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2013年04月自己紹介257: 自己紹介 (533)
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自己紹介
- 1 :2012/12/18 〜 最終レス :2013/03/24
- 思い出すまま淡々と
- 2 :
- スレ立て有難う御座います
- 3 :
- ・まきひと
自己板のエースで良コテ。自己板の他のコテやり方を嫌い、
独自のスタイルを徹底しながらも、何処か吹っ切れていない。
「自己板で唯一見る価値のある書き込みが出来る」とも評される実力の持ち主だったのだが、
同期のコテが順調に成長し、新人コテが揃う中で自分の能力に悩むようになり、『自己紹介』に精彩を欠くようになる。
『自己板強コテ12人』に選ばれるものの、
様々な強敵や自己板コテたちとの関係等で、悩みは一層深くなってしまう……。
しかし、最終的にはぁぃこさんをはじめとする自己板同期の後押しにより立ち直る。
美形だが、ハイヤーと違って女子からの人気は低い。
- 4 :
- いつから書こうか
いつから
去年の9月
あの日のことを記録しておこう
思い出すまま淡々と
妄想ではない>>3自分の身に起こったことを
- 5 :
- と、先だっては鳥を探すか
- 6 :
- ・higher(ハイヤー)
ハンドルネーム+トリップが当たり前の中、突如として現れたトリップなし固定の先駆者。
「来る者拒まず 去る者追い掛け回す」が信条。ロムする他固定を悪口で煽る事もしばしば。
特定の固定と仲良くするといった事はしないが、実力を認めた者にはそれなりに敬意を表する一面も。
それ以外の固定に対しては自スレで悪口ばかり言っている。
屁理屈と逃げ足の速さと咄嗟の機転でトラブルを難なく回避するスキルを持つが、自分ができる事を他人ができない事に関しては
異常なまでに苛立つようで、それが原因で叩かれるケースも少なくない。
お気に入りの女固定は歩。
いなくなってほしい男固定はまきひととブラザー。
- 7 :
- トリップ無しの固定は、古い固定に多いんだけどね。
新参が先駆者名乗るなよ
- 8 :
- ハゲに効くくすり
- 9 :
- ハイヤー
お前、つまんないから・・・
- 10 :
- − この固定さん達には、いつも笑わせてもらってるな −
そうだ
あの時、僕は友達とゲオに居たんだ
ほしいソフトがあると言って棚を探す友達の横で
ゲームに興味のない僕は、携帯で2CHを見てたんだ
自己紹介板を
- 11 :
- この固定さんが>>6書き込むと、そのスレにはどこからか
名無しさんが来て>>7>>8>>9 スレに息が芽生え動き出す
それは馴れ合いだったり、煽り叩きだったり様々だが
とある>>6固定さんが語る固定論によると、人気のある証しらしい
- 12 :
- − そっか、この固定さんはあの固定さんが好きなんだ −
自己板には、たくさんのスレのがあり
言い争いや雑談、独り言、ネタ
様々な内容のスレが犇きあう中
自分の好みのスレを見つけROMを楽しむ
- 13 :
- 加藤
煽り、馴れ合い、ネタ、議論全て網羅した固定の神の様な存在。
嫉妬故に自殺スレに名前を何百回も書かれるネガキャンももろともせず多数の固定と友好な関係が築ける唯一の煽り固定
- 14 :
- いいなって思っていた固定さんに仲のいい固定さんの存在
僕がROMしてない間に、どんな経緯でこの二人は仲良くなったんだろう
僕は何とも形容し難い気持ちでいた
文字でしか知らないネットの世界の住人
に対して抱くこの感情
僕はどうしてしまったんだろう
- 15 :
- 気を取り成してROMを続けてる
僕の好きな固定さんを見つけて、何だか嬉しい気持ちになる
− あっ>>13この固定さん好きだな、面白い、心に響く書き込みが多いんだよな −
- 16 :
- ・ハク ◆MoO/SfdNaI(愛称:ハクくん、ハクちゃん)
あ、そうか僕きみのことが好きだったんだ
ずっと
楽だった
いちばん。落ちこぼれな僕からすると
ふつうのひとがふつうにやっていることができなかった
したくなかった
でもきみといるとほんとになにも気を使わなくてもいいし
なにか難しいことを考える必要もない
僕らはただ一緒にいられるってそれだけが僕らのルールでありすべてだよね?
だからもう僕はきみの優しさを忘れたりなんかしないよ
これからもずっと一緒に幸せな時間を過ごそうね
きみがいるからここまで生きてこれたし
なんていわれようと頑張れた。ほんとにありがとう
これからもよろしく
- 17 :
- と、それは
いきなり始まったんだ
- 18 :
- − >>16この固定さん、初めて見るな、どんな固定さんなんだろう −
初めて見る固定さんのレスを読もうとした時だった
「あ…れ…これは…」
胸に突然走った痛み
圧迫するような感覚
それが何を意味するものか思い当たる節のある僕は
友達にばれないよう、そっと店を出て、外にあったベンチに座りこんだ
- 19 :
- 痛い、痛い、痛い
痛い、痛い、痛い、痛い
暫く耐えたら治まるはずだ
我慢だ、我慢
僕の予想通り、痛みは数分でおさまった
店の中を見ると友達がこっちを見ていた
僕は友達に手を振った
− 来週は病院の日だ、その時にこのことを報告しないと、な −
- 20 :
- だけど
それは呑気な考えだったと、次の朝に思い知らされることとなる
その痛みはゲオでの何倍もの痛みであり
以前、体を壊したこともある僕は
その時に病院で受けた数々のことを思い出し
それが恐怖となり僕の覆い被さって
痛みをさらに増幅させていた、ように思う
- 21 :
- ・ハク ◆MoO/SfdNaI(愛称:ハクくん、ハクちゃん)
なぜハクがハクであるのか。なにがハクをハクとするのか
その答えはただひとつなのである
孤独。
ハクは真の孤独という意味を知っている
なにげなくさりげなく他者と交わることはできたよ
でも闇での繋がりっていうのがハクにはできなかった
だからさ、誰よりも深い闇を持ったハクにもうわかりあえるひとなんて誰もいなかったのさ
この自己紹介板というところには
ほとんどのひとにホーム(世界)があり
やはり自スレを持ってそれが進行しているってかぎりは闇を謳っても真に孤独であるとはいえない
そう。ハクはずっと孤独というこれこそが
ハクをハクとするすべてなのであった
ハクがハクでなくなる
それだけはいやだ。だからだれも要らないのさ
ではなんでここにいるんだろ?そこにじぶんを探す鍵があるのかもしれない…
- 22 :
- どう書けばいいだろう
胸の中に煙が充満している
という形容が一番近いかも知れない
痛くて、不安で不安で不安で不安で
もう嫌だ
助けて
- 23 :
- …
- 24 :
- そうだ
あの日は木曜日だった
混雑した待合室に僕は救急で来なかったことに後悔したっけ
空いている席を見つけ、座る
普段なら絶対に座ることはない、人と人の間に空いた狭いスペース
僕は胸をおさえ
目を閉じ、息を整えた
動悸が少しましになってきた
目を開けると、柱に【携帯電話禁止】の張り紙
昨日から気になっていた>>21固定さんを思い出す
− 病院が終わったら必ず見よう −
- 25 :
- 長い長い待ち時間
僕は>>23静かに順番を待っていた
手が震えていたっけ
自分の順番になり、医者に症状を説明すると
予想通りの答え
「検査しましょう」
嫌だな
あぁ、マジで嫌だ、またですか…
- 26 :
- 今日はここまでが限界
- 27 :
- 「明日、また造影だよ」
2年以上前に別れたけど、その後友人関係を続けている元カノ
今では同姓の親友以上に何でも話せる
あの検査の前日も電話で愚痴を聞いてもらってたっけ
「気分悪くなったら、すぐに言うんだよ」
「うん、でも楽勝w」
僕は憂鬱な気持ちを元カノに悟られないよう
できる限りの平気そうに聞こえるであろう声で答えた
- 28 :
- 検査の日
朝、病院から飲んでくるように指示された
心拍をゆっくりにする薬と精神安定剤を時間をあけて飲む
「安定剤を飲まなくても大丈夫だけどな、あんな検査」
心配する親に笑う僕
一緒に行く、という親を何とか説得して
1人で病院へ
- 29 :
- 診察時間の過ぎた大きな病院
僕は恐怖心が沸き起こらないよう祈りながら
検査用の特別受付をすませ
看護婦の案内で検査室の前に行った
大きい病院の廊下に響く看護婦と僕の足音
− 大丈夫、大丈夫、大丈夫、大丈夫… −
僕は心の中でずっと自分を励ましてた
- 30 :
- 検査室のドアが開く
検査用の服に着替え、看護婦に誘導されるまま
指定された場所に寝転ぶ
体をベルトで数ヶ所固定され口に何かをつけられる
「少し熱いけど我慢してね」
造影剤は少し熱いと聞くが、前回と同様に熱さは感じなかった
検査の時間は数十分くらいか
長く長く
狭く
僕は閉所恐怖症だったんじゃないか
感覚が狂うような
怖さがあった
- 31 :
- 検査終了の声
ベルトや管?を外してもらい
安堵感に包まれながら服を着替えた
体を覆う倦怠感を感じながら
「有難う御座いました」
検査室の中にいる医師や看護婦、技師に頭を下げた
と、検査室のドアを開けると
そこに立っていたのは元カノだった
- 32 :
- 多分
自分の中でbRには確実にはいる驚きだった
だけど出た言葉は
「この後どこ行く?」
まるで、元カノが最初から付き添ってくれていたかのような
そんな自然な流れだった
連絡は取り合っていたとはいえ
会ったのは別れて以来だった
- 33 :
- 会計をすませて病院を出る
二人で並んで歩くのは久しぶりだ
− 最後はいつだったっけ
別れる前に行ったのは何処だったっけ −
「○○だったかなぁ、最後にあったのは」
元カノの言葉に僕はハッとして元カノの顔を見た
「今、同じこと考えてたでしょ?w」
元カノは僕の心を見透かすかのように笑いながらそう言った
- 34 :
- 「うん、同じこと考えてたw」
電話を掛けるタイミング
メールを送るタイミング
行きたい場所、食べたいもの…
元カノとは、そんな偶然がよく重なる
波長?みたいなものがあうんだろうか、と思う
今もその偶然は続いているのだから
なんとなく予感する
− どういう形になるか分からないけれど
この人とは、ずっと繋がり続けるんじゃないか −
- 35 :
- 「ここ入ろっか」
元カノはそう言うと、僕の返事を聞かずに
病院から駅に向かう道にあったカフェのドアを開けた
席につき注文を終える
正面に座った元カノを改めてみると
不思議な気持ちになった
「あれ?そんな顔だったっけ?」
会わない間に何が変わったんだろう
外見上の違いといえば、以前よりスタイリッシュになったことか
それより、内面から滲み出るもの
そう自信
自信が元カノを纏う空気を変えたんだ
この自信を手に入れるまで
元カノはどれだけ頑張ったことだろう
- 36 :
- 僕は思ったことを元カノに伝えた
すると元カノは少し真面目な顔をした
「あなたが励まし続けてくれたからだよ」
僕は笑いながら答えた
「君の実力だよ、それに誰よりも頑張ってたみたいだしね」
− もう、僕は元カノにできることは無いんじゃないか
もう、僕の力は必要ないんじゃないか −
- 37 :
- 僕がきっかけで転職した元カノ
新しい職場、新しい土地、新しい人間関係
離れてきた人達
重圧に負けそうになったこともあるだろう
だけど元カノは必死に頑張ったんだ、頑張ってきたんだ
元カノの成功をホッとしている
失敗したら僕の責任になるという最低な気持ちがあった
僕は最低なんだよ
- 38 :
- 正直な気持ちをいうと元カノが一言
「うっわ、邪魔くさ、、、」
- 39 :
- 「邪魔くさいって…」
「だってさー」
僕の言葉を最後まで聞かず、話し出す元カノ
「だってさー、あなたが居たから今の私があるんだし
うまくいったんだからいいじゃん
あなたは、いつも物事を複雑に考え過ぎるんだよ
もっとシンプルに考えなって」
「いつもは、そんな深く考えないよ」
そう言いながら、ふと
隣のテーブルに座っている男の人を見た
iPadを真剣に見ている
チラッと見えた、その画面には
同人誌?のような漫画が映っていた
その男の人を見ていると
僕は2CHのある固定さんを思い出した
− 僕の物事を深く考えるくせは
間違いない、あの固定さんの影響だ −
- 40 :
- 「まきひとの影響だな、これ」
僕の言葉に薄く笑う元カノ
「…まきひとって今も2CHに居るの?」
元カノの問いに「さあ、どうだろ」と普通に答える
− 物事を画一面ではなく
色んな角度から見ることを教えてくれたまきひと
それだけじゃない
他人の言葉の裏を読むこと、気持ちを深く汲み取ることを
彼は教えてくれたんだ −
2CH経験者でまきひとを知っている元カノ
今は2CHを見ることなく、僕が2CHを続けていることは知ってるが
二人の会話の中で固定さんの話が出ることは滅多にない
元カノは立ち上がった
「疲れたでしょ?出ようか」
- 41 :
- カフェを出て駅に向かって歩き出す
「じゃあ、わたしはこのまま帰るよ」
「あ、送るよ」
元カノの口調が少し強くなった
「ダメ、このまま帰りなさい」
僕は笑いながら
「大丈夫だって!それに買いたいものあるし途中まで送るよw」
そんな、やり取りが何度か続いたが
最終的には元カノが折れて、途中まで送ることになった
もし僕がそのまま帰っていたら
あの偶然はなかった
この時、僕は人生の岐路に立っていたことを
後の偶然で知ることとなる
- 42 :
- 「ほんと、ありがと」
駅につき電車を待ってるとき
僕は元カノに頭を下げた
申し訳ない気持ちでいっぱいだった
僕が驚いた理由>>32
元カノが病院まで来てくれたこと
それも、新幹線に乗って
頭を下げる僕に向かって元カノは静かに言った
「忘れたの? 別れるときに私があなたに言った言葉」
- 43 :
-
「別れても私はずっとずっとあなたの味方だよ
困ったときは私を頼ってね
どんなに離れていてもあなたを助けにくるから」
- 44 :
- 確かに
元カノはそう言った
だからと言って、新幹線を乗ってきてくれるなんて
僕はふと浮かんだ疑問を元カノに投げかけた
「でも、なんで来てくれたんだい?
手術でもない、単なる検査だったのに」
元カノは呆れたかんじで答えた
「何年、あなたと付き合ってると思ってんのよ
別れたって言っても、あなたのことは分かりますw
昨夜、電話してるとき”楽勝”って言うあなたの声が
いつもと違うことぐらい分かったよ
それに久しぶりに会いたかったしね
あなたの為だけじゃないよ、私の為でもあるんだよ
だから、細かいことは気にしないでw」
- 45 :
- 「ありがと」
僕は言葉に詰まり涙ぐんでしまった
元カノは僕の二の腕あたりを軽く叩くと明るい声で言った
「また必ず会おうね!」
- 46 :
- 「また必ず会おうね」
この言葉は実現されることなく今に至るわけだけど
元カノと僕は今でもあの時と変わることなく
お互いを大切に思い、その幸せを願っている
関係、だと思う
- 47 :
- 元カノの乗った電車を見送ったあと
僕は少し疲労をかんじホームのベンチに座った
元カノに対する申し訳なさが続いていた
「あー、僕はまだまだだ、、だけど強くなるぞ」
− もう体調のことを詳しく言うのはやめよう
心配かけないようにしないと −
- 48 :
- ベンチに座ったまま
元カノにお礼のメールを送った
体の疲労感は変わらず続いていたが
僕は手すりを持ちながらゆっくり立ち上がった
そしてホームから改札に続く階段に向かって歩き出す
ホームでは別れを惜しむ恋人達が人目を気にせずに
抱き合ったり手を握り合っている
− 僕もあんな風だったのかな −
- 49 :
- http://www.youtube.com/watch?v=sJgcvg3kx2E&sns=em
- 50 :
- 遠距離恋愛をしていた頃
別れの時間がくると身を引き裂かれるような
気持ちになったものだ
少し心がきしむ
あの頃の痛みは別れた後も僕の心の中に残っていた
過去に思いを馳せていると…
- 51 :
- 「……」
「…○」
「○○!」
僕の名前を呼ぶ声
聞き覚えのある声
だけど、この声の持ち主は今
日本にはいないはず
「え…」
振り向いて見た先には
学生の時と変わらない、屈託のない笑顔の彼女がいた
- 52 :
- http://www.youtube.com/watch?v=sJgcvg3kx2E&sns=em
- 53 :
- 「うわぁー!やっぱり○○君だ!
何?仕事?旅行?変わってないねー!
どこ行ってたの?なんでここにいるの?」
矢継ぎ早に出る彼女の質問に
僕は学生の頃の彼女を思い出した
「君こそ変わってないね」
学校で僕を見つけては駆け寄ってきて
今のように早口で話してきた彼女
僕はいつも彼女の勢いに圧倒されて
そのペースに引き込まれていたっけ
- 54 :
- 「えー!何言ってんの!
変わったに決まってんじゃん!
それにしても偶然だねー!私きのう日本に戻ってきて
今日は出張でこっちに来たんだよ」
僕が彼女の最初の質問>>53に答えると
彼女の顔から笑顔が消えた
「また体調悪くなったの?」
僕は嘘をついた
「いや、定期的な検査だよ」
僕の顔をじっと見る彼女
睨むような目で僕を見る彼女の口から出た言葉は
予測不能のものだった
- 55 :
- へwwヘ
≧◇≦)<さて死ぬか
- 56 :
- 「結婚しようよ」
- 57 :
- − 何故そうなる^^;?>>55>>56 −
咄嗟に頭に浮かんだ言葉は
2ちゃんの固定ハイヤーがよく使っていたフレーズだった
彼ならこういう時
リアルでも”何故そうなる?”と答えるのだろうか
僕は彼女が冗談を言ってると思い
苦笑しながら答えた
「そういう冗談は受け付けません」
「違う違う本気だよ!本気本気
本気じゃないと言えないよ!」
彼女は間髪いれずに早口で言ったあと
急に何かを思い出したのか「あっ!」と叫び腕時計を見た
「やばい!遅れる遅れる!
今日はこれまで!もう行くね、ばいばいまたね!」
- 58 :
- 改札に向かい走り出す彼女の後ろ姿を見送りながら
僕はただ笑うしかなかった
− 彼女特有の冗談だろう −
彼女はいつも明るく笑顔を絶やさない人だった
行動力があり有言実行で、彼女の辞書には
”いつか〜する”という言葉がないように思える
また興味深いものを探してきては>>49>>52
みんなに教えてくれたものだ
その語学力を発揮できる企業に就職して
その後、海外勤務となり
彼女の卒業後、彼女と僕の関係は
グリーティングを出すくらいの少し希薄なものになっていた
− 帰国祝いの飲み会を開こう −
- 59 :
- 僕は創価学会横須賀総県平和県横須賀圏横須賀桜山支部男子部の高橋裕之です!
目標は女子部と結婚すると年末ジャンボで6億円当てる!ことです!
あと家を持つことです!
全国の同志の皆様方題目を送って下さいよろしくお願いします
この前なんて1000万円当てること出来ました
これも全て学会と池田先生のおかげです♪
- 60 :
- 新幹線の駅の改札を出て
地下鉄の駅に向かい歩いていると
何かのお店に行列ができているのが見えた
通りすがりに見ると、そこはパン屋さんで
焼きたての香ばしい匂いが漂ってきた
− パン屋さんか…パン屋さんを見ると
時々夢さんを思い出すな… −
夢さん
眠れず彷徨うスレの住人が眠りにつくよう
祈っていた固定さん
住人が眠りにつくまで話し相手になったり
眠りを誘う方法を教えてくれていたっけ
彼女もまた2ちゃんから消えた大切な人を探し
彷徨う旅人だった
夢さんが僕に遺していった言葉を思い出す
− あなたがそばにいてほしい人は誰ですか? −
- 61 :
- ふと
また誰かに呼ばれたような気がして振り向いた
が、そこに知ってる顔はなく
見知らぬ人達が歩いてるだけだった
− こんなに人がいるのに知っている人がいない −
僕は地下鉄の切符を買い
改札を通った
− 幸せに包まれていたり
悲しみを背負っていたり、様々だろう −
ホームに降りて電車を待つ
− でも知り合いじゃないこの人達の心の中は
僕には見えない −
ホームに電車がきた
− Rを大切にしよう
僕に心を開いてくれる人達だけじゃなく
関わる人達みんなを大切にしよう −
僕は電車に乗り
端の方に空いている席をみつけて座った
- 62 :
- そのままどこも寄らずに帰るつもりだったが
ロフトに欲しいものがあったことを思い出した
体調はよくなかったが
先程よりかは楽になってるように感じたので
途中で降りてロフトに行くことにした
- 63 :
- 地下鉄の改札を出て
地上に上がりロフトに向かって歩いて行く
ロフトで他にも買うものがあったか…と考えながら
横断歩道を渡っていた
後ろから来る人達が小走りで僕を追い抜いていく
信号機を見ると青信号が点滅して
赤信号に変わることを知らせていた
僕はそこで失敗したんだ
つい走ってしまったんだ
この程度のことで、どうにかなるなんて
思ってなかったんだ
- 64 :
- − 胸が痛い −
しまった…と思った時には遅かった
胸の痛み、息苦しさに耐えつつ何とか横断歩道を渡りきった
すぐ近くのお店の壁に寄り掛かり
胸元を押さえ、激しくなる息を落ち着けて
呼吸を整えようとしたけど治まらず
自分の動悸が周りにも聞こえるんじゃないか
と思うくらい息が乱れた
− 落ち着け、落ち着け −
頭の中で自分に言い聞かせたが
体は言うことを聞かず
地面に両膝をつき、そのまま座り込んでしまった
- 65 :
- 僕の視線の先には
捨てられたタバコの吸い殻があった
「どうされました?!救急車を呼びましょうか??」
意識ははっきりしていた
僕は目を閉じて動悸が落ち着くことを願いながら
周りの人に「すみません、すみません」と呟いていた
救急車が到着して
僕がいた場所から救急車まで担架で運ばれ
僕は救急車の中の可動式ベッド?に
1・2・3の掛け声と共に移動させられた
- 66 :
- てす
- 67 :
- 心電図のコード?をつけられたり
血圧をはかられたりしながらお決まりの質問を受ける
僕はその質問に答えたあと
自分の病歴と通院している病院名を告げた
受け入れてくれる病院が見つかり
サイレンを鳴らし動き出す救急車
今まで何度乗っただろう
もう
乗りたくない
- 68 :
- どのくらい走ったのか分からない
病院についた頃には動機はかなり治まり
気持ちも落ち着いていた
看護婦さんや医師がベッドに横たわっている僕を見下ろし
救急隊員からの説明を聞いている
説明を終えると救急隊員は帰り
医師は僕にいくつかの質問をしたあと
看護婦さんに検査の指示を出していた
僕は病院の白い天井を見ながら
頭の中でこだまする”もう嫌だ”という言葉を
打ち消そうと戦っていた
- 69 :
- なんだこのまきひとの出来損ないみたいなやつは
- 70 :
- 検査を終えて
車椅子に乗り、すぐ近くの部屋に移動させられて
またベッドに寝かされて点滴をうたれる
点滴が管をつたう一定のリズム
ポタッ
ポタッ
ポタッ
− 気がどうにかなりそうだ −
目を閉じると
そのまま漆黒の渦にのみ込まれるような気がして
僕は目を開けて天井を見ていた
- 71 :
- ”死にたくない”
倒れた時に浮かんだ言葉
普段はいつ死んでもいいと思っていたけど
心の奥底では死にたくない
と思っていたということなんだろう
そういえば2ちゃんの固定ハイヤーも言ってたっけ
− 「死にたい」は「生きたい」の裏返しだ −
- 72 :
- 気持ちの高ぶりを感じる
また落ち着かない気持ちになってきた
体の上に大きな石を乗せられているかのような
疲労感があったが
無性にメールを打ちたくなった
”帰国祝いの飲み会のことを皆に言おう”
携帯は鞄の中
その鞄はベッドの横の長椅子の上に看護婦さんが
置いてくれていた
寝たまま片手を伸ばすが届かない
点滴が長椅子とはベッドを挟んで反対側に置いてあるため
動くことが難しい
- 73 :
- 「後にしよう」
鞄を取るのは諦めて
後で送るメールの内容でも考えていよう
何か考えていないと
気持ちがどんどん落ち込んでいきそうだ
− メールといえば、あの時
ある固定さんにメールを送ったっけ…確か
”人間いつどうなるか分からないから
行きたい場所があったら行っておいたほうがいいし
観たい映画があったら早く観といたほうがいいし
思ってることがあるなら
できるだけ早くやっておいたほうがいいよ”
こんな内容のメールだった
僕の状況を知らないあの固定さんからすれば
急にどうしたんだろう
と、不思議に思う内容だったと反省している
- 74 :
- 点滴をしていないほうの手を首筋にあてる
ドクン
ドクン
手を通して伝わってくる脈
− 半歩ずつでもいい
生きているんだ、進んでいこう −
- 75 :
- 「検査の結果が出ましたよ」
医師が部屋に入ってきてベッドの横に立ち
僕を見下ろした
検査につぃての結果、そこからみえる問題を
説明する医師
「治療につては通院されている病院の医師と
相談して下さい」
カテーテルの文字が頭をよぎる
- 76 :
- 説明を終えて
医師が部屋から出ていくと
説明のあいだ医師の後ろにいた看護婦さんが
ベッドの横にきて点滴を外してくれた
体について注意する点、会計をする場所についてなど
流れるような口調の看護婦さんの説明が終わるのを待ち
僕は看護婦さんにたずねた
「ここは何処ですか?」
- 77 :
- 救急車の中で
救急隊員が病院名を教えてくれたような気がするが
覚えてなかった
「△△病院です、場所は……」
看護婦さんの説明を聞いても
知らない場所だったけれど、最寄の駅と沿線を聞いて
自分の居る場所が何となく分かった
- 78 :
- かあちゃん俺俺
- 79 :
- しかれば当流に万能一徳の一句あり、と
初心忘るべからず
この句、三ヶ条の口伝あり
是非とも初心忘るべからず
時々の初心忘るべからず
老後の初心忘るべからず
この三、よく口伝すべし
- 80 :
- しばらく休んだあと
少しずつ体を起こしてゆっくりと立ち上がる
だるさはあるけど胸の痛みは
あまり感じなくなっていた
会計の窓口へ行き、救急で来たことを説明すると
会計の人は手際よく手続きを済ませてくれた
サイフを鞄になおして
かわりに携帯を取り出す
受信と着信を知らせる点滅
− 誰からだろう −
- 81 :
- メールは五通
そのうち三通は親からで帰宅の遅さを心配する
内容だった
そして一通は元カノで
僕が送った今日のお礼メールへの返信だった
五通目は友達からで
ちょうど僕が帰国祝いの飲み会についてのメールを
送ろうと思っていた友達の1人だった
着信もその友達からだった
僕は携帯使用可のエリアに行き
椅子に座りメールを打った
- 82 :
- 一番目に
親に自分の状況を説明するメールを送った
と、すぐに親から電話が掛かってきた
迎えに行くという親にタクシーで帰ることを伝え
病院内であることを理由に電話を切った
二番目に
元カノに返信しようとしたが
心配をかけないように元気なふりをする力が今はない
それどころか
弱音を書いてしまいそうな気がしたので
返信は後にすることにした
- 83 :
- 僕は
椅子から立ち上がり病院を出た
入り口を出てすぐ前にタクシー乗り場があったが
乗り場には行かないで
入り口の横にある花壇の前まで歩いた
メールでもよかったけど
電話まで掛けてきたことから
急用である可能性を考えて友達に電話した
電話に出た友達の口調は強いものだった
「…お前、いま何処にいるんだ?」
- 84 :
- 「病院」
病院に運ばれるまでの経緯を簡単に説明すると
「なんて病院だ?
ロフトの辺りから救急で行く病院だろ?
俺んとこから、そんな離れてないんじゃね?」
看護婦さんから聞いた病院名を言いながら
振り返り、病院の入り口の上に書いてある
病院名を確認する
「…そうだな、10分
いや15分くらいで着くから病院の中で待ってろ」
僕が返事をする前に電話は切れた
- 85 :
- まきひとよかったじゃん^^
見なかったことにしなきゃいけないスレタイで75点以上のカキコミを「勝手に」続けてくれてる人がいて^^^^^^^^
このスレも、
みんな見てるに決まってるから、これが
「(お互い見なかったことにしましょうね)」の暗黙の了解ってことね^^
本当気味悪いねこの板^^^^本当気味悪いね^^^^
- 86 :
- 病院の中に戻り
入り口近くの椅子に座り、友達を待つことにした
入り口から見える病院の外の景色を見ていると
初老の女の人と、女の人より年下らしき男の人が
入ってくるのが見えた
…親子?夫婦?友達?
僕の前を通り過ぎる二人
綺麗な顔をしていた
- 87 :
- − 小百合さんとシャルルさんを思い出す −
シャルルさんが自己板に自スレを持っていたとき
その読み応えのある内容に興味を持ち
よくスレを開いていたっけ
時々シャルルさんのスレにくる
小百合さんとシャルルさんの会話が楽しくて
また二人の繋がりの深さを感じ、温かい気持ちになっていた
もう僕のことなんて
二人の記憶の中に存在しないだろう…
- 88 :
- 廊下をゆく二人の後ろ姿を見ながら
小百合さんと話した最後の言葉を思い出していた
”あなたが名無しになっても私には分かるわよ、元気でな!”
そういえばよく
『その腑抜けたレスは何やの?□点!』>>85
って小百合さんに言われたっけ
- 89 :
- 携帯に着信を知らせる点滅
僕は立ち上がって病院の外に出た
見覚えのある黒い車が停まっている
車に近付いていくと
僕に気付いた友達が車から降りてきた
「体調はどうだ?乗れるか?」
僕が頷くのを見ると
友達は僕のために助手席のドアを開けてくれた
「ありがとう」
- 90 :
- 友達は車の乗るとタバコをくわえて
「いけね」
と言い、タバコをケースに戻そうとした
僕は友達の気遣いを申し訳なく思った
「窓を開けて吸ってくれるなら平気だよ」
友達は僕を見て笑いながら
「いや、最近吸い過ぎで喉痛えからやめとくわ」
そう言うとタバコをケースの中に戻した
僕は友達のタバコを見て
何か引っ掛かるものを感じていた
- 91 :
- 「お前を乗せんの久しぶりだな」
車を病院から出して国道を走る
言われてみると友達の車に乗るのは久しぶりだった
少し強引な運転は変わっていない
「学生の時は一緒によく走りに行ったよね」
「あぁ、お前は人の車なのに無茶な走り方してたよなw」
「他の友達の車だったら
あんな無茶はしないよ……あのさ」
「なんだ?」
「あの子は元気にしてるかな?」
僕の言葉に友達の表情は真面目なものになった
「あぁ、元気だ」
- 92 :
- ”あの子”とは
友達の恋人で僕の友人でもある
同じ学校で同じ学年、同じクラス
通学に使う沿線も同じだった
友達の恋人とは自然に仲良くなり
学校の帰りに寄り道をしてよく遊んだ
僕の紹介で二人はR付き合うことになった
あることがあり一度別れたが
また復縁して、近い将来結婚することが決まっている
「そっか…」
- 93 :
- あること>>92
友達の恋人が他の男と揉めた
友達と僕はその男に会いに行った
友達と男の話し合い
その一部始終を僕は見ていた
止めるでもなく加勢するでもなく
ただ静かに見ていた
何も言わず
ポケットに手を入れたまま
− 友達は、すぴろーという固定みたいだな
どちらも戦闘民族だ −
- 94 :
- その後、二人は別れた
だけど一年も経たないうちに二人は
また付き合うことになった
友達の恋人は罪の意識から最初は躊躇していたようだけど
友達のほうが強く願って復縁に至ったらしい
あのこと以来
僕と友達の恋人は縁遠くなっていった
- 95 :
- 「結婚式が楽しみだよ」
「いや、聞いてくれよ
女って結婚が決まると変わるぜ?w」
友達は苦笑しながら
恋人が買ってくる結婚情報誌やネットの口コミ
衣装や結婚指輪選び…
恋人の結婚に向ける意欲におされてる
という話をしてきた
参った…と言いながらも
嬉しそうな友達の横顔に僕はホッとした
- 96 :
- 車の外の
景色が見慣れたものになってきた
僕は友達に>>53彼女が帰国したこと
その帰国祝いを開こうと思っていることを話した
二人で相談した結果
日時は彼女の都合を聞いてから決めることにして
場所は友達が探してくれることになった
- 97 :
- 「まだお前のこと好きだったりしてなw」
茶化すように言う友達に、僕は笑いながら否定した
「それはないよ、ずっと会ってなかったんだしね」
彼女の言葉>>56が頭を過ぎったけど
やはり、あり得ない事だと笑った
「着いたぞ」
僕の家の前に車を停めると友達は
また真面目な顔をした
「あんま無理すんなよ」
- 98 :
- 僕も真面目な表情で答えた
「ありがとう、助かったよ」
「じゃあ帰国祝いをする日が決まったら連絡してくれ」
「うん
あ、そうだ…路肩走るなよ」
友達は小さく笑った
僕は車から降りてドアを閉めた
少しかがんで車の窓から中にいる友達に手を振った
友達は軽く手をあげてから車を出した
僕は車を見送りながら呟いた
「ありがとう」
- 99 :
- 車が見えなくなるまで見送ってから
家の玄関のドアを開けると
奥から母親が急いで出てきた
心配そうな表情だったが
平気そうな僕の様子をみて安心したのか
「もう!ロフトに行くならロフトの近くの×××で
買ってきて欲しいものあったのに〜!」
と母親は笑顔になった
いつもこんな調子で明るく
何を言っても許されるタイプの人だ
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