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2013年02月三国志・戦国373: 【宿命の対決】官渡の戦い【袁曹両陣営の思惑】 (386)
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【宿命の対決】官渡の戦い【袁曹両陣営の思惑】
- 1 :2011/12/11 〜 最終レス :2012/11/20
- 200年、宿敵であった公孫氏を攻め滅ぼした袁紹は冀・幽・青・并州の
北方を完全に掌握し、次なる攻略対象を中原の曹操へと向けようとしていた。
一方の曹操は献帝を擁して着実と勢力を伸ばしていた。互いの思惑が交差して
両軍は一触即発の様相を見せ、両陣営の将軍や軍師達は来るべき戦に備えていた…。
〜当スレの趣旨〜
気楽に一武将で参加しながら「回し方の雰囲気を掴む」のを目的としたスレです。
なので思う存分、気軽に勇将・知将・凡将・愚将等になって書き込んで下され!!
また細かなルールはありませんが、最低限のルールとして以下この事があります。
《荒らしは華麗にスルー!!荒らしに構う人も同罪です!!》
また意見や要望、分からない事や今後については↓の議論スレにて行っていますので、
雑談も含めて気軽にドゾーです!!
○議論スレ
なりきり議論スレ@三戦板その3
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/warhis/1306210496/l50
- 2 :
- よく分からないけど兵糧庫の場所教えますね
- 3 :
- 514 :クマッタ ◆.pDAHD/fcA :2011/12/02(金) 00:57:32.78
とりあえずサンプルで書いてるだけだから、本番だと思わんでねw
【監軍府】
沮授「……」
沮鵠「父上、王者の軍の出征にそのように浮かぬ顔では(苦笑)」
----「冀州軍が織りなす玄妙なる謀計も、冴え渡る采配も、その全ては父上がいるからこそ」
----「そして、その父上が輔弼致す本初様は権門にありがちな驕慢さもなく、王者の風すら」
----「備えている御方ではございませんか、何をそのように」
沮授「鵠よ、お前の目は曇っている」
----「阿諛追従の徒に騙されて、そなたがわが君を見る目まで曇ってしまうとはな」
沮鵠「ハハハ、それほど公則殿や仲簡殿が兵権を握ったのが御不満ですか」
----「父上らしくもない、河北の宰相は父上以外に居らぬはずではございませんか」
----「何がそんなに父上の御心を悩ませるのですか?」
沮授「(この息子では袁家は支えられまい…)」
----「(速戦であろうが、持久の策であろうが、どちらでも構わぬのよ)」
----「(持久の策であれば、兵馬の揃わぬ今より戦端を開くのは下の下策)」
----「(しかし、速戦を仕掛けるのであれば、玄徳が徐州を奪取したあの時以外には有り得なかった筈)」
----「(遅いのだ、遅すぎるのだ…)」
----「(正南の奇策であろうが、元皓の定石であろうが、そんな事はどうでもよい)」
----「(天の時を掴む、その為の一歩を踏み出す決意が我が君には欠けているのだ)」
----「(フン、忌々しい…)」
----「(あの宦官の小倅にはそれがある、だからこそ賈?すら軍門に下ると言うに…)」
沮鵠「父上、お疲れなのでしょう?(苦笑)」
----「少し、休まれては?」
沮授「…貴様もわしも、ここで死ぬのだ」
----「わしの体の事など、一切気遣わなくてよい」
----「己が命を如何に永らえて、沮家の存続を図る事だけを考えよ」
- 4 :
- 516 :陳琳 ◆GBBXFwEfac :2011/12/02(金) 03:14:45.24
──「田豊に沮授──お前たちのような連中がみんなで予を教え込んで、曹操のこわっぱめを恐れるように仕向けているのだ!
この蛇の舌め! お前たちの言い分はお前たちのためには正しいかもしれぬ。
しかしながら予にはお前たちが果たして賢いのか、ただの腰抜けではないのか、疑われてならぬのだ。
人は皆、分に応じて動くもの。真の男は道を過たんぞ。わが袁家は、長年の試練に耐えて節操を失わずに通してきたのだ。
そして見よ! われわれの有事に際し、百万の刃が研がれ今しも振り下ろされようとしている。
これすなわち、贈り物に他ならぬ。河南の敵どもに贈られた贈り物である。
これを一息に傾けぬとはうつけた沙汰よ。われわれの敵を恐怖を以て戦う前から瓦解させぬとはな。
恐れを知らぬ者、無情なる者のみが勝利を勝ち得ようぞ!
かかる時にあたって、大丈夫たる者、偉大なる指導者たる者にできぬことが何があろう?
天子に滅することのできぬ賊があろうか? また、漢の天子にその力がない場合、なぜ袁紹ではいけないのか?
天は予に指揮の大権を与えてくれるだろう。天下の指揮の大権をな。
われ、河南の軍勢を悉く蹴散らさんか、人々は挙ってわが旗の下に馳せ参ずるであろう!」
(袁紹は声高にしゃべりながら、のっしのっしと歩き回りました。かれは群臣の存在をほとんど忘れてしまったかのようで、
ただ河北の国力のこと、武器のこと、兵の招集のことを説き来り説き去り、さてはまた偉大なる軍勢と
来るべき赫々たる勝利の夢を描いてみせ、はてはかれが天下を統一して、自身、智仁兼備の強大な皇帝となるというのでした)
「それを奴らは、大人しくうずくまっていろと言う!
予は、この場合、持久という言葉は使わない。理性で考えて持久戦に利があれば、それもよかろう。
だが、とてもそうは考えられぬ。賢しげに舌を振るわせてみれば、それは、ただ徒に時を過ごし、
進むでもなく退くでもなく、われわれの敵に勝機を分捕られるあらゆる機会を提供することではないか! ばかばかしい!
陳琳! 予の心は決まった。予の天兵はすぐにでも南下するであろう。その先触れにお前が檄文をしたためよ。
才を恃むお前を見込んで選ぶのだ。それが相応しくないものであれば、曹軍に先んじて、お前の血を戦神に捧げようぞ!」
──御意。一昼夜、お待ちくだされ。必ず殿のお心に適うものを用意しましょうぞ。
(陳琳の声は袁紹とは対照的に低く落ち着いていました。かれは一礼して、群臣の誰にも目を向けず一人辞去しました。
邸宅へ向かうかれの目には普段と変わらぬ光景が映っています。交代する歩哨の一団。整然とした街並み。青空を流れる白雲)
私には、即時開戦の是非などどうでも良いことだ。戦の趨勢も。殿が勝とうが曹操が勝とうが、そんな事は問題ではない。
大切なのは、私の筆が未曾有の歴史を動かすということだ。並みの将軍が率いられるのは精々一万。袁紹殿で数十万。
だが私はその数十万に加え、曹操を、張繍を、劉表を、孫策を動かすのだ。
どうせ書くなら、曹操を死ぬほど怒らせてやる。曹操! 何進のもとに居た時お前の顔は見知っているぞ。
はっは! その顔を、怒りで熟れた棗よりも赤くしてやる。
………………。
………。
(翌日、陳琳は檄文を携えて現れて、袁紹や群臣、居並ぶ軍勢の前で朗読することを申し出ました)
- 5 :
- 517 :陳琳 ◆GBBXFwEfac :2011/12/02(金) 03:15:48.01
____
/ \
/ \ _ノ \
/ (ー) (ー) \
| (__人__) |
\ ` ⌒´ /
/ \
____
/ \
/ ::\:::/:: \
/ く●>::::::く●> \
| (__人__) |
\ ` ⌒´ /
/ \
518 :陳琳 ◆GBBXFwEfac :2011/12/02(金) 03:16:47.68
____
/ \ 曹操! 臭気を発する宦官の、
/ ::\:::/:: \ 余った肉から生まれた醜い奴め!
/ く●>::::::く●> \
| (__人__) | 中には気が狂ってお前を称える者もいるが、
\ ` ⌒´ / 真は、お前には元から麗しい徳などない……
/ \
- 6 :
- 519 :陳琳 ◆GBBXFwEfac :2011/12/02(金) 03:23:32.34
/  ̄ ̄ ̄\
/ ::\:::/:: \
/ .く●>::::::く●> \ 軽々しくずる賢く、詐術ばかり得意で、
| (__人__) | 混乱や災いが大好きで、楽しくてたまらない呆れた童!
\ ` ⌒´ /
/,,― -ー 、 , -‐ 、 鷹か犬の爪牙程度のけちな才能の持ち主め!
( , -‐ '" ) 何度軽はずみで薄っぺらな思考を振りかざして、
`;ー" ` ー-ー -ー' 己が兵を死地へ追い込めば気が済むのだ!
l l
___
/ ..::::\
/ヽ ::../ :::::\
く●>:::::く● >:: :::::\ そればかりではない!お前は金に物を言わせて好き勝手に振る舞い、
/ (__人_) :::::::::::| 残酷なこともやりたい放題、人民から物を掠め取り、剥ぎ取り、
| ) r‐} :::::::::/ 賢者、善人を殺害した!
\ `⌒´ ...::::::::/
/ :::::::::::\
- 7 :
- 520 :陳琳 ◆GBBXFwEfac :2011/12/02(金) 03:31:37.50
_人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人_
> <
> あまつさえ、お前の暴虐は皇室にまで及び、 <
> 朝廷もお前の玩具なら、褒爵もまたそうよ! <
> <
> お気に入りは五族まで引き立て、 <
> 怨みを抱けば三族皆殺し……恥を知れ! <
> <
 ̄`Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y´ ̄
, ヽ::::ィ
/ く●x●>
ゝ (__人)ノr┐
/ └' r─┘
<´| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
<´ .:| |
<´ .:| .|
<´ .:| |
 ̄ ̄ ̄| .:| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
| .:| | |
| .:| | |
- 8 :
- 521 :陳琳 ◆GBBXFwEfac :2011/12/02(金) 03:39:39.46
___
/ \
/ \ , , /\ もし、天意というものがあるとすれば!
/ (●):::::(●) \
| (__人__) | 三公にして、古の暴君、夏の桀王に等しき行い、
\ ` ⌒ ´ ,/ 国を汚し、官を貶め民を虐げ、更に害悪を死者にまで及ぼす暴虐は、
. /⌒〜" ̄, ̄ ̄〆⌒,ニつ 必ず、奴自身の身を滅ぼすであろう!
| ,___゙___、rヾイソ⊃
| `l ̄
. | |
__ノヽ、_ノヽ_ノヽ_ノヽ_ノヽ_ノヽ
)
く 謀反人を滅ぼすのは、謀反人自身なのだっ!
ノ
/  ̄  ̄ \  ̄ヽ,.-- 、,. -‐- 、,. -- 、,. -- 、,. -- 、,.
∩ / ::\:::/:: \ . ∩
l ヽ∩ / ( ●)::::::::(●) \ ∩ノ j
ヽ ノ | (__人__) | ヽ ノ
| ヽ \ ` ⌒´ / / j
. \  ̄ ───────  ̄ /
. \ /
522 :陳琳 ◆GBBXFwEfac :2011/12/02(金) 03:48:43.21
____
/ \ 万民を痛めつけるように仕組まれた、刑罰と禁令───
/ ::\:::/:: \
/ ( ●):::::::(●) \ 谷あいの道にまで張り巡らされ、
| (__人__) | 善良な官民を貪り食わんとする過酷にして悲惨な禁令の罠───
\ |r┬-| /
/ ` ー'´ \ 〈〈〈 ヽ 私が、あるいは他の誰かが気付かないとでも思うのか!?
(〈⊃ } }
/ ̄ ̄ ̄ \ 否だ、天下の諸子よ!
/ :::::\:::/\ , nm
/ く●>:::::く●> > } } } 帝都許晶に上がる嘆きの声は、
| .(__人__) j ∩ノ j 全土に広まっているのだから!
\、 ` ⌒´,;/ ゝ 〈
- 9 :
- 523 :陳琳 ◆GBBXFwEfac :2011/12/02(金) 03:57:39.45
_____
/ \
/ :::\ ,::::, /:\ 断言する! 古今の書籍に載っている内容すべてを眺め渡しても、
/ く●>::::::く●> \ 貪欲で残虐で苛烈で無道な臣下として、曹操が一番酷い!
| (__人__) | 漢室を覆さんとけちな謀略を巡らせ、国家の柱石にあたる重臣を
\ ` ⌒ ´ ,/ 次々に曲げ、あるいは折り、徐々に漢室を孤立させ弱体化させるように
. /⌒〜" ̄, ̄ ̄〆⌒,ニつ 事を運び、忠臣は排除し、善人は殺害し、ひたすらあくどい英雄気取り……
| ,___゙___、rヾイソ⊃
| `l ̄
∩_
〈〈〈 ヽ
____ 〈⊃ }
/:::\:::/::\ | | これまで諸君が証明し続けた正しき道はっ!
/ く●>::::::く●>\ ! ! これからも変わることがないであろう!
/ :::::⌒(__人__)⌒:::::\| l
| |!!il|!|!l| | / ゆえに私は次の言葉を呼びかけるのであるっ!
\ |ェェェェ| //
/ __ / 漢朝の柱石たる、そして新時代の牽引者である諸君よ───
(___) /
524 :陳琳 ◆GBBXFwEfac :2011/12/02(金) 04:00:28.48
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ' ‐ 、 _人人人人人人人人人人人_
/"⌒' \ > <
/ :::: ....:::::::::: \ > <
/ ,,、 :::::::::::::.:.. ヽ > 曹操討つべし!! <
/ `\、ノ .::::::::.... ヽ > <
l ( ● )"::::(、_ニ-‐ ̄"´ i. > <
| "⌒゙ ..::::::::::::.( ● ) |  ̄`Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y´ ̄
\ (__人 )"⌒゙` l
,>、 ヽ `"ソ′ /
/ \ )r‐r‐/ /\
/ ヽ `ー-'′ \
/ `゙ー-- ヽ
_人人人人人人人人人人人人_
> 曹操討つべし!! < _人人人人人人人人人人人人_
> .< > <
 ̄`Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y´ ̄ > 曹操討つべし!! .<
_人人人人人人人人人人人人_ ̄`Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y´ ̄
> 曹操討つべし!! <
- 10 :
- 540 :可児庵 ◆aw9I1QevyY :2011/12/03(土) 09:23:24.36
俺は袁煕をやりたい
【袁煕自室】
袁煕「兄上や顕甫も決戦決戦と・・・。」
「戦ばかりせずともいいだろうに。」
「後継者に飢えておるのだろうな。予はそのようなことどうでもいいのだが。」
- 11 :
- 544 :曹操@司空 ◆.c.c.k.k.. :2011/12/03(土) 14:57:07.38
【許昌・司空府の一室】
〜夜、政務を終え酒を呑む曹操〜
冀州・鄴市内に潜伏させていた者の報告によれば、兵馬及び兵糧の徴収を
行っているとある…袁紹めは、早期の段階で我が軍に軍事行動を起こすと
考えられるな。ふん、袁紹めは前年に公孫瓚を攻め滅ぼし、その勢いを
以って行動しようと思っているのであろうが、四年以上続いた公孫瓚との
衝突は予想以上に兵馬に疲労を蓄積させているであろう。本来であれば
袁紹軍は出兵を控えるべきであろうが、こちらが天子と云う玉を奉戴して
いる事に袁紹の性格上、苦虫を噛まされている気分であろうから、この件
に関しても行動を起こす要因だろうな。
さて、袁紹が許昌に兵を起こすとなれば奴の本拠地・鄴から黄河北岸の
黎陽に陣を置き、そこから白馬津か延津に渡河し許昌を狙うであろうな。
ここは常套手段として黎陽から渡河する袁紹軍を虱潰しにするが善いで
あろうが…くくくっ、ここで策を弄すも善かろうな。また青州方面から
陽動として兵を進めてきた場合は兗州、并州方面からは司隷の駐留する
兵を以って対処する。あとは白馬津の守備は従来通り劉延を充て、延津は
于禁…いやっ、楽進を充てるも善いな。
何れにせよ袁紹との戦になった時は戦略的にも戦術的にも完全なる勝利を
あげる為、緻密でありながら大胆な計画を要するであろうから、荀ケ・荀攸
郭嘉・程c・賈詡以外の参謀や夏侯惇・夏侯淵・曹仁・曹洪以外の将軍の
意見を求める為、明朝に大々的な軍議を開くか。
伝令に伝える。これより全ての軍師及び将軍の下に参り、『明朝に天子を
前にした御前軍議を開くゆえ、策謀なり意見を持って参加すべし』とな。
(天子という存在が有益に働くのであれば存分に使うまで)
天下皆知美之為美、斯悪已。皆知善之為善、斯不善已。
故有無相生、難易相成、長短相形、高下相傾、音声相和、前後相随…か。
〜翌朝〜
【許昌・謁見の間】
衛兵「天子様と司空様がお見えになるまで今しばらくお待ちくだされ」
- 12 :
- 546 :陳琳 ◆GBBXFwEfac :2011/12/03(土) 17:12:08.50
>>514
(檄文を唱読すると、袁紹はことの外喜んで、陳琳は文書を司る記室参軍に任命されました。いわば軍属の書類係でしょうか。
その日の内にかれは監軍沮授のもとを訪れました。月の良い晩のことでした)
記室参軍の陳です。沮監軍にお目通りをいただきたい。
(監軍に、陳琳はお辞儀をしました。「陳琳です。どうぞご別懇に。」そう言うと、またひときわ深々とお辞儀をしました。
落ち着いた低い声でした)
今日はご挨拶に参りました。暫くは軍に身を置くことになりますから。
音に聞こえし河北の名監軍であられる沮将軍にお目にかかれて嬉しく思います。
それにしても、赫々たるものがありますな、今の河北軍の偉容は。
これ程の規模の軍勢が招集されたのは、光武中興以来絶えて久しく無かったのではないでしょうか。
ここに来るまで諸所の営中を訪ねてきましたが、軍士たちが自らを古き世の偉大な軍勢に重ね
胸高鳴らせているのも無理なからぬことと思います。
ましてや、彼らを率いているのは袁逢の息子袁紹。兵たちが光武帝と重ねて仰ぎ見るのに十分な名声の持ち主です。
私も、その事は後で起草する軍団向けの檄文に使わせてもらおうと思っていますよ。
しかし百五十年はあまりに長く、定命の人間にはあまりに遠い。袁紹殿は袁紹殿であって光武帝ではなく、
河北軍も光武帝の軍とは違うのです。沮監軍もよくおわかりと思います。
あの檄文を読んだ日、昂揚する群臣の中で、一人黙しておられましたからね。
うまくいけば我々の戦いを多くの人が歌に歌うでしょう。
しかし楽観はできぬでしょうな。
大いなる者が倒れた後は、小なる者が立ち上がるべきだ。
お互いに健闘致しましょうぞ。
(健闘はする。私なりのやり方でな。だが私は袁紹殿の純粋なる幕僚のように、死を賭してなどとは口にしないが。
私は歴史の中に身を置き、文を綴り、本を書き進めるのだ。知りたければ言ってあげるが、結びの文句はもう決めてある。
すてきな結びの文句だ)
- 13 :
- 542 :無名武将@お腹せっぷく:2011/12/03(土) 10:31:11.41
>>540
若君、失礼しております
恐れながら、偉大な征戦は御父上、袁大将軍のお決めになられたこと
それを御子息の若君がそのように仰せになられては示しが付きませぬぞ
若君は生まれながらに高貴でいましませば、何と言おうと下々は若君を「袁家の公人」と見なすのです
それを肝に命じられませ
548 :曹丕 ◆o4KydEfh5o :2011/12/03(土) 20:30:35.99
>>544
[自室]
伝令御苦労。父上には袁家との雌雄を決する戦いには必ず参加すると伝えてくれ。
550 :袁煕 ◆aw9I1QevyY :2011/12/04(日) 13:20:11.00
>>542
充分に承知している
が、戦は国力を擦り減らすだけ
予も「袁家の公人」と同時に「袁家を支える者」
兄も弟も後継者争いに労力を費やすのみ
袁家の衰退を止められるのは予しか居ないだろう
そなたはそれも間違いであると申すか?
552 :従僕二:2011/12/04(日) 16:07:06.09
>>550
んで、ぼっちゃん、美人の嫁さんとの生活…いや性活の方はどうなんですかい…
あっしは想像するだけで胸が熱く…いや棒が固くなるんですがね…
- 14 :
- 553 :クマッタ ◆.pDAHD/fcA :2011/12/04(日) 17:12:44.38
>>546
【監軍府】
沮授「『大いなる者が倒れた後は、小なる者が立ち上がるべきだ。』とな」
(沮授は大きく嘆声を洩らして続ける)
沮授「この河北軍に集まりし、天下の壮士達はは何を望んでいると思う?」
----「漢室の復興、そして万民の安寧ではなかったのか」
----「公孫?を討った先年の出師から、冀州も幽州も日が経っておらぬ」
----「連年の出師は国を傾け、一度得た勝利を失うことになろう」
----「曹賊を仮に討ったところで、江東の孫伯符や荊州の劉景升の動向もある」
----「徐州を劉玄徳が奪った頃なら、許を一気に突く手もあっただろうが」
----「ここで兵馬を起こして渡河するならば、正面から戦わねばなるまい」
沮鵠「しかし、顔良、文醜を有する我等であれば鎧袖一触でございましょう?」
沮授「馬鹿者ッ!!」
----「いくら切れる刀があろうと、用いる者が居らねば同じ事よッ!!」
----「正面からぶつかれば、十倍の兵馬を擁する我等の糧食はたちまち尽き」
----「戦線が崩壊した所から味方が討たれていくであろう」
----「麹義や呂布のような禽獣の如き獰猛さを備えた将なれば前線を突破するのも容易いが」
----「我等の兵は精強とはいえど疾さはなく、川を背にして戦う不利もある」
----「曹賊を劉表や孫策が突かなければ、一時の勝ちを得たとしても長くは続くまい」
沮授「しかも曹賊は千変万化の策を持ち、」
----「それを切り返す必殺の策を作るべき田豊は獄に繋がれている」
----「小人を嚇かして封土を掠め取るような悪辣な策謀なら郭図や逢紀でも」
----「直ちに書けようが、戦場で公孫?を討つような必殺の謀略を描く者はこの陣中に在りや?」
- 15 :
- 555 :曹操@司空 ◆.c.c.k.k.. :2011/12/04(日) 20:43:04.66
【許昌・曹操の寝室】
〜静寂に包まれた深夜、夢の中でも軍事の事を考える曹操〜
戦に於いて勇将達の武略や知将達の知略も必要だが、最も重要な事は
兵糧の確保であろう。ゆえに兵站・輜重部隊の充実が最重要課題だろう。
どのような百戦連勝の武人でも食の補給が断たれれば幼子の如きもの…
我らの陣容は先陣に夏侯惇と張遼の二陣を敷き共に競わせ、左翼には曹仁
右翼に曹洪、本陣には予と身辺警護に当たる許褚の他に子桓(曹丕)も
配置し後陣には夏侯淵で問題なかろう。また遊軍は徐晃・李通・臧覇の
三軍とし、最も重要な輜重軍には楽進と李典を充てるとして、三つの
拠点でもある許昌・洛陽・陳留の守備、そして降将でもある張繍にも…
荀ケや郭嘉らの他に、張繍と共に降りた賈詡の計謀も気になるゆえ
傍らに置いて張良や陳平の再来と言われた才を出し尽くさせるのも善いな…
〜ここで目を覚ます曹操〜
はははっ、夢の中でもこのような事を考えていようとは、これでは休んだ気が
せぬが当分の間は慢性的な頭痛の事も忘れさせられるだろうな。
>>548
〜朝食と共に曹丕殿の返答を伝令から聞く曹操〜
伝令よ、この返書を子桓の元に送るようにな。
【返書】
「子桓の申し出は嬉しく思う。これよりは子桓を一武人とし特別扱いせぬ。
なお子桓にも天子を前にした御前軍議に列席を命ずるゆえ、策謀か意見を
持って参加すべし。」
(この時点で曹操は陳琳殿の檄文を知りません。多分陳琳殿の檄文を袁紹が
読み、曹操の下に送られた瞬間に官渡の戦いが勃発すると推測できますが…
まずは袁紹を演じてくれる方が必要と思われますねw
また、曹操が臨戦態勢を執りつつあるのは第六感が壮大に働いているからと
思ってもらえれば嬉しいかな?)
- 16 :
- 557 :陳琳 ◆GBBXFwEfac :2011/12/05(月) 00:44:23.85
>>553
(陳琳は、かれの言葉に深い嘆声で答え、あきらめの言葉を口に上せる監軍を見ていました。
蝋燭の灯を映した顔には、長い憂慮による深い皺が刻まれていました。かれは年齢以上に老いて見えました。
倦み疲れ、何も持っていない人のようでした)
(どうしたのだ、沮授ともあろう者が? 記室参軍との取り決めをしようともしない。
それは後ですれば良いが、不用心に過ぎるのではないか? 私が今聞いたことを袁紹殿に報告でもすれば、身の破滅だ。
無論そのようなこと、する筈もないが。しかしわかっているのか?
私を試しているのか? いや。これが演技なら、あまりに上手すぎる。
むしろ、この仁はもう全てを諦めてしまっているのではないか?)
今、聞いたことは監軍の私への信頼と受け取っておきましょう。
なるほど、軍事に疎い私にも状況の危うさはよく分かりました。
(ふうん、曹操が勝つのか。では曹操の世の中ではどんな文章が浮かぶかな)
一つ言えることがありますな。「必殺の謀略を描く者」が誰かということですが。
それはあなたです。河北軍監軍にして奮威将軍殿よ。
しかしあなたは今とても疲れておいでだし、もう夜も遅い。
- 17 :
- 559 :沮授 ◆.pDAHD/fcA :2011/12/05(月) 01:32:53.00
>>557
【監軍府】
沮授「……」
(沮授はしばらく沈思黙考し、突如炯々とした眼を陳琳に向ける)
沮授「宜しい」
----「それでは卿に必殺の策とやらを披露しよう」
(沮授は地形図を広げ、滔々と語り始める)
沮授「我等は延津か白馬津から渡河を断行せねばならぬ」
----「某の手の者の報告によれば、延津の守将は于禁で白馬は劉延と聞く」
----「曹賊は于禁を信頼し、劉延の白馬を危ういと思っているはず」
----「要は、白馬は我等に投げられた餌よ」
----「きっと奸智に長けた曹賊の事、何かの手を打っているに違いない」
沮鵠「しかし、渡河が最優先で敵を破るは二の次では?」
沮授「馬鹿者、于禁を叩けば策破れし事で焦る白馬の伏兵は必ずや、こちらに向かって現れる」
----「そこを頸兵にて急襲し、敵の戦意を挫くのだ」
----「緒戦での勝利さえつかめば敵は恐れ慄き、徐々に我等に寝返る者が現れる」
----「そこで、劉玄徳辺りを後方へと遣わし、敵を奔命に疲れさせれば必ずや…」
沮鵠「では、将の人選を我が君に推薦いたしましょう!!」
沮授「そうよな、問題は将じゃ」
----「わしが指揮すれば、苦もなく勝ちを獲れようが…」
- 18 :
- 561 :顔良 ◆CaOJ2IWD1OA8 :2011/12/05(月) 14:19:41.99
【平原にて】
まだ夜も明けきらぬ早朝、広大な平原を無数の歩兵が動き回っていた。
槍に見立てた棒を突き出す者、的に向け矢放つ者などその姿は多種多様である。
その人の波の中で、黒色の馬にまたがり兵士らを叱咤する男があった。髭をたくわえ、片手に相当の重さがあろう大長刀をひっさげている。
顔良「どうした、お前たちの力はそんなものか。実戦に出れば絶対に生きて帰れはせんぞ!」
彼の名は顔良、袁紹軍ではこの人ありと名の知られた将軍だ。兵たちへの不満を抑えようと長刀を力強く地に向け振り下ろす。
それに触れた蝶が一羽、二つに分かれてひらひらと漂った後、静かに地に落ちた。切っ先に当たったからか、白い蝶は潰れることなくその羽を舞わせたのだった。
顔良の檄が再び飛び始める。
顔良「槍隊の構えは良いが、突き出し方が全く駄目だ。実際の槍はもっと重いだろう?」
----「あと500回突きと払いの鍛錬を続けろ、休んではならんぞ。」
----「次、弓隊。矢をつがえ放つまでの時間が長すぎる。ワシがこれから100数える間に一人10本の矢を射よ。無論、的を外すことのないようにな。」
----「…始めるぞ。ひとーつ!」
顔良の豪快な声が平原に響く。それに合わせて兵士達の弓を引く音、矢が飛び的に命中する音が絶え間なく聞こえる。
そこへ、同じく馬に乗り近付くいてくる者がある。騎兵の鍛錬は将軍の文醜が担当しているため、ここにいるのは歩兵のみだ。
彼の名は梁岱、顔良の副将を務めている男で、年はまだ若い。顔良が100を数えたところで、梁岱は話しかけた。
梁岱「そろそろ時間です。今朝の訓練は終わりにするとしましょう、兵士たちも疲れているでしょうしね。」
顔良「おう、もうそんなに時間がたっていたか。全員休息だ!飯の支度をしろ!」
やっと終わったと安堵の表情を浮かべる兵士達。しかし休む間もなく食事の準備を始める。
鍋に水を入れて火にかけ、山菜と魚を放り込んで煮立てる。その煙がいくつも上がっていた。
暫くしてから各兵士に配給がある。出来上がった汁物を受け取った兵士は各々持参した強飯を汁に入れて柔らかくして食った。
顔良と梁岱も同じようにして汁をすすっている。兵、部隊長、将も皆同じもの、同じ量を食べる。苦楽を共にすることが、彼らの結束を強めるのだった。
(少し時間があったので参戦です。これ以降木曜まで時間が取れないのですがお許しください。)
- 19 :
- 566 :曹操@司空 ◆.c.c.k.k.. :2011/12/05(月) 23:00:25.07
【許昌・司空府の一室】
鍾繇「これはこれは殿、昨晩はよく眠れましたかな?」
曹操「うむ、戦が近くなれば自然と頭痛から解放される、その戦の規模が
大きければ大きい程な」
鍾繇「それはよろしいかと…さて、御前軍議を前に大方の指針を決める
必要がありますが、殿におかれましては方針などありましょうか?」
曹操「うむ、北方を手中に収めた袁紹は遅かれ早かれ我が軍に対して
早期に軍を進めてくるだろう。そこで第一に考えられる戦場は
白馬津、そして第二に延津であろう…しかしこの二つは予にとって
戦略上の魅力は一切感じない。ゆえにこの二つは袁紹に対する餌とし
官渡、もしくは長社まで袁軍を誘い込み戦線を伸び切らして釣上げるが
上策と考えておる」
鍾繇「殿!?頴川の長社は許昌と目と鼻の先ですし、長社は私めの故郷ですが…」
曹操「はははっ、元常(鍾繇)の故郷であれば彼の地が戦渦に巻き込まれぬように
蕭何に匹敵すると云われる元常の才を存分に出すまでだ」
鍾繇「またまたご冗談を…」
曹操「冗談かそうでないかは一旦置き、許昌に近ければ近いほど我が軍の作戦系統は
緻密さを増し、中原に誘い込んだ袁紹軍を幾重もの秘策・奇策を以って翻弄
し尽くしてみせれよう。また、彼らを使ってみるのも善かろう!!」
(そう言いながら冀州・常山にある黒山軍が治めている辺りを指で指す曹操)
鍾繇「おおぉ〜飛燕の名で知られる張燕が指導者として率いている黒山軍ですな?
確かに彼らは一時期ではありますが朝廷にも帰順し、尚且つ袁氏と公孫氏との
争いでは公孫氏に加担し、それが元で今現在も袁氏との間で争いが続いている
ようですので、彼らを味方に引き入れれば袁氏の本拠地である鄴を背後より
脅かす事は間違いありませぬな?」
曹操「協から張燕に勅書を書かせるとして(皇帝を名だけで呼ぶ曹操)、問題は
宮廷内で不穏な動きを見せている車騎将軍・董承の件だが、この際奴を
最前線に送り込み、袁紹への餌として使おうか…くくっ、董承が裏切り
寝返るもよいが、その分董承にはより重い代償を払わせようか」
鍾繇「確かに朝廷内での動きは明らかに怪しいです。まさか袁氏との繋がりでも?」
曹操「何事に於いても後手後手に回れば機を逸してしまうもの、戦いを有利に
進める為には全ての事に二手三手先を読んで行動じゃな(`・ω・´)キリッ!!」
(すいませんが話の流れ上、頴川の名士・鍾繇を使わせてもらいますが…袁紹さんでの
参加者さんと同じく、曹操陣営の人材も来てもらいたいものですw)
- 20 :
- 567 :陳琳 ◆GBBXFwEfac :2011/12/06(火) 00:22:56.03
>>559
(沮授は伏せられていた瞼をさっと開きました。陳琳を捉えた二つの目が、突然焔が吹き出たように輝きました。
陳琳は驚嘆して目の前の人物を打ち眺めました。かくも昂然としたかれの状態を今まで見たことがなかったからでした。
かれは身の丈さえも一段と大きくなったように見え、一方陳琳の方はそれだけ小さくなったように思えました。
陳琳はまた、かれの現し身の姿に古代の名将軍の権力と威厳が束の間ながら浮かぶのを見ました)
驚くべきことです。私には、少し前のあなたと今のあなたが同じ方だとは信じられない。
今仰った策は確かに必殺の名案です。監軍、おっしゃってください。先ほどの意気阻喪は、韜晦でいらしたのか?
しかしそういうことなら何の心配もありませんな。延津と白馬津は必ず落ち、緒戦はわれわれのものとなりましょう。
ただ、軍士の間で白馬攻撃が当然のように囁かれているのが心配です。監軍、早く袁紹殿に進言しなくては。
将も、監軍が顔文両将軍を組み入れ、作戦の総指揮を執られる以外には考えられませぬ。
(あなたには元気でいてもらいたいのだ。あなたの心を動かしたのは、おそらく私があなたの肩書きを呼ばわったこと。
事実はおそらくそうは容易くはないのだ。袁紹殿が監軍を快く思っていないのは、傍目にもよくわかる。
それに、監軍を煙たがっているのは、袁紹殿だけではない……。
これ程の大計と強い意志を持っている方なのに。内憂外患。人はいつも同じ過ちを繰り返す。
清らかな者から死に、汚濁に塗れた者が残る。
何と生きにくい場所だろうか!
(それでもこの方はここでしか生きられないのだろう。私はこのように他人に興味を抱くことはないのだが。
私は文章に仕え、文章の世界にのみ生きていたいのだが。
……だが、私はあなたに文章の中の古代の名将を見出してしまった。
あなたの行く先を傍観したい。それが凱旋であろうと刑死であろうと、見物であることだろう。
あくまで傍観であるがな。
そんなものがこの世にいるとすれば、志を共にし共に生きられる人間は、袁紹殿の幕下にはいない……)
- 21 :
- 568 :沮授 ◆.pDAHD/fcA :2011/12/06(火) 01:14:12.99
>>567
【監軍府】
沮授「将よな、将…」
(同じ言葉を沮授は何度も繰り返したあと、陳琳の言に耳を傾ける)
(陳琳の言を聞いて、沮授はまた暗い表情に戻った)
沮授「……しかしじゃ」
----「その将が我等には決定的に不足しているのじゃ」
沮鵠「何を申します、顔良と文醜、張?に高覧と猛将が揃い」
----「審配、淳于瓊殿の様な沈着な知将も陣中には控え、多士済々とも…」
沮授「貴様には何も見えておらぬ」
沮鵠「えっ?」
沮授「審配の用兵は粘り強いが疾さがない」
----「淳于瓊は寡兵を侮り、最初の一撃に移るのが遅く、顔良と文醜は勇のみで知略に欠ける」
----「結局、使い物になる将は張?と高覧だけではないか」
----「しかし、我が君が信用しているのはこの二人ではない…」
----「勇のみの将を飼い馴らし、手足のように操るためには軍師が要る」
----「界境でそれをやってのけた元皓を獄に繋ぎ、わしを疎んじる今の河北軍では」
----「于禁に猛攻を仕掛けて打ち破る事も、敵の伏兵を誘い出す事も難しい」
----「わしがもし、全ての作戦を指揮できるのであれば直ちに今の策を仕掛け」
----「半年先には我等は帝と許で謁見を果たしているであろうに…」
沮鵠「……」
(突如、思い出したかのように呟く)
沮授「郭図は確かに勘も鋭い」
----「しかし、奴の智は奸智や狡知と呼ぶべき類の智であって、統帥に益なく」
----「軍の結束を乱す、そういう類の智なのだ」
----「郭図はきっと、わしが軍を率いると聞けばあらゆる手を打って邪魔立てしてくるであろう」
----「彼奴の智嚢は己を救うだろうが、この河北軍全体を焼き尽くすのであろうな」
----「しかし、我が君にとっての股肱の臣はわしではなく彼奴」
----「そこに我等の、そして万民の不幸があるのだ…」
(そのうち袁紹と郭図を出してみるかもです、やりたい人いれば先にどうぞ!!)
- 22 :
- 570 :陳琳 ◆GBBXFwEfac :2011/12/06(火) 03:41:20.38
>>568
(郭図───監軍が苦々しげに口に上せた男のことを、陳琳は思い出そうとしました。
顔や声が浮かぶ前に、まずかれの作った文章が浮かびました。
それは、新年を祝う祝賀の大宴の席でのことでした)
郭図ですか。私の記憶にあるやつの人間像も、監軍のと変わりないかもしれません。
新年の賀を覚えておいでですか。あれはまだ夜も明け切らない、肌寒い朝でした。主立った幕僚がみんな集まっていました。
寒さに急き立てられ、慌ただしく席を定め……。そして、袁紹殿が到着した時、すっくと立ち上がったのが郭図でしたね。
郭図は幕僚を代表して、祝賀の辞を述べる役でした。万事恭しく振る舞っていても、所作の端々から、
臣下代表に選ばれて得意げになっているのが見てとれました。
そしてやつは朗唱を始めました。四言句が連続する、古典的な作文でした。
いやそれは全く問題ないのですが、私は、聞いていてどこか引っかかる感じがしたのです。
使われている語にも問題はないし、修辞の使い方はむしろ上手だった。
ああ、今にして思うと、それが違和感の源だったのです。
言葉が弱すぎる。山を詠んでも山は描かれず、河を詠んでも河は現れてこない。
ただ美しい体裁を整えればいいと思って作られたような文です。
文を作ることに何らかの執着を持っている者の作る、言葉の世界などというものではない。
もしかしたら、奴は雅語を試験勉強をするように暗記して、無難に組み合わせていただけかもしれない。
形だけの美を見せられても、白けるだけです。郭図の文章はその場では褒められていたが、誰も心打たれてはなかったろうし、
賭けてもいいが、あの文章が歴史に残ることはないでしょう。
宴たけなわの頃、幕僚による自由な詩合わせが行われましたが、その時にもやつは自作の詩を読んでいました。
「今日のよき日は、全て袁紹様のお蔭。わが賢明なる御主君の、周公にも等しき大事業が、とこしえに光を失わぬよう──」
そんなことを詠んでいました。その時の詩も、心が欠けていました。むしろ己の声が魅力的に響いているかどうか、
衆目が己に集まっているかどうか、己の姿は忠義心あふれる名臣のように見えているかどうか……
そういったことがやつの最大の関心事であるような気がしました。
奴は、文が好きなのではなく、文を虚栄心を満たすための道具とみなしているに違いありません。
なるほど、文筆の世界でやつの作文は奸智や狡知からなる作品といえます。
ならば軍事は専門外ですが、審配、淳于瓊、顔良、文醜などの能力も、沮監軍の言う通りなのでしょう。
監軍、ならば答えはすぐそこに見えているのではありませんか。
郭図が河北軍にとっての悪腫なら、どうして除こうとされないのですか。
私はそういったことは不得手で、とても方法が浮かびませんが、取り除く方法も考えれば見つかるのではありませんか。
こんなことを言うからといって、私を狡猾な讒言の輩と思われてはたまらないのですが……。
- 23 :
- 586 :沮授 ◆.pDAHD/fcA :2011/12/07(水) 00:54:11.44
>>570
【監軍府】
沮授「フフッ…」
----「あの愚物の文章は卿から見ればそのように映るのかね」
----「わしは文筆を生業とするにはちと血の気が多過ぎる故、多少しか分からぬが」
----「彼奴は結局、己の栄達を我が君を通じて実現したいと夢想しているに過ぎぬ」
----「天下を統べんとする大志なく、富貴のみを求め惰眠を貪る輩の一人よ」
沮鵠「郭都督をそのように申しては…!?」
沮授「黙れ」
----「ちと、我が息子も小賢しいのが困りものでな」
----「余計な言は、平に御容赦頂きたいものだ」
(そう、一言呟くように言うと、再び陳琳に目を向ける)
沮授「ところでわしがなぜ田元皓を獄に繋がせる我が君を止めなんだか、分かるかね?」
----「同じ時期に同じように主を変え同じ大志を抱く、あの傑人をな…」
----「ある者はわしの保身だと非難し、ある者は実は田豊を疎んじていたのだと邪推する」
----「しかしだな、それは全部違うぞ?」
(そう語りかけるとと幽かに沮授は笑う)
(その姿は河北軍の将来を予感し、己の将来を達観しているとでも言いたげである)
沮授「元皓はわしの身代わりになったのだよ」
----「わしには、それが良く分かる」
----「我が君は戦を望んでおられた、故に郭図はその意を汲んで主戦論を唱えたのだ」
----「なれど、そのような考えでは曹操との戦に勝ち抜くのは至難」
----「故にわしか元皓のどちらかが河北軍に残り、必ずや我が軍を督戦せねばなるまい」
----「その任をわしに託し、あの男は獄でわしの帰りを待つことにしたのだ」
----「だからわしは己が身を必ず守らねばならぬ、それを保身と非難されてもな…」
----「それがわしなりの、あの頑固者の信頼への答え方よ」
----「今日はもう遅い、参軍の仕事に戻られよ」
----「わしの指示は何か適当に書いておくがよい、どうせ郭図が好きなように書き換えるからな…」
599 :袁煕 ◆aw9I1QevyY :2011/12/07(水) 20:28:57.44
戦か・・・
その際には予も出陣しておきたいな
幽州の守備など任せられて失敗でもしたら・・・
予も出陣できるように取り図ってもらうしかあるまい
さぁ戦になるのならば備えねば
- 24 :
- 605 :曹操@司空 ◆.c.c.k.k.. :2011/12/08(木) 01:43:02.33
【許昌・司空府の一室】
鍾繇「一つお聞きしたい事があるのですが、白馬津の守備を任せている
東郡太守の劉延殿の事なのですが」
曹操「分かっておる元常(鍾繇)、白馬津には惇か淵を配置すべきと
懸念しているのであろう?」
鍾繇「ははっ、そのとおりでございます」
曹操「劉延の才は命令に対して忠実である事。この才は簡単に見え
実行に移すのが至難の業である。実際に予が他の者に命令を出したら
劉延以外の者なら殆どが己の史観や思い付きで行動を取るであろう。
これが局地戦であれば独自行動による臨機応変さは善いが、大局では
緻密な作戦行動が鍵になるゆえ、命令系統の完璧さを求めるが為に
劉延のような男が必要になる」
鍾繇「白馬津、いえっ劉延殿にはどのような命令を出すのでありましょうか?」
曹操「前にも申したが白馬津には戦略上の魅力は無いが、戦術的に関しては
大きな意味合いを持つので劉延には“一ノ段、二ノ段、三ノ段”からなる
三段構えの策を授けるので、それを敵軍襲来と共に作戦実行に移すように
命令を出すつもりだ」
鍾繇「その策の内容が気になるところですが…次に延津守備の人選ですが」
曹操「ここは暫定的に決めていた于禁を正式な任に充てようと考えていが、
副官に誰を充てるかは未定だがな」
鍾繇「でしたら私めにに推挙したき仁が御座います。名を趙儼、字は伯然と言い
私めと同じ頴川の出身で幼き頃から知っており、彼の者の智謀はきっと
役に立つと思いますのでもし宜しければ」
曹操「元常の推挙であれば問題無かろう、趙儼を于禁の参軍(参謀長)にして
延津に派遣する。尚、協(献帝)に上奏し劉延に折衝将軍、于禁には
陥陳都尉から虎威将軍に昇進するようにしておく。ただ于禁は左将軍
でも善いがな…(独断に近い形で任命する曹操)」
○虎威将軍:于禁
○折衝将軍:劉延
- 25 :
- 606 :陳琳 ◆GBBXFwEfac :2011/12/08(木) 04:14:53.50
>>586
私がここへ来てから、初めて笑われましたね。
問題はあまりに大きいかもしれません。けれども、それだけで安心致しました。
ふふふ、ご子息殿の言葉を余計だなどと。子供のいない私には羨ましいですよ。
(陳琳は沮鵠に向き直りました。「黙れ」と言われ、ふて腐れたように佇んでいるかれに頭を下げたあと)
沮鵠殿、あなたは人より早く大人にならねばならなかったようですね。
たくさんの勉強もされたことでしょう。時には、なぜお父上が認めてくださらないのかと不満に思うこともあるでしょう。
そういう時には、一度昔を───まだ子供だった頃のことを思い出してみてはいかがでしょう。
人は大人になるにつれて多くの知識を身につけます。しかし、大人になるとは、視野を狭めることでもあるのです。
……これは、口外無用ですよ。
袁紹殿が人材を招聘されるやり方を思い出してください。
袁紹殿は、まずその人物の門地を気にされますね。それから本人の名声を。それから一族の評判を。
本来、これは意味のないことです。
その人物を本当の意味で知るのは大変なことですので、袁紹殿はそれを無意識に嫌がられて
目で見える、わかりやすい方に流れてしまっていると言えますね。
しかし、本当に大切なことは目に見えないのです。心で見なければ。
たくさんの価値観を知って、偏見をお捨てなさい。もし持ってしまったとしても、一度それを疑うことです。
監軍、あなたもですよ。
(陳琳は悪戯っぽく片目をつぶってみせました)
監軍はご子息殿の様子を「みっともない」あるいは「私に対して失礼」だと思われたようです。
しかし、そうではありませんでしょう。
…信頼されているのですな、田軍師のことを。
私もそのように思います。少なくとも、心ない衆人の声は、何も本質をとらえていません。
田軍師のためにも、今日は心安らかにお休みくださいませ。
私は監軍のご指示を記すために、下がらせていただきましょう。
それでは、おやすみなさいませ。
(陳琳は、基本的な軍令を定め、翌日にはそれを各所の陣営に届けることになります。
「どうせ郭図が好きなように書き換えるからな…」沮授は諦め顔にそう言っていましたが、
陳琳は同じようには考えませんでした)
郭図が私の文章を書き換えるというか。
苦労して書き換えるとよいわ。
骨を折るぞ。この陳琳が、容易には書き換えられぬように作為して文をしたためるからな……。
- 26 :
- 607 :陳琳 ◆GBBXFwEfac :2011/12/08(木) 04:35:47.53
>>561
(陳琳は結局、徹夜してしまいました。「郭図の文才では容易に書き換えられぬ文章」を作っていたら、
思いのほか熱中してしまったのです。気がつくと、天幕の隙間から夜明け前の青い空が覗いていました。
執筆中は血が湧いていたのですが、そのぶん終わると疲れが押し寄せてきます。
頭はくらくらするし、喉に軽い嘔吐感はあるし、手足が冷えているし、足は重いのでした。
しかし、今寝てしまうわけにはいきません。今日も仕事があるのですから)
ふう、郭図のために睡眠時間を削らなければよかった。ちょっとそこまで馬を駆けさせてみようかね。
空の下で風に当たっていれば、眠気も去るだろうから。
うーん、こうしていると身も心も軽くなる。空も草原も見渡す限り続いていて、まるで世界に私一人しかいないようだ。
うおおおーーーーーっ!! っと、普段柄にもなく叫びたくなってしまった。誰か聞いてないだろうな。
おっ、あれは?
(陳琳がどこまでもどこまでも馬を駆けさせていくと、一団の黒い塊が動いているのが見えました。
顔良将軍の練兵でした。沮監軍がついさっき「勇のみ」と評していたのを思い出しました。
きっとそうなのでしょう。しかし、その勇は陳琳の詞藻を刺激するのに十分でした。
陳琳は「はあっ!」と一声上げ、もっと近くで練兵が見られる場所に移動しました。
十分熱気が伝わってきます。陳琳にも興奮が伝わり、気付くと大声を上げて兵士を応援していました)
よし、そこだっ! 行け、行けェっ!!
突け、払え、そうだっ!!
(何人かの兵士が陳琳に気付いたようですが、何の反応もせずに黙々と訓練に励んでいます。
さすが練度の高い河北軍というべきでしょう。
ふと、黒馬の将軍と目が合いました。豊かな口髭に、匹夫では扱えない大長刀。
間違いなく顔良将軍その人でしょう。……コクリ。陳琳は一礼しました。
かれは顔良軍団が飯炊きと食事に入っても、その場を動かずに彼らをずっと眺めていました)
- 27 :
- 634 :沮授 ◆.pDAHD/fcA :2011/12/09(金) 14:29:25.21
>>606
【監軍府】
沮鵠「やや、私はもう立派な一軍の将!!」
----「これでも私なりに兵書を読み、体を鍛え、河北軍の一翼を担うに恥じない働きを…」
沮授「馬鹿者、それが小児の言と申すものよ(苦笑)」
----「おっと?」
沮鵠「……(苦笑)」
沮授「…やれやれ」
(沮授は少し気恥ずかしそうに頭を?く)
沮授「では、頼んだぞ」
(…ガタン)
- 28 :
- 635 :沮授 ◆.pDAHD/fcA :2011/12/09(金) 14:31:26.18
沮授「ほう、玄徳か」
----「入りなさい」
劉備「…入るぞ」
沮授「よく来たな、鵠は外せ」
沮鵠「やれやれ、仕方ないですね」
(妙に長い両手に、大きな耳のその男は異様な風体と、無愛想な雰囲気を隠しもしない)
(河北軍では妙に浮いた雰囲気だが、沮授はこの男が嫌いではない)
沮授「『天下の英雄殿』のお出ましとは、随分と珍しい事よ」
----「確か、前に会った時には『曹操と俺以外に、天下に英雄は居ない』と」
----「言い切ったのに、その『英雄殿』が匹夫のわしに何の御用かね?」
劉備「…自分で天下を狙わない奴は、英雄とは呼ばない」
----「ところで、俺は曹操には勝てないのに、お前は曹操に勝つ為の奇策を持っている」
----「それを、俺は知りたい」
沮授「お断りしよう」
劉備「何故だ」
沮授「今わしが立てる策は、河北軍の必勝の策であって『英雄殿』が勝つ為の策ではない」
----「ところで以前、董卓を討つ際に連れていた二人の兄弟はどうされた?」
劉備「捨てた」
----「何かに縛られては、天の時を逃す」
沮授「戦は拙くない、暗愚ではない、血筋も悪くない」
----「『英雄殿』に足りないのは、『何かを保ち、勝ち獲んとする強い意志』ではないのかな?」
----「まずは得た者を全力で守っては如何かね」
----「あの猛獣のような二人なら、どこかできっと生きているだろう」
沮授「顔良と文醜に付いて行くとよい」
----「河北軍の戦いぶりを学び、己の戦に活かしなされ」
----「(そして兄弟を見つけたら、その時は…)」
沮授「さあ、行くのじゃ」
- 29 :
- 642 :顔良 ◆CaOJ2IWD1OA8 :2011/12/10(土) 16:02:21.90
>>607
【引き続き平原】
地面に座り足を広げて飯を食っていた顔良であったが、突如脇にいた梁岱が立ち上がったため飯を放り出した。
ここは袁家の支配下、敵の襲撃はありえないことだが…
梁岱「少し前から気付いておりましたが、何者かに見られておりますな。」
西方異民族出身の彼は遠目がきく。聞いた話によればそれは生まれつきの物らしい。
顔良「うむ、だがワシには殺気が感じられん。敵ではなさそうだがのう。」
辺りを見回しそれが何者であるかを探る二人。まもなく、梁岱の目が遠くにいる一人の男の姿をとらえた。
顔を凝視してから、梁岱は手を掛けていた剣の柄から手を離し、顔良の方を向いて言った。
梁岱「ご安心ください、将軍。あれは文官の陳琳殿です。御存じありませんか?ほら、例の檄文を作成した男ですよ。」
顔良「何?あの曹賊を皮肉る痛快な檄をつくったのがあの男だというのか?ガッハッハ、これは面白い客が参ったものじゃのう。」
----「しかし、護衛も付けず大丈夫か?曹操の回し者が闇討ちに来るやもしれんぞ。」
梁岱「彼は官僚と言うよりは詩人と申しました方がよいのやもしれません。護衛がいては窮屈な思いをするでしょう。」
----「自由奔放な生き方、彼はその方が似合っていると私は思いますよ。軍に縛られるんじゃなくって、ね。」
顔良「そうか、面白い奴だな。少し話をしてみたいところだが、もう飯の時間が終わる。」
----「近いうちに酒でも持ってワシから訪ねるとしよう。…どれ、全員、休息終了!片付けを済ませた者から訓練の支度をしろ。」
顔良の声が響く。言い終えた後、顔良と梁岱は陳琳のいるほうを見やり、礼をした。
自分たちの見えているかどうかは分からぬが、これが最低限の礼儀だと思った。
- 30 :
- 643 :顔良 ◆CaOJ2IWD1OA8 :2011/12/10(土) 16:02:39.56
再び訓練が再開される。今度は城から来た新参の兵たちが加わった。
彼らは昨日まで耕作で生計を立ててきたものがほとんどだ。無論、武器の扱いもろくに知らぬ。
早朝から訓練をしていた者たちは梁岱に任せ、顔良は自ら整列する新参兵たちの前に立った。
そもそもこの集団を兵と呼んでよいのか、ほとんど農民と変わらない。顔良から声が発せられる。
顔良「ワシがお前たちの訓練を指導する顔良だ。袁家の為、今後は戦いに身を投じてもらうことになる。」
----「(やはり戦意がない。己の命を心配しておる者ばかり、とても戦いにはならん。)」
兵士達がざわついている。
兵士「おい、顔良だってよ。俺たち、戦に出る前に訓練の段階で死ぬんじゃねえか?」
兵士「ついてねえなぁ。一体どんな戦場に放り出されるんだ?俺ら?」
そんな言葉がいやでも耳に入ってくる。顔良は顔色を変えることなく、腰に帯びた剣を抜いて空を指した。
兵士達のざわつきが恐怖で収まる。それから視線が顔良に注がれる。
顔良「少し、話をしてやろう。笑い話だと思って気を抜いて聞いてもらって構わん。」
----「ワシは今となっては袁家の将として、また武人として名を上げておるが、これが簡単な道だったなどと思うなよ。」
----「数多の戦場に身を置き、常に死と隣り合わせの中戦ってきた。戦友の死も数え切れんほど見てきた。」
----「今日、ワシの戦い方を見て『匹夫の勇だ』、『蛮勇の身が取り柄の猪武者だ』と言う者がいる。」
----「だがな、ワシはそれを全く恥じてはおらんよ。」
そう言ってから、顔良は少し間をおいて、言った。
顔良「大将が先頭に立って戦わずして、どうして兵たちが付いて来ようか。」
----「兵の命はすべて大将が握っている。臆病な指揮官の率いる部隊では当然兵の士気も低い。」
----「ワシには参謀どものような学がない、ゆえに己の存在価値を武で示すしかないのだ。」
----「死を恐れるな、とは言わん。全員が生き、翌日の日の出を見よ。そのため、力をつけろ、いいな。」
兵の一人が歓声を上げる。それに続いて、一人、また一人と声を上げる者がいる。
やがてそれは新参兵たち全員に広がった。
顔良「(うむ、良い目をするようになった。)」
----「では、最初の訓練を開始する。今日は剣の扱いだ。たかが剣と侮るなかれ、剣は全武術の基礎言ってもよい。」
----「いきなり真剣を持たせることはできん。木刀を使い、素振りからだ。正しい振り方を覚えろ。」
----「扱う者が悪ければ名刀も何の役にも立たない。下手な奴は折れた剣で己の脚を切ることもあるからな。」
----「よし、始めろ!」
兵たちが木刀を振る音が、風に乗り平原に広がった。
- 31 :
- 644 :袁煕 ◆aw9I1QevyY :2011/12/10(土) 16:33:21.90
【袁煕自室】
袁煕「むぅ・・・」
「戦が近づいておるな」
側近「顕奕様はどうなさるおつもりですか?」
袁煕「父上の命に従うのみだよ」
「予は父上が出陣しろといえば出陣するし残れといえば残る」
側近「はぁ・・・」
「まぁそれが賢明でしょう」
(この時期袁煕って幽州刺史に任命されてますかね?)
649 :陳琳 ◆GBBXFwEfac :2011/12/11(日) 00:17:21.79
>>642-643
(陳琳が見ていることに気付き、顔良将軍と梁岱将軍は一瞬身構えましたが、すぐに警戒を解いて礼を返してくれました。
陳琳はもう一度、今度はもっと丁寧な気持ちが伝わるように礼をしました。
やがて、めいめいが食事の後片付けをして訓練に戻ると、かれは一頻り眺めた後で、うきうきしながら陣幕に戻りました。
誰でもいいから、今見たことを話したくて仕方ありませんでした。
(幕営には、もう同僚の参軍たちが集まっていました。皆むっつりと無表情で、全身に忙しそうな雰囲気をまとっていました)
お早う。
(挨拶をすると、参軍達の顔が一斉にこちらを向きました。それぞれ機械的に「お早う」と挨拶すると、
これまた動きを揃えて書類に目を戻しました)
- 32 :
- 648 :無名武将@お腹せっぷく:2011/12/10(土) 23:34:21.93
許劭「ほう、孟徳か」
----「入りなさい」
曹操「…入るぞ」
許劭「よく来たな、靖は外せ」
許靖「やれやれ、仕方ないですね」
(妙に悪い目つきに、小さな背丈のその男は異様な風体と、無愛想な雰囲気を隠しもしない)
(清流派の士人の中では妙に浮いた雰囲気だが、許劭はこの男が嫌いではないし好きでもない)
許劭「『宦官の孫』のお出ましとは、随分と珍しい事よ」
曹操「うるせーボケ」
----「ところで、俺は天下に名を挙げたいのに、お前はこの俺を評価しようとしない」
----「その理由を、俺は知りたい」
許劭「お断りしよう」
曹操「何故だ」
許劭「わしが立てる人物評は、清流派の子弟の為にあるのであって『宦官の孫』の為にあるのではない」
----「ところで以前連れていた夏侯なんとかいう二人の男はどうされた?」
曹操「捨てた」
----「何かに縛られては、天の時を逃す」
許劭「戦は拙くない、暗愚ではない、血筋はアウト」
----「『姦雄殿』に足りないのは、『遠大な視野と寛容な心』ではないのかな?」
----「まずは身内くらいは全力で守っては如何かね」
----「あの猛獣のような二人なら、どこかできっと生きているだろう」
許劭「何進か袁紹に付いて行くとよい」
----「群雄の戦いぶりを学び、己の戦に活かしなされ」
----「(そして皇帝を見つけたら、その時は…)」
- 33 :
- 650 :陳琳 ◆GBBXFwEfac :2011/12/11(日) 00:19:23.48
さっき、顔良将軍の練兵を見てきた。
(一瞬、誰も反応しませんでしたが、どうやら陳琳がここにいる全員に声を掛けているのだと気付くと、
仕方なく顔を上げて「それは、」と返事をしました)
すごかった。顔良将軍ももう一人の将軍も、兵を自由自在に動かしていた。
これから、間違いなく歴史を変える大戦が始まるが、自分がその歴史の渦中にいるのだと思わずにはいられなかった。
顔良将軍も、私は今日初めて政庁の外にいるのを見たが、あの人はやはり馬に乗ってこそ真価を見せる人。
颯爽にして、堂々たるものだった。
私は正直、自分の体つきがあまりにも貧相で、みっともないことを恥ずかしく思った。
それに声だ。私は自分の声には些かの自負がある。だが、顔良将軍の声は厳格でありながら頼りがいがあり、
兵士の人望を集めるのも尤もだ。
同僚の参軍「陳君のご機嫌が良いようで、何より。だが、私は些か君に警告を発したいと思う。
君は将軍の練兵を見て歴史の渦中にいるのを自覚したというが、それを言うなら、
ここでの業務こそ歴史の大局を動かすものであることを忘れてはならない」
同僚の参軍「そうとも。一将の采配は一部分的な局面を打開することにしか用立たない。
われわれはもっと大局的に物を見なければならぬ。広範に、恒久的に、政事の行く先を導く力は
猛り狂った軍人の刃ではなく、書物の中にあるのではないのかね」
同僚の参軍「二人の言う通りだ。大体我々が幼年の頃から刻苦勉励してきたのは何の為か。
陳君よ、君や我々のような文人はだね、学識と文筆をもって、乱世の先の世の舵取りをする特権を与えられているのだ。
幾度支配者が代わろうと、世の中がいかに変わろうと、経書の真理は不変のものだからね。
顔良が羨ましいと? ははは、馬鹿らしい。あいつもその内、身体を鍛える暇があったら書を読めばよかったと
後悔する事になるだろうよ」
違う! あんた達は、達観しているように見えるが本当は何一つ見てはいない!
文章こそ経国の大業、もちろん私もそう思っている。だが生きた現実に触れていなければ、文人の心は枯渇してしまうぞ!
枯渇した心で書いた文章を読んで、誰が胸を打たれるものか!
さあ、君たち、当世の文人を自負するのなら今すぐ外へ行って色々見てくるといい!
へとへとに疲れて戻ってきた頃には、少しは変わったものが書けるだろうよ!
- 34 :
- てなわけでレス移転終了!!
さすがに疲れたのでボチボチ寝ます( ^∀^)ゲラゲラ
ノシ
- 35 :
- R
- 36 :
- 641 :無名武将@お腹せっぷく:2011/12/10(土) 13:19:40.63
618 :クマッタ ◆.pDAHD/fcA :2011/12/10(土) 12:22:49.05
>>609
地味に今回のEUROはCも地獄だったりしますw
アイルランドとクロアチア、意外に馬鹿にならないチームなので…
アズーリとすりゃリーグ突破が一番辛いかもですね
しちゃえばスペインとぶつからないってのはかなり大きい
ってか△とか長友は怪我がよろしくないんでしょうな
香川は合ってないってことだとは思うのですが
- 37 :
- 434 :クマッタ ◆.pDAHD/fcA :2011/12/08(木) 01:04:49.58
>>433
いやあね
結局自分のやりたい軍師でやっちまったので、軸になるキャラを作っておけばよかったなと
ってか荒らしは別に最近は気にならないですねぇ
容量オーバーみたいな潰し方されるとちと厄介ですが、まあそこまでやる気なら考えましょってレベル
通報するぐらいだったら移民するってのも一つの考え方かもしれないですけどね(苦笑)
個人的には沮授をさっさと牢屋にブチ込んで戦闘と言うのも乙な気もしますが
そもそも新人さんに気楽に一武将で参加しながら、「回し方の雰囲気を掴む」っていう
チュートリアル的なスレにしたかったので、どうするかなぁ…
やってみると新しいスレを1スレ程度に限定してやっても楽しい気もしますねw
>亀田
んだって結局打たれ弱いんじゃないですかね、ぶっちゃけると
だからこそガードのテクニックを磨いて、チマチマとポイント取るような試合しかできない、みたいな
435 :陳琳 ◆GBBXFwEfac :2011/12/08(木) 01:07:30.84
陳琳の物語は袁家滅亡まで、それ以降は別の「ある人物」にバトンタッチしようと思ってるので
終わりは設定しないほうが良いなと個人的には思ってたりします
続きはなりきり議論スレで話しませんか?
- 38 :
- 627 :曹操 ◆nOA3ItxPxI :2011/12/09(金) 09:22:49.47
..-‐''" ̄~''‐,,
_,.-‐''" ''‐,,
,.-' ,.--、 \
/ /~~\ / /ёl\__ ゙i,,
. / l /ΘヽV | ー'| | 丶、 ゙i,,
/ /ヽ 二 |、 ̄ У ヽ、 ゙i,, _,.
l / ヽ___/ ヽ_/ L,,-‐''i"
|/ ( | ,,..-‐"| |
‐‐|--,,.___ `T゙ | __,,⊥-‐
'i, |  ̄l /
'i, '-、 丶、/ /
'i, / -< | /丶、'
_,. -‐く / ー′ l ,' ∠__'‐、
X ', / ,' r'´ ゙''‐,,
/ \ '--─一'´ r'" ゙;,
,.-‐'''" ''‐- __,,...‐'′ ゙;,
| | / '';,
628 :無名武将@お腹せっぷく:2011/12/09(金) 09:33:46.08
スレ立ては大賛成だか上の様な馬鹿嵐が問題。
629 :無名武将@お腹せっぷく:2011/12/09(金) 09:44:00.18
荒らすのはまだ早いだろ
スレが立ってから荒らせ
- 39 :
- 613 :無名武将@お腹せっぷく:2011/12/08(木) 15:32:02.60
>>612
荒らしが気にならないなら遠慮なくまったりと荒らさせてもらか
614 :無名武将@お腹せっぷく:2011/12/08(木) 16:19:54.89
ここまで荒らしてる奴はどうみても一人なんだが…
まさか一日中張り付いてるのか
615 :無名武将@お腹せっぷく:2011/12/08(木) 16:37:56.14
一人だと思いたいんだね
616 :無名武将@お腹せっぷく:2011/12/08(木) 16:42:35.40
クマッタは面白くないスレなら荒らしていいと主張していたので
彼が関わるスレなら面白くなければ荒らしていいと思ってるよ
617 :無名武将@お腹せっぷく:2011/12/08(木) 16:50:42.61
はいはい自演、自演^^
618 :無名武将@お腹せっぷく:2011/12/08(木) 17:07:17.73
ここまで荒らしてるのは全部>>614だろ
相手にされなかったのがそんなに寂しかったのかい引き籠り煮糸君^^^
619 :無名武将@お腹せっぷく:2011/12/08(木) 17:34:21.39
>>613
>荒らさせてもらか
>荒らさせてもらか
- 40 :
- 654 名前:小魔玉@明日の為に今日も呑む♪ ◆.c.c.k.k.. :2011/12/11(日) 03:26:47.43
おっ!?コテのランキングや評価なんて三戦志を思い出しますねw
と、2005年・2007年・2009年、そして今年2011年と一定の周期で
コテランキングを更新するところをみると、この期間の間で大きく
コテの入れ替わりや評価に変動があるんでしょうね?
>>618
今のように実力が失墜する前のフランス代表であればオイラ的には
グループDがメチャメチャ楽しめたんですけどね( ^∀^)ゲラゲラ
そうそうです、日ハムファンのクマッタさんにとってダルの大リーグ移籍は
歓迎?それとも大きな痛手なんですかね?
- 41 :
- 議論スレの書き込みを移転させるスレなんですね
- 42 :
- 発石車に対抗するには発糞車だけ
- 43 :
- 何も気楽じゃねぇ
面倒くせえスレだな
- 44 :
- 予定調和だな
- 45 :
- 荒らし勢力…曹操軍
なりきり勢力…袁紹軍
でガチバトったらいいです
- 46 :
- 議論スレの書き込みを転移させない書き込みは荒らしと判断します
- 47 :
- >>43
面倒くせえなら書き込むな馬鹿だろ
- 48 :
- 【許昌・司空府の一室】
鍾繇「報告によりますれば袁紹軍が有する軍勢は十数万とあり、少なく見積もっても
袁紹軍は十万もの兵を動員できると思われます。尚、我が軍の機動兵力は
許昌・洛陽・陳留の主要都市の防衛を引いて三万人程度となりますが、この中に
青州黄巾の兵は含んでおりません。」
曹操「はははっ、まともに衝突すれば敵わぬ数だな」
鍾繇「笑い事ではありませぬぞ、殿」
曹操「寡兵を以って大軍を打つ、この醍醐味を思い浮かべると笑いたくもなるわ。
しかし黄河という広大な天然要害を十分に把握し、尚且つこちら側の策に
上手く使えれば五分と五分の状況に持っていけるであろう」
鍾繇「その為にも用兵の粋を可能な限り高めるのが将軍や軍師の方々の仕事ですな?」
曹操「ああ、いま我が軍の編成は中軍(宿営軍)を中心に五営(武衛・驍騎・遊撃・
中堅・中塁)、五校(越騎・屯騎・歩兵・長水・射声)、中領、中護が主力とし、
他に屯田兵と青州黄巾兵の非常勤兵で成り立っているが、これに外軍を新たに
編成し監軍・領軍・都軍・典軍・護軍・軍師の六つの部署を新設する。これに
従い各部署にどの将を配置するか決める必要がある。また、三万の兵を五に分け
五軍編成を敷く事も同じように考えておくか…」
鍾繇「何か手伝える事がありましたら何なりと」
曹操「では早速だが黄河周辺の斥候に関羽を使うゆえ、その旨を伝えてきてくれ」
鍾繇「関羽殿のを…ですか?(斥候という重要な役に彼を使うとは無謀すぎではなかろうか)」
- 49 :
- 曹操「我が軍の陣容を以下のように編成する。また第一〜五軍及び前〜輜重軍の十軍には
各三千の兵を配置するゆえ、いつ何時戦が起きて素早く行動できるように練兵に
勤しむ様に!!」
鍾繇「ははっ!!(しかし我が軍には人物は揃っているが、兵数の少なさが問題だな)」
○第一軍:張遼(参軍に荀攸)
○第二軍:徐晃(参軍に陳登)
○第三軍:曹仁(参軍に劉馥)
○第四軍:曹洪(参軍に袁渙)
○第五軍:夏侯淵(参軍に陳羣)
○前軍:呂虔(参軍に楊脩)
○中軍:曹操、曹丕、許褚、董承(参軍に郭嘉、賈詡、鍾繇)
○後軍:夏侯惇(参軍に程c)
○遊軍:臧覇、朱霊、李通
○輜重軍:楽進、李典、任峻
○予備軍:張繍、曹真、屯田兵、青州黄巾兵
○斥候:関羽
○白馬守備:劉延
○延津守備:于禁(参軍に趙儼)
○許昌守備:荀ケ、孔融
○陳留守備:毛玠、陳矯
○洛陽守備:司馬朗、杜畿
曹操「黄河より北にある河北の渡河地は黎陽、南にある河南の渡河地は白馬津と延津。
戦端が開かれれば、まずこの三拠点から火種が上がるであろうな」
(いつ戦闘状態になっても善い様に軍の編成だけは整えておきましたw
と、これから曹操陣営で始められる方は上記の配置先から開始してもらうと
スムーズに行けると思います!!)
- 50 :
- 651 :無名武将@お腹せっぷく:2011/12/11(日) 00:35:49.55
アンジェとみじんこはこのスレどうすんだよ
せっかく参加してくれた人たちに申し訳ないと思わないの?
XXX王国vol.2
http://ikura.2ch.net/test/read.cgi/denpa/1315316588/
652 :無名武将@お腹せっぷく:2011/12/11(日) 00:47:41.23
アンジェが放り出すなんていつものことだろ
今更何を言ってるんだ
653 :無名武将@お腹せっぷく:2011/12/11(日) 00:54:30.42
いいんだよ、どうせアホジェ蛆虫の自演Rースレだから^^^
- 51 :
- 馬鹿がヘマした所為で、櫻井叩いてる奴が無能空気大野のヲタだと、
発覚したから糞面白いw
どんだけID変えた所で同一人物なのがバレバレ、
櫻井叩きは無能空気大野のヲタの嫉妬乙、
特徴有る櫻井ageは、無能空気大野のヲタによる櫻井ヲタナリw
どう見ても必死なのは、櫻井擁護よりも無能空気大野のヲタによる櫻井アンチw
- 52 :
- 議論スレよりレス移転と称するコピペ荒らしが酷いっすね
- 53 :
- >>49
そっから始めんの?
袁紹による2月の白馬侵攻からモタモタ2ヶ月もかかって救援に向かい、挙げ句白馬は落とされ、立て続けに延津まで失うのに、曹操随分余裕だね。
- 54 :
- 一々文章長いね
これじゃぜんぜん気楽じゃないね
もっと短い文で進めらんないの?
- 55 :
- >>54
Rだろ、すぐわかる
- 56 :
- >>54
袁煕は単文で普通に参加してる
長いのも短いのも個性
好きなように書けばいい
ケチを付けること自体おかしい
- 57 :
- 議論スレでやれ
- 58 :
- >>48-49
曹操様!
お忙しい所申し訳ありませんがまた詩を聞かせてくださいませ!
- 59 :
- では詩をきかせてやろう
どうしてだろう。あなたの事しか考えられない。
頭では分かってる。もうこれ以上踏み込んじゃいけない事。
この恋に先は無いこと。
けどね、「心」が勝手にあなたを選ぶよ。
何度も何度もあきらめた恋。あきらめた人。
でもあなたは何度も何度も私の心に戻ってくる。
ねえ・・・。ダイスキだよ。せかいでいちばん。
- 60 :
- なんでそう思ったか分かんない
断言しておくとRじゃないよ?
- 61 :
- Rという言葉に反応したところを見るとRに間違いないな
- 62 :
- おまえら小魔玉師匠を見習って議論スレの書き込みをしっかり移転させろよ
- 63 :
- バカか?俺に対するレスだろ?
- 64 :
- どうでもいい
- 65 :
- 突っ掛かっといて逃げんなよ新党でやるか?
- 66 :
- 何と戦ってんのこいつ?
- 67 :
- 完全にRだな^^^^^^^^^^^^^^^^^
- 68 :
- クマッタが潜伏してるんだろ
- 69 :
- そもそも議論スレがあるのに住み分けをせずここでスレチな発言をした>>54が悪い
それを煽る奴もな
- 70 :
- だからRになにを言ったって無駄
- 71 :
- 660 名前:クマッタ ◆.pDAHD/fcA :2011/12/11(日) 11:51:59.23
>>654
Dはフランスしんどいでしょうねー
スウェーデンは何だかんだでイブラヒモヴィッチが好調を維持してるので、
勝ち上がろうとするとイングランドを叩ければベストですが、そんな事ができるのやら…
なんつか、ジダン後の選手がいい選手なんだけど小粒
ナスリもリベリーも結局パッとしないし、ベンゼマはいつになったら「最高のベンゼマ」になるのやらw
>ダルビッシュ
しゃーないです(涙)
そもそもウチで抱えらえるレベルじゃないですから…
多分彼の給料だけでウチのスタメンが全部雇える勢いになってくるので
そこまでして残す事がどーなのよ?って言われるとちょっとね…って感じです
メジャーに疲れたらスレッジと一緒で俺達は待ってるから…って気持ちですかねぇ
色々彼には迷惑かけっぱなしなチームだったので、真の意味で彼への依存から脱却すべきかと
- 72 :
- >>65
涙を拭けよ屑R
新党に逃げようとしてるのはオメーだろ
- 73 :
- 663 名前:無名武将@お腹せっぷく :2011/12/11(日) 12:30:21.80
蛆虫の巣窟の造物主学徒蛆虫^^^^^^^^^^^^^^^
664 名前:無名武将@お腹せっぷく :2011/12/11(日) 18:25:34.12
学徒閣下がいなければこの板はどうなってたか
考えたことあるのか!
665 名前:無名武将@お腹せっぷく :2011/12/11(日) 18:27:37.24
頭に蛆虫が湧ききった奴らの掃き溜め^^^
666 名前:無名武将@お腹せっぷく :2011/12/11(日) 18:32:02.34
おじちゃんたち、蛆虫なの?おしごとないの?
667 名前:無名武将@お腹せっぷく :2011/12/11(日) 18:34:06.48
蛆虫おじさんだよ^^
668 名前:無名武将@お腹せっぷく :2011/12/11(日) 18:43:53.98
病孫策蛆虫逃げずに出てこいよ^^^
669 名前:無名武将@お腹せっぷく :2011/12/11(日) 18:44:55.83
なんでこの板には蛆虫しかいないんですか^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
- 74 :
- だから俺はRじゃないっていってるだろ
どこがそう見えるんだ?バカだから?
- 75 :
- てぃんぽビンビン♪てぃんぽビンビンドン♪
- 76 :
- クマッタ荒らすな
- 77 :
- >>76
荒らされて悔しい小魔玉蛆虫涙目ふぁびょってるwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
- 78 :
- どうして小魔玉に見えんだ?
どう考えても76は荒らし
- 79 :
- >>78
池沼乙!!
- 80 :
- 俺に言ってんの?
- 81 :
- >>80
おまえが主役になってこのスレを仕切れ
三戦のなりきりスレは伝統的におまえみたいな男が似合う
- 82 :
- 褒めるなよ、やらねえぞ
- 83 :
- >>82
なぁ、お前馬鹿じゃねぇか?
- 84 :
- なんつ〜か・・
韓国のニュースって時々、マジか!?ってのが舞い込んでくるよな。
本気で行進国なんだと、改めて認識する。
ってか、これ日本のメディアで報道してるんだろうな?
韓国旅行へ行く日本人も多いんだから、注意喚起しとかないと、危ない…
と言うか、半島が汚染されてるから、韓国旅行自体が危ない…と認識しとかないと。
- 85 :
- R
- 86 :
- >>58
【許昌・司空府の一室】
鍾繇「ゆえに兵糧の問題は解決されています」
(政務が続く中、ある人物が司空府を訪ねて来た)
??「曹操様!お忙しい所申し訳ありませんがまた詩を聞かせてくださいませ!」
鍾繇「これ、今は政務中ですぞ」
曹操「いやっ、そろそろ休憩に入ろうとしていたところ、気分転換の意味も含め
その者の為に詩を詠むとしようか」
蜉蝣之秩@衣裳楚楚 心之憂矣 於我歸處
蜉蝣之翼 采采衣服 心之憂矣 於我歸息
蜉蝣掘閲 麻衣如雪 心之憂矣 於我歸説
曹操「カゲロウの羽よ…カゲロウの翼よ…そして小さきカゲロウよ、遠くて近い
そなた達の世界を予は夢見るぞ」
鍾繇「………(よく分からぬが深い)」
曹操「で、お主の名は何と申すのだ?」
- 87 :
- >>86
何そのわらべ歌wwwwwwwwwwwwwwwwwwww
そんなの詩とか言えないしwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
もっと文才を磨いて出直してこいよ!孟徳!
- 88 :
- >>87
【許昌・司空府の一室】
(曹操が詩を詠み終わってから少し経ち、部屋の入り口より不適な笑みが聞こえた)
孔融「何そのわらべ歌wwwwwwwwwwwwwwwwwwww
そんなの詩とか言えないしwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
もっと文才を磨いて出直してこいよ!孟徳!」
鍾繇「何たる不敬!!衛兵達よ、即刻孔融殿を捕らえ獄に入れよ!!」
曹操「よい、捨て置け。で孔融よ、逆に問うが孔子二十数代で培った文才とやらを披露せい!!
当然崇高な詩を聞かせてくれるのであろうが、場合によっては鍾繇が申したように
厳罰に処すゆえ覚悟するようにな」
(オイラが返事を返せれる範囲のレスであれば出来る限り拾いますw
また>>53さんの申された事ですが、こういったスレは史実どおりに進まず
その時その時の状況を見極めて変化させ、結果として史実と大きく異なる
世界になると面白いので、あまり史実に拘らずにしていきたいと思います)
- 89 :
- >>58
【許昌・司空府の一室】
鍾繇「ゆえに兵糧の問題は解決されています」
(政務が続く中、ある人物が司空府を訪ねて来た)
??「曹操様!お忙しい所申し訳ありませんがまた詩を聞かせてくださいませ!」
鍾繇「これ、今は政務中ですぞ」
曹操「いやっ、そろそろ休憩に入ろうとしていたところ、気分転換の意味も含め
その者の為に詩を詠むとしようか」
蜉蝣之秩@衣裳楚楚 心之憂矣 於我歸處
蜉蝣之翼 采采衣服 心之憂矣 於我歸息
蜉蝣掘閲 麻衣如雪 心之憂矣 於我歸説
曹操「カゲロウの羽よ…カゲロウの翼よ…そして小さきカゲロウよ、遠くて近い
そなた達の世界を予は夢見るぞ」
鍾繇「………(よく分からぬが深い)」
曹操「で、お主の名は何と申すのだ?」
- 90 :
- 666 :沮授 ◆.pDAHD/fcA :2011/12/11(日) 12:48:37.49
でもさー
言い合いって実際なかったわけだし、間接描写でOKじゃね?
667 :無名武将@お腹せっぷく:2011/12/11(日) 22:45:00.27
疑問なんだけど、この板では提督の決断についてはアリなのか?
668 :無名武将@お腹せっぷく:2011/12/11(日) 22:48:46.78
無しだろ
669 :無名武将@お腹せっぷく:2011/12/11(日) 23:12:58.56
ジャイアニズムは何故ロシアが嫌いなのか?
- 91 :
- 移転
- 92 :
- 議論スレのレスをもっと移転させろよ
- 93 :
- |・ェ・)
- 94 :
- 関連スレ
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/warhis/1306847239/l50
- 95 :
- 12/9(金)倉田てつを
12/12(月)羽野晶紀
12/13(火)黒谷友香
12/14(水)なぎら健壱
12/15(木)竹田純
12/16(金)福田彩乃
12/19(月)山寺宏一
12/20(火)本仮屋ユイカ
12/21(水)明石家さんま
12/22(木)藤井リナ
12/23(金)三ツ矢雄二
12/26(月)未定
12/27(火)未定
12/28(水) 2011年ごきげんよう年間大賞(前編) ゲスト:未定
12/29(木) 2011年ごきげんよう年間大賞(後編) ゲスト:未定
1/5(木)未定
1/6(金)未定
- 96 :
- 終了AGE
- 97 :
- 埋めさんが埋めてくれていたんだね!!!ありがとう埋めさん!!!
- 98 :
- 茨城県から♪オ`ンが付いたムスメだょ☆彡地毛で声ゎ女の子っぽいょ☆彡
車で迎えに来れる人いる?ショートで楽しみたいね♪
ア●ルもOKだょ☆いっぱい気持ちよくなろうね☆彡
タイプゎ年上の優しい人ヵな♪経験も少ないしリードしてくれる人が好き♪
身長166cm体重80k以上 18歳のぽっちゃりムチムチな娘だょ☆彡ノンホルノンオペでRゎ無いヶどポチャだからムチムチして、いやらしいょ☆彡
お互い気持ちよくなって濃厚に感じたいネ♪
- 99 :
- 時は来た
これより全軍南下を開始する!
同時に陳琳の檄文を九州に発するのだ
沮授に顔良準備はよいか!?
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