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2012年6月ニュー速VIP+279: 少女「・・・私、もう助からないんでしょ?」男「・・・」 (490) TOP カテ一覧 スレ一覧 2ch元 削除依頼
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少女「・・・私、もう助からないんでしょ?」男「・・・」


1 :12/05/26 〜 最終レス :12/07/06
ピーポーピーポー
病院の外でパトカーがサイレンを鳴らしている。男は、看護師から奪った白衣を羽織り、適当な病室に入った。
男(ち!あの糞女社員、警察に通報しやがったな!)
男は、つい10分前まで覆面にサングラス姿で銀行強盗をしていた。しかし、気の強い女社員と、変なおばさんに殴られ蹴られ、泣く泣く銀行から逃げ出す羽目になった。おまけに執念深いその二人は銀行からしばらく追いかけて来た。男は人混みにまみれて、この病院に紛れ込んだ。
男(ついてねーなぁ。畜生。西部劇みたいに上手く行くって思ってたのによ)
少女「何ブツブツいってんの?」
男「う!うお!誰だおめー!」
狭い病室の窓際には、ベッドに少女が横たわっていた。

2 :
期待

3 :
ほう

4 :
少女「誰って?知らないで入って来たわけ?」
男(まじーな。とりあえず、医者っぽくするか)
男「ははは。知ってるに決まってるだろ?ばーか。お前は病人で、俺は医者だぜ?」
少女「なーんか、うっさんくさいわねぇー?あ!あれ見せてよ。医者免許」
男「い、医者免許?」
男(な、なんだっけ?つか、あるわけねーだろ!)
少女「ほらほら!プリーズギブミー医者免許!」
男「あー、あれな?金なくてさ?質屋にいれちゃった。わりーわりー」
少女「ジトー」
男(う、うううう)

5 :
見てるよ

6 :
少女「怪しいやつ!」
男「あ、あ、あやしくないわ!」
ポロん
男のズボンから水鉄砲が転がり落ちた。
男「う、ううううう」
少女「じゅ、じゅう!」
男(ま、マズイぞ!ど、どどどどどうしょう!)
男「こ、これね?医者免許の代わり・・・し、信じる?」
少女「し、信じるわきゃねーだろ!」

7 :
ハッピーエンド以外認めねえからな!!
支援

8 :
少女「とにかく、ナース呼ぶから!あんた、部屋から出ちゃだめだから!」
そういうと、少女は、枕元のボタンを押した。
男(やべー!ナース呼ばれたらさすがにごまかせねー!しょーがねー!)
男「ち!あんまり手荒な事はしたくなかったんだが、しょーがねー」
男は、ベッドに横たわる少女に一歩一歩近づいていく。
少女「な、なにすんのよ!この!」
男「ど、どどどどどどどどどどうていちゃうわ」
男は、少女を担ぎ上げた。
少女「キャーキャー!痴漢ワキガー!」
男(ズキズキ)
男は罵倒し続ける少女を抱えたまま、窓を開け外に出た。

9 :
食べたはやくしろ

10 :
少女「キャーキャー!」
バキバキ
少女は、男の肩に背負われた状態で男の頭を叩き続けていた。
男「痛い!痛い!」
近くの公園まで来ると、少女を下ろした。
男(あー。ヤバイなあ。なーんで連れて来ちまったんだろ)
男は頭を抱えたまま、その場にしゃがみこんだ。
少女「ふん!警察に突きつけてやるから!」
男「す、すまない。勢いで連れ出しちまった」
少女「犯罪者!」
男「悪かったよ。病院戻っていいよ。」
少女は、しゃがみこんだ男を見下ろしながら右手を顎に当てた。
少女「病院に戻って、あんたにされたって言っちゃおっかなー?」
男「な!レ、レ、イプなんてしてねーよ!馬鹿女!」
少女「はぁ?馬鹿女?決めた、警察にされたって言う」
男「ご、ごめんなさい。それだけはやめて下さい。何でもします。」
少女「何でも?」
男「な、何でも!」
少女「じゃあ!私を誘拐しなさい!」
男「は、はぁ?」
爽やかに微笑む少女に、泥だらけの白衣を着た男は心底女運の悪い日だと神様を呪った。

11 :
みてるぞ
支援

12 :
イイヨイイヨー
支援

13 :
支援

14 :
なんかすごい

15 :
男「ゆ、誘拐?」
男は立ち上がると、白衣の泥を払う。
少女「そう!誘拐!私を誘拐しなさい!」
男「な!なんだよそれ!俺に何のメリットがあんだっつうの!」
少女「あんたには拒否権なんてものはないの!私が誘拐しろっていったら素直に、はい分かりましたお嬢様っていえばいいの!それに、メリットならあるわ?私のパパは社長だから幾らでも身代金が奪えるわよ?お金に困ってるんでしょ?良かったわね?」
男「身代金・・・なるほど。そいつは良いかも。って!お前はそれでいいのかよ!お前も犯罪の片棒を担ぐ事になるんだぞ?」
少女「・・・いいのよ。最後くらい好きに生きてみたいの」
さっきまで元気にまくし立てていた少女は、急に儚げな表情で呟いた。
男「何だお前?誘拐されたかったのか?変な奴ー」
ドカ
少女は男の腹に蹴りをいれた。
少女「っさいわね!」
男「ぐぅ」
少女「外に出たかっただけよ」ボソ

16 :
支援

17 :
支援

18 :
はよ

19 :
まだかぁ…

20 :
は脱ぐべきですか?

21 :
はy

22 :
はy

23 :
はよう

24 :
まだか…

25 :
まだー?

26 :
支援

27 :
最近こういったいいスレがあるから家に帰るのが楽しみで仕方ない
1はまだか・・・

28 :
これだけで話しに引き込まれた
(まとめさん僕燃えるような赤色で)

29 :
まだか

30 :
少女「とりあえず、誘拐されるにも住む場所が必要よね。」
男「・・・」
少女「あんたって一人暮らし?」
男「まあ。って!無理だからな!泊めねーからな!」
少女「・・・へー?そういうこというの?」
少女は公園を外で自転車で巡回中のお巡りさんを指差した。
少女「いっちゃうぞ?」
男(ぐぅ。銀行強盗の件もあるし、ポリ公は、マズイんだよな)
男「あー、分かった!分かりましたよ。お嬢様のいう通りにします」
男の家
少女「へー?一軒家に一人で住んでるの?」
男「まあな。部屋は何処でも使っていい。ただし俺の部屋には絶対に入るなよ」
少女「うん!やった!」
男(この女の親から大金ふんだくってやる。)
隣家の叔母はんが、女の子を家にいれる男を見て微笑んでいた。
おばはん「あの子もやるわねぇ」ぐふふ

31 :
リビング
男「何か飲むか?」
少女「紅茶をいただこうかしら?」
男「そんなもんねーよ。コーラでいいな?」
少女「コーラ?まぁいいわ。氷は3個ね」
男「ちっ!なーにが氷は三個ね?だ!水道水で薄めてやるわ」ボソ
ジャボジャボ
少女「おら!」
ドガ
少女は男の背中に蹴りをいれた。
男「いたぁぁぁ!」
少女「そんなん飲めるか!」
男「わ、悪い」
主従関係と言うのは、一度築かれてしまうと容易には崩れない。悲しい事に男と少女の間には主従関係ができてしまったようだ。
男「ゴクゴク」
少女「ゴクゴク」
男(ううう。薄くてマズイ)
男「成り行きで誘拐しちまったけど、本当に良かったのか?」
食卓机を挟み、二人は向き合ってコーラを飲んでいた。
少女「ふふふ。今頃皆さん大慌てかしらね?愉快だわ」
男「君、綺麗な顔してんのに随分歪んだ性格してんのな」
少女「か、顔と性格は一致しないの!」
少女は瞬時に顔を赤くし、コーラを一気に飲み干した。
少女「げっ〜ぷ」
男「下品だなぁ」

32 :
病院
ナース「少女ちゃん?夕食の時間よ?」
少女のベッドは、もぬけの殻だった。
ナース「な!せ、せんせい!し、少女ちゃんが!」
ナースは踵を返し、大慌てで担当の医者を呼びに行った。
冷たい病室は、カーテンが風で膨らんでいるだけだった。
男の家
リビング
男「つーか、君、何の病気なの?」
少女「気になるの?」
男「あー、言いたくないなら別にいい。あ、ケーキでも食うか?イチゴのショートケーキな?」
少女「え?うそ!たべるたべる!」
嬉しそうに瞳を輝かせて、両手のひらを胸の前で合わせる少女に、男の心拍数が上がった。
男(昔飼ってた、ジローに似てる気がする)
男は食卓机を離れ、キッチン脇の冷蔵庫からショートケーキを取り出した。
ピンポーン
その時、チャイムがなった。
ガチャ〜ン
少女「ちょ、ちょっと!何してんのよ!あーあ。ショートケーキぐっちゃぐっちゃじゃない」

33 :
男(マズイマズイマズイマズイマズイ)
ピンポーン
再びチャイムが鳴らされる。
少女「ちょ、ちょっと!どうしたの?汗がすごいわよ?具合悪いの?」
男(銀行強盗がばれたのか?警察が俺の家を突き止めやがったのか?)
少女「誰か来たみたいね。出ないの?」
男「お、おい。ドアスコープから誰がいるか見て来い」
男の鬼気迫る表情に、少女は文句も言えず玄関に向かった。
男(まだ捕まる訳にはいかねーんだ!捕まるのはまだ先でいい!まだ、いまじゃねーんだよぉ!)

34 :
wktk

35 :
wktk

36 :
少女は、男の豹変ぶりから唯ならぬ気配を感じ取り恐る恐るドアスコープを覗き見た。
ドアの前には、二人の警官が立っている。一人は苛立ちながらしきりと腕時計を確認し、もう一人は電話をかけていた。
少女(警官!もうばれたのかしら?)
少女は急いで男の元に戻り、事態を説明した。
男「逃げるぞ。」
少女「え?」
男「いや、お前はいいや。警察に保護してもらえよ。俺は逃げる」
少女「え!ちょ、ちょっと!何慌ててんのよ!ふざけてましたって言えば少し怒られて終わりじゃないの?」
男「お前は、それで大丈夫だと思う。でも俺は逃げる。」
男は、二階の自分の部屋に向かった。
男(貴重品・・・は、ないな。鞄に最低限の衣類だけ詰めこもう)
少女「私も行く」
男「誘拐はもう辞めだ。それに、お前は病人だろ」
少女「良いのよ別に。いつ死んだって構わないんだから」
少女の言葉に、男は衣服を詰め込む手を止めた。

37 :
男「家族が悲しむだろ。馬鹿なこと言うな」
少女「ふん!どうかしらね?私なんていっそ死んだ方が清々するんじゃないかしら?」
男「・・・」
ピンポーン
再びチャイムがなり、男は鞄を手に立ち上がる。
男「お前の話を聞く限り、お前を誘拐したところで親父さんはビタ一文だしそうもないな。」
男は部屋から出て、一階に降りた。リビングの裏庭から外に出る計画だ。
ガラガラ
男(とりあえず、漫画喫茶に行くか。明日は町を離れて、遠い場所でまた銀行強盗をしよう。)
夜風をまとい、二人は暗い路地を歩き出した。
男「って!おめーなんでついて来てんだよ!」
少女「グス。わ、私のかってでしょ!グスン」
男(な、泣いてるー)

38 :


39 :
保守

40 :


41 :


42 :
>>1がsageてるんでsage保守

43 :
男「あ、あの」
男は、後ろを歩く少女を振り返った。
少女「ん」
男「嫌なこと言ってごめんなさい」
少女「ん。べつにー。グスン。気にしてないー。」
男(でも泣いてるー)
少女「あー。所であんたって言うの飽きちゃった。名前教えて」
男「男でいい。お前は?」
少女「少女でいいよ。」
男「わかった」
男(でも、名前で呼ぶの恥ずかしーなあ)
少女「男って医者じゃないんでしょ?」
男「ま、まあ。医者ではない」
少女「やっぱりね。医者って雰囲気ないもんねー。」
男(ハンザイシャだけどね。なんつって)
男「しょ、少女、ついて来てもいいけど、きっと後悔するぞ」
少女「後悔かぁ。今までの私の人生に後悔なんてものはなかったわ」
男「へえ?俺なんて後悔ばかりだ。羨ましいよ」
いつのまにか少女は男の隣を歩いている。
少女「後悔するような行動を、私は何もしなかったの。できなかったのよ」
男「・・・そうか」
少女「それに、後悔だって二人ですれば素敵でしょ?」
少女は男の正面に回り、微笑んだ。月明かりに照らされた少女の顔は幻想的な程に美しい。
男「そ、そそそうか?」

44 :
ハンザイシャw

45 :
ハンザイシャワロタ

46 :
保守

47 :
保守

48 :
保守

49 :
保守

50 :
保守

51 :
保守

52 :
保守

53 :
保守

54 :
保守

55 :
保守

56 :
保守多いな…

57 :
保守

58 :
保守

59 :
ピーポーピーポー
遠くでパトカーのサイレンが響く。男はの看板の影に隠れた。
少女「?なにしてんの?」
男「・・・いや。」
パトカーのサイレンが聞こえなくなると、男は再び歩き出した。
男「金が必要なんだよ。どうしても」
少女「ふーん?遊ぶため?」
男「違う。どうしても会いたい人がいるんだ」
少女「会いたい人?あー、女の人だなぁ?」
男「・・・これで、最後の確認だ。本当に着いてくるんだな」
少女「うん。こんなに刺激的なことって今までなかったわ。もう、病院には戻りたくない」
男「・・・わかった。一緒に行こう。
そう言うと、男は少女に笑いかけた。
男「あ、あと俺、警察に追われてるから」
少女「え!な、なにしたのよ!」
男「あー。銀行強盗を2回かな。失敗したけどな」
少女「し、信じらんない!本当の犯罪者じゃない!」
男「てへ?」
少女「てへ?じゃないわぁ!」

60 :
支援

61 :
保守ー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

62 :
ほしゅ

63 :
そして>>1はいなくなった

64 :
保守

65 :
保守

66 :
保守

67 :
保守

68 :
翌朝
男(予定外の出費になったな。貯金ももうじき底をついちまう)
男はベッドから起き上がると、カバンから一枚の写真をとりだした。
男「・・・」
少女「綺麗な人」
男「ああ。・・・ってうわぁ!」
少女「おはよ」
男「お、おま!」
少女「鍵開いてたからはいっちゃった」
男(なんつーホテルじゃ!)
少女「それって、会いたいひとでしょ?彼女なの?」
男「・・・いや、幼馴染だよ。」
少女の言葉に男は寂しげな笑顔で答えた。

69 :
男と少女は、駅前のビジネスホテルに入った。
男「部屋は別にしといた」
少女「うん。私、ホテル入るの初めて」
男「え?修学旅行とか、いかなかったのか?」
少女「うん。私、ずっと病院にいたからさ」
男「そうか。・・・そういや、身体は大丈夫なのか?」
少女「うん。大丈夫」
男と少女は別々の部屋に入り、就寝した。

70 :
順番ミスじゃないよな?

71 :
少女(なんだろ。聞いちゃいけないような気がする。でも気になるな)
男「さてと、少女よ。チェックアウトだ。荷物はまとめたか?」
少女「荷物なんてないしー!」
男「あ、そうか。とりあえず、スーパーでも行って一通りのものを揃えるぞ。そんなスカートじゃ逃げきれねーだろ」
少女「え?服買ってくれるの?お金あるの?」
男「まあな。社会人時代の貯蓄が少しある。」
少女「ふーん?そう言えば男って、仕事してないの?」
男「まあな。辞めたよ」
少女「・・・なんとなくだけど、さっきの幼馴染のため?」
男「・・・まあ。そうだ。」

72 :
>>70
ミスです

73 :
少女(なーんだろ。さっきの幼馴染の写真見てる時の男の顔。みょーに寂しそうだったんだよな。)
二人はホテルを出ると、コンビニに入りATMでお金をおろした。
男「ん?なんだお前、眉間にシワなんかよせやがって。」
少女「ふーん!考え事してんの!邪魔しないでよね!」
男「なーにが考え事だよ。朝飯なに食べるかぐらいしか考えてねーくせしてよ」ボソボソ
基本的に男は小心者であり、悪口を面と向かって言えない。
ズガン!
少女は、男の背中に蹴りをいれた。
少女「聞こえてるっつの!・・・ま、とりあえず朝飯たべよ!!」
男「・・・は、はい」

74 :
>>28
燃えるような赤ワロタw

75 :
デズーニ
店員「しゃっせー!あふたっりすかぁ!」
男「ああ、二人だ」
少女(こういう所も初めてだ。ププププへーんな店員)
店員「あたっこ!すわれやすかあ?」
男「タバコは吸わないよ。」
店員「ちら!どっぞー!」
男「ありがとう」
二人は禁煙席に案内され、向かい合って座った。
男「何が食べたい?このメニューで選べよ」
少女「うん!へー?カラフルだね?」
男「あ、おまえは食事制限とかそういうのあんの?」
少女「ううん?いいんだ、好きなもの食べたい!」
男「ははは!本当に病気なのかよ!」
少女「うん。病気なんだ」
男「あやしーもんだ」
少女「あ!私これ食べたい!」
少女はハンバーグセットを指差した
男「朝っぱらからゴツイの食うのな。俺は、パンとコーヒーでいいや」

76 :
少女「パクパク」
男「じー」
少女「パクパク。・・・な、なに?」
男「あ、い、いや。旨そうに食べるのな。」
少女「ふん!あんまり見ないでよ。食べにくいから!」
男「お、おう!」
少女「パクパク」
男「ちら」
少女「あ!いまちらって見たでしょ!」
男「み、みみみみてない!」
少女「ププププ!慌てすぎー!」
無邪気に笑う少女に、男は思わず見惚れてしまう。
男(な、なんかこいつといると気分が落ち着く)
コーヒーをゆっくりと喉に流し、ばれないように少女がハンバーグをガッツク様を盗み見る男であった。

77 :
ザワ
男(ん?)
男には、第六感とでも言うべき能力が備わっていた。
男(ここは、マズイな)
男「おい。もうでるぞ」
少女「ふぇ?ま、まだ残ってるのに?」
男「いいから!」
まだ座っている少女の腕を掴むと強引に立たせ、周囲の唖然とした視線を受けながら店をでた。
少女「ちょっと!なんなのよ!」
男「そこの路地に入るぞ」
言いながら、少女の腕をラーメン屋の脇の路地に入った。
少女「なによ!説明しなさい!」
男「顔だけ出して、デズーニを見てみろ」
少女は、膨れながら言われたままにデズーニの方をみた。
少女「あ!」
デズーニには昨日男の家の玄関に居た二人の警官が入った所だった。
少女「何でわかったの?あれって昨日の警官だよ!」
男「警官?ふー、危なかったぜ。昔っからこういう勘が働く方なんだ」

78 :
男(たまたまか?それとも張られてるのか?)
少女「ねえ、男って本当に銀行強盗したの?」
瞳を輝かせる少女に、男は狼狽した。
男「失敗したけどな。つーか、今日もする予定だ。」
少女「私もする!」
男「馬鹿!なにいってんだよ。ダメだよ」
少女「するったらするの!」
男「だめったらだめだ!」
少女「したいしたい!」
男「ダメだダメだ!」
いつまでたっても二人の論争は平行線を辿り、二人とも疲れ始めた。
男「ったく。銀行強盗なんて少女みたいなか弱い女がやるもんじゃねーの?指咥えてメリーゴーランドにでも座ってろ!」
少女「ふん!あんたがドジでマヌケだから二回も失敗したのよ。私ならそっこーで金庫を空にしてやるわ」
男「なにをー!」
少女「なによ!それに、男は私の言う事は無条件で聞かないといけないのよ?こーの誘拐犯!犯されたって警察にいっちゃおっかなー」
男「ぐ、ぐむむ」

79 :
保守

80 :
>>78
言い合ってるところ想像して和んだ
こういうの大好きだ

81 :
の男は、女の口から発する下ネタに弱い。少女はこれを理解し利用していた。
男「か、勝手にしろ!」
少女「うん!ね!どこの銀行を強盗すんの!」
男「声がでけーよ。まだ決めてない。昨日はこの街で強盗したから隣の街でしようと思ってる」
少女「ね!喫茶店で計画立てようよ!見取図とか書いて!」
テンションが高い少女に男は唖然とした。
男「お、おう。」
喫茶店
少女「で!私が銀行員に向かってこういうの!手を上げろ!」
男「へー」
少女「でね!動くな!抵抗すると撃つぞ!って言うの!」
男(あー。コーヒーうめー)
少女「でねでね。張り巡らせた赤外線センサーをね?体操選手みたいによけてお宝を奪うのよ!」
男「どーでもいいけどよ。俺らが奪うのは金だぜ?それに、実際やってみると台本通りなんて行かねーよ」
少女「ふ、ふん!何よ私の計画に文句でもあるの?」
男「ぷ!くくく!顔真っ赤だぜ?恥ずかしーのか?」
少女「・・・」
男「くくくく!あひひひ!うひょひょひょ!」
少女「こ、この!腐れ!」
男「ど、どどどどどてちゃうわ!」
店員「あ、あの。こちらおさげしてよろしいでしょうか?」
少女・男「どうぞ!」

82 :
作ってみた
http://chara-talk.com/view/151_39361.html

83 :
カランカラン
店員「ありがとうございました」
男「ふん!」
少女「ふん!ふん!」
男(こ、この野郎!一回多くふん!しやがったな!)
男「ふん!ふん!ふん!」
少女「前から思ってたけど、男って私より年上なのにガキっぽいよね」
男「な!なんだと!そんな訳あるか!」
少女「ふー。必死になる所がガキね。」
男「く!そんな事言うと、服かってやんないぞ?」
少女「えー!ずるいじゃんそれ!ずるいー!」
男「大人はずるいものさ。わかったか?俺はオ・ト・ナの男だ!」
少女「そ、そうだね!男って大人ー」
男「え?やっぱそう思うだろ?大人なんだよなぁー。参っちまうぜ。ヤレヤレ」
少女(中学生かよ。・・・でも、たまに、本当に大人に思える時があるんだよね。不思議な奴だ)

84 :
保守

85 :


86 :
ほしゅー

87 :


88 :


89 :
なんか、映画で見たいね

90 :
保守

91 :
誰かこれを元に、更に長いやつ作ってくれ

92 :
男「そこのスーパーでいいよな。服」
少女「え?う、うん!」
気のせいか、少女の頬がほんのり赤い。
少女「ね、ねえ!服って私が選んでいいの?」
男「は?もちろん。俺は女の服はわからないからな」
少女「本当に!本当に本当?」
少女は男の前に立つ。
男「あ、ああ。何だ?何を必死になってんだ?」
少女「やったぁ!私、自分の服を自分で選ぶのが夢だったの。ありがとう男」
珍しく素直に感謝する少女に、男は何故か胸の奥がざわついた。
男「い、いいから!さっさと入るぞ」
少女「うん!」

93 :
スーパー「バットマン」
少女「凄いね!人が一杯だ!」
キョロキョロと物珍しそうに辺りを見回す少女に男は苦笑した。
男「アン王女かよ。あんまりはしゃぐなよ?怪我するぞ」
少女「ガキ扱いしないで欲しいんですけど」
男「あーはいはい。さて、3階が婦人服だな。」
エスカレータ
男「どーだ?階段が自動で動くんだぞ?すげーだろぉ?」
少女「は?バカにし過ぎだし!こんなの病院にもあるの!」
婦人服売り場
男「あ、上は何でもいいから、下は取り敢えずジーンズな。逃げる時楽だから」
少女「う、うん!」
男「な、なんか、緊張してる?」
少女「べ、別に」
男(こいつメッチャ緊張してるー!)

94 :
店員「あらあら?お嬢さんお困りかしら?」
厚化粧の店員がスッと現れた。
少女「え、え?」
店員「ふふふ、可愛らしい貴方にはこの大人気キャラクター怒離ちゃんTシャツ何てどうかしら?似合うわよー?」
少女「え?あ、あの・・・」
店員「スカートもこのフリフリ今流行なのよ。似合うわー。」
少女「え、えっと・・・」
店員「あ、そうそう、このお財布なんて・・・」
男「あの、すみません。店員さん。こいつ自分の服は自分で選びたいらしいんですよ。」
店員「あら。そうなの?」
男「本当にすみません」
店員「いいのよー!ふふふ、お嬢さんいい彼氏持ったじゃない」
男「か・・・かれ」
少女「ち、違います!」
男「死」

95 :
ーー

96 :
きてたか

97 :
保守

98 :
保守

99 :
保守

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