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2012年5月バンド35: 音響屋が教えるスタッフの利用法と基礎知識 (617) TOP カテ一覧 スレ一覧 2ch元 削除依頼
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音響屋が教えるスタッフの利用法と基礎知識


1 :10/12/05 〜 最終レス :12/05/28
気まぐれで立ててみた。基本的には専門学校用に作った資料の使いまわし。需要があれば続ける。

2 :
プレーヤが演奏する環境には規模によって数段階ある。
ここでは便宜上レベル1からレベル5までと名前を付けて、
それぞれの段階で何に気をつけてどう立ち回れば演奏する側に有利になるかについて説明する。
演奏には色々な形態があるけど代表として一般的なバンドを想定。

3 :
レベル1
まずは自分たちで必要な環境を用意する段階。
路上でアコースティックギターの弾き語りをするなら、
ギターと小物(ストラップや譜面台)を用意すればはじめられるし、
バッテリー駆動が可能な機材があれば、エレクトリックギターを使ったり、
マイクで声を拡声したりすることも出来る。(CRATEのTAXIシリーズが路上人に人気)
ちょっと本格的にするなら発電機(英語でPower Generatorなのでジェネと呼ばれる)
を用意すれば、コンセントの電源が必要な機材も使える。
バンドの音を最低限出すぐらいなら10万円以下で発電機は買えるし、
3000円くらいで1日レンタルも出来る。このクラスの発電機の目安は
コンセントひとつ分の電力で、5時間程度。
ドラムに音量を合わせる程度のアンプとボーカル用PAがぎりぎりまかなえる。
ちなみに燃料がガソリンなので携帯缶なども必要で、セルフの店では給油できないので注意。
このレベルでは自分たちですべてまかなうので、他人に編成とか曲順などを
伝える必要がなく好き勝手出来る分、バッテリ切れ・PAや楽器のトラブルは自分たちで
対処しなければいけない。だから基本的な音響技術を知っていると、
自分たちの演奏を同じ機材でよりよく伝えることが出来る。
ちなみによく盛り場で路上している人たちの殆どが無許可。
正式には道路使用許可を警察に出さなければ行けないんだけど、
個人が路上ライブやるという理由ではまず許可が下りないので、グレーゾーンでやっている。
道路ではなく公園などはそれぞれの市町村区の土木事務局が管理しているので、
そちらに申し込めば「合法的に」ライブができる。
音楽演奏と言うだけで断られることはないが、音量に関しては
それぞれで対応が異なる。

4 :
レベル2
規模は小さいけれどPA屋さんがいる場合
小さい規模なら「マイク1本用意して♪」だけですむこともあるかもしれないけど、
PA屋さんが仕事として入ってくる場合には、大げさに言えば自分たちの音を
他人にゆだねる部分が出てくるわけだから、PA屋さんと主催者側に情報が必要になる。
通常はバンド→主催者→PA屋・照明屋という流れで打ち合わせがされるけど、
主催者の人がバンドイベントになれていない可能性もあるので、
打ち合わせで説明してもPAや照明に伝わらないこともあるわけだ。
よってなるべく書類を作るのがいい。
この規模では、PA屋は「ボーズセット」「SXセット」「宴会セット」などと呼ばれる
システムを持ってくる。これはスタンド付きのスピーカ一対向(左右で一本ずつ)に
8〜16チャンネルぐらいのミキサ、CD・MDとマイク数本を持ってきて、
一人で仕込みからオペレーションまでをこなすようなシステムだ。
実はこのクラスの機材で、安い仕事の数をこなすのが意外に儲かるので、遭遇率は意外と高い。
もちろんこのシステムで腹に響くような低音再生など望めないので、
PAするのはボーカルやコーラスのマイクとアコースティックギターなどの弱音楽器に限られるし、
モニタスピーカもない場合が多く、あってもボーカルの声が何とか返せる程度のシステムだ。

5 :
照明は全くないか、ステージ上を明るくするためだけの付けっぱなしのライトが
あるだけという状況がほとんどなので、何の期待も出来ない分バンド側から
何かリクエストを出す必要もない。
ということでPAや照明にあまり細かいリクエストをしても物理的に対応できないので、
簡単なセット図と進行表があれば十分。
このレベルで出す書類の例
ttp://www.micnophone.com/2ch/images/level2.jpg
問題になりやすいのは「楽器」の扱い。
バンド側からすれば楽器とは、ギター・ベースとエフェクタ・ストラップ・ケーブル・ピック
ぐらいまでが常識的範疇。だからそれらは自分で持っていくが、アンプは楽器ではない
という感覚が強い。要はリハスタに常設されているモノは相手が用意してくれるモノだと考えやすい。
だけどPA屋にしてみれば感覚的に音響機器の中にギターアンプなどは含まれないので、
打ち合わせ不足だと当日アンプがない・ドラムがないなどの状況が起きる。

6 :
よく行き違いの起きる機材は、ギターアンプ・ベースアンプ・キーボードアンプ・ドラムセット
キーボードスタンド・イス・譜面台・エフェクタ用の電源・延長タップ・ギタースタンドなど
この打ち合わせは予算がからんでくるので主催者側と必ず確認をしておく。
打ち合わせで直接話せるなら口頭での確認で十分だけど、
いい加減な主催者が多いのもこのレベルなので、
バンド側も最悪の状態に備えて持って行けるものは持っていくぐらいの感覚がいい。

7 :
さて>>7の図の説明だが、
書き方に全国共通の決まりがあるわけではない。まあでもこう書けばだいたい
スタッフサイドは理解してくれるって図だ。
それでは簡単に解説すると…最初にバンド名を忘れずに書いておく、
お互いの確認のため日時と場所を書いておくのも良いアイデアだ。
ステージを大きく四角で囲んで表してから、その中に楽器を四角で囲んで表現する。
大きさは正確に表現する必要はなく、ステージにどのような順番で置くかがわかる程度でいい。
持ち込み機材がある場合にはその楽器の近くに書いておくと親切。
ただほとんど持ち込みになる場合には、持ち込み機材リストを別途作成した方が見やすくなる。
アンプの品番などを追記してもいいけど、「JC]みたいに品番(しかも省略して)だけで書くのは
このレベルでは理解してもらえない可能性がある。
そういう意味で言えば「ギターアンプ」みたいにカタカナで書くのも悪いアイデアではないな。

8 :
丸を矢印で射したような図形がマイクの図。
アンプやドラムを録るマイクはバンド側が描く必要はないので、
ボーカルなどの声を録るマイクと持ち込みの弱音楽器に必要なマイクを描いていく。
ドラムの横に書いてあるマイクは、ドラム用ではなくドラマーが
コーラスをするためのマイクという意味だ。
図の黒丸はバンドメンバーの立ち位置を表し、黒丸の後ろの線は
その立ち位置のメンバーが使うアンプを示す。
黒丸の上か近くにメンバーの名前を書いておくと、
スタッフ側も名前で呼べたりしてコミュニケーションが取りやすい。
マイクの下側には、何用のマイクかがわかるように略号を書いておく。
略号にするのは主に書くスペース的な問題と視認性の面から。
よく使う略号については後述する。

9 :
よくボーカルがギターソロの間なんかにパーカッションを演奏することがあるけど、
それ用のマイクは通常描く必要がない。
なぜなら音の通りのいいパーカッションはこのレベルではマイクが必要がないことが多く、
むしろマイクに向けてパーカッションを叩かれると迷惑なくらいなのだ。
仮に必要だったとしても専用のマイクを立てるまでもなく、
ボーカルマイクで兼用してしまえばよいので、どちらにしろ専用マイクは必要がない。
ボーカルマイクに近づけられると迷惑なパーカッション
横綱 ホイッスル
大関 カウベル
関脇 タンバリン
小結 ウッドブロック
PA屋さんとケンカしたければこれらをボーカルマイクの前で思いっきり鳴らせばOK♪
逆にシェーカ・カスタネット・カリンバなどは近づけすぎなければ
マイクを上手く使ってくれるのはむしろ歓迎。
ハーモニカは普通に10cmくらい離れて吹いてくれる分にはOKだけど、
マイクを両手で覆って吹くスタイルは、それなりのマイクとセッティングが
必要になるので、いきなりやられると困る。
ブルースなんかでは楽器扱いでギターアンプで鳴らしたりもするけど、
もしPAしたいなら専用のマイクを書いておいた方がいい。
あとボイパ用のマイクなんかはできれば持ち込んで欲しいのが音響屋の本音。

10 :
ワイアレスマイクを使う場合はマイクの横にW/Lと書く。
マークもワイアレスマイクのマークに変えておくとなおよい。
(マイクの矢印にピカチューみたいなしっぽを付ける)
ただし、このレベルでワイアレスマイクは当たり前にあるものではないので、
希望する場合は打ち合わせが必要だし、希望しても大人の事情で断られることも多い。
ワイアレスマイクを持ち込む場合はそのマイクでのサウンドチェックが
最低限必要になるので、本番直前に持って行っても断られる。
持ち込む時間などを打ち合わせしておき、事前に周波数(チャンネル)を伝えておく。
(固定式・切り替え式の場合はそのチャンネル、30チャンネル対応ならそう書いておく)
申請なしに使えるワイアレス機器の周波数(B帯と呼ばれる)は30個(チャンネル)あるんだけど、
相互変調障害というものがあるので、同時に使うのは7チャンネルが限界なんだな。
ギターなんかに使うワイアレスシステムも同じ周波数帯を使用しているので、
バンドメンバー内でチャンネルがぶつかっていないのは当然としても、
他のワイアレスマイクを違う目的で使用していたり、
他のバンドがワイアレスを持ち込んで来ていたすることがあるので、
事前のチャンネルプランが必要なわけだ。
自分たち以外ワイアレスを使わない場合は問題ないけど、他の出演者がワイアレスを使う場合は、
お互い演奏中以外は必ず電源を切っておくという運用で乗り切るのが普通。
電池はけちらず必ず新品のアルカリ電池を使うこと。

11 :
チャンネルプランは結構ややこしく、使う本数によって最適なチャンネルの組み合わせは変わる。
30チャンネルすべて切り替えられるシステムを必要分用意することができれば
それが一番いいんだけど、比較的安価に入手できるワイアレスシステムは、
周波数が固定か2チャンネルの切り替えになっているので、バンド内でギターとベースとボーカルが
それぞれワイアレスを買うとしたら、最適な組み合わせではないにしろB11・B13・B15というように
10の桁が同じ数字で、1の桁を等間隔に離しておけばいい。もちろんB11・B12・B13のように連番で
使っても問題はないけど、他との兼ね合いでトラブルを避けやすいのだ。
以上の事柄はチャンネルにBがついている800MHz帯のワイアレスシステムの話なので、
300MHz帯のCを持ち込む場合は音響屋が使うワイアレスとバッティングすることはない。
Cは鉄道のホームや簡易PAに使われる周波数帯で、音響屋が持ち込んでくることがないからだ。

12 :
ワイアレスシステムは安価なものはマイクや送信機と受信機の組み合わせで5万円以下で売っている。
この価格帯のものでも楽器用としては問題なく使えるし、マイクだって音楽に使用できる
レベルではあるけど、PA屋が金を取って使うマイクとしてはちょっと力不足なので、
システムで10〜20万円のものが使われることが多い。
逆にこの価格帯のワイアレスマイクを持っていれば、音質面で使用するのを断られたり、
明らかに自分だけ音質が悪いなどの状況は避けられるわけだな。
でもまあ普通の有線式のマイクに比べてワイアレスはトラブルが多く音質も劣るので、
何でもかんでもワイアレスマイクという感覚は持たない方がお互い幸せになれる。
ちなみに放送局やメジャーなアーティストがツアーで使用するワイアレスシステムは一桁値段が違う。

13 :
よく使われる略号
ボーカル Vo Voc Vox
        VocとVoxはエンジニアサイドが使うことが多い
コーラス Cho Vo B.Vo BGV
        英語ではコーラスといわないが日本ではChoが一番通りがいい。
ギター G Gu Gt Guit
ベース B EB Ba Bs
        EBはエレクトリック限定
ドラムセット Dr Drs
バスドラム B.D B.Dr Kick
        エンジニアはKickを使うことが多い
スネアドラム Sn Snr
タム TT Tom
シンバル Cym
ハイハット HH Hat H.Hat H/H
キーボード Key Syn
        Synはシンセサイザから
ピアノ P Pf Pno
        Pfはピアノの正式名称から
オルガン Org Hammond
        Hammondはオルガンの代表的メーカから
サックス Sax
トランペット Tp Tbn
トロンボーン Tb Tbn Pos
        クラシックではTbはチューバと混同しやすいのでTbnかPosが使われる。
フルート Fl
ハーモニカ Harm Harp B.Harp
        ハープとはブルースハープのこと
バイオリン Vl
ビオラ Vla
チェロ Vc
コントラバス Cb WB DB
        クラシックの場合はCB
ビブラフォン Vib

14 :
ふむふむ

15 :
タンバリンやシェーカなどのラテンパーカッションはフル表記することが多いので、
中途半端に略すよりカタカナで書いた方がわかりやすい。
例)
○ カウベル  Cowbell × C.bell
○ タンバリン Tambourine × Tan Tamb
○ シェーカ  Shaker × Skr Shak
○ ジャンベ  Djembe Jembe × Jan
またピアノやベースなどアコースティック楽器とエレクトリック楽器が
どちらもよく使われる楽器の場合はアコースティックの場合は「A.」を、
エレクトリックの場合は「E.」を略号の前に付ける。
例)
アコースティック→A.Pf エレクトリック→E.Pf
アコースティック→A.Ba エレクトリック→E.Ba
ドラムやバイオリンのようにアコースティックが主流の楽器は、
エレクトリックの場合にのみ「E.」を、ギターなどエレクトリックが主流の場合には
アコースティックの場合にのみ「A.」を付けて区別する。
例)
アコースティック→Dr エレクトリック→E.Dr
アコースティック→A.Gt エレクトリック→Gt
またサックスなどはソプラノ・アルト・テナー・バリトンを表現するため
それぞれS.Sax・A.Sax・T.Sax・B.Saxと表記する。
サックスほどメジャーではないけどトランペットやトロンボーンにもS・A・T・Bはつくが、
Bだけはバリトンではなくバスと都合良くルールを変えて読み替える。(本来はバリトンよりバスの方が低い)
さらにボーカルマイクにS・A・T・Bがついていた場合は、
合唱の歌のマイクという意味になり、例外的に英語読みだったTはテノールと他と同じイタリア語読みになる。

16 :
レベル3
PAも照明もそこそこの規模
ライブハウスも規模にかなりの差があるけど、ドラムがPAできてキャパが数十名を
超えるような場所だと、このレベルになる。この場合は、
1 進行表(セットリスト)
2 セッティング図
3 メンバー表
4 音源
を提出する。必ずしも1〜3は一枚ずつである必要はなく、ライブハウスや主催者側で
フォーマットが用意されていることも多い。
音源をCDRかMDで用意すると親切だが、聞いて役立ててもらえる可能性は低い。
これは時間的・物理的に音響照明をバンドに特化させることが難しいためで、
通常は最大公約数の中での演奏になる。
進行表は曲名だけでなく、だいたいの曲の長さや雰囲気、誰がソロを取るか、
ボーカル以外は誰がマイクを使うか、PA・照明への簡単なリクエストを一緒に
書いておくといい。ただし前述の通り自分たちの曲をすべて覚えてきてくれることは
ないと考えた方がいいので、その場でも対応できる程度のリクエストにとどめておく。

17 :
PAへのリクエスト
○ 「静かなバラードです」「アップテンポなロックです」など曲の
  特徴がわかる一言は、音源を聴いていない場合に役立つ。
○ 通常のバランス以外の特別なリクエストがある場合
 「イントロの下手ギターは上手ギターよりかなり小さめで」など
○ 「イントロはキーボードから入ります。」など、特定の楽器から
  始まる事が書いてある。
△ ボーカルにディレイ
  →ディレイにもいろいろあるので、どんなディレイを求めているかわかりづらい。
△ ギター大きめに。ベース強めに。
  →少しぐらいの差はあまり意味がないし、どの程度なのかがわかりにくい。
   また比較的小さな会場では心地よく聞けるバランスというものが自ずと
   決まってくるので、リクエストされても応えにくい。
△ バラードなのでボーカルにリバーブ深め
  →書いてもいいけど普通にやってくれる。
× ボーカルにリバーブ
  →当たり前のエフェクトなので指定する意味がない。
× かっこよく。ラウドに。
  →意味わかんね('A`)
× ボーカルのサビの「Love you」をディレイで繰り返し
  →歌詞の一部分をディレイで繰り返すには、曲を完全に把握して、ディレイを
   テンポに合わせて歌詞カード見ながら操作する必要があるので、いきなりいわれても難しい。
× ボーカルにディストーション
  →ハウリングの危険からリハーサルを行えない状況では無理。
× モニターにドラム強め
  →この規模だと難しい。ボーカルが聞こえることを最優先に。
× モニターのボーカルにリバーブ
  →この規模では難しい。

18 :
照明へのリクエスト
○ PAと同じく「静かなバラードです」「アップテンポなロックです」
  など曲の特徴がわかる一言は、音源を聴いていない場合に役立つ。
○ PAと同じく「イントロはキーボードから入ります。」など、
  特定の楽器から始まる事が書いてある。
○ 「落ち着いた」「夕陽のイメージ」「夜空」など曲のキーワードに
  なる言葉である程度イメージがつかめる言葉。
○ 客席明かりのリクエスト
△ 寒色系で。暖色系で。
  →〜系でシーンを多く作れるほど吊り込んでいない。
× 派手に。かっこよく。曲に合わせて。
  →意味のない指示
× ボーカルにスポット
  →吊ってあるライトの多くはスポットライトなので、照明屋の会話にスポットはあまり出てこない。
  一般的に言うスポットライトはピンスポット(ピン)。よってこの書き方だと、「私たちは素人」
  と書いているようなものなので、自分達が損をする。またピンスポットの事にしても、
  ない場合もあるしあったら普通自動的にボーカルにあたる。
× ソロでギターにスポット
  →同じくあれば普通にやってくれる。
× 淡い色で。 青で。 赤で。 明るく。 暗く。
  →曲中でシーン(照明の色や明るさの組み合わせ)を一切変えない指示をしたいとき以外は、
   無理に色指定をせずお任せにした方がこのクラスだと結果的によい。
× 派手なのはNG
  →言い方がむかつく('A`)

19 :
進行表には特に決まった書き方はないけど、
見やすく(本番中PA・照明の操作場所は暗い)必要な事柄を書いてあればいい。
このレベルでの進行表の例
ttp://www.micnophone.com/2ch/images/level3-1.jpg
あくまでも例なのでこのフォーマットがベストというわけではない。
セッティング図は、独立させてドラムの詳しい構成や、メンバーの持ち込み機材を詳しく書く。
このときモニタスピーカなどは書き込まない。
メンバー表は単純にメンバーの名前と担当楽器などを書いて、
代表者の連絡先などが書いてあればいいので、進行表やセッティング図に空きがあれば
そこに書いても良い。
このレベルでのセッティング図の例
ttp://www.micnophone.com/2ch/images/level3-2.jpg

20 :
レベル4
PAも照明もプロと同等の規模で専任に近いオペレータがつく
1 進行表(セットリスト)
2 セッティング図
3 メンバー表
4 音源
5 構成譜(リードシート)
ライブハウスのワンマンや、大きい会場の数バンドのイベントでは、PA照明ともオペレータが
音源を聴いてプランを立ててきてくれることが多いので、レベル3では難しかった曲に
合わせての照明プランや、曲に応じてのPAのエフェクト処理などが可能になる。
また音源を渡しておけば「M1の3'15"のブレイクで客席に見潰し。」などの指定も出来る。
事前に打ち合わせができることが多いので、進行表にはPAにあまり詳しくリクエストを
書くことがない。また照明にピン専任のスタッフが1名以上つくことも多く、
ギターとボーカルにピンスポットをあてたりというプランも可能になってくるが、
いちいち進行表に記入しなくてもちゃんとやってくれるので、
打ち合わせを綿密にすればあとはプロにお任せというスタンスだ。
セッティング図・メンバー表はレベル3と一緒でよく、音源はCDRかMDの形で
必ずバンド名などラベル書きした状態で、本番の演奏順に並べておく。
構成譜は音符を書かない譜面というようなもので、小節数がわかりやすく構成が
掴みやすいように書いてあればよく、五線紙に書いてもそうでなくてもかまわない。
まあ音響屋や照明屋が必ずしも譜面を追うスキルがあるとは限らないので、
リピート記号やダルセーニョなんかは使わずにストレートに書いた方が いいと思う。
レコーディングと違って本番中に書類を見るタイミングもあまりないし。
音響屋で構成譜を見ながらオペする人はそう多くはないけど、照明では
曲の構成を知るために必ずといっていいほど作るので、バンド側から最初に提示されれば
非常に助かるわけだ。
ということで構成譜の例
ttp://www.micnophone.com/2ch/images/level3-3.jpg

21 :
レコーディング
事務所に所属し、マネージャが付くようなレベルではライブと同じく他のスタッフが
すべて手配してくれるし、レコーディング自体がスケジュールを帯で押さえる
(長期間同じ部屋を押さえる)ので、あまりバンドが用意するものはないけど、
自分たちの手でプロモーション中のレベルでは、よりよい作品を効率的に短期間で
レコーディングする必要があるので、レコーディングの流れを知り必要な書類を出すことは必須だ。
といっても、出す書類はレベル4とほとんど変わらない。
バンドものをレコーディングする場合には、まずリズム録りといわれるドラムベースに
バッキングのギター辺りまでを同時に録音する作業が最初にあるんだけど、
エンジニアサイドでこのときに欲しい情報がドラムのセット図なんだな。
ベースとギターは「ラインとマイク」「オンマイクとオフマイク」といった組み合わせで
2トラック(録音する場所)ずつ空けておけばだいたい事足りるのに対して、
ドラムはただでさえマイクを多く使う上に、セットによってマイクの本数が変わってくるからだ。
「うちはPro Tools HD Core3ですよ。」とか「うちはアナログマルチで46トラ回せますよ。」
というレベルのレコーディングスタジオなら、トラック数も、同時録音数もマイクもスタンドも
ミキサも余裕があるので、当日「ドラムはマイク16本で足りますか?わっはっは。」
てなことも可能だけど、中規模以下のスタジオだと、使えるトラックの数が限られてくるので、
エンジニアは色々な制限の中でトラックをどのように使うかを考えなくてはいけないのだ。
音響屋サイドでレコーディングでお金をもらうレベルだとドラムの太鼓には少なくとも
マイクは1本ずつ立てるし、ハイハットも大事な楽器なので専用のマイクを立てる。
シンバル類と全体の音をトップマイクでステレオで録るので結果一般的なセットで8本ほどの
トラックが必要になる。もしタムが増えるとその分のマイクが必要になるし、
シンバルも2本でフォローできるかはセット位置による。
つまり録音するドラムセットに合わせてながらトラック数の制限の中で
エンジニアはなるべく多くのマイクを立てるわけだ。
よって位置関係までがわかる前出のようなドラムのセット図が必ず必要になるわけだな。
ttp://www.micnophone.com/2ch/images/level3-2.jpg
ぼちぼち連投に引っかかるので、支援ageとかしてもらえると助かる。

22 :
支援

23 :
>>22 さんくす
基本的な考え方はカブリをどう考えるかだ。
カブリとは目的以外の音がマイクに混入することで、リハスタのように全て
同じ部屋に楽器を並べてマイクを立てると、当然カブリが全てのマイクで起きる。
これがなぜ問題なのかと言うと、例えばギターのマイクにドラムやベースの音が
カブっていると、ギターにリバーブをかけるとベースとドラムにもうっすらと
リバーブがかかってしまうなどギターの音を変えると他のパートの音にも
影響が出て、全体の音が濁ってしまいやいということが一つ。
もう一つはギターだけ一部分を取り直した場合、そこにはドラムやベースの音が
カブってこないので、取り直しした場所は音の雰囲気が変わってしまい、
最悪部分的な手直しが出来なくなることだ。
カブリを完璧になくす方法は、それぞれのパートを全部別録りすること。
つまり、ドラムはドラム、取り終えたらベースだけ、次にギターだけというように
音を順番に重ねていけばカブリはなくなる。
この方法のメリットはカブリがないことと、同時に録音できるトラック数や
マイクの数がドラム録音の時以上に不要なこと。特に小さいリハスタで録音できます!
みたいなところは、同時録音が8トラックの所が多い。これはインターフェイスなどの
最大入力数が8のものが多いことに起因するんだけど、こう言う場所では
同時にギターベースも録ると、ドラムへは最大マイク6本となり、十分な
本数とは言えない。
よく「マイクの本数は少ない方がいい」というのを妙に真に受けている人がいるけど、
普通のロックでプロがそれをやらないことを考えれば、少ないことによって得られる
メリットより、マルチマイクで音を取るメリットが上回っていることは分かると思う。
デメリットは、演奏がとてもしにくいこと。単純に構成が分かりにくいというレベルでも、
バンドのアンサンブルで出るノリが出にくいという高いレベルでもこれは問題。
あと時間が人数倍以上と余計にかかるので、一曲あたりに必要な時間が長くかかるし、
ギターを重ねているときにドラムのミスに気がついたら全部取り直しになる。
で、プロユースのスタジオは部屋が沢山用意してあり、窓やモニターによって他の部屋の
様子が分かるようになっている。この小部屋を通常ブースと呼んでいる。
また部屋自体も大きいので、楽器ごとのマイクの位置をそこそこ距離をあけて置けるので
例え同じ場所で録音しても、問題が少ないということもある。
またブースには通常「ネズミ穴」と呼ばれる穴が空いていて、ケーブルを通せるように
なっているので、大きい部屋でドラムをセットして、その部屋にギタリストやベーシストも
入って、それぞれのアンプはネズミ穴を通してブースの中で鳴らす。
そうするとギターアンプ・ベースアンプをフルアップにしても、ドラムのマイクには
ほぼかぶらないし、演奏自体は同じ空間で演奏するので、ノリを出しやすいわけだ。
ちなみにレコーディングスタジオで、演奏する場所をスタジオ、小さい部屋をブース、
エンジニアがいる場所をコントロールルームと呼ぶことは知っておくといいと思う。

24 :
まあぶっちゃけいってしまえば、スタジオ代をけちらなければ、いい環境が得られるし、
けちるなら、どこかで不便を乗り切る必要があるってこと。
もの凄い大ざっぱな切り分けをすれば、12トラック以上同時録音出来るスタジオなら、
極端にハズレエンジニアである可能性は低いので、ドラムのwavデータもらうためだけに
使うつもりでも価値はある。(後は自宅やリハスタで重ねるとか)
エレクトリックベースはD.I.によるライン録りに加えて、ベースアンプのマイク録りの
2トラックで録音することが基本だけど、トラック数の関係やベースの音がドラムの
マイクにかぶるのを防ぐために、D.I.のみで録るということもある。
D.I.の音は加工しないとベースらしい音にならないので、
D.I.だけで録音した場合のベースの音は、正直エンジニア次第…。
エンジニアが情報的にあると参考になるのは、4弦ベースか5弦ベースか、
アクティブタイプのベースかパッシブタイプのベースか、アンプは何を使うか
(具体的にメーカ名と品番)エフェクタは何を使うかなどなど。
エレクトリックギターは、ギターアンプから出てきた音が完成品と考え、
ギターアンプの近くにマイクを1本。余裕があればオフマイクなど違った場所に
もう1本の2トラックで録音するのが一般的。
ただ最近のアンプシミュレータはかなり出来がいいので、
D.I.でギターの生音を録音しておいて、ミックスの時にアンプシミュレータで
作った音に差し替えることも珍しくなくなってきている。
エンジニアが欲しい情報はベースに比べて少なく、ギターアンプは何を使うかぐらい。
どんなタイプの音をだすのかも知りたいけど、文章にはしにくいので
音源を聴いたり、ギターアンプの品番から何となく想像する。
Marshall JCM800+1960Aって書いてあれば、少なくとも歪み系の音がメインだろうと
想像できるし、Fender Twinって書いてあれば、歪みはクランチ程度だろうと想像するわけだな。
このリズム録りの時はまだ自分たちの演奏を記録しているだけなので、
演奏のいい悪いの判断が付きやすいことから、ディレクタは特に必要のないこともあるが、
この時点からディレクタが参加して、演奏の良し悪しや録音の良し悪しを客観的に
判断するのが有効。
ディレクタの役目は専門職であれば、メンバーの精神的ケアから時間配分、場合によっては
楽曲自体をいじったりなど多義に渡るけど、この時点ではスタジオの時間との兼ね合いで、
どの程度までのテイクをOKテイクとするかという判断が一番大きい。
感覚論で言えば、アマチュアの場合プレーヤの実力の3割も出ればレコーディング的には正解。
通常あまりの出来の悪さに落ち込むことも多いけど、その場で改善できる部分と
改善できない部分を切り分けて、有効に時間を使う仕切りをするのがディレクタだ。
ドラムのフィルが〜とかベースがよたってるとか、プレーヤ本人は気になるところなんだが、
スタジオで時間をかけて取り直す価値があるか、取り直したら良くなる可能性が高いか
なんてのは、なかなか自分では判断できない部分だ。

25 :
さて、リズム録りが終わった後には「ダブ」「オーバーダブ」「かぶせ」「重ね」などと
呼ばれる作業があって、これはリズム録りの時に録音できなかった、もしくはあえて録音しなかった
音を重ねていく作業だ。これはレコーディング独特の作業で、ソロやボーカルはこの時点で録音する。
何度もやり直したり、複数の録音したトラック(テイクという)からベストなものを選んだり、
何人分もの演奏を一人でしたり出来るわけだ。
通常ボーカルは何も言わなくても数テイク録って、ベストなものをつぎはぎしていく形を取るので、
バンドがトラック数の心配をする必要はとりあえずない。逆にボーカル以外の楽器を重ねるときには
自分である程度プランを立てておき、前もってエンジニアに相談しないと、作業が遅れたり、
最悪予定通りに音を重ねられないこともあるので注意。
またトラック数が増えるとダブに時間がかかるだけでなく、次の作業のミックスにも時間が
かかってくることになることにも注意しておこう。
ディレクタは特にボーカル録りの時には絶対必要で、歌詞のチェックから発音や
聞き取りやすさに気を配り、どこまでボーカリストに歌わせるか、
どこから補正などに頼るかなどを判断する。
ボーカル以外のバンドメンバーがこのディレクションをすることもあるけど、
信頼の出来るディレクタに判断してもらった方がベター。
ボーカルトラックの選択は以下のことを留意している。
個性     ボーカリストの良さが出ているのはどちらか。
音程     実際のピッチより聴いての違和感を基準に
声質     発声を含め、聴いている人に心地よいか、伝わりやすいか。
つながり   前後で声質や雰囲気や音量が急激に変化しないか
リズム    リズム・ビートに乗れているか
技巧     ビブラートなどの良さ
歌詞     まちがいや伝わりにくい部分がないか
状態     録音時のレベルオーバーや、マイクの向きなどのミスはないか
降臨     神が降りてきていないか。
最後の神降臨はシャレで書いているわけではなく、本当にたまたま実力以上の
もの凄くいいテイクが録れることがあるので、それを活かそうと言うことだ。

26 :
音素材がすべて揃ったら、録音は終了してミックスの作業に入る。
通常「ミックスダウン」「トラックダウン」「落とし」と呼ばれる工程で、
エンジニアの腕の見せ所でもある。ミックスはバンドが最初から立ち会うこともあるけど、
最初の時点であまりリクエストを出しても意味のない指示になりがちなので、
通常はエンジニアに数時間渡して仮ミックスを作ってもらって、
それを聴きながらバンド側との調整にはいるのが普通。
具体的に好きなサウンドがある場合などは、このCDのこの曲の何の音みたいにしたい
というリクエストを音源とともにあらかじめ出しておくのが手っ取り早い。
まともなエンジニアなら、それでかなり伝わるし、出来ない場合はその理由も含めて
説明してくれる。
エンジニア側は基本的にバンド側のリクエストに何とか応えようとするけど、
さすがにギタリストが「なんか、イマイチなんだよね〜、もっとガツンとなんね〜の?」などと
ダイレクトに言った日にはエンジニアも覚醒モードに入るので、バンド側はディレクタを通じて
宇宙語を日本語に翻訳してもらうと良いだろう。
バンドメンバー → ティレクタ
「これさあ、もっとどっか〜んと来ないの?」
ディレクタ → エンジニア
「すみませんが、(小声で【演奏の問題も大きいとは思うんですが、】)
どこどこの部分のキックの音を大きめにしてもらうことは出来ますか?」
エンジニア →ディレクタ
(音を変化させて)「こんな感じでどうですか?」
ディレクタ → バンドメンバー
「今変えてもらったけど、凄くかっこよくなったんじゃない?」
バンドメンバー
「まあ、いいんじゃない?」
とまあここまで極端ではないにしても、バンド側はバンド側でどこまで口を出していいか、
リクエストを出していいかの線引きがわからないし、エンジニアもバンドメンバーの
誰の意見にどの程度従えばいいかわからないことがあったりするので、
ミックスの音に対する最終決定者としてのディレクタは絶対に必要。
ミックスが終わったらそれをCDRやMDに落として持ち帰って聴いてみる。
スタジオでは気づかなかったことに気づく場合もあるので、スケジュールが許せば、
ミックスから手直しまで1週間程度間を置くといい。
逆にあまり間を空けると作品に対するモチベーションが下がるので注意。

27 :
ミックスが完了したら、マスタリングにはいるわけなんだが、
雑誌などではマスタリング=CDの音を大きくする作業といった意味合いで書かれているが、
マスタリングとは曲ごとの音質や音量の違いを補正し、曲間を調節して
マスターテープ(データ)を作る作業のことを言ったわけだ。
現在ではCDを作る作業になるけど、基本は一緒で曲ごとに音量や音質を補正して、
トータルで聴いたときに違和感がないようにする。さらにPQエディットと呼ばれる
TOCに書かれるデータの編集などが加わるが、CDの音量上げはこのマスタリングの前段階で行われ、
プリマスタリングの作業の内の一つな訳だ。
いわゆる「音量上げ」とか「トータルコンプ」と呼ばれている作業は曲の一部分しか
出てこない最大音量を抑えて、その分平均的に音量を上げるという方法で行う。
例えば非常に不正確な表現ではあるけど、CDが0から9までの音量が記録できるとして、
通常の音楽というのは最大音量の9というのは曲の中で数回一瞬しか出てこないことが多い。
ただこれ以上に音を大きくすると音が割れてしまうわけだな。
6 5 6 7 5 9 4 6 7 5 4 2 (平均5.5)
そこでその音だけをコンプレッサで2押さえ込んでやる
6 5 6 7 5 9 4 6 7 5 4 2 
          ↓
6 5 6 7 5 7 4 6 7 5 4 2 
そうすると最大音量が7になったので、全体に2を足す(本当はかけ算)
8 7 8 9 7 9 6 8 9 7 6 4
そうすると平均値は7.3となり、ほとんど同じ内容なのに、音が大きく聞こえるというカラクリだ。
この調子で大きい音をどんどん小さくしていくと平均音量は上がっていくけど、
当然音楽の強弱もなくなってくるし、音も歪みっぽい不快な音になってくるので、
最近はあまり極端な音量上げは下火になってきている。

28 :
とりま、ここまで。
あとはどういうスタッフがコンサートを作るかみたいな話で終わり。

29 :
>>1
良スレなのに板に人が少ないのが残念だな

30 :
いや、少なくはないと思うよ
書き込みにくいだけさ

31 :
もしかしてottotto.comのTOSSさんなのでしょうか?
あのサイトの記事にはかなりお世話になりました。

32 :
>>29
さんくす。最初は来ないだろうというのは想定済み。
まあこれだけ文章だけ書かれても正直しんどいと思うけど、
テンプレ的に使ってもらえればと思った。
>>30
書ききったら、質問など受け付けます♪
>>31
です。オサンがしゃしゃってみましたw

33 :
あ、レベル5がなかったw
まあレベル5はプロレベルなので、バンド側は音楽に専念していれば宜し。
で、スタッフ編
スタッフの役割
みんなが自分たちで全てのことを行う状況から、だんだん規模が大きくなってくると
スタッフの力が必要になってくる。自然発生的にライブを手伝ってくれるボランティアの
人なんかも出てくるんだけど、その人達ではできないプロの力が必要になってくるので、
友達以外の人たちとかかわりが出来ることになる。
メジャーに近くなると何らかの形で音楽事務所に所属することになる。
そうすると音楽事務所の中で担当者がつく。
担当者
音楽事務所の中でみんなの担当になっている人という定義だけなので、
掛け持ちは当たり前で、事務所との打ち合わせを行う人という感じ。
個人レベルの事務所だと社長=担当者なんてこともあり、「いっしょに
頑張ろうぜ!」と暑苦しい、もとい、熱い人も多いんだが、
大手なら担当者との人的結びつきはドライであまり強くないのが普通。
事務所に所属するレベルだと、東名阪くらいのツアーは普通にやるので、
最初にみんなにつくのはPAエンジニアだ。
これは通常事務所側から音響屋さんに発注が来るので、
みんなが直接発注することは基本的にはない。
PAエンジニア
3〜10年目くらいの中堅エンジニアが一人でツアー(旅と言うことが多い)に
同行する。このレベルだとだいたいがライブハウス周りなので、
PAチェックなどリハーサルまでに必要な人手はライブハウス側に
お願いするのが普通で、機材も基本的にライブハウス常設のものを使う。
照明はだいたいライブハウススタッフにお任せになる。
マネージャ
このクラスのバンドものではマネージャは同行しないことも多いが、
アイドル系などでは必ず同行してくる。いずれにせよアーティストの代理と
ケアが仕事なので、パシリに近い事までやってくれるが、
コンサートスタッフ的な事には手を出さないので、
楽器のケアはバンド自身がする必要がある。
で、もうちょっと売れてきたとして、
規模が大きくなって、ライブがホール規模を越えると、ステージ関係だけでも
 ・PAオペレータ
 ・照明オペレータ
 ・舞台スタッフ
 ・舞台監督
 ・特効スタッフ
 ・楽器スタッフ
 ・トランポ
 ・マネージャ
などかなり大所帯になってくる。

34 :
PAエンジニア
この規模ではまずPAは客席向けの音を出すメインエンジニアの他に、
ステージのモニタスピーカを専門に受け持つモニタエンジニアが付くことが多く、
ステージマンと呼ばれる若手を加えて3名体制の場合が多い。
機材も持ち回りになるので、仕込みとバラシ時には「バイト君」を主催者に
5名程度手配してもらい、荷物の積み卸しやスピーカの積み上げなどを行う。
ライティングエンジニア
つまり照明屋さんのことだけど、数名のスタッフが同行することもあるが、
通常はメインのオペレータのみかプラス1名ぐらいの体制が多い。
照明の仕込みにはホールクラスだと5名程度必要になるけど、
その場合は「現地さん」と呼ばれる照明スタッフを会場ごとに発注し、
仕込み・ピンスポットオペレート・色替えなどをお願いするのが一般的。
この現地さんがあるので、照明屋は比較的食いっぱぐれない。
舞台スタッフ
舞台スタッフはステージ上の作り物や美術を担当し、主に仕込みの
早い段階で作業が終了するので、後述の舞台監督と会場の常駐スタッフ数名が
この役割を果たすことが多い。ただ本文中に転換など舞台組みが変わる場合などは
専任スタッフが同行する。
舞台監督
舞台監督はステージの現場責任者「ぶかん」はまだしも、「ぶたかん」って
あんまり偉くなさそうな略称になるけど、ステージでは一番偉い人。
音響・照明などの各セクションが舞台監督の指揮下にはいる事によって
現場の判断が一本化され進行がスムーズに進むことになる。
通常1名で舞台スタッフも兼ねている事が多い。
場合によってはコンサートの一時中断まで判断できる立場であるがゆえに、
各セクションへの知識と高いコミュニケーション能力・判断力が求められる
ポジションだ。よってやはりある程度のベテランでないと務まらず、
このポジションは会社ではなく、個人指名で発注される事が多い。
特効スタッフ
特効は特殊効果の略で、コンサートの場合は視覚的効果を狙うものだ。
コンサートに必須のものではないけど、規模が大きくなればよく
使われるようになってきている。エアショットやCo2などは結構一般的。
エアショットはコンサートのエンディングなどでアルミテープや紙吹雪を
一気に会場に向けて放出させるもの、Co2は二酸化炭素のボンベを使って
勢いの強い煙を出す。芸人が罰ゲームの時に食らうアレだ。
その他のドライアイスを使った雲のような効果や、水や火を使う効果などを受け持つ。
リハーサルがほとんど出来ず一発本番な上に仕込みが大変なことから、
数名の専任スタッフが付く。

35 :
楽器スタッフ
アーティストに近い位置にいて、ローディーと呼ばれる。
まあ実際気が荒い奴も多いけど乱暴者という意味のRowdyではなく、
巡業とか遠征とかいう意味のRoadから来ている言葉だ。(綴りはRoadie)
日本の場合は自らもプレーヤである人が多く、若い人が勉強のために師匠の
ツアーに同行するみたいなパターンも多いけど、アメリカなんかは専門家が多いので、
下手すれば自分の親ぐらいのローディーと組むこともある。
ローディーはリハーサルまでにドラムセットやギター・ベースアンプや
キーボードなどのセッティングをして、ドラムはヘッドを、ギター・ベースは
弦を張り替えチューニングをして待機する。
本番中は楽器の持ち替えなどの対応や、トラブルに対応するために舞台袖でステージを
監視する。音に関するスタッフではあるけど、PAスタッフとの役割分担はしっかりと
線引きがされていて、お互いのセクションに手を出すことはあまりない。
通常は1名程度だが、規模が大きくなったり転換が多い現場では複数名で対応する。
トランポスタッフ
トランスポーテーション(Transportation)つまり移動という意味で、
ステージ用語としては舞台装置や音響・照明・楽器の機材を会場から会場まで
運んでくれるスタッフのことだ。まあぶっちゃけて言ってしまえばトラックの
運ちゃんなんだが、渋滞があろうが悪天候だろうが精密機械の多い機材を、
確実に時間通り会場に運んでくれる優秀なトランポ屋さんは
他のセクションから絶対的な信頼を受けている。

36 :
その他このクラスになるとコンサート自体を仕切る表方が必要になり、
一般的にはプロモータとかイベンタなどと呼ばれる興行主が取り仕切る。
イベンタは、コンサート企画の立案から始まり、出演交渉・主催者決定・
協賛獲得・印刷物手配・スタッフ手配・チケット発行・交通宿泊手配などを事前に行う。
みんなの所属している事務所とプロモータが契約をする形になるわけだな。
現場では以下のようになスタッフがいる。
 ・運営スタッフ
 ・受付スタッフ
 ・警備スタッフ・
 ・搬入搬出スタッフ
 ・ケータリングスタッフ
 ・物販スタッフ
運営スタッフ
コンサート自体の運用に関わる事柄を担当し、会場への支払や表方全体の指揮を行う。
通常はプロモータの社員+αが担当する。
受付スタッフ
当日券を売ったり、電話に応対したり、チケットの半券を取る「もぎり」などを担当する。
アルバイトが多い。
警備スタッフ
会場内外の警備を行う。この中には駐車場の誘導や、入場時の整列・開演中の会場及び
楽屋警備など様々なものがあり、通常はプロモータが警備を専門とする会社に
スタッフ発注してリスク回避する。
音楽のジャンルによっては観客が暴れたりする状況もあるし、アイドル系では盗聴などにも
気をつけなければならず、専門の業者に依頼した方がプロモータは楽だからだ。
逆に荒れる心配のほとんどないイベントではプロモータが警備スタッフとして
アルバイトを雇うこともある。
搬入搬出スタッフ
専門知識が不要な「力仕事要員」で、警備スタッフなどが兼任することも多い。
まんまだが、「バイト君」と呼ばれる人たちがこれ。
コンサート規模が大きくなると数十名単位で必要なので、
プロモータは様々なルートでアルバイトを集める。
たまにアルバイト情報誌に載ったりもする。
ケータリング
簡単に言えばアーティスト(規模が大きくなればスタッフも)の飲食などの
ケアをするスタッフのこと。小規模な場合は1名常駐して、クーラーボックスの中に
飲み物を入れて、スナック菓子とコーヒーを用意して、
お昼時にスタッフにお弁当を配るといった感じ。
規模がでかく外タレなどケータリングに対しての要求が細かく厳しい時は、
複数名で対応することもある。指定が細かいのは宗教上の禁忌のように
納得感のあるものの場合もあれば、嫌がらせのようなものまで様々だ。
「ミネラルウオータ(エビアン以外不可)の350mlをよく冷やしたものを、
開演のの5分前に6本用意せよ」というような細かい指定や、
フライドチキンの調理方法の指定があったりする。
レゲエイベントなんかでは飯を食うだけに来ているやつがアーティスト以上にいたりする。

37 :
物販スタッフ
その名の通り、会場内でアーティスト関連のグッズやCDなどの販売をするスタッフで、
事務所の関係者が行うこともあるが、ほとんどの場合はイベンタ手配のアルバイトが
受付などと兼任する。メジャーアーティストになると物販で100万越えも珍しくないので、
会場の一等地に場所を構えるのが普通。
開演前と会場後の僅かな時間しか販売時間がないので、大規模なイベントだと10人以上の
体制になることもあるが、ホールクラスだと通常4名程度。
その他スタッフ
野外コンサートになると、会場設備(トイレなど)の専任スタッフや、電源(発電機)の
専任スタッフなど様々な人たちが一つのコンサートに集合する。
またこれに放送局が関係してくる場合は、中継車やテレビのスタッフが加わるし、
ライブレコーディングされる場合にはレコーディングのスタッフも参加する。
ただテレビやラジオそれにレコーディングは、音響照明と全く別組織が乗り込んで
くることが多いので、あまり連携はなく、むしろ現場では仲が悪い。
これはお互いの要求がぶつかることが多いためで、この辺は舞台監督がまとめる。
まあでも、テレビ局と大手広告代理店の態度のでかさは異常。

38 :

…ということで、資料として作ったものは終了♪
質問などあればどうぞ。

39 :
丁寧なスレッドありがとうございます。
さっそくですが審問です。
スピーカースタックの際に良くテーパーという言葉を聞きますが
この場合はどーいった内容になるのでしょうか?
テーパー自体の意味を調べてもあまり分からなかったので。
後、インカムのボックスの使い方があまり良く分かりません。
聞いてばかりで申し訳ないですが宜しくお願い致します。

40 :
いきなりあんまりバンドメンとは関係ない質問だなw
まあいいや
テーパー(Taper)ってのは普通の英語で段々細く小さくなること。形状でも使うし、
タバコの本数を減らすなんて時にも使える。
で、通常テーパー形状ってのは釣り竿とか電信柱みたいに根元より先端が細くなっているものを
言うんだけど、スピーカの場合はなぜかスピーカボックス裏側の切り込みの事を言うんだよ。
(まれにバスレフの形状も言うけど、これはオーディオの世界)
例えば簡易PAでよく使うJBL JRX-115なんかを見てみると、
ttp://www.jblpro.com/catalog/support/getfile.aspx?doctype=3&docid=835
一番下の図を見ると、正面から左右7.5°ずつ内側に角度がついているのが分かると思う。
これがテーパー(形状)ていって、メリットは横にスピーカを並べたときに、
まっすぐ並べたければ裏に空間が出来るように、角度を付けて並べたければ側面を
合わせればいいという使いまわしが出来ること。
側面を合わせたときは大げさに言うと阿修羅像の顔みたいになるので、
左右方向に広い範囲に音が飛ばせるし、

41 :
途中で送っちまった。
つなげて横にすれば、ラインアレイと呼ばれる吊りスピーカの時なんかにも
簡単に角度が設定できて便利。
ttp://press.yamaha.co.jp/press/download/photo/jpg/2008/0811100101.jpg
とまあ、「いまどきさん」のスピーカはだいたいこのテーパ形状
スタンドに立てて使うスピーカは裏を2つの角度で切ってあって、
転がして使うときの仰角が2種類出来るようにしてあるとかもある。

42 :
インカムはシステムにもよるし、答えるのが('A`)マンドクセなんで、
ttp://www.mtc-japan.com/data/clearcom/manual/cc_easymanual.pdf
こういうの読んで、分からないところを絞ってもらえるとありがたい。
PA屋では信頼性の高さとマルチに乗せられる手軽さから、アナログ式が主流
基本親機と呼ばれるものが(例えばMS-702)PA卓かモニタ卓ラックに入れられる。
それをマイクケーブルやマルチケーブルを使って延長&分配して、照明室やロビーなどには
スピーカタイプ(KB-702)ステージスタッフなどはベルトパック(RS-601)を付ける。
ttp://www.mtc-japan.com/data/clearcom/brochure_leaflet/encore_brochure.pdf

43 :
ギターで自分ではいい音と思ってるんだけど、
聞きに来たやつに音が痛いとゆわれるのはなぜーー

44 :
アイラブスイーツってなにげにすごいIDだ

45 :
これはキレイに決まったID
iが大文字だったら2ちゃん史に名を刻めたかも

46 :
>>45
板変わるとIDも変わるけど
なんてIDだったの?

47 :
>>43
実際に音を聴いてみないと何とも言えないけど。多分以下の理由のどれか。もしくは複合技。
1 そもそもいい音ではない。
2 実際出している音を43が知らない。
3 PAによる音の変化。
1はちょっと失礼かもしれないけど、楽器屋でセミのような音で得意げに弾いている厨房がいるように、
特に歪みと低域を必要以上にしがちな傾向が初心者にあるってこと。
2はギターアンプの前に立って音作りしたら、そりゃスピーカの前で出ている音とは違って聞こえる。
でも殆どのギタリストは屈んで音作りしたりしない。結果立って聞くと音がやさしめに聞こえるので、
ちょうどいい音作りをすると痛い音になりやすい。
3はPAスピーカの殆どが堅い音がするということ。ちょっと色々な要因があるので一言では
説明しにくいけど、ギターのふくよかさに影響する中低域がPAでは扱いにくいことと、
抜けの良さの周波数帯が痛い周波数領域とかぶっているため。
一番簡単な解決方法はギターアンプのスピーカの前で音を聴いて音作りをすること。
あとギターアンプを録るマイクの位置をスピーカのエッジに近づけると
立って弾いたときと似た音になるってのもあるけど、それはPA屋の話だな。
ずれていたら再レスヨロ。

48 :
為になるスレですね。
質問させて下さい。
ライブの際のマイク持込みって、PAさんにとっては面倒ですか?
調整に手間取ってるようなのを見ると、申し訳なくなります。
備え付けのマイクを使ってくれ、と言われたことさえありますw
持ち込む側がこういう知識を持ってれば助かる…というような事があれば教えてください。

49 :
>>48
なかなか根っこの深い質問。
答える前に、ライブハウスとかに限らず小屋管理と呼ばれる仕事は、性格が曲がる。
他の板に書いた記憶があるんだけど、拘束時間ばかり長くて、つまらない仕事が多くて、
オペレートの依頼は単にお金がないからという理由みたいな仕事を1年も続けると、
マイク一本動かすのが面倒になってくる。いっしょに何か作ろうぜ!なんて目を輝かせて
いてくれるうちは、例え技術が伴ってなくてもバンド側にとってはありがたいんだが、
技術が伴わないうちに、態度だけ大きくなるってのも残念ながら良くある話。
(某H社とかw)
よって、オペレータによっては規模を問わず、めんどくさそうに対応されたり、
断られたりすることもあるんだが、まともな人間なら5つの簡単な条件さえ
クリアすればまず断る事がない。
1 必ずリハーサルがあり、その時点でマイクが到着していること。
2 バンドの数が多く曲数が少ないイベントでないこと。(転換が少ないこと)
3 破損盗難などのリスクは自分で負うこと。
4 ハンドヘルドじゃないコンデンサマイクや、安物マイクなどPAに向かないマイクではないこと。
5 ミキサやマルチケーブルの回線に余裕があること。
面倒でないかどうかと言えば、当然仕事が増えるから面倒なんだけど、
(特にモニタの)チューニングやチェックをする時間があれば、
商売柄それほど手間のかかることではないので、断る理由にはならないというのが1。
2は、簡単に言えば1つずつのバンドのリクエストをそこまで聞いていられないってこと。
ただでさえバンドの入れ替えはかなりの負担なので、他に神経を使いたいという理由と
物理的に回線などのあきがないというのもライブハウス級では起こりがち。
また例えばファッションショーの演出の一部でバンド演奏があるとか、そういうときには、
バンドのサウンドがメインでないので、断る場合もある。(他で時間を使いたい)
3は個人機材だけ特別大事に扱うなど不可能なので、万が一の時には許してってこと。
誰かがクレーマになると、店もやってられないので、その店では誰もが持ち込めなくなってしまう。
4はたまに何も考えずにNT何とかとかマイク買ったうれしさで持ち込まれる事がある。
ワンマンで、音量を必要としないアコースティックなバンドだったら考えなくもないけど、
ドラムが入った時点で通常のコンデンサマイクはアウト。だいたいそんなマイク立てたら、
客席から顔見えないし。もちろん吹かれを全く考慮されていないマイクもNG。
SHUREのハンドヘルドなら、断られることがまずない。
大前提としてPAシステムはSM58を基準としているので、同じSHUREのマイクであれば、
音は違えど雰囲気は似ているので、他のマイクとのバランスが取りやすいから。
よっぽどのタコでなければ断らないレベル
SM58 SM57(+ウィンドスクリーン)BETA 58A BETA57A
スキル不足のPAにはちょっと敷居が高い
55H BETA87 SM87 565 SM57(ウィンドスクリーン無し)SENNHEISER全般
マイク自体は悪くないものの、SHUREとは異質すぎて使いづらい
AKG ELLE-C C-535 オーテク AE6100〜3300 XM8500
責任とれん。
565 カラオケマイク オーディックス PGシリーズ オーテクAT-シリーズ
5は断られるときにそういわれるから分かると思う。
ワイアレスは+αで >>10 11 あたりも参照。
続く。

50 :
知っておいたほうがいい知識ってのは特にないけど、
前述の通りあまり変なマイクは持ってこないで欲しいというのは基本。
PAでは音質が全てではないので、空間とPAシステムとマイクが組み合わさったときに出る音が
「使いにくい」もしくは「使えない音」になりやすいのが責任とれんマイク達。
用途によっては悪いマイクではない。よってどうしてもと言われれば対応すると思うけど、
据え置きより音質悪くしてまで持ち込みたいのかなと思う。
あとはワイアレスは終演まで持ち帰れないよとか
ワイアレスでスタンド使う場合は、普通のマイクホルダでは小さいので、
付属のマイクホルダを持ち込むか、スタンドごと持ち込むかするとか、
細かいことはあるけど、ワイアレスは持ち込まずに済むならやめて欲しいのが本音。
最終的には時間の余裕を持ってPAスタッフに相談ってのが一番の近道。
追加あればレスヨロ

51 :
当方パフォーマー側の立場なんですが
PA屋のオペのやつがサンニンメをパシリの如く現場で罵ったり
怒鳴り散らしたりするのって何とかならんのですか?
もちろん全てのPA屋がそうではないんだろうけど
現場ギスギスし過ぎで心地よくないことがある。
あと>>37にもあるように組織ごとに露骨に仲悪すぎw

52 :
すみません質問です。
私はDTMでたまにミックスなどをしているギタリストなのですが、
バンドのリハスタでの練習の『バンドの音作り』がどうしても上手くいきません。
何を意識すると全部の各楽器がスッキリと聴こえて、
PAさんが『あまり音をいじる必要の無い音』にすることができますか?
自分が感じた問題点は
・片方のギターが、音量が十分のはずのもう片方のギターの音をかき消してしまう。
(低音の音量差がかなりあるのが原因ですかね?)
・ベースが聴こえない、またはセッティングを変えるとギターが埋もれてしまう時がある。
・ボーカルが埋もれる、ギターを下げると聴こえるが、ギターがあまり聴こえなくなってしまう。
・ライブでもボーカルのモニターがあまり聴こえなかった。
などです。
アンプの種類はJC-120、JCM-900、HARTKE 2500です。
バンドのジャンルはスクリーモやメタルなどのラウド系です。
実際に音を聴かないと判らないことがあるかもしれませんが、
よろしくお願い致します。

53 :
>>49-50
>>48です。
遅くなってすみません。
持ち込もうとしたマイクは、「スキル不足のPAにはちょっと敷居が高い」の中に入ってます。
備え付けのマイクを使ってくれと言われた時は、バンド数が多いイベントでした。
言われた理由が納得できました。
そういう事情や状況を考えて、こちらも臨機応変にいこうと思います。
PAさんやスタッフが何となくとっつきにくい雰囲気になってる理由も分かりました(笑)
詳しいレス、どうもありがとうございました。

54 :
>>51
全音響屋を代表して謝る。すまんかった。
ところでサンニンメって何?
若けぇ衆の事だと思ってレス。違ってたらごめん。
言い訳だが、PAの現場ってのは、時間がないか、もの凄く時間がないかのどちらか。
その中でトラブルを防ぐのため、厳しく部下に伝える必要もある。
でもその場を離れるわけにいかず、ステージとPA席は離れているため、
みんなに怒鳴り声が聞こえてしまうってのはある。
人によっては、仕事しているアピールも兼ねていることも。
ただ怒られているほうは公開処刑だし、(PA屋の若けぇ衆がすぐ辞めるのもこのあたりに
理由がある)いやな空気を作ってしまうしと、いいことはひとつもないので、
理由はあっても怒鳴り散らすってのはPA屋のレベルが低いと言ってもいいと思う。
大きな現場ではわりと起きにくい話なのは、エンジニアのレベルが高いのに加え、
スタッフ自体の質が高いというのも大きいと思う。(つまり怒鳴る必要がない)
組織の仲が悪いのは、基本的にいっぱいいっぱいでやっているPAにTVと代理店は
上から目線で面倒なことを押し込んでくるから。リハが終わってるのに、
ケーブル持ってきて「アウトくれ、あと1kHzも出してくれ」って急にいってきたり、
「展示物の邪魔だからスピーカの位置動かしてくれ」とか言ってきやすい。
レコーディングは音響屋同志なのでまだいいけど、マイクアレンジとか中音とかでもめることも
照明はお互い様という感覚はあるものの、やはり時間を多めに持って行くイメージがある。
まあ音響屋から目線に限らず、どのセクションも他のセクションのリクエストは
面倒で時間がかかるものなので、大人にならないとなかなか笑顔で対応できない。

55 :
>>52
ライブでのバンド内バランスということでおk?
言われるとおり、音を聴かずに答えるのは超能力が必要なんだけど、
可能性を考えると…
まず多分音量がでかい。これはジャンル的にも仕方ないところだし、
ギタリストが自分のギターの音を「背中で感じる」快感というのも分からんでもない。
よくドラムの生音に音量を合わせるなんて事を言うけど、ドラムのフルリムショットの
スネアに音量合わせたら、普通のボーカルの声なんてまともに聞こえない。
・JCをクローズドのキャビネットのアンプに変える。
 極論すればメタルとかそれ系のギター2本は全く同じ音のほうがサウンド的にかっこいい。
 なので、メジャーバンドはギタリスト同士だいたい同じような傾向のアンプを使っている。
 JCは意外とメタルにも使えるアンプではあるんだけど、1960とかとは質が違いすぎる。
 音量差を感じる理由もこの辺に原因があるかも。
 まあリハスタの機材そのまんまの場合は仕方ないけど…
・ギターの音作りで常に「この低音はバンドアンサンブルの中で本当に必要か?」を考える。
 ギターだけ弾いて気持ちのいいサウンドは、ベースと合わせると低域が過剰になりやすい。
 またベースは「聞き取れる必要があるか」を考える。G2本といっしょに低音弦刻んでいるときに、
 ベースをクリアに聞こえるようになんて無理な話。サウンドの存在感を作るものと考える。
 目立ちたきゃ高フレットでフレーズ弾くか、ギターに転向すればいい。
・メタル系のボーカルのキーが高いのはギターの音域を避けるためという面がある。
 キック ベース ギター スネア ボーカル シンバル類 という順番で高い音域を
 担当していくわけだ。オリジナルの場合は音域を考えるという手もある。
 ラムシュタインなんかは声量がある上に、絶妙に声が低いところはギターも6弦弾いてたりして
 音量的・周波数的に「隙間」を作ってボーカルの存在感出している。
 ジューダスなんかもボーカルが低いときと高いときのバッキングの作り方が上手い。
・ライブでボーカルモニターが充分に聞こえるのは、中音が小さいバンドか、ボーカルの声量が
 大きい場合だけ。会場が大きくなり、音響屋のスキルが上がるとかなり聞きやすくなるけど、
 ライブハウスクラスでは部屋の状態と音響屋のスキルから、それほど聞こえることはないという
 前提で練習した方が いい。
とりあえずこんな回答でいいかな?
追加あればレスヨロ

56 :
あ、追加。
ハートキーはプリアンプAだけじゃなくて、Bも混ぜて使った方が音抜けはいい。
(D.I.録りだったら関係ないけどw)Bだけだとちょっと気持ちよくないので
基本同じくらい混ぜるといい感じだと思う。
あとグラフィックで指弾きの場合は1kHz、ピック弾きの場合は2kHz単体で上げると
(前後はそのままそこだけ上げる)ゴリゴリ感が出てくるから、音の存在感は
演出しやすくなるよ。

57 :
>>53 48
お役にたれれば幸い。
基本音響屋って「地味に」褒められるのが好きなので、
おだてれば使えるツールになるよw
でも間違ってもステージ上で紹介とかそういう晴れがましいことやっちゃダメw

58 :
>>55 >>56
詳しい回答ありがとうございます。
特にギターのボリュームと低音の量の調節が重要なんですね!
メジャーはギタリスト同士、同じような音作りなのは知らなかったです。
ハートキーのセッティングのコツも知らなかったので凄くためになりました!
あと気持ちいい音には曲のアレンジから考えないとダメなんですね。
あまり意識してなかったのでハッとしました。
ですが、コピー曲でも同じような問題になってしまいます(汗)
あとすみません。書き忘れてしまったので補足と質問です。
バンドで演奏する時にマーシャルのギターが、JCの音で聴こえにくくなってしまいます。(マーシャル側の高音しか聴こえない感じに)
ギターの音量は両方同じくらいです。
アンプを変えるのは厳しいので、
機材このままでこれを改善するにはどうすればいいのでしょうか?
よろしくお願い致します。

59 :
>>58
まあ、あくまで参考として聞いて。
音を聴かずに答えているし、短い言葉だけで100%伝わらないし。
コピー曲の場合はボーカルに合っていない音域であることも多いからねえ。
まあ十分すぎる声量があるわけではなさそうだね。
いっしょにやっていくなら、キーとか考えてあげることが大切。
ギタリストに曲作らせるとEとかAとかGとかの#キーで作ってくるからw
で、ギターの音量の問題だけど、
そもそも「同じ音量」って何で思ったんだろう。
それなのに演奏すると聞こえなくなるのは?
同じ音量というのは、あくまでも聴感。つまみの位置とか、1弦だけ鳴らしたときの
音量ではなく、曲の中のフレーズを弾いて聴いたときの音量感の違い。
もし違うなら音量調節をし直せばいいし、マーシャルを大きくするとバランスが悪くなるなら
マーシャルの中域が足りないって事だと思うけど、なかなか音聞かないと判断しにくいなあ…

60 :
○○と○○の周波帯域が被ってると判断するには、
イコライザ等で確認する以外には耳を鍛えるしかないのでしょうか?

61 :
>>59
なるほど!
マーシャルの中域が足りない可能性があるんですね。
同じ音量と思ったのは他の楽器が鳴ってない状態で聴いた印象でした。
メンバーに許可をとって音源(リハスタでの天井マイク録音、またはライブハウス出演時の録音)
を上げられるかもしれませんので、
もしよろしければ、その時にまたご意見いただけないでしょうか?
TOSSさんの意見、非常に参考になりました!
どうもありがとうございました。

62 :
>>54
ご親切にありがとうございます。
3人目って会社ごとの方言みたいなもんかも。
フロアオペでもモニタオペでもない若けぇヤツをそう呼ぶみたいです。
よく見かけるPA屋は遠くから叫ぶのもあるし
若けぇヤツの目の前で「ジャマだ!」「帰れ!」とかよく怒鳴り散らしてます。
いろんなPA屋を見たわけじゃないんで
全部が全部あんなに怒鳴り散らしてるわけじゃなさそうで安心しました。
音だけ作るんじゃなくて場の雰囲気ってもんも作って欲しいですね。
作らなくてもいいから壊さないで欲しい。

63 :
スネアドラムって略してSDって書かない?

64 :
書かない。SN

65 :
>>60
うーん、慣れとしかいいようがないかな。
耳コピが最初とてつもなく大きな壁に思えるけど、何曲かやるうちに
コツが分かって音が取りやすくなって行く感覚。
学生にやらせるのは、1kHz中心に8分割して
62.5Hz・125Hz・250Hz・500Hz・1kHz・2kHz・4kHz・8kHz
それぞれの音源(スネアとかギターとか)を鳴らして、それぞれの
周波数だけピーキングで上げて言葉にさせる。Qは2くらい。
「ぬー」とか「かー」でもいいし、「やかましくなる」でもいいから、
周波数と音質の関係を楽器ごとにまとめて書く。
書くことによって覚えやすくなるし、音源を変えていっても変わらない雰囲気が
それぞれの周波数で感じられてくるはず。
…なんだが、学位生の反応がイマイチなので、あまりいい方法じゃないのかもしれんw

66 :
>>61
おいす。年末年始は多分ヒマなので。

67 :
>>62
あー、そういう意味ね。割と面白い表現だとは思うけど、
それって、本人が自嘲的に言えばの話で、上からいう言葉じゃないような…
ステージ(マン)といういい方が多いかな?
>「ジャマだ!」「帰れ!」
これはないわーー。「なんでまだ出来てないんだ!」「ボケ!回線が違う」ってのなら、
まだ進行第一に考えている成分を感じられるけど…。
まあ、だいぶ減ったけど個人のPA屋って自分で機材を持っているので、
そんなんでも仕事として成り立ってしまう部分もあって…。
実は私の周りにもそういう人がいるんですが…w
でも、モニ卓組めるぐらいだから結構な規模のPA屋なんだよね…?

68 :
>>63
書かないこともない感じがする。
オサンがこういうのも何だけど、古い人の書き方でたまに見る。
キックがBD、スネアがSDって感じ。
個人的にはkickと小文字で書いているのにスネアはSNとか、
そういうのが気になるw
あと昔黒人バンドのPAで、卓に走り書きでKICKって書いたら、
IとCがつながってKに見えて、焦ったw 黒人だけにKKKはまずいだろう。
ネタのような本当の話

69 :
>>67
いつも丁寧親切にありがとうございます。
> まあ、だいぶ減ったけど個人のPA屋って自分で機材を持っているので、
> そんなんでも仕事として成り立ってしまう部分もあって
まさにそんな感じで、一流PA会社に勤めてたおっさんが
独立して個人の店を始めたって感じです。
きっと「なんでまだ出来てないんだ!」が発展して
「ジャマだ!帰れ!」になってるとは思うんですが
前の一流PA会社でもそういう教育を受けていたんじゃないかと・・・。
モニ卓はサンニンメを説明する上で出しただけなので
実際はフロアオペの直下がすぐにサンニンメ(パシリと呼んだほうがいいかも)
っていうケースが多いです。
見るたびに別の若いニイちゃんになってるんだよなぁ。
育てる気ないんすか?って感じがする。
テレビ業界も下っ端には扱いが酷いって聞くし
やりたいやつだけやればいい、って考えの人が多いんですかね。
そんな態度の人にこっちもあれこれ注文つけづらいわ。
腕は確からしいから本人への仕事がなくなることはないらしいけど。

70 :
>>65
お返事が遅くなってしまい、申し訳ありません。
レスありがとうございます。
やはり慣れが必要なのですね。
そして練習方法も教えて頂き、大変勉強になります。
またお世話になる時には宜しくお願い致します。
ありがとうございました。
>>1さんが良いお年を過ごせますよう、願っております。

71 :
みなさま明けましておめでとうございます。
>>69
>腕は確からしいから
正直、腕といっても大した話じゃないんですよ。大学レベルの学力要求されるわけでもなし、
失敗したら二度と仕事が出来ないほどの重要度もないし。
なので、一番要求されるコミュ力がない時点で、その人は腕がないんです。
自虐的に言えばエンジニアの代わりはいくらでもいるので、バンドが事務所側にあの人ちょっと…って
話が出てしまった時点で、次はなくなります。
まあでも、そう人に限って媚びるべき人を見抜く能力はあったりするんですけどねw
>>70
ありがと。
断片的だった知識がふと融合する瞬間が必ず来るので、地味に頑張ってみて。
知識がつながる瞬間は本当に快感だから。

72 :
これは良スレ
参考になった

73 :
当方、バンドで作曲と素人ミキシングをしている者です。
>>1さんに質問なのですが、CDを作る際にマスタリングの作業(具体的には曲毎の音量揃え)が出来るPCソフトで安価なものはありますか?
現状はSONARで曲を編集して、CdManipulatarで焼いています。

74 :
SONARでやればいいんじゃないの?
2mixで書き出したオーディオファイルを再度並べて。
と素人が口出してみる。
やっぱ専用のマスタリングソフトって違うんですか? >>1さん
自分も知りたいです。

75 :
現場を離れて久しいので、少々古い話ですが、私の知っている一昔前の業務用途だと
1.CubaseなりLOGICなりで制作
2.ProTools&ProToolsソフトウェアーでミックス(いきなりこの段階のレコーディングからもアリ)
3.NUENDOでMA
或は自宅スタジオ等で完パケに近い所まで持って行くなら1.のままCPUベースで作り込む
というパターンでした。
業務用マスタリングソフトが安価な物と違うかと言えば「使いこなせるのならば」違います。
一見して存在意義の不明な機能と、訳の分らないパラメータだらけと思われるかも知れません。

76 :
>>74,75
浅知恵者にレスして頂いて、恐縮です。
私は宅録程度のユーザーなので、まずはプロユースなものよりcpuベースで出来るものから使ってみようかと思います。
ありがとうございます。

77 :
27でも少し書いたけど、いわゆる「マスタリング」という言葉が何を指しているのかによります。
また何を目指しているのかによっても。
私自身も現役バリバリのマスタリングエンジニアではないので、多少疎い部分もありますので、
その辺さっ引いて聞いて下さいな。
正直マスタリングスタジオでもwave labとかsonicとか数万程度のソフトも使ってるし、
音量上げを本格的にやると何らかのプラグインに頼らないと出来ない。
>73 74
ということで、安価というのがどのくらいか分からないけど5万程度で売られているものなら
それなりというか、普通に使います。
iZotopeのOzoneとか簡単にいまどきさんの音になるなーって感じです。
効き方も派手なのでプリセット試すだけでも面白いです。
それ以下、フリーとかになると、ジョージさんとか、LoudMaxとか…
http://www.yohng.com/w1limit.html
http://loudmax.blogspot.com/
ただ、使ってみただけで使い込んではいないので、薦められるかどうかはわかりません。
というか、曲ごとの音量を揃えるのは耳で聞いてフェーダ操作がメインなので、
その時点でソフトに放り込むことはありません。
ソフトを探している時点でちょっと違うかなって感じもします。
ってことで、「SONARでやればいいんじゃないの?」ってのはその通りだと思いますよ。
私は自宅ではMacでPro Tools LE使いなので、個人で完パケ作るときにはOxford_Limiterで何とかしてます。
マルチバンド欲しいですw
http://store.minet.jp/search/search.php?word=Oxford_Limiter
でも最終的にそういうプラグインに入れるまでの作業の方が比重は高いですよ。

78 :
>>77
お返事ありがとうございます!
質問が分かり辛く申し訳ないです。
曲の音圧を稼いだりするのをマスタリングとも言うのですね。
てっきりCDに焼く最終調整かと思ってました…
私はソナー内プラグインで音圧稼ぎやマルチバンド、大体の音量揃えはしているので音質を変化させる必要はないです。
CDに焼く際の調整や曲間の空白挿入に使えるソフトについての質問でした。
しばらくはdeepburnerを使ってみます。
スレ汚しごめんなさいorz

79 :
あ、今更ですが76と78=73でした。
ごめんなさい。

80 :
>>78
あー、そういうものねw
本来はその辺の作業のことを言うんだけど、その前の「プリマスタリング」のことを
マスタリングと「ネットの世界」では言うことが多いので勘違いしてました。
昔で言うPQエディットなんかは何使ってもOKだと思いますよ。
他の方法で作ったCDと聞き比べて問題がなければ由としないと、
考えることが多すぎになっちゃうので。(私も実はあんまり気にしていない)

81 :
なるほど。ありがとうございます!
同じ用語でもいろんな使われ方をしてるのですね。
調べてみたらEACというソフトのライティング機能に、cueシートやCD-textの編集があったので、使ってみました。
ただ私の光学ドライブはCD-text書きこみ非対応でしたがorz
同じようなことをしたい方はご参考までに…

82 :
一応念のために。
「プレスしたの」「普通のCD」「CDRじゃないやつ」とか呼ばれているのは、CD-DAという規格です。
この規格はテキストデータを持つことが出来ませんので、テキストデータを入れた時点でCD-DAの
マスターには使えないことになります。(ソフトが気を利かせて削除するものもあり)

83 :
ご存知の方にお尋ねしたいことがあるのですが、
フリーのプラグインソフトの『Loud Max』なんですが、
Mac OS Xでのインストールの仕方が分かりません。
ご存知の方、お手数だとは思いますが、教えていただけませんでしょうか?

84 :
>>83
スレチ・イタチだけど。
間違っていたらごめんだけど、それってそもそもプラグインの名前??
もしそうならアドレスぐらい貼ってくれ。

85 :
申し訳ありません。
77の方が仰ってるこれです。
http://loudmax.blogspot.com/

86 :
>>85
プラグインだから、インストールとかないよ?
使っているDAWのプラグインフォルダに入れるだけ。
Pro Toolならラップしないと無理。
ファインダで.vst検索して、同じアイコンを探しても いいかも。

87 :
質問させてください。
ライブの際に、ライブハウス側のサービス?で、dvd録画をしてくれるところがあるかと思います。
1カメ、ライン録りで千円程度のものです。
あのライン録りの音は、そのまま外音になっているのでしょうか?
それともそこにリバーブなどのエフェクトをかけて外に出しているのでしょうか?
キャパ100〜300程のライブハウスでの話です、分かりにくいかと思いますが、よろしくお願いします。

88 :
>>87
むしろ金取るんだw
基本PAのラインアウトそのままのところが多いと思うんですが、キャパが(スタンディングで)300位の小屋だと、
エアーマイク(客席にステージ向けておいてある固定マイク)を混ぜたりしているかもしれません。
簡易ではビデオカメラに内蔵のマイクだけってことも。
PAが鳴っている状況下で、その場で2Mixなんて、多分今できる人はそんなにいないぐらい
レベルの高い作業ですし、そんなヒマがあるわけないと思います。
よってエフェクトかけたりすることはむしろ害になる場合が多いので、
レベルオーバーを防ぐためのトータルコンプぐらいだと思われます。
まあプロのライブDVDのような出来を期待するものではなく、自分達の反省のための資料ぐらいに
考えておいた方がよさげです。
ちなみにPAアウトだけだと、音はクリアになりますが、どうしてもメインで音量を稼ぐ
ボーカルとラインで録っているキーボードなどが大きく、生音のある楽器類は小さいバランスになりますし
ベースなんかはパキパキの音になりやすいです。
でもそれは客席で聞いていてそのバランスと言うことではありません。

89 :
>>88
お返事ありがとうございます。
金とられますw
なるほど、楽器の音がやたら小さいのも理解できました。
いつもはそれをミキシングで聞きやすくしてホムペにあげていたりしたのですが、
このライン録りの音がそのまま外音になってるとしたらへこむなぁ…と思っていたので。
ありがとうございました。

90 :
あげ

91 :
上げ

92 :
あげ
TOSS様 こんなところでお目にかかるとは。
サンプリのリンクから飛んだあなたのHPで
ダイナミックス系エフェクトの扱いを学びました。
噛み砕いた表現で非常に分かりやすかったです。
おかげさまで色々と役に立っております。
お忙しいでしょうが頑張ってください!

93 :
>>92
あ、ども。
いまだに2ちゃんで褒められるときょどります。
サンプリってなんだろ?
アメブロの方観てなかったらちょっとアップデートしたのがあります。
http://ameblo.jp/pt8/

94 :
92です
ご返信有難うございます。
>サンプリってなんだろ?
サンプリチュードinfoのHPです。linkからサーフしてTOSS様のHP
に辿り着いたような。。もし記憶違いだったらごめんなさい。

95 :
うわ つい癖でさげちゃいました。
あげます。

96 :
質問です。宅録してるものなんですがMIXとかの作業に使える最低ラインの
スピーカーってどの位の値段のものなんでしょうか?
ヘッドホンは定番のソニーのMDR-CD900STをつかっているのですが
スピーカーは調べても定番というか基準がわかりません。
定番の機種やだいたいの値段のラインを教えてもらえると助かります
あともうひとつ質問で申し訳ないんですけど、MIXのときスピーカー
とヘッドホンどちらを基準にやりますか?スレチならすいません

97 :
それ聴きたいかも。
ミックスされた音源を聴く人は基本、イヤホンか安いコンポが多いと思うから、
私はドンシャリ目のヘッドホンで粗を削ってから安めの(1万位)コンポで調整してるけど…

98 :
>>96
モニターはこれという基準がないし、プロはスタジオで作業することが多いので、
自分では環境を揃えていないし、よくスタジオ使うのスモールと同じものを持っていればOK
さらに、スキルがつけばだいたい慣れたスピーカならそこそこの音に作り込むサバ読みが出来る。
専用車ではないライブ録音の一発2mixなんて今は殆どやらないけど、
やってた頃は、10Mのウーファー手で触って、低域がどの程度出ているかを判断するなんて
アナクロなことをやっていた。
なので、自分ではいいもの買わないし、値段とかでなかなか線が引けないんだけど、
だいたい低域を諦めるかどうかで線が引ける。
マスタリングなど低域と高域のバランスがしっかり分かるクラスになると、
例えばジェネでいうと1038・ムジークなら901クラスは必要。
つまりラージじゃなければ使いにくい。
ということは、7桁の投資ができるとしても、家でならせるわけもなく
自宅に本格的にスタジオ作る人以外は対象外。
とするとあとは低域以外がどれだけ聞きやすいかだけになってきて、
プロなら数万のスピーカでもそこそこのミックスはする。
で、最低ラインは
パソコン用のスピーカではない。
パワードなら、LRそれぞれに電源があるもの。
音のバランスを取る最低限なら
6インチ以上のウーファー
ペアで6万程度
結構ラージ的に使えるなってのが
FOSTEX NF-1A 10万くらい (01はダメ)
GENELEC 8040A 20万くらい
Dynaudio BM15A 30万くらい
上記はアンプの選択で悩まなくていいパワードで考えてみた。
ただどうしても小さいボディで低域を出すにはバスレフに頼るしかないので、
低域の締まりがない音になりやすく、ある程度の慣れは必要。

99 :
続き
ミックスの基準はスピーカ。
どちらかというとヘッドフォンでのミックスは疲れるからという理由が大きいので、
音質がどうのこうのではない。
憚りながら、プロがミックスすれば、ラージで大音量で鳴らしてかっこいいなら、
iPodで聴いてもそれなりに聴けるように自動的になっているので、
今現在貧弱な環境で聴かれることが殆どだと分かっていても、それを目指した音作りは特にしない。
(人により違いはあると思うけど)
まあ、スタジオでチェックするディレクターやアーティスト達を納得させるためというのも
大きいんだけど。
ただ必ずチェックはするし、それを基準に少しミックスやマスタリングを変えることもある。
さすがに携帯まで音質落とされる場合には、それ用の別ミックスを作ることが多い。

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