  |  |777777|:|   l, ―┴、┴――、 ,、_
  | ●|  |.● |  |/////// .:|:| /     ヽ    [ニ/   ヽ ∧" ̄`∧
  ヽ  `●'  .|  |====:|:| |====l===ノl l ノ'''ヽ !´ ノノリルハ>
   ヽ    / / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~'ヽ     /    /! l|*´o`)|< ゝ^ワ^ノゞ

4 :
《前ファイトとあらすじ》
【前ファイト】
なんとかファイト耳
http://engawa.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1328288406/
【あらすじ】
初っ端からこのペース…… 長くなりそうだぜ………!!!

            by.エンデリル

5 :
《超検証!! 仲間同士で戦ったら…?》
ドドォオーーーーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これは仲間同士で戦ったらどうなるか検証する企画である…
参加者はこちら
・大魔女フーリャン
(肩書き)大魔女 (能力)魔法 魔体術 (総合評価)SS
ヤスオの一言:俺なら勝てる
・ねこ
(肩書き)マゾ忍者 (能力)手裏剣技 忍術 (総合評価)B
ヤスオの一言:………ビジョンは見えた …勝てる…
・サナバー
(肩書き)魔術学者 (能力)魔法 マジックウエポン (総合評価)B
ヤスオの一言:こいつチェリーだろ
・うさぎ
(肩書き)忍者 (能力)蹴り技 (総合評価)A
ヤスオの一言:勝てる ……うん 勝てる
・チロリーン
(肩書き)勇者 (能力)勇者聖拳 (総合評価)S
ヤスオの一言:楽勝
・エンデリル
(肩書き)うるさい (能力)吟遊詩人魔法 PHソード (総合評価)C
ヤスオの一言:勝てた
・ワラース
(肩書き)ニート (能力)アングリーステップ (総合評価)C
ヤスオの一言:勝てると思うがな?
・マリモス
(肩書き)騎士 (能力)剣技 (総合評価)A
・レン
(肩書き)蟻 (能力)鎗技 (総合評価)A
ヤスオの一言:蟻だろ? ナメんなよ
ルール
・戦闘場所はスーパーの屋上
・お互いの能力は知っているものとする
なんとか…ファイッッ!!!!

6 :
フーリャン vs ねこ
常にフーリャンを立てるねこ そしてマゾのねこはフーリャンの攻撃を自分から喰らいにいくぞ
フィニッシュはもちろんゲリ ゲロ ワキガ イカ カレイシュ クサヤ ヘソノゴマ ドリア〜ン チューニュ コエダ メコレ!
満面の笑みで敗れたねこに悔いはなかった
【フーリャン圧勝】
ねこ vs サナバー
お互い似たような実力なので世紀の凡戦が繰り広げられた
しかし気色の術を駆使した多彩な攻撃でねこはサナバーに辛勝した!
【ねこ勝利】
サナバー vs うさぎ
魔法以上の威力の蹴りと機動力を持つうさぎにサナバーは頑張って応戦するもマジックウエポンごと蹴り飛ばされ失神KO!
【うさぎ圧勝】
うさぎ vs チロリーン
一撃必の蹴りをもつうさぎと手数とパワーを兼ね備えたチロリーンの勝負
うさぎは昔から手数の多いファイターに弱く チロリーンとは相性が悪すぎた!
【チロリーン勝利】

チロリーン vs エンデリル
開始早々エンデリルがうるさい声でチロリーンの体勢を崩しにかかった!
しかしチロリーンはエンデリルの相棒でいつも近くにいるので慣れたらしくあまり効いていなかった
あせったエンデリルはPHソードで切り掛かるが 当たるはずもなくチョップで失神
【チロリーン勝利】

7 :
エンデリル vs ワラース
ワラースはエンデリルを簡単に怒らせるが怒ったエンデリルはこれ以上ない不快ボイスでワラースを封しかけた!
しかし調子に乗ったエンデリルがかっこよくラストを決めようとPHソードでの攻撃に切り替えるが ワラースに攻撃の呼吸を読まれ逆転負け…
《ワラース勝利》
ワラース vs マリモス
大人の余裕をもつマリモスはワラースのアングリーステップには掛からず平静を保つ
それがダメと分かったワラースは早々に負けを認めた(組み合いになったりするとキモいので)
マリモス vs レン
お互い超硬の鎧と甲殻を持つ防自慢の2人 そして力も技もお互い洗練されていてそれはもうすごい名勝負が繰り広げられた
しかし体格による体力差か レンが先に力尽きマリモスがなんとか勝った!
レン vs フーリャン
レンが肉雄になった途端フーリャン失神
《レン勝利》

8 :
エンデリル vs ワラース

ワラースはエンデリルを簡単に怒らせるが怒ったエンデリルはこれ以上ない不快ボイスでワラースを封しかけた!
しかし調子に乗ったエンデリルがかっこよくラストを決めようとPHソードでの攻撃に切り替えるが ワラースに攻撃の呼吸を読まれ逆転負け…

《ワラース勝利》


ワラース vs マリモス

大人の余裕をもつマリモスはワラースのアングリーステップには掛からず平静を保つ
それがダメと分かったワラースは早々に負けを認めた(組み合いになったりするとキモいので)

《マリモス勝利》

マリモス vs レン

お互い超硬の鎧と甲殻を持つ防自慢の2人 そして力も技もお互い洗練されていてそれはもうすごい名勝負が繰り広げられた
しかし体格による体力差か レンが先に力尽きマリモスがなんとか勝った!

《マリモス勝利》
レン vs フーリャン

レンが肉雄になった途端フーリャン失神

《レン勝利》

9 :
フーリャン vs サナバー
対魔法使いでは一番強いとフーリャンからも評されるサナバーだが フーリャンは格が違いすぎた
散々遊ばれたあげく頭から地面に突っ込まれ惨敗
【フーリャン圧勝】
ねこ vs うさぎ
長い付き合いでうさぎのクセをよく知るねこ
足が速い上に遠距離攻撃を得意とするねこはうさぎを完全に封した
【ねこ勝利!】
サナバー vs チロリーン
魔法とマジックウエポンでの中距離攻撃でチロリーンを攻め立てるサナバーだったが
チロリーンはエネ巨を使って野チロリーン流魔体術でサナバーの魔法を無効化
サナバーも三重のマジックウエポンで一矢報いるがマジックウエポンごと叩き伏せられた
【チロリーン勝利】
うさぎ vs エンデリル
耳のいいうさぎはエンデリルの声に苦しめられるが その途中で何故か発情
剥き出しの野獣パワーでエンデリルを一瞬にして地面に埋めた
【うさぎ勝利】

チロリーン vs ワラース
戦闘後のワラース「あいつほどいいカモはいねぇ ヒャハハハハハハハ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
【ワラース圧勝】

エンデリル vs マリモス
小細工は無駄と判断したエンデリルは初っ端からPHソード
鎧すら砕くPHソードだが 師匠としての意地 そしてこれまでの経験があるマリモスは絶対に負けられない
エンデリルは一心不乱に剣を振るが やはり剣の達人マリモスからみるとの溜まったクソガキ以下の剣技とも呼べないオR棒遊びなど眠っていても回避出来るレベル
見事にエンデリルを切り伏せた
【マリモス圧勝】

10 :
レン vs ねこ
フーリャンが信頼する下僕同士の戦い…!!!! 絶対に負けられない戦い…!!!(特にねこ)
相手が近距離〜中距離攻撃を得意としているので 遠距離からの攻撃でレンを苦しめる
レンも前へ前へと進み攻撃を繰り出しねこに傷を与えていった
意地と意地のぶつかり合い ミャンチューにも使った竜巻と衛星手裏剣のコンボでレンを撃破!!!!
ねこは泣いた
【ねこ勝利】
フーリャン vs うさぎ
哀れ うさぎは2時間遊ばれた挙句 を注入され惨敗した……
【フーリャン圧勝】
エンデリル vs サナバー
エンデリルの新必『エロボイス』炸裂!
サナバーは鼻血を出して倒れた
【エンデリル圧勝】
ワラース vs サナバー
サナバーはワラースのアングリーステップで怒るどころか 泣いた
戦意喪失
【ワラース勝利】

マリモス vs サナバー
武器での勝負は不利と 魔法を主体に戦うが日頃フーリャンから魔法で攻撃されているマリモスにとってはなんのその
結局力でサナバーはマリモスに押し負けた
【マリモス勝利】


11 :
フーリャン vs チロリーン
因縁のライバル対決再び
魔法を使えばフーリャンが圧倒的に有利だろう
しかしフーリャンは魔体術を多様し同じ土俵で戦おうとする そうなると圧倒的にチロリーンに分がある
チロリーンはがフーリャンを追い詰めるが フーリャンは魔法を解禁しチロリーンになんとか勝った
【フーリャン勝利】
ねこ vs チロリーン
持ち前のスピードと手裏剣で応戦するねこ
とめどない手裏剣の弾幕に四苦八苦するチロリーンだったけど 根性で乗り越え ついにねこを追い詰めてKO!
だがそのあとチロリーンも倒れた
【チロリーンギリギリ勝利】
うさぎ vs ワラース
あまり絡みがない2人はこの戦いにドギマギ
いたたまれなくなったワラースはわざと負けて早々に勝負を終わらせた
【うさぎ勝利】
エンデリル vs ねこ
激しい手裏剣の雨を破壊ボイスで迎撃するエンデリル しかし全てを防ぎきれずにグサグサッ!!
結局近づく事も出来ずに敗北したのだった
【ねこ圧勝】

マリモス vs うさぎ
マリモスの存在を全力で無視するうさぎはマリモスと戦うことなく不戦敗した
【マリモス不戦勝】

フーリャン vs マリモス
プチ・マアクロ・スーパーノヴァでマリモス滅
戦闘開始後2秒での決着であった
【フーリャン圧勝】

12 :
マリモス vs チロリーン
最強の剣士と拳士の戦い それはもうすごい拮抗した戦いになった
数時間に及んだ戦いは両者が倒れ引き分けに終わった
【引き分け】
エンデリル vs レン
レンの持つ蟻の特性を見抜いたエンデリルが蟻の嫌がる蟻蛾イヤーボイスで攻撃 レンギブアップ寸前に肉男化
筋肉で耳を塞ぎ蟻蛾イヤーボイスを防ぎマッチョのパワーでエンデリルを圧倒した!
【レン勝利】
レン vs うさぎ
かわいいレンに抱き着くうさぎ
戦闘する気が削がれたレンだったが それではいかんと肉男化
その瞬間うさぎは死んだ
【レン勝利】
ワラース vs フーリャン
戦闘開始直後ワラースギブアップ
【フーリャン圧勝】

13 :
ねこ vs ワラース
結構苦労したがワラースはねこを怒らせる事に成功
初めのうちはねこの手裏剣を華麗に避けるが そのうち体力が尽きねこの手裏剣弾幕の前に敗れる
【ねこ勝利】
ワラース vs レン
レンをあまり知らないワラース
結局怒りのツボが分からず レンの槍技に負ける
【レン圧勝】
チロリーン vs レン
パワーは互角 防御とスピードはレンに分があり 技と体力ではチロリーンが勝る
長く続いた戦いは チロリーンが深い傷を負いながらも辛勝
【チロリーン勝利】
ねこ vs マリモス
マリモスの鎧にねこの手裏剣も気色の術もあまり効果がない
頼みの爆弾手裏剣にも耐えられたため ねこはギブアップ(組み合いたくないから)
【マリモス圧勝】

サナバー vs レン
最初は魔法を主体に戦っていたサナバーだが
魔力で進化した超真虫に魔法は効かないと分かり物理的なダメージが与えられるマジックウエポンに切りかえる
しかし接近戦ではレンが圧倒的でサナバー大ピンチ
が 窮地の場面で名案浮かんだサナバーは魔法で地面を砂地にし蟻地獄を作り蟻地獄にレンは飲みこまれた
勝ったと思ったサナバー が! 地面を掘り進みサナバーの足元から現れたレンがサナバーの顎にロケット頭突き!!!
サナバーは倒れ レンも倒れた!
【引き分け】

フーリャン vs エンデリル
エンデリルがフーリャンに勝てるはずがない
【フーリャン圧勝】

終了ッ!!!!!!!!
カンカンカーン!!!!!!!!!!!!!!!!!

14 :
それでは戦績を発表だ!!!
フーリャン
勝ち:7 負け:1
ヤスオの評価:負けたのはかわいかったレンがいきなりキモくなったことのショック死… 普通に戦ってたら勝ってたはずだな
さすが大魔女なだけはある まぁ俺には負けるがな
ねこ
勝ち:5 負け:3
ヤスオの評価:能力では格上のうさぎとレンに勝った事以外はまぁこんなもんだろう
サナバー
勝ち:0 負け7 引き分け:1
ヤスオの評価:これはひどいな… まさかエンデリルにまで負けるとは…
魔法はフーリャン以下… マジックウエポンの性能も同じ武器使いのマリモスやエンデリルにすら劣る… こいつの中途半端さが招いた結果だな 心身を鍛え直すべき
うさぎ
勝ち:3 負け:5
ヤスオの評価:ワラース戦 レン戦 マリモス戦でのやる気のなさはどうなんだ……
対戦相手でやる気が変わるようじゃプロ失格だぜ…
攻撃一発の振りが大きすぎて避けられたら命取りになるぞ
まぁこんなんじゃあ 俺には程遠いな
チロリーン
勝ち:5 負け:2 引き分け:1
ヤスオの評価:フーリャンに次ぐ実力者なだけあってかなりのもんだな
しかしこいつワラースとの相性は最悪だな 一生勝てないぞ
エンデリル
勝ち:1 負け:7
ヤスオの評価:サナバーに勝てたのはサナバーがチェリーだったから 決して実力ではない
格好つけたがって墓穴を掘るのは悪い癖 PHソードは使いこなせば最強の武器だろうに
ワラース
勝ち:3 負け:5
ヤスオの評価:面倒くさかったり勝てそうにないとすぐギブアップするな
まぁ間違ってはいないが
マリモス
勝ち:6 負け:1 引き分け:1
ヤスオの評価:経験値の高さは伊達じゃないな
そのキモさも立派な武器だ!!
レン
勝ち:4 負け:3 引き分け:1
ヤスオの評価:アリえない アリだけに
ヤスオの総評:まとめてかかってこいや!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

15 :
ボケ妹「ところで 私様を含めた何人かはあんたの言う“同志”じゃないと思うんだけど
ついて来ちゃっていいのかい」
ヒャダオ「はは 魔法使いじゃないから…ってことかい
問題ない 君らは魔法使いの大魔女フーリャンやサナバー・ステーキーなどとは仲間関係なんだろう?
魔法使いに友好的なら同志だ」
マリモス「それは安心した」
ヒャダオの仲間(なんだこの着ぐるみ…)
亀「レレイロウから大分離れたが 大丈夫かよ?
魔反会の奴らが尾行してるかもしれないぜ?」
ヒャダオ「その点はぬかりない
…コンパニョン!!」
??「はぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜い」

もっああああああぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ボッイィ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
コンパニョン「コンパニョンよ♪ うふ♪」
むぅーーーーーーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
亀「び…美女だ!!!!!!!!!!! 絶世の美女だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ねこ「わ…わぁ…綺麗…」
マリモス「Oh……こんな美女は見たことないよ……」
サナバー「ロ…ロリコンのマリモスがなびくほどの美女とは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!

16 :
魔法使いA「うおぉおーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
美女だああああああああぁッ!!!!!!!!!! 超美女だあぁぁぁぁァーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハァー!!!!!!! ハァー!!!!!!!!! ジュルッ!!!!!!!!!!!!」
魔法使いB「うおぉーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あまりの美女さに自然と前屈みになるずぇええーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
大魔女「…ん? ………こいつ…」
コンパニョン「うふふ ……あら」
ボケ妹「…は?」
コンパニョン「あなた…凛々しい顔していて……好みよ… …いい筋肉ね…」
ボケ妹「私様は女だ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ずーん!!!!!!!!!!!!!!!!!
コンパニョン「あらそうなのぉ……んふっ…
あ…じゃあ……あ・な・た…☆」
サナバー「え!!!!!!? わし!!!!!!!!!?」
コンパニョン「かわいい顔…私のドストライクだわぁ…
ね…お坊ちゃん…お姉さんとイイコト……し・な・い…?」
フー… そそ〜…
サナバー「PO…POPOーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドプァアァー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
大魔女「大魔女クロスヒールホールド!!!!!!!」
メリメリビキッッ…
サナバー「ぐぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

17 :
コンパニョン「あらん? 嫉妬かしら?」
ぶくぶくぶく…
サナバー「な…なにをするんじゃ…」
大魔女「助けてやったのに文句言うんじゃないわよ」
サナバー「た…助ける…?」
ヒャダオ「おいコンパニョン ウブな男の子をからかうのはやめろ
悪いな サナバーくん」
サナバー「……男の子っていうか…一応22じゃが…」
大魔女「こいつ幻術使いかしらね」
コンパニョン「あらん よくわかったわねぇん」
ヒャオダ「さすがだな大魔女フーリャン その通りだ
コンパニョンは幻術魔法の超エキスパートだ
そのコンパニョンの幻術を使って我々の一団の周りに幻術を張っているのだ
その幻術は我々の姿を消し 別の何かを映し出す」
ねこ「ほ… つまりにゃん達以外の人にはにゃん達が違うものに見えるんだね」
亀「そうか!!!! それなら尾行される心配もねぇな!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボケ妹「じゃあその幻術で私様達はどんなものに映し変わってるんだい?」
コンパニョン「とても景色に馴染んだものよ♪」
コンパニョン「私達の姿は今 行列を成すサンバ隊になっているわ♪」
ズンチャチャズンチャッズンチャズンチャズンチャッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズコォオーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボケ妹「余計目立つじゃねーか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブーッ!!!!!!!!!!!!!!!

18 :
――― モリモリ平野
ボーボ「…ぼっちゃん………いつまで意味もないウォーキングを続けるんですかい」
ちちげ「意味ないなんて事はない
このフンドシウォーキングは…“意味を見出だす”事に意味があるんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボーボ「な……なるほど!!!!!!!! さすがぼっちゃん!!!!!!!!! なんて意味深い!!!!!!!!!!!
(全く意味が分からん…)」
タツマ「じゃあもっと歩こうべ」
ちちげ「あぁ………はうあッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ド〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズンチャチャズンチャチャズンチャッ ズンチャッ ズンズンチャチャッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ワァ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボーボ「わあぁ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!! サンバだあぁ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
夜の大サンバ大行進だあぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぼぼーーーーーーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
タツマ「何故こんな所でカーニバル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ちちげ「か…感じる…」
ボーボ「ぼっちゃん!?」
ちちげ「感じるぞ……… フンパシーを…」
ドーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
タツマ「フンパシー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
《フンパシー ……… フンドすパシーの意》
ちちげ「フンドラーとサンバー(サンバす者の意)…… 俺は常々似ていると感じていた…!!!!!
それが…今…!!! このような場所で出会うとは…!!!!!!
何かの導きに違いない!!!!!!!! お前ら!!!!!!!!!!! この行列に付いていくぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
タツマ「マジですか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボーボ「賛成賛成大賛成ーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ちちげ「お前ら続けィッ!!!!!!!!!! 腰を振らせぇえええええええええええええええええええええええええいッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!

19 :
ヒャダオ「そろそろ見えて来る…
アレが我々ネアメ・ルートの最前線野営地『MAX城』!!!!!」
ドドドォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズワアァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《そこにはそびえ立つ天守閣が!!!!!!!!!!》
みんな『ズココーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ドンガラガッチャ〜〜!!!!!!!!!!!!!
ボケ妹「なんで城!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!? これも幻術か!!!!!!!!?」
ヒャダオ「いやこれはマジで建造したやつだ」
ねこ「えー!!!!!!!!!!!!! 野営のために天守閣を!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
野営地っていったらテントとかそういうのじゃないの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ヒャダオ「ヨソはヨソ ウチは城」
ずずーん
ボケ妹「意味は?!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒャダオ「ネアメ・ルートには仲間が多いんだ 小さなテントじゃ入り切らん」
サナバー「てだからって天守閣にする必要はなかろう…」
ねこ「こ…このお城も幻術で隠してあるの?」
コンパニョン「当然よん♪ 外から見たらこのお城はングスタイルをした男性の下半身みたいな形の大岩にみえるわ♪」
ボケ妹「だから余計目立つっつーの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドドドーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

20 :
―――…
プルプルプル…
ちちげ「こ…こんな…こんな岩が世界にあったなんて…」
ヨッシャアアアアアァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボーボ「な…なんて…肉質溢れる岩なんだ…
ま…まさに漢の尻……………」
ゴクリッ…
タツマ「ぼっちゃんッ!!!!!!!!!」
ちちげ「あぁ………間違いない… この地こそフンドラーの聖地に違いないんだ…!!!!!!!!!!!!!
お前ら!!!!!!!! 今日から我々フンドラーはここを拠点とする!!!!!!!!!
そしてこの漢岩を未来永劫奉るのだアァァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
―――…
ヒャダオの仲間「ヒャダオ 結界の外に妙などもがいるぞ」
ヒャダオ「放っとけ 害はない(多分)
それより ここに来た魔法使い達は遠慮なく足を伸ばしてくれ
監獄生活は長く辛かっただろう ゆっくり休め
馳走もたくさん用意した(主にミミガー)」
魔法使いB「やっほぉ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
魔法使いA「地層だ地層だ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ヒャダオ「…俺はMAX城に入る …君らも来るか? 大魔女フーリャン」
大魔女「気安く呼ぶな!!!!!!!! このZ顎!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒャダオ「くッ!!!!! 俺のコンプレックスをッ!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーーーン!!!!!
亀「付いてっていいなら行こうぜ さっきの話も聞きてぇ」
サナバー「そうじゃな」
ヒャダオ「よ…よし ならついて来い…」

21 :
MAX城内
ドンッ!!!!!! ドンッドンッドンッドンッドンドンドンドンドンドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
太鼓隊「リーダーヒャダオの〜〜〜〜〜〜〜〜ご帰〜〜〜〜〜〜〜〜〜城ぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
見張り隊達『ッッつかれッッさアァーーーーーーーーーーーーーーーッス!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ズラズラズッラアァーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヒャダオ「ご苦労」
サナバー「か…彼らは? 仲間か?」
ヒャダオ「いや パートさんだ
城の雰囲気作りのパートさん達だ」
ズコー!!!!!!!!!
ボケ妹「パートかよ!!!!!!!!!!! 必要性あるのかよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒャダオ「あるだろ 城だぞ城!
俺は形から入るタイプでな」
ボケ妹「必要性のないものに必要性のないものを重ねる意味あるのかよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒャダオ「俺は凝り性でな
さぁ 軍議の間へ行く 一番最上階だ」
――― 最上階 ―――
ヒャダオ「君らはこの大部屋に先に入っててくれ 俺の仲間達が大勢いる」
サナバー「ヒャダオ殿は?」
ヒャダオ「俺はまた後ほど ……ふふふ」
キラーン
ねこ「にゃ?」

22 :
MAX城内
ドンッ!!!!!! ドンッドンッドンッドンッドンドンドンドンドンドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
太鼓隊「リーダーヒャダオの〜〜〜〜〜〜〜〜ご帰〜〜〜〜〜〜〜〜〜城ぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
見張り隊達『ッッつかれッッさアァーーーーーーーーーーーーーーーッス!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ズラズラズッラアァーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヒャダオ「ご苦労」
サナバー「か…彼らは? 仲間か?」
ヒャダオ「いや パートさんだ
城の雰囲気作りのパートさん達だ」
ズコー!!!!!!!!!
ボケ妹「パートかよ!!!!!!!!!!! 必要性あるのかよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒャダオ「あるだろ 城だぞ城!
俺は形から入るタイプでな」
ボケ妹「必要性のないものに必要性のないものを重ねる意味あるのかよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒャダオ「俺は凝り性でな
さぁ 軍議の間へ行く 一番最上階だ」
――― 最上階 ―――
ヒャダオ「君らはこの大部屋に先に入っててくれ 俺の仲間達が大勢いる」
サナバー「ヒャダオ殿は?」
ヒャダオ「俺はまた後ほど ……ふふふ」
キラーン
ねこ「にゃ?」

23 :
――― 軍議の広間
ワイワイ
サナバー「人がいっぱいおるのう ここにいるのは主要メンバーなのかのう」
亀「魔力ビンビンだぜ… 間違いなく全員魔法使いだな」
大魔女「ちぃっ…ザコが寄り集まりやがって…… イライラするわ…」
??「YO お前達新入りか?」
ねこ「にゃ?」
ダム里「俺はダム里ってんだ!! 知らない事があるならなんでも聞きな!!!!!!」
ボケ妹「…ん? ……お前…魔法使い…か?」
ダム里「当たり前DARO!!!!!!!!!!!! 同じ魔法使いなら魔力を感じるだろ!!!!!!!!!!!?」
亀「いや………うーーむ……」
大魔女「あまりのカス魔力さに全く気づかなかったわ」
ガーン!!!!!!!!!!!!!!!!
ダム里「カスMARYOKU!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
サナバー「もしかしてわざと魔力を抑えているのか?」
ダム里「んなわけねーDARO!!!!!!!!!!!
魔力全開DAZE!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴァッッ!!!!!!!!
大魔女「!? ほのかに腐りかけたバナナのような匂いが……… これがあんたの魔力だというの?
……やだ くさい すかさないでよ」
ダム里「俺の魔力はすかしっ屁かYO!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーン!!!!!!!!!!
亀「僕よりカスな魔力のやつは初めてだぜ」
ねこ「いるんだねぇ(エンデリルさん以下が)」

24 :
ダム里「お前ら俺をバカにしてんじゃNEーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なら俺の魔法を見せてやるZE!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
俺が扱う魔法は唯一にして無二!!!!!!! その名も転換魔法YO!!!!!!!!!!!!!!」
サナバー「転換魔法? 聞いたことないな」
ダム里「俺の転換魔法はその名の通りあらゆるものを転換させるZE
例えばこれをMIRO」
マリモス「Oh〜〜〜? ………砂糖かい?」
ダム里「その通り 見てな
ホ ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア 〜 〜 〜 〜 〜 ! ! ! ! ! ! ! ! ! !」
ブウゥーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ダム里「ハァッ……ハァッ………!!!!!!!
見なッ…!!!!!!!!!!!!!」
サナバー「むっ…!!!? まさか……砂糖が塩になったのか?!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダム里「いや………
砂糖が……グラニュー糖になったZE…」
大魔女「ぽぼぶハァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボケ妹「地味ッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
大魔女「あまりの微妙さにビックリしただろうがアァーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バキィッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ダム里「ボブばりッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

25 :
ダム里「待てYO!!!!!! 今のは軽いジョークDAZE!!!!!!!!!!
俺の転換魔法のSHINZUIはこんなもんじゃねぇ!!!!!!!!!!!!!
こいつをMIRO!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッ
うさぎ「にわとりさんのたまごピョイイィーーーーーーー!」
ダム里「ハアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴッッ!!!!!!!!!!!!!! ズオィオオオッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
サナバー「うおッ!!!!!」
ダム里「ヒューーーー…ヒュ〜〜〜…ゼッ…ハァッ……!!!!!
この卵の中の白身と黄身の位置が入れ代わった…!!!! 今割って見せてやるZE…!!!!!!!!!」
コンコン くぱぁ
ポトッ… で〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!
大魔女「……」
サナバー「………普通の卵の形じゃな…」
ダム里「ぐっ!!!! 割り入れた時に位置が戻ったかッッ…!!!!!!!!!」
ガクゥッ…
みんな『……………』
しら〜〜っ
ダム里「MA…MATE!!!!! 今この冷水を熱湯に転換してMISERU!!!!!!!!!!!
30分ほど待ってくれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボケ妹「コンロ使った方がはえーよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
大魔女「もういいわ カス魔法使いと話してたら頭痛くなるわ」
ダム里「ま…待てYO〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!」

26 :
ダム里「カスMAHOUカスMAHOUってさっきから…!!!!!
偉そうなお前は魔法使いっぽいけど魔力全然感じねーZO!!!!!!!!!
俺IKAじゃねーKA!!!!!!!!!!!!! KASUはてめーだ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ワラース「アヒャヒャヒャ!!!!!! 滑稽な野郎だな…」
亀「お前こいつしらねーのか?」
ダム里「知るワケねーDARO!!!!!!!!!!!!!
世の中自分以外は他人NAMだYO!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
誰もが知ってるもんだと思い上がるのも甚だSIIZE!!!!!!!!!!!!!!
あ!!!? なんなんだ!!!!? じゃあなんなんだお前!!!!!!!?
ローカルSTARか!!!!!!? うわははははッ!!!!!!!!!!!!!!!!!
大魔女「はいはい もういいからどっか行きなさいよ 目障りね」
ポンッ!!!!!!
サナバー「!? なんじゃ!? 鼓!?」
ダム里「リーダーヒャダオの登場DAZE!!!! お前らかしこまれ!!!!!!!!」
ササッ
サササササッ
《正座になり畏まるネアメルートの奴ら》
ボケ妹「な…なんだぁ?!!!!」
ポンッ ポンッ ポンッポンッポンッポンッ ポンポンポンポンポンポンポンポン!!!!!!! ポポンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
カカカンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
シャッ
右大臣「ヒャダ殿の…おなああああああああああああああああああああああああるるぃいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジャジャアアアアアアアアアアアアアアァァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヒャダオ「苦るしゅうない ちこうよれ」
ヨォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボケ妹(殿様の格好をしているーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ブブシーッ!!!!!!!!!!!!!!!

27 :
亀「超なりきってる!!!!!!!!!! あいつ殿様に超なりきってるぜええええええええええええええええええええええええええええッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どーん!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボケ妹「凝りすぎだろ!!!!!!!!!!!!!」
大魔女「こいつばかね」
サナバー「…………初登場した時はもっと真面目な人だと思ったのだが…」
てて〜〜〜〜ん
ヒャダオ「苦るしゅうない ちこうよれ」
右大臣「はっ!!!!!!」
左大臣「御意!!!!!!!!!!!!」
ギュ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!
ヒャダオ「いや近い近い!!!!!!! 密着しとる密着しとる!!!!!!!!!!
苦るしゅう!!!!!!!!!!! 離れよれ!!!!!!!!!!!!! 離れよれェッ!!!!!!!!!!!!」
どど〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!
ヒャダオ「はぁ…はぁ…… ………みなのしゅう ごきげんよう」
ネアメルートの奴ら『はは〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ぺけ〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!
亀「ノッてるぜ こいつらめっちゃノッてるぜ」
大魔女「こいつら全員バカだわ…………」
ヒャダオ「はっはっはっ 苦るしゅうない 頭をあげい」

し〜〜〜〜ん…

ヒャダオの仲間「……もういいか?」
ヒャダオ「……あぁ もう堪能した
ここからは普通に報告を聞こう」

ねこ「………今のくだり必要あったのかな…」
ボケ妹「100%ないだろ…」

28 :
ヒャダオ「まずは皆 ご苦労
諸君らと俺達の心血の篭った策のおかげで多くの同志が助かったわけだが
それぞれの戦績を聞きたい まずは巨支部
作戦隊長のムクロ」
ムクロ「あぁ 巨支部を全壊…とまではいかなかったが 殆どの機能を停止させた」
ヒャダオ「よくやった! 次は顔がデカイからや支部!
スプリーダ!!!!!!!!」
スプリーダ「同じく建物は半壊程度に留まったが 待機していた兵どもは散らした」
ヒャダオ「うむ!! ではビッグお兄ちゃん支部のヤスダ」
ヤスダ「まぁ他と変わらず半壊ってところだな」
ヒャダオ「なんだと!!!!!!!!!!!!! なんて体たらくだッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
このたわけがッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
大魔女「何故ヤスダにだけ厳しい」
ヒャダオ「………まぁ…いい…
今回の3ヶ所同時攻めの真の目的は『レレイロウ交流館に向かった援軍を引き戻す』だったわけだし それも上手く行った
上出来だろう …ヤスダ以外はな…」
ギロッ…
ヒャダオ「作戦も成功したくさんの同志が自由を取り戻した
そこにいる“大魔女フーリャン”も同じだ」
ざわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネアメルートの奴「大魔女フーリャン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ざわざわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
大魔女「あ? 気安く名前呼ぶんじゃねーわよ」
ドーン!!!!!!!!!!!!!
ネアメルートのやつ「だ…大魔女フーリャン!!!!! 生大魔女!!!!!!!!?」
ダム里「マジでかァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンデンドンデン!!!!!!!!!!!!!!!!!

29 :
ダム里「えぇーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!! えぇーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こ…こいつ大魔女フーリャンなのおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
マジかああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ざわざわ ざわざわ
ネアメルートのやつ「大魔女フーリャン……来ていたのか…」
ネアメルートのやつ「すげぇ………踏まれてぇ〜〜…」
ヒャダオ「ははは さすがの大魔女フーリャン すごい人気だ
さぁどうぞ前へ」
大魔女「………」
ザッザッザッザ
大魔女「どるるェいッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バキィッ!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヒャダオ「ほんブバリッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドシャアァーッ!!!!!!
ネアメルートのやつら『えーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』
大魔女「なによあんたその『俺達が助けてやった』みたいな言い方は!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
誰にモノ言ってるわけ!!!!!!!? 何様よ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あの状況あんたらが来なくても乗り切れたわよこのクソボケがああああああああああああああああああッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゲシゲシッ!!!!!!!!!
ヒャダオ「ぐ…ぐああああああああああああああああああああッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
く…苦るしゅう!!!!!!!!! 苦るしゅうーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
余は殿ぞーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
大魔女「うるせー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バキバキバキバキ!!!!!!!!!!!!!!!
ボケ「おいやめろ!!!」
ネアメルートのやつ「す…すげ………ありゃ本物だ………」
ネアメルートのやつ「ヒャダオリーダーいいなぁ…」
ダム里「……ッ!」

30 :
大魔女「…つーわけで あんたがここのリーダーだかリータだかしらないけど
偉そうに話すときには相手を考えなさい? ん?
格上相手に偉ぶってると酷く滑稽に映るわよ? ん?」
しゅん…
ヒャダオ「はい… すまっせん…」
大魔女「で? あんたは人に土下座でひかえさせといて自分はそれもしないの? この私に対して?
誠意を感じないわね ん?」
ヒャダオ「は…はは〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!」
イヨォ〜〜〜〜!!!!!
大魔女「つーかあんた見てると心が苦るしゅうのよ 最後列にでも行って縮こまってろ」
ヒャダオ「は…はっ!!!!!!!」
ササーッ
ムクロ「………立場が逆転しとる…」
大魔女「で… えーと あんたらなんか私らに説明することがあったんじゃないの?」
サナバー「あ…あぁ 何故あんなベストなタイミングで現れたのか…… そのトリックを聞きたかったんじゃ」
亀「確か僕も関係があるんだっけ? 気になるぜ!!!!!!!!!!!!」
最後列のヒャダオ「それについてはこの者が説明する!!!!!!!!!!!
エロリーナ!!!!!!! 前へ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エロリーナ「はい」
スッ

31 :
エロリーナ「私はこのネアメルートの一人 エロリーナと申します」
ドキッ!!!!!!!!!!
亀「エロリーナ!!!!!!!!!? な…なんてエロい名前なんだ…!」
ゴ…ゴクリ…
エロリーナ「まず私は吟遊詩人魔法使いだと説明しておきましょ」
亀「ぼ…僕と同じ吟遊詩人魔法の使い手!!!!!!!!!!!!!!!!?
エロリーナで吟遊詩人…… な……なんてエロいんだッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボケ妹「なんでだよ どんな妄想してんだ」
最後列のヒャダオ「エロリーナはこのネアメルート唯一の吟遊詩人魔法だ」
サナバー「むぅ……吟遊詩人魔法なんてレアな使い手はエンデリル君だけと思っていたが まだいたのか」
エロリーナ「私が知っている限りでは吟遊詩人魔法の使い手は私とエンデリルさんを含めて世界に10人もいません…
その中で現役で使っているのは私とエンデリルさんくらいでしょう」
亀「な…なんだと… じゃあ僕は選ばれし人間だというのか…!!!!!
く……ふるえるぜ……」
大魔女「こんな雑魚しか使い手がいないなんて 吟遊詩人魔法の衰退も近いわね」
っていうかもう衰退してるか
エロリーナ「……そのことは置いといて… 私は数少ない吟遊詩人魔法使いの中でも更に稀有な力を持っています」
亀「な…なんだと!!!!? なんだそれは!!!!!!!!!!!?」
エロリーナ「私は他の吟遊詩人魔法使いの“声”を世界のどこにいても聞くことが出来るのです」
亀「な…なんだってー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガーン!!!!!!!!

32 :
亀「くッ!!!!!!? 世界のどこにいても僕の声を聞ける!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
じゃ…じゃあ僕のあんなことやこんなことやそんなことを聞いていたというのかーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
秘密の仕事のことや漫画のネタ考えてる時の独り言も!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
ならば僕がしてる時にいつも言っている“あのセリフ”も知っていると言う事かーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ちくしょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
た…頼む!!!!!! そ…そのことは!!!!!!!!! そのことだけは!!!!!!!!!!!!!!!
いくらだ!!!!!!!? いくら積めば黙っていてくれる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
ちょっと裏でじっくり話し合おうじゃあないかッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
マリモス「落ち着くんだ亀くん!!!!!!」
大魔女「ちょっとあんたのの時のセリフ超気になるんだけど 興味津々なんだけど」
エロリーナ「そんなことまで聞いていませんよ あなたに興味はございません」
亀「そ…そうか…良かった…」
ふぃい〜〜〜
ボケ妹「でも今なんかすごい酷いこと言われたぞ」
気にしてないならいいけど
エロリーナ「それに私は吟遊詩人魔法使いのすべての声を聞いてるわけではございません
私が聞けるのは 吟遊詩人魔法使いの“ある魔法”の声のみ…」
亀「え…………なんなんだそれは?」
エロリーナ「任意の相手の脳に直接声を届ける“メッセージボイス”…
それを私は世界のどこにいても聞くことが出来るのですよ」
バンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
亀「マジでか!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ばーん!!!!!!!!!

33 :
エロリーナ「“スカイヒアリング”という特殊な技です
メッセージボイスの声は私の耳にも届くのですよ 意識していなくても」
亀「そ…それで僕のどのメッセージを聞いたと言うんだッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エロリーナ「あなたが仲間の方々に伝えた フーリャンさんが魔反会に連れていかれたというメッセージです」
サナバー「…!!? ッ!!!!!
まさか…そのメッセージから…これまでの流れを予測したというのか!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
最後列からヒャダオ「その通り!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ばんッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボケ妹「しかしどうやってレレイロウを予測したんだ? エンデリルのメッセージボイスの段階では分かってなかったのに」
最後列からヒャダオ「我がネアメルートはいくつかの魔反会施設に常時見張りを付けている!!!!!!!!!
エンデリルさんのメッセージボイス後 レレイロウに魔反会本部の女が魔法使いを連れてきたという情報が入って来たからそこしかないと断定したんだ!!!!!!!!!!」
ボケ妹「………で おたくらは私様達の行動まで予測したと」
最後列からヒャダオ「そう!!!!!! 大魔女フーリャンと共に死線をくぐり抜けて来た君達なら必ず自力でレレイロウを特定し 大魔女フーリャンを助けに行くと踏んだのだ!!!!!!!!!!!!!!
そして君らなら他の同志達も助けると!!!!!! レレイロウで大暴れしてくれると!!!!!!!!!!!!!
そう予測し!!!! それをサポートするために我々は動いたのだッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バァーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
大魔女「は? そこの後ろのヤツ何言ってるか全然聞こえないんだけど」
最後列からヒャダオ「くぉらヤスダァッ!!!!!! てめーだ!!!!!!!!!!
ぼそぼそしゃべってんじゃねぇぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
かぁーっ!!!!!!!!!
ヤスダ「え!!!!!!!? 俺!!!!!!!!!!!!!!!?」
ガーン!!!!!!!

34 :
大魔女「いやあんたよバカ殿野郎」
ヒャダオ「や…やめてくれっ!!!!!!!! これ以上仲間の前で恥をかかせないでくれッ!!!!!!!!!!!!!!」
大魔女「いや既に恥かいてるでしょ その姿を見て嘲笑っていないやつがいないとでも?」
最後列からヒャダオ「ぐぅうぉっ!!!!! おうっ!! おうっ!! おうっ!! おうぅっ!!!」
ひっくひっく
大魔女「もぉ〜〜 泣くんじゃないわよぉ〜〜 勘弁してくださいよリーダーさん〜〜 勘弁してくださいよ〜〜〜」
サナバー「陰湿か」
ムクロ「おいヒャダオ… そんなことより彼女らにアレ……頼まなくていいのか?」
最後列からヒャダオ「な……仲間ににゃって下しゃあああああぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ぃいいぶぶぶぅっ」
ぺごっぽォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ムクロ「泣きながら言うなーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブブーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
大魔女「ん? だから何を言ってるの? ん? わかんないわよ?
ナカ………マ…? ナカマっていった?」
最後列からヒャダオ「は…はぅい…」
大魔女「…………」
じー…
最後列からヒャダオ「………………ッッ」
ドキドキドキドキ
大魔女「……………………」
じぃ〜〜〜〜…
最後列からヒャダオ「ッ……………」
バクバクバクバク
大魔女「……………」
じじ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ヒャダオ「……………!!!!! ッ」
ドックン ドックン ドックン ドックン ドックン
フイっ
大魔女「目を反らすなァッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カーッ!!!!!!!!!
最後列からヒャダオ「おヒヒーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビクー!!!!!!!!!!!!!
大魔女「そんな態度でこの私に仲間入りを迫るなんていい度胸ね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 図に乗るんじゃないわよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
死なすぞコノヤロー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴアァッ!!!!!
ヒャダオ「ヒィイイイイーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

35 :
オドオド
ヒャダオ「わ…我がネアメルートとしては魔法使いとして大きな力を持ってる君を同志に加え本格的に魔反会との抗争に入りたいのだ
これ以上やつらを野放しにするわけにはいかん…
このまま奴らの暴力を許せば世界の魔法使いがいずれ消えてしまう!!!!!!
だからこそ!!!!!! 奴らを止めるために協力してくれないだろうかッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
頼む!!!!!! この通りだァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぺこぉ〜〜〜〜〜ッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヒャダオ(どうだッ この誠意に満ち溢れた態度はッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
エロリーナ「帰りましたよ」
ヒャダオ「ズコォーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンガラガッチャアァ〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!
―――…
マリモス「Oh〜〜…いいのかい? 帰っても…
私は魔法使いではないが 魔反会という悪に立ち向かう彼らに協力したい気持ちもありますぞ」
大魔女「だったらあんた一人残りなさいよ こっちとしては万々歳だわよ」
マリモス「Nn〜〜 しかし君を置いていくわけにはいかないよ〜〜〜ぅ」
大魔女「いやもう置き逃げしてもらって構わないわよ あんたになら捨て置かれてもいい」
サナバー「わしも本心では協力したいが… マリモスと同じ気持ちじゃ
今の状態のお前を残すわけにはいかん」
大魔女「ふ 過保護ね」
ねこ「もうフーリャンちゃんを一人になんてしないよぅ!!!!!!!!!!!
そんなことしたらまた山彦さんに怒られちゃう!!!!!!!!!!!!!!!!!」
大魔女「あぁ… あんたら山彦さんに会ったのね」
ボケ妹「会ったというか…話をな
アレは一体なんなんだよ」
大魔女「だから山彦さんだってのよ
他に何があるの!!!」
ねこ「いや………うーん……… まぁいいか…」

36 :
大魔女「正直ね
私としては手を貸してやりたい気持ちもあるのよね
あのリーダーとかいうやつはアホでムカつくけど」
ねこ「じゃあ…なんで?」
大魔女「今の私に魔力はない
お荷物になるのは真っ平ごめんなのよ!!!!」
ワラース「ヒヒヒ…お荷物でいいんじゃねぇの…?
あいつらはお前のネームバリューを求めてんだ…
お前を据えれば魔反会は確実にビビるだろうからな……」
大魔女「それは分かるわよ
だから嫌なの!!!!!!!!!!! お飾りなんてお断り!!!!!!!!!!!!
魔反会と戦うならァ…… この手で魔反会の奴らブッアレしたい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
切り刻みてぇえ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!! 爆発四散させてぇえ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
メコレかましてえわよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ねこ!!!!!!!!!!!!!!!!! 口開けて!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ねこ「あん」
くぱぁ
大魔女「うおーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
瓦喰ってろーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガシャガシャガシャガシャアァァーーーー!!!!!!!!!!!!!
ねこ「ぽぽがぽォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガシャガシャガシャ
ボケ妹「やめろーーーー!!!!!!!!!!!!! ねこちゃんも口開けんなよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
亀「禁断症状じゃなぁ…」

37 :
ワロタw

38 :
大魔女「まずこの封印されたっていう魔力をなんとかしなきゃいけないわ
どこか封印をとく薬が落ちてないか探す旅に出るとしましょう」
サナバー「そんなもんあるか!!!!!!!!!!!
濃度の高い魔力を浴びて回復した魔魂の時とは訳が違うぞい!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
大魔女「じゃあザパネット高菜にでも電話してみればいいわけ!!!!!!!!!? あ!!!!!!!!!!!!!!?」
サナバー「通販にあるか!!!!!!!!!!!!!」
大魔女「じゃあどうすりゃいいの………
このまま私は魔力がないまま生きるの…?
これじゃ大魔女じゃなくて大無女よ!!!!!!!!!!!!!!!!
こんな私 たんぽぽのないさしみよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
うあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!」
亀「必要性感じねぇ!!!!!!!!!!!!!!!」
ボケ妹「ちょっといいかい」
大魔女「なによ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! あんたはその勾玉らしきものの必要性を感じないわよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボケ妹「い…いや私様は関係ねーだろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
話を聞け!!!!!!!! 私様……お前を助ける方法を知ってるかもしれねー!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
大魔女「いい加減にしなさいよ
冗談は性別だけにして」
ボケ妹「性別!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

39 :
http://download2.getuploader.com/g/6%7Csousaku/546/120318_232307.jpg

40 :
ボケ妹「冗談も何もあるかーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!
私様は生まれも育ちも♀出身だバカヤロー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!
大魔女「あぁそう」
ボケ妹「くそッ!!!!! 毎度毎度傷つくんだよその手のいじり!!!!!!!!!
私様ってそんな女っ気ない!!!!!? 筋肉っつったってマリモスさんみたいにゴツゴツ気持ち悪くあるわけじゃねーだろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
マリモス「Oh? 日持ち悪い?
HAHAHA 私の筋肉は年中磨きがかかってますぞ」
大魔女「そういう口調とパワーが女離れしてるからでしょ
一目瞭然なこと言わせんじゃぬーわよバカ」
ボケ妹「ち…ちくしょうっ!!!!!!!!!!!
もういいっ!!!!! 知りたくないならいいよっ!!!!!!!!!!!!
お前は大無女フーリャンとして一般ピーポーに混じって生きりゃいいんだっ!!!!!!!!!!!!!!!!!
ふんっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
大魔女「チロリーン
…………………………分かったわよ その方法ってのを教えてよ
お願い 頼むわ」
ボケ妹「………っ!!!」
ねこ「わ…フーリャンちゃんがお願いをした…!!!!!!」
ボケ妹「わ…分かった… そういうなら… お…教えてやるよ…」
大魔女「えぇよろしく」
ヴィギヴィギヴィギギギ…
ねこ「フ…フーリャンちゃん顔が引き攣ってるよぅ!!!!!!!!!!!!!!」
サナバー「お互い素直じゃないのぉ…」

41 :
http://u6.getuploader.com/sousaku/download/548/120319_013641.jpg

42 :
エロリーナかわゆす

43 :
―――
大魔女「ゲーム脳地方のRPG村?
聞いたことないわね」
ボケ妹「小さな小さな地方だからな 知らないのは無理ないさ
実はそこは私様の出身なんだけどね」
亀「ほう」
ボケ妹「そこに住んでる私様の両親ならお前の封印された魔力を元に戻せるかもしれない」
大魔女「マジで!!!!!!!!!!?」
ボケ妹「私様の家は代々退魔の技を継いでいく家系らしいんだ 別に魔法使いと大昔に因縁があったとかじゃないんだけどね
まぁ形式的にってやつだ」
ねこ「じゃあチロリーンちゃんの退魔も家で…?」
ボケ妹「ああ」
ねこ「でも無意味ちん…………ペロスケ君は退魔の技使った事ないよねフーリャンちゃん」
大魔女「ペロスケ? 誰???」
ボケ妹「………お兄ちゃんは不真面目だったから……
…………でだ 私様は両親から退魔を習った
私様の両親は今はサラリーマンのおっさんとパートのおばさんだが 昔は勇者として名を馳せたものさ」
サナバー「なるほど そして退魔の技のエキスパートでもあるのか」
ボケ妹「そう 両親ならフーリャンの封印を解く方法を知ってるかもしれない
知らなくとも家には退魔の資料がたくさんあるからその中から解決のヒントが見つかったりするかもしれないよ」
サナバー「ふむ…アテもなく放浪するより チロリーンちゃんの両親に頼る道が一番正しかろうな」
大魔女「頼る…………チロリーンの親に………」
ボケ妹「不服そうだね」
大魔女「そん……ッなことッ…ないわよ………ッ」
ギギギギギギギギギギ… ビキッ… ブチブチッ… ドピュッ… ピュルッ… ビキビキビキ…ッ
ボケ妹「不服そうだねぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

44 :
大魔女「不服なんて事はないわよ
ありがとう じゃあそれお願い」
ボケ妹「あぁ」
スッ
大魔女「本当にありがとう マジありがとう
あんたには感謝しなきゃね とりあえず握手でもしましょうか」
ボケ妹「握手……」
ザァッ!!!!!!!!!
大魔女「さぁ握手しましょうか」
バッッ!!!!!!!!!!!!!!
ボケ妹「ッッ!!!!!!!!!!!」
ザッ!!!!!!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
亀「それ握手じゃなくて組み合う体勢じゃねぇか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
闘る気満々だーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブー!!!!!!!!!!!!!!!
ヒュオオオオオオオオ
大魔女「……」
じり…
ボケ妹「………」
じりじり…
大魔女「………」
ス〜〜〜〜〜…
ボケ妹「……!!!!」
ガシィッ!!!!!!!!!!
《組み合った》
ギリギリギリギリギリ!!!!!!!
大魔女「うおぉ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ありがとうおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギリリリリリリリリリリッ
ボケ妹「どういたしましてええええーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
大魔女「ありがとうアッパー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブォン!!!!!!!!
ボケ妹「どういたしまして張り手ええええーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドパアァー!!!!!!!!!!!!!!!!!
2人『うごるぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ねこ「何故か喧嘩しだしたーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブー!!!!!!!!!!!
サナバー「本っ当に素直じゃないな」

45 :
なにしてんw

46 :
大魔女「それならそこに向かって出発よ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
フワラル レーロー メコレ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボケ妹「今お前魔力ねーだろ」
大魔女「わ…分かっとるわッ!!!!!!!!!!!!!!!!////」
カァッ!!!!!!!!
ボケ妹「嘘をつけ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
大魔女「もぉメンドっくさ〜〜〜〜〜 ゲーム脳地方ってどこよ」
ボケ妹「ここから5つの地方を越えた所だ」
大魔女「もういい 諦めて帰る」
ボケ妹「メンドくさがるなーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドォーン!!!!!!!!!!!
大魔女「フワラルで行かないならどうやって行くの!!!!!!!? 歩いて!!!!!!!!!!?
嫌だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 絶対嫌だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ワッ!!!!!!!!!!!!!!!!
亀「だからって諦めるのかよ」
大魔女「面倒なことはやらない主義なのよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
徒歩で行くなんて絶対嫌だからね!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボケ妹「くっ…わがままお嬢様かテメー…」
マリモス「あーもいご… ならばどうします」
うさぎ「ネコチャンの忍術でぶわぁ〜〜〜〜〜〜って行けばいいピョ〜〜〜!!!!!」
ねこ「無理だよぅ〜〜〜!!! 気色舞空で5つの地方越えなんて今のにゃんじゃ無理!!!!!!!!」
ワラース「ちっ……俺も歩くのは嫌だからな… もへへwww」
サナバー「………よし分かった ならば電車で行こう」
ポンッ!!!!!!!
大魔女「電車?」

47 :
大魔女「でんしゃって何?」
亀「ばッか デンシャっつったら電化三味線って事だろ エレキシャミっていう最近流行りの楽器だ」
サナバー「違う」
ぬこ「電波系借金取りかな……怖いねぇ」
サナバー「た…確かに怖いが違うぞ」
うさぎ「チィ知ってる!!!!!!! 食べたことあるピョン!!!!!!!!!!」
サナバー「多分違うものだと思うぞい…」
マリモス「Oh 私は知ってるよ〜〜〜ぅ
人を大勢乗せて走る鉄の棒のようなものですな」
ボケ妹「あぁ 噂にゃ聞いたことあるね」
大魔女「はぁそんなのがあんの」
サナバー「世界にわずかしか通ってない交通機関じゃ
ここから近いちり紙シティに大きなターミナルがある そこから電車に乗るんじゃ」
マリモス「ゲーム脳地方に電車が通ってるのか〜〜〜い?」
サナバー「いや ゲーム脳地方に直接通じてる電車はないがゲーム脳地方の手前の爆弾地方に行ける電車がある
そこまで行けばゲーム脳地方はすぐじゃ」
大魔女「そんな便利なのがあるなら言いなさいよ!!!
それで行きましょ!!!!!! 決まり!!!!!!!!!!!!!!」
亀「電車か〜〜〜〜 すっげ〜〜〜〜〜〜
乗った事ねー 楽しみだな〜〜〜〜〜」
うさぎ「チィもーー!!!!!! わくわくーーーー!!!!!!!!」
マリモス「HAHAHA… 私もだよ 童心に帰るような心持ちだね〜〜〜ぇ」
ワラース「ふひひ…田舎もんどもだな…」
サナバー「よーし!!!! ならばちり紙シティに出発じゃあぁッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バンッ!!!!!!!!!!

48 :
この世界では電車はレアなのかw

49 :
MAX城外 ―――
ライバー「マリQ!!!!!! 遊ぼうよ!!!!!!!!!!!」
マリモス「っ! きゅ…きゅ〜〜 すまないっきゅー マリQはこれから旅に出るんだっきゅー」
ライバー「そんな!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガーン!!!!!!
大魔女「なにこれ…」
マリQ「悲しいけどお別れきゅー また会おうきゅー」
ライバー「うん……分かった… ぼく………マリQの事絶対に忘れないよ!!!!!!!!!!!!!!!
うええあっうぇおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
アオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!
マリQ「ライバーきゅー かなしくない わらうきゅー」
ライバー「うん…分かった……分かったよマリQ…!!!!!!!!!!
マリQとまた会う日まで…僕戦うから!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
マリモス「た…戦う?」
ライバー「うん!! 僕ここの人達の仲間になったんだ!!!!
監護にいた他の人達も!!!!!!!!!!!!
僕もここで悪い魔反会を倒すんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
サナバー「な…なんと」
マリモス「きゅ〜〜〜 でもライバーは子供きゅー 危ないきゅー」
ライバー「子供じゃないやいっ!!!!!!!!!!!
魔法使いは生まれた時から戦士なんだ!!!!!!!!!!!!!!
大丈夫だよ!!!!!!」
マリモス「……分かったきゅー それは失礼したきゅー
武運を祈り 先の幸福を願うきゅー」
ライバー「難しい言葉言うねマリQ」

50 :
ライバー「ばいば〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜い」
ライバーパパ「本当にありがとうございました」
魔法使いA「俺らもここにいるからなー!!!!!!!!!!!!!」
ねこ「ばいばーい!!!! にゃひひっ」
亀「時が来たらまた来るぜ!!!!!! 待ってろよ!! この僕を!!!!!!!!」
―――
ムクロ「………行っちまったな
…残念だったな仲間に出来なくて」
ヒャダオ「あぁ
だが聞き耳を立てた所だと いずれ協力してくれるみたいではないか
それを待とう」
ムクロ「……超神会をブッ潰し半永眠病の大元を断った大魔女フーリャンとその仲間達が協力してくれたら…
強大な魔反会とも並び立てるぞ 俺達の反撃もそこからだ」
ヒャダオ「あぁそうだな 大魔女フーリャンが……仲間に……
なか…なかなかなかなかなかなかなかなかなかなかままままままままままままままま…ッ」
ガタガタガタ
ムクロ「……完全に苦手意識植え付けられてるな」
ヒャダオ「そ…そんなことはない…」
ムクロ「…しかし 俺は少し残念だな 大魔女フーリャンをアイツを引き合わせたかった」
ヒャダオ「“アイツ”か
確かに どちらも魔法使いの頂点に立つ者同士 その対談も見てみたかった」
ムクロ「だろう?」
ヒャダオ「………案外気が合うかもしれないな
大魔女フーリャンと………………………“コンジキ”…」
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…
―――…

51 :
ボケ妹「さてと ちり紙シティに向かうとするか」
うさぎ「チィ〜〜〜 電車にはやく乗りたいピョ〜〜〜〜〜ン!!!!!
ガッタンゴットンガッタンゴットン〜〜〜〜」
亀「ガッタンゴットンガッタンゴットン〜〜〜」
シュッシュー
ワラース「ガキか おぴおぴwwwwww」
マリモス「いやしかし電車……… 話だけにしか聞いたことない未知… ワクワクするのも仕方ないよ〜〜う
電車から眺める風景は絶品と聞く 私はそれが楽しみだね〜〜〜〜え」
プミンプミン
サナバー「ところでマリモス お前はいつまでその格好でおるつもりじゃ」
マリモス「Oh! そうかもうこの格好でいなくてもいいんだったね〜〜え
じゃあ着替えてくるよ」
うさぎ「ピョ? マリQどこ行くっピョイィ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!」
ねこ(うさぎ………まだ分かってなかったの………)
マリモス「すぐに帰ってくるよ」
うさぎ「絶対ピョイィ!!!!!! やくそくピョン!!!!!!!!!!!!!!」
―――
マリモス「ただいま」
テーレッテレー
うさぎ「―――」
むし〜〜ん
ねこ(戻った!!!!! これがあるべき姿ッ!!!!!!!!!!)
http://loda.jp/mitemite/?id=2828

52 :
2分後
大魔女「つかれたーーーーーっ!!!!!!!!!
もう歩きたくないってのよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボケ妹「はえーよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズドドーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ストンッ!!!!!
大魔女「もう歩きたくない!!!!!!
メンドイ!!!!!!!!!!!!!!!!」
サナバー「そう言うな ちり紙シティはそう遠くないぞい」
大魔女「それでも嫌!!!!!!!! フワラルで数分の所を何時間も歩いてまで行きたくないわ!!!!!!!!!
なんでそんな無駄で生産性のないことしなきゃいけないの!!!!!!!!!!
私は無駄な事はしたくないの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボケ妹「無駄じゃねーだろ!!!!!!!! これもお前の魔力を治すためだろ!!!!!!!!!!!!!?
そのためなら少しの苦労くらい買えるだろ!!!!!!!!!!!!!」
大魔女「いやだ 私は苦労しないで魔力を戻したい」
ボケ妹「こいつ………」
ビキビキ……
大魔女「誰かフワラルしなさいよ!!!!!! クソジジイ!! フワラル教えてやるからちょっと来なさい!!!!!!!!!!!!!!!!」
サナバー「そんなことしてたら余計時間が経つわい
そういうなら仕方がない
ウマ ミナ メコラ」
ぼふぼふぼふん〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
魔法馬達『ヒヒーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ぽろぽろ……
サナバー「………さぁこれに乗って行こうじゃないか」
大魔女「なんでないてんの」

53 :
大魔女「ふーん あんたの魔法馬こんなに居たんだ」
サナバー「ま…まぁな… 使うのは…タダではないが…な………」
亀「でもこいつら7匹しかいねぇじゃん」
マリモス「また相乗りが一組いりますな 私の後ろなら空いてるよ〜〜〜〜う?」
ボケ妹「―――!」
ヒソヒソ
ボケ妹「サナバーさん!! チャンスだよ!!! ここでフーリャンを誘って後ろに乗せてやればサナバーさんのポイントが上がるよ!!!!!!」
サナバー「ッ!!! な…なにを言うとるんじゃっ」
ボケ妹「こんなチャンスも活かさなきゃ!!!!! いつまでも見てるだけじゃダメなんだって!!!!!!!」
サナバー「う…………ま…まぁ 誰かと誰かが相乗りせねばならんし…? わしがフーリャンを乗せてやっても別にいいけど……」
ボケ妹「じゃあ誘って来い!!!!!!!!!!!!! 男らしくな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
サナバー「は はい」
―――
サナバー「フーリャン」
大魔女「なあに?」
サナバー「馬は7体しかおらんから誰かと誰かが相乗りせねばならんのじゃが
良かったらお前…… わ………わしと同じ馬に…… の…乗らんか…?」
大魔女「うーん ……いや大丈夫よ 私専用の馬がいるから」
サナバー「せ…専用?」
大魔女「ねこ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
サッ
ねこ「にゃっ」
大魔女「SET!!!!!!!!!!」
スチャッ!!!!!
ねこ「にゃっ!!」
ストン
大魔女「はいや〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ピシィィィィッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ねこ「にゃひひーーーーん!!!!!!!!!」
パカラッ パカラッ パカラッ
ヒュオオオオオオオオオオオオオ…
サナバー「……………」
ボケ妹「……………ねこちゃん………」
ズズーン…

54 :
そして
パカラッ パカラッ パカラッ
ねこ「ひっ…ひいぃっ ひっひいいいいいいいっ!!! んっ!!!!!!!」
大魔女「くぉらねこ だんだん遅くなってるわよ!!!
馬ならしっかりしなさい!!!!!! ハイヤハイヤァッ!!!!!!!!!!!!!!!」
スパアァーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!
ねこ「お…おひいいいいいいいいいっっ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
スタラッ… スタラッ…
大魔女「もう!! 真面目なの!!!!?
……あぁ分かったわ これでしょ? これが欲しいんでしょ?
あんたったら欲しがりやさんだわねぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
つんつん
ねこ「!!」
ババンッ!!!!!!!!!!!!
大魔女「ほらニンジンよ!!!!!!!!! この(アホうさぎから強引に奪い取った)ニンジンをくれてやるわ!!!!!!!!!!!
ありがたくくわえ込みなさい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズボ!!!!!!!!!!
ねこ「ぷぶにゅにゃあっ!!!!!!!!!!」
大魔女「そう!!!! 走れ走れ!!!!!!!!!!!!!!
あ!!!! あそこに泥沼があるわよ!!!!!!!
あそこ走って!!!! ね!! 走って走って!!!!!!!!!!!!!」
ねこ「あ…あいぅ〜〜〜〜〜〜っ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パカラッ パカラッ パカラッ
ボケ妹「………ダメだあの2人… はやく何とかしないと……」

55 :
何をさせとんじゃw

56 :
――― 夜
亀「うは〜〜!!!! テントまであるなんてワラースの頭ん中は便利だな!!!!!!!
しかも8コ!!! 1人1テントかよ!!!!!!!!」
ワラース「ぐふん… こんくらい用意しとくのは常識だろ…」
ガサガサ
ボケ妹「帰ったよ」
うさぎ「ただいまピョー!!!!」
亀「おおうチロリーン!! うさぎ!!!!! 食べ物は見つかったか!!!!!!!!!?」
ボケ妹「あぁ 私様はこのギガ牛だ」
ズシィ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
亀「でか!!!!! 5mくらいあるなその牛!!!!!!!!!!」
大魔女「肉なんてクソジジイの馬がいっぱいいんのに」
サナバー「や…やめろ……」
うさぎ「チィは食べれる葉っぱ集めたピョイィ〜〜〜〜」
亀「そりゃあいいぜ!!!!!!!!! ねこ!!!!! さっそくなんか作ってくれよ!!!!!!!!!!!!!!!」
ねこ「あいあい」
サナバー「どれ わしも魔法でその牛を焼くか」
マリモス「私が切り分けましょう」
―――…
パチパチパチ…
もぐもぐ
亀「うむうむ」
ねこ「ど…どう?」
ボケ妹「おいしい… おいしいよ!!」
ねこ「よ…良かったぁ…」
大魔女「いや……でもこれじゃ塩コショウが足りないわよ!! あとこれ風味付けに酒でも入れるべきだったんじゃないの?
つーかサラダにゆで卵が入ってないとかどういう了見なわけ? ナメてんの? あ?」
ボケ妹「野外だぞ!!!!!!! あるわけねーだろ!!!!!!!!!!!」
大魔女「関係ないわ!! こんなマズイもの食べれない!!!!!!! いらないわ!!!!!!!!!!
このバカ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ねこ「ご…ごめんにゃにゃい…」
しゅーん…
ボケ妹「お前ってやつは………」

57 :
亀「でよぉ〜〜 夢の神と戦ってから僕の顔が更に知られちまってよア〜〜〜〜
もう世界中の出版社から引っ張り凧だったんだよ!!!!!!!
まさに僕の時代が到来だよ!!!!! 時代が僕に追い付いたんだよ!!!!!!
はっはっはいやぁまいったまいった!! この半年ったら休みなしだぜ!!!!!!?」
大魔女「休みなし? それにしちゃ女に鼻伸ばしたりデートしたり自由に色々やってたみたいだけど?」
ドキィッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
亀「な…何故それを!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
…い…いやいやっ…そんなわけねぇだろ!! なに言ってんの!!? 意味分かんな〜〜〜〜〜い」
あたふた
ボケ妹「………」
大魔女「はぁ〜〜あ」
チッチッ 《つまようじ》
もくもくもく…スッ…
ねこ「………」
サナバー「どうしたねこちゃん 箸が止まっとるぞい」
ねこ「………やっぱりうやむやにしてたらダメだよね………
謝らなきゃ…フーリャンちゃんに…」
みんな『!!』
大魔女「謝る?」
ねこ「にゃんがずーーっとフーリャンちゃんをほったらかしにしてたからフーリャンちゃんのピンチを助けられなかったんだもん
フーリャンちゃんが魔反会なんかにさらわれたのは…にゃんのせいだよぅ!!!!!!!
ごめんなさいっ!!!!!!!!!!!!!!!」
ペコォッ ズゴンッ!!!
大魔女「……」
サナバー「それを言うならわしもじゃろう 借金返済なんぞに躍起になりすぎて半年もお前と会わなんだからのう」
ボケ妹「私様もだよ もっとお前の所に遊びに行きゃ良かった」
亀「お前がこの僕をそんなに必要としてると思わなかった 悪い」
マリモス「レディを一人にしておくなど騎士にあるまじき行為!!!!!! すまなぁ〜〜い」
うさぎ「ごめんなぴょいぃぃぃぃっ!!!!!!!!!!!!!」
ペコペコペコペコペコおおぉおおおおおおおおっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズゴンズゴンズゴンズゴンズゴンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
大魔女「……」

58 :
大魔女「………………ふふ…
………まぁまぁあんたら……」
大魔女「もっと頭減り込ませんかゴルァアアアアッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガッ!!!!! ドゴォッ!!!!!!!!!!!!!!!
ねこ「おんブーッ!!!!!!!!!!!!!!!」
ガッ!!!!!!! ドゴォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!
サナバー「ほんブバリッッッ!!!!!!!!!!!!!!!」
ガッ!!!!!!!! ドゴォッ!!!!!!!!!!!!!!
亀「ひでりッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガッ!!!!!!!!!! ドゴォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボケ妹「ぐわたーッッ!!!!!!!!!!!!」
ガッ!!!!!!!!!!!!!!! ドゴォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
うさぎ「かぺらァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
大魔女「連打連打連打連打連打連打連打連打連打連打連打」!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガッ!! ドゴァドゴァドゴァドゴァドゴァドゴァドゴァドゴァドゴァドゴァドゴァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
マリモス「あべあべあべあべあべあべあべあべあべあべあべあべあべあべあべあべあべあべあべあべあべあべあべあべあべあべあべおッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
しゅ〜〜〜〜〜…
大魔女「………ふう…まったく
…………私は別に頭下げて欲しいわけじゃないんだけど」
ぷすぷす…しゅううううううう…
みんな(え…えぇぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜…)
ズズズーン

59 :
大魔女「つーかなんなの?
あんたらの謝罪聞いてたらなんか私があんたら居なきゃ全然ダメみたいに聞こえるじゃないのよよ
別にあんたらなんていてもいなくてもいいのよ!!!!!!!!!!!!!!! このバカ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ねこ「そ…そんにゃ〜〜〜…」
大魔女「…ま わざわざ助けに来た事は感謝してやるわ
………さて 私は寝よ」
そそくさ
ワラース「………ぐふっ …素直じゃねぇ女だ…」
―――
テント内(フーリャン用)
大魔女「……ふぅ」
シャー
ねこ「フーリャンちゃん」
大魔女「ねこ? あんた……この私に夜這いとはいい度胸ね」
ねこ「ち…違うよぅ!!!!!!!!!!!!!!!! フーリャンちゃんと2人で話がしたくて来たんだよぅ!!
積もる話もあるし…」
大魔女「あぁそう……… まぁ座りなさいよ」
ねこ「う…うん」
大魔女「…………」
ねこ「…………」
し〜〜〜〜〜〜〜ん…

大魔女「………積もる話なんてあんの?」
ねこ「ご…ごめん…… あんまりない…」
ずーん…
ねこ「や…やっぱりもっとちゃんと謝っておいた方がいいと思ったの…」
大魔女「あぁウザい!!! 同じことを何度もグチグチ言うようなやつは嫌いよ!!!!!!!!!!」
ねこ「ご…ごめんよぅ!!!!!!!!!!!!!!!!
…………」
大魔女「……………まったく……… ………」

大魔女「あ そういやさっきアホうさぎから聞いたわよ
あんた彼氏が出来たらしいわね」
ねこ「ぶぼほァアアッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!

60 :
あたふたあたふた
ねこ「か…彼氏ーーー!!!!!!? な…なにゃそれ!!!!!!!!!!!
よ…よく分かんないんだけどぉ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!」
大魔女「とぼけんじゃないわよ
アホうさぎが『最近一緒に任務してくれないピョイー』って泣いてたわよ」
ねこ「………………」
大魔女「まぁ彼氏だかじゃないにしても仲良くしてる野郎がいるんでしょ
なんてやつなのよ」
ねこ「え…………う……う〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん……………
あ……あ〜〜〜〜……ライオン…君…かなぁ〜〜〜〜
多分…予想だけど…ライオン君かなぁ〜〜〜〜〜〜〜〜… ち…違うかなぁ〜〜〜……」
大魔女「ライオン…? それがあんたの彼氏なの?」
ねこ「か…彼氏なんかじゃないよぅ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!! な…なにいってんのもぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
大魔女「呆れたーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カァッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビク!!!!!!!!
ねこ「!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
大魔女「ねこ………失望したわよ……
あんたともあろう奴が…そんな…
そんな肉食系野郎に食われるなんて…」
ドーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ねこ「に…肉食系じゃなーーーーーーーーーーーいッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ラ…ライオンってのはにゃんのねこと同じコードネームだよぅ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ライオン君は全然肉食系じゃなくてとっても優しくて気が利いてどっちかと言うと草食系の男の子なんだよぅ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
大魔女「……なるほど」
ねこ「ハッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガーン!!!!!!

61 :
誘導尋問www

62 :
大魔女「よく分かったわ」
ねこ「〜〜〜〜〜ッ…///!
で…でっ でもっ言っておくけどにゃんとライオン君はそういう関係じゃないからっ!!!!!!!!!!
と…友達だよぅ!!!! うさぎみたいなっ!!!!!!!!!!!!
にゃ…にゃんの友達が土竜の里でうさぎだけなわけないじゃんっ!!!!!!!!!!!!!!
ラ…ライオン君は友達 大事な友達の一人 それだけっ」
大魔女「焦りすぎだわよ ふーん
あんたにそんな男が出来るなんてねぇ…
………ま 私をほったらかしにするのも分かるわ」
ねこ「…………ッ ご…ごめん!!!!!!!
た…確かににゃん… フーリャンちゃんがピンチの時 ライオン君と一緒に居たよぅ…!!!
こ…これからはそんなことないようにフーリャンちゃんを第一に…」
大魔女「第一に考えなくていいわよ別に」
ねこ「え…」
大魔女「言ったでしょ 私はあんたらが居ても居なくてもいいの
あの一ヶ月 あんたを呼ばなかったのはあんたを別に必要としなかったからよ」
ねこ「……………」
大魔女「…………別にあんたが誰に恋しようが食われようがいいのよ
それはあんたの人生なんだから 私がとやかく言う気はない」
ねこ「フーリャンちゃん……」
大魔女「…………そろそろあんたも…自分の本当の人生を歩む時が来たのかしらね
………私の元から離れて あんたの人生だけを考えて歩む時が……」
ねこ「そ…そんなっ…」
大魔女「………いずれ来るとは思ってたのよ
……あんたもちゃんと真面目に考えておきなさいよ
………自分のこれからを」
ねこ「……………………」

63 :
――― サナバーテント
ぽちぽち
サナバー「う…うーむ…魔法馬7体を5時間超だから…
ほ…ほわあああああああッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!! こ…これはッ
こ…このままじゃ大台突破してしまわァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
しゃ…借金が増えるよ!!!! バンザーイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
わはは…笑い事じゃないっ!!!!!! これは由々しき事態じゃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あ…明日は馬を3匹に減らして全員で相乗りさせよう うんそれがいいな」
フーリャンはねこちゃんじゃし
サナバー「はああああ……………
落ち着いたらまたバイトしよ…………………」
ずーん…
――― ワラーステント
ワラース「うひ……うひ……
ぼひらっぽひいいいいいいいいいいいいいいいいいいん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もうッもうッパアアアアはああああああ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜んwwwwwwwww
でッひwwwwwwでひでっひwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwほwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
にゃほにゃほたまくろwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
ぷりィ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!! ぷりィ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!
ぽぽぽァ!!!!!! ぶひッふおっ はらほほwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
すへふぇええwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwもうまぅwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
アヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャラララララ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ンンンンーーーーーーーーーッッッッ プシィッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ぽぉっ!!!!!! ベォア ちびぃwwwwwぐるっぽぺるぴーwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
ざんばぼねーざんばぼねーハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハィハィハィヒアタwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
しーん
ワラース「よし 今日の爆笑体操も終わり
寝るか …うひひ…」

64 :
体操www

65 :
外… どっかの崖下
ヒュ〜〜〜〜〜〜〜…
ボケ妹「………ふぅーー…
…………………………………………」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボケ妹「せい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドゴォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロォオオオオオッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《チロリーンが崖を殴ると岩がチロリーンめがけて超転がって来た!!!!!!!!》
ボケ妹「はああァーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドカッ!!!!!!!! ドカッ!!!!!!!!!!!!!!!
ドカドカガァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズドバキィイーーーーーーーーーーーーーーーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《落ちてきた巨岩をチロリーンは拳撃で迎撃する!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ヒュウウウウウ…
ボケ妹「……………」
ポトンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ボケ妹「…………一個落としたか…」
ボケ妹(……もっと強くなるんだ このままじゃまだダメだ
……久々に故郷に帰るしな …………あいつもまだ…村にいるのかな…)
―――…
ザッザッ
ボケ妹「さて帰って寝るか ………………ん?」
トタトタトタ
うさぎ「シュッシュッぽっぽ〜〜〜 シュッシュッぽっぽ〜〜〜〜〜」
ドタドタドタ
亀「シュッシュッぽっぽ〜〜〜 シュッシュッぽっぽ〜〜〜〜」
うさぎ「楽しみピョイィ〜〜〜〜 電車楽しみピョイィ〜〜〜〜〜」
亀「あぁ〜〜〜…もう楽しみだなぁ〜〜〜〜 僕ももう楽しみで楽しみで仕方ねぇよ!!!!!!!!!!!
電車を写真に撮って雑誌に載せたら反響が凄そうだな」
うさぎ「チィも一緒に撮ってピョーーー!!! 一緒にピースするピョーーー!!!!!!」
亀「いいけど 電車はピースできねぇぜ」
うさぎ「ピョ〜〜〜〜〜〜〜 シュッシュッぽっぽ〜〜〜〜〜〜シュッシュッぽっぽ〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
亀「シュッシュッぽっぽ〜〜〜〜 シュッシュッぽっぽ〜〜〜〜〜〜」
ボケ妹「………はは…あいつら本当に子供かよ…」

66 :
マリモステント
マリモス「あ〜〜〜…もいっごっ…
一体どうしたことだろうか…」
モフ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン…
マリモス「もう必要なくなったのに…… この着ぐるみを…捨てる気になれない…!!!!!!!!!!!!!!!
何故だか分からないが… 愛着のようなものが…湧いたようで…
Oh……マリQごめんよ〜〜〜〜う 捨てるだなんて言ってしまって…!!!!!!!
今日は一緒に寝ようではないか…」
ギュッッ… モフゥ……
―――…

キキルコッコー!!!!!
バリバリバリィーーー!!!!!!!!!!!!!
大魔女「うおーーーーー!!!!!!!!!! 起きろーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビクッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボケ妹「うお!!!!! いきなりテント破って来んなよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
大魔女「出発よ!!!!!! はやく起きろバカ!!!!!!!!!!!!!!!!!
うおぁーーーー!!!!!!!!!!! 全員起きやがれコノヤロー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダダダダッ
ボケ妹「なんて騒がしいモーニングコールだ…」

バサァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
大魔女「起きろロリコンァアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッッ!!!!!!!!!
マリモス「ロォリ…ロォリ…ロォリ…」
モフゥ…
大魔女「お…ぉえああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なんで抱きまくらしてんのよ気持ち悪い!!!!!!!!!!!!!!!!! くそがあああああああああああああああああああああッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガッ!!!!!
マリモス「ホワッ!!!!!!!!?」
大魔女「起きやがれコラアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビリビリビリビリビリイイイイイイッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
マリモス「マリQーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドォーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!

67 :
ドドドドドド!!!!!!!!!!!!!!!!!
大魔女「まだ起きてないやつはいねがァーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
む!!!!! ねこはまだ寝てるわけ!!!!!!!!?
ッしゃあぁッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! どっせい!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐっ!!!!!!!!! 《大岩を持ち上げるフーリャン》
大魔女「これが本当のモーニングスター!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビュンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヒュルルルルルル〜〜〜〜〜 ぐしゃアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
テントの中からねこ「ぎにゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
大魔女「朝だわよ!!!!!!!! 飯を作れバカヤロー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダッ
――― サナバーテント
サナバー「むにゃむにゃむにゃ…
借金が1兆9999億9999千万… 借金が2兆… 借金が2兆1千万……」
つんつん
サナバー「……む……なん…じゃ…」
ごろん…
ババンッ!!!!!!!!
大魔女「起きなさいよ」
《横を見るとフーリャンの顔がドアップ!!!!!!!》
サナバー「ふブルぼポァアッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バババーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
大魔女「!!!! なによびっくりするわね!!!!!!!」
サナバー「な…な…なんで…そ…そんな所に!!!!! は…早く布団から出ろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
大魔女「だったら早く起きろバカヤロー!!!!!!!!!!!!!!!!!!
めざましパンチ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドカアァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
サナバー「ほんブバリッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

68 :
そして
大魔女「さぁみんな起きたわね」
プスプスプス… しゅうう〜〜〜〜…
亀「あ…あぁ…」
サナバー「こんな生傷絶えない朝はないぞ」
ぽろぽろ…
マリモス「Oh〜〜〜…マリQ〜〜〜〜…きっと直してあげるからね〜〜〜〜〜え…」
大魔女「今日はゆっくりと飯食ってる暇はないわよ
昨日の残りでねこにサンドイッチ作らせたらそれ食っときなさい!!!!!!!!」
サナバー「よしじゃあ
ウマ ミナサン メコラ」
ボフフフン!!!!!!!!!!!!!!!!
魔法馬たち『ヒヒーン!!!!!!!!!!!!』
亀「あれ? 馬三体?」
サナバー「きょ…今日はこの3体で相乗りしてもらう 大人の事情でな」
ワラース「お金の事情だろ アヒャヒャヒャ!!!!!!!!!!!!!!」
サナバー「じゃあわしとエンデリルくん チロリーンちゃんとうさぎちゃん マリモスとワラースで…」
大魔女「待ちなさいよ 私とねこはどうしろってのよ」
サナバー「? お前はねこちゃんに乗るんじゃろ…」
大魔女「それが無理になったのよ ねこのやつが怪我して馬になれないって」
ねこ「あ…朝急にテントに隕石が落ちて来たの… それで足を捻挫しちゃったんだよぅ…」
大魔女「まったく何やってんのよこのドジ」
ボケ妹(お前のせいだろ)

69 :
サナバー「そうならば仕方ない… 馬をもう一体増やすからフーリャンとねこちゃんはそれに乗るんじゃな」
大魔女「いや サナバー
あんた私を乗せてくれるんじゃなかったの?
あんたの馬に乗せなさいよ」
ドキッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
サナバー「え!!!!!!!!!!!!!!? わし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
し…し…しかし…ッ」
大魔女「ダメなの?」
ボケ妹「いいじゃないかい!!!!!!!!!! フーリャンはサナバーさんの方に乗ったらいいじゃないか!!!!!!!!!!!!!!!!!
ねこちゃんはうさちゃんと乗って エンデリルのアホは私様の方に乗らせるから!!!!」
大魔女「だって よろしくね」
サナバー「………」
ドキドキ
ボケ妹(こいつぁいい流れだ!!!! 頑張れ! サナバーさん!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
バンッ!!!!!!!

70 :
そして
パッカパッカパッカ
サナバー「いいか ここからスピード上げてくからしっかりと………
し……しっかりと……アレじゃ……しっかりと…わしに掴まってろ…にょっ(噛んだ)」
大魔女「はいはい」
ギュウッ…
ドキィッ!!!!!!!
サナバー「しゅ…しゅっぱちゅしんこぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ラッキー「ひひーん!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダァッ!!!!!!!!
ボケ妹「うお!!!!!! 速ッ!!!!!!!!! 私様達も行くぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダッ!!!!!!!
バカラッ バカラッ バカラッ
サナバー「い…いいか 馬の2人乗りでの走りは危ない 振り落とされないようにな」
大魔女「落とされないわよ」
ぬ〜〜〜ん
サナバー「ふぶるぼァッ!!!!!!!!!!
な…ッ なんでいつの間にか立っとるんじゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
大魔女「風が気持ちいいわね」
ヒュ〜〜〜
サナバー「あ…危ないって言ってるじゃろうがーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!
大魔女「つーか全然遅いわよこの馬!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もっと速く走りなさいよこの馬面野郎!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドズドズドズッ!!!!!!!!!!!!!!
ラッキー「ヒ…ヒヒ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズダダァッ!!!!!!!!!!!!!!!
サナバー「うひゃあぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

71 :
大魔女「オラオラァ!!!!!!! もっと速く走りなさいよ!!!!!!!!!!
速くしないとあんたの尻を蹴りつける私の足のスピードが速くなるだけよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴスッ!!!! ゴスッ!!!!! ゴスッ!!!!!!!!!!
ラッキー「ひぃっ ひひーん!!!!!!!!!!!!!」
ドタタタッ!!!! ぐいんぐいん
ズルッ!!!!!!!!
大魔女「ぬわっち!!!!!!!!!? こ…こいつケツを振って私を振り落とす気!!!!!!!!!!!!!!!?
いい度胸ねッ… ぬわたァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズルリッ!!!!!!!!!!!!
ドカドカァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
大魔女「ぐわたーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドスゥッ!!!!!!!!!!!!!!!!!
サナバー「フ…フーリャン大丈夫かっ………はうあッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バアァーーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
大魔女「サっ…サナバーッ…」
サナバー「ッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《サナバーの背中に倒れかかったフーリャン!!!!
2人の顔は超至近距離に……!!!!!!!!!!!!》
サナバー「フ…フーリャン…」
ドックン…ドックン……
大魔女「………サナバー……」
バカラッバカラッ
ボケ妹「ぬぅおおおおおおおおおおおおおおおおッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なんだなんだなんだァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!? なんだかすげぇ状況じゃないかいぃーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
こっ このすれはせいしゅんれんあいすれじゃないぞおおおおおぉぉーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ッしゃーっ!!!!!!!
亀「どうしたチロリーン 落ち着けよ」

72 :
http://dl8.getuploader.com/g/6%7Csousaku/550/120322_225342.jpg

73 :
大魔女「サナ…バー……」
ドックン…ドックン…
サナバー「な…ん………」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
大魔女「この馬私をしにかかったわよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ふざけるなァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドカーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
サナバー「えーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
大魔女「魔法使えないと思ってナメんじゃないわよこの野郎!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
背骨し!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴスッゴスッゴスッゴスッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ラッキー「ぶるひひーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
サナバー「やめろ!!!!!!!!! フーリャンやめろぉ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!」
大魔女「ほらぁ…!!!! あんたの大好きなこぉのニンジィイ〜〜〜〜ン…
くれてやるわーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そのケツ穴にねぇえ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズブリッ!!!!!!!!!!!!!!!
ラッキー「アッー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
サナバー「やめろと言うにッ!!!!!!!!!
わ…わしまで振り落とされるぅ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
大魔女「大丈夫!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤられる前にヤる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ザッ
ガガッ!!!!!!!!
大魔女「首4の字固めェエエーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
メキメキメキメキ!!!!!!!!!!!
ラッキー「ぼるぇえええええッッ………!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぶくぶくぶく
サナバー「やめろー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
やめてくれ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(泣)」

74 :
ひでぇw

75 :
――― そして
ヒュオオオオオオ…
ザッザッザッ
大魔女「ねー サナバぁー 馬は?」
サナバー「お前が乱暴するから戻した(泣)
ここからは歩いてちり紙シティに行く!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
大魔女「えー 歩くのメンドイ」
ボケ妹「お前が招いた結果だろ!!!!!!!!!!!!!!」
マリモス「どうやらもう少しの辛抱のようだぁ〜〜よぉ〜〜?
ほら…街が見えてきた…」
じゃ〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
亀「あ…あれがちり紙シティか!!!!!!!!!!!!!
み…見ろよ!!!!! 街をでかい橋が横切ってるぜ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
サナバー「あの橋は電車が走る線路じゃな
電車は線路の上しか走れんからのう」
ねこ「すごいねぇ…」
亀「は…はやく行こうぜ!!!!!!!!! 乗ろうぜ!!!!!!!!!!!
もう辛抱たまんねぇ!!!!!!!!!!!!!!!!
シュッシュッぽっぽ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
うさぎ「ピョイ〜〜〜!!!!!! チィも〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!」
ダダー!!!!!!!
ボケ妹「おい待ちなよ!! ははははっ」
大魔女「まったく…精神年齢が低いんだから」
うきうき
サナバー「そう言う割にはお前も浮かれた効果音じゃなぁ」

76 :
ちり紙シティ ―――……ターミナル
ボケ妹「こ……ここが」
サナバー「世界でわずかしかない電車が止まるターミナル………駅とやら…か」
ねこ「す…すごい!!!!!!!!!!!!!! すごーい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドォオ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
わいわい
マリモス「あーもいごー…
なんたる…近代科学の集大成が一堂に会してるような空気感…
なんだか騎士たる私が場違いのように思えてくるね……」
サナバー「そ…想像以上じゃ……
ターミナルの広大さも…人の数も……
………震えておるわい… 体が………!」
プルプル
ボケ妹「………フーリャンの姿が見えないが」
ワラース「ヒヒ…向こうで眉毛共と一緒に写真撮ってるぞ…」

大魔女「いえーい」
うさぎ「はいチーズぴょー!!」
亀「よーし撮るぞー!!!!!!!!!
1+1=〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜?」
うさぎ「きゅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
亀「2だよッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズコー!!!!!!! カシャッ
大魔女「ちゃんと撮りなさいよ亀ぇー!!!!!! もう一回よ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ボケ妹「………めっちゃ楽しそうじゃねーか…」
ずーん…

77 :
亀「はいチーズ!!!!!!!!!」
カシャッ!!!!!!
大魔女「……ういぃ〜〜〜!!!!!! ういういういぃ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
テッテレー
うさぎ「楽しいぴょー!!!!!!!!!!!!」
大魔女「…あそこに何かいるわよ!!!!!! 着ぐるみ!!!!!!!!!!!!」
亀「ありゃあここのマスコットだぜ!!!!!!!!!!!!!!!!」
うさぎ「一緒に写真撮りたいピョー!!!!!!!」
大魔女「HEY!!!!!! そこな着ぐるみ!!!!!!!!!!!!」
着ぐるみ「はーいっ」
タター
大魔女「一緒に写真撮りなさいよよ!!!!!!!!
えーと…あんたは……便器くんかしら?」
ズーン!!!!!!!!
着ぐるみ「ち…違うマッハ〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!
おれっちはここのマスコット!! 新幹線のシンカー君マッハ!!!!!!!!」
大魔女「新幹線!!!!!!!!!!? なによそれ!!!!!!!!!!!!!!!!!
意味わかんないわよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あんたはどうみても和式便器じゃないのよ!!!!!!!!!!!!!!!!!
背中見せなさいよ!!!!! 乗ってんでしょ!!!!!!!!!!!!!!!!? 見せろ!!!!!!!!!!
見せやがれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シンカ「和式便器じゃないマッハ〜〜〜〜!!!!!!!!!!!
和式便器がマスコットの駅って何!!!!!!!!!!!!!!!!!?
背中にもないし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
大魔女「うるせー!!!!!!!!!!!! てめーは便器だーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドガァッ!!!!!!!!!!!!!!!!
シンカ「はブらしッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
大魔女「認めたくないなら認めさせてやる!!!!! あんたは便器!!!!!!!!!!!!!!!
汚い汚い便器!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
人のを受け止めるために生まれた汚れし受け皿よ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
わッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
――― 数分後
便器「我が名は便器 汚物をこの身に受けるためだけに生まれた忌み深き存在
我を作りし者が授けた我が渾名は『黒き渦』
我はこの名に恥じぬ働きをするため全てを投げ出し尽くした この名に込められた皮肉にも気づかず…」
大魔女「これでよし いい仕事した〜〜」
きらっ…

78 :
ボケ妹「…おい!!!!!!!!!!! いきなりブッ込んでんじゃねーよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
大魔女「あ? なによ 人がせっかく迷っていたやつに本当の道を示してやったってのに」
ボケ妹「完全に間違えた道だよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
サナバー「もうよかろう もう少し奥に言ってみよう」
亀「そうだそうだ!!!!! 本物の電車を見てぇぜ!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴゴウゥゥ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガタガタガタガタガタガタガタガタガタアァァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
マリモス「ホワッツ!!!!!!!?」
ワラース「ぐらふぃふぃふぃふぃwwwww 電車が来たみたいだな…」
大魔女「い…急ぐわよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダッ
――― 上
ドドーーーーーーーーーーーーーーーーーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
きらきらきら…
亀「ほ…ほあわあああああああああああああああああああああああああッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
本物の電車だああああああああああああああああああ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジョバアァー!!!!!!!!!
うさぎ「長い長いピョー!!!!!!」
マリモス「むぅ…本当に倒れた棒のようだね〜〜え…」
大魔女「これが……電車…………
……やはり私の目に狂いはなかった………
これは見紛う事なく……便器!!!!!!!!!! 楽しい旅になりそうね…」
ゴクリ…
ボケ妹「そんなこと言われたら楽しいものも楽しくねーよ」

79 :
大魔女「これに乗ればいいのね?」
サナバー「待て待て!!!! 電車に乗るにはまずチケットを買わねばならん!!!!
それにどの電車に乗れば目的の場所に着くわけではない
ちゃんと電車の路線図を見ながら…」
大魔女「あーもう訳分からん そこらへんはあんたに任せるわよ!!!!!」
サナバー「そ そうか
なら調べてくるわい」
――― そして
サナバー「調べて来たぞい このちり紙シティからゲーム脳地方の手前の爆弾地方に行くには…
まずここから棒号に乗り 真っ黒チクビシティまで行く そこから電車を乗り換えパスタランドまで…
そこでまた降りたら反対のターミナルにあるかわいい町に向かう電車に5分以内に乗り換え そこから50分で着くカロシティで更に乗り換え…そして更に」
大魔女「ややこしやァーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バキィッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!
サナバー「ほんブバリッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
大魔女「ややこしやーーーー!!!!!!!!!!!! ややこしやァァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ややこしやーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!
サナバー「や…ややこしやも何も…そういう路線なんじゃ!!!!!!!!!!
電車とはそういうもんじゃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
大魔女「くそがァアア…便器のくせにィィィッ…!!!!!!!!!!!
便器なんだからもっと便宜よくすべきよ!!!!!!!!!!!!!!!!!! 便器だけになんつッてコレ!!!!!!!!!!!!!
アハハッ!!!!!!!!!!!!!!」
どどーん!!!!!!!!!!!!!!!!

80 :
大魔女「便器コラァァァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
便器「はっ!!!!!!!」
スチャ!!!!!!!!!!!!!!!!!
大魔女「どぉーなってんのよここのサービスはァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こんなんで客野郎から金取るなんていい度胸してるわねァァァァァァァァァァァァァアッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
便器「申し訳ありま便」
大魔女「どう落し前付けてくれるのかしら!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
便器「はっ この私が貴女様に代わり上層部に踏ん張りをきかせ改善さするように申します
…ですからこの場はどうか… 水にお流し下さいませ…!!!
便器だけに」
大魔女「流せないわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
私のこの怒りは水には流せない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
固いのように!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
固い のように!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
便器「ならばどうすれば…? 私のような便器にはわかりませぬ…!!!!
……どうか私に軟便のような解決法をお教え下さいませ…!!!!!!!」
大魔女「うむ」
大魔女「まずこのターミナルに爆弾を仕掛けなさい」
ボケ妹「こらこらこら!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 八つ当たりテロしようとすんな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
便器「はっ!!」
ボケ妹「はっ じゃねーよお前も!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前職員だろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーン!!!!!!

81 :
便器「そ…そう我はこのターミナルの便器…
故に我はこのターミナルを……客を守る義務がある…!!!!!!!!!!
………頼みます!!!!!! どうか今回の事は水に流して下さい!!!!!!!!!!!!!!!
コトを逆流させないで下さいッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
便器の修理費ハンパない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
大魔女「そんなんで私の気が済むと…」
便器「ならば我のこの命に替えて水に流して下さい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この命を差し出します!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! それで全てを許して下さい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
大魔女「命!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
便器「ターミナルと客の命のためならこの命を投げ出すなど安いもの!!!!!!!!!!!!!!!!!!
どうか!!!!!!!!!!!!! どうかこの命を!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴク…
大魔女「そんな………
そんな身勝手で便器の命を…取る…なんて………
そんなこと……………… そんなこと……………………
人として……………………」
大魔女「出来るッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズドギャアァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
便器「ずもらァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズバーン!!!!!!!

82 :
流石ですフーリャン。

83 :
大魔女「これでよし
じゃあこのターミナル中のトイレを逆流させてから出発するとしましょう」
ボケ妹「結局嫌がらせするのか!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!
―――…
サナバー「棒号のチケットを買ったぞい
一人一枚ずつじゃ」
亀「こ…これが…電車のチケット……
僕にとっちゃ夢のチケットだぜ……」
大魔女「はやく乗りましょう!!!!!!! はやく!!!!!!!!!!!!!!!!!」
わくわく
サナバー「まぁまぁ落ち着け」
――― 電車乗り場
ピンポロパーン… ピンポロパーン…
アナウンス「あんちぇあぁーぼうぐぉうぉー ぼうぐぉうぉー
しぇきぃべろせんっしゃあ まりゃぼおしゃがぁらべぇじんぶぇえーぼぉー
きょうべりぃさんばぁーたいみぁあーー」
亀「こ…これが噂の電車のアナウンス…!!!!!
何言ってるか分からないようで…分かる…!!!!! まるで噂通りだ……」
ボケ妹「いやこれは何言ってるか分からないだろ……」
プシュ〜〜〜〜〜…
ねこ「うにゃにゃ〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!
扉が開くよぅ!!!!!!!!!!!!!!!!」
大魔女「ぬおぉ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!
ついに!!!!! ついにご開帳だわよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

くぱぁ
ワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラ ゴミゴミゴミゴミゴミゴミゴミゴミゴミゴミ

ボケ妹「ぶわっぷ!!!!!!!!! 電車からなんて人だ!!!!!!!!!!!!!」
マリモス「こんな大勢が電車の中に居たのか〜〜〜〜〜〜い!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ねこ「す…すごいねぇ…フーリャンちゃん…」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
大魔女「イライライライライライライライライライライライライライライラァアアアアアアッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ねこ「人ゴミにイライラしているーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボケ妹「さっきのウキウキウォッOの表情がもう意の表情に!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どどーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

84 :
大魔女「なんなのよこのヒューマンダストはぁあああ〜〜〜〜〜〜〜〜〜…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
くそがああああああ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ほ…滅ぼしてぇ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ピクピク…
ねこ「やばにゃー!!!!!!!!!!! フーリャンちゃんの禁断症状が〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
亀「落ち着けよ!!!! ヒッヒッフー!! ヒッヒッフー!!!」
サナバー「電車とはこういうものじゃ… 辛抱しろ
これも目的の場所に着くためじゃ」
大魔女「く………… 分かったわよ……」
うさぎ「入るピョー!!!!!!!!!!!!」
ドタドタ!!!!!!
――― 中
亀「うッほ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!! これが電車の中かよ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
マリモス「狭いですが機能的に作られてますな」
ボケ妹「こ…こんなんで走るのかよ…」
ワラース「おい田舎者ども……つかえてんぞ…ギギヒヒ…
俺達は1号車だ……さっさと行け…」
サナバー「あ…あぁ 度肝を抜かれてる場合じゃないな」
ウィーン
【1号車】
ドタドタドタドタ
ガキ「きゃははははは!!!!!!!!!」
ガキ「わーいわーい!!!!!!!!!!!!!!!!」
アル中「ういいぃっ…プシ〜〜〜〜〜!!!!!!!!」
おばさん「ガハハハハハハハ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ガヤガヤガヤ!!!!!!!

大魔女「し に た い か …」
ねこ「フーリャンちゃん落ち着いて…ね? 席座ろう…」

85 :
ワイワイガヤガヤガヤ

いらいらいら
大魔女(あー…うぜぇ… これだから人がいっぱいいる所は嫌いなのよ…
……電車の出発まで気を紛らわさなきゃ… とりあえず外の公衆便所に入る奴の人数を数えながら落ち着かせて…)
ガキ「きゃははははは!!!!!!!!!!!」
ドタタタタタッ!!!!!!!!!!
ガッ!!!!!!!!!!
ガキ「ぐわっ!!!!!!!!!!!!
ぐぬぉあああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドッサ〜〜〜〜!!!!!!!!!!
大魔女「!」
ガキ「あぁ〜〜〜 足が滑って転んじゃった〜〜〜〜
ポテチが落ちちゃった〜〜 ねぇ変な格好のおばさん 足どかせ」
大魔女「憤!!!!!」
グシャアッ!!!!!!!!!!!!!
ガキ「ぎゃあああああ!!!!!!!!!!!!!」
ぐりぐりぐり バキバキバキ…
大魔女「あぁ悪いわねぇ… 足が滑ってあんたの手を踏んでしまったわ………よ!!!!!!!!!!!!」
ぐりぃッ!!!!!!!!!!
ガキ「ぎょえ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ヒー!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダッ
大魔女「……ガキが…………………………誰がおばさんよ……………」
ナンパ男「へいカノジョッ!!! かわうぃ〜ね〜〜
隣の席いい〜〜?」
大魔女「………」
ナンパ男「えへへ〜〜 座っちゃおっ!!!!!! ねーねーキミどこから来たの?
せっかく会った縁なんだし仲良くしようぜ? …何見てんの?」
大魔女「……」
スッ
ナンパ男「えー? なになに? なんかあるの? よく見えないなー
じゃあ窓開けて…」
ガラ
大魔女「いい地獄の景色でも拝んでろや!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐぐい ぐい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ナンパ男「ひいい!!!!!!!? やめッ… ひぃいいいいーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒュルルルル〜〜〜〜〜〜
……ガタンっ!!
大魔女「…………」

86 :
ボケ妹「………フーリャンがまたなんかしてるが…」
サナバー「わしは知らん 何も見とらん
とにかく今は…この出発までの雰囲気を感じていたい…」
うっとり
ボケ妹「そ…そうかい」
亀「うおおおおおぅうさぎ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そろそろ出発だぜ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
うさぎ「んんぴょ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
しゅっぱつぅ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!! しゅっぱつぅ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!
しゅっぱつち○こ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
亀「ぐははーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
下ネタかよ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!! 下ネタですか〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チロリーン!!!!!!! こちらのうさぎがの下ネタですよ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
下ネタ炸裂ですよ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ですとよ〜〜〜〜!!!!!!!!!!!」
ボケ妹「うるせーぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
うさぎ「しゅっぱつち○こ〜〜〜!!!! しゅっぱつち○こ〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!」
亀「おいバカ!!!!! 女子が言うなよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
うさぎ「そっちの方がいってるピョー!!!!!!」
亀「そうか? あははははははははははははははははははっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
うさぎ「ピョイィ〜〜〜〜ン!!!!!!!!! ち○こー!!」
ねこ「……も…もうっ…恥ずかしい…!///」

87 :
ワラース「…まったく… 見た目から目立ってる連中がこれ以上目立ってどうすんだよ…ヒヒヒ」
マリモス「時にワラースBOY
君の様子を見ると君はどうも以前にも電車に乗ったことがあるようだね〜え」
ワラース「あははぁん? ……あぁ…まぁな…」
マリモス「ふむ なんだか意外ですな…
なんというか………その…………」
ワラース「俺みてぇなニートが高貴な電車に乗ったことあるなんておかしいってか?
ギャハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!!!! ブヒィッ!!!!!!!!! プリプリプリプリプリプリプリプリプリプリプリプリ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
マリモス「い…いや…そういうわけではないのだがね〜〜ぇ
ただ…あまりそういう印象になくてね〜〜〜ぇ」
ワラース「………まぁ…乗ったことはある……が
こういう一般連中が乗るようなのとはちょっと違うな……ぐひひ」
マリモス「…なるほど …………“前の職場”の関連かな?」
ワラース「…ふふん… ……あんたに関係あんのか?」
マリモス「失敬 関係ありませんな
申し訳ないよ〜〜〜〜お」
ワラース「……ふふん…」
ュー
アナウンス「ぃえっしゅぇっぷぇっしゃす
ゴジャロウッシャキャオるぁあおせしゃきおっしゃーまわりゃあぁああ
こうしゅんなやううぉきゃるをだますべぇー」
亀「おっ!|出発するみてぇだぜ!!!!!!!!!!」
ボケ妹「なんで分かる…」

88 :
パッパー!!!!!!!!!!
シュッコ シュッコ シュッコ シュッコ シュッコ… シュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッ
亀「動いたああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
動いたぜ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
うさぎ「ピョッピョー!!!!!!!!!!!!!」
ボケ妹「ひいぃーっ!!! 掴まってなくて大丈夫かな!!!!!?」
サナバー「うーむ…空を初めて飛んだ時とはまた別の感動があるのう…」
ねこ「なかなか速いんだねぇ」
シュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッ…
フォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!(汽笛)
ガタン… ゴトン… ガタン… ゴトン…
大魔女「…はは… 地上を走って景色を見るのも悪くないわね……」
フォ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!
フォオォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!

89 :
ガタンゴトンガタンゴトン……
大魔女「……とはいっても…」
どや〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん…
ワイワイワイ ガヤガヤガヤガヤガヤガヤガヤガヤガヤガヤガヤガヤ
大魔女(うっざあああああああああ…!!!!!!!!!!!!!!!!
いらいらいらいらいらいらァアアアアアッッ…!!!!!!!!!!!!!!!)
ビキビキビキ…
大魔女(こんなのいつまでも持たないわよ… どうにかしなきゃ…
……そうだわ! この1号車を私ら専用にしてやればいいのよ!!!!!!!!!!
どうにかしてこの一般ピープルの連中を追い出して……… そうだッ!!!!!!!
“こいつ”を使おう!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ギンッ!!!!!!!

―――
バタバタバタ
ガキ「あひゃひゃひゃひゃひゃっ!! はやいはや〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜い!!!!!!!!!!!!!」

ドスァッ!!!!!!!!!!!!

ガキ「え? ………………ヒィイイッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ドドォオオオーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《そこには血まみれの便器君(の着ぐるみ)が!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ガキ「ぎょわぁああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
シンカ君の死体じやあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドーン!!!!!!!!!!
おばさん「人よォ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!! 人事件よ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
酔っ払い「人鬼がいるぞぉおお〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
客ら『うわあああああ!!!!!!!!!!!!!!!! 逃げろ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ワーキャーワ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《客らは1号車からたちまち逃げ出した!!》
大魔女「にやり」

90 :
大魔女「ふん こんなゴミが役に立つとはね」
ボケ妹「お前それ半しにして剥ぎ取った着ぐるみじゃねーか!!!!!!!!!!!!!!!!!
なんで持ってんだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
大魔女「念には念を入れて扉にこの着ぐるみを張り付けておきましょう」

サナバー「確かに誰も近づかんじゃろうが………」
大魔女「これで快適な電車ライフが過ごせるわ はー落ち着く」
ボケ妹「まったく…」
亀「僕は電車の中を探索してくるぜ!!!!!!!!」
ウィーン
うさぎ「チィも行くピョー」
ひょこひょこ
ねこ「……随分とエンデリルさんに慣れたねぇ……うさぎ…」
大魔女「似た者(アホ)同士ね」
―――
数分後
ウィーン
亀「帰ったぜ!!!!!!!
普通の電車だからどこも似たような通路で探索はあんま面白くなかったぜ!!!!!!!!!!!!!
まぁ運転席を見るのは楽しかったがな!!!!!!」
うさぎ「トイレが凄かったピョイ〜〜〜〜!!!!!!
ズボズボ〜〜って水が溜まってジュポッッ!!!! って中に入っていったピョー!!!!!!!!!!!!!!!!」
大魔女「おぶぇろぶろぶぇるぉるぉるぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゲロゲロゲロロォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
亀「何事ーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どどーん!!!!!!!!!!!!!!!

91 :
ねこ「フーリャンちゃん大丈夫ーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
大魔女「ぐぼぇぶぅぶぇぼぼぇばああえぷぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジャバ〜〜〜〜〜〜〜〜
キラキラキラキラキラキラキラ…
《窓からゲロを吐くフーリャン》
亀「何事だ!!!!? 電車の外をゲロが作り出す虹が取り巻いているぜ?!!!!!」
マリモス「電車酔いだね〜〜〜〜え」
サナバー「のり物なんか慣れてないからのう」
ねこ「フーリャンちゃん全部吐いちゃお!!!! ヒッヒッフー! ヒッヒッフー!」
サスサス
大魔女「ぶぶぇぼごぶるぉちゅぼぁしゃぶぇおぶるるぉ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
―――…
大魔女「はぁ…はぁ…もう勘弁しなさいよ……
…………景色見るのも飽きたし…酔うし…最悪だわッ…!!!!!!!!!
ハァーッ…ハァーッ…」
ねこ「かわいそうなフーリャンちゃん… ………サンドイッチ食べる?」
大魔女「今食べたら全部吐き戻すだけよ…
あぁ…もう電車に乗ってるって考えるだけで吐きそう… どうにかして………」
亀「じゃあトランプでもして気分を紛らわそうぜ!!!」
サナバー「ま…待て トランプは…」
大魔女「そ…それがいいわ… ナイス眉毛…」
―――…
亀「どうだ!!! ロイヤルストレート眉毛フラッシュ!!!!!!!!!」
ねこ「次フーリャンちゃんだよぅ」
大魔女「ぐ…………」
大魔女「余計気分悪くなったわボケーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バキーッ!!!!!!!!!!!
亀「ひでりッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
サナバー「だから言わんこっちゃない…」

92 :
大魔女「ロクなもんじゃないわ……ロクなもんじゃないわ電車…………」
ぶつぶつぶつ…
ねこ「フーリャンちゃんが電車嫌いになった…」
ボケ妹「はえーよ…………」
ピンポンパンポーン
サナバー「なんじゃ?」
アナウンス「え…おっしゃしゃらせ…おっしゃしゃらせ…
とぉあぼぅぐぉおるぁもうしゃさっくもかもぅかぁぺろんちみぃたらしぃー
なわぉばらべしぃらっせばぅらへぼぉーさんがばらだべしぃー
まんてらぁすっふぇんりべるぇいばーるぼるぇっしぃひっしひっしひっし…」
どっ!!!!!
亀「ギャハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボケ妹「何が面白かった!!!!!!!!!!!!!!?
今のアナウンスのどこでツボにハマッた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

他の車両から『ギャハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』

ボケ妹「他の奴らも聞き取れてるのかよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
だから何言ってるんだよ!!!!!!!!!!!! 気になるよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!

93 :
亀「そろそろ到着みてーだぞ」
大魔女「はっ…到着!!? ゲーム脳地方とかいうトコにもう着いたわけ!!!!!!?」
サナバー「忘れたのか ゲーム脳地方に行くには電車を乗り継いでいかねばならん
次の真っ黒チクビシティに着いたら降りてすぐにパスタシティに向かう電車に乗らねばならんのじゃ
時間にして5分くらいしか余裕がないぞい」
ボケ妹「おいおい またチケットとか買うんだろ? 間に合うのかい」
サナバー「5分ならまだ余裕がある方じゃ
とにかく到着したらダッシュじゃぞ」
ねこ「う うん」
大魔女「うっぷ……おぷぅ……ぷぇえ…っ」
ボケ妹「大丈夫かよ…」
亀「駅が見えて来たぜ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シュッシュッシュッ…………
プシュウゥ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
アナウンス「メィコォーちきゃあしゃあ〜 メィコォーちきゃあしゃあ〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パシュ〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ボケ妹「開いた!!!!!!!!!!!!!!!!」
サナバー「走れ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドワシャアァ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
亀「うおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダダダダダダダダダダダダ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボケ妹「とりあえずチケット売り場に行けばいいんだね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
サナバー「あぁそうじゃ!!!!!!!!!!!
他にもチケット売り場を狙ってる者達がおる!!!!!!
その者達よりも速く着くんじゃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ねこ「にゃおぉ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!! 急げ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…はっ!! フーリャンちゃん!!!!!!?」
バッ
ダッダッダッダ
大魔女「おべろべろべろべろべろべろべろべろぉおおおお〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜…」
ねこ「吐きながら走ってる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!

94 :
そして
サナバー「買った!!!!!!!!! 電車へ急げ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボケ妹「さっきと同じ電車!!!!!!!!!!?」
サナバー「い…いや違う電車じゃ!!!!!!! このチケットには………4番乗り場とあるぞい!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ねこ「どこそれ!!!!!!!!!!?」
サナバー「わからん!!!!!!!!!!!! 探すんじゃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
発射まであと2分もない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
亀「おい大丈夫かよ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
―――
ザッ!!!!!!!!!!
マリモス「ここかな?!!!!!!!」
どーん!!!!!!!
サナバー「いや違う…ここは1番乗り場じゃ!!!!!!!!!!!!!」
ボケ妹「ここが1番となると………こっちか!!!!!!!!!?」
―――
ねこ「ここは5番乗り場だ!!!!!!!!!」

―――
亀「今度は2番だぜ〜〜〜!!!!!!?」

―――
サナバー「間を取ったのにここは99番乗り場!!!!!!!!!!!!?」

ぐーるぐーるぐーるぐーるぐーるぐーるぐーるぐーる
大魔女「ぶっぷぇくぇべッちゅおあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブチャアァーッ!!!!!!!! ブチュブチューッ!!!!!!!!!!!!!!!
ねこ「悪化した!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

95 :
プシュ〜〜〜〜
サナバー「な…なんとか間に合ったな」
大魔女「ふう」
大魔女「う…うぷっ!!!!!!!! また電車に乗ったと考えたら吐き気が…ッ!!!!!!!!!!!!!」
ボケ妹「こりゃもうなおらねーな…」
―――…
亀「ん? まだ専用車両にこしらえてねぇのに人がいねぇぜ」
サナバー「極力人がおらぬ車両を選んだが… どうやらこの路線に乗る人は極端に少ないみたいじゃな」
大魔女「ちょ…ちょうどいいわ… 私地べたで寝ていい?」
ねこ「布団引いてあげるよぅフーリャンちゃん…」
ワラース「ホヒョヒョヒョヒョヒョヒョヒョヒョヒョヒョヒョヒョヒョヒョヒョヒョヒョヒョヒョ!!!!!!!!!!!!!!!!!
やめておけ… 余計に吐くのは目に見えてる…ぐぷぷ…」
サナバー「乗り物に酔った時は遠くを見てると良いと聞くぞい
やってみたらどうじゃ?」
大魔女「やってみるわ…」
―――
ガタンゴトン ガタンゴトン
大魔女「―――」
ちーん…
ねこ「フーリャンちゃんが死んだこけしみたいな顔になってるよぅ」
ボケ妹「どこみてんだコレ」
サナバー「触れてやるな どうも落ち着いてるようじゃし」
亀「まったく勿体ねぇな こんなにいい景色なのに」
ボケ妹「ホントにね」
大魔女「―――」
ぽ〜〜… ちーん……

96 :
亀「うほー!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カシャカシャ
マリモス「何をしてるんだ〜〜い?」
亀「いやぁ こんな機会滅多にないからこうして景色を写真に撮ってるんだ!!!!
ただの景色でも電車から撮ると一味違うぜ!!!!!!!!」
ワラース「くくく マニアックだな………」
ボケ妹「でも記事のいいネタにはなるんじゃないか?」
亀「その通りおじさん!!!!!!! よく分かってるじゃねぇかチロリーンは!!!!!!
さすが僕の相棒だなぁ!!!!!!!!!!!!」
ボケ妹「うん まぁお前の頭の中にゃそれしかないだろ」
カシャカシャ
亀「ノスタルジーでいい写真になってると思うぜ
今の世の中にはこういうのが一番必要だと思うんだよ
都会のカッチカチな場所に住んでたら特に…ってうおおおおッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
来たァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボケ妹「な…なんだよ急に!!!!!!!!!!!!!」
ポッポ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボケ妹「ぎゃ…ぎゃあああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
向こうから電車だよ!!!!!!!!! こ…こんなスピードで正面衝突したら死ぬよ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
サナバー「ははは 大丈夫じゃよ
向こうから来る電車は隣の線路を走っとるからこの電車と当たることは万が一にもない」
ボケ妹「そ…そっか…良かった…」
ワラース「ぎほへひふひひひひひひひひ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
見た目の割にビビりだなwwwwwwなんのための筋肉だよwwwwww」
ボケ妹「筋肉関係ねーだろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どーん

97 :
亀「走る電車の姿もまたいいな〜〜〜〜〜〜」
パシャパシャ
亀「あ そうだ いい機会だぜ… 今のこけしフーリャンをシャッターにおさめてやるぜ…」
にやにや
ぬきあし… さしあし… おみあし…
亀「ひっひっひ これで僕の念願だった『フーリャンを一面記事に乗せる』夢が叶うぜ… 体調悪いところに……っても悪く思うなよ…!!!!!!!!!!」
   < ●>  <  ● >
      ギロ………
亀「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
―――…
プスプスプスプス…
大魔女「…まったく…油断も隙もない… 気分悪いのにメンドイことさせんじゃないわよ… あぁん?」
亀「いでででででッ!!!!! 降りろ降りろ〜〜〜!!!!!!!!!!!」
ボケ妹「自業自得だよ」
プォップォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
亀「は!!!!!!!! また向こうから電車だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! シャッター用意!!!!!!!!!!!!」
ガバッ!!!!!!
ゴロロォオー!!!!!!
大魔女「うがにゅっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! オエ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガッ!!!!!
亀「お…おいなんだあの電車!!!!!!!!!!
さっきのと全然違う!!!!!!!! おいサニー!!! アレはなんなんだよ!!!!!!!!!!!!!!!?」
サナバー「電車にも色んな種類があるからのう」
亀「いやマジすげー変な電車なんだって!!!!!!!!! 真っ黒で…トゲドゲしてて…」
サナバー「す…すまん 今ドンジャラでねこちゃんと真剣勝負中なんじゃ…!!!!!」
ねこ「ツモ!!!!!!!」
ターン!!!!!!!!!!!!!!
サナバー「ぬわ〜〜〜〜〜!!!!!!!!! やられた〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
亀「ちくしょー……誰も見てくれねーのかよ!!!!!!!!!!
あぁっはやく写真に撮らねぇと!!!!!!!!!!!」
パシャパシャ
ワラース「! ………あの電車……… ………………まさかな……」
プォップォ〜〜〜〜〜〜〜 プォオ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

98 :
――― 到着 パスタシティ
サナバー「よし!!!!!!!!!!!!!
すぐにこのターミナルを出て反対にあるターミナルの電車に乗り換える!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
時間は3分しかないぞい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ねこ「短ッ!!!!!!!!!!!!!!!」
ボケ妹「この人混みを掻き分けて3分は……無理だ!!!!!!!!!!!」
サナバー「ぬぬぬ…」
亀「よしじゃあ僕にまかせろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スゥ〜〜〜〜〜〜〜〜〜…刷り込みボイス!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
このターミナルの道の真ん中にはあたたかいが一杯落ちてるよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん…
よ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん…
よ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん…
ターミナルの人々(道の真ん中に!!!!? 避けて通らなきゃ…)
ス〜〜〜〜

ねこ「人が道の真ん中を避けて行くよぅ!!!!!!!!!!!!!!」
亀「ふっふっふ 僕の刷り込みボイスの効果テキメンだぜ
このターミナル中の奴らの頭に道の真ん中にが落ちてるという情報を流したんだ!!!!
いつぞやに戦った夢魔獣の技を僕流にアレンジしたのさ!!!!!!!!」
マリモス「亀くん…すごいじゃないか〜〜〜い!!!!!!!」
ボケ妹「じゃあ真ん中を悠然と走り抜ける私様らは他の奴らから見たらか」
サナバー「いいぞサニーくん!!!!!!!!! なら次はわしの番じゃ!!!!!!!!!!!!!
ウマ ミナサン メコラ!!!!!!!」
ぼん!!!!!!
馬達『ひひ〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』

―――

ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
サナバー「急げ急げーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
客「何事ーーー!!!!!!!!!!?」
職員「ターミナル内を馬で走らないで下さい〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!

99 :
反対のターミナル
サナバー「着いた!!!!!!! チケットを買った!!!!!!!!!!!!!
乗るぞ!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドドドドドドドドドドドドドド
馬達『ヒィヒィ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ン』
ドドォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
亀「どけどけ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズドザザザ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!
ボケ妹「ふぅ間に合った」
ねこ「馬がなかったら危なかったねぇ」
アナウンス「えー駆け込み乗馬は危ないのでおやめ下さい…」
プルルルルルルルル プシュ〜〜〜〜〜
サナバー「次はカロシティじゃぞ
そこまではそんなに時間はかからんぞい」
ボケ妹「そっか もう少しゆっくりしたかったんだけどな」
ねこ「走って疲れたからねぇ」

フォ〜〜〜〜〜〜〜
タタタン… タタタン… タタタン

亀「出発だ ん? そういやフーリャンは大丈夫かよ?
さっきから静かだぜ」
大魔女「大丈夫よ」
きゅぴーんっ
マリモス「Oh〜〜〜〜!! 顔色がいいねぇ〜〜〜〜」
大魔女「もう電車酔いは克服したわ」
きらっ
みんな『え!!!!?』
ドン!!!!!!!!!!!!!!

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